JP2016117391A - トウモロコシ収穫機 - Google Patents

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Teruo Minami
照男 南
田中 祐二
Yuji Tanaka
祐二 田中
孝広 内
Takahiro Uchi
孝広 内
芳史 丹後
Yoshifumi Tango
芳史 丹後
真和 日野
Masakazu Hino
真和 日野
千春 上北
Chiharu Kamikita
千春 上北
剛 熊取
Takeshi Kumatori
剛 熊取
耕作 野口
Kosaku Noguchi
耕作 野口
彩 田部
Aya Tabe
彩 田部
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Abstract

【課題】走行機体のレイアウトの計画を行い易く、かつ、走行機体に対する掃除を行い易いトウモロコシ収穫機を提供する。【解決手段】走行機体の機体左右中心Cを跨ぐ状態で設けられたエンジン45と、走行機体における機体左右方向一方側の側面部のうち、機体前後方向においてエンジン45に対応する箇所を覆う第1カバー26と、走行機体における機体左右方向他方側の側面部のうち、機体前後方向においてエンジン45に対応する箇所を覆う第2カバー27と、が備えられている。【選択図】図6

Description

本発明は、トウモロコシ収穫機に関する。
例えば、下記の特許文献1に、従来のトウモロコシ収穫機が記載されている。特許文献1に記載のトウモロコシ収穫機には、走行機体(特許文献1では「走行車体」)の機体右側寄りにエンジンが備えられている。
特開2014−68565号公報
しかし、従来の技術では、かなりの重量物であるエンジンが、機体右側寄りに備えられているので、機体バランスを整えるために、重量物である燃料タンクが機体左側に備えられている。しかし、燃料タンクは、燃料の量によって重量が変動するため、他の装置等も含めて機体バランスの計画を行わねばならず、機体レイアウトにかなりの制約があった。また、エンジンと機体左右方向反対側にあっては、燃料タンクをカバーとして機能するものとしているが、燃料タンクの形状によっては、泥等の除去に手間がかかっていた。
上記実情に鑑み、走行機体のレイアウトの計画を行い易く、かつ、走行機体に対する掃除を行い易いトウモロコシ収穫機の提供が望まれていた。
本発明に係るトウモロコシ収穫機の特徴構成は、
走行機体の機体左右中心を跨ぐ状態で設けられたエンジンと、
前記走行機体における機体左右方向一方側の側面部のうち、機体前後方向において前記エンジンに対応する箇所を覆う第1カバーと、
前記走行機体における機体左右方向他方側の側面部のうち、機体前後方向において前記エンジンに対応する箇所を覆う第2カバーと、が備えられている点にある。
本発明によると、エンジンが走行機体の機体左右中心を跨ぐ状態で設けられているので、走行機体の機体バランスが良好なものとなる。よって、他の機器の配置をバランス良く行うことが可能となり、走行機体のレイアウトの計画を行い易く、かつ、走行機体に対する掃除を行い易いものとなる。
さらに、第1カバーにより、走行機体における機体左右方向一方側の側面部のうち、機体前後方向においてエンジンに対応する箇所が覆われると共に、第2カバーにより、走行機体における機体左右方向他方側の側面部のうち、機体前後方向においてエンジンに対応する箇所が覆われるものとなる。これにより、例えば、走行機体の走行中等において、圃場に植立するトウモロコシ植物体が、機体左右方向外側からエンジン側へ倒れ込んできたとしても、倒れ込んできたトウモロコシ植物体が第1カバーや第2カバーにより受け止められ、トウモロコシ植物体がエンジンにまで倒れ込むことを抑止できる。また、第1カバーや第2カバーにより、圃場から降りかかる塵埃等がエンジンに接触することを抑止できる。
本発明において、前記エンジンは、前記機体左右中心に対して機体左右方向一方側に偏倚した状態で設けられ、
前記エンジンの出力軸は、前記エンジンにおける機体左右方向他方側から突出されていると好適である。
本構成によれば、エンジンの出力軸を、機体左右中心寄りに配置できる。これにより、エンジンの出力軸に対して連係される動力伝達部を、機体の左右に振り分け配置し易い。しかも、動力伝達経路を短く、かつ、シンプルなものに構成しやすくなる。
本発明において、前記エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、前記ラジエータに対して機体左右方向内側に配置され、前記ラジエータを冷却する冷却ファンと、が備えられ、
前記ラジエータ及び前記冷却ファンは、前記エンジンに対して機体左右方向一方側に設けられ、
前記第1カバーは、前記ラジエータ及び前記冷却ファンを機体左右方向外側から覆っていると好適である。
本構成によれば、エンジンに対して機体左右方向一方側に設けられるラジエータ及び冷却ファンの機体左右方向外側が、第1カバーにより覆われている。このため、圃場に植立するトウモロコシ植物体が、機体左右方向外側からラジエータ側へ倒れ込んできたとしても、倒れ込んできたトウモロコシ植物体が第1カバーにより受け止められ、トウモロコシ植物体がラジエータにまで倒れ込むことを抑止できる。また、第1カバーにより、圃場から降りかかる塵埃等がラジエータや冷却ファンに接触することを抑止できる。
本発明において、前記機体左右中心に対して機体左右方向一方側に位置し、機体前後方向に沿って延びる第1主フレームと、前記機体左右中心に対して機体左右方向他方側に位置し、機体前後方向に沿って延びる第2主フレームと、が備えられ、
前記エンジンの出力軸は、前記エンジンにおける機体左右方向他方側から突出され、
前記出力軸に取り付けられた動力出力部は、前記第2主フレームよりも機体左右方向内側に位置する状態で設けられていると好適である。
本構成によれば、動力出力部が、第2主フレームよりも機体左右方向内側に位置する状態で設けられているので、各種の動力伝達部に連係される動力出力部の周辺を、第2主フレームによって保護できる。
本発明において、前記第2カバーは、前記第2主フレームよりも機体左右方向外側に位置する状態で、前記動力出力部を機体左右方向他方側から覆っていると好適である。
本構成によれば、第2主フレームよりも機体左右方向外側に位置する第2カバーによって、動力出力部を保護できる。
本発明において、前記走行機体の前部に設けられ、前記走行機体の走行に伴って収穫処理する収穫部と、収穫されたトウモロコシ房状体を機体後方側へ搬送するフィーダと、前記エンジンから出力された動力を前記フィーダへ伝達する搬送伝達機構と、が備えられ、
前記フィーダのフィーダ入力部は、前記フィーダにおける機体左右方向他方側に設けられ、
前記搬送伝達機構は、機体左右方向において前記エンジンと前記第2主フレームとの間に位置する状態で、前記動力出力部と前記フィーダ入力部とを連係していると好適である。
本構成によれば、搬送伝達機構をエンジンと第2主フレームとの間を通すことにより、フィーダ入力部と搬送伝達機構とを機体左右方向にコンパクトに配置しつつ、第2主フレームによって搬送伝達機構を保護できる。
本発明において、前記走行機体の前部に設けられ、前記走行機体の走行に伴って収穫処理する収穫部と、前記エンジンから出力された動力を前記収穫部へ伝達する収穫伝達機構と、が備えられ、
前記収穫部の収穫入力部は、前記収穫部における機体左右方向他方側に設けられ、
前記収穫伝達機構は、機体左右方向において前記エンジンと前記第2主フレームとの間に位置する状態で、前記動力出力部と前記収穫入力部とを連係していると好適である。
本構成によれば、収穫入力部をエンジンと第2主フレームとの間を通すことにより、収穫入力部と収穫伝達機構とを機体左右方向にコンパクトに配置しつつ、第2主フレームによって収穫伝達機構を保護できる。
本発明において、収穫処理後に圃場に残る残稈を細断処理する残稈処理装置と、機体左右方向において前記第2主フレームを跨ぐ状態で設けられ、前記エンジンから出力された動力が伝達されるカウンター軸と、前記カウンター軸から出力された動力を前記残稈処理装置へ伝達する残稈伝達機構と、が備えられ、
前記残稈処理装置の残稈入力部は、前記残稈処理装置における機体左右方向他方側に設けられ、
前記残稈伝達機構は、機体左右方向において前記第2主フレームよりも機体左右方向外側に位置する状態で、前記カウンター軸と前記残稈入力部とを連係していると好適である。
本構成によれば、残稈処理装置は、一般的に大きなトルクを要するため、エンジンの動力を大きく減速する減速機構等が必要となる。エンジンの動力を第2主フレームよりも機体左右方向外側に位置しているので、そのような減速機構等のレイアウトが行い易い。また、大きなトルクを残稈処理装置へ伝達する構成を採用しやすい。
本発明において、前記機体左右中心に対して機体左右一方側に位置し、機体前後方向に沿って延びる第1主フレームと、前記機体左右中心に対して機体左右方向他方側に位置し、機体前後方向に沿って延びる第2主フレームと、が備えられ、
前記エンジンからの動力を変速するトランスミッションと、前記エンジンから出力された動力を前記トランスミッションへ伝達するミッション伝達機構と、が備えられ、
前記トランスミッション及び前記ミッション伝達機構は、前記第1主フレームと前記第2主フレームとの間に位置する状態で設けられていると好適である。
本構成によれば、トランスミッション及びミッション伝達機構が、第1主フレームと第2主フレームとの間に位置する状態で設けられているので、トランスミッションとミッション伝達機構とを機体左右方向にコンパクトに配置しつつ、第1主フレームと第2主フレームとによって保護できる。
本発明において、前記機体左右中心に対して機体左右一方側に位置し、機体前後方向に沿って延びる第1主フレームと、前記機体左右中心に対して機体左右方向他方側に位置し、機体前後方向に沿って延びる第2主フレームと、前記エンジンに供給される燃料を貯留する燃料タンクが備えられ、
前記燃料タンクは、平面視において前記第1主フレームと前記第2主フレームとの間に位置すると共に、側面視において前記第1主フレームまたは前記第2主フレームと重複する状態で設けられていると好適である。
本構成によれば、燃料タンクが、平面視において第1主フレームと第2主フレームとの間に位置するように配置されるので、燃料タンクを機体左右方向にコンパクトに配置できる利点がある。さらに、燃料タンクが、側面視において第1主フレームまたは第2主フレームと重複する状態で設けられているので、第1主フレームまたは第2主フレームにより燃料タンクが保護されると共に、燃料タンクの高さ位置を低く抑え、燃料タンクの上方に他の機器を配置可能なスペースを確保できる。
本発明において、収穫されたトウモロコシ房状体の皮剥き処理を行う皮剥き装置が備えられ、
前記皮剥き装置は、前記燃料タンクの上方に設けられていると好適である。
本構成によれば、燃料タンクの上方に位置するスペースを有効活用して、皮剥き装置を配置することができる。
本発明において、皮剥き処理後のトウモロコシ房状体を回収する回収タンクが備えられ、
前記回収タンクは、前記皮剥き装置の後方に設けられていると好適である。
本構成によれば、皮剥き装置の後方に回収タンクが設けられているので、皮剥き処理後のトウモロコシ房状体を回収タンクに円滑に回収できる。
本発明において、左右一対の前輪及び左右一対の後輪と、前記左右一対の前輪及び前記左右一対の後輪が支持された機体フレームと、前記皮剥き装置を支持する皮剥きフレームと、が備えられ、
前記皮剥きフレームは、前記後輪を支持する後車軸の上方において前記機体フレームに支持されていると好適である。
本構成によれば、比較的重量物となる皮剥き装置による荷重を後車軸に直接的に伝えやすく、後車輪とは離れた位置に皮剥きフレームを支持した場合と比較して、機体フレームの負荷を減らすことができる。
本発明において、前記走行機体の前部側に、運転部が備えられると共に、前記走行機体の後部側に、トウモロコシ房状体を回収する回収タンクが備えられ、
前記機体左右方向一方側の側面部のうち前記運転部と前記第1カバーとの間に対応する箇所を覆う第3カバーと、前記機体左右方向一方側の側面部のうち前記第1カバーと前記回収タンクとの間に対応する箇所を覆う第4カバーと、が備えられていると好適である。
本構成によれば、第3カバー、第4カバーの機体左右方向内側に位置する機器を、泥、塵埃等から保護でき、しかも、圃場に植立するトウモロコシ植物体が、第3カバー、第4カバーの機体左右方向内側に位置する機器に倒れ込むことを防止できる。
本発明において、前記エンジンに供給される外気を清浄化処理するプレクリーナと、前記プレクリーナよりも下方に設けられると共に、前記プレクリーナからで処理された外気をさらに清浄化処理するエアクリーナと、が備えられ、
前記第3カバーは、前記エアクリーナを機体左右方向外側から覆うように設けられ、
前記プレクリーナは、前記第3カバーよりも上方に位置していると好適である。
本構成によれば、第3カバーによって、エアクリーナを保護できる。さらに、プレクリーナが、第3カバーよりも上方に位置しているので、第3カバーがプレクリーナの吸気を阻害することがなく、プレクリーナによる吸気を好適に行うことができる。
本発明において、前記エンジンからの排出ガスを機外へ排出する排気管が備えられ、
前記排気管は、前記第4カバーよりも上方まで延出され、かつ、前記排気管の排気口は、機体左右方向外側に向けて露出していると好適である。
本構成によれば、排気口からの排出ガスの排気を、第4カバーにより阻害されることなく円滑に行うことができる。さらに、第4カバーよりも上方の高い位置において、排気口から排出ガスが排気されるので、走行機体の周囲への熱の影響を減らすことができる。
本発明において、収穫されたトウモロコシ房状体の皮剥き処理を行う皮剥き装置と、前記皮剥き装置の下方に設けられ、前記皮剥き装置によって発生した処理物から種子粒を揺動選別して回収する選別回収部と、前記選別回収部の下方に設けられ、前記エンジンに供給される燃料を貯留する燃料タンクと、が備えられ、
前記第2カバーに、前記機体左右方向他方側の側面部のうち前記エンジンに対応する箇所を覆う前部カバーと、前記前部カバーの後方に設けられた後部カバーと、が設けられ、
前記後部カバーは、前記選別回収部及び前記燃料タンクを、機体左右方向外側から覆っていると好適である。
種子粒を揺動選別して回収する選別回収部は、種子粒を機外に取り出すために、比較的頻繁なアクセスが行われる。これに対して、エンジンに対するアクセス頻度は、それ程多くない。本構成によれば、第2カバーを、機体左右方向他方側の側面部のうちエンジンに対応する箇所を覆う前部カバーと、選別回収部及び燃料タンクを機体左右方向外側から覆う後部カバーとに、分割している。これにより、種子粒を外部へ取り出すためにアクセスする機会の多い選別回収部にアクセスする際は、前部カバーを移動させ、メンテナンス時等以外にアクセスされないことが望ましいエンジンにアクセスする際は、後部カバーを移動させるといったように、選別回収部とエンジンとに、別々にアクセスできるものとなる。
トウモロコシ収穫機の全体右側面図である。 トウモロコシ収穫機の全体左側面図である。 トウモロコシ収穫機の全体平面図である。 トウモロコシ収穫機の全体背面図である。 トウモロコシ収穫機の動力伝達図である。 原動部の周辺を示す正面図である。 原動部の周辺を示す左側面図である。 第2カバーのうちの後部カバーの周辺を示す背面図である。 選別回収部の周辺を示す背面図である。 第3カバーの周辺を示す正面図である。 第4カバーの周辺を示す背面図である。 原動部の周辺を示す右側面図である。 プレクリーナの周辺を示す右側面視における断面図である。 プレクリーナの周辺を示す平面視における断面図である。 原動部の周辺を示す平面図である。 原動部の周辺を示す背面図である。 マイコンユニットの周辺を示す右側面図である。 マイコンユニットの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の一例である実施形態を、図面に基づいて説明する。
尚、トウモロコシ収穫機において、機体前方とは収穫作業時における走行機体の前進方向側であり、機体後方とは走行機体の後進方向側である。また、本実施形態では、機体右が「機体左右方向一方」に相当し、機体左が「機体左右方向他方」に相当する。図3に、本実施形態における前後左右を表す十字矢印が参考として示されている。図3の十字矢印は、Fが前、Bが後、Lが左、Rが右を表わしている。
図1〜図4、図17等に示されるように、トウモロコシ収穫機には、左右一対の前輪10及び左右一対の後輪11と、前輪10及び後輪11が支持された機体フレーム12と、原動部13と、運転部14と、収穫部15と、フィーダ16と、排出装置17と、皮剥き装置18と、皮剥きフレーム19と、選別回収部20と、回収タンク21と、残稈処理装置22と、燃料タンク23と、トランスミッション24と、動力伝達構造25と、第1カバー26と、第2カバー27と、第3カバー28と、第4カバー29と、マイコンユニット30と、が備えられている。
〔機体フレーム〕
機体フレーム12は、枠状に組まれて構成されている。機体フレーム12には、第1主フレーム31、第2主フレーム32、第1支柱33、第2支柱34、第3支柱35、第4支柱36、第5支柱37、第6支柱38、原動部フレーム39、デッキフレーム40、キャビン支持フレーム41、支持支柱42等が備えられている。トウモロコシ収穫機の走行機体において、左の車輪(左の前輪10及び左の後輪11)と、右の車輪(右の前輪10及び右の後輪11)との間の中心が、機体左右中心Cとなっている。言い換えれば、トウモロコシ収穫機の走行機体において、車輪のトレッド幅L(図6参照)の中心が、機体左右中心Cとなっている。
図3、図4、図6に示されるように、第1主フレーム31は、機体左右中心Cに対して機体左右方向一方側に位置し、機体前後方向に沿って延びるものとなっている。第2主フレーム32は、機体左右中心Cに対して機体左右方向他方側に位置し、機体前後方向に沿って延びるものとなっている。第1主フレーム31と第2主フレーム32とは、同じ高さに配置されている。
図1〜図3、図12等に示されるように、原動部13には、エンジン45と、プレクリーナ46と、エアクリーナ47と、排気管48と、ラジエータ49と、冷却ファン50と、が備えられている。
第1支柱33、第2支柱34、第3支柱35、第4支柱36、第5支柱37、第6支柱38は、夫々、上下方向に沿って配置されている。
第1支柱33の下端部、第2支柱34の下端部、第3支柱35の下端部は、夫々、第1主フレーム31に固定されている。第1支柱33は、第2支柱34及び第3支柱35よりも機体前方に位置している。第2支柱34は、第3支柱よりも機体前方に位置している。第1支柱33、第2支柱34、第3支柱35は、機体左右中心Cよりも機体左右一方側に位置している。
第4支柱36の下端部、第5支柱37の下端部、第6支柱38の下端部は、夫々、第2主フレーム32に固定されている。第4支柱36は、第5支柱37及び第6支柱38よりも機体前方に位置している。第5支柱37は、第6支柱38よりも機体前方に位置している。第4支柱36、第5支柱37、第6支柱38は、機体左右中心Cよりも機体左右他方側に位置している。
第1支柱33、第2支柱34、第3支柱35、第4支柱36、第5支柱37、第6支柱38により、皮剥きフレーム19が下方から支持されている。
原動部フレーム39は、第1主フレーム31に下方から支持されている。原動部フレーム39は、枠状に構成されている。
デッキフレーム40は、第1主フレーム31、及び、第2主フレーム32の上方において支持されている。デッキフレーム40には、作業者の足場とすることが可能な板状の作業デッキ40aが支持されている。デッキフレーム40には、作業デッキ40aに沿って手摺り40bが支持されている。このような作業デッキ40aや手摺り40bが備えられているので、皮剥き装置18等のメンテナンスを行い易くなっている。
〔エンジン〕
図3、図6に示されるように、エンジン45は、走行機体の機体左右中心Cを跨ぐ状態で設けられている。エンジン45は、機体左右中心Cに対して機体左右方向一方側に偏倚した状態で設けられている。エンジン45は、原動部フレーム39に搭載支持されている。
〔ラジエータ、冷却ファン〕
図3、図6等に示されるように、ラジエータ49は、エンジン45の冷却水を冷却するように構成されている。冷却ファン50は、ラジエータ49に対して機体左右方向内側に配置されている。冷却ファン50は、ラジエータ49を冷却するように構成されている。ラジエータ49及び冷却ファン50は、エンジン45に対して機体左右方向一方側に設けられている。冷却ファン50は、油圧モータ50aにより正逆回転を切り換え可能に構成されている。ラジエータ49及び冷却ファン50は、原動部フレーム39に支持されている。
〔運転部〕
図1〜図4、図17に示されるように、運転部14は、走行機体の前部側に備えられている。運転部14には、搭乗空間を覆うキャビン51が備えられている。キャビン51は、キャビン支持フレーム41に支持されている。図1〜図3に示されるように、キャビン51の後壁には、機体後方へ突出するように、搭乗空間内の空調を行う空調ユニット52が備えられている。
〔収穫部〕
図1〜図3、図5に示されるように、収穫部15は、走行機体の前部に設けられている。収穫部15は、走行機体の走行に伴って収穫処理するように構成されている。
〔フィーダ〕
図1〜図3等に示されるように、フィーダ16は、収穫部15において収穫されたトウモロコシ房状体を機体後方側へ斜め後ろ上がりに搬送するように構成されている。フィーダ16は、運転部14の下方を通り、機体後方へ向かうにつれて上方に位置するように配置されている。トウモロコシ房状体は、フィーダ16の後端部側に位置するシュート16aに案内されて、皮剥き装置18に落下される。
〔排出装置〕
図1〜図3等に示される排出装置17は、比較的大型の茎の一部や葉の一部をブロワファンにより発生される風により、機体左右方向外側へ排出するように構成されている。排出装置17は、皮剥き装置の上方に配置されている。
〔皮剥き装置〕
図1〜図3等に示される皮剥き装置18は、収穫されたトウモロコシ房状体の皮剥き処理を行うように構成されている。皮剥き装置18は、燃料タンク23の上方に設けられている。
〔皮剥きフレーム〕
図1〜図3等に示される皮剥きフレーム19は、皮剥き装置18を支持する。皮剥きフレーム19は、後輪11を支持する後車軸55の上方において機体フレーム12に支持されている。
〔選別回収部〕
図1、図2、図4、図5、図7、図9、図17に示される選別回収部20は、皮剥き装置18の下方に設けられている。選別回収部20は、皮剥き装置18によって発生した処理物から種子粒を揺動選別して回収するように構成されている。選別回収部20には、揺動選別装置20aと、回収箱20bと、が備えられている。揺動選別装置20aは、皮剥き装置18から落下されてくる処理物から種子粒を選別して、回収箱20bへ落下させる。また、揺動選別装置20aは、皮剥き装置18から落下されてくる処理物に混入する夾雑物を、排出ガイド20c側へ案内する。排出ガイド20cは、夾雑物を、残稈処理装置22の機体前方側へ排出する。
〔回収タンク〕
図1〜図4に示される回収タンク21は、皮剥き処理後のトウモロコシ房状体を回収するように構成されている。回収タンク21は、走行機体の後部側に備えられている。回収タンク21は、皮剥き装置18の後方に設けられている。
〔残稈処理装置〕
図1、図2、図5等に示される残稈処理装置22は、収穫処理後に圃場に残る残稈を細断処理するように構成されている。残稈処理装置22は、機体フレーム12の下方に位置し、機体前後方向における前輪10と後輪11との間に備えられている。
〔燃料タンク〕
図1〜図4に示される燃料タンク23は、エンジン45に供給される燃料を貯留する。燃料タンク23は、選別回収部20の下方に設けられている。燃料タンク23は、平面視において第1主フレーム31と第2主フレーム32との間に位置すると共に、側面視において第1主フレーム31または第2主フレーム32と重複する状態で設けられている。
〔トランスミッション〕
図1、図2、図5等に示されるトランスミッション24は、エンジン45からの動力を変速するように構成されている。トランスミッション24に伝達された動力により左右一対の前輪10が回転駆動される。
〔動力伝達構造〕
トウモロコシ収穫機の動力伝達構造25について説明する。
図5、図6等に示されるように、エンジン45の出力軸56は、エンジン45における機体左右方向他方側から突出されている。エンジン45の出力軸56には、5つのプーリが連なる5連プーリにより構成される動力出力部57が取り付けられている。動力出力部57は、第2主フレーム32よりも機体左右方向内側に位置する状態で設けられている。
図5に示されるように、動力出力部57における5つのプーリのうち2つのプーリには、走行用カウンター軸58の2つのプーリと、に亘って上手側伝動ベルトが巻き掛けられている。走行用カウンター軸58は、ベルト伝動機構等により構成されるミッション伝達機構59により、トランスミッション24へ連繋されている。
ミッション伝達機構59は、エンジン45から出力された動力をトランスミッション24へ伝達するように構成されている。トランスミッション24及びミッション伝達機構59は、第1主フレーム31と第2主フレーム32との間に位置する状態で設けられている。
〔作業用カウンター軸(「カウンター軸」に相当)〕
動力出力部57における5つのプーリのうち3つのプーリには、作業用カウンター軸60に取り付けられる3つのプーリと、に亘って中継伝動ベルト61が巻き掛けられている。
作業用カウンター軸60は、機体左右方向において第2主フレーム32を跨ぐ状態で設けられている。作業用カウンター軸60は、エンジン45から出力された動力が伝達されるように構成されている。
作業用カウンター軸60には、中継伝動ベルト61が巻き掛けられている3つのプーリの他に、3つの伝達プーリが備えられている。3つの伝達プーリのうち2つの伝達プーリには、収穫用伝動ベルト62に連係されている。収穫用伝動ベルト62には、ベルト伝動機構からなる収穫伝達機構63が連係されている。
収穫伝達機構63は、エンジン45から出力された動力を、駆動軸等を備える収穫入力部64を介して、収穫部15へ伝達するように構成されている。つまり、収穫部15には、収穫入力部64から動力が伝達されるように構成されている。収穫部15の収穫入力部64は、収穫部15における機体左右方向他方側に設けられている。収穫伝達機構63は、機体左右方向においてエンジン45と第2主フレーム32との間に位置する状態で、動力出力部57と収穫入力部64とを連係している。
作業用カウンター軸60には、作業中継伝動機構65が連係されている。作業中継伝動機構65には、排出装置17のブロワファンを駆動するファン回転支軸66が取り付けられている。
作業中継伝動機構65には、ベルト伝動機構等からなる搬送伝達機構67が連係されている。搬送伝達機構67は、エンジン45から出力された動力をフィーダ16へ伝達するように構成されている。フィーダ16には、駆動軸等を備えるフィーダ入力部68から動力が伝達されるように構成されている。フィーダ16のフィーダ入力部68は、フィーダ16における機体左右方向他方側に設けられている。搬送伝達機構67は、機体左右方向においてエンジン45と第2主フレーム32との間に位置する状態で、動力出力部57とフィーダ入力部68とを連係している。
作業中継伝動機構65には、皮剥き装置18に動力を入力する皮剥き入力部69と、選別回収部20に動力を入力する選別入力部70と、に連係されている。
作業用カウンター軸60の先端には、残稈伝達機構71が連係されている。残稈伝達機構71は、作業用カウンター軸60から出力された動力を残稈処理装置22へ伝達するように構成されている。残稈処理装置22には、残稈入力部72から動力が伝達されるように構成されている。残稈処理装置22の残稈入力部72は、残稈処理装置22における機体左右方向他方側に設けられている。残稈伝達機構71は、機体左右方向において第2主フレーム32よりも機体左右方向外側に位置する状態で、作業用カウンター軸60と残稈入力部72とを連係している。
このような基本構成を有するトウモロコシ収穫機では、走行しながら、収穫部15により圃場に植立するトウモロコシ植物体から皮付きのトウモロコシ房状体を収穫して、皮剥き装置18により皮付きのトウモロコシ房状体の皮を剥き、皮剥き処理後のトウモロコシ房状体を回収タンク21に回収できる。また、トウモロコシ収穫機は、皮剥き装置18による皮剥き時に脱粒した種子粒を回収箱20bに回収できるようになっている。そして、トウモロコシ収穫機は、収穫作業と並行して、皮付きのトウモロコシ房状体が分離された後のトウモロコシ植物体の残稈を、残稈処理装置22により破砕処理できるようになっている。
〔第1カバー〕
図1、図3等に示されるように、走行機体における機体左右方向一方側の箇所には、防塵ケース79が配置されている。防塵ケース79には、枠状に構成されたケース本体80と、防塵カバーである第1カバー26と、が備えられている。ケース本体80は、原動部フレーム39に支持されている。第1カバー26は、側面視において、機体フレーム12と重複する箇所まで下方に延出されている。
図1、図3、図6に示されるように、第1カバー26は、走行機体における機体左右方向一方側の側面部のうち、機体前後方向においてエンジン45に対応する箇所を覆うように構成されている。第1カバー26は、ラジエータ49及び冷却ファン50を機体左右方向外側から覆っている。
図1等に示されるように、第1カバー26は、ケース本体80の前部側に位置する上下方向に沿った縦軸心Z周りに、ケース本体80に対して揺動可能に支持されている。第1カバー26は、走行機体の外部と防塵ケース79内の空間との間における通気を許容しかつ塵埃の通過を阻止するように構成されている。第1カバー26には、例えば、小径の通気孔が多数形成された除塵通気部81が備えられている。
第1カバー26とケース本体80との間には、縦軸心Zとは反対側のケース本体80の後部側に、周知のロック構造であるロック機構82が備えられている。ロック機構82により、第1カバー26は、ケース本体80に対して固定される状態と、ケース本体80に対して揺動自在な状態と、に切り換えることができる。
〔第2カバー〕
図2〜図4、図6、図7〜図9に示されるように、第2カバー27は、走行機体における機体左右方向他方側の側面部のうち、機体前後方向においてエンジン45に対応する箇所を覆うように構成されている。図6に示されるように、第2カバー27は、第2主フレーム32よりも機体左右方向外側に位置する状態で、動力出力部57を機体左右方向他方側から覆っている。第2カバー27は、側面視において、機体フレーム12と重複する箇所まで下方に延出されている。
図2〜図4、図11、図16に示されるように、第2カバー27には、前部カバー83と、後部カバー84と、が設けられている。前部カバー83と後部カバー84とは、分離して設けられている。前部カバー83は、後部カバー84の前方に備えられている。
〔前部カバー〕
図2、図3、図6〜図8に示されるように、前部カバー83は、機体左右方向他方側の側面部のうちエンジン45に対応する箇所を覆うように構成されている。また、図3、図6等に示されるように、前部カバー83は、第2主フレーム32よりも機体左右方向外側に位置する状態で、動力出力部57を機体左右方向他方側から覆っている。前部カバー83は、側面視において、機体フレーム12と重複する箇所まで下方に延出されている。
図2、図6、図8に示されるように、前部カバー83は、走行機体における機体左右方向他方側の箇所において前部カバー83の上部側に位置する機体前後方向に沿った第1前後軸心Y1周りに、機体フレーム12に対して揺動可能に支持されている。
前部カバー83は、工具により操作される周知の六角ボルト等から構成される締結具86によって、機体フレーム12に対して締結固定されている。また、前部カバー83と機体フレーム12との間には、シリンダ構造を有する第1ダンパ87が備えられている。
工具を用いて締結具86を緩め、機体フレーム12に対する前部カバー83の締結固定を解除すると、第1前後軸心Y1周りに、前部カバー83を揺動させることが可能になる。これにより、前部カバー83により隠れていた箇所を露出させることができる。この際、第1ダンパ87により、前部カバー83が開状態に保持される。
このように、エンジン45及び動力出力部57を機体左右方向他方側から覆う前部カバー83を、締結解除に工具が必要な締結具86により、機体フレーム12に締結しているので、前部カバー83が不測に開放され難いものにできる。
〔後部カバー〕
図2〜図4に示されるように、後部カバー84は、第2主フレーム32よりも機体左右方向外側に位置する状態で、選別回収部20、及び、燃料タンク23を、機体左右方向外側から覆っている。後部カバー84は、側面視において、機体フレーム12と重複する箇所まで下方に延出されている。
図2、図4、図7、図9に示されるように、後部カバー84は、走行機体における機体左右方向他方側の箇所において後部カバー84の上部側に位置する機体前後方向に沿った第2前後軸心Y2周りに、機体フレーム12に対して揺動可能に支持されている。後部カバー84の下部と機体フレーム12との間には、周知の弾性係合構造である第1弾性係合機構88が備えられている。また、後部カバー84は、周知のノブボルト等から構成される第1ノブ付き締結具89によって、機体フレーム12に対して締結固定されている。後部カバー84の下部は、第6支柱38から機体左右方向外側に向けて延びる取付フレーム38aに先端に設けられる棒状の係止部38bに係合されるようになっている。また、後部カバー84と機体フレーム12との間には、シリンダ構造を有する第2ダンパ90が備えられている。
第1ノブ付き締結具89を緩め、機体フレーム12に対する後部カバー84の締結固定を解除し、第1弾性係合機構88を解除しながら、第2前後軸心Y2周りに、後部カバー84を揺動させる。これにより、後部カバー84により隠れていた箇所を露出させることができる。この際、第2ダンパ90により、後部カバー84が開状態に保持される。
図9に示されるように、後部カバー84を開状態とすることにより、回収箱20bを、機体左右方向外側へスライド機構を介して引き出すことが可能となっている。これにより、回収箱20bに回収された種子粒を取り出すことができる。
〔第3カバー〕
図1、図3、図10、図12に示されるように、第3カバー28は、機体左右方向一方側の側面部のうち運転部14と第1カバー26との間に対応する箇所を覆うように構成されている。第3カバー28は、エアクリーナ47を機体左右方向外側から覆うように設けられている。第3カバー28は、側面視において、機体フレーム12と重複する箇所まで下方に延出されている。第3カバー28は、クリーナ支持フレーム43から機体左右方向外側に向けて延びる上下の取付ブラケット43aを介して、第1主フレーム31に支持されている。上側の取付ブラケット43aには、棒状の係止部43bが固定され、下側の取付ブラケット43aには、棒状の係止部43cが固定されている。第3カバー28は、係止部43b、係止部43cに対して、係脱自在となっている。
図10に示されるように、第3カバー28の上部と、機体フレーム12側との間には、係止部91が備えられている。また、第3カバー28の下部には、周知の弾性係合構造である第2弾性係合機構92が備えられている。第2弾性係合機構92を解除しながら、第3カバー28を上方に持ち上げることにより、係止部91における第3カバー28と機体フレーム12側との係合が解除され、第3カバー28を機体フレーム12から取り外すことができる。つまり、第3カバー28は、機体フレーム12に対して、着脱自在に支持されている。第3カバー28を、完全に取り外すことにより、エアクリーナ47やプレクリーナ46に対するメンテナンスを容易に行うことができる。
〔第4カバー〕
図1、図3、図4、図11、図12、図16、図17に示されるように、第4カバー29は、機体左右方向一方側の側面部のうち第1カバー26と回収タンク21との間に対応する箇所を覆うように構成されている。排気管48は、第4カバー29よりも上方まで延出され、かつ、排気管48の排気口93は、機体左右方向外側に向けて露出している。第4カバー29には、上部カバー94と、下部カバー95とが備えられている。
上部カバー94は、下部カバー95の上方に位置している。上部カバー94は、機体フレーム12側に対して固定されている。上部カバー94は、第2支柱34から機体左右方向外側に向けて延びるように取り付けられている。上部カバー94は、皮剥き装置18の機体左右方向一方側を覆っている。取付ステー35aに支持されている。下部カバー95は、走行機体における機体左右方向一方側の箇所において下部カバー95の上部側に位置する機体前後方向に沿った第3前後軸心Y3周りに、機体フレーム12に対して揺動可能に支持されている。下部カバー95は、側面視において、機体フレーム12と重複する箇所まで下方に延出されている。下部カバー95の前部側には、切り欠き部95aが形成されている。切り欠き部95aから機体左右方向内側へ向けて手を差し入れることが可能なので、ロック機構82に対する操作が行い易くなっている。
図4、図11に示されるように、下部カバー95の下部と機体フレーム12側との間には、周知の弾性係合構造である第3弾性係合機構96が備えられている。また、下部カバー95は、周知のノブボルト等から構成される第2ノブ付き締結具97によって、機体フレーム12に対して締結固定されている。取付ステー35aの下方において、第2支柱34から機体左右方向外側に向けて延びるように他の取付ステー35bが取り付けられている。取付ステー35bの機体左右方向外側の先端には、棒状の係止部35cが備えられている。係止部35cに、下部カバー95の下端部を固定可能となっている。また、下部カバー95と機体フレーム12側との間には、シリンダ構造を有する第3ダンパ98が備えられている。
第2ノブ付き締結具97を緩め、機体フレーム12に対する下部カバー95の締結固定を解除し、第3弾性係合機構96を解除しながら、第3前後軸心Y3周りに、下部カバー95を揺動させる。これにより、下部カバー95により隠れていた箇所を露出させることができる。この際、第3ダンパ98により、下部カバー95が開状態に保持される。
図1等に示されるように、第1カバー26の上端部は、第3カバー28の上部カバー94の上端部、第3カバー28の上端部よりも高い位置に位置している。
走行機体の機体左右方向一方側の側面部では、第1カバー26、第3カバー28、第4カバー29とは、面一状となるように配置されている。また、走行機体の機体左右方向他方側の側面部では、第2カバー27における前部カバー83と後部カバー84とは、面一状になるように配置されている。
このように、トウモロコシ収穫機の走行機体における機体左右方向の側面部が、第1カバー26と、第2カバー27と、第3カバー28と、第4カバー29と、によって覆われている。これにより、走行機体の機体左右方向外側からトウモロコシ植物体が倒れ込んできたり、塵埃が振りかかってきたりした場合であっても、エンジン45、動力伝達構造25、選別回収部20、燃料タンク23、プレクリーナ46、エアクリーナ47、ラジエータ49等が、そのようなトウモロコシ植物体や塵埃等から好適に保護されるものとなる。
〔排気管〕
図1、図3、図12、図15、図16に示される排気管48は、エンジン45からの排出ガスを機外へ排出するように構成されている。排気管48は、マフラ99を介して、エンジン45の排気口93に接続されている。排気管48には、第1排気導管101、第2排気導管102、第3排気導管103が備えられている。第1排気導管101の排気上流側端部は、マフラ99の出口に接続されている。第1排気導管101の排気下流側端部は、第2排気導管102の排気上流側端部に接続されている。第2排気導管102の排気下流側端部は、第3排気導管103の排気上流側端部に接続されている。第3排気導管103の排気下流側端部には、排気管48の排気口93が形成されている。
図12、図15、図16等に示されるように、第1排気導管101は、マフラ99から機体後方側へ延出されてから機体右側へ向けて屈曲され、屈曲部分から機体後方側へ向かうにつれて機体右側に位置するように延出されている。第2排気導管102は、第1排気導管101との接続部分から機体後方側へ向かうにつれて機体右側に位置するように延出されてから機体右側へ向けて屈曲され、屈曲部分から機体右側へ延出されてから、さらに機体後方側、かつ、上方側へ向けて屈曲され、屈曲部分から機体右側に向かうにつれて機体後方側に位置し、かつ、上方側に位置するように延出されている。第3排気導管103は、第2排気導管102との接続部分から機体右側へ向かうにつれて上方に位置するように延出されてから機体左側へ向けて屈曲され、屈曲部分から上方へ延出されてから、さらに機体右側へ向けて屈曲され、屈曲部分から機体右側に向かうにつれて上方に位置するように延出され、その延出端部に排気口93が形成されている。尚、排気管48における各屈曲部分は、鈍角な曲げ角度とされている。
第2排気導管102は、第1管ブラケット102aを介して、原動部フレーム39に連結固定されている。第3排気導管103は、第2管ブラケット103aを介して、原動部フレーム39に連結固定されている。
第2排気導管102の排気上流側端部の開口面積は、第1排気導管101の排気下流側端部の開口面積よりも大きく設定されている。これにより、第1排気導管101と第2排気導管102との接続部分には、第1エジェクタ部104が形成されている。第1エジェクタ部104では、第1排気導管101から排出される排出ガスの流れにより生じる負圧を利用して、第2排気導管102と第1排気導管101との間から外気を引き込んで第2排気導管102を流れる排出ガスに混合し、排出ガスの温度を低下させる。
第3排気導管103の排気上流側端部の開口面積は、第2排気導管102の排気下流側端部の開口面積よりも大きく設定されている。これにより、第2排気導管102と第3排気導管103との接続部分には、第2エジェクタ部105が形成されている。第2エジェクタ部105では、第2排気導管102から排出される排出ガスの流れにより生じる負圧を利用して、第3排気導管103と第2排気導管102との間から外気を引き込んで第3排気導管103を流れる排出ガスに混合し、排出ガスの温度を低下させる。
〔プレクリーナ、エアクリーナ〕
図1〜図3、図12〜図14に示されるように、プレクリーナ46は、エンジン45に供給される外気を清浄化処理するように構成されている。プレクリーナ46は、第3カバー28よりも上方に位置している。エアクリーナ47は、プレクリーナ46よりも下方に設けられている。エアクリーナ47は、第1主フレーム31から立設されるクリーナ支持フレーム43に支持されている。エアクリーナ47は、プレクリーナ46からで処理された外気をさらに清浄化処理するように構成されている。
〔プレクリーナの吸気カバー〕
図12〜図14に示されるように、プレクリーナ46には、吸気除塵部106と、吸気除塵部106の近傍を覆う吸気カバー108と、が備えられている。吸気除塵部106は、プレ吸気管107に接続され、プレ吸気管107は、エアクリーナ47へ接続されている。吸気除塵部106は、下方から外気を吸引して、外気に含まれる比較的大きな塵埃を除去して、比較的大きな塵埃が除去された清浄化された空気を、プレ吸気管107を通じて、エアクリーナ47へ供給するように構成されている。
プレ吸気管107には、上取付ステー109と、下取付ステー110と、が備えられている。上取付ステー109は、キャビン51の後壁に備えられる上被取付ステー111にボルト等で連結されている。下取付ステー110は、キャビン51の後壁に備えられる下被取付ステー112にボルト等により連結されている。これにより、プレ吸気管107が、キャビン51の後壁に固定されている。
プレクリーナ46の吸気除塵部106の近傍に、吸気カバー108が備えられている。吸気カバー108は、外部から吸気除塵部106に向けて吸引される空気に含まれる茎葉屑の異物を吸気除塵部106側へ通過させないように構成されている。
図14に示されるように、吸気カバー108は、断面円形の筒状の形状に形成されている。図13、図14に示されるように、吸気カバー108の周側部には、吸気部として、異物が通過しない大きさに形成された吸気孔113が多数形成されている。吸気カバー108の下端部と、プレ吸気管107の側面との間は、環状の弾性体からなる下シール材114により、密閉されている。吸気カバー108の上端部と、吸気除塵部106の下端部との間は、環状の弾性体からなる上シール材115により、密閉されている。つまり、吸気カバー108から吸気除塵部106へ吸引される外気が、吸気孔113のみを通過するように構成されている。
図12〜図14に示されるように、吸気カバー108は、半円筒状の半筒状体である第1半割体116と、半円筒状の半筒状体である第2半割体117とに二分割可能な半割り構造となっている。第1半割体116には、上被取付ステー111を挿通するための切り欠き部118が形成されている。
第1半割体116と、第2半割体117とは、プレ吸気管107から外嵌されて円筒状の筒体に組み合わされて、互いにボルト等により連結されている。第1半割体116には、第1連結ステー119が形成されている。第2半割体117には、第2連結ステー120が形成されている。第1連結ステー119は、プレ吸気管107に形成された第1被連結ステー121にボルト等により連結されるようになっている。第2連結ステー120は、プレ吸気管107に形成された第2被連結ステー122にボルト等により連結されるようになっている。
〔マイコンユニット〕
図17、図18に示されるように、マイコンユニット30には、エンジン制御装置140と、バッテリ141と、アクセル制御装置142と、ヒューズボックス143と、が備えられている。エンジン制御装置140と、バッテリ141と、アクセル制御装置142と、バッテリ141と、ヒューズボックス143は、走行機体の機体右側部に備えられている。アクセル制御装置142は、キャビン51の後壁の後側に、箱状の装置ケース144に覆われた状態で配置されている。ヒューズボックス143は、キャビン51内における後下箇所において、箱状のボックスケース145に覆われた状態で配置されている。エンジン制御装置140は、箱状の保護ケース146に覆われた状態で、防塵ケース79の後部側に配置されている。
エンジン制御装置140は、ECU(Engine Control Unit)とも呼ばれ、エンジン45に対する各種制御を行うように構成されている。エンジン制御装置140には、種々のセンサを含むセンサ群147に接続され、センサ群147から種々の情報を入力されるように構成されている。バッテリ141は、ヒューズボックス143を介して、エンジン制御装置140と、アクセル制御装置142へ給電を行うように構成されている。ヒューズボックス143は、エンジン制御装置140と、アクセル制御装置142と、に対する過電流を防止するために設けられている。アクセル制御装置142と、エンジン制御装置140とは、CAN(Controller Area Network)による通信が可能に接続されている。
アクセル制御装置142には、アクセルレバーの揺動角度を検出する不図示の第1ポテンショメータの数値情報と、アクセルペダルの揺動角度(踏み込み角度)を検出する不図示の第2ポテンショメータの数値情報と、が入力されている。アクセル制御装置142は、第1ポテンショメータの数値情報と、第2ポテンショメータの数値情報のうち、値の大きな方の数値情報に基づいて、エンジン制御装置140へ指示を行うように構成されている。
詳しく図示はしないが、エンジン制御装置140は、センサ群147と比較的近い箇所に配置されている。このため、エンジン制御装置140とセンサ群147とを接続する配線を短くできる。また、キャビン51内に配置されるメータ等の機器は、アクセル制御装置142やエンジン制御装置140とは別の他の制御装置により制御されるように構成されている。
〔別実施形態〕
以下、上記実施形態を変更する別実施形態について説明する。以下の各別実施形態は、説明事項以外は上記実施形態と同様である。また、上記実施形態及び以下の各別実施形態は、矛盾が生じない限り適宜組み合わせることができる。尚、本発明の範囲は、上記実施形態及び以下の各別実施形態に限定されるものではない。
(1)上記実施形態では、エンジン45が、機体左右中心Cに対して機体左右方向一方側に偏倚した状態で設けられているものが例示されているが、これに限られない。例えば、エンジン45が、機体左右中心Cに対して機体左右方向に偏倚しない状態で設けられていてもよい。
(2)上記実施形態では、第2カバー27が、前部カバー83と、後部カバー84とに分離して設けられているものが例示されているが、これに限られない。例えば、前部カバーと後部カバーとが一体の他の第2カバーであってもよい。
(3)上記実施形態では、皮剥き装置18と選別回収部20が備えられているものが例示されているが、これに限られない。例えば、皮剥き装置18や選別回収部20が備えられていなくてもよい。
(4)上記実施形態では、動力出力部57が、第2主フレーム32よりも機体左右方向内側に位置する状態で設けられているものが例示されているが、これに限られない。動力出力部57が、第2主フレーム32よりも機体左右方向外側に位置する状態で設けられていてもよい。尚、この場合においても、動力出力部57の機体左右方向他方側が第2カバー27により覆われていると好適である。
(5)上記実施形態では、下部カバー95、前部カバー83、後部カバー84が、揺動可能に構成されているものが例示されているが、これに限られない。例えば、下部カバー95、前部カバー83、後部カバー84が、着脱式に構成されていてもよい。また、第3カバー28が、着脱式に構成されているものが例示されているが、これに限られない。例えば、第3カバー28が揺動可能に構成されていてもよい。
(6)上記実施形態では、第3カバー28や第4カバー29が備えられたものが例示されているが、これに限られない。例えば、第3カバー28や第4カバー29が備えられていなくてもよい。
(7)上記実施形態では、燃料タンク23が、側面視において第1主フレーム31及び第2主フレーム32と重複する状態で設けられているものが例示されているが、これに限られない。例えば、第1主フレーム31と第2主フレーム32とが、異なる高さに配置されており、燃料タンク23が、側面視において第1主フレーム31及び第2主フレーム32の何れか一方のみと重複する状態で設けられていてもよい。
(8)上記実施形態では、異物が通過しない大きさに形成された吸気孔113が多数形成されている吸気部として形成されている吸気カバー108が例示されているが、これに限られない。例えば、異物が通過しない大きさに網目の大きさが形成された網状部が吸気部として形成されている他の吸気カバーであってもよい。
(9)上記実施形態では、機体右が「機体左右方向一方」に相当し、機体左が「機体左右方向他方」に相当するとした場合の構造が示されているが、これに限られない。例えば、機体左が「機体左右方向一方」に相当し、機体右が「機体左右方向他方」に相当するような構造であってもよい。すなわち、上記実施形態とは、左右が逆の構造であってもよい。
10 :前輪
11 :後輪
12 :機体フレーム
14 :運転部
15 :収穫部
16 :フィーダ
18 :皮剥き装置
19 :皮剥きフレーム
20 :選別回収部
21 :回収タンク
22 :残稈処理装置
23 :燃料タンク
24 :トランスミッション
26 :第1カバー
27 :第2カバー
28 :第3カバー
29 :第4カバー
31 :第1主フレーム
32 :第2主フレーム
45 :エンジン
46 :プレクリーナ
47 :エアクリーナ
48 :排気管
49 :ラジエータ
50 :冷却ファン
55 :後車軸
56 :出力軸
57 :動力出力部
59 :ミッション伝達機構
60 :作業用カウンター軸(カウンター軸)
63 :収穫伝達機構
64 :収穫入力部
67 :搬送伝達機構
68 :フィーダ入力部
71 :残稈伝達機構
72 :残稈入力部
83 :前部カバー
84 :後部カバー
93 :排気口
C :機体左右中心

Claims (17)

  1. 走行機体の機体左右中心を跨ぐ状態で設けられたエンジンと、
    前記走行機体における機体左右方向一方側の側面部のうち、機体前後方向において前記エンジンに対応する箇所を覆う第1カバーと、
    前記走行機体における機体左右方向他方側の側面部のうち、機体前後方向において前記エンジンに対応する箇所を覆う第2カバーと、が備えられているトウモロコシ収穫機。
  2. 前記エンジンは、前記機体左右中心に対して機体左右方向一方側に偏倚した状態で設けられ、
    前記エンジンの出力軸は、前記エンジンにおける機体左右方向他方側から突出されている請求項1に記載のトウモロコシ収穫機。
  3. 前記エンジンの冷却水を冷却するラジエータと、前記ラジエータに対して機体左右方向内側に配置され、前記ラジエータを冷却する冷却ファンと、が備えられ、
    前記ラジエータ及び前記冷却ファンは、前記エンジンに対して機体左右方向一方側に設けられ、
    前記第1カバーは、前記ラジエータ及び前記冷却ファンを機体左右方向外側から覆っている請求項1または2に記載のトウモロコシ収穫機。
  4. 前記機体左右中心に対して機体左右方向一方側に位置し、機体前後方向に沿って延びる第1主フレームと、前記機体左右中心に対して機体左右方向他方側に位置し、機体前後方向に沿って延びる第2主フレームと、が備えられ、
    前記エンジンの出力軸は、前記エンジンにおける機体左右方向他方側から突出され、
    前記出力軸に取り付けられた動力出力部は、前記第2主フレームよりも機体左右方向内側に位置する状態で設けられている請求項1から3の何れか一項に記載のトウモロコシ収穫機。
  5. 前記第2カバーは、前記第2主フレームよりも機体左右方向外側に位置する状態で、前記動力出力部を機体左右方向他方側から覆っている請求項4に記載のトウモロコシ収穫機。
  6. 前記走行機体の前部に設けられ、前記走行機体の走行に伴って収穫処理する収穫部と、収穫されたトウモロコシ房状体を機体後方側へ搬送するフィーダと、前記エンジンから出力された動力を前記フィーダへ伝達する搬送伝達機構と、が備えられ、
    前記フィーダのフィーダ入力部は、前記フィーダにおける機体左右方向他方側に設けられ、
    前記搬送伝達機構は、機体左右方向において前記エンジンと前記第2主フレームとの間に位置する状態で、前記動力出力部と前記フィーダ入力部とを連係している請求項4または5に記載のトウモロコシ収穫機。
  7. 前記走行機体の前部に設けられ、前記走行機体の走行に伴って収穫処理する収穫部と、前記エンジンから出力された動力を前記収穫部へ伝達する収穫伝達機構と、が備えられ、
    前記収穫部の収穫入力部は、前記収穫部における機体左右方向他方側に設けられ、
    前記収穫伝達機構は、機体左右方向において前記エンジンと前記第2主フレームとの間に位置する状態で、前記動力出力部と前記収穫入力部とを連係している請求項4から6の何れか一項に記載のトウモロコシ収穫機。
  8. 収穫処理後に圃場に残る残稈を細断処理する残稈処理装置と、機体左右方向において前記第2主フレームを跨ぐ状態で設けられ、前記エンジンから出力された動力が伝達されるカウンター軸と、前記カウンター軸から出力された動力を前記残稈処理装置へ伝達する残稈伝達機構と、が備えられ、
    前記残稈処理装置の残稈入力部は、前記残稈処理装置における機体左右方向他方側に設けられ、
    前記残稈伝達機構は、機体左右方向において前記第2主フレームよりも機体左右方向外側に位置する状態で、前記カウンター軸と前記残稈入力部とを連係している請求項4から7の何れか一項に記載のトウモロコシ収穫機。
  9. 前記機体左右中心に対して機体左右一方側に位置し、機体前後方向に沿って延びる第1主フレームと、前記機体左右中心に対して機体左右方向他方側に位置し、機体前後方向に沿って延びる第2主フレームと、が備えられ、
    前記エンジンからの動力を変速するトランスミッションと、前記エンジンから出力された動力を前記トランスミッションへ伝達するミッション伝達機構と、が備えられ、
    前記トランスミッション及び前記ミッション伝達機構は、前記第1主フレームと前記第2主フレームとの間に位置する状態で設けられている請求項1から8の何れか一項に記載のトウモロコシ収穫機。
  10. 前記機体左右中心に対して機体左右一方側に位置し、機体前後方向に沿って延びる第1主フレームと、前記機体左右中心に対して機体左右方向他方側に位置し、機体前後方向に沿って延びる第2主フレームと、前記エンジンに供給される燃料を貯留する燃料タンクが備えられ、
    前記燃料タンクは、平面視において前記第1主フレームと前記第2主フレームとの間に位置すると共に、側面視において前記第1主フレームまたは前記第2主フレームと重複する状態で設けられている請求項1から9の何れか一項に記載のトウモロコシ収穫機。
  11. 収穫されたトウモロコシ房状体の皮剥き処理を行う皮剥き装置が備えられ、
    前記皮剥き装置は、前記燃料タンクの上方に設けられている請求項10に記載のトウモロコシ収穫機。
  12. 皮剥き処理後のトウモロコシ房状体を回収する回収タンクが備えられ、
    前記回収タンクは、前記皮剥き装置の後方に設けられている請求項11に記載のトウモロコシ収穫機。
  13. 左右一対の前輪及び左右一対の後輪と、前記左右一対の前輪及び前記左右一対の後輪が支持された機体フレームと、前記皮剥き装置を支持する皮剥きフレームと、が備えられ、
    前記皮剥きフレームは、前記後輪を支持する後車軸の上方において前記機体フレームに支持されている請求項11または12に記載のトウモロコシ収穫機。
  14. 前記走行機体の前部側に、運転部が備えられると共に、前記走行機体の後部側に、トウモロコシ房状体を回収する回収タンクが備えられ、
    前記機体左右方向一方側の側面部のうち前記運転部と前記第1カバーとの間に対応する箇所を覆う第3カバーと、前記機体左右方向一方側の側面部のうち前記第1カバーと前記回収タンクとの間に対応する箇所を覆う第4カバーと、が備えられている請求項1から13の何れか一項に記載のトウモロコシ収穫機。
  15. 前記エンジンに供給される外気を清浄化処理するプレクリーナと、前記プレクリーナよりも下方に設けられると共に、前記プレクリーナからで処理された外気をさらに清浄化処理するエアクリーナと、が備えられ、
    前記第3カバーは、前記エアクリーナを機体左右方向外側から覆うように設けられ、
    前記プレクリーナは、前記第3カバーよりも上方に位置している請求項14に記載のトウモロコシ収穫機。
  16. 前記エンジンからの排出ガスを機外へ排出する排気管が備えられ、
    前記排気管は、前記第4カバーよりも上方まで延出され、かつ、前記排気管の排気口は、機体左右方向外側に向けて露出している請求項14または15に記載のトウモロコシ収穫機。
  17. 収穫されたトウモロコシ房状体の皮剥き処理を行う皮剥き装置と、前記皮剥き装置の下方に設けられ、前記皮剥き装置によって発生した処理物から種子粒を揺動選別して回収する選別回収部と、前記選別回収部の下方に設けられ、前記エンジンに供給される燃料を貯留する燃料タンクと、が備えられ、
    前記第2カバーに、前記機体左右方向他方側の側面部のうち前記エンジンに対応する箇所を覆う前部カバーと、前記前部カバーの後方に設けられた後部カバーと、が設けられ、
    前記後部カバーは、前記選別回収部及び前記燃料タンクを、機体左右方向外側から覆っている請求項1から16の何れか一項に記載のトウモロコシ収穫機。
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