JP2014209884A - トウモロコシ収穫機 - Google Patents
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Abstract
【課題】収穫作業やエンジンのメンテナンス作業を良好に行うことが可能となるトウモロコシ収穫機を提供する。
【解決手段】走行車体の前部に走行に伴って植立作物を収穫する収穫部6が備えられ、収穫部6の後方に運転部3が備えられ、運転部3の後方であって且つ車体横幅方向一端側箇所にエンジン4aが備えられている。これにより、エンジン4aのメンテナンス作業を行う場合には、車体の横幅方向一端側の外方側から作業を行うことができ、煩わしさのない状態で良好に作業を行える。
【選択図】図2
【解決手段】走行車体の前部に走行に伴って植立作物を収穫する収穫部6が備えられ、収穫部6の後方に運転部3が備えられ、運転部3の後方であって且つ車体横幅方向一端側箇所にエンジン4aが備えられている。これにより、エンジン4aのメンテナンス作業を行う場合には、車体の横幅方向一端側の外方側から作業を行うことができ、煩わしさのない状態で良好に作業を行える。
【選択図】図2
Description
本発明は、トウモロコシを収穫するためのトウモロコシ収穫機に関する。
従来のトウモロコシ収穫機では、例えば、特許文献1に記載されるように、車体の横幅方向一方側端部に位置する状態で、走行に伴って植立作物を収穫する収穫部が備えられ、その収穫部の車体横幅方向の反対側に位置させて運転部が備えられたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。尚、特許文献1では、エンジンについては説明が省略されているが、車体の中央部の下部にエンジンが搭載される構成となっていた。
ところで、トウモロコシは、植立する茎稈に対し収穫時期に多数の種子(実)を内包する房状部を作る。この房状部は、包葉の内部に多数の種子が含まれ、この種子は棒状の芯の外面に整列する形態で形成される。上記トウモロコシ収穫機は、包葉の内部に多数の種子を備えた房状部を収穫物として収穫するものである。
上記従来構成では、車体の横幅方向一方側に収穫部が備えられ、車体の横幅方向他方側に運転部が備えられる構成であるから、収穫作業を行う場合に、運転部に搭乗している運転者が、収穫部における作業状況を目視で確認し難い不利があった。又、エンジンが車体の中央部の下部に位置するので、エンジンのメンテナンス作業が行い難い不利もあった。
本発明の目的は、収穫作業やエンジンのメンテナンス作業を良好に行うことが可能となるトウモロコシ収穫機を提供する点にある。
本発明に係るトウモロコシ収穫機の特徴構成は、
走行車体の前部に走行に伴って植立作物を収穫する収穫部が備えられ、
前記収穫部の後方に運転部が備えられ、
前記運転部の後方であって且つ車体横幅方向一端側箇所にエンジンが備えられている点にある。
走行車体の前部に走行に伴って植立作物を収穫する収穫部が備えられ、
前記収穫部の後方に運転部が備えられ、
前記運転部の後方であって且つ車体横幅方向一端側箇所にエンジンが備えられている点にある。
本発明によれば、走行車体の前部に収穫部が備えられ、収穫部の後方に運転部が備えられるので、運転部の車体前方側に収穫部が位置していることから、運転部に搭乗して操縦している運転者が収穫部における作業状況を目視で確認し易いものとなる。
又、運転部の後方であって且つ車体横幅方向一端側箇所にエンジンが備えられているので、エンジンのメンテナンス作業を行う場合には、車体の横幅方向一端側の外方側から作業を行うことができ、煩わしさのない状態で良好に作業を行える。
従って、収穫作業やエンジンのメンテナンス作業を良好に行うことが可能となるトウモロコシ収穫機を提供できるに至った。
本発明においては、前記エンジンの車体横幅方向外方側を覆う原動部カバーが備えられていると好適である。
本構成によれば、車体横幅方向一端側に位置するエンジンの外方側を原動部カバーによって覆うことにより、走行車体側に倒伏していたり傾斜しているトウモロコシ植物体、あるいは跳ね上がった茎稈屑や土塊などがエンジンに触れることを回避することができ、エンジンを保護することができる。
本発明においては、前記エンジンの上方にラジエータが備えられていると好適である。
本構成によれば、ラジエータをエンジンの上方に配置することで、エンジンが機体外方側に位置することになる。その結果、車体外部からエンジンのメンテナンス作業を行うような場合に、ラジエータをエンジンの横外側に位置させる場合に比べて、作業者がエンジンが近づくことができ、メンテナンス作業が行い易いものとなる。
本発明においては、前記ラジエータの車体横幅方向内方側に外気吸引用のファンが備えられていると好適である。
本構成によれば、ファンによりラジエータの車体横幅方向外方側から外気を吸引することで、外気がラジエータを通過することにより、吸引される外気によりラジエータの冷却作用を良好に発揮することができる。
本発明においては、前記ラジエータの車体横幅方向外方側に防塵カバーが備えられていると好適である。
本構成によれば、外気が吸引されるとき、ラジエータの車体横幅方向外方側に位置する防塵カバーにより吸引される外気に含まれる塵埃が除去される。従って、防塵カバーによって塵埃が除去された清浄な外気がラジエータに供給されるので、ラジエータにおいて塵埃に起因した詰まりが発生するおそれが少ないものとなる。
本発明においては、前記エンジンの車体横幅方向外方側を覆う原動部カバーが備えられ、
前記原動部カバーが前記防塵カバーよりも下方に位置していると好適である。
前記原動部カバーが前記防塵カバーよりも下方に位置していると好適である。
本構成によれば、車体横幅方向一端側に位置するエンジンの外方側を原動部カバーによって覆うことにより、走行車体側に倒伏していたり傾斜しているトウモロコシ植物体、あるいは跳ね上がった茎稈屑や土塊などがエンジンに触れることを回避することができ、エンジンを保護することができる。又、原動部カバーは、防塵カバーよりも下方に位置しているので、原動部カバーにより外気の吸引作用を阻害することがない。
従って、ラジエータによるエンジン冷却機能を良好に維持しながら、外物との接触を回避してエンジンを保護することができる。
本発明においては、車体側面視において、前記原動部カバーが前記防塵カバーよりも幅広に形成され、
前記エンジンの排気管が、前記原動部カバーよりも上方側であって且つ前記防塵カバーよりも後方側箇所において、機体外方に向けて排気口が開口する状態で備えられていると好適である。
前記エンジンの排気管が、前記原動部カバーよりも上方側であって且つ前記防塵カバーよりも後方側箇所において、機体外方に向けて排気口が開口する状態で備えられていると好適である。
本構成によれば、原動部カバーが、吸気作用部にのみ作用する防塵カバーよりも幅広に形成されるので、エンジンの熱や騒音を良好に低減させることが可能なように広い範囲を覆うことができる。
そして、幅広の原動部カバーと幅狭の防塵カバーとによって、原動部カバーよりも上方側であって且つ防塵カバーよりも後方側箇所に形成される開放空間を利用して、エンジンの排気を良好に外方に排出させることができる。
本発明においては、前記エンジンに対する燃焼用空気を吸気するための吸気用機構が、前記運転部と前記ラジエータとの間に備えられていると好適である。
本構成によれば、収穫作業に伴う塵埃等が比較的少ない箇所である運転部とラジエータとの間に吸気用機構を備えるようにしたので、エンジンに対して塵埃が少ない清浄な燃焼用空気を供給することが可能となる。
本発明においては、前記吸気用機構が、エアークリーナ及びプレクリーナを備えると好適である。
本構成によれば、エアークリーナとは別にプレクリーナも備えるようにしたから、収穫作業に伴って細かな茎稈屑等の浮遊塵埃が多く発生する場合であっても、プレクリーナによって予め茎稈屑等の塵埃を除去しておくことで、エアークリーナが早期に目詰まりする等の不利を回避できる。
本発明においては、前記走行車体における前記エンジンの設置箇所に対して車体横幅方向反対側に位置する箇所に、燃料タンクが備えられていると好適である。
本構成によれば、エンジン設置箇所とは車体横幅方向反対側の箇所に燃料タンクを備えるようにしたから、エンジンの高熱が燃料タンクに作用することがなく、燃料を良好に貯留することができる。
本発明においては、前記燃料タンクの車体横幅方向外方側を覆う燃料タンクカバーが備えられていると好適である。
本構成によれば、燃料タンクカバーにより燃料タンクを覆うことにより、燃料タンクの車体横外側方がサイドカバーによって覆われるから、走行車体側に倒伏や傾斜するトウモロコシ植物体、あるいは跳ね上がった茎稈屑や土塊などが燃料タンクに触れることを回避することができ、燃料タンクを保護することができる。
本発明においては、前記燃料タンクの上方に位置する状態で作業台が備えられていると好適である。
本構成によれば、燃料タンクの上方の空き領域を有効に利用して作業台を備えるようにした。そして、このような作業台を備えることにより、運転部における操縦操作以外に、収穫された作物の回収状況や搬送状況等を監視したり、搬送詰まりの除去等の補助的な作業を、この作業台を利用して行うことができる。
本発明においては、前記収穫部にて収穫された作物を車体後方に向けて搬送するフィーダが、車体横幅方向中央部に位置して車体前後方向に延びる状態で備えられていると好適である。
本構成によれば、作物を車体後方に向けて搬送するフィーダが車体横幅方向中央部に位置する状態で備えられる。その結果、フィーダに対して車体横幅方向での一方側にエンジンが備えられ、他方側に燃料タンクが備えられることになる。
つまり、作物を搬送するために前後方向に長いフィーダの左右両側における領域を有効に利用して、エンジンと燃料タンクとを合理的な配置構成により、車体を大型化させることなくコンパクトに配備することができる。
本発明においては、前記エンジンに対する燃焼用空気を吸気するための吸気用機構が、前記フィーダよりも車体横幅方向一端側に位置する状態で備えられ、
前記フィーダよりも車体横幅方向他端側に位置する状態で作業台が備えられ、
前記フィーダの上部に補助作業台が備えられていると好適である。
前記フィーダよりも車体横幅方向他端側に位置する状態で作業台が備えられ、
前記フィーダの上部に補助作業台が備えられていると好適である。
本構成によれば、フィーダにおける作物の搬送状況の監視や搬送詰まりの除去等を作業台に乗っている状態で行うことができる。そして、作業台からフィーダの上部に備えられた補助作業台に乗り移り、その補助作業台に乗っている状態で、車体横幅方向一端側に位置する吸気用機構に対するメンテナンス作業を行うことができる。
本発明においては、前記エンジンの後方に、作物を貯留する貯留部が備えられていると好適である。
本構成によれば、エンジンの後方側の領域を利用して貯留部が備えられ、車体を走行させながら、収穫部によって収穫された作物がフィーダによって搬送されて貯留部に貯留される。そして、作物は所定量貯留されたのちに機外に排出されて回収される。
従って、所定量の作物が貯留されるまでは、連続して収穫作業を継続することができ、作業能率のよい状態で作業を行える。
本発明においては、前記運転部の上方がキャビンにて覆われていると好適である。
本構成によれば、運転部の上方がキャビンにて覆われるので、収穫作業に伴って、収穫部の周囲では塵埃が多量に発生することがあっても、運転部に、塵埃が浮遊することがなく、又、収穫に伴って発生する騒音も運転部では軽減されることになる。このように運転部における作業環境が良好なものとなる。
本発明においては、前記キャビンの車体横幅方向一方側の横側外方に出入用の外部搭乗台が備えられていると好適である。
本構成によれば、出入用の外部搭乗台が備えられることから、運転者が運転部に対して出入りするときに、この外部搭乗台を利用することで乗り降りが行い易いものとなる。又、運転部の後方に位置するフィーダや吸気用機構等のメンテナンス作業を行う場合に、この外部搭乗台を利用して後方の作業台に乗り移ることができ、メンテナンス作業も行い易いものになる。
本発明においては、前記走行車体における前記エンジンの設置箇所に対して車体横幅方向反対側に位置する箇所に燃料タンクが備えられ、
前記外部搭乗台が、前記キャビンにおける車体横幅方向における前記燃料タンク配設側の横側外方に備えられていると好適である。
前記外部搭乗台が、前記キャビンにおける車体横幅方向における前記燃料タンク配設側の横側外方に備えられていると好適である。
本構成によれば、エンジン設置箇所とは車体横幅方向反対側の箇所に燃料タンクを備えるようにしたから、エンジンの高熱が燃料タンクに作用することがなく、燃料を良好に貯留することができる。又、外部搭乗台が燃料タンク配設側の横側外方に位置することから、例えば、燃料タンクの給油口が機体外部から給油できないような高い位置にある場合であっても、外部搭乗台を利用することで、燃料タンクに対して燃料の補給作業を行うことが可能となる。
本発明においては、前記キャビンの車体横幅方向中央位置が、前記収穫部の車体横幅方向中央位置に対して、前記外部搭乗台が設けられる側とは反対側に偏倚し、運転座席が前記キャビンの車体横幅方向中央位置に対して、前記外部搭乗台が設けられる側に偏倚して設けられていると好適である。
本構成によれば、キャビンの横一側箇所の外方側に外部搭乗台が設けられるので、この外部搭乗台を含む運転部全体の横幅は、キャビン単体の横幅よりも広く、しかも、キャビンに対して片側にのみ突出する状態となる。そこで、キャビンの車体横幅方向中央位置が、収穫部の車体横幅方向中央位置に対して、外部搭乗台が設けられる側とは反対側に偏倚する状態とすることにより、運転部全体を収穫部の横幅と同じような車体横幅内に収めることができる。
そして、運転座席を、キャビンの車体横幅方向中央位置に対して、外部搭乗台が設けられる側に偏倚して設けるようにした。このように構成することで、運転座席の位置、すなわち、車体横幅方向中央位置が収穫部の車体横幅方向中央位置に対応する位置又はそれに近い位置になる。その結果、運転者は、収穫部の車体横幅方向中央位置に位置することになるので、収穫部における横幅方向全体を目視し易いものとなり、収穫作業を良好に監視することができる。
本発明においては、前記運転部において、前記運転座席に対して前記キャビンの偏倚方向側箇所に操作パネルが備えられていると好適である。
本構成によれば、操作パネルが、運転座席に対してキャビンの偏倚方向側、言い換えると、外部搭乗台が設けられる側とは反対側の箇所に備えられる。つまり、運転者が出入りする外部搭乗台が設けられる側には、操作パネルが無いので、運転者が出入りするときに、操作パネルが邪魔にならないので、出入りがし易いものとなる。
本発明においては、前記走行車体が左右一対の前輪と左右一対の後輪とを備えて構成され、
前記走行車体における前記前輪と前記後輪との間の車体下部に、圃場に残っている残稈を処理する残稈処理装置が備えられていると好適である。
前記走行車体における前記前輪と前記後輪との間の車体下部に、圃場に残っている残稈を処理する残稈処理装置が備えられていると好適である。
本構成によれば、車体の走行に伴って、収穫部により作物(トウモロコシの房)が収穫されると、圃場には、作物(トウモロコシの房)が収穫された後の茎稈が残る。そして、この残稈を残稈処理装置によって処理する。例えば、細断処理により残稈を細かく砕いて圃場に鋤き込みし易い状態に処理する。
以下、本発明の実施形態に係るトウモロコシ収穫機について図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1〜図3に示すように、本発明に係るトウモロコシ収穫機は、左右一対の向き固定の前輪1及び操向操作可能な左右一対の後輪2を備えた走行車体の前部に、植立作物を収穫する収穫部としての収穫処理装置6を備え、収穫処理装置6の後部から走行車体の上方にわたって後方上がりの状態で前後方向に延びるフィーダ7と、走行車体の後部に位置する貯留部としての貯留タンク8と、走行車体の下部であって前輪1と後輪2との間の前後中間部に位置する残稈処理装置9とを備えて構成されている。収穫処理装置6は、昇降シリンダ5により横軸芯周りで昇降揺動自在に車体に支持されている。
図1〜図3に示すように、本発明に係るトウモロコシ収穫機は、左右一対の向き固定の前輪1及び操向操作可能な左右一対の後輪2を備えた走行車体の前部に、植立作物を収穫する収穫部としての収穫処理装置6を備え、収穫処理装置6の後部から走行車体の上方にわたって後方上がりの状態で前後方向に延びるフィーダ7と、走行車体の後部に位置する貯留部としての貯留タンク8と、走行車体の下部であって前輪1と後輪2との間の前後中間部に位置する残稈処理装置9とを備えて構成されている。収穫処理装置6は、昇降シリンダ5により横軸芯周りで昇降揺動自在に車体に支持されている。
トウモロコシは、植立する茎稈に対し収穫時期に多数の種子(実)を内包する房状部を作る。この房状部は、包葉の内部に多数の種子が含まれ、この種子は棒状の芯の外面に整列する形態で形成される。本発明に係るトウモロコシ収穫機は、包葉の内部に多数の種子を備えた房状部を収穫物として収穫するものである。
走行車体の前部であって収穫処理装置6の後方箇所に、キャビン10により覆われる状態で運転部3が備えられ、その運転部3の後方側箇所であって且つ車体右側の一端側箇所に原動部4が備えられている。原動部4には、エンジン4a及びエンジン冷却用のラジエータ30等が備えられている。又、走行車体におけるエンジン4aの設置箇所に対して車体横幅方向反対側である車体左側箇所に燃料タンク11が備えられ、燃料タンク11の上方に位置する状態で作業台12が備えられている。
走行車体は、原動部4に設けたエンジン4aの動力が左右一対の前輪1に伝達されて前輪1を駆動することにより走行する。また、後輪2は、図示しない油圧操作式の操向シリンダによって操向操作自在に設けられている。走行車体は、前輪1の駆動力により走行しながら、後輪2の操向操作により旋回することができるように構成されている。
このトウモロコシ収穫機では、収穫作業時には、車体を走行させながら収穫処理装置6で収穫した収穫物がフィーダ7によって貯留タンク8に向けて搬送され、貯留タンク8に貯留される。そして、収穫時に圃場に残された茎稈は残稈処理装置9により細断処理される。
〔収穫処理装置〕
収穫処理装置6について説明する。
図2に示すように、収穫処理装置6は、横方向に並列する3列の導入経路が形成され、各々の導入経路を挟む位置に左右一対の収穫ロール13、その上部に位置する左右一対の無端搬送チェーン14等を備えている。詳述はしないが、収穫ロール13は、導入経路と平行する姿勢の回転軸芯を中心に回転自在に支持され、導入されるトウモロコシの植立茎稈から収穫物(房状部)を引き千切って分離させる。
収穫処理装置6について説明する。
図2に示すように、収穫処理装置6は、横方向に並列する3列の導入経路が形成され、各々の導入経路を挟む位置に左右一対の収穫ロール13、その上部に位置する左右一対の無端搬送チェーン14等を備えている。詳述はしないが、収穫ロール13は、導入経路と平行する姿勢の回転軸芯を中心に回転自在に支持され、導入されるトウモロコシの植立茎稈から収穫物(房状部)を引き千切って分離させる。
又、複数の収穫ロール13と複数の無端搬送チェーン14との後方位置には収穫物を横方向の中央位置に移送するオーガ15が備えられている。このオーガ15が、3列の導入経路にて夫々、植立茎稈から分離された収穫物を横方向の中央位置に移送させる。そして、このオーガ15は、収穫物をその送出口からフィーダ7の搬送始端部に供給する。
図2に示すように、フィーダ7は、機体横幅方向中央に位置する状態で備えられ、後方側ほど上方に向かう斜め姿勢の角筒状のフィーダケース7A内に、図示しない無端回動式の搬送コンベアが備えられている。そして、オーガ15の送出口から供給された収穫物をフィーダケース7A内に沿って搬送して、フィーダケース7Aの後端の搬送終端部から案内シュート16を介して貯留タンク8の上方に機体後方向きに排出する。
詳述はしないが、フィーダケース7Aの後端部に連設された処理ケース17には、フィーダ7により収穫物と共に排出される葉屑や茎稈屑等を収穫物の排出方向と異なる方向に掻き出し、掻き出された非収穫物を細断処理する処理装置18が内部に備えられている。細断された処理物は排出口19から飛散して後上方に向けて機外に放出される。
貯留タンク8は、平面視で略矩形状に形成されるとともに、上部が開放された形状となっており、その開放された領域から収穫物を受け入れるようになっている。又、フィーダ7における排出部の下方側箇所には、フィーダケース7Aの搬送終端部の下側に位置する状態で排塵ファン25が備えられている。排塵ファン25は、フィーダ7により収穫物と共に排出される葉屑や茎稈屑等を収穫物の排出方向と異なる後方上方に向けて送風案内するように構成されている。
残稈処理装置9は、横軸芯周りで駆動回転されるハンマーナイフ式の細断装置であり、収穫時に圃場に残された茎稈を細かく細断する構成となっている。
残稈処理装置9は、横軸芯周りで駆動回転されるハンマーナイフ式の細断装置であり、収穫時に圃場に残された茎稈を細かく細断する構成となっている。
〔収穫処理装置〕
運転部について説明する。
運転部3は、キャビン10により上方が覆われており、このキャビン10を含む運転部3全体が、機体前後方向に沿って延びる左右一対のメインフレーム20から上方に固定延設された運転部支持フレーム26により下方から支持されている。
運転部について説明する。
運転部3は、キャビン10により上方が覆われており、このキャビン10を含む運転部3全体が、機体前後方向に沿って延びる左右一対のメインフレーム20から上方に固定延設された運転部支持フレーム26により下方から支持されている。
キャビン10は、運転部3の上方側の全周囲を囲うように、前面、左右側面、後面、天井面を有する箱状に形成されており、キャビン10の前面10a及びキャビン10の左右側面を構成するドア10R,10L夫々が透明なガラスにて構成され、運転部3から機体前部並びに左右両側箇所を目視で確認し易いようになっている。
そして、左右のドア10R,10Lは、夫々、前部側端部が上下向き軸芯周りで揺動開閉自在に支持されているが、左右のドア10R,10Lのうち、左側のドア10Lから操縦者が乗り降りするように構成され、右側のドア10Rからは操縦者が乗り降りしない構成となっている。
図2及び図4に示すように、キャビン10の左側のドア10Lすなわち、出入口の横外側に外方に向けて突出する状態で出入用の外部搭乗台21が備えられている。又、この外部搭乗台21に対する乗り降りに使用する階段22が、前輪1の横外側に位置した使用状態と、前輪1の後側に格納した格納状態とに揺動切換え自在に設けられている。
図4に示すように、運転部3における運転座席60の前方側箇所にハンドルポスト61が立設されており、このハンドルポスト61の上部に、後輪2の操向操作を指令するステアリングハンドル62が備えられている。又、運転座席60の右横側に操作パネル63が備えられている。この操作パネル63には、主変速レバー64、副変速レバー65、アクセルレバー66、作業クラッチレバー67等が備えられている。ハンドルポスト61の右横側には、アクセルペダル68とブレーキペダル69とが備えられている。
アクセルレバー66は、図示しない摩擦保持機構により任意の操作位置で位置保持自在であり、収穫作業時においては、操縦者は手動でアクセルレバー66を操作して所定値に設定して位置保持し、主変速レバー64にて走行速度を変更調節することができる。路上走行を行うときは、主変速レバー64を路上走行領域にて操作して位置保持しておき、アクセルペダル68を踏み操作して走行速度を変更調節することができる。
走行中にブレーキペダル69を踏み操作すると、走行伝動系に備えられたブレーキが作動するとともに、主変速レバー64を強制的に中立位置に操作するように、ブレーキペダル69と主変速レバー64とが図示しないリンク機構を介して連動連係されている。従って、路上走行中に、ブレーキペダル69を踏むと、主変速レバー64が中立位置に操作されて無段変速装置が中立状態に切り換わり、ブレーキペダル69から足を離しても停止状態が維持される。
そして、キャビン10の車体横幅方向中央位置が、収穫処理装置6の車体横幅方向中央位置に対して、外部搭乗台21が設けられる側とは反対側、すなわち、右側に偏倚し、運転座席60がキャビン10の車体横幅方向中央位置に対して、外部搭乗台21が設けられる側に偏倚して設けられている。つまり、運転座席60の車体横幅方向中央位置が収穫処理装置6の車体横幅方向中央位置に近づくように、運転座席60が、外部搭乗台21が設けられる側に偏倚させた状態で設置されている。又、操作パネル63は、運転座席60の右側すなわち運転座席60に対してキャビン10の偏倚方向側(右側)の箇所に位置する状態で備えられることになる。
〔原動部〕
原動部4について説明する。
図6及び図7に示すように、原動部4は、下部にエンジン4aを備え、エンジン4aの上方にエンジン冷却用のラジエータ30が備えられている。ラジエータ30の車体横幅方向内方側には、ラジエータ30を通して外気を吸気するための吸気用の回転ファン34が備えられ、ラジエータ30の車体横幅方向外方側には、吸気される外気に含まれる塵埃を除去する多孔状の防塵カバー32が備えられている。又、図3に示すように、エンジン4aの車体横幅方向外方側を覆う原動部カバー31が備えられている。
原動部4について説明する。
図6及び図7に示すように、原動部4は、下部にエンジン4aを備え、エンジン4aの上方にエンジン冷却用のラジエータ30が備えられている。ラジエータ30の車体横幅方向内方側には、ラジエータ30を通して外気を吸気するための吸気用の回転ファン34が備えられ、ラジエータ30の車体横幅方向外方側には、吸気される外気に含まれる塵埃を除去する多孔状の防塵カバー32が備えられている。又、図3に示すように、エンジン4aの車体横幅方向外方側を覆う原動部カバー31が備えられている。
図5〜図7に示すように、エンジン4aは、車体フレームFが備える前後一対のメインフレーム20,20に出力軸4bとしてのクランク軸(図6参照)が車体横向きになる搭載姿勢で支持されている。前後一対のエンジン支持フレーム35,35は、車体フレームFを構成する左右一対の車体前後向きのメインフレーム20,20のうちの左のメインフレーム20から車体左横外側方に延出されている。各エンジン支持フレーム35には、左右一対のエンジンマウント36を備えてある。各エンジンマウント36は、エンジン4aの連結部4cをクッションゴム37を介して支持される。
図7に示すように、回転ファン34は、エンジン4aの出力軸4bから伝動ベルト39a、プーリ支軸39c、伝動プーリ39d及び伝動ベルト39eを介して伝達される駆動力によって回転駆動されて送風作用する。回転ファン34の送風作用により、エンジン冷却風を走行車体横外側から防塵カバー32が備える除塵部32aを介して防塵カバー32の内側に吸引してラジエータ30に走行車体横内側向きに供給する。
従って、防塵カバー32からのエンジン冷却風がラジエータ30の熱交換部を横幅方向外方側から内方側に向けて通過し、ラジエータ30がエンジン4aの冷却によって温度上昇したエンジン冷却水からエンジン冷却風に放熱する。防塵カバー32の除塵部32aは、網状の除塵具によって構成してあり、塵埃をエンジン冷却風からろ過することによって除去する。
図1〜図3に示すように、運転部3とエンジン4aとの間には、エンジン4aに燃焼用空気を吸気するための吸気用機構としてのエアクリーナ27及びプレクリーナ29が備えられている。エアクリーナ27及びプレクリーナ29の支持構造について説明すると、図7に示すように、エンジン4aの吸気マニホールド4dに吸気管28aを介して接続されたエアクリーナ27が、エンジン4aの上方にラジエータ30より走行車体前方側に配置して設けられ、エアクリーナ27の吸気口27aからプレ吸気管28bが走行車体上方向きに延出されて、プレ吸気管28bの延出端部にプレクリーナ29が接続されている。
又、図2及び図3に示すように、車体側面視において、原動部カバー31が防塵カバー32よりも幅広に形成され、エンジン4aの排気管4gが、原動部カバー31よりも上方側であって且つ防塵カバー32よりも後方側箇所において、機体外方に向けて排気口4g1が開口する状態で備えられている。
ラジエータ30及び防塵カバー32の支持構造について説明する。
図5及び図6に示すように、前後一対のエンジン支持フレーム35,35のうちの前側のエンジン支持フレーム35の延出端部から上向きに立設した前側のラジエータ支柱40と、後のエンジン支持フレーム35よりも走行車体後方側で左のメインフレーム20から延出された車体横向きの基部フレーム41と、基部フレーム41の走行車体横方向での2箇所から各別に上向きに立設した左右一対の後側のラジエータ支柱42,42と、左右一対の後側のラジエータ支柱42,42の上端部にわたって連結された車体横向きの横向き連結フレーム43と、この横向き連結フレーム43と前側のラジエータ支柱40とにわたって連結された走行車体前後向きの前後向き連結フレーム44とを備えて、ラジエータ支持フレーム45が構成されている。前部側のラジエータ支柱40は、前側のエンジン支持フレーム35の延出端部にエンジン支持フレーム35から前方に突出する状態で備えた支持部35aから突設されている。
図5及び図6に示すように、前後一対のエンジン支持フレーム35,35のうちの前側のエンジン支持フレーム35の延出端部から上向きに立設した前側のラジエータ支柱40と、後のエンジン支持フレーム35よりも走行車体後方側で左のメインフレーム20から延出された車体横向きの基部フレーム41と、基部フレーム41の走行車体横方向での2箇所から各別に上向きに立設した左右一対の後側のラジエータ支柱42,42と、左右一対の後側のラジエータ支柱42,42の上端部にわたって連結された車体横向きの横向き連結フレーム43と、この横向き連結フレーム43と前側のラジエータ支柱40とにわたって連結された走行車体前後向きの前後向き連結フレーム44とを備えて、ラジエータ支持フレーム45が構成されている。前部側のラジエータ支柱40は、前側のエンジン支持フレーム35の延出端部にエンジン支持フレーム35から前方に突出する状態で備えた支持部35aから突設されている。
ラジエータ30は、下端が横向き連結フレーム43及び前後向き連結フレーム44の上端と同じ又はほぼ同じ配置高さに位置する配置で横向き連結フレーム43及び前側のラジエータ支柱40に連結されている。
防塵カバー32は、後述するカバー状態の原動部カバー31の上端31Uよりも走行車体上方側に位置する状態でラジエータ支持フレーム45に支持されている。具体的には、防塵カバー32は、前後向き連結フレーム44と横向き連結フレーム43とにわたって連結されている。前側のラジエータ支柱40に上端側から走行車体前方向きに突設した支持体46を備え、この支持体46にエアクリーナ27を支持させてある。
原動部カバー31について説明する。
原動部カバー31は、運転キャビン3aの後方近くの箇所と貯留タンク8の前方近くの箇所とにわたって位置するように車体前後方向に長く形成されている。つまり、原動部カバー31の走行車体前後方向長さは、原動部カバー31の前端31Fがエンジン4aと運転部33との間に位置し、原動部カバー31の後端31Rがエンジン4aと貯留タンク8との間に位置する走行車体前後方向長さに設定してある。
原動部カバー31は、運転キャビン3aの後方近くの箇所と貯留タンク8の前方近くの箇所とにわたって位置するように車体前後方向に長く形成されている。つまり、原動部カバー31の走行車体前後方向長さは、原動部カバー31の前端31Fがエンジン4aと運転部33との間に位置し、原動部カバー31の後端31Rがエンジン4aと貯留タンク8との間に位置する走行車体前後方向長さに設定してある。
原動部カバー31は、上端部に設けた前後一対のヒンジ50,50を介してラジエータ支持フレーム45に支持されている。従って、原動部カバー31は、前後一対のヒンジ50,50によって設定される揺動軸芯であって、原動部カバー31の上端側に位置する走行車体前後向きの揺動軸芯X1まわりに上下揺動操作することができ、上下揺動操作することにより、エンジン4aに対するカバー状態とカバー解除状態とに切り換わるようになっている。
図8に示すように、原動部カバー31を揺動軸芯X1まわりに上昇揺動操作し、原動部カバー31の車体前後方向での中間部に連結してある屈伸リンク51が伸展状態になると、原動部カバー31がカバー解除状態になる。原動部カバー31は、カバー解除状態になると、エンジン4aの走行車体横外側を開放し、エンジン4a、及び伝動ベルト39aなどのエンジン4aの付属部品に対する走行車体横外側からの点検や交換作業を容易にする。原動部カバー31は、カバー解除状態になると、水平又はほぼ水平の取付姿勢になる。
図9に示すように、原動部カバー31を揺動軸芯X1まわりに下降揺動操作し、屈伸リンク51が収縮して原動部カバー31の下端部がエンジン支持フレーム35及び基部フレーム41の走行車体横外側にエンジン支持フレーム35及び基部フレーム41の延出端部に沿って位置すると、原動部カバー31がカバー状態になる。
前後のヒンジ50は、原動部カバー31の上端部の裏面側に固定されたカバー側ヒンジ体50aと、ラジエータ支持フレーム45のうちの前のラジエータ支柱40及び前後向き連結フレーム44に固定された支持フレーム側ヒンジ体50bと、カバー側ヒンジ体50aとフレーム側ヒンジ体50bとにわたって装着され、カバー側ヒンジ体50aをフレーム側ヒンジ体50bに対して揺動軸芯Xまわりに回動自在に連結しているヒンジピン50cとを備えて構成されている。
屈伸リンク51は、原動部カバー31の裏面側に一端側が連結ピン52を介して回動自在に連結されたカバー側リンク51aと、ラジエータ支持フレーム45のうちの後のラジエータ支柱42に一端側が連結ピン53を介して回動自在に連結された車体側リンクとしての支柱側リンク51bと、カバー側リンク51a及び支柱側リンク51bの他端側どうしを相対回動自在に連結する連結ピン54とを備えて構成されている。
図8に示すように、屈伸リンク51は、原動部カバー31の上昇揺動に伴い、原動部カバー31による引き操作によって伸展作動する。カバー側リンク51aと支柱側リンク51bとは、原動部カバー31がカバー解除状態に切り換わると、連結ピン54の軸芯が連結ピン52及び連結ピン53の軸芯を通る直線Sよりも下方に位置したデッドポイント越えの伸展状態になる。屈伸リンク51は、デッドポイント越えの伸展状態になると、カバー側リンク51a及び支柱側リンク51bの他端部51dどうしの当接により、原動部カバー31の重量に抗して伸展状態を維持して原動部カバー31をカバー解除状態に突張り支持するように構成されている。
原動部カバー31の下部にロック孔56を設け、後側の左右一対のラジエータ支柱42,42のうちの後のラジエータ支柱42にロック具支持部57を設けてある。ロック具支持部57には、原動部カバー31のロック孔56に装着されたノブ付ボルト58を螺合させて、ノブ付ボルト58によって原動部カバー31をロック具支持部57に締め付け固定させる雌ネジ孔57aを設けてある。
従って、原動部カバー31をカバー状態に切り換えた際、原動部カバー31とロック具支持部57とにわたって脱着自在なノブ付ボルト58を装着することにより、原動部カバー31をノブ付ボルト58によってカバー状態に固定できる。
図10に示すように、屈伸リンク51のカバー側リンク51a及び支柱側リンク51bに、ノブ付ボルト58の脱着が可能なロック孔を設けてある。カバー側リンク51a及び支柱側リンク51bのロック孔にわたってノブ付ボルト58を装着し、カバー側リンク51a又は支柱側リンク51bとノブ付ボルト58との螺合によってノブ付ボルト58の離脱を防止することにより、カバー側リンク51aと支柱側リンク51bとが屈伸リンク51を伸展状態にする係合状態にノブ付ボルト58によって連結されるように構成してある。
従って、屈伸リンク51が伸展状態に切り換わった際、原動部カバー31及びロック具支持部57から取り外したノブ付ボルト58をカバー側リンク51a及び支柱側リンク51bに装着することにより、屈伸リンク51をノブ付ボルト58によって伸展状態に固定できる。
〔燃料タンク配設側箇所〕
図1に示すように、走行車体の左横一端部における前輪1と後輪2との間の部位に、エンジン4aに供給するための燃料を貯留する燃料タンク11と、燃料タンク11の車体横外側を覆う燃料タンクカバー70とが備えられ、燃料タンク11の上方に作業台12が備えられている。
図1に示すように、走行車体の左横一端部における前輪1と後輪2との間の部位に、エンジン4aに供給するための燃料を貯留する燃料タンク11と、燃料タンク11の車体横外側を覆う燃料タンクカバー70とが備えられ、燃料タンク11の上方に作業台12が備えられている。
燃料タンク11について説明する。
図10及び図11に示すように、車体フレームFを構成する左右一対の走行車体前後向きのメインフレーム20,20のうちの左のメインフレーム20の走行車体横外側の部位であって、前輪1と後輪2との間の部位に、前後一対の走行車体横向きのタンク支持アーム71,72が備えられている。前後のタンク支持アーム71,72の走行車体横外側の端部は、走行車体前後向きの連結部材73によって連結されている。前後一対のタンク支持アーム71,727と、連結部材73と、それらに載せ付けた板状のタンク載置部材74とを備えて、タンク支持台75が構成されている。
図10及び図11に示すように、車体フレームFを構成する左右一対の走行車体前後向きのメインフレーム20,20のうちの左のメインフレーム20の走行車体横外側の部位であって、前輪1と後輪2との間の部位に、前後一対の走行車体横向きのタンク支持アーム71,72が備えられている。前後のタンク支持アーム71,72の走行車体横外側の端部は、走行車体前後向きの連結部材73によって連結されている。前後一対のタンク支持アーム71,727と、連結部材73と、それらに載せ付けた板状のタンク載置部材74とを備えて、タンク支持台75が構成されている。
タンク載置部材74の車体横内側端部に設けたブラケット74aと、前後のタンク支持アーム71,72に設けたブラケット71a,72aとを連結することにより、タンク載置部材74が固定される。
前後一対のタンク支持アーム71,72のうちの前側のタンク支持アーム71は、左のメインフレーム20から走行車体横外側に延出されている。前側のタンク支持アーム71は、縦断面形状が下向き開口のU字形状に形成された部材によって構成されている。
後側のタンク支持アーム72は、左右一対のメインフレーム20,20の上面にわたって連結され、左右一対のメインフレーム20,20を連結する状態で車体フレームFを構成している。
後側のタンク支持アーム72は、左右一対のメインフレーム20,20の上面にわたって連結され、左右一対のメインフレーム20,20を連結する状態で車体フレームFを構成している。
作業台12について説明する。
作業台12は、排塵ファン25及び処理装置18などを点検や修理するとか、貯留タンク8の内部を観察するなど、フィーダ7及び貯留タンク8に対する作業を行うのに使用するものであり、次の如く構成されている。
作業台12は、排塵ファン25及び処理装置18などを点検や修理するとか、貯留タンク8の内部を観察するなど、フィーダ7及び貯留タンク8に対する作業を行うのに使用するものであり、次の如く構成されている。
図11に示すように、燃料タンク11の収容空間における走行車体横外側の前後の隅角部、及び燃料タンク11の収容空間における走行車体横内側の前後の隅角部に作業台支柱76,77が設けられている。つまり、横外方側の前後一対の作業台支柱76,76と、車体横内方側の前後一対の作業台支柱77,77とが備えられている。又、前後一対の作業台支柱76,76の上端部同士を連結する車体前後向きの作業台支持フレーム78と、前後一対の作業台支柱77,77の上端部同士を連結する車体前後向きの作業台支持フレーム79とを備えて、作業台支持構造体が構成されている。又、左右一対の作業台支持フレーム78,79に作業台12を構成する板部材を載せ付けてある。
後側の作業台支柱76と後側の作業台支柱77との上端側が連結部材80によって連結され、作業台12の裏面側に連結した縦板部材81が前側の作業台支柱76に連結ボルト82によって固定され、作業台12を構成する板部材の前端側に設けた折曲げ端部12aを、車体フレームFのうちの運転フレーム部83を構成する部材に設けた支持部83aに連結ボルト84によって固定することにより、作業台12が固定されている。
走行車体横外側の前後一対の作業台支柱76,76の下端部は、タンク載置部材74の横端部に設けた支持部を介してタンク支持アーム71,72に連結されている。
図2に示すように、キャビン10の後方側であって且つフィーダ7の上方箇所に位置する状態で、中央側の補助作業台85が備えられている。この補助作業台85は、フィーダ7の上面に連結固定される状態で備えられ、作業者が載置して移動することができる支持強度を備えている。作業者は、作業台12から、この補助作業台85に載って、フィーダ7の車体横幅方向右側の横側部に乗り移ることができ、原動部4における種々のメンテナンス作業を行うことが可能となる。
燃料タンクカバー70について説明する。
燃料タンクカバー70は、キャビン10の後方箇所と貯留タンク8の前方近くの箇所とにわたって車体前後方向の長く形成されている。この燃料タンクカバー70は、上端部に設けた前後一対のヒンジ86,86を介して走行車体横外側の作業台支持フレーム78に支持されている。つまり、燃料タンクカバー70は上端側に位置する車体前後向きの揺動軸芯X2まわりに上下揺動操作することができ、燃料タンク11に対するカバー状態とカバー解除状態とに切り換わるようになっている。
燃料タンクカバー70は、キャビン10の後方箇所と貯留タンク8の前方近くの箇所とにわたって車体前後方向の長く形成されている。この燃料タンクカバー70は、上端部に設けた前後一対のヒンジ86,86を介して走行車体横外側の作業台支持フレーム78に支持されている。つまり、燃料タンクカバー70は上端側に位置する車体前後向きの揺動軸芯X2まわりに上下揺動操作することができ、燃料タンク11に対するカバー状態とカバー解除状態とに切り換わるようになっている。
図示はしないが、燃料タンクカバー70を揺動軸芯X2まわりに上昇揺動操作し、燃料タンクカバー70の後端側に連結してある屈伸リンク87が伸展状態になると、燃料タンクカバー70がカバー解除状態になる。燃料タンクカバー70は、カバー解除状態になると、燃料タンク11の走行車体横外側を開放し、燃料タンク11に対する走行車体横外側からの点検や給油作業を容易にする。燃料タンクカバー70は、カバー解除状態になると、水平又はほぼ水平の取付姿勢になる。
図10に示すように、燃料タンクカバー70を揺動軸芯X2まわりに下降揺動操作し、屈伸リンク87が収縮して燃料タンクカバー70の下端部がタンク支持台75の走行車体横外側にタンク支持台75に沿って位置すると、燃料タンクカバー70がカバー状態になる。燃料タンクカバー70は、カバー状態になると、燃料タンク11の車体横外側方を覆い、走行車体横外側方に位置する植立状態のトウモロコシ植物体、残稈処理装置9による細断処理などに起因して圃場から跳ね上がった茎稈屑などが燃料タンク11に触れるとか衝突することを防止する。
そして、図示はしないが、この燃料タンク11カバーは、原動部カバー31と同様に、カバー解除状態にて突張り支持する屈伸リンク87をノブ付ボルト88によってカバー状態にて固定するとともに、カバー解除状態では、伸展状態の屈伸リンク87をノブ付ボルト88によって維持することができるように構成されている。
〔別実施形態〕
(1)エンジンとラジエータとを車体横方向に並べて備えるものでもよい。
(1)エンジンとラジエータとを車体横方向に並べて備えるものでもよい。
(2)エンジンの車体横幅方向外方側を覆う原動部カバーを備えない構成としてもよい。
(4)キャビンの横側外方に出入用の外部搭乗台を備えない構成としてもよい。
(5)燃料タンクの車体横幅方向外方側を覆う燃料タンクカバーを備えない構成としてもよい。
(6)キャビンの車体横幅方向中央位置と収穫部の車体横幅方向中央位置とを同じ位置に設定するものでもよい。
(7)残稈処理装置を備えない構成としてもよい。
(8)運転部の上方を覆うキャビンを備えない構成としてもよい。
本発明は、トウモロコシを収穫するためのトウモロコシ収穫機に適用できる。
1 前輪
2 後輪
3 運転部
4a エンジン
4g 排気管
6 収穫部
7 フィーダ
8 貯留部
10 キャビン
11 燃料タンク
12 作業台
21 外部搭乗台
27 エアークリーナ
29 プレクリーナ
30 ラジエータ
31 原動部カバー
32 防塵カバー
34 ファン
60 運転座席
2 後輪
3 運転部
4a エンジン
4g 排気管
6 収穫部
7 フィーダ
8 貯留部
10 キャビン
11 燃料タンク
12 作業台
21 外部搭乗台
27 エアークリーナ
29 プレクリーナ
30 ラジエータ
31 原動部カバー
32 防塵カバー
34 ファン
60 運転座席
Claims (21)
- 走行車体の前部に走行に伴って植立作物を収穫する収穫部が備えられ、
前記収穫部の後方に運転部が備えられ、
前記運転部の後方であって且つ車体横幅方向一端側箇所にエンジンが備えられているトウモロコシ収穫機。 - 前記エンジンの車体横幅方向外方側を覆う原動部カバーが備えられている請求項1記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記エンジンの上方にラジエータが備えられている請求項1又は2記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記ラジエータの車体横幅方向内方側に外気吸引用のファンが備えられている請求項3記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記ラジエータの車体横幅方向外方側に防塵カバーが備えられている請求項3又は4記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記エンジンの車体横幅方向外方側を覆う原動部カバーが備えられ、
前記原動部カバーが前記防塵カバーよりも下方に位置している請求項5記載のトウモロコシ収穫機。 - 車体側面視において、前記原動部カバーが前記防塵カバーよりも幅広に形成され、
前記エンジンの排気管が、前記原動部カバーよりも上方側であって且つ前記防塵カバーよりも後方側箇所において、機体外方に向けて排気口が開口する状態で備えられている請求項6記載のトウモロコシ収穫機。 - 前記エンジンに対する燃焼用空気を吸気するための吸気用機構が、前記運転部と前記ラジエータとの間に備えられている請求項3〜7のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記吸気用機構が、エアークリーナ及びプレクリーナを備える請求項8記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記走行車体における前記エンジンの設置箇所に対して車体横幅方向反対側に位置する箇所に、燃料タンクが備えられている請求項1〜9のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記燃料タンクの車体横幅方向外方側を覆う燃料タンクカバーが備えられている請求項10記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記燃料タンクの上方に位置する状態で作業台が備えられている請求項10又は11記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記収穫部にて収穫された作物を車体後方に向けて搬送するフィーダが、車体横幅方向中央部に位置して車体前後方向に延びる状態で備えられている請求項1〜12のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記エンジンに対する燃焼用空気を吸気するための吸気用機構が、前記フィーダよりも車体横幅方向一端側に位置する状態で備えられ、
前記フィーダよりも車体横幅方向他端側に位置する状態で作業台が備えられ、
前記フィーダの上部に補助作業台が備えられている請求項13記載のトウモロコシ収穫機。 - 前記エンジンの後方に、作物を貯留する貯留部が備えられている請求項1〜14のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記運転部の上方がキャビンにて覆われている請求項1〜15のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記キャビンの車体横幅方向一方側の横側外方に出入用の外部搭乗台が備えられている請求項16記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記走行車体における前記エンジンの設置箇所に対して車体横幅方向反対側に位置する箇所に燃料タンクが備えられ、
前記外部搭乗台が、前記キャビンにおける車体横幅方向における前記燃料タンク配設側の横側外方に備えられている請求項17記載のトウモロコシ収穫機。 - 前記キャビンの車体横幅方向中央位置が、前記収穫部の車体横幅方向中央位置に対して、前記外部搭乗台が設けられる側とは反対側に偏倚し、運転座席が前記キャビンの車体横幅方向中央位置に対して、前記外部搭乗台が設けられる側に偏倚して設けられている請求項16〜18のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記運転部において、前記運転座席に対して前記キャビンの偏倚方向側箇所に操作パネルが備えられている請求項19記載のトウモロコシ収穫機。
- 前記走行車体が左右一対の前輪と左右一対の後輪とを備えて構成され、
前記走行車体における前記前輪と前記後輪との間の車体下部に、圃場に残っている残稈を処理する残稈処理装置が備えられている請求項1〜20のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
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