JP2016117382A - ランプ組立体周辺構造及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランプ組立体及びグリル間の見切ラインを正確に形成して、優れた車両外観をもたらすランプ組立体周辺構造及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明は、車両の前部又は後部のランプ組立体にレンズ及びハウジングを設け、車両の前部又は後部のグリルにレンズ周囲に位置するランプ周辺領域を設け、車体及びハウジングに、ランプ組立体を車両幅方向にスライド可能とするように係合する係合部分と、ランプ組立体のスライド可能範囲で締結部材により締結されると共にランプ周辺領域周囲に位置する締結部分とを設け、ランプハウジング及びランプ周辺領域に、それぞれ、ランプ組立体をグリルに対して位置決めするように嵌合する位置決め部分を設け、各位置決め部分の少なくとも一方に車両幅方向に対向する両側壁を設け、両側壁の車両幅方向の間隔をランプ組立体及びグリルの組み付け方向にて漸減させているランプ組立体周辺構造及びその製造方法に関する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の前部又は後部にて、車両幅方向左右一対のランプ組立体及びグリルを車体に取り付けているランプ組立体周辺構造に関する。また、本発明は、かかるランプ組立体周辺構造の製造方法に関する。
自動車等の車両の前面又は後面には、互いに車両幅方向に間隔を空けて一対のランプが配置され、さらに、車両幅方向に延びるグリルが配置されている。これら一対のランプ及びグリルを車体に取り付けたランプ組立体周辺構造においては、グリルが一対のランプの周囲を囲むように形成される部分を有する場合がある。この場合、一対のランプ及びグリル間の隙間によって車両幅方向左右一対の見切ラインが形成される。
ランプ及びグリル間の見切ラインは、優れた車両外観をもたらす上で重要であり、特に、見切ラインを設計上の狙い通りに正確に形成することによって、製造される複数の車両間にて見切ラインの幅のバラツキを低減し、さらには、一対の見切ラインを互いに車両幅方向左右対称に形成することが、優れた車両外観をもたらす上で重要となる。そこで、優れた車両外観をもたらす見切ラインを形成すべく、ランプ及びグリルを正確に位置決めしながら組み立てることが要求されており、このような要求に応ずるべく、様々なランプ組立体周辺構造が用いられている。
かかるランプ組立体周辺構造の一例として、車両の前面に、一対のヘッドランプと、該一対のヘッドランプを囲むように形成されたフロントグリルとを設け、ヘッドランプの車両後方側部分にランプハウジングを設け、フロントグリルの車両幅方向両端部分のそれぞれに突起部を形成し、一対のランプハウジングの車両幅方向外側部分それぞれに係合部を形成し、フロントグリルの突起部をヘッドランプのランプハウジングの係合部に係合させている構造が存在している。(例えば、特許文献1を参照。)
特開2010−47183号公報
前述したランプ組立体周辺構造の一例では、一対のヘッドランプの車両幅方向外側部分にフロントグリルの車両幅方向両端部分をそれぞれ直接取り付けて、ヘッドランプ及びフロントグリルを相対的に位置決めしており、このように組み立てられるヘッドランプ及びフロントグリル間の相対位置に影響するバラツキを、フロントグリルの車両幅方向中間部分に発生する撓み等の変形によって吸収可能としている。
しかしながら、フロントグリルの中間部分を意図通りに変形させることは難しく、また、多くの場合、フロントグリルの車両幅方向中間部分は車体に固定される。そのため、フロントグリルがバラツキを十分に吸収できないので、ヘッドランプ及びフロントグリル間の相対的な位置決め精度を高めることが難しくなっている。特に、車両幅方向に延びるフロントグリルの車両幅方向の形状精度を高めることが難しいので、ヘッドランプ及びフロントグリル間における車両幅方向の相対的な位置決め精度を高めることが難しくなっている。よって、ランプ組立体周辺構造の一例では、見切ラインを設計上の狙い通りに正確に形成できず、その結果、優れた車両外観を確実にもたらすことができないという問題がある。
また、ランプ及びグリル間の相対的な位置決め作業を容易にすることも、ヘッドランプ及びフロントグリル間の相対的な位置決め精度を高めることに貢献するので、優れた車両外観を確実にもたらす上で重要である。
本発明は、前記実情を鑑みて成されたものであり、本発明の目的は、ランプ組立体及びグリル間の見切ラインを正確に形成して、優れた車両外観を確実にもたらすことができるランプ組立体周辺構造及びその製造方法を提供することにある。
課題を解決するために、本発明の一態様に係るランプ組立体周辺構造は、車両の前部又は後部に配置される車両幅方向左右一対のランプ組立体と、前記車両の前部又は後部にて車両幅方向に沿って配置されるグリルとを備え、前記ランプ組立体に、前記車両の外部に露出するランプレンズと、該ランプレンズに対して車体の車両前後方向の中央寄りに位置するランプハウジングとを設け、前記グリルに、前記一対のランプ組立体におけるランプレンズの周囲にそれぞれ位置する一対のランプ周辺領域を設け、前記一対のランプ組立体及び前記グリルを前記車体に取り付けているランプ組立体周辺構造において、前記車体及び前記ランプ組立体のランプハウジングのそれぞれに、前記ランプ組立体を前記車体により保持するための係合部分と、締結部材により前記車体及び前記ランプハウジングを締結するように構成されると共に前記グリルのランプ周辺領域の周囲に位置する締結部分とが設けられ、前記ランプ組立体のランプハウジング及び前記グリルのランプ周辺領域に、それぞれ、前記ランプ組立体を前記グリルのランプ周辺領域に対して位置決めするように互いに嵌合する位置決め部分が設けられ、前記係合部分が、前記ランプ組立体を前記車体に対して車両幅方向にスライド可能とするように互いに係合可能に構成され、前記位置決め部分のそれぞれが互いに車両幅方向にて対向する両側壁を有し、前記位置決め部分の少なくとも一方における両側壁の車両幅方向の間隔が、前記ランプ組立体及び前記グリルのランプ周辺領域の組み付け方向にて漸減しており、前記締結部分が、前記ランプ組立体の前記車体に対してのスライド可能範囲で前記締結部材により締結可能に構成されている。かかる構成によれば、位置決め部分同士を嵌合させる際に、前述の組み付け方向に漸減した側壁を介してグリルのランプ周辺領域の位置決め部分がランプ組立体の位置決め部分を押すことによって、ランプ組立体がスライドして、ランプ組立体をグリルのランプ周辺領域に対して位置決めすることができ、さらに、位置決めされた状態にて、ランプ組立体の締結部分を締結部材によって車体の締結部分に締結できる。そのため、ランプ組立体及びグリル間の相対的な位置決め作業を容易にでき、かつランプ組立体及びグリル間における相対的な位置決め精度、特に、車両幅方向の相対的な位置決め精度を高めることができる。よって、ランプ組立体及びグリル間の見切ラインを正確に形成して、優れた車両外観を確実にもたらすことができる。
本発明の一態様に係るランプ組立体周辺構造によれば、前記ランプ組立体のランプハウジング及び前記グリルのランプ周辺領域のそれぞれに少なくとも2つの前記位置決め部分が設けられ、前記少なくとも2つの位置決め部分のうち1つが前記ランプハウジングの車両上下方向の上側区域に配置され、前記少なくとも2つの位置決め部分のうち別の1つが前記ランプハウジングの車両上下方向の下側区域に配置されている。かかる構成によれば、ランプ組立体のスライド時に、車両上方及び下方の位置決め部分によって、車体に対してのランプ組立体の回転が規制されるので、ランプ組立体をスムーズにスライドさせることができる。その結果、ランプ組立体及びグリル間の相対的な位置決め作業を容易にできるので、ランプ組立体及びグリル間の見切ラインを正確に形成して、優れた車両外観を確実にもたらすことができる。
本発明の一態様に係るランプ組立体周辺構造によれば、前記車体及び前記ランプ組立体のランプハウジングの一方における係合部分に、車両幅方向に延びる長方形状の挿入穴部が設けられ、前記車体及び前記ランプ組立体のランプハウジングの他方における係合部分に、前記挿入穴部に挿入可能に突出する突起部が設けられ、前記車体及び前記ランプ組立体のランプハウジングの締結部分に、前記締結部材を挿入可能とする締結穴部が設けられ、前記挿入穴部の車両幅方向の長さが、前記スライド可能範囲に対応して前記突起部の車両幅方向の長さよりも長くなっており、前記車体及び前記ランプ組立体のランプハウジングの一方における締結穴部の車両幅方向の長さが、前記ランプ組立体のスライド可能範囲の車両幅方向長さ以上となっている。かかる構成によれば、突起部を挿入穴部に挿入した係合状態でランプ組立体を確実に仮保持しながら、ランプ組立体をスムーズにスライドさせることができる。また、ランプ組立体の車体に対してのスライド可能範囲に対応した車両幅方向の長さを有する締結穴部に、締結部材を容易に挿入できるので、ランプ組立体を車体に容易に取り付けることができる。その結果、ランプ組立体及びグリル間の相対的な位置決め作業及びランプ組立体の車体への取付作業を容易にできるので、ランプ組立体及びグリル間の見切ラインを正確に形成して、優れた車両外観を確実にもたらすことができる。
課題を解決するために、本発明の一態様に係るランプ組立体周辺構造の製造方法は、車両の前部又は後部に位置する車両幅方向左右一対のランプ組立体と、前記車両の前部又は後部にて車両幅方向に沿って位置するグリルとを備え、前記ランプ組立体に、前記車両の外部に露出するランプレンズと、該ランプレンズに対して車体の車両前後方向の中央寄りに位置するランプハウジングとを設け、前記グリルに、前記一対のランプ組立体におけるランプレンズの周囲にそれぞれ位置する一対のランプ周辺領域を設けているランプ組立体周辺構造の製造方法において、前記ランプ組立体を前記車体に対して車両幅方向にスライド可能とするように前記車体及び前記ランプ組立体のランプハウジングに形成された係合部分を、互いに係合させるランプ仮保持ステップと、前記ランプ組立体のランプハウジング及び前記グリルのランプ周辺領域にそれぞれ設けられる位置決め部分を互いに嵌合させながら、前記グリルを前記車体に取り付けることによって、前記ランプ組立体を前記車体に対して車両幅方向にスライドさせて、前記ランプ組立体のランプレンズ及び前記グリルのランプ周辺領域間の相対的な位置決めを行う位置決めステップであって、前記位置決め部分のそれぞれに互いに車両幅方向にて対向する両側壁を設けて、前記位置決め部分の少なくとも一方における両側壁の車両幅方向の間隔を、前記ランプ組立体及び前記グリルのランプ周辺領域の組み付け方向にて漸減させている位置決めステップと、前記車体及び前記ランプハウジングに形成され、前記グリルのランプ周辺領域の周囲に位置し、かつ前記ランプ組立体の前記車体に対してのスライド可能範囲で締結部材により締結可能に構成された締結部分を、前記締結部材により締結する締結ステップとを含む。かかる構成によれば、位置決め部分同士を嵌合させる際に、前述の組み付け方向に漸減した側壁を介してグリルのランプ周辺領域の位置決め部分がランプ組立体の位置決め部分を押すことによって、ランプ組立体がスライドして、ランプ組立体をグリルのランプ周辺領域に対して位置決めすることができ、さらに、位置決めされた状態にて、ランプ組立体の締結部分を締結部材によって車体の締結部分に締結することできる。そのため、ランプ組立体及びグリル間の相対的な位置決め作業を容易にでき、かつランプ組立体及びグリル間における相対的な位置決め精度、特に、車両幅方向の相対的な位置決め精度を高めることができる。よって、ランプ組立体及びグリル間の見切ラインを正確に形成して、優れた車両外観を確実にもたらすことができる。
本発明に係るランプ組立体周辺構造及びその製造方法によれば、ランプ組立体及びグリル間の見切ラインを正確に形成して、優れた車両外観を確実にもたらすことができる。
本発明の実施形態に係るランプ組立体周辺構造を有する車両前部を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るランプ組立体周辺構造を車両前方側斜め上方から見て概略的に示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るランプ組立体周辺構造を有する車両前部を、エンジンフードを取り除いた状態で概略的に示す正面図である。 本発明の実施形態に係るランプ組立体周辺構造に用いられるランプ組立体及びランプサポートパネルを車両前方側斜め上方から見て概略的に示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るランプ組立体周辺構造に用いられるランプ組立体及びランプサポートパネルを概略的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係るランプ組立体周辺構造に用いられるランプ組立体を概略的に示す背面図である。 本発明の実施形態に係るランプ組立体周辺構造に用いられるランプサポートパネル及びランプサポートブレースを車両前方側斜め上方から見て概略的に示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るランプ組立体周辺構造に用いられるグリルを車両後方側斜め上方から見て概略的に示す斜視図である。
本発明の実施形態に係るランプ組立体周辺構造及びその製造方法について以下に説明する。本実施形態では、ランプ組立体周辺構造が車両前部に設けられている場合について説明するが、本発明はこれに限定されず、ランプ組立体周辺構造が車両後部に設けられていてもよい。また、本実施形態では、車両幅方向左右一対のランプ組立体のうち一方の周辺構造について説明するが、本実施形態に係るランプ組立体周辺構造は、一対のランプ組立体のうち両方の周辺構造に用いられてもよい。
最初に、本実施形態に係るランプ組立体周辺構造について説明する。図1に示すように、車両前部1には、車両幅方向左右一対のランプ組立体2が設けられている。一対のランプ組立体2は車両幅方向に間隔を空けて配置されており、具体的には、一対のランプ組立体2はそれぞれ車両前面1aの車両幅方向の両端部に配置されている。ランプ組立体2は、発せられる光を車両外部に透過するように構成されたランプレンズ3を有している。図2に示すように、ランプ組立体2は、ランプレンズ3に対して車両後方(すなわち、車体の車両前後方向の中央寄り)に位置するランプハウジング4をさらに有している。ランプ組立体2を取付可能とする車体の構成要素として、一対のランプ組立体2にそれぞれ対応する一対のランプサポートパネル5が配置されている。
再び図1に示すように、車両前部1には車両幅方向に沿ってグリル6が配置されている。かかるグリル6は、一対のランプ組立体2におけるランプレンズ3の周囲にそれぞれ配置される一対のランプ周辺領域7を有している。ランプレンズ3とランプ周辺領域7との間には、見切ラインLが形成されている。また、グリル6は、一対のランプ周辺領域7間で車両幅方向に延びる中間領域8を有している。図2に示すように、グリル6を取付可能とする車体のさらなる構成要素として、一対のランプサポートパネル5間にて車両幅方向に沿って延びるフードロックメンバ9が設けられている。フードロックメンバ9の車両幅方向の両端部は、それぞれ一対のランプサポートパネル5に取り付けられている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、車体のさらなる構成要素として、グリル6を取付可能とする部材が別途設けられていてもよい。また、図7に示すように、車体のさらなる構成要素として、ランプサポートパネル5に対して車体の車両幅方向の中央側に隣接してランプサポートブレース10が設けられている。ランプサポートブレース10はランプサポートパネル5に取り付けられており、ランプサポートブレース10の上端部は、フードロックメンバ9の車両幅方向の端部に取り付けられている。
ここで、ランプ組立体2の詳細について説明する。図3に示すように、ランプレンズ3のランプ前面3aは、車両前面1aにて車両外部に露出するように配置されている。ランプハウジング4には、ランプ組立体2をランプサポートパネル5及びランプサポートブレース10に対して車両幅方向にスライド可能に保持するように構成された上側及び下側係合部分4a,4bが設けられている。上側及び下側係合部分4a,4bは、それぞれランプハウジング4の車両上下方向の上側及び下側区域に配置されている。さらに、上側及び下側係合部分4a,4bは互いに車両幅方向に離れて配置されている。なお、本実施形態では、上側及び下側係合部分4a,4bが1つずつ設けられているが、本発明はこれに限定されず、上側及び下側係合部分4a,4bの一方のみが設けられてもよく、上側及び下側係合部分4a,4bの少なくとも一方が2つ以上設けられていてもよい。
図4〜図6に示すように、上側係合部分4aは、略L字形状に形成された基部4a1を有している。また、上側係合部分4aは、ランプサポートパネル5に向かって突出する突起部4a2を有しており、具体的には、突起部4a2は、車両前後方向に延びる基部4a1の先端区域から車両下方に突出するように形成されている。突起部4a2の横断面は、車両幅方向に延びる略長方形状、特に、略角丸長方形状に形成されていると好ましい。しかしながら、本発明はこれに限定されず、突起部4a2の横断面は、略円形状、略半円形状、略楕円形状、略半楕円形状、略長方形状以外の略多角形状に形成されていてもよい。
図4及び図6に示すように、下側係合部分4bは、ランプハウジング4の下側区域から車両下方に突出する基部4b1を有している。また、下側係合部分4bは、ランプサポートパネル5に向かって突出する突起部4b2を有しており、具体的には、突起部4b2は、基部4b1から車両後方側(すなわち、車体の車両前後方向の中央側)に突出するように形成されている。突起部4b2の横断面は、車両幅方向に延びる略長方形状、特に、略角丸長方形状に形成されていると好ましい。しかしながら、本発明はこれに限定されず、突起部4b2の横断面は、略円形状、略半円形状、略楕円形状、略半楕円形状、略長方形状以外の略多角形状に形成されていてもよい。
図4〜図6に示すように、ランプハウジング4には、ランプ組立体2をグリル6に対して位置決めするための上側及び下側位置決め部分4c,4dもまた設けられている。上側及び下側位置決め部分4c,4dは、それぞれ、ランプハウジング4の上側及び下側区域に配置されている。さらに、上側及び下側位置決め部分4c,4dは、互いに車両幅方向に間隔を空けて配置されていると好ましく、下側位置決め部分4dは、上側及び下側係合部分4a,4bと車両幅方向に離れて配置されていると好ましい。なお、本実施形態では、上側及び下側位置決め部分4c,4dが1つずつ設けられているが、本発明はこれに限定されず、上側及び下側位置決め部分4c,4dの一方のみが設けられてもよく、上側及び下側位置決め部分4c,4dの少なくとも一方が2つ以上設けられていてもよい。
図4及び図5に示すように、上側位置決め部分4cは、ランプハウジング4の上側区域から車両上方に突出するガイドリブ部4c1を有している。ガイドリブ部4c1は、略U字形状に形成されて、車両前方及び車両上方に向かって開口している。かかるガイドリブ部4c1は、互いに車両幅方向に対向する両側壁4c2を有している。両側壁4c2の車両幅方向の間隔は、ランプ組立体2及びグリル6のランプ周辺領域7の組み付け方向(以下、「グリル組み付け方向」という)にて漸減しており、具体的には、両側壁4c2の車両幅方向の間隔は、車両前方から車両後方に向かうに従って減少している。また、上側位置決め部分4cは、ランプハウジング4の上側区域にて車両上下方向に穿設される締結穴部4c3を有している。かかる締結穴部4c3は、ガイドリブ部4cに囲まれるように配置されている。締結穴部4c3は、締結部材として用いられるリベットR(図3にて示す)を挿入可能とするように形成されている。なお、締結穴部4c3に挿入される締結部材としては、リベット以外のボルト、ネジ等が用いられてもよい。
図4及び図6に示すように、下側位置決め部分4dは、ランプハウジング4の下側区域から車両下方に突出する基部4d1を有している。また、下側位置決め部分4dは、基部4d1にて車両前後方向に貫通する嵌合穴部4d2を有している。嵌合穴部4d2は、車両幅方向に延びる略長方形状に形成されていると好ましい。
前述した上側及び下側係合部分4a,4b並びに上側及び下側位置決め部分4c,4dの配置関係について、具体的には、下側係合部分4bが、上側係合部分4aに対して車体の車両幅方向の外方端寄りに配置され、上側位置決め部分4cが、下側位置決め部分4dに対して車体の車両幅方向の外方端寄りに配置され、下側位置決め部分4dが、上側及び下側係合部分4a,4bに対して車体の車両幅方向の中央寄りに配置されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、下側係合部分4bが、上側係合部分4aに対して車体の車両幅方向の中央寄りに配置されていてもよい。上側位置決め部分4cが、下側位置決め部分4dに対して車体の車両幅方向の中央寄りに配置されてもよい。また、下側位置決め部分4dは、上側及び下側係合部分4a,4bの少なくとも一方に対して車体の車両幅方向の中央又は外方端寄りに配置されているとよい。
図3に示すように、ランプハウジング4には、締結部材として用いられるボルトBによりランプハウジング4をランプサポートパネル5に締結可能とするように構成された3つの締結部分4e,4f,4gが設けられている。3つの締結部分4e,4f,4gは、グリル6のランプ周辺領域7の周囲に配置されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、ランプハウジング4には、少なくとも1つの締結部分が設けられていればよい。また、締結部材として、ボルト以外のネジ、リベット等が用いられてもよい。
本実施形態では、これら3つの締結部分4e,4f,4gをそれぞれ上側締結部分4e、外方下側締結部分4f、及び中央下側締結部分4gと呼ぶものとする。上側締結部分4eは、ランプハウジング4の上側区域に配置され、外方下側及び中央下側締結部分4f,4gは、ランプハウジング4の下側区域に配置されている。さらに、外方下側及び中央下側締結部分4f,4gは互いに車両幅方向に離れて配置されており、外方下側締結部分4fは中央下側締結部分4gに対して車体の車両幅方向の外方端寄りに配置されている。
図4〜図6に示すように、上側締結部分4eは、略L字形状に形成された基部4e1を有している。上側締結部分4eの基部4e1は、上側係合部分4aに対して車両幅方向に離れて配置されている。また、上側締結部分4eは、ボルトBを挿入可能とする締結穴部4e2を有しており、かかる締結穴部4e2は、車両前後方向に延びる基部4e1の先端区域にて車両上下方向に貫通するように形成されている。締結穴部4e2は略円形状に形成されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、基部4e1は、上側係合部分4aと一体に形成されていてもよい。また、締結穴部4e2は、車両幅方向に延びる略長方形状、略角丸長方形状、略楕円形状等に形成されていてもよい。
図4及び図6に示すように、外方下側締結部分4fは、ランプハウジング4の下側区域から車両下方に突出する基部4f1を有している。かかる外方下側締結部分4fの基部4f1は、下側係合部分4bの基部4b1と車両幅方向に隣接すると共に一体に形成されている。また、外方下側締結部分4fは、ボルトBを挿入可能とする締結穴部4f2を有しており、かかる締結穴部4f2は、基部4f1にて車両前後方向に貫通するように形成されている。締結穴部4f2は略円形状に形成されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、基部4f1は、下側係合部分4bに対して車両幅方向に離れて配置されていてもよい。なお、下側位置決め部分4dが下側係合部分4bに対して車体の車両幅方向の外方端寄りに配置されている場合には、外方下側締結部分4fの基部4f1は、下側位置決め部分4dの基部4d1と車両幅方向に隣接すると共に一体に形成されていてもよい。また、締結穴部4f2は、車両幅方向に延びる略長方形状、略角丸長方形状、略楕円形状等に形成されていてもよい。
図4及び図6に示すように、中央下側締結部分4gは、ランプハウジング4の下側区域から車両下方に突出する基部4g1を有している。かかる中央下側締結部分4gの基部4g1は、下側位置決め部分4dの基部4d1と車両幅方向に隣接すると共に一体に形成されている。また、中央下側締結部分4gは、ボルトBを挿入可能とする締結穴部4g2を有しており、かかる締結穴部4g2は、基部4g1にて車両前後方向に貫通するように形成されている。締結穴部4g2は略円形状に形成されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、基部4g1は、下側位置決め部分4dに対して車両幅方向に離れて配置されていてもよい。なお、下側係合部分4bが下側位置決め部分4dに対して車体の車両幅方向の中央寄りに配置されている場合には、中央下側締結部分4gの基部4g1は、下側係合部分4bの基部4b1と車両幅方向に隣接すると共に一体に形成されていてもよい。また、締結穴部4g2は、車両幅方向に延びる略長方形状、略角丸長方形状、略楕円形状等に形成されていてもよい。
なお、図4及び図6に示すように、ランプハウジング4には、上側及び下側係合部分4a,4bに加えて、さらにランプ組立体2をランプサポートパネル5及びランプサポートブレース10に対して車両幅方向にスライド可能に保持するように構成された追加下側係合部分4hが設けられていると好ましい。追加下側係合部分4hは、ランプハウジング4の下側区域に配置されており、さらに、上側及び下側係合部分4a,4bに対して車体の車両幅方向の中央寄りに配置されている。本実施形態では、追加下側係合部分4hは外方下側締結部分4fと一体に形成されているが、追加下側係合部分4hは外方下側締結部分4fと離れて配置されていてもよい。
かかる追加下側係合部分4hは、ランプハウジング4の下側区域から車両下方に突出する基部4h1を有している。また、下側係合部分4hは、ランプサポートパネル5に向かって突出する突起部4h2を有しており、具体的には、突起部4h2は、基部4h1から車両後方側(すなわち、車体の車両前後方向の中央側)に突出するように形成されている。突起部4h2の横断面は、略円形状に形成されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、突起部4h2の横断面は、略円形状、略半円形状、略楕円形状、略半楕円形状、略多角形状に形成されていてもよい。
ランプサポートパネル5及びランプサポートブレース10の詳細について説明する。図4及び図7に示すように、ランプサポートパネル5は、ランプ組立体2の外周形状に対応したフレーム形状に形成されている。かかるランプサポートパネル5には、ランプハウジング4の上側及び下側係合部分4a,4bにそれぞれ対応する上側及び下側係合部分5a,5bが設けられている。なお、ランプサポートパネル5の上側及び下側係合部分5a,5bの数は、ランプハウジング4の上側及び下側係合部分4a,4bの数に対応して変更可能である。また、ランプサポートブレース10は車両上下方向に延びるように形成されている。かかるランプサポートブレース10には、ランプハウジング4の追加下側係合部分4hに対応する追加下側係合部分10aが設けられている。
図7に示すように、上側係合部分5aには、車両上下方向に貫通する挿入穴部5a1が設けられ、かかる挿入穴部5a1は、車両幅方向に延びる略角丸長方形状に形成されている。下側係合部分5bには、車両前後方向に貫通する挿入穴部5b1が設けられ、かかる挿入穴部5b1は、車両幅方向に延びる略角丸長方形状に形成されている。また、追加下側係合部分10aには、車両前後方向に貫通する挿入穴部10a1が設けられ、かかる挿入穴部10a1は、略円形状に形成されていると好ましい。上側係合部分5aの挿入穴部5a1には、ランプハウジング4の上側係合部分4aの突起部4a2が挿入可能になっており、下側係合部分5bの挿入穴部5b1には、ランプハウジング4の下側係合部分4bの突起部4b2が挿入可能になっており、追加下側係合部分10aの挿入穴部10a1には、ランプハウジング4の追加下側係合部分4hの突起部4h2が挿入可能となっている。
ランプサポートパネル5の上側係合部分5aにおける挿入穴部5a1の車両幅方向の長さは、ランプハウジング4の上側係合部分4aにおける突起部4a2の車両幅方向の長さよりも長くなっており、ランプサポートパネル5の下側係合部分5bにおける挿入穴部5b1の車両幅方向の長さは、ランプハウジング4の下側係合部分4bにおける突起部4b2の車両幅方向の長さよりも長くなっている。ランプサポートブレース10の追加下側係合部分10aにおける挿入穴部10a1の車両幅方向の長さは、ランプハウジング4の追加下側係合部分4hにおける突起部4h2の車両幅方向の長さよりも長くなっている。そのため、ランプ組立体2がランプサポートパネル5及びランプサポートブレース10に対して車両幅方向にスライド可能となっている。
このようなランプ組立体2のスライド可能範囲の車両幅方向長さは次のように定められると好ましい。突起部4a2,4b2,4h2を対応する挿入穴部5a1,5b1,10a1に係合させた後、かつランプ組立体2をランプサポートパネル5及びランプサポートブレース10に対して車両幅方向にスライドさせる前の初期状態(以下、「仮保持初期状態」という)において、ランプ組立体2のスライド可能範囲の車両幅方向一方側長さは、上側係合部分4aにおける突起部4a2の車両幅方向一方側端及び上側係合部分5aにおける挿入穴部5a1の車両幅方向一方側端間の長さ、下側係合部分4bにおける突起部4b2の車両幅方向一方側端及び下側係合部分5bにおける挿入穴部5b1の車両幅方向一方端間の長さ、並びに追加下側係合部分4hにおける突起部4h2の車両幅方向一方側端及び上側係合部分10aにおける挿入穴部10a1の車両幅方向一方側端間の長さのうち最小のものに基づいて定められる。また、仮保持初期状態において、ランプ組立体2のスライド可能範囲の車両幅方向他方側長さは、その車両幅方向一方側長さと車両幅方向左右対称の条件にて定められる。
図4及び図7に示すように、ランプサポートパネル5及びランプサポートブレース10の組立体には、ランプハウジング4の3つの締結部分4e,4f,4gに対応する3つの締結部分5c,5d,10bが設けられている。すなわち、ランプサポートパネル5及びランプサポートブレース10の組立体には、ランプハウジング4の締結部分の数に対応した数の締結部分が設けられている。本実施形態では、これら3つの締結部分5c,5d,5eをそれぞれ上側締結部分5c、外方下側締結部分5d、及び中央下側締結部分10bと呼ぶものとする。上側締結部分5cは、ランプハウジング4の上側締結部分4eに対応するようにランプサポートパネル5の上側区域に配置され、外方下側締結部分5dは、ランプハウジング4の外方下側締結部分4fに対応するようにランプサポートパネル5の下側区域に配置され、中央下側締結部分10bは、ランプハウジング4の中央下側締結部分4gに対応するようにランプサポートブレース10の車両上下方向の下側区域に配置されている。
図7に示すように、上側締結部分5cには、ボルトBを挿入可能とする締結穴部5c1が形成されており、かかる締結穴部5c1は、上側締結部分5cにて車両上下方向に貫通するように形成されている。外方下側締結部分5dには、ボルトBを挿入可能とする締結穴部5d1が形成されており、かかる締結穴部5d1は、外方下側締結部分5dにて車両前後方向に貫通するように形成されている。中央下側締結部分10bには、ボルトBを挿入可能とする締結穴部10b1が形成されており、かかる締結穴部10b1は、中央下側締結部分10bにて車両前後方向に貫通するように形成されている。また、締結穴部5c1,5d1,10b1は、ボルトBに対応して略円形状に形成されている。このようなランプサポートパネル5の上側締結部分5c、外方下側締結部分5d、及び中央下側締結部分10bの締結穴部5c1,5d1,10b1は、それぞれ、ランプハウジング4の上側締結部分4e、外方下側締結部分4f、及び中央下側締結部分4gの締結穴部4e2,4f2,4g2に対応して配置されている。
ランプハウジング4における締結穴部4e2,4f2,4g2の車両幅方向の長さは、対応するランプサポートパネル5における締結穴部5c1,5d1及びランプサポートブレース10における締結穴部10b1の車両幅方向の長さよりも長くなっている。具体的には、仮保持初期状態にて、ランプハウジング4における締結穴部4e2,4f2,4g2の車両幅方向一方側端、並びに対応するランプサポートパネル5における締結穴部5c1,5d1,10b1の車両幅方向一方側端間の長さは、ランプ組立体2のスライド可能範囲の車両幅方向一方側長さ以上となっている。また、仮保持初期状態にて、ランプハウジング4における締結穴部4e2,4f2,4g2の車両幅方向他方側端、並びに対応するランプサポートパネル5における締結穴部5c1,5d1及びランプサポートブレース10における締結穴部10b1の車両幅方向他方側端間の長さは、ランプ組立体2のスライド可能範囲の車両幅方向他方側長さ以上となっている。そのため、ランプハウジング4の締結部分4e,4f,4g並びに対応するランプサポートパネル5の締結部分5c,5d及びランプサポートブレース10の締結部分10bが、ランプ組立体2のランプサポートパネル5及びランプサポートブレース10に対してのスライド可能範囲でボルトBにより締結可能となっている。
グリル6の詳細について説明する。図4及び図8に示すように、このようなグリル6のランプ周辺領域7は、ランプレンズ3の外周全体を囲むように形成されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、ランプ周辺領域7は、ランプハウジング4の上側及び下側位置決め部分4c,4dの近傍に位置するランプレンズ3の一部を少なくとも囲むように形成されていればよい。
図8に示すように、グリル6におけるランプ周辺領域7の車両上下方向の上側及び下側区域には、それぞれ、ランプ組立体2をグリル6に対して位置決めするように構成された上側及び下側位置決め部分7a,7bが設けられている。グリル6の上側及び下側位置決め部分7a,7bは、それぞれ、ランプ組立体2の上側及び下側位置決め部分4c,4dに対応している。なお、グリル6の上側及び下側位置決め部分7a,7bの数は、ランプ組立体2の上側及び下側位置決め部分4c,4dの数に対応して変更可能である。
上側位置決め部分7aは、ランプ周辺領域7の上側区域から車両後方側(すなわち、車体の車両前後方向の中央側)に突出する突起部7a1を有している。突起部7a1は、ランプ組立体2の上側位置決め部分4cのガイドリブ部4c1に対応して配置され、かつこのガイドリブ部4c1に嵌合可能となっている。突起部7a1は、互いに車両幅方向に対向する両側壁7a2を有している。両側壁7a2の車両幅方向の間隔は、グリル組み付け方向にて漸減しており、具体的には、両側壁7a2の車両幅方向の間隔は、車両前方から車両後方に向かうに従って減少している。また、上側位置決め部分7aは、突起部7a1にて車両上下方向に貫通する締結穴部7a3を有している。かかるグリル6における上側位置決め部分7aの締結穴部7a3は、ランプハウジング4における上側位置決め部分4cの締結穴部4c3に対応して配置されている。このようなグリル6における上側位置決め部分7aの締結穴部7a3もまた、リベットR(図3にて示す)を挿入可能とするように形成されている。
下側位置決め部分7bは、ランプ周辺領域7の下側区域から車両後方側(すなわち、車体の車両前後方向の中央側)に突出する突起部7b1を有している。突起部7b1は、ランプ組立体2の下側位置決め部分4dの嵌合穴部4d2に対応して配置され、かつこの嵌合穴部4d2に嵌合可能となっている。突起部7b1は、互いに車両幅方向に対向する両側壁7b2を有している。両側壁7b2の車両幅方向の間隔は、グリル組み付け方向にて漸減しており、具体的には、両側壁7b2の車両幅方向の間隔は、車両前方から車両後方に向かうに従って減少している。
かかる突起部7b1の先端及び基端における車両幅方向一方側端間の長さは、ランプ組立体2のスライド可能範囲の車両幅方向一方側長さ以上となっている。突起部7b1の先端及び基端における車両幅方向他方側端間の長さは、ランプ組立体2のスライド可能範囲の車両幅方向他方側長さ以上となっている。また、突起部7b1の基端における車両幅方向の長さは、ランプハウジング4における嵌合穴部4d2の車両幅方向の長さと略一致している。
図2及び図8に示すように、グリル6における中間領域8の車両上下方向の上側部分には、グリル6をフードロックメンバ9に取り付けるための複数の取付部分8aが設けられている。複数の取付部分8aは車両幅方向に互いに間隔を空けて配置されている。これら複数の取付部分8aが、フードロックメンバ9の車両上下方向の上端面9aに取り付けられている。
次に、本実施形態に係るランプ組立体周辺構造の製造方法について説明する。ランプ組立体2のランプハウジング4の突起部4a2,4b2,4h2を、それぞれランプサポートパネル5の挿入穴部5a1,5b1及びランプサポートブレース10の挿入穴部10a1に挿入かつ係合させる。ランプ組立体2は仮保持初期状態となる。
グリル6の上側位置決め部分7aの突起部7a1を、ランプハウジング4の上側位置決め部分4cのガイドリブ部4c1に嵌合させ、かつグリル6の下側位置決め部分7bの突起部7b1を、ランプハウジング4の下側位置決め部分4dの嵌合穴部4d2に嵌合させることによって、ランプ組立体2をランプサポートパネル5及びランプサポートブレース10に対して車両幅方向にスライドさせて、ランプ組立体2のランプレンズ3及びグリル6のランプ周辺領域7間の相対的な位置決めを行う。このとき、特に、一対のランプ組立体2のランプレンズ3及びグリル6の一対のランプ周辺領域7間にそれぞれ形成される一対の見切ラインLを車両幅方向左右対称とするように、ランプレンズ3及びランプ周辺領域7間の相対的な位置決めを行うと好ましい。そして、グリル6の中間領域8の取付部分8aをフードロックメンバ9の上端面9a上に載置し、さらに、グリル6の取付部分8aをフードロックメンバ9の上端面9aに固定する。
その後、ランプハウジング4における上側位置決め部分4cの締結穴部4c3と、グリル6のランプ周辺領域7における上側位置決め部分7aの締結穴部7a3とを水平方向に略一致させた状態で、これらの締結穴部4c3,7a3にリベットRを挿入して、ランプ組立体2とグリル6のランプ周辺領域7とを固定する。さらに、ランプハウジング4の締結穴部4e2,4f2,4g2と、対応するランプサポートパネル5の締結穴部5c1,5d1及びランプサポートブレース10の挿入穴部10b1とを、それぞれ水平方向に略一致させた状態で、これらの締結穴部4e2,4f2,4g2,5c1,5d1,10b1にボルトBを挿入して、ランプハウジング4の締結部分4e,4f,4g及びランプサポートパネル5の締結部分5c,5d及びランプサポートブレース10の締結部分10bをボルトBにより締結する。
以上、本実施形態に係るランプ組立体周辺構造及びその製造方法によれば、グリル6のランプ周辺領域7における上側及び下側位置決め部分7a,7bの突起部7a1,7b1を、それぞれ、ランプハウジング4における上側及び下側位置決め部分4c,4dのガイドリブ部4c1及び嵌合穴部4d2に嵌合させる際に、グリル6の上側及び下側位置決め部分7a,7bの側壁7a2,7b2が、それぞれ、ランプ組立体2の上側位置決め部分4cの側壁4c2及び下側位置決め部分4dの嵌合穴部4d2の車両幅方向側縁を押すことによって、ランプ組立体2がスライドして、ランプ組立体2をグリル6のランプ周辺領域7に対して位置決めすることができ、さらに、位置決めされた状態にて、ランプ組立体2の締結部分4e,4f,4gを締結部材によってランプサポートパネル5の締結部分5c,5d及びランプサポートブレース10の締結部分10bに締結できる。そのため、ランプ組立体2及びグリル6間の相対的な位置決め作業を容易にでき、かつランプ組立体2及びグリル6間における相対的な位置決め精度、特に、車両幅方向の相対的な位置決め精度を高めることができる。よって、ランプ組立体2及びグリル6間の見切ラインLを正確に形成して、優れた車両外観を確実にもたらすことができる。
本実施形態に係るランプ組立体周辺構造及びその製造方法によれば、ランプ組立体2のスライド時に、互いに嵌合する上側位置決め部分4c,7aと、互いに嵌合する下側位置決め部分4d,7bとによって、ランプサポートパネル5及びランプサポートブレース10に対してのランプ組立体2の回転が規制されるので、ランプ組立体2をスムーズにスライドさせることができる。その結果、ランプ組立体2及びグリル6間の相対的な位置決め作業を容易にできるので、ランプ組立体2及びグリル6間の見切ラインLを正確に形成して、優れた車両外観を確実にもたらすことができる。
本実施形態に係るランプ組立体周辺構造及びその製造方法によれば、ランプ組立体2の突起部4a2,4b2,4h2をランプサポートパネル5の挿入穴部5a1,5b1及びランプサポートブレース10の挿入穴部10a1に挿入した状態でランプ組立体2を確実に仮保持しながら、ランプ組立体2をスムーズにスライドさせることができる。また、ランプ組立体2のランプサポートパネル5及びランプサポートブレース10に対してのスライド可能範囲に対応した車両幅方向の長さを有するランプハウジング4の締結穴部4e2,4f2,4g2と、対応するランプサポートパネル5の締結穴部5c1,5d1及びランプサポートブレース10の締結部分10bとに、ボルトBを容易に挿入できるので、ランプ組立体2をランプサポートパネル5及びランプサポートブレース10に容易に取り付けることができる。その結果、ランプ組立体2及びグリル6間の相対的な位置決め作業及びランプ組立体2のランプサポートパネル5及びランプサポートブレース10への取付作業を容易にできるので、ランプ組立体2及びグリル6間の見切ラインLを正確に形成して、優れた車両外観を確実にもたらすことができる。
ここまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。本発明は、その技術的思想に基づいて変形かつ変更可能である。
例えば、本発明の第1変形例として、ランプ組立体2の上側、下側、及び追加下側係合部分4a,4b,4hの少なくとも1つに挿入穴部が形成され、ランプサポートパネル5及びランプサポートブレース10の組立体に、当該挿入穴部に挿入可能な突起部が形成されてもよい。
本発明の第2変形例として、グリル6の上側及び下側位置決め部分7a,7bにガイドリブ部又は嵌合穴部が形成され、ランプ組立体2の上側及び下側位置決め部分4c,4dに、当該ガイドリブ部に嵌合可能な突起部が形成されてもよい。
1 車両前部
2 ランプ組立体
3 ランプレンズ
4 ランプハウジング
4a 上側係合部分
4a2 突起部
4b 下側係合部分
4b2 突起部
4c 上側位置決め部分
4c2 側壁
4d 下側位置決め部分
4e 上側締結部分
4e2 締結穴部
4f 外方下側締結部分
4f2 締結穴部
4g 中央下側締結部分
4g2 締結穴部
4h 追加下側係合部分
4h2 突起部
5 ランプサポートパネル
5a 上側係合部分
5a1 挿入穴部
5b 下側係合部分
5b1 挿入穴部
5c 上側締結部分
5c1 締結穴部
5d 外方下側締結部分
5d1 締結穴部
6 グリル
7 ランプ周辺領域
7a 上側位置決め部分
7a2 側壁
7b 下側位置決め部分
7b2 側壁
9 フードロックメンバ
10 ランプサポートブレース
10a 追加下側係合部分
10a1 挿入穴部
10b 中央下側締結部分
10b1 締結穴部
L 見切ライン
B ボルト
R リベット

Claims (4)

  1. 車両の前部又は後部に位置する車両幅方向左右一対のランプ組立体と、
    前記車両の前部又は後部にて車両幅方向に沿って位置するグリルと
    を備え、
    前記ランプ組立体に、前記車両の外部に露出するランプレンズと、該ランプレンズに対して車体の車両前後方向の中央寄りに位置するランプハウジングとを設け、
    前記グリルに、前記一対のランプ組立体におけるランプレンズの周囲にそれぞれ位置する一対のランプ周辺領域を設け、
    前記一対のランプ組立体及び前記グリルを前記車体に取り付けているランプ組立体周辺構造において、
    前記車体及び前記ランプ組立体のランプハウジングのそれぞれに、前記ランプ組立体を前記車体により保持するための係合部分と、締結部材により前記車体及び前記ランプハウジングを締結するように構成されると共に前記グリルのランプ周辺領域の周囲に位置する締結部分とが設けられ、
    前記ランプ組立体のランプハウジング及び前記グリルのランプ周辺領域に、それぞれ、前記ランプ組立体を前記グリルのランプ周辺領域に対して位置決めするように互いに嵌合する位置決め部分が設けられ、
    前記係合部分が、前記ランプ組立体を前記車体に対して車両幅方向にスライド可能とするように互いに係合可能に構成され、
    前記位置決め部分の少なくとも一方が互いに車両幅方向にて対向する両側壁を有し、
    前記両側壁の車両幅方向の間隔が、前記ランプ組立体及び前記グリルのランプ周辺領域の組み付け方向にて漸減しており、
    前記締結部分が、前記ランプ組立体の前記車体に対してのスライド可能範囲で前記締結部材により締結可能に構成されている、ランプ組立体周辺構造。
  2. 前記ランプ組立体のランプハウジング及び前記グリルのランプ周辺領域のそれぞれに少なくとも2つの前記位置決め部分が設けられ、
    前記少なくとも2つの位置決め部分のうち1つが前記ランプハウジングの車両上下方向の上側区域に配置され、
    前記少なくとも2つの位置決め部分のうち別の1つが前記ランプハウジングの車両上下方向の下側区域に配置されている、請求項1に記載のランプ組立体周辺構造。
  3. 前記車体及び前記ランプ組立体のランプハウジングの一方における係合部分に、車両幅方向に延びる長方形状の挿入穴部が設けられ、
    前記車体及び前記ランプ組立体のランプハウジングの他方における係合部分に、前記挿入穴部に挿入可能に突出する突起部が設けられ、
    前記車体及び前記ランプ組立体のランプハウジングの締結部分に、前記締結部材を挿入可能とする締結穴部が設けられ、
    前記挿入穴部の車両幅方向の長さが、前記スライド可能範囲に対応して前記突起部の車両幅方向の長さよりも長くなっており、
    前記車体及び前記ランプ組立体のランプハウジングの一方における締結穴部の車両幅方向の長さが、前記ランプ組立体のスライド可能範囲の車両幅方向長さ以上となっている、請求項1又は2に記載のランプ組立体周辺構造。
  4. 車両の前部又は後部に位置する車両幅方向左右一対のランプ組立体と、前記車両の前部又は後部にて車両幅方向に沿って位置するグリルとを備え、前記ランプ組立体に、前記車両の外部に露出するランプレンズと、該ランプレンズに対して車体の車両前後方向の中央寄りに位置するランプハウジングとを設け、前記グリルに、前記一対のランプ組立体におけるランプレンズの周囲にそれぞれ位置する一対のランプ周辺領域を設けているランプ組立体周辺構造の製造方法において、
    前記ランプ組立体を前記車体に対して車両幅方向にスライド可能とするように前記車体及び前記ランプ組立体のランプハウジングに形成された係合部分を、互いに係合させるランプ仮保持ステップと、
    前記ランプ組立体のランプハウジング及び前記グリルのランプ周辺領域にそれぞれ設けられる位置決め部分を互いに嵌合させながら、前記グリルを前記車体に取り付けることによって、前記ランプ組立体を前記車体に対して車両幅方向にスライドさせて、前記ランプ組立体のランプレンズ及び前記グリルのランプ周辺領域間の相対的な位置決めを行う位置決めステップであって、前記位置決め部分の少なくとも一方に互いに車両幅方向にて対向する両側壁を設けて、前記両側壁の車両幅方向の間隔を、前記ランプ組立体及び前記グリルのランプ周辺領域の組み付け方向にて漸減させている位置決めステップと、
    前記車体及び前記ランプハウジングに形成され、前記グリルのランプ周辺領域の周囲に位置し、かつ前記ランプ組立体の前記車体に対してのスライド可能範囲で締結部材により締結可能に構成された締結部分を、前記締結部材により締結する締結ステップと
    を含むランプ組立体周辺構造の製造方法。
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