JP2016117058A - ノズル - Google Patents
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Abstract
【課題】所要サイズの気泡を簡単に形成できるノズルを提供する。【解決手段】ノズル本体の内部に取り付けるスリーブの中空部を空気通路とすると共に、該スリーブの外周とノズル本体の内周の間に液体通路を設け、前記スリーブの前端の空気噴射口を前記ノズル本体の噴口に連通する気液旋回室内に配置し、かつ、該スリーブの前記空気噴射口から所要寸法をあけた外周面に前記液体通路に介設する旋回流発生用のワーラーを配置し、該ワーラーを通して前記気液旋回室内に液体を旋回させて流入させると共に、前記スリーブの空気噴射口から空気を旋回液体の中心に空気芯として噴射させて気泡を発生させる構成とし、前記スリーブの気液旋回室内への突出量を変えて空気吸い込み量を変え、所要サイズの気泡を発生させる構成としている。【選択図】図2
Description
本発明はノズルに関し、詳しくは、液体中に気体を噴射して気泡を発生させるノズルにおいて、発生させる気泡の大きさを簡単かつ安価に調節できるようにするものである。
ノズルを水等の液体中に浸漬し或いはノズルに液体供給管から液体を供給し、ノズル内部で液体を旋回させると共に、旋回液体の中心に空気を供給して気泡を発生させ、該気泡をノズルの噴口から噴射するノズルを備えた気泡発生装置が従来より種々提供されている。この種の気泡発生装置により液体中に発生させた気泡により、例えば、濾過装置においては排水中のゴミ等の懸濁物を浮き上がらせたり、濾槽中の中空糸膜や平膜を揺動させて膜表面に付着する懸濁物を浮き上がらせることができ、排水処理で利用できる。また、植物栽培装置において水に微小気泡を溶解させて空気を含ませることにより作物の生育を高めることができる等、各種分野で利用できる。
液体中に浸漬する気泡発生用のノズルは、液体導入口と噴口とを連続する流路に液体旋回部を設け、旋回する液体の中心に空気を導入して前記噴口から気泡を噴射する構成とされている場合が多い。(特許第5269493号公報、特許第4205112号公報等参照)
具体的には、液体中に浸漬するノズルの液体導入口から液体を液体流路に導入し、該流路の途中に旋回溝を設けたワーラーを配置して液体旋回部を形成し、ワーラーの旋回溝に沿って液体を流通させて旋回流を発生させ、あるいは流路を囲む筒体に液体導入口を接線方向に設けて液体旋回部を形成し、流入する液体に旋回流を発生させている。この液体旋回部の中心に空気供給管と接続した空気流路の吐出口を設け、旋回液体の中心に空気を吐出して旋回液体の中心に空気芯を設け、該空気芯を旋回液体と混合して気泡を発生させる構成とされている。
具体的には、液体中に浸漬するノズルの液体導入口から液体を液体流路に導入し、該流路の途中に旋回溝を設けたワーラーを配置して液体旋回部を形成し、ワーラーの旋回溝に沿って液体を流通させて旋回流を発生させ、あるいは流路を囲む筒体に液体導入口を接線方向に設けて液体旋回部を形成し、流入する液体に旋回流を発生させている。この液体旋回部の中心に空気供給管と接続した空気流路の吐出口を設け、旋回液体の中心に空気を吐出して旋回液体の中心に空気芯を設け、該空気芯を旋回液体と混合して気泡を発生させる構成とされている。
発生させる気泡の大きさ(気泡の平均サイズ)は空気流路の吐出口からの空気量に対応し、空気量が多いと気泡の平均サイズが大きくなり、空気量が少ないと気泡の平均サイズが小さくなる。適正な気泡のサイズは用途に応じて相違し、よって、用途に応じて空気量を調節する必要がある。この空気量の調節は、空気供給管に流量調節バルブを取り付け、あるいは適正な空気量となるように形状を変更したノズルを用いる必要がある。
前記のように、気泡サイズを用途に応じた適正サイズにするために空気量を調節する手段として、空気供給管に流量調節バルブを取り付けると、該流量調節バルブは高価であるためコスト高になる問題がある。
また、流量調節バルブを使用しない場合、空気量はノズルの液体導入口を増減する、或いは液体流路に設けるオリフィスの流路断面積を変えることで増減出来るが、同時に液体の供給流量も増減するため、比例的な調整が困難になる問題がある。
また、流量調節バルブを使用しない場合、空気量はノズルの液体導入口を増減する、或いは液体流路に設けるオリフィスの流路断面積を変えることで増減出来るが、同時に液体の供給流量も増減するため、比例的な調整が困難になる問題がある。
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、発生させる気泡サイズが用途に応じた適正サイズになるように、ノズルに吸い込む空気量を簡単かつコストをかけずに変更できるノズルを提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、ノズル本体の内部に取り付けるスリーブの中空部を空気通路とすると共に、該スリーブの外周とノズル本体の内周の間に液体通路を設け、前記スリーブの前端の空気噴射口を前記ノズル本体の噴口に連通する気液旋回室内に配置し、かつ、該スリーブの前記空気噴射口から所要寸法をあけた外周面に前記液体通路に介設する旋回流発生用のワーラーを配置し、該ワーラーを通して前記気液旋回室内に液体を旋回させて流入させると共に、該旋回させる液体の中心に前記スリーブの空気噴射口から空気を噴出させ、前記気液旋回室内で気泡を発生させると共に該気泡を前記噴口から噴射させ、
前記気液旋回室内に突出する前記スリーブの前端の空気噴射口と前記噴口までの寸法を変えて前記スリーブの空気噴射口に作用する負圧を変え、該負圧に応じて前記空気通路に吸い込む空気吸い込み量を変えて、発生させる気泡のサイズを変えることが出来る構成としていることを特徴とするノズルを提供している。
前記気液旋回室内に突出する前記スリーブの前端の空気噴射口と前記噴口までの寸法を変えて前記スリーブの空気噴射口に作用する負圧を変え、該負圧に応じて前記空気通路に吸い込む空気吸い込み量を変えて、発生させる気泡のサイズを変えることが出来る構成としていることを特徴とするノズルを提供している。
前記構成としたノズルでは、前記気液旋回室内に突出するスリーブの外周で前記ワーラーから導出する液体を旋回させ、この液体を旋回させることでスリーブの前端の空気噴射口に作用する負圧を発生させ、該負圧によりスリーブの中空部の空気通路に空気を吸い込んでいる。吸い込んだ空気はスリーブの前端の空気噴射口よりスリーブの外周を旋回する液体の中心に空気芯として噴射して気泡を発生させている。
スリーブの前端の空気噴射口に作用する旋回液体の負圧は、前記ノズルの噴口から前記スリーブの前端の空気噴射口までの寸法が長い(即ち、ワーラーの流出側面から突出するスリーブの寸法が短い)と、前記スリーブの前端の空気噴射口に作用する旋回液体の負圧は大きくなり、スリーブの空気通路に吸い込む空気量は多くなる。一方、前記ノズルの噴口から前記スリーブの前端の空気噴射口までの寸法が短い(即ち、ワーラーの流出側面から突出するスリーブの寸法が長い)と前記負圧は小さくなり、スリーブに吸い込む空気量は少なくなる。
スリーブの前端の空気噴射口に作用する旋回液体の負圧は、前記ノズルの噴口から前記スリーブの前端の空気噴射口までの寸法が長い(即ち、ワーラーの流出側面から突出するスリーブの寸法が短い)と、前記スリーブの前端の空気噴射口に作用する旋回液体の負圧は大きくなり、スリーブの空気通路に吸い込む空気量は多くなる。一方、前記ノズルの噴口から前記スリーブの前端の空気噴射口までの寸法が短い(即ち、ワーラーの流出側面から突出するスリーブの寸法が長い)と前記負圧は小さくなり、スリーブに吸い込む空気量は少なくなる。
気液旋回室内で発生させる気泡のサイズは、前記スリーブから噴射する空気量に応じて変化し、空気量が多いと気泡サイズは大きくなり、空気量が少ないと気泡サイズは小さくなる。したがって、ワーラーからのスリーブの突出寸法を短くすると、負圧が大となって空気吸い込み量が多くなり発生する気泡サイズを大きくできる。一方、ワーラーからのスリーブの突出寸法を長くすると、負圧が小さくなって空気吸い込み量が少なくなり、発生する気泡サイズを小さくできる。
前記ノズル本体およびワーラーの形状は変更せず、
前記スリーブはワーラー取付位置から前記空気噴射口を設けた前端までの寸法を変更した複数種を設け、該複数種のスリーブから所要の気泡サイズとなるスリーブを選択して前記ノズル本体に取り付け、あるいは、
前記ノズル本体または前記ワーラーにネジ穴を設ける一方、該ネジ穴に螺合するネジを前記スリーブの外周面に設け、螺合位置を前後方向に調節可能として、前記噴口と空気噴射口の間の寸法を調節可能としている。
前記スリーブはワーラー取付位置から前記空気噴射口を設けた前端までの寸法を変更した複数種を設け、該複数種のスリーブから所要の気泡サイズとなるスリーブを選択して前記ノズル本体に取り付け、あるいは、
前記ノズル本体または前記ワーラーにネジ穴を設ける一方、該ネジ穴に螺合するネジを前記スリーブの外周面に設け、螺合位置を前後方向に調節可能として、前記噴口と空気噴射口の間の寸法を調節可能としている。
前記のように、ノズル本体およびワーラーを変更せず、スリーブの一部寸法を変更したスリーブを用いるだけで、発生させる気泡サイズを用途に応じた適正サイズに簡単に変更できる。
あるいは、スリーブをノズル本体に前後位置を調節可能に取り付けることにより、組み立て部品を変えることなく、発生させる気泡サイズを用途に応じた適正サイズに簡単に変更できる。
よって、空気量を変更するために、流量調節バルブを空気導入管に取り付ける必要はなく、あるいはノズル本体の液体通路や空気通路の形状を変える等のノズルの全体形状を大きく変えることなく、発生させる気泡サイズを簡単かつ安価に調節することができる。
あるいは、スリーブをノズル本体に前後位置を調節可能に取り付けることにより、組み立て部品を変えることなく、発生させる気泡サイズを用途に応じた適正サイズに簡単に変更できる。
よって、空気量を変更するために、流量調節バルブを空気導入管に取り付ける必要はなく、あるいはノズル本体の液体通路や空気通路の形状を変える等のノズルの全体形状を大きく変えることなく、発生させる気泡サイズを簡単かつ安価に調節することができる。
前記ノズル本体は、前記空気導入口および前記液体導入口を設けた筒形状のケーシングと、前記噴口および前記気液旋回室を設けたチップとからなり、前記ケーシングに前記スリーブおよび前記ワーラーを組み付けた状態で前記チップと連結して構成することが好ましい。
本発明のノズルは、具体的には、前記ケーシングの前端に前記チップの後端を連結してなる筒形状の前記ノズル本体と、該ノズル本体の内部に組み付ける液体旋回用の前記ワーラーと、空気通路を形成する前記スリーブを備え、
前記ケーシングの後端に空気導入口を設けると共に外周壁に液体導入口を設け、前記チップの前端に気泡の噴口を設け、
前記スリーブを前記ケーシングの中空部に中心軸線に沿って配置し、該スリーブの後端を前記空気導入口に連通させて該スリーブの中空部を空気通路とすると共に、該スリーブの外周面と前記ケーシングの内周面の間に設ける液体通路を前記液体導入口と連通させ、
前記スリーブの前端の空気噴射口から所要寸法をあけた外周位置と前記ケーシングの内周面の間に前記液体通路を遮断するように前記ワーラーを取り付け、
前記ワーラーは前記液体通路に連通する外周側の導入穴と、該導入穴と内周側の導出穴に連続する旋回溝を備え、前記導出穴から該スリーブの前部外周面と前記チップの内周面の間に旋回させながら液体を気液旋回室内に導出し、該気液旋回室内に突出した前記スリーブの前端の空気噴射口から旋回液体の中心に空気を噴射し、該気液旋回室で発生させる気泡を前記噴口から噴射する構成としていることが好ましい。
前記ケーシングの後端に空気導入口を設けると共に外周壁に液体導入口を設け、前記チップの前端に気泡の噴口を設け、
前記スリーブを前記ケーシングの中空部に中心軸線に沿って配置し、該スリーブの後端を前記空気導入口に連通させて該スリーブの中空部を空気通路とすると共に、該スリーブの外周面と前記ケーシングの内周面の間に設ける液体通路を前記液体導入口と連通させ、
前記スリーブの前端の空気噴射口から所要寸法をあけた外周位置と前記ケーシングの内周面の間に前記液体通路を遮断するように前記ワーラーを取り付け、
前記ワーラーは前記液体通路に連通する外周側の導入穴と、該導入穴と内周側の導出穴に連続する旋回溝を備え、前記導出穴から該スリーブの前部外周面と前記チップの内周面の間に旋回させながら液体を気液旋回室内に導出し、該気液旋回室内に突出した前記スリーブの前端の空気噴射口から旋回液体の中心に空気を噴射し、該気液旋回室で発生させる気泡を前記噴口から噴射する構成としていることが好ましい。
気泡サイズを更に小さくする場合は、前記ノズル本体の噴射側から衝突枠を突設し、該衝突枠に前記噴口と対向する位置に衝突ピンを設け、該衝突ピンに前記噴口から噴射する気泡を衝突させるようにしてもよい。
前記衝突ピンを備えた衝突枠はノズル本体に予め一体的に設けておいても良いし、必要時にノズル本体に取り付けてもよい。
前記衝突ピンを備えた衝突枠はノズル本体に予め一体的に設けておいても良いし、必要時にノズル本体に取り付けてもよい。
このように、ノズルの噴口と対向する位置に衝突ピンを設けておくと、噴口から噴射する気泡を衝突ピンと衝突させると、気泡の微粒化が図れ、気泡サイズを微小とすることが必要な場合に好適に用いられる。さらに、衝突ピンと気泡が衝突すると、気泡を広範囲に噴霧でき、気泡の合体を防止できる。さらにまた、本発明のノズルを浸漬した液槽内において気泡の噴射により発生する液流を弱めて効果的に液中の異物を浮上させることができる。
本発明の前記ノズルの空気導入口に接続して前記スリーブの空気通路に空気を導入する空気導入管は、コンプレッサーやブロア等の圧力空気源に接続せず、大気解放とし、該空気導入管の前端に連通する前記スリーブの空気通路前端に作用する負圧により空気導入管を通して空気を吸い込むようにしている。
また、本発明の前記ノズルの液体導入口には、加圧液体導入管と接続して加圧液体を導入してもよいし、浸漬した液槽の液体をノズルの液体導入口に直接に流入させてもよい。該液体導入口から導入した液体は、前記液体通路に流入させている。
本発明では、例えば、排水処理槽に前記ノズルを浸漬し、ノズルから噴射する気泡でゴミ等の懸濁物を浮き上がらせたり、濾槽中に吊り下げている中空糸膜や平膜を揺動させて膜表面に付着する懸濁物を浮き上がらせるために用いることができる。あるいは、植物栽培装置において養液の貯溜槽に前記ノズルを浸漬し、空気を溶解した養液を植物に噴霧するために用いることができる。
前記のように、本発明のノズルは、ノズル本体の内部に組みつける空気流通用のスリーブの一部の長さを変更し、あるいはノズル本体に対するスリーブの取付位置を前後方向に調節するだけで、該スリーブに吸い込む空気量を調節でき、この吸い込み空気量に応じて発生させる気泡サイズを用途に応じた適正サイズに調節することができる。よって、空気量を調節する流量調節用バルブを取り付ける必要はなく、また、ノズルの全体形状を変更する必要はないため、用途に応じたサイズの気泡を簡単かつ安価に発生させることができる。
以下、本発明のノズルの実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5に第1実施形態のノズルを示す。
図1乃至図5に第1実施形態のノズルを示す。
第1実施形態のノズル1は図4に示すように排水処理槽50の排水51中に浸漬し、該ノズル1の外周に開口した液体導入口2に水導入管52を接続すると共に、ノズル1の後端に開口した空気導入口3に空気導入管53を接続している。該空気導入管53は水面上に空気吸込口53aを開口し、大気を吸い込むようにしている。前記水導入管52は水源(図示せず)に接続している。なお、ノズル1を浸漬した処理槽中の液体をノズル1の液体導入口2を通してノズル1の内部に直接的に導入する場合は、水導入管52を接続する必要はない。
ノズル1は、円筒形状としたケーシング5とチップ6とを連結して形成する筒形状のノズル本体4と、図2に示すように、該ノズル本体4の内部に組みつける空気通路形成用のスリーブ7と、液体旋回用のワーラー8とを組みつけて構成している。
ケーシング5は前端開口の筒形状で、前側内周面に雌ネジ5aを備える一方、チップ6は後端開口の筒形状で、後側外周面に雄ネジ6aを備えている。該チップ6の雄ネジ6aをケーシング5の雌ネジ5aに螺着して筒形状のノズル本体4を形成している。
ケーシング5は前端開口の筒形状で、前側内周面に雌ネジ5aを備える一方、チップ6は後端開口の筒形状で、後側外周面に雄ネジ6aを備えている。該チップ6の雄ネジ6aをケーシング5の雌ネジ5aに螺着して筒形状のノズル本体4を形成している。
ケーシング5は厚肉の後端閉鎖部5bの中央に前記スリーブ7を内嵌する前記空気導入口3を設け、該空気導入口3の外周から空気導入管53と接続するネジ筒5dを突設している。該ケーシング5の周壁5cの後部に液体導入口2を設け、該周壁5cの前部内周面に前記雌ネジ5aを設けている。周壁5cと後端閉鎖部5bとで中空部5eを囲み、該中空部5eの中心にスリーブ7を組みつけ、該スリーブ7の中空を空気通路11とし、空気通路11の後端開口を空気導入口3と連通している。ケーシング5の周壁5cは前部で中空部5eを拡大させてワーラー取付部5fを設けている。
チップ6は前端閉鎖壁6bの前面を噴射側頂面とし、その中央に小穴からなる噴口9を設け、該前端閉鎖壁6bと周壁6cとで囲んだ気液旋回室10を設けている。該気液旋回室10の後端は周壁6cを内部側へ突出させて小径部10aとし、該小径部10aの前端に拡径部10bを連続させ、該拡径部10bから前端閉鎖壁6bまでを大径部10cとしている。
前記スリーブ7は前後両側に小径筒部7a、7bを備えると共に中央部に大径筒部7cを備え、中心軸線に沿った前記空気通路11は前部を小径空気通路11aとし、前端を空気噴射口11bとし、該空気噴射口11bを気液旋回室10内に突出している。後側の小径筒部7bをケーシング5の空気導入口3に内嵌してシールリング13を介設し、前側の小径筒部7aを前記気液旋回室10内に突出している。該スリーブ7の大径筒部7cの後端は後端閉鎖部5bの前面に突き当てると共に前端はワーラー8の後端面に突き当ててスリーブ7を位置決め保持している。このようにスリーブ7をケーシング5の中空部5eに取り付けて、スリーブ7の外周面とケーシング5の周壁5cの内周面との間に環状の空間を設け、該空間を液体導入口2と連通させて液体通路12としている。
液体旋回用のワーラー8は図3(A)〜(D)に示すように略円盤形状で、チップ6の周壁6cの後端面に当接して、スリーブ7の前側の小径筒部7aの外周面とケーシング5の周壁5cの内周面との間に取り付けて、環状の前記液体通路12の前側に介設している。ワーラー8の中心穴8aはスリーブ7の小径筒部7aに外嵌する大きさとし、後端面8bには外周側に沿った位置に直径方向に対向して2個の液体流入穴8c、8dを設け、各液体流入穴8c、8dに内端面8eに開口する周方向の旋回溝8f、8gを連続し、これら旋回溝8f、8gを中央の円形の液体旋回流出溝8hに連続している。
ワーラー8の内部に、液体通路12から液体流入穴8c、8dを通して液体が流入し、旋回溝8f、8gに沿って液体が周方向に旋回しながら流通し、中央の液体旋回流出溝8hから気液旋回室10の後端の小径部10aに旋回しながら流出する。気液旋回室10に流出した液体はスリーブ7の外周を旋回しながら小径部10aから拡径部10b、さらに大径部10cへと噴口9に向かって流通する。該気液旋回室10内で旋回する液体はスリーブ7の前端の空気噴射口11bに負圧として作用させ、この負圧により空気通路11内に空気を吸い込んでいる。
前記のように、ワーラー8を通して気液旋回室10内に液体をスリーブ7の回りで旋回させながら流入させ、この旋回液体の中心にスリーブ7の前端の空気噴射口11bから空気を噴射し、旋回液体の中心に空気芯を形成する。この空気芯となる空気を旋回する液体と接触させて気泡を発生させ、この気泡を噴口9より噴射させている。
本実施形態では、図4に示すように、ノズル1は排水処理槽50の排水51中に浸漬し、該ノズル1の液体通路12に水導入管52より水を流入すると共に、大気開放の空気導入管53より空気通路11に空気を吸い込んでいる。
ノズル1の液体通路12に導入する水はワーラー8を通過して気液旋回室10内にスリーブ7の外周を旋回しながら流出し、スリーブ7の前端の空気噴射口11bに負圧を作用させる。該負圧により、空気通路11、空気導入管53を通して、大気に開放している空気吸込口53aから空気を吸い込み、スリーブ7の前端の空気噴射口11bから空気を旋回する水の中心に空気芯として噴射する。噴射された空気は前端の噴口9に向けて、旋回する水により旋回しながら混合して気泡を発生する。発生する気泡(バブルB)は噴口9より排水処理槽50の排水51中に噴射する。このバブルBにより排水処理槽中の懸濁物を浮上させ、あるいは、排水処理槽中に濾過膜となる中空糸膜や平膜が垂下されている場合、これらの濾過膜を気泡により揺動させて、濾過膜の表面から懸濁物を除去して濾過膜の洗浄期間を延長できる。
発生する気泡(バブルB)の大きさは、空気噴射口11bから噴射する空気量、即ち、スリーブ7の空気通路11への空気吸い込み量に応じて10μm〜数百μmの範囲で変化する。
前記スリーブ7の気液旋回室10内への突出寸法が短い、即ち、噴口9から空気噴射口11bまでの寸法が長いと空気噴射口11bに作用する負圧が大きくなり、空気吸い込み量が増大し、発生する気泡サイズが大となる。逆に、スリーブ7の気液旋回室10内への突出寸法が長く、即ち、噴口9から空気噴射口11bまでの寸法が短いと空気噴射口11bに作用する負圧が小さくなり、空気吸い込み量が減少し、発生する気泡サイズが小さくなる。
前記スリーブ7の気液旋回室10内への突出寸法が短い、即ち、噴口9から空気噴射口11bまでの寸法が長いと空気噴射口11bに作用する負圧が大きくなり、空気吸い込み量が増大し、発生する気泡サイズが大となる。逆に、スリーブ7の気液旋回室10内への突出寸法が長く、即ち、噴口9から空気噴射口11bまでの寸法が短いと空気噴射口11bに作用する負圧が小さくなり、空気吸い込み量が減少し、発生する気泡サイズが小さくなる。
即ち、発生させる気泡サイズを大きくしたい場合、スリーブ7の気液旋回室10内への突出寸法L1を短くし、空気噴射口11bと噴口9との寸法L2を大として、空気噴射口11bに作用する負圧を大とし、空気吸い込み量を増加させる。
逆に、発生させる気泡サイズを小さくしたい場合、スリーブ7の気液旋回室10内への突出寸法L1を長くし、空気噴射口11bと噴口9との寸法L2を短くして、空気噴射口11bに作用する負圧を小さくし、空気吸い込み量を少なくする。
逆に、発生させる気泡サイズを小さくしたい場合、スリーブ7の気液旋回室10内への突出寸法L1を長くし、空気噴射口11bと噴口9との寸法L2を短くして、空気噴射口11bに作用する負圧を小さくし、空気吸い込み量を少なくする。
気泡のサイズを用途に応じて調節する場合、ノズル本体4を構成するケーシング5およびチップ6、ワーラー8は変更せず、スリーブ7のみ変更して用いる。其の際、図5(A)〜(C)に示す標準スリーブ7−A、長寸スリーブ7−B、短寸スリーブ7−Cを用意しておき、いずれかを選択して用いる。
標準スリーブ7−A、長寸スリーブ7−B、短寸スリーブ7−Cは前側の小径筒部7aの寸法だけ、標準寸法のS1、長寸のS2、短寸のS3と変化させ、中央の大径筒部7cおよび後側の小径筒部7bは共通とし、同一形状のケーシング5に位置決め保持して取り付けられるようにしている。
このように、スリーブ7のみ交換するだけで発生させる気泡サイズを調節することができ、用途に適したサイズの気泡を発生できるノズル1を安価に提供することができる。
標準スリーブ7−A、長寸スリーブ7−B、短寸スリーブ7−Cは前側の小径筒部7aの寸法だけ、標準寸法のS1、長寸のS2、短寸のS3と変化させ、中央の大径筒部7cおよび後側の小径筒部7bは共通とし、同一形状のケーシング5に位置決め保持して取り付けられるようにしている。
このように、スリーブ7のみ交換するだけで発生させる気泡サイズを調節することができ、用途に適したサイズの気泡を発生できるノズル1を安価に提供することができる。
本発明者の実験によれば、噴口9とスリーブの空気噴射口11bとの間の寸法L2を21mmとすると、空気吸い込み量は0.2〜0.25L/minとなり、発生する気泡サイズが平均10μm〜100μmとなった。
一方、噴口9とスリーブの空気噴射口11bとの間の寸法L2を24mmとすると、空気吸い込み量は0.5L/minとなり、発生する気泡サイズが平均100μm〜500μmとなった。
一方、噴口9とスリーブの空気噴射口11bとの間の寸法L2を24mmとすると、空気吸い込み量は0.5L/minとなり、発生する気泡サイズが平均100μm〜500μmとなった。
図6に第2実施形態のノズル1−Bを示す。
ノズル1−Bはスリーブ7−1をノズル本体4にネジ込んで取り付け、ネジ込み量を調節して、スリーブ7−1の前端の空気噴射口11bと噴口9の寸法L2、ワーラー8−1の前端と空気噴射口11bの寸法L1を調節可能とし、スリーブ7−1の取り付け位置を変えるだけで発生させる気泡のサイズを調節できるようにしている。
ノズル1−Bはスリーブ7−1をノズル本体4にネジ込んで取り付け、ネジ込み量を調節して、スリーブ7−1の前端の空気噴射口11bと噴口9の寸法L2、ワーラー8−1の前端と空気噴射口11bの寸法L1を調節可能とし、スリーブ7−1の取り付け位置を変えるだけで発生させる気泡のサイズを調節できるようにしている。
ノズル本体4を構成するチップ6は第1実施形態のチップ6と同じ形状であり、ケーシング5は空気導入口3に連続するネジ筒を設けていない点が第1実施形態のケーシング5と相違し、他の構成は同様で、同一符号を付して説明を省略する。該ケーシング5とチップ6とは第1実施形態と同様に雌ネジ5aと雄ネジ6aとを螺合して連結している。
スリーブ7−1はケーシング5の空気導入口3に内嵌させて後端部を外方に突出させ、後端から空気噴射口11bを開口した前端にかけて段状に小径化している。即ち、前端側の小径筒部7a、調節用ネジ筒部7f、該調節用ネジ筒部7fより大径とした大径筒部7d、ケーシングより突出した最大径の後端筒部7eとからなる。後端筒部7eは内周面にネジを設け空気導入管と螺合して連結している。調節用ネジ筒部7fは外周面に雄ネジ7nを設け、後述するワーラー8−1に設けたネジ筒部8tの内周面の雌ネジ8nと螺合している。大径筒部7dの前部の調節用ネジ筒部7fはワーラー8−1の中心穴にシールリング14を介して貫通し、前端の小径筒部7aを気液旋回室10内に突出している。
ワーラー8−1は中心穴8aの後端壁側の周縁より前記ネジ筒部8tを突設し、その内周面に雌ネジ8nを設けている。他の構成の液体通路12に開口する2個の液体流入穴、旋回溝、中央の液体旋回流出溝を設けている点は、第1実施形態のワーラー8と同様である。
第2実施形態のノズル1−Bでは、ケーシング5に挿入するスリーブ7−1をワーラー8−1のネジ筒部8t内にネジ込んで前端部をチップ6の気液旋回室10内に突出させている。このワーラーのネジ筒部8tの雌ネジ8nとスリーブ7−1の雄ネジ7nとを螺合する際に、噴口9と空気噴射口11bとの寸法L2が設定した所要寸法となるように螺合する。このようにネジ締め量を調節するだけでスリーブへの空気吸い込み量を簡単に調節でき、所要サイズの気泡を得ることができる。
なお、ノズル本体4内でのスリーブの前後位置を調節して、前記寸法L2を所要寸法とする手段は、前記第2実施形態に限定されず、例えば、ケーシング5の空気導入口の内周面にネジを設け、スリーブの外周面に形成したネジと螺合してもよい。また、スリーブの外周面に係止ピンを突設する一方、空気導入口の内周面にピンの挿通溝を軸線方向に設けると共に、長さ方向に間隔をあけ周方向溝を設け、所要位置でピンを周方向溝に嵌合して位置調節してもよい。
図7(A)(B)(C)に第3実施形態のノズル1−Cを示す。
ノズル1−Cは第1実施形態のノズル1のノズルチップ6の噴射側に衝突枠20を突設し、該衝突枠20に噴口9との対向位置に衝突ピン21を設け、該衝突ピン21の突出端の衝突面21sに噴口9から噴射する気泡を衝突させている。
ノズル1−Cは第1実施形態のノズル1のノズルチップ6の噴射側に衝突枠20を突設し、該衝突枠20に噴口9との対向位置に衝突ピン21を設け、該衝突ピン21の突出端の衝突面21sに噴口9から噴射する気泡を衝突させている。
詳細には、衝突枠20は円環取付枠部20aをノズルチップ6の噴射側の外周面に螺合して取り付け、該円環取付枠部20aの噴射側端から図7(B)に示すように120度間隔をあけて3本の支持脚部20b、20c、20dを突設している。各支持脚部20b、20c、20dをJ字形状とし屈曲部を設け、これら3つの屈曲部の先端を衝突ピン21の基部21aの外周面に連結し、衝突ピン21の中心軸線をノズルの噴口9の中心軸線と一致させている。
衝突ピン21は基部21aを円柱形状とし、該基部21aから噴口9に向かって突出する先端部に台円錐部21bを連続させ、該台円錐部21bの頂面の円形平坦面を衝突面21sとしている。前記衝突面21sの面積は噴口9の先端面積の50%〜150%、衝突面21sと噴口9の間の寸法は例えば2〜15mmとしている。
他の構成は第1実施形態のノズルと同一としているため、同一符号を付して説明を省略する。なお、第2実施形態のノズルに衝突ピンを設けた衝突枠を取り付けてもよい。
他の構成は第1実施形態のノズルと同一としているため、同一符号を付して説明を省略する。なお、第2実施形態のノズルに衝突ピンを設けた衝突枠を取り付けてもよい。
前記のように、噴口9との対向位置に衝突ピン21を配置すると、噴口9から噴射する気泡は衝突ピン21と衝突して微粒化され、気泡サイズを微小とすることができる。衝突ピンと気泡が衝突すると、気泡を広範囲に噴霧でき、気泡の合体を防止できる。
さらに、図8に示すように、前記ノズル1−Cを排水処理槽50の排水中に浸漬すると、該槽内において気泡の噴射により発生する液流を弱めて、効果的に液中の異物を浮上させることができる。
さらに、図8に示すように、前記ノズル1−Cを排水処理槽50の排水中に浸漬すると、該槽内において気泡の噴射により発生する液流を弱めて、効果的に液中の異物を浮上させることができる。
前記ノズル1−Cを図8に示すように、排水処理槽50内において上向きに配置し、噴口から上方に位置する衝突ピンに向けて噴射させると、衝突により微細化した気泡を上昇させ、液中のゴミを浮上させることができる。
前記ノズル1−Cはノズルチップ6に着脱自在に取り付けて、気泡を微小とする必要がある場合に取り付けているが、ノズルチップ6と一体的に設けてもよい。ノズルチップがステンレス製であると、J字状の衝突枠をノズルチップと連続させて一体に設けてもよい。さらに、衝突枠に衝突ピン穴を設け、別体の衝突ピンを取り付けてもよい。
本発明のノズルの使用方法は前記実施形態に限定されず、液体導入口に水導入管を接続せず、浸漬した液槽中の異物が無い液体を液体導入口から直接にノズルの液体通路に導入してもよい。例えば、植物栽培装置において、養液貯溜槽にノズルを浸漬し、養液中に気泡を噴射して空気を養液に溶け込ませてもよい。
1 ノズル
2 液体導入口
3 空気導入口
4 ノズル本体
5 ケーシング
6 チップ
7 スリーブ
8 ワーラー
9 噴口
10 気液旋回室
11 空気通路
12 液体通路
20 衝突枠
21 衝突ピン
2 液体導入口
3 空気導入口
4 ノズル本体
5 ケーシング
6 チップ
7 スリーブ
8 ワーラー
9 噴口
10 気液旋回室
11 空気通路
12 液体通路
20 衝突枠
21 衝突ピン
Claims (4)
- ノズル本体の内部に取り付けるスリーブの中空部を空気通路とすると共に、該スリーブの外周とノズル本体の内周の間に液体通路を設け、前記スリーブの前端の空気噴射口を前記ノズル本体の噴口に連通する気液旋回室内に配置し、かつ、該スリーブの前記空気噴射口から所要寸法をあけた外周面に前記液体通路に介設する旋回流発生用のワーラーを配置し、該ワーラーを通して前記気液旋回室内に液体を旋回させて流入させると共に、該旋回させる液体の中心に前記スリーブの空気噴射口から空気を噴出させ、前記気液旋回室内で気泡を発生させると共に該気泡を前記噴口から噴射させ、
前記気液旋回室内に突出する前記スリーブの前端の空気噴射口と前記噴口までの寸法を変えて前記スリーブの空気噴射口に作用する負圧を変え、該負圧に応じて前記空気通路に吸い込む空気吸い込み量を変えて、発生させる気泡のサイズを変えることが出来る構成としていることを特徴とするノズル。 - 前記ノズル本体およびワーラーの形状は変更せず、
前記スリーブはワーラー取付位置から前記空気噴射口を設けた前端までの寸法を変更した複数種を設け、該複数種のスリーブから所要の気泡サイズとなるスリーブを選択して前記ノズル本体に取り付け、あるいは、
前記ノズル本体または前記ワーラーにネジ穴を設ける一方、該ネジ穴に螺合するネジを前記スリーブの外周面に設け、螺合位置を前後方向に調節可能として、前記噴口と空気噴射口の間の寸法を調節可能としている請求項1に記載のノズル。 - 前記ノズル本体は、空気導入口および液体導入口を設けた筒形状のケーシングと、前記噴口および前記気液旋回室を設けたチップとからなり、前記ケーシングに前記スリーブおよび前記ワーラーを組み付けた状態で前記チップと締結して構成し、
前記ケーシングの後端に前記空気導入口を設けると共に周壁に前記液体導入口を設け、前記チップの前端に気泡の噴口を設け、
前記スリーブを前記ケーシングの中空部に中心軸線に沿って配置し、該スリーブの後端を前記空気導入口に連通させて該スリーブの中空部を空気通路とすると共に、該スリーブの外周面と前記ケーシングの内周面の間に設ける液体通路を前記液体導入口と連通させ、 前記スリーブの前端の空気噴射口から所要寸法をあけた外周位置と前記ケーシングの内周面の間に前記液体通路を遮断するように前記ワーラーを取り付け、
前記ワーラーは前記液体通路に連通する外周側の導入穴と、該導入穴と内周側の導出穴に連続する旋回溝を備え、前記導出穴から該スリーブの前部外周面と前記チップの内周面の間に旋回させながら液体を気液旋回室内に導出し、該気液旋回室内に突出した前記スリーブの前端の空気噴射口から旋回液体の中心に空気を噴射し、該気液旋回室で発生させる気泡を前記噴口から噴射する構成としている請求項1または請求項2に記載のノズル。 - 前記ノズル本体の噴射側から衝突枠を突設し、該衝突枠に前記噴口と対向する位置に衝突ピンを設け、該衝突ピンに前記噴口から噴射する気泡を衝突させるようにしている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のノズル。
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CN109770763A (zh) * | 2019-03-14 | 2019-05-21 | 杭州卫然机械有限公司 | 多模式的高压泡沫喷枪 |
WO2020258148A1 (en) * | 2019-06-27 | 2020-12-30 | Hang Shun Hing Company Limited | Personal vaporiser |
CN113908710A (zh) * | 2021-09-06 | 2022-01-11 | 山东大学 | 一种微纳米气泡发生器及方法 |
-
2015
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