JP2016116819A - 遊技機 - Google Patents

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Yoshisada Tei
美貞 鄭
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Abstract

【課題】可動翼を備えた囲み体を設けた斬新な遊技機を提供する。【解決手段】遊技領域12の略中央に可動翼20a,20aを備えた囲み体20を設けた。囲み体20の外部には可動翼始動入賞口25を配設する一方、囲み体20の内部には可変表示部始動入賞口22を配設した。始めに可動翼始動入賞口25に入賞させることにより、可動翼20a,20aを開動作をさせてから、囲み体20内に遊技球を投入して遊技を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、遊技領域上の一部を区画して遊技球を通過不能とした囲み体を備えるとともに、同じく遊技領域上の他の領域に配設された可動翼始動入賞口に遊技球が入賞することにより、前記囲み体の一部を切り欠いて形成された可動翼が所定回数開動作して遊技球を囲み体内部に導入可能な遊技機に関する。
従来、遊技機の代表的な種別として、「フィーバー機」,「羽根物」「権利物」と言われるものが存在する。第1種パチンコ機である「フィーバー機」では、遊技盤上に開設された始動入賞口に遊技球が入賞すると、第1種役物装置である液晶画面等から成る表示装置に各種図柄がスクロール表示される。そして、スクロール停止後の図柄の組み合わせが大当たりに相当すると、特賞(いわゆるフィーバー)が発生して、大口入賞口が所定回数を限度に繰り返し開閉するように設定されている。
第2種パチンコ機である「羽根物」では、同じく始動入賞口に遊技球が入賞すると、第2種役物装置である一対の可動片を備えた可変入賞装置の可動片が開状態となり、10個等と所定数の遊技球が可変入賞装置の内部にある入賞口に取り込まれた時点で可動片を閉じるようになっている。また、可動片が開いている間に取り込まれた遊技球が入賞口内の一部に設けられたVゾーンと呼ばれる特定領域に入賞すると、可動片が所定の最大回数を限度に再度、開放されるようになっている。
第3種パチンコ機である「権利物」では、遊技球が始動ゲートを通過すると図柄表示装置で可変表示が実行され、その表示結果が大当たり表示の時、特定入球装置を所定時間を経過するまで開放状態に作動させ、この特定入球装置の開状態中には遊技球が通称Vゾーンと呼ばれる特定領域に入賞すれば、大当たり権利が発生する。そして、大当たり遊技の発生中に遊技領域の右側に設けた回転する第3種始動口に遊技球が入賞すれば、大入賞口が開閉するようになっている。
特開2002−153639号公報 特開平11−19292号公報 特開2004−267479号公報
しかしながら、前述した従来の第2種パチンコ機および第3種パチンコ機では、登場から永きに亘って提供されているため、どうしても機種ごとに遊技方法が類型化してしまい、遊技内容がマンネリ化して新鮮味に欠けており、遊技客の支持が得られずパチンコ遊技場での設置台数が減少していた。
また、いずれの種類の遊技機においても、投入する遊技球の数に対して実際に入賞して遊技に関与する遊技球の割合は極めて低く、大量の遊技球がただ単にアウト球として処理されているという問題点もあった。
本発明は、上記の事情に鑑み、遊技領域の略中央に囲み体を配置し、該囲み体内部に始動入賞口および可変表示部等を備えた斬新な遊技を提供するとともに、遊技球が、遊技領域の上方では、遊技に関与できなくとも、下方では再度遊技に関与できる機会を与えることにより、遊技に関与できずにアウト球になる割合を減らし、遊技の興趣を高めた遊技機を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項の発明に存する。
[1]遊技領域(12)上の一部を区画して遊技球を通過不能とした囲み体(20)を備えるとともに、同じく遊技領域(12)上の他の領域に配設された可動翼始動入賞口(25)に遊技球が入賞することにより、前記囲み体(20)の一部を切り欠いて形成された可動翼(20a,20a)が所定回数開動作して遊技球を囲み体(20)内部に導入可能な遊技機(10)であって、
前記囲み体(20)に囲まれた内側の領域には、遊技球を四方に振分ける振分け体(21)と、該振分け体(21)の下方に複数の可変表示始動入賞口(22)と、複数の前記可変表示始動入賞口(22)と所定のパターンによりそれぞれ対応する複数の可変表示部(23)と、を設け、
前記囲み体(20)の内部の最下の少なくとも一部には特定入賞口(24)を設け、該特定入賞口(24)に遊技球が入賞することにより、前記可動翼(20a)の開動作を行い、
前記囲み体(20)内部に導入された遊技球が前記可変表示始動入賞口(22)に入賞することにより、対応する前記可変表示部(23)の変動表示を開始し、変動表示の結果予め定められた特定の表示態様に確定した場合には、大入賞口(40)の開動作によって賞球の付与を行うことを特徴とする遊技機(10)。
[2]前記可動翼始動入賞口(25)は、スルーチャッカーにより構成され、遊技領域(12)の略上方に配設されることを特徴とする[1]に記載の遊技機(10)。
[3]前記囲み体(20)の内部の最下には、前記特定入賞口(24)に換えて排出口(20c,20d)を少なくとも1箇所設け、
該排出口(20c,20d)からの遊技球の流下方向には、第2振分け体(31)と、該第2振分け体(31)のさらに下方には可動翼始動入賞口(25)を設けたことを特徴とする[1]または[2]に記載の遊技機(10)。
[4]前記排出口(20c,20d)には、流下方向を変更するための流下方向変更体(20e)を設けたことを特徴とする[3]に記載の遊技機(10)。
[5]遊技領域(11)上の一部を区画して遊技球を通過不能とした囲み体(20)を備えるとともに、同じく遊技領域(11)上の他の領域に配設された可動翼始動入賞口(25)に遊技球が入賞することにより、前記囲み体(20)の一部を切り欠いて形成された可動翼(20a)が所定回数開閉動作して遊技球を囲み体(20)内部に導入可能な遊技機(10A)であって、
前記囲み体(20)に囲まれた内側の領域には、遊技球を四方に振分ける振分け体(21)と、該振分け体(21)の下方に複数の可動翼始動入賞口(25)と、を設け、
前記囲み体(21)は、遊技球を外部に排出するための排出口(20c,20d)を少なくとも1箇所備えるとともに、該排出口(20c,20d)に遊技球を誘導するための傾斜部(20f)を形成し、
前記囲み体(20)の下方には、可変表示部(33)を備えた入賞装置(32)を複数配設するとともに、該入賞装置(32)には、前記囲み体(20)を通過しない遊技球の入賞を困難にするための障害手段(35)を設け、
前記囲み体(20)内部に導入された遊技球がさらに下方に流下して前記入賞装置(32)に入賞することにより、該入賞装置(32)に備えられた前記可変表示部(33)の可変表示を開始し、変動表示の結果予め定められた特定の表示態様に確定した場合には、大入賞口(40)の開動作によって賞球の付与を行うことを特徴とする遊技機(10A)。
[6]前記排出口の遊技球の流下方向に、第2振分け体(31)を設けたことを特徴とする[5]に記載の遊技機(10A)。
前記本発明は、次のように作用する。
前記[1]〜[4]に記載の遊技機(10)によれば、遊技盤面(11)上の遊技領域(12)の一部を区画する囲み体(20)が設けられる。該囲み体(20)は、遊技球は囲み体(20)を乗り越えることは不可能に構成される一方、略上方を開口し、可動翼(20a)を備える。可動翼(20)は後述する可動翼始動入賞口への遊技球の入賞によって所定回数、時間、開動作するように設定されており、開状態の場合は可動翼(20)の開口から遊技球を囲み体(20)内部に取り込むことができる。
遊技領域(12)の囲み体(20)に区画されて無い領域の各所には、可動翼始動入賞口(25)が配設されている。通常は囲み体(20)の周辺であって遊技領域(12)の側方から下方に配設される。遊技者はまず可動翼始動入賞口(25)を目掛けて遊技球を遊技領域(12)に打ち出すこととなる。可動翼始動入賞口(25)は、通常の入賞口であってもよいし、可動翼が左右に広がって開口するチューリップ型のチャッカーとしてもよい。
また、ただ単に通過を検知するだけで、入賞させない通過式のいわゆるスルーチャッカーとしてもよい。この場合、遊技球はそのまま下方に流下していくので、アウト球となるだけでなく、その他の各種入賞装置に入賞して遊技を重ねて楽しむことが可能ともなる。スルーチャッカーにより可動翼始動入賞口(25)を構成した場合、配設される位置は、遊技領域(12)の側方や下方より、やや上方に位置させると良い。
囲み体(20)の内部には、振分け体(21)が配設される。通常は、可動翼(20a)から導入された遊技球が最も通過しやすい箇所に位置される。振分け体(21)は、回動自在に構成されて、風車のようにいくつもの羽根が重なった形状でも良いし、扁形のY字型ないしへの字型または十字型としても良い。いずれにしても、上方から流下する遊技球の勢いを受け止めて、回転しながら四方に散らすことができる。自ら回転するものとしてもよい。
振分け体(21)の下方であり、散らされた遊技球が適度に通過する位置には、可変表示部始動入賞口(22)が配設される。可変表示部始動入賞口(22)は1箇所のみならず複数箇所配設されるのが通常である。
囲み体(20)の内部には、さらに、振分け体(21)および可変表示部始動入賞口(22)が配設されて無い箇所であって、通常であればそれらの下方に、可変表示部(23)が複数配設される。複数の可変表示部(23)は、それぞれ所定の規則をもって、前述の可変表示部始動入賞口(22)と対応している。
ここで、所定の規則とは、単に可変表示部始動入賞口(22)と可変表示部(23)が一対一で対応しているのみならず、ある可変表示部始動入賞口(22)には、すべての可変表示部(23)を対応させるなど考えられる様々な規則をも含むものである。また、可変表示部始動入賞口(22)への遊技球の入賞によって、可動翼(20a)の開動作をさせても良い。
遊技者により適宜所望の打ち出し速度により、遊技領域(12)に打ち出された遊技球は、天釘等の遊技領域(12)の最上方の部位に衝突し左右に散乱して、下方に落下する。前述したように、遊技者は、遊技の第1のステップとして、可動翼始動入賞口(25)に狙いを定めて遊技を行う。可動翼始動入賞口(25)は、遊技領域(12)の各所に配設されており、そのどれかに遊技球が入賞することにより、可動翼(20a)の開動作が行われる。
各可動翼始動入賞口(25)と可動翼(20a)の開動作の関係は、一様に所定の回数の開動作を行うものとしても良いが、それぞれの可動翼始動入賞口(25)によって、多様なものとしても良い。例えば、中央に配設された可動翼始動入賞口(25)に入賞した場合は、2回開動作を行い、側方に配設された可動翼始動入賞口(25)に入賞した場合は、1回の開動作を行うように設定するなどしても良い。
囲み体(20)の可動翼(20a)の開動作がが行われたときにタイミングよく遊技球が囲み体(20)の内部に導入されて、振分け体(21)により左右に適度に散らされて、その一部は可変表示部始動入賞口(22)に入賞する。遊技球が可変表示部始動入賞口(22)に入賞したことにより、前述の遊技の第1のステップに続いて、遊技の第2のステップが開始される。前述のように、所定パターンにより対応する少なくとも一つの可変表示部の表示態様の変動表示が開始される。
囲み体(20)の最下部には、特定入賞口(24)を備えており、囲み体(20)内に導入された遊技球において、可変表示部始動入賞口(22)に入賞しなかったものについても、再び遊技に関わる機会が与えられる。特定入賞口(24)に入賞した場合には、可動翼(20a)の開動作が行われるように構成される。
変動表示の最中に別の遊技球が可変表示部始動入賞口(22)に入賞した場合は、一端表示遊技の権利を保留して、前の表示遊技が終わった後に引き続いて、変動表示を開始するように設定するとよい。変動表示の結果、予めプログラムされた所定の確率をもって表示態様が確定する。表示態様が特定の表示態様である場合には、大入賞口(40)の開動作して、賞球の付与が行われる。特定の表示態様は単一の表示態様に限られず、様々なパターンによって、大入賞口(40)の開動作のパターンと関連付けられて、賞球の付与の大小をつけられるようにすると良い。
特に[3],[4]に記載の遊技機によれば、囲み体(20)の最下部に特定入賞口(24)に換えて排出口(20c,20d)を形成している。また、排出口(20c,20d)の遊技球の流下方向には、可動翼始動入賞口(25)を配設している。これにより、囲み体(20)内部において可変表示部始動入賞口(22)や特定入賞口(24)に入り損ねた遊技球にも再び特典の機会が与えられることとなる。さらに、排出口(20c,20d)には流下方向変更体(20e)を備えている。これにより、より安定して可動翼始動入賞口(25)方向へ流下方向を限定して遊技球を入賞しやすくすることができる。
以上述べたように、本遊技機(10)によれば、従来の単純な羽根物遊技機の遊技と異なり、囲み体(20)の内部における振分け体(21)と可変表示部始動入賞口(22)、可変表示部(23)による斬新な遊技を行って、さらに、第1種の遊技機と同様にの変動表示による遊技を演出し、遊技者の興趣を高めることができる。遊技は各ステップを踏んでおり緊迫感を持たせて、飽きのき難い遊技を提供することができる。また、一端始動入賞口(25,22)に入り損ねた場合など、従来の遊技機であれば、アウト球になるほか無い遊技球についても、再び更なる機会が与えられて、無駄球を少なくして、遊技者に得を感じさせて、遊技の満足度を高めることができる。
前記[5],[6]に記載の遊技機(10)によれば、前述の囲み体(20)に加えて、障害手段(35)を備えている。これにより、遊技領域(12)全体を大きく区画して、遊技の段階を演出している。始めに可動翼始動入賞口(25)への入賞を企図して遊技球の投入を図り、可動翼を開かせて、囲み体(20)内部へ遊技球を投入する。囲み体(20)内部においても可動翼始動入賞口(25)を配設しておりそれにより、さらなる可動翼の開閉が可能となる一方、該可動翼始動入賞口(25)に入賞できなかった遊技球に関しても、排出口(20c,20d)を通じてさらに下方に流下して、可変表示部(33)を備えた入賞装置(32)の表示遊技が行われる。
具体的には、入賞装置(32)に遊技球が入賞すると備え付けられた可変表示部(33)の変動表示が開始される。変動表示の結果、予めプログラムされた所定の確率をもって表示態様が確定する。表示態様が特定の表示態様である場合には、大入賞口(40)の開動作して、賞球の付与が行われる。これにより、遊技領域(12)を広く使って、段階を踏んだ遊技を行うこととなり、斬新な遊技を遊技者に提供することができる。
本発明に係る遊技機によれば、従来の遊技機に代わる斬新な遊技機として、遊技に段階が加えられて、各段階において特殊な演出することとなり、また、遊技に緊迫感を持たせることにもなり、飽きのこない遊技機を提供して遊技者の興趣を高めることができる。
本発明の第1実施の形態に係る遊技機を示す正面図である。 本発明の第1実施の形態に係る遊技機の別の例を示す正面図である。 本発明の第1実施の形態に係る遊技機の別の例を示す正面図である。 本発明の第1実施の形態に係る遊技機の別の例を示す正面図である。 本発明の第1実施の形態に係る遊技機の別の例を示す正面図である。 本発明の第1実施の形態に係る遊技機の別の例を示す正面図である。 本発明の第1実施の形態に係る遊技機を示す正面図である。 本発明の第2実施の形態に係る遊技機の別の例を示す正面図である。 本発明の第2実施の形態に係る遊技機の別の例を示す正面図である。
以下、図面に基づき、本発明を代表する各種実施の形態を説明する。
図1〜図7は、本発明の実施の形態に係る遊技機10を示している。
遊技機10は、遊技盤面11上の遊技領域12上に遊技球を打ち出して遊技を行うパチンコ機である。遊技機10は、打ち出された遊技球が落下して遊技を進行させる役物等が取り付けられた遊技領域12と、該遊技領域12の正面を覆うガラスを固定するガラス枠等を有している。
ガラス枠には、装飾装置であるランプ・LED等が組み付けられている。また、ガラス枠の下方には、遊技球である貸球や賞球を貯留する上皿14、上皿14から溢れた遊技球を貯留する下皿15、遊技者が遊技球の打ち出し操作を行うハンドル16等が設けられている。なお、図示省略したが遊技機10には、有価価値カードの挿入により遊技球を貸し出すためのカードユニット(CR球貸機)が付設されている。
図1に示すように、遊技領域12の正面視において左側端縁を区画する位置には、前記ハンドル16の回転操作により打ち出された遊技球を遊技領域12の上方へ導くための外レールが設けられている。遊技領域12には、前記外レールより放出された遊技球が落下する経路に変化を与えるための天釘を含む遊技釘の他、略中央に入賞口を備えて入賞装置をなす囲み体20、その下方に、左右に並ぶように3機の可動翼始動入賞口25、さらにその下方には大入賞口40が配設されている。さらに遊技盤面11の最下にはいずれの入賞装置にも入らずに落下した遊技球を排出するためのアウト球口13が配設されている。
遊技機10には、遊技全体の制御を行う制御手段が設けられている。かかる制御手段は、図示省略したがインターフェース、CPU、RAM、ROM等から構成されたマイクロコンピューターから成る。制御手段は、始動入賞口22,25等の入賞装置や可変表示部23における表示遊技、特別遊技状態を制御する等の様々な機能を有している。ここで、制御手段は各種入賞口に遊技球が入賞した際に賞出信号を機内部にある計数機に出力して、各種入賞口ごとに予め割り当てられている所定数の遊技球を計数機から上皿14に払い出させるように構成してもよい。
次に、本発明の根幹を成す囲み体20を中心とした遊技領域12に配設される各種役物等の構成を詳述する。
図1〜4に示すように、遊技領域12の略中央に配設された囲み体20は、略長方形状の中央部のほか、上方向かって階段状に突出し上部、下方に向かってはやや台形状に突出した下部よりなる形状をしている。階段状の上部の最上部分の左右の両側端には外部から遊技球を囲み体20内部に導入するための可動翼20a,20aを形成している。また、同じく階段状の上部の内側の略中央には回動自在に軸支された振分け体21を備えている。さらに振分け体21の下方には3機の可変表示部始動入賞口22が逆三角形状に配設されている。さらに可変表示部始動入賞口22の下方には、可変表示部23が上から下に3列並ぶように隣接して配置されている。最下部には、略中央の特定入賞口24とその両側に一般入賞口が左右に隣接して形成されている。
囲み体20の内部は、可動翼20a,20aが開動作を行うことにより内部に導入された遊技球の勢いを受け止めるのに最適な位置に振分け体21が配設されたものであり、同じく、振分け体21により振り分けられた遊技球をそれぞれ受け止め易い位置に可変表示部始動入賞口22も配設されている。可変表示部始動入賞口22に入賞しなかった遊技球は、可変表示部23の両側に設けられた通路を通って下方の特定入賞口24および一般入賞口に入賞するように設定されている。
上下に3列隣接して配設された可変表示部23は、図柄および表示態様を次々と表示して、最後に図柄および表示態様を確定させて表示遊技を行うことが可能に設定されており、上述したように制御手段によってすべてコントロールされるものである。
第1実施の形態の遊技機は、様々なバリエーションを有している。
図2に示した遊技機10にあっては、可動翼20a,20aは囲み体20の最上端に備えており、大きく上方に開口するものである。この場合、より多くの遊技球を効率的に囲み体20内に導入できる。
また、図3に示した遊技機10にあっては、可動翼始動入賞口25をスルーチャッカーにより構成し、全体に遊技領域12の上方に配設したものである。この場合、機能としてスルーチャッカーを通過したことにより可動翼20a,20aを所定のパターンにより開動作することはいうまでも無いが、通過した遊技球がそのまま流下してアウト球となるだけでなく、大入賞口40に入賞するなどその他の遊技に再度参加することができる。コストをかけて遊技者が投入している遊技球をより効率的に使用することとなり、満足度をあげることとなる。さらに、その効果について繰り返さないが図4には上述の上方に開口する可動翼20a,20aとともにスルーチャッカーを使用した遊技機を示している。また、スルーチャッカーを遊技領域12の略上方に配設したことにより、天釘等に当たってからスルーチャッカーを通過するか否かが判明するまでの時間が極めて短いものとなり、遊技に高いスピード感を与えることとなる。
さらに、図5〜図7に示した遊技機10にあっては、囲み体20の最下部の入賞口に換えて排出路20c,20dを備え、それらの流下方向に第2振分け体31を設けさらにその下方には、第2振分け体によって振り分けられた遊技球が入賞可能な可動翼始動入賞口25を設けたものである。振分け体21,31とその下方の始動入賞口22,32の関係については上述したので繰り返さないが、いずれにしても、囲み体20内に導入された遊技球のうちどの入賞口にも入賞しなかった遊技球が排出されて再び始動入賞口32への入賞の機会を窺うものである。
次に、遊技機10の作用を説明する。
遊技者により適宜所望の打ち出し速度により、遊技領域12に打ち出された遊技球は、天釘等の遊技領域12の最上方の部位に衝突し左右に散乱して、下方に落下する。遊技者は遊技の第1のステップとして、可動翼20a,20aの開動作を行わせるために、可動翼始動入賞口25に遊技球を入賞させることを企図しなければならない。
可動翼始動入賞口25に遊技球が入賞すると、囲み体20の可動翼20a,20aの開動作が行われる。開動作の回数や時間のパターンは予め設定されているもので、複数の可動翼始動入賞口25を備える場合には、そのそれぞれについてそれらのパターンを異ならせても良い。その場合、遊技者はより遊技球を多く囲み体20内部に導入できるパターンを検討して、所望の可動翼始動入賞口25を目掛けて遊技球を打ち出さなければならない。
遊技者は可動翼20a,20aの開動作のタイミングをも見計らって遊技球を投入しなければならない。遊技球が囲み体20の内部に導入されると、その流下方向には振分け体21が配設されている。回動自在に軸支された振分け体21は、可動翼20aの開口から流下してくる遊技球を上下左右の四方に向かって適当に散らされて、振り分けられて行き、そのうちの一部が可変表示部始動入賞口22に入賞する。
可変表示部始動入賞口22に遊技球が入賞することにより、対応する少なくとも一つの可変表示部の表示態様の変動表示が開始される。変動表示の結果予め制御手段等に組み込まれたプログラムによって所定の確率をもって表示態様が確定する。ここで、表示態様が特定の表示態様である場合には、大入賞口40の開動作を行うことにより、賞球の付与がなされる。特定の表示態様は単一の表示態様に限られず、様々なパターンにより行うことができる。それぞれ確率の関連づけられて、確率の高い表示態様については、賞球は少なく、確率の低い表示態様については、賞球を多くすると良い。
図8および図9は、本発明の第2実施の形態に係る遊技機10Aを示している。なお、前述した第1実施の形態に係る遊技機10と共通する構成については説明を省略する。
第2の実施の形態に係る遊技機10Aは、前述の第1の実施の形態に係る遊技機10の構成加えて障害手段35を備えている。障害手段35は、遊技領域12を大きく区画して、上方の遊技領域にある遊技球が排出口20c,20dを通らずには、直接に入賞装置32には、入賞できないように配設されるものである。通常は遊技釘によって構成される。前述した囲み体20により遊技領域12のごく一部を壁で囲むのと異なり、遊技領域12のより広い範囲を使えるので、より多くの入賞装置を利用した遊技の演出をすることができる。これにより、遊技者の遊技に対する興趣をより高めることができる。前述した第1の実施の形態における囲み体20をより遊技領域の下部を広くに拡大した遊技機であるとみなすことができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
本発明に係る遊技機はパチンコ機に限らず、プログラム制御されるスマートボールゲーム機、アレンジボールゲーム機といった他の遊技機にも同様に適用することができる。
10…遊技機
10A…遊技機
11…遊技盤面
12…遊技領域
13…アウト球口
14…上皿
15…下皿
16…ハンドル
20…囲み体
20a…可動翼
20b…導入口
20c…排出口
20d…排出口
20e…流下方向変更体
21…振分け体
22…可変表示部始動入賞口
23…可変表示部
25…可動翼始動入賞口
35…障害手段(障害釘)
40…大入賞口

Claims (6)

  1. 遊技領域上の一部を区画して遊技球を通過不能とした囲み体を備えるとともに、同じく遊技領域上の他の領域に配設された可動翼始動入賞口に遊技球が入賞することにより、前記囲み体の一部を切り欠いて形成された可動翼が所定回数開動作して遊技球を囲み体内部に導入可能な遊技機であって、
    前記囲み体に囲まれた内側の領域には、遊技球を四方に振分ける振分け体と、該振分け体の下方に複数の可変表示始動入賞口と、複数の前記可変表示始動入賞口と所定のパターンによりそれぞれ対応する複数の可変表示部と、を設け、
    前記囲み体の内部の最下の少なくとも一部には特定入賞口を設け、該特定入賞口に遊技球が入賞することにより、前記可動翼の開動作を行い、
    前記囲み体内部に導入された遊技球が前記可変表示始動入賞口に入賞することにより、対応する前記可変表示部の変動表示を開始し、変動表示の結果予め定められた特定の表示態様に確定した場合には、大入賞口の開動作によって賞球の付与を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動翼始動入賞口は、スルーチャッカーにより構成され、遊技領域の略上方に配設されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記囲み体の内部の最下には、前記特定入賞口に換えて排出口を少なくとも1箇所設け、
    該排出口からの遊技球の流下方向には、第2振分け体と、該第2振分け体のさらに下方には可動翼始動入賞口を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記排出口には、流下方向を変更するための流下方向変更体を設けたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 遊技領域上の一部を区画して遊技球を通過不能とした囲み体を備えるとともに、同じく遊技領域上の他の領域に配設された可動翼始動入賞口に遊技球が入賞することにより、前記囲み体の一部を切り欠いて形成された可動翼が所定回数開閉動作して遊技球を囲み体内部に導入可能な遊技機であって、
    前記囲み体に囲まれた内側の領域には、遊技球を四方に振分ける振分け体と、該振分け体の下方に複数の可動翼始動入賞口と、を設け、
    前記囲み体は、遊技球を外部に排出するための排出口を少なくとも1箇所備えるとともに、該排出口に遊技球を誘導するための傾斜部を形成し、
    前記囲み体の下方には、可変表示部を備えた入賞装置を複数配設するとともに、該入賞装置には、前記囲み体を通過しない遊技球の入賞を困難にするための障害手段を設け、
    前記囲み体内部に導入された遊技球がさらに下方に流下して前記入賞装置に入賞することにより、該入賞装置に備えられた前記可変表示部の可変表示を開始し、変動表示の結果予め定められた特定の表示態様に確定した場合には、大入賞口の開動作によって賞球の付与を行うことを特徴とする遊技機。
  6. 前記排出口の遊技球の流下方向に、第2振分け体を設けたことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
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JP2023068076A (ja) * 2017-12-15 2023-05-16 株式会社三洋物産 遊技機
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