JP2016116153A - 外耳道装着型イヤホンマイク - Google Patents

外耳道装着型イヤホンマイク Download PDF

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Abstract

【課題】外耳道装着型イヤホンマイクにおいて、マイクロホンユニットの感度を維持した上で筐体の外径を小さくする。【解決手段】筐体12の内部空間Cに、マイクロホンユニット14と共にスピーカユニット20が配置された構成とする。その際、マイクロホンユニット14がスピーカユニット20よりも後方側においてその収音孔24aを音導孔12aに連通させた状態で配置されるとともに、スピーカユニット20がその放音孔52aを音導孔12aに連通させた状態で配置された構成とする。これにより、従来のようにマイクロホンユニット14とスピーカユニット20とが並列に配置されている場合に比して、マイクロホンユニット14のサイズを小さくすることなく筐体12の外径を小さくすることを可能とする。そしてこれにより、マイクロホンユニット14の感度が低下してしまうのを未然に防止する。【選択図】図1

Description

本願発明は、外耳道に装着した状態で使用される外耳道装着型イヤホンマイクに関するものであり、特に生体音の収音に適した外耳道装着型イヤホンマイクに関するものである。
従来より、例えば「特許文献1」に記載されているように、心拍音等の生体音を収音するための外耳道装着型イヤホンマイクを備えた医療機器や健康管理機器が知られている。
この「特許文献1」にも記載されているように、一般に外耳道装着型イヤホンマイクは、筐体内にマイクロホンユニットとスピーカユニットとが収容された構成となっている。
一方、「特許文献2」や「特許文献3」には、一般的な音響機器に用いられる外耳道装着型イヤホンマイクが記載されている。
特表2012−508605号公報 特許第4850524号公報 特開2005−277792号公報
上記「特許文献1」に記載された外耳道装着型イヤホンマイクのように、筐体内にマイクロホンユニットと共にスピーカユニットが収容された構成とすることにより、スピーカユニットから出力される音楽等を楽しみながらあるいはこれを活用しながらマイクロホンユニットによって生体音の収音を行うことが可能となる。
しかしながら、上記「特許文献1」(あるいは「特許文献2」や「特許文献3」)に記載された外耳道装着型イヤホンマイクにおいては、マイクロホンユニットとスピーカユニットとが筐体内において並列に配置された構成となっているので、筐体の外径が大きくなってしまう。このため外耳道装着型イヤホンマイクとしては、外耳道への装着性が悪くなってしまい、長時間の使用には適さないものとなってしまう。
一方、筐体の外径を小さくすれば外耳道への装着性を高めることができるが、そのためにマイクロホンユニットのサイズを小さくすると、マイクロホンユニットの感度が低下してしまい、生体音を収音しにくくなってしまう。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、マイクロホンユニットの感度を維持した上で筐体の外径を小さくすることができる外耳道装着型イヤホンマイクを提供することを目的とするものである。
本願発明は、マイクロホンユニットの配置に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る外耳道装着型イヤホンマイクは、
前端部に音導孔が形成された筐体と、この筐体に収容されたマイクロホンユニットおよびスピーカユニットと、を備えてなる外耳道装着型イヤホンマイクにおいて、
上記マイクロホンユニットが、ダイヤフラムと、このダイヤフラムの両側に正面空間および背面空間を形成するように構成されたハウジングとを備えており、
上記ハウジングに、上記正面空間を該ハウジングの外部空間に連通させる収音孔が形成されており、
上記マイクロホンユニットが、上記スピーカユニットよりも後方側において、上記収音孔を上記音導孔に連通させた状態で配置されており、
上記スピーカユニットが、該スピーカユニットの放音孔を上記音導孔に連通させた状態で配置されている、ことを特徴とするものである。
上記「外耳道装着型イヤホンマイク」は、筐体の前端部に装着されたイヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用されるように構成されていてもよいし、筐体自体の前端部を外耳道に挿入した状態で使用されるように構成されていてもよい。
上記構成において「前端部」等の方向性を示す用語は、外耳道装着型イヤホンマイクを構成する各部材相互間の位置関係を明確にするために便宜上用いたものであって、これにより外耳道装着型イヤホンマイクを実際に使用する際の方向性が限定されるものではない。
上記「マイクロホンユニット」は、スピーカユニットよりも後方側に配置されていれば、スピーカユニットとの具体的な位置関係は特に限定されるものではない。
上記マイクロホンユニットの「収音孔」を「音導孔」に連通させる(すなわち空間的に繋げる)ための具体的な構成および上記スピーカユニットの「放音孔」を「音導孔」に連通させるための具体的な構成は特に限定されるものではない。
上記構成に示すように、本願発明に係る外耳道装着型イヤホンマイクは、筐体内にマイクロホンユニットと共にスピーカユニットが配置された構成となっているので、スピーカユニットから出力される音楽等を楽しみながらあるいはこれを活用しながらマイクロホンユニットによって生体音の収音を行うことができる。
その際、マイクロホンユニットはスピーカユニットよりも後方側においてその収音孔を音導孔に連通させた状態で配置されており、スピーカユニットはその放音孔を音導孔に連通させた状態で配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、マイクロホンユニットがスピーカユニットよりも後方側に配置されていることにより、正面視においてマイクロホンユニットとスピーカユニットとを重複させた状態で配置することができる。したがって、従来のようにマイクロホンユニットとスピーカユニットとが並列に配置されている場合に比して、マイクロホンユニットのサイズを小さくすることなく筐体の外径を小さくすることができる。そしてこれにより、マイクロホンユニットの感度が低下してしまうのを未然に防止することができる。
このように本願発明によれば、外耳道装着型イヤホンマイクにおいて、マイクロホンユニットの感度を維持した上で筐体の外径を小さくすることができる。
そして、このようにしてマイクロホンユニットの感度を維持することにより、生体音の収音性能を維持することができる。また、筐体の外径を小さくすることにより、外耳道への装着性を高めることができ、これにより外耳道装着型イヤホンマイクを長時間の使用に適したものとすることができる。
上記構成において、筐体の内部空間が密閉空間として構成されており、マイクロホンユニットのハウジングにその背面空間を外部空間に連通させる通気孔が形成されており、筐体の内部空間がハウジングの正面空間および音導孔に連通する第1空間とハウジングの背面空間に連通する第2空間とに仕切られた構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、密閉空間として構成された筐体の内部空間に、ハウジングの背面空間に連通する第2空間がハウジングの正面空間から隔離された状態で形成されることとなるので、その分だけ背面空間を拡張して大きな空間を確保することができる。したがって、ダイヤフラムのスティフネスを小さくしてこれを振動させやすくすることができ、これにより低周波帯域における音圧感度を高めることができる。しかもこれを、筐体を大型化することなく実現することができる。
その際、筐体の内部空間が密閉空間として構成されていることにより、マイクロホンユニットのハウジングに通気孔が形成されているにもかかわらず、生体音を収音する際に風切り音等の外部環境音の影響を受けてしまわないようにすることができる。
上記「筐体の内部空間が密閉空間として構成されており」とは、筐体の内部空間において音導孔以外の部分が密閉空間として構成されていることを意味するものである。
上記「第1空間」と「第2空間」とを仕切るための具体的な構成は特に限定されるものではない。その際、一般にマイクロホンユニットにおいては、そのダイヤフラム等に気圧調整用の微小孔が形成された構成となっているが、このような場合において「第1空間」と「第2空間」とに「仕切られている」とは、上記微小孔以外の部分が仕切られていることを意味するものである。
上記構成において、筐体内の前端部にガスケットが配置されるとともに、このガスケットに、筐体の内部空間を音導孔に連通させる第1および第2貫通孔が形成された構成とした上で、筐体内に、前後方向に延びる筒状部材がその前端部を第1貫通孔に挿入した状態で配置された構成とする一方、スピーカユニットに、その放音孔を囲むように形成された放音ノズルが取り付けられ、この放音ノズルが第2貫通孔に挿入された構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、ガスケットおよび放音ノズルにより、スピーカユニットの放音孔を筐体の音導孔に確実に連通させることができる。
また、筒状部材の内部空間を、スピーカユニットから出力される音響信号をマイクロホンユニットの収音孔に到達させにくくするためのローパスフィルタの構成要素として機能させることができ、これにより生体音に対する収音性能を高めることができる。その際、筒状部材の長さおよび内径を適宜調整することによって音圧感度の微調整を行うことが容易に可能となる。
この場合において、マイクロホンユニットのハウジングにその収音孔を囲むように形成された収音ノズルが取り付けられるとともに、この収音ノズルに筒状部材の後端部が連結された構成とすれば、マイクロホンユニットの収音孔を筐体の音導孔に確実に連通させることができる。そしてこれにより、第1空間と第2空間との仕切りを比較的簡易な構成により実現することができる。
上記構成において、筐体内の前端部にガスケットが配置されるとともに、このガスケットに筐体の内部空間をその音導孔に連通させる貫通孔が形成された構成とした上で、筐体内にスピーカユニットと密着した状態で前後方向に延びる筒状部材が配置された構成とし、そして、スピーカユニットがその放音孔を貫通孔へ向けるようにしてガスケットに当接した状態で配置されるとともに、筒状部材がその前端開口を貫通孔へ向けるようにしてガスケットに当接した状態で配置された構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、この場合においても、第1空間と第2空間との仕切りを実現した上で、筒状部材の内部空間およびその後端開口側の空間を、スピーカユニットから出力される音響信号をマイクロホンユニットの収音孔に到達させにくくするためのローパスフィルタの構成要素として機能させることができる。
また、このような構成を採用することにより、筐体の外径をより小さくすることができ、かつ、外耳道装着型イヤホンマイクの組立性を向上させることができる。
本願発明の一実施形態に係る外耳道装着型イヤホンマイクを示す側断面図 上記外耳道装着型イヤホンマイクにおけるマイクロホンユニットの構成を詳細に示す側断面図 上記外耳道装着型イヤホンマイクの音圧感度特性を従来例と共に示す図 上記外耳道装着型イヤホンマイクの音圧感度特性を変形例および比較例と共に示す図 上記実施形態の変形例を示す、図1と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る外耳道装着型イヤホンマイク10を示す側断面図である。
同図に示すように、本実施形態に係る外耳道装着型イヤホンマイク10は、前端部(図1において右端部)に音導孔12aが形成された筐体12と、この筐体12に収容されたマイクロホンユニット14およびスピーカユニット20と、筐体12の前端部に装着されたイヤーチップ16とを備えた構成となっている。
この外耳道装着型イヤホンマイク10は、そのイヤーチップ16を外耳道に装着した状態で、心拍音や脈拍音等の生体音を収音するために用いられるようになっている。
筐体12は、前方部材12Aと後方部材12Bとが接合された構成となっている。これら前方部材12Aおよび後方部材12Bは、いずれもアルミニウムや硬質樹脂等の硬質材料で構成されている。
前方部材12Aは、前方へ向けて径が小さくなるように形成されており、その前端壁12Aaの中央部には、前方へ突出する小径円筒部12Abが形成されている。上記音導孔12aは、この小径円筒部12Abに形成されており、また、上記イヤーチップ16は、この小径円筒部12Abに装着されている。
この前方部材12Aの後端面12Acは、円環状に形成されている。また、この前方部材12Aの内周面12Adは、後方へ向けて2段階で径が大きくなる円筒面で構成されている。
後方部材12Bは、前後方向に延びる有底円筒状の部材として構成されており、その後端部が後端壁12Bbとして構成されている。この後方部材12Bの前端面12Baは、前方部材12Aの後端面12Acの外周縁部に当接した状態で、溶着や接着等によって全周にわたってシールされている。
これにより、筐体12の内部空間Cは、音導孔12aの部分を除いて密閉された空間として構成されている。
筐体12の内部空間Cの前端部には、円筒状の外周面を有するガスケット18が配置されている。このガスケット18は、シリコーン樹脂やラバー等の軟質材料で構成されている。そして、このガスケット18は、その外周面を前方部材12Aの内周面12Adの小径部に後方側から嵌め込むようにした状態で、その前端面が前方部材12Aの前端壁12Aaに当接する位置まで挿入されている。
このガスケット18は、前半部が円筒状に形成されるとともに後半部が円柱状に形成されており、その後半部の中央には円形の断面形状で前後方向に延びる第1および第2貫通孔18a、18bが上下方向に間隔をおいて形成されている。そして、これら第1および第2貫通孔18a、18bにより、筐体12の内部空間Cを音導孔12aに連通させるようになっている。
筐体12の内部空間Cにおいて、マイクロホンユニット14はスピーカユニット20よりも後方側に配置されている。
スピーカユニット20は、バランスドアーマチャ型スピーカであって、ハウジング52内に図示しないダイヤフラムおよび駆動ユニットが収容された構成となっている。
ハウジング52は、前後方向に長い略直方体の外形形状を有しており、その前端面の下端部には放音孔52aが形成されている。そして、このハウジング52の前端部には、放音孔52aを囲むように形成された放音ノズル54が溶接等によって取り付けられている。また、このハウジング52の後部には、スピーカユニット20をその駆動制御回路(図示せず)に電気的に接続するための1対の端子部20aが配置されている。
スピーカユニット20は、その放音ノズル54の先端部をガスケット18の第2貫通孔18bに後方側から挿入した状態で位置決めされている。そして、このスピーカユニット20においては、上記駆動制御回路からの信号電流に応じた音波を発生させ、この音波を放音孔52aおよび第2貫通孔18bを介して音導孔12aへ放射するようになっている。
なお、上記駆動制御回路は、筐体12の内部空間Cに送受信機等と共に配置された構成としてもよいし、筐体12から外部に引き出されたケーブル(図示せず)を介して1対の端子部20aと電気的に接続された構成としてもよい。
筐体12の内部空間Cにおいて、スピーカユニット20の下方には、前後方向に延びる筒状部材28が配置されている。この筒状部材28は、アルミニウムや硬質樹脂等の硬質材料で構成されていてもよいし、シリコーン樹脂やラバー等の軟質材料で構成されていてもよい。この筒状部材28の前端部は、ガスケット18の第1貫通孔18aに挿入されている。この筒状部材28は、スピーカユニット20よりも後方まで延びるように形成されている。
マイクロホンユニット14は、ダイヤフラム22と、このダイヤフラム22の前後両側に正面空間Cfおよび背面空間Crを形成するように構成されたハウジング24とを備えている。ハウジング24には、正面空間Cfおよび背面空間Crの各々を該ハウジング24の外部空間に連通させる収音孔24aおよび通気孔24bが形成されている。また、このハウジング24には、収音孔24aを囲むように形成された収音ノズル26が溶接等によって取り付けられている。
マイクロホンユニット14は、前後方向と直交する鉛直面に沿って配置されており、その収音ノズル26において筒状部材28の後端部に連結されている。この連結は、収音ノズル26の先端部を筒状部材28の後端部に挿入することによって行われている。
そしてこれにより、筐体12の内部空間Cを、正面空間Cfおよび音導孔12aに連通する第1空間C1と背面空間Crに連通する第2空間C2とに仕切るようになっている。
なお、マイクロホンユニット14および筒状部材28の位置決めに関しては、収音ノズル26の先端部を筒状部材28の後端部に挿入するとともに筒状部材28の前端部をガスケット18の第1貫通孔18aに挿入することのみによって行うようにしてもよいし、ハウジング24と後方部材12Bの内周面との間にスペーサ(図示せず)を配置して周方向の複数箇所において支持する構造等を追加して行うようにしてもよい。
また、スピーカユニット20の位置決めに関しては、放音ノズル54の先端部をガスケット18の第2貫通孔18bに挿入することのみによって行うようにしてもよいし、ハウジング24と後方部材12Bの内周面との間にスペーサ(図示せず)を配置して周方向の複数箇所において支持する構造等を追加して行うようにしてもよい。
イヤーチップ16は、シリコーンゴム等の軟質材料で構成されている。
このイヤーチップ16の中心部には、該イヤーチップ16を前後方向に貫通する貫通孔16aが形成されている。この貫通孔16aは、イヤーチップ16が小径円筒部12Abに装着された状態で音導孔12aに連通するようになっている。この貫通孔16aは、音導孔12aよりも小さい径で形成されている。
このイヤーチップ16は、後方側へ向けて略パラボラ状に広がる前後2つのフランジ部16A、16Bを備えている。その際、前方側のフランジ部16Aよりも後方側のフランジ部16Bの方が大きい径で形成されている。これによりイヤーチップ16を外耳道に装着したとき、前後2つのフランジ部16A、16Bが外耳道の壁面に密着して、外耳道内に外耳道壁と鼓膜とイヤーチップ16とによって密閉された空間を形成するようになっている。
この密閉された外耳道内には心拍や脈拍等による外耳道壁および鼓膜の振動が心拍音や脈拍音等として放射されるが、外耳道装着型イヤホンマイク10においては、この心拍音や脈拍音等を生体音としてマイクロホンユニット14で収音するようになっている。
図2は、マイクロホンユニット14の構成を詳細に示す側断面図である。
同図に示すように、マイクロホンユニット14は、小型のエレクトレットコンデンサマイクロホンであって、正面視においてφ5〜10mm程度の円形の外形形状を有するとともに1〜3mm程度の厚みを有している。
このマイクロホンユニット14においては、ダイヤフラム22が、支持リング32、背面電極板34、スペーサ36、導通部材38、絶縁部材40およびインピーダンス変換素子42と共に、ハウジング24に収容された構成となっている。
ハウジング24は、導電性カバー44と回路基板46とによって構成されている。
導電性カバー44は、正面視において円形の外形形状を有するキャップ状の部材であって、金属板にプレス加工を施すことにより形成されている。一方、回路基板46は、正面視において導電性カバー44の内径よりもやや小さい外径の円形形状を有しており、導電性カバー44の前面壁と平行に配置されている。導電性カバー44における周面壁の後端部には、内周側へ折れ曲がるようにして延びる環状折曲部44aが延長形成されており、この環状折曲部44aにおいて回路基板46にカシメ固定されている。
ハウジング24の収音孔24aは、導電性カバー44における前面壁の中央部に形成されている。また、ハウジング24の通気孔24bは、回路基板46に形成されている。これら収音孔24aおよび通気孔24bは、いずれも円形形状を有しており、通気孔24bの方が収音孔24aよりも小さい径で形成されている。なお、これら収音孔24aおよび通気孔24bは、それぞれ複数の小孔で形成された構成とすることも可能である。
収音ノズル26の先端部には、円形の開口部26aが形成されている。
ダイヤフラム22は、高分子フィルムの前面に金属蒸着膜が形成された構成となっており、その中心部には気圧調整用の微小孔22aが形成されている。このダイヤフラム22は、その外周縁部において支持リング32に支持されている。この支持リング32は、金属製の薄板で構成されており、円環状に形成されている。ダイヤフラム22は、この支持リング32の後面に張設固定(すなわちテンションをかけた状態で接着等により固定)されている。
背面電極板34は、正面視において、支持リング32の外周面よりもひと回り小さい円形の外形形状を有しており、ダイヤフラム22の後方に近接して配置されている。この背面電極板34は、金属板で構成された電極板本体の前面にエレクトレット層34aが配置された構成となっている。このエレクトレット層34aは、電極板本体の前面に形成された絶縁膜に所定のチャージ電圧で分極処理を施すことによって生成されており、これにより所定の表面電位が付与されている。この背面電極板34には、その周方向の複数箇所に、該背面電極板34を前後方向に貫通する貫通孔34bが形成されている。
スペーサ36は、円環状に形成された樹脂製の薄板で構成されており、ダイヤフラム22と背面電極板34との間に配置されている。そして、このスペーサ36を介してダイヤフラム22と背面電極板34のエレクトレット層34aとが平行に対向配置されることにより、コンデンサ部が構成されるようになっている。
回路基板46は、背面電極板34の後方に配置されている。この回路基板46の前後両面には、図示しない導電層がそれぞれ所定のパターンで形成されている。この回路基板46の後面には、マイクロホンユニット14を信号処理回路(図示せず)に電気的に接続するための1対の端子部14aが形成されている。
なお、上記信号処理回路は、筐体12の内部空間Cに送受信機等と共に配置された構成としてもよいし、筐体12から外部に引き出されたケーブル(図示せず)を介して1対の端子部14aと電気的に接続された構成としてもよい。
インピーダンス変換素子42は、回路基板46の前面に搭載されている。その際、このインピーダンス変換素子42は、通気孔24bの形成位置から外れた位置に配置されている。
導通部材38は、略円筒状の部材であって、回路基板46と背面電極板34との間に配置された状態で、両者間の導通を図るようになっている。
絶縁部材40は、環状の部材であって、背面電極板34および導通部材38と導電性カバー44の周面壁との間に配置された状態で、両者間の絶縁を図るようになっている。
上述したように、導電性カバー44は、その環状折曲部44aにおいて回路基板46にカシメ固定されているが、このカシメ固定により、導電性カバー44と回路基板46の後面に形成された導電層との導通を図るようになっている。
図3は、外耳道装着型イヤホンマイク10の音圧感度特性を従来例と共に示す図である。
同図において実線で示すグラフAは、外耳道装着型イヤホンマイク10の音圧感度特性を示すグラフである。一方、同図において破線で示すグラフBは、外耳道装着型イヤホンマイク10において、仮に、そのマイクロホンユニット14のハウジング24に通気孔24bが形成されていなかったとした場合(すなわち従来の一般的なマイクロホンユニットが配置されているとした場合)の音圧感度特性を示すグラフである。
2つのグラフA、Bの比較から明らかなように、マイクロホンユニット14のハウジング24に通気孔24bを形成した場合には、これを形成しなかった場合に比して、1〜3Hz程度の心拍数の帯域を含む10Hz以下の低周波帯域における感度レベルが10dB近く上昇している。これは、通気孔24bの形成により、ダイヤフラム22の背面空間Crがこれに連通する第2空間C2のサイズまで拡大したためと考えられる。すなわち、背面空間Crの拡大によって背面空間Crの弾性が弱まってダイヤフラム22のスティフネスが小さくなり、振動しやすくなったことによるものと考えられる。
図4は、外耳道装着型イヤホンマイク10の音圧感度特性を変形例および比較例と共に示す図である。
同図において実線で示すグラフCは、外耳道装着型イヤホンマイク10の音圧感度特性を示すグラフであり、また、同図において破線で示すグラフDは、後述する変形例に係る外耳道装着型イヤホンマイク110の音圧感度特性を示すグラフである。さらに、同図において2点鎖線で示すグラフEは、外耳道装着型イヤホンマイク10において、スピーカユニット20の放音孔52aからマイクロホンユニット14の収音孔24aまでの空間が、筒状部材28の内部空間と同一の断面形状で形成されているとした場合の音圧感度特性を示すグラフである。
なお、これらのグラフC、D、Eは、100Hzのときの感度レベルを0dBに揃えた状態での相対的な音圧感度特性を示すグラフである。
2つのグラフC、Eの比較から明らかなように、本実施形態の構成を採用した場合には、放音孔52aから収音孔24aまでの空間が同一断面形状で形成されているとした場合に比して、高周波帯域での感度が低下している。これは、本実施形態においては、放音孔52aから収音孔24aまでの間に、筐体12の音導孔12aおよびガスケット18の内部空間という容量の大きい空間が形成されており、これによりローパスフィルタとしての機能が高められていることによるものと考えられる。
次に本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る外耳道装着型イヤホンマイク10は、筐体12の内部空間Cにマイクロホンユニット14と共にスピーカユニット20が配置された構成となっているので、スピーカユニット20から出力される音楽等を楽しみながらあるいはこれを活用しながらマイクロホンユニット14によって生体音の収音を行うことができる。
その際、マイクロホンユニット14はスピーカユニット20よりも後方側においてその収音孔24aを音導孔12aに連通させた状態で配置されており、スピーカユニット20はその放音孔52aを音導孔12aに連通させた状態で配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、マイクロホンユニット14がスピーカユニット20よりも後方側に配置されていることにより、正面視においてマイクロホンユニット14とスピーカユニット20とを重複させた状態で配置することができる。したがって、従来のようにマイクロホンユニット14とスピーカユニット20とが並列に配置されている場合に比して、マイクロホンユニット14のサイズを小さくすることなく筐体12の外径を小さくすることができる。そしてこれにより、マイクロホンユニット14の感度が低下してしまうのを未然に防止することができる。
このように本実施形態によれば、外耳道装着型イヤホンマイク10において、マイクロホンユニット14の感度を維持した上で筐体12の外径を小さくすることができる。
そして、このようにしてマイクロホンユニット14の感度を維持することにより、生体音の収音性能を維持することができる。また、筐体12の外径を小さくすることにより、外耳道への装着性を高めることができ、これにより外耳道装着型イヤホンマイク10を長時間の使用に適したものとすることができる。
本実施形態に係る外耳道装着型イヤホンマイク10は、筐体12の内部空間Cが密閉空間として構成されており、マイクロホンユニット14のハウジング24にその背面空間Crを外部空間に連通させる通気孔24bが形成されており、筐体12の内部空間Cがハウジング24の正面空間Cfおよび音導孔12aに連通する第1空間C1とハウジング24の背面空間Crに連通する第2空間C2とに仕切られているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、密閉空間として構成された筐体12の内部空間Cに、ハウジング24の背面空間Crに連通する第2空間C2がハウジング24の正面空間Cfから隔離された状態で形成されることとなるので、その分だけ背面空間Crを拡張して大きな空間を確保することができる。したがって、ダイヤフラム22のスティフネスを小さくしてこれを振動させやすくすることができ、これにより低周波帯域における音圧感度を高めることができる。しかもこれを、筐体12を大型化することなく実現することができる。
その際、筐体12の内部空間Cが密閉空間として構成されていることにより、マイクロホンユニット14のハウジング24に通気孔24bが形成されているにもかかわらず、生体音を収音する際に風切り音等の外部環境音の影響を受けてしまわないようにすることができる。
本実施形態に係る外耳道装着型イヤホンマイク10は、筐体12の内部空間Cの前端部にガスケット18が配置されるとともに、このガスケット18に、筐体12の内部空間Cを音導孔12aに連通させる第1および第2貫通孔18a、18bが形成されており、その上で、筐体12内に、前後方向に延びる筒状部材28がその前端部を第1貫通孔18aに挿入した状態で配置されており、一方、スピーカユニット20に、その放音孔52aを囲むように形成された放音ノズル54が取り付けられ、この放音ノズル54が第2貫通孔18bに挿入されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、ガスケット18および放音ノズル54により、スピーカユニット20の放音孔52aを筐体12の音導孔12aに確実に連通させることができる。
また、筒状部材28の内部空間を、スピーカユニット20から出力される音響信号をマイクロホンユニット14の収音孔24aに到達させにくくするためのローパスフィルタの構成要素として機能させることができ、これにより生体音に対する収音性能を高めることができる。その際、筒状部材28の長さおよび内径を適宜調整することによって音圧感度の微調整を行うことが容易に可能となる。しかも、この筒状部材28と第2貫通孔18bとの間には、筐体12の音導孔12aおよびガスケット18の内部空間という容量の大きい空間が形成されているので、ローパスフィルタとしての機能を高めることができる。
さらに本実施形態においては、マイクロホンユニット14のハウジング24にその収音孔24aを囲むように形成された収音ノズル26が取り付けられるとともに、この収音ノズル26に筒状部材28の後端部が連結されているので、マイクロホンユニット14の収音孔24aを筐体12の音導孔12aに確実に連通させることができる。そしてこれにより、第1空間C1と第2空間C2との仕切りを比較的簡易な構成により実現することができる。
上記実施形態においては、マイクロホンユニット14が前後方向と直交する鉛直面に沿って配置されているものとして説明したが、前後方向と直交する鉛直面に対して傾斜した平面に沿って配置された構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、マイクロホンユニット14がエレクトレットコンデンサマイクロホンである場合について説明したが、これ以外のマイクロホン(例えばダイヤフラムの背面空間に通気孔が形成された動電型マイクロホン)を採用することも可能である。
上記実施形態においては、スピーカユニット20がバランスドアーマチャ型スピーカである場合について説明したが、これ以外のスピーカ(例えば動電型スピーカ)を採用することも可能である。
上記実施形態においては、マイクロホンユニット14のハウジング24に通気孔24bが形成されているものとして説明したが、このような通気孔24bが形成されていない構成を採用することも可能である。
上記実施形態においては、筐体12の内部空間Cが密閉空間として構成されているものとして説明したが、この内部空間Cが密閉空間として構成されていない構成を採用することも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
図5は、本変形例に係る外耳道装着型イヤホンマイク110を示す、図1と同様の図である。
同図に示すように、この外耳道装着型イヤホンマイク110の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、筐体112の形状ならびにマイクロホンユニット14およびスピーカユニット20の配置が上記実施形態の場合と異なっている。また本変形例においては、上記実施形態のように、マイクロホンユニット14に収音ノズル26が取り付けられてはおらず、スピーカユニット20に放音ノズル54が取り付けられてはいない。これに伴って、ガスケット118および筒状部材128の構成が上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例の筐体112は、上記実施形態の筐体12よりも小さい外径で形成されている。
筐体112は、前方部材112Aと後方部材112Bとが接合された構成となっている。
後方部材112Bは、上記実施形態の後方部材12Bを縮小させたような形状を有している。すなわち、この後方部材112Bは、前後方向に延びる有底円筒状の部材として構成されており、その後端部が後端壁112Bbとして構成されている。
前方部材112Aは、後方部材112Bと同一径で円筒状に形成されており、その前端壁112Aaの中央部には、上記実施形態の小径円筒部12Abと同様の小径円筒部112Abが形成されている。
そして、筐体112は、前方部材112Aの後端面112Acと後方部材112Bの前端面112Baとを当接させた状態で、溶着や接着等によって全周にわたってシールされている。これにより、筐体112の内部空間Cは、音導孔112aの部分を除いて密閉された空間として構成されている。
前方部材112Aは、その周面壁の後端部がやや厚肉で形成されており、その内径はマイクロホンユニット14の外径よりも僅かに大きい値に設定されている。マイクロホンユニット14は、そのハウジング24の外周面において前方部材112Aの周面壁の後端部にシール材160を介して固定されている。そしてこれにより、筐体112の内部空間Cを、正面空間Cfおよび音導孔112aに連通する第1空間C1と背面空間Crに連通する第2空間C2とに仕切るようになっている。
ガスケット118は、その後半部が円筒状に形成されるとともに前半部が円柱状に形成されており、その前半部には前後方向に延びる貫通孔118aが形成されている。この貫通孔118aは、ガスケット118の中央部からその下方側に延びるようにして形成されている。そして、この貫通孔118aにより、筐体112の内部空間Cを音導孔112aに連通させるようになっている。
本変形例のスピーカユニット20は、その放音孔52aをガスケット118の貫通孔118aへ向けるようにしてガスケット118に当接した状態で配置されている。
また、本変形例の筒状部材128は、スピーカユニット20の下面に密着した状態で前後方向に延びており、その前端開口をガスケット118の貫通孔118aへ向けるようにしてガスケット118に当接した状態で配置されている。この筒状部材128は、上記実施形態の筒状部材28よりも短尺に形成されている。
これにより本変形例においては、マイクロホンユニット14の収音孔24aと音導孔112aとの連通が、筒状部材128の内部空間およびその後端開口側の空間を介して行われるようになっている。
図4において、上記実施形態の音圧感度特性を示すグラフCと本変形例の音圧感度特性を示すグラフDとの比較から明らかなように、本変形例の構成を採用した場合には、上記実施形態の構成を採用した場合に比して、高周波帯域での感度がさらに低下している。これは、本変形例においては、第1空間C1におけるマイクロホンユニット14と筒状部材28との間に容量の大きい空間が形成されているので、放音孔52aから収音孔24aまでの空間が、筒状部材28の内部空間とその前後両側の2つの大きい空間とで構成されることとなり、これによりローパスフィルタとしての機能がより高められていることによるものと考えられる。
本変形例の構成を採用した場合においても、ガスケット118により、スピーカユニット20の放音孔52aを筐体112の音導孔112aに確実に連通させることができる。そしてこれにより、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また本変形例においても、スピーカユニット20の放音孔52aとマイクロホンユニット14の収音孔24aとの間に筒状部材128が介在しているので、この筒状部材128の内部空間を、スピーカユニット20から出力される音響信号をマイクロホンユニット14の収音孔24aに到達させにくくするためのローパスフィルタの構成要素として機能させることができる。しかも、この筒状部材128の後端開口は開放されているので、第1空間C1におけるマイクロホンユニット14と筒状部材128との間に容量の大きい空間が形成されることとなる。したがって、放音孔52aから収音孔24aまでの空間は、筒状部材128の内部空間とその前後両側の2つの容量の大きい空間とで構成されることとなり、これによりローパスフィルタとしての機能を高めることができる。その際、本変形例においても、筒状部材128の長さおよび内径とその後端開口側の空間の大きさとを適宜調整することによって音圧感度の微調整を行うことが容易に可能となる。
さらに本変形例においては、マイクロホンユニット14と筒状部材128とが分離して配置されており、かつ、スピーカユニット20と筒状部材128とが密着した状態で配置されているので、筐体12の外径をより小さくすることができ、かつ、外耳道装着型イヤホンマイク110の組立性を向上させることができる。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また、本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
10、110 外耳道装着型イヤホンマイク
12、112 筐体
12a、112a 音導孔
12A、112A 前方部材
12Aa、112Aa 前端壁
12Ab、112Ab 小径円筒部
12Ac、112Ac 後端面
12Ad 内周面
12B、112B 後方部材
12Ba、112Ba 前端面
12Bb、112Bb 後端壁
14 マイクロホンユニット
14a、20a 端子部
16 イヤーチップ
16a、34b、118a 貫通孔
16A、16B フランジ部
18、118 ガスケット
18a 第1貫通孔
18b 第2貫通孔
20 スピーカユニット
22 ダイヤフラム
22a 微小孔
24、52 ハウジング
24a 収音孔
24b 通気孔
26 収音ノズル
26a 開口部
28、128 筒状部材
32 支持リング
34 背面電極板
34a エレクトレット層
36 スペーサ
38 導通部材
40 絶縁部材
42 インピーダンス変換素子
44 導電性カバー
44a 環状折曲部
46 回路基板
52a 放音孔
54 放音ノズル
160 シール材
C 内部空間
Cf 正面空間
Cr 背面空間
C1 第1空間
C2 第2空間

Claims (5)

  1. 前端部に音導孔が形成された筐体と、この筐体に収容されたマイクロホンユニットおよびスピーカユニットと、を備えてなる外耳道装着型イヤホンマイクにおいて、
    上記マイクロホンユニットが、ダイヤフラムと、このダイヤフラムの両側に正面空間および背面空間を形成するように構成されたハウジングとを備えており、
    上記ハウジングに、上記正面空間を該ハウジングの外部空間に連通させる収音孔が形成されており、
    上記マイクロホンユニットが、上記スピーカユニットよりも後方側において、上記収音孔を上記音導孔に連通させた状態で配置されており、
    上記スピーカユニットが、該スピーカユニットの放音孔を上記音導孔に連通させた状態で配置されている、ことを特徴とする外耳道装着型イヤホンマイク。
  2. 上記筐体の内部空間が密閉空間として構成されており、
    上記ハウジングに、上記背面空間を該ハウジングの外部空間に連通させる通気孔が形成されており、
    上記筐体の内部空間が、上記正面空間および上記音導孔に連通する第1空間と上記背面空間に連通する第2空間とに仕切られている、ことを特徴とする請求項1記載の外耳道装着型イヤホンマイク。
  3. 上記筐体内の前端部にガスケットが配置されており、
    このガスケットに、上記筐体の内部空間を上記音導孔に連通させる第1および第2貫通孔が形成されており、
    上記筐体内に、前後方向に延びる筒状部材が配置されており、
    この筒状部材の前端部が上記第1貫通孔に挿入されており、
    上記スピーカユニットに、該スピーカユニットの放音孔を囲むように形成された放音ノズルが取り付けられており、
    この放音ノズルが上記第2貫通孔に挿入されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の外耳道装着型イヤホンマイク。
  4. 上記ハウジングに、上記収音孔を囲むように形成された収音ノズルが取り付けられており、
    この収音ノズルに、上記筒状部材の後端部が連結されている、ことを特徴とする請求項3記載の外耳道装着型イヤホンマイク。
  5. 上記筐体内の前端部にガスケットが配置されており、
    このガスケットに、上記筐体の内部空間を上記音導孔に連通させる貫通孔が形成されており、
    上記筐体内に、上記スピーカユニットと密着した状態で前後方向に延びる筒状部材が配置されており、
    上記スピーカユニットが、該スピーカユニットの放音孔を上記貫通孔へ向けるようにして上記ガスケットに当接した状態で配置されており、
    上記筒状部材が、該筒状部材の前端開口を上記貫通孔へ向けるようにして上記ガスケットに当接した状態で配置されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の外耳道装着型イヤホンマイク。
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