JP2005244834A - マイクロホンユニットの実装構造及びそれを備えた電子機器、マイクロホンユニットの実装方法 - Google Patents

マイクロホンユニットの実装構造及びそれを備えた電子機器、マイクロホンユニットの実装方法 Download PDF

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【課題】 小型化されたマイクロホンユニットの感度を向上させることができるマイクロホンユニットの実装構造及びそれを備えた電子機器、マイクロホンユニットの実装方法を提供すること。
【解決手段】 マイクロホンユニット3は、ケース6の内壁と振動膜9と内部基板13とよって囲まれた第1音響空間Aと、ゴムブート22と内部基板13と実装基板4とによって囲まれた第2音響空間Bとが形成された状態で実装基板4上に実装されている。第1音響空間A及び第2音響空間Bは、内部基板13に形成された内部基板貫通孔18によって連通されており、そのうちの第2音響空間Bは、ゴムブート22が実装基板4と隙間なく接触していることによって外部空間Gと隔絶されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マイクロホンユニットの実装構造及びそれを備えた電子機器、マイクロホンユニットの実装方法に関する。
エレクトレットコンデンサ型のマイクロホンユニットは、携帯電話やヘッドセット等の電子機器に搭載され、一般に、筒状のケース内に、スペーサを介して対向するダイヤフラム(振動膜)と背電極板とからなるコンデンサ部と、FET(電解効果トランジスタ)等の変換素子を実装する基板とが収容された構成となっている(例えば、特許文献1参照)。このようなマイクロホンユニットは、携帯電話を始めとする電子機器における近年の小型化傾向に伴い、より狭いスペースであっても電子機器内に搭載できるよう小型化が図られている。
特開2002-142295号公報
しかしながら、マイクロホンユニットを小型化すると、それに伴って、ダイヤフラムの径やFETのゲイン、コンデンサ部の容量なども小さくなるため感度の低下を招いていた。
本発明は、上記従来技術の有する問題に鑑みてなされたものであり、小型化されたマイクロホンユニットの感度を向上させることができるマイクロホンユニットの実装構造及びそれを備えた電子機器、マイクロホンユニットの実装方法を提供することを目的とする。
本発明のマイクロホンユニットの実装構造は、エレクトレットコンデンサ型のマイクロホンユニットを収納する筒状部材と、該筒状部材内におけるマイクロホンユニットを作動させるための素子を有する第1貫通孔付きの内部基板に接続された接続端子と、接続端子を電気的に接続可能な実装基板とを有し、筒状部材の開口が閉鎖されるようにして、マイクロホンユニットを実装基板に実装したときに、マイクロホンユニットの内部基板を挟んで、第1貫通孔を通じて連通する第1及び第2音響空間とが形成されることを特徴とするものである。
本発明によれば、内部基板に形成された第1貫通孔によって第1音響空間と連通された第2音響空間が形成されるため、その分、第1音響空間のみである場合に比べ、空気室(キャビティ)の容積が大きくなる。したがって、振動膜の振幅が大きくなり感度が向上する。
実装基板は、第2貫通孔を有し、第2音響空間は、外部空間と第2貫通孔を通じて連通されるようになっていてもよい。これにより、マイクロホンユニットは、実装基板側から集音することができるため、例えば、携帯電話などに適用した際に、実装基板に対してバッテリが配置される側と同一の側に 配置することが可能となる。このため、薄型化が望まれる実装基板の裏面側(マイクロホンユニットが実装されない側)の省スペース化が図れる。
この場合、マイクロホンユニットは、筒状部材内における、底部に孔を有する孔付きケース内に設けられており、孔付きケースの孔と筒状部材の他方の開口とを連通する密閉空間が形成されていることが好ましい。これにより、空気室の容量が大きくなり、感度がより向上される。
接続端子は、コイルバネにより構成され、実装基板に対し圧接された状態となっているのが好ましい。これにより、例えば、マイクロホンユニットを、接続端子に接続される接続導体部が同心円状に複数配列(bull’s-eye配置)された実装基板に実装可能となり、接続端子の方向性を考慮する必要がなくなるため、マイクロホンユニットの実装を容易に行うことができる。また、例えば、電子機器のケーシングによって実装基板に対し圧接した状態で狭持することによって、接着剤を用いることなくマイクロホンユニットを実装することができる。
本発明の電子機器は、上記のマイクロホンユニットの実装構造を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、小型化した場合であっても、マイクロホンユニットの感度が良好な電子機器を実現することができる。
本発明のマイクロホンユニットの実装方法は、エレクトレットコンデンサ型のマイクロホンユニットを収納する筒状部材と、該筒状部材内におけるマイクロホンユニットを作動させるための素子を有する貫通孔付きの内部基板に接続された接続端子と、接続端子を電気的に接続可能な実装基板とを有し、筒状部材の開口が閉鎖されるようにして、マイクロホンユニットを実装基板に実装し、マイクロホンユニットの内部基板を挟んで、貫通孔を通じて連通する第1及び第2音響空間とを形成することを特徴とするものである。
本発明によれば、空気室の容積が大きくなるため、振動膜の振幅が大きくなり、マイクロホンユニットの感度を向上させることができる。
本発明によれば、小型化されたマイクロホンユニットの感度を向上させることができるマイクロホンユニットの実装構造及びそれを備えた電子機器、マイクロホンユニットの実装方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態では、マイクロホンユニットの実装構造を備えた電子機器として、携帯電話を例に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るマイクロホンユニットの実装構造を備えた携帯電話の部分断面図である。同図において、携帯電話1は、ケーシング2内に、マイクロホンユニット3と、そのマイクロホンユニット3が実装された実装基板4と、バッテリ5とを有している。
マイクロホンユニット3は、実装基板4とケーシング2の内壁面とによって狭持されており、実装基板4に対して圧接された状態で実装されている。ケーシング2は、マイクロホンユニット3の後述する音孔8に対応する部位に(ほぼ同心軸で)音孔17が形成されており、外部空間からの音Sが音孔17を通じて進入し、音孔8に導かれるようになっている。
バッテリ5は、実装基板4に対してマイクロホンユニット3の反対側における、実装基板4とケーシング2との間の領域に収容されている。
ここで、マイクロホンユニット3の構成について説明する。
マイクロホンユニット3は、電気音響変換を行うマイクロホンユニット20と、このマイクロホンユニット20と実装基板4とを電気的に接続するための接続端子21と、マイクロホンユニット20を収納するゴムブート(筒状部材)22とを有している。
マイクロホンユニット20は、ケース6を有している。このケース6は、一端に前面板として用いられる壁面部(底部)7を有すると共に、他端が開口した円筒状の金属製(たとえば、ステンレス鋼等)の部材からなり、プレス加工により壁面部7(前面板)を有した円筒状に形成されている。
ケース6の壁面部7には、所定形状(たとえば、円形状)の音孔8が形成されており、集音孔となっている。ケース6内には、振動膜(ダイヤフラム)9、スペーサ10、背電極板11、絶縁性ブッシュ12、内部基板13が主に収容されて配設されている。
振動膜9は、厚みが1.5μm程度のPET(Polyethylene Terephthalate)フィルムからなり、略円板形状を呈した金属製(たとえば、リン青銅等)の部材からなる振動膜フレーム(図示せず)に張り付けられている。振動膜9の振動膜フレームに接着される側の面にはAuが蒸着されている。なお、振動膜9の中央部には、マイクロホンユニット3の内外の気圧調整用の図示しないベントホール(貫通孔)が設けられている。
背電極板11は、振動膜9の後方側、すなわち振動膜9よりもケース6の開口(他端)側に配設されている。背電極板11は、例えば、略正方形状を呈した板厚0.15mm程度の金属製(たとえば、ステンレス鋼等)の部材からなり、一方の面にエレクトレット14が熱融着(ラミネート)されている。エレクトレット14は、FEP(Fluorinated Ethylene Propylene)フィルムからなる。
また、背電極板11は、エレクトレット14が熱融着されている側の面が振動膜9と対向するように配設される。背電極板11は、その外径がケース6の内径よりもやや小さい値に設定されている。そして、この背電極板11の中央部には、直径0.8mm程度の円柱状の孔が形成されている。この孔は、背電極板11の両側の空間を連通させる背圧調整孔としての機能も果たしている。
背電極板11は、構成する母材にエレクトレット14が熱融着された状態で略三角形状に打ち抜き加工を施すことにより形成される。打ち抜き加工を施して背電極板11を形成した後に、エレクトレット14は、所定の表面電荷(たとえば、−360V程度)となるようにコロナ放電等により分極処理が施されている。
背電極板11と振動膜9との間にはスペーサ10が配設されている。このスペーサ10は、ステンレス鋼等からなり、その厚さは25μm程度に設定されている。これにより、振動膜9と背電極板11(エレクトレット14)とは、スペーサ10を介して所定の間隔(25μm程度)を有して配設されることになる。これら振動膜9と背電極板11とによりコンデンサ部が形成されることになる。
絶縁性ブッシュ12は、絶縁性を有する合成樹脂製の円筒状部材であって、その外径はケース6の内径とほぼ同じ値に設定されており、その内径は背電極板11の外径とほぼ同じ値に設定されている。そして、この絶縁性ブッシュ12の内周側に、背電極板11及びコンタクトスプリング23が配置されるようになっている。その際、背電極板11は、コンタクトスプリング23によりスペーサ10へ向けて弾性的に押圧されるようになっている。
コンタクトスプリング23は、ドーナツ状の平面部材で構成された底部とリング状の円筒部とにより構成される円筒キャップ部材であり、SUS等の金属により形成され、内部基板13上の接続部と背電極板11とを電気的に接続するための導通部材である。
コンタクトスプリング23には、底部を切り起こした板バネである切り起こし板バネが底部の円周上に3個均等に配置されている。この各切り起こし板バネの外周側には、背電極板11と接触するための直線的に切り起こされたストレート部がそれぞれ存在する。また、このストレート部は、底部から切り起こし板バネを切り起こした根本部分の折り目である切り起こし元部と平行になるように設けられている。
内部基板13は、その表面に、振動膜9と背電極板11との間(コンデンサ部)の静電容量の変化を電気インピーダンスに変換するインピーダンス変換器としてのJFET(Junction Field-Effect Transistor)チップ15、ノイズコンデンサ16が実装、配設されている。その他、バリスタなどが実装される場合もある。また、内部基板13の表面における、JFETチップ15、ノイズコンデンサ16が実装されていない部位には、所定の形状、大きさを有する内部基板貫通孔18が形成されている。
接続端子21は、図2に示されるように、内周側に配設される第1の接続端子24と、第1の接続端子24の外周側に所定の間隔を有して同心状に配設される第2の接続端子25とを含んでいる。第1の接続端子24及び第2の接続端子25は、コイルバネにより構成されている。このように接続端子21をコイルバネとすることにより、例えば、接続端子21に接続される接続導体部が同心円状に複数配列された実装基板に実装することが可能となる。したがって、接続端子21の方向性を考慮する必要がなくなるため、マイクロホンユニット3の実装が容易になる。
ゴムブート22は、シリコーンゴム、エラストマー等からなり、マイクロホンユニット20を防振支持するためのものである。ゴムブート22は、マイクロホンユニット20のケース6の側面を覆った状態でマイクロホンユニット20を収納するようになっている。
以上のようなマイクロホンユニット3を実装する場合は、接続端子21を実装基板4上の図示しない接続導体部に押し当てた状態で、ケーシング2によって押圧し(図1に示す矢印Pの方向へ押圧)、接続端子を実装基板4に対し圧接する。そして、マイクロホンユニット3を、ケーシング2と実装基板4とによって狭持した状態に保持することより、実装が完了する。これにより、バネの付勢力により実装基板4の面方向への移動を抑制することができるため、接着剤を用いなくとも実装状態を安定させることができる。なお、ゴムブート22は、実装基板4に押し付け、マイクロホンユニット20における音孔8とその周辺部を除いた部分をほぼ完全に覆い、実装基板4との隙間がない状態にする。
このようにしてマイクロホンユニット3を実装すると、ケーシング2の中に、ケース6の内壁と振動膜9と内部基板13とよって囲まれた第1音響空間Aと、ゴムブート22、内部基板13及び実装基板4に囲まれた第2音響空間Bとが形成された構造が得られる。
図3は、第1音響空間A及び第2音響空間Bを認識しやすくするため、両空間A,Bのみを斜線で示した概略図である。図3に示すように、第1音響空間A及び第2音響空間Bは、ケーシング2内において、内部基板13の内部基板貫通孔18によって連通した1つの空間となり、第2音響空間Bは、ゴムブート22が実装基板4と隙間なく接触していることによって外部空間Gと隔絶されている。これにより、第1音響空間に加えて、ケース6の外側に位置する第2音響空間Bも空気室として活用することが可能となる。このため、エアダンパー効果を低減でき、振動膜9の振幅を大きくすることができ、同じサイズのマイクロホンユニット3であっても、感度を向上させることができる。
図4は、本発明の第2実施形態に係るマイクロホンユニットの実装構造を備えた携帯電話の部分断面図である。本実施形態に係る実装構造では、マイクロホンユニット3の実装位置が、第1実施形態に係る実装構造での実装位置とは反対となっている点が異なっていると共に、マイクロホンユニット3における音を取り込む方向が反対となっている。なお、本実施形態におけるマイクロホンユニットは、第1実施形態のものと同様であるため、構成を始めとする詳細な説明は省略する。
図4において、携帯電話1は、ケーシング2内に、マイクロホンユニット3と、該マイクロホンユニット3が実装された実装基板4と、バッテリ5とを有している。
マイクロホンユニット3は、実装基板4とケーシング2の内壁面とによって狭持されており、実装基板4に対して圧接された状態で実装されている。実装基板4には、マイクロホンユニット3の内部基板貫通孔18にほぼ対応する位置に(ほぼ同心軸で)実装基板貫通孔19が形成されている。
実装基板4に対してマイクロホンユニット3の反対側に位置するケーシング2には、実装基板貫通孔19とほぼ同心軸の孔27が形成されている。実装基板4とケーシング2との間における実装基板貫通孔19及び孔27が形成された部分には、ゴム等により形成されたシール部材28が介在されており、このシール部材28には、実装基板貫通孔19及び孔27とほぼ同心軸の孔30が形成されている。これにより、外部空間からの音Sは、孔27から取り込まれ、孔30,実装基板貫通孔19を順に通過してマイクロホンユニット3に導かれるようになっている。
バッテリ5は、実装基板4に対してマイクロホンユニット3と同じ側における、実装基板4とケーシング2との間の領域に収容されている。
このようなマイクロホンユニット3を実装する場合は、上記実施形態1と同様にして行われる。そして、本実施形態における実装構造では、上記第1実施形態と同様に、ケース6の内壁と振動膜9と内部基板13とよって囲まれた第1音響空間Aと、ゴムブート22と内部基板13と実装基板4とによって囲まれた第2音響空間Bとが形成される。これにより、空気室が、第1音響空間Aと第2音響空間Bとを合わせた大容量のものとなるため、振動膜9の振幅を大きくすることができ、感度を向上させることができる。
また、本実施形態では、マイクロホンユニット3の固定に際し、ケーシング2に断面U字状の凹部32を設け、該凹部32によって、マイクロホンユニット3の開口部31を覆い、振動膜9とケース6とゴムブート22とケーシング2の凹部32とによって、外部空間Gと隔絶された第3音響空間(密閉空間)Cを形成している。なお、本実施形態おける開口31は、上記第1実施形態における音孔8に相当するものである。
図5は、第3音響空間Cのみを斜線で示した概略図である。図5に示すように、第3音響空間Cは、振動膜9とケース6とゴムブート22とケーシング2の凹部32とによって、外部空間Gと隔絶されている。このため、第3音響空間Cも空気室として機能し、その分マイクロホンユニット3の容量が大きくなる。これにより、振動膜9の振幅が大きくなり、感度がより向上される。なお、上記第1実施形態において、ケーシング2に凹部32を形成して実装基板4と凹部32とによる第3音響空間Cを構成すると共に、実装基板4に実装基板貫通孔19を形成することによって、第2音響空間Bと第3音響空間Cとを連通させてもよい。これにより、上記第1実施形態において、第1音響空間Aと第2音響空間Bと第3音響空間Cとを合わせた大容量の空気室が実現できるため、より感度を向上させることができる。
ところで、電子機器のなかでもとりわけ携帯電話にあっては、操作ボタンや液晶、バッテリなどに優先的にスペースが割かれてしまうため、マイクやスピーカの設置(搭載)スペースは狭くなってしまう。さらに、近年の携帯電話の小型化に伴い、マイクやスピーカの設置(搭載)スペースは、益々狭くなっているのが現状である。
本発明は、小型化した場合のマイクの感度を向上させるだけではなく、スペースが小さすぎて通常の設置場所に設置できないという問題を解決しようとするところから始まっている。そして、本発明者等は、この問題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、図4に示すような、マイクの裏側から音を取る構造とすることによって、これまでスペースがありながら音が取れないという理由により設置できなかった場所に、マイクを設置することを可能とした。
携帯電話は、裏面側(液晶画面や操作ボタンとは反対側)にバッテリを搭載するようになっているのが一般的である。本発明の第2実施形態に係るマイクロホンユニットの実装構造によれば、双指向性型のマイクロホンユニットが、実装基板側のみから集音する無指向性のものとなり、裏面側への設置が可能となる。このような実装構造は、表側(実装基板に対してバッテリの反対側)にマイクを設ける必要がないため、省スペース化が図れ、携帯電話をより薄型化することが可能となる。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、電子機器として携帯電話を例に説明したが、ヘッドセット等を始めとする様々な電子機器に適用可能である。
本発明の第1実施形態に係るマイクロホンユニットの実装構造を備えた携帯電話の部分断面図である。 図1に示すマイクロホンユニットを端子電極側から見た斜視図である。 第1音響空間及び第2音響空間のみを斜線で示した概略図である。 本発明の第2実施形態に係るマイクロホンユニットの実装構造を備えた携帯電話の部分断面図である。 第3音響空間のみを斜線で示した概略図である。
符号の説明
1…携帯電話(電子機器)、2…ケーシング、3…マイクロホンユニット、4…実装基板、5…バッテリ、6…ケース、7…壁面部、8…音孔、9…振動膜、11…背電極板、13…内部基板、18…内部基板貫通孔(第1貫通孔)、19…実装基板貫通孔(第2貫通孔)、20…マイクロホンユニット、21…接続端子、22…ゴムブート(筒状部材)、31…開口部、A,B,C…音響空間、G…外部空間。

Claims (6)

  1. エレクトレットコンデンサ型のマイクロホンユニットを収納する筒状部材と、
    該筒状部材内における前記マイクロホンユニットを作動させるための素子を有する第1貫通孔付きの内部基板に接続された接続端子と、
    前記接続端子を電気的に接続可能な実装基板とを有し、
    前記筒状部材の開口が閉鎖されるようにして、前記マイクロホンユニットを前記実装基板に実装したときに、前記マイクロホンユニットの前記内部基板を挟んで、前記第1貫通孔を通じて連通する第1及び第2音響空間とが形成されることを特徴とするマイクロホンユニットの実装構造。
  2. 前記実装基板は、第2貫通孔を有し、
    前記第2音響空間は、外部空間と前記第2貫通孔を通じて連通されることを特徴とする請求項1記載のマイクロホンユニットの実装構造。
  3. 前記マイクロホンユニットは、前記筒状部材内における、底部に孔を有する孔付きケース内に設けられており、
    前記孔付きケースの孔と前記筒状部材の他方の開口とを連通する密閉空間が形成されていることを特徴とする請求項2記載のマイクロホンユニットの実装構造。
  4. 前記接続端子は、コイルバネにより構成され、前記実装基板に対し圧接された状態となっていることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項記載のマイクロホンユニットの実装構造。
  5. 請求項1〜4いずれか一項記載のマイクロホンユニットの実装構造を備えることを特徴とする電子機器。
  6. エレクトレットコンデンサ型のマイクロホンユニットを収納する筒状部材と、
    該筒状部材内における前記マイクロホンユニットを作動させるための素子を有する貫通孔付きの内部基板に接続された接続端子と、
    前記接続端子を電気的に接続可能な実装基板とを有し、
    前記筒状部材の開口が閉鎖されるようにして、前記マイクロホンユニットを前記実装基板に実装し、前記マイクロホンユニットの前記内部基板を挟んで、前記貫通孔を通じて連通する第1及び第2音響空間とを形成することを特徴とするマイクロホンユニットの実装方法。
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