JP2016114041A - 送風装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が施されたときにも、十分な風量を広範囲に送風できる送風装置を提供する。【解決手段】空気を取り入れる吸込口と、前記吸込口から取り入れた空気を圧縮して高圧空気を発生させる高圧空気発生手段と、前記高圧空気を吹出す吹出口と、前記吸込口と前記高圧空気発生手段と前記吹出口とを連通する第一風路と、前記吹出口から吹出す空気に誘引されて空気を吸込む複数の誘引空気吸込口と、複数の前記誘引空気吸込口から吸込まれた空気を混合する誘引空気混合部と、前記誘引空気混合部にて混合された空気を吹出す誘引空気吹出口と、前記誘引空気吸込口と前記誘引空気混合部と前記誘引空気吹出口とを連通する第二風路と、前記吹出口の内側にて前記高圧空気を吹出す内側吹出口と、前記高圧空気発生手段と前記内側吹出口とを連通する第三風路とを備えた送風装置。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、送風により清涼感を与えたり空間内の空気循環を促したりする送風装置に関するものである。
従来、この種の送風装置は、羽根車とモータを台座となる基部に内包して、基部上部に備えられた円環形状の送風部から床面と水平方向に吹出すようにて空気の循環及び空気の流れを生じさせる家庭用送風装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その送風装置について図11および図12を参照しながら説明する。
図11は、送風機組立体100をその正面から見た投影図を、図12は、送風機組立体100の断面投影図を示している。送風機組立体100は、中央開口部102を画定している環状ノズル101を有している。環状ノズル101を通る空気流を生じさせるモータ122がモータハウジング126と共に基部116の内部に配置されている。さらに、インペラ(羽根車)130が、モータ122から外方に延びる回転シャフトに連結され、ディフューザ132が、インペラ130の下流側に位置決めされている。モータ122は、電気接続部及び電源に接続され、複数個の選択ボタン120により、ユーザは、送風機組立体100を操作することができる。
上記構成で、上述した送風機組立体100は、以下のように動作する。
ユーザが複数個の選択ボタン120の中から適当に選択してモータ122が駆動される。かくして、モータ122が起動され、空気が空気入口124を介して送風機組立体100内に吸い込まれる。空気は、外側ケーシング118を通り、インペラ130の入口134まで流れる。ディフューザ132の出口136及びインペラ130の排気部を出た空気流は、内部通路110を通って互いに逆の方向に進む2つの空気流に分けられる。
空気流は、これが口112に入る際に絞られ、そして口112の出口144のところで更に絞られる。この絞りにより、システム中に圧力が生じる。
このように作られた空気流は、絞りにより生じる圧力に打ち勝ち、空気流は、一次空気流として出口144を通って出る。一次空気流は、ガイド部分148の配置により、ユーザに向かって集中し又は集束して向けられる。二次空気流は、外部環境、特に出口144周りの領域及び環状ノズル101の外縁部周りからの空気の同伴によって生じる。この二次空気流は、中央開口部102を通り、ここで、一次空気流と混ざり合って送風機組立体100から前方に放出される全空気流が生じる。
特開2010−077969号公報
このような従来の送風装置は、中央開口部102の面積を小さくすると、十分な誘引風量が得られないため出口144周辺の二次空気流の上流側領域の負圧が強くなる。これによって、出口144から排出された一次空気流は同領域に向けて逆流してしまい一次空気流の流量が減少してしまう。そしてそれに伴って一次空気流の同伴によって生じる二次空気流の発生も抑制されてしまう。その結果、使用者が十分な風量を享受できなくなってしまうという課題があった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、小型化した場合であっても十分な風量を得られる送風装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、空気を取り入れる吸込口と、前記吸込口から取り入れた空気を圧縮して高圧空気を発生させる高圧空気発生手段と、前記高圧空気を吹出す吹出口と、前記吸込口と前記高圧空気発生手段と前記吹出口とを連通する第一風路と、前記吹出口から吹出す空気に誘引されて空気を吸込む複数の誘引空気吸込口と、複数の前記誘引空気吸込口から吸込まれた空気を混合する誘引空気混合部と、前記誘引空気混合部にて混合された空気を吹出す誘引空気吹出口と、前記誘引空気吸込口と前記誘引空気混合部と前記誘引空気吹出口とを連通する第二風路と、前記吹出口の内側にて前記高圧空気を吹出す内側吹出口と、前記高圧空気発生手段と前記内側吹出口とを連通する第三風路とを備えた送風装置であり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、小型化した場合であっても十分な風量を得られる送風装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1の送風装置を示す斜視図 本発明の実施の形態1の送風装置を示す上面図 本発明の実施の形態1の送風装置を示す断面図 (a) 内側吹出口が無い場合の送風装置の吹出風の流れ模式図 (b) 内側吹出口が有る場合の送風装置の吹出風の流れ模式図 本発明の実施の形態2のカバーを装着していない状態の送風装置を示す斜 図 本発明の実施の形態2のカバーを示す斜視図 本発明の実施の形態2のカバーを示す断面図 本発明の実施の形態2のカバーを装着した送風装置を示す斜視図 本発明の実施の形態2のカバーを装着した送風装置を示す断面図 本発明の送風装置の変形例を示す断面図 従来技術の一例を示す正面図 従来技術の一例を示す断面図
本発明に係る送風装置は、空気を取り入れる吸込口と、前記吸込口から取り入れた空気を圧縮して高圧空気を発生させる高圧空気発生手段と、前記高圧空気を吹出す吹出口と、前記吸込口と前記高圧空気発生手段と前記吹出口とを連通する第一風路と、前記吹出口から吹出す空気に誘引されて空気を吸込む複数の誘引空気吸込口と、複数の前記誘引空気吸込口から吸込まれた空気を混合する誘引空気混合部と、前記誘引空気混合部にて混合された空気を吹出す誘引空気吹出口と、前記誘引空気吸込口と前記誘引空気混合部と前記誘引空気吹出口とを連通する第二風路と、前記吹出口の内側にて前記高圧空気を吹出す内側吹出口と、前記高圧空気発生手段と前記内側吹出口とを連通する第三風路とを備えた送風装置である。
これにより、送風装置の小型化や誘因吸込口の形状の変更などの影響によって誘因吸込口の面積が小さくなったときにも、十分な風量を得ることができる。
また、本発明に係る送風装置は、前記吹出口の内側に前記誘引空気吹出口を備え、前記誘引空気吹出口の内側に前記内側吹出口を備えてもよい。これにより、誘引気流を効率的に発生させて渦領域を抑制する為、更に多くの風量を得ることが可能となる。
また、本発明に係る送風装置は、前記内側吹出口は、前記誘引空気混合部に向かって隆起した台座部の頂上部に備えられ前記頂上部にて周回させて設けたスリットにしてもよい。これにより、誘引気流を効率的に発生させるため、更に多くの風量を得ることが可能となる。
また、本発明に係る送風装置は、前記内側吹出口からの高圧空気の吹出し方向を、前記吹出口を構成する吹出口平面に対して前記頂上部の中心方向に傾斜させてもよい。これにより、渦領域をより狭い範囲に抑制するため、更に多くの風量を得ることが可能となる。
また、本発明に係る送風装置は、前記内側吹出口からの高圧空気の吹出し方向を、前記吹出口を構成する吹出口平面に対して前記頂上部の外周方向に傾斜させてもよい。これにより、誘引空気および高圧空気を送風方向に持ち上げることができるため、更に多くの風量を得ることが可能となる。
また、本発明に係る送風装置は、前記吹出口を構成する吹出口平面上に前記内側吹出口を備えてもよい。これにより、誘引空気および高圧空気をより下流で送風方向に持ち上げることができるため、更に多くの風量を得ることが可能となる。
また、本発明に係る送風装置は、記内側吹出口から吹出す高圧空気の流量を調節する調節手段を備えてもよい。これにより、使用者が吹出風の性質を容易に変更することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、全図面を通して、同一の部位については同一の符号を付して説明を省略している。さらに、各図面において、本発明に直接には関係しない各部の詳細については説明を省略している。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図1から図4を参照しながらその構成の詳細を説明する。
図1は送風装置11の斜視図であり、図2は送風装置11の上面図である。
図1および図2に示すように、送風装置11は円筒状の筐体1と副筐体2と台座部18とから構成されている。
筐体1には吹出口13、誘引空気吸込口14、誘引空気混合部15、および誘引空気吹出口16が設けられている。
吹出口13は、円筒形の筐体1の天面側に、当該天面の周縁部に沿って環状スリット状に設けられている。また吹出口13による空気の吹出し方向は、円筒形を構成する2つの円盤を結ぶ中心軸に平行な方向である。
誘引空気吸込口14は、送風装置11の筐体1の側面に隣接して設けられた6つの略長方形の開口部である。
誘引空気混合部15は、連通する複数の誘引空気吸込口14から流入した空気を混合する領域であり、筐体1の内部空間に同円筒状の空間として設けられている。
誘引空気吹出口16は、吹出口13における円形天面内側に備えられる。ここで内側とは、吹出口13を構成する平面において、外周縁部を基準にして吹出口13の中心側を意味する。つまり、誘引空気吹出口16は、その外周に吹出口13を備えている。そして誘引空気吹出口16は、前記誘引空気混合部15と連通しており、結果として、誘引空気吸込口14と誘引空気混合部15と誘引空気吹出口16がこの順で連通されている。
副筐体2は、筐体1よりも径の小さい円筒形をしており、その天面が筐体1の底面と接続され、側面部に吸込口12が設けられた中空形状をしている。
吸込口12は、スリット状に形成された同一形状の開口部を副筐体2の周方向及び中心軸方向にそれぞれ複数個隣接させて構成されている。
台座部18は、筐体1の底面(副筐体2の天面)から誘引空気混合部15に向かって隆起して円筒状に形成されている。台座部18の吹出口13側の頂上部には、当該頂上部の周縁を周回させた4個のスリットとして形成された内側吹出口17が備えられている。台座部18の頂上部の直径は、筐体1の天面の直径よりも小さく、即ち頂上部に備えられた内側吹出口17は吹出口13の内側に位置する。 続いて、送風装置11の内部構造について説明する。なお図3は送風装置11の断面図である。
図3に示すように、筐体1の底面側には高圧空気発生手段19が設けられている。高圧空気発生手段19は、羽根車20および羽根車20に接続されたモータ21を備える。モータ21は台座部18の内部空洞に備えられ、羽根車20はモータ21を基準にして副筐体2側、即ち後述する送風方向とは逆側に備えられている。
羽根車20のさらに副筐体2側には、吸込口12に連通する開口部50が設けられており、高圧空気発生手段19がモータ21を稼動して羽根車20を回転させることで、吸込口12から開口部50を介して取り入れた空気を圧縮し、高圧空気22を発生させる。
また図3に示すように、送風装置11には第一風路、第二風路、第三風路の3つの風路が備えられている。 第一風路は、吸込口12から羽根車20を経由して吹出口13まで連通する風路である。つまり、図3において、高圧空気22の流れを示す風路であって、送風装置11内の部分が第一風路となる。
第二風路は、誘引空気吸込口14から誘引空気混合部15を経由して誘引空気吹出口16まで連通する風路である。誘引空気23は、吹出口13から排出される高圧空気22に誘引されて誘引空気吸込口14から送風装置11内に取り入れられる。そして誘引空気23は、第二風路を流れ、誘引空気吹出口16から排出される。つまり、図3において、誘引空気23の流れを示す風路であって、送風装置内の部分が第二風路となる。
第三風路は、羽根車20の裏面(吹出口13側の面)からモータ21の側面を経由して内側吹出口17まで連通する風路である。
高圧分岐空気24は、羽根車20の出口で高圧空気22から分岐した空気であり、前記第三風路を流れ内側吹出口17から排出される。つまり、図3において、高圧分岐空気24の流れを示す風路であって、送風装置11内の部分が第三風路となる。
以上が送風装置11の主要部の構造である。
続いて、図3を用いて送風装置11の動作時における各部の動作を説明する。
モータ21に給電することでモータ21の回転軸が回転する。なお給電は、例えば図示しない電源コードの先に接続されたコンセントから行われ、あるいは内蔵するバッテリーによって行われる。
モータ21の回転軸が回転すると、該回転軸に接続された羽根車20が回転する。羽根車20が回転すると、羽根車20の内部あるいは周辺の空気が高圧空気となって羽根車20の回転中心から外周に向かう方向に排出される。排出された高圧空気は、羽根車20の外周から筐体1の内部空間を通って吹出口13から吹出される。吹出口13から空気が吹出されると、副筐体2の内部空間が減圧され、結果として送風装置11外の空気が吸込口12から送風装置11内に吸い込まれる。かくして、前記第一風路を通る高圧空気22の流れが連続的に発生する。
高圧空気22は、主に吹出口13から送風装置11外に排出されるが、その一部は羽根車20の外周近傍から分岐する前記第三の風路を通り、高圧分岐空気24として内側吹出口17からも吹出される。なお、内側吹出口17から吹出される高圧分岐空気24の吹出し方向は高圧空気22と同様の方向である。
高圧空気22及び高圧分岐空気24が吹出されると、この2つの空気に誘引されて誘引空気23が発生する。発生した誘引空気23は、誘引空気吸込口14より吸い込まれ、誘引空気混合部15にて主に隣接する誘引空気吸込口14から吸い込まれた誘引空気23が混合される。
混合された誘引空気23は、高圧空気22及び高圧分岐空気24と略同一方向に向かって放出される。
以上が送風装置11の動作である。
続いて図4を参照しながら主に内側吹出口17の役割について説明する。なお図4(a) は内側吹出口が無い場合の送風装置の吹出風の流れ模式図、図4(b)は内側吹出口が有る送風装置11の吹出風の流れ模式図である。
ここで、誘引空気吸込口14の面積が小さければ小さいほど、誘引風の第二風路への取り込みの抵抗が増加するため、第二風路および第二風路の下流領域に強い負圧領域が形成される。そして、図4(a)に示すように内側吹出口が無い場合には、高圧空気22aがその負圧領域、つまり筐体1の天面中心方向に向けて急激に偏流してしまう。偏流した一部の高圧空気22bは負圧領域に滞留し、即ち渦領域25を形成する。渦領域25では潤滑な空気の流れが発生しないため、誘引空気23の誘引空気吸込口14への流入量も抑制されてしまう。その結果、高圧空気22と誘引空気23の双方の風量が減少してしまうことで使用者が十分な風量を享受することができなくなってしまう。さらに、筐体1の天面中心方向に向けて偏流するため、送風範囲も狭くなってしまう。
これに対して、上記に示した送風装置11には内側吹出口17が設けられている。このため図4(b)に示すように、第三風路を径由して内側吹出口17から排出された高圧分岐空気24が、第二風路および第二風路の下流領域において発生する渦領域25を抑制する。具体的には高圧分岐空気24が、図4(a)にて説明した負圧領域に滞留してしまう高圧空気22bを送風方向に持ち上げる。これにより図4(a)に示した高圧空気22aは図4(b)に示した高圧空気22dのように吹出口13における吹出し方向に略平行となる。これによって、図4(a)に比較して図4(b)に示すように渦領域25が非常に小さくなる。そして渦領域25での負圧が弱まることで高圧空気22(高圧空気22cと高圧空気22dとの合成風)の偏流を抑制することがでる。それに伴って誘引空気23の誘引空気吸込口14への流入量が増加して誘引空気23を効率的に発生させることが可能になる。その結果、広い範囲に十分な風量の吹出風を実現することが可能になる。
また、本実施の形態では、高圧分岐空気24はモータ21の側面を通過しているが、これによって高圧分岐空気24がモータ21の側面に当たり、なおかつモータ21の熱を内側吹出口17から排出することでモータ21の温度上昇を抑制することができる。その結果、送風装置11の長時間使用の下での温度上昇によるモータ21の性能低下、すなわち送風装置11全体としての送風性能低下を抑制することができる。つまり、第三風路はモータ21の一部を径由し、即ちモータ21に接触させることが望ましい。
また、本実施の形態では、高圧分岐空気24として羽根車20の裏面を流れる羽根車20の漏れ流れを活用しているが、高圧分岐空気24の発生方法に特に制限は無い。ただし、これによって羽根車20の裏面と送風装置11の隙間を調節することで、羽根車20の漏れ流れすなわち高圧分岐空気24の風量を調節することが可能になるため、送風装置11の設計を容易性にすることができる。
また、本実施の形態では、誘引空気混合部15に向かって隆起した台座部18を設け、台座部18内にモータ21を備えており、これによって羽根車20の出口から吹出口13までの距離を短縮している。その結果、送風装置11の送風方向の厚みの縮小、即ち小型化を果たすことが可能になる。またこれと共に、第一風路の圧力損失を抑制することで羽根車20を低圧力下で使用することが可能になるため、送風装置11の消費電力量を軽減でき、即ち省エネルギー性を高めることができる。ただし、台座部18の有無やモータ21および羽根車20の位置に制限は無い。
また、本実施の形態では、台座部18の頂上部であって該頂上部の外周側に4箇所のスリット状の内側吹出口17を設けている。内側吹出口17の形状に特に指定は無いが、備える箇所が台座部18の外周側であればあるほど高圧空気22を送風方向に持ち上げる効果が大きく、少ない風量で誘引空気23の風量を増加させることができる。
また、本実施の形態では、筐体1と副筐体2および台座部18を円筒状に形成しているが、筐体1と副筐体2および台座部18の形状に特に制限は無い。
また、本実施の形態では、スリット状に同一形状に複数個の吸込口12を設けているが、十分な吸込空気量が確保されれば、吸込口12の面積や形状および個数に特に制限は無い。
また、本実施の形態では、円形のスリット状に吹出口13を設けているが、吹出口13の形状に特に制限は無い。ただし、環状に設けることにより効率的な誘引空気23の発生が期待できる。
また、本実施の形態では、高圧空気発生手段19として羽根車20およびモータ21を設けているが、高圧空気発生手段19に特に制限は無い。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について、図5から図9を参照しながらその構成の詳細を説明する。実施の形態2では、内側吹出口17から吹き出す風量を調節する仕組みについて説明する。なお、図5はカバーを装着していない状態の送風装置の斜視図、図6および図7はそれぞれカバーの斜視図および断面図、図8および図9はそれぞれカバーを装着して内側吹出口を開口させた送風装置の斜視図および断面図である。
図5に示すように、台座部18の周囲には誘引空気混合部15に向かって送風装置11の底面(壁面)から隆起したリング状のカバーストッパー26が備えられている。カバーストッパー26は、内周側の一部がくり抜かれて台座部18と同一円周状に形成され、即ち軸対称性を有する。カバーストッパー26の内周に後述するカバーを回動可能に装着することで、内側吹出口17から吹き出す風の風量を調節する。
図6および図7に示すように、カバー27は3種類の壁面によって構成され軸対称性を有するハット型形状を成しており、外周から中心に向かって平坦壁面28、隆起壁面29、頂部壁面30によって形成されている。隆起壁面29は平坦壁面28から垂直に隆起しており、頂部壁面30はカバー27の中心軸に向かうよう隆起壁面29に垂直に接続されている。また、頂部壁面30には、内側吹出口17と同一の内径上に同一の面積、形状、個数および間隔を有したカバー側内側吹出口31が設けられている。
図8および図9に示すように、カバー27は台座部18と略同一円心上で、平坦壁面28がカバーストッパー26および送風装置11の壁面によって挟まれて台座部18を覆うように送風装置11に装着される。カバー27と台座部18およびカバーストッパー26にはそれぞれ一定の隙間が設けられているため、カバー27は台座部18上において回動、即ち回転させてスライドさせることが可能であり、内側吹出口17とカバー側内側吹出口31との連通率を調整することが可能になる。ここで連通率とは、内側吹出口17の開口面積を100とした場合の、内側吹出口17とカバー側内側吹出口31とが重なる面積の比率を示す。つまり連通率100の場合には内側吹出口17が塞がれていな状態を示し、連通率0の場合には内側吹出口17がすべてふさがれており、内側吹出口として機能していない状態となる。
上述した構成において、内側吹出口17とカバー側内側吹出口31とが完全に連通した場合(連通率100)には、渦領域を抑制する。即ち実施の形態1と同様、図4(b)のように、第三風路を径由して内側吹出口17およびカバー側内側吹出口31から排出された高圧分岐空気24が、第二風路および第二風路の下流領域において発生する渦領域25を抑制するのは上述の通りである。その結果、広い範囲に十分な風量の吹出風を実現することが可能になる。
一方で、内側吹出口17とカバー側内側吹出口と31の連通率が低くなればなるほど、第三風路の圧力損失が大きくなり、第三風路を径由して内側吹出口17およびカバー側内側吹出口31から排出される高圧分岐空気24の流量が減少する。これによって、第二風路および第二風路の下流領域に渦領域25が形成されると共に、高圧空気22も渦領域25に引っ張られて送風装置11の中心軸方向に集まって下流に流れる。その結果、流速を高めた吹出風になる。
つまり、使用者がカバー27を回転させて内側吹出口17とカバー側内側吹出口31との連通率を調整することで、吹出風の性質を容易に変更することが可能となる。
なお、本実施の形態では、台座部18およびカバー27の形状を限定しているが、内側吹出口17から吹き出す風の流量を調節できるのであればどのような形状であってもよい。
また、本実施の形態では、カバー27の回転を手動で行うように設けているが、カバー27の可動する範囲および可動方法に特に指定は無い。
(変形例)
上記実施の形態1及び2の変形例を、図10と共に説明する。
上記実施の形態では、内側吹出口17からの高圧分岐空気24の吹出し方向を、送風装置11の中心軸と平行に設定しているが、図10(a)に示すように、内側吹出口17xを、吹出口13を構成する吹出口平面に対して台座部18の頂上部の中心方向に傾斜させてもよい。
これにより、渦領域25をより狭い範囲に抑制することで、更に多くの風量を得ることが可能となる。
また、図10(b)に示すように、内側吹出口17yからの高圧分岐空気24の吹出し方向を、吹出口13を構成する吹出口平面に対して頂上部の外周方向に傾斜させてもよい。これにより、高圧分岐空気24が誘引空気23をより送風方向に持ち上げて、なおかつそれに伴って誘引空気23も高圧空気22をより送風方向に持ち上げることができるため、更に多くの風量を得ることが可能となる。
また、上記実施の形態では、内側吹出口17は吹出口13を構成する吹出口平面よりも上流側に設けているが、図10(c)に示すように内側吹出口17zを、吹出口13を構成する吹出口平面上に備えてもよい。これにより、高圧分岐空気24が誘引空気23をより下流で送風方向に持ち上げて、なおかつそれに伴って誘引空気23も高圧空気22をより下流で送風方向に持ち上げることができる。それに加えて、高圧分岐空気24の使用者までの到達距離も短縮することで、更に多くの風量を得ることが可能となる。
本発明にかかる送風装置は、送風装置の小型化が施されたときにも、十分な風量を得られる送風装置を提供することを可能とするものである。
1 筐体
2 副筐体
11 送風装置
12 吸込口
13 吹出口
14 誘引空気吸込口
15 誘引空気混合部
16 誘引空気吹出口
17 内側吹出口
18 台座部
19 高圧空気発生手段
20 羽根車
21 モータ
22 高圧空気
23 誘引空気
24 高圧分岐空気
25 渦領域
26 カバーストッパー
27 カバー
28 平坦壁面
29 隆起壁面
30 頂部壁面
31 カバー側内側吹出口

Claims (7)

  1. 空気を取り入れる吸込口と、
    前記吸込口から取り入れた空気を圧縮して高圧空気を発生させる高圧空気発生手段と、
    前記高圧空気を吹出す吹出口と、
    前記吸込口と前記高圧空気発生手段と前記吹出口とを連通する第一風路と、
    前記吹出口から吹出す空気に誘引されて空気を吸込む複数の誘引空気吸込口と、
    複数の前記誘引空気吸込口から吸込まれた空気を混合する誘引空気混合部と、
    前記誘引空気混合部にて混合された空気を吹出す誘引空気吹出口と、
    前記誘引空気吸込口と前記誘引空気混合部と前記誘引空気吹出口とを連通する第二風路と、
    前記吹出口の内側にて前記高圧空気を吹出す内側吹出口と、
    前記高圧空気発生手段と前記内側吹出口とを連通する第三風路とを備えた送風装置。
  2. 前記吹出口の内側に前記誘引空気吹出口を備え、
    前記誘引空気吹出口の内側に前記内側吹出口を備えた請求項1記載の送風装置。
  3. 前記内側吹出口は、
    前記誘引空気混合部に向かって隆起した台座部の頂上部に備えられ前記頂上部にて周回させて設けたスリットである請求項に記載の送風装置。
  4. 前記内側吹出口からの高圧空気の吹出し方向が、前記吹出口を構成する吹出口平面に対して前記頂上部の中心方向に傾斜させた請求項3記載の送風装置。
  5. 前記内側吹出口からの高圧空気の吹出し方向が、前記吹出口を構成する吹出口平面に対して前記頂上部の外周方向に傾斜させた請求項3記載の送風装置。
  6. 前記吹出口を構成する吹出口平面上に前記内側吹出口を備えた請求項1〜5のいずれか1項に記載の送風装置。
  7. 前記内側吹出口から吹出す高圧空気の流量を調節する調節手段を備えた請求項1〜6のいずれか1項に記載の送風装置。
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