JP2016114018A - 尿素水解凍制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】尿素水供給経路を通じて尿素水を供給して選択触媒還元装置による排気浄化を適切に実施することができる場合は、尿素水貯留槽や尿素水供給ポンプに低温の尿素水が通常よりも多量に流入しても、尿素水貯留槽における尿素水温度や尿素水供給ポンプにおける尿素水温度が通常よりも大きく低下して尿素水貯留槽における尿素水温度や尿素水供給ポンプにおける尿素水温度が解凍制御開始閾値未満となり、再度、尿素水解凍制御装置による解凍制御が開始される事態を防止し、自動車の全体における排気浄化率が低下することを回避することが可能な尿素水解凍制御装置を提供する。【解決手段】解凍制御完了後に尿素水貯留槽105における尿素水温度が解凍制御開始閾値未満とならないために必要となる保温出力を決定する保温出力決定部203を備えている尿素水解凍制御装置200である。【選択図】図1

Description

本発明は、尿素水貯留槽と尿素水噴射器と尿素水供給ポンプと尿素水配管とで構成されている尿素水供給経路で凍結している尿素水を解凍する尿素水解凍制御装置に関する。
ディーゼル機関等の内燃機関を搭載している自動車においては、排気管に設置されていると共に排気中に含まれている窒素酸化物を浄化する選択触媒還元(SCR)装置が採用されている。選択触媒還元装置は、窒素酸化物を浄化するSCR触媒と、SCR触媒の排気上流側で尿素水を噴射する尿素水噴射器と、尿素水が貯留されている尿素水貯留槽と、尿素水配管を通じて尿素水貯留槽から尿素水噴射器に尿素水を供給する尿素水供給ポンプと、を備えており、尿素水を高温の排気中で加水分解させてアンモニアを生成し、そのアンモニアで窒素酸化物を還元する(例えば、特許文献1を参照)。
選択触媒還元装置においては、寒冷時は尿素水の凍結に伴い尿素水の供給が停止するため、尿素水貯留槽と尿素水噴射器と尿素水供給ポンプと尿素水配管とで構成されている尿素水供給経路に沿って内燃機関冷却水を流して尿素水供給経路で凍結している尿素水を解凍する尿素水解凍制御装置が実装されている。尿素水解凍制御装置は、尿素水貯留槽における尿素水温度と尿素水供給ポンプにおける温度(例えば、温度センサが尿素水供給ポンプにおける配管の内部に設置されている場合、解凍制御中は尿素水が尿素水供給ポンプに届いていないため、尿素水供給ポンプにおける配管の内部の空気温度、解凍制御完了後は尿素水が尿素水供給ポンプに届いているため、尿素水供給ポンプにおける配管の内部に流れている尿素水温度となる。温度センサが尿素水供給ポンプにおける配管の外部に設置されている場合は配管の外側温度や周囲の空気温度)と外気温度とにより決まる条件(尿素水配管における尿素水温度と仮定、例えば、外気温度による解凍完了までのタイマや外気温度に応じた解凍完了と判断する尿素水貯槽の尿素水温度や尿素水供給ポンプにおける温度)の何れか一つが解凍制御開始閾値未満である場合に解凍制御を開始し、尿素水貯留槽における尿素水温度と尿素水供給ポンプにおける温度と外気温度とに基づいて、尿素水供給経路で凍結している尿素水を解凍するために必要となる解凍出力を決定し、その解凍出力に基づいて規定時間内における解凍出力調整弁の開弁時間を調整して尿素水供給経路に沿って流す内燃機関冷却水の流量を制御し、しかる後、尿素水貯留槽における尿素水温度と尿素水供給ポンプにおける温度と外気温度とにより決まる条件が解凍制御完了閾値に到達してから解凍出力調整弁を閉弁して解凍制御を完了している(例えば、特許文献2を参照)。
特開2000−303826号公報 特開2011−241735号公報
ところで、尿素水解凍制御装置においては、自動車の製造コスト削減等の観点から、尿素水供給経路の全体に亘って尿素水温度検出器が設置されている訳では無く、尿素水供給経路の全体に亘って尿素水温度を把握することは不可能であるため、尿素水貯留槽における尿素水温度と尿素水供給ポンプにおける温度と外気温度とにより決まる条件が解凍制御完了閾値に到達していても、尿素水供給経路の全体に亘って尿素水温度が解凍制御完了閾値に到達しているとは限らない。
尿素水貯留槽における尿素水温度と尿素水供給ポンプにおける温度と外気温度とにより決まる条件が解凍制御完了閾値に到達している場合は、たとえ尿素水供給経路の全体に亘って尿素水温度が解凍制御完了閾値に到達していない場合であっても、尿素水の供給ができる程度に尿素水の解凍が進行しているため、尿素水供給経路を通じて尿素水を供給して選択触媒還元装置による排気浄化を適切に実施することができる。
ところが、例えば、内燃機関の運転状態が高負荷高回転である場合は、排気中に通常よりも多量の窒素酸化物が含まれるため、選択触媒還元装置における尿素水噴射量が通常よりも多量となり、尿素水供給経路で通常よりも多量の尿素水が循環されることとなる。
この場合、尿素水貯留槽に低温の尿素水が通常よりも多量に流入するため、尿素水貯留槽における尿素水温度が通常よりも大きく低下して尿素水貯留槽における尿素水温度が解凍制御開始閾値未満となり、再度、尿素水解凍制御装置による解凍制御が開始されることとなる。
尿素水解凍制御装置による解凍制御中は、選択触媒還元装置における尿素水の供給が停止するため、たとえ尿素水供給経路を通じて尿素水を供給して選択触媒還元装置による排気浄化を適切に実施することができる場合であっても、選択触媒還元装置による排気浄化が実施できず、自動車の全体における排気浄化率が低下する虞がある。
そこで、本発明の目的は、尿素水供給経路を通じて尿素水を供給して選択触媒還元装置による排気浄化を適切に実施することができる場合は、尿素水貯留槽に低温の尿素水が通常よりも多量に流入しても、尿素水貯留槽における尿素水温度が通常よりも大きく低下して尿素水貯留槽における尿素水温度が解凍制御開始閾値未満となり、再度、尿素水解凍制御装置による解凍制御が開始される事態を防止し、自動車の全体における排気浄化率が低下することを回避することが可能な尿素水解凍制御装置を提供することにある。
この目的を達成するために創案された本発明は、排気管に設置されていると共に排気中に含まれている窒素酸化物を浄化する選択触媒還元装置であって、窒素酸化物を浄化するSCR触媒と、前記SCR触媒の排気上流側で尿素水を噴射する尿素水噴射器と、尿素水が貯留されている尿素水貯留槽と、尿素水配管を通じて前記尿素水貯留槽から前記尿素水噴射器に尿素水を供給する尿素水供給ポンプと、を備えている前記選択触媒還元装置で、前記尿素水貯留槽における尿素水温度と前記尿素水供給ポンプにおける温度と外気温度とにより決まる条件の何れか一つが解凍制御開始閾値未満である場合に前記尿素水貯留槽と前記尿素水噴射器と前記尿素水供給ポンプと前記尿素水配管とで構成されている尿素水供給経路に沿って内燃機関冷却水を流して前記尿素水供給経路で凍結している尿素水を解凍する解凍制御を開始し、しかる後、前記尿素水貯留槽における尿素水温度と前記尿素水供給ポンプにおける温度と外気温度とにより決まる条件が解凍制御完了閾値に到達してから解凍制御を完了する尿素水解凍制御装置において、前記尿素水貯留槽における尿素水温度と前記尿素水供給ポンプにおける温度と外気温度とにより決まる条件との中で最も低い条件又は温度に基づいて、前記尿素水供給経路で凍結している尿素水を解凍するために必要となる解凍出力を決定する解凍出力決定部と、前記解凍出力決定部で決定された解凍出力に基づいて、前記尿素水供給経路に沿って内燃機関冷却水を流すか否かを切り替える解凍出力調整弁を開閉して前記尿素水供給経路に沿って流す内燃機関冷却水の流量を制御する内燃機関冷却水流量制御部と、前記尿素水貯留槽における尿素水温度と前記尿素水供給ポンプにおける温度と外気温度とにより決まる条件が解凍制御完了閾値に到達してから、前記選択触媒還元装置における尿素水噴射量に基づいて、前記尿素水貯留槽における尿素水温度が解凍制御開始閾値未満とならないために必要となる保温出力を決定する保温出力決定部と、を備えており、前記内燃機関冷却水流量制御部は、前記尿素水貯留槽における尿素水温度と前記尿素水供給ポンプにおける温度と外気温度とにより決まる条件が解凍制御完了閾値に到達してからも、前記保温出力決定部で決定された保温出力に基づいて、前記解凍出力調整弁を開閉して前記尿素水供給経路に沿って流す内燃機関冷却水の流量を制御する尿素水解凍制御装置である。
前記保温出力決定部は、前記尿素水貯留槽における尿素水温度と前記尿素水供給ポンプにおける温度と外気温度とにより決まる条件が解凍制御完了閾値に到達してから、前記尿素水貯留槽における尿素水温度の低下率に基づいて、前記尿素水貯留槽における尿素水温度が解凍制御開始閾値未満とならないために必要となる保温出力を決定することが好ましい。
本発明によれば、尿素水供給経路を通じて尿素水を供給して選択触媒還元装置による排気浄化を適切に実施することができる場合は、尿素水貯留槽に低温の尿素水が通常よりも多量に流入しても、尿素水貯留槽における尿素水温度が通常よりも大きく低下して尿素水貯留槽における尿素水温度が解凍制御開始閾値未満となり、再度、尿素水解凍制御装置による解凍制御が開始される事態を防止し、自動車の全体における排気浄化率が低下することを回避することが可能な尿素水解凍制御装置を提供することができる。
本発明に係る尿素水解凍制御装置を示す概略図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に順って説明する。
図1に示すように、選択触媒還元装置100は、排気中に含まれている有害物質等を除去して大気中に排出される排気を浄化する排気浄化装置の一種であり、ディーゼル機関等の内燃機関101の排気管102に設置されていると共に排気中に含まれている窒素酸化物を浄化するSCR触媒103と、SCR触媒103の排気上流側で尿素水を噴射する尿素水噴射器104と、尿素水が貯留されている尿素水貯留槽105と、尿素水配管106を通じて尿素水貯留槽105から尿素水噴射器104に尿素水を供給する尿素水供給ポンプ107を有している尿素水供給モジュール108と、尿素水噴射器104と尿素水供給ポンプ107とを主に制御する尿素水噴射制御装置109と、を備えている。
排気中に含まれている一酸化窒素を二酸化窒素に酸化すると共に排気中に含まれている一酸化窒素と二酸化窒素との比率を調整することでSCR触媒103における脱硝効率を高める酸化触媒(DOC)110と、排気中に含まれている粒子状物質(PM)を捕集することで大気中に排出される粒子状物質排出量を低減するディーゼル微粒子捕集フィルタ(DPF)111と、排気中に含まれている窒素酸化物を浄化するSCR触媒103と、が排気管102の排気上流側から排気下流側に架けて設置されている。
更に、SCR触媒103の入口における排気温度を検出する排気温度検出器112と、SCR触媒103の入口における窒素酸化物濃度を検出する第1の窒素酸化物濃度検出器113と、がSCR触媒103の排気上流側に設置されており、SCR触媒103の出口における窒素酸化物濃度を検出する第2の窒素酸化物濃度検出器114がSCR触媒103の排気下流側に設置されている。
尿素水貯留槽105における尿素水残量を検出する尿素水残量検出器115と、尿素水貯留槽105における尿素水温度を検出する尿素水温度検出器116と、尿素水貯留槽105における尿素水品質(例えば、尿素水濃度や異物混入有無)を検出する尿素水品質検出器117と、を有しているSCRセンサ118が尿素水貯留槽105に設置されている。
尿素水配管106は、尿素水貯留槽105と尿素水供給ポンプ107の吸込口とを接続する吸込流路119と、尿素水供給ポンプ107の吐出口と尿素水噴射器104とを接続する供給流路120と、尿素水供給ポンプ107の吐出口と尿素水貯留槽105とを接続する回収流路121と、を有している。
尿素水供給モジュール108は、吸込流路119を通じて尿素水貯留槽105から尿素水を吸い込むと共に供給流路120を通じて尿素水噴射器104に尿素水を供給する尿素水供給ポンプ107と、尿素水供給ポンプ107における温度を検出する温度検出器122と、尿素水供給ポンプ107の吐出口における尿素水圧力を検出する尿素水圧力検出器123と、供給流路120を通じて尿素水噴射器104に尿素水を供給する流路と回収流路121を通じて尿素水貯留槽105に尿素水を回収する流路とを切り替える切替弁124と、を有している。
図1は簡略化して描いているが、尿素水貯留槽105と尿素水噴射器104と尿素水供給ポンプ107と尿素水配管106とで構成されている尿素水供給経路に沿って内燃機関冷却水を循環させる循環流路125が配策されており、尿素水供給経路に沿って内燃機関冷却水を流すか否かを切り替える解凍出力調整弁126が循環流路125に設置されている。
なお、循環流路125は、解凍出力調整弁126の開閉に拘わらず、常時、尿素水噴射器104に内燃機関冷却水を供給しており、尿素水噴射器104に充填されている尿素水の変質固着等を防止している。
さて、選択触媒還元装置100においては、尿素水貯留槽105における尿素水温度と尿素水供給ポンプ107における温度と外気温度とにより決まる条件(尿素水配管106における尿素水温度と仮定)の何れか一つが解凍制御開始閾値未満である場合に尿素水供給経路に沿って内燃機関冷却水を流して尿素水供給経路で凍結している尿素水を解凍する解凍制御を開始し、しかる後、尿素水貯留槽105における尿素水温度と尿素水供給ポンプ107における温度と外気温度とにより決まる条件が解凍制御完了閾値に到達してから解凍制御を完了する尿素水解凍制御装置200が実装されている。
尿素水解凍制御装置200は、プログラムやハードウェアとして尿素水噴射制御装置109に実装されており、解凍出力決定部201と、内燃機関冷却水流量制御部202と、保温出力決定部203と、を備えている。
解凍出力決定部201は、尿素水供給経路で凍結している尿素水を完全に解凍するため、尿素水貯留槽105における尿素水温度と尿素水供給ポンプ107における温度と外気温度とにより決まる条件との中で最も低い条件又は温度に基づいて、尿素水供給経路で凍結している尿素水を解凍するために必要となる解凍出力を決定する。
なお、外気温度は、外気温度検出器127で検出されると共に内燃機関101の制御を総合的に司る内燃機関制御装置128に送信されており、内燃機関制御装置128により把握されている。
内燃機関冷却水流量制御部202は、解凍出力決定部201で決定された解凍出力に基づいて、例えば、5分程度の規定時間内における解凍出力調整弁126の開弁時間や解凍出力調整弁126の開度を調整して尿素水供給経路に沿って流す内燃機関冷却水の流量を制御すると共に、尿素水貯留槽105における尿素水温度と尿素水供給ポンプ107における温度と外気温度とにより決まる条件が解凍制御完了閾値に到達してからも、即ち、尿素水解凍制御装置200による解凍制御が完了しても、保温出力決定部203で決定された保温出力に基づいて、解凍出力調整弁126を開閉して尿素水供給経路に沿って流す内燃機関冷却水の流量を制御する。
保温出力決定部203は、尿素水貯留槽105における尿素水温度と尿素水供給ポンプ107における温度と外気温度とにより決まる条件が解凍制御完了閾値に到達してから、即ち、尿素水解凍制御装置200による解凍制御が完了してから、選択触媒還元装置100における尿素水噴射量(尿素水噴射制御装置109から尿素水噴射器104に送信される指示尿素水噴射量)に基づいて、尿素水貯留槽105における尿素水温度が解凍制御開始閾値未満とならないために必要となる保温出力を決定する。
なお、保温出力決定部203は、尿素水貯留槽105における尿素水温度と尿素水供給ポンプ107における温度と外気温度とにより決まる条件が解凍制御完了閾値に到達してから、尿素水貯留槽105における尿素水温度の低下率に基づいて、尿素水貯留槽105における尿素水温度が解凍制御開始閾値未満とならないために必要となる保温出力を決定しても構わない。
従来においては、尿素水貯留槽105における尿素水温度と尿素水供給ポンプ107における温度と外気温度とにより決まる条件が解凍制御完了閾値に到達して解凍制御が完了してからも、尿素水貯留槽105に低温の尿素水が流入することにより、尿素水貯留槽105における尿素水温度が低下して尿素水貯留槽105における尿素水温度が解凍制御開始閾値未満となるため、再度、尿素水解凍制御装置による解凍制御が開始されることとなる。
そして、尿素水解凍制御装置による解凍制御中は、選択触媒還元装置100における尿素水の供給が停止するため、たとえ尿素水供給経路を通じて尿素水を供給して選択触媒還元装置100による排気浄化を適切に実施することができる場合であっても、選択触媒還元装置100による排気浄化が実施できず、自動車の全体における排気浄化率が低下する虞がある。
これに対して、尿素水解凍制御装置200では、尿素水貯留槽105における尿素水温度と尿素水供給ポンプ107における温度と外気温度とにより決まる条件が解凍制御完了閾値に到達して解凍制御が完了してからも、選択触媒還元装置100における尿素水噴射量や尿素水貯留槽105における尿素水温度の低下率に基づいて、尿素水貯留槽105における尿素水温度が解凍制御開始閾値未満とならないために必要となる保温出力を決定し、その保温出力に基づいて、解凍出力調整弁126を開閉して尿素水供給経路に沿って流す内燃機関冷却水の流量を制御する保温制御を実施している。
そのため、尿素水解凍制御装置200では、尿素水供給経路を通じて尿素水を供給して選択触媒還元装置100による排気浄化を適切に実施することができる場合は、尿素水貯留槽105に低温の尿素水が通常よりも多量に流入しても、尿素水貯留槽105における尿素水温度が通常よりも大きく低下して尿素水貯留槽105における尿素水温度が解凍制御開始閾値未満となり、再度、尿素水解凍制御装置200による解凍制御が開始される事態を防止し、自動車の全体における排気浄化率が低下することを回避することが可能となる。
100 選択触媒還元装置
101 内燃機関
102 排気管
103 SCR触媒
104 尿素水噴射器
105 尿素水貯留槽
106 尿素水配管
107 尿素水供給ポンプ
108 尿素水供給モジュール
109 尿素水噴射制御装置
110 酸化触媒
111 ディーゼル微粒子捕集フィルタ
112 排気温度検出器
113 第1の窒素酸化物濃度検出器
114 第2の窒素酸化物濃度検出器
115 尿素水残量検出器
116 尿素水温度検出器
117 尿素水品質検出器
118 SCRセンサ
119 吸込流路
120 供給流路
121 回収流路
122 温度検出器
123 尿素水圧力検出器
124 切替弁
125 循環流路
126 解凍出力調整弁
127 外気温度検出器
128 内燃機関制御装置
200 尿素水解凍制御装置
201 解凍出力決定部
202 内燃機関冷却水流量制御部
203 保温出力決定部

Claims (2)

  1. 排気管に設置されていると共に排気中に含まれている窒素酸化物を浄化する選択触媒還元装置であって、窒素酸化物を浄化するSCR触媒と、前記SCR触媒の排気上流側で尿素水を噴射する尿素水噴射器と、尿素水が貯留されている尿素水貯留槽と、尿素水配管を通じて前記尿素水貯留槽から前記尿素水噴射器に尿素水を供給する尿素水供給ポンプと、を備えている前記選択触媒還元装置で、前記尿素水貯留槽における尿素水温度と前記尿素水供給ポンプにおける温度と外気温度とにより決まる条件の何れか一つが解凍制御開始閾値未満である場合に前記尿素水貯留槽と前記尿素水噴射器と前記尿素水供給ポンプと前記尿素水配管とで構成されている尿素水供給経路に沿って内燃機関冷却水を流して前記尿素水供給経路で凍結している尿素水を解凍する解凍制御を開始し、しかる後、前記尿素水貯留槽における尿素水温度と前記尿素水供給ポンプにおける温度と外気温度とにより決まる条件が解凍制御完了閾値に到達してから解凍制御を完了する尿素水解凍制御装置において、
    前記尿素水貯留槽における尿素水温度と前記尿素水供給ポンプにおける温度と外気温度とにより決まる条件との中で最も低い条件又は温度に基づいて、前記尿素水供給経路で凍結している尿素水を解凍するために必要となる解凍出力を決定する解凍出力決定部と、
    前記解凍出力決定部で決定された解凍出力に基づいて、前記尿素水供給経路に沿って内燃機関冷却水を流すか否かを切り替える解凍出力調整弁を開閉して前記尿素水供給経路に沿って流す内燃機関冷却水の流量を制御する内燃機関冷却水流量制御部と、
    前記尿素水貯留槽における尿素水温度と前記尿素水供給ポンプにおける温度と外気温度とにより決まる条件が解凍制御完了閾値に到達してから、前記選択触媒還元装置における尿素水噴射量に基づいて、前記尿素水貯留槽における尿素水温度が解凍制御開始閾値未満とならないために必要となる保温出力を決定する保温出力決定部と、
    を備えており、
    前記内燃機関冷却水流量制御部は、前記尿素水貯留槽における尿素水温度と前記尿素水供給ポンプにおける温度と外気温度とにより決まる条件が解凍制御完了閾値に到達してからも、前記保温出力決定部で決定された保温出力に基づいて、前記解凍出力調整弁を開閉して前記尿素水供給経路に沿って流す内燃機関冷却水の流量を制御することを特徴とする尿素水解凍制御装置。
  2. 前記保温出力決定部は、前記尿素水貯留槽における尿素水温度と前記尿素水供給ポンプにおける温度と外気温度とにより決まる条件が解凍制御完了閾値に到達してから、前記尿素水貯留槽における尿素水温度の低下率に基づいて、前記尿素水貯留槽における尿素水温度が解凍制御開始閾値未満とならないために必要となる保温出力を決定する請求項1に記載の尿素水解凍制御装置。
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