JP2016112677A - パンチ - Google Patents

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JP2016112677A
JP2016112677A JP2015000406A JP2015000406A JP2016112677A JP 2016112677 A JP2016112677 A JP 2016112677A JP 2015000406 A JP2015000406 A JP 2015000406A JP 2015000406 A JP2015000406 A JP 2015000406A JP 2016112677 A JP2016112677 A JP 2016112677A
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Kanji Tanaka
莞二 田中
佳照 有本
Yoshiteru Arimoto
佳照 有本
山下 洋行
Hiroyuki Yamashita
洋行 山下
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Abstract

【課題】正確に綴じ具に綴じるための綴じ孔を穿設することができる小型のパンチを提供すること。【解決手段】この発明のパンチは、ダイ部30を有するベース体12と、前記ベース体12に枢支されたパンチ体14とを有し、ベース体12及びパンチ体14は、穿孔するとき枢支する軸の軸心を中心にして回動するときに、ベース体12の穿孔穴32とパンチ体14のパンチ刃160との相対的位置を決めるための案内係合凸部100及び案内係合凹部200が形成され、案内係合凸部100は、ベース体12のパンチ体14との対向する面及びパンチ体14のベース体12との対向する面のうち、一方の面に形成され、且つ、案内係合凹部200は、ベース体12のパンチ体14との対向する面及びパンチ体14のベース体12との対向する面のうち、他方の面に形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、パンチに関し、特に、例えばファイルの用紙を綴じるための綴じ具に挿脱自在に挿通可能な綴じ孔を用紙に穿設するためのパンチに関する。
従来、紙を綴じるための綴じ具を表紙に配設してなるファイルが提供され、綴じ孔が穿設されていない紙の辺縁部に沿って複数個の綴じ孔を穿設することができるパンチが所望され、特開平9−155795号公報(以下、特許文献1という)のパンチが提案されている。
特開平9−155795号公報
特許文献1のパンチは、適宜な間隔をおいて、複数パンチ刃が配設されている。綴じ具が別の部材である鋲等でファイルの表紙に取り付けられる。
ところが、かかるパンチは、パンチが大きくなり、重量が嵩み、パンチをファイルの表紙に取り付けるとより一層重量が嵩むという問題がある。
そこで、パンチをフラットな小型で軽量なものとする必要があるが、精確に穿孔することも要求される。
それゆえに、本発明の主たる目的は、正確に綴じ具に綴じるための綴じ孔を穿設することができる小型のパンチを提供することである。
本件発明のパンチは、ダイ部を有するベース体と、前記ベース体に枢支されたパンチ体とを有し、
ベース体及びパンチ体は、穿孔するとき枢支する軸の軸心を中心にして回動するときに、ベース体の穿孔穴とパンチ体のパンチ刃との相対的位置を決めるための案内係合凸部及び案内係合凹部が形成され、
案内係合凸部は、ベース体のパンチ体との対向する面及びパンチ体のベース体との対向する面のうち、一方の面に形成され、且つ、案内係合凹部は、ベース体のパンチ体との対向する面及びパンチ体のベース体との対向する面のうち、他方の面に形成されている。
本件発明の請求項2にかかるパンチは、
パンチ体のパンチ刃は、円柱状又は多角柱状の柱であって、軸心を備え、
ベース体の穿孔穴は、横断面円形又は横断面多角形の穴であって、穴の中心の軸心を備え、
案内係合凹部又は案内係合凸部は、パンチ刃の円柱状又は多角柱状の柱の軸心に対応して、軸心を備え、
案内係合凸部又は案内係合凹部は、ベース体の穿孔穴の軸心に対応して、軸心を備え、
パンチ刃の軸心と案内係合凹部又は案内係合凸部の軸心との間の長さは、穿孔穴の軸心と案内係合凸部又は案内係合凹部の軸心との間の長さと同一である。
本件発明の請求項3にかかるパンチは、
パンチ体のパンチ刃は、円柱状又は多角柱状の柱であって、側壁部を備え、
案内係合凸部は、パンチ体の円柱状又は角柱状の柱の側壁部に対応して、横断面円形又は多角形の側壁面を備え、
パンチ刃の円柱状又は角柱状の柱の側壁部又は軸心と案内係合凸部の横断面円形又は多角形の側壁面又は軸心とは、パンチ刃が穿孔穴に嵌入したとき、平行である。
本件発明の請求項4にかかるパンチは、
パンチ体のパンチ刃は、円柱状又は多角柱状の柱であって、側壁部を備え、
案内係合凸部は、パンチ体の円柱状又は多角柱状の柱の側壁部に対応し、
案内係合凹部は、案内係合凸部の円柱状又は角柱状の柱の側壁部に対応する係合面と、該係合面に続いて傾斜面とを有している。
本件発明の請求項5にかかるパンチは、
案内係合凹部は、横断面円形又は多角形の側壁面を備え、
前記横断面円形又は多角形の側壁面は、パンチ体のパンチ設置面と直交する。
この発明にかかるパンチは、パンチ体のパンチ刃が、円柱状又は多角柱状の柱であって、軸心を備え、ベース体の穿孔穴が、横断面円形又は横断面多角形の穴であって、穴の中心の軸心を備え、案内係合凹部又は案内係合凸部が、パンチ刃の円柱状又は多角柱状の柱の軸心に対応して、軸心を備え、案内係合凸部又は案内係合凹部が、案内係合凸部は、ベース体の穿孔穴の軸心に対応して、軸心を備え、案内係合凸部又は案内係合凹部の軸心とベース体にパンチ体を枢支する枢支部の軸心との間の長さが、案内係合凹部又は案内係合凸部の軸心とベース体にパンチ体を枢支する枢軸部の軸心との間の長さと同一であり、且つパンチ刃の軸心とベース体にパンチ体を枢支する枢軸部の軸心との間の長さが、穿孔穴の軸心とベース体にパンチ体を枢支する枢支部の軸心との間の長さと同一であるとよい。
この発明にかかるパンチは、パンチ体のパンチ刃が、円柱状又は多角柱状の柱であって、軸心を備え、ベース体の穿孔穴が、横断面円形又は横断面多角形の穴であって、穴の中心の軸心を備え、案内係合凹部又は案内係合凸部が、パンチ刃の円柱状又は多角柱状の柱の軸心に対応して、軸心を備え、案内係合凸部又は案内係合凹部が、ベース体の穿孔穴の軸心に対応して、軸心を備え、パンチ刃の軸心と案内係合凹部又は案内係合凸部の軸心との間の長さが、穿孔穴の軸心と案内係合凹部又は案内係合凸部の軸心との間の長さと同一であるとよい。
この発明にかかるパンチは、パンチ体のパンチ刃が、円柱状又は多角柱状の柱であって、軸心を備え、ベース体の穿孔穴が、横断面円形又は横断面多角形の穴であって、穴の中心の軸心を備え、案内係合凹部又は案内係合凸部が、パンチ刃の円柱状又は多角柱状の柱の軸心に対応して、軸心を備え、案内係合凸部又は案内係合凹部が、ベース体の穿孔穴の軸心に対応して、軸心を備え、ベース体にパンチ体を枢支する枢支部を構成する凹条におけるパンチ刃又は穿孔穴の側の壁面と案内係合凸部又は案内係合凹部の軸心との間の長さが、ベース体にパンチ体を枢支する枢軸部におけるパンチ刃又は穿孔穴の側の表面と案内係合凹部又は案内係合凸部の軸心との間の長さと同一であり、且つ、パンチ刃の軸心とベース体にパンチ体を枢支する枢支部を構成する凹条におけるパンチ刃又は穿孔穴の側の壁面との間の長さが、穿孔穴の軸心とベース体にパンチ体を枢支する枢軸部におけるパンチ刃又は穿孔穴の側の表面との間の長さと同一であるとよい。
この発明にかかるパンチは、パンチ体のパンチ刃が、円柱状又は多角柱状の柱であって、軸心を備え、ベース体の穿孔穴が、横断面円形又は横断面多角形の穴であって、穴の中心の軸心を備え、案内係合凹部又は案内係合凸部が、パンチ刃の円柱状又は多角柱状の柱の軸心に対応して、軸心を備え、案内係合凸部又は案内係合凹部が、ベース体の穿孔穴の軸心に対応して、軸心を備え、ベース体にパンチ体を枢支する枢支部を構成する凹条におけるパンチ刃又は穿孔穴の側の壁面と案内係合凸部又は案内係合凹部の軸心との間の長さが、ベース体にパンチ体を枢支する枢軸部におけるパンチ刃又は穿孔穴の側の表面と案内係合凹部又は案内係合凸部の軸心との間の長さと同一であり、且つ、パンチ刃の軸心と案内係合凹部又は案内係合凸部の軸心との間の長さは、穿孔穴の軸心と案内係合凸部又は案内係合凹部の軸心との間の長さと同一であるとよい。
この発明にかかるパンチは、パンチ体のパンチ刃が、円柱状又は角柱状の柱であって、軸心を備え、案内係合凹部が、パンチ刃の円柱状又は多角柱状の柱の軸心に対応して、軸心を備え、案内係合凹部が、穿孔するときベース体にパンチ体を枢支する軸の軸心とパンチ刃の軸心とが同一距離を保って、パンチ刃が穿孔穴に嵌入するように、パンチ体を枢支する軸の軸心と同一距離を保って案内係合凹部の軸心が回動するように形成されているとよい。
この発明によれば、正確に綴じ具に綴じるための綴じ孔を穿設することができる小型のパンチを提供することができる。
請求項2の発明によれば、
パンチ体のパンチ刃は、円柱状又は多角柱状の柱であって、軸心を備え、
ベース体の穿孔穴は、横断面円形又は横断面多角形の穴であって、穴の中心の軸心を備え、
案内係合凹部又は案内係合凸部は、パンチ刃の円柱状又は多角柱状の柱の軸心に対応して、軸心を備え、
案内係合凸部又は案内係合凹部は、ベース体の穿孔穴の軸心に対応して、軸心を備え、
パンチ刃の軸心と案内係合凹部又は案内係合凸部の軸心との間の長さは、穿孔穴の軸心と案内係合凸部又は案内係合凹部の軸心との間の長さと同一であるので、パンチ体又はベース体の枢軸部の軸心とベース体又はパンチ体の枢支部の軸心との位置が多少ずれていても、パンチ刃が穿孔穴に精確に入り、穿孔できる。
請求項3の発明によれば、
パンチ体のパンチ刃は、円柱状又は多角柱状の柱であって、側壁部を備え、
案内係合凸部は、パンチ体の円柱状又は角柱状の柱の側壁部に対応して、横断面円形又は多角形の側壁面を備え、
パンチ刃の円柱状又は角柱状の柱の側壁部又は軸心と案内係合凸部の横断面円形又は多角形の側壁面又は軸心とは、パンチ刃が穿孔穴に嵌入したとき、平行であるので、パンチ体又はベース体の枢軸部の軸心とベース体又はパンチ体の枢支部の軸心との位置が多少ずれていても、パンチ刃が穿孔穴に精確に入り、穿孔できる。
請求項4の発明によれば、
パンチ体のパンチ刃は、円柱状又は多角柱状の柱であって、側壁部を備え、
案内係合凸部は、パンチ体の円柱状又は多角柱状の柱の側壁部に対応し、
案内係合凹部は、案内係合凸部の円柱状又は角柱状の柱の側壁部に対応する係合面と、該係合面に続いて傾斜面とを有しているので、パンチ体を枢軸部を中心に回動して、パンチ刃を穿孔穴に精確に嵌入させ、穿孔できる。
請求項5の発明によれば、
案内係合凹部は、横断面円形又は多角形の側壁面を備え、
前記横断面円形又は多角形の側壁面は、パンチ体のパンチ設置面と直交するので、パンチ体を枢軸部を中心に回動して、パンチ刃を穿孔穴に精確に嵌入させ、穿孔できる。
請求項6の発明によれば、
案内係合凸部は、ベース体のパンチ体との対向する面及びパンチ体のベース体との対向する面のうち一方の面に、パンチ刃が穿孔穴に嵌入するときに係合する位置において形成され、且つ、案内係合凹部は、ベース体のパンチ体との対向する面及びパンチ体のベース体との対向する面のうち他方の面に、パンチ刃が穿孔穴に嵌入するときに係合する位置において形成され、
案内係合凸部は、パンチ刃が穿孔穴に嵌入する前に案内係合凹部に到達する形状を有するので、パンチ体を枢軸部を中心に回動して、パンチ刃を穿孔穴に精確に嵌入させ、穿孔できる。
本発明の一実施の形態であるパンチを付設したファイルを示した斜視図であ る。 本発明の一実施の形態であるパンチを付設するファイルを示した斜視図であ る。 パンチをカバー体に取付ける方法を示す平面図解図である。 カバー体の一部分の平面図解図である。 図1のパンチのベース体周辺の平面図解図である。 図1のパンチのベース体周辺の図解図であり、(a)は左側面(図1Vie wA)図解図であり(b)は、右側面(図1ViewB)図解図である。 図1のパンチの平面図解図である。 図1のパンチのベース体の図解図であり、(a)は平面図解図であり、(b )は底面図解図である。 図1のパンチのベース体の図解図であり、(a)は左側面図解図であり、( b)は右側面図解図である。 図7C−C拡大断面図解図である。 図7D−D拡大断面図解図である。 図7E−E拡大断面図解図である。 図7F−F拡大断面図解図である。 図7G−G拡大断面図解図である。 図7H−H拡大断面図解図である。 図7I−I拡大断面図解図である。 ベース体の拡大図解図であり、(a)は、図8K部の拡大図解図であり、 (b)は、M−M拡大図解図であり、(c)は、L部拡大図解図であり、(d)は、 L−Lの拡大図解図であり、(e)は、O−O拡大図解図である。 パンチ体の図解図であり、(a)は平面図解図であり、(b)は底面図解 図である。 パンチ体の図解図であり、(a)は左側面図解図であり、(b)は右側面 図解図である。 パンチ体の図解図であり、図7C−C拡大断面図解図である。 パンチ体の図解図であり、図7D−D拡大断面図解図である。 パンチ体の図解図であり、図7E−E拡大断面図解図である。 パンチ体の図解図であり、図7F−F拡大断面図解図である。 パンチ体の図解図であり、図7G−G拡大断面図解図である。 パンチ体の図解図であり、図7H−H拡大断面図解図である。 パンチ体の図解図であり、図7I−I拡大断面図解図である。 図1図示パンチによる穿孔方法を示す平面図解図である。 図1図示パンチによる穿孔方法を示す図27C−C断面図解図である。 図1図示パンチによる穿孔方法を示す図27D−C断面図解図である。 図1図示パンチによる穿孔方法を示す図27E−E断面図解図である。 図1図示パンチによる穿孔方法を示す図27F−F断面図解図である。 図1図示パンチによる穿孔方法を示す図27J−J断面図解図である。 図1図示パンチによる穿孔方法を示す平面図解図である。 図1のパンチの開く方法を示す横断面図解図である。 図1のパンチの開く方法を示す横断面図解図である。 図1のパンチの開く方法を示す横断面図解図である。 本発明の第2の実施の形態であるパンチを付設したファイルを示した斜視 図である。 本発明の第2の実施の形態であるパンチを付設するファイルを示した斜視 図である。 本発明の第2の実施の形態であるパンチの平面図解図である。 本発明の第2の実施の形態であるパンチの正面図解図である。 カバー体の平面図解図である。 本発明の第2の実施の形態であるパンチのベース体の図解図であり、(a )は平面図解図、(b)は底面図解図である。 本発明の第2の実施の形態であるパンチのベース体の図解図であり、(a )は左側面図解図、(b)は右側面図解図、(c)は背面図解図、(d)は正面図解 図である。 ベース体の拡大図解図であり、(a)は、図41R−R拡大図解図であり 、(b)は、図41S−S拡大図解図である。 本発明の第2の実施の形態であるパンチの取付け体の図解図であり、(a )は平面図解図、(b)は底面図解図である。 本発明の第2の実施の形態であるパンチの取付け体の図解図であり、(a )は左側面図解図、(b)は右側面図解図、(c)は背面図解図、(d)は正面図解 図である。 本発明の第2の実施の形態であるパンチの取付け体の拡大図解図であり、 (a)は、図41T−T拡大図解図であり、(b)は、図41U−U拡大図解図であ る。 パンチ体の図解図であり、(a)は平面図解図であり、(b)は底面図解 図である。 パンチ体の図解図であり、(a)は左側面図解図であり、(b)は右側面 図解図であり、(c)は背面図解図であり、(d)は正面図解図である。 パンチ体の拡大図解図であり、(a)は、図47V−V拡大図解図であり 、(b)は、図47W−W拡大図解図である。 図36図示パンチによる穿孔方法を示す正面図解図である。 図36のパンチの開く方法を示す横断面図解図である。 図36のパンチの開く方法を示す横断面図解図である。 図36のパンチの開く方法を示す横断面図解図である。 図1及び図36のパンチにより穿孔された紙を示した平面図解図である。 パンチ刃の変形例の断面図解図である。 案内係合凸部の変形例の断面図解図である。 案内係合凹部の変形例の断面図解図である。
パンチ10は、ファイルの表紙等のカバー体300に取り付けられるパンチ10であって、カバー体300の一方の主面に配設されるベース体12と、前記ベース体12に配設されたパンチ体14とを備える。
ベース体12は、ベース体12がカバー体300の他方の主面に配設された領域及び/又はその近傍において、取付け体16が形成されている。
前記取付け体16は、ベース体12の側の領域においてカバー体300が連結される。
前記パンチ体14は、ベース体12に載置された被穿孔材Pに向けて接近するように形成され、且つ被穿孔材Pを穿孔するパンチ刃160がベース体12に向けて突設されている。
ベース体12は、前記パンチ刃160を挿入するダイ部30が設けられている。
(ベース体)
ベース体12は、配設されたカバー体300に接合する平面を有するカバー体接合面22と、机上等の載置面に接合するパンチ設置面24とを有するベース本体20と、ベース本体20の厚さ方向に穿設されたパンチ刃160を挿入する穿孔穴32を有するダイ部30と、カバー体300を取り付けるための取付け体16と、パンチ体14を回動自在に取り付けるための枢支軸を構成するパンチ体取付け部80とを備える。
ベース本体20は、その中央に立ち上がり部26を形成された平面視方形の平板状体である。
立ち上がり部26は、その上面に被穿孔材Pを載置するための被穿孔材載置面28が形成されている。
被穿孔材載置面28は、平面状であり、且つ、パンチ設置面24は、平面状であり、被穿孔材載置面28とパンチ設置面24とは平行な面である。
ダイ部30は、ベース体12の略々中央に配設されている。
ベース本体20は、その下面にパンチ10を机上等に載置するに適する平面を有するパンチ設置面24が形成されている。
ダイ部30は、ベース体12の略々中央に配設されている。
ベース本体20は、立ち上がり部26及びダイ部30も含め全体が、薄い平板状である。
取付け体16は、カバー体300にベース体12を左右方向において確実に固定するために、前後方向に分かれて形成された、第1取付け部40と、第1取付け部40の間において、前後方向に分かれて形成された第2取付け部50とを有する。
更に、取付け体16は、カバー体300にベース体12を前後方向において固定するために、前後方向において分かれた形成された、第3取付け部60を有する。
取付け体16を構成する、第1取付け部40、第2取付け部50及び第3取付け部60は、ベース体12のカバー体300を接合する面側から突設された立ち上がり部26及び/又は立ち上がり面と、該立ち上がり部26及び/又は立ち上がり面から、ベース体12のカバー体300を接合する面(カバー体接合面22)側に沿って張り出された突出部36とを備える。
前記突出部36は、前記立ち上がり部26に向けて挿入されたカバー体300を取り付けるように形成されている。
前記ベース体12は、カバー体300を配設するためのカバー体接合面22と、ベース体12のカバー体300を配設する面(カバー体接合面22)から突設された立ち上がり部26とを備える。
立ち上がり部26には、被穿孔材Pを穿孔するために被穿孔材Pを載置する被穿孔材載置面28が形成されている。
被穿孔材載置面28は、前記立ち上がり部26の上面に形成された、被穿孔物Pを載置するための第1載置面28aと、前記立ち上がり部26から前記カバー体接合面22及び/又は第1載置面28aに沿って張り出された突出部36の上面に形成された、被穿孔物Pを載置するための第2載置面28bとを備える。
前記第1載置面28a及び第2載置面28bは、前記カバー体接合面22より立ち上がり部26の高さに対応してカバー体接合面22より高い位置にある平面である。
前記突出部36は、立ち上がり部26の周辺のカバー体接合面22に向けて、庇状に張り出され、突出部36とカバー体接合面22との間に挿入されたカバー体300を取付けるように形成されている。
前記突出部36は、庇状であり、カバー体300が挿入される側にカバー体取付け凸部38が形成されている。
突出部36は、立ち上がり部26の平面状の上面に続く平面状の上面を有し、突出部36の上面と立ち上がり部26の上面とは、全体が平面となる。
立ち上がり部26の上面と突出部36とによって形成された被穿孔材載置面28は、平面状である。
前記カバー体取付け凸部38は、突出部36の下方に挿入されたカバー体300の取り付け貫通孔(カバーの第2取付け部330の第1取付け貫通孔332及び第2取付け貫通孔334並びにカバーの第3取付け部340の第1取付け貫通孔342及び第2取付け貫通孔344)に係止または係合させて、カバー体300を突出部36に取付ける。
第1取付け部40は、パンチ刃160を挿入するダイ部30の穿孔穴32の右側に該孔の近傍、すなわち被穿孔材Pの挿入する方向とは反対側の該孔の近傍において、ダイ部30より連続する立ち上がり部26から右側に向けて、突出部36を構成する第1突出部42及び第2突出部46が突設されている。
第1取付け部40は、前後方向に分かれて形成された一対のパンチ刃160を挿入する穿孔穴32に対応して、前後方向に分かれて、一対形成されている。
第2取付け部50は、ダイ部30のパンチ刃160を挿入する穿孔穴32の内側で該穿孔穴32の近傍において、左側、すなわち被穿孔材Pの挿入する方向に入り込んだ位置において、立ち上がり部26が形成され、右側に向けて、突出部36を構成する第1突出部52及び第2突出部56が突設されている。
前記第1突出部52及び第2突出部56は、庇状であり、カバー体300が挿入される側に第1カバー体取付け凸部38aが形成されている。
前記第1カバー体取付け凸部38aは、挿入されたカバー体の取り付け貫通孔(カバーの第2取付け部の330の第1取付け貫通孔332及び第2取付け貫通孔334)に係止または係合されて、カバー体300が第1突出部52及び第2突出部56に取付けられる。
第2取付け部50は、前後方向に分かれて形成された一対のパンチ刃160を挿入する穿孔穴32に対応して、前後方向に分かれて、一対形成されている。
第3取付け部60は、パンチ刃160を挿入する向こう側の穿孔穴32の向こう側と手前側とに分かれて形成されている。第3取付け部60は、該穿孔穴32の近傍において、ダイ部30より連続する向こう側であって、立ち上がり部26から向こう側に向けて突出部36を構成する第1突出部62が突設され、且つ、ダイ部30より連続する手前側であって、立ち上がり部26から手前側に向けて突出部36を構成する第2突出部66が突設されている。
前記第1突出部62及び第2突出部66は、庇状であり、カバー体300が挿入される側に第2カバー体取付け凸部38bが形成されている。
前記第2カバー体取付け凸部38bは、挿入されたカバー体の取り付け貫通孔(カバーの第3取付け部340の第1取付け貫通孔342及び第2取付け貫通孔344)に係止または係合されて、カバー体300が第1突出部62及び第2突出部66に取付けられる。
第1取付け部40の第1突出部42及び第2突出部46と第2取付け部50の第1突出部52及び第2突出部56とは、そののびる方向が平行である。
第1取付け部40の第1突出部42及び第2突出部46並びに第2取付け部50の第1突出部52及び第2突出部56と第3取付け部60の第1突出部62及び第2突出部66とは、そののびる方向が直交している。
第1取付け部40の第1立ち上がり部44及び第2立ち上がり部48と第2取付け部50の第2立ち上がり部54及び第2立ち上がり部58とは、カバー体300の高さ方向にのびる。
第3取付け部60の第2立ち上がり部64及び第2立ち上がり部68は、カバー体300の幅方向にのびる。
カバー体接合面22にカバー体300の一方主面(外側面)が接合する。
カバー体300の他方主面(内側面)は、第1取付け部40の第1突出部42及び第2突出部46に、接合する。
カバー体300の他方主面(内側面)は、第2取付け部50の第1突出部52及び第2突出部56に接合する。
カバー体300の他方主面(内側面)は、第3取付け部60の第1突出部62及び第2突出部66に接合する。
ダイ部30は、カバー体接合面22より高い平面視略方形の丘状の立ち上がり部26に形成されている。
ダイ部30は、頂面が平面であり、且つ、底面が平面である。
ダイ部30は、その中央を中心に前後方向に分かれて、パンチ刃160を挿入するための穿孔穴32が、前後一対穿設されている。穿孔穴32は、ダイ部30の上面から垂下する壁面を有している。穿孔穴32は、パンチ設置面24及び被穿孔材載置面28と直交する壁面を有する。
(パンチ体の位置決め部)
ベース体12のパンチ体取付け部80は、第1軸受け部80a、第2軸受け部80b及び第3軸受け部80cがベース体12の長手方向(手前側から向こう側に向かう方向)に一直線状にのびる。
ベース体12のパンチ体取付け部80は、第1軸受け部80a、第2軸受け部80b及び第3軸受け部80cを構成する円弧の中心点(想像上の)を通る軸心Ax1を備える。
パンチ体14の枢軸部180は、第1軸部182及び第2軸部184を含み、軸がパンチ体14の長手方向(手前側から向こう側に向かう方向)に一直線状にのびる。
パンチ体14の枢軸部180は、第1軸部182及び第2軸部184の中心点(想像上の)を通る軸心Ax1を備える。
ベース体12の第1凹条82、第2凹条84及び第3凹条86は、パンチ体14の枢軸部180の軸受け部であり、パンチ体14をベース体12に枢支するための枢支部を構成している。
パンチ体14は、第1軸部182がベース体12の第1凹条82に挿入されて枢支される。
パンチ体14は、第2軸部184がベース体12の第2凹条84に挿入されて枢支される。
パンチ体14は、枢軸部180の中央領域がベース体12の第3凹条86に挿入されて枢支される。
パンチ体14のパンチ刃160は、円柱状(又は多角柱状)の柱であって、その中心点(想像上の)を通る軸心Ax2を備える。
ベース体12の穿孔穴32は、横断面円形(又は横断面多角形)の穴であって、穴の中心点(想像上の)を通る軸心Ax5を備える。
案内係合凹部200は、パンチ刃160の円柱状(又は多角柱状)の柱の軸心Ax4に対応して、その中心点(想像上の)を通る軸心Ax4を備える。
案内係合凸部100は、ベース体12の穿孔穴32の軸心Ax5に対応して、その中心点(想像上の)を通る軸心Ax3を備える。
案内係合凸部100の軸心Ax3とベース体12にパンチ体14を枢支する枢支部の軸心Ax1との間の長さL1は、案内係合凹部200の軸心Ax4とベース体12にパンチ体14を枢支する枢軸部180の軸心Ax1との間の長さL2と同一であり、且つパンチ刃160の軸心Ax2とベース体12にパンチ体14を枢支する枢軸部180の軸心Ax1との間の長さL3は、穿孔穴32の軸心Ax5とベース体12にパンチ体14を枢支する枢支部の軸心Ax1との間の長さL4と同一である。
案内係合凸部100は、パンチ刃160の円柱状又は多角柱状の柱の軸心Ax2及びベース体12の穿孔穴32の軸心Ax5に対応して、軸心Ax3を備える。
案内係合凹部200は、ベース体12の穿孔穴32の軸心Ax5及びパンチ刃160の円柱状又は多角柱状の柱の軸心Ax2に対応して、軸心Ax4を備える。
案内係合凹部200の軸心Ax3とパンチ刃160の軸心Ax2との間の長さL5は、係合凸部200の軸心Ax4とベース体12の穿孔穴32の軸心Ax5との間の長さL6と略々同一である。
ベース体12にパンチ体14を枢支する枢支部を構成する凹条(第1凹条82、第2凹条84及び第3凹条86)におけるパンチ刃160又は穿孔穴32の側の壁面と案内係合凸部100(又は案内係合凹部200)の軸心Ax3との間の長さL7は、ベース体12にパンチ体14を枢支する枢軸部180におけるパンチ刃160又は穿孔穴32の側の表面と案内係合凹部200(又は案内係合凸部100)の軸心Ax4との間の長さL8と同一であり、且つ、パンチ刃160の軸心Ax2とベース体12にパンチ体14を枢支する枢支部を構成する凹条(第1凹条82、第2凹条84及び第3凹条86)におけるパンチ刃160又は穿孔穴32の側の壁面との間の長さL9は、穿孔穴32の軸心とベース体12にパンチ体14を枢支する枢軸部180におけるパンチ刃160又は穿孔穴32の側の表面との間の長さL10と同一である。
ベース体12にパンチ体14を枢支する枢支部を構成する凹条(第1凹条82、第2凹条84及び第3凹条86)におけるパンチ刃160又は穿孔穴32の側の壁面と案内係合凸部100(又は案内係合凹部200)の軸心Ax3との間の長さL7は、ベース体12にパンチ体14を枢支する枢軸部180におけるパンチ刃160又は穿孔穴32の側の表面と案内係合凹部200(又は案内係合凸部100)の軸心Ax4との間の長さL8と同一であり、且つ、パンチ刃160の軸心Ax2と案内係合凹部200(又は案内係合凸部100)の軸心Ax4との間の長さL5は、穿孔穴の軸心と案内係合凸部100(又は案内係合凹部200)の軸心Ax3との間の長さL6と同一である。
案内係合凸部100は、穿孔するときベース体にパンチ体14を枢支する軸の軸心Ax1とパンチ刃160の軸心Ax2とが略々同一の距離を保って、パンチ刃160が穿孔穴32に嵌入するように、パンチ体14を枢支する軸の軸心Ax1と略々同一の距離を保って案内係合凸部100の軸心Ax3が回動するように形成されている(図34〜35参照)。
案内係合凹部200は、穿孔するときベース体にパンチ体14を枢支する軸の軸心Ax1とパンチ刃160の軸心Ax2とが略々同一の距離を保って、パンチ刃160が穿孔穴32に嵌入するように、パンチ体14を枢支する軸の軸心Ax1と略々同一の距離を保って案内係合凹部200の軸心Ax4が回動するように形成されている(図34〜35参照)。
ベース体12の穿孔穴32は、横断面円形又は横断面多角形の穴であって、穴の中心点(想像上の)を通る軸心Ax5を備える。
この発明の実施の形態のパンチ10は、ダイ部30を有するベース体12と、前記ベース体12に枢支されたパンチ体14とを有し、ベース体12及びパンチ体14は、枢支する軸(枢軸部180)の軸心Ax1の近傍において、ベース体12の穿孔穴32とパンチ体14のパンチ刃160との相対的位置を決めるための案内係合凸部100及び案内係合凹部200が形成されている。
案内係合凸部100は、ベース体12のパンチ体14との対向する面(被穿孔材載置面28の側の面)及びパンチ体14のベース体12との対向する面(パンチ体本体170の下面)のうち、一方の面(被穿孔材載置面28の側の面)に形成され、且つ、案内係合凹部200は、ベース体12のパンチ体本体170との対向する面及びパンチ体のベース体12との対向する面のうち、他方の面(パンチ体本体170の下面)に形成されている。
案内係合凸部100は、ベース体12のパンチ体14との対向する面及びパンチ体14のベース体12との対向する面のうち一方の面(ベース体12の被穿孔材載置面28の表面)に、パンチ刃160が穿孔穴32に嵌入するときに係合する位置において形成され、且つ、案内係合凹部200は、ベース体12のパンチ体14との対向する面及びパンチ体14のベース体12との対向する面のうち他方の面(パンチ体14のパンチ本体170の下面)に、パンチ刃160が穿孔穴32に嵌入するときに係合する位置において形成されている。
ベース体12は、その上面すなわちパンチ体14に対向する面(30の上面)ダイ部に、パンチ刃160を穿孔穴32に精確に嵌入して穿設するための位置決めガイド部たる案内係合凸部100が突設されている。
案内係合凸部100は、パンチ刃160が穿孔穴32に嵌入する前に案内係合凹部200に到達する形状を有する。
パンチ体14のパンチ刃160は、円柱状又は角柱状の柱であって、側壁部を備える。
案内係合凸部100は、パンチ体14の円柱状又は角柱状の柱の側壁部に対応して、横断面円形又は方形の側壁面(パンチ体取付け部80側の側壁面102及び被穿孔材載置面28側の側壁面104)を備える。
パンチ刃160の円柱状又は角柱状の柱の側壁部と案内係合凸部100の横断面円形又は方形の側壁面(パンチ体取付け部80側の側壁面102及び被穿孔材載置面28側の側壁面104)とは、パンチ刃160が穿孔穴32に嵌入したとき、平行である。
案内係合凸部100は、被穿孔材Pを穿孔するときに、パンチ本体170の案内係合凹部200に係合して、パンチ体14のパンチ刃160とベース体12の穿孔穴32との位置を精確に決定して、パンチ刃160を穿孔穴32に嵌入して穿孔するように形成されている。
案内係合凸部100は、ベース体12のダイ部30より上方、すなわち、パンチ体14のパンチ刃160側に向けて突設された、角柱状体の突起である。
案内係合凸部100は、左側(すなわちパンチ体14の枢軸部180側)の側壁面102と、右側(すなわち被穿孔材Pの差し込み方向とは反対側)の側壁面104とが、パンチ設置面24及び被穿孔材載置面28と直交する。
案内係合凸部100は、その頂部の近傍が断面半円弧状の膨出体であり、パンチ体14の案内係合凹部200を嵌合し易く構成している。
(パンチ体)
パンチ体14は、パンチ刃160と、パンチ刃160をベース体12に取り付けるためのパンチ本体170と、パンチ本体170をベース体12に回動自在に取り付けるための枢軸部180とを備える。
パンチ本体170は、長さ方向を有する平面視略T字型の平板状である。
パンチ本体170は、その上面の略々全体が平板状であり、その下面の略々全体が平板状である。パンチ本体170は、その上面の略々全体とその下面の略々全体とが平行な薄板状体である。
パンチ本体170は、その略々中央を中心に前後方向に分かれて、2個のパンチ刃160が下向きに突設されている。
枢軸部180は、パンチ刃160より左側すなわち被穿孔材Pの差込方向側に形成され、パンチ本体170をベース体12に枢支するための枢支部を構成する。
パンチ刃160は、円柱状ないしは角柱状であり、その先端に先鋭な刃を形成されている。
パンチ刃160の円柱状の柱面(側壁部)は、パンチ本体170の下面すなわちベース体12のダイ部30に向き合う面から垂直に垂れ下がる。
パンチ刃160は、ベース体12の穿孔穴32の孔の形状よりわずかに小さい底面視円形ないしは方形の刃先を備える。
(パンチ体取付け部)
パンチ刃160は、被穿孔材Pに穿孔される綴じ孔Hに対応した形状である。
前後方向に分かれた2個のパンチ刃160は、形状、高さ等同じである。
枢軸部180は、パンチ本体170の左端縁の近傍において、向こう側から手前側に向けて連続して形成された軸部を備える。
パンチ本体170の手前側と向こう側とに分かれて突設された、第1軸部182と第2軸部184とを有している。
第1軸部182は、ベース体12のパンチ体取付け部80の第1凹条82に嵌入されて、パンチ体14を回動するときの枢軸部を構成する。
第2軸部184は、ベース体12のパンチ体取付け部80の第2凹条84に嵌入されて、パンチ体14を回動するときの枢軸部を構成する。
ベース体12のパンチ体取付け部80は、手前側と向こう側とに分かれて形成された、第1凹条82と第2凹条84とを備えている。ベース体12のパンチ体取付け部80は、パンチ体14を枢支するための断面略半円形の長い第3凹条86を備えており、第1凹条82と第2凹条84との間の中央において形成されている。
第3凹条86は、断面円形で、パンチ体14を回動自在に取り付けられるように形成されている。
第1凹条82及び第2凹条84は、手前側と向こう側とに分かれて形成された、第1軸受け部80a及び第2軸受け部80bに形成されている。
第1凹条82は、被穿孔材Pの差し込み方向側(左側)より被穿孔材Pの差し込み方向とは反対側(右側)に向けて、パンチ体14を取り付けるための進入路82aが形成されている。
第2凹条84は、被穿孔材Pの差し込み方向側(左側)より被穿孔材Pの差し込み方向とは反対側(右側)に向けて、パンチ体14を取り付けるための進入路84aが形成されている。
第3凹条86は、中央において形成された、第3軸受け部80cに形成されている。
第1軸受け部80a、第2軸受け部80b及び第3軸受け部80cは、ダイ部30より上方に向けて突設されている。
第1軸受け部80a及び第2軸受け部80b及び第3軸受け部80cは、同一の高さ位置において、枢軸部180を支持するように、その最も低い底部が同一の高さ位置において形成されている。
第1軸受け部80a、第2軸受け部80b及び第3軸受け部80cは、パンチ体14の枢軸部180を上方から枢支するように、パンチ体14の上方から枢軸部180を覆う庇状である。
パンチ体取付け部80は、前記第1軸受け部80aと第3軸受け部80cとの間及び第2軸受け部80bと第3軸受け部80cとの間において、第4軸受け部80d及び第5軸受け部80eが形成されている。
第4軸受け部80dの軸受溝88a及び第5軸受け部80eの軸受溝88bは、パンチ体14の枢軸部180を下方から枢支するように、下方からパンチ体14の枢軸部180を支持する溝状である。
(パンチ体の位置決め部)
パンチ体14のパンチ刃160は、円柱状又は角柱状の柱であって、側壁部を備える。
案内係合凸部100は、パンチ体14の円柱状又は角柱状の柱の側壁部に対応している。
案内係合凹部200は、案内係合凸部100の円柱状又は角柱状の柱の側壁部(パンチ体取付け部80側の側壁面102及び被穿孔材載置面28側の側壁面104)に対応する係合面202と、該係合面202に続いて傾斜面204とを有している。側壁面208a及び側壁面208bは、係合面202を構成している。
案内係合凹部200は、横断面円形又は方形の側壁面(枢軸部180側の側壁面208a及びパンチ刃160の側壁面208b)を備える。
前記横断面円形又は方形の側壁面(枢軸部180側の側壁面208a及びパンチ刃160の側の側壁面208b)は、パンチ体14のパンチ設置面24と直交する。
ベース体12及びパンチ体14は、枢支する軸の軸心の近傍において、ベース体12のパンチ体14との対向する面及びパンチ体14のベース体12との対向する面に、ベース体12の穿孔孔とパンチ体14のパンチ刃160との相対的位置を決めるための案内係合凸部100及び案内係合凹部200が形成されている。
パンチ本体170は、その下面、すなわちベース体12に対向する面に、パンチ刃160を穿孔穴32に精確に嵌入するための位置決めガイド部たる案内係合凹部200が凹設されている。
案内係合凹部200は、パンチ刃160をベース体12の穿孔穴32に嵌入されるとき、ベース体12の案内係合凸部100に嵌合して、パンチ体14のパンチ刃160とベース体12の穿孔穴32との位置を精確に決定して、パンチ刃160を穿孔穴32に嵌入するように形成されている。
パンチ体14は、パンチ体14のパンチ本体170により被穿孔材Pを穿孔したとき、下面すなわちベース体12のダイ部30と対向する面に形成されたパンチ刃160及び案内係合凸部200が、ベース体12のパンチ設置面24及び被穿孔材載置面28と直交するように形成されている。
案内係合凹部200は、パンチ体14のパンチ刃160により被穿孔材Pを穿孔したとき、係合面202が案内係合凸部100の柱面と嵌合するように、係合面202がベース体12のパンチ設置面24及び被穿孔材載置面28と直交する。
パンチ体14のパンチ刃160は、円柱状の柱面(側壁部)の先端に刃先を備えている。
案内係合凸部100は、その頂部の近傍が断面半円弧状の膨出体である。
案内係合凸部100は、パンチ体14のパンチ刃160の円柱状の柱面(側壁部)に対応して、断面円形の柱面(側壁面)を備える。案内係合凸部100の断面円形の柱面(側壁面)は、パンチ体14のパンチ刃160の円柱状の柱面(側壁部)と略々平行である。
案内係合凹部200は、断面半円弧状の係合面202を有し、且つ該係合面202に続いて、枢軸部180とは反対側に形成された傾斜面204を有している。
案内係合凹部200の係合面202は、案内係合凸部100の半円弧状の係合面202を係合する。
案内係合凹部200の傾斜面204は、案内係合凹部200の開口部206の周辺のパンチ体本体170下面より枢軸部180の側に向かうに従って徐々にその高さが高くなる仰角の面である。
開口部206周辺のパンチ体本体170の下面と傾斜面204との挟角は、略々130度ないし140度である。
パンチ体14を枢軸部180を枢軸として回動して穿孔するとき、案内係合凸部100が傾斜面204を通過して、係合面202内に収まる。
(被穿孔材の位置決め部)
ダイ部30は、穿孔穴32より適宜な間隔をおいて、被穿孔材Pを当接させて位置決めするための当接部90を突設されている。
当接部90は、前後方向に分かれて形成された2個の穿孔穴32の中間であって、被穿孔材Pの差込方向に、穿孔穴32より離れて形成されている。
ベース体12のベース本体20は、その左端縁の近傍すなわち枢軸部180寄りに、被穿孔材Pに穿孔するために被穿孔材載置面28に差し込まれた被穿孔材Pを上から抑えるための被穿孔材押え部92がダイ部30に向けて突設されている。
被穿孔材押え部92は、ベース体12のベース本体20の左端において上方に向けて突設された凸条94から突き出されている。
被穿孔材押え部92は、前後に分かれた穿孔穴32の内側において、前後に分かれた第1押え部92aと第2押え部92bとを有している。
被穿孔材押え部92は、被穿孔材Pを穿孔した後、パンチ体14を上方に向けて回動したときの被穿孔材Pの浮き上がりを防止する。
ベース体12は、ポリアセタール樹脂(POM)等の機械的強度に優れた合成樹脂で一体形成されている。
パンチ体14は、ポリアセタール樹脂(POM)等の機械的強度に優れた合成樹脂で一体形成されている。
(カバー体)
カバー体300は、図4に示すように、綴じ具Bを備えたファイル・バインダーの表紙であって、表表紙302と、裏表紙304と、表表紙302及び裏表紙304にヒンジ部308を介して連設された背表紙306とを有する。
パンチ10は、カバー体300の表表紙302に付設されている。
パンチ10を付設される表表紙302は、図4に示すように、ヒンジ部308とは反対側の自由端310に、パンチ10のベース体12の立ち上がり部26を嵌合するための取付け凹部312が切り欠き形成されている。
取付け凹部312は、ベース体12の立ち上がり部26を嵌挿するに適するように、立ち上がり部26の外周縁の形状に対応して略々相似形に形成されている。
カバー体300は、取付け凹部312の周縁に、パンチ10のベース体12を取付けるためのカバーの取付け部314が形成されている。カバーの取付け部314は、パンチ10の取付け体16が取り付けられている。
カバーの取付け部314は、取付け体16の第1取付け部40を取付ける領域を構成するカバーの第1取付け部320と、取付け体16の第2取付け部50を取付ける領域を構成するカバーの第2取付け部330と、取付け体16の第3取付け部60を取付ける領域を構成するカバーの第3取付け部340とを備える。
カバーの第1取付け部320は、第1取付け部40の第1立ち上がり部44に当接する第1接合縁326aと第1突出部42の下面に接合する第1嵌挿面328aとを有する。
カバーの第1取付け部320は、第1取付け部40の第2立ち上がり部48に当接する第2接合縁326bと第2突出部46の下面に接合する第2嵌挿面328bとを有する。
カバーの第2取付け部330は、第2取付け部50の第2立ち上がり部54に当接する第1接合縁336aと第1突出部52の下面に接合する第1嵌挿面338aとを有する。
カバーの第2取付け部330は、第2取付け部50の第2立ち上がり部58に当接する第2接合縁336bと第2突出部56の下面に接合する第2嵌挿面338bとを有する。
カバーの第3取付け部340は、第3取付け部60の第2立ち上がり部64の当接する第1接合縁346aと第1突出部62の下面に接合する第1嵌挿面348aを有する。
カバーの第3取付け部340は、第3取付け部60の第2立ち上がり部68に当接する第2接合縁346bと第2突出部66の下面に接合する第2嵌挿面348bとを有する。
カバーの第2取付け部330は、取付け凹部312の右側縁において、向こう側と手前側とに分かれて、ベース体12の第2取付け部50を取付けるための第1取付け貫通孔332及び第2取付け貫通孔334が穿設されている。
カバーの第2取付け部330の第1取付け貫通孔332は、第1嵌挿面338aに形成され、第2取付け貫通孔334は、第2嵌挿面338bに形成されている。
カバーの第3取付け部340は、取付け凹部312の向こう側と手前側とに、ベース体12の第3取付け部60を取付けるための第1取付け貫通孔342及び第2取付け貫通孔344が穿設されている。
カバーの第3取付け部340の第1取付け貫通孔342は、第1嵌挿面348aに形成され、第2取付け貫通孔344は、第2嵌挿面348bに形成されている。
ベース体12は、カバー体300の外側面である表表紙302の表紙に接し合わされ、ダイ部30が、カバー体300の取付け凹部312に嵌め合わされている。
カバー体300に取り付けられた、ベース体12とパンチ体14とからなるパンチユニットの高さは、低く、パンチ体14の高さは、一対のヒンジ部308の間に形成された背表紙306の幅よりも低い。
カバー体300は、ポリプロピレン等の合成樹脂シートからなる。
以上のように、本発明の実施の形態は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
例えば、狭義のファイルではなく、バインダ等の表紙挟みも全てファイルに含まれる。
前記実施の形態においては、多穴型パンチについて説明したが、図36ないし52に示すように、1穴型パンチであってもよい。
次に、一穴型パンチについて説明する。
パンチ1010は、ファイルの表紙等のカバー体1300に取り付けられるパンチ1010であって、カバー体1300の一方の主面に配設されるベース体1012と、前記ベース体1012に配設されたパンチ体1014と、ベース体1012をカバー体1300に取付けるための取付け体1016とを備える。
ベース体1012は、ベース体1012がカバー体1300の他方の主面に配設された領域及び/又はその近傍において、取付け体1016が取付けられている。
前記取付け体1016は、ベース体1012の側の領域においてカバー体1300を保持する。
前記パンチ体1014は、ベース体1012に載置された被穿孔材Pに向けて接近するように形成され、且つ被穿孔材Pを穿孔するパンチ刃1170がベース体1012に向けて突設されている。
ベース体1012は、前記パンチ体1014のパンチ刃1170を挿入するダイ部1030が設けられている。
(ベース体)
ベース体1012は、配設されたカバー体1300に接合する平面を有するカバー体接合面1022と、机上等の載置面に接合するパンチ設置面1024とを有するベース本体1020と、ベース本体1020の厚さ方向に穿設されたパンチ刃1170を挿入する穿孔穴1032を有するダイ部1030と、カバー体1300を取り付けるための取付け体取付け部1116と、パンチ体1014を回動自在に取り付けるための枢支軸を構成するパンチ体取付け部1080とを備える。
ベース本体1020は、その中央に立ち上がり部1026を形成された平面視方形の平板状体である。
立ち上がり部1026は、カバー体接合面1022より高い平面視略方形の丘状であり、その上面に被穿孔材Pを載置するための、平面状の被穿孔材載置面1028が形成されている。
ベース本体1020は、その下面にパンチ1010を机上等に載置するに適する平面を有するパンチ設置面1024が形成されている。
被穿孔材載置面1028は、平面状であり、且つ、パンチ設置面1024は、平面状であり、被穿孔材載置面1028とパンチ設置面1024とは平行な面である。
ダイ部1030は、ベース体1012の略々中央に配設されている。
ベース本体1020は、立ち上がり部1026及びダイ部1030も含め薄い、全体が薄い平面状である。
ベース本体1020は、ダイ部1030の周囲に周設された直線状の上部の第1取付け部1140と、直線状の下部の第3取付け部1160と、上部の第1取り付け部1140と下部の第3取り付け部1160との間に架け渡された架設部たる第2取付け部1150とを有している。第1取付け部1140と第2取付け部1150と第3取付け部1160の上面に、ベース本体1020カバー体接合面1022が形成されている。
カバー体接合面1022は、平面視略U字形の平面状であり、取付け体16の取付け体本体1210の平面視形状と略々同じ形状である。
カバー体接合面1022は、その上面がカバー体1300の一方端(外側面)と接合する接合面を構成する。
カバー体接合面1022は、その上面にカバー体取付け凸部1038が形成されている。
カバー取付け凸部1038は、ベース本体1020接合面1022を形成された第1取付け部1140と、接合面1022を形成された第3取付け部1160とに分かれて形成されている。
カバー取付け凸部1038は、被穿孔材Pの差し込み方向に向うに従って徐々にその高さが高くなる断面三角形状の(第1取付け部1140の)第1係合部1142及び第2係合部1144並びに(第3取り付け部1160の)第1係合部1162及び第2係合部1164により構成されている。
第1係合部1142及び第2係合部1144は、左右一対で第1取付け部1140に形成されている。第1係合部1162及び第2係合部1164は、左右一対で、第3取付け部1160に形成されている。
第1取り付け部1140の第1係合部1142及び第2係合部1144は、取付け体取付け部1116の第1取付け部1040を嵌合させて、取付け体本体1210をベース本体1020に係合して、取付け体16をベース体12に固定する。
第3取付け部1160の第1係合部1162及び第2係合部1164は、取付け体取付け部1116の第3取り付け部1060を嵌合させて、取付け体本体1210をベース本体1020に係合して、取付け体16をベース体12に固定する。
第2取付け部1150は、被穿孔材Pの差し込み方向における手前側部(右側部)に形成された第1突出部1152及び第1立ち上がり部1154と、被穿孔材Pの差し込み方向における最奥部(左側面)に形成された第1連結部1156及び第2連結部1158とにより構成されている。
前記突出部1036(第1突出部1152)は、立ち上がり部1026の周辺のカバー体接合面1022に向けて、庇状に張り出され、突出部1036とカバー体接合面1022との間に挿入されたカバー体1300を取付けるように形成されている。
前記突出部1036は、庇状である。
第1連結部1156は、第1取付け部1140の側に形成された、断面U字形の穴状であり、第2連結部1158は、第3取付け部1160の側に形成された断面U字形の穴状である。
第1突出部1152は、被穿孔材Pの差込方向とは反対方向に向けて立ち上がり部1026の端縁より突き出た庇状であり、その下部に断面U字形の穴が形成されている。
突出部1036は、立ち上がり部1026の平面状の上面に続く平面状の上面を有し、突出部1036の上面と立ち上がり部1026の上面とは、全体が平面となる。
立ち上がり部1026の上面と突出部1036とによって形成された被穿孔材載置面1028は、平面状である。
被穿孔材載置面1028は、平面状であり、且つ、パンチ設置面1024は、平面状であり、被穿孔材載置面1028とパンチ設置面1024とは平行な面である。
被穿孔材載置面1028は、前記立ち上がり部1026の上面に形成された、被穿孔物Pを載置するための第1載置面1028aと、前記立ち上がり部1026から前記カバー体接合面1022及び/又は第1載置面1028aに沿って張り出された突出部1036(第1突出部1152)の上面に形成された、被穿孔物Pを載置するための第2載置面1028bとを備える。
前記第1載置面1028a及び第2載置面1028bは、前記カバー体接合面1022より立ち上がり部1026の高さに対応してカバー体接合面1022より高い位置にある平面である。
第1取付け部1140の第1係合部1142及び第2係合部1144と第3取付け部1160の第1係合部1162及び第2係合部1164とは、カバー体1300の高さ方向にのびる突起である。
ダイ部1030は、カバー体接合面1022より高い平面視略方形の丘状の立ち上がり部1026に形成されている。
第1取付け部1140の第1係合部1142は、カバー体1300のカバーの第1取付け部1320の第1取付け貫通孔1322が嵌合され、第1取付け部1140の第2係合部1144は、カバー体1300のカバーの第1取付け部1320の第2取付け貫通孔1324が嵌合される。
第3取付け部1160の第1係合部1162は、カバー体1300のカバーの第3取付け部1340の第1取付け貫通孔1342が嵌合され、第3取付け部1160の第2係合部1164は、カバー体1300のカバーの第3取付け部1340の第2取付け貫通孔1344が嵌合される。
ダイ部1030は、頂面が平面であり、且つ、底面が平面である。
ダイ部1030は、その中央に、パンチ体1014のパンチ刃1170を挿入するための穿孔穴1032が、一個穿設されている。穿孔穴1032は、ダイ部1030の上面から垂下する壁面を有している。穿孔穴1032は、パンチ設置面1024及び被穿孔材載置面1028と直交する壁面を有する。
穿孔穴1032は、ダイ部1030の上面から垂下する壁面を有している。穿孔穴1032は、パンチ設置面1024及び被穿孔材載置面1028と直交する壁面を有する。
ベース体1012は、ポリアセタール樹脂(POM)等の機械的強度に優れた合成樹脂で一体成形されている。
(パンチ体の位置決め部)
ベース体1012のパンチ体取付け部1080は、第1軸受け部1080a及び第2軸受け部1080bがベース体1012の長手方向(手前側から向こう側に向かう方向)に一直線状にのびる。
ベース体1012のパンチ体取付け部1080は、第1軸受け部1080a及び第2軸受け部1080bを構成する円弧の中心点(想像上の)を通る軸心Ax1を備える。
パンチ体1014の枢軸部1180は、第1軸部1182及び第2軸部1184を含み、軸がパンチ体1014の長手方向(手前側から向こう側に向かう方向)に一直線状にのびる。
パンチ体1014の枢軸部1180は、第1軸部1182及び第2軸部1184の中心点(想像上の)を通る軸心Ax1を備える。
ベース体1012の第1凹条1082及び第2凹条1084は、パンチ体1014の枢軸部1180の軸受け部であり、パンチ体1014をベース体1012に枢支するための枢支部を構成している。
パンチ体1014は、第1軸部1182がベース体1012の第1凹条1082に挿入されて枢支される。
パンチ体1014は、第2軸部1184がベース体1012の第2凹条1084に挿入されて枢支される。
パンチ体1014のパンチ刃1170は、円柱状(又は多角柱状)の柱であって、その中心点(想像上の)を通る軸心Ax2を備える。
ベース体1012の穿孔穴1032は、横断面円形(又は横断面多角形)の穴であって、穴の中心点(想像上の)を通る軸心Ax5を備える。
案内係合凹部1200は、パンチ刃1170の円柱状(又は多角柱状)の柱の軸心Ax4に対応して、その中心点(想像上の)を通る軸心Ax4を備える。
案内係合凸部1100は、ベース体1012の穿孔穴1032の軸心Ax5に対応して、その中心点(想像上の)を通る軸心Ax3を備える。
案内係合凸部1100の軸心Ax3とベース体1012にパンチ体1014を枢支する枢支部の軸心Ax1との間の長さL1は、案内係合凹部1200の軸心Ax4とベース体1012にパンチ体1014を枢支する枢軸部1180の軸心Ax1との間の長さL2と同一であり、且つパンチ刃1170の軸心Ax2とベース体1012にパンチ体1014を枢支する枢軸部1180の軸心Ax1との間の長さL3は、穿孔穴1032の軸心Ax5とベース体1012にパンチ体1014を枢支する枢支部の軸心Ax1との間の長さL4と同一である。
案内係合凸部1100は、パンチ刃1170の円柱状又は多角柱状の柱の軸心Ax2及びベース体1012の穿孔穴1032の軸心Ax5に対応して、軸心Ax3を備える。
案内係合凹部1200は、ベース体1012の穿孔穴1032の軸心Ax5及びパンチ刃1170の円柱状又は多角柱状の柱の軸心Ax2に対応して、軸心Ax4を備える。
案内係合凹部1200の軸心Ax3とパンチ刃1170の軸心Ax2との間の長さL5は、係合凸部1200の軸心Ax4とベース体1012の穿孔穴1032の軸心Ax5との間の長さL6と略々同一である。
ベース体1012にパンチ体1014を枢支する枢支部を構成する凹条(第1凹条1082及び第2凹条1084及び第3凹条1086)におけるパンチ刃1170又は穿孔穴1032の側の壁面と案内係合凸部1100(又は案内係合凹部1200)の軸心Ax3との間の長さL7は、ベース体1012にパンチ体1014を枢支する枢軸部1180におけるパンチ刃1170又は穿孔穴1032の側の表面と案内係合凹部1200(又は案内係合凸部1100)の軸心Ax4との間の長さL8と同一であり、且つ、パンチ刃1170の軸心Ax2とベース体1012にパンチ体1014を枢支する枢支部を構成する凹条(第1凹条1082及び第2凹条1084)におけるパンチ刃1170又は穿孔穴1032の側の壁面との間の長さL9は、穿孔穴1032の軸心とベース体1012にパンチ体1014を枢支する枢軸部1180におけるパンチ刃1170又は穿孔穴1032の側の表面との間の長さL10と同一である。
ベース体1012にパンチ体1014を枢支する枢支部を構成する凹条(第1凹条1082及び第2凹条1084)におけるパンチ刃1170又は穿孔穴1032の側の壁面と案内係合凸部1100(又は案内係合凹部1200)の軸心Ax3との間の長さL7は、ベース体1012にパンチ体1014を枢支する枢軸部1180におけるパンチ刃1170又は穿孔穴1032の側の表面と案内係合凹部1200(又は案内係合凸部1100)の軸心Ax4との間の長さL8と同一であり、且つ、パンチ刃1170の軸心Ax2と案内係合凹部1200(又は案内係合凸部1100)の軸心Ax4との間の長さL5は、穿孔穴の軸心と案内係合凸部1100(又は案内係合凹部1200)の軸心Ax3との間の長さL6と同一である。
案内係合凸部1100は、穿孔するときベース体にパンチ体1014を枢支する軸の軸心Ax1とパンチ刃1170の軸心Ax2とが略々同一の距離を保って、パンチ刃1170が穿孔穴1032に嵌入するように、パンチ体1014を枢支する軸の軸心Ax1と略々同一の距離を保って案内係合凸部1100の軸心Ax3が回動するように形成されている(図50〜52参照)。
案内係合凹部1200は、穿孔するときベース体にパンチ体1014を枢支する軸の軸心Ax1とパンチ刃1170の軸心Ax2とが略々同一の距離を保って、パンチ刃1170が穿孔穴1032に嵌入するように、パンチ体1014を枢支する軸の軸心Ax1と略々同一の距離を保って案内係合凹部1200の軸心Ax4が回動するように形成されている(図50〜52参照)。
ベース体1012の穿孔穴1032は、横断面円形又は横断面多角形の穴であって、穴の中心点(想像上の)を通る軸心Ax5を備える。
この発明の実施の形態のパンチ1010は、ダイ部1030を有するベース体1012と、前記ベース体1012に枢支されたパンチ体1014とを有し、ベース体1012及びパンチ体1014は、枢支する軸(枢軸部1180)の軸心Ax1の近傍において、ベース体1012の穿孔穴1032とパンチ体1014のパンチ刃1170との相対的位置を決めるための案内係合凸部1100及び案内係合凹部1200が形成されている。
案内係合凸部1100は、ベース体1012のパンチ体1014との対向する面(被穿孔材載置面1028の側の面)及びパンチ体1014のベース体1012との対向する面(パンチ体本体1172の下面)のうち、一方の面(被穿孔材載置面1028の側の面)に形成され、且つ、案内係合凹部1200は、ベース体1012のパンチ体本体1172との対向する面及びパンチ体1014のベース体1012との対向する面のうち、他方の面(パンチ体本体1172の下面)に形成されている。
案内係合凸部1100は、ベース体1012のパンチ体1014との対向する面及びパンチ体1014のベース体1012との対向する面のうち一方の面(ベース体1012の被穿孔材載置面1028の表面)に、パンチ刃1170が穿孔穴1032に嵌入するときに係合する位置において形成され、且つ、案内係合凹部1200は、ベース体1012のパンチ体1014との対向する面及びパンチ体1014のベース体1012との対向する面のうち他方の面(パンチ体1014のパンチ本体1172の下面)に、パンチ刃1170が穿孔穴1032に嵌入するときに係合する位置において形成されている。
ベース体1012は、その上面すなわちパンチ体1014に対向する面に、パンチ刃1170を穿孔穴1032に精確に嵌入して穿設するための位置決めガイド部たる案内係合凸部1100が突設されている。
案内係合凸部1100は、パンチ刃1170が穿孔穴1032に嵌入する前に案内係合凹部1200に到達する形状を有する。
パンチ体1014のパンチ刃1170は、円柱状又は角柱状の柱であって、側壁部を備える。
案内係合凸部1100は、パンチ体1014の円柱状又は角柱状の柱の側壁部に対応して、横断面円形又は方形の側壁面(パンチ体取付け部1080側の側壁面1102及び被穿孔材載置面1028側の側壁面1104)を備える。
パンチ刃1170の円柱状又は角柱状の柱の側壁部と案内係合凸部1100の横断面円形又は方形の側壁面(パンチ体取付け部1080側の側壁面1102及び被穿孔材載置面1028側の側壁面1104)とは、パンチ刃1170が穿孔穴1032に嵌入したとき、平行である。
案内係合凸部1100は、被穿孔材Pを穿孔するときに、パンチ本体1172の案内係合凹部1200に係合して、パンチ体1014のパンチ刃1170とベース体1012の穿孔穴1032との位置を精確に決定して、パンチ刃1170を穿孔穴1032に嵌入して穿孔するように形成されている。
案内係合凸部1100は、ベース体1012のダイ部1030より上方、すなわち、パンチ体1014のパンチ刃1170側に向けて突設された、角柱状体の突起である。
案内係合凸部1100は、左側(すなわちパンチ体1014の枢軸部1180側)の壁面と、右側(すなわち被穿孔材Pの差し込み方向とは反対側)の壁面とが、パンチ設置面1024及び被穿孔材載置面28と直交する。
案内係合凸部1100は、その頂部の近傍が断面半円弧状の膨出体であり、パンチ体1014の案内係合凹部1200を嵌合し易く構成している。
(取付け体)
取付け体1016は、カバー体1300に接合する平面を有する取付け体本体1210と、パンチ体1014のパンチ刃1170が通過するパンチ刃挿通部1212と、パンチ刃挿通部1212の周辺に設けられた被穿孔材押え部1092と、ベース体1012に取付け体本体1210を取り付けるためのベース体取付け部1214とを備える。
取付け体本体1210は、平面視略U字形の平板状体であり、直線状の上部の第1接合部1230と、直線状の下部の第3接合部1234と、上部の第1接合部1230と下部の第3接合部1234との間に架け渡された架設部たる第2接合部1232とを有す。
フィックス本体1016は、第1接合部1230、第2接合部1232及び第3接合部1234の下面が、カバー体1300の他方面(内側面)と接合するカバー体接合面1222を構成する。
パンチ刃通過部1212は、パンチ体1014の略々中央に配設されている。
取付け体1016のベース体取付け部1214は、カバー体1300にベース体1012を左右方向において確実に固定するために、前後方向に分かれて形成された、第1取付け部1040と、第1取付け部1040の間において、前後方向に分かれて形成された第2取付け部1050とを有する。
更に、取付け体1016のベース体取付け部1214は、カバー体1300にベース体1012を前後方向において固定するために、前後方向において分かれた形成された、第3取付け部1060を有する。
ベース体取付け部1214は、ベース体1012の取付け体取付け部1116と略々相似形であり、ベース体1012の取付け体取付け部1116の上に重ねられるようにされている。ベース体取付け部1214の外周縁はベース体1012の取付け体取付け部1116の外周縁と略々同じか内側に位置する。
ベース体取付け部1214は、ベース体1012の立ち上がり部1026と略々同じ高さであり、取付け体1016の取付け体取付け部1116に重ねられたときに、その上面が立ち上がり部1026の上面と略々揃い、平面状となる。
取付け体1016を構成する、第1取付け部1040、第2取付け部1050及び第3取付け部1060は、ベース体1012のカバー体1300を接合する面側から突設された立ち上がり部1026及び/又は立ち上がり面と、該立ち上がり部1026及び/又は立ち上がり面から、ベース体1012のカバー体1300を接合する面(カバー体接合面1022)側に沿って張り出された突出部1036とを備える。
前記突出部1036は、前記立ち上がり部1026に向けて挿入されたカバー体1300を取り付けるように形成されている。
取付け体本体1210は、第1取付け部1040と第2取付け部1050と第3取付け部1060とによって囲まれた空間に、パンチ刃挿通部1212が形成されている。
取付け体本体1210は、第1取付け部1040と第2取付け部1050と第3取付け部1060によって囲まれた空間の上方に、被穿孔材押え部1092が形成させている。
被穿孔材押え部1092は、第1取付け部1040と第2取付け部1050と第3取付け部1060によって囲まれた空間に向けて第1隆起部1240より突き出された、第1押え部1092aと、第1取付け部1040と第2取付け部1050と第3取付け部1060とによって囲まれた空間に向けて第2隆起部1242より突き出された第2押え部1092bとを備える。
第1押え部1092aと第2押え部1092bとは、平行に、被穿孔材Pの差し込み方向に沿ってのびている。
第1押え部1092aと第2押え部1092bとは、取付け体本体1210の第1取付け部1040及び第3取付け部1060と平行に、被穿孔材Pの差し込み方向に沿ってのびている。
第1押え部1092aと第2押え部1092bとは、ベース体1012の上面の被穿孔材Pの載置面(第1載置面1028aと第2載置面1028b)より、高い位置に設けられている。
第1押え部1092aと第2押え部1092bの下面とベース体1012の第1載置面1028a及びベース体1012の第2載置面1028bの上面との間に、被穿孔材Pを差し込む空間が形成されている。
第1押え部1092aは、第1接合部1230の上部に突き出された第1隆起部1240に連設されている。
第2押え部1092bは、第3接合部1234の上部に突き出された第2隆起部1242に連設されている。
第1隆起部1240及び第2隆起部1242は、被穿孔材Pの差し込み方向とは反対側の面が、被穿孔材Pを当接させて位置決めするための当接部1090を形成している。
ベース体取付け部1214は、第1接合部1230を形成された第1取付け部1040と、第3接合部1234を形成された第3取付け部1060とに、前後方向において分かれて形成されている。
第1取付け部1040は、ベース体1012の第1取付け部1140の第1係合部1142に嵌合させる貫通孔からなる第1係合部1042及び第2係合部1044により構成されている。
取付け体1016の第1取付け部1040の第1係合部1042及び第2係合部1044は、ベース体1012の第1取付け部1140の第1係合部1142及び第2係合部1144に嵌入し、取付け体1016のベース体取付け部1214をベース体1012の取付け体取付け部1116に係合して、取付け体1016をベース体1012に固定する
第3取付け部1060は、ベース体1012の第3取付け部1160の第1係合部1162に嵌合させる貫通孔からなる第1係合部1062及び第2係合部1064により構成されている。
取付け体1016の第3取付け部1060の第1係合部1062及び第2係合部1064は、ベース体1012の第3取付け部1160の第1係合部1162及び第2係合部1164に嵌入し、取付け体1016のベース体取付け部1214をベース体1012の取付け体取付け部1116に係合して、取付け体1016をベース体1012に固定する。
第2取り付け部1050は、被穿孔材Pの差し込み方向における最奥部(左側部)に形成された係止部を構成する。第1連結部1056及び第2連結部1058と、被穿孔材Pの差し込み方向における手前側部(右側部)に形成された係止部を構成する係止凹部1052とにより構成されている。
第1連結部1056は、第1接合部1230の側に形成された断面方形の凸部で、第2連結部1058は、第3接合部1234の側に形成された断面方形の凸部である。
係止凹部1052は、第3接合部1234の左端縁すなわち被穿孔材Pの差し込み方向側の端縁に形成された凹みである。
第1取付け部1040の第1係合部1042及び第2係合部1044と第3取付け部1060の第1係合部1062及び第2係合部1064とは、並列方向が平行である。
第1取付け部1040の第1係合部1042及び第2係合部1044並びに第3取付け部1060の第1係合部1062及び第2係合部1064と第2取付け部1050の係止凹部1052とは、そののびる方向が直交している。
パンチ体1014は、ポリアセタール樹脂(POM)等の機械的強度に優れた合成樹脂で一体成型されている。
(パンチ体の位置決め部)
この発明の実施の形態のパンチ1010は、ダイ部1030を有するベース体1012と、前記ベース体1012に枢支されたパンチ体1014とを有し、ベース体1012及びパンチ体1014は、枢支する軸(枢軸部1180)の軸心の近傍において、ベース体1012の穿孔穴1032とパンチ体1014のパンチ刃1170との相対的位置を決めるための案内係合凸部1100及び案内係合凹部1200が形成される。
案内係合凸部1100は、ベース体1012のパンチ体1014との対向する面(被穿孔材載置面1028の側の面)及びパンチ体1014のベース体1012との対向する面(パンチ体本体1172の下面)のうち、一方の面(被穿孔材載置面1028の側の面)に形成され、且つ、案内係合凹部1200は、ベース体1012のパンチ体1014との対向する面及びパンチ体1014のベース体1012との対向する面のうち、他方の面(パンチ体本体1172の下面)に形成されている。
ベース体1012は、その上面すなわちパンチ体1014に対向する面(ダイ部1030の上面)に、パンチ刃1170を穿孔穴1032に精確に嵌入して穿設するための位置決めガイド部たる案内係合凸部1100が突設されている。
パンチ体1014のパンチ刃1170は、円柱状又は角柱状の柱であって、側壁部を備える。
案内係合凸部1100は、パンチ体1014の円柱状又は角柱状の柱の側壁部に対応して、横断面円形又は方形の側壁面(パンチ体取付け部1080側の側壁面208a及び被穿孔材載置面1028側の側壁面208b)を備える。
パンチ刃1170の円柱状又は角柱状の柱の側壁部と案内係合凸部1100の横断面円形又は方形の側壁面(パンチ体取付け部1080側の側壁面208a及び被穿孔材載置面1028側の側壁面208b)とは、パンチ刃1170が穿孔穴1032に嵌入したとき、平行である。
案内係合凸部1100は、被穿孔材Pを穿孔するときに、パンチ刃1170の案内係合凹部1200に係合して、パンチ体1014のパンチ刃1170とベース体1012の穿孔穴1032との位置を精確に決定して、パンチ刃1170を穿孔穴1032に嵌入して穿孔するように形成されている。
前記突出部1036(第1突出部1152)は、前記立ち上がり部1026に向けて挿入されたカバー体1300を取り付けるように形成されている。
前記ベース体1012は、カバー体1300を配設するためのカバー体接合面1022と、ベース体1012のカバー体1300を配設する面(カバー体接合面1022)から突設された立ち上がり部1026とを備える。
立ち上がり部1026には、被穿孔材Pを穿孔するために被穿孔材Pを載置する被穿孔材載置面1028が形成されている。
(パンチ体)
パンチ体1014は、パンチ刃1170と、パンチ刃1170をベース体1012に取り付けるためのパンチ本体1172と、パンチ本体1172をベース体1012に回動自在に取り付けるための枢軸部1180とを備える。
パンチ本体1172は、長さ方向を有する平面視略T字型の平板状である。
パンチ本体1172は、その上面の略々全体が平板状であり、その下面の略々全体が平板状である。パンチ本体1172は、その上面の略々全体とその下面の略々全体とが平行な溝板状態である。
パンチ本体1172は、その略々中央に、1個のパンチ刃1170が下向きに突設されている。
枢軸部1180は、パンチ刃1170より左側すなわち被穿孔材Pの差込方向側に、パンチ本体1172をベース体1012に枢支するための枢支部を構成する。
パンチ刃1170は、円柱状ないしは角柱状であり、その先端に先鋭な刃を形成されている。パンチ刃1170の円柱状の柱面(側壁部)は、パンチ本体1172の下面すなわちベース体1012のダイ部1030に向き合う面から垂直に垂れ下がる。
パンチ刃1170は、ベース体1012の穿孔穴1032の孔の形状よりわずかに小さい底面視円形ないしは方形の刃先を備える。
パンチ刃1170は、被穿孔材Pに穿孔される綴じ孔Hに対応した形状である。
(パンチ体取付け部)
枢軸部1180は、パンチ本体1172の左端縁の近傍において、向こう側から手前側に向けて連続して形成された軸部を備える。
パンチ本体1172の手前側と向こう側とに分かれて突設された、第1軸部1182と第2軸部1184とを有している。
第1軸部1182は、ベース体1012のパンチ体取付け部1080の第1凹条1082に嵌入されて、パンチ体1014を回動するときの枢軸部を構成する。
第2軸部1184は、ベース体1012のパンチ体取付け部1080の第2凹条1084に嵌入されて、パンチ体1014を回動するときの枢軸部を構成する。
ベース体1012の、パンチ体取付け部1080は、手前側と向こう側とに分かれて形成された、第1凹条1082と第2凹条1084とを備えている。ベース体1012のパンチ体取付け部1080は、
パンチ体1014を枢支するための断面略半円形の長い軸受溝1086を備えており、第1凹条1082と第2凹条1084との間の中央において形成されている。
軸受溝1086は、向こう側から手前側に向けて、すなわち被穿孔材Pの差し込み方向と直交する方向に向けて、パンチ体1014の枢軸部1180を取り付けるための溝状に形成されている。
軸受溝1086は、断面円形で、パンチ体1014を回動自在に取り付けられるように形成されている。
第1凹条1082及び第2凹条1084は、手前側と向こう側とに分かれて形成された、第1軸受け部1080a及び第2軸受け部1080bに形成されている。
軸受溝1086は、中央において形成された、第3軸受け部1080cに形成されている。
第1軸受け部1080a及び第2軸受け部1080bは、ダイ部1030より上方に向けて突設されている。
第1軸受け部1080a及び第2軸受け部1080b及び第3軸受け部1080cは、同一の高さ位置において、枢軸部1180を支持するように、その最も低い底部が同一の高さ位置において形成されている。
第1軸受け部1080a及び第2軸受け部1080bは、パンチ体1014の枢軸部1180を上方から枢支するように、パンチ体1014の上方から枢軸部1180を覆う庇状である。
パンチ体取付け部1080は、前記第1軸受け部1080aと第2軸受け部1080bとの間において、第3軸受け部1080cが形成されている。
第3軸受け部1080cは、パンチ体1014の枢軸部180を下方から枢支するように、下方からパンチ体1014の枢軸部1180を支持する溝状である。
(パンチ体の位置決め部)
パンチ体1014のパンチ刃1170は、円柱状又は角柱状の柱であって、側壁部を備える。
案内係合凸部1100は、パンチ体1014の円柱状又は角柱状の柱の側壁部に対応している。
案内係合凹部1200は、案内係合凸部1100の円柱状又は角柱状の柱の側壁部(パンチ体取付け部1080側の側壁面1208a及び被穿孔材載置面1028側の側壁面1208b)に対応する係合面1202と、該係合面1202に続いて傾斜面1204とを有している。
案内係合凹部1200は、横断面円形又は方形の側壁面(枢軸部1180側の側壁面1208a及びパンチ刃1170側の側壁面1208b)を備る。側壁面1208a及び側壁面1208bは、係合面1202を構成している。
前記横断面円形又は方形の側壁面(枢軸部1180側の側壁面1208a及びパンチ刃1170側の側壁面1208b)は、パンチ体1014のパンチ設置面と直交する。
ベース体1012及びパンチ体1014は、枢支する軸の軸心の近傍において、ベース体1012のパンチ体1014との対向する面及びパンチ体1014のベース体1012との対向する面に、ベース体1012の穿孔孔とパンチ体1014のパンチ刃1170との相対的位置を決めるための案内係合凸部1100及び案内係合凹部200が形成されている。
パンチ本体1172は、その下面、すなわちベース体1012に対向する面に、パンチ刃1170を穿孔穴1032に精確に嵌入するための位置決めガイド部たる案内係合凹部200が凹設されている。
案内係合凹部1200は、パンチ刃1170をベース体1012の穿孔穴1032に嵌入されるとき、ベース体1012の案内係合凸部1100に嵌合して、パンチ体1014のパンチ刃1170とベース体1012の穿孔穴1032との位置を精確に決定して、パンチ刃1170を穿孔穴1032に嵌入するように形成されている。
パンチ体1014は、パンチ体1014のパンチ本体1172により被穿孔材Pを穿孔したとき、下面すなわちベース体1012のダイ部1030と対向する面に形成されたパンチ刃1170及び案内係合凸部1200が、ベース体1012のパンチ設置面1024及び被穿孔材載置面1028と直交するように形成されている。
案内係合凹部1200は、パンチ体1014のパンチ刃1170により被穿孔材Pを穿孔したとき、係合面1202が案内係合凸部1100の柱面と嵌合するように、係合面1202がベース体1012のパンチ設置面1024及び被穿孔材載置面1028と直交する。
パンチ体1014のパンチ刃1170は、円柱状の柱面(側壁部)の先端に刃先を備えている。
案内係合凸部1100は、その頂部の近傍が断面半円弧状の膨出体である。
案内係合凸部1100は、パンチ体1014のパンチ刃1170の円柱状の柱面(側壁部)に対応して、断面円形の柱面(側壁面)を備える。案内係合凸部1100の断面円形の柱面(側壁面)は、パンチ体1014のパンチ刃1170の円柱状の柱面(側壁部)と略々平行である。
案内係合凹部1200は、断面半円弧状の係合面1202を有し、且つ該係合面1202に続いて、枢軸部1180とは反対側に形成された傾斜面1204を有している。
案内係合凹部1200の係合面1202は、案内係合凸部1100の半円弧状の係合面1202を係合する。
案内係合凹部1200の傾斜面1204は、案内係合凹部1200の開口部1206の周辺のパンチ本体1172の下面より枢軸部1180の側に向かうに従って徐々にその高さが高くなる仰角の面である。
開口部1206周辺のパンチ本体1172の下面と傾斜面1204との挟角は、略々130度ないし140度である。
パンチ体1014を枢軸部1180を枢軸として回動して穿孔するとき、案内係合凸部1100が傾斜面1204を通過して、係合面1202内に収まる。
(被穿孔材の位置決め部)
ダイ部1030は、穿孔穴1032より適宜な間隔をおいて、被穿孔材Pを当接させて位置決めするための当接部1090を突設されている。
当接部1090は、第1軸受け部1080aの右側端縁の垂直壁面及び第2軸受け部80bの右側端縁の垂直壁面に形成されている。
当接部1090は、穿孔穴1032を中心にして前後方向に分かれて形成されており、被穿孔材Pの差込方向に、穿孔穴1032より離れて形成されている。
ベース体1012のベース本体1020は、その左端縁の近傍すなわち枢軸部1180寄りに、被穿孔材Pに穿孔するために被穿孔材載置面1028に差し込まれた被穿孔材Pを上から抑えるための被穿孔材押え部1092がダイ部1030に向けて突設されている。
被穿孔材押え部1092は、ベース体1012のベース本体1020の左端において上方に向けて突設された第1隆起部1240と第2隆起部1242から突き出されている。被穿孔材押え部1092は、穿孔穴1032の外側において、前後に分かれた第1押え部1092aと第2押え部1092bとを有している。
被穿孔材押え部1092は、被穿孔材Pを穿孔した後、パンチ体1014を上方に向けて回動したときの被穿孔材Pの浮き上がりを防止する。
ベース体1012は、ポリアセタール樹脂(POM)等の機械的強度に優れた合成樹脂で一体形成されている。
パンチ体1014は、ポリアセタール樹脂(POM)等の機械的強度に優れた合成樹脂で一体形成されている。
(カバー体)
カバー体1300は、図37に示すように、綴じ具Bを備えたファイル・バインダーの表紙であって、表表紙1302と、裏表紙1304と、表表紙1302及び裏表紙1304にヒンジ部1308を介して連設された背表紙1306とを有する。
パンチ1010は、カバー体1300の表表紙1302に付設されている。
パンチ1010を付設される表表紙1302は、図40に示すように、ヒンジ部1308とは反対側の自由端1310に、パンチ1010のベース体1012の立ち上がり部1026を嵌合するための取付け凹部1312が切り欠き形成されている。
取付け凹部1312は、ベース体1012の立ち上がり部1026を嵌挿するに適するように、立ち上がり部1026の外周縁の形状に対応して略々相似形に形成されている。
カバー体1300は、取付け凹部1312の周縁に、パンチ1010のベース体1012を取付けるためのカバーの取付け部1314が形成されている。カバーの取付け部1314は、パンチ1010のベース体1012及び取付け体1016が取り付けられている。
カバーの取付け部1314は、ベース体1012の第1取付け部1140及び取付け体1016の第1取付け部1040を取付ける領域を構成するカバーの第1取付け部1320と、ベース体1012の第2取付け部1150及び取付け体1016の第2取付け部1050を取付ける領域を構成するカバーの第2取付け部1330と、ベース体1012の第3取付け部1160及び取付け体1016の第3取付け部1060を取付ける領域を構成するカバーの第3取付け部1340とを備える。
カバー体接合面1022にカバー体1300の一方主面(外側面)が接合する。
カバー体1300の他方主面(内側面)は、取付け体1016の第1取付け部1040の第1接合部1230に、接合する。
カバー体1300の他方主面(内側面)は、取付け体1016の第2取付け部1050の第2接合部1232に接合する。
カバー体1300の他方主面(内側面)は、取付け体1016の第3取付け部1060の第3接係合部1234に接合する。
カバーの第1取付け部1320は、第1立ち上がり部1154の第1取付け部1140側の壁面に当接する第1接合縁1326を有する。
カバーの第1取付け部1320は、その外側面がベース体1012の第1取付け部1140の第1接合面1120に接合し、その内側面が取付け体1016の第1接合部1230に接合する。
カバーの第2取付け部1330は、ベース体1012の第3取付け部1160の第1立ち上がり部1154に当接する第2接合縁1336有する。
カバーの第2取付け部1330は、その内側面が第2取付け部1150の第1突出部1152の下面に接合する。
カバーの第3取付け部1340は、第1立ち上がり部1154の第3取付け部1160側の壁面に当接する第3接合縁1346を有する。
カバーの第3取付け部1340は、その第2接合領域1338の外周面がベース体1012の第3取付け部1160の第3接合面1124に接合し、その第2接合領域1338の内側面が取付け体1016の第3接合部1234に接合する。
カバーの第1取付け部1320は、取付け凹部1312の上側縁において、右側と左側とに分かれて、ベース体1012の第2取付け部1150を取付けるための第1取付け貫通孔1322及び第2取付け貫通孔1324が穿設されている。
カバーの第1取付け部1320の第1取付け貫通孔1322及び第2取付け貫通孔1344は、第1接合領域1328に形成されている。
カバーの第3取付け部1340は、取付け凹部1312の下端縁において、右側と左側とに分かれて、ベース体1012の第3取付け部1060を取付けるための第1取付け貫通孔1342及び第2取付け貫通孔1344が穿設されている。
カバーの第3取付け部1340の第1取付け貫通孔1342及び第2取付け貫通孔1344は、第3接合領域1348に形成されている。
ベース体1012は、カバー体1300の外側面である表表紙1302の表紙に接し合わされ、ダイ部1030が、カバー体1300の取付け凹部1312に嵌め合わされている。
カバー体1300に取り付けられた、ベース体1012とパンチ体1014とからなるパンチユニットの高さは、低く、パンチ体1014の高さは、一対のヒンジ部1308の間に形成された背表紙1306の幅よりも低い。
カバー体1300は、ポリプロピレン等の合成樹脂シートからなる。
カバー体1300は、
パンチ刃1170によって穿孔される貫通孔(綴じ孔H)が複数個穿孔するときに、
貫通孔(綴じ孔H)の間の間隔を決定するための指標部1360が形成され、
及び/又は、
貫通孔(綴じ孔H)の間の中央が被穿孔材の中央に位置するように決定するための指標部1360が形成されている。
パンチ体14のパンチ刃160は、側壁部がテーパー状の円柱状又は角柱状であってもよい(図54参照)。
ベース体12の案内係合凸部100は、側壁面102が下方に向かうに従って広がるテーパー状であってもよい(図55参照)。
パンチ体14の案内係合凹部200は、係合面202が下方に向かうに従って広がるテーパー状であってもよい(図56参照)。
案内係合凸部100は、ベース体12に形成しているが、パンチ体14に形成してもよい。
案内係合凹部200は、パンチ体14に形成しているが、ベース体12に形成してもよい。
案内係合凸部1100は、ベース体1012に形成しているが、パンチ体1014に形成してもよい。
案内係合凹部1200は、パンチ体1014に形成しているが、ベース体1012に形成してもよい。
この発明に係る綴じ具は、ファイル・バインダ等の用箋等を綴じる綴じ具として用いることができる。
この発明にかかるパンチ付ファイルは、バインダ等の書類挟み等の表紙を備えたものに広く利用できる。
10 パンチ
12 ベース体
20 ベース本体
22 カバー体接合面
24 パンチ設置面
26 立ち上がり部
28 被穿孔材載置面
28a 第1載置面
28b 第2載置面
30 ダイ部
32 穿孔穴
36 突出部
38 カバー体取付け凸部
90 当接部
100 案内係合凸部
102 側壁面
104 側壁面

16 取付け体
40 第1取付け部
42 第1突出部
46 第2突出部
44 第1立ち上がり部
48 第2立ち上がり部
50 第2取付け部
52 第1突出部
56 第2突出部
54 第1立ち上がり部
58 第2立ち上がり部
38a 第1カバー体取付け凸部
60 第3取付け部
62 第1突出部
66 第2突出部
64 第1立ち上がり部
68 第2立ち上がり部
38b 第2カバー体取付け凸部

80 パンチ体取付け部
80a 第1軸受け部
80b 第2軸受け部
80c 第3軸受け部
80d 第4軸受け部
80e 第5軸受け部
82 第1凹条
82a 進入路
84 第2凹条
84a 進入路
86 第3凹条
88a 軸受溝
88b 軸受溝
90 当接部
100 案内係合凸部

14 パンチ体
160 パンチ刃
170 パンチ体本体
180 枢軸部
182 第1軸部
184 第2軸部
200 案内係合凹部
202 係合面
204 傾斜面
206 開口部
208a 側壁面
208b 側壁面

300 カバー体
302 表表紙
304 裏表紙
306 背表紙
308 ヒンジ部
310 自由端
312 取付け凹部
314 カバーの取付け部
320 カバーの第1取付け部
326a 第1接合縁
326b 第2接合縁
328a 第1嵌挿面
328b 第2嵌挿面
330 カバーの第2取付け部
332 第1取付け貫通孔
334 第2取付け貫通孔
336a 第1接合縁
336b 第2接合縁
338a 第1嵌挿面
338b 第2嵌挿面
340 カバーの第3取付け部
342 第1取付け貫通孔
344 第2取付け貫通孔
346a 第1接合縁
346b 第2接合縁
348a 第1嵌挿面
348b 第2嵌挿面

92 被穿孔材押え部
92a 第1押え部
92b 第2押え部
94 凸条

1010 パンチ

1012 ベース体
1020 ベース本体
1022 カバー体接合面
1024 パンチ設置面
1026 立ち上がり部
1028 被穿孔材載置面
1028a 第1載置面
1028b 第2載置面
1030 ダイ部
1032 穿孔穴
1036 突出部
1038 カバー体取付け凸部
1116 取付け体取付け部
1140 第1取付け部
1142 第1係合部
1144 第2係合部
1150 第2取付け部
1152 第1突出部
1154 第1立ち上がり部
1156 第1連結部
1158 第2連結部
1160 第3取付け部
1162 第1係合部
1164 第2係合部
1120 第1接合面
1122 第2接合面
1124 第3接合面

1016 取付け体

1040 第1取付け部
1042 第1係合部
1044 第2係合部
1050 第2取付け部
1052 係止凹部
1056 第1連結部
1058 第2連結部
1038 カバー体取付け凸部

1060 第3取付け部
1062 第1係合部
1066 第2突出部
1064 第2係合部
1068 第2立ち上がり部
1038 カバー体取付け凸部
1162 第1係合部
1164 第2係合部

1080 パンチ体取付け部
1080a 第1軸受け部
1080b 第2軸受け部
1080c 第3軸受け部
1082 第1凹条
1082a 進入路
1084 第2凹条
1084a 進入路
1086 軸受溝

1016 取付け体
1212 パンチ刃通過部
1210 取付け体本体
1214 ベース体取付け部
1222 カバー体接合面
1230 第1接合部
1232 第2接合部
1234 第3接合部
1240 第1隆起部
1242 第2隆起部

1090 当接部

1100 案内係合凸部

1014 パンチ体
1170 パンチ刃
1172 パンチ体本体
1180 枢軸部
1182 第1軸部
1184 第2軸部

1200 案内係合凹部
1202 係合面
1204 傾斜面
1206 開口部
1208a 側壁面
1208b 側壁面

1300 カバー体
1302 表表紙
1304 裏表紙
1306 背表紙
1308 ヒンジ部
1310 自由端
1312 取付け凹部
1314 カバーの取付け部
1320 カバーの第1取付け部
1322 第1取付け貫通孔
1324 第2取付け貫通孔
1326第1接合縁
1328 第1接合領域

1330 カバーの第2取付け部
1336 第2接合縁
1338 第2接合領域
1340 カバーの第3取付け部
1342 第1取付け貫通孔
1344 第2取付け貫通孔
1346 第3接合縁
1348 第3接合領域

1360 指標部

1092 被穿孔材押え部
1092a 第1押え部
1092b 第2押え部

P 被穿孔材
H 綴じ孔
B 綴じ具

Claims (6)

  1. ダイ部を有するベース体と、前記ベース体に枢支されたパンチ体とを有し、
    ベース体及びパンチ体は、穿孔するとき枢支する軸の軸心を中心にして回動するときに、ベース体の穿孔穴とパンチ体のパンチ刃との相対的位置を決めるための案内係合凸部及び案内係合凹部が形成され、
    案内係合凸部は、ベース体のパンチ体との対向する面及びパンチ体のベース体との対向する面のうち、一方の面に形成され、且つ、案内係合凹部は、ベース体のパンチ体との対向する面及びパンチ体のベース体との対向する面のうち、他方の面に形成された、
    パンチ。
  2. パンチ体のパンチ刃は、円柱状又は多角柱状の柱であって、軸心を備え、
    ベース体の穿孔穴は、横断面円形又は横断面多角形の穴であって、穴の中心の軸心を備え、
    案内係合凹部又は案内係合凸部は、パンチ刃の円柱状又は多角柱状の柱の軸心に対応して、軸心を備え、
    案内係合凸部又は案内係合凹部は、ベース体の穿孔穴の軸心に対応して、軸心を備え、
    パンチ刃の軸心と案内係合凹部又は案内係合凸部の軸心との間の長さは、穿孔穴の軸心と案内係合凸部又は案内係合凹部の軸心との間の長さと同一である、請求項1に記載のパンチ。
  3. パンチ体のパンチ刃は、円柱状又は多角柱状の柱であって、側壁部を備え、
    案内係合凸部は、パンチ体の円柱状又は角柱状の柱の側壁部に対応して、横断面円形又は多角形の側壁面を備え、
    パンチ刃の円柱状又は角柱状の柱の側壁部又は軸心と案内係合凸部の横断面円形又は多角形の側壁面又は軸心とは、パンチ刃が穿孔穴に嵌入したとき、平行である、請求項1又は請求項2に記載のパンチ。
  4. パンチ体のパンチ刃は、円柱状又は多角柱状の柱であって、側壁部を備え、
    案内係合凸部は、パンチ体の円柱状又は多角柱状の柱の側壁部に対応し、
    案内係合凹部は、案内係合凸部の円柱状又は角柱状の柱の側壁部に対応する係合面と、該係合面に続いて傾斜面とを有している、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のパンチ。
  5. 案内係合凹部は、横断面円形又は多角形の側壁面を備え、
    前記横断面円形又は多角形の側壁面は、パンチ体のパンチ設置面と直交する、請求項1ないし4のいずれかに記載のパンチ。
  6. 案内係合凸部は、ベース体のパンチ体との対向する面及びパンチ体のベース体との対向する面のうち一方の面に、パンチ刃が穿孔穴に嵌入するときに係合する位置において形成され、且つ、案内係合凹部は、ベース体のパンチ体との対向する面及びパンチ体のベース体との対向する面のうち他方の面に、パンチ刃が穿孔穴に嵌入するときに係合する位置において形成され、
    案内係合凸部は、パンチ刃が穿孔穴に嵌入する前に案内係合凹部に到達する形状を有する、請求項1ないし5のいずれかに記載のパンチ。
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