JP2016110037A - 画像形成装置 - Google Patents

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功司 河原
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Abstract

【課題】記録媒体先端の定着部突入時の衝撃に起因した転写不良が生じるのを抑制できる画像形成装置を提供する。【解決手段】像担持体7上に形成された画像を、像担持体に接触する転写部材9と像担持体との間に挟み込んだ記録媒体Pに転写する転写部90が設けられた第一筐体1と、第一筐体とは別体であり、第一筐体から搬送され転写部で画像が転写された記録媒体を一対の定着部材8a,8bで挟み込んで、記録媒体に画像を定着する定着部80が設けられた第二筐体2とを備え、第一筺体と第二筐体とを連結部300で連結した画像形成装置において、記録媒体の搬送方向長さに応じて、連結部における第一筺体と第二筐体との間の距離を調整する筐体間距離調整手段3を有する。【選択図】図1

Description

本発明は画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置を構成する筐体を複数の筐体に分割可能な画像形成装置が知られている。
特許文献1に記載の画像形成装置では、画像形成装置を構成する筐体が二つの筐体に分割されている。二つの筐体のうち、一方の筐体内には、感光体から中間転写ベルトに一次転写されたトナー像を、中間転写ベルトとこれのおもて面に当接する二次転写ローラとで挟み込んだ記録媒体に二次転写する転写部が設けられている。また、他方の筐体内には、前記一方の筐体から搬送されトナー像が転写された記録媒体を一対の定着ローラで挟み込んで、記録媒体にトナー像を定着させる定着部が設けられている。画像形成装置を所望の設置場所に設置するときには、画像形成装置を二つの筐体に分割した状態で設置場所に搬入し、設置場所で二つの筐体を横に並べた状態で連結して設置される。
画像形成装置を二つの筐体に分割し、前記転写部を一方の筐体内に設け、前記定着部を他方の筐体内に設けた構成の画像形成装置では、使用する用紙の搬送方向長さと、転写部と定着部との間の距離との関係により、次のような問題が生じ得る。すなわち、設置場所で二つの筐体を横に並べた状態で連結された連結部における二つの筐体間の距離によって、一方の筐体に設けられた転写部と他方の筐体に設けられた定着部との間の距離が決まる。そして、この転写部と定着部との間の距離よりも記録媒体の長さが長いと、記録媒体の一部が転写部に挟まれた状態で記録媒体先端が定着部に突入するため、突入時の衝撃が記録媒体を通って転写部に伝達し前記衝撃に起因した転写不良が生じ得る。
上記課題を解決するために、本発明は、像担持体上に形成された画像を、該像担持体に接触する転写部材と該像担持体との間に挟み込んだ記録媒体に転写する転写部が設けられた第一筐体と、前記第一筐体とは別体であり、該第一筐体から搬送され前記転写部で画像が転写された前記記録媒体を一対の定着部材で挟み込んで、該記録媒体に該画像を定着する定着部が設けられた第二筐体とを備え、前記第一筺体と前記第二筐体とを連結部で連結した画像形成装置において、前記記録媒体の搬送方向長さに応じて、前記連結部における前記第一筺体と前記第二筐体との間の距離を調整する筐体間距離調整手段を有することを特徴とする。
以上、本発明によれば、記録媒体先端の定着部突入時の衝撃に起因した転写不良が生じるのを抑制することができるという優れた効果がある。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 画像形成システムの一部の構成図について説明する図。 作像筐体と定着筐体とを連結する連結ピンの一例を示す図。 図2に示した画像形成装置よりも作像筐体と定着筐体との間の距離を短くした場合における画像形成装置の連結部を示す模式図。 図2に示した画像形成装置よりも作像筐体と定着筐体との間の距離を長くした場合における画像形成装置の連結部を示す模式図。 連結ピンの代わりに作像筐体と定着筐体とをボルトで連結する場合について説明する図。 画像形成装置の連結部の他例を示す模式図。 (a)作像筐体と定着筐体とを連結する前の状態を示した図、(b)連結ピンのネジ部にスペーサを取り付けずに作像筐体と定着筐体とを連結した状態を示した図、(c)連結ピンのネジ部にスペーサを取り付けて作像筐体と定着筐体とを連結した状態を示した図。 作像筐体と定着筐体との間の距離を自動検出する筐体間距離自動検出手段である筐体間距離検出センサを備えた画像形成装置の連結部を示す模式図。
以下、本発明を適用した画像形成装置の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。画像形成装置は、作像筐体1と定着筐体2との2つの筐体から構成されており、各筐体内には画像形成に係る各種装置が設けられている。作像筐体1内には、第一給紙トレイ5、書き込み装置10、帯電装置11、感光体ドラム12、現像装置13、中間転写ベルト7、一次転写ローラ14、二次転写ローラ9、用紙搬送路20A、用紙搬送路20Bなどが備えられている。
作像筐体1内には、その中央に像担持体である無端ベルト状の中間転写ベルト7を備えている。中間転写ベルト7は、第一支持ローラ15、第二支持ローラ16及び二次転写対向ローラ17に掛け回され、図中時計回りに回転可能となっている。そして、中間転写ベルト7の上方には、表面にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のうちの一色のトナー像をそれぞれ担持する像担持体としての四つの感光体ドラム12Y,12M,12C,12Kを備えている。また、感光体ドラム12Y,12M,12C,12Kの表面を、それぞれ帯電せしめる帯電装置11Y,11M,11C,11Kを備えている。また、帯電装置11Y,11M,11C,11Kによって帯電せしめられた感光体ドラム12Y,12M,12C,12Kの表面に、潜像を書き込むための書き込み装置10Y,10M,10C,10Kを備えている。さらに、感光体ドラム12Y,12M,12C,12Kの表面に書き込まれた潜像を、トナーを含む現像剤で現像してトナー像を形成するための現像装置13Y,13M,13C,13Kを備えている。
中間転写ベルト7の内側で感光体ドラム12Y,12M,12C,12Kと中間転写ベルト7を挟んで対向する位置には、一次転写ローラ14Y,14M,14C,14Kが設けられている。一次転写ローラ14Y,14M,14C,14Kは中間転写ベルト7を挟んで感光体ドラム12Y,12M,12C,12Kに押し当てて設けられ、一次転写部を形成している。一方、中間転写ベルト7の下方には、転写部材としての二次転写ローラ9が中間転写ベルト7に当接して設けられている。二次転写ローラ9は、中間転写ベルト7を介して二次転写対向ローラ17に押し当てられ、二次転写ローラ9と中間転写ベルト7との間で二次転写部90を形成するように配置されている。
作像筐体1の下部には、複数枚の用紙Pが収納可能な第一給紙トレイ5が設けられている。印刷を開始するときには、定着筐体2の上部に設けられた操作パネル4やパーソナルコンピュータ等の入力端末から第一給紙トレイ5を選択する。そして、入力端末から印刷実行指示がなされた後、第一給紙トレイ5から用紙搬送路20Aに用紙Pが給送され、図中矢印A方向に沿った用紙Pの搬送が開始される。
次に、トナー像形成についてイエロー(Y)を例に説明する。回転する感光体ドラム12Yの表面を帯電装置11Yによって一様に帯電させた後、感光体ドラム12Yの表面に書き込み装置10Yから画像データに応じたレーザ光を照射して、感光体ドラム12Y上に潜像を形成する。次に、現像装置13Yにて感光体ドラム12Y上の潜像にイエロートナーを付着させて現像を行い、感光体ドラム12Y上にY色トナー像を形成する。感光体ドラム12Y上に形成されたY色トナー像は、一次転写ローラ14Yに印加された一次転写バイアスの作用によって、一次転写部で中間転写ベルト7上に一次転写される。なお、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色についても同様のプロセスでトナー像を感光体ドラム12M,112C,112K上に形成し、中間転写ベルト7上に一次転写する。この際、Y色トナー像から順番にM色トナー像、C色トナー像、K色トナー像が中間転写ベルト7上に重ねて転写され、フルカラートナー像となる。中間転写ベルト7上のフルカラートナー像は、二次転写ローラ9に印加された二次転写バイアスの作用により二次転写部90に搬送され中間転写ベルト7と二次転写ローラ9とに挟み込まれた用紙P上に転写される。二次転写部90でトナーが転写された用紙Pは、作像筐体1から定着筐体2に搬送される。
定着筐体2内には、第二給紙トレイ6、定着装置8、用紙搬送路21A、用紙搬送路21Bなどを備えている。第二給紙トレイ6は、第一給紙トレイ5と同様の構成であり複数枚の用紙Pを収納している。定着装置8は、一対の定着部材として、ヒータランプ8cを内包する加熱ローラ8aと、加圧ローラ8bとを備えている。加熱ローラ8aは、トナーを溶融させるために高温150[℃]〜200[℃]の範囲内で一定温度を保つようヒータランプ8cを点灯し温めながら温度制御されている。加圧ローラ8bは、用紙Pに対し下から圧力を加えつつ加熱ローラ8aとで用紙Pを挾持搬送する。定着装置8では、加熱ローラ8aと加圧ローラ8bとで挾持搬送されている用紙P上のトナーを、加熱ローラ8aと加圧ローラ8bとによる定着部80で、熱と圧力とにより用紙P上に定着させる。
用紙P上のトナーが定着された後、印刷終了の用紙Pである場合は、定着筐体2外へ排出する。一方、用紙Pの表裏両面に印刷する両面印刷を行うため、おもて面の印刷が終わった後、裏面の印刷を行うために再印刷指示がある場合は、定着装置8から表裏を反転させた用紙Pを、用紙搬送路21Bを通過させ作像筐体1の用紙搬送路20Bに搬送する。そして、用紙搬送路20Bから用紙搬送路20Aに用紙Pを送り込んだ後、前述したのと同様にして二次転写部90で中間転写ベルト7上から用紙Pの裏面にトナー像を転写する。その後、作像筐体1の用紙搬送路20Aから定着筐体2の用紙搬送路21Aに用紙Pを搬送し、定着装置8の定着部80で用紙Pの裏面に転写されたトナー像を用紙Pに定着させる。また、複数枚の用紙Pを連続して印刷する連続印刷において、最後の用紙Pが定着装置8を通過したら、動作している各種装置を順次、停止シ−ケンスに従って停止し、次の印刷ジョブを待つ待機状態にする。
第二給紙トレイ6に収納された用紙Pを用いる場合には、操作パネル4やパーソナルコンピュータ等の入力端末から第二給紙トレイ6を選択することで、第二給紙トレイ6から用紙搬送路21Bに用紙Pが給送される。そして、定着筐体2の用紙搬送路21Bから作像筐体1の用紙搬送路20Bに用紙Pが搬送され、その後は、上述した両面印刷時と同様のプロセスによって用紙P上にトナー像が形成される。
なお、定着筐体2内には、定着装置8による定着後の用紙Pを冷却する冷却装置を備えることもできる。また、定着筐体2よりも用紙搬送方向下流側に、用紙Pに折りや綴じなどの後処理を行う後処理装置や、排紙装置などの別の筐体を設置して定着筐体2と連結することもできる。
図2は、画像形成装置の連結部300の一例を示す模式図である。本実施形態の画像形成装置においては、印刷品質、冷却効率や画像形成装置の搬入性を良くするために、画像形成装置を構成する筐体を作像筐体1と定着筐体2との二つに分割している。
例えば、画像形成装置を構成する筐体を二つに分割することで、各筐体内における各種装置の実装スペースを増やすことが可能となり、新たな機能を付加することができる。また、一つの筐体内に各種装置を収める場合、スペースの関係上、定着装置8が現像装置13や転写部といった作像部に近づけて定着装置8を配置せざるを得ない場合がある。この場合、定着装置8の熱が作像部に悪影響を与えないよう、断熱や強制冷却を行う部材や装置を設ける必要がある。二つの筐体に分割することで、一方の筐体内に作像部を設け他方の筐体内に定着装置8を設けて、作像部から定着装置8を離すことにより、断熱や強制冷却を行う部材や装置を設けずに、定着装置8の熱が作像部に悪影響を与えるのを抑制することが可能となる。また、定着装置8で定着された用紙Pが熱い状態のまま複数枚積載されると、トナーによって上下で重なった用紙同士がくっついてしまう所謂ブロッキングが生じるおそれがある。画像形成装置が一つの筐体の場合、その筐体内に定着された用紙Pを冷却する冷却装置の実装スペースを筐体内にとるのが困難である。一方、画像形成装置を二つの筐体に分割することで、前記冷却装置の実装スペースが確保し易くなり、定着後の用紙Pを冷却装置によって冷却して前記ブロッキングが生じるのを抑制することができる。
作像筐体1には、定着筐体2と連結するための連結ピン3が設けられており、定着筐体2内に設けた定着筐体本体フレーム60には連結ピン3が挿入される位置整合用孔61が設けられている。そして、位置整合用孔61に連結ピン3を挿入して係合させることで、作像筐体1と定着筐体2とが連結するように構成している。
また、本実施形態の画像形成装置においては、ユーザーが使用する用紙の搬送方向長さにあわせて、作像筐体1と定着筐体2との間の距離を変更して、作像筐体1と定着筐体2とが連結可能となっている。これにより、搬送パス(作像筐体1における二次転写部90と、定着筐体2における定着装置8の定着部80との用紙搬送方向の長さである搬送パス長さが調節可能となっている。また、作像筐体1と定着筐体2とは、それぞれの底面に設けられたアジャスタ18によって高さが調整可能となっており、連結ピン3と位置整合用孔61との筐体高さ方向における相対位置の位置決めを行うことができる。
図3に、作像筐体1と定着筐体2とを連結する連結ピン3の一例を示す。作像筐体1の作像筐体本体フレーム50には、嵌め合い孔51が設けてあり、この嵌め合い孔51に連結ピン3の後端部を挿入し、座金53を介して連結ピン3の後端部が締結ネジ52により作像筐体本体フレーム50に固定される。そして、前述したようなアジャスタ18による作像筐体1と定着筐体2との少なくとも一方の高さ調整を行った後、定着筐体2の定着筐体本体フレーム60に設けた位置整合用孔61に連結ピン3の先端部が挿入されるように、作像筐体1と定着筐体2とを近づける。連結ピン3の先端部が位置整合用孔61に挿入されたら、座金63を介して連結ピン3の先端部を締結ネジ62によって定着筐体本体フレーム60に固定する。これにより、作像筐体本体フレーム50が内部に設けられた作像筐体1と、定着筐体本体フレーム60が内部に設けられた定着筐体2とが、連結部300で連結ピン3によって連結される。
本実施形態の画像形成装置においては、ユーザーの使用する用紙Pの搬送方向長さに応じた所望の搬送パス長さが得られるような、作像筐体1と定着筐体2との間の距離にあわせて連結ピン3の長さを調節する。
[構成例1]
図4は、図2に示した画像形成装置よりも作像筐体1と定着筐体2との間の距離を短くした場合における画像形成装置の連結部300を示す模式図である。画像形成装置で使用する用紙Pの搬送方向長さが短いほど、搬送パス長さが短くなるように、連結部300における作像筐体1と定着筐体2との間の距離を短くする。この際、作像筐体1と定着筐体2との間の距離が所望の長さとなるように、作像筐体1と定着筐体2とを連結する連結ピン3の長さも短いものにする。
図2に示した画像形成装置で使用される用紙Pの用紙搬送方向長さを基準長さとした場合、図4に示した画像形成装置で使用される用紙Pの用紙搬送方向長さは前記基準長さよりも短いとする。この際、図4に示した画像形成装置における作像筐体1と定着筐体2との間の距離を、図2に示した画像形成装置における作像筐体1と定着筐体2との間の距離も短くすることが可能となる。そのため、図2に示した画像形成装置で用いる連結ピン3よりも軸線方向の長さが短い連結ピン3aを、図4に示した画像形成装置で用いて作像筐体1と定着筐体2とを連結する。これにより、前記基準長さよりも短い長さの用紙Pに応じた搬送パス長さに調節できるとともに、連結ピン3aの長さが連結ピン3よりも短くなった分、作像筐体1と定着筐体2とを近づけて設置できる。そのため、画像形成装置全体の設置スペースが必要以上に大きくなるのを抑制できる。
図5は、図2に示した画像形成装置よりも作像筐体1と定着筐体2との間の距離を長くした場合における画像形成装置の連結部300を示す模式図である。画像形成装置で使用する用紙Pの搬送方向長さが長いほど、搬送パス長さが長くなるように、連結部300における作像筐体1と定着筐体2との間の距離を長くする。この際、作像筐体1と定着筐体2との間の距離が所望の長さとなるように、作像筐体1と定着筐体2とを連結する連結ピン3の長さも長いものにする。
図5に示した画像形成装置で使用される用紙Pの用紙搬送方向長さが、前記基準長さよりも長いとする。この際、図5に示した画像形成装置における作像筐体1と定着筐体2との間の距離を、図2に示した画像形成装置における作像筐体1と定着筐体2との間の距離も長くする。そのため、図2に示した画像形成装置で用いる連結ピン3よりも軸線方向の長さが長い連結ピン3bを、図5に示した画像形成装置で用いて作像筐体1と定着筐体2とを連結する。これにより、前記基準長さよりも長い長さの用紙Pに応じた搬送パス長さに調節することができる。
このように本構成例においては、画像形成装置で使用する用紙Pの搬送方向長さにあわせて適切な長さの連結ピン3,3a,3bを用いることで、搬送パス長さを使用する用紙Pに応じて調節し作像筐体1と定着筐体2とを連結することができる。これにより、用紙Pの一部が二次転写部90に挟まれた状態で用紙先端の定着部突入時に発生し得るショックジターや、用紙Pの弛み、シワといった画像品質不良を解消することができる。
[構成例2]
図6を用いて、連結ピン3の代わりに作像筐体1と定着筐体2とをボルトで連結する場合について説明する。本構成例においては、図6に示すように作像筐体1の作像筐体本体フレーム50に嵌め合い孔51と孔位置を合わせて溶接されたナット54に、定着筐体2の定着筐体本体フレーム60に位置整合用孔65を通して取つ付けたボルト70の先端を挿入し締め付ける。そして、この際のナット54に対するボルト70の締め付け量を調整することで、作像筐体1と定着筐体2との間の距離を変更し、ひいては搬送パス長さの調整を行う。また、ボルト70の緩み防止用に定着筐体2の定着筐体本体フレーム60のボルト頭部70aと対向する側にナット64を配置し、ボルト頭部70aとナット64とで定着筐体本体フレーム60を挟み込むようにしてボルト70の固定を行う。
[構成例3]
図7は、画像形成装置の連結部300の他例を示す模式図である。図8(a)は、作像筐体1と定着筐体2とを連結する前の状態を示したものである。図8(b)は、連結ピン30のネジ部30bにスペーサ31を取り付けずに作像筐体1と定着筐体2とを連結した状態を示したものである。図8(c)は、連結ピン30のネジ部30bにスペーサ31を取り付けて作像筐体1と定着筐体2とを連結した状態を示したものである。なお、図8(a)、図8(b)及び図8(c)において、連結ピン30は同一のものを用いている。
本構成例においては、作像筐体1と定着筐体2とを連結する連結部材として、筒状の本体部30aと、この本体部30aよりも小径のネジ部30bとが軸線方向に接続された連結ピン30を用いる。そして、連結ピン30のネジ部30bに円筒状のスペーサ31が取り付けられ、連結部300における作像筐体1と定着筐体2との間にスペーサ31が介在することで、連結部300における作像筐体1と定着筐体2との間の距離が調整可能となっている。
図8(a)に示すように作像筐体1と定着筐体2とを連結する前では、ネジ部30bが定着筐体2側に向くように連結ピン30が作像筐体1に固定されている。作像筐体1と定着筐体2とを連結ピン30で連結するときには、定着筐体2に形成された挿入口19に連結ピン30のネジ部30bが入り込むように、定着筐体2を作像筐体1側に近づけていく。そして、定着筐体2の挿入口19よりも、さらに筐体内側に設けられた定着筐体本体フレーム60の位置整合用孔66に、連結ピン30のネジ部30bを挿入する。
図8(b)に示すように、連結ピン30のネジ部30bにスペーサ31を取り付けないときには、連結ピン30の本体部30aの定着筐体側端面と、定着筐体本体フレーム60の作像筐体側端面とが接触するまで、位置整合用孔66にネジ部30bを挿入する。そして、連結ピン30の本体部30aと定着筐体本体フレーム60とが接触した状態で、連結ピン30のネジ部30bにナット40を嵌め込み、連結ピン30の本体部30aとナット40で定着筐体本体フレーム60を挟み込むようにして連結ピン30を固定する。
一方、図8(c)に示すように、連結ピン30のネジ部30bにスペーサ31を取り付けたときには、スペーサ31の定着筐体側端面と、定着筐体本体フレーム60の作像筐体側端面とが接触するまで、位置整合用孔66に連結ピン30のネジ部30bを挿入する。そして、スペーサ31と定着筐体本体フレーム60とが接触した状態で、連結ピン30のネジ部30bにナット40を嵌め込み、スペーサ31とナット40で定着筐体本体フレーム60を挟み込むようにして連結ピン30を固定する。
図8(b)と図8(c)とでは同一の連結ピン30を用いているので、図8(b)での作像筐体1と定着筐体2との間の距離L1に対し、図8(c)での作像筐体1と定着筐体2との間の距離L2が、スペーサ31の連結ピン軸線方向長さL3の分だけ長くなる。このように、連結ピン30のネジ部30bにスペーサ31を取り付けるか取り付けないかによって、作像筐体1と定着筐体2との間の距離を容易に調整でき、ひいては搬送パス長さの調整を容易に行うことができる。また、スペーサ31として、連結ピン軸線方向長さL3が異なるものを複数用意しておくことで、使用する用紙Pの搬送方向長さに応じた搬送パス長さが得られるような、作像筐体1と定着筐体2との間の距離の調整を容易に行うことができる。
[構成例4]
図9を用いて、作像筐体1と定着筐体2との間の距離を自動検出する筐体間距離自動検出手段である筐体間距離検出センサ100を備えた画像形成装置について説明する。本構成例の画像形成装置においては、作像筐体1に設けた筐体間距離検出センサ100によって、作像筐体1と定着筐体2との間の距離を自動検出することができる。そして、筐体間距離検出センサ100により検出された前記距離に基づいて搬送パス長さを算出し、その算出された搬送パス長さに応じて用紙搬送に係る制御を行う。なお、筐体間距離検出センサ100によって検出する作像筐体1と定着筐体2との間の距離としては、連結ピン3近傍の本体フレーム間距離が望ましい。
筐体間距離検出センサ100としては、例えばレーザタイプの測長センサや、CIS(コンタクトイメージセンサ)などを用いることができる。また、前述した用紙搬送に係る制御としては、例えば、次のようなものが挙げられる。作像筐体1と定着筐体2との間の距離が変更されることにより、用紙搬送路上に設けられたジャム等の検出を行う用紙位置検出センサへの用紙Pの到達時間が変わるので、正常に用紙が搬送されているにもかかわらず、誤ってジャム検知されるおそれがある。そのため、このような誤ったジャム検知がなされないよう、筐体間距離検出センサ100によって検出した作像筐体1と定着筐体2との間の距離から、用紙位置検出センサへの用紙Pの適切な到達時間を算出する制御を行う。また、前記到達時間の算出に用いる作像筐体1と定着筐体2との間の距離を、筐体間距離検出センサ100の検出結果から自動入力することで、手動入力による入力ミスをなくすことができ、利便性を向上させることができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
中間転写ベルト7などの像担持体上に形成された画像を、当該像担持体に接触する二次転写ローラ9などの転写部材と当該像担持体との間に挟み込んだ用紙Pなどの記録媒体に転写する二次転写部90などの転写部が設けられた作像筐体1などの第一筐体と、前記第一筐体とは別体であり、当該第一筐体から搬送され前記転写部で画像が転写された前記記録媒体を加熱ローラ8a及び加圧ローラ8bなどの一対の定着部材で挟み込んで、当該記録媒体に当該画像を定着する定着部80などの定着部が設けられた第二筐体とを備え、前記第一筺体と前記第二筐体とを連結部300などの連結部で連結した画像形成装置において、前記記録媒体の搬送方向長さに応じて、前記連結部における前記第一筺体と前記第二筐体との間の距離を調整する連結ピン3などの筐体間距離調整手段を有する。
(態様A)においては、第一筐体に設けられた転写部と第二筐体に設けられた定着部との間の距離が記録媒体の搬送方向長さよりも長くなるように、筐体間距離調整手段によって連結部における第一筺体と第二筐体との間の距離を調整することができる。これにより、記録媒体の一部が第一筐体の転写部に挟まれた状態で、記録媒体先端が第二筐体の定着部に突入しないようにすることができる。よって、記録媒体先端の定着部突入時の衝撃が記録媒体を通って転写部に伝達するのを抑えられ、前記衝撃に起因した転写不良が生じるのを抑制することができる。
(態様B)
(態様A)において、前記筐体間距離調整手段は、自身の長さが調整可能であり前記第一筐体と前記第二筐体との位置合わせを行う連結ピン3などの筐体位置合わせ部材である。これによれば、上記実施形態について説明したように、第一筐体と第二筐体との間での記録媒体の受け渡し位置を合致させて位置決めすることができる。
(態様C)
(態様B)において、前記筐体位置合わせ部材に取り付けられ、前記第一筐体と前記第二筐体との間に介在することで、前記連結部における第一筐体と第二筐体との間の距離を調整可能なスペーサ31などのスペーサ部材を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、前記連結部の距離の調整を容易に行うことができる。
(態様D)
(態様A)、(態様B)または(態様C)において、前記第一筺体と前記第二筐体との少なくとも一方にアジャスタ18などの高さ調節手段を設けた。これによれば、上記実施形態について説明したように、筐体間の用紙受け渡し高さを容易に調節することができる。
(態様E)
(態様A)、(態様B)、(態様C)または(態様D)において、前記第一筐体と前記第二筐体との間の距離を検出する筐体間距離検出センサ100などの筐体間距離検出手段を有しており、前記筐体間距離検出手段の検出結果に基づいて前記転写部と前記定着部との間の距離を求める。これによれば、上記実施形態について説明したように、筐体間の距離の手動入力による入力ミスをなくすことができ、利便性を向上させることができるとともに、求められた転写部と定着部との間の距離に応じた記録媒体搬送制御を行うことが可能となる。
1 作像筐体
2 定着筐体
3 連結ピン
3a 連結ピン
3b 連結ピン
4 操作パネル
5 第一給紙トレイ
6 第二給紙トレイ
7 中間転写ベルト
8 定着装置
8a 加熱ローラ
8b 加圧ローラ
8c ヒータランプ
9 二次転写ローラ
10 書き込み装置
11 帯電装置
12 感光体ドラム
13 現像装置
14 一次転写ローラ
15 第一支持ローラ
16 第二支持ローラ
17 二次転写対向ローラ
18 アジャスタ
19 挿入口
20A 用紙搬送路
20B 用紙搬送路
21A 用紙搬送路
21B 用紙搬送路
30 連結ピン
30a 本体部
30b ネジ部
31 スペーサ
40 ナット
50 作像筐体本体フレーム
51 嵌め合い孔
52 締結ネジ
53 座金
54 ナット
55 嵌め合い孔
60 定着筐体本体フレーム
61 位置整合用孔
62 締結ネジ
63 座金
64 ナット
65 位置整合用孔
66 位置整合用孔
70 ボルト
70a ボルト頭部
80 定着部
90 二次転写部
100 筐体間距離検出センサ
300 連結部
特開2006−259675号公報

Claims (5)

  1. 像担持体上に形成された画像を、該像担持体に接触する転写部材と該像担持体との間に挟み込んだ記録媒体に転写する転写部が設けられた第一筐体と、
    前記第一筐体とは別体であり、該第一筐体から搬送され前記転写部で画像が転写された前記記録媒体を一対の定着部材で挟み込んで、該記録媒体に該画像を定着する定着部が設けられた第二筐体とを備え、
    前記第一筺体と前記第二筐体とを連結部で連結した画像形成装置において、
    前記記録媒体の搬送方向長さに応じて、前記連結部における前記第一筺体と前記第二筐体との間の距離を調整する筐体間距離調整手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記筐体間距離調整手段は、自身の長さが調整可能であり前記第一筐体と前記第二筐体との位置合わせを行う筐体位置合わせ部材であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記筐体位置合わせ部材に取り付けられ、前記第一筐体と前記第二筐体との間に介在することで、前記連結部における該第一筐体と該第二筐体との間の距離を調整可能なスペーサ部材を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1、2または3に記載の画像形成装置において、
    前記第一筺体と前記第二筐体との少なくとも一方に高さ調節手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1、2、3または4に記載の画像形成装置において、
    前記第一筐体と前記第二筐体との間の距離を検出する筐体間距離検出手段を有しており、
    前記筐体間距離検出手段の検出結果に基づいて前記転写部と前記定着部との間の距離を求めることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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