JP2016108118A - カウンタウエイト装置および作業機械 - Google Patents

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一徳 山本
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【課題】カウンタウエイト装置の組み立て作業の効率化を図る。【解決手段】本発明によるカウンタウエイト装置は、カウンタウエイトと、カウンタウエイトを載置するベースウエイトとを備え、カウンタウエイトは、上下方向の一方の面には、突出する嵌合突部が設けられ、他方の面には、カウンタウエイトを上下方向に重ねたときに他のカウンタウエイトの嵌合突部と嵌合する嵌合凹部が設けられ、ベースウエイトは、右上面でカウンタウエイトを載置する右側載置面と、左上面でカウンタウエイトを載置する左側載置面とを有し、右側載置面および左側載置面のいずれか一方には、カウンタウエイトの嵌合凹部と嵌合する載置面側第1嵌合部が設けられ、右側載置面および左側載置面のいずれか他方には、カウンタウエイトの嵌合突部と嵌合する載置面側第2嵌合部が設けられる。【選択図】図2

Description

本発明は、カウンタウエイト装置、および、カウンタウエイト装置が取り付けられる作業機械に関する。
クローラクレーンなどの作業機械には、作業時の機体の安定性を確保するために旋回フレームの後端部にカウンタウエイト装置が取り付けられる。カウンタウエイト装置は、ベースウエイトと、ベースウエイトに載置されて積層される複数のカウンタウエイトとを備えている。カウンタウエイト装置には、作業機械のフレームへの取付部を設ける必要があるので、カウンタウエイトは、ベースウエイトの右側および左側に分けて載置される(たとえば特許文献1参照)。
特開2011−11867号公報
カウンタウエイト装置は作業機械のフレームの後端に取り付けられるため、旋回半径を考慮して左右の後端の角が落とされていている。そのため、ベースウエイトの右側に載置されるカウンタウエイトと、左側に載置されるカウンタウエイトとでは、左右の勝手違いの形状となる。したがって、ベースウエイトの右側に載置されるカウンタウエイトをベースウエイトの左側には載置できず、ベースウエイトの左側に載置されるカウンタウエイトをベースウエイトの右側には載置できなかった。
このカウンタウエイト装置は重量物であるため、輸送時には、ベースウエイトから下ろしたカウンタウエイトをトラック等で輸送する。輸送重量の制限から、1台のトラックで輸送するカウンタウエイトの枚数が1枚となることもある。
カウンタウエイト装置の組立時には、左右の重量バランスを考慮して輸送されてきたカウンタウエイトを左右交互に1枚ずつベースウエイトに載置する。しかし、上述したように、ベースウエイトの右側に載置されるカウンタウエイトと、左側に載置されるカウンタウエイトとでは、左右の勝手違いの形状となる。そのため、組立時にベースウエイトにカウンタウエイトを1枚ずつ左右交互に載置していくためには、右側に載置するカウンタウエイトと左側に載置するカウンタウエイトとが組立現場に交互に到着することが望ましい。そのためには、カウンタウエイトの輸送用トラックの配車の段取りを考慮しなければならないなど、カウンタウエイト装置の組立時の段取りに配慮が必要である。
本発明によるカウンタウエイト装置は、上下方向に積み重ねることができる複数のカウンタウエイトと、カウンタウエイトを載置するベースウエイトとを備え、カウンタウエイトは、上下方向の一方の面には、突出する嵌合突部が設けられ、他方の面には、カウンタウエイトを上下方向に重ねたときに他のカウンタウエイトの嵌合突部と嵌合する嵌合凹部が設けられ、ベースウエイトは、右上面でカウンタウエイトを載置する右側載置面と、左上面でカウンタウエイトを載置する左側載置面とを有し、右側載置面および左側載置面のいずれか一方には、載置されるカウンタウエイトの嵌合凹部と嵌合する載置面側第1嵌合部が設けられ、右側載置面および左側載置面のいずれか他方には、載置されるカウンタウエイトの嵌合突部と嵌合する載置面側第2嵌合部が設けられる。
また、本発明による作業機械は、上述のカウンタウエイト装置と、カウンタウエイト装置が取り付けられるフレームとを備える。
本発明によれば、ベースウエイトの左側および右側に載置するカウンタウエイトを共通化したので、カウンタウエイト装置の組み立て作業を効率化できる。
一実施の形態のクローラクレーンの側面図である。 カウンタウエイト装置を前方から見た図である。 カウンタウエイト装置を上方から見た図である。 カウンタウエイト装置を左側方から見た図である。 ベースウエイトを斜め右前の上方から見た斜視図である。 カウンタウエイトの斜視図である。 カウンタウエイトの天地を逆にする作業について説明する図である。
以下、本発明のカウンタウエイト装置および作業機械の一実施の形態を図面と共に説明する。
図1は、一実施の形態の作業機械の一例としてのクローラクレーンの側面図である。
クレーン100は、下部走行体101と、下部走行体101上に旋回可能に設けられた旋回フレーム(メインフレーム)102を備えている。旋回フレーム102上部には運転室105とハウジング113が設けられている。
旋回フレーム102の前方で、運転室105の側方に、ブーム103が、その不図示の基端部を旋回フレーム102に回転可能に軸支されている。以下の説明では、前後方向、上下方向、および左右方向は、各図に示すとおりである。なお、図1では、紙面手前側を右側とし、紙面奥側を左側とする。
旋回フレーム102の後端部には、カウンタウエイト装置400が取り付けられている。カウンタウエイト装置400は、図5に示すベースウエイト410と、図6に示すベースウエイト410上に多段に取り付けられたカウンタウエイト450とを備えている。カウンタウエイト装置400については、後で詳述する。
旋回フレーム102には、ハウジング113内に収納された3つのドラムが取り付けられている。3つのドラムは、前方から後方に向かって順に取り付けられたフロントドラム201、リアドラム202、起伏ドラム203である。ブーム103の先端部から、ワイヤロープ107によりフック108が吊り下げられている。ワイヤロープ107の一端はフロントドラム201に固定されており、ワイヤロープ107はフロントドラム201の回転により、フロントドラム201に巻き取られまたはフロントドラム201から繰り出される。これにより、ワイヤロープ107の他端側に保持されたフック108は、ブーム103の先端部に対して昇降する。
旋回フレーム102上には、ガントリ200が旋回フレーム102に対して起伏可能に装着されている。ガントリ200は、前脚部材210と、後脚部材220と、前脚部材210の上端側に固定された下部スプレッダ230とを備えている。前脚部材210の基端部213は旋回フレーム102の前後方向中央部に設けられた不図示のブラケットに回転可能に連結されている。また、後脚部材220の不図示の基端部は、旋回フレーム102の後部に設けられた不図示のブラケットに回転可能に連結されている。ガントリ200は、起伏用油圧シリンダ204の伸縮により起立および倒伏される。
下部スプレッダ230は、複数の下部シーブから構成される下部シーブ群231を備えている。
下部スプレッダ230とブーム103の先端部との間には、上部スプレッダ160が介装されている。上部スプレッダ160は、複数の上部シーブから構成される上部シーブ群161を備えている。上部スプレッダ160の上部シーブ群161と下部スプレッダ230の下部シーブ群231とには、起伏ロープ112が複数回、掛け回されている。
上部スプレッダ160には、一端がブーム103の先端部に固定されたペンダントロープ110の他端が接続されている。
一端が起伏ドラム203に固定された起伏ロープ112の他端が旋回フレーム102に取り付けられた不図示のロードセルに連結されている。ロードセル側が起伏ロープの固定端とされている。
起伏ドラム203の回転により、起伏ロープ112が巻き取りまたは繰り出され、これにより、起伏ロープ112を介してブーム103が起伏する。
リアドラム202は、補助フックを昇降するために用いられることが多いが、図1では、使用されていない状態として例示されている。また、バックストップ装置115は、ブーム103が所定角度以上起き上がってクレーン後方にあおられないようにする装置である。
−−−カウンタウエイト装置400−−−
図2は、本実施の形態のカウンタウエイト装置400を前方から見た図であり、図3は、カウンタウエイト装置400を上方から見た図であり、図4は、カウンタウエイト装置400を左側方から見た図である。本実施の形態のカウンタウエイト装置400は、図5に示すベースウエイト410の上面の左右それぞれに、図6に示すカウンタウエイト450が複数積層して載置されている。図示はしないが、カウンタウエイト装置400の左右方向の中央には、旋回フレーム102に取り付けるための取付部が設けられている。
図5はベースウエイト410を斜め右前の上方から見た斜視図である。ベースウエイト410の上面には、右側載置面、すなわち領域420と、左側載置面、すなわち領域430とが設けられている。ベースウエイト410には、クレーン100の旋回半径を考慮して、上方から見たときに後部の左端を面取りした面取部411Lと、右端を面取りした面取部411Rとが設けられている。
領域420は、カウンタウエイト450が載置される右側の面領域であり、ベースウエイト410の上面右側に設けられている。領域420には、載置面側第1嵌合部421a〜421cが突設されている。載置面側第1嵌合部421a〜421cは、領域420におけるカウンタウエイト450の位置決めのため、および、カウンタウエイト450の水平方向へのずれ防止のための突部であり、領域420に載置されるカウンタウエイト450の後述する嵌合凹部452a〜452cと嵌合する。
載置面側第1嵌合部421a,421bの形状は、後述するカウンタウエイト450の嵌合突部451a,451bと同じ形状であり、載置面側第1嵌合部421cの形状は、カウンタウエイト450の嵌合突部451cと同じ形状である。カウンタウエイト450が領域420に載置されると、載置面側第1嵌合部421aがカウンタウエイト450の嵌合凹部452aと嵌合し、載置面側第1嵌合部421bが嵌合凹部452bと嵌合し、載置面側第1嵌合部421cが嵌合凹部452cと嵌合する。
領域430は、カウンタウエイト450が載置される左側の面領域であり、ベースウエイト410の上面左側に設けられている。領域430には、載置面側第2嵌合部431a〜431cが突設されている。載置面側第2嵌合部431a〜431cは、領域430におけるカウンタウエイト450の位置決めのため、および、カウンタウエイト450の水平方向へのずれ防止のための突部であり、領域430に載置されるカウンタウエイト450の後述する嵌合突部451a〜451cと嵌合する。載置面側第2嵌合部431a,431bは、断面台形の1/4環状突起であり、載置面側第2嵌合部431cは、断面台形の半環状突起である。
載置面側第2嵌合部431a,431bの1/4環状突起の内側面は、カウンタウエイト450の嵌合突部451a,451bのテーパ状の外側面が当接して嵌合するように形成されている。載置面側第2嵌合部431cの半環状突起の内側面は、カウンタウエイト450の嵌合突部451cのテーパ状の外側面が当接して嵌合するように形成されている。
図6は、カウンタウエイト450の斜視図である。カウンタウエイト450は、図6における図示上面に嵌合突部451a〜451cが突設され、図示下面に嵌合凹部452a(図3参照)〜452cが設けられたウエイト部材である。カウンタウエイト450は、後述するように、右側の領域420および左側の領域430の双方に載置可能である。すなわち、本実施の形態では、ベースウエイト410の右側に積み重ねるカウンタウエイトと、左側に積み重ねるカウンタウエイトとを共通化している。説明の便宜上、カウンタウエイト450の図6における図示上面を上面453と呼び、図示下面を下面454と呼ぶ。
カウンタウエイト450の上面453には、領域420に形成されている載置面側第1嵌合部421a,421bと同一形状、同一寸法の嵌合突部451a,451bが形成され、載置面側第1嵌合部421cと同一形状、同一寸法の嵌合突部451cが形成されている。カウンタウエイト450の下面454には、カウンタウエイト450を上下方向に重ねたときに下側のカウンタウエイト450の上面453に設けられた嵌合突部451a〜451cと嵌合するように相補形状に形成された嵌合凹部452a〜452cが形成されている。カウンタウエイト450を上下方向に重ねたときに、上側のカウンタウエイト450の嵌合凹部452aは、下側のカウンタウエイト450の嵌合突部451aと嵌合し、嵌合凹部452bは嵌合突部451bと嵌合し、嵌合凹部452cは嵌合突部451cと嵌合する。
嵌合突部451a〜451cは、カウンタウエイト450を積み重ねる際の位置決めが容易となるように、側面がテーパ状に形成されている。本実施の形態では、嵌合突部451a〜451cは、たとえば円錐の上部を取り除き、軸方向に平行な平面で切断したような形状を呈している。
同様に、嵌合凹部452a〜452cは、カウンタウエイト450を積み重ねる際の位置決めが容易となるように、側面がテーパ状に形成されている。本実施の形態では、嵌合突部451a〜451cの形状に合わせて嵌合凹部452a〜452cが形成されている。嵌合突部451a〜451cと嵌合凹部452a〜452cとが嵌合することで、積み重ねたカウンタウエイト450の水平方向へのずれを防止できる。
カウンタウエイト450の側面には、ベースウエイト410の面取部411L,411Rと同様に、クレーン100の旋回半径を考慮して、面取部456が設けられている。図3,4に示すように、カウンタウエイト450が領域420(図5)に載置されると、ベースウエイト410の面取部411Rとカウンタウエイト450の面取部456とが同一方向を向く。同様に、カウンタウエイト450が領域430(図5)に載置されると、ベースウエイト410の面取部411Lとカウンタウエイト450の面取部456とが同一方向を向く。
カウンタウエイト450には、ベースウエイト410上で左右方向の外側を向く側面に、吊環455が設けられている。カウンタウエイト450には、ベースウエイト410上で前方を向く面と、面取部456とに、玉掛け用の玉掛け部457が設けられれている。
このように構成されるカウンタウエイト装置400では、クレーン100の輸送時には、ベースウエイト410とカウンタウエイト450とに分解されて、トラックやトレーラ等でそれぞれ別々に輸送される。
クレーン100の組立時には、まず、カウンタウエイト450を載置していないベースウエイト410を、不図示の補助クレーンを用いて旋回フレーム102の後部に取り付ける。その後、玉掛け部457に玉掛けされたカウンタウエイト450を、不図示の補助クレーンを用いてベースウエイト410の左右に交互に積層する。
カウンタウエイト450を右側の領域420に載置する場合、図6に示すように、上面453を上に向けたカウンタウエイト450を不図示の補助クレーンで吊り上げて、ベースウエイト410の面取部411Rとカウンタウエイト450の面取部456とが同一方向を向くように向きを調整して、領域420に載置する。これにより、領域420の3箇所の載置面側第1嵌合部421a〜421cがカウンタウエイト450の3箇所の嵌合凹部452a〜452cにそれぞれ嵌合する(図2)。
カウンタウエイト450を左側の領域430に載置する場合、下面454を上に向けたカウンタウエイト450を不図示の補助クレーンで吊り上げて、ベースウエイト410の面取部411Lとカウンタウエイト450の面取部456とが同一方向を向くように向きを調整して、領域430に載置する。これにより、領域430の3箇所の載置面側第2嵌合部431a〜431cがカウンタウエイト450の3箇所の嵌合突部451a〜451cにそれぞれ嵌合する(図2,4)。
以後、ベースウエイト410の右側および左側に交互にカウンタウエイト450を積層させればよい。すなわち、図2,4に示すように、ベースウエイト410の右側には、上面453を上に向けたカウンタウエイト450を積み重ねればよく、ベースウエイト410の左側には、下面454を上に向けたカウンタウエイト450を積み重ねればよい。
図2に示すように、ベースウエイト410に左右で同数のカウンタウエイト450を積層すると、右側に積層された最も上のカウンタウエイト450の嵌合突部451の図示上端面の高さが、左側に積層された最も上のカウンタウエイト450の下面454の高さと略同じになる。
カウンタウエイト450の天地を逆にする必要がある場合には、図7に示すように、側面の吊環455に玉掛けをして、不図示の補助クレーンで吊り上げて、反転させればよい。
このようにして、規定の数量のカウンタウエイト450を積み重ねた後、不図示のボルトやチェーンによって、ベースウエイト410にカウンタウエイト450を固定する。ベースウエイト410にカウンタウエイト450を固定する構造については公知であるので、詳細な説明は省略する。
本実施の形態では、次の作用効果を奏する。
(1) カウンタウエイト450の上面453に嵌合突部451a〜451cを突設し、下面454に嵌合凹部452a〜452cを設けるように構成した。そして、ベースウエイト410の領域420にカウンタウエイト450の嵌合凹部452a〜452cと嵌合する載置面側第1嵌合部421a〜421cを設け、領域430にカウンタウエイト450の嵌合突部451a〜451cと嵌合する載置面側第2嵌合部431a〜431cを設けるように構成した。これにより、カウンタウエイト450の天地を逆にすることで、右側の領域420および左側の領域430の双方に載置可能となるので、カウンタウエイト装置400の組立作業が効率化できる。
また、カウンタウエイト450の嵌合突部451a〜451cおよび嵌合凹部452a〜452cの構造が単純であり、ベースウエイト410の載置面側第1嵌合部421a〜421cおよび載置面側第2嵌合部431a〜431cの構造が単純であるので、カウンタウエイト装置400およびクレーン100のコスト増を抑制できる。
さらに、本実施の形態では、ベースウエイトの右側に載置されるカウンタウエイトと、左側に載置されるカウンタウエイトとが、それぞれ専用品である場合に生じる以下のような不都合を解消できる。すなわち、カウンタウエイトが左右でそれぞれ専用品であると、組立時にベースウエイトにカウンタウエイトを1枚ずつ左右交互に載置するために、左右それぞれのカウンタウエイトが組立現場に交互に到着するように、カウンタウエイトの輸送用トラックの配車の段取りを考慮しなければならない。
これに対して、本実施の形態では、上述したように、カウンタウエイト450を右側の領域420および左側の領域430の双方に載置可能であるので、カウンタウエイトの輸送用トラックの配車の段取りや、カウンタウエイト装置の組立時の段取りを簡略化できる。
(2) カウンタウエイト450に吊環455を設けるように構成した。これにより、組立現場でカウンタウエイト450の天地を逆にし易くなるので、カウンタウエイト450の積層順番に応じて適宜カウンタウエイト450の天地を逆にする際の作業効率を向上でき、カウンタウエイト装置400の組立作業が効率化できる。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、嵌合突部451a〜451cが円錐の上部を取り除き、軸方向に平行な平面で切断したような形状を呈しているが、本発明はこれに限定されない。嵌合突部451a〜451cの形状は一例であり、他の形状であってもよい。嵌合凹部452a〜452cについても同様である。また、載置面側第1嵌合部421a〜421cおよび載置面側第2嵌合部431a〜431cの形状についても同様である。
(2) 上述の説明では、たとえば図2に示すように、ベースウエイト410の右側の領域420および左側の領域430のそれぞれにカウンタウエイト450を複数枚重ねて載置しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、ベースウエイト410の右側の領域420および左側の領域430のそれぞれに少なくとも1枚のカウンタウエイト450が載置されていればよい。
(3) 上述の説明では、本発明をガントリを有するクレーンに適用した例を挙げて説明したが、ライブマスト等、他のマスト部材を有するクレーンにも本発明は同様に適用可能であり、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態のクレーンに限定されない。
また、上記一実施の形態では、クレーンを例として説明したが、本発明は、杭打機等の他の建設機械に適用することが可能である。
その他、本発明のカウンタウエイト装置および作業機械は、発明の趣旨の範囲内において、種々、変形することが可能である。
100 クレーン、400 カウンタウエイト装置、410 ベースウエイト、411L,411R 面取部、420 領域、421a〜421c 載置面側第1嵌合部、430 領域、431a〜431c 載置面側第2嵌合部、450 カウンタウエイト、451a〜451c 嵌合突部、452a〜452c 嵌合凹部、455 吊環

Claims (3)

  1. 上下方向に積み重ねることができる複数のカウンタウエイトと、
    前記カウンタウエイトを載置するベースウエイトとを備え、
    前記カウンタウエイトは、上下方向の一方の面には、突出する嵌合突部が設けられ、他方の面には、前記カウンタウエイトを上下方向に重ねたときに他のカウンタウエイトの前記嵌合突部と嵌合する嵌合凹部が設けられ、
    前記ベースウエイトは、右上面で前記カウンタウエイトを載置する右側載置面と、左上面で前記カウンタウエイトを載置する左側載置面とを有し、
    前記右側載置面および前記左側載置面のいずれか一方には、載置される前記カウンタウエイトの前記嵌合凹部と嵌合する載置面側第1嵌合部が設けられ、
    前記右側載置面および前記左側載置面のいずれか他方には、載置される前記カウンタウエイトの前記嵌合突部と嵌合する載置面側第2嵌合部が設けられるカウンタウエイト装置。
  2. 請求項1に記載のカウンタウエイト装置において、
    前記カウンタウエイトは、前記カウンタウエイトを吊り上げる吊環が側面に設けられているカウンタウエイト装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のカウンタウエイト装置と、
    前記カウンタウエイト装置が取り付けられるフレームとを備える作業機械。
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