JP2016107899A - 車両の前部車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダッシュパネルが車両前方に取り付けられるカウルパネル構造において、歩行者保護性能を確保しつつ、NVH性能を向上させること。【解決手段】フロントウインドウ部材9を支持するカウルパネル6は、フロントウインドウ部材9が接合される上面部61と、上面部61から下方に延びる縦面部62と、縦面部62の下端から車両前方に延び、カウルパネル6の下部に備えたダッシュパネル5が取付けられる下面部63とを有し、ダッシュパネル5が車両前方に取り付けられた構造において、縦面部62は、フロントウインドウ部材側の第1縦面部64aと、下面部側の第2縦面部64bと、第1縦面部64aと第2縦面部64bとの間で屈曲する第1屈曲部65aを有し、第2縦面部と下面部とで第2屈曲部65bが形成されており、第1屈曲部65aの曲率半径をR1、第2屈曲部65bの曲率半径をR2としたとき、R2<R1を満たす構成とした。【選択図】図2

Description

この発明は、フロントウインドウ部材を支持するカウルパネルと、エンジンルームと車室とを仕切り、カウルパネルの下部に取り付けられるダッシュパネルと、を備えた車両の前部車体構造に関する。
従来より、車両の前部車体構造としては、特許文献1に例示されるフロントウインドウ支持構造のように、歩行者保護性能と、フロントウインドウ部材の振動に起因するこもり音を抑制する性能、いわゆるNVH(Noise Vibration Harshness)性能とを両立させるべく、カウルアウタパネルに接着剤を介してフロントウインドガラスを支持させた構造が知られている。
特許文献1に開示のフロントウインドウ支持構造は、カウルパネルの後側に、該カウルパネルの上下両端部を上下方向に接続する帯状のステーが設けられた構造であり、該帯状のステーを設けることで、フロントウインドウ部材の振れ防止を図り、NVH性能の向上と、上方からの衝撃荷重入力に対する荷重吸収性能の向上と、の両立を図ることができるとされている。
前記帯状のステーと同様に、カウルパネルを補強する補強部材を備えた構造が特許文献2,3において提案されている。
特許文献2,3には、フロントウインドウ部材との接合部よりも車両前方に膨出する膨出部と、該膨出部から下方に延びる縦壁部と、該縦壁部の下端から車両前方に延びる下面部とを有するカウルパネル、換言すると、膨出部における前方へ最も膨出した部分、膨出部と縦壁部との境界部分、及び、縦壁部と下面部との境界部分の合計3箇所に屈曲部分を有するカウルパネルが開示されるとともに、このカウルパネルを車両後方側に接合した補強部材によって補強する構造が開示されている。
ところで、近年の車両デザインの多様化に伴い、ダッシュパネルに対してフロントピラー(Aピラー)を後方に下げるなどした構造、つまり、カウルパネルとダッシュパネルが前後に離れた構造について検討されている。
しかしながら、特許文献1〜3に開示のように、カウルパネルの後側に帯状のステーや補強部材を備えた構造において、上述したように、カウルパネルとダッシュパネルが前後に離れた構造とした場合、NVH性能と歩行者保護性能とを十分に両立させることができなかった。
特許第5577934号公報 特開2014−121944号公報 特開2014−121945号公報
そこでこの発明は、ダッシュパネルが、車両前方に取り付けられるカウルパネル構造において、歩行者保護性能を確保しつつ、NVH性能(ウインドウ振動に起因する振動抑制)を向上させることを目的とする。
この発明は、フロントウインドウ部材を支持するカウルパネルと、エンジンルームと車室とを仕切り、前記カウルパネルの下部に取り付けられるダッシュパネルと、を備えた車両の前部車体構造であって、前記カウルパネルは、車幅方向に垂直な断面視で前記フロントウインドウ部材が接合される上面部と、該上面部から下方に延びる縦面部と、該縦面部の下端から車両前方に延び、ダッシュパネルが取付けられる下面部とを有し、該下面部におけるダッシュパネルが取付けられる取付部位は、前記上面部におけるフロントウインドウ部材が接合される接合部位に対して車両前方に位置するように設けられ、前記縦面部は、前記フロントウインドウ部材側の第1縦面部と、前記下面部側の第2縦面部と、前記第1縦面部と前記第2縦面部とで形成される車両前方に屈曲する第1屈曲部を有し、前記第2縦面部と前記下面部とで第2屈曲部が形成されており、前記第1屈曲部の曲率半径をR1、前記第2屈曲部の曲率半径をR2、としたとき、R2<R1を満たすことを特徴とする。
上記構成によれば、ダッシュパネルが、車両前方に取り付けられるカウルパネル構造において、歩行者保護性能を確保しつつ、NVH性能を向上させることが可能となる。
この発明の態様によれば、車両側面視で、前記第1屈曲部よりも車両前方に前記第2屈曲部が位置するものである。
上記構成によれば、車両側面視で、前記第1屈曲部よりも車両前方に前記第2屈曲部が位置するものであるため、第2屈曲部の振動緩和機能を高めることにより、NVH性能を更に向上させることができる。
またこの発明の態様によれば、フロントウインドウ部材の接合部位と第2屈曲部との高さ方向の距離をA、フロントウインドウ部材の接合部位と第1屈曲部との高さ方向の距離をB、としたとき、B/Aが0.3以下を満たすことを特徴とする。
上記構成によれば、フロントウインドウ部材の接合部位と第2屈曲部との高さ方向の距離Aに対するフロントウインドウ部材の接合部位と第1屈曲部との高さ方向の距離Bの比率B/Aが0.3以下を満たすものであるため、第2屈曲部の振動緩和機能を高めることにより、NVH性能を更に向上させることができる。
またこの発明の態様によれば、車幅方向に垂直な断面視で、カウルパネルを2以上の分割パネルで構成し、該分割パネルの分割部を前記第2屈曲部に配置、または前記下面部における前記第2屈曲部の近傍に配置し、前記分割部よりも前記ダッシュパネル側のパネルの厚さを前記分割部より前記フロントウインドウ部材側のパネルの厚さより厚くしたものである。
上記構成によれば、前記分割部よりも前記ダッシュパネル側のパネルの厚さを前記分割部より前記フロントウインドウ部材側のパネルの厚さより厚くしたため、ダッシュパネル側のパネルでNVH性能を、フロントウインドウ部材側のパネルで歩行者保護性能を、それぞれ発揮させることができ、また、1つのパネルで一定板厚とする場合と比較して全体として軽量化することが可能となる。
この発明によれば、ダッシュパネルが、車両前方に取り付けられるカウルパネル構造において、歩行者保護性能を確保しつつ、NVH性能(ウインドウ振動に起因する振動抑制)を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る前部車体構造を備えた車両の平面図。 図1のX−X線矢視断面図。 図3は図2中の領域Z1,Z2の拡大図。 本実施形態に係るカウルパネルを車両前方かつ上方から見た斜視図。 車両の前部車体構造の他の実施例を示す断面図。 車両の前部車体構造のさらに他の実施例を示す断面図。 車両の前部車体構造のさらに他の実施例を示す断面図。 本発明の各実施例品と比較例品とのNVH性能の差異を示す特性図。 本発明の実施例品と比較例品との歩行者性能の差異を示す特性図。 本発明のカウルパネルの他の実施例を示す断面図。 本発明のカウルパネルのさらに他の実施例を示す一部拡大断面図。 車両の前部車体構造の比較例を示す断面図。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は本発明の車両の前部車体構造を示し、図1は本発明の実施例1に係る前部車体構造を備えた車両の平面図を示し、図2は図1のX−X線矢視断面図を示し、図3(a)は図2中の領域Z1の拡大図を示し、図3(b)は図2中の領域Z2の拡大図を示す。図4はカウルパネルを車両前方かつ上方から見た斜視図を示し、図5は車両の前部車体構造の実施例2を示す図1のX−X線矢視断面図を示し、図6は車両の前部車体構造のさらに実施例3を示す図1のX−X線矢視断面図を示し、図7は車両の前部車体構造の実施例4を示す図1のX−X線矢視断面図を示し、図8は本発明の実施例1〜4のものと比較例のものとのNVH性能の差異を示す特性図を示し、図9は実施例1のものと比較例のものとの歩行者性能の差異を示す特性図を示し、図10は本発明のカウルパネルの他の実施例の断面図であるとともに一部の領域Z3を拡大して示した断面図を示し、図11(a)は本発明のカウルパネルの他の実施例を示す図10中の領域Z3に対応する断面図を示し、図11(b)は本発明のカウルパネルのさらに他の実施例を示す図10中の領域Z3に対応する断面図を示す。なお、図12は車両の前部車体構造の比較例を示す断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
実施例1に係る車両1は、その前部において、図1、及び図2に示すように、エンジンルーム2を覆うボンネット3と、エンジンルーム2と車室4とを仕切るダッシュパネル5と、該ダッシュパネル5の上方に配設されるカウルパネル6と、該カウルパネル6の前端から車両前方に延びるカウルフロントパネル7とを備えている。なお、図中、矢印Fは車両前方を示す。
ボンネット3は、図2に示すように、外表面を構成するアウタパネル31と、エンジンルーム2側の面を構成するインナパネル32とを接合することによって構成されている。また、ボンネット3は、その車幅方向両端の後端部が図示しないヒンジを介して車体に連結されており、このヒンジにより、後端部を中心に開閉自在に支持されている。
ダッシュパネル5は、車幅方向の略全幅に亘って延びることで、上述したように、エンジンルーム2と車室4とを仕切るとともに、カウルパネル6を下方から支持している。
カウルパネル6は、車幅方向に延び、その略全幅に亘ってフロントウインドウ部材9の下端を支持している。また、フロントウインドウ部材9の車幅方向両側の側縁部には、図1に示すように車両後方かつ上方に延びるフロントピラー10,10(Aピラー10,10)が設けられており、カウルパネル6の車幅方向両端部の上方には、左右のフロントピラー10,10の下端部がそれぞれ位置している。
カウルパネル6は、図2〜図4に示すように、カウルパネル6の長手方向(車幅方向)に垂直な断面視で、フロントウインドウ部材9が接合される上面部61と、該上面部61から下方に延びる縦面部62と、該縦面部62の下端から車両前方に延び、ダッシュパネル5が取付けられる下面部63とを有しており、全体としてフロントウインドウ部材9を片持ち状に支持する形状としている。
カウルパネル6のうち、上面部61は、フロントウインドウ部材9の傾斜に略対応して車両後方かつ上方に傾斜する傾斜片61aと該傾斜片61aの下端からフロントウインドウ部材9と離間する側に折り曲げた折曲片61bを有している(図2、図4参照)。そして、図2に示すように、この傾斜面61aでは、接着剤11(ウインドラバー)によりフロントウインドウ部材9の下部下面が接合されている。これにより、フロントウインドウ部材9は、カウルパネル6の上面部61に支持されている。
図2、及び図4に示すように、縦面部62は、上記断面視において、フロントウインドウ部材9側の第1縦面部64aと、下面部63側の第2縦面部64bと、第1縦面部64aと第2縦面部64bとで形成される車両前方に屈曲する第1屈曲部65aを有している。また、カウルパネル6には、第2縦面部64bと下面部63とで第2屈曲部65bが形成されている。
第1縦面部64a、及び第2縦面部64bは、いずれも前低後高状に傾斜して直線状に延びており、第1縦面部64aは、略上下方向に延びる第2縦面部64bよりも緩やかな勾配で傾斜して延びている。
図2〜図4に示すように、第1屈曲部65aは、第1縦面部64aと第2縦面部64bとを繋ぐ円弧形状で形成するとともに、第2屈曲部65bは、第2縦面部64bと下面部63とを繋ぐ円弧形状で形成している。そして、図2、及び図3(a)、(b)に示すように、実施例1においては、前記第1屈曲部65aの曲率半径をR1、前記第2屈曲部65bの曲率半径をR2、としたとき、R2<R1を満たすように第1屈曲部65aの曲率半径R1は、第2屈曲部65bの曲率半径R2の略4倍に設定している。
また、図2、及び図3(a)に示すように、直線状の第1縦面部64aから直線状に延びる仮想延長ラインL64aと、直線状の第2縦面部64bから直線状に延びる仮想延長ラインL64bとが交差する交点を、車両前方(上方)側に突状に屈曲する第1屈曲点P65aと設定するとともに、図2、及び図3(b)に示すように、直線状の第2縦面部64bから直線状に延びる仮想延長ラインL64bと、直線状の下面部63から直線状に延びる仮想延長ラインL63とが交差する交点を、車両後方(下方)側に突状に屈曲する第2屈曲点P65bと設定する。
このとき、図2に示すように、実施例1においては、第1屈曲点P65a、及び第2屈曲点P65bの車両前後方向位置は、車両側面視で上面部61におけるフロントウインドウ部材9が接合される接合部位9S(以下、「フロントウインドウ接合部位9S」という。)と同じか前側に位置させてNVH性能を確保するように形成するとともに、車両側面視で、第1屈曲点P65aよりも車両前方に第2屈曲点P65bが位置するように形成している。
なお、第1屈曲点P65a、及び第2屈曲点P65bは、カウルパネル6の下面部63におけるダッシュパネル5が取付けられる取付部位5S(以下、「ダッシュパネル取付部位5S」という。)よりも少なくとも後側に位置している。
また、図2に示すように、実施例1においては、フロントウインドウ接合部位9Sと第2屈曲点P65bとの高さ方向の距離をA、フロントウインドウ接合部位9Sと第1屈曲点P65aとの高さ方向の距離をB、としたとき、B/Aが0.36となるように設定している。
また、カウルパネル6の上面部61、及び縦面部62は、図4に示すように、フロントウインドウ部材9の下端の形状に略対応して、車両平面視で中央部ほど車両前方に膨出している。
一方、下面部63は、その前端が、図2、及び図4に示すように、車両平面視で、少なくとも車幅方向の中央部付近に直線状部を有し、この直線状部では、前端が車幅方向に略直線状に延びている。
下面部63では、その下側において、図2に示すように、ダッシュパネル5の上端フランジ部5aがカウルパネル6の下面に下側から取り付けられている。これにより、カウルパネル6は、ダッシュパネル5によって下方から支持されている。そして、このカウルパネル6の下面部63におけるダッシュパネル取付部位5Sは、フロントウインドウ接合部位9Sに対して従来の車両前部構造と比較して車両前方の位置に設定されている。
詳しくは、図2に示すように、フロントウインドウ接合部位9Sと第2屈曲点P65bとの高さ方向の距離をA、ダッシュパネル取付部位5Sと第2屈曲点P65bとの前後方向の距離をC、としたとき、A<Cを満たすようにカウルパネル6の下面部63にダッシュパネル5の上端フランジ部5aを取り付けている。
これにより、実施例1の車両1の前部構造は、従来の車両の前部構造と比較して、ダッシュパネル5に対してフロントピラー10を後方に下げるなどしたデザイン、つまり、カウルパネル6とダッシュパネル5が前後に離れたデザインとしている。
また、実施例1のカウルパネル6は、車幅方向に垂直な断面視で、下面部63の前端から上面部61の後端に至る長さ方向全体を連続する1枚のパネルで形成するとともに、車幅方向に垂直な断面において略同じ板厚で形成している(図2、図4参照)。
カウルフロントパネル7は、図2に示すように、カウルパネル6の前方において、上記断面視で該カウルパネル6の下面部63と略同じ高さで車両前方に延びる下面部71を有している。
カウルフロントパネル7の下面部71の後端と、カウルパネル6の下面部63の前端とは、互いに接合されており、これらカウルパネル6とカウルフロントパネル7とにより、車幅方向に亘って上部が開口したカウルボックスが形成されている。
以上詳述したように実施例1の車両1の前部車体構造は、フロントウインドウ部材9を支持するカウルパネル6と、エンジンルーム2と車室4とを仕切り、カウルパネル6の下部に取り付けられダッシュパネル5と、を備えた車両の前部車体構造であって、カウルパネル6は、車幅方向に垂直な断面視でフロントウインドウ部材9が接合される上面部61と、上面部61から下方に延びる縦面部62と、縦面部62の下端から車両前方に延び、ダッシュパネル5が取付けられる下面部63とを有し、ダッシュパネル取付部位5Sは、フロントウインドウ接合部位9Sに対して車両前方に位置するように設けられ、縦面部62は、フロントウインドウ部材9側の第1縦面部64aと、下面部63側の第2縦面部64bと、第1縦面部64aと第2縦面部64bとで形成される車両前方に屈曲する第1屈曲部65aを有し、第2縦面部64bと下面部63とで第2屈曲部65bが形成されており、第1屈曲部65aの曲率半径をR1、第2屈曲部65bの曲率半径をR2、としたとき、R2<R1を満たすものである(図2、図3(a)、(b)、図4参照)。
上記構成によれば、ダッシュパネル5が、車両前方に取り付けられるカウルパネル構造において、歩行者保護性能を確保しつつ、NVH性能(ウインドウ振動に起因する振動抑制)を向上させることが可能となる。
詳述すると、第1屈曲部65aの曲率半径R1と第2屈曲部65bの曲率半径R2とが、R2<R1を満たすことにより、すなわち、第2屈曲部65bの曲率半径R2を第1屈曲部65aの曲率半径R1よりも小さく設定しておくことで、第2屈曲部65bの剛性を高めることができる。
これにより、第2屈曲部65bフロントウインドウ部材921の支持剛性を確保して片持ち形状のカウルパネル6全体の振動緩和機能(ダンパー機能)を高めることができ、NVH性能を確保すべく構成することができる。
特に、この発明の実施例1の態様によれば、車両側面視で、第1屈曲部65aよりも車両前方に第2屈曲部65bが位置するものであるため(図2参照)、第2屈曲部65bの振動緩和機能を高めることにより、NVH性能を更に向上させることができる。
さらに、第1屈曲部65aの曲率半径R1と第2屈曲部65bの曲率半径R2とが、R2<R1を満たすことにより、衝突荷重の入力時には、その第1段階(変形初期)で第1屈曲部65aが変形してエネルギを吸収し、その後の第2段階(変形後期)で第2屈曲部65bが後方かつ下方に倒れてエネルギを吸収し、これにより、歩行者保護性能を確保すべく構成することができる。
加えて上記構成のカウルパネル6によれば、歩行者保護性能とNVH性能との他にレイアウト性についても両立することができる。
詳述すると、一般にカウルパネル6の前部には、図示省略するが例えば、ワイパ部品が搭載される等、その他にもカウルパネル6の周辺には、インストルメント・パネルや空調用のダクトなど、様々な車両部品が搭載される。このため上述したように、カウルパネル6の後側にステーや補強部材を備えた従来の車両前部構造とした場合には、レイアウト性が制限されるという課題が生じるおそれがあった。
これに対して上記構成のカウルパネル6によれば、カウルパネル6の後側に帯状のステーや補強部材を備えることなく歩行者保護性能とNVH性能とのバランスを確保できるため、カウルパネル6の周辺のスペースを確保し易くなり、レイアウト性も確保することができる。
以下では、他の実施例における車両1の前部車体構造に備えたカウルパネル6A,6B,6C,6D,6E,6Fについて説明する。
但し、以下で説明するカウルパネル6A,6B,6C,6D,6E,6Fは、実施例1のカウルパネル6との違いを中心に説明するが、上述した実施例1のカウルパネル6と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5は実施例2のカウルパネル6Aを備えた車両1の前部車体構造を示す断面図である。
実施例2のカウルパネル6Aにおいても、第1屈曲点P65a、及び第2屈曲点P65bの車両前後方向位置は、車両側面視でフロントウインドウ接合部位9Sと同じか前側に位置させているが、実施例1とは異なり、車両側面視で、第1屈曲点P65aよりも車両後方に第2屈曲点P65bが位置するように形成している。
すなわち、第2縦面部64bと下面部63とのなす角は鋭角状となり、第2縦面部64bは、下面部63に対して前高後低状に傾斜して配置される。
なお、第1屈曲部65aの曲率半径R1と第2屈曲部65bの曲率半径R2との関係は実施例1と同様に、第1屈曲部65aの曲率半径R1は第2屈曲部65bの曲率半径R2よりも大きく、例えば、略4倍に設定している。
また、実施例2においては、フロントウインドウ接合部位9Sと第2屈曲点P65bとの高さ方向の距離Aに対する、フロントウインドウ接合部位9Sと第1屈曲点P65aとの高さ方向の距離Bの比率B/Aについても実施例1と同様に0.36に設定している。
上述した実施例2の態様においても、第1屈曲部65aの曲率半径R1と第2屈曲部65bの曲率半径R2とが、R2<R1を満たすものであるため(図5参照)、実施例1と同様に、ダッシュパネル5が車両前方に取り付けられるカウルパネル構造において、歩行者保護性能を確保しつつ、NVH性能を向上させることが可能となる。
図6は実施例3のカウルパネル6Bを備えた車両1の前部車体構造を示す断面図である。
実施例3のカウルパネル6Bにおいては、フロントウインドウ接合部位9Sと第2屈曲点P65bとの高さ方向の距離Aに対する、フロントウインドウ接合部位9Sと第1屈曲点P65aとの高さ方向の距離Bの比率B/Aが0.3以下を満たすように、例えば、0.28に設定している。
これにより、実施例3は実施例1と比較して、第1屈曲点P65aの位置が高くなる(図2中の距離D参照)。
なお、第1屈曲部65aの曲率半径R1と第2屈曲部65bの曲率半径R2との関係は実施例1と同様に、第1屈曲部65aの曲率半径R1は第2屈曲部65bの曲率半径R2よりも大きく、例えば、略4倍に設定している。
また、実施例3のカウルパネル6Bにおいても、実施例1と同様に、第1屈曲点P65a、及び第2屈曲点P65bの車両前後方向位置は、車両側面視でフロントウインドウ接合部位9Sよりも前側に位置するとともに、車両側面視で、第1屈曲点P65aよりも車両前方に第2屈曲点P65bが位置するように形成している。
すなわち、第2縦面部64bと下面部63とのなす角は鈍角状となり、第2縦面部64bは、下面部63に対して前低後高状に傾斜して配置される。
本発明の実施例3の態様によれば、フロントウインドウ接合部位9Sと第2屈曲部65bとの高さ方向の距離Aに対するフロントウインドウ接合部位9Sと第1屈曲部65aとの高さ方向の距離Bの比率B/Aが0.3以下を満たすものであるため(図6参照)、第2屈曲部65bの振動緩和機能を高めることにより、NVH性能を更に向上させることができる。
なお、実施例3のカウルパネル6Bにおいても、実施例1と同様に第1屈曲部65aの曲率半径R1と第2屈曲部65bの曲率半径R2とが、R2<R1を満たす態様としたため(図6参照)、実施例1と同様に、ダッシュパネル5が、車両前方に取り付けられるカウルパネル構造において、歩行者保護性能を確保しつつ、NVH性能(ウインドウ振動に起因する振動抑制)を向上させることが可能となる。
さらに、この発明の実施例3の態様によれば、実施例1と同様に車両側面視で、第1屈曲部65aよりも車両前方に第2屈曲部65bが位置する態様としたため(図6参照)、第2屈曲部65bの振動緩和機能を高めることにより、NVH性能を更に向上させることができる。
図7は実施例4のカウルパネル6Cを備えた車両1の前部車体構造を示す断面図である。
第1屈曲部65aの曲率半径R1と第2屈曲部65bの曲率半径R2との関係は実施例1と同様に、第1屈曲部65aの曲率半径R1は第2屈曲部65bの曲率半径R2よりも大きく、例えば、略4倍に設定している。
また、実施例4のカウルパネル6Cにおいては、実施例3と同様にフロントウインドウ接合部位9Sと第2屈曲点P65bとの高さ方向の距離Aに対する、フロントウインドウ接合部位9Sと第1屈曲点P65aとの高さ方向の距離Bの比率B/Aが0.3以下を満たすように、例えば、0.28に設定している。
これにより、実施例4は実施例1と比較して、第1屈曲点P65aの位置が高くなる。
なお、実施例4のカウルパネル6Cにおいても、第1屈曲点P65a、及び第2屈曲点P65bの車両前後方向位置は、車両側面視でフロントウインドウ接合部位9Sと同じか前側に位置させているが、実施例1とは異なり、車両側面視で、第1屈曲点P65aよりも車両後方に第2屈曲点P65bが位置するように形成している。
すなわち、実施例2と同様に第2縦面部64bと下面部63とのなす角は鋭角状となり、第1縦面部64aは、下面部63に対して前高後低状に傾斜して配置される。
この発明の実施例4の態様によれば、実施例1と同様に第1屈曲部65aの曲率半径R1と第2屈曲部65bの曲率半径R2とが、R2<R1を満たす態様としたため(図7参照)、実施例1と同様に、ダッシュパネル5が、車両前方に取り付けられるカウルパネル構造において、歩行者保護性能を確保しつつ、NVH性能(ウインドウ振動に起因する振動抑制)を向上させることが可能となる。
さらに、本発明の実施例4の態様によれば、実施例3と同様にフロントウインドウ接合部位9Sと第2屈曲部65bとの高さ方向の距離Aに対して、フロントウインドウ接合部位9Sと第1屈曲部65aとの高さ方向の距離Bの比率B/Aが0.3以下を満たす態様としたため(図7参照)、第2屈曲部65bの振動緩和機能を高めることにより、NVH性能を更に向上させることができる。
[NVH性能評価試験]
図8は、比較例品のものと、実施例1〜4のものと、比較例のものと、に対してフロントウインドウ部材9の振動レベルの低減効果を解析評価した特性図である。
比較例のものは図12に示すようなカウルパネル600であり、詳しくは、第1屈曲部65aの曲率半径R1と第2屈曲部65bの曲率半径R2とがR2<R1の関係を満たさず、第2屈曲部65bの曲率半径R2は、第1屈曲部65aの曲率半径R1よりも大きな値に設定している。
ちなみに比較例品のものは、フロントウインドウ接合部位9Sと第2屈曲部65bとの高さ方向の距離Aに対してフロントウインドウ接合部位9Sと第1屈曲部65aとの高さ方向の距離Bの比率B/Aが0.3以上の0.36に設定するとともに、車両側面視で、第1屈曲部65aよりも車両前方に第2屈曲部65bが位置する設定としている。
NVH性能評価試験の評価方法としては、加振位置としてのフロントサスペンション取付部を加振し、フロントウインドウ部材9の振動レベルを評価した。図8中において、フロントウインドウ部材9の振動レベルが低い方が、NVH性能が優れていることを示している。
NVH性能評価試験結果を図8に示す特性図を基に説明すると、実施例1〜4、及び比較例のいずれのものも必要とされる所望のNVH性能を満たすものであったが、第1屈曲部65aと第2屈曲部65bとのそれぞれの曲率半径がR2>R1の関係を満たす実施例1〜4のものが、この関係を満たさない比較例のものと比較して振動レベルがより低くなりNVH性能が優れていることが判明した。
さらに、実施例1〜4の中でも車両側面視で、第1屈曲部65aよりも車両前方に第2屈曲部65bが位置するように設定した実施例1,3のものは、これを満たさない実施例2のものよりも振動レベルが低くなりNVH性能が優れていることが判明した。
実施例1〜4の中でもフロントウインドウ接合部位9Sと第2屈曲部65bとの高さ方向の距離Aに対してフロントウインドウ接合部位9Sと第1屈曲部65aとの高さ方向の距離Bの比率B/Aが0.3以下を満たす設定とした実施例3,4のものは、これを満たさない実施例1,2のものよりも振動レベルが低くなりNVH性能が優れていることが判明した。
[歩行者保護性能評価試験]
図9は、比較例のものと実施例1のものと、に対して歩行者保護性能を示す頭部傷害値の低減効果を解析評価した特性図である。
比較例品のものは上述した図12に示すようなカウルパネル600である。
なお、図9は頭部傷害値が低い方が、歩行者保護性能が優れていることを示している。
歩行者保護性能評価試験結果を図9に示す特性図を基に説明すると、実施例1及び比較例のいずれのものも必要とされる所望の歩行者保護性能を満たすものであったが、第1屈曲部65aと第2屈曲部65bとのそれぞれの曲率半径がR2>R1の関係を満たす実施例のものが、この関係を満たさない比較例のものと比較して頭部傷害値がより低くなり歩行者保護性能が優れていることが判明した。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
請求項2、及び3に記載の第1屈曲部は、実施例の第1屈曲点P65aに対応し、
請求項2、及び3に記載の第2屈曲部は、第2屈曲点P65bに対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、図10に示すように、他の実施例のカウルパネル6Dとして、車幅方向に垂直な断面視で、カウルパネル6Dを板厚が異なる2枚の分割パネル161,162で構成し、これら分割パネル161,162の分割部160を下面部63における第2屈曲部65bの近傍に配置し、分割した一方のパネル161の厚さ(tl)を他方のパネル162の厚さ(ts)より厚くした構成とすることができる(図3中の領域Z3の拡大図参照)。
上記一方のパネル161は、分割部160よりもダッシュパネル5側のパネルであり、下面部63の略全体を備えたパネルである。上記他方のパネル162は、分割部160よりフロントウインドウ部材9側のパネルであり、上面部61、縦面部62、及び第2屈曲部65bを備えたパネルである。本実施例においては、一方の分割パネル161は他方の分割パネル162の例えば、1.4倍の板厚で形成している。
図3中の領域Z3の拡大図に示すように、2枚の分割パネル161,162はそれぞれ樹脂成形により形成し、それぞれの分割パネル161,162の分割部160には、略直角に下方へ折り曲げた折曲げフランジ部161a,162aを形成し、互いの折曲げフランジ部161a,162a同士を重ね合わせた状態で溶接により接合することでカウルパネル6Dを形成している。
上記構成によれば、車幅方向に垂直な断面視で、カウルパネル6Dを2以上の分割パネル161,162で構成し、該分割パネル161,162の分割部160を下面部63における第2屈曲部65bの近傍に配置し、分割部160よりもダッシュパネル5側のパネルの厚さ(tl)を分割部160よりフロントウインドウ部材9側のパネルの厚さ(ts)より厚くしたものである(図10参照)。
上記構成により、板厚が厚い一方のパネル161でNVH性能を、板厚が薄い他方のパネル162で歩行者保護性能を、それぞれ発揮させることができる。
さらに、カウルパネルを厚い一定厚の一枚のパネルで形成した場合と比較して全体として軽量化することができる。また、複数の屈曲部を有した形状のカウルパネルを薄い一定厚の一枚のパネルで形成した場合のように成形時の歩留りが低下することなく、優れた歩留りで成形することができる。
加えて、本実施例のように、分割パネル161,162の分割部160を、下面部63における第2屈曲部65bの近傍に配置することで、第2屈曲部65bに配置した場合と比較して第2屈曲部65bの近傍においても板厚の薄い他方の分割パネル162の一部として形成できるため、優れた歩行者保護性能を有したカウルパネル6Dとすることができる。
また、第1屈曲部65aに分割部160を設けない構成とすることで、衝突荷重の入力時には、第1屈曲部65aの確実な変形を確保してエネルギをしっかりと吸収させることで優れた歩行者保護性能を確保することができる。
なお、さらに他の実施例のカウルパネル6Eとして、図11(a)に示すように、分割パネル161,162の分割部160は、下面部63における第2屈曲部65bの近傍に配置するに限らず、第2屈曲部65bに配置してもよい。
このように分割パネル161,162の分割部160を第2屈曲部65b、或いは第2屈曲部65bの側(後方側)に配置することで、下面部63における第2屈曲部65bの近傍に配置した場合と比較して第2屈曲部65bの近傍においては板厚の厚い一方の分割パネル161の一部として形成できるため、優れたNVH性能を有したカウルパネル6Eとすることができる。
また、2枚の分割パネル161,162を分割部160において接合する際には、折曲げフランジ部161a,162a同士を重ね合わせて溶接等により接合したが、このような構成に限らず、さらに他の実施例のカウルパネル6Fとして、例えば、図11(b)に示すように、2枚の分割パネル161,162を分割部160において折曲げフランジ部161a,162aを形成せずに、折り曲げていない端面161c,162d同士を重ね合わせて溶接等により接合してもよい。
なお、図10、及び図11(a)、(b)は、実施例1のカウルパネル6を分割構造としたカウルパネル6D,6E,6Fを一例として図示したが、実施例1に限らず、実施例2〜4のいずれのカウルパネル6A,6B,6C、或いは他のカウルパネルを分割構造としてもよい。
以上説明したように、本発明は、例えば、フロントウインドウ部材を支持するカウルパネルと、エンジンルームと車室とを仕切り、カウルパネルの下部に取り付けられるダッシュパネルと、を備えた車両の前部車体構造について有用である。
1…車両
2…エンジンルーム
4…車室
5…ダッシュパネル
6,6A,6B,6C,6D,6E,6F…カウルパネル
9…フロントウインドウ部材
61…上面部
62…縦面部
63…下面部
64a…第1縦面部
64b…第2縦面部
65a…第1屈曲部
65b…第2屈曲部
P65a…第1屈曲点
P65b…第2屈曲点
160…分割部
161,162…分割パネル
5S…カウルパネルの下面部におけるダッシュパネルが取付けられる取付部位
9S…上面部におけるフロントウインドウ部材が接合される接合部位
R1…第1屈曲部の曲率半径
R2…第2屈曲部の曲率半径
A…フロントウインドウ部材の接合部位と第2屈曲部との高さ方向の距離
B…フロントウインドウ部材の接合部位と第1屈曲部との高さ方向の距離
tl…分割部よりもダッシュパネル側のパネルの厚さ
ts…分割部よりフロントウインドウ部材側のパネルの厚さ

Claims (4)

  1. フロントウインドウ部材を支持するカウルパネルと、
    エンジンルームと車室とを仕切り、前記カウルパネルの下部に取り付けられるダッシュパネルと、
    を備えた車両の前部車体構造であって、
    前記カウルパネルは、車幅方向に垂直な断面視で前記フロントウインドウ部材が接合される上面部と、
    前記上面部から下方に延びる縦面部と、
    前記縦面部の下端から車両前方に延び、ダッシュパネルが取付けられる下面部とを有し、
    前記下面部におけるダッシュパネルが取付けられる取付部位は、前記上面部におけるフロントウインドウ部材が接合される接合部位に対して車両前方に位置するように設けられ、
    前記縦面部は、前記フロントウインドウ部材側の第1縦面部と、前記下面部側の第2縦面部と、前記第1縦面部と前記第2縦面部とで形成される車両前方に屈曲する第1屈曲部を有し、
    前記第2縦面部と前記下面部とで第2屈曲部が形成されており、
    前記第1屈曲部の曲率半径をR1、前記第2屈曲部の曲率半径をR2、としたとき、
    R2<R1を満たすことを特徴とする
    車両の前部車体構造。
  2. 車両側面視で、前記第1屈曲部よりも車両前方に前記第2屈曲部が位置する
    請求項1に記載の車両の前部車体構造。
  3. フロントウインドウ部材の接合部位と第2屈曲部との高さ方向の距離をA、フロントウインドウ部材の接合部位と第1屈曲部との高さ方向の距離をB、としたとき、
    B/Aが0.3以下を満たすことを特徴とする
    請求項1、又は2に記載の車両の前部車体構造。
  4. 車幅方向に垂直な断面視で、カウルパネルを2以上の分割パネルで構成し、該分割パネルの分割部を前記第2屈曲部に配置、または前記下面部における前記第2屈曲部の近傍に配置し、
    前記分割部よりも前記ダッシュパネル側のパネルの厚さを前記分割部より前記フロントウインドウ部材側のパネルの厚さより厚くした
    請求項1乃至3のうちいずれかに記載の前部車体構造。
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