JP2016107899A - 車両の前部車体構造 - Google Patents
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Abstract
Description
図面は本発明の車両の前部車体構造を示し、図1は本発明の実施例1に係る前部車体構造を備えた車両の平面図を示し、図2は図1のX−X線矢視断面図を示し、図3(a)は図2中の領域Z1の拡大図を示し、図3(b)は図2中の領域Z2の拡大図を示す。図4はカウルパネルを車両前方かつ上方から見た斜視図を示し、図5は車両の前部車体構造の実施例2を示す図1のX−X線矢視断面図を示し、図6は車両の前部車体構造のさらに実施例3を示す図1のX−X線矢視断面図を示し、図7は車両の前部車体構造の実施例4を示す図1のX−X線矢視断面図を示し、図8は本発明の実施例1〜4のものと比較例のものとのNVH性能の差異を示す特性図を示し、図9は実施例1のものと比較例のものとの歩行者性能の差異を示す特性図を示し、図10は本発明のカウルパネルの他の実施例の断面図であるとともに一部の領域Z3を拡大して示した断面図を示し、図11(a)は本発明のカウルパネルの他の実施例を示す図10中の領域Z3に対応する断面図を示し、図11(b)は本発明のカウルパネルのさらに他の実施例を示す図10中の領域Z3に対応する断面図を示す。なお、図12は車両の前部車体構造の比較例を示す断面図である。
実施例1に係る車両1は、その前部において、図1、及び図2に示すように、エンジンルーム2を覆うボンネット3と、エンジンルーム2と車室4とを仕切るダッシュパネル5と、該ダッシュパネル5の上方に配設されるカウルパネル6と、該カウルパネル6の前端から車両前方に延びるカウルフロントパネル7とを備えている。なお、図中、矢印Fは車両前方を示す。
詳述すると、一般にカウルパネル6の前部には、図示省略するが例えば、ワイパ部品が搭載される等、その他にもカウルパネル6の周辺には、インストルメント・パネルや空調用のダクトなど、様々な車両部品が搭載される。このため上述したように、カウルパネル6の後側にステーや補強部材を備えた従来の車両前部構造とした場合には、レイアウト性が制限されるという課題が生じるおそれがあった。
但し、以下で説明するカウルパネル6A,6B,6C,6D,6E,6Fは、実施例1のカウルパネル6との違いを中心に説明するが、上述した実施例1のカウルパネル6と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
実施例2のカウルパネル6Aにおいても、第1屈曲点P65a、及び第2屈曲点P65bの車両前後方向位置は、車両側面視でフロントウインドウ接合部位9Sと同じか前側に位置させているが、実施例1とは異なり、車両側面視で、第1屈曲点P65aよりも車両後方に第2屈曲点P65bが位置するように形成している。
すなわち、第2縦面部64bと下面部63とのなす角は鋭角状となり、第2縦面部64bは、下面部63に対して前高後低状に傾斜して配置される。
実施例3のカウルパネル6Bにおいては、フロントウインドウ接合部位9Sと第2屈曲点P65bとの高さ方向の距離Aに対する、フロントウインドウ接合部位9Sと第1屈曲点P65aとの高さ方向の距離Bの比率B/Aが0.3以下を満たすように、例えば、0.28に設定している。
これにより、実施例3は実施例1と比較して、第1屈曲点P65aの位置が高くなる(図2中の距離D参照)。
すなわち、第2縦面部64bと下面部63とのなす角は鈍角状となり、第2縦面部64bは、下面部63に対して前低後高状に傾斜して配置される。
第1屈曲部65aの曲率半径R1と第2屈曲部65bの曲率半径R2との関係は実施例1と同様に、第1屈曲部65aの曲率半径R1は第2屈曲部65bの曲率半径R2よりも大きく、例えば、略4倍に設定している。
これにより、実施例4は実施例1と比較して、第1屈曲点P65aの位置が高くなる。
すなわち、実施例2と同様に第2縦面部64bと下面部63とのなす角は鋭角状となり、第1縦面部64aは、下面部63に対して前高後低状に傾斜して配置される。
[NVH性能評価試験]
図8は、比較例品のものと、実施例1〜4のものと、比較例のものと、に対してフロントウインドウ部材9の振動レベルの低減効果を解析評価した特性図である。
比較例のものは図12に示すようなカウルパネル600であり、詳しくは、第1屈曲部65aの曲率半径R1と第2屈曲部65bの曲率半径R2とがR2<R1の関係を満たさず、第2屈曲部65bの曲率半径R2は、第1屈曲部65aの曲率半径R1よりも大きな値に設定している。
[歩行者保護性能評価試験]
図9は、比較例のものと実施例1のものと、に対して歩行者保護性能を示す頭部傷害値の低減効果を解析評価した特性図である。
比較例品のものは上述した図12に示すようなカウルパネル600である。
なお、図9は頭部傷害値が低い方が、歩行者保護性能が優れていることを示している。
請求項2、及び3に記載の第1屈曲部は、実施例の第1屈曲点P65aに対応し、
請求項2、及び3に記載の第2屈曲部は、第2屈曲点P65bに対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
2…エンジンルーム
4…車室
5…ダッシュパネル
6,6A,6B,6C,6D,6E,6F…カウルパネル
9…フロントウインドウ部材
61…上面部
62…縦面部
63…下面部
64a…第1縦面部
64b…第2縦面部
65a…第1屈曲部
65b…第2屈曲部
P65a…第1屈曲点
P65b…第2屈曲点
160…分割部
161,162…分割パネル
5S…カウルパネルの下面部におけるダッシュパネルが取付けられる取付部位
9S…上面部におけるフロントウインドウ部材が接合される接合部位
R1…第1屈曲部の曲率半径
R2…第2屈曲部の曲率半径
A…フロントウインドウ部材の接合部位と第2屈曲部との高さ方向の距離
B…フロントウインドウ部材の接合部位と第1屈曲部との高さ方向の距離
tl…分割部よりもダッシュパネル側のパネルの厚さ
ts…分割部よりフロントウインドウ部材側のパネルの厚さ
Claims (4)
- フロントウインドウ部材を支持するカウルパネルと、
エンジンルームと車室とを仕切り、前記カウルパネルの下部に取り付けられるダッシュパネルと、
を備えた車両の前部車体構造であって、
前記カウルパネルは、車幅方向に垂直な断面視で前記フロントウインドウ部材が接合される上面部と、
前記上面部から下方に延びる縦面部と、
前記縦面部の下端から車両前方に延び、ダッシュパネルが取付けられる下面部とを有し、
前記下面部におけるダッシュパネルが取付けられる取付部位は、前記上面部におけるフロントウインドウ部材が接合される接合部位に対して車両前方に位置するように設けられ、
前記縦面部は、前記フロントウインドウ部材側の第1縦面部と、前記下面部側の第2縦面部と、前記第1縦面部と前記第2縦面部とで形成される車両前方に屈曲する第1屈曲部を有し、
前記第2縦面部と前記下面部とで第2屈曲部が形成されており、
前記第1屈曲部の曲率半径をR1、前記第2屈曲部の曲率半径をR2、としたとき、
R2<R1を満たすことを特徴とする
車両の前部車体構造。 - 車両側面視で、前記第1屈曲部よりも車両前方に前記第2屈曲部が位置する
請求項1に記載の車両の前部車体構造。 - フロントウインドウ部材の接合部位と第2屈曲部との高さ方向の距離をA、フロントウインドウ部材の接合部位と第1屈曲部との高さ方向の距離をB、としたとき、
B/Aが0.3以下を満たすことを特徴とする
請求項1、又は2に記載の車両の前部車体構造。 - 車幅方向に垂直な断面視で、カウルパネルを2以上の分割パネルで構成し、該分割パネルの分割部を前記第2屈曲部に配置、または前記下面部における前記第2屈曲部の近傍に配置し、
前記分割部よりも前記ダッシュパネル側のパネルの厚さを前記分割部より前記フロントウインドウ部材側のパネルの厚さより厚くした
請求項1乃至3のうちいずれかに記載の前部車体構造。
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JP2014248869A JP6172130B2 (ja) | 2014-12-09 | 2014-12-09 | 車両の前部車体構造 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0158358U (ja) * | 1987-10-08 | 1989-04-12 | ||
JPH0283171U (ja) * | 1988-12-19 | 1990-06-27 | ||
JPH08119145A (ja) * | 1994-10-26 | 1996-05-14 | Suzuki Motor Corp | カウルトップガーニッシュ取付構造 |
-
2014
- 2014-12-09 JP JP2014248869A patent/JP6172130B2/ja active Active
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JPH0283171U (ja) * | 1988-12-19 | 1990-06-27 | ||
JPH08119145A (ja) * | 1994-10-26 | 1996-05-14 | Suzuki Motor Corp | カウルトップガーニッシュ取付構造 |
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