JP2016107748A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料タンク内の燃料の劣化状態を正確に把握することにより、的確に運転モードを制御できるようにする。
【解決手段】エンジン1を起動状態とするエンジン起動モードと、電気モータ15の駆動力のみで走行する電動走行モードと、エンジン1への燃料の供給を遮断し且つ電気モータ15も駆動しない待機モードとを選択可能なハイブリッド車両の制御装置において、燃料タンク30内の燃料の貯留量を検知する貯留量検知手段31と、貯留量の変化により燃料の補給量を算出する燃料補給量算出手段21と、燃料の補給量が所定量以上の場合にその補給を1回とカウントする補給回数積算手段22と、カウントされた燃料の補給の時期及び燃料の補給量を記憶する燃料補給記憶手段23と、電動走行モード又は待機モードで前記カウントされた補給回数が予め決められた期間内に所定回数未満である場合にエンジン起動モードへ移行する制御を行う運転モード制御手段24とを備える構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンと電気モータをそれぞれ単独で駆動して走行することが可能なハイブリッド車両の制御装置に関する。
近年、駆動源としてエンジンと電気モータを備えたハイブリッド車両が普及しつつある。ハイブリッド車両は、運転状況に応じてエンジンを起動させず電気モータで車輪を回転させるなどの制御が可能であることから、石油燃料の消費を抑え、二酸化炭素の排出量を削減できるとされている。
さらに、近年では、車両と電源コンセントとを充電ケーブルで結ぶことにより、車両が備えるバッテリに容易に充電できるプラグインハイブリッドカーも普及しつつある。プラグインハイブリッドカーでは、電化製品と同様に家庭用電源からの充電も可能であり、バッテリの容量も大きいことから、従来のハイブリッドカーに比べて、1回の充電により電気モータのみで走行できる距離(以下、電気モータのみによる連続走行距離という)を長く確保できる。
ところで、ハイブリッド車両の電気モータのみによる連続走行距離が長くなるにつれ、燃料タンク内の燃料が長期間消費されない事態が生じ得る。燃料タンク内の燃料が長期に亘って消費されないことは、燃料タンク内の燃料の劣化につながる。
燃料タンク内の燃料が劣化すると、エンジンの始動性が低下したり、あるいは、燃料の燃焼状態の悪化、燃料タンクや燃料ポンプ等の部材の劣化を招くおそれがある。また、プラグインハイブリッドカーの普及により、今後は、エンジンが長期間起動されない事態はさらに増加すると考えられる。
そこで、特許文献1では、燃料タンクへの燃料補給について、補給の時期と補給量の履歴を記憶し、その履歴に基づいて燃料タンク内の燃料の劣化度合いを算出し、劣化度合いが所定以上となった場合に、強制的にエンジンを起動させて燃料を消費する運転モード(燃料消費モード)へ移行させる技術が開示されている。
特開2009−255680号公報
特許文献1の技術によれば、燃料タンク内の全燃料に対する補給後の経過時間が一定以上である燃料の比率、すなわち、劣化対象燃料の比率を、その都度算出している。このため、給油時に測定される燃料の補給量の誤差が大きいと、劣化度合いを正確に算出できないという問題がある。
例えば、液面の高さの検知により貯留されている燃料の量を測定する燃料タンクの場合、車両が傾斜していたり、液面が揺れて安定していないと、燃料の補給量を正確に測定することができない。また、少量ずつこまめに継ぎ足すような給油を繰り返している場合、各補給機会における補給量が少量であるため、トータルの補給量が正確に積算されにくい場合もある。少量の給油は液面の変化が微小であるため、補給量を正確に掴みにくいという傾向があるからである。
さらに、燃料タンク内の燃料の貯留量を検知する装置は、その検知できる範囲に上限がある。このため、燃料の貯留量がその上限を超えると、正確な貯留量、及び、その貯留量の変化を把握することができない。すなわち、いわゆる満タン給油の場合は、実際の燃料の補給量よりも小さい補給量が算出されてしまい、正確な補給量が把握できない場合が多い。
これらの場合、実際には、燃料タンク内の燃料の劣化度合いはそれほど大きくないにもかかわらず、補給量が少なくカウントされているため劣化対象燃料の比率が大きくなり、燃料消費モードに移行してしまう事態が想定される。したがって、燃料タンク内における劣化対象燃料の比率により運転モードを制御する手法では、燃料を無駄に消費している場面があると考えられる。
そこで、この発明の課題は、燃料タンク内の燃料の劣化状態を正確に把握することにより、的確に運転モードを制御できるハイブリッド車両の制御装置とすることである。
上記の課題を解決するために、この発明は、燃料タンクからエンジンへの燃料の供給によりエンジンを起動状態とするエンジン起動モードと、エンジンへの燃料の供給を遮断して電気モータの駆動力のみで走行する電動走行モードと、エンジンへの燃料の供給を遮断し且つ電気モータを駆動しない待機モードとを選択可能なハイブリッド車両の制御装置において、前記燃料タンク内の燃料の貯留量を検知する貯留量検知手段と、前記貯留量の変化により前記燃料タンクへの燃料の補給量を算出する燃料補給量算出手段と、前記燃料の補給量が所定量以上の場合にその補給を1回とカウントする補給回数積算手段と、前記カウントされた燃料の補給の時期及びその際の燃料の補給量を記憶する燃料補給記憶手段と、 電動走行モード又は待機モードで前記カウントされた補給回数が予め決められた期間内に所定回数未満である場合にエンジン起動モードへ移行する制御を行う運転モード制御手段とを備えるハイブリッド車両の制御装置を採用した。
このとき、前記貯留量検知手段による検知上限貯留量を跨ぐ燃料の補給があった際に、前記補給回数積算手段は、その燃料の補給量が前記所定量よりも小さい場合であっても、その燃料の補給量が前記所定量よりも小さい第二の所定量以上の場合はその補給を1回とカウントする構成を採用することができる。
また、前記燃料タンク内に圧力センサを備え、前記貯留量検知手段による検知上限貯留量を跨ぐ燃料の補給の有無は、前記貯留量検知手段により検知される貯留量が検知上限貯留量にあること、及び、前記圧力センサによる圧力又は圧力変化が所定圧力以上であることにより判断される構成を採用することができる。
これらの各構成において、さらに、前記運転モード制御手段は、電動走行モード又は待機モードで前記カウントされた補給回数が予め決められた期間内に所定回数未満であっても、少なくとも1回の補給における燃料の補給量が前記所定量よりも多い第三の所定量以上の場合は電動走行モード又は待機モードを維持する制御を行う構成を採用することができる。
この発明は、燃料タンク内への燃料の補給量が所定量以上の場合にその補給を1回とカウントし、電動走行モード又は待機モードの下で、カウントされた補給回数が予め決められた期間内に所定回数未満である場合にエンジン起動モードへ移行させ、所定回数以上である場合には電動走行モード又は待機モードを維持する制御を行うようにした。
すなわち、従来のように、燃料タンク内における劣化対象燃料の比率により運転モードを制御するのではなく、所定の条件を満たす給油が予め決められた期間内に所定回数行われたか否かをもって、燃料タンク内の燃料の劣化状態をより正確に把握するようにした。このため、無駄な燃料消費を解消し、的確に運転モードを制御できる。
この発明の一実施形態を示す装置の全体図である。 この発明の制御を示すグラフ図である。 この発明の制御を示すフローチャートである。
この発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。この実施形態は、駆動源としてエンジン1と電気モータ15を備えたハイブリッド車両の制御装置である。
ハイブリッド車両に搭載される主な装置の例を、図1に簡単に示す。ハイブリッド車両は、路面を走行可能な車輪を備えた車体に、走行用の駆動源としてエンジン1と電気モータ15とを備える。
また、車体には、エンジン1の回転により発電する発電機と、充電可能なバッテリ類、エンジン1に燃料を供給するための燃料タンク30、電気モータ15の回転を制御するためのインバータ、車両の制御装置全体を統括する電子制御ユニット(Electronic Control Unit)20、その他必要な機器が搭載されている。なお、図面では、この発明を構成する主要な機器のみを表示し、他は図示省略している。
この実施形態では、エンジン1として燃料噴射弁9を備えたガソリンエンジンを採用しているが、他の形式のガソリンエンジンや、ディーゼルエンジン等、燃料を燃焼させることにより駆動力を発生させる他のエンジンを採用してもよい。
図1に示すように、エンジン1は、シリンダ内にピストン3が収容され、燃焼室2には吸気通路4と排気通路6が接続されている。吸気通路4と排気通路6は、それぞれ、吸気バルブ5及び排気バルブ7の動作により、燃焼室2への開口部が開閉される。
吸気通路4には、その通路の開度を変化させて燃焼室2へ供給される吸入空気量を調整するスロットルバルブ11が設けられている。スロットルバルブ11の下流側にはサージタンク10が設けられている。吸気通路4の上流端側にはエアクリーナ12が、吸気通路4の下流端側には吸気通路4内に燃料を噴射する燃料噴射弁9が設けられている。また、エアクリーナ12には吸気通路4への吸入空気量を検知するエアフローセンサ14が、サージタンク10には吸気圧センサ13が設けられて、それらから得られた情報が電子制御ユニット20による制御に活用されている。
燃料タンク30は、通常は車体の後部等に設けられる。燃料タンク30内には燃料ポンプ32が設けられている。この燃料ポンプ32に、エンジン1への燃料供給通路を構成する燃料供給パイプ34が接続されている。燃料供給パイプ34は、デリバリパイプ36を介して燃料噴射弁9に接続されている。
また、燃料タンク30には、内部に燃料を補給する際に使用する給油口35と、燃料タンク30内の燃料の貯留量を検出する貯留量検知手段31、燃料タンク30内の気圧、及び気圧の変化を検出する圧力センサ33が設けられている。
この実施形態では、貯留量検知手段31として、燃料タンク30内の燃料に浮かぶフロートを備えた装置を採用している。フロートは、燃料の液面位置に応じて、燃料タンク30内を昇降し、その昇降方向の位置が電気信号に変換されることで、電子制御ユニット20は、燃料タンク30内の燃料の貯留量を検知することができるようになっている。
圧力センサ33は、燃料タンク30内の上部に設けられ、燃料タンク30内における燃料の液面上の空間の気圧を検知することができる。燃料の補給のため、給油口35を開放した際には空間内の気圧は大気圧となり、その後、燃料を補給するにつれて、空間内の気圧は高まっていく。
ところで、貯留量検知手段31には、貯留量を検知できる上限値である検知上限貯留量があり、燃料の液面がそれ以上になると常時満タン表示となり、貯留量の増加を検知できないようになっている。図1の符号Fは、検知上限貯留量に対応する液面を示す。ただし、圧力センサ33は、この検知上限貯留量を超えて燃料の補給があった場合には、すなわち、検知上限貯留量を跨ぐ燃料の補給があった場合には、燃料が検知上限貯留量に対応する上限圧力を超えた圧力を検知するので、その圧力又は圧力変化でもって、検知上限貯留量を跨ぐ燃料の補給があったことを認識できる。
エンジン1は、電子制御ユニット20が備える運転モード制御手段24の制御によって、燃料タンク30から燃焼室2への燃料の供給によりエンジン1を起動状態とするエンジン起動モードと、エンジン1への燃料の供給を遮断して電気モータ15の駆動力のみで走行する電動走行モードと、エンジン1への燃料の供給を遮断し且つ電気モータ15も駆動しない待機モードの各運転モードを選択的に制御できるようになっている。なお、エンジン1と電気モータ15の両方の駆動力が駆動輪に伝達できる構造の車両である場合、その両方の駆動力による走行モードは、エンジン1を起動しているのでエンジン起動モードの一つと規定する。
例えば、電動走行モード時には、バッテリに蓄えられた電気がインバータで変換されて電気モータ15を回転させることで駆動輪を回転させて走行する。このとき、動力伝達経路の途中に設けたクラッチを切ることにより、エンジン1は駆動輪から切り離されており、エンジン1から駆動輪には駆動力を伝達していない。
エンジン起動モード時は、燃焼室2に燃料が供給されてエンジンが起動している状態である。アイドリング状態では、動力伝達経路の途中に設けたクラッチは切られている。エンジン1の駆動力により走行する際には、クラッチを繋げることによりエンジン1の駆動力で駆動輪を回転させ走行する。このとき、発電機でバッテリの充電を行いながら走行する。
エンジン起動モードでは、エンジン1の状態や車両の走行条件等に応じて、燃焼室2に供給する最適な燃料の量、噴射のタイミングが決定され、その決定に応じて、燃料噴射弁9の噴射時間や噴射のタイミングが制御される。必要な燃料を供給するための燃料ポンプ32の制御は、電子制御ユニット20が備える燃料ポンプ制御手段25が行う。
なお、燃料噴射弁9は、エンジン1が起動していないときには、燃料が燃焼室2内に流入しないようになっている。その際、燃料供給パイプ34やデリバリパイプ36内の圧力が高まると、燃料の一部を、燃料供給パイプ34とは別のルートで燃料タンク30に戻すことができるようになっている。
また、電子制御ユニット20は、給油時における燃料タンク30内の燃料の貯留量の変化により、燃料タンク30への燃料の補給量を算出する燃料補給量算出手段21と、燃料の補給量が所定量以上の場合にその補給を1回とカウントする補給回数積算手段22と、そのカウントされた燃料の補給の時期及びその際の燃料の補給量を記憶する燃料補給記憶手段23とを備える。
以下、図2のグラフ図、及び、図3のフローチャートに基づいて制御方法を説明すると、まず、図3に示すステップS1で車両を起動させる。エンジン起動モード、電動走行モード、待機モードの各運転モードが選択され、車両は運転者の操作に基づいて適宜走行する。運転中において、ステップS2では、燃料の補給(給油)が成されたか否かが判断される。燃料の補給の有無は、例えば、圧力センサ33の圧力変化等により検知することができる。
燃料の補給が成された場合、ステップS3では、その給油が、貯留量検知手段31による検知上限貯留量を跨ぐ燃料の補給であるか否かが判断される。
燃料の補給が、貯留量検知手段31による検知上限貯留量を跨ぐ燃料の補給(以下、満タン給油と称する)であるか否かは、貯留量検知手段31により検知される貯留量が検知上限貯留量になっていること、及び、圧力センサ33による圧力が検知上限貯留量に対応する上限圧力を超えていることにより判断される。ここで、圧力の数値を用いずに、貯留量が検知上限貯留量になっていることのみをもって、満タン給油であるか否かを判断してもよい。
燃料補給量算出手段21は、燃料の補給前後において、燃料タンク30内の燃料の貯留量を検出し、その貯留量の差によって、補給された燃料の量を算出する。
満タン給油でない場合は、ステップS4へ移行する。ステップS4では、補給回数積算手段22が、その補給された燃料の量が所定量G1(例えば、図2参照)以上の場合にその補給を1回とカウントする(ステップS5)。このとき、給油回数Nは+1とされる。また、補給された燃料の量が所定量G1未満の場合には、その補給はカウントしない。このとき、燃料の補給を1回とカウントするか否かの閾値である前述の所定量を、第一の閾値と称する。第一の閾値は、例えば、5リットルとすることができる。
例えば、図2において、縦軸は燃料タンク30内の燃料の貯留量を示す。横軸に示す時間の経過とともに、合計3回の燃料の補給が行われており、そのうち、2回目を除く1回目と3回目の燃料の補給量が、給油判定所定量G1、すなわち第一の閾値以上の燃料の補給となっている。
また、満タン給油である場合は、ステップS9へ移行する。ステップS9では、補給回数積算手段22が、その補給された燃料の量が、所定量G1よりも小さい値に設定された第二の所定量以上の場合に、その補給を1回とカウントする(ステップS5)。このとき、給油回数Nは+1とされる。また、補給された燃料の量が第二の所定量未満の場合には、その補給はカウントしない。このとき、満タン給油における燃料の補給を1回とカウントするか否かの閾値である前述の第二の所定量を、以下、第二の閾値と称する。第二の閾値は、例えば、第一の閾値よりも小さい3リットルとすることができる。これらの燃料の補給に関する情報は、全て燃料補給記憶手段23によって記憶される。
つぎに、ステップS6において、給油回数Nを算定する。給油回数Nは、予め決められた期間(所定期間T1(例えば、図2参照))だけ現在から過去へ遡って、その遡った期間内にカウントされている燃料の補給の回数とする。この予め決められた所定期間T1は、燃料を放置することによりその劣化が危惧される期間とすることができ、燃料の種別や仕様により適宜決定される。例えば、所定期間T1を3ケ月等とすることができる。
ステップS7において、補給回数積算手段22によってカウントされた補給回数Nが、所定期間T1内に所定回数N1未満である場合には、ステップS10へ移行する。ステップS10では、運転モードが燃料消費モードに制御される。
燃料消費モードへの制御とは、現在の運転モードがエンジン起動モードである場合は、そのまま予め決められた量の燃料の消費が行われるまでエンジン起動モードが継続される。電動走行モード又は待機モードである場合には強制的にエンジン1が起動され、予め決められた量の燃料の消費が行われるまでエンジン1の起動状態が継続される。したがって、走行中に運転条件が変わって、通常の制御であればエンジン起動モードから電動走行モード又は待機モードに移行する状況となった場合にも移行は行われず、そのままエンジン起動モードが維持される。
すなわち、この燃料消費モードは、強制的に燃料を消費することを目的としてエンジン1を起動しているので、燃料消費モードへ移行後は、車両の運転状況に応じて、起動中のエンジン1の駆動力が駆動輪に伝達されている場合も想定されるし、起動中のエンジン1の駆動力が駆動輪に伝達されていない場合も想定される。ここで、起動中のエンジン1の駆動力が駆動輪に伝達されていない場合とは、エンジン1が起動状態で車両が停止又は惰性で走行している状態、あるいは、電気モータ15の駆動力のみが駆動輪に伝達されている状態等が挙げられる。
また、強制的に消費される燃料の量、すなわち、前述の予め決められた量の燃料とは、燃料タンク30内の燃料の劣化を抑制するために、燃料タンク30内に残存する燃料の量、及び、劣化した燃料の割合を減らすために、つぎに補給されるべき燃料の量に応じて適宜決定される。例えば、燃料タンク30内の燃料の残量が40リットルある場合は、燃料をその4分の1の10リットル消費するまで燃料消費モードが維持され、燃料タンク30内の燃料の残量が20リットルある場合は、燃料をその4分の1の5リットル消費するまで燃料消費モードが維持されるといった内容である。
また、ステップS7において、補給回数積算手段22によってカウントされた補給回数Nが、所定期間T1内に所定回数N1以上である場合には、ステップS8へ移行する。ステップS8では、運転モードが通常モードに制御される。
通常モードへの制御とは、現在の運転モードがエンジン起動モードである場合は、そのまま通常の制御の下、エンジン起動モードが継続される。現在の運転モードが電動走行モード又は待機モードの場合も、そのまま通常の制御の下、電動走行モード又は待機モードが継続される。すなわち、求められる走行トルクや負荷などの運転条件に応じて、通常行われる運転制御モードが継続される。
なお、この図3に示すフローチャートに加えて、運転モード制御手段24は、補給回数積算手段22によってカウントされた補給回数が、所定期間T1内に所定回数N1未満であっても、そのカウントされた燃料の補給のうち少なくとも1回の補給における燃料の補給量が、前記所定量G1(第一の閾値)よりも多い量として決定された第三の所定量以上の場合は通常モードに制御する。すなわち、現在の運転モードが電動走行モード又は待機モードである場合において、その電動走行モード又は待機モードが維持される。
ここで、第三の所定量は、例えば、15リットルと設定することができる。カウントされた給油回数Nが決められた回数に満たない場合でも、ある程度の多い量の燃料の補給が成されている場合は、燃料の劣化を危惧する必要がないと判断できるからである。この第三の所定量に基づく運転モードの制御は、例えば、図3のフローチャートに示すステップS7とステップS10の間で行うことができる。
この実施形態では、貯留量検知手段31として、燃料タンク30の燃料に浮かぶフロートを備えた装置を採用したが、フロート以外の各種の手段による貯留量検知手段31を採用してもよい。例えば、燃料の液面位置を、接触式又は非接触式のセンサにより認識できる装置を用いてもよい。
以上のように、この発明は、燃料タンク30内への燃料の補給量が所定量G1以上の場合にその補給を1回とカウントし、電動走行モード又は待機モードの下で、カウントされた補給回数Nが、予め決められた所定期間T1内に所定回数N1未満である場合にエンジン起動モードへ、所定回数N1以上である場合には電動走行モード又は待機モードを維持する制御を行うようにしたので、燃料タンク30内の燃料の劣化状態をより正確に制御に反映できる。このため、無駄な燃料消費を解消し、的確に運転モードを制御できる。
また、いわゆる満タン給油の場合は、燃料の補給量が実際の燃料の補給量よりも小さく算出される傾向があるので、満タン給油の際の燃料補給のカウントの基礎となる補給量を、通常のカウントの基礎となる所定量G1をよりも小さい第二の所定量とすることにより、燃料の劣化状態の把握をより正確なものとしている。
さらに、カウントされた補給回数が所定期間T1内に所定回数N1未満であっても、少なくとも1回の補給における燃料の補給量が、通常のカウントの基礎となる所定量G1よりも多い第三の所定量以上の場合は強制的な燃料消費をさせないようにしたので、無駄な燃料消費をより効果的に抑制できる。
1 エンジン
2 燃焼室
3 ピストン
4 吸気通路
5 吸気バルブ
6 排気通路
7 排気バルブ
8 点火プラグ
9 燃料噴射弁
10 サージタンク
11 スロットルバルブ
12 エアクリーナ
13 吸気圧センサ
14 エアフローセンサ
15 電気モータ
20 電子制御ユニット
21 燃料補給量算出手段
22 補給回数積算手段
23 燃料補給記憶手段
24 運転モード制御手段
25 燃料ポンプ制御手段
30 燃料タンク
31 貯留量検知手段
32 燃料ポンプ
33 圧力センサ
34 燃料供給パイプ
35 給油口
36 デリバリパイプ

Claims (4)

  1. 燃料タンクからエンジンへの燃料の供給によりエンジンを起動状態とするエンジン起動モードと、エンジンへの燃料の供給を遮断して電気モータの駆動力のみで走行する電動走行モードと、エンジンへの燃料の供給を遮断し且つ電気モータを駆動しない待機モードとを選択可能なハイブリッド車両の制御装置において、
    前記燃料タンク内の燃料の貯留量を検知する貯留量検知手段と、
    前記貯留量の変化により前記燃料タンクへの燃料の補給量を算出する燃料補給量算出手段と、
    前記燃料の補給量が所定量以上の場合にその補給を1回とカウントする補給回数積算手段と、
    前記カウントされた燃料の補給の時期及びその際の燃料の補給量を記憶する燃料補給記憶手段と、
    電動走行モード又は待機モードで前記カウントされた補給回数が予め決められた期間内に所定回数未満である場合にエンジン起動モードへ移行する制御を行う運転モード制御手段と、
    を備えるハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記貯留量検知手段による検知上限貯留量を跨ぐ燃料の補給があった際に、前記補給回数積算手段は、その燃料の補給量が前記所定量よりも小さい場合であっても、その燃料の補給量が前記所定量よりも小さい第二の所定量以上の場合はその補給を1回とカウントする
    請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記燃料タンク内に圧力センサを備え、
    前記貯留量検知手段による検知上限貯留量を跨ぐ燃料の補給の有無は、前記貯留量検知手段により検知される貯留量が検知上限貯留量にあること、及び、前記圧力センサによる圧力又は圧力変化が所定圧力以上であることにより判断される
    請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 前記運転モード制御手段は、電動走行モード又は待機モードで前記カウントされた補給回数が予め決められた期間内に所定回数未満であっても、少なくとも1回の補給における燃料の補給量が前記所定量よりも多い第三の所定量以上の場合は電動走行モード又は待機モードを維持する制御を行う
    請求項1から3の何れか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
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