JP2016107293A - 溶接装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケース体および蓋体の溶接部で十分な溶け込み深さを確保し、さらに、レーザ光の走査方向を変更させる場合であっても、溶接に要する時間の短縮化を図ることが可能な溶接装置、を提供する。【解決手段】溶接装置は、レーザ光を走査して、開口部を有する電池ケース12と、開口部を塞ぐ封口板13とを溶接する装置である。溶接装置は、回折現象により、レーザ光の照射領域を変換する回折光学素子を備える。回折光学素子は、電池ケース12および封口板13の境界部にレーザ光を照射する第1レーザ照射領域51と、第1レーザ照射領域51に対してレーザ光の進行方向における前方側で、電池ケース12および封口板13にレーザ光を照射する第2レーザ照射領域52とを、レーザ光の進行方向に応じて形成する格子構造を有する。【選択図】図4

Description

この発明は、一般的には、溶接装置に関し、より特定的には、レーザ光を走査して、開口部を有するケース体と、開口部を塞ぐ蓋体とを溶接する溶接装置に関する。
従来の溶接装置に関して、たとえば、特開2012−110905号公報には、高容量、高信頼性、低コストのエネルギデバイス(密閉型2次電池、電池2重層コンデンサなど)を製造するために、ケースと封口板とを高品質で安定して溶接することを目的とした、溶接方法および溶接装置が開示されている(特許文献1)。
特許文献1に開示された溶接方法では、互いに重ね合われた2つの部材の表面にレーザビームが照射される。レーザビームは、低密度ビーム部分と、その低密度ビーム部分よりも内側に存在して、かつ低密度ビーム部分よりもパワー密度が高い高密度ビーム部分とを有する。所定のレーザ照射点(観測点)において、低密度ビーム部分、高密度ビーム部分および低密度ビーム部分が挙げた順に通過するため、観測点での急激な温度変化が抑制される。
このほか、特開2013−241301号公報(特許文献2)、特開2013−220462号公報(特許文献3)、特開2011−92944号公報(特許文献4)、特開2009−183970号公報(特許文献5)および特開2005−104092号公報(特許文献6)にも、各種の溶接装置が開示されている。
特開2012−110905号公報 特開2013−241301号公報 特開2013−220462号公報 特開2011−92944号公報 特開2009−183970号公報 特開2005−104092号公報
上述の特許文献1に開示されるように、ケース体および蓋体を固定する方法として、レーザ溶接が利用されている。このようなレーザ溶接において、レーザ光の走査速度や照射領域などの条件によっては、ケース体および蓋体の溶接部で十分な溶け込み深さを確保できないことがある。また、ケース体および蓋体をレーザ溶接する際に、レーザ光の走査方向を変更させる場合がある。このような場合であっても、上記の溶接部における溶け込み深さの確保に加えて、溶接に要する時間の短縮化を図ることが求められる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、ケース体および蓋体の溶接部で十分な溶け込み深さを確保し、さらに、レーザ光の走査方向を変更させる場合であっても、溶接に要する時間の短縮化を図ることが可能な溶接装置を提供することである。
この発明に従った溶接装置は、レーザ光を走査して、開口部を有するケース体と、開口部を塞ぐ蓋体とを溶接する溶接装置である。溶接装置は、回折現象により、レーザ光の照射領域を変換する回折光学素子を備える。回折光学素子は、ケース体および蓋体の境界部にレーザ光を照射する第1レーザ照射領域と、第1レーザ照射領域に対してレーザ光の進行方向における前方側で、ケース体および蓋体にレーザ光を照射する第2レーザ照射領域とを、レーザ光の進行方向に応じて形成する格子構造を有する。
このように構成された溶接装置によれば、第2レーザ照射領域にてケース体および蓋体にレーザ光を照射することにより、溶融した素材をケース体および蓋体の境界部に流入させ、第1レーザ照射領域にてその境界部にレーザ光を照射することによって、素材を継続して加熱することができる。これにより、ケース体および蓋体の溶接部で十分な溶け込み深さを確保することができる。この際、回折光学素子は、第1レーザ照射領域および第2レーザ照射領域をレーザ光の走査方向に応じて形成する格子パターンを有するため、レーザ光の走査方向を変更させる場合があっても、溶接に要する時間を短縮化することができる。
以上に説明したように、この発明に従えば、ケース体および蓋体の溶接部で十分な溶け込み深さを確保し、さらに、レーザ光の走査方向を変更させる場合であっても、溶接に要する時間の短縮化を図ることが可能な溶接装置を提供することができる。
2次電池の外観を示す斜視図である。 図1中の2次電池を矢印IIに示す方向から見た平面図である。 この発明の実施の形態における溶接装置を模式的に表した図である。 溶接工程時における2次電池の溶接部位を示す断面図である。 レーザ光の照射領域を説明するための図である。 図3中の回折光学素子が有する格子パターンを説明するための図である。 比較のための溶接装置を模式的に表した図である。 図7中の比較のための溶接装置において、回折光学素子が有する格子パターンを説明するための図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、2次電池の外観を示す斜視図である。図2は、図1中の2次電池を矢印IIに示す方向から見た平面図である。図1および図2を参照して、まず、本実施の形態における溶接装置を用いて製造される2次電池10の構造について説明する。
2次電池10は、非水電解質2次電池である。一例として、2次電池10は、複数個が直列に組み合わされて組電池とされ、ハイブリッド自動車に搭載される。その組電池は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関とともにハイブリッド自動車の動力源とされる。
2次電池10は、電池ケース12と、封口板13と、正極端子14と、負極端子15とを有する。電池ケース12および封口板13は、互いに組み合わさって、電極体および電解液(不図示)を収容するための外装体を構成している。
電池ケース12は、一方向に開口された略直方体形状の容器であり、開口部12eを有する。封口板13は、開口部12eの開口面の形状に対応する平面視を有する。封口板13は、板形状を有する。封口板13は、矩形形状の平面視を有する。封口板13は、開口部12eの開口面よりも一回り小さく形成されている。封口板13は、開口部12eを塞ぐように設けられている。
電池ケース12および封口板13は、金属から形成されている。本実施の形態では、電池ケース12および封口板13が、アルミニウムから形成されている。封口板13は、溶接により電池ケース12に固定されている。
正極端子14および負極端子15は、互いに間隔を隔てて封口板13に設けられている。正極端子14は、金具16を介して電極体の正極(不図示)に電気的に接続され、負極端子15は、金具17を介して電極体の負極(不図示)に電気的に接続されている。封口板13には、安全弁18および注液口19がさらに設けられている。
図3は、この発明の実施の形態における溶接装置を模式的に表した図である。図4は、溶接工程時における2次電池の溶接部位を示す断面図である。図3および図4を参照して、次に、本実施の形態における溶接装置100の構造について説明する。
本実施の形態における溶接装置100は、2次電池10の製造において、電池ケース12および封口板13を溶接する工程(溶接工程)に用いられる。溶接装置100は、レーザ光を走査することにより、電池ケース12および封口板13を溶接する。
溶接装置100は、レーザ発振器21と、ガルバノスキャナ22と、光ファイバ23と、回折光学素子(DOE:Diffractive Optical Element)31とを有する。
レーザ発振器21から発せられたレーザ光は、光ファイバ23を通じてガルバノスキャナ22に入光される。ガルバノスキャナ22は、高速かつ正確な位置にレーザ光を走査するための装置である。ガルバノスキャナ22は、一対の反射鏡(ガルバノミラー)25,26を有する。反射鏡25,26は、図示しないモータ軸上に支持されている。モータを駆動させることにより、反射鏡25,26の反射角を高速で変更し、これにより、レーザ光の高速走査を実現している。
ガルバノスキャナ22の入力側には、コリメートレンズ24が設けられている。コリメートレンズ24は、ガルバノスキャナ22への入力光(レーザ光)を平行光にして、反射鏡25,26に送るためのレンズである。ガルバノスキャナ22の出力側には、集光レンズ27が設けられている。集光レンズ27は、ガルバノスキャナ22からの出力光(レーザ光)を溶接部位に集光するためのレンズである。
回折光学素子31は、回折現象により、レーザ光の照射領域を変換する。回折光学素子31は、レーザ発振器21から溶接部位までのレーザ光の経路上において、集光レンズ27と溶接部位との間に配置されている。回折光学素子31は、集光レンズ27からのレーザ光を、第1レーザ光S1および第2レーザ光S2に分光して、溶接部位に対して照射する。
図4中では、レーザ光の照射により電池ケース12および封口板13の素材が溶融した部分が、溶融池37として示されている。
溶接工程時、電池ケース12の開口部12eに封口板13が配置される。電池ケース12の開口部12eの内周面と、封口板13の外周面との間には、隙間42が形成されている。隙間42は、電池ケース12および封口板13の寸法公差に起因して生じるものであり、一例として、0.5mm以下の大きさを有する。隙間42は、電池ケース12および封口板13の境界部を構成している。
レーザ光は、隙間42に沿って走査される。この際、レーザ光は、封口板13の角部11a、角部11b、角部11cおよび角部11dにおいて、進行方向を90°ずつ変えながら走査される。レーザ光は、角部11aと角部11bとの間では、矢印101hに示す方向に進行し、封口板13の角部11bと角部11cとの間では、矢印101iに示す方向に進行し、封口板13の角部11cと角部11dとの間では、矢印101jに示す方向に進行し、封口板13の角部11dと角部11aとの間では、矢印101kに示す方向に進行する。
図5は、レーザ光の照射領域を説明するための図である。図6は、図3中の回折光学素子が有する格子パターンを説明するための図である。図5および図6中では、隙間42に沿って走査されるレーザ光の進行方向が矢印101によって示されている。
図4から図6を参照して、回折光学素子31は、レーザ光の進行方向に応じて、第1レーザ照射領域51および第2レーザ照射領域52を形成する格子構造を有する。
第1レーザ光S1および第2レーザ光S2は、それぞれ、第1レーザ照射領域51および第2レーザ照射領域52に照射される。第1レーザ照射領域51では、電池ケース12および封口板13の境界部、すなわち隙間42にレーザ光(第1レーザ光S1)が照射される。第2レーザ照射領域52では、第1レーザ照射領域51に対してレーザ光の進行方向における前方側で、電池ケース12および封口板13にレーザ光(第2レーザ光S2)が照射される。
第1レーザ照射領域51は、第2レーザ照射領域52よりもレーザ光の進行方向における後方側であって、隙間42に重なる位置に配置されている。第2レーザ照射領域52は、第1レーザ照射領域51からレーザ光の進行方向を基準に斜め前方にずれた位置であって、隙間42の両側の電池ケース12および封口板13に重なる位置に配置されている。第1レーザ照射領域51および第2レーザ照射領域52は、レーザ光の進行方向における後方側に配置された第1レーザ照射領域51を頂点にしてV字形状をなすように配置されている。
本実施の形態では、第2レーザ照射領域52として、第2レーザ照射領域52pおよび第2レーザ照射領域52qが形成されている。第2レーザ照射領域52pは、第1レーザ照射領域51からレーザ光の進行方向を基準に斜め前方にずれた位置に配置され、第2レーザ照射領域52qは、さらに第2レーザ照射領域52pからレーザ光の進行方向を基準に斜め前方にずれた位置に配置されている。
既に説明したように、電池ケース12および封口板13間の隙間42に沿って走査されるレーザ光の進行方向は、封口板13の角部11a、角部11b、角部11cおよび角部11dにおいて90°ずつ変化する。レーザ光を第1レーザ光S1および第2レーザ光S2に分光する回折光学素子31には、レーザ光の進行方向を基準に同じ格子パターンとなるように、第1格子パターン形成領域32、第2格子パターン形成領域33、第3格子パターン形成領域34および第4格子パターン形成領域35が設けられている。
第1格子パターン形成領域32、第2格子パターン形成領域33、第3格子パターン形成領域34および第4格子パターン形成領域35には、互いに異なる格子パターンが形成されている。
角部11aおよび角部11bの間で溶接部位に照射されるレーザ光は、第1格子パターン形成領域32を通過する。第1格子パターン形成領域32には、矢印101hに示すレーザ光の進行方向を基準に、上記に説明した第1レーザ照射領域51および第2レーザ照射領域52を形成する格子パターンが形成されている。角部11bおよび角部11cの間で溶接部位に照射されるレーザ光は、第2格子パターン形成領域33を通過する。第2格子パターン形成領域33には、矢印101iに示すレーザ光の進行方向を基準に、上記に説明した第1レーザ照射領域51および第2レーザ照射領域52を形成する格子パターンが形成されている。
角部11cおよび角部11dの間で溶接部位に照射されるレーザ光は、第3格子パターン形成領域34を通過する。第3格子パターン形成領域34には、矢印101jに示すレーザ光の進行方向を基準に、上記に説明した第1レーザ照射領域51および第2レーザ照射領域52を形成する格子パターンが形成されている。角部11dおよび角部11aの間で溶接部位に照射されるレーザ光は、第4格子パターン形成領域35を通過する。第4格子パターン形成領域35には、矢印101kに示すレーザ光の進行方向を基準に、上記に説明した第1レーザ照射領域51および第2レーザ照射領域52を形成する格子パターンが形成されている。
本実施の形態では、第1レーザ照射領域51よりもレーザ光の進行方向における前方側に位置する第2レーザ照射領域52(52p,52q)において、電池ケース12および封口板13にレーザ光(第2レーザ光S2)が照射される。これにより、電池ケース12および封口板13の素材を溶融させ、その溶融した素材を隙間42に流入させることができる。そして、第1レーザ照射領域51において、電池ケース12および封口板13の境界部である隙間42にレーザ光(第1レーザ光S1)が照射されることによって、隙間42に流入した素材を引き続き加熱することができる。これにより、隙間42における素材の溶け込み深さを十分に確保して、溶接品質の向上を図ることができる。
加えて、まず第2レーザ光S2によって溶融された素材が隙間42に流入するため、隙間42を狙って照射される第1レーザ光S1が電池ケース12の内部にまで達すること(レーザ抜け)を防止できる。これにより、溶接工程において、電池ケース12に収容された電極体41を適切に保護することができる。
図7は、比較のための溶接装置を模式的に表した図である。図8は、図7中の比較のための溶接装置において、回折光学素子が有する格子パターンを説明するための図である。
図7および図8を参照して、本比較例では、図3中の回折光学素子31に替えて、回折光学素子61が設けられている。回折光学素子61は、レーザ発振器21から溶接部位までのレーザ光の経路上において、コリメートレンズ24と反射鏡25との間に配置されている。図8中に示すように、回折光学素子61には、単一の格子パターン形成領域62が設けられている。
このような構成において、レーザ光の進行方向に応じて第1レーザ照射領域51および第2レーザ照射領域52を形成するためには、レーザ光の進行方向が変わるたびに回折光学素子61を回転させるための回転機構が必要となる。この場合、レーザ光の進行方向の変更点(封口板13の角部11a、角部11b、角部11cおよび角部11d)において、溶接工程を停止させる工程と、回折光学素子61を回転させる工程とを実行する。その結果、溶接工程に要する時間が長くなる。
図3を参照して、一方、本実施の形態では、回折光学素子31に、レーザ光の進行方向を基準に同じ格子パターンとなるように、第1格子パターン形成領域32、第2格子パターン形成領域33、第3格子パターン形成領域34および第4格子パターン形成領域35が設けられているため、回折光学素子31を回転させる必要がない。これにより、レーザ溶接の高速化を図ることができる。
また、回折光学素子31の回転機構を不要とするための手段として、レーザ光の照射領域を上下左右対称のX字状に設ける方法が考えられる。しかしながら、この方法では、素材の溶け込み深さに寄与しない、第1レーザ照射領域51から斜め後ろ方向にずれた領域にもレーザ光が照射される。この場合に、各照射領域におけるレーザ出力を確保するために、高出力のレーザ光を光学系(レンズやミラー)に通すと、レーザが通過する際のエネルギ吸収によって光学系が発熱する。これにより、光学系における屈折率が変化して、焦点位置がずれるという現象(フォーカスシフト)が発生するおそれがある。
これに対して、本実施の形態では、回折光学素子31に、レーザ光の進行方向を基準に同じ格子パターンとなるように、第1格子パターン形成領域32、第2格子パターン形成領域33、第3格子パターン形成領域34および第4格子パターン形成領域35が設けられているため、照射領域の配置の自由度が高い。結果、上記のようなフォーカスシフトを容易に回避することができる。
以上に説明した、この発明の実施の形態における溶接装置100の構造についてまとめて説明すると、本実施の形態における溶接装置100は、レーザ光を走査して、開口部12eを有するケース体としての電池ケース12と、開口部12eを塞ぐ蓋体としての封口板13とを溶接する溶接装置である。溶接装置100は、回折現象により、レーザ光の照射領域を変換する回折光学素子31を備える。回折光学素子31は、電池ケース12および封口板13の境界部にレーザ光を照射する第1レーザ照射領域51と、第1レーザ照射領域51に対してレーザ光の進行方向における前方側で、電池ケース12および封口板13にレーザ光を照射する第2レーザ照射領域52とを、レーザ光の進行方向に応じて形成する格子構造を有する。
このように構成された、この発明の実施の形態における溶接装置100によれば、電池ケース12および封口板13の溶接部で十分な溶け込み深さを確保することができる。また、レーザ光の走査方向を変更させる場合においても、溶接に要する時間の短縮化を図ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、たとえば、2次電池の製造に用いられる溶接装置に適用される。
10 2次電池、11a,11b,11c,11d 角部、12 電池ケース、12e 開口部、13 封口板、14 正極端子、15 負極端子、16,17 金具、18 安全弁、19 注液口、21 レーザ発振器、22 ガルバノスキャナ、23 光ファイバ、24 コリメートレンズ、25,26 反射鏡、27 集光レンズ、31,61 回折光学素子、32 第1格子パターン形成領域、33 第2格子パターン形成領域、34 第3格子パターン形成領域、35 第4格子パターン形成領域、37 溶融池、41 電極体、42 隙間、51 第1レーザ照射領域、52,52p,52q 第2レーザ照射領域、62 格子パターン形成領域、100 溶接装置。

Claims (1)

  1. レーザ光を走査して、開口部を有するケース体と、前記開口部を塞ぐ蓋体とを溶接する溶接装置であって、
    回折現象により、レーザ光の照射領域を変換する回折光学素子を備え、
    前記回折光学素子は、
    前記ケース体および前記蓋体の境界部にレーザ光を照射する第1レーザ照射領域と、前記第1レーザ照射領域に対してレーザ光の進行方向における前方側で、前記ケース体および前記蓋体にレーザ光を照射する第2レーザ照射領域とを、レーザ光の進行方向に応じて形成する格子構造を有する、溶接装置。
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