JP2016106908A - 枕 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者の好みや体型に応じて枕の高さや硬さを調整可能であり、仰向けのみならず横向きにおいても良好な睡眠を得ることができる枕を提供する。【解決手段】平面視において略矩形形状を有し、充填材が充填された7つの隔室A、B、C、D、E、F、Gを備える枕1であって、前記隔室は、枕1の長手方向の中央領域に隔室A、隔室B、隔室Cの3室が、右領域に隔室D、隔室Eの2室が、左領域に隔室F、隔室Gの2室がそれぞれ枕の短手方向に並んで配置されており、前記隔室には反発性の異なる3種類の充填材が出し入れ可能に充填されている。【選択図】図1
Description
本発明は、使用者の好みや体型に応じて枕の高さや硬さを調整可能であり、良好な睡眠を得ることができる枕に関する。
使用者の好みや体型に応じて枕の高さや硬さを調整することができる枕として枕内部を複数に区画した枕がある。例えば、基体部上に基体部よりも少し小さい被覆部を設け、この被覆部を中央上下、左右の4つのブロックに分割し、各ブロックに充填材を充填した枕がある(例えば特許文献1参照)。この枕は、各ブロックに充填する充填材を適宜変更することで枕の高さや硬さを調整することができる。
枕内部を複数の部屋に区画する場合には、枕の上面生地と下面生地とを直接縫って部屋を形成すると、糸で縫った部分が大きく窪むため、マチを設けて高さを確保することが一般的である(例えば特許文献2参照)。一方で、マチを設ける方法では、布地の裁断、縫製が面倒であるとして、マチを縫付けることなく複数の部屋を形成した枕が開発されている(例えば特許文献3参照)。
良好な睡眠を得るためには枕の高さは非常に重要であるが、その他に、就寝中に頸椎の状態を正常に維持できること、容易にあるいは自然に寝返りを打てることも重要であり、高さ調整が可能でかつ寝返りを容易にあるいは自然に打てる枕が提案されている(例えば特許文献4、5参照)。
使用者の好みや体型に応じて枕の高さや硬さを調整可能な枕、さらには容易にあるいは自然に寝返りを打てる枕は、上記特許文献に記載された枕以外にも多く提案されているが、いずれの枕も万全とは言い難く、良好な睡眠を得るためにはまだまだ改善の余地がある。
本発明の目的は、使用者の好みや体型に応じて枕の高さや硬さを調整可能であり、仰向けのみならず横向きにおいても良好な睡眠を得ることができる枕を提供することである。
本発明は、平面視において略矩形形状を有し、充填材が充填された複数の隔室を備える枕であって、前記隔室は、合計7室あり、枕の長手方向の中央領域に隔室A、隔室B、隔室Cの3室が、右領域に隔室D、隔室Eの2室が、左領域に隔室F、隔室Gの2室がそれぞれ枕の短手方向に並んで配置されており、前記隔室には反発性の異なる3種類の充填材が出し入れ可能に充填されていることを特徴とする枕である。
本発明の枕において、前記隔室A及び前記隔室Bは、仰向けに寝たとき頸椎載置部及び後頭部載置部となる部分であり、前記隔室Aは、平面視において下辺部が僅かに凹み、前記隔室Aに比較して前記隔室Bの高さが低く、仰向けに寝たとき、顎と額とが自然に水平となり、前記隔室D又は前記隔室Fは、寝返りを打ち横向きになったとき側頭部載置部となる部分であり、前記隔室A及び前記隔室Bに比較して前記隔室D又は隔室F室の高さが高く、横向きになったとき首筋と背筋とが直線状になるように設定されていることを特徴とする。
また本発明の枕において、前記隔室Aは沈み難く、前記隔室Bはじわっと沈み込み、前記隔室D又は前記隔室Fは、前記隔室A及び前記隔室Bに比較して反発性に優れることを特徴とする。
また本発明の枕は、矩形状で同一の大きさからなる表布地と中布地との周辺部が縫付けられ、さらに前記表布地の下辺に裏布地の下辺が縫付けられ、前記表布地と前記裏布地との周縁部にファスナーが設けられ袋体とされ、前記表布地と前記中布地との間に所定の形状のマチ布が縫付けられ、前記隔室A〜Gが形成され、前記中布地に隔室毎に連通するファスナー、及び前記隔室に連通し前記ファスナーから出し入れ可能な長袖筒が設けられ、当該長袖筒から前記充填材が出し入れ可能なことを特徴とする。
また本発明の枕は、さらに前記表布地と同一の大きさからなる高さ調整板を備え、前記袋体は、前記高さ調整板を収容可能なことを特徴とする。
本発明によれば、使用者の好みや体型に応じて枕の高さや硬さを調整可能であり、仰向けのみならず横向きにおいても良好な睡眠を得ることができる枕を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る枕1の外観を示す斜視図、図2〜図5は、枕1の平面図、底面図、左側面図、正面図である。図6は、図1のI−I線で切断してみた断面図である。図7は、枕1を構成する袋体11を開いた状態の平面図の一部、図8は、袋体11で使用するマチ布31cの斜視図、図9は、枕1に設けられた長袖筒29を示す図である。図10及び図11は、枕1の充填材51を充填する前の袋体11の外観を示す斜視図、枕1に充填材51を充填する前の袋体11を開いた状態及び高さ調整板61の斜視図である。図12は、枕1の充填材51a、51b、51cの外観図である。図13及び図14は、枕1に仰向けに寝た状態、横向きに寝た状態を示す模式図である。なお、図6は、ファスナー27等を省略して描いている。
本枕1において、マチ布31は、中布地23と表布地21との間に縫付けられているため枕1、袋体11、中布地23の外観からは、マチ布31を直接視認することはできない。マチ布31は、後述のようにステッチ(縫い目)の真下に位置し、本枕1においては、マチ布31の位置が重要なため、便宜上、本図面(図1〜図14)において枕1、袋体11、中布地23の外面に表れるステッチ(縫い目)をマチ布31の位置として表示する。
本実施形態及び後述の実施例において、枕1の上辺15とは隔室C、E、G側を、枕1の下辺13とは隔室A、D、F側を言う。また平面視における枕1の左右とは、上辺15を上において見た状態を言う。
本発明の第1実施形態に係る枕1は、平面視において略矩形形状を有する、充填材51及び高さ調整板61を収容する袋体11と、袋体11に充填する充填材51と、枕1の高さを調整する高さ調整板61とを含む。
袋体11は、矩形状の表布地21と、平面視において表布地21と同じ大きさ、形状からなる中布地23と、平面視において表布地21と同じ大きさ、形状からなる裏布地41とで構成されている。表布地21と裏布地41とは、枕1の外皮となる部分である。中布地23は、表布地21の裏面に縫付けられ、表布地21とで充填材51を充填する部屋を形成するための部材である。
表布地21、中布地23、裏布地41は、特定の素材の布地に限定されるものではなく、公知の枕、寝具等で使用される布地を使用することができる。表布地21は、頭101、首(頸椎)102、頬103等が接するため、肌触り及び通気性のよい綿素材等が好ましい。
中布地23は、表布地21の裏面に縫付けられ表布地21とで充填材51を充填する部屋(空間部)を形成するが、このとき、中布地23と表布地21との間にマチ布31が縫付けられ、7つに区画された隔室A、B、C、D、E、F、Gが形成される。この隔室A〜Gの大きさ、配置は、枕1の使用感を決める大きな要素であり、本枕1の特徴点の1つとなっている。詳細は、後述の実施例で説明する。
また中布地23には、隔室A〜Gに充填材51を充填し、あるいは取出すための充填口25が、隔室A〜G毎に設けられている。充填口25には、ファスナー(スライドファスナー,ラインファスナー)27が縫付けられ、さらにファスナー27から出し入れ自在な長袖筒29が取付けられている。
長袖筒29は、隔室A〜Gに充填材51を充填する際のガイドの役目の他、折畳み又は丸めて隔室A〜Gに収納することで、ファスナー27を開いたとき充填材51が充填口25から飛び出すことを防止する。
マチ布31は、7つの隔室A〜Gを形成すべく、マチ布31a、31b、31c、31d、31e、31fで構成されており、マチ布31cとマチ布31d、マチ布31eとマチ布31fとは同じ形状、同じ大きさからなる。マチ布31aは隔室Aと隔室Bとを、マチ布31bは隔室Bと隔室Cとを、マチ布31cは隔室A、隔室B、隔室Cと隔室D、隔室Eとを、マチ布31dは隔室A、隔室B、隔室Cと隔室F、隔室Gとを、マチ布31eは隔室Dと隔室Eとを、マチ布31fは隔室Fと隔室Gとを区分けする。
マチ布31は、隔室A〜Gの側壁を形成する部分であり、その形状及び寸法は、隔室A〜Gの側壁面に大きな影響を与える。マチ布31の形状及び寸法については、後述の実施例において、隔室A〜Gの大きさ、配置を説明する際に併せて説明する。
次に、袋体11の製作要領の一例を示す。但し、袋体11の製作要領はこの方法に限定されるものではない。
図8のマチ布31cのように上下2つのマチ布31cを用意し、それぞれに縫代33、35を設け、上のマチ布31cを表布地21に、下のマチ布31cを中布地23に縫付けた後、上のマチ布31cと下のマチ布31cとを縫い合わせる。他のマチ布31も同様の方法により中布地23と表布地21との間に縫付ける。このため中布地23と表布地21に表れるステッチ(縫い目)の真下にマチ布31が位置する。
マチ布31を中布地23と表布地21との間に縫付けた後、中布地23と表布地21との周縁部39を縫付けることで隔室A〜Gが形成される。その後、中布地23と表布地21と裏布地43の下辺43とを縫付け、最後に表布地21と裏布地41との周縁部45にファスナー47を縫付ける。
袋体11に設けられた隔室A〜Gには、3種類の充填材51a、51b、51c(中材)が充填される。従来から隔室を備える枕は、よく知られているとおり、そこで使用する充填材に関しても好みに応じた充填材を使用可能なことが記載されている。しかしながら従来の枕では、隔室毎に充填材を変更していない。これに対して、本枕1では、3種類の充填材51a、51b、51cを隔室A〜Gに充填する。隔室A〜Gに充填する充填材51の種類により、枕1の使用感は大きく異なる。隔室A〜Gと充填材51との好ましい組合せについては、後述の実施例で詳細に示す。
高さ調整板61は、枕1の全体高さを調整する際に使用する部材であり、薄い長方体状を有する。高さ調整板61は、芯材(図示省略)が布地63で被覆されてなり、袋体11に収納して使用される。芯材は、特定の素材に限定されるものではないが、ウレタン製の板を好適に使用することができる。なお、芯材を覆う布地63は、必要に応じて使用すればよく、用いなくてもよい。
高さ調整板61は、枕1の形状、より具体的には表布地21の形状及び大きさと等しいことが好ましい。これにより袋体11に隙間なく収容され安定する。高さ調整板61は、特に限定されるものではなく、2cm程度の厚さのものが好ましい。高さ調整板61は、1枚に限定されるものではなく、2枚重ねて袋体11に収容してもよい。また芯材は、1枚である必要はなく、2枚の芯材を布地63で被覆し、高さ調整板61としてもよい。
本枕1は、隔室A〜Gに充填する充填材の種類及び量を変更することで、隔室A〜Gの高さ、硬さを変更することが可能であると共に、高さ調整板61を使用することで枕全体の高さ、硬さを変更することができる。隔室A〜Gを使用することで局所的な高さ及び硬さが、高さ調整板61を使用することで全体の高さ及び硬さを調整することができるので、使用者の好みや体型に応じた枕の高さや硬さの調整が容易であり、仰向けのみならず横向きにおいても良好な睡眠を得ることができる。
特に、本枕1は、仰向けに寝た状態で顎106と額107とが水平となるように、さらに横向きに寝たとき、首筋108と背筋109とが直線状になるように、枕1の各所の高さを設定することができるので良好な睡眠を得ることができる。この点に関しては、後述の実施例で詳述する。
本発明に係る枕は、上記実施形態及び後述の実施例に限定されるものではなく、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更及び修正を容易に想定するであろう。従って、そのような変更及び修正は、請求の範囲から定まる発明の範囲内のものと解釈される。例えば、上記実施形態では、袋体11を表布地21と中布地23と裏布地41とで形成するが、裏布地41を2倍の大きさとし、裏布地41の半分を中布地23の代わりとしてもよい。
以下、実施例に基づき好ましい枕1の隔室A〜Gの大きさ、配置、隔室A〜Gを形成するマチ布31及び隔室A〜Gに充填する充填材51について説明する。以下に示す枕1は、高さ調整板61が収納された枕1であり、枕1の寸法は、主として成人男性用となっている。成人女性用の場合、概ね、高さ調整板61を備えない枕1として考えればよい。
枕1は、高さの異なる7つの隔室A〜Gを備える7分割立体枕である。袋体11は、平面視において矩形形状を有し、長手方向の長さが64cm、短手方向の長さが46cmである。但し、袋体11の隔室Aの下辺部には、僅かに上辺15側に向って湾曲した凹部49が設けられている。凹部49の中心は、下辺13から約2cm凹んでいる。凹部49を設けることで枕1に頭101を載せたとき首102がフィットし易くなる。
マチ布31c及びマチ布31dは、袋体11の長手方向中心線Oを挟んで左右対称に配置されており、マチ布31cとマチ布31dとの間隔は、隔室A及び隔室Bにおいて20cm、隔室Cの上辺15側で15cmである。マチ布31cは、下辺13から隔室Dと隔室Eとの境界部までの高さが6cm、隔室Bと隔室Cとの境界部から上辺15までの高さが3.5cmであり、その間は直線的に傾斜している。
マチ布31aは、下辺13に向って凸状に湾曲して配置されており、中心部は下辺13から11cm、端部は下辺13から16cmに設定されている。マチ布31aの高さは6cmである。マチ布31bは、上辺15に平行に配置されており、上辺15から13cmの位置に設けられている。マチ布31bの高さは3cmである。マチ布31e及びマチ布31fは、下辺13に平行に配置されており、下辺13から21cmの位置に設けられている。マチ布31e及びマチ布31fの高さは3.5cmである。
以上のようにマチ布31が取付けられることで、上辺15を上にして見て、枕1の長手方向の中央領域にA室、B室、C室の3室が、右領域にD室、E室の2室が、左領域にF室、G室の2室がそれぞれ枕の短手方向に並んで配置され、隔室は、袋体11の長手方向中心線Oを挟んで左右対称となっている。
隔室A及び隔室Bには、充填材51aであるエラストマーパイプ(直径5mmφ,高さ7mm)がそれぞれ0.2kg充填されている。エラストマーパイプは、しなやかな弾力性と適度なクッション性を有する。隔室Cには、充填材51bであるコルマビーズ(登録商標、直径10mmφ)が0.1kg充填されている。コルマビーズ(登録商標)は、通気性が良く、ヘタリがない充填材である。隔室Cには、コルマビーズ(登録商標)に代え、そば殻を使用してもよい。
隔室D及び隔室Fには、充填材51cであるつぶ綿が0.05kg充填されている。また隔室E及び隔室Gには、充填材51cであるつぶ綿が0.035kg充填されている。つぶ綿は、肌触りが良く、枕の中材としてよく使用されている。
隔室に充填材51が充填され、さらに布地63で被覆された高さ2cmウレタン製の高さ調整板61(長さ62cm、巾43cm)を袋体11に収納した状態での各所の高さを表1に示した。
隔室A及び隔室Bは、仰向けに寝たとき頸椎102を載せる頸椎載置部及び後頭部104を載せる後頭部載置部となる部分である。隔室A及び隔室Bは、横幅が約20cmであり、さらに左右に配置された隔室D、隔室E、隔室F、隔室Gに比較して高さが低く設定してあるので、仰向けに寝たとき頸椎102及び後頭部104の据わりがよく安定する。
隔室A、隔室Bの高さは、隔室Aに比較して隔室Bの高さが低く設定され、標準的な体格の成人男性100が仰向けに寝たとき、顎106と額107とが自然に水平となる高さに設定されている。良い睡眠の姿勢は、顎106と額107とが水平になり、立ったままの状態で寝ることが良いとされている。首筋108に頸椎載置部がフィットし、呼吸が楽にできる状態で、かつ血流、リンパの流れを妨げずリラックスできる状態がベストである。枕1の高さが合わないと、顎106が上向き又は下向きとなり、呼吸も楽に行えず、さらに首筋108へ負担が掛かり、肩こり、片頭痛の原因となる。
隔室A及び隔室Bには、しなやかな弾力性と適度なクッション性を有する充填材51aが同重量充填されているが、隔室Bの空間部の大きさは、隔室Aの空間部の大きさに比較してかなり大きい。隔室Aは、隔室Bに比較して充填材51aが密充填となるため反発性が高く、首102を載せても沈み難い(ヘタリ難い)。一方、隔室Bは、充填材51aの充填密度が小さいため反発性が弱く、後頭部104を載せるとじわっと沈み込む。これにより仰向けに寝たとき枕1が自然と自分の頭101にフィットする。
隔室D及び隔室Fは、仰向けに寝た状態から寝返りし、横向きとなったとき側頭部105を載せる側頭部載置部となる部分である。隔室D及び隔室Fは、横幅が約22cmであり、さらに中央に配置された隔室Bに比較して1.5倍の高さに設定されている。隔室D及び隔室Fが高く設定されているのは、標準的な体格の成人男性100が横向きに寝たとき、首筋108と背筋109とが直線状になるようにするためである。
横向きに寝たとき首筋108と背筋109とが直線状となると、リンパの流れも良くなり、特に脇の下のリンパの流れをよくすることで、寝違いなどの症状も防ぐことができる。高さの合わない枕を使用すると、首筋108が圧迫され、リンパの流れが悪くなり、起きた時の爽快感を阻害する。
枕1を快適に使用するには、枕1の位置が安定し移動し難いことが好ましい。このため枕1では、上辺15側に隔室C、隔室E、隔室Gを設け、高さ調整板61を使用しない場合であっても枕1を動き難くしている。隔室C、隔室E、隔室Gは、枕1を動き難くし安定させるための部位であるから、充填材51には安価な充填材を使用可能であり、充填量も少なくすることができる。これにより枕1を安価に製作することができる。
また本枕1では、隔室B、隔室D、隔室Fの充填口25を長手方向に平行に配置し、隔室C、隔室E、隔室Gの充填口25を長手方向に平行に配置しているので、中布地23を、充填口25を境界とした3つの布地で構成し、これらを縫い合わせることで容易に枕1を製作することができる。
1 枕
11 袋体
13 下辺
15 上辺
21 表布地
23 中布地
25 充填口
27 ファスナー
29 長袖筒
31 マチ布
41 裏布地
43 裏布地の下辺
45 周縁部
47 ファスナー
51、51a、51b、51c 充填材
61 高さ調整板
101 頭
102 首(頸椎)
103 頬
104 後頭部
105 側頭部
106 顎
107 額
108 首筋
109 背筋
O 袋体の長手方向中心線
11 袋体
13 下辺
15 上辺
21 表布地
23 中布地
25 充填口
27 ファスナー
29 長袖筒
31 マチ布
41 裏布地
43 裏布地の下辺
45 周縁部
47 ファスナー
51、51a、51b、51c 充填材
61 高さ調整板
101 頭
102 首(頸椎)
103 頬
104 後頭部
105 側頭部
106 顎
107 額
108 首筋
109 背筋
O 袋体の長手方向中心線
Claims (5)
- 平面視において略矩形形状を有し、充填材が充填された複数の隔室を備える枕であって、
前記隔室は、合計7室あり、枕の長手方向の中央領域に隔室A、隔室B、隔室Cの3室が、右領域に隔室D、隔室Eの2室が、左領域に隔室F、隔室Gの2室がそれぞれ枕の短手方向に並んで配置されており、
前記隔室には反発性の異なる3種類の充填材が出し入れ可能に充填されていることを特徴とする枕。 - 前記隔室A及び前記隔室Bは、仰向けに寝たとき頸椎載置部及び後頭部載置部となる部分であり、前記隔室Aは、平面視において下辺部が僅かに凹み、前記隔室Aに比較して前記隔室Bの高さが低く、仰向けに寝たとき、顎と額とが自然に水平となり、
前記隔室D又は前記隔室Fは、寝返りを打ち横向きになったとき側頭部載置部となる部分であり、前記隔室A及び前記隔室Bに比較して前記隔室D又は隔室F室の高さが高く、横向きになったとき首筋と背筋とが直線状になるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の枕。 - 前記隔室Aは沈み難く、前記隔室Bはじわっと沈み込み、前記隔室D又は前記隔室Fは、前記隔室A及び前記隔室Bに比較して反発性に優れることを特徴とする請求項1又は2に記載の枕。
- 前記枕は、矩形状で同一の大きさからなる表布地と中布地との周辺部が縫付けられ、さらに前記表布地の下辺に裏布地の下辺が縫付けられ、前記表布地と前記裏布地との周縁部にファスナーが設けられ袋体とされ、
前記表布地と前記中布地との間に所定の形状のマチ布が縫付けられ、前記隔室A〜Gが形成され、
前記中布地に隔室毎に連通するファスナー、及び前記隔室に連通し前記ファスナーから出し入れ可能な長袖筒が設けられ、当該長袖筒から前記充填材が出し入れ可能なことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の枕。 - さらに前記表布地と同一の大きさからなる高さ調整板を備え、
前記袋体は、前記高さ調整板を収容可能なことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の枕。
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