JP2016106548A - コンバイン - Google Patents

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鷹人 村瀬
Takahito Murase
鷹人 村瀬
正司 中井
Masaji Nakai
正司 中井
二神 伸
Shin Futagami
伸 二神
山本 次郎
Jiro Yamamoto
次郎 山本
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】送風装置の出力を増加させても送風動力伝達機構の負荷を抑制できるコンバインを提供すること。【解決手段】コンバイン1は、エンジン8と、グレンタンク7と、グレンタンク7に接続された第1搬送筒20と、第1搬送筒20に挿入されて接続され、軸方向に伸縮自在な第2搬送筒30と、グレンタンク7に貯留された穀粒を第1搬送筒20と第2搬送筒30とを介して搬送する送風装置60と、エンジン8から送風装置60の動力伝達経路の接続状態を切り替え、送風装置60の駆動状態を切り替える送風クラッチ62と、エンジン8の回転数の制御と送風クラッチ62の接続状態の切り替えの制御とをする制御装置90と、を備える。制御装置90は、グレンタンク7から穀粒を排出する場合に、エンジン8の回転数を第1回転数N1まで減少させた後に段階的に第2回転数N2まで減少させてから送風クラッチ62を接続してエンジン8の回転数を段階的に増加させる。【選択図】図15

Description

本発明は、コンバインに関する。
コンバインは、走行装置を備えた車台の前側に刈取装置を設け、車台の上側に操縦部と脱穀装置とグレンタンクを設け、このグレンタンクの底部にグレンタンク内の穀粒を下方の搬送筒内へ繰り出す繰り出し装置を設け、搬送筒の入口側に送風装置を設け、搬送筒の出口側には穀粒排出案内用の排出筒を設けたものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−155895号公報
従来のコンバインは、搬送筒や穀粒排出案内用の排出筒の長さを調節できないため、穀粒の排出先との位置関係によっては排出作業に手間を要する場合がある。そこで、搬送筒を伸縮自在に構成すると排出作業に要する手間を軽減できる。ところが、搬送筒が長くなると穀粒を搬送するために送風装置の出力を増加させる必要が生じる。しかしながら、送風装置の出力を増加させるとコンバインの送風動力伝達機構の負荷が増加するおそれがある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、送風装置の出力を増加させても送風動力伝達機構の負荷を抑制できるコンバインを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係るコンバイン(1)は、動力源としてのエンジン(8)と、穀粒を貯留する穀粒貯留装置(7)と、一端部が前記穀粒貯留装置(7)に接続された第1搬送筒(20)と、一端部が前記第1搬送筒(20)の他端部に挿入されて接続され、軸方向に伸縮自在な第2搬送筒(30)と、前記穀粒貯留装置(7)に貯留された穀粒を前記第1搬送筒(20)と前記第2搬送筒(30)とを介して搬送するための送風装置(60)と、前記エンジン(8)から前記送風装置(60)への動力伝達経路の接続状態を切り替えて、前記送風装置(60)の駆動状態と停止状態とを切り替える送風クラッチ(62)と、前記エンジン(8)の回転数の制御と前記送風クラッチ(62)の接続状態の切り替えの制御とをする制御装置(90)と、を備え、前記制御装置(90)は、前記穀粒貯留装置(7)から穀粒を排出する場合に、前記エンジン(8)の回転数を第1回転数(N1)まで減少させた後に段階的に第2回転数(N2)まで減少させてから前記送風クラッチ(62)を接続して前記エンジン(8)の回転数を段階的に増加させる、ことを特徴とする。
また、上記コンバイン(1)は、刈り取った穀稈を脱穀する脱穀装置(5)と、前記エンジン(8)から前記脱穀装置(5)への動力伝達経路の接続状態を切り替えて、前記脱穀装置(5)の駆動状態と停止状態とを切り替える脱穀クラッチ(5a)と、を備え、前記脱穀装置(5)の駆動状態における前記第1回転数(N11)は、前記脱穀装置(5)の停止状態における前記第1回転数(N12)よりも大きい、ことを特徴とする。
また、上記コンバイン(1)は、圃場の穀稈を刈り取りする刈取装置(4)と、前記エンジン(8)から前記刈取装置(4)への動力伝達経路の接続状態を切り替えて、前記刈取装置(4)の駆動状態と停止状態とを切り替える刈取クラッチ(4f)と、を備え、前記脱穀装置(5)の駆動状態、かつ、前記刈取装置(4)の駆動状態における前記第1回転数(N13)は、前記脱穀装置(5)の駆動状態、かつ、前記刈取装置(4)の停止状態における前記第1回転数(N14)よりも大きく、前記脱穀装置(5)の駆動状態、かつ、前記刈取装置(4)の停止状態における前記第1回転数(N14)は、前記脱穀装置(5)の停止状態、かつ、前記刈取装置(4)の停止状態における前記第1回転数(N15)よりも大きい、ことを特徴とする。
また、上記コンバイン(1)は、前記第2搬送筒(30)を伸縮させる伸縮駆動装置(40)と、機体(1)の後方に配設された前記第1搬送筒(20)の上方を覆う第1カバー(100)と、前記第2搬送筒(30)の上方に配設された前記伸縮駆動装置(40)の上方を覆う第2カバー(140)と、前記第1搬送筒(20)と前記第2搬送筒(30)の先端部との間に配策され、前記第1カバー(100)内と前記第2カバー(140)内とに配策されたハーネス(160)と、を備える、ことを特徴とする。
また、上記コンバイン(1)において、前記第1カバー(100)は、前記第1搬送筒(20)の他端部を挿通する第1挿通孔(102a)と、前記第1挿通孔(120a)の上方に配設された、前記第1挿通孔(102a)の直径よりも小さい直径の第2挿通孔(102d)と、を有するフランジ(102)を備える、ことを特徴とする。
また、上記コンバイン(1)において、前記第1カバー(100)は、下方に開口を有する、ことを特徴とする。
また、上記コンバイン(1)は、前記第2搬送筒(30)の他端部に接続され、穀粒を排出する排出装置(70)と、前記機体(1)の上方に配設された前記排出装置(70)の上方を覆う第3カバー(170)と、を備え、前記ハーネス(160)は、前記第1搬送筒(20)と前記排出装置(70)との間に配策され、前記第1カバー(100)内と前記第2カバー(140)内と前記第3カバー(170)内とに配策された、ことを特徴とする。
本発明に係るコンバイン(1)は、エンジン(8)の回転数の制御と送風クラッチ(62)の接続状態の切り替えの制御とをする制御装置(90)を備える。この制御装置(90)は、穀粒貯留装置(7)から穀粒を排出する場合に、エンジン(8)の回転数を第1回転数(N1)まで減少させた後に段階的に第2回転数(N2)まで減少させてから送風クラッチ(62)を接続してエンジン(8)の回転数を増加させる。これにより、エンジン(8)の回転数を第2回転数(N2)まで一気に減少させる際に生じるような、エンジン(8)の回転数が不用意に第2回転数(N2)以下まで減少する現象の発生を抑制できる。すなわち、送風装置(60)の出力を増加させる場合であっても、送風動力伝達機構を構成する送風クラッチ(62)の負荷を抑制できる。
図1は、本発明の実施形態1に係るコンバインの側面図である。 図2は、本発明の実施形態1に係るコンバインの平面図である。 図3は、本発明の実施形態1に係るコンバインにおける第1搬送筒と第2搬送筒とオーガフレームとスクリューカバーとモータカバーとを示す側面図である。 図4は、本発明の実施形態1に係るコンバインにおける第1搬送筒と第2搬送筒とオーガフレームとスクリューカバーとモータカバーとを示す側面図である。 図5は、本発明の実施形態1に係るコンバインにおける要部の側面図である。 図6は、本発明の実施形態1に係るコンバインにおける要部の正面図である。 図7は、本発明の実施形態1に係るコンバインにおける要部の正面図である。 図8は、本発明の実施形態1に係るコンバインの組み付け工程を示す側面図であり、第1搬送筒をオーガフレームに組み付ける状態を示している。 図9は、本発明の実施形態1に係るコンバインの組み付け工程を示す側面図であり、第1搬送筒をオーガフレームに組み付けた状態を示している。 図10は、本発明の実施形態1に係るコンバインの組み付け工程を示す平面面図であり、第1搬送筒をオーガフレームに組み付けた状態を示している。 図11は、本発明の実施形態1に係るコンバインの組み付け工程を示す側面図であり、スクリュー軸をスクリューカバーに組み付ける状態を示している。 図12は、本発明の実施形態1に係るコンバインの組み付け工程を示す平面面図であり、スクリュー軸をスクリューカバーに組み付ける状態を示している。 図13は、本発明の実施形態1に係るコンバインの組み付け工程を示す側面図であり、スクリュー軸をスクリューカバーに組み付けた状態を示している。 図14は、本発明の実施形態1に係るコンバインの組み付け工程を示す平面面図であり、スクリュー軸をスクリューカバーに組み付けた状態を示している。 図15は、本発明の実施形態1に係るコンバインの概略構成を表すブロック図である。 図16は、本発明の実施形態4に係るコンバインにおける要部の側面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態1]
実施形態1に係るコンバイン1を、図1ないし図15に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係るコンバインの概略構成を示す側面図である。図2は、実施形態に係るコンバインの概略構成を示す平面図である。
以下では、便宜上、図示のように互いに直交する3つの方向をそれぞれ前後方向、左右方向および上下方向と定義し、この定義に従い各部の構成を説明する。前後方向は、コンバイン(機体)1の長さ方向であり、左右方向は幅方向、上下方向は高さ方向である。このうち、前方は、刈り取り作業時におけるコンバイン1の進行方向である。左方は、前方に向かって左手方向であり、右方は、前方に向かって右手方向である。下方は、重力が作用する方向である。なお、これらの方向は、説明をわかりやすくするために便宜上定義したものであり、これらの方向によって本発明が限定されるものではない。
コンバイン1は、走行しながら農作物の刈り取りと脱穀を行う移動式農業機械である。このコンバイン1は、図1、図2に示すように、機体フレーム2の下方に配置された走行装置3と、機体フレーム2の前端部に取付けられた刈取装置4と、機体フレーム2の上方左側(一側)に搭載された脱穀装置5と、機体フレーム2上の右前側に配置された運転室6と、機体フレーム2の上方右側(他側)であって運転室6の後方に配置されたグレンタンク(穀粒貯留装置)7と、機体フレーム2上であって、運転室6の後下方に配置されたディーゼルエンジン(以下、エンジンという)8とが搭載されている。コンバイン1のグレンタンク7の底部には、送風筒61が接続され、送風筒61には第1搬送筒20(排出オーガの一部)が接続されている。また、コンバイン1は、第1搬送筒20の入口側に送風装置60を設け、第2搬送筒30(排出オーガの一部)の出口側には穀粒排出案内用の排出装置70を設けたものである。ここで、排出オーガは、主として、第1搬送筒20と第2搬送筒30とで構成される。
走行装置3は、機体フレーム2の下方に設けられる。走行装置3は、エンジン8からの駆動力を左右一対の履帯3aに伝え、コンバイン1を走行させる。
刈取装置4は、機体フレーム2の前方に設けられる。刈取装置4は、エンジン8からの駆動力によって駆動して穀稈を刈り取り、刈り取った穀稈を脱穀装置5などに搬送するものである。刈取装置4は、後述するオーガパネルスイッチ80(図15参照)を介して操作される。刈取装置4は、主として、刈取部4aと、搬送装置4eと、刈取動力伝達機構(図示省略)を構成する刈取クラッチ4fと、刈取クラッチモータ4fm(図15参照)と、刈取駆動状態検出手段として機能する刈取駆動状態検出センサ4s(図15参照)と、を備える。ここで、刈取動力伝達機構は、エンジン8からの駆動力を刈取部4aおよび搬送装置4eに伝達するものである。
刈取部4aは、オーガフレーム4bと、オーガ(図示省略)と、穀稈刈取用の主切断装置4cと、掻込リール4dと、を備える。オーガフレーム4bは、底板4b1と、車幅方向左右一対の左右側板4b2と、後板4b3と、を有する。オーガは、オーガフレーム4b内に車幅方向に沿って配置され、回転自在に支持される。主切断装置4cは、往復移動する可動刃(図示省略)が固定刃(図示省略)との間に穀稈を挟み込むことで穀稈を切断して刈り取る。主切断装置4cは、昇降シリンダ(図示省略)などによって上下方向に昇降する。主切断装置4cは、エンジン8から伝達される駆動力によってオーガなどが駆動することで穀稈を刈り取り、取り込む。掻込リール4dは、可動刃および固定刃の上側に主切断装置4cによって切断し刈り取られた穀稈を掻込むものである。掻込リール4dは、前後方向の位置、および、上下方向の高さが調節自在に設けられる。
搬送装置4eは、刈取部4aの後側、より詳細には刈取部4aと機体フレーム2との間に設けられる。搬送装置4eは、エンジン8からの駆動力によって主切断装置4cで刈り取った穀稈を刈取部4aから脱穀装置5に搬送するものである。
刈取クラッチ4fは、エンジン8から刈取装置4への動力伝達経路の接続状態を切り替えて、刈取装置4の駆動状態と停止状態とを切り替えるものである。刈取クラッチ4fは、制御部90(図15参照)によって制御される刈取クラッチモータ4fmによって接続や接続解除の駆動力が供給される。刈取クラッチ4fが接続されると刈取装置4は駆動状態となる。また、刈取クラッチ4fの接続が解除されると刈取装置4は停止状態となる。
刈取駆動状態検出センサ4sは、刈取装置4の駆動状態と停止状態とを検出して制御信号として制御装置90に送信するものである。刈取駆動状態検出センサ4sは、例えば、刈取装置4の駆動状態と停止状態とを検出する。また、刈取駆動状態検出センサ4sは、例えば、刈取クラッチモータ4fmの接続と接続解除とを検出するものであってもよい。
脱穀装置5は、刈り取った穀稈を脱穀するものである。脱穀装置5は、刈取装置4の後側、かつ、グレンタンク7の側方に設けられ、下部の選別部(図示省略)と、上部の脱穀部(図示省略)と、脱穀動力伝達機構(図示省略)を構成する脱穀クラッチ5aと、脱穀クラッチモータ5am(図15参照)と、脱穀駆動状態検出手段として機能する脱穀駆動状態検出センサ5s(図15参照)と、を備える。ここで、脱穀動力伝達機構は、エンジン8からの駆動力を選別部および脱穀部に伝達するものである。選別部は、エンジン8からの駆動力によって脱穀部によって脱穀された穀稈の藁などの夾雑物と穀粒とを分離する装置である。脱穀部は、エンジン8からの駆動力によって搬送された穀稈を脱穀するものである。すなわち、脱穀部は、刈取装置4が刈り取った穀稈から穀粒を切離す装置である。脱穀装置5は、後述するオーガパネルスイッチ80(図15参照)を介して操作される。
脱穀クラッチ5aは、エンジン8から脱穀装置5への動力伝達経路の接続状態を切り替えて、脱穀装置5の駆動状態と停止状態とを切り替えるものである。脱穀クラッチ5aは、制御部90によって制御される脱穀クラッチモータ5amによって接続や接続解除の駆動力が供給される。脱穀クラッチ5aが接続されると脱穀装置5は駆動状態となる。また、脱穀クラッチ5aの接続が解除されると脱穀装置5は停止状態となる。
脱穀駆動状態検出センサ5sは、脱穀装置5の駆動状態と停止状態とを検出して制御信号として制御装置90に送信するものである。脱穀駆動状態検出センサ5sは、例えば、脱穀装置5の駆動状態と停止状態とを検出する。また、脱穀駆動状態検出センサ5sは、例えば、脱穀クラッチモータ5amの接続と接続解除とを検出するものであってもよい。
運転室6は、作業員が着座した状態で、運転操作や刈取操作などを行うための運転座席を含むものである。運転室6は、機体フレーム2の前側、かつ、エンジン8の上方に設けられている。また、運転室6の周囲の作業員が着座した状態で操作可能な位置には、例えば、刈取装置4の昇降操作を行うための刈取昇降レバー(図示省略)や、排出オーガの昇降操作や旋回操作、伸長操作を行うためのオーガ操作レバー(図示省略)、オーガパネルスイッチ80(図15参照)、表示パネル(図示省略)などが設けられている。
グレンタンク7は、脱穀装置5によって選別された穀粒を一時的に貯留する穀粒貯留装置である。グレンタンク7は、運転室6の後方、かつ、機体フレーム2の車幅方向の右側に設けられている。グレンタンク7には、排出オーガが接続される。排出オーガは、エンジン8からの駆動力によってグレンタンク7内の穀粒を搬送し、グレンタンク7の外部へ排出させるものである。グレンタンク7内の穀粒は、排出オーガ内、具体的には、グレンタンク7の後方に立設した第1搬送筒20内およびその第1搬送筒20の上端部から延在する第2搬送筒30内を送風装置60からの風力によって搬送されて排出装置70から外部へ排出される。
エンジン8は、コンバイン1で用いる駆動力の発生源(動力源)であり、燃焼室で燃料を燃焼させることで燃料のエネルギーを機械的仕事に変換して回転力として出力する熱機関である。エンジン8は、機体フレーム2の前側、かつ、運転室6の下方に形成されたエンジンルーム(図示省略)に搭載されている。エンジン8は、少なくとも刈取動力伝達機構を構成する刈取クラッチ4fと、脱穀動力伝達機構を構成する脱穀クラッチ5aと、送風動力伝達機構を構成する後述の送風クラッチ62とが接続されている。また、エンジン8は、エンジン回転数検出手段として機能するエンジン回転数センサ8s(図15参照)、を備えている。エンジン回転数センサ8sは、エンジンの運転時における回転数を検出して制御信号として制御装置90に送信するものである。
第1搬送筒20は、コンバイン1の後側に配設された弾性体の円筒部材であり、一端部20aが後述する送風装置60の送風筒61に接続されている。一端部20aと送風筒61とは周面に隙間なく密着した状態で接続されている。送風筒61の入口側には、後述する送風装置60が配設されている。これにより、第1搬送筒20において、送風筒61を介して流入した穀粒は、風力で第1搬送筒20内を搬送されて第2搬送筒30へ流入する。また、図3に示すように、第1搬送筒20には、コンバイン1の後側の上側で湾曲した湾曲部21が形成されている。図3、図4に示すように、第1搬送筒20の他端部20bには、第2搬送筒30の内側筒32が接続されている。第1搬送筒20の他端部20bと第2搬送筒30の内側筒32との接続箇所は、第1搬送筒クランプ25によって締め付けられて固定されている。このような第1搬送筒20は、湾曲部21近傍、すなわち、コンバイン1の後側の上側が後述するオーガフレーム(第1カバー)100によって覆われ保護されている。
第2搬送筒30は、図1、図2に示すように、コンバイン1の上側に配設され、軸方向に伸縮自在なものである。第2搬送筒30は、図3、図4に示すように、外側筒31に内側筒32が進退自在に挿入された二重筒構造の鋼管である。外側筒31の内径は、第1搬送筒20と同径である。内側筒32の内径は、外側筒31の内径よりも進退可能な程度にわずかに小さく設定されている。内側筒32の外径は、外側筒31の内径と同径に設定されている。ここで、同径とは、略同径(同径よりもわずかに小さい、同径よりもわずかに大きい)を含むものとする。内側筒32の一端部32a(第2搬送筒30の一端部30a)は、第1搬送筒20の他端部20bに挿入されて接続されている。また、内側筒32の一端部32aには、第2搬送筒側フランジ33が配設されている。この第2搬送筒側フランジ33は、内側筒32における第1搬送筒クランプ25の締め付け位置よりも前方に配設されている。第2搬送筒側フランジ33は、後述するオーガフレーム100の搬送筒取付フランジ(取付フランジ)102とボルトで締結することで、第1搬送筒20と第2搬送筒30とをオーガフレーム100に固定する。第2搬送筒側フランジ33は、平板材で構成され、内側筒32を挿通する第1挿通孔(図示省略)と、締結ボルトを挿通するボルト孔(図示省略)と、を備える。また、外側筒31の他端部31b(第2搬送筒30の他端部30b)には、後述する排出装置70が接続されている。
このような第2搬送筒30は、後述するオーガパネルスイッチ80を介して、回動駆動装置204(図15参照)によって張り出し方向が調節自在であり、後述する伸縮駆動装置40によって長さ調節が自在である。第2搬送筒30は、穀粒の未排出時は、外側筒31内に内側筒32を収容して第2搬送筒30の軸方向の長さが短くなっている。このとき、第2搬送筒30は、第2搬送筒30の軸方向略中央部に配設された支持部材34(図1参照)に載置されて固定されている。また、第2搬送筒30は、穀粒の排出時は、例えば、穀粒運搬用トラック(以下、トラック)の荷台やコンテナなどの所定位置に穀粒を排出するように、張り出し方向が調節され、第2搬送筒30の軸方向の長さが適切な長さに調節される。
伸縮駆動装置40は、内側筒32に対して外側筒31を進退させて、第2搬送筒30を伸縮させるものである。このような伸縮駆動装置40は、第2搬送筒30の内側筒32の一端部32aに配設される。伸縮駆動装置40は、主として、スクリュー軸41と、可動部材42と、モータ43と、これらを収容するケーシング44と、軸受45と、を備える。スクリュー軸41とモータ43とは組み付けられて一体化されており、一体化された可動部材42とケーシング44と軸受45とに対して着脱自在に構成されている。
スクリュー軸41は、外周面にスクリュー溝が全周に亘って形成されている。スクリュー軸41の先端部41aは、ケーシング44内の先端部に配設された軸受45に回転自在に固定される。スクリュー軸41の先端部41aがケーシング44の軸受45に固定された状態(スクリュー軸41の組み付け状態)において、スクリュー軸41は、第2搬送筒30の内側筒32の一端部32aと他端部32b(図8参照)との間に第2搬送筒30と平行に配設されている。この状態で、スクリュー軸41は、内側筒32、外側筒31から離接している。可動部材42は、外側筒31の一端部31aに配設されている。可動部材42は、モータ43によって駆動されたスクリュー軸41のスクリュー溝と係合しながらスクリュー軸41に沿ってスライドする。可動部材42がスクリュー軸41に沿ってスライドすることで、外側筒31が内側筒32に対して移動して、第2搬送筒30が伸縮する。モータ43は、スクリュー軸41の基端部に配設されている。モータ43は、スクリュー軸41の回転の駆動力を供給する。ケーシング44は、外側筒31と内側筒32の外周面と同様に湾曲した底面を有しており、外側筒31と内側筒32の上方に配設されている。ケーシング44の基端部は、内側筒32の一端部32aに後述するモータ取付フランジ110を介して固定されている。このようなケーシング44に対して、外側筒31は進退自在である。
このような伸縮駆動装置40によって、第2搬送筒30の外側筒31は、内側筒32に対して内側筒32の一端部32aと他端部32bとの間を移動する。伸縮駆動装置40は、後述するスクリューカバー140によって覆われ保護されている。
送風装置60は、図1に示すように、グレンタンク7に貯留された穀粒を風力で第1搬送筒20と第2搬送筒30とを介して搬送するためのものである。送風装置60は、回転体が回転することで外気を吸い込み、送風口(図示省略)から空気を噴き出す。送風口から噴き出された空気は、送風筒61を通過して第1搬送筒20の入口側に流入する。送風装置60から噴き出された空気によって、穀粒は、第1搬送筒20、第2搬送筒30内を搬送されて出口側(排出装置70側)まで搬送される。送風装置60は、送風動力伝達機構(図示省略)を構成する送風クラッチ62と、送風クラッチモータ62m(図15参照)と、を備える。ここで、送風動力伝達機構は、エンジン8からの駆動力を送風装置60に伝達するものである。
送風クラッチ62は、エンジン8から送風装置60への動力伝達経路の接続状態を切り替えて、送風装置60の駆動状態と停止状態とを切り替えるものである。送風クラッチ62は、制御部90によって制御される送風クラッチモータ62mによって接続や接続解除の駆動力が供給される。送風クラッチ62が接続されると送風装置60は駆動状態となる。また、送風クラッチ62の接続が解除されると送風装置60は停止状態となる。
排出装置70は、図1に示すように、第2搬送筒30の外側筒31の他端部31bに配設されている。排出装置70は、第2搬送筒30の軸方向と異なる方向に開口した排出口71を有するものであり、導電性材料である鋼板を加工して形成されている。排出口71は、下方に向かって開口が形成されており、排出口71まで搬送された穀粒は、下方に落下する。このようにして、排出装置70は、穀粒を、例えば、近くに停車したトラックの荷台などの排出先に排出する。排出装置70の排出口71は、第2搬送筒30の外側筒31の他端部31bと周面において隙間なく密着した状態で接続されている。
オーガパネルスイッチ80は、図15に示すように、穀粒の排出に関係する操作を行うスイッチが配設されており、主として、排出スイッチ81や、脱穀スイッチ82、刈取スイッチ83を含むスイッチが配設されている。オーガパネルスイッチ80は、各スイッチのON、OFFを制御信号として制御装置90に伝送する。
排出スイッチ81は、コンバイン1からの穀粒の排出を開始、停止するスイッチである。排出スイッチ81は、作業者によって入操作されるとその旨の制御信号を制御装置90に伝送する。そして、制御装置90によって繰り出し装置(図示省略)および送風装置60が駆動される。また、排出スイッチ81は、作業者によって切操作されるとその旨の制御信号を制御装置90に伝送する。そして、制御装置90によって繰り出し装置が停止された後に、送風装置60が停止される。
脱穀スイッチ82は、穀稈の脱穀を開始、停止するスイッチである。脱穀スイッチ82は、作業者によって入操作されるとその旨の制御信号を制御装置90に伝送する。そして、制御装置90によって脱穀装置5が駆動される。また、脱穀スイッチ82は、作業者によって切操作されるとその旨の制御信号を制御装置90に伝送する。そして、制御装置90によって脱穀装置5が停止される。
刈取スイッチ83は、穀稈の刈り取りと刈り取った穀稈の搬送を開始するスイッチである。刈取スイッチ83は、作業者によって入操作されるとその旨の制御信号を制御装置90に伝送する。そして、制御装置90によって刈取装置4が駆動される。また、刈取スイッチ83は、作業者によって切操作されるとその旨の制御信号を制御装置90に伝送する。そして、制御装置90によって刈取装置4が停止される。
制御装置90は、刈取昇降レバーやオーガ操作レバーの操作に基づいて、刈取装置4の昇降操作や排出オーガの昇降操作や旋回操作、伸長操作を行う。また、制御装置90は、刈取駆動状態検出センサ4sや、脱穀駆動状態検出センサ5s、エンジン回転数センサ8sなどから制御信号を受信する。また、制御装置90は、オーガパネルスイッチ80の排出スイッチ81や、脱穀スイッチ82、刈取スイッチ83などから制御信号を受信して、刈取クラッチモータ4fm、脱穀クラッチモータ5am、送風クラッチモータ62mに対して制御信号を送信する。制御装置90は、エンジン8の回転数の制御と送風クラッチ62の接続状態の切り替えの制御とをする。
制御装置90は、排出スイッチ81が入操作された旨の制御信号を受信すると、繰り出し装置および送風装置60を駆動する制御信号を送信する。このとき、制御装置90は、以下の制御を行う。具体的には、制御装置90は、エンジン8に対して回転数(回転速度)を第1回転数N1まで減少させる制御信号を送信する。そして、制御装置90は、エンジン回転数センサ8sからの制御信号に基づいてエンジン8の回転数が第1回転数N1であると判定した場合は、エンジン8に対して回転数を段階的に最低回転数(ローアイドル回転数)である第2回転数N2(N1>N2)まで減少させる制御信号を送信する。
ここで、回転数を段階的に減少させるとは、以下のようなことをいう。例えば、第1回転数N1と第2回転数N2との間に第4回転数N4を設定する。この第4回転数N4は、例えば、第1回転数N1と第2回転数N2との中間値でもよく、中間値以外の任意の値(一例として、第1回転数N1に近い値や第2回転数N2に近い値)でもよい。また、第4回転数N4は、1つではなく複数設定してもよい。この場合、制御装置90は、エンジン8に対して回転数を第4回転数N4に減少させる制御信号を送信する。また、制御装置90は、第4回転数N4が複数設定されている場合、第4回転数N4の降順に、エンジン8に対して回転数を第4回転数N4に減少させる制御信号を送信する処理を繰り返す。このようにして、エンジン8の回転数を段階的に第2回転数N2まで減少させる。
また、例えば、第1回転数N1と第2回転数N2との間を一次関数や他の関数などの所定関数で直線状や曲線状に結び、その関数に則してエンジン8の回転数が第2回転数N2まで減少させるようにしてもよい。この場合、制御装置90は、エンジン8に対して回転数を所定関数に則して減少させる制御信号を送信する。このようにして、エンジン8の回転数を段階的に第2回転数N2まで減少させる。
そして、制御装置90は、エンジン回転数センサ8sからの制御信号に基づいてエンジン8の回転数が第2回転数N2であると判定した場合は、送風クラッチモータ62mに対して送風クラッチ62を接続する旨の制御信号を送信する。そして、制御装置90は、エンジン8に対して回転数を段階的に最高回転数である第3回転数N3まで増加させる制御信号を送信する。ここで、回転数を段階的に増加させるとは、上記と同様に、例えば、第2回転数N2と第3回転数N3との間に第5回転数N5を設定して、エンジン8の回転数を第5回転数N5に増加させてから第3回転数N3まで増加させてもよい。また、第2回転数N2と第3回転数N3との間を一次関数や他の関数などの所定関数で直線状や曲線状に結び、その関数に則してエンジン8の回転数を第3回転数N3まで増加させてもよい。また、制御装置90は、排出スイッチ81が切操作された旨の制御信号を受信すると、繰り出し装置を停止した後に、送風クラッチモータ62mに対して送風クラッチ62を接続解除する制御信号を送信する。
オーガフレーム100は、コンバイン1の後側の上側に配設され、第1搬送筒20の湾曲部21と他端部20bとを覆う。オーガフレーム100は、主として、本体部101と、搬送筒取付フランジ102と、クランプ103と、クランプ104と、支持部材105と、油圧シリンダ作用軸106と、を備える。
本体部101は、第1搬送筒20の湾曲部21と他端部20bとを内部に収容する箱型形状に形成されている。本体部101は、壁部101aと、壁部101aの一対の側縁部から下方に延設された一対の側壁部101bと、を備える。本体部101は、搬送筒取付フランジ102の取付け部を除いた下方が開口しており、前後方向の断面形状がコの字型となっている。この本体部101の開口からは、後述するハーネス160をオーガフレーム100の外方に引き出すことができる。
搬送筒取付フランジ102は、接続した第1搬送筒20と第2搬送筒30とを第2搬送筒側フランジ33を介して組み付けるためのフランジである。搬送筒取付フランジ102は、本体部101の前端部に配設されている。搬送筒取付フランジ102は、図5、図6に示すように、矩形状の平板材の上端部と下端部とをそれぞれ後方に屈曲させて形成したものである。搬送筒取付フランジ102は、搬送筒挿通孔(第1挿通孔)102aと、4つのボルト孔102bと、ボルト孔102cと、2つのハーネス挿通孔(第2挿通孔)102dと、を備えている。搬送筒挿通孔102aは、第1搬送筒20の他端部20bを挿通する孔である。搬送筒挿通孔102aは、第1搬送筒20に取付けられた第1搬送筒クランプ25の外径よりも大きな外径を有している。このため、搬送筒挿通孔102aは、第1搬送筒クランプ25を取付けた状態の第1搬送筒20を抜き差しすることができる。ボルト孔102bは、搬送筒取付フランジ102と第2搬送筒側フランジ33とを固定するためのボルト102eを挿通する孔である。ボルト孔102bは、搬送筒挿通孔102aの半径方向の外方に配設されている。ボルト孔102cは、搬送筒取付フランジ102を本体部101に固定するためのボルト102fを挿通する孔である。ボルト孔102cは、上側の延設部と、下側の延設部とにそれぞれ2つずつ配設されている。ハーネス挿通孔102dは、搬送筒挿通孔102aの上方に配設されている。ハーネス挿通孔102dは、後述するハーネス160を挿通するものであり、搬送筒挿通孔102aの直径よりも小さい直径を有している。
クランプ103は、搬送筒取付フランジ102の後方の上側に配設され、後述するハーネス160を保持するものである。
クランプ104は、クランプ103の後方、かつ、搬送筒取付フランジ102内の下側に配設され、後述するハーネス160を保持するものである。
支持部材105は、図3、図4に示すように、湾曲部21において第1搬送筒20を下方より支持するものである。支持部材105は、左右方向が軸方向と一致する円柱状に形成されている。
油圧シリンダ作用軸106は、後述する油圧シリンダ120と接続されるものである。油圧シリンダ作用軸106は、左右方向が軸方向と一致する円柱状に形成されている。この油圧シリンダ作用軸106を作用点として、オーガフレーム100が第1搬送筒カバー130に対して摺動する。
モータ取付フランジ110は、第2搬送筒30の内側筒32の一端部32aの上方、かつ、後述するスクリューカバー140の後端部に配設されている。モータ取付フランジ110は、図7に示すように、平板状の本体部111と、スクリュー軸挿通孔112と、本体部111の一対の側縁部から後方に延設された一対の側壁部113と、を備える。本体部111は、底辺が第2搬送筒30の内側筒32の外周と同様の円弧状に切り欠かれて形成されている。これにより、本体部111は、第2搬送筒30の内側筒32上に載置することができる。スクリュー軸挿通孔112は、スクリュー軸41の外径よりも大きく設定されている。ここで、スクリュー軸挿通孔112は、略五角形状に形成されている。このスクリュー軸挿通孔112は、スクリュー軸41を左右方向および前後方向に対して傾斜させた状態で挿通し、その状態からスクリュー軸41を左右方向に直交し、かつ、前後方向に沿うように第2搬送筒30の外周に沿って移動させることができるような大きさ、形状である。
油圧シリンダ120は、オーガフレーム100の油圧シリンダ作用軸106と後述する第1搬送筒カバー130とを接続している。油圧シリンダ120は、第1搬送筒カバー130に対してオーガフレーム100を摺動させるものである。
第1搬送筒カバー130は、コンバイン1の後側に略垂直に配設された、第1搬送筒20の垂直部を覆うものである。
スクリューカバー(第2カバー)140は、伸縮駆動装置40のスクリュー軸41の上方に配設されている。スクリューカバー140は、スクリュー軸41を覆う長さに設定されている。スクリューカバー140の後端部は、モータ取付フランジ110を介して第2搬送筒30の内側筒32の一端部32aに固定されている。
モータカバー150は、伸縮駆動装置40のモータ43を覆うものである。モータカバー150は、オーガフレーム100の搬送筒取付フランジ102とモータ取付フランジ110との間に配設される。このモータカバー150は、スクリューカバー140内に一体化された伸縮駆動装置40のスクリュー軸41とモータ43とが組み付けられた後に配設される。
ハーネス160は、伸縮駆動装置40のモータ43に駆動力を供給するためのものである。ハーネス160は、モータカバー150内からオーガフレーム100内を配策されて、オーガフレーム100の開口からオーガフレーム100の外方に引き出されて、駆動力の発生源まで接続されている。
次に、このように構成されたコンバイン1の組み付け作業について、図面を参照して説明する。
まず、第2搬送筒30の外側筒31の他端部31bに、排出装置70が組み付けられる。搬送筒30の内側筒32の一端部32aの上方に、伸縮駆動装置40の一体化された可動部材42とケーシング44と軸受45とが配設される。一体化されたスクリュー軸41とモータ43とは伸縮駆動装置40に組み付けられていない状態である。第2搬送筒30の内側筒32の一端部32aに、第1搬送筒20の他端部20bが接続される。この第1搬送筒20の他端部20bと第2搬送筒30の内側筒32との接続箇所は、第1搬送筒クランプ25によって締め付けられて固定される。また、第2搬送筒30の内側筒32の一端部32aの第1搬送筒クランプ25より前方には、第2搬送筒側フランジ33が配設されている。
そして、図8に示すように、第1搬送筒20の一端部20a(図1参照)が、オーガフレーム100の搬送筒取付フランジ102の搬送筒挿通孔102aから挿通されて、第1搬送筒カバー130内まで引き下ろされる。そして、第1搬送筒20の一端部20aが、送風装置60の送風筒61に接続される。また、第2搬送筒30の第2搬送筒側フランジ33とオーガフレーム100の搬送筒取付フランジ102とを当接させて、第2搬送筒側フランジ33のボルト孔と搬送筒取付フランジ102のボルト孔102bとが同軸上に配置されて締結ボルトで締結される。これにより、図9、図10に示すように、オーガフレーム100に第1搬送筒20と第2搬送筒30とが接続される。このとき、第2搬送筒側フランジ33よりも後方、すなわち、オーガフレーム100内に第1搬送筒クランプ25が位置している。
そして、図11、図12に示すように、モータ取付フランジ110のスクリュー軸挿通孔112に、一体化された伸縮駆動装置40のスクリュー軸41とモータ43のスクリュー軸41が左右方向および前後方向に対して傾斜させた状態で挿通される。そして、スクリュー軸41を第2搬送筒30の外周に沿って移動させて、図13、図14に示すように、スクリュー軸41が左右方向に直交し、かつ、前後方向に沿うように配置させる。そして、スクリュー軸41の先端部41aがケーシング44の軸受45に固定される。
そして、伸縮駆動装置40のモータ43の上方、すなわち、オーガフレーム100の搬送筒取付フランジ102とモータ取付フランジ110との間を覆うように、モータカバー150が配設される。具体的には、モータカバー150の両端部が搬送筒取付フランジ102とモータ取付フランジ110に固定される。また、ハーネス160は、モータカバー150内からオーガフレーム100内を配策されて、オーガフレーム100の開口からオーガフレーム100の外方に引き出されて、駆動力の発生源まで接続されている。
このようにして、コンバイン1において第1搬送筒20と第2搬送筒30と伸縮駆動装置40と排出装置70とオーガフレーム100とモータ取付フランジ110とスクリューカバー140とモータカバー150とハーネス160とが組み付けられる。
つづいて、このように組み付けられたコンバイン1の穀粒搬送時の動作について、図面を参照して説明する。
コンバイン1は、エンジン8が発生させる駆動力によって走行装置3が駆動して走行しながら、刈取装置4によって穀稈を刈り取る。刈取装置4によって刈り取られた穀稈は、脱穀装置5に搬送される。刈取装置4は、分草体によって分草し、掻込リール4dによってオーガフレーム4b内に穀稈を掻込んで、主切断装置4cで切断し刈り取る。そして、コンバイン1は、刈取装置4で刈り取った穀稈を搬送装置4eによって脱穀装置5に搬送する。そして、コンバイン1は、脱穀装置5にて穀稈を脱穀して穀粒を選別し、選別した穀粒をグレンタンク7に貯留する。
作業者は、運転室6の表示パネルを確認してグレンタンク7に貯留された穀粒が満杯または所定量以上となったことがわかると、コンバイン1を停車して、トラックを近くに停車する。
そして、作業者はオーガパネルスイッチ80を操作して、トラックの荷台に合わせて、第2搬送筒30の高さ、張り出し方向、長さを調節する操作をする。制御装置90は、オーガパネルスイッチ80からの張り出し方向調節の制御信号を検出すると、第2搬送筒30の回動駆動装置204に対して張り出し方向を所定角度とする制御信号を送信する。このようにして、第2搬送筒30の張り出し方向が調節される。また、制御装置90は、オーガパネルスイッチ80からの長さ調節の制御信号を検出すると、第2搬送筒30の伸縮駆動装置40に対して外側筒31を前方に引き出して所定の長さにする制御信号を送信する。このようにして、コンバイン1の排出装置70の排出口71が、トラックの荷台の上方に位置する。
そして、作業者は、オーガパネルスイッチ80の排出スイッチ81を押下する。制御装置90は、排出スイッチ81からの「ON(排出)」信号を検出すると、繰り出し装置を駆動する制御信号を送信するとともに、送風装置60を駆動する制御信号を送信する。具体的には、制御装置90は、エンジン8に対して回転数を第1回転数N1まで減少させる制御信号を送信する。つぎに、制御装置90は、エンジン回転数センサ8sからの制御信号に基づいてエンジン8の回転数が第1回転数N1であると判定した場合は、エンジン8に対して回転数を段階的に第2回転数N2まで減少させる制御信号を送信する。本実施形態では、第1回転数N1と第2回転数N2との中間値を第4回転数N4として設定する。制御装置90は、エンジン8に対して回転数を第4回転数N4に減少させる制御信号を送信する。そして、制御装置90は、エンジン回転数センサ8sからの制御信号に基づいてエンジン8の回転数が第4回転数N4であると判定した場合は、エンジン8に対して回転数を第2回転数N2まで減少させる制御信号を送信する。このようにして、エンジン8の回転数を段階的に第2回転数N2まで減少させる。これにより、エンジン8は、ローアイドル状態とされる。
つぎに、制御装置90は、エンジン回転数センサ8sからの制御信号に基づいてエンジン8の回転数が第2回転数N2であると判定した場合は、送風クラッチモータ62mに対して送風クラッチ62を接続する旨の制御信号を送信する。これにより、送風クラッチ62が接続されて、送風装置60は、駆動状態となる。
つぎに、制御装置90は、エンジン8に対して回転数を段階的に第3回転数N3まで増加させる制御信号を送信する。本実施形態では、第2回転数N2と第3回転数N3との中間値を第5回転数N5として設定する。制御装置90は、エンジン8に対して回転数を第5回転数N5に増加させる制御信号を送信する。そして、制御装置90は、エンジン回転数センサ8sからの制御信号に基づいてエンジン8の回転数が第5回転数N5であると判定した場合は、エンジン8に対して回転数を第3回転数N3まで増加させる制御信号を送信する。このようにして、エンジン8の回転数を段階的に第3回転数N3まで増加させる。これにより、送風装置60は、所望の出力の風力を得る。このようにして、コンバイン1は、グレンタンク7内の穀粒を、風力によって第1搬送筒20、第2搬送筒30を搬送して、排出装置70から外部へ排出する。
作業者は、運転室6の表示パネルを確認してグレンタンク7に貯留された穀粒がなくなった(排出が完了した)ことがわかると、オーガパネルスイッチ80の停止スイッチを押下する。制御装置90は、停止スイッチからの「ON(停止)」信号を検出すると、繰り出し装置を停止する制御信号を送信して、送風装置60を停止する制御信号を送信する。このようにして、グレンタンク7からの穀粒の排出が停止される。
このようにして、所望の範囲の刈り取り作業が終了するまで、コンバイン1を走行しながら刈取装置4によって穀稈を刈り取り、脱穀装置5によって脱穀して、排出装置70から穀粒をトラックに排出することが繰り返される。
以上のように、実施形態1に係るコンバイン1によれば、制御装置90は、エンジン8の回転数を第1回転数N1まで減少させた後に、段階的に第2回転数N2まで減少させる。そして、制御装置90は、エンジン8の回転数が第2回転数N2である状態で、送風クラッチ62を接続してから、エンジン8の回転数を段階的に第3回転数N3まで増加させる。このように、エンジン8の回転数を第2回転数N2よりも大きい第1回転数N1まで減少させた後に、第2回転数N2まで段階的に減少させる。これにより、エンジン8の回転数を減少させる際に、エンジン8の回転数を第2回転数N2まで一気に減少させる際に生じるような、エンジン8の回転数が不用意に第2回転数N2以下まで減少する現象の発生を抑制できる。
また、エンジン8の回転数を第2回転数N2まで低減させた状態で送風クラッチ62が接続状態にされる。このため、エンジン8がローアイドル状態のときに、送風クラッチ62を接続するので、送風クラッチ62を含む送風動力伝達機構の破損を抑制することができる。すなわち、送風動力伝達機構を長寿命化することができる。
また、ハーネス160は、モータカバー150内からオーガフレーム100内を配策されている。すなわち、ハーネス160は、オーガフレーム100やモータカバー150によって覆われている。このため、コンバイン1を使用しないシーズンにコンバイン1をカバーで覆う際にも、ハーネス160やハーネスを保持するクランプなどにカバーが接触することを抑制できる。しかも、オーガフレーム100は、下方が開口しているため、ハーネス160をオーガフレーム100の外方に引き出したりする作業が容易にできる。
さらに、第1搬送筒20と第2搬送筒30とをオーガフレーム100に組み付ける際には、伸縮駆動装置40には重量のあるスクリュー軸41とモータ43とが組み付けられていない。重量のあるスクリュー軸41とモータ43とは、第1搬送筒20と第2搬送筒30とをオーガフレーム100に組み付けた後に組み付ける。このため、組み付け作業に要する労力が軽減される。
[実施形態2]
次に、実施形態2に係るコンバイン1について説明する。実施形態2に係るコンバイン1は、実施形態1に係るコンバイン1と、次の点で異なる。すなわち、実施形態2に係るコンバイン1は、脱穀装置5の駆動状態と停止状態とに基づいて第1回転数の設定値を変化させる。具体的には、脱穀装置5の駆動状態における第1回転数N11は、脱穀装置5の停止状態における第1回転数N12よりも大に設定する。このため、同一部分は説明を省略する。
制御装置90は、第1回転数の値として、脱穀装置5の駆動状態におけるN11と脱穀装置5の停止状態におけるN12(N11>N12)とを記憶している。制御装置90は、排出スイッチ81が入操作された旨の制御信号を受信すると、繰り出し装置および送風装置60を駆動する制御信号を送信する。このとき、制御装置90は、以下の制御を行う。具体的には、制御装置90は、脱穀駆動状態検出センサ5sからの制御信号に基づいて、脱穀クラッチ5aが接続状態であると判定した場合、第1回転数をN11と設定し、脱穀クラッチ5aが接続解除状態であると判定した場合、第1回転数をN12と設定する。そして、制御装置90は、実施形態1と同様に、エンジン8に対する回転数を制御する制御信号と、送風クラッチ62に対する接続する旨の制御信号とをそれぞれ送信する。
以上のように、実施形態2に係るコンバイン1によれば、脱穀装置5の駆動状態と停止状態とで第1回転数の設定値を変化させることができる。このため、脱穀装置5の駆動状態と停止状態、すなわち、コンバイン1の駆動状態に合わせて、第1回転数を適切な設定値とすることができる。このように、コンバイン1の駆動状態に合わせてエンジン8の回転数を適切に減少させるので、コンバイン1を適切、かつ、効率的に駆動することができる。
なお、第1回転数N11と第1回転数N12は、いずれかを記憶しているだけでもよい。具体的には、例えば、第1回転数N11と第1回転数N12のうちのいずれか一方を記憶し、その値に対してx大きい(x小さい)と設定してもよい。また、その値に対してx%大きい(x%小さい)と設定してもよい。
[実施形態3]
次に、実施形態3に係るコンバイン1について説明する。実施形態3に係るコンバイン1は、実施形態1に係るコンバイン1と、次の点で異なる。すなわち、実施形態3に係るコンバイン1は、脱穀装置5および刈取装置4の駆動状態と停止状態とに基づいて第1回転数の設定値を変化させる。具体的には、脱穀装置5の駆動状態、かつ、刈取装置4の駆動状態における第1回転数N13は、脱穀装置5の駆動状態、かつ、刈取装置4の停止状態における第1回転数N14よりも大に設定し、第1回転数N14は、脱穀装置5の停止状態、かつ、刈取装置4の停止状態における第1回転数N15よりも大に設定する。このため、同一部分は説明を省略する。
制御装置90は、第1回転数の値として、脱穀装置5の駆動状態、かつ、刈取装置4の駆動状態におけるN13と、脱穀装置5の駆動状態、かつ、刈取装置4の停止状態におけるN14と、脱穀装置5の停止状態、かつ、刈取装置4の停止状態におけるN15(N13>N14>N15)とを記憶している。制御装置90は、排出スイッチ81が入操作された旨の制御信号を受信すると、繰り出し装置および送風装置60を駆動する制御信号を送信する。このとき、制御装置90は、以下の制御を行う。具体的には、制御装置90は、刈取駆動状態検出センサ4sと脱穀駆動状態検出センサ5sとからの制御信号に基づいて、脱穀クラッチ5aが接続状態、かつ、刈取クラッチ4fが接続状態であると判定した場合、第1回転数をN13と設定し、脱穀クラッチ5aが接続状態、かつ、刈取クラッチ4fが接続解除状態であると判定した場合、第1回転数をN14と設定し、脱穀クラッチ5aが接続解除状態、かつ、刈取クラッチ4fが接続解除状態であると判定した場合、第1回転数をN15と設定する。そして、制御装置90は、実施形態1と同様に、エンジン8に対する回転数を制御する制御信号と、送風クラッチ62に対する接続する旨の制御信号とをそれぞれ送信する。
以上のように、実施形態3に係るコンバイン1によれば、脱穀装置5および刈取装置4の駆動状態と停止状態とで第1回転数の設定値を変化させることができる。このため、脱穀装置5および刈取装置4の駆動状態と停止状態、すなわち、コンバイン1の駆動状態に合わせて、第1回転数を適切な設定値とすることができる。このように、コンバイン1の駆動状態に合わせてエンジン8の回転数を適切に減少させるので、コンバイン1を適切、かつ、効率的に駆動することができる。
[実施形態4]
本発明の実施形態4に係るコンバイン1を図面に基づいて説明する。図16は、コンバインにおける要部の側面図である。なお、図16において、実施形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
実施形態4に係るコンバイン1は、排出装置70の上方を覆う先端カバー(第3カバー)170を備えている。この先端カバー170内には、排出装置70までアース線180が配策される。アース線180は、第2搬送筒30の内側筒32と排出装置70とに接続されている。アース線180は、導電性材料で構成されている第2搬送筒30と排出装置70とをアースし、第2搬送筒30や排出装置70において生じる静電気を抑制するものである。アース線180は、先端カバー170内からスクリューカバー140内とモータカバー150内とオーガフレーム100内を配策されて、オーガフレーム100の開口からオーガフレーム100の外方に引き出されてアースされる。
以上のように、実施形態4に係るコンバイン1によれば、先端カバー170によって排出装置70まで配策されたアース線180を覆うことができる。このため、コンバイン1を使用しないシーズンにコンバイン1をカバーで覆う際にも、アース線180やアース線180を保持するクランプなどにカバーが接触することを抑制できる。
なお、上述した本発明の実施形態1ないし実施形態4に係るコンバイン1は、上述した実施形態1ないし実施形態4に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
エンジン8の回転数は、エンジン回転数センサ8sによって検出するものとして説明したが、制御装置90がエンジン8の回転数を判定可能であれば他の構成であってもよい。例えば、エンジン回転数センサ8sを設けない場合は、次のようにすればよい。制御装置90は、エンジン8が所望回転数になるのに要する時間(所要時間)を予め設定しておく。そして、制御装置90は、エンジン8に対して回転数を所望回転数(例えば、第1回転数N1)に変化させる制御信号を送信した後、所要時間待機してから次の処理を行うようにすればよい。
刈取駆動状態検出センサ4sは、刈取装置4の機能の一部として説明したがこの構成に限定されない。すなわち、刈取駆動状態検出センサ4sは、刈取装置4とは独立したものであってもよい。また、脱穀駆動状態検出センサ5sは、脱穀装置5の機能の一部として説明したがこの構成に限定されない。すなわち、脱穀駆動状態検出センサ5sは、脱穀装置5とは独立したものであってもよい。また、エンジン回転数センサ8sは、エンジン8の機能の一部として説明したがこの構成に限定されない。すなわち、エンジン回転数センサ8sは、エンジン8とは独立したものであってもよい。
1 コンバイン(機体)
2 機体フレーム
4 刈取装置
4f 刈取クラッチ
4fm 刈取クラッチモータ
5 脱穀装置
5a 脱穀クラッチ
5am 脱穀クラッチモータ
7 グレンタンク(穀粒貯留装置)
8 エンジン
20 第1搬送筒
30 第2搬送筒
31 外側筒
32 内側筒
40 伸縮駆動装置
41 スクリュー軸
43 モータ
60 送風装置
62 送風クラッチ
70 排出装置
80 オーガパネルスイッチ
90 制御装置(制御部)
100 オーガフレーム(第1カバー)
101 本体部
102 搬送筒取付フランジ(取付フランジ)
103 クランプ
104 クランプ
110 モータ取付フランジ
120 油圧シリンダ
130 第1搬送筒カバー
140 スクリューカバー(第2カバー)
150 モータカバー
160 ハーネス
170 先端カバー(第3カバー)
N1 第1回転数
N2 第2回転数

Claims (7)

  1. 動力源としてのエンジンと、
    穀粒を貯留する穀粒貯留装置と、
    一端部が前記穀粒貯留装置に接続された第1搬送筒と、
    一端部が前記第1搬送筒の他端部に挿入されて接続され、軸方向に伸縮自在な第2搬送筒と、
    前記穀粒貯留装置に貯留された穀粒を前記第1搬送筒と前記第2搬送筒とを介して搬送するための送風装置と、
    前記エンジンから前記送風装置への動力伝達経路の接続状態を切り替えて、前記送風装置の駆動状態と停止状態とを切り替える送風クラッチと、
    前記エンジンの回転数の制御と前記送風クラッチの接続状態の切り替えの制御とをする制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記穀粒貯留装置から穀粒を排出する場合に、前記エンジンの回転数を第1回転数まで減少させた後に段階的に第2回転数まで減少させてから前記送風クラッチを接続して前記エンジンの回転数を段階的に増加させる、
    ことを特徴とするコンバイン。
  2. 刈り取った穀稈を脱穀する脱穀装置と、
    前記エンジンから前記脱穀装置への動力伝達経路の接続状態を切り替えて、前記脱穀装置の駆動状態と停止状態とを切り替える脱穀クラッチと、
    を備え、
    前記脱穀装置の駆動状態における前記第1回転数は、前記脱穀装置の停止状態における前記第1回転数よりも大きい、
    請求項1に記載のコンバイン。
  3. 圃場の穀稈を刈り取りする刈取装置と、
    前記エンジンから前記刈取装置への動力伝達経路の接続状態を切り替えて、前記刈取装置の駆動状態と停止状態とを切り替える刈取クラッチと、
    を備え、
    前記脱穀装置の駆動状態、かつ、前記刈取装置の駆動状態における前記第1回転数は、前記脱穀装置の駆動状態、かつ、前記刈取装置の停止状態における前記第1回転数よりも大きく、
    前記脱穀装置の駆動状態、かつ、前記刈取装置の停止状態における前記第1回転数は、前記脱穀装置の停止状態、かつ、前記刈取装置の停止状態における前記第1回転数よりも大きい、
    請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記第2搬送筒を伸縮させる伸縮駆動装置と、
    機体の後方に配設された前記第1搬送筒の上方を覆う第1カバーと、
    前記第2搬送筒の上方に配設された前記伸縮駆動装置の上方を覆う第2カバーと、
    前記第1搬送筒と前記第2搬送筒の先端部との間に配策され、前記第1カバー内と前記第2カバー内とに配策されたハーネスと、
    を備える請求項1から3のいずれか1項に記載のコンバイン。
  5. 前記第1カバーは、前記第1搬送筒を挿通する第1挿通孔と、前記第1挿通孔の上方に配設された、前記第1挿通孔の直径よりも小さい直径の第2挿通孔と、を有するフランジを備える、
    請求項4に記載のコンバイン。
  6. 前記第1カバーは、下方に開口を有する、
    請求項4または5に記載のコンバイン。
  7. 前記第2搬送筒の他端部に接続され、穀粒を排出する排出装置と、
    前記機体の上方に配設された前記排出装置の上方を覆う第3カバーと、
    を備え、
    前記ハーネスは、前記第1搬送筒と前記排出装置との間に配策され、前記第1カバー内と前記第2カバー内と前記第3カバー内とに配策された、
    請求項4から6のいずれか1項に記載のコンバイン。
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