JP2016104516A - 光書込装置の製造方法、光書込装置及び画像形成装置 - Google Patents

光書込装置の製造方法、光書込装置及び画像形成装置 Download PDF

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英生 植村
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崇 黒澤
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Abstract

【課題】長尺のレンズアレイを複数のサブレンズアレイとして個片化した構成において、接着作業の効率を向上させることができるとともに、製造コストを低減することが可能な光書込装置の製造方法、光書込装置及び当該光書込装置を備える画像形成装置を提供する。【解決手段】サブレンズアレイ122の第1方向(X方向)の各側面部と光源基板11とを接着固定するための紫外線硬化樹脂13を塗布して接着部14を形成する第1工程と、接着部14に、紫外線照射装置により、第1方向及び光源の光軸方向(Z方向)以外の方向から紫外線を照射する第2工程と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、光書込装置の製造方法、光書込装置及び当該光書込装置を備える画像形成装置に関する。
従来、複数の発光素子(例えば、LED(Light Emitting Diode)、OLED(Organic Light-Emitting Diode))からなる発光素子群を主走査方向及び副走査方向にそれぞれ複数配置した光源基板と、上記発光素子群に対して一対一で結像レンズを対向配置したレンズアレイと、を備える光書込装置が知られている。
上記光書込装置の一例として、同一基板上に複数の結像レンズを配置して光学系を形成する一体型の構成が知られている。しかしながら、この一体型構成の場合、長尺のレンズアレイ形状となるため、装置内の環境変動等により温度が上昇した場合に、長手方向に大きく熱膨張する。この熱膨張により結像レンズの位置が変動し、結果として感光体上に結像される像の位置ずれが発生するという問題がある。また、長尺のレンズアレイを成形するためには長尺の型が必要となるが、各結像レンズに対応したレンズ型を多数備える長尺の型を精度よく製造することは困難である。
これらの問題を解決する方法として、レンズアレイを長手方向に分断し、複数のサブレンズアレイとして個片化して透明基板に保持させる構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この個片型構成では、サブレンズアレイ間に一定の隙間を設けることで、環境変動に起因する熱膨張の影響を低減し、結像性能に変化を及ぼさないようにしている。
上記の個片型構成の場合、各サブレンズアレイを光源基板と接着固定する必要がある。この際、サブレンズアレイを一つずつ接着固定するよりも、全てのサブレンズアレイを主方向に整列させて位置決めした後、同時に接着固定する方が、作業効率を向上させることができる。使用される接着剤としては、接着硬化開始時間の制約や硬化速度の観点から、一般的に、紫外線硬化樹脂が用いられる。
紫外線硬化樹脂を硬化するには、紫外線光(以下UV光)を照射する必要がある。光源基板の底面部側には封止材(封止ガラス)やエレキ部品等が配置されており、光源基板の底面部側からUV光を照射することができないため、光源基板の上面部側、即ち、サブレンズアレイが配置される側からUV光を照射する必要がある。
サブレンズアレイは、主に結像レンズと、当該結像レンズを光源基板上で保持するとともにゴースト光を防止する保持部材(遮光部材)と、から構成されている。従って、保持部材等により遮蔽された空間にある接着部にはUV光を照射することができない。
UV光を接着部に直接照射できない場合でもUV光を照射可能とする方法として、ミラーを用いてUV光を反射させる技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−37199号公報 特開2008−51979号公報
しかしながら、上記特許文献2記載の技術を採用した場合でも、遮蔽空間にある接着部にUV光を照射可能な位置にミラーを配置するためのスペースをサブレンズアレイ間の隙間に確保することが難しく、ミラーを配置すること自体が困難であるという問題がある。また、ミラーを配置可能であったとしても、ミラーを配置する分の部品点数が増加するため、コストが増加するとともに、ミラーを調整するための機構が増加するという問題がある。
また、サブレンズアレイ間に設けられた隙間は微小な大きさであるため、光軸方向に略平行にUV光を照射しても、接着部にUV光を届けることができない。更に、レンズアレイはサブレンズアレイを光源基板の長手方向に配列した構成であるため、光源基板の長手方向にUV光を照射した場合、光源基板の長手方向の両端部の接着箇所にはUV光が照射されるものの、それ以外の接着箇所にはUV光を照射させることができない。このように、接着部にUV光を照射させるには様々な制限があり、接着作業に際し、接着部にUV光を照射可能な方向を探す作業など余計な手間が掛かっていた。
本発明は、長尺のレンズアレイを複数のサブレンズアレイとして個片化した構成において、接着作業の効率を向上させることができるとともに、製造コストを低減することが可能な光書込装置の製造方法、光書込装置及び当該光書込装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
複数の光源を備える光源基板と、
前記光源から出射された光を像担持体上に集光させる光学系と、を備え、
前記光学系は、
複数の結像レンズを含んで構成されるサブレンズアレイと、
前記サブレンズアレイが前記光源基板の長手方向である第1方向に沿って複数並列されて構成されるレンズアレイと、
を備える光書込装置の製造方法において、
前記サブレンズアレイの前記第1方向の各側面部と前記光源基板とを接着固定するための紫外線硬化樹脂を塗布して接着部を形成する第1工程と、
前記接着部に、紫外線照射装置により、前記第1方向及び前記光源の光軸方向以外の方向から紫外線を照射する第2工程と、
を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光書込装置の製造方法において、
前記第2工程は、前記接着部に、前記サブレンズアレイの前記第1方向の側面と平行な方向から前記紫外線を照射することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の光書込装置の製造方法において、
前記第1工程は、前記光源基板の短手方向である第2方向において位相が同じくなるように前記接着部を形成することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光書込装置の製造方法において、
前記第1工程は、前記サブレンズアレイ毎に、同一箇所に前記接着部を形成することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光書込装置の製造方法において、
前記第1工程は、前記サブレンズアレイの前記第3方向の端部に前記接着部を形成することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光書込装置の製造方法において、
前記光源から出射された光を遮光する遮光部材を備え、
前記遮光部材は、前記接着部に対して前記第3方向には配置されていないことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の光書込装置の製造方法において、
前記第1工程は、前記結像レンズと前記第2方向において位相が重ならないように前記接着部を形成することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の光書込装置の製造方法において、
前記第2工程は、前記サブレンズアレイの前記第1方向の側面と平行な方向の両側から前記紫外線を照射することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の光書込装置の製造方法において、
前記光源基板は、ガラスにより形成されていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、
複数の光源を備える光源基板と、
前記光源から出射された光を像担持体上に集光させる光学系と、を備える光書込装置において、
前記光学系は、
複数の結像レンズを含んで構成されるサブレンズアレイと、
前記サブレンズアレイが前記光源基板の長手方向である第1方向に沿って複数並列されて構成されるレンズアレイと、
を備え、
前記サブレンズアレイの前記第1方向の各側面部と前記光源基板とを接着固定するための紫外線硬化樹脂が塗布されて形成された接着部を備えることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、
画像形成装置において、
像担持体と、
前記像担持体を帯電させる帯電部と、
前記帯電部により帯電された前記像担持体に対して光を照射することで前記像担持体上に静電潜像を形成する請求項10に記載の光書込装置と、
前記光を照射された前記像担持体に現像剤を供給することで前記静電潜像を現像剤による像に顕像化する現像部と、
前記現像剤による像を用紙に転写する転写部と、
前記転写部により転写された前記現像剤による像を前記用紙に定着する定着部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、長尺のレンズアレイを複数のサブレンズアレイとして個片化した構成において、接着作業の効率を向上させることができるとともに、製造コストを低減することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 光プリントヘッドの構成を示す側面図である。 光源基板の構成を示す平面図である。 光学系の構成を示す平面図である。 サブレンズアレイと光源基板との接着部の一例を示す斜視図である。 サブレンズアレイと光源基板との接着部の一例を示す平面図である。 サブレンズアレイと光源基板との接着部の一変形例を示す平面図である。 接着部の熱膨張によりサブレンズアレイに発生する複屈折の分布を示す平面図である。 サブレンズアレイの構成及び配置の一変形例を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る画像形成装置1000は、例えば、プリンターやデジタル複写機等として用いられ、図1に示すように、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの色毎に設けられた複数の光プリントヘッド(光書込装置)100と、光プリントヘッド100に対応して設けられた感光体ドラム等の像担持体200と、像担持体200を帯電させる帯電部210と、光を照射された像担持体200に現像剤を供給することで静電潜像を現像剤による像に顕像化する現像部220と、中間転写ベルト300と、現像剤による像を用紙Pに転写する転写ローラー(転写部)400と、転写ローラー400により転写された現像剤による像を用紙Pに定着する定着部500と、等を備えて構成される。
画像形成装置1000は、光プリントヘッド100より照射される光によって像担持体200に静電潜像を形成させる。次に、画像形成装置1000は、静電潜像が形成された像担持体200に現像剤を供給することで当該静電潜像を現像剤による像に顕像化し、中間転写ベルト300上に当該現像剤による像を転写させる。次に、画像形成装置1000は、中間転写ベルト300に転写された現像剤による像を転写ローラー400によって用紙Pに押圧して転写させる。次に、画像形成装置1000は、定着部500によって用紙Pを加熱及び加圧することで、現像剤による像を用紙P上に定着する。そして、画像形成装置1000は、用紙Pを排紙ローラー(図示省略)等により搬送してトレイ(図示省略)に排紙することで画像形成処理を行う。なお、ここでは、中間転写ベルト300に転写された像を用紙Pに転写するようにしているが、像担持体200から直接、像担持体200に形成された像を用紙Pに転写するようにしてもよい。
光プリントヘッド100は、図1〜図4に示すように、帯電部210により帯電された像担持体200に対して光Lを照射することで像担持体200上に静電潜像を形成する装置である。光プリントヘッド100は、光Lを出射させる複数の発光素子(光源)111からなる発光素子群112を複数配置した光源基板11と、複数の発光素子111から出射された光Lを像担持体200上に集光させる光学系12と、を備えて構成されている。
以下の説明では、図2〜図4等に示す光源基板11及び光学系12の長手方向(第1方向)をX方向、短手方向(第2方向)をY方向、X方向及びY方向に直交する方向をZ方向とする。また、図2〜図4等に示す光プリントヘッド100において、光学系12が配置される側を上側、光源基板11が配置される側を下側とする。本実施形態では、光プリントヘッド100の光源基板11から、Z方向上方に向けて光Lが出射されるようになっている。即ち、Z方向は、光Lの光軸方向と一致する。
光源基板11は、図3に示すように、略矩形状に形成され、複数の発光素子群112が長手方向(X方向)に沿って略直線上に複数列(ここでは3列)並べられて配置されている。複数の発光素子群112は、光源基板11の短手方向(Y方向)で重ならないように、X方向に少しずつずらして配列される。なお、本実施形態では、複数の発光素子群112をY方向に沿って複数列並べるようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、複数の発光素子群112を1列並べるように構成してもよい。また、本実施形態では、発光素子111として、OLEDが用いられており、光源基板11は、線膨張係数の小さいガラス(例えば、無アルカリガラス)により形成されている。
光源基板11の底面側には、発光素子111を大気から遮断して発光素子111の劣化を防止するための封止ガラス114が設けられている。封止ガラス114は、発光素子111周辺が中空構造となっており、この中空部分に窒素などの気体が封入されて、水分や酸素の侵入が防止される。なお、封止ガラス114は、光を通さない構成となっている。
光学系12は、図2〜図4に示すように、光源基板11と像担持体200の間に配置され、複数の結像レンズ121が光源基板11上の複数の発光素子群112と対向する位置、即ち、光軸方向(Z方向)で重なり合う位置に並べられて配置されている(図3及び図4参照)。なお、図3に示す符号115は、複数の結像レンズ121を光源基板11上に射影した際の輪郭に相当する「射影部」を示しており、発光素子群112の各々は、対応する射影部115内に含まれている。従って、図3を参照すれば、複数の結像レンズ121が、複数の発光素子群112と対向する位置に並べられて配置されていることがわかる。複数の結像レンズ121の各々は、中心軸、即ち、光軸での屈折率が低く、中心軸から離れるほど屈折率が高くなるように形成されている。光源基板11の複数の発光素子111から出射された光束は、光学系12の複数の結像レンズ121を透過し、像担持体200の表面上に微小なスポットとして結像されるようになっている。
光学系12は、Y方向一列分の結像レンズ121を含んで構成されるサブレンズアレイ122がX方向に沿って複数配置されて、レンズアレイ123を構成している。隣接するサブレンズアレイ122間には、所定の隙間G1が設けられている。所定の隙間G1とは、サブレンズアレイ122が環境変動等により熱膨張した際に隣接するサブレンズアレイ122と干渉しない程度の隙間のことである。
サブレンズアレイ122は、Y方向一列分の結像レンズ121を、保持部材124により保持する構成である。本実施形態では、結像レンズ121と保持部材124とが別体として成型されている。
保持部材124は、透明部材で形成され、上面側でY方向一列分の結像レンズ121を保持するレンズ保持部125と、レンズ保持部125を下面側から支持する支持部126と、を備えて構成されている。
レンズ保持部125は、図2に示すように、Y方向から見た側面が矩形状に形成されている。
支持部126は、図2及び図5に示すように、光源基板11の上面側であって、サブレンズアレイ122(レンズ保持部125)の長手方向、即ち、複数の結像レンズ121が配列されている方向(第3方向)の各端部に1つずつ載置され、Y方向から見た側面が矩形状に形成されている。
サブレンズアレイ122は、支持部126の下端部が紫外線硬化樹脂13により光源基板11に接着されている。サブレンズアレイ122は、図5及び図6に示すように、支持部126の下端部のうちサブレンズアレイ122(レンズ保持部125)の短手方向(X方向)の両側面部側が、紫外線硬化樹脂13により接着される。即ち、本実施形態では、光プリントヘッド100を製造する際、サブレンズアレイ122の短手方向の各側面部と光源基板11とを接着固定するための紫外線硬化樹脂13を塗布して接着部14を形成する(第1工程)。
接着部14は、サブレンズアレイ122毎に、光源基板11の短手方向(Y方向)において位相を同じくするように形成されている。また、全ての接着部14は、サブレンズアレイ122毎に、同一箇所に形成されている。
本実施形態では、図6に示すように、紫外線照射装置15により接着部14(紫外線硬化樹脂13)に対してUV光を照射する際、サブレンズアレイ122の長手方向(図中矢印M1の方向)に沿うように照射して、紫外線硬化樹脂13を硬化させ、サブレンズアレイ122を光源基板11に接着固定する。即ち、光プリントヘッド100を製造する際、接着部14に、紫外線照射装置15により、サブレンズアレイ122の短手方向の側面と平行な方向から紫外線を照射する(第2工程)。そのために、発光素子111から出射された光を遮光する遮光部材(図示省略)等を備える場合であっても、接着部14からみてサブレンズアレイ122の長手方向に遮光部材等を配置しないようにすることで、レンズアレイ123を、接着部14に対してサブレンズアレイ122の長手方向からUV光を照射可能に配置するようにしている。なお、サブレンズアレイ122の短手方向の側面と平行な方向において、紫外線硬化樹脂13に対して角度を付ける、即ち、斜め上方から照射するようにすれば、UV光の照射範囲が広がるので、照射時間を短縮することができ、より好ましい。
また、UV光をサブレンズアレイ122の短手方向の側面と平行な方向から照射する際、サブレンズアレイ122の短手方向の側面と平行な方向の両側からUV光を照射するようにすれば、接着部14までの照射距離を一様にすることができるので、紫外線硬化樹脂13の接着強度のばらつきを抑制することができ、より好ましい。
以上のように、本実施形態に係る光プリントヘッド100の製造方法によれば、サブレンズアレイ122の第1方向(X方向)の各側面部と光源基板11とを接着固定するための紫外線硬化樹脂13を塗布して接着部14を形成する第1工程と、接着部14に、紫外線照射装置15により、第1方向及び光源(発光素子111)の光軸方向(Z方向)以外の方向から紫外線を照射する第2工程と、を有する。
従って、本実施形態に係る光プリントヘッド100によれば、紫外線照射装置15により紫外線を照射する際、接着部14との間に紫外線を遮る部材が存在しないので、ミラーなどの新たな部材を設けることなく紫外線硬化樹脂13に対してUV光を照射することができ、サブレンズアレイ122を光源基板11に確実に接着固定して接着作業の効率を向上させることができるとともに、製造コストを低減することができる。
また、本実施形態に係る光プリントヘッド100の製造方法によれば、第2工程は、接着部14に、サブレンズアレイ122の第1方向の側面と平行な方向から紫外線を照射するので、接着部14に対してUV光の照射範囲を広くすることができることとなって、照射時間を短縮することができる。
また、本実施形態に係る光プリントヘッド100の製造方法によれば、第1工程は、光源基板11の短手方向である第2方向(Y方向)において位相が同じくなるように接着部14を形成するので、接着剤14が熱膨張した際のサブレンズアレイ122と光源基板11との相対位置ズレを抑制することができ、光学性能の悪化を抑制することができる。
また、本実施形態に係る光プリントヘッド100の製造方法によれば、第1工程は、サブレンズアレイ122毎に、同一箇所に接着部14を形成するので、紫外線照射装置15から任意の接着部14までの距離変動を一様にすることができ、接着部14全体の硬化ばらつきを抑制することができる。
また、本実施形態に係る光プリントヘッド100の製造方法によれば、第1工程は、サブレンズアレイ122の第3方向の端部に接着部14を形成するので、接着部14の視認性がよくなって硬化状態の確認が容易となり、且つ紫外線照射装置15と接着部14との距離を短くすることができ、紫外線照射エネルギーのロスを最小限に抑えることができる。
また、本実施形態に係る光プリントヘッド100の製造方法によれば、発光素子111から出射された光を遮光する遮光部材を備え、遮光部材は、接着部14に対して第3方向には配置されていないので、UV光が途中で遮光されず、より奥まった箇所の接着を行うこともできる。
また、本実施形態に係る光プリントヘッド100の製造方法によれば、第2工程は、サブレンズアレイ122の第1方向の側面と平行な方向の両側から紫外線を照射するので、サブレンズアレイ122の長手方向に離れた位置に接着部14が形成されていたとしても両側からUV光を照射することができ、接着部14毎の照射エネルギーのばらつきが均一化されて硬化不良を低減することができる。
また、本実施形態に係る光プリントヘッド100の製造方法によれば、光源基板11は、ガラスにより形成されているので、接着部14に照射されなかったUV光がガラス基板内を反射して別の接着部14に照射されることとなって、照射エネルギーのロスを低減することができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(変形例1)
例えば、図7に示す例では、実施形態と比べ、結像レンズ121と接着部14Aとの光源基板11の短手方向(Y方向)における相対的な位置関係が異なっている。なお、説明の簡略化のため、実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
具体的には、変形例1に係るサブレンズアレイ122Aは、図7に示すように、接着部14Aが、結像レンズ121とY方向において位相が重ならないように形成されている。
ここで、接着部14Aに光源基板11等からの熱が伝わると、図8に示すように、接着部14Aが光源基板11の長手方向(X方向)へと熱膨張して応力が加わることで複屈折が生じ、光学性能が劣化する。本実施形態では、接着部14Aを結像レンズ121とY方向において位相が重ならないように形成することで、複屈折の影響を低減するようにしている。
以上のように、変形例1に係る光プリントヘッド100の製造方法によれば、第1工程は、結像レンズ121と第2方向(Y方向)において位相が重ならないように接着部14Aを形成するので、結像レンズ121の光学面内に発生する複屈折を最小限に抑えることができ、光学性能への影響を最小限に抑えることができる。
(変形例2)
また、図9に示す例では、実施形態と比べ、サブレンズアレイ122Bが、光源基板11の長手方向の側面と平行な方向の一方向側からだけでは全ての接着部14Bに対してUV光を照射できないように配置されている点が異なっている。なお、説明の簡略化のため、実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
具体的には、変形例2に係るサブレンズアレイ122Bは、図9に示すように、Y方向に二列配置されるとともに、X方向に沿って複数配置されている。Y方向各列のサブレンズアレイ122Bは、それぞれX方向において位相が重ならないように配置されている。これにより、光源基板11の長手方向の側面と平行な方向の一方向側からだけでは全ての接着部14Bに対してUV光を照射することができないようになっている。
サブレンズアレイ122Bは、X方向及びY方向各二列分の結像レンズ121を、保持部材124Bにより保持する構成である。
サブレンズアレイ122Bは、支持部(図示省略)の下端部が紫外線硬化樹脂13により光源基板11に接着されている。サブレンズアレイ122Bは、サブレンズアレイ122Bの短手方向(X方向)の両側面部側が、紫外線硬化樹脂13により接着される。即ち、サブレンズアレイ122Bの短手方向各側面部が紫外線硬化樹脂13により光源基板11に接着固定されて接着部14Bが形成される。
以上のように、変形例2に係る光プリントヘッド100の製造方法によれば、実施形態と同様の効果が得られるとともに、光源基板11の長手方向の側面と平行な方向の一方向側からだけでは全ての接着部14Bに対してUV光を照射できない場合であっても、全ての接着部14BにUV光を照射して接着固定することができるので、光学系12の設計の自由度を確保しつつ、接着作業の効率を向上させることができる。
(その他の変形例)
また、上記実施形態では、第2工程として、接着部14に、サブレンズアレイ122の短手方向の側面と平行な方向から紫外線を照射するようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、光源基板11の長手方向(X方向)及び発光素子111の光軸方向(Z方向)以外の方向から紫外線を照射するのであれば、いかなる方向から紫外線を照射するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、接着部14が、光源基板11の短手方向において位相を同じくするように形成されるようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、接着部14が、光源基板11の短手方向において位相を異ならせるように形成されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、接着部14を、サブレンズアレイ122毎に同一箇所に形成するようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、接着部14を、サブレンズアレイ122毎に異なる箇所に形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、接着部14を、サブレンズアレイ122の長手方向端部側に形成するようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、サブレンズアレイ122の長手方向端部側以外の部分、例えば、長手方向中央部などに形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、レンズアレイ123を、接着部14に対してサブレンズアレイ122の長手方向から紫外線を照射可能に配置するようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、接着部14に対してサブレンズアレイ122の長手方向以外の方向から紫外線を照射可能な状況であれば、接着部14からみてサブレンズアレイ122の長手方向に遮光部材等が配置されるなど、サブレンズアレイ122の長手方向から紫外線を照射困難に構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、接着部14に、サブレンズアレイ122の短手方向の側面と平行な方向の両側から紫外線を照射するようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、サブレンズアレイ122の短手方向の側面と平行な方向の一方側のみから紫外線を照射可能に構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、光源基板11をガラスにより形成するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、光源基板11を樹脂により形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、複数の結像レンズ121と保持部材124とを別体として成型するようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、複数の結像レンズ121と保持部材124とを一体成型するようにしてもよい。
これにより、サブレンズアレイ122の組立性を高めることができるので、サブレンズアレイ122の成型に掛かる作業時間を短縮することができる。
また、上記実施形態では、サブレンズアレイ122の支持部126を矩形状に形成するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、支持部126を、Z方向下方に向けて、即ち、光源基板11に近づくにつれて細くなるテーパー形状に形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、複数の結像レンズ121の各々が、複数の発光素子111(発光素子群112)のうち対応する発光素子111(発光素子群112)とZ方向で重なり合う位置に配置されるようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、複数の結像レンズ121の各々が、複数の発光素子111(発光素子群112)のうち対応する発光素子111(発光素子群112)とZ方向でずれた位置に配置されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、サブレンズアレイ122をX方向に沿って複数配置することでレンズアレイ123を構成するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、一つの透明基板等によりサブレンズアレイ122をX方向に沿って複数並列させた状態で保持させることで、レンズアレイ123を構成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、Y方向一列分の結像レンズ121を含んで1つのサブレンズアレイ122を構成するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、Y方向複数列分の結像レンズ121を含んで1つのサブレンズアレイ122を構成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、光学系12(レンズアレイ123)を1層構造に形成するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、複数のサブレンズアレイ122により構成されるレンズアレイ123の上方に、結像レンズ121と対向する位置に配置された結像レンズを含んで構成されるレンズアレイを配置して2層構造に形成するようにしてもよい。更に、同様にレンズアレイを上方に重ねていくことで、3層構造以上に形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、サブレンズアレイ122毎に4箇所で接着固定するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、支持部126を更にサブレンズアレイ122(レンズ保持部125)の長手方向中央部に1つ設ける場合、当該支持部126の両側面部を含めた6箇所で接着固定するようにしてもよい。このように、支持部126の個数を増やしていく毎に、当該個数に合わせて接着箇所の数を増やすことができる。一方、1つの支持部126でレンズ保持部125を支持する場合には、当該支持部126の両側面部の2箇所で接着固定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、支持部126の側面部の一辺の長さに合う量の紫外線硬化樹脂13で接着しているが、これに限定されるものではない。例えば、支持部126の側面部の一辺からはみ出す量の紫外線硬化樹脂13で接着するようにしてもよい。
その他、光プリントヘッド及び画像形成装置を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1000 画像形成装置
100 光プリントヘッド(光書込装置)
11 光源基板
111 発光素子(光源)
112 発光素子群
115 射影部
12 光学系
121 結像レンズ
122、122A、122B サブレンズアレイ
123 レンズアレイ
124、124B 保持部材
125 レンズ保持部
126 支持部
13 紫外線硬化樹脂
14、14A、14B 接着部
15 紫外線照射装置
200 像担持体
210 帯電部
220 現像部
300 中間転写ベルト
400 転写ローラー(転写部)
500 定着部
G1 隙間

Claims (11)

  1. 複数の光源を備える光源基板と、
    前記光源から出射された光を像担持体上に集光させる光学系と、を備え、
    前記光学系は、
    複数の結像レンズを含んで構成されるサブレンズアレイと、
    前記サブレンズアレイが前記光源基板の長手方向である第1方向に沿って複数並列されて構成されるレンズアレイと、
    を備える光書込装置の製造方法において、
    前記サブレンズアレイの前記第1方向の各側面部と前記光源基板とを接着固定するための紫外線硬化樹脂を塗布して接着部を形成する第1工程と、
    前記接着部に、紫外線照射装置により、前記第1方向及び前記光源の光軸方向以外の方向から紫外線を照射する第2工程と、
    を有することを特徴とする光書込装置の製造方法。
  2. 前記第2工程は、前記接着部に、前記サブレンズアレイの前記第1方向の側面と平行な方向から前記紫外線を照射することを特徴とする請求項1に記載の光書込装置の製造方法。
  3. 前記第1工程は、前記光源基板の短手方向である第2方向において位相が同じくなるように前記接着部を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の光書込装置の製造方法。
  4. 前記第1工程は、前記サブレンズアレイ毎に、同一箇所に前記接着部を形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光書込装置の製造方法。
  5. 前記第1工程は、前記サブレンズアレイの前記第3方向の端部に前記接着部を形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光書込装置の製造方法。
  6. 前記光源から出射された光を遮光する遮光部材を備え、
    前記遮光部材は、前記接着部に対して前記第3方向には配置されていないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光書込装置の製造方法。
  7. 前記第1工程は、前記結像レンズと前記第2方向において位相が重ならないように前記接着部を形成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光書込装置の製造方法。
  8. 前記第2工程は、前記サブレンズアレイの前記第1方向の側面と平行な方向の両側から前記紫外線を照射することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光書込装置の製造方法。
  9. 前記光源基板は、ガラスにより形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の光書込装置の製造方法。
  10. 複数の光源を備える光源基板と、
    前記光源から出射された光を像担持体上に集光させる光学系と、を備える光書込装置において、
    前記光学系は、
    複数の結像レンズを含んで構成されるサブレンズアレイと、
    前記サブレンズアレイが前記光源基板の長手方向である第1方向に沿って複数並列されて構成されるレンズアレイと、
    を備え、
    前記サブレンズアレイの前記第1方向の各側面部と前記光源基板とを接着固定するための紫外線硬化樹脂が塗布されて形成された接着部を備えることを特徴とする光書込装置。
  11. 像担持体と、
    前記像担持体を帯電させる帯電部と、
    前記帯電部により帯電された前記像担持体に対して光を照射することで前記像担持体上に静電潜像を形成する請求項10に記載の光書込装置と、
    前記光を照射された前記像担持体に現像剤を供給することで前記静電潜像を現像剤による像に顕像化する現像部と、
    前記現像剤による像を用紙に転写する転写部と、
    前記転写部により転写された前記現像剤による像を前記用紙に定着する定着部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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