JP2016103525A - 太陽電池ユニット及び太陽電池ユニットの製造方法 - Google Patents

太陽電池ユニット及び太陽電池ユニットの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】バスバー電極形成に用いる部材を低減しながら良好な太陽電池特性を得ることが可能な太陽電池ユニット及びその製造方法を提供する。【解決手段】複数の太陽電池セル110と、太陽電池セル110同士を電気的に接続する配線部材と、を備える太陽電池ユニットであって、受光面とは反対側の裏面に配置された裏面電極115を有する太陽電池セル110の裏面側において、配線部材搭載領域R2が導電層118及び絶縁層117を有している、太陽電池ユニット。【選択図】図5

Description

本発明は、太陽電池ユニット及び太陽電池ユニットの製造方法に関する。
太陽電池ユニットは、一の太陽電池セルの表面電極(細線電極)等に電気的に接続されたバスバー電極及び配線部材(タブ線)が他の太陽電池セルの裏面のバスバー電極等に電気的に接続されることが順次繰り返されて、複数の太陽電池セルが直列及び/又は並列に接続された構造を有している。太陽電池は、屋外環境で使われるため、気温変化、湿潤、強風、積雪等に対する耐性を確保する必要があり、バスバー電極及び配線部材が接続された太陽電池セル群は封止部材によって封止されるのが一般的である。通常、強化ガラス、バックシート等で複数枚のエチレンビニルアセテート(EVA)等の封止部材を挟み、更に封止部材間に、配線部材が接続された太陽電池セル群を積層するように挟んだ後、真空ラミネータによって封止が行われる。
太陽電池ユニットを作製する際、電極と配線部材との接合には、従来、はんだが用いられてきた(例えば、下記特許文献1及び2参照)。はんだは、導通性、固着強度等の接続信頼性に優れ、安価で汎用性があることから広く用いられている。しかしながら、はんだによる接合方法では、はんだの溶融温度が通常230〜260℃程度であることから、接合に伴う高温、はんだの体積収縮等が太陽電池セルの半導体構造に悪影響を及ぼし、太陽電池セルの特性劣化を引き起こす場合がある。
一方、はんだを使用しない、接着部材を用いた接合方法も知られている。例えば、下記特許文献3〜5には、導電性ペーストを用いた接合方法が開示されており、下記特許文献6〜8には、導電フィルムを用いた接合方法が開示されている。
また、太陽電池セルの受光面及び裏面におけるバスバー電極には主に高価なAg系の部材が使われており、コストを圧迫する。そこで、下記特許文献9及び10には、受光面においてバスバー電極を部分的に形成し低コスト化を図る方法が開示されている。
さらに、下記特許文献11には、裏面において、バスバー電極を形成せずに、太陽電池セルの基板を構成するシリコン(Si)部を露出させた部分を設けて、導電性接着剤層を用いて配線部材(タブ線)を接続する方法が開示されている。しかしながら、シリコン部が露出している部分ではキャリア再結合が顕著になり、セル特性が低下する場合がある。
裏面のキャリア再結合を抑制する方法として、下記非特許文献1には、セル裏面にシリコン酸化膜でパッシベーション層を設けるPERC(Passivated Emitter and Rear Cell)構造が開示されている。PERC構造における裏面の配線部材の接合方法として、下記特許文献12には、部分的な開口部を設けたパッシベーション層をセル裏面に形成し、開口部を埋めるようにAl電極を形成し、それら全てのAl電極と接触するように集電用のAg電極を形成し、リードフレームをはんだ付けする領域にはAl電極を形成しない方法が開示されている。しかしながら、全てのAl電極と接触するためには従来よりも多くの集電用のAg電極が必要となり、コストアップとなる。特に、はんだ付けをする場合、リードフレームを付ける領域にはAg電極形成が必須となり、高価なAgの使用量をこれ以上低減することは困難である。また、前述のようにはんだによる接合方法はセルダメージが懸念される。
特開2004−204256号公報 特開2005−050780号公報 特開2000−286436号公報 特開2001−357897号公報 特許第3448924号公報 特開2005−101519号公報 特開2007−214533号公報 特開2008−300403号公報 特許第5289625号 特開2010−27778号公報 国際公開第2012/005318号 特許第5174903号
Appl.Phys.Lett.,vol.55(1989),P.1363-1365
近年、クリーンで枯渇しないエネルギーの供給手段として太陽電池が一層注目を浴びるようになり、低コスト化かつ太陽電池特性の更なる向上が期待されている。
本発明は、バスバー電極形成に用いる部材を低減しながら良好な太陽電池特性を得ることが可能な太陽電池ユニット及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る太陽電池ユニットは、複数の太陽電池セルと、前記太陽電池セル同士を電気的に接続する配線部材と、を備える太陽電池ユニットであって、受光面とは反対側の裏面に配置された裏面電極を有する前記太陽電池セルの前記裏面側において、前記配線部材の搭載領域が導電層及び絶縁層を有している。
本発明に係る太陽電池ユニットによれば、上記構成を有することにより、絶縁層が配線部材の搭載領域を占めることにより導電層の占有面積を低減しつつ、配線部材と導電層とが導通を得ると共に配線部材と絶縁層とを接着させることができる。これにより、従来と比較して、裏面バスバー領域の面積を低減することによりバスバー電極形成に用いる部材が低減されるため、低コスト化を図りながら良好に接続することができる。また、本発明に係る太陽電池ユニットによれば、配線部材の搭載領域が絶縁層(パッシベーション層)を有していることにより太陽電池セルが露出することを抑制し易いことから、従来の裏面バスバー領域やタブ線搭載領域で発生するキャリア再結合を抑制可能であることから良好な太陽電池特性を得ることができる。また、本発明に係る太陽電池ユニットによれば、はんだを用いることなく太陽電池セルと配線部材とを接続することができることから、はんだの使用に伴う特性劣化を抑制することもできる。本発明に係る太陽電池ユニットによれば、裏面にパッシベーション層が形成されたPERC構造等においてこれらの効果を好適に得ることができる。
前記導電層は、Al、Al−Si合金、Cu、Sn又はAgを含むことが好ましい。これにより、十分な導電性が発現し、配線部材を接続した後に良好な太陽電池特性が得られやすい。
前記裏面電極は、前記導電層と同一の材料で構成されていてもよい。これにより、裏面電極と導電層とを一度に形成できるために、工程を簡略化することができる。
前記絶縁層は、窒化シリコン、酸化シリコン又は酸化アルミニウム(アルミナ)を含むことが好ましい。これにより、パッシベーション層としてキャリアの再結合を抑制しやすくなり、良好な太陽電池特性を得やすい。
本発明に係る太陽電池ユニットは、前記絶縁層が開口部を有しており、前記開口部を介して前記裏面電極と前記太陽電池セルとが接している態様であることが好ましい。これにより、裏面のパッシベーション面積を確保しながらも、裏面電極が太陽電池セル(例えば、基板のシリコン部)と合金層を形成してBSF層を形成することが可能であり、良好な太陽電池特性を得やすい。
前記裏面電極の少なくとも一部は、前記配線部材の搭載領域にまたがって配置されていてもよい。これにより、少ない面積で導電層を形成しても十分な集電効率を得ることができる。
前記導電層の少なくとも一部は、裏面電極と重なって配置されていてもよい。これにより、裏面電極、導電層及び配線部材の導電パスが得られやすく、十分な集電効率を得ることができる。
本発明に係る太陽電池ユニットは、前記受光面にバスバー電極が配置されることなく表面電極が太陽電池セルと配線部材との間に配置されており、前記配線部材の搭載領域における前記表面電極に相対する位置に前記導電層が配置されている態様であってもよい。これにより、バスバー電極形成に要するコストを抑制しながらも、配線部材を安定に歩留まりよく接続することができる。
本発明に係る太陽電池ユニットの製造方法は、上述した太陽電池ユニットの製造方法であって、前記太陽電池セルの前記配線部材の搭載領域上に接着部材及び前記配線部材をこの順に配置する配置工程と、前記配置工程の後、加圧して前記太陽電池セルと前記配線部材とを接続する接続工程と、を含む。
配置工程において前記接着部材は、フィルム状であることが好ましい。これにより、導電層及び絶縁層を有する配線部材の搭載領域において、安定で均一な接続状態を実現しやすい。
本発明によれば、バスバー電極形成に用いる部材を低減しながら良好な太陽電池特性を得ることが可能な太陽電池ユニット及びその製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る太陽電池ユニットを模式図に示す斜視図である。 従来の太陽電池セルの受光面を模式的に示す平面図である。 従来の太陽電池セルの裏面を模式的に示す図である。 第1実施形態に係る太陽電池セルの受光面を模式的に示す図である。 第1実施形態に係る太陽電池セルの裏面を模式的に示す図である。 第1実施形態に係る太陽電池セルの裏面における絶縁層パターンを模式的に示す平面図である。 第1実施形態に係る太陽電池セルの裏面における導電層及び裏面電極を模式的に示す平面図である。 第1実施形態に係る太陽電池セルを備える太陽電池ユニットの模式断面図である。 第1実施形態に係る太陽電池ユニットの製造方法の一工程を説明するための斜視図である。 第2実施形態に係る太陽電池セルの裏面を模式的に示す図である。 第3実施形態に係る太陽電池セルの裏面を模式的に示す図である。 第3実施形態に係る太陽電池セルの裏面における絶縁層パターンを模式的に示す平面図である。 第3実施形態に係る太陽電池セルの裏面における導電層及び裏面電極を模式的に示す平面図である。 第4実施形態に係る太陽電池セルの裏面を模式的に示す図である。 第4実施形態に係る太陽電池セルの裏面における絶縁層パターンを模式的に示す平面図である。 第4実施形態に係る太陽電池セルの裏面における裏面電極を模式的に示す平面図である。 第4実施形態に係る太陽電池セルの裏面における導電層を模式的に示す平面図である。 第5実施形態に係る太陽電池セルの裏面を模式的に示す図である。 第6実施形態に係る太陽電池セルの裏面を模式的に示す図である。 太陽電池セルの受光面の一例を模式的に示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一又は相当部分には同一符号を付し、場合により、重複する説明は省略する。
また、「〜」を用いて示された数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。「A又はB」とは、AとBのどちらか一方を含んでいればよく、両方とも含んでいてもよい。組成物中の各成分の含有量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。
図1は、本実施形態に係る太陽電池ユニットを模式的に示す斜視図である。図1に示すように、太陽電池ユニット100は、複数の太陽電池セル110と、太陽電池セル110同士を電気的に接続する配線部材(「配線ワイヤー」又は「タブ線」ともいう)111とを備えている。太陽電池セル110の一面側は、表面電極(「フィンガー電極」又は「細線電極」ともいう)112が配置された受光面(表面)110aであり、太陽電池セル110の他面側は、裏面電極が配置された裏面(受光面とは反対側の面)110bである。表面電極112及び裏面電極は太陽電池セル110の基板113のシリコン部に電気的に接続されている。隣接する太陽電池セル110間では、一の太陽電池セル110の受光面110a側の表面電極112と、他の太陽電池セル110の裏面110b側の裏面電極とが配線部材111によって接続されており、これにより、太陽電池セル110同士が直列に接続されたストリングスが形成されている。
図2は、従来の太陽電池セルの受光面を模式的に示す平面図であり、図3は、従来の太陽電池セルの裏面を模式的に示す図である。図2及び図3に示すように、従来の太陽電池ユニットに含まれる太陽電池セル10は、基板13の受光面側に配置された反射防止膜14及び表面電極12と、基板13の裏面側に配置された裏面電極15とを有している。
反射防止膜14は、基板13の受光面に配置されており、表面電極12を配置するための開口部を有している。反射防止膜14の開口部及び表面電極12は、複数本の細長い直線状である。表面電極12は、反射防止膜14の開口部に配置されていると共に、基板13に電気的に接続されている。裏面電極15は、基板13の裏面の全面を覆っている。
太陽電池セル10の受光面側には、表面電極12よりも本数が少なく且つ表面電極12よりも幅の太いバスバー電極16aが表面電極12に直交するように配置されている。また、太陽電池セル10の裏面側には、受光面のバスバー電極16aに相対する位置にバスバー電極(裏面バスバー電極)16bが配置されている。バスバー電極16a,16bのそれぞれの上に配線部材111(図1)が配置されて、複数の太陽電池セル10が接続して連ねられる。
図4は、第1実施形態に係る太陽電池セルの受光面(表面)を模式的に示す図である。図5は、第1実施形態に係る太陽電池セルの裏面を模式的に示す図である。図6は、第1実施形態に係る太陽電池セルの裏面における絶縁層パターンを模式的に示す平面図である。図7は、第1実施形態に係る太陽電池セルの裏面における導電層及び裏面電極(裏面電極パターン)を模式的に示す平面図である。図8は、第1実施形態に係る太陽電池セルを備える太陽電池ユニットの模式断面図である。
第1実施形態に係る太陽電池セル110は、基板113と、受光面側に配置された反射防止膜114及び表面電極112と、裏面側に配置された絶縁層117、裏面電極115及び導電層(「裏面バスバー電極」ともいう)118とを有している。図4には、配線部材が搭載される配線部材搭載領域R1が図示されている。図5には、配線部材が搭載される配線部材搭載領域R2が図示されている。
基板113は、例えば、半導体基板である。基板113は、例えば、Siの単結晶、多結晶及び非結晶からなる群より選ばれる少なくとも一種によって略正方形状に形成されている。基板113の四隅は、それぞれ円弧状に面取りされている。
反射防止膜114は、基板113の受光面の略全面を覆うように基板113の受光面に配置されており、表面電極112が配置されている開口部を有している。当該開口部は、例えば、表面電極112を反射防止膜114上に配置した後の焼成工程においてファイヤースルーして反射防止膜114に形成される。当該ファイヤースルーにより、表面電極112が基板113と接することとなる。開口部は、複数本の細長い直線状である。反射防止膜114の材料としては、例えば窒化シリコンが挙げられる。
表面電極112は、複数本の細長い直線状の電極で構成されている。表面電極112は、反射防止膜114の開口部に配置されていると共に、基板113に電気的に接続されている。表面電極112は、基板113の受光面の略全面において、太陽電池ユニットのストリングスの延在方向(以下「ストリングス延在方向」という)と略直交する方向に沿って配置され、ストリングス延在方向に沿って所定の間隔をもって配列されている。表面電極112は、例えばAgを含み、Agからなる態様であってもよい。
絶縁層117は、基板113の裏面の略全面を覆うように基板113の裏面に配置されている。絶縁層117には、複数の開口部117aが形成されている。開口部117aは、ストリングス延在方向と略直交する方向に沿って形成され、ストリングス延在方向に沿って所定の間隔をもって形成されている。
絶縁層117の材料としては、窒化シリコン、酸化シリコン、酸化アルミニウム(アルミナ)等が挙げられ、これらのいずれかの材料を主成分とする態様であってもよく、これらのいずれかの材料からなる態様であってもよい。これらの絶縁層117は、パッシベーション効果をもたらしやすいため、キャリアの表面再結合を防ぎセル特性を向上させやすくすることができる。絶縁層117は、CVD法、ALD法、スパッタ、蒸着等で形成できる。所望のパターンを有する絶縁層117は、樹脂マスク等でカバーして製膜し、ふっ酸、硝酸、それらの混合水溶液等でエッチングした後に樹脂マスクをアルカリ水溶液等で除去して形成してもよい。また、YAGレーザー、Ybレーザー、YbYAGレーザー、YVOレーザー等の固体レーザー、半導体レーザー、Arレーザー等の気体レーザーなどを用いたパターニングも好適である。また、絶縁層形成用ペーストをスクリーン印刷でパターニング形成した後に焼成して形成する方法も好適である。これらの方法でパターニングした後、基板のシリコン部のダメージ部を除去するために酸性水溶液やアルカリ水溶液で処理表面をエッチングして純水洗浄してもよい。また、絶縁層117は、インクジェット印刷によって絶縁層組成物を直接パターン印刷し、焼成等して形成してもよい。
絶縁層117は、図5及び図6に示すように、裏面電極115が部分的に基板113のシリコン部と接触する開口部117aのパターンを設けて裏面電極115が部分的にコンタクトできるようにしつつ、裏面の略全面に形成されている。また、裏面電極115を焼成して形成する時に、絶縁層と反応してコンタクトをとる、いわゆるファイヤースルー機能のある裏面電極を用いると、絶縁層のパターニングは不要となるため、略全面に絶縁層を形成し、裏面電極ペーストをスクリーン印刷等でパターン形成した後に焼成することによってBSF層を形成できる。
絶縁層117は、パッシベーションの向上効果や安定性を得るために、2種類以上の層を重ねてもよい。例えば、アルミナ層の上に窒化シリコン層を形成してもよく、酸化シリコン層の上に窒化シリコン層を形成してもよい。また、それらが裏面と受光面の両面に形成されていてもよい。受光面にも絶縁層が形成される場合は、絶縁層上に反射防止膜が形成される。受光面及び裏面に同じ絶縁層を形成する場合、気相法によって受光面及び裏面の絶縁層を同時に形成してもよい。
裏面電極115は、基板113及び絶縁層117の略全面を覆うように絶縁層117上に配置されている。裏面電極115は、ストリングス延在方向に延びる4つの長尺部115aを有しており、ストリングス延在方向と略直交する方向に延びる複数の導電層118が長尺部115a間に配置されることにより、隣接する長尺部115a同士が導電層118を介して接続されている。導電層118は、ストリングス延在方向に沿って所定の間隔をもって配置されている。
長尺部115aは、絶縁層117の開口部117a内に至るまで延びることにより基板113のシリコン部に接している。すなわち、開口部117aを介して裏面電極115と太陽電池セル110とが接している。長尺部115a間の領域は、配線部材搭載領域R2に相当する。配線部材搭載領域R2においては、導電層118が長尺部115a間から基板113のシリコン部まで延びることにより基板113のシリコン部に接している。裏面電極115及び導電層118は、一体に形成されていてもよく、別体として形成されていてもよい。導電層118は、配線部材搭載領域R2以外の領域に形成されていてもよい。
裏面電極115及び導電層118の材料としては、電気的導通が得られる導電材料が用いられ、Al、Al−Si合金、Cu、Sn、Ag等が挙げられ、これらのいずれかの材料を主成分とする態様であってもよく、これらのいずれかの材料からなる態様(例えばAlからなる態様)であってもよい。裏面電極115は、導電層118と同一の材料を含んでいてもよく、異なる材料を含んでいてもよい。裏面電極115は、導電層118と同一の材料で構成されていてもよい(すなわち、導電層118と同一素材の部材であってもよい)。
裏面電極115及び導電層118のそれぞれは、例えば、ガラス粉末を含むアルミニウム電極ペースト、及び、ガラス粒子を含む銀電極ペーストをスクリーン印刷等にて塗布することで形成することができる。Alを含む裏面電極115又は導電層118を単にペーストの塗布・乾燥により基板(特にシリコン部)上に形成してもよいが、焼成等の工程を経ることによって、絶縁層117の開口部117a等において、基板(シリコン部)と合金層を形成してBSF層を形成し、P層及びAl−Si合金層を同時形成してもよい。また、ガラスペースト等を用いる場合、絶縁層117をファイヤースルーして部分的な裏面電極115又は導電層118を形成してもよく、この場合、絶縁層117のパターニングは不要となる。また、裏面電極115又は導電層118は、電解めっき又は無電解めっきで形成してもよい。裏面電極115の材料として導電層118と同じ材料を使えば形成工程が簡便となる。
裏面電極115及び導電層118のそれぞれの材料としては、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を用いてもよい。例えば、抵抗を抑えるために配線部材搭載領域をCu、Sn、Ag等とし、配線部材搭載領域以外をAl、Al−Si合金等としてもよい。Cuを含む裏面電極115又は導電層118を形成する場合、めっきやぺ−ストを用いることができる。また、Cuの他にリン、ニッケル及びガラスを含有したペーストを用いて裏面電極115又は導電層118を形成してもよい。これらを用いることにより太陽電池セルの基板(特にシリコン部)との密着性がよく、良好なオーミックコンタクトが得られる。
導電層118は、配線部材搭載領域R2において、主に、裏面電極115が形成される前に、開口部117aを設けた絶縁層117の開口部117a内に形成されるが、絶縁層117及び裏面電極115を先に形成した後に、配線部材搭載領域R2において導電層118の少なくとも一部を形成してもよい。裏面電極115の少なくとも一部は配線部材搭載領域R2にまたがって配置されていてもよい。さらには、裏面電極の一部が導電層を兼ねていてもよい。また、導電層118の少なくとも一部が裏面電極115と重なって配置されていてもよい。これらの場合、導電層118に配線部材111が接続されたときに裏面電極115、導電層118及び配線部材111の導電パスが得られやすい。
太陽電池セル110の受光面では、バスバー電極を介さずに表面電極112のみで配線部材111を接続してもよい。この場合、図4に示すように、配線部材111が配置される配線部材搭載領域R1に表面電極112の少なくとも一部が配置されていればよい。なお、受光面にバスバー電極が配置されることなく表面電極112が太陽電池セル110と配線部材111との間(バスバー電極の搭載領域、配線部材搭載領域R1)に配置されている場合には、配線部材搭載領域R2における表面電極112に相対する位置に導電層118が配置されていることが好ましい。この場合、導電層118が配線部材搭載領域R2において凸部となっていることで、接続したときのセルゆがみ等を抑えてセルダメージを抑制することができる。
配線部材搭載領域R2は、接着部材を配置しない状態において裏面側の最表面として露出する絶縁層117及び導電層118を有しており、部分的な絶縁層(部分的に絶縁層が露出した部分)117と、部分的な導電層118とを有している。
太陽電池ユニット100の受光面側においては、太陽電池セル110同士を直列及び/又は並列に接続するための配線部材111の一端が、一の太陽電池セル110の表面電極112に接着部材により接続されている。また、太陽電池ユニット100の裏面側においては、図8に示すように、配線部材111の他端が、他の太陽電池セル110における絶縁層117及び導電層118を最表面に有する配線部材搭載領域R2に接着部材119によって接続されている。配線部材111は、図8(a)に示すように導電層118に直接接していてもよく、図8(b)に示すように接着部材119中の金属粒子119aを介して導電層118に接続されていてもよい。受光面側の接着部材としては、裏面側の接着部材119と同様の部材を用いることができる。
ここで、裏面の導電層118と配線部材111とを接続する方法として、導電層118と配線部材111とをはんだにより接合することが考えられる。しかしながら、導電層118のみにはんだ付けしてはんだにより接合した場合、部分的な導電層118上でのみ導電層118と配線部材111とが接合されるため、接合強度が十分でない場合がある。また、導電層118に対し電気的に安定的な接続状態を維持することが難しい。そこで、本実施形態では、太陽電池セル110の裏面の導電層118及び絶縁層117と、配線部材111とを接着部材119により接合することができる。接着部材119を用いることにより、配線部材111と導電層118との間、及び、配線部材111と絶縁層117との間に接着性を付与するので安定で均一な接続状態が得られる。
接着部材119の材料としては、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フェノキシ樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、シリコン樹脂等が挙げられ、これらを単体で用いるか、もしくは、2種類以上を組み合わせた混合体、共重合体等として用いることができる。これらの中でも、優れた接続信頼性が得られやすい観点から、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリエチレン樹脂及びアクリル樹脂のうちの少なくとも1つが接着部材に含有されることが好ましい。接着部材119の材料としては、はんだとは異なる材料が好ましい。
接着部材119には、接続性、導通性、弾性、耐熱性、耐水性、ガスバリア性、適度な屈折率等を付与するために金属粒子(金属酸化物粒子を包含する)が含まれていてもよい。例えば、太陽電池セル110上に、金属粒子(例えば図8(b)の符号119a)を含む接着部材119、配線部材111等を配置し、それらを圧着して、金属粒子が表面電極、導電層、配線部材等に食い込むことによってアンカー効果により接続の導電性、接合の強度等を向上させてもよい。金属粒子としては、酸化金属粒子、金属膜で覆われた粒子、酸化金属膜で覆われた粒子等を用いることができる。それらの粒子の材料としては、金、Ag、Cu、Ni、鉛、スズ、ビスマス、はんだ、金/ニッケルめっきプラスチック、銅めっき、ニッケルめっき、はんだめっき、ZnO、ITO、SiO、酸化チタン、酸化インジウム、酸化スズ、酸化タンタル、酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化ジルコニウム等が挙げられる。また、これらの金属粒子としては、接合時の被着体表面に対する金属粒子の埋め込み性に優れる観点から、例えば、毬栗状、球状等の粒子形状を有するものが好ましい。すなわち、このような形状の金属粒子は、太陽電池セルの表面電極、配線部材等の外面の複雑な凹凸形状に対しても埋め込み性が高く、接合後の振動、膨張等の変動に対して追随性が高いため、接続信頼性を更に向上させることができる。金属粒子の粒径は、1μm〜50μmが好ましく、1μm〜30μmがより好ましい。
接着部材119は、例えば、上述した各種材料を溶剤に溶解又は分散させてなる塗布液をプラスチックフィルム(例えばポリエチレンテレフタレートフィルム)等の剥離フィルム上に塗布し、溶剤を除去することによってフィルム状として作製してもよい。このようにして得られるフィルム状の接着部材は、ペースト状の接着部材と比較して、膜厚寸法精度及び圧着時の圧力配分の点で優れている。また、フィルム状とすることで、バスバー電極を介することなく接続するときに均一で安定な接続が可能となり、歩留まり、信頼性等の向上に寄与する。
上記では、剥離フィルムとしてプラスチックフィルムの例を挙げたが、剥離フィルムとして金属フィルムを使用することで、配線部材と一体化させた接着フィルムとすることもできる。
フィルム状とする場合の接着部材119の厚みは、上記塗布液中の不揮発分の調整、及び、アプリケータ又はリップコータのギャップ調整によって制御することができる。フィルム状とした接着部材の厚みは、5μm〜50μmが好ましく、10μm〜35μmがより好ましい。
接着部材119としては、熱硬化性樹脂組成物を用いることが可能であり、フィルム状の熱硬化性樹脂組成物を用いることもできる。これにより、熱硬化性樹脂組成物の硬化物により太陽電池セルと配線部材とを接続することができる。
配線部材111は、ワイヤー状の金属(金属酸化物を包含する)であることが好ましい。この金属としては、金、Ag、Cu、Ni、鉛、スズ、ビスマス、はんだ、ZnO、ITO、SiO、Al、酸化チタン、酸化インジウム、酸化スズ、酸化タンタル、酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化ジルコニウム等が挙げられる。配線部材111は、上記の金属をコア材と被覆材にそれぞれ用いて、2種類以上で構成してもよい。その中でも、入射光を反射させて、入射光を有効に発電に寄与させることができるため、最表面は、はんだ、Al、Ag等であることが好ましい。
このように構成される太陽電池ユニット100の製造方法は、例えば、配置工程及び接続工程をこの順に含んでおり、封止工程を更に含んでいてもよい。
配置工程では、太陽電池セル110の配線部材搭載領域R2上に接着部材119及び配線部材111をこの順に配置する。配置工程の後の接続工程では、加圧して太陽電池セル110の導電層118と配線部材111とを接続する。受光面側においても、同様に、表面電極112上に接着部材119及び配線部材111をこの順に配置して表面電極112と配線部材111とを接続する。
接続工程では、例えば、所望の圧力で太陽電池セル110及び配線部材111を挟み、太陽電池セル110の導電層118と配線部材111とを接続する。接続工程において、接着部材119は、加熱、紫外線、圧力等によって配線部材111と接合させることができる。接合しやすくし、確実に樹脂を硬化させ、また、配線部材111と表面電極112及び導電層118との接触を確実にするためには、加熱及び加圧して接合(加熱圧着)することが特に好ましい。太陽電池セル110へのダメージを防ぐために、加熱温度として、接続温度は、50℃〜200℃が好ましく、80℃〜180℃がより好ましい。また、圧力は、0.05MPa以上2.5MPa以下が好ましく、0.1MPa以上2.0MPa以下がより好ましい。
太陽電池セル110、接着部材119及び配線部材111から構成される太陽電池ユニット100は、更にEVA等の封止部材、ガラス板等を積層した状態でラミネータ装置に設置され、封止工程を経て得ることもできる。図9は、太陽電池ユニットの製造方法の一工程を説明するための斜視図であり、封止工程を経て太陽電池ユニットが作製されるときのラミネータ装置に設置される積層体を模式的に示す斜視図である。この積層体では、受光面側からガラス板200、封止部材210、配線部材111、接着部材(不図示)、太陽電池セル110、バスバー電極(不図示)、配線部材(不図示)、封止部材210及びバックシート220がこの順に配置されている。太陽電池セル110は、受光面側に表面電極が設けられると共に裏面側に裏面電極が設けられている。配線部材111は、太陽電池セル110の表面電極に直交する位置に配置されている。
ガラス板200としては、太陽電池用ディンプル付き白板強化ガラス等が挙げられる。封止部材210としては、EVAからなるEVAシート等が挙げられる。配線部材111としては、Cu線にはんだをディップ又はめっきしたタブ線等が挙げられる。バックシート220としては、PET系又はテドラ−PET積層材料、金属箔−PET積層材料等が挙げられる。
接続工程において封止工程を同時に行う観点から、表面電極112及び配線部材111と、導電層118及び配線部材111とは、ラミネートによる封止工程のみで封止部材210と一括で接合されてもよい。ラミネートによる封止工程の条件としては、通常、封止部材210として一般的に使用されるEVA等の架橋条件で決定されるが、一般的には150℃で10分程度保持する等の条件が挙げられる。加熱圧着やラミネートによって、配線部材111の表面が導電層118や表面電極112の少なくとも一部に食い込んだ状態にすることで、接続状態をより確実にしてもよい。
太陽電池ユニットの構成は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、太陽電池セルの裏面の構成は、配線部材搭載領域R2が導電層及び絶縁層を有する限り任意に調整し得る。
図10は、第2実施形態に係る太陽電池セルの裏面を模式的に示す図である。第2実施形態に係る太陽電池セル120は、絶縁層、裏面電極及び導電層の配置が異なることを除き太陽電池セル110と同様の構成を有している。太陽電池セル120は、裏面側に配置された絶縁層127、裏面電極125及び導電層128を有している。
絶縁層127は、基板113の裏面の略全面を覆うように基板113の裏面に配置されている。絶縁層127には、開口部127aが形成されている。開口部127aは、ストリングス延在方向と略直交する方向に沿って形成され且つストリングス延在方向に沿って所定の間隔をもって形成された複数の第1の部分と、ストリングス延在方向に沿って形成され且つストリングス延在方向と略直交する方向に沿って所定の間隔をもって形成された複数の第2の部分と、を有している。絶縁層127の第1の部分及び第2の部分は、ストリングス延在方向と略直交する方向の略中央の領域において互いに略直交して格子状を呈している。
裏面電極125は、ストリングス延在方向に延びる2つの長尺部125aを有している。長尺部125aは、ストリングス延在方向と略直交する方向における絶縁層127の両端部のそれぞれの上において、絶縁層127の格子状の開口部127aが形成された領域を挟むように配置されている。
ストリングス延在方向に延びる部分と、ストリングス延在方向と略直交する方向に延びる部分とを有する格子状の導電層128が長尺部125a間に配置されることにより、長尺部125a同士が導電層128を介して接続されている。長尺部125aは、絶縁層127の開口部127a内に至るまで延びることにより基板113のシリコン部に接している。長尺部125a間の領域は、配線部材搭載領域R2に相当する。配線部材搭載領域R2においては、導電層128が長尺部125a間から基板113のシリコン部まで延びることにより基板113のシリコン部に接している。
図11は、第3実施形態に係る太陽電池セルの裏面を模式的に示す図である。図12は、第3実施形態に係る太陽電池セルの裏面における絶縁層パターンを模式的に示す平面図である。図13は、第3実施形態に係る太陽電池セルの裏面における導電層及び裏面電極(裏面電極パターン)を模式的に示す平面図である。
第3実施形態に係る太陽電池セル130は、絶縁層、裏面電極及び導電層の配置が異なることを除き太陽電池セル110と同様の構成を有している。太陽電池セル130は、裏面側に配置された絶縁層137、裏面電極135及び導電層138を有している。
絶縁層137は、基板113の裏面の略全面を覆うように基板113の裏面に配置されている。絶縁層137は、複数のドット状の開口部137aが形成された第1の部分と、複数のドット状の第2の部分137bとを有している。第2の部分137bは、ストリングス延在方向と略直交する方向における略中央の領域においてアレイ状に配置されており、第2の部分137bが配置された領域は、絶縁層137における2つの前記第1の部分に挟まれている。開口部137aは、絶縁層137における前記第1の部分においてアレイ状に形成されている。
裏面電極135は、ストリングス延在方向に延びる2つの長尺部135aを有している。長尺部135aは、ストリングス延在方向と略直交する方向における絶縁層137の両端部のそれぞれの上において、絶縁層137の第2の部分137bが配置された領域を挟むように配置されている。
導電層138は、絶縁層137の第2の部分137bが配置された領域上において、裏面電極135の長尺部135aの間に配置されている。導電層138には、絶縁層137の第2の部分137bが露出するための複数の開口部が形成されている。
長尺部135aは、絶縁層137の開口部137a内に至るまで延びることにより基板113のシリコン部に接している。長尺部135a間の領域は、配線部材搭載領域R2に相当する。配線部材搭載領域R2においては、導電層138が長尺部135a間から基板113のシリコン部まで延びることにより基板113のシリコン部に接している。
図14は、第4実施形態に係る太陽電池セルの裏面を模式的に示す図である。図15は、第4実施形態に係る太陽電池セルの裏面における絶縁層パターンを模式的に示す平面図である。図16は、第4実施形態に係る太陽電池セルの裏面における裏面電極(裏面電極パターン)を模式的に示す平面図である。図17は、第4実施形態に係る太陽電池セルの裏面における導電層を模式的に示す平面図である。
第4実施形態に係る太陽電池セル140は、配線部材搭載領域R2の構成が異なることを除き太陽電池セル130と同様の構成を有している。太陽電池セル140は、裏面側に配置された絶縁層147、裏面電極145及び導電層148を有している。
絶縁層147は、基板113の裏面の略全面を覆うように基板113の裏面に配置されている。絶縁層147には、複数のドット状の開口部147a、及び、複数本の細長い直線状の開口部147bが形成されている。開口部147bは、ストリングス延在方向と略直交する方向における略中央の領域において、ストリングス延在方向と略直交する方向に沿って形成され、ストリングス延在方向に沿って所定の間隔をもって形成されている。開口部147bが形成された領域は、開口部147aが形成された領域の間に位置している。開口部147aは、アレイ状に形成されている。
裏面電極145は、ストリングス延在方向に延びる2つの長尺部145aを有しており、太陽電池セル130の裏面電極135と同様の構成を有している。
導電層148は、複数本の細長い直線状であり、配線部材搭載領域R2において開口部147bの形成位置に対応して配置されている。導電層148は、長尺部145a間から基板113のシリコン部まで延びることにより基板113のシリコン部に接している。
ところで、直線状の導電層は、ストリングス延在方向と略直交する方向に延びる部分を有することなく、ストリングス延在方向に延びる部分のみを有していてもよい。図18は、第5実施形態に係る太陽電池セルの裏面を模式的に示す図である。第5実施形態に係る太陽電池セル150は、配線部材搭載領域R2の構成が上記の各太陽電池セルと異なる。太陽電池セル150は、裏面側に配置された絶縁層157、裏面電極155及び導電層158を有している。太陽電池セル150では、裏面電極155の長尺部155a間の領域において、ストリングス延在方向に延びるように絶縁層157に複数の開口部が形成されており、配線部材搭載領域R2において、導電層158が絶縁層157の開口部の形成位置に対応して配置されている。
また、格子状の導電層の構成も任意に調整し得る。図19は、第6実施形態に係る太陽電池セルの裏面を模式的に示す図である。第6実施形態に係る太陽電池セル160は、裏面側に配置された絶縁層167、裏面電極165及び導電層168を有している。太陽電池セル160では、ストリングス延在方向と略直交する方向に延びる複数の開口部と、裏面電極165の長尺部165a間の領域においてストリングス延在方向に延びる1本の開口部とが絶縁層167に形成されており、配線部材搭載領域R2において、導電層168が絶縁層167の開口部の形成位置に対応して配置されている。
さらに、太陽電池セルの受光面の構成も任意に調整し得る。例えば、太陽電池セル110の受光面の表面電極112は、ストリングス延在方向に延びる電極部112aを配線部材搭載領域R1に有していてもよい(図20)。この場合、バスバー電極を配置することなく電極部112a及び配線部材111を接続することができる。
配線部材搭載領域の数は上記実施形態に限られるものではなく、セル設計によって任意の本数を設けることができる。配線部材搭載領域の数は例えば2〜4本である。1枚のセルの表裏それぞれの面に配線部材搭載領域を設けることができる。
直線状の部材(例えば導電層148)や開口部(例えば開口部147b)の幅は、2mm以下が好ましく、1mm以下がより好ましく、0.5mm以下が更に好ましい。ドット状の部材(例えば絶縁層137の第2の部分137b)や開口部(例えば開口部137a,147a)のドット径は、2mm以下が好ましく、1mm以下がより好ましく、0.5mm以下が更に好ましい。
以上説明した太陽電池ユニットでは、太陽電池セルと配線部材とが接合される太陽電池として、従来のバスバー面積を低減しながらも、従来のバスバー領域で発生していたキャリア再結合を抑制し、良好な太陽電池特性を提供することができる。
太陽電池セルと配線部材とが適切に接合されていることを評価する方法として、例えば、ソーラーシミュレータによる電流−電圧(I−V)曲線測定が挙げられる。このとき得られる短絡電流(Isc)と開放電圧(Voc)との積を、最大電流値(Pmax)で除して得られる曲線因子(F.F.)の値で評価できる。
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<太陽電池ユニットの作製>
(実施例1)
まず、シリコン単結晶p型半導体基板(125mm角、厚さ200μm)を用意し、アルカリエッチングにより受光面及び裏面にテクスチャー構造を形成した。次いで、オキシ塩化リン(POCl)、窒素及び酸素の混合ガス雰囲気において、900℃の温度で20分間処理し、受光面、裏面及び側面にn型拡散層を形成した。その後、サイドエッチングを行うことにより側面のPSG層及びn型拡散層を除去し、そして、フッ酸を含むエッチング溶液を用いて受光面及び裏面のPSG層を除去した。さらに、裏面については、別途エッチング処理を行い裏面のn型拡散層を除去した。その後、窒化ケイ素からなる反射防止膜を受光面のn型拡散層上にPECVDにより約90nmの厚さで形成した。
次いで、絶縁層として、ALD法(原子層堆積法)によって酸化アルミニウム膜を裏面に形成した後、Nd:YAGレーザーを用いて図6のパターンを形成した。なお、図6に示すように絶縁層はライン状の開口部を有しており、後の工程で形成される裏面電極がp型半導体基板に接触するように開口部を形成した。このライン状の開口部のパターンは、ライン幅(L)を300μmとし、ライン間隔(ライン中心からラインの中心)を0.5mmとした。
次いで、アルミニウム電極ペースト(PVG−AD−02、PVG Solutions株式会社製)をスクリーン印刷法にて裏面に図7のパターンで印刷した。このようなアルミニウム電極ペーストにより導電層を裏面電極と同時に裏面に形成し、導電層と絶縁層とを有する配線部材搭載領域を備える図5の裏面パターンを得た。
一方、受光面には銀電極ペースト(PV−16A、DuPont社製)をスクリーン印刷法にて図4に示すパターンで印刷した。電極パターンが幅200μm、ライン間隔2.0mmである表面電極が形成され、熱処理(焼成)後の厚さが20μmとなるように印刷条件(スクリーン版のメッシュ、印刷速度及び印圧)を適宜調整した。また、表面電極は、裏面の導電層、及び、絶縁層の開口部に埋め込まれた裏面電極と半導体基板(シリコン)を介して相対する位置になるように形成した。これを150℃の温度で5分間加熱し、液状媒体を蒸散させることで乾燥処理を行った。
続いて、トンネル炉(1列搬送W/Bトンネル炉、株式会社ノリタケ製)を用いて大気中雰囲気下、最高温度800℃、保持時間10秒の条件で熱処理(焼成)を行って、所望の電極が形成された太陽電池素子を作製した。
上記で得られた太陽電池素子において、受光面出力取出し電極(表面電極)を有する配線部材搭載領域、及び、裏面出力取出し電極(導電層)を有する配線部材搭載領域の上に、導電フィルム(CF、日立化成株式会社製)を貼付け、その上に配線部材(太陽電池用はんだめっき平角線、製品名:SSA−TPS 0.2×1.5(20)、厚さ0.2mm×幅1.5mmの銅線にSn−Ag−Cu系鉛フリーはんだを片面あたり最大20μmの厚さでめっきした仕様、日立電線ファインテック株式会社製)を配置し、圧着装置(MB−200WH、日立化成株式会社製)を用い、180℃、2MPa、10秒で、上記配線部材と受光面出力取出し電極及び裏面出力取出し電極とを接続した。
その後、ガラス板(白板強化ガラス3KWE33、旭硝子株式会社製)、封止部材(エチレンビニルアセテート;EVA)及びバックシートを用いて、図9に示すように、ガラス板/封止部材/配線材料を接続した太陽電池素子/封止部材/バックシートの順で積層し、この積層体を真空ラミネータ(LM−50×50、株式会社エヌ・ピー・シー製)を用いて、配線部材の一部が露出するように、140℃の温度で5分間真空ラミネートし、太陽電池ユニットを作製した。
(実施例2)
実施例1の構成に代えて、絶縁層において、後の工程で導電層及び裏面電極が形成される部分を開口部として形成し、当該開口部からp型半導体基板が露出したパターン(図12に示すようなパターン)を形成した。図11の配線部材搭載領域を挟む両側の領域には、ドット状の開口部を有する絶縁層を形成し、配線部材搭載領域には、ドット状の絶縁層を形成した。ドット状の開口部のパターンにおいて、ドット径は300μm、ドット間隔(ドット中心からドット中心までの距離)は0.5mmであった。配線部材搭載領域のドット径(L)は200μm、ドット間隔(L)は0.4mmであった(導電層の開口部の形状に相当する)。受光面の表面電極と相対する位置にドットが配置されないようにして、図11の裏面パターンを得た。その他は実施例1と同様にして、太陽電池ユニットを作製した。
(実施例3)
実施例1の絶縁層に代えて、スピンコート法を用いてガラスペーストを塗布することにより絶縁層として酸化ケイ素層を形成した後、150℃の温度で5分間乾燥し、700℃の温度で10分間熱処理(焼成)を行うことにより絶縁層を形成した他は実施例1と同様にして、太陽電池ユニットを作製した。
(実施例4)
実施例1の絶縁層に代えて、プラズマCVD装置を用いて絶縁層として窒化ケイ素層を形成した他は実施例1と同様にして、太陽電池ユニットを作製した。
(実施例5)
実施例1の絶縁層に代えて、絶縁層として酸化アルミニウム層を形成した後に実施例4の窒化シリコン層を形成した他は実施例1と同様にして、太陽電池ユニットを作製した。
(実施例6)
実施例1の絶縁層に代えて、絶縁層として実施例3の酸化ケイ素層を形成した後に実施例4の窒化シリコンを形成した他は実施例1と同様にして、太陽電池ユニットを作製した。
(実施例7)
実施例1の構成に代えて、図15の絶縁層パターンを形成した後、ガラス粒子を含むCuペーストを用いて導電層スクリーン印刷して図17のパターンを形成し、150℃に加熱したオーブンの中に15分間入れ、溶剤を蒸散により取り除いた。その後、アルミニウム電極ペーストを用いて図16のパターンの裏面電極を形成して、図14の裏面パターンを得た他は実施例1と同様にして、太陽電池ユニットを作製した。
(実施例8)
実施例7のCuペーストに代えて、Snめっきで図17のパターンを形成した。その後、アルミニウム電極ペーストを用いて図16のパターンの裏面電極を形成して、図14の裏面パターンを得た他は実施例1と同様にして、太陽電池ユニットを作製した。
(実施例9)
実施例7の導電層を銀電極ペースト(PV−505、DuPont社製)に変更した他は実施例7と同様にして、太陽電池ユニットを作製した。
(比較例1)
裏面において、絶縁層を形成せず、銀電極ペースト(PV−16A、DuPont社製)を用いて、配線部材搭載領域に沿った導電層と、裏面電極(導電層以外の部分)とを形成し(図3)、受光面において、銀電極ペースト(PV−16A、DuPont社製)を用いて電極パターンとして120μm幅の表面電極と1.5mm幅のバスバー電極とを形成した。いわゆる、一般的な太陽電池セルの裏面パターンとした。それ以外は実施例1と同様にして、太陽電池ユニットを作製した。
(比較例2)
裏面において、絶縁層を形成せず、導電層としてCuペーストに代えて銀電極ペースト(PV−505、DuPont社製)をスクリーン印刷法にて印刷した他は実施例7と同様にして、太陽電池ユニットを作製した。
<評価>
作製した太陽電池ユニットの発電性能の評価は、擬似太陽光(WXS−155S−10、株式会社ワコム電創製)と、電圧−電流(I−V)評価測定器(I−V CURVE TRACER MP−180、英弘精機株式会社製)の測定装置とを組み合わせて行った。太陽電池としての発電性能を示す、Voc(開放電圧)、F.F.(形状因子)、η(変換効率)は、それぞれJIS−C−8913及びJIS−C−8914に準拠した測定により得た。得られた測定値(Voc、F.F.及びη)を比較例1で作製した太陽電池ユニットの測定値を100.0とした相対値に換算した。各評価結果を表1に示す。
Figure 2016103525
10,110,120,130,140,150,160…太陽電池セル、12,112…表面電極、13,113…基板、14,114…反射防止膜、15,115,125,135,145,155,165…裏面電極、16a,16b…バスバー電極、100…太陽電池ユニット、110a…受光面、110b…裏面、111…配線部材、112a…電極部、115a,125a,135a,145a,155a,165a…長尺部、117,127,137,147,157,167…絶縁層、117a,127a,137a,147a,147b…開口部、118,128,138,148,158,168…導電層、119…接着部材、119a…金属粒子、137b…絶縁層の一部分、200…ガラス板、210…封止部材、220…バックシート、R1,R2…配線部材搭載領域。

Claims (10)

  1. 複数の太陽電池セルと、前記太陽電池セル同士を電気的に接続する配線部材と、を備える太陽電池ユニットであって、
    受光面とは反対側の裏面に配置された裏面電極を有する前記太陽電池セルの前記裏面側において、前記配線部材の搭載領域が導電層及び絶縁層を有している、太陽電池ユニット。
  2. 前記導電層がAl、Al−Si合金、Cu、Sn又はAgを含む、請求項1に記載の太陽電池ユニット。
  3. 前記裏面電極が前記導電層と同一の材料で構成されている、請求項1又は2に記載の太陽電池ユニット。
  4. 前記絶縁層が窒化シリコン、酸化シリコン又は酸化アルミニウムを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の太陽電池ユニット。
  5. 前記絶縁層が開口部を有しており、
    前記開口部を介して前記裏面電極と前記太陽電池セルとが接している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の太陽電池ユニット。
  6. 前記裏面電極の少なくとも一部が前記配線部材の搭載領域にまたがって配置されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の太陽電池ユニット。
  7. 前記導電層の少なくとも一部が前記裏面電極と重なって配置されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の太陽電池ユニット。
  8. 前記受光面にバスバー電極が配置されることなく表面電極が前記太陽電池セルと前記配線部材との間に配置されており、
    前記配線部材の搭載領域における前記表面電極に相対する位置に前記導電層が配置されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の太陽電池ユニット。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の太陽電池ユニットの製造方法であって、
    前記太陽電池セルの前記配線部材の搭載領域上に接着部材及び前記配線部材をこの順に配置する配置工程と、
    前記配置工程の後、加圧して前記太陽電池セルと前記配線部材とを接続する接続工程と、を含む、太陽電池ユニットの製造方法。
  10. 前記配置工程において前記接着部材がフィルム状である、請求項9に記載の太陽電池ユニットの製造方法。
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