JP2016101648A - バンドソー - Google Patents

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伸二 渡部
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五史 小川
正 金澤
Tadashi Kanazawa
正 金澤
鈴木 康之
Yasuyuki Suzuki
康之 鈴木
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Abstract

【課題】帯鋸のロック状態の発生を事前に予測して、効果的な予防措置を行うようにしたバンドソーを提供する【解決手段】ループを為す帯鋸をモータにより回転させるバンドソーにおいて、制御装置はモータ電流42により所定の負荷を検知したら、モータの正転を停止し(時刻t1)、モータを逆転させて(時刻t2〜t3)、帯鋸を所定量だけ逆方向に移動させる。逆転時のモータの回転数は、正転時のモータの回転速度よりも低速とし、帯鋸を所定量だけ逆方向に移動させたら、モータを一旦停止させ、その後にモータを正転させるように構成した(時刻t3以降)。このように、モータのロックを回避するための“ロック回避逆転モード”を設けたので、帯鋸の刃欠けや帯鋸の折損を抑制することができる。【選択図】 図3

Description

本発明はモータを動力源とし、鋸車に張架された帯鋸により切断等の加工を行うバンドソーに関し、特に、モータのロック状態の発生を事前に検知して回避するように制御するバンドソーに関する。
特許文献1に示すような携帯型のバンドソー(帯鋸盤)が広く用いられている。従来の携帯型バンドソーは、給電用の電源コードにより給電される交流電力によってモータが駆動され、モータによって回転駆動される駆動鋸車と従動鋸車の間にエンドレスの帯鋸(バンドソー)を張架することによって鉄パイプ等の被切断材を切断する電動工具である。携帯型バンドソーによって切断作業を行う場合は、作業者は一方の手でハンドル部を把持し、他方の手で補助ハンドルを把持して携帯型バンドソーを被切断材の上側に移動させ、帯鋸の面方向が、切断予定面と一致するように位置づける。そして作業者はスイッチを押すことにより、帯鋸を回転方向に回転させ、この状態にて帯鋸の刃(鋸刃)を被切断材に向けて下方に移動させると、被切断材が切断される。
特開2012−139753号公報
特許文献1に示すバンドソーは手持ち式の工具であるため、作業者が鋸刃の押し付け荷重を過大に増やしたり、刃先に部分的な摩耗等が存在したりすると、鋸刃と被切断材が急激に食い込み、負荷が増大することにより帯鋸の回転が停止してモータがロックしてしまう恐れがあった。このようなロック状態の発生は、モータを損傷させる恐れがある上に、帯鋸がロックしてしまうと刃欠けの原因にもなる。また、ロック状態において作業者がバンドソーを被切断材から離そうとしてねじってしまうと、帯鋸を破損させてしまう恐れもあった。さらに、ロック状態が発生する前でも、モータの回転が低下した重負荷状態のまま強引に作業を続けて被切断材を切断すると、帯鋸と被切断材がかじりやすくなり、鋸刃と被切断材が結合する等の鋸刃ロックが発生して鋸刃折損に至る恐れがあった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、帯鋸のロック状態の発生を事前に予測して、効果的な予防措置を行うようにしたバンドソーを提供することにある。
本発明の他の目的は、帯鋸のロック状態が発生しそうになったら帯鋸をわずかに逆回転させることによって鋸刃の刃欠けや鋸刃折損を回避するようにしたバンドソーを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、帯鋸をわずかに逆回転させた後に、自動的に正転させることにより帯鋸のロック状態の予防措置を取って、切断作業を中断すること無く再び作業を継続できるようにしたバンドソーを提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的なものの特徴を説明すれば次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、ループを為す帯鋸を走行移動させるホイールと、ホイールを回転駆動するモータと、モータの回転を制御する制御装置を有するバンドソーであって、制御装置は所定の負荷を検知したら、モータを逆転させて帯鋸を所定量だけ逆方向に移動させるように構成した。バンドソーには、さらにモータの回転速度検出器と、モータに流れる電流を検出する電流検出器を設け、制御装置は回転速度検出器と電流検出器を用いてモータのロック状態を予測又は検知する。ここで、帯鋸を逆方向させる所定量は、帯鋸に形成される鋸刃の複数個分の距離から、バンドソーの最大切断長W以上の距離の範囲内で設定すれば良い。このように、本発明ではモータロックを予測した時にモータを停止させ、帯鋸を停止前と逆方向に所定距離だけ移動するようにモータを逆転制御する。帯鋸の移動量の制御は、帯鋸の移動を直接的又は間接的に検出する検出手段を設けて検出すると良い。また、制御装置がモータの逆転量を検出することにより帯鋸の逆方向の移動量を検出しても良い。このように本実施例では“ロック回避逆転モード”を設けたので、モータが停止した後に鋸刃を加工材から容易に取り外すことが可能となる。
本発明の他の特徴によれば、逆転時のモータの回転数は、正転時のモータの回転速度よりも低速とし、帯鋸を所定量だけ逆方向に移動させたら、モータを一旦停止させ、その後にモータを正転させるように構成した。この構成によりロック状態を検知したら自動で回復動作を行うことができ、切断作業を自動的に再開できる。この再開においてロックした刃先部分と異なる刃先部分が被切断材に当たる状態にて作業を開始できる。また、モータの逆転後に正転させる時に、所定の速度勾配を用いたソフトスタートにてモータを起動させるようにしたので、正転から逆転に移行するときの反動を小さく抑えることができる。尚、再スタートは、起動電流を高くして高トルク状態で勢いよく起動しても良い。このように高トルクにて起動すればロック状態からの回復を確実に行うことができる。
本発明のさらに他の特徴によれば、ロック状態からの回復動作中において、所定の負荷の検出回数が所定回数に達した場合は、モータを停止させて切断作業を中止する。この中止によって、異常状態を検知後の余計な作業を抑制し、鋸刃寿命を向上させることができる。切断作業を中止したことを、光又は/及び音による報知手段にて知らせると、作業者は障害の発生を容易に認識することができる。
本発明のバンドソーでは、モータロックを予測或いは検知した時にモータを停止させて、帯鋸を停止前と逆方向に所定距離だけ走行移動するようにモータを逆転制御するので、鋸刃の刃欠け、鋸刃ロックによる鋸刃折損を抑制可能とすることができる。特に、帯鋸を逆回転させることにより、鋸刃の斜め部におる作用で破損や食い込んだ鋸刃が加工材から離れるためロック解除を確実に行うことができる。
本発明の実施例に係るバンドソー1の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施例に係るバンドソー1のモータの駆動制御系の構成を示すブロック図である。 モータ20の回転速度とモータに流れる電流値の時間変化を示した図である。 帯鋸による被切断材の切断状態を説明するための図である。 本発明の実施例に係るバンドソーの切断時の動作を示すフローチャート図である(その1)。 本発明の実施例に係るバンドソーの切断時の動作を示すフローチャート図である(その2)。 従来のバンドソーを定置式スタンドに設置した状態を示す側面図である。 従来のバンドソーにおけるモータの回転速度とモータに流れる電流値の時間変化を示した図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては上下方向、帯鋸の回転方向は図中に示す方向であるとして説明する。
図1は本発明の実施例に係るバンドソー1の正面図である。バンドソー1は、図示しない給電用の電源コードにより給電される交流電力によって駆動され、帯鋸8の走行により図示しない被切断物を切断するための電動工具である。給電がなされた状態で、作業者がトリガ式のスイッチ12を操作すると、ハウジング6内に配置された図示しないモータが回転する。バンドソー1のハウジング6の一方側には、本発明における第一のホイールとしての駆動鋸車(図示せず)を収容するための鋸車ベース4が設けられ、他方側には従動鋸車(第二のホイール、図示せず)を収容するための鋸車ベース5が設けられる。鋸車ベース4、5は広義のハウジング(筐体)の一部を構成するものであって鋸車を軸支するためのフレームの役目を兼用し、鋸車ベース4、5とハウジング6は一体式に又は別体式に製造される。駆動鋸車と従動鋸車にはループ状でエンドレスの帯鋸(バンドソー)8が張架される。モータは、図示しない回転伝達機構によって駆動鋸車を回転させる。モータにより回転駆動される駆動鋸車は、その回転力を帯鋸8に伝達し、帯鋸8を周回移動させる。従動鋸車は、周回移動する帯鋸8によって駆動歯車に対して従動的に回転する円形の滑車である。ハウジング6の右側の一端部にはハンドル部13が設けられ、上方左側付近(他端部)には補助ハンドル15が設けられる。スイッチ12の上側には、スイッチ12を引いた状態(オン状態)でロックすることができるように、オンロックボタン14が設けられる。
バンドソー1で被切断材を切断する際は、帯鋸8が正回転方向9(切断時の回転方向)に回転するため、この回転によって被切断材が正回転方向9と同方向に押されるため、押される側(駆動鋸車が設けられる側)にガイドプレート10が設けられる。ガイドプレート10は、被切断材の大きさ・形状あるいは、被切断材(既設管等)等とのスペースに応じて設定された形状と大きさを有しており、正回転方向9と直交する方向、即ち切断方向に移動調整可能に構成される。鋸車ベース4、5の下側付近であって開口部18の近傍には、帯鋸8を挟持案内するための帯鋸ガイド7、17が設けられる。帯鋸ガイド7、17はそれぞれ2つのガイドローラを有し、2つのガイドローラは帯鋸8の外周面と内周面に接するように配置される。また、帯鋸ガイド7、17は駆動鋸車又は従動鋸車の外周面に対して帯鋸8を所定の角度だけ斜め(60度未満)になるように捻るようにして、切断部位における帯鋸8の角度を変えている。捻られた帯鋸8の角度は、ハウジング6の正立方向とほぼ平行となる角度である。この結果、開口部18において露出する帯鋸8は、図示しない被切断材の長手方向(軸方向)に対してほぼ垂直に押し当てられ得る角度になる。鋸車ベース5のほぼ中央付近には、帯鋸8の周速設定用の速度調整ダイヤル27が設けられ、速度調整ダイヤル27を回転させることによってモータの回転速度を設定できる。速度調整ダイヤル27の下方には従動鋸車3の位置を正回転方向9と同方向又は逆方向に調整することにより帯鋸8の取付け又は取り外したり、張り具合を調整したりするためのテンションレバー19が設けられる。
作業者はメインスイッチ25をオンにした後に、一方の手でハンドル部13を把持して、他方の手で補助ハンドル15を把持し、バンドソー1を図示しない被切断材の上側に移動させ、帯鋸8の面方向が、切断予定面と一致するように位置づける。そして作業者はスイッチ12を押すことにより、帯鋸8を正回転方向9に回転させ、この状態にてバンドソー1を被切断材に向けて下方に移動させる。この際、帯鋸8の面方向が鉄パイプ等の被切断材と正しい角度(鉄パイプならその長手方向と垂直方向)に位置させながらバンドソー1を鉛直方向に正しく移動させることが重要である。
バンドソー1は作業者が把持しながら作業をするだけでなく、図7に示すような定置式スタンド101に取り付けて切断作業を行うことも可能である。定置式スタンド101はベース102を有し、ベース102には切断すべき被切断材(図示せず)を固定するための固定手段(バイス装置)が装着される。バイス装置は、被切断材を支持する固定バイス110と可動バイス111が対向するように配置したものであり、可動バイス111を移動させるためのノブ113を有するネジ112を有する。ベース102に対するネジ112の固定は、クラッチ114を介して行われる。ベース102からは、車輪104付きの延長ベース103が延びるように設けられ、延長ベース103には、揺動軸105によってヒンジ107が軸支される。ヒンジ107の揺動軸105と同軸には、捻りバネ等のスプリング106が設けられる。ヒンジ107の揺動軸105とは離れた端部側にはバンドソー1を保持するための装着部108が設けられる。装着部108にバンドソー1を取り付けて、ネジ109にて固定することによりバンドソー1が定置式スタンド101に固定される。
作業者は、図示しない被切断材をベース102の上面に載せ、クラッチ114を動作させて可動バイス111を移動させて被切断材に突き当てる。次にノブ113を回転させて被切断材を固定する。次にバンドソー1を矢印120のように移動させて帯鋸8を被切断材に押し当て、スイッチ12をオンにする。帯鋸8に衝撃が掛からないように、帯鋸8に加える荷重は、バンドソー1の自重のみとして、無理に荷重をかけないようにする。作業者は切り終わったらスイッチ12をオフにする。こうした作業の際に、バンドソー1の自重のみで切断ができるのでオンロック機構があると大変使いやすい。そこで本実施例のバンドソー1では、スイッチのトリガを引いた状態(オン状態)を維持できるように、いわゆるオンロック機構を設けた。オンロック機構は、スイッチ12を引いた状態で、オンロックボタン14を操作することによってスイッチ12のトリガ部が元の位置に戻ることを制限するもので、ここではオンロックボタン14を操作することによりトリガ部の移動を阻止するようにした。オンロック状態を解除するには、作業者が再度スイッチ12を引くことによってオンロックが解除される。
図2は本発明の実施例に係るバンドソー1の制御装置のブロック回路図である。本実施例では、モータ20は3相のブラシレスDCモータで構成される。モータ20は、いわゆるインナーロータ型で、一対のN極およびS極を含む永久磁石を埋め込んで構成されたロータ20bと、電気角120°の電流の通電区間に制御されるスター結線された3相巻線U、V、Wからなるステータ20aを含んで構成される。モータ20の近傍には、ロータ20bの回転位置を検出するために60°毎に配置された3つの位置検出素子26a〜26cが設けられる。
インバータ回路23は、3相ブリッジ形式に接続された6個のFET(以下、単に「トランジスタ」という。)Q1〜Q6と、FETにそれぞれ接続されるフライホイールダイオードD1〜D6から主に構成される。インバータ回路23への入力用電源として、本実施例では直流源11から供給される直流を用いる。本実施例では、電源コードを用いて供給される商用電源(交流)を図示しない整流回路を用いて直流源11としても良いし、ニカド電池、リチウムイオン電池等の二次電池を直流源11としても良い。ブリッジ接続された6個のトランジスタQ1〜Q6の各ゲートはゲートドライバ22に接続され、ソースまたはドレインはスター結線された電機子巻線U、VおよびWに接続される。これらの接続によって、6個のトランジスタQ1〜Q6は、ゲートドライバ22から出力された駆動信号によってスイッチング動作を行い、インバータ回路23に印加される直流を、3相(U相、V相、W相)交流Vu、Vv、Vwとして、電機子巻線U、V、Wへ供給する。
インバータ回路23の制御や,モータ20のオンオフ及び回転速度制御はマイコン(マイクロコンピュータ)21によって制御される。電流検出器(モータ電流検出手段)24は、モータ電流値を検出し、マイコン21に内蔵のA/D変換器に入力する。電流検出器24はインバータ回路23と直流源11との間に直列に接続されたシャント抵抗24aと、シャント抵抗24aの両端の電圧を測定して差分をとる差動増幅器24bを含んで構成され、差動増幅器24bの出力がマイコン21に入力される。マイコン21のA/D変換器にはさらに、スイッチ12の出力と、速度調整ダイヤル27に接続される可変抵抗器(図示せず)の出力が入力される。マイコン21は、処理プログラムとデータに基づいて駆動信号を出力するためのCPUと、後述するフローチャートを実行するプログラムや制御データを記憶するためのROMと、データを一時記憶するためのRAMと、タイマ等を含んで構成される。マイコン21は電流検出器24によってモータ20に流れる電流値を監視する。本実施例ではシャント抵抗24aを直流源11とインバータ回路23の間に設けてFETに流れる電流値を検出する方式であるが、シャント抵抗24aをインバータ回路23とモータ20の間に設けて、モータ20に流れる電流を直接検出するようにしても良い。
スイッチ12は、トリガレバーの移動ストロークに応答してオン又はオフのいずれかの状態に切り替わる切り替えスイッチであり、この出力がHigh信号又はLow信号(又はゼロ信号)がマイコン21に入力される。スイッチ12のトリガレバーには、オン状態の時に機械的にロック可能となるようにオンロックボタン14が設けられる。速度調整ダイヤル27は、図示しない可変抵抗器を含んで構成され、可変抵抗器の出力がマイコン21のA/D変換器に入力されることにより、マイコン21はモータの回転速度(=帯鋸の走行速度)の設定値を識別することができる。マイコン21はモータ20のロータ20bの回転位置を検出するホールIC等の位置検出素子26a〜26cが出力する位置信号に基づき、モータ20の回転速度を検出すると共に、内蔵のタイマモジュールによりトランジスタQ1〜6のPWMデューティ比の設定及び転流制御を行い、モータ20の回転速度と回転方向を制御する。この際、速度調整ダイヤル27の設定量に応じてモータ20の印加電圧、すなわちPWM信号のデューティ比を設定する。このように、本実施例における回転速度検出器はマイコン21と位置検出素子26a〜26Cからなる。ゲートドライバ22は、マイコン21からの出力に基づいてトランジスタQ1〜Q6にPWM信号を供給する。PWM信号のパルス幅の制御によって各電機子巻線U、V、Wへ供給する電力を調整し、設定した回転方向へのモータ20の回転速度を制御する。マイコン21には、帯鋸8の異常状態を報知するための手段、即ちLED29とそれを点灯させるためのLEDドライバ28が接続される。尚、帯鋸8の異常状態を報知する手段は、光だけで無く音も併用して報知するように構成しても良い。
ここで本実施例のモータ20の制御を説明する前に、ここで図8を用いて従来のモータの回転速度と電流の関係を説明する。図8において(1)と(2)の横軸は時間(単位sec)であって共に同じ時間軸で示している。(1)の縦軸はモータ20の回転速度であり、(2)の縦軸は電流検出器24によって検出されたモータ電流(単位A)である。時間0においてモータ20が始動すると、帯鋸8が被切断材に食い込むようにして切断されるため、モータ20に加わる負荷の変動に伴いモータ20の回転速度141が矢印141aのように増大し、モータ20に流れる電流値142が矢印142a〜142bのように増加する。ここで何らかの理由で帯鋸8の走行を阻害する事態が生ずると、矢印141c〜141dに至るようにモータ20の回転数が低下し、最悪の場合は矢印141eに示す付近でモータ20の回転数がゼロになる、いわゆるモータロックの状態になる。この際のモータ電流は、(2)の電流値142のように起動時に矢印141aの増加した後に定常回転に到達するとモータ20に流れる電流は矢印142bのように低下する。しかし、帯鋸8にかかる負荷が増大して(1)の矢印141c〜141dのように回転速度が低下すると、モータ20に流れる電流は逆に(2)の矢印142c〜142dのように上昇する。ここで、電流値142が所定の許容値、例えばIthを越えることは発熱が著しくなり、モータ20のコイルやインバータ回路23のスイッチング素子(トランジスタQ1〜Q6)を損傷する恐れがあるので、電流値142がIthを越える状態が所定時間以上継続することは好ましくない。
作業者は、スイッチ12がオンであるにも関わらずに帯鋸8が停止してしまったらスイッチ12を戻すようにしてモータ20の駆動状態を終了させてオンロック状態の継続状態を解消する(時刻t)。よって、モータの電流値142が矢印142eのように低下してゼロになる。この後、作業者は帯鋸8のロック状態を起こした原因を取り除き、必要に応じて作業を再開させる。このように従来のバンドソーにおいては、モータの電流値142が矢印142dのように所定の閾値Ithを越えた後に作業者がスイッチ12を戻すので、スイッチ12を戻すタイミングが遅れるとモータ20を損傷してしまう恐れがある上に、製品寿命の低下につながる。そこで、本実施例では、マイコン21がモータ20のロックの発生を事前に予測又は検知して、そのロック状態になってしまうことを回避するようにした。さらに、ロックを回避させてその原因を解消させた後に、自動的に切断作業を再開させるようにした。
図3はモータ20の回転速度とモータに流れる電流値の時間変化を示した図である。図3の(1)と(2)の横軸は時間(単位sec)であって共に同じ時間軸で示している。(1)の縦軸はモータ20の回転速度41であり、(2)は電流検出器24によって検出されたモータ20の電流値42(単位A)である。時間0においてモータ20が始動すると回転速度41が矢印41aのように上昇し、作業者が帯鋸8を切断物が食い込ませると、速度上昇が一旦鈍るが、再び元の比率で速度が上昇し、矢印41bにて目標回転速度に達する。ここで矢印41c付近で何らかの理由で帯鋸8の走行を阻害する事態が生ずると、矢印41c〜41dに至るようにモータ20の回転速度41が急激に低下する。この矢印41a〜41cに至る際の電流値は、矢印42a〜42cのように負荷の上昇に伴って上昇し、矢印42cにおいて所定の閾値Ithを越える。閾値Ithはロックを予測してモータ20を停止させるための基準値となる値である。
マイコン21は、電流値42が所定の閾値Ithを越えた状態が所定の時間Dを越えて続いたらモータ20の回転を停止させる。これは、いわゆるモータロックの状態が起こりそうなことを予測したものであり、マイコン21はモータ20の回転数が0になる前にモータ20への給電を停止する。ここでは時刻tの直前にてモータ20への電流供給を停止さて、モータ20を完全に停止させる。次にマイコン21は、所定の時間T1だけモータ20を停止(休止)させると同時に、所定の時間T1の間にLED29を点灯もしくは点滅させることで、帯鋸が逆転されることを作業者へ報知する。その後時刻tにおいて矢印42eに示すように所定の逆転電流を時間T2だけ流す。逆転電流Iの大きさは閾値Ithよりも十分小さいように設定すると良く、逆転電流を流す時間T2をどの程度にするかは図4を用いて後述する。矢印42eのようにモータ20に逆転電流を流すことによって、矢印41eのようにモータ20は正転時の回転速度よりも低速にて逆回転することになる。本実施例において、作業者が帯鋸8の押し付け荷重を増加し、帯鋸8と被切断材が食い込みの押し付け荷重が増加した時に、マイコン21が帯鋸8と被切断材が食い込んでモータ20がロックすると予測し、直ちにモータ20を停止させる。停止後には、モータ20を所定の回転位相角だけ逆回転させることにより帯鋸8を逆方向(図1の正回転方向9とは逆方向)に走行させるので。帯鋸8と被切断物が食い込んだ位置から、帯鋸8を離脱させることができ、その後の作業、即ち、帯鋸8の被切断材から取り外しを容易にし、又は、切断作業の再開を容易に開始することができる。
本実施例ではロック状態が発生しそうになると、帯鋸8の正方向の回転を停止されると共に、その後帯鋸8を自動的に逆回転させて帯鋸8を被切断物から容易に取り外せる状態にするので、作業がし易いバンドソー1を実現できた。また、切断作業を再開する場合は、スイッチ12を戻さずに引き続けることによってマイコン21が再度モータ20を正転させるので、帯鋸8の刃を欠かすことなく切断作業が継続できるようになった。このように、本実施例においては、帯鋸8と被切断材が結合した時の帯鋸8のロックを未然に回避することが可能であり、帯鋸8の折損を防止することができる。
作業者が切断作業を継続させる場合は、時刻t1〜t3及びそれ以降にスイッチ12を戻さないでオン状態としたままに保てば、マイコン21が自動的にモータ20を再起動して矢印41fのように正回転に回転させる。この際のモータ電流は、矢印42f〜42gのように上昇することになる。
図4は、帯鋸8による被切断材50の切断状態を説明するための図である。被切断材50としては、円筒形のパイプ、円柱形の棒、角材等の木材、金属材、樹脂材など多様なものを切断できるが、図4では円筒形の被切断材50を切断している状態を示す。帯鋸8の鋸刃は、多数形成される刃先8aの前後に垂直部8bが形成され、刃先8aの後方側には斜め部8cが形成される。帯鋸8の正転時(図中の矢印にて示す鋸刃走行方向)には刃の垂直部8bが被切断材50に当接し、切断が行われる。ここでは点線の円で囲んだA部とB部において主に切断が行われる。尚、図4では刃先の形状を理解しやすいように刃先をきわめて大きく模式的に図示しているが、実際の隣接する刃先8aの間隔(ピッチP)は0.数mm〜数mm程度であり、ここではピッチPが0.2mm程度の物が広く使われる。ここで、刃先8aが被切断材に食い込んでしまったり、A部とB部における刃先が双方とも劣化していて切断できない場合であって、モータ20が停止しそうになるとマイコン21はモータ20への駆動電流の供給を停止させることによりモータ20を停止させ、帯鋸8の所定量の逆回転を開始する。逆回転時には斜め部8cが被切断材50に当接することになるが、斜め部8cは切断面に対して小さい角度で接するので、噛み込んでしまった刃先8aを被切断材50から容易に離すことができ、噛み込み状態(又はロック状態)を容易に解除することができる(ロック解除)。ここでは、モータ20がロックしそうになった原因となる刃先が、A部とB部の二カ所とすると、帯鋸8を距離L以上(好ましくは最大切断長W程度)戻すようにすると、原因となっている2つの刃先を被切断材50から確実に回避した状態にすることができる。ここで、最大切断長Wとは、バンドソー1で切断できる最大幅であって、開口部18の大きさによって決定される。尚、帯鋸8の逆回転量は、形成される刃の複数個分の距離分戻せば噛み込みの原因部位から待避できるので、その時点から正回転方向を再開させるように構成しても良い。
次に図5のフローチャートを参照して本実施例のバンドソー1の制御手順(動作)について説明する。図5の手順はマイコン21がコンピュータプログラムを実行することにより、ソフトウェアを用いて制御することができる。切断作業は作業者による作業の事前準備の後に、スイッチ12を引くことによって開始される(ステップ71)。スイッチ12が引かれた場合は、マイコン21はモータ20に所定の駆動電流を流すことによりモータを起動(モータON)させる(ステップ72)。次に、マイコン21は、後述する逆回転制御の実行回数をカウントするためのカウンタの値を0にクリアする(ステップ73)。次に、マイコン21は作業者によってスイッチ12がオフにされたか否かを検出し(ステップ74)、オフの時はモータ20を停止して処理を終了する(ステップ78、79)。
ステップ74にてスイッチ12がオンのままの場合は、マイコン21はモータ20の回転数が所定の閾値Nth以下であるかを判定する。ここでNthは、モータ20がロック状態になりそうかどうかを判定するための第1の判断基準であって、モータ20の回転数が所定の閾値Nthよりも大きい場合はステップ74に戻る(ステップ75)。ここで、モータ20の回転数が所定の閾値Nth以下の場合は、次に第2の判断基準として、マイコン21は電流検出器24によって検出されたモータ20に流れる電流が所定の閾値Ithを所定の時間Dの間越えているか否かを判定する(ステップ76)。ここで、電流が所定の閾値Ith以下、もしくは時間DだけIthを超えなかった場合はステップ74に戻り、所定の閾値Ithを所定の時間Dの間越えている場合は、モータ20のロックの回避動作を実行する(ステップ77)。この回避動作(図6にて後述)は、モータ20がロックしてしまう前に、モータ20への駆動電流の供給を停止することによってモータ20の回転を停止させることと、停止後にモータ20に逆転電流を供給してモータ20を逆回転に回転させることである。さらに切断作業を自動継続させる場合は、モータ20を逆回転させた後に再びモータ20を正方向に回転させることにより切断作業を中断すること無く継続させる。このように制御することによって、ロックしそうになると帯鋸8が逆回転するという動作を行うものの、その後の切断作業を自動的に再開するので、切断作業を最後まで完遂させることができる。ステップ77のロック回避動作が完了したらステップ73に戻る。
次に図6のフローチャートを用いてステップ77(図5)のロック回避動作(ロック回避逆転モード)の詳細手順を説明する。これらのフローチャートの手順もマイコン21がコンピュータプログラムを実行することによって実現できる。まず図5のステップ77に到達したら、図6の手順を開始する(ステップ81)。次にマイコン21はモータ20に供給する駆動電流の供給を停止し(ステップ82)、モータ20の回転が停止するのを待つ(ステップ83)。ここで、モータ20に機械的又は電気的な制動を掛けるように構成しても良いが、ロック状態にありそうな帯鋸8であればPWMデューティを0%に低下させて駆動電流を停止することによりモータ20はすぐに停止する。次にマイコン21は、位置検出素子26a〜26cの出力を用いてモータ20が停止するまで待機し(ステップ83)、モータ20が停止してから所定時間T1待機する(ステップ28)。この際LED29を点灯させるとよい。LED29を点灯させる時間は、所定時間T1+T2の間だけ、あるいは、予め決められた所定時間だけ点灯させるようにする。
次に、マイコン21は、インバータ回路23を制御してモータ20を逆回転させるための駆動電流をモータ20に供給し、モータ20を所定量だけ逆回転させる(ステップ85)。この逆回転の所定量は、位置検出素子26a〜26cを用いて検出される逆回転が所定回転分となるように決定しても良いし、所定の逆転電流を所定時間だけ供給するように構成しても良い。ここでは、マイコン21はPWMデューティを漸増してモータ電流を増加させ、増加させたPWMデューティがA%となるまであげて、PWMデューティがA%を保ったままモータ20が所定の回転位相角Cだけ回すことで、帯鋸8の逆方向の走行距離を制御する。逆転させるときのPWMデューティ比たるA%は、正転時の最高回転時のデューティ比よりも十分小さい比率となるように設定すると良い。次に、モータ20が所定の回転位相角C以上回転したら、マイコン21はモータ20への逆転電流の供給を停止することによりモータ20を停止させる(ステップ86)。
マイコン21はモータ20が停止するのを待ち(ステップ87)、モータ20が停止したら、モータ20を転流させて駆動電流を正転に設定し、PWMデューティを所定量だけ漸増させながらモータを起動する(ステップ88)。このPWMデューティの増減は、速度勾配を用いて徐々に増加させるソフトスタート方式としても良いし、高めのPWMデューティ比で一気に起動することにより高トルクで帯鋸8を回転させるように構成しても良い。次に、マイコン21は所定時間待機してから電流検出器24を用いてモータ電流Iを検出する(ステップ89、90)。ここで、所定時間待機するのはモータの起動時の突入電流(起動電流)の測定を避けるためである。ステップ90にてモータ電流が、所定の閾値I以上の場合は、モータ20が正常に起動しておらず、ロック状態が解消されていないことを意味している。ここで閾値Iは、モータ21が回転しないでロック状態のままにあるかどうかを判定するための基準値である。
モータ20が正常に起動していない場合は、ロック状態を解消すべく再び逆転及び正転動作を繰り返すリトライ動作を行う。リトライ動作は、例えばリトライ回数の上限を設定し、そのためステップ73(図5)でゼロクリアしたカウンタの値を+1し(ステップ93)、次にカウンタの値が2を越えたか否かを判定する(ステップ94)。ここでは、リトライ回数を2回だけに制限しており、所定時間内に所定の負荷の検出回数が所定回数(ここで2回)に達した場合は、ステップ94から95に進んでマイコン21はモータ20への駆動電流の供給を停止し(ステップ95)、モータを停止させて切断作業を中止する(ステップ96)。
ステップ94にてカウント値が2を越えていない場合は、ステップ85に進み、ステップ85〜90のロック回避のための逆転及び正転動作を繰り返す。ステップ90にてモータ電流が、所定の閾値I未満の場合は、モータ20が正常に起動してロック状態が解消されたことを意味しているので、次にマイコン21は所定時間だけ待機して、その間に作業者によってトリガスイッチがオフにされたかどうかを判定する(ステップ91、92)。トリガスイッチがオン状態のままで所定時間経過した場合は、作業者が作業の継続を希望しているものとして、ステップ97に進み、図5のフローチャートのステップ77に戻る。
以上説明したように本実施例では、帯鋸8がロックしそうになるとマイコン21がその状態を自動的に予測して、ロック状態を回避すべくモータ20の回転がロックによって停止する直前に、モータ20への電流供給を遮断させてモータ20の回転を自発的に停止させる。その後に、自動的に短い期間の逆転電流を供給することによりモータ20を逆回転させることにより帯鋸8を所定の距離だけ逆方向に移動させるようにした。この帯鋸8の逆方向への自動的な移動によって帯鋸8と被切断材50とのロック状態を効果的に解消させることができる。また、作業者が作業の継続を希望する場合はスイッチ12を引いたままにすれば,マイコン21の制御によって自動的に帯鋸8の正方向への回転が再開されるので、ロック状態の解消と作業の再開をスムーズに自動で行うことができる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば上述の実施例では、第2の判断基準として電流検出器24によるモータ20の電流値を検出し、第1の判断基準としてモータ20の回転位置を検出する位置検出素子26a〜26cが出力する位置信号からモータ20の回転数を検出し、その2つの判断基準をみることでモータ20のロック状態を予測・検知したが、どちらか1つの判断基準をみることでモータ20のロック状態を予測・検知するようにしても良い。また、その他の任意の箇所に設けられる回転センサ等の検出手段により帯鋸の帯鋸の移動量を直接的又は間接的に検出しても良い。ここでは帯鋸8の走行速度の検出が主目的になるので、帯鋸ガイド7、17のいずれかに速度検出器を接続してガイドローラの回転速度を検出することによって帯鋸8の走行速度や走行距離を検出するように構成しても良い。また、帯鋸8に反射率の異なる規則的な部位を設け(例えば白黒のバーコード)、そこに光を当てて光センサによって反射率を読み取ることにより帯鋸8の走行速度を検出するように構成しても良い。
1 バンドソー 2 駆動鋸車
3 従動鋸車 4 鋸車ベース
5 鋸車ベース 6 ハウジング
7 帯鋸ガイド 8 帯鋸
8a 刃先 8b 垂直部
8c 斜め部 9 正回転方向
10 ガイドプレート 11 直流源
12 スイッチ 13 ハンドル部
14 オンロックボタン 15 補助ハンドル
18 開口部 19 テンションレバー
20 モータ 20a ステータ
20b ロータ 21 マイコン
22 ゲートドライバ 23 インバータ回路
24 電流検出器 24a シャント抵抗
24b 差動増幅器 25 メインスイッチ
26a〜26c 位置検出素子 27 速度調整ダイヤル
28 LEDドライバ 29 LED
41 (モータの)回転速度 42 (モータの)電流値
50 被切断材 101 定置式スタンド
102 ベース 103 延長ベース
104 車輪 105 揺動軸
106 スプリング 107 ヒンジ
108 装着部 109 ネジ
110 固定バイス 111 可動バイス
112 ネジ 113 ノブ
114 クラッチ
141 (モータの)回転速度
142 (モータの)電流値
Q1〜Q6 FET
D1〜D6 フライホイールダイオード
th 閾値(モータがロック状態の判定のための第1の判断基準値)
th 閾値(モータのロック状態の判定のための第2の判断基準値)

Claims (14)

  1. ループを為す帯鋸を走行移動させるホイールと、該ホイールを回転駆動するモータと、
    該モータの回転を制御する制御装置を有するバンドソーであって、
    前記制御装置は所定の負荷を検知したら、前記モータを逆転させて前記帯鋸を所定量だけ逆方向に移動させることを特徴とするバンドソー。
  2. 前記モータの回転速度検出器と、前記モータに流れる電流を検出する電流検出器を設け、
    前記制御装置は、前記回転速度検出器と前記電流検出器を用いて前記モータのロック状態を予測又は検知することを特徴とする請求項1に記載のバンドソー。
  3. 前記所定量は、前記帯鋸に形成される刃の複数個分の距離であることを特徴とする請求項1又は2に記載のバンドソー。
  4. 前記所定量は、前記バンドソーの最大切断長W以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のバンドソー。
  5. 逆転時の前記モータの回転数は、正転時の前記モータの回転速度よりも低速であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のバンドソー。
  6. 前記帯鋸を所定量だけ逆方向に移動させたら、前記モータを停止することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のバンドソー。
  7. 前記帯鋸を所定量だけ逆方向に移動させたら、前記モータを正転させることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のバンドソー。
  8. 前記モータの逆転後に正転させる時に、所定の速度勾配を用いたソフトスタートにて起動することを特徴とする請求項7に記載のバンドソー。
  9. 前記モータの逆転後に正転させる時に、起動電流を高くして起動することを特徴とする請求項7に記載のバンドソー。
  10. 所定時間内に所定の負荷の検出回数が所定回数に達した場合は前記モータを停止させて切断作業を中止することを特徴とする請求項8又は9に記載のバンドソー。
  11. 前記切断作業を中止したことを、光又は/及び音による報知手段にて知らせることを特徴とする請求項10に記載のバンドソー。
  12. ループを為す帯鋸を走行移動させるホイールと、該ホイールを回転駆動するモータと、
    該モータの回転を制御する制御装置を有するバンドソーであって、
    前記制御装置が所定の負荷を検知したら前記モータを所定量だけ逆転させた後に前記モータを停止させるロック回避逆転モードを設けたことを特徴とするバンドソー。
  13. 前記帯鋸の移動量を直接的又は間接的に検出する検出手段を有し、前記ロック回避逆転モードにおいて前記制御装置は、前記モータの逆転させる量を決定することを特徴とする請求項12に記載のバンドソー。
  14. 前記制御装置は、前記モータが逆転して停止した後に、再び正転を開始させることを特徴とする請求項13に記載のバンドソー。
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