JP2016101572A - 超音波振動子の保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】超音波振動子を、その振動を妨げることなく安定に保持しながら、超音波振動子の振動に伴う擦れ音の発生を抑制することができる超音波振動子の保持構造を提供すること。【解決手段】本発明の超音波振動子の保持構造は、超音波振動子3が霧化装置の振動子配置部5に保持されており、超音波振動子3は、扁平な圧電体31及び該圧電体の片面に固定された金属カバー32を備え、金属カバー32と圧電体31との間に中空部を有し、金属カバー32が、超音波振動子の厚み方向に振動する振動面3aを形成しており、振動子配置部5は、超音波振動子を圧電体側から支持する下側支持部51と、超音波振動子を金属カバー側から押える上側支持部53とを有しており、記上側支持部53側に位置する上側電極6と、金属カバー32における中空部より外側に位置する周辺部32cとの間に導電性緩衝材7が介在している。【選択図】図2

Description

本発明は、香料の芳香器や加湿器等の霧化装置に用いられる超音波振動子の保持構造に関する。
香料の芳香器や加湿器等の霧化装置として、液体香料や水等の液体に圧電体を用いた振動子により超音波振動を加えて該液体を霧化させるものが知られている。
例えば、出願人は、先に、液体収容部と、液体を吸収する液体吸収部材と、液体吸収部材と当接して設けられ液体吸収部材を超音波振動させて液体を霧化させる超音波振動子とを有する超音波霧化機を提案しており、その超音波霧化機に用いる超音波振動子として、圧電体、及び該圧電体との間に中空部が生じるように該圧電体に固定された金属カバー(ホーン)を備え、扁平な形状を有し、金属カバー(ホーン)が、該超音波振動子の厚み方向に振動する振動面を形成するものも開示している(特許文献1参照)。
また、圧電体の支持方法として、特許文献2には、圧電体又は圧電体に固着された板状体を、第1の支持部材の面部と第2の支持部材の面部との間に挟んで保持するとともに、それらの面部のうちの何れか少なくとも一方の面部に切欠き部を形成することによって、振動に伴う異音の発生を低減することを提案している。
また、特許文献3には、圧電体(圧電アクチュエータ)と該圧電体に固着された板状体(オリフィス板)とを有する圧電体振動子をスプリング(コイル圧縮ばね)とワイヤ(支持ワイヤ)との間に挟んで支持することが記載されている。
特開2012−130903号公報 国際公開WO2008/129627 特表2006−507118号公報
ところで、超音波振動子を霧化装置に固定する際には、超音波振動子の振動が妨げられないよう固定する必要がある。
特許文献1には、超音波振動子の固定方法として、超音波振動子における金属カバーの圧電体から延出するフランジ部分を霧化装置の傾斜面に設けた保持部に嵌め込んで固定することが記載されている。しかし、本発明者らは、金属カバーのフランジ部分を、例えば合成樹脂からなる保持部に嵌め込んで固定した場合には、金属カバーが、圧電体の面内方向(圧電体の厚み方向に直交する方向)に伸縮することによって、保持部を構成する合成樹脂が擦られて擦れ音が発生し易く、特に合成樹脂の摩耗が進むと擦れ音が一層大きくなり易いことを知見した。
特許文献2に記載の技術においては、圧電体に固着された板状体が、圧電体に対して圧電体との間に隙間を設けず固着されており、また圧電体をMHz帯の高い帯域の周波数で振動させているため、切欠きを形成することで異音の発生を抑制できる。しかし、その一方、本発明で用いる超音波振動子のように、圧電体との間に中空部が生じるように圧電体に固定された金属カバーを備え、該金属カバーが厚み方向に振動する振動面を形成する超音波振動子は、振動の周波数の帯域が低く振動が大きいため、特許文献2の技術で、擦れ音を抑制することは困難である。
特許文献3においては、圧電体に配線を直接固定することができるが、本発明で用いる超音波振動子は、圧電体に中空部を有する金属カバーが固定されていて圧電体に直接電極を固定しにくく、またこの金属カバーは大きく振動するため、配線を半田等により、金属カバーに直接電極を固定した場合には、振動の影響により半田等による接続部が取れやすい等の問題を生じる。
なお、超音波振動を発生させる他の形態の超音波振動子として、ボルト締めランジュバン素子がある。ボルト締めランジュバン素子は、振動が抑制された部分にフランジを有しており、該フランジを固定することで擦れ音の発生を抑えることができるが、薄型化が困難である等の欠点がある。
本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る超音波振動子の保持構造に関する。
本発明は、超音波振動子が霧化装置の振動子配置部に保持されてなる、超音波振動子の保持構造であって、前記超音波振動子は、扁平な圧電体及び該圧電体の片面に固定された金属カバーを備え、該金属カバーと該圧電体との間に中空部を有し、該金属カバーが、該超音波振動子の厚み方向に振動する振動面を形成しており、前記振動子配置部は、前記超音波振動子を前記圧電体側から支持する下側支持部と、該超音波振動子を前記金属カバー側から押える上側支持部とを有しており、前記上側支持部側に位置する上側電極と、前記金属カバーにおける前記中空部より外側に位置する周辺部との間に、導電性緩衝材が介在している、超音波振動子の保持構造を提供するものである。
本発明の超音波振動子の保持構造によれば、超音波振動子を、その振動を妨げることなく安定に保持しながら、超音波振動子の振動に伴う擦れ音の発生を抑制することができる。
図1は、本発明の超音波振動子の保持構造を設ける霧化装置の一例を示す斜視図である。 図2は、本発明の超音波振動子の保持構造の一実施形態を示す図であり、図2(a)は、図2(b)のA−A線断面図であり、図2(b)は、保持構造を振動子配置部の開口部側〔図2(a)の上側〕から視た平面図である。 図3は、図2に示す保持構造に用いた超音波振動子を示す断面図である。 図4(a)及び図4(b)は、図1に示す霧化装置の液容器配置部に液容器を配置した状態を示す図で、図5(a)は平面図、図5(b)は正面図である。 図5は、本発明の超音波振動子の保持構造の他の実施形態を示す模式断面図である。 図6は、本発明の超音波振動子の保持構造の更に他の実施形態を示す模式断面図である。 図7は、液容器の一例を示す断面図である。 図8(a)は、液容器の他の一例を示す断面図であり、図8(b)は、図8(a)に示す液容器に用いた流入速度抑制部材を示す図、図8(c)は、図8(b)に示す流入速度抑制部材を構成する円盤を示す図である。
以下に、本発明をその好ましい実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の超音波振動子の保持構造を設ける霧化装置の一例を示す斜視図である。図1に示す霧化装置1は、香料の芳香器であり、合成樹脂からなる本体2に設けられた振動子配置部5に、超音波振動子3が図2に示す態様で保持されている。
より詳細に説明すると、図1に示す霧化装置1は、振動子配置部5及び液容器配置部23を備えた合成樹脂製の本体2と、超音波振動子3の駆動回路(図示せず)とを具備しており、図4に示すように、液容器配置部23に配置された液容器4の液供給部43から、超音波振動子3の振動面3a(図2参照)に、液体香料等の液体を供給して、該液体を、超音波振動により霧化させるように構成されている。
液容器配置部23は、液容器4に当接して、液容器4を倒れないように支持する支持ガイド26と、液容器4の先端部41が配置される先端部配置空間27とを有している。超音波振動子3を保持する振動子配置部5は、本体2における、先端部配置空間27の直下に形成されている。
図3に示す超音波振動子3は、本発明に用いられる超音波振動子の一例であり、図3に示すように、扁平な圧電体31と、該圧電体31の片面31aに配され固定された金属カバー32とを備え、金属カバー32と圧電体31との間に中空部を有している。このように、金属カバー32は、圧電体31との間に中空部33を生じるように該圧電体31に固定されており、金属カバー32は、超音波振動子3の厚み方向Zに振動する振動面3aを形成するものである。
より詳細には、金属カバー32には、金属板をプレス成形して形成されたものであり、中央部に、中空部33を形成するための凹部32aが形成され、その凹部32aの周囲に、圧電体31の片面31aの角部に沿う断面形状の屈曲部32bが形成されている。屈曲部32bは、圧電体31の片面31aに沿う部分及び圧電体31の周面に沿う部分を有し、それら両部分のうちの一方又は両方が、圧電体31に対して接着剤により結合されており、好ましくは、屈曲部32bにおける圧電体31の片面31aに沿う部分が少なくとも結合されている。金属カバー32を圧電体31に結合する接着剤としては、各種公知の接着剤を用いることができ、例えば熱硬化性接着剤が用いられる。
金属カバー32における中空部33を介して圧電体31と対向する部位は、圧電体31がその面内方向(厚み方向に直交する方向)に振動するのに伴い、主として圧電体31の厚み方向に振動し、その部位の中央部が、超音波振動子3の厚み方向Zに振動して、前述した液容器4等から供給される液体に対して振動を与える振動面3aとなっている。
また、金属カバー32には、圧電体31の周縁部から外方に延出するフランジ部32cを有している。フランジ部32cは、圧電体31の面内方向(厚み方向に直交する方向)と略平行に延出している。
図3に示す超音波振動子3は、圧電体31、金属カバー32及び振動面3aが、いずれも平面視において円形であり、金属カバー32は、圧電体31の片面31aのみに設けられている。また、振動面3aは平板状であり、その周囲に傾斜面を有している。
なお、圧電体31と金属カバー32との結合は、接着剤のみを用いて行っても良いが、接着剤に代えて、あるいは接着剤とともに、ネジやばね、圧電体31と周縁部と金属カバー32の周縁部とに一体的に嵌合する嵌合部材等の、他の結合手段を用いても良い。
圧電体31としては、例えば、チタン酸・ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸バリウム(BaTiO)、チタン酸系(PT)、メタニオブ酸鉛(PN)等からなるものが使用される。圧電体31は、扁平であり、その厚みtに対して厚みに直交する方向の寸法が大きい。例えば、厚みt(図3参照)に対する直径L(平面視円形でない場合は「最大長さ」)の比(L/t)が、好ましくは2以上、より好ましくは5以上であり、また好ましくは40以下、より好ましくは30以下である。また、厚みtは、好ましくは0.5mm以上5mm以下、より好ましくは0.7mm以上3mm以下である。「最大長さ」とは、圧電体31をその厚み方向に沿う方向から平面視したときに該圧電体の輪郭の内側に引くことのできる最長の直線の長さである。圧電体31が扁平である理由は、金属カバー32と組み合わせて振動面3aを形成することによって、振幅が大きいながらも薄型で取扱い性に優れた超音波振動子3を得るためである。
圧電体31としては、例えば(株)タムラ製作所製の圧電体TDSE20等の市販品を用いることもでき、またその市販の圧電体を、厚み約1mmに研磨し、面内方向(直径方向)の振動を大きくして使用することも好ましい。
金属カバー32は、導電性の金属からなるものであり、薄くしても機械強度があり、また腐食に対して強度のあるものを好ましく用いることができ、例えば、ステンレス製の板(SUS)やチタン製のもの等を用いることができる。板状の金属を、鍛造などで、圧電体との間に中空部を生じる立体形状に形成することもできる。
また、金属カバー32は、切削又は鋳造により、図3に示すような立体形状に形成したものを用いることもできる。金属カバー32は、振動面3aを形成する部分の厚み(中空部等を含まない肉厚)が、好ましくは0.1mm以上1mm以下、より好ましくは0.15mm以上0.5mm以下である。
超音波振動子3は、図3に示すように、全体としても扁平な形状を有しており、例えば、厚みT(図3参照)に対する圧電体31の直径L(平面視円形でない場合は「最大長さ」)の比(L/T)が、好ましくは2以上、より好ましくは4以上であり、また好ましくは10以下、より好ましくは7以下である。また、厚みTは、好ましくは1mm以上10mm以下、より好ましくは2mm以上5mm以下である。「最大長さ」とは、超音波振動子3をその厚み方向に沿う方向から平面視したときに該超音波振動子の輪郭の内側に引くことのできる最長の直線の長さである。
超音波振動子3が扁平な形状を有すると、振動子配置部5の深さを比較的浅くすることができ、霧化装置1に組み込み易くなる。
本発明の一実施形態である超音波振動子の保持構造は、前述した霧化装置1における振動子配置部5に、前述した超音波振動子3が保持されてなる。
本実施形態において、超音波振動子3が保持される振動子配置部5は、図2(a)に示すように、超音波振動子3を圧電体31側から支持する下側支持部51と、超音波振動子3を金属カバー32側から押える上側支持部53とを有している。超音波振動子3は、下側支持部51と上側支持部53との間に挟まれた状態で、振動子配置部5内に保持されている。
振動子配置部5は、底部51及び周面部52を有する凹状に形成され、その底部51が前述した下側支持部51として機能する。振動子配置部5は、底部51と対向する上面部の中央部に、先端部配置空間27に向かって開口する開口部54を有している。振動子配置部5は、開口部54の周囲に、周面部52から開口部54の中央方向に向かって突出する張り出し部53を有しており、その張り出し部53が前述した上側支持部53として機能する。張り出し部53(上側支持部)は、開口部54の周囲に環状に形成されていることが好ましい。
振動子配置部5は、例えば、図2(a)に示すように、先端部配置空間27の下方に配する部材21の上面に、底部51を有する凹部を形成するとともに、該凹部の開口周縁部に設けた嵌合用切欠き部21aに、上側支持部形成部材22を嵌め込むことによって形成される。上側支持部形成部材22は、平面視において環状であり、前述した張り出し部53(上側支持部)を形成する相対的に薄肉の内周側部分22aと、内周側部分22aより厚みが大きい外周側部分22bとを有している。上側支持部形成部材22は、超音波振動子3、導電性緩衝材7、上側電極6等を配置した後に、部材21上に固定されている。上側支持部形成部材22は、接着剤や融着により脱着不可能に固定されていても良いし、嵌合、螺合等により脱着可能に固定されていても良い。
本実施形態の保持構造における超音波振動子3は、図2(a)に示すように、圧電体31側を下側支持部51によって下方から支持されるとともに、金属カバー32側を、上側支持部53に押えられることによって、振動子配置部5内に安定に保持されている。
超音波振動子3が、そのように保持されている状態において、上側支持部53と、金属カバー32における中空部33より外側に位置するフランジ部32c(周辺部)との間には、上側電極6及び導電性緩衝材7がこの順に介在している。「この順に」とは、上側電極6が上側支持部53側に位置し、導電性緩衝材7が金属カバー32の周辺部側に位置することを意味する。なお、本実施形態の保持構造において、金属カバー32の周辺部は、平面視において中空部33よりも外側に位置する部分であり、好ましくは本実施形態におけるように圧電体31の周縁部より外方に延出するフランジ部32cである。
同様に、下側支持部51と超音波振動子3の圧電体31との間には、下側電極6A及び下側導電性緩衝材7Aがこの順に介在している。「この順に」とは、下側電極6Aが下側支持部51側に位置し、下側導電性緩衝材7Aが圧電体31側に位置することを意味する。
本実施形態における上側電極6、導電性緩衝材7及びフランジ部32cは、何れも環状に形成されている。導電性緩衝材7は、フランジ部32cの全周に亘ってフランジ部32cと重なっていることが好ましい。上側電極6も、フランジ部32cの全周に亘ってフランジ部32cと重なっていることが好ましい。導電性緩衝材7は、上側電極6とフランジ部32cとが重なる領域の全体に配されていることが好ましい。
また、本実施形態における上側電極6及び導電性緩衝材7は、何れも、扁平な形状を有するシート状又は板状体であり、内周縁6a,7a及び外周縁6b,7bの形状が円形である。なお、シート状又は板状の上側電極6は、中空部33を囲む複数個所に分割されて配されていても良い。
また、本実施形態における金属カバー32は、扁平な形状を有し、それにより、扁平な超音波振動子3の形成が容易である。また、本実施形態における下側電極6A及び下側導電性緩衝材7Aも、扁平な形状を有するシート又は板状体であり、外周縁の形状が円形である。
本実施形態における上側電極6及び下側電極6Aは、それぞれ、銅や真鍮等の導電性を有する金属製の、シート状又は板状体からなる。上側電極6及び下側電極6Aは、合成樹脂製シート等の補強シートに固定されて補強されていても良い。
上側支持部53側の上側電極6は、図2に示すように、環状に形成され、平面視において中空部33の周囲を囲んでいる。下側電極6Aは、平面視円形状であり、下側電極6Aの下側支持部51側の面の全域と重なっている。
上側電極6及び下側電極6Aには、超音波振動子3の駆動回路と接続するための配線61,63が半田(ハンダ)を用いて固定されている。より具体的には、上側電極6には、その外周部の周方向における一部に、外方に向かって突出する配線接続用凸部62が形成されており、その凸部62に配線61が半田で固定されている。下側電極6Aには、下側支持部51側の面に、配線63が半田で固定されている。下側電極6Aについても、その外周部に配線接続用凸部を設け、該凸部に配線63を半田で固定することもできる。
振動子配置部5は、その内周面52における周方向の一部に、配線用の窪み52c〔図2(b)参照〕を有している。窪み52cは、振動子配置部5の深さ方向に延在しており、その下端部に、超音波振動子の駆動回路の配置部へと繋がる貫通孔(図示せず)を有している。配線63及び後述する配線63は、何れも、その貫通孔を通して駆動回路に接続されている。
本実施形態における導電性緩衝材7及び下側導電性緩衝材7Aは、それぞれ、導電性の不織布からなる。導電性緩衝材7は、図2に示すように、環状に形成され、平面視において中空部33の周囲を囲んでいる。また、導電性緩衝材7は、上側電極6と金属カバー31とが重なる領域の全域において、上側電極6と金属カバー31との間に介在している。他方、下側導電性緩衝材7Aは、平面視円形状であり、圧電体31の下側支持部51側の面の全域と重なっている。
導電性緩衝材7及び下側導電性緩衝材7Aとしては、導電性を有し厚み方向にクッション性を有するものを特に制限なく用いることができ、導電性の不織布の他に、導電性のゴム状弾性体等を用いることもできる。
導電性の不織布としては、ポリエステル繊維に銅+ニッケルをコーティングして不織布にしたもの、例えばKBセーレン株式会社製の導電性不織布(Sui−80−75ES)等を用いることができ、また、ウレタンフォームに導電性不織布をサンドイッチして導電性を付与したもの等を用いることもできる。
導電性のゴム状弾性体としては、例えば、シリコーンにカーボンなどの導電性材料を配合し導電性を付与したもの、例えば信越化学工業株式会社製の導電シリコーンゴム等を用いることができ、また、ゴムに金属粉を配合して導電性を付与したもの等を用いることもできる。
導電性緩衝材7及び下側導電性緩衝材7Aは、本実施形態の保持構造に組み込まれた状態において、それぞれ、自然状態の厚みの50%以上99%以下の厚みとなるように圧縮されていることが好ましく、自然状態の厚みの80%以上98%以下の厚みとなるように圧縮されていることが一層好ましくい。また、導電性緩衝材7及び下側導電性緩衝材7Aは、それぞれ単独状態における厚みが、0.1mm以上5mm以下であることが好ましく、より好ましくは0.15mm以上3mm以下である。
本実施形態においては、上側電極6、導電性緩衝材7、金属カバー32、下側電極6A及び導電性緩衝材7Aは、それぞれ平面視円形状の輪郭を有する圧電体31及びフランジ部32cの形状に対応させて、平面視円形状の輪郭を有するものであったが、圧電体31又はフランジ部32cの形状を、楕円状や矩形状等の他の形状とし、それに対応させて、上側電極6、導電性緩衝材7、金属カバー32、下側電極6A又は下側導電性緩衝材7Aの形状を、当該他の形状の輪郭を有するものとすることもできる。
前述した霧化装置1は、振動子配置部5に保持された状態とされて組み込まれた超音波振動子3に対して、超音波振動子の駆動回路(図示せず)により、圧電体31の共振周波数で極性が交互に変わる交番電圧を印加可能に形成されている。交番電圧には、交流電圧も含まれる。交番電圧(交流電圧)を、配線61が接続された上側電極6及び該上側電極6に接する導電性緩衝材7と、配線63が接続された下側電極6A及び該電極6Aに接する下側導電性緩衝材7Aとにより、超音波振動子3に印加すると、圧電体31が主として面内方向(圧電体の厚み方向に直交する方向)に振動し、それに対応して、金属カバー32からなる振動面3aが、主として超音波振動子3の厚み方向Zに超音波振動する。
超音波振動子3の圧電体31は、共振周波数が50kHz〜500kHzであることが、超音波振動子3の振動面3aに供給された液体を効率よく霧化させる観点から好ましい。図1中、符号28は、超音波振動子の駆動回路を作動させるためのスイッチである。
また、超音波振動子3を振動させるのと共に、送風ファン等の送風手段(図示せず)によって、先端部配置空間27に空気を送ることも好ましい。霧化によって生じた液体の微粒子は空中を浮遊するものの、それ自体の拡散性、特に上昇性は大きくないが、送風ファン等の送風手段によって発生した空気流に、霧化によって生じた液体の微粒子を搬送させることによって、該微粒子やそれに含まれる芳香成分等の成分を速やかに周囲の空間に拡散させることができる。
本実施形態の超音波振動子3の保持構造によれば、上側電極6と、超音波振動子3の金属カバー32のフランジ部32c(周辺部)との間に導電性緩衝材7が介在しているため、超音波振動子3の振動を妨げることなく安定に保持しながら、金属カバー32が上側支持部53に擦れることによる擦れ音の発生を抑制することができる。導電性緩衝材7の介在により、超音波振動子3は、霧化装置の通常の使用状態では、振動子配置部5から脱離されずに保持されている。また、上側電極6に、半田等により配線61を直接接続した場合であっても、上側電極6と金属カバー32との間に導電性緩衝材7が介在して、金属カバー32の振動が上側電極6に伝わりにくくなるため、配線61が上側電極6から外れにくい。
また、本実施形態の超音波振動子3の保持構造によれば、下側電極6Aと、超音波振動子3の圧電体31との間に下側導電性緩衝材7Aが介在しているため、圧電体31の上下の両方からによる緩衝効果を有する。そのため、金属カバー32が上側支持部53に擦れることによる擦れ音の発生を一層顕著に抑制することができる。
また、下側電極6Aに、半田等により配線63を直接接続した場合であっても、下側電極6Aと圧電体31との間に下側導電性緩衝材7Aが介在して、超音波振動子3の振動が下側電極6Aに伝わりにくくなるため、配線63が下側電極6Aから外れにくくなる。
配線61の上側電極6への接続方法は、半田による接続に限られず、電気的に接続し得る任意の方法を採用することができる。配線61の端部に設けた端子等を上側電極6に接触させることで結合することなく接続することもできる。
配線63の下側電極6Aへの接続方法も同様であり、半田による接続に限られず、電気的に接続し得る任意の方法を採用することができる。配線63の端部に設けた端子等を下側電極6Aに接触させることで結合することなく接続することもできる。
また本実施形態において、上側支持部53と上側電極6との間、上側電極6と導電性緩衝材7との間、及び導電性緩衝材7と金属カバー32のフランジ部32cとの間は、それぞれ、接合されていない。また、圧電体31と下側導電性緩衝材7Aとの間及び下側導電性緩衝材7Aと下側支持部51との間も接合されていない。上側支持部53と下側支持部51との間に挟まれていることによって、各部材は適正位置に保持される。
また、上側電極6及び導電性緩衝材7が、それぞれ、平面視において中空部33の周囲を囲んでいるため、上側支持部53と上側電極6との間や、導電性緩衝材7と金属カバー32との間を接合しなくても、上側電極6や導電性緩衝材7が、適正位置から外れることが防止することができる。
上側支持部53と上側電極6との間、上側電極6と導電性緩衝材7との間、導電性緩衝材7とフランジ部32cとの間、圧電体31と下側導電性緩衝材7Aとの間、及び下側導電性緩衝材7Aと下側支持部51との間は、何れか1以上が接合されていても良く、全ての部材間が接合されていても良い。
また、導電性緩衝材7とフランジ部32cとの間又は下側導電性緩衝材7Aと圧電体31との間が接合されていても、緩衝材による緩衝効果が発揮されるため、擦れ音を低減できるが、接合する場合には、導電性を損なわないようにする必要がある。
また、本実施形態の超音波振動子3の保持構造は、更に弾性部を備えている。弾性部としては、スポンジ状弾性体、スプリング又は板バネ等が挙げられる。本実施形態の超音波振動子3の保持構造においては、図2に示すように、下側支持部51が、スポンジ状の弾性体55を備えており、下側支持部51は、スポンジ状の弾性体55を介して超音波振動子3の圧電体31側を支持している。
下側支持部51が、超音波振動子の圧電体31側を、スポンジ状の弾性体55によって支持していると、超音波振動子3の振動を妨げにくくなる、また電極との接触状態が安定するといった利点がある。
斯かる効果がより確実に奏されるようにする観点から、スポンジ状の弾性体55は、厚みが0.5mm以上5mm以下であることが好ましく、より好ましくは1mm以上4mm以下である。また、スポンジ状の弾性体55は、弾性樹脂からなるものが好ましく、弾性樹脂としては、ウレタン、ポリエチレン、ゴムスポンジ、エラストマー等が挙げられる。スポンジ状の弾性体55としては、例えば、イノアック製の弾性体スポンジNL−1(密度74.6kg/m)等の市販品を用いることもできる。
また、スポンジ状の弾性体55は、下側支持部51上に接着剤等の任意の接合手段により固定されていることが好ましいが、下側支持部51上に接合されることなく載置されているだけであっても良い。
図5及び図6は、本発明の超音波振動子の保持構造の他の実施形態を示す図である。図5に示す実施形態における下側支持部51は、弾性部として、スポンジ状の弾性体55に代えてスプリング56を備えており、そのスプリング56を介して超音波振動子3の圧電体31側を支持する。また、図6に示す実施形態における下側支持部51は、弾性部として、スポンジ状の弾性体55に代えて板バネ57を備えており、その板バネ57を介して超音波振動子3の圧電体31側を支持する。
下側支持部に設ける弾性部であるスポンジ状の弾性体55、スプリング56及び板バネ57については、それぞれ導電性は要求されない。スプリング56及び板バネ57としては、ステンレス鋼、ばね鋼、黄銅等の金属製のものの他、合成樹脂等からなるものを用いることもできる。図6に示す板バネ57は、例えば、矩形状のばね用ステンレス鋼からなり、複数の屈曲部b1、b2を備えている。板バネ57は、底部51に接している部分の全体又は一部が、接着剤等の公知の接合手段により底部51に固定されている。
スポンジ状の弾性体55に代えて、スプリング56や板バネ57を備える場合においても、スポンジ状の弾性体55を備える場合と同様の効果が奏される。
図7は、上述した霧化装置1と組み合わせて用いる液容器4の好ましい例を示す図である。図7に示す液容器4は、液体を収容する収容部42aと、該収容部42a内の液体を含浸可能な多孔質体44からなる液供給部43とを有している。液供給部43は、液容器4の先端部41に形成されている。
より具体的には、図7に示す液容器4は、内部が液体の収容部42aとなっている円筒状の軸部42を有し、軸部42の先端部に、収容部42aの内外に亘るように円柱状の多孔質体44が固定され、軸部42から突出した多孔質体44によって液供給部43が形成されている。軸部42の先端側には、キャップ45を螺合、嵌合等により着脱自在に装着可能であり、使用しない保管状態においては、キャップ45を装着しておくことで、液体の蒸発や液体中の成分の揮発等を防止することができる。軸部42の後端部は、液体が漏れださないように封鎖されている。後端部の封鎖は、栓体46を、螺合、嵌合等により脱着自在に固定して行っても良いし、栓体46を脱着不可能に固定したり、後端を封鎖する部分を軸部42の円筒部と一体成形したりして行うこともできる。
また、収容部42aには、液体がそのまま収容されていても良いし、収容部42a内に中綿を収容し、該中綿に含浸させた状態として液体が収容されていても良い。中綿を構成する繊維は、天然繊維、再生繊維、合成繊維及びこれらの2以上の組み合わせからなるものとすることができ、また、中綿もしくは中綿を覆う樹脂(PE、PP、PETなど)を着色して、内部に収容されている液体の種類を示す目印とすることもできる。なお、軸部42の形状は円筒状に限らず、その断面が三角形や六角形等の多角形の筒状や、楕円形の筒状等でもよい。
液供給部43を構成する多孔質体としては、収容部42a内の液体を収容部42a外に導出させ得る多様なものを用い得るが、毛細管現象によって、液体を収容部42a外に誘導させ得るものが好ましい。このような多孔質体としては、例えば、エステル、ナイロン、アクリルなどの合成樹脂製の原糸を熱成形し、樹脂と溶剤を含浸し乾燥・硬化することで形成されたものが挙げられる。
また、液供給部43として押出し成形品からなるものを用いることもできる。液供給部43として用いる押出し成形品としては、収容部42a内の液体を収容部42a外に導出させ得る多様なものを用い得るが、多孔質体と同じく毛細管現象によって、液体を収容部42a外に誘導させ得るものが好ましい。押出し成型機によって、ポリアセタールコポリマーやポリアセタールホモポリマーなどの樹脂を、液体が保持できる空間を維持させつつ連続的に形成することで製造される。
液容器4は、液供給部43に振動を与えることにより内部の液体が導出され、振動を与えない場合には、実質的に、内部の液体が排出されないものであることが好ましい。
例えば、液容器4は、液供給部43を下方に向けた状態に軸部42を支持して3分間(より好ましくは2〜3日間)放置しても、内部の液体が液供給部43から滴下しないことが好ましい。この測定は、キャップ45を外して、25℃、1気圧下で行う。
このような液容器としては、例えば、前述した液容器の収容部42a内に中綿を収容し、該中綿に含浸させた状態として液体を収容したものや、図8に示すように、収容部42a内への空気流入の速度を抑制する流入速度抑制部材47を有し、収容部42aからの液体の導出速度を制限して収容部42aからの液体供給速度を抑制したもの等を挙げることができる。図8に示す液容器4Aは、液供給部43の周囲に空気流入部Pを有するが、収容部42a内への空気流入の速度を、スリット48aを有する多数の円盤48からなる流入速度抑制部材47により制限して、液供給部43からの液の導出速度を制限している。図8に示す流入速度抑制部材47は、ABS、PE、PP、ナイロン等からなる中央貫通材49が、多数の円盤48の中心部を貫通しており、収容部42a内の液体は、中央貫通材49の端部から液供給部43へと導かれる。
液容器4、4Aは、鉛筆やペンと類似の形態として、取扱い性に優れたものとする観点から、軸部の直径L1が、好ましくは3mm以上、より好ましくは7mm以上であり、また、好ましくは30mm以下、より好ましくは20mm以下であり、また、好ましくは3mm以上30mm以下、より好ましくは7mm以上20mm以下である。また、同様の観点から、液容器4は、全長L2(キャップ45部分を除いた全長)が、好ましくは50mm以上、より好ましくは80mm以上であり、また、好ましくは250mm以下、より好ましくは180mm以下であり、また、好ましくは50mm以上250mm以下、より好ましくは80mm以上180mm以下である。
本発明における液容器は、ペン型の液容器であり、内部に前記収容部42aを有する直径3〜30mmの円筒状の軸部42を有し、全長が50〜250mmであり、先端部41に液供給部43を有することが好ましい。
本発明は、上記の各実施形態に制限されず、種々の変形が可能である。
例えば、本発明における振動子配置部は、複数の部材を、接着、融着、螺合、ボルト等により一体化させて構成されるものであることが、振動子配置部内への超音波振動子等の収容が容易であるため好ましい。また、下側支持部51は、スポンジ状の弾性体55等を有さず、合成樹脂からなる振動子配置部の底面上に直接、下側電極6Aが載置されていても良い。またスポンジ状の弾性体55を有する一方、下側導電性緩衝材7Aを有さず、下側電極6Aが直接圧電体31に接触しているものであっても良い。また、導電性緩衝材7は、上側電極6と金属カバー32との間の全域に配されていなくても良く、環状の上側電極6の周方向に、間欠的に複数配置されていても良い。また、下側導電性緩衝材7Aも、圧電体31と重なる領域の全域に配されていなくても良く、例えば、中央部に開口部を有し、圧電体31の中央部を除く部分と重なっていても良い。また、金属カバー32は、圧電体31の周囲から延出するフランジ部32cを有する一方、屈曲部32bを有しないものであっても良い。
また、上側支持部53は、超音波振動子3の周囲における複数個所を押えるものであっても良い。
また、霧化装置に所望により設ける液容器配置部は、複数の液容器を同時に挿入可能に代えて、1本のみを支持可能なものであっても良い。また霧化装置は、超音波振動子の振動面に、超音波振動子の振動面に、液容器によらずに液を滴下することによって供給するものであっても良い。
また、霧化装置は、水を霧化する加湿器であっても良い。また、霧化する液体の量や放散させる香料の強度を、装置の電力や電力印加のインターバルを変更して調整しても良い。
また、本発明における霧化装置は、タイマー機能を持たせて、電源を入れてから一定時間、動作した後、電源が自動的に切れるようにしたり、設定した時間に電源が自動的に入るようにしたりしても良い。
また、本発明における霧化装置は、送風ファン等の送風手段を有しないものであっても良い。また、霧化装置の電源は、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等の充電池(2次電池)に代えて、充電不可能な乾電池や、水素電池等であっても良い。また、ACアダプター等により外部から電気を供給するものであっても良い。
1 霧化装置
2 合成樹脂からなる本体
23 液容器配置部
26 支持ガイド
27 先端部配置空間
3 超音波振動子
3a 振動面
31 圧電体
31a 圧電体の片面
32 金属カバー
32c 金属カバーのフランジ部(周辺部)
33 中空部
4,4A 液容器
5 振動子配置部
51 底部(下側支持部)
53 張り出し部(上側支持部)
55 スポンジ状弾性体(弾性部)
56 スプリング(弾性部)
57 板バネ(弾性部)
6 上側電極
6A 下側電極
7 導電性緩衝材
7A 下側導電性緩衝材
61,63 配線

Claims (6)

  1. 超音波振動子が霧化装置の振動子配置部に保持されてなる、超音波振動子の保持構造であって、
    前記超音波振動子は、扁平な圧電体及び該圧電体の片面に固定された金属カバーを備え、該金属カバーと該圧電体との間に中空部を有し、該金属カバーが、該超音波振動子の厚み方向に振動する振動面を形成しており、
    前記振動子配置部は、前記超音波振動子を前記圧電体側から支持する下側支持部と、該超音波振動子を前記金属カバー側から押える上側支持部とを有しており、
    前記上側支持部側に位置する上側電極と、前記金属カバーにおける前記中空部より外側に位置する周辺部との間に、導電性緩衝材が介在している、超音波振動子の保持構造。
  2. 前記上側電極及び前記導電性緩衝材は、それぞれ、平面視において前記中空部の周囲を囲んでいる、請求項1に記載の超音波振動子の保持構造。
  3. 前記下側支持部側に位置する下側電極と前記圧電体との間に、下側導電性緩衝材が介在している、請求項1又は2に記載の超音波振動子の保持構造。
  4. 前記超音波振動子の圧電体は、共振周波数が50kHz〜500kHzである、請求項1〜3の何れか1項に記載の超音波振動子の保持構造。
  5. 前記下側支持部は、弾性部を更に備える、請求項1〜4の何れか1項に記載の超音波振動子の保持構造。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の噴超音波振動子の保持構造を備える霧化装置。
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