JP2016100996A - 電力変換装置 - Google Patents

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亮平 牧野
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道雄 玉手
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Yuji Shiragami
雄志 白神
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Takanori Shintani
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Abstract

【課題】一端部に電力変換部に対する入力端子台と出力端子台とを並べて配置した電力変換基板と、向きを揃えて前記電力変換基板に重ねて設けられたフィルタ基板とを備え、前記電力変換部が発生する高周波ノイズの外部への漏出を低減する前記フィルタ基板での前記高周波ノイズの不本意な漏れを防ぐ。
【解決手段】電力変換基板に設けた入力端子台と重なり合う位置に補助入力端子台を設けたフィルタ基板において、前記補助入力端子台から離反した位置に該フィルタ基板の出力端子部を設ける。そして前記電力変換基板と前記フィルタ基板との間に形成される空間部を介して前記フィルタ基板の前記出力端子部と前記電力変換基板の前記入力端子台との間を接続する電源線を配設する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力変換部のスイッチング動作に伴って発生する高周波ノイズの外部への漏出を効果的に低減することのできる電力変換装置に関する。
DC−DCコンバータやAC−ACコンバータ、更にはDC−ACコンバータ等の電力変換装置1は、基本的には図5(a)〜(c)に示すようにMOS-FETやIGBT等の半導体スイッチング素子を備えた電力変換部2と、前記半導体スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御部3を備えて構成される。また前記電力変換装置1は、前記電力変換部2のスイッチング動作に伴って発生する高周波ノイズの外部への漏出を低減する入力フィルタ4や出力フィルタ5を備える。ここで前記入力フィルタ4は前記電力変換部2から発せられた高周波ノイズの系統電源等が接続される入力端子台を介する系統電源側への漏出を軽減するノイズフィルタである。また前記出力フィルタ5は、所定の負荷が接続される出力端子台12を介する前記高周波ノイズの前記負荷側への漏出を軽減するノイズフィルタである。このようなノイズフィルタは、例えば特許文献1に紹介されるようなコモンモードチョークからなる。
尚、前記電力変換装置1と負荷とを接続する電力ケーブルにシールドケーブルを用い、該電力ケーブルからの放射ノイズを抑制することで、図5(b)に示すように前記出力フィルタ5を省略する場合がある。また日本国内においては、この種の分野において前記電力変換装置1から系統電源側に漏出する高周波ノイズについては格別に法規制の対象となっていないこともあり、例えば図5(c)に示すように前記入力フィルタ4を省略する場合もある。これ故、前記電力変換装置1においては前記電力変換部2を搭載した電力変換基板とは別に、前記入力フィルタ4や前記出力フィルタ5を実装したフィルタ基板をオプション的に前記電力変換装置1に装備することが多い。
特開2001−231268号公報
ところで前記電力変換装置1を実現する場合、一般的には前記電力変換部2等のメンテナンス性や前記電力変換装置1に対する電源ケーブルの接続作業性、更には前記電力変換装置1の組み立て作業性を考慮してそのレイアウト設計が行われる。具体的には、例えば図6に示すように前記電力変換部2を搭載した電力変換基板10における入力端子台11と出力端子台12を該電力変換基板10の一端部に並べて設ける。前記入力端子台11は前記電力変換部2に入力電力を供給する端子部であり、また前記出力端子台12は、前記電力変換部2にて変換された電力を出力する端子部である。
また前記入力フィルタ4を実装した前記フィルタ基板20における補助入力端子台21については、図6に示すように前記電力変換基板10に設けた前記入力端子台11と位置を揃えて該フィルタ基板20の一端部に設ける。この補助入力端子台21は、前記入力端子台11に代えて系統電源の電源ケーブルを接続し、該系統電源から供給される入力電力を前記入力フィルタ4に入力する為の端子部である。そして前記電力変換基板10および前記フィルタ基板20は、前記入力端子台11および補助入力端子台21の向きを揃えて所定の間隔を隔てて平行に積み重ねて箱型の筐体30に実装される。
尚、ここでは前記電力変換部2の入力側に前記入力フィルタ4を設ける例について示すが、前記電力変換部2の出力側に前記出力フィルタ5を設ける場合にも同様に電力変換装置1が構築される。即ち、特に図示しないが前記出力フィルタ5を実装した前記フィルタ基板における補助出力端子台を、前記電力変換基板10に設けた前記出力端子台12と位置を揃えて該フィルタ基板の一端部に設ける。そして該フィルタ基板における前記補助出力端子台と前記電力変換基板10における前記出力端子台12の向きとを揃えて、前記電力変換基板10と前記フィルタ基板とを所定の間隔を隔てて平行に積み重ねて箱型の筐体30に実装する。この補助出力端子台は、前記出力端子台12に代わって前記電力変換部2の出力電力を前記出力フィルタ5を介して負荷側に出力する為の端子部であり、図5において符号22を付して示す。
ところで前記フィルタ基板20における前記入力フィルタ4の出力電圧端子部と前記電力変換基板10の前記入力端子台11との接続は、専ら、例えば図7に示すように予め前記フィルタ基板20における前記補助入力端子台21の裏面側に、前記電力変換基板10の前記入力端子台11に向けて装着された導電板からなるブスバー23を用いて行われる。このブスバー23は、その基部を前記入力フィルタ4の出力電圧端子部に接続したものであり、その先端部を前記入力端子台11に接続することで前記入力フィルタ4と前記電力変換部2との接続を行う。
しかしながら前記フィルタ基板20と前記電力変換基板10との接続構造においては、前記フィルタ基板20上の前記補助入力端子台21と前記入力フィルタ4とを接続する入力電源線24と、前記ブスバー23からなる出力電源線とが前記フィルタ基板20において互いに接近して配置されることが否めない。すると前記入力電源線24と前記ブスバー23との間の容量結合や誘導結合によって前記電力変換部2から前記ブスバー23に漏れ出る高周波ノイズが前記入力電源線24に伝播し、前記補助入力端子台21を介して系統電源側に漏れ出ることがある。即ち、前記電力変換部2の入力側に設けた前記入力フィルタ4の機能を十分に活かすことができない恐れがある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、ノイズフィルタの機能を十分に発揮させて、電力変換部のスイッチング動作に伴って発生する高周波ノイズの外部への漏出を効果的に低減することのできる電力変換装置を提供することにある。
本発明に係る電力変換装置は、基本的には
一端部に並べて配置された入力端子台と出力端子台とを備え、前記入力端子台を介して入力された入力電力を所定の出力電力に変換して前記出力端子台から出力する電力変換部を搭載した電力変換基板と、
向きを揃えて前記電力変換基板に重ねて設けられて前記入力端子台を介して前記電力変換部に直列に接続され、前記電力変換部の動作に伴って発生する高周波ノイズの前記入力端子台を介する系統電源側への漏出を低減するノイズフィルタを搭載したフィルタ基板とを備えて構成される。
特に上述した目的を達成するべく本発明に係る電力変換装置は、前記フィルタ基板に、前記電力変換基板における前記入力端子台と重なり合う位置に補助入力端子台を設けると共に、該補助入力端子台から離反した位置に前記電力変換基板における前記入力端子台との接続部をなす出力端子部を設け、
前記電力変換基板と前記フィルタ基板との間に形成される空間部を介して前記フィルタ基板の前記出力端子部と前記電力変換基板の前記入力端子台との間を接続する電源線を配設したことを特徴としている。
好ましくは前記フィルタ基板は、該フィルタ基板の一端部に沿って前記補助入力端子台を設けると共に、該補助入力端子台から離れた前記フィルタ基板の他端部近傍に前記出力端子部を設けたものである。また前記フィルタ基板は、好ましくは前記補助入力端子台の近傍に、該補助入力端子台と前記ノイズフィルタとを接続する接続線間に介装された線間コンデンサを備えても良い。
また本発明に係る別の電力変換装置は、基本的には
一端部に並べて配置された入力端子台と出力端子台とを備え、前記入力端子台を介して入力された入力電力を所定の出力電力に変換して前記出力端子台から出力する電力変換部を搭載した電力変換基板と、
向きを揃えて前記電力変換基板に重ねて設けられて前記出力端子台を介して前記電力変換部に直列に接続され、前記電力変換部の動作に伴って発生する高周波ノイズの前記出力端子台を介する外部への流出を低減するノイズフィルタを搭載したフィルタ基板とを備えて構成される。
そして本発明に係る電力変換装置は、前記フィルタ基板に、前記電力変換基板における前記出力端子台と重なり合う位置に設けられた補助出力端子台を設けると共に、該補助出力端子台から離反した位置に前記電力変換基板における前記出力端子台との接続部をなす入力端子部を設け、
前記電力変換基板と前記フィルタ基板との間に形成される空間部を介して前記フィルタ基板の前記入力端子部と前記電力変換基板の前記出力端子台との間を接続する電源線を配設したことを特徴としている。
好ましくは前記フィルタ基板は、該フィルタ基板の一端部に沿って前記補助出力端子台を設けると共に、該補助出力端子台から離れた前記フィルタ基板の他端部近傍に前記入力端子部を形成したものである。また前記フィルタ基板は、好ましくは前記補助出力端子台の近傍に、該補助出力端子台と前記ノイズフィルタとを接続する接続線間に介装された線間コンデンサを備えても良い。
また上述した構成の電力変換装置において、更に前記電力変換基板と前記フィルタ基板との間に、これらの基板に重ねて設けられた回路基板を設け、この回路基板と前記電力変換基板との間に形成される空間部を介して前記電源線を配設するようにしても良い。この場合、前記回路基板に、前記電力変換基板と前記フィルタ基板とを接続する前記電源線を敷設する為の開口部を設けておくようにしても良い。
更に前述した構成の電力変換装置において、更に前記電力変換基板と前記フィルタ基板との間に、これらの基板に重ねて設けられたシールド板を設け、このシールド板と前記電力変換基板との間に形成される空間部を介して前記電源線を配設するようにしても良い。この場合においても前記シールド板に、前記電力変換基板と前記フィルタ基板とを接続する前記電源線を敷設する為の開口部を設けておくようにしても良い。
尚、前記電力変換基板と前記フィルタ基板との間に前記回路基板と前記シールド板とを順に重ねて設けることも勿論可能である。
本発明によれば向きを揃えて電力変換基板とフィルタ基板とを所定の間隔を隔てて平行に重ねて配置した構造の電力変換装置において、前記フィルタ基板における補助入力端子台と入力フィルタとを接続する入力電源線に対して該フィルタ基板と前記電力変換基板とを接続する出力電源線を離して敷設することができる。従って前記電力変換基板に設けられる入力端子台と前記フィルタ基板に設けられる前記補助入力端子台とが互いに重なり合う位置に設けられる場合であっても、前記フィルタ基板上の前記入力電源線と、該フィルタ基板と前記電力変換基板とを接続する出力電源線との間の容量結合や誘導結合を減らすことができる。この結果、前記電力変換部が発生した高周波ノイズの前記フィルタ基板を介する系統電源側への漏出を効果的に低減することができる。
また同様に出力フィルタを搭載したフィルタ基板における補助出力端子台と前記出力フィルタとを接続する出力電源線に対して該フィルタ基板と前記電力変換基板とを接続する入力電源線を離して敷設することができる。従って前記電力変換基板に設けられる出力端子台と前記フィルタ基板に設けられる前記補助出力端子台とが互いに重なり合う位置に設けられる場合であっても、前記フィルタ基板上の前記出力電源線と、該フィルタ基板と前記電力変換基板とを接続する入力電源線との間の容量結合や誘導結合を減らすことができる。この結果、前記電力変換部が発生した高周波ノイズの前記フィルタ基板を介する負荷側への漏出を効果的に低減することができる。
故に、本発明によれば簡易な構成でありながら、フィルタ基板に搭載された入力フィルタや出力フィルタの機能を十分に発揮させて前記電力変換部が発生する高周波ノイズの系統電源側または負荷側への漏出を効果的に低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電力変換装置の要部概略構成を示す斜視図。 本発明の第2の実施形態に係る電力変換装置の要部概略構成を示す斜視図。 本発明の第3の実施形態に係る電力変換装置の要部概略構成を示す斜視図。 本発明の第4の実施形態に係る電力変換装置の要部概略構成を示す斜視図。 電力変換装置の一般的な構成例を示すブロック図。 従来の電力変換装置におけるフィルタ基板および電力変換基板の一般的なレイアウト構造を示す図。 図6に示す電力変換装置におけるフィルタ基板と電力変換基板との接続形態を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る電力変換装置について説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る電力変換装置1の要部概略構成を示す斜視図である。尚、図5〜図7に示した従来の一般的な構成の電力変換装置1と同一部分には同一符号を付して説明する。この第1の実施形態に係る電力変換装置1は、前記電力変換部2を搭載した電力変換基板10と、前記電力変換部2の入力側に設けられる入力フィルタ4を搭載したフィルタ基板20とを所定の距離を隔てて重ねて箱型の筐体30に装着した構造を有する。尚、ここでは前記筐体30と、該筐体30に対する前記電力変換基板10および前記フィルタ基板20の取り付け構造については省略している。
矩形状の前記電力変換基板10は、その一端部に沿って前記電力変換部2に対する入力端子台11と出力端子台12とを横並びに設けて構成される。ちなみに前記入力端子台11は、系統電源側から供給されるR相,S相,T相からなる三相交流電力を入力するものである。また前記出力端子台12は、U相,V相,W相からなる電圧変換された三相交流電力を負荷側に出力するものである。
また前記電力変換基板10と同程度の大きさを有する矩形状の前記フィルタ基板20は、その一端部に沿って補助入力端子台21を設けて構成される。この補助入力端子台21は、前記フィルタ基板20を前記電力変換基板10に重ねて前記筐体30に装着したときに前記入力端子台11と重なり合う位置に設けられる。ちなみに系統電源の電源線は、前記入力端子台11に代えて前記補助入力端子台21に接続される。これによって前記系統電源から供給される交流電力は、前記入力フィルタ4を介して前記電力変換部2に供給される。
ここで一端部に前記補助入力端子台21を設けた前記フィルタ基板20の他端部近傍には、該補助入力端子台21から離して前記入力フィルタ4の出力端子部25が設けられている。この出力端子部25は、前記入力フィルタ4から出力される交流電力を前記電力変換部2に供給する為の出力電源線26を接続したものである。そして前記出力電源線26は、図1に示すように前記フィルタ基板20と前記電力変換基板10との間に形成される空間部を通して敷設され、前記電力変換基板10における前記入力端子台11に接続されるものとなっている。
即ち、この第1の実施形態に係る電力変換装置1においては、前記フィルタ基板20と前記電力変換基板10との間の空間部を介して前記出力電源線26を敷設している。そして前記出力電源線26を介して前記フィルタ基板20の他端部近傍に設けた前記入力フィルタ4の出力端子部25と前記電力変換基板10における前記入力端子台11との間を相互に接続した構成となっている。特に前記出力電源線26は、前記フィルタ基板20における前記補助入力端子台21と前記入力フィルタ4とを接続する前記入力電源線24の敷設位置から離れた領域を通して敷設されるようになっている。
かくしてこのように構成された電力変換装置1によれば、従来の前記ブスバー23を用いて前記フィルタ基板20と前記電力変換基板10とを接続した装置とは異なり、前記出力電源線26を前記入力電源線24から容易に離すことができる。この結果、前記出力電源線26と前記入力電源線24との間の容量結合および誘導結合を大きく減らすことができ、前記出力電源線26から前記入力電源線24への高周波ノイズの回り込みを低減することができる。従って前記入力フィルタ4が有する機能を十分に活かして系統電源側への高周波ノイズの漏出を低減することが可能となる。
図2は本発明の第2の実施形態に係る電力変換装置1の要部概略構成図である。尚、図1に示した第1の実施形態に係る電力変換装置1と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
この第2の実施形態に係る電力変換装置1は、前述した電力変換基板10およびフィルタ基板20に加えて、例えば前記電力変換部2の一部を構成するコンデンサ等を搭載した回路基板40を備えて構成される。この回路基板40は、例えば図2に示すように前記電力変換基板10と前記フィルタ基板20との間に、これらの各基板10,20と平行に設けられる。
また前記フィルタ基板20および前記回路基板40の他端側隅部(コーナー部)には、該基板20,40の表裏面間を連通する開口部としての切り欠き20a,40aが設けられている。これらの切り欠き(開口部)20a,40aは、前記入力フィルタ4の出力端子部25に一端側を接続した前記出力電源線26は前記回路基板40の下面側に導く為に用いられる。そして前記切り欠き(開口部)20a,40aを順に通して前記回路基板40の下面側に導かれた前記出力電源線26は、前記回路基板40と前記電力変換基板10との間の空間部を介して敷設され、その先端部を前記電力変換基板10における前記入力端子台11に接続される。
このように構成された電力変換装置1によれば、前記回路基板40と前記電力変換基板10との間の空間部に前記出力電源線26が敷設されるので、該出力電源線26と前記入力電源線24とを大きく離すことができる。従って前記出力電源線26と前記入力電源線24との間の容量結合および誘導結合を大きく減らし、前述した第1の実施形態に係る電力変換装置1以上に前記出力電源線26から前記入力電源線24への高周波ノイズの回り込みを低減することができる。
図3は本発明の第3の実施形態に係る電力変換装置1の要部概略構成図である。尚、図1および図2にそれぞれ示した第1および第2の実施形態に係る電力変換装置1と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
この第3の実施形態に係る電力変換装置1は、前述した電力変換基板10、フィルタ基板20および回路基板40に加えて、更に前記各基板10,20,40と略等しい大きさのシールド板50を備えて構成される。このシールド板50は、例えば図3に示すように前記回路基板40と前記フィルタ基板20との間に、これらの各基板40,20と平行に設けられる。
また前記フィルタ基板20、前記回路基板40および前記シールド板50の各他端側隅部(コーナー部)近傍には、該基板20,40および前記シールド板50の表裏面間を連通する開口部としての透孔20b,40b,50bが設けられている。これらの透孔(開口部)20b,40b,50bは、前記入力フィルタ4の出力端子部25に一端側を接続した前記出力電源線26は前記回路基板40の下面側に導く為に用いられる。そして前記透孔(開口部)20b,40b,50bを順に通して前記回路基板40の下面側に導かれた前記出力電源線26は、前記回路基板40と前記電力変換基板10との間の空間部を介して敷設され、その先端部を前記電力変換基板10における前記入力端子台11に接続される。
このように構成された電力変換装置1によれば、前記回路基板40と前記電力変換基板10との間の空間部に前記出力電源線26が敷設されるので、該出力電源線26と前記入力電源線24とを大きく離すことができる。更には前記回路基板40と前記フィルタ基板20との間に前記シールド板50を設けているので、これらの基板40,20間を効果的に電磁遮蔽することができる。この結果、前記出力電源線26と前記入力電源線24との間の容量結合および誘導結合を大きく減らし、前述した第2の実施形態に係る電力変換装置1以上に前記出力電源線26から前記入力電源線24への高周波ノイズの回り込みを低減することができる。
図4は本発明の第4の実施形態に係る電力変換装置1の要部概略構成図である。尚、図1に示した第1の実施形態に係る電力変換装置1と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。この実施形態に係る電力変換装置1は、前記入力フィルタ4の出力端子部25を前記フィルタ基板20の側辺部に設けると共に、前記補助入力端子台21の近傍位置に前記入力電源線24に線間コンデンサ60を設けて構成される。ちなみに前記出力端子部25が設けられる前記フィルタ基板20の側辺部は、前記フィルタ基板20における一端部の隅部に設けた前記補助入力端子台21から離れた側の部位である。
このように構成された電力変換装置1によれば、前述した第1の実施形態に較べて前記補助入力端子台21と前記入力フィルタ4の出力端子部25との離反距離が短くなるが、先の各実施形態と同様に前記入力電源線24と前記入力フィルタ4の裏面側に敷設される前記出力電源線26とを離すことができる。従って前記出力電源線26と前記入力電源線24との容量結合および誘導結合を減らし、前記出力電源線26から前記入力電源線24ヘの高周波ノイズの回り込みを減らすことができる。しかも前記補助入力端子台21の近傍位置に線間コンデンサ60が設けられているので、前記入力電源線24に回り込んだ高周波ノイズの前記補助入力端子台21を介する漏出を効果的に防ぐことができる。従ってこの実施形態においても前記入力フィルタ4の機能を十分に活かして、前記電力変換部2が発生した高周波ノイズの系統電源側への漏出を確実に低減することが可能となる。
尚、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。ここでは前記電力変換基板10の入力側に入力フィルタ4を搭載したフィルタ基板20を設けて系統電源側への高周波ノイズの漏出を低減する構成の電力変換装置1について説明した。しかし前記電力変換基板10の出力側に前記出力フィルタ5を搭載したフィルタ基板を設けて負荷側への高周波ノイズの漏出を低減する構成の電力変換装置1についても本発明を同様に適用することができる。この場合、前述した各実施形態における前記電力変換基板10の入力端子台11を出力端子台12と読み替えると共に、前記フィルタ基板20の補助入力端子台21を補助出力端子台22と読み替える。更に前記入力フィルタ4の出力端子部25を出力フィルタ5の入力端子部と読み替えれば良い。
また実施形態においては、前記電力変換基板10と前記フィルタ基板20との間に設けられる回路基板40を1枚として説明したが、複数枚の回路基板40を設ける場合もあることは言うまでもない。更には前記電力変換部2に対して前記入力フィルタ4と前記出力フィルタ5の双方を設けた電力変換装置にも本発明を同様に適用可能である。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 電力変換装置
2 電力変換部
3 制御部
4 入力フィルタ
5 出力フィルタ
10 電力変換基板
11 入力端子台
12 出力端子台
20 フィルタ基板
21 補助入力端子台
22 補助出力端子台
23 ブスバー(出力電源線)
24 入力電源線
25 出力端子部
26 出力電源線
20a,40a 切り欠き(開口部)
20b,40b,50b 透孔(開口部)
30 筐体
40 回路基板
50 シールド板
60 線間コンデンサ

Claims (10)

  1. 一端部に並べて配置された入力端子台と出力端子台とを備え、前記入力端子台を介して入力された入力電力を所定の出力電力に変換して前記出力端子台から出力する電力変換部を搭載した電力変換基板と、
    向きを揃えて前記電力変換基板に重ねて設けられて前記入力端子台を介して前記電力変換部に直列に接続され、前記電力変換部本体の動作に伴って発生する高周波ノイズの前記入力端子台を介する系統電源側への漏出を低減するノイズフィルタを搭載したフィルタ基板とを具備し、
    前記フィルタ基板は、前記電力変換基板における前記入力端子台と重なり合う位置に設けられた補助入力端子台を備えると共に、該補助入力端子台から離反した位置に前記電力変換基板における前記入力端子台との接続部をなす出力端子部を備え、
    前記電力変換基板と前記フィルタ基板との間に形成される空間部を介して前記フィルタ基板の前記出力端子部と前記電力変換基板の前記入力端子台との間を接続する電源線を配設したことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記フィルタ基板は、該フィルタ基板の一端部に沿って前記補助入力端子台を設けると共に、前記フィルタ基板の他端部近傍に前記出力端子部を形成したものである請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記フィルタ基板は、前記補助入力端子台の近傍に、該補助入力端子台と前記ノイズフィルタとを接続する接続線間に介装された線間コンデンサを備えている請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 一端部に並べて配置された入力端子台と出力端子台とを備え、前記入力端子台を介して入力された入力電力を所定の出力電力に変換して前記出力端子台から出力する電力変換部を搭載した電力変換基板と、
    向きを揃えて前記電力変換基板に重ねて設けられて前記出力端子台を介して前記電力変換部に直列に接続され、前記電力変換部本体の動作に伴って発生する高周波ノイズの前記出力端子台を介する負荷側への流出を低減するノイズフィルタを搭載したフィルタ基板とを具備し、
    前記フィルタ基板は、前記電力変換基板における前記出力端子台と重なり合う位置に設けられた補助出力端子台を備えると共に、該補助出力端子台から離反した位置に前記電力変換基板における前記出力端子台との接続部をなす入力端子部を備え、
    前記電力変換基板と前記フィルタ基板との間に形成される空間部を介して前記電力変換基板の前記出力端子台と前記フィルタ基板の前記入力端子部との間を接続する電源線を配設したことを特徴とする電力変換装置。
  5. 前記フィルタ基板は、該フィルタ基板の一端部に沿って前記補助出力端子台を設けると共に、前記フィルタ基板の他端部近傍に前記入力端子部を形成したものである請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記フィルタ基板は、前記補助出力端子台の近傍に、該補助出力端子台と前記ノイズフィルタとを接続する接続線間に介装された線間コンデンサを備えている請求項4に記載の電力変換装置。
  7. 請求項1または4に記載の電力変換装置において、
    更に前記電力変換基板と前記フィルタ基板との間に、これらの基板に重ねて設けられた回路基板を備え、
    前記電源線は、前記電力変換基板と前記回路基板との間に形成される空間部を介して配設されることを特徴とする電力変換装置。
  8. 前記回路基板は、該回路基板の表裏面を通して前記電力変換基板と前記フィルタ基板とを接続する前記電源線を敷設する為の開口部を備えている請求項7に記載の電力変換装置。
  9. 請求項1または4に記載の電力変換装置において、
    更に前記電力変換基板と前記フィルタ基板との間に、これらの基板に重ねて設けられたシールド板を備え、
    前記電源線は、前記電力変換基板と前記シールド板との間に形成される空間部を介して配設されることを特徴とする電力変換装置。
  10. 前記シールド板は、該シールド板の表裏面を通して前記電力変換基板と前記フィルタ基板とを接続する前記電源線を敷設する為の開口部を備えている請求項9に記載の電力変換装置。
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