JP2016100687A - アンテナ基板 - Google Patents

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    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
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Abstract

【課題】自由度の高いパターンの変更を可能とするアンテナ基板を提供する。
【解決手段】基板の表面に複数の導電体パターンが並設されており、前記導電体パターンには夫々、隣り合う導電体パターンと接続される電極が設けられている。一部の電極間を、アンテナの種々の仕様に応じてゼロ抵抗素子などの受動素子で接続して導通させることにより、二次元又は三次元的に仕様に適したアンテナ長及びアンテナ形状のアンテナを事後的に形成することが可能である。
【選択図】図1

Description

本願は、自由度が高いパターンの変更を可能とするアンテナ基板に関する。
昨今の車両では、車両の電子キー及び車載装置夫々に内蔵されたアンテナ装置間の無線信号の送受信により、メカニカルキーを用いることなしにドアの施錠及び開錠が行なわれる。この種の電子キー又は車載装置に内蔵されたアンテナ装置では、各種信号の送受信を制御する回路が実装される基板にアンテナパターンそのものが形成されている。
送受信する信号に必要な感度、指向性、又は使用する電波の周波数と、基板自体の形状、及び基板上の周辺部品からの影響との関係に応じて、基板上に形成されるアンテナパターンは適宜設計される。しかしながら、周辺部品等の設計変更又は使用条件等の仕様変更により、事後的にアンテナ長及びアンテナ形状を変更する必要性が生じることがある。
特許文献1には、形状及び配置が異なるアンテナエレメントが基板上に複数形成されており、アンテナエレメントの組み合わせを選択して接続することで、事後的にアンテナ長及びアンテナ形状を適切な周波数又は指向性に対応させることを可能にしたアンテナ基板が開示されている。
特許第5399866号公報
特許文献1に開示されたアンテナ基板では、アンテナエレメントの組み合わせによっていくつかのパターンから適切なアンテナ長及びアンテナ形状を選択することが可能である。しかしながら、予め想定されている数種類の周波数及び指向性等の仕様に応じて設計されたアンテナエレメントの組み合わせから選択する構成であり、選択範囲に限りがあって自由度が低く、多様な仕様変更に対応できない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、自由度の高いパターン変更を可能とするアンテナ基板を提供することを目的とする。
本発明に係るアンテナ基板は、基板の表面に複数の導電体パターンが並設されており、前記導電体パターンには夫々、隣り合う導電体パターンと接続される電極が設けられており、一部の電極間が受動素子により接続されてあることを特徴とする。
本発明に係るアンテナ基板は、前記複数の導電体パターンはマトリクス状に配置されてあることを特徴とする。
本発明に係るアンテナ基板は、前記複数の導電体パターンは、十字状、T字状又はL字状を含むことを特徴とする。
本発明に係るアンテナ基板は、前記受動素子の一部はゼロ抵抗素子であることを特徴とする。
本発明に係るアンテナ基板は、前記受動素子の他の一部はコイル又はコンデンサであり、該コイル又はコンデンサと前記複数の導電体パターンの内の一部とにより整合回路が形成されてあることを特徴とする。
本発明に係るアンテナ基板は、前記複数の導電体パターンの内の一部は、導電体層が形成されたスルーホールに接続されていることを特徴とする。
本発明に係るアンテナ基板は、前記基板上の前記複数の導電体パターンが並設されている面から離隔した部分を有し、前記スルーホールの導電体層に接続されてある導電体を更に備えることを特徴とする。
本発明に係るアンテナ基板は、前記基板は多層基板であることを特徴とする。
本発明に係るアンテナ基板は、前記複数の導電体パターンの内の一部は前記基板上の接地用電極と接続してあることを特徴とする。
本発明に係るアンテナ基板は、前記複数の導電体パターンの内の一部には外部端子電極が設けられていることを特徴とする。
本発明では、電極が設けられた複数の導電体パターンが基板上に並設されている。複数の導電体パターンの内、一部の隣り合う導電体パターン間を受動素子で接続することによって二次元又は三次元的に、種々のアンテナ長及びアンテナ形状のアンテナを形成することが可能である。これにより、複数のパターンからいずれかを選択するのではなく、種々の設計変更又は仕様変更に応じたパターンのアンテナを事後的に形成することができる。
本発明では、複数の導電体パターンはマトリクス状に並設されていることにより、隣り合う導電体パターンの一部の電極を受動素子で接続することによって全体としてL字型、F字型、C字型、又はU字型等のアンテナを形成することが容易に可能となる。
本発明では、複数の導電体パターンは十字状、T字状又はL字状に配線されたものを含む。これにより、隣り合う導電体パターンの一部の電極を受動素子で接続することにより、全体としてL字型、F字型、C字型、又はU字型等のアンテナを形成することが可能となる。
本発明では、受動素子はゼロ抵抗素子として例えばゼロΩ抵抗、ジャンパー素子、又はジャンパー抵抗等と呼ばれるチップ素子を用いればよい。これにより全体として一体の導電体からなるアンテナパターンと同等のアンテナを形成することが可能となる。
本発明では、受動素子の一部はコイル又はコンデンサであって、これによりアンテナのみならず、形成されるアンテナに対応する整合回路の一部又は全部を事後的に形成することが可能となる。
本発明では、複数の導電体パターンの内の一部は導電体層が形成されてあるスルーホールに接続されている。これにより、基板の他面側の回路、又はアンテナ基板に積層される他の基板上の回路との電気的接続が可能となり、更には、スルーホールに差し込むように他の導電体を実装するなど、多様なパターンのアンテナ、アンテナに係る回路の多様な構成が可能となる。
本発明では、複数の導電体パターンの内の一部が接続されているスルーホールの導電体層に、基板と離隔した部分を有する導電体を接続するようにしてもよい。これにより、基板の一面上の二次元的なパターンのみならず、基板と離隔した部分を有する三次元的なアンテナを事後的に形成することも可能となる。
本発明では、基板は多層基板としてもよい。これにより、複数の基板上に配線されている複数の導電体パターンを受動素子及びスルーホールにて接続することによって多様なパターンのアンテナの形成が可能となる。
本発明では、アンテナを形成する基礎となり得る複数の導電体パターンの内の一部は、接地用電極と接続可能に構成しておくことにより、前記複数の導電体パターンの内の一部を整合回路に用いる場合に利用することが可能となる。
本発明では、複数の導電体パターンの内の一部には外部端子電極、即ち受動素子により接続されない電極が設けられていてもよい。これにより、アンテナの電気特性を事後的に計測する際に使用するなどの利用が可能である。
本発明による場合、予め設けられてある複数の導電体パターンの電極間を導通させることで、種々の仕様に応じた長さ又は形状のアンテナを事後的に形成することができる。つまり事後的に形成できるアンテナのパターンの自由度が高まり、共通のアンテナ基板を種々の仕様に対応させて使用することが可能になる。
実施の形態1におけるアンテナ基板の原板を示す模式図である。 実施の形態1におけるアンテナ基板の実装例を示す説明図である。 実施の形態1におけるアンテナ基板の他の実装例を示す説明図である。 実施の形態2におけるアンテナ基板の原板を示す模式図である。 実施の形態2におけるアンテナ基板の実装例を示す斜視図である。
以下、本発明をその実施形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。なお、以下に示す実施形態は例示であって、本発明は以下の構成に限られないことは勿論である。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1におけるアンテナ基板の原板を示す模式図である。以下で説明するアンテナ基板は例えば、車両の電子キーなどの携帯機内、若しくは該携帯機と信号を送受信する車載装置内、又は両方に使用される。基板上のアンテナ以外の構成要素については図示及び説明を省略する。
原板10は、基板本体11の端部に矩形状に設けられたアンテナエリア10aに複数の導電体パターン12が並設され、更に導電体パターン12の各端部に電極13が形成されて構成されている。
複数の導電体パターン12は、アンテナエリア10aに例えば3行9列のマトリクス状に配列されている。導電体パターン12の形状は、図1に示す如くアンテナエリア10a内の位置によって異なる。アンテナエリア10aの角部に位置する導電体パターン12はL字状をなし、アンテナエリア10aの周縁に位置する導電体パターン12は、横線が行方向又は列方向に沿い、縦線がアンテナエリア10aの内部を向くT字状をなす。その他、アンテナエリア10aの内側に位置する導電体パターン12は夫々十字状をなす。
複数の導電体パターン12の先端には夫々電極13が形成されている。電極13は所謂ランドであって銅箔によって形成されている。隣り合う導電体パターン12の電極13間に後述のゼロ抵抗素子を半田付けすることで電気的に接続することが可能としてある。
アンテナエリア10aの周縁に位置する複数の導電体パターン12の内、基板本体11の中心側に位置する1つの導電体パターン12(具体的には3行3列目)は、基板本体11の中心側に向けて延出するように形成されたラインを有し、該ラインの先端には整合回路及び受信回路に接続するための電極14が形成されている。また、整合回路及び受信回路が実装される箇所には、整合回路及び受信回路を接続するラインパターン15及び回路を半田付けするための電極16が形成されてある。
図2は、実施の形態1におけるアンテナ基板1の実装例を示す説明図である。図3は、他の実装例を示す説明図である。アンテナ基板1は前述したように構成された原板10上に、図2及び図3に示す如く複数のゼロ抵抗素子17、整合回路18及び受信回路19を実装して構成される。
ゼロ抵抗素子17は所謂、ゼロΩ抵抗、ジャンパー抵抗、又はジャンパー素子等と呼ばれる抵抗素子であり、抵抗値が略ゼロである。
整合回路18は、受動素子の組み合わせからなるか、又はチップ回路として構成されている。整合回路18は、複数の導電体パターン12及びゼロ抵抗素子17の組み合わせから形成されるアンテナと、整合回路18自身との間でインピーダンスを整合する。
受信回路19は、複数の導電体パターン12及びゼロ抵抗素子17の組み合わせから形成されるアンテナにて受信した電波から受信信号を取り出す処理、又はアンテナへ送信信号を出力する処理を行なう。
図2に示す実装例では、アンテナエリア10aに並設されてある複数の導電体パターン12の内、1行1〜6列目の6つの導電体パターン12と、2行3〜6列目の4つの導電体パターン12と、3行3列目の導電体パターン12とが接続されるように10個のゼロ抵抗素子17が実装され、これによりアンテナ7aが形成されている。図3に示す他の実装例では、1行1〜9列目の9つの導電体パターン12と、2行3〜9列目の7つの導電体パターン12と、3行3列目の導電体パターン12とがアンテナ7aよりも長く接続されるように16個のゼロ抵抗素子17が実装され、これによりアンテナ7bが形成されている。
実施の形態1に示したように、複数の導電体パターン12及びゼロ抵抗素子17の組み合わせによりアンテナ長及びアンテナ形状の変更が容易になる。例えば図2のアンテナ7a及び図3のアンテナ7bのように、形状は類似しているがアンテナの全長が異なるパターンを容易に形成することが可能である。
勿論、図2に示したアンテナ7a又は図3に示したアンテナ7bはあくまで例示である。アンテナ基板1では、原板10上のいずれの導電体パターン12の電極13をゼロ抵抗素子17で接続するかにより、F字型、C字型、L字型、U字型、又は渦巻き型等、多様なパターンのアンテナを形成することが可能である。
(実施の形態2)
図4は、実施の形態2におけるアンテナ基板の原板の例を示す模式図である。なお実施の形態2におけるアンテナ基板及び原板の構成の内、実施の形態1と共通する構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態2において原板10bは、矩形状の基板本体11の端部に矩形状に設けられたアンテナエリア10cに複数の導電体パターン12が並設され、導電体パターン12の各端部に電極13が形成されて構成されている。
複数の導電体パターン12は、アンテナエリア10cに例えば3行9列のマトリクス状に並設されている。導電体パターン12の形状は、図4に示す如く導電体パターン12のアンテナエリア10c内又は基板本体11上における位置によって異なる。基板本体11の角部に位置する導電体パターン12は、導電体パターン12群の行方向に沿った棒状をなす。アンテナエリア10cの周縁に位置する導電体パターン12の内、行方向に沿って列設されている導電体パターンは、横線が行方向に沿い縦線がアンテナエリア10c内を向くT字状をなす。基板本体11の両長辺に沿う位置にある導電体パターン12の内、基板本体11の角部の導電体パターン12を除く4つの導電体パターン12は、L字状をなす。その他、アンテナエリア10cの内側に位置する導電体パターン12は夫々、行方向及び列方向に沿う十字状をなす。
複数の導電体パターン12は、隣り合う導電体パターン12側の先端に電極13が形成されている。電極13は所謂ランドである。各導電体パターン12の電極13間はゼロ抵抗素子17又は後述のコイル又はコンデンサ等の受動素子により電気的に接続することが可能としてある。
基板本体11の角部に位置する2つの棒状の導電体パターン12(1行1列目、1行9列目)は、同角部に設けられているスルーホール20に接続されている。なおスルーホール20には孔壁面及び孔周縁部に導電体層が形成されており、導電体パターン12は該導電体層に接続されている。
アンテナエリア10cの周縁に位置する複数の導電体パターン12の内、基板本体11の中心側に位置する1つの導電体パターン12(具体的には3行5列目)は、基板本体11の中心側に向けて延出するように形成されたラインを有し、該ラインの先端には受信回路19に接続するための電極14が形成されている。
また、棒状の導電体パターン12と反対側のアンテナエリア10cの角部に位置するL字状の導電体パターン12の内の一方(3行1列目)は、基板本体11の長手方向に隣り合う導電体パターン12とは反対側に、長手方向に沿って延出するように形成されたラインを有している。該ラインの先端にはテストパッド21が形成されている。また、該テストパッド21が形成された導電体パターンとはアンテナエリア10cの反対側に位置し、棒状の導電体パターンと隣り合う導電体パターン12(2行9列目)は、該棒状の導電体パターン12側に、基板本体11の長手方向に沿って延出するように形成されたラインを有している。該ラインの先端にもテストパッド21が形成されている。これらのテストパッド21も銅箔によって形成された所謂ランドである。テストパッド21は、接続している導電体パターン12における電位を測定するためなどの目的に用いられる。
更に、棒状の導電体パターン12と反対側のアンテナエリア10cの角部に位置するL字状の導電体パターン12の内の他方(3行9列目)を含む3つの導電体パターン12(3行7〜9列目)は、アンテナエリア10cから遠ざかるように延出するように形成されたラインを有し、該ラインの先端には電極24が夫々形成されている。電極24もまた、銅箔によって形成されたランドである。
3つの電極24から所定距離離れた位置にグランドパターン25が形成されている。グランドパターン25は接地電位に保たれることが可能としてある。グランドパターン25が接地電位に接続された場合に、グランドパターン25に受動素子により接続されている電極24が設けられたラインを有する導電体パターン12も接地電位に保たれる。
図5は、実施の形態2におけるアンテナ基板1bの実装例を示す斜視図である。アンテナ基板1bは前述したように構成された原板10bに、図5に示す如く複数のゼロ抵抗素子17、アンテナ部材30、コイル素子31,32,33、及び受信回路19を実装して構成される。
アンテナ部材30は短冊状の導電体からなる。該導電体は例えば銅又は銅を主成分とする銅合金からなる芯部材の表面に錫等のメッキが施された部材である。アンテナ部材30は、凸部を各有している両端部が同じ向きに折り曲げられた形状をなす。アンテナ部材30は、基板本体11の角部に設けられているスルーホール20に両端部の凸部を差し込み半田付けされる。これにより、アンテナ部材30が基板本体11に固定され、スルーホール20の導電体層に接続されている1行1列目及び1行9列目の導電体パターン12と電気的に接続される。
図5に示す実装例では、アンテナ部材30が接続されている角部の一方の導電体パターン12(1行9列目)と、該導電体パターン12に基板本体11の短手方向に隣り合う1行8列目の導電体パターン12と、2行8列目の導電体パターン12と、3行8列目の導電体パターン12とが接続されるように3個のゼロ抵抗素子17が実装されている。これにより、基板本体11から離隔した導電体が導電体パターン12間に架け渡されるように設けられたアンテナ部材30と、基板本体11上に二次元的に形成される導電体パターン12とゼロ抵抗素子17とによって、三次元形状を有するアンテナの形成が実現されている。
更に図5に示す実装例では、ゼロ抵抗素子17が実装されている3行8列目の導電体パターン12に設けられている電極24と、グランドパターン25との間にコイル素子31が実装され、該導電体パターン12に隣り合う3行7列目の導電体パターン12に設けられている電極24と、グランドパターン25との間にコイル素子32が実装されている。そして、3行8列目の導電体パターン12と、該導電体パターン12に隣り合う3行7列目の導電体パターン12との間の電極13にもコイル素子33が実装されている。これにより、3つのコイル素子を含む整合回路が形成されている。更に、3行7〜5列目の導電体パターン12が接続されるように2個のゼロ抵抗素子17が実装され、3行5列目の導電体パターン12の電極14に受信回路19が実装されることにより、アンテナ及び整合回路が受信回路19に接続されたアンテナ基板1bが構成される。なお複数の導電体パターン12から形成される整合回路は、コイル素子31〜33の実装に限らず、コンデンサ又は抵抗器等の他の受動素子の実装によって実現されてもよい。
実施の形態2に示したように、複数の導電体パターン12及びゼロ抵抗素子17のみならず、原板10bに導電体層が形成されたスルーホール20を設けておくことにより、スルーホール20間に架け渡された基板本体11と離隔した部分を有するアンテナ部材30を含む三次元的なアンテナを、平板状の基板本体11に事後的に形成することが可能となる。更に、接地電位に保たれることが可能な電極24を形成しておくことにより、形成される多様なアンテナに適合するように、整合回路を事後的に形成することも可能となる。
上述した実施の形態1及び2では、複数の導電体パターン12はアンテナ基板1(又は1b)の端部の矩形状のアンテナエリア10a(又は10c)に3行9列のマトリクス状に配列される構成とした。しかしながら、導電体パターン12の配列は3行9列のみならず、行数及び列数は他の数であってもよいことは勿論である。また、斜方、菱形、六角、矩形、又は平行体の格子状に配列される構成であってもよいし、アンテナエリア内に格子状に限らずある程度ランダムに配置されていてもよい。更に、複数の導電体パターン12は矩形状のアンテナエリア内に配置される構成には限られない。例えば、基板本体11の一長辺及び一短辺に沿ったL字状の範囲、又は三辺に沿ったコの字状の範囲、四辺に沿ったロの字の範囲をアンテナエリアとしてもよい。
また実施の形態1及び2では、アンテナ基板1(又は1b)は1層の基板本体11上に複数の導電体パターン12が配線される構成とした。しかしながら本発明はこれに限らず、アンテナ基板1は多層基板であってもよく、各基板本体の一面又は両面の対応する位置に複数の導電体パターンを配線しておき、スルーホールを介して電気的に接続可能としてもよい。これにより、限られたアンテナエリア内で三次元的なアンテナを事後的に形成することも可能となる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1b アンテナ基板
11 基板本体(基板)
12 導電体パターン
13 電極
17 ゼロ抵抗素子(受動素子)
19 受信回路
20 スルーホール
21 テストパッド(外部端子電極)
30 アンテナ部材(導電体)
31,32,33 コイル素子(受動素子)
25 グランドパターン(接地用電極)

Claims (10)

  1. 基板の表面に複数の導電体パターンが並設されており、
    前記導電体パターンには夫々、隣り合う導電体パターンと接続される電極が設けられており、
    一部の電極間が受動素子により接続されてある
    ことを特徴とするアンテナ基板。
  2. 前記複数の導電体パターンはマトリクス状に配置されてある
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ基板。
  3. 前記複数の導電体パターンは、十字状、T字状又はL字状を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ基板。
  4. 前記受動素子の一部はゼロ抵抗素子である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のアンテナ基板。
  5. 前記受動素子の他の一部はコイル又はコンデンサであり、
    該コイル又はコンデンサと前記複数の導電体パターンの内の一部とにより整合回路が形成されてある
    ことを特徴とする請求項4に記載のアンテナ基板。
  6. 前記複数の導電体パターンの内の一部は、導電体層が形成されたスルーホールに接続されている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のアンテナ基板。
  7. 前記基板上の前記複数の導電体パターンが並設されている面から離隔した部分を有し、前記スルーホールの導電体層に接続されてある導電体を更に備える
    ことを特徴とする請求項6に記載のアンテナ基板。
  8. 前記基板は多層基板である
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のアンテナ基板。
  9. 前記複数の導電体パターンの内の一部は前記基板上の接地用電極と接続してある
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のアンテナ基板。
  10. 前記複数の導電体パターンの内の一部には外部端子電極が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のアンテナ基板。
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