JP2016099604A - 画像形成装置 - Google Patents

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健史 宍道
Takeshi Shishido
健史 宍道
真史 片桐
Masashi Katagiri
真史 片桐
修一 鉄野
Shuichi Tetsuno
修一 鉄野
大野 健
Takeshi Ono
健 大野
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Abstract

【課題】 現像手段の端部から感光ドラムに付着するトナーが、中間転写体を介して帯電手段に付着する場合がある。帯電手段にかぶりトナーが蓄積されると帯電手段により残留トナーの帯電効率が低下し、残留トナーを中間転写体から回収する効率が低下する。【解決手段】 一次転写手段31の導電部における中間転写体30の内周面に接触する接触領域Fは、軸方向に関して、現像供給部材64の両端よりも内側に配置。【選択図】 図3

Description

本発明は、電子写真方式で画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、及び複合機等の画像形成装置に関するものである。
従来から、電子写真方式の画像形成プロセスを利用した画像形成装置として、中間転写体を使用する構成を有する画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、まず、ドラム状の電子写真感光体(以下、感光ドラムとする)の表面を帯電手段(以下、帯電ローラとする)によって一様に帯電する。その後、感光ドラムに像露光して静電潜像を形成し、現像手段によって静電潜像のトナーによる顕像化(現像)を行う。
次に、1次転写工程として、感光ドラム表面に形成されたトナー像を中間転写体上に転写させ、これを複数色のトナー像に関して繰り返し実行することにより、中間転写体表面に複数色のトナー像を形成する。続けて、二次転写工程として、中間転写体上に形成された複数色のトナー像を、二次転写部材に高圧電源より電圧供給を行い、紙などの転写材表面に一括転写する。一括転写されたトナー像は、その後、定着手段により、転写材上に永久定着されることにより、カラー画像が形成される。
中間転写体から転写材に二次転写されず中間転写体上に残留した残留トナーは次の画像形成に備えるため回収する必要があり、特許文献1では、帯電手段によって残留トナーを帯電することで回収する構成が開示されている。具体的には、帯電手段によって残留トナーを帯電し、中間転写体から感光ドラムに移動させることで残留トナーを中間転写体上から回収している。
特開2008−309906号公報
しかしながら、現像手段の端部から感光ドラムに付着するトナー(以下、かぶりトナー)が、中間転写体を介して帯電手段に付着する場合がある。帯電手段にかぶりトナーが蓄積されると帯電手段により残留トナーの帯電効率が低下し、残留トナーを中間転写体から回収する効率が低下する問題が発生する。
上記課題を解決するため本発明は、静電潜像が形成される移動可能な感光体と、静電潜像をトナー像として現像する現像手段と、移動可能な無端状の中間転写体と、前記感光体に現像されたトナー像を前記中間転写体に一次転写するための一次転写手段と、前記中間転写体から転写材へトナー像を二次転写するための二次転写手段と、転写材へ二次転写されず前記中間転写体に残留した残留トナーを帯電する帯電手段と、を有し、前記現像手段は前記感光体に対向して静電潜像を現像する現像部材と、前記現像部材にトナーを供給する現像供給部材と、を備え、前記感光体の軸方向において、前記現像供給部材の全域が、前記現像部材が前記感光体に対して形成する現像開口部よりも内側に配置される画像形成装置において、前記一次転写手段の導電部における前記中間転写体の内周面に接触する接触領域は、前記軸方向に関して、前記現像供給部材の両端よりも内側に配置されていることを特徴とする。
一次転写手段の導電部における接触領域を、軸方向に関して、現像供給部材の両端よりも内側に配置することによって、残留トナーが帯電手段に堆積され装置内を汚すことや、帯電手段による帯電効率が低下することを抑制することが可能である。
本発明に係る画像形成装置の概略断面図である。 各画像形成ステーションの詳細を説明する拡大図である。 実施形態1における現像手段と感光ドラムと一次転写手段の長手方向に関する関係を説明する図である。 中間転写ベルトと帯電手段の長手方向に関する関係を説明する図である。 実施形態1における各部材の長手方向に関する関係を説明する図である。 実施形態2における一次転写手段を説明する図である。 実施形態1における各部材の長手方向に関する関係を説明する図である。 実施形態3における現像手段と感光ドラムと一次転写手段の長手方向に関する関係を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施形態1)
図1は、画像形成装置の一例を示す概略図である。画像形成装置は、画像形成装置に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部機器から送られてきた信号に従って、電子写真方式により、記録用紙、OHPシートなどの転写材に画像を形成することができる。
図1で示す画像形成装置は、a〜dの画像形成ステーションを設けているいわゆるタンデムタイプのプリンタである。第1の画像形成ステーションaはイエロー(Y)、第2の画像形成ステーションbはマゼンタ(M)、第3の画像形成ステーションcはシアン(C)、第4の画像形成ステーションdはブラック(Bk)の各色の画像を形成する。各画像形成ステーションの構成は、収容するトナーの色以外では同じであり、以下、第1の画像形成ステーションaを用いて説明する。
なお、画像形成装置の構成部材に関して、長手、あるいは長手方向とは、像担持体である感光ドラム22の回転軸方向に平行な方向であり、長手幅はその方向の寸法である。
第1の画像形成ステーションaは、感光体である感光ドラム22Yと、帯電部材である帯電手段22Yと、クリーニング装置27Yと、現像手段26Yと、を備える。感光ドラム22Yは矢印の方向に所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動しトナー像を担持する像担持体である。さらに、現像手段26Yは、イエローのトナーを収容し感光ドラム22Yにイエロートナーを現像するための装置である。クリーニング装置27Yは、感光ドラム22Yに付着したトナーを回収する。
制御部40が画像信号を受信することによって、画像形成動作を開始すると感光ドラム22Yは回転駆動される。感光ドラム22Yは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて反時計回り方向に周速100mm/sで回転する。感光ドラム22Yは回転過程で、帯電手段22Yにより所定の極性(本実施形態では負極性)で所定の電位に一様に帯電処理され、露光手段24Yにより画像信号に応じた露光を受ける。これにより、目的のカラー画像のイエロー色成分像に対応した静電潜像が形成される。次いで、その静電潜像は現像位置において、現像手段26Yによりトナーを供給され、イエロートナー像として可視化される。ここで、現像手段26Yに収容されたトナーの正規の帯電極性は、負極性である。
移動可能な無端状の中間転写体である中間転写ベルト30は、複数の張架部材で張架され、感光ドラム22Yと当接した対向部で同方向に移動する向きに、感光ドラム22Yと略同一の周速度で回転移動される。感光ドラム22Y上に形成されたイエロートナー像は、感光ドラム22Yと中間転写ベルト30との当接部(以下、1次転写部と称す)を通過する過程で、中間転写ベルト30の上に転写される(1次転写)。中間転写ベルト30を介して感光ドラム22Yに対向する位置には、一次転写手段31Yが配置され、一次転写手段31Yには正極性の電圧が印加されている。本実施形態では、一次転写手段31Yは、ステンレス製の金属ローラ31である。感光ドラム22Y表面に残留した1次残留トナーは、クリーニング装置27Yにより清掃、除去された後、帯電以下の画像形成プロセスに供せられる。
以下、同様にして、第2,3,4の画像形成ステーションb、c、dによって第2色のマゼンタトナー像、第3色のシアントナー像、第4色のブラックトナー像が形成され、中間転写ベルト30上に目的のカラー画像に対応した多色トナー像が得られる。
積載部21aに積載された転写材11が、給紙手段28aと搬送ローラ29によって、中間転写ベルト30と二次転写部材である二次転写ローラ32が形成する二次転写部に搬送される。中間転写ベルト30上の多色トナー像は、二次転写電圧が印加された二次転写ローラ32により転写材11に二次転写される。
また、二次転写部に搬送される転写材11は、装置外に露出可能な積載部21bに積載された転写材であってもよい。画像形成する際は、積載部21bから給紙手段28bと搬送ローラ29により転写材11は二次転写部に搬送される。
二次転写されず中間転写体上に残留した残留トナーは、不図示の帯電電源により正極性の電圧が印加される帯電手段33によって帯電される。帯電手段33は、導電性を有するナイロン繊維製のブラシ部材を備え、+1500Vの直流電圧が印加される。残留トナーは、帯電手段33によって本来の極性とは逆極性(本実施例では正極性)に帯電され、その後、正極性の電圧が印加された一次転写手段31によって感光ドラム22へ中間転写ベルト30から感光ドラム22へ転写される。感光ドラム22へ転写された残留トナーは、感光ドラムのクリーニング手段27によって回収される。画像形成中は、感光ドラム22から中間転写ベルト30へトナー像を一次転写するタイミングで、帯電された残留トナーを中間転写ベルト30から感光ドラム22へ逆転写させる。画像形成後の実行されるクリーニングシーケンスでは、残留した残留トナーのみを逆転写させることが可能である。
中間転写体30上の残留トナーを帯電させて感光ドラム22に回収する方式では、中間転写体30専用のトナー回収機構や回収容器を設ける必要がないという利点がある。
定着部50は、転写材11を狭持搬送しながら、転写された多色トナー像を溶融定着させるものであり、図1に示すように転写材11を加熱する定着ローラ51と転写材11を定着ローラ51に圧接させるための加圧ローラ52を備えている。トナー像定着後の転写材11は、その後排紙ローラ53及び54によって、排出トレイ55に排出され、画像形成動作を終了する。
次に、図2及び3を用いて、現像手段26の詳細な構成について説明する。なお、4つのステーションY、M、C、Kの構成は同一であるため、Y、M、C、Kの符号は省略して説明する。
図2は、各画像形成ステーションの詳細を説明する拡大図である。図2に示すように、現像手段26は、トナーを収容する現像容器61、現像ローラ63(現像部材)、現像剤供給ローラ64(現像供給部材、以下供給ローラという)、現像ブレード65等で構成されている。
現像ローラ63は、ステンレスの芯金の周囲に、基層としてのウレタンゴムと、その上に表層としてのカーボンブラックなどの抵抗調整剤を混ぜたウレタンゴムからなる弾性層を設けた多層構成ローラである。現像ローラ63は、現像容器61に回転可能に配設されていて、感光ドラム22に対向して感光ドラム22に形成された静電潜像をトナー像として現像する。現像ローラ63は所定の当接圧で感光ドラム22に当接しており、時計回り方向(感光ドラム22の回転方向に順方向)に周速120mm/sで回転する。また、現像ローラ63には、図示しない電源装置によって、−300Vの直流電圧が印加される。
供給ローラ64は、ステンレスの芯金の周囲に、ウレタンフォームの弾性発泡体からなる弾性ローラで、現像容器61に回転可能に配設されていて、現像ローラ63に接触して現像ローラ63にトナーを供給する。供給ローラ64は所定の当接圧で現像ローラ63に当接しており、時計回り方向に周速120mm/sで回転する。供給ローラ64の回転方向は、現像ローラ63との当接部において、現像ローラ63の回転方向と逆方向である。これにより、供給ローラ64は、現像ローラ63に対してトナーを供給する役目をすると共に、現像時に現像されずに残ったトナーを掻き取って現像ローラ63をリフレッシュする役目もしている。
現像ブレード65は、板バネ状のステンレス製の薄板で、現像容器61に配設されていて、現像ローラ63に接触して現像ローラ63上のトナーを規制し、現像ローラ63上にトナーの薄層を形成する。現像ブレード65には、図示しない電源装置によって、−500Vの直流電圧が印加される。
供給ローラ64によって、現像ローラ63上に供給されたトナーは、現像ローラ63と現像ブレード65との当接部分において層厚を規制され、かつ、塗布されて現像ローラ63上にトナーの薄層が形成される。さらに、この時の現像ローラ63及び現像ブレード65のそれぞれの表面との摩擦によって、トナーには現像に供するのに十分な所定の極性の電荷(本実施例では負極性)が付与される。引き続く現像ローラ63の回転に伴って、現像ローラ63上のトナーの薄層は、感光ドラム22と現像ローラ63の当接部である現像領域へと搬送され、現像ローラ63上のトナーが感光ドラム22に接触した状態で潜像の現像に供される。
図3は、現像手段26と感光ドラム22の長手方向に関する関係を説明する図である。図3に示すように、現像ローラ63の両端部と現像容器61の側壁の内面との間には端部シール67(規制部材)が現像容器側壁61の内面に貼り付けられて配設されている。端部シール67は、現像ローラ63の両端側を封止することで、現像ローラ63の両端部と現像容器61の側壁の内面との間からのトナーの漏れを防止している。
現像ローラ63の両端側の端部シール67の間が現像ローラ63にトナーが供給される現像開口部68となる。ここで、供給ローラ64の端部と端部シール67とが接触すると、供給ローラ64端部のスポンジ部分の削れを引き起こすことがある。そこで、供給ローラ64の長手幅Dは現像開口部68の長手幅Cよりも短くして、供給ローラ64の両端部の端面とそれぞれの側の端部シール67との間に隙間αを設け、供給ローラ64と端部シール67とを非接触状態にしている。この隙間αに対応した領域Nでは、現像開口部68の長手幅Cの内側に位置しているためトナーは供給されるものの、供給ローラ64の長手幅Dよりも外側のため、現像ローラ63上のトナーは供給ローラ64によって掻き取られない領域である。そのため、この領域Nでは印刷を進めていくに連れて、現像時に地かぶり(画像を形成しない領域にトナーが移動してしまう現象)が発生することがある。この感光ドラムの画像を形成しない領域に移動したトナーをかぶりトナーを言う。
発生したかぶりトナーが中間転写ベルト30に移動すると、二次転写の残留トナーに比べて量が多いため、帯電手段33のブラシ部材に堰き止められて堆積してしまう。堆積するトナー量が増えると、帯電手段33からトナーが飛散して装置内を汚してしまう場合がある。また、堆積するトナー量が増えると、帯電手段33によって残留トナーを正常に帯電できなくなったりする恐れがある。その結果、残留トナーは、感光ドラム22に回収されず二次転写手ローラ32や転写材11を汚したりしてしまうといった問題が発生する。
そこで、本実施形態では、一次転写手段である金属ローラ31の中間転写体30との接触領域の長手幅Fを、供給ローラ64の長手幅Dよりも短くしている。言い換えれば接触領域は、長手方向において、供給ローラ64の内側に配置されている。図3に示すように、金属ローラ31は長手幅Fで中間転写ベルト30に接触している。金属ローラ31の両端部には、絶縁性の樹脂製の回転体であるコロ35が金属ローラ31の軸部31aに対し回転可能に保持されている。ここで、軸部31aと金属ローラ31の中間転写ベルト30に接触するローラ部31bは共に、導電性を備える導電部であり、ローラ部31bは軸部31aよりも径が大きい。
コロ35は、ローラ部31bと中間転写ベルト30との接触領域の長手幅をFとする一方で、その外側の領域で中間転写ベルト30を支持する。この構成により、樹脂製ベルトである中間転写ベルト30の折れを抑制するものである。ローラ部31bと、コロ35の外径は略同等となっている。
図4は、中間転写ベルト30と帯電手段33の長手方向に関する関係を説明する図である。帯電手段33のブラシ部材が中間転写ベルト30に接触する長手幅は、Gである。
図3、図4で説明した長手幅に関する関係を図5でまとめて説明する。図5は、本実施形態における長手配置を説明するものである。図5では、感光ドラム22の長手幅Aが250mm、現像ローラ63の長手幅Bが224mm、現像開口部68の長手幅Cが222mm、供給ローラ64の長手幅Dが220mmである。さらに、中間転写ベルト30の長手幅Eが236mm、金属ローラ31の中間転写ベルト30との接触部の長手幅Fが215mm、帯電手段33の長手幅Gが225mm、感光ドラム22の画像形成領域の長手幅Hが212mmとなっている。ここで、画像形成領域とは、画像形成装置が画像形成可能な最大の転写材における画像形成領域である。
長手幅Cと長手幅Dの差の部分が、端部シール67と供給ローラ64との隙間αに相当し、本実施形態では両端部にそれぞれ1mmずつ存在する。この領域Nでかぶりトナーが発生する。
本実施形態では、ローラ部31bの中間転写ベルト30との接触領域の長手幅Fを、供給ローラ64の長手幅Dよりも短くし、領域Nよりも内側とすることで、金属ローラ31によって発生する電界を制限している。よって、領域Nにおいて、かぶりトナーが金属ローラ31により中間転写ベルト30に転写されることを抑制している。これにより、かぶりトナーが帯電手段33に堆積することを防ぐことが可能である。
なお、本実施形態では、ローラ部31bの中間転写ベルト30との接触部の長手幅Fよりも、帯電手段33の長手幅Gが長くなっているが、長手幅Fより長手幅Gの方が短くてもよい。ただし、帯電手段33の長手幅Gは、二次残留トナーの回収のため、少なくとも画像形成領域の長手幅Hよりも長い必要がある。
また、図1で示したように、金属ローラ31は、感光ドラム22と共に中間転写ベルト10を挟持する位置に配置したが、中間転写ベルト10の移動方向において、感光ドラム22と中間転写ベルト10の接触領域より離れた位置でもよい。
また、金属ローラ31は軸部31aも導電部であるため、金属ローラ31に電圧が印加されると軸部31aも電界が形成される。そのため、領域Nに対応する領域も電界は形成されてしまう。本実施形態では、絶縁性のコロ35によって、外周面が領域Nに対応する領域の電界を確実に遮蔽することが可能である。そのため、領域Nにおいて感光ドラム22上に転移したかぶりトナーが中間転写ベルト30に転写されることをより確実に抑制し、帯電手段33にかぶりトナーが堆積することを抑制する効果がある。
以上の構成によって、現像ローラ端部のかぶりトナーが帯電手段から装置内に飛散することや、転写材に付着することを抑制することが可能となる。
(実施形態2)
実施形態2は、実施形態1に対して、一次転写手段として金属ローラ31ではなく、弾性層を備えるゴムローラを採用することを特徴とする。なお、その他の構成については実施形態1の画像形成装置と同様であるので、同様の部分については同様の符号を付して説明する。
図6は、本実施形態における一次転写手段であるゴムローラ310を説明する図である。ゴムローラ310は、ステンレスの芯金の周囲に弾性層を設けたローラである。弾性層は、中間転写ベルト30の内周面に接触する。ここで、弾性層は、長手方向おいて、導電部311aと絶縁部311bとに分かれている。導電部311aは、NBR(ニトリル・ブタジエンゴム)及びヒドリンゴムに、カーボンブラックなどの抵抗調整剤を加え、体積抵抗率10Ω・cmに調整してある。絶縁部311bは、導電部311aよりも体積抵抗率が高く、本実施形態では抵抗調整剤を加えずに絶縁としている。
図7は、本実施形態における、長手配置を説明する図である。ゴムローラ310の全域の中間転写ベルト30に対する接触領域の長手幅F1が230mm、導電部311aと中間転写ベルト30との接触領域の長手幅F2が215mmとなっている。さらに、長手幅F2は供給ローラ64の長手幅Cより短くなっている。その他の部材の長手幅は実施形態1と同じである。
現像ローラ63端部のかぶりトナーが発生する領域Nはゴムローラ310の絶縁部311bが対応するため、ゴムローラ310に印加された電圧による電界が遮蔽される。よって、かぶりトナーが中間転写ベルト30に転写されることを抑制することが可能である。
以上の構成によって、実施形態1と同様に、現像ローラ端部のかぶりトナーが帯電手段から装置内に飛散することや、転写材に付着することを抑制することが可能となる。
なお、絶縁部311bに、抵抗調整剤を加えないゴムを用いることで絶縁部を形成したが、異なる構成によって絶縁部を構成してもよい。
(第3の実施例)
実施形態3は、実施形態1に対して、一次転写手段として金属ローラ31ではなく、複数の導電性繊維を備える転写ブラシを採用することを特徴とする。なお、その他の構成については実施形態1の画像形成装置と同様であるので、同様の部分については同様の符号を付して説明する。なお、前述した第1の実施例と同一の構成である部分の説明は省略し、ここでは前述した実施例と異なる点についてのみ説明する。
図7は、本実施形態における長手幅を説明するための図である。本実施形態の一次転写手段は、複数の導電性繊維を備える転写ブラシ320である。転写ブラシ320は、中間転写ベルト30の内周面に接触する複数の導電性繊維からなら導電部321aとそれを支持するステンレス製の板金321bを備える。転写ブラシ320に印加される電圧は、板金321bを介して導電部321aに印加されている。
図7に示すように、中間転写ベルト30と接する導電部321aの長手幅F3は、供給ローラ64の長手幅Dより短くなっている。したがって、現像ローラ63端部のかぶりトナーが発生する領域Nはる導電部321aの外側になる。そのため、転写ブラシ320に印加された電圧による電界は空隙によって遮蔽されており、かぶりトナーが中間転写ベルト30に転写されることを抑制できる。実施形態1及び実施形態2では、コロ35もしくは絶縁部311bを設けて一次転写手段に印加された電圧による電界を遮蔽する構成を用いて説明した。それに対して、本実施形態のように、特に部材を設けず、空隙によって電界を遮蔽する構成でもよい。また、転写ブラシ320は、実施形態1、実施形態2のローラよりも中間転写ベルトを押圧する力が小さくてすむので、中間転写ベルト30の端部折れに対して有利である。
以上の構成によって、実施形態1と同様に、現像ローラ端部のかぶりトナーが帯電手段から装置内に飛散することや、転写材に付着することを抑制することが可能となる。
(その他の実施形態)
以上、実施形態1から実施形態4において、タンデム方式の画像形成装置を用いて説明したが、4パス方式等の異なる方式の画像形成装置であってもよい。また、中間転写体を備える画像形成装置以外であっても、本発明は適用可能である。具体的には、転写材を担持搬送する搬送ベルトを備える画像形成装置であって、搬送ベルトに付着したトナーを帯電する帯電手段を備える画像形成装置である。
また、帯電手段33としてブラシ形状のものについて説明したが、ローラ形状等の異なる形状であってもよい。ローラ形状ではブラシ形状に比べ、帯電手段33においてトナーが堰き止められて堆積する量は少ないものの、現像ローラ端部のかぶりトナーの量が多く、同様の効果が得られる。
11 転写材
20 給紙部
21 給紙ローラ
22Y,22M,22C,22K 感光体
30 中間転写体
31Y,31M,31C,31K 一次転写手段
63 現像ローラ
64 供給ローラ
65 現像ブレード
67 端部シール
68 現像開口部

Claims (14)

  1. 静電潜像が形成される移動可能な感光体と、静電潜像をトナー像として現像する現像手段と、移動可能な無端状の中間転写体と、前記感光体に現像されたトナー像を前記中間転写体に一次転写するための一次転写手段と、前記中間転写体から転写材へトナー像を二次転写するための二次転写手段と、転写材へ二次転写されず前記中間転写体に残留した残留トナーを帯電する帯電手段と、を有し、前記現像手段は前記感光体に対向して静電潜像を現像する現像部材と、前記現像部材にトナーを供給する現像供給部材と、を備え、前記感光体の軸方向において、前記現像供給部材の全域が、前記現像部材が前記感光体に対して形成する現像開口部よりも内側に配置される画像形成装置において、
    前記一次転写手段の導電部における前記中間転写体の内周面に接触する接触領域は、前記軸方向に関して、前記現像供給部材の両端よりも内側に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記一次転写手段は、軸部と前記軸部よりも径が大きいローラ部を備える金属ローラであり、前記ローラ部が前記中間転写体の内周面に接触する領域が前記接触領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記軸部は前記中間転写体と非接触であり、前記軸部は両端に絶縁性の回転体を保持し、前記回転体が前記中間転写体の内周面に接触することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記絶縁性の回転体は、前記中間転写体の端部を支持することを特徴とする請求項3に記載に画像形成装置。
  5. 前記軸方向において、外周面が前記現像開口部の内側かつ前記現像剤供給手段の外側の領域に対向する前記中間転写体の内周面は、前記絶縁性の回転体によって支持されることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記一次転写手段は、前記中間転写体の内周面に接触する弾性層を備えるゴムローラであり、前記弾性層は、前記軸方向において、前記導電部と、前記導電部の両端側に配置された前記導電部よりも体積抵抗率が低い絶縁部を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記絶縁部は、カーボンブラックが付与されない弾性層であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記絶縁部は、前記中間転写体の端部を支持することを特徴とする請求項7に記載に画像形成装置。
  9. 前記軸方向において、外周面が前記現像開口部の内側かつ前記現像供給部材の外側の領域に対向する前記中間転写体の内周面は、前記絶縁部によって支持されることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記一次転写手段は、前記中間転写体の内周面に接触する複数の導電性繊維を備え、前記導電性繊維が前記中間転写体の内周面に接触する領域が前記接触領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 前記現像手段は、前記現像部材の両端側を封止するための規制部材を有し、前記現像開口部は、前記軸方向において、前記規制部材の間に形成されることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記帯電手段は、前記中間転写体の外周面に接触するブラシ部材を備え、前記軸方向において、前記ブラシ部材が前記中間転写体の外周面に接触する領域は、前記現像開口部に対向する前記中間転写体の外周面の領域を含むことを特徴とする請求項1から請求項11いずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記帯電手段は前記残留トナーをトナーの正規の極性と逆極性に帯電し、前記帯電手段によって前記逆極性に帯電された前記残留トナーは、前記中間転写体から前記感光体へ転写されることで前記中間転写体から回収されることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記逆極性に帯電された前記残留トナーは、前記感光体から前記中間転写体へトナー像を一次転写するとタイミングで、前記中間転写体から前記感光体へ転写されることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
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