JP2016098247A - オルガノポリシロキサン化合物及びその製造方法 - Google Patents

オルガノポリシロキサン化合物及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】硬化反応速度の制御、組成物の特性向上を可能にする付加硬化性シリコーン組成物用オルガノポリシロキサンの提供。【解決手段】式(1)の単位を少なくとも1つ有するオルガノポリシロキサン。〔R1はH又は1価炭化水素基;R2はH、C1−20の1価炭化水素基又は式(a);xは0〜1998;R3は式(a);R4はC1−20の1価炭化水素基;aは1〜2000;bは0〜1999〕【選択図】なし

Description

本発明は、新規なオルガノポリシロキサン化合物、特にα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物及びその製造方法に関する。
ケイ素原子上に脂肪族不飽和1価炭化水素基を有するオルガノポリシロキサン化合物は、付加硬化性シリコーン組成物のベースポリマーとして有用である。付加硬化性シリコーン組成物は、硬化して、電気特性、耐寒性等に優れたシリコーンゲルやシリコーンゴムを形成するので、電気・電子部品、半導体素子の封止剤、充填剤あるいはコーティング剤、光半導体絶縁被覆保護剤等として広範に利用される。付加硬化性シリコーン組成物のベースポリマーとしては、ケイ素原子上にビニル基を有するオルガノポリシロキサン化合物が利用されることが大半であり、オルガノハイドロジェン(ポリ)シロキサンとのヒドロシリル化反応により、シリコーン硬化物を与える。しかし、本来ヒドロシリル化反応に適用されうる脂肪族不飽和炭化水素基は、ビニル基に限るものではなく、部分構造として脂肪族炭素−炭素多重結合を有していれば付加硬化性シリコーン組成物のベースポリマーへの適用は理論上可能である。
このため、付加硬化性シリコーン組成物に用いられる新規なベースポリマーが求められている。
なお、本発明に関連する先行技術文献としては、下記のものが挙げられる。
Org.Biomol.Chem.,2011,9,504
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、付加硬化性シリコーン組成物のベースポリマーとして適用可能な新規なオルガノポリシロキサン化合物、特にα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため種々の検討を行った。
この場合、部分構造として、下記一般式(b)で示される単位を少なくとも1つ有するベースポリマーを適用した場合においては、ビニル基上のα位に置換されたトリオルガノシリル基の置換基効果による硬化反応速度の制御や組成物の特性向上等が期待される。
(式中、R1は水素原子、又は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR1は同一であっても異なっていてもよい。R4は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR4は同一であっても異なっていてもよい。)
部分構造として上記式(b)単位を2つ有する最も単純な化合物は、下記式(c)で示される。

(式中、R1は水素原子、又は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR1は同一であっても異なっていてもよい。R4は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR4は同一であっても異なっていてもよい。)
上記式(c)で示される化合物を原料として、公知の平衡化反応を適用することにより、下記一般式(b)で示される単位を少なくとも1つ有するα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物を合成することができる。
(式中、R1は水素原子、又は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR1は同一であっても異なっていてもよい。R4は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR4は同一であっても異なっていてもよい。)
それを付加硬化性シリコーン組成物のベースポリマーとして適用した場合においては、ビニル基上のα位に置換されたトリオルガノシリル基の置換基効果による硬化反応速度の制御や組成物の特性向上等が期待される。
なお、上記式(c)で示される化合物は、後述する方法により合成することができる。
そして、上記式(b)で示される単位を有する化合物を付加硬化性シリコーン組成物のベースポリマーとして適用する場合、上記式(c)構造中のシロキサン単位を延長した下記一般式(2)で示されるオルガノポリシロキサン化合物の適用が効果的であるが、このようなオルガノポリシロキサン化合物の合成例は現在まで報告されていない。
〔式中、R1は水素原子、又は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR1は同一であっても異なっていてもよい。R2は水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基、又は下記一般式(a)
で示される基を表し、それぞれのR2は同一であっても異なっていてもよい。xは0〜1,998の整数を示す。R3は上記式(a)で示される基を表し、それぞれのR3は同一であっても異なっていてもよい。R4は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR4は同一であっても異なっていてもよい。aは1〜2,000の整数を示し、bは0〜1,999の整数を示し、かつa,b及びxの合計は1〜2,000の整数を示す。〕
そこで、本発明者らは、更に鋭意検討を重ねた結果、部分構造として下記一般式(1)で示される単位を少なくとも1つ有し、直鎖状又は分岐鎖状である新規なオルガノポリシロキサン化合物、特に該単位を有する化合物として、酸性又は塩基性触媒の存在下、下記一般式(3)で示される化合物と、下記一般式(4)で示される化合物又は下記一般式(5)で示される化合物との平衡化反応により製造し得る下記一般式(2)で示されるα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物が、付加硬化性シリコーン組成物のベースポリマーとして好適に使用し得ることを見出し、本発明をなすに至った。
従って、本発明は、下記に示すオルガノポリシロキサン化合物、α,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物及びその製造方法を提供する。
〔1〕
部分構造として下記一般式(1)で示される単位を少なくとも1つ有し、直鎖状又は分岐鎖状であることを特徴とするオルガノポリシロキサン化合物。
〔式中、R1は水素原子、又は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR1は同一であっても異なっていてもよい。R2は水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基、又は下記一般式(a)
で示される基を表し、それぞれのR2は同一であっても異なっていてもよい。xは0〜1,998の整数を示す。R3は上記式(a)で示される基を表し、それぞれのR3は同一であっても異なっていてもよい。R4は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR4は同一であっても異なっていてもよい。aは1〜2,000の整数を示し、bは0〜1,999の整数を示す。〕
〔2〕
下記一般式(2)で示されるα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物。
〔式中、R1は水素原子、又は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR1は同一であっても異なっていてもよい。R2は水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基、又は下記一般式(a)
で示される基を表し、それぞれのR2は同一であっても異なっていてもよい。xは0〜1,998の整数を示す。R3は上記式(a)で示される基を表し、それぞれのR3は同一であっても異なっていてもよい。R4は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR4は同一であっても異なっていてもよい。aは1〜2,000の整数を示し、bは0〜1,999の整数を示し、かつa,b及びxの合計は1〜2,000の整数を示す。〕
〔3〕
下記一般式(4)で示される末端ビニル基含有シロキサン化合物。
(式中、R1は水素原子、又は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR1は同一であっても異なっていてもよい。R4は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR4は同一であっても異なっていてもよい。)
〔4〕
酸性又は塩基性触媒の存在下、下記一般式(3)で示される化合物と、下記一般式(4)で示される化合物又は下記一般式(5)で示される化合物との平衡化反応により製造することを特徴とする、下記一般式(2)で示されるα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の製造方法。

〔式中、R1は水素原子、又は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR1は同一であっても異なっていてもよい。R2は水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基、又は下記一般式(a)
で示される基を表し、それぞれのR2は同一であっても異なっていてもよい。xは0〜1,998の整数を示す。R3は上記式(a)で示される基を表し、それぞれのR3は同一であっても異なっていてもよい。R4は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR4は同一であっても異なっていてもよい。aは1〜2,000の整数を示し、bは0〜1,999の整数を示し、かつa,b及びxの合計は1〜2,000の整数を示す。R20は水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基、又は下記一般式(a0)
で示される基を表し、それぞれのR20は同一であっても異なっていてもよい。R30は上記式(a0)で示される基を表し、それぞれのR30は同一であっても異なっていてもよい。mは3〜20の整数を示し、yは3又は4を示す。〕
本発明の新規なα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物は、付加硬化性シリコーン組成物のベースポリマーとして適用した場合、ビニル基上のα位に置換されたトリオルガノシリル基の置換基効果による硬化反応速度の制御や組成物の特性向上等が期待されるものである。
また、本発明の方法によれば、付加硬化性シリコーン組成物のベースポリマーとして適用した場合、ビニル基上のα位に置換されたトリオルガノシリル基の置換基効果による硬化反応速度の制御や組成物の特性向上等が期待されるα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物を安定して製造することができる。
1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサンの1H−NMRスペクトルである。 1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサンの13C−NMRスペクトルである。 実施例7で得られたα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の1H−NMRスペクトルである。 実施例7で得られたα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物のGPC曲線である。
以下、本発明のオルガノポリシロキサン化合物、特にα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物及びα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の製造方法についてより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
オルガノポリシロキサン化合物
本発明の新規なオルガノポリシロキサン化合物は、部分構造として下記一般式(1)で示される単位を少なくとも1つ有し、直鎖状及び分岐鎖状のいずれかであることを特徴とするものである。
〔式中、R1は水素原子、又は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR1は同一であっても異なっていてもよい。R2は水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基、又は下記一般式(a)
で示される基を表し、それぞれのR2は同一であっても異なっていてもよい。xは0〜1,998の整数を示す。R3は上記式(a)で示される基を表し、それぞれのR3は同一であっても異なっていてもよい。R4は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR4は同一であっても異なっていてもよい。aは1〜2,000の整数を示し、bは0〜1,999の整数を示す。〕
このオルガノポリシロキサン化合物は、ビニル基上のα位がトリオルガノシリル基で置換されたビニル基を末端ケイ素原子上に有することを特徴とするものである。このようなオルガノポリシロキサン化合物であれば、付加硬化性シリコーン組成物のベースポリマーとして適用した場合、ビニル基上のα位に置換されたトリオルガノシリル基の置換基効果による硬化反応速度の制御や組成物の特性向上等が期待される。
上記式(1)中のR1は、水素原子、又は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基であり、好ましくは、水素原子、置換基を有してもよい1価飽和脂肪族炭化水素基、置換基を有してもよい1価不飽和脂肪族炭化水素基、置換基を有してもよい1価芳香族炭化水素基(芳香族ヘテロ環を含む)が挙げられ、より好ましくは、水素原子、置換基を有してもよい1価飽和脂肪族炭化水素基、置換基を有してもよい1価芳香族炭化水素基、特に好ましくは、置換基を有してもよい1価飽和脂肪族炭化水素基である。
置換基を有してもよい1価飽和脂肪族炭化水素基として、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等の直鎖アルキル基、イソプロピル基、イソブチル基、tert−ブチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基等の分岐鎖アルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等のシクロアルキル基、クロロメチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、ブロモプロピル基等のハロゲン置換アルキル基などの、炭素数1〜20、好ましくは炭素数1〜12、更に好ましくは炭素数1〜6のものである。
置換基を有してもよい1価不飽和脂肪族炭化水素基として、具体的には、エテニル基、1−メチルエテニル基、2−プロペニル基等のアルケニル基、エチニル基、2−プロピニル基等のアルキニル基などの、炭素数2〜20、好ましくは炭素数2〜12、更に好ましくは炭素数2〜6のものである。
置換基を有してもよい1価芳香族炭化水素基として、具体的には、フェニル基、トリル基等のアリール基、ベンジル基、2−フェニルエチル基等のアラルキル基、α,α,α−トリフルオロトリル基、クロロベンジル基等のハロゲン置換アリール基などの、炭素数6〜20、好ましくは炭素数6〜12、更に好ましくは炭素数6のものである。
1としては、これらの中でも、メチル基、エチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、フェニル基が好ましく、更に好ましくはメチル基、エチル基、フェニル基である。
上記式(1)中のR2は、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基、又は下記一般式(a)
(式中、R1,R4は上記と同じである。xは0〜1,998の整数、好ましくは0〜1,800の整数、より好ましくは0〜1,500の整数を示す。)
で示される基であり、好ましくは、水素原子、置換基を有してもよい1価飽和脂肪族炭化水素基、置換基を有してもよい1価不飽和脂肪族炭化水素基、置換基を有してもよい1価芳香族炭化水素基(芳香族ヘテロ環を含む)、式(a)で示される基が挙げられ、より好ましくは、水素原子、置換基を有してもよい1価飽和脂肪族炭化水素基、置換基を有してもよい1価芳香族炭化水素基、式(a)で示される基、特に好ましくは、置換基を有してもよい1価飽和脂肪族炭化水素基、式(a)で示される基である。
置換基を有してもよい1価飽和脂肪族炭化水素基として、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等の直鎖アルキル基、イソプロピル基、イソブチル基、tert−ブチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基等の分岐鎖アルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等のシクロアルキル基、クロロメチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、ブロモプロピル基等のハロゲン置換アルキル基などの、炭素数1〜20、好ましくは炭素数1〜12、更に好ましくは炭素数1〜6のものである。
置換基を有してもよい1価不飽和脂肪族炭化水素基として、具体的には、エテニル基、1−メチルエテニル基、2−プロペニル基等のアルケニル基、エチニル基、2−プロピニル基等のアルキニル基などの、炭素数2〜20、好ましくは炭素数2〜12、更に好ましくは炭素数2〜6のものである。
置換基を有してもよい1価芳香族炭化水素基として、具体的には、フェニル基、トリル基等のアリール基、ベンジル基、2−フェニルエチル基等のアラルキル基、α,α,α−トリフルオロトリル基、クロロベンジル基等のハロゲン置換アリール基などの、炭素数6〜20、好ましくは炭素数6〜12、更に好ましくは炭素数6のものである。
式(a)で示される基として、具体的には、下記に示すものが例示できる。
(式中、xは上記と同じである。)
2としては、これらの中でも、メチル基、エチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、フェニル基、又は上記式(a)で示される基のうち、R4がメチル基であるものが好ましく、更に好ましくはメチル基、エチル基、フェニル基、又は上記式(a)で示される基のうち、R4がメチル基であるものである。
上記式(1)中のR3は、上記式(a)で示される基である。式(a)で示される基として、具体的には、上記R2で例示した式(a)で示される基と同様のものを例示することができる。R3としては、これらの中でも、上記式(a)で示される基のうち、R4がメチル基であるものが好ましい。
上記式(1)中のR4は、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基であり、好ましくは、置換基を有してもよい1価飽和脂肪族炭化水素基、置換基を有してもよい1価不飽和脂肪族炭化水素基、置換基を有してもよい1価芳香族炭化水素基(芳香族ヘテロ環を含む)が挙げられ、より好ましくは、置換基を有してもよい1価飽和脂肪族炭化水素基、置換基を有してもよい1価芳香族炭化水素基、特に好ましくは、置換基を有してもよい1価飽和脂肪族炭化水素基である。
置換基を有してもよい1価飽和脂肪族炭化水素基として、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等の直鎖アルキル基、イソプロピル基、イソブチル基、tert−ブチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基等の分岐鎖アルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等のシクロアルキル基、クロロメチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、ブロモプロピル基等のハロゲン置換アルキル基などの、炭素数1〜20、好ましくは炭素数1〜12、更に好ましくは炭素数1〜6のものである。
置換基を有してもよい1価不飽和脂肪族炭化水素基として、具体的には、エテニル基、1−メチルエテニル基、2−プロペニル基等のアルケニル基、エチニル基、2−プロピニル基等のアルキニル基などの、炭素数2〜20、好ましくは炭素数2〜12、更に好ましくは炭素数2〜6のものである。
置換基を有してもよい1価芳香族炭化水素基として、具体的には、フェニル基、トリル基等のアリール基、ベンジル基、2−フェニルエチル基等のアラルキル基、α,α,α−トリフルオロトリル基、クロロベンジル基等のハロゲン置換アリール基などの、炭素数6〜20、好ましくは炭素数6〜12、更に好ましくは炭素数6のものである。
4としては、これらの中でも、メチル基、エチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、フェニル基が好ましく、更に好ましくはメチル基、エチル基、フェニル基であり、特に好ましくはメチル基である。
aは1〜2,000の整数、好ましくは10〜1,800の整数、より好ましくは20〜1,500の整数である。aが2,000を超えると高粘度となり、取り扱い性が困難となる。bは0〜1,999の整数、好ましくは0〜1,000の整数、より好ましくは0〜100の整数である。bが1,999を超えると高粘度となり、取り扱い性が困難となる。
なお、各繰り返し単位はランダムに結合されていてよい。
α,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物
部分構造として上記式(1)で示される単位を少なくとも1つ有し、直鎖状及び分岐鎖状のいずれかであるオルガノポリシロキサン化合物としては、下記一般式(2)で示されるα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物を挙げることができる。
(式中、R1〜R4,a,bは上記と同じであり、a,b及びR2あるいはR3として含まれる式(a)中のxの合計は1〜2,000の整数である。)
このようなα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物であれば、付加硬化性シリコーン組成物のベースポリマーとして適用した場合、ビニル基上のα位に置換されたトリオルガノシリル基の置換基効果による硬化反応速度の制御や組成物の特性向上等が一層期待される。
上記式(2)中のR1は、上述した式(1)のR1と同様のものを例示することができ、これらの中でも、メチル基、エチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、フェニル基が好ましく、更に好ましくはメチル基、エチル基、フェニル基である。
上記式(2)中のR2は、上述した式(1)のR2と同様のものを例示することができ、これらの中でも、メチル基、エチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、フェニル基、又は上記式(a)で示される基のうち、R4がメチル基であるものが好ましく、更に好ましくはメチル基、エチル基、フェニル基、又は上記式(a)で示される基のうち、R4がメチル基であるものである。
上記式(2)中のR3は、上述した式(1)のR3と同様のものを例示することができ、これらの中でも、上記式(a)で示される基のうち、R4がメチル基であるものが好ましい。
上記式(2)中のR4は、上述した式(1)のR4と同様のものを例示することができ、これらの中でも、メチル基、エチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、フェニル基が好ましく、更に好ましくはメチル基、エチル基、フェニル基であり、特に好ましくはメチル基である。
上記式(2)中のa,bは、上述した式(1)のa,bと同じである。また、式(2)において、a,b及びR2あるいはR3として含まれる式(a)中のxの合計は1〜2,000の整数、好ましくは10〜1,800の整数、より好ましくは20〜1,500の整数である。a,b及びxの合計が2,000を超えると高粘度となり、取り扱い性が困難となるおそれがある。
なお、各繰り返し単位はランダムに結合されていてよい。
式(2)で示されるα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の具体例としては、以下のものが挙げられる。
(式中、aは1〜2,000の整数を示し、bは0〜1,999の整数を示し、x,x1,x2は0〜1,998の整数を示し、かつa,b,x,x1及びx2の合計はそれぞれ1〜2,000の整数を示す。)
また、このα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の粘度は特に限定されるものではないが、25℃における粘度が10〜1,000,000mPa・sであることが好ましく、100〜100,000mPa・sであることがより好ましい。なお、本発明において、粘度は回転粘度計により測定することができる。
本発明のα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物は、例えば、下記に示すα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の製造方法により調製することができる。
α,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の製造方法
本発明のα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物は、酸性又は塩基性触媒の存在下、下記一般式(3)で示される化合物と、下記一般式(4)で示される化合物又は下記一般式(5)で示される化合物との平衡化反応により製造する。
(式中、R1〜R4は上記と同じである。R20、R30については後述する。mは3〜20の整数を示し、yは3又は4を示す。)
このような本発明の製造方法によれば、上記式(2)で示されるα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物を製造することができ、更に上記式(3)で示される環状オルガノシロキサン化合物と、上記式(4)で示される末端ビニレン基含有オルガノジシロキサン化合物又は上記式(5)で示されるオルガノシロキサン化合物とのモル比を変化させることによる重合度の調整が容易であり、生産性にも優れる。
本発明の主原料としては、上記式(3)で示される環状オルガノシロキサン化合物が挙げられる。
上記式(3)中のR1は、上述した式(1)及び(2)のR1と同様のものを例示することができ、これらの中でも、メチル基、エチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、フェニル基が好ましく、更に好ましくはメチル基、エチル基、フェニル基である。
また、mは3〜20の整数、好ましくは3〜15の整数、より好ましくは3〜10の整数である。
上記式(3)で示される環状オルガノシロキサン化合物の具体例として、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘキサエチルシクロトリシロキサン、オクタエチルシクロテトラシロキサン、ヘキサフェニルシクロトリシロキサン、オクタフェニルシクロテトラシロキサン等が挙げられる。
本発明の末端原料としては、上記式(4)で示されるα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノジシロキサン化合物が挙げられる。
上記式(4)中のR1は、上述した式(1)及び(2)のR1と同様のものを例示することができ、これらの中でも、メチル基、エチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、フェニル基が好ましく、更に好ましくはメチル基、エチル基、フェニル基である。
上記式(4)中のR4は、上述した式(1)及び(2)のR4と同様のものを例示することができ、これらの中でも、メチル基、エチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、フェニル基が好ましく、更に好ましくはメチル基、エチル基、フェニル基である。
上記式(4)で示されるα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノジシロキサン化合物の具体例として、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサン、1,1,3,3−テトラエチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサン、1,1,3,3−テトラフェニル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリエチルシリル)エテニル]ジシロキサン、1,1,3,3−テトラエチル−1,3−ビス[1−(トリエチルシリル)エテニル]ジシロキサン、1,1,3,3−テトラフェニル−1,3−ビス[1−(トリエチルシリル)エテニル]ジシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリフェニルシリル)エテニル]ジシロキサン、1,1,3,3−テトラエチル−1,3−ビス[1−(トリフェニルシリル)エテニル]ジシロキサン、1,1,3,3−テトラフェニル−1,3−ビス[1−(トリフェニルシリル)エテニル]ジシロキサン等が挙げられる。
なお、上記式(4)の化合物は下記式(4a)と式(4b)とのヒドロシリル化反応によって製造することができる。

(式中、R1,R4は上記と同じである。)
この場合、上記ヒドロシリル化反応にはペンタメチルシクロペンタジエニルトリス(アセトニトリル)ルテニウム(II)ヘキサフルオロホスファート、シクロペンタジエニルトリス(アセトニトリル)ルテニウム(II)ヘキサフルオロホスファート等のルテニウム系触媒を使用することにより、高選択的に上記式(4)の化合物を得ることができる。
本発明の末端及び分岐鎖を構成する原料としては、上記式(5)で示されるオルガノシロキサン化合物が挙げられる。
上記式(5)中のR20は水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基、又は下記一般式(a0)
(式中、R1,R4は上記と同じである。)
で示される基を表し、それぞれのR20は同一であっても、異なっていてもよい。R20は水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基であり、上述したR2と同様のものを例示することができ、これらの中でも、メチル基、エチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、フェニル基、又は上記式(a0)で示される基のうち、R4がメチル基であるものが好ましく、更に好ましくはメチル基、エチル基、フェニル基、又は上記式(a0)で示される基のうち、R4がメチル基であるものである。
上記式(5)中のR30は上記式(a0)であり、そのうち、R4がメチル基であるものが好ましい。
上記式(5)の化合物は、上記式(4)の化合物と下記式(5i)の化合物との反応によって得ることができる。
(式中、R20は上述の通りである。yは3又は4であり、OR’は炭素数1〜4のアルコキシ基である。)
この場合、反応はメタノール等のアルコールの存在下、0〜25℃程度の温度下に濃硫酸を加え、式(4)の化合物から下記式(5ii)
(式中、R1,R4は上記と同じである。)
を生成する反応と、式(5i)のアルコキシシランの加水分解反応、式(5ii)との脱水、脱アルコールを伴う縮合反応によって、式(5)の化合物を得ることができる。
上記式(5)で示されるオルガノシロキサン化合物の具体例として、下記に示すもの等が挙げられる。
原料の前記式(3)で示される環状オルガノシロキサン化合物と、前記式(4)で示されるα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノジシロキサン化合物又は前記式(5)で示されるオルガノシロキサン化合物の使用量(割合)は、上述したように設計する式(2)で示されるα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の重合度に応じ、任意に選択することができる。
本発明の製造方法は、末端原料として、前記式(4)で示されるα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノジシロキサン化合物又は前記式(5)で示されるオルガノシロキサン化合物を用い、これを前記式(3)で示される環状オルガノシロキサン化合物と共に、酸性又は塩基性触媒を共存させることを除けば、それ自体公知の平衡化反応により行なわれる。平衡化反応は、例えば、10〜180℃で、溶剤を使わずに行なうことも可能であり、また、トルエンやキシレン等の適当な溶剤を用いて行なってもよい。
酸性触媒としては、硫酸又はトリフルオロメタンスルホン酸等が挙げられ、塩基性触媒としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、カリウムシリコネート、ナトリウムシリコネート等が挙げられる。これらの触媒を用いることにより、平衡化反応を安定して進行させることができる。
一般的に、触媒として硫酸、トリフルオロメタンスルホン酸等の酸性触媒を用いる場合には、比較的低温、例えば、10〜150℃、好ましくは20〜100℃で30分間〜12時間、特に1時間〜8時間平衡化反応が行なわれ、酸性触媒は全原料のオルガノシロキサン化合物に対し、1,000〜100,000ppm、好ましくは10,000〜100,000ppmの質量割合で使用される。
一方、触媒として水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、カリウムシリコネート、ナトリウムシリコネート等の塩基性触媒を用いる場合には、比較的高温、例えば50〜180℃、好ましくは80〜160℃で1時間〜24時間、特に2時間〜12時間平衡化反応が行なわれ、塩基性触媒は全原料のオルガノシロキサン化合物に対し、水酸化物として1〜1,000ppm、好ましくは10〜500ppmの質量割合で使用される。
反応終了後は、触媒の中和及びろ過を行ない、次いで、ろ液を蒸留等の精製に供することによって、目的とするα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物を得ることができる。
本発明のα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の製造方法によれば、典型的な一例として、生成するα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の分子組成がR1 2SiO2/2単位0.05〜99.90モル%、R23SiO2/2単位0〜99.85モル%、R4 3SiHC=CH(R12SiO1/2単位0.1〜66.67モル%(式中、R1〜R4は上記と同じである。)からなり、これらのシロキサン単位で、合計が100モル%となるように、前記式(3)で示される環状オルガノシロキサン化合物、前記式(4)で示されるα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノジシロキサン化合物又は前記式(5)で示されるオルガノシロキサン化合物の量を選択することによって、そのような分子組成を有する前記式(2)で示されるα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物を得ることができる。このような分子構造を有するα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物を付加硬化性シリコーン組成物のベースポリマーとして使用することで、硬化反応速度の制御や組成物の特性向上等を計ることができる。また、上記製造方法は、目的の重合度を有するα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物を容易に製造できる点で有用である。
以下に合成例及び実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、合成例及び実施例で得られた化合物について、下記の装置を用いて粘度と平均分子量の測定、及び構造解析を行なった。
[粘度]
東機産業 TVB10型粘度計を用いて25℃で測定した。
[平均分子量]
東ソー 高速GPC装置HLC−8220GPCを用いて測定した。
(溶出溶媒:トルエン、流量:0.3ml/min、カラムオーブン温度:40℃、カラム:TSKgel superH2000、TSKgel superH3000、TSKgel superH4000、TSKgel superH5000、検出器:RI)
[構造解析]
BRUKER 核磁気共鳴装置AVANCEIII HD NanoBay 400MHz及びPerkinElmer フーリエ変換赤外分光分析装置 Spectrum Oneを用いて化合物の構造解析を行なった。
まず、本発明のα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の末端原料となる、下記式(6)で表される、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]−ジシロキサンを用意した。
[合成例1]
1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサンの調製
撹拌機、還流冷却管、温度計及び滴下ロートを備えた500mLの四つ口フラスコに、脱水ジクロロメタン240gとペンタメチルシクロペンタジエニルトリス(アセトニトリル)ルテニウム(II)ヘキサフルオロホスファート0.458gを加え、25℃で撹拌した。次いで、撹拌しながら1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン7.3g(54mmol)及びエチニルトリメチルシラン8.9g(91mmol)を同時滴下していくと、反応温度は30〜32℃まで上昇した。2時間反応系を保持した後に濃縮し、減圧蒸留を行なうことで無色透明の留分として目的の1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサン10.2g(収率68%)を得た。得られた1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサンの1H−NMRスペクトル及び13C−NMRスペクトルを図1及び図2にそれぞれ示した。
[合成例2]
分岐末端原料の調製(1)
続いて、本発明のα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の分岐末端原料となる、下記式(47)で表される化合物を用意した。
撹拌機、還流冷却管、温度計及び滴下ロートを備えた500mLの四つ口フラスコに、上記式(6)で表される1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]−ジシロキサン33.0g(100mmol)、メチルトリメトキシシラン4.5g(33.1mmol)、メタノール2.1gを加え、撹拌しながら10℃以下まで冷却した。次いで、撹拌しながら濃硫酸0.65g(6.63mmol)を、系内を10℃以下に保ちながら滴下した。更に、水1.1g(61.1mmol)とメタノール1.1gの混合溶液を、系内を10℃以下に保ちながら滴下した。系を25℃まで昇温した後1時間反応系を保持した後、更に水2.4g(133mmol)を、系内を25℃以下に保ちながら滴下し、3時間反応系を保持した。その後廃酸分離を行ない、系が中性になるまで水洗洗浄を行なった。続いて減圧蒸留を行なうことで無色透明の留分として目的の上記式(47)で表される分岐末端原料12.0g(収率64%)を得た。
[合成例3]
分岐末端原料の調製(2)
更に、本発明のα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の分岐末端原料となる、下記式(49)で表される化合物を用意した。
撹拌機、還流冷却管、温度計及び滴下ロートを備えた500mLの四つ口フラスコに、上記式(6)で表される1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]−ジシロキサン33.0g33.0g(100mmol)、テトラメトキシシラン3.8g(25.0mmol)、メタノール2.1gを加え、撹拌しながら10℃以下まで冷却した。次いで、撹拌しながら濃硫酸0.65g(6.63mmol)を、系内を10℃以下に保ちながら滴下した。更に、水1.1g(61.1mmol)とメタノール1.1gの混合溶液を、系内を10℃以下に保ちながら滴下した。系を25℃まで昇温した後1時間反応系を保持した後、更に水2.4g(133mmol)を、系内を25℃以下に保ちながら滴下し、3時間反応系を保持した。その後廃酸分離を行ない、系が中性になるまで水洗洗浄を行なった。続いて減圧蒸留を行なうことで無色透明の留分として目的の上記式(49)で表される分岐末端原料7.8g(収率44%)を得た。
[実施例1]
α,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の調製1
攪拌機及び温度計を備えた500mLの四つ口フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン147g(497mmol)、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサン20.4g(61.7mmol)、水酸化カリウムとして3質量%のカリウムシリコネート0.34gを入れ、150℃で8時間撹拌した。系を室温まで放冷した後、エチレンクロロヒドリン0.09g(1.1mmol)を加え、150℃で2時間撹拌し、系を中和した。その後150℃/10mmHgで減圧下ストリップし、加圧ろ過を行なうことで、下記式(35)で表される無色透明のポリマーを得た(粘度:38mPa・s)。
[実施例2]
α,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の調製2
攪拌機及び温度計を備えた500mLの四つ口フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン147g(497mmol)、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサン3.4g(10.3mmol)、水酸化カリウムとして3質量%のカリウムシリコネート0.30gを入れ、150℃で8時間撹拌した。系を室温まで放冷した後、エチレンクロロヒドリン0.08g(1.0mmol)を加え、150℃で2時間撹拌し、系を中和した。その後150℃/10mmHgで減圧下ストリップし、加圧ろ過を行なうことで、下記式(36)で表される無色透明のポリマーを得た(粘度:955mPa・s)。
[実施例3]
α,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の調製3
攪拌機及び温度計を備えた500mLの四つ口フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン147g(497mmol)、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサン1.4g(4.2mmol)、水酸化カリウムとして3質量%のカリウムシリコネート0.30gを入れ、150℃で8時間撹拌した。系を室温まで放冷した後、エチレンクロロヒドリン0.08g(1.0mmol)を加え、150℃で2時間撹拌し、系を中和した。その後150℃/10mmHgで減圧下ストリップし、加圧ろ過を行なうことで、下記式(37)で表される無色透明のポリマーを得た(粘度:7,440mPa・s)。
[実施例4]
α,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の調製4
攪拌機及び温度計を備えた1Lの四つ口フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン588g(1987mmol)、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサン2.8g(8.5mmol)、水酸化カリウムとして3質量%のカリウムシリコネート1.18gを入れ、150℃で8時間撹拌した。系を室温まで放冷した後、エチレンクロロヒドリン0.30g(3.7mmol)を加え、150℃で2時間撹拌し、系を中和した。その後150℃/10mmHgで減圧下ストリップし、加圧ろ過を行なうことで、下記式(38)で表される無色透明のポリマーを得た(粘度:76200mPa・s)。
[実施例5]
α,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の調製5
攪拌機及び温度計を備えた1Lの四つ口フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン588g(1987mmol)、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサン1.4g(4.2mmol)、水酸化カリウムとして3質量%のカリウムシリコネート1.18gを入れ、150℃で8時間撹拌した。系を室温まで放冷した後、エチレンクロロヒドリン0.30g(3.7mmol)を加え、150℃で2時間撹拌し、系を中和した。その後150℃/10mmHgで減圧下ストリップし、加圧ろ過を行なうことで、下記式(39)で表される無色透明のポリマーを得た(粘度:993,100mPa・s)。
[実施例6]
α,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の調製6
攪拌機及び温度計を備えた500mLの四つ口フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン147g(497mmol)、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサン20.4g(61.7mmol)、濃硫酸5.0gを入れ、室温で3時間撹拌した。続いて、水1.7gを加えて30分間撹拌し、更にトルエン75mL、水100mLを加えて廃酸分離を行なった後、系が中性になるまで水洗洗浄を行なった。その後150℃/10mmHgで減圧下ストリップし、加圧ろ過を行なうことで、下記式(40)で表される無色透明のポリマーを得た(粘度:70mPa・s)。
[実施例7]
α,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の調製7
攪拌機及び温度計を備えた500mLの四つ口フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン147g(497mmol)、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサン3.4g(10.3mmol)、濃硫酸4.5gを入れ、室温で3時間撹拌した。続いて、水1.5gを加えて30分間撹拌し、更にトルエン75mL、水100mLを加えて廃酸分離を行なった後、系が中性になるまで水洗洗浄を行なった。その後150℃/10mmHgで減圧下ストリップし、加圧ろ過を行なうことで、下記式(41)で表される無色透明のポリマーを得た(粘度:679mPa・s)。得られたα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の1H−NMRスペクトル及びGPC曲線を図3及び図4にそれぞれ示した。
[実施例8]
α,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の調製8
攪拌機及び温度計を備えた500mLの四つ口フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン147g(497mmol)、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサン1.4g(4.2mmol)、濃硫酸4.5gを入れ、室温で3時間撹拌した。続いて、水1.5gを加えて30分間撹拌し、更にトルエン75mL、水100mLを加えて廃酸分離を行なった後、系が中性になるまで水洗洗浄を行なった。その後150℃/10mmHgで減圧下ストリップし、加圧ろ過を行なうことで、下記式(42)で表される無色透明のポリマーを得た(粘度:6,540mPa・s)。
[実施例9]
α,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の調製9
攪拌機及び温度計を備えた1Lの四つ口フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン588g(1987mmol)、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサン2.8g(8.5mmol)、濃硫酸17.7gを入れ、室温で3時間撹拌した。続いて、水5.9gを加えて30分間撹拌し、更にトルエン250mL、水300mLを加えて廃酸分離を行なった後、系が中性になるまで水洗洗浄を行なった。その後150℃/10mmHgで減圧下ストリップし、加圧ろ過を行なうことで、下記式(43)で表される無色透明のポリマーを得た(粘度:70,900mPa・s)。
[実施例10]
α,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の調製10
攪拌機及び温度計を備えた1Lの四つ口フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン588g(1987mmol)、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサン1.4g(4.2mmol)、濃硫酸17.7gを入れ、室温で3時間撹拌した。続いて、水5.9gを加えて30分間撹拌し、更にトルエン250mL、水300mLを加えて廃酸分離を行なった後、系が中性になるまで水洗洗浄を行なった。その後150℃/10mmHgで減圧下ストリップし、加圧ろ過を行なうことで、下記式(44)で表される無色透明のポリマーを得た(粘度:989,100mPa・s)。
[実施例11]
α,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の調製11
攪拌機及び温度計を備えた500mLの四つ口フラスコに、オクタエチルシクロテトラシロキサン203g(497mmol)、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサン3.4g(10.3mmol)、濃硫酸6.2gを入れ、室温で3時間撹拌した。続いて、水2.1gを加えて30分間撹拌し、更にトルエン100mL、水150mLを加えて廃酸分離を行なった後、系が中性になるまで水洗洗浄を行なった。その後150℃/10mmHgで減圧下ストリップし、加圧ろ過を行なうことで、下記式(45)で表される無色透明のポリマーを得た(粘度:1,770mPa・s)。
[実施例12]
α,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の調製12
攪拌機及び温度計を備えた500mLの四つ口フラスコに、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラフェニルシクロテトラシロキサン270g(497mmol)、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス[1−(トリメチルシリル)エテニル]ジシロキサン20.4g(61.7mmol)、濃硫酸8.7gを入れ、室温で3時間撹拌した。続いて、水2.9gを加えて30分間撹拌し、更にトルエン150mL、水200mLを加えて廃酸分離を行なった後、系が中性になるまで水洗洗浄を行なった。その後150℃/10mmHgで減圧下ストリップし、加圧ろ過を行なうことで、下記式(46)で表される無色透明のポリマーを得た(粘度:2,620mPa・s)。
[実施例13]
α,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の調製13
攪拌機及び温度計を備えた500mLの四つ口フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン295g(997mmol)、下記式(47)で表されるシロキサン化合物6.8g(12mmol)、濃硫酸9.1gを入れ、室温で3時間撹拌した。続いて、水3.0gを加えて30分間撹拌し、更にトルエン150mL、水200mLを加えて廃酸分離を行なった後、系が中性になるまで水洗洗浄を行なった。その後150℃/10mmHgで減圧下ストリップし、加圧ろ過を行なうことで、下記式(48)で表される無色透明のポリマーを得た(粘度:4,820mPa・s)。
[実施例14]
α,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の調製14
攪拌機及び温度計を備えた500mLの四つ口フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン295g(997mmol)、下記式(49)で表されるシロキサン化合物6.8g(12mmol)、濃硫酸9.1gを入れ、室温で3時間撹拌した。続いて、水3.0gを加えて30分間撹拌し、更にトルエン150mL、水200mLを加えて廃酸分離を行なった後、系が中性になるまで水洗洗浄を行なった。その後150℃/10mmHgで減圧下ストリップし、加圧ろ過を行なうことで、下記式(50)で表される無色透明のポリマーを得た(粘度:5,770mPa・s)。

Claims (4)

  1. 部分構造として下記一般式(1)で示される単位を少なくとも1つ有し、直鎖状又は分岐鎖状であることを特徴とするオルガノポリシロキサン化合物。
    〔式中、R1は水素原子、又は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR1は同一であっても異なっていてもよい。R2は水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基、又は下記一般式(a)
    で示される基を表し、それぞれのR2は同一であっても異なっていてもよい。xは0〜1,998の整数を示す。R3は上記式(a)で示される基を表し、それぞれのR3は同一であっても異なっていてもよい。R4は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR4は同一であっても異なっていてもよい。aは1〜2,000の整数を示し、bは0〜1,999の整数を示す。〕
  2. 下記一般式(2)で示されるα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物。
    〔式中、R1は水素原子、又は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR1は同一であっても異なっていてもよい。R2は水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基、又は下記一般式(a)
    で示される基を表し、それぞれのR2は同一であっても異なっていてもよい。xは0〜1,998の整数を示す。R3は上記式(a)で示される基を表し、それぞれのR3は同一であっても異なっていてもよい。R4は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR4は同一であっても異なっていてもよい。aは1〜2,000の整数を示し、bは0〜1,999の整数を示し、かつa,b及びxの合計は1〜2,000の整数を示す。〕
  3. 下記一般式(4)で示される末端ビニル基含有シロキサン化合物。
    (式中、R1は水素原子、又は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR1は同一であっても異なっていてもよい。R4は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR4は同一であっても異なっていてもよい。)
  4. 酸性又は塩基性触媒の存在下、下記一般式(3)で示される化合物と、下記一般式(4)で示される化合物又は下記一般式(5)で示される化合物との平衡化反応により製造することを特徴とする、下記一般式(2)で示されるα,α−二置換末端ビニル基含有オルガノポリシロキサン化合物の製造方法。

    〔式中、R1は水素原子、又は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR1は同一であっても異なっていてもよい。R2は水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基、又は下記一般式(a)
    で示される基を表し、それぞれのR2は同一であっても異なっていてもよい。xは0〜1,998の整数を示す。R3は上記式(a)で示される基を表し、それぞれのR3は同一であっても異なっていてもよい。R4は置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基を表し、それぞれのR4は同一であっても異なっていてもよい。aは1〜2,000の整数を示し、bは0〜1,999の整数を示し、かつa,b及びxの合計は1〜2,000の整数を示す。R20は水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の1価炭化水素基、又は下記一般式(a0)
    で示される基を表し、それぞれのR20は同一であっても異なっていてもよい。R30は上記式(a0)で示される基を表し、それぞれのR30は同一であっても異なっていてもよい。mは3〜20の整数を示し、yは3又は4を示す。〕
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6017023710; Sukhamaya Baln et al.: 'Mechanism of Sillanone Extrusion from Alkoxyvinylsilanes' Organometallics vol.6, 1987, p.1136-1138 *

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