JP2016098112A - クレーン式軌陸車 - Google Patents

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Abstract

【課題】クレーン部の大きさを維持しつつ荷台全体に荷物を積載することができるクレーン式軌陸車を提供する。
【解決手段】キャブ4と、キャブ4の後方に配置された荷台5とを有する車両本体1と、キャブ4と荷台5の間に配置された旋回支持ポスト24と、旋回支持ポスト24に旋回可能に取り付けられた旋回台21と、旋回台21に起伏可能に取り付けられたショートブーム22とを有するクレーン部2と、クレーン部2を作動させる油圧回路部3とを備え、車両本体1は、鉄輪7aおよび7bを取り付けるためのサブフレーム8を有し、サブフレーム8にクレーン部2の旋回支持ポスト24が直接取り付けられる。
【選択図】 図1A

Description

この発明は、クレーン式軌陸車に係り、特に、車両本体のキャブと荷台の間にクレーン部が配置されたクレーン式軌陸車に関する。
従来から、軌道内の保守などを行う際に、道路走行用の車輪と軌道走行用の鉄輪とが設けられ、道路と軌道の両方を走行可能なクレーン式軌陸車が用いられている。一般的に、クレーン式軌陸車は、図4に示すように、車両本体51とクレーン部52とを有し、車両本体51のキャブ53と荷台54との間にクレーン部52の旋回台55が配置され、この旋回台55にブーム56が起伏可能に取り付けられている。クレーン部52は、キャブ53と旋回台55の間に配置された油圧回路部57により作動され、軌道内の保守に使用される荷物、例えば架線が巻き取られたドラムなどを荷台54に積載する。このようにして、軌道内の保守に使用される荷物を軌道内に運び入れると共に軌道外に運び出すことができる。
ここで、クレーン部52は、一般的に、ブーム56を最も縮めた状態で車両本体51に沿う方向に向けた時に、その先端部が荷台54の後部付近まで達するように形成されている。このように、ブーム56が長く形成されているため、荷台54に荷物を積載する際にブーム56を大きく起こすことが困難な場合がある。例えば、軌道に沿って張られた架線は、地上から4.5m付近の低い位置に張られているため、軌道内においてブーム56を大きく起こすと、その先端部が架線に接触するおそれがある。このため、ブーム56を架線より低く傾斜させた状態で荷物の積載作業を行う必要があり、荷物を荷台54の後半部H2に積載することはできるものの、荷台54の前半部H1に積載することが困難であった。
そこで、荷台の全体にわたって荷物を積載する技術として、例えば、特許文献1には、先端ブームの下部にブーム長手方向に沿って移動可能なトロリー装置を設けた軌陸車両搭載用クレーンが提案されている。この軌陸車両搭載用クレーンでは、荷物をトロリー装置のフックに吊り下げてトロリー装置をブームに沿って移動させることにより、荷台の前部近傍に荷物を積載することができる。
特開2014−101194号公報
しかしながら、特許文献1の軌陸車両搭載用クレーンは、ブームにトロリー装置を新たに設ける必要があり、その構成が複雑化するといった問題があった。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、クレーン部の構成を複雑化させることなく荷台全体に荷物を積載することができるクレーン式軌陸車を提供することを目的とする。
この発明に係るクレーン式軌陸車は、道路走行用の車輪と、軌道走行用の鉄輪とを有するクレーン式軌陸車であって、キャブと、キャブの後方に配置された荷台とを有する車両本体と、キャブと荷台の間に配置された旋回支持ポストと、旋回支持ポストに旋回可能に取り付けられた旋回台と、旋回台に起伏可能に取り付けられたショートブームとを有するクレーン部と、クレーン部を作動させる油圧回路部とを備え、車両本体は、鉄輪を取り付けるためのサブフレームを有し、サブフレームにクレーン部の旋回支持ポストが直接取り付けられるものである。
ここで、旋回支持ポストは、キャブと荷台の間においてキャブに近い位置に配置することができる。
また、クレーン部を作動させる油圧回路部は、旋回支持ポストより後方に配置されることが好ましい。
また、車両本体は燃料を収容するための燃料タンクとバッテリとを有すると共に、クレーン部を作動させる油圧回路部はクレーン部を作動させるための作動油を収容する作動油タンクを有し、燃料タンク、バッテリおよび作動油タンクは、荷台の下側に配置されることが好ましい。
また、燃料タンクと作動油タンクは、荷台の一方の側部と他方の側部の互いに対向する位置に配置されると共に、バッテリは、2つに分割されて、荷台の一方の側部と他方の側部の互いに対向する位置に配置することができる。
この発明によれば、クレーン部がショートブームを有するので、クレーン部の構成を複雑化させることなく荷台全体に荷物を積載することができるクレーン式軌陸車を提供することが可能となる。
この発明の一実施の形態に係るクレーン式軌陸車の左側面図である。 この発明の一実施の形態に係るクレーン式軌陸車の平面図である。 サブフレームの構成を示す斜視図である。 クレーン部により荷物を荷台に積載する様子を示す図である。 従来のクレーン式軌陸車の構成を示す左側面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1Aおよび図1Bに、この発明の一実施の形態に係るクレーン式軌陸車の構成を示す。このクレーン式軌陸車は、車両本体1と、車両本体1上に設けられたクレーン部2と、クレーン部2を作動させる油圧回路部3とを有する。
車両本体1は、キャブ4と、キャブ4の後方に間隔を空けて配置された荷台5とを有する。キャブ4および荷台5の下側には車両フレーム6が配置され、この車両フレーム6に道路走行用の前車輪7aおよび後車輪7bが取り付けられている。また、車両フレーム6と車両フレーム6上方の荷台5との間にはサブフレーム8が配置されている。さらに、荷台5の下側には、燃料タンク9と、2つのバッテリ10aおよび10bが配置されており、これらが車両フレーム6またはサブフレーム8に固定されている。また、サブフレーム8には、軌道走行用の前鉄輪11aおよび後鉄輪11bと、アウトリガ12と、転車台17とが取り付けられている。
キャブ4は、作業者が車両本体1を運転するためのもので、車両フレーム6に取り付けられている。キャブ4の下側には図示しないエンジン部などが配置されており、キャブ4は、点検整備時にはこれらを開放するように車両フレーム6に対して前方に回動可能に取り付けられている。
荷台5は、クレーン部2により荷物が積載されるもので、サブフレーム8に取り付けられている。
車両フレーム6は、車両本体1の各部を下側から支持するもので、キャブ4の前部から荷台5の後部まで延びるように形成されている。
サブフレーム8は、車両フレーム6に取り付けられ、キャブ4と荷台5の間においてキャブ4に近い位置から荷台5の後部まで延びるように形成されている。
前車輪7aはキャブ4の下側に配置され、後車輪7bは荷台5の中間部付近の下側に配置されている。
燃料タンク9は、エンジン部を駆動するための燃料を収容するもので、荷台5の前半部H1の下側で且つ右側部L1側に配置されている。
バッテリ10aおよび10bは、ほぼ同じ重さに分割されたもので、荷台5の後半部H2の下側で且つ右側部L1側と左側部L2側の互いに対向する位置に配置されている。
アウトリガ12は、車両本体1の幅方向に延在するようにサブフレーム8に取り付けられた筒形状の外箱13と、外箱13の内面に沿ってスライド可能に設けられた内箱14と、内箱14の両端部に設けられたジャッキ部15とを有する。外箱13内に収容された内箱14が、外箱13の両端部から側方に向かってスライドすることで張り出され、その両端部においてジャッキ部15を接地することにより車両本体1が支持される。
前鉄輪11aは、アウトリガ12の外箱13に固定された鉄輪支持部16aに取り付けられて、アウトリガ12の下側に配置されている。後鉄輪11bは、サブフレーム8に固定された鉄輪支持部16bに取り付けられて、荷台5の後部近傍の下側に配置されている。前鉄輪11aおよび後鉄輪11bは、車両本体1の底部から下方に張り出す走行姿勢と車両本体1の底部に沿う格納姿勢とを切り換え可能に鉄輪支持部16aおよび16bにそれぞれ取り付けられている。
転車台17は、軌道への載線または離線時に車両本体1を持ち上げて転車させるもので、車両本体1の中間部近傍に配置され、車両本体1の底部から下方に張り出すと共に車両本体1に対して水平回転可能に設置されている。
クレーン部2は、キャブ4と荷台5の間に配置された旋回支持ポスト24と、旋回支持ポスト24に旋回可能に取り付けられた旋回台21と、旋回台21に起伏可能に取り付けられたショートブーム22と、ショートブーム22の先端部に配置されたフック23とを有する。
旋回支持ポスト24は、キャブ4と荷台5の間においてキャブ4に近い位置に配置されるようにサブフレーム8の前縁部に固定されている。
旋回台21は、旋回支持ポスト24の上部に、旋回ベアリングを介して水平面内を旋回可能に取り付けられている。
ショートブーム22は、最も縮めた状態で車両本体1に沿う方向に向けた時に先端部が荷台5の中央部近傍に位置し、従来のブームBのように先端部が荷台5の後部付近に位置するものと比較して短く形成されている。
フック23は、荷台5に積載する荷物を吊り下げるものである。
クレーン部2を作動させる油圧回路部3は、旋回支持ポスト24より後方に配置、主に荷台5の前部付近に集合するように配置されている。ここで、油圧回路部3は、クレーン式軌陸車に搭載された種々の油圧回路部、例えば前鉄輪11aおよび後鉄輪11bを駆動する油圧回路部などのうち、クレーン部2を作動させるためのものである。具体的には、クレーン部2を作動させる油圧回路部3は、クレーン部2を作動させるための作動油を収容する作動油タンク31と、作動油タンク31からクレーン部2に作動油を供給するための油圧ポンプ32と、クレーン部2に供給する作動油の流れを操作する操作部33とを有する。
作動油タンク31は、荷台5の前半部H1の下側で且つ左側部L2側の位置に燃料タンク9に対向して配置されている。
油圧ポンプ32は、図示しないエンジン部とパワーテイクオフ(PTO)装置を介して接続されると共に作動油タンク31と接続されており、荷台5の前半部H1の下側において作動油タンク31の近傍に配置されている。
操作部33は、クレーン部2に供給する作動油の流れを調節するための図示しないバルブに接続されており、このバルブを介して作動油の流れを操作するもので、旋回支持ポスト24と荷台5の間において右側部L1側に配置されている。
次に、サブフレーム8の構成について詳細に説明する。
サブフレーム8は、図2に示すように、車両本体1に沿って互いに平行に延びる一対のフレーム支持部41と、一対のフレーム支持部41の間を連結する複数の連結部42とを有する梯子状のフレームである。サブフレーム8の前縁部43には、上面にアウトリガ12の外箱13が固定されており、この外箱13の両端部近傍に前鉄輪11aを取り付けるための鉄輪支持部16aが固定されている。
また、外箱13の中央部には、上面に旋回支持ポスト24が取り付けられており、これによりアウトリガ12を介して旋回支持ポスト24をサブフレーム8に直接取り付けることができる。また、旋回支持ポスト24の上側に旋回ベアリングを介して旋回台21が設けられることにより、旋回台21が旋回支持ポスト24に旋回可能に取り付けられている。
従来、鉄輪を取り付けるために配置されるサブフレームにはクレーン部の旋回支持ポストが取り付けられておらず、サブフレームと荷台との間にクレーン用フレームを別に配置して、このクレーン用フレームに旋回支持ポストが取り付けられていた。このため、車両本体の重量、特に車両本体の前半部が重くなり、クレーン式軌陸車の重心の位置が前方に偏るおそれがあった。本発明においては、サブフレーム8にアウトリガ12を介して旋回支持ポスト24を直接取り付けることにより、車両本体1の前半部を軽量化し、重心の位置が前方に偏ることを抑制することができる。
次に、クレーン式軌陸車により軌道内の保守を行う一例を説明する。
まず、荷台5に資材等を積載したクレーン式軌陸車は、前車輪7aおよび後車輪7bにより道路を走行して、踏切などから軌道内に侵入する。軌道内においてクレーン式軌陸車を停車させると、転車台17が車両本体1の底部から下方に張り出して車両本体1を持ち上げ、さらに車両本体1を軌道に沿う方向に転車させる。
この時、図1Aに示すように、クレーン部2には、従来のブームBと比べて短く形成されたショートブーム22が用いられており、クレーン式軌陸車の重心が転車台17の近傍から前方に偏るおそれがある。そこで、図2に示すように、サブフレーム8にアウトリガ12を介してクレーン部2の旋回支持ポスト24を直接取り付けることで、車両本体1の前半部を軽量化する。これにより、ショートブーム22の配置によるクレーン式軌陸車の車両前後方向の重心の偏りを抑制し、重心の位置を転車台17の近傍に維持することができ、転車台17を用いて車両本体1をスムーズに転車させることができる。
また、クレーン部2を作動させる油圧回路部3をクレーン部2の旋回支持ポスト24より後方に配置することで、ショートブーム22の配置によるクレーン式軌陸車の車両前後方向の重心の偏りを確実に抑制することができる。すなわち、クレーン部2を作動させる油圧回路部3は、クレーン式軌陸車において比較的重い装置である作動油タンク31などを有するため、これらの装置を旋回支持ポスト24より後方に配置することにより車両本体1の前半部が大きく軽量化され、車両前後方向の重心の位置を転車台17の近傍に確実に維持することができる。
ここで、クレーン部2を作動させる油圧回路部3において特に重い装置である作動油タンク31は、この作動油タンク31と同様に重い装置である燃料タンク9、バッテリ10aおよび10bと共に、車両本体1の後半部に配置されている。具体的には、作動油タンク31と燃料タンク9は荷台5の前半部H1の下側に配置され、バッテリ10aおよび10bは荷台5の後半部H2の下側に配置されている。このように、作動油タンク31、燃料タンク9、バッテリ10aおよび10bを車両本体1の後半部に配置することにより、車両前後方向の重心の位置を転車台17の近傍により確実に維持することができる。
さらに、作動油タンク31と燃料タンク9は、荷台5の前半部H1の下側で且つ右側部L1側と左側部L2側の互いに対向する位置に配置され、バッテリ10aおよび10bは、荷台5の後半部H2の下側で且つ右側部L1側と左側部L2側の互いに対向する位置に配置されている。これにより、車両本体1の重量を左右方向にほぼ平衡とすることができ、クレーン式軌陸車の重心が転車台17の近傍から左右方向へ偏ることを抑制し、転車台17を用いて車両本体1をスムーズに転車させることができる。
また、作動油タンク31に接続される油圧ポンプ32は、一般的に、荷台5の下側に配置されており、上記のように作動油タンク31を荷台5の下側に配置することにより、作動油タンク31を油圧ポンプ32の近傍に位置させることができる。これにより、作動油タンク31を油圧ポンプ32に接続するために車両本体1の前半部に延びていた配管の構成を簡便化することができ、配管の減少に伴って車両本体1の前半部が軽量化されるため、クレーン式軌陸車の車両前後方向の重心が転車台17の近傍から前方へ偏ることを抑制することができる。
このように構成したクレーン式軌陸車は、踏切において、転車台17を用いて車両本体1を軌道に沿う方向に転車した後、軌道走行用の前鉄輪11aおよび後鉄輪11bを車両本体1の底部から下方に張り出さす。続いて、転車台17を格納することにより車両本体1が降ろされて、前鉄輪11aおよび後鉄輪11bにより軌道上に支持される(載線)。これにより、クレーン式軌陸車は、軌道上を所定の場所まで移動することができ、例えば軌道内の保守を行う場所まで軌道上を鉄輪で走行される。
軌道内の保守を行う場所に到着すると、車両本体1の姿勢をアウトリガ12で固定し、軌道内の保守に使用する荷物、例えば架線が巻き取られたドラムなどの荷物をクレーン部2のフック23に吊り下げて荷台5から降ろしたり、逆に荷台5に積載したりする。
この時、クレーン部2にはショートブーム22が用いられているため、図3に示すように、従来のブームBと比較してショートブーム22を大きく起こすことができ、ショートブーム22の先端部を架線Wに接触させることなく、荷台5の前半部H1に積載した荷物Dを安全に降ろすことができると共に荷台5の前半部H1に荷物Dを安全に積載することができる。
また、キャブ4とクレーン部2の旋回支持ポスト24との間にクレーン部2を作動させる油圧回路部3が配置されていないため、旋回支持ポスト24をキャブ4と荷台5の間においてキャブ4に近い位置に配置、すなわち荷台5の前部との距離を大きく空けて旋回支持ポスト24を配置することができる。これに伴い、ショートブーム22の先端部の位置が荷台5の前部側に移動するため、ショートブーム22を大きく起こすことなく荷台5の前半部H1に荷物Dを積載することができ、ショートブーム22の先端部が架線Wに接触することをさらに抑制することができる。
なお、旋回支持ポスト24は、キャブ4にできる限り近い位置に配置することが好ましく、例えば、エンジン部などを開放するためにキャブ4を前方に回動させるのに必要な隙間Sのみを空けて旋回支持ポスト24を配置することができる。
また、クレーン部2を作動させる油圧回路部3が旋回支持ポスト24より後方に配置されているため、クレーン部2への作動油の流れを調節するバルブが旋回支持ポスト24より後方に配置されており、これに伴ってバルブに接続される操作部33を旋回支持ポスト24より後方に配置することができる。これにより、操作部33の位置がクレーン部2の先端部に近づくため、クレーン部2による荷物Dの積載作業を明確に確認しつつ操作部33を操作することができ、荷物Dの積載作業をより安全に行うことができる。
このようにして、荷台5の前部から後部にわたって荷物Dを積載すると、そのまま軌道上を鉄輪で走行して踏切などに移動する。そして、道路から軌道内に侵入した時と同様に、転車台17を用いて車両本体1を持ち上げた後に前鉄輪11aおよび後鉄輪11bを格納し、続いて道路に沿う方向を向くように車両本体1を転車させた後、転車台17を格納する。
この時、転車台17はロングジャッキ化されていることが好ましい。これにより、荷台5に積載された荷物Dの配置などに起因して車両本体1が傾いた場合でも、車両本体1を道路に接触させることなく安全に車両本体1を転車させることができる。
このように、車両本体1を転車して転車台17が格納されると、前車輪7aおよび後車輪7bにより道路走行して荷台5に積載された荷物Dを所定の場所まで運搬する。
本実施の形態によれば、ショートブーム22を用いることにより、クレーン部2の構成を複雑化することなく荷台5全体に荷物を積載することができる。また、サブフレーム8にクレーン部2の旋回支持ポスト24を直接取り付けて車両本体1の前半部を軽量化することで、ショートブーム22の配置による車両前後方向の重心の偏りを抑制し、転車台17を用いて車両本体1をスムーズに転車させることができる。
なお、ショートブーム22は、従来のブームBと比較して、最も伸ばした状態の長さが短くならないように、伸縮する段数を増やすことが好ましく、例えば5段階で伸縮されるショートブーム22を用いることができる。
1 車両本体、2 クレーン部、3 油圧回路部、4 キャブ、5 荷台、6 車両フレーム、7a 前車輪、7b 後車輪、8 サブフレーム、9 燃料タンク、10a,10b バッテリ、11a前鉄輪、11b 後鉄輪、12 アウトリガ、13 外箱、14 内箱、15 ジャッキ部、16a,16b 鉄輪支持部、17 転車台、21 旋回台、22 ショートブーム、23 フック、24 旋回支持ポスト、31 作動油タンク、32 油圧ポンプ、33 操作部、41 フレーム支持部、42 連結部、43 サブフレームの前縁部、L1 右側部、L2 左側部、H1 前半部、H2 後半部、B 従来のブーム、W 架線、S 隙間。

Claims (5)

  1. 道路走行用の車輪と、軌道走行用の鉄輪とを有するクレーン式軌陸車であって、
    キャブと、前記キャブの後方に配置された荷台とを有する車両本体と、
    前記キャブと前記荷台の間に配置された旋回支持ポストと、前記旋回支持ポストに旋回可能に取り付けられた旋回台と、前記旋回台に起伏可能に取り付けられたショートブームとを有するクレーン部と、
    前記クレーン部を作動させる油圧回路部と
    を備え、
    前記車両本体は、前記鉄輪を取り付けるためのサブフレームを有し、前記サブフレームに前記クレーン部の前記旋回支持ポストが直接取り付けられるクレーン式軌陸車。
  2. 前記旋回支持ポストは、前記キャブと前記荷台の間において前記キャブに近い位置に配置される請求項1に記載のクレーン式軌陸車。
  3. 前記油圧回路部は、前記旋回支持ポストより後方に配置される請求項1または2に記載のクレーン式軌陸車。
  4. 前記車両本体は燃料を収容するための燃料タンクとバッテリとを有すると共に、前記油圧回路部は前記クレーン部を作動させるための作動油を収容する作動油タンクを有し、
    前記燃料タンク、前記バッテリおよび前記作動油タンクは、前記荷台の下側に配置される請求項1〜3のいずれか一項に記載のクレーン式軌陸車。
  5. 前記燃料タンクと前記作動油タンクは、前記荷台の一方の側部と他方の側部の互いに対向する位置に配置されると共に、前記バッテリは、2つに分割されて、前記荷台の一方の側部と他方の側部の互いに対向する位置に配置される請求項4に記載のクレーン式軌陸車。
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