JP2016097575A - 凸部または凹部を有するフィルム - Google Patents

凸部または凹部を有するフィルム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、透湿性に優れ、布のような柔らかい風合い、及び布のような心地良い触感を有するフィルムを提供することを目的とする。
【解決手段】A層を有するフィルムであって、
前記A層は、熱可塑性樹脂A及び充填剤を含み、さらに層中の樹脂100質量%中に熱可塑性樹脂Aを50質量%以上100質量%以下含む層であって、
フィルムの少なくとも片面に、凸部または凹部を有することを特徴とする、フィルム。
但し、熱可塑性樹脂Aは、ウレタン樹脂、エチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、及びオレフィン系エラストマーからなる群より選ばれる少なくとも一つの樹脂である。

【選択図】なし

Description

本発明は、透湿性に優れ、布のような柔らかい風合い及び布のような心地良い触感を有するフィルムに関するものである。
近年、複数の機能を有する単体のフィルムが要求されており、例えば、医療・衛生材料の分野では、フィルムとして用いるために必要な機械特性、透湿性を兼ね備え、かつ布のような柔らかい風合い及び布のような心地良い触感を有するフィルムが望まれている。
これまでにフィルムの透湿性、風合い、触感を改善するため、種々の開発がなされている。例えば、特許文献1、2には、軟質な樹脂に充填剤を混合して延伸することにより、風合いが改善された多孔フィルムを得られることが開示されている。また、特許文献3、4には、エンボス加工による凹凸模様を形成することにより、透湿性やフィルムの触感を改善することが開示されている。
特開平10−237238号公報 特開2007−238822号公報 特公平6−765015号公報 WO2013/031755号パンフレット
しかしながら、前述の特許文献1、2に記載の技術では、フィルムの風合い改善効果がある程度得られるものの、布のような柔らかい風合いをフィルムに付与するには至らなかった。また、3、4に記載の技術では、フィルムの透湿性の改善効果や触感の改善効果がある程度得られるものの、優れた透湿性や布のような心地良い触感をフィルムに付与するには至らなかった。すなわち、これらの技術では、透湿性に優れ、かつ布のような柔らかい風合い及び布のような心地良い触感を有するフィルムを得るには至らないという問題があった。
本発明はかかる従来技術の欠点を改良し、透湿性に優れ、布のような柔らかい風合い及び布のような心地良い触感を有するフィルムを提供することを、その課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、下記の構成からなる。
(1) A層を有するフィルムであって、
前記A層は、熱可塑性樹脂A及び充填剤を含み、さらに層中の樹脂100質量%中に熱可塑性樹脂Aを50質量%以上100質量%以下含む層であって、
フィルムの少なくとも片面に、凸部または凹部を有することを特徴とする、フィルム。
但し、熱可塑性樹脂Aは、ウレタン樹脂、エチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、及びオレフィン系エラストマーからなる群より選ばれる少なくとも一つの樹脂である。
(2) 前記熱可塑性樹脂Aが、ウレタン樹脂及び/またはエチレン−メチルメタクリレート共重合体であることを特徴とする、(1)に記載のフィルム。
(3) A層とB層とを有するフィルムであって、
前記B層は、熱可塑性樹脂Aを含み、さらに層中の樹脂100質量%中に熱可塑性樹脂Aを5質量%以上40質量%以下含む層であることを特徴とする、(1)または(2)に記載のフィルム。
(4) A層中の充填剤の含有量をMとし、B層中の充填剤の含有量をMとした際に、M/Mの値が0以上0.6以下であることを特徴とする、(3)に記載のフィルム。
(5) A層中のオレフィン系樹脂の含有量をNとし、B層中のオレフィン系樹脂の含有量をNとした際に、N/Nの値が0以上0.5以下であることを特徴とする、(3)または(4)に記載のフィルム。
(6) A層、B層、及びA層が、この順に直接積層されたことを特徴とする、(3)〜(5)のいずれかに記載のフィルム。
(7) 衛生材に用いられることを特徴とする、(1)〜(6)のいずれかに記載のフィルム。
(8) (1)〜(7)のいずれかに記載のフィルムと不織布との積層体。
(9) (1)〜(7)のいずれかに記載のフィルムを含む衛生材。
本発明により、透湿性に優れ、布のような柔らかい風合い及び布のような心地良い触感を有するフィルム、該フィルムと不織布との積層体、該フィルムを含む衛生材を提供することができる。
エンボス加工で使用するエンボスロールの一例(一部分の概略断面図) 本発明のフィルムの凹凸部(一部分の概略断面図)
本発明のフィルムは、A層を有するフィルムであって、A層は、熱可塑性樹脂A及び充填剤を含み、さらに層中の樹脂100質量%中に熱可塑性樹脂Aを50質量%以上100質量%以下含む層であって、フィルムの少なくとも片面に、凸部または凹部を有することが重要である。
以下に、本発明を実施するための望ましい形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。

(熱可塑性樹脂A)
本発明のフィルムにおける熱可塑性樹脂Aとは、ウレタン樹脂、エチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、及びオレフィン系エラストマーからなる群より選ばれる少なくとも一つの樹脂である。
ここで熱可塑性樹脂Aであるエチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体とは、エチレンと共重合性単量体との共重合体である。ここで、共重合性単量体とは、メチルメタクリレート、メチルアクリレート又はエチルアクリレートを指す。共重合性単量体の共重合量は、特に限定されないが、エチレン−メチルメタクリレート共重合体を例にとると、エチレンと(共重合性単量体である)メチルメタクリレートの合計を100質量%としたときに、メチルメタクリレートが0.5質量%以上35質量%以下であることが好ましく、5質量%以上30質量%以下であることがより好ましい。また、他の共重合体であるエチレン−メチルアクリレート共重合体とエチレン−エチルアクリレート共重合体の場合も同様である。
また熱可塑性樹脂Aの一つであるウレタン樹脂とは、ウレタン結合を有する重合体を意味する。
また熱可塑性樹脂Aの一つであるオレフィン系エラストマーとは、エチレンと他のα−オレフィンとの共重合体である。例えば、エチレンと他のα−オレフィンとを中低圧法高密度ポリエチレン製造に使用されるチーグラー型触媒またはフィリップス型触媒を用いて共重合することにより得られる共重合体が挙げられる。α−オレフィンとしては、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、4−メチル−1−ペンテン等が挙げられる。α−オレフィンの共重合量は、特に限定されないが、エチレンと他のα−オレフィンの合計を100質量%としたときに、他のα−オレフィンが0.5質量%以上40質量%以下であることが好ましく、5質量%以上20質量%以下であることがより好ましい。
これらの熱可塑性樹脂Aは、布のような柔らかい風合いを付与する観点から、ウレタン樹脂及び又はエチレン−メチルメタクリレート共重合体が好ましい。また、熱可塑性樹脂Aは、透湿性を考慮するとウレタン樹脂が好ましく、エンボス加工性、経済性、入手容易性、後述する熱可塑性樹脂A以外の樹脂との相溶性を考慮するとエチレン−メチルメタクリレート共重合体が好ましい。
A層は、樹脂100質量%中に熱可塑性樹脂Aを50質量%以上100質量%以下含むことが重要である。布のような柔らかい風合いのさらなる改良の観点から、A層は熱可塑性樹脂Aを60質量%以上90質量%以下含むことが好ましく、70質量%以上85質量%以下含むことがより好ましい。なお、熱可塑性樹脂Aとして複数の樹脂を用いる場合、樹脂100質量%中に熱可塑性樹脂Aを合計で50質量%以上100質量%以下含むことが重要である。

(充填剤)
A層にはエンボス加工性、布のような心地良い触感を付与するために、充填剤を含有することが重要である。本発明のフィルムには、充填剤として、無機充填剤および/または有機充填剤が使用できるが、エンボス加工性及び布のような心地良い触感を付与する観点から、無機充填剤が好ましい。無機充填剤としては、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化ケイ素(シリカ)、酸化チタン、マイカ、タルク、カオリン、クレー、モンモリロナイトが好ましく、炭酸カルシウムが特に好ましい。
A層中の充填剤の含有量は、本発明の効果を損なわない限り特に制限はない。但し、エンボス加工性及び布のような心地良い触感を付与する観点から、A層の樹脂全体を100質量部として、充填剤が25質量部以上400質量部以下であることが好ましい。エンボス加工性及び触感のさらなる改良の観点から、A層の樹脂全体を100質量部として、充填剤は100質量部以上300質量部以下であることがより好ましく、140質量部以上250質量部以下であることが特に好ましい。

(エンボス加工、フィルムの凹凸部)
本発明において、フィルムの少なくとも片面に、凸部または凹部(以下、総称して凹凸部ということがある。)を有することが重要である。凹凸部とは、フィルムの厚さ方向を観察したときに、その方向に変形を有する部分をいう。凹凸部を設ける方法は特に限定されないが、エンボス加工による方法であることが好ましい。そのため本発明のフィルムが有する凸部または凹部とは、エンボス加工によって形成された凸部または凹部がその一例である。
以下に、エンボス加工で使用するエンボスロールの一例について、図1を参照しながら説明する。
本発明のフィルムを製造する際に使用するエンボスロール表面の凹凸差は、50〜700μmであることが好ましい。ここでいう凹凸差とは、エンボスロール表面の高さが最も低い部分と、最も高い部分との差にあたる長さ(図1のaに相当)である。上記凹凸差が50μm以上であることで、フィルムは、布のような心地良い触感に優れたものとなる。また、上記凹凸差が700μm以下であることで、フィルムは、巻き取り性や取り扱い性に優れたものとなる。エンボスロール表面の凹凸差は、100〜500μmであることがより好ましく、200〜400μmであることが特に好ましい。
本発明のフィルムを製造する際に使用するエンボスロールの模様(パターン)は、特に制限はなく、四角凸柄、格子凸柄、亀甲柄、ダイヤ柄、ピンポイント柄、四角錐台柄、円錐台柄、縦線柄、横線柄などが使用できる。
本発明のフィルムをエンボス加工によって製造する際のその方法としては、特に制限はないが、エンボスロールと、ゴムロールなどの弾性ロールの組み合わせのほか、エンボスロールと、その凹部または凸部の形状に対応する雌エンボスロールとの組み合わせがある。
本発明のフィルムの凹凸部について、図2を参照しながら説明する。
本発明のフィルムの凹凸部の高さは、20〜300μmであることが好ましい。ここでいう凹凸部の高さとは、フィルム表面に対して垂直方向に切断した場合の断面における、フィルム表面の高さが最も低い部分と、最も高い部分との差にあたる長さ(図2のbに相当)より、後述の方法により算出される値である。凹凸部の高さが20μm以上であることで、フィルムは、布のような心地良い触感に優れたものとなる。また、凹凸部の高さが300μm以下であることで、フィルムは、巻き取り性や取り扱い性に優れたものとなる。凹凸部の高さは、50〜250μmであることがより好ましく、100〜220μmであることが特に好ましい。
本発明のフィルムの凹凸部のピッチは、500〜2,000μmであることが好ましい。ここでいう凹凸部のピッチとは、周期的に付与されるフィルムの凹凸部の一周期分の長さ(図2のcに相当)である。凹凸部のピッチが500μm以上であることで、フィルムは、布のような心地良い触感に優れたものとなる。凹凸部のピッチは、700〜1,500μmであることがより好ましく、900〜1,200μmであることが特に好ましい。
本発明のフィルムの凹凸部の厚さは、5〜50μmであることが好ましい。本発明でいうフィルムの凹凸部の厚さとは、凹凸部の中で最も薄い部分(例えば、図2のdやeに相当する部分のうち最も薄い部分)の厚さより、後述の方法により算出される値のことをいう。凹凸部の厚さが5μm以上であることで、フィルムは、布のような心地良い触感に優れたものとなる。また、凹凸部の厚さが50μm以下であることで、フィルムは、布のような柔らかい風合いを有する。凹凸部の厚さは、6〜30μmであることがより好ましく、7〜20μmであることが特に好ましい。
凹凸部の高さ、ピッチ及び厚さを上記の好ましい範囲とするための方法は、例えば、前述した好ましい形状を有するエンボスロールを用い、後述する好ましいロール温度、線圧、ロール速度でエンボス加工することである。
また、本発明のフィルムでは、凹凸部の高さをP、凹凸部の厚さをPとした際に、P/Pの値が4以上であることが好ましい。P/Pの値を4以上とすることで、フィルムは、布のような柔らかい風合い及び布のような心地良い触感を有することとなる。P/Pの値は10以上であることがより好ましく、15以上であることが特に好ましい。

(積層)
本発明のフィルムは、少なくともA層を有するフィルムであるが、A層とB層とを有する積層構成とすることが好ましい。このような積層構成とすることにより、布のような柔らかい風合い及び布のような心地良い触感を有しつつ、製膜安定性にも優れたフィルムを得ることができる。
ここで、B層とは、熱可塑性樹脂Aを含み、さらに層中の樹脂100質量%中に熱可塑性樹脂Aを5質量%以上40質量%以下含む層である。布のような柔らかい風合いと製膜安定性を両立する観点から、B層は、樹脂100質量%中に熱可塑性樹脂Aを10質量%以上36質量%以下含むことが好ましく、17質量%以上30質量%以下含むことがより好ましい。
B層中の充填剤の含有量は、本発明の効果を損なわない限り特に制限はないが、布のような柔らかい風合いと製膜安定性を両立させる観点から、A層中の充填剤の含有量をM、B層中の充填剤の含有量をMとした際に、M/Mの値が0以上0.6以下であることが好ましい。また、M/Mの値は0.01以上0.3以下であることがより好ましく、0.01以上0.15以下であることが特に好ましい。
本発明のフィルムの積層構成は、A層が含まれていれば、その他の層は特に制限はない。その具体例として、例えばA層/B層、A層/B層/A層の構成が挙げられる。但し、布のような柔らかい風合い及び布のような心地良い触感を有しつつ、製膜安定性にも優れたフィルムを得るという観点から、A層/B層/A層の構成が好ましい。また、A層とB層は、直接積層することも、間に接着層を設けて積層することも可能であるが、布のような柔らかい風合いを損なわないためには、直接積層することが好ましい。つまり本発明のフィルムは、A層、B層、及びA層が、この順に直接積層されたことが特に好ましい。

(熱可塑性樹脂A以外の樹脂)
本発明のフィルムは、熱可塑性樹脂A以外の樹脂を含むことができる。そして、この熱可塑性樹脂A以外の樹脂として、経済性、入手容易性、製膜安定性の面からオレフィン系樹脂を好適に用いることができる。ここでいうオレフィン系樹脂としては、プロピレン、エチレン、ブテンまたは4−メチル−1−ペンテンの単独重合体などが挙げられる。但し、経済性、入手容易性、製膜安定性、熱可塑性樹脂Aとの相溶性の観点から、オレフィン系樹脂として、エチレンの単独重合体であるエチレン樹脂を用いるのが好ましい。なお、ここでのオレフィン系樹脂には、熱可塑性樹脂Aであるエチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、オレフィン系エラストマーは含まない。
A層及びB層におけるオレフィン系樹脂の含有量は、熱可塑性樹脂Aの含有量が前記の条件を満たす限り特に制限はない。但し、布のような柔らかい風合い及び布のような心地良い触感と製膜安定性を両立させる観点から、A層中のオレフィン系樹脂の含有量をNとし、B層中のオレフィン系樹脂の含有量をNとした際に、N/Nの値が0以上0.5以下であることが好ましい。また、N/Nの値は0.1以上0.4以下がより好ましく、0.2以上0.3以下が特に好ましい。

(透湿度)
本発明のフィルムを、透湿性が要求される用途に使用する場合、透湿度が500g/(m・day)以上であることが好ましい。透湿度は、後述の方法により算出することが可能である。本発明のフィルムにおいて、透湿度は、1,000g/(m・day)以上であることがより好ましく、2,000g/(m・day)以上であることがさらに好ましく、3,000g/(m・day)以上であることが特に好ましい。
透湿度を500g/(m・day)以上とするための方法としては、特に限定されないが、以下の方法が例として挙げられる。熱可塑性樹脂A及び充填剤、必要に応じてオレフィン系樹脂などを前述した好ましい種類及び割合で配合した組成物より、後述の製法により少なくとも一軸方向に延伸したフィルムを製造し、前述した好ましい形状を有するエンボスロールを用いて、後述の好ましいロール温度、線圧、ロール速度でエンボス加工する方法により、透湿度を上記の好ましい範囲とすることができる。
なお、透湿度は大きいほど好ましく上限は特にないが、衛生材に適用するとの観点からすると、上限としては4,500g/(m・day)程度あれば十分と考えられる。

(引張弾性率)
本発明のフィルムは、布のような柔らかい風合いを付与するために、機械方向および幅方向それぞれの引張弾性率が10〜300MPaであることが好ましい。
ここで、機械方向とは、フィルム製造時にフィルムが進行する方向を指す。幅方向とは、フィルム面に平行であり、フィルムの機械方向と直交する方向を指す。
引張弾性率とは、弾性限度内において材料が受けた引張り応力を材料に生じたひずみで除した値であり、後述の方法により測定することが可能である。フィルムの引張弾性率は小さいほど、フィルムは布のような柔らかい風合いを有する。一方、製造工程(特にロール間走行時や巻き取り時)でフィルムのタルミやシワが生じにくくする観点からは、フィルムの引張弾性率は10MPa以上であることが好ましい。そのため、引張弾性率は、10〜100MPaであることがより好ましく、10〜50MPaであることがさらに好ましく、10〜30MPaであることが特に好ましい。
機械方向および幅方向それぞれの引張弾性率を10〜300MPaとするための方法は、特に限定されないが、以下の方法が例として挙げられる。熱可塑性樹脂A及び充填剤、必要に応じてオレフィン系樹脂などを前述した好ましい種類及び割合で配合した組成物より、後述の製法によりフィルムを製造し、前述した好ましい形状を有するエンボスロールを用いて、後述の好ましいロール温度、線圧、ロール速度でエンボス加工する方法により、引張弾性率を10〜300MPaとすることができる。

(添加剤)
本発明のフィルムは、本発明の効果を損なわない範囲で前述した以外の成分を含有してもよい。例えば、酸化防止剤、紫外線安定化剤、着色防止剤、艶消し剤、抗菌剤、消臭剤、耐候剤、抗酸化剤、イオン交換剤、粘着性付与剤、消泡剤、着色顔料、染料などが使用できる。

(製造方法)
次に、本発明のフィルムを製造する方法について具体的に説明するが、本発明のフィルムの製造方法はこれに限定されるものではない。
本発明のフィルムを構成する組成物、つまり、熱可塑性樹脂A及び充填剤、必要に応じてオレフィン系樹脂などを含有する組成物を得るにあたっては、各成分を溶融混練することにより組成物を製造する溶融混練法が好ましい。溶融混練方法については、特に制限はなく、ニーダー、ロールミル、バンバリーミキサー、単軸または二軸押出機等の公知の混合機を用いることができる。中でも生産性の観点から、単軸または二軸押出機の使用が好ましい。
本発明のフィルムは、例えば上記した方法により得られた組成物を用いて、公知のインフレーション法、チューブラー法、Tダイキャスト法などの既存のフィルムの製造法により得ることができる。
さらに、軽量化、透湿性向上を目的として、上述の方法で得られたフィルムを一軸又は二軸延伸して、フィルムに空孔を生じさせ多孔質化することが好ましい。
延伸にはロール法やテンター法などが用いられる。原反フィルムの延伸は、少なくとも一軸方向に、1.1倍以上に延伸することが好ましく、1.5倍以上8倍以下に延伸することがより好ましい。引き裂き性の付与のためには、二軸方向ではなく、機械方向のみに1.1倍以上に一軸延伸することが好ましく、1.5倍以上8倍以下に一軸延伸することがより好ましい。
フィルムを製膜した後に、印刷性、ラミネート適性、コーティング適性などを向上させる目的で各種の表面処理を施しても良い。表面処理の方法としては、コロナ放電処理、プラズマ処理、火炎処理、酸処理などが挙げられる。いずれの方法をも用いることができるが、連続処理が可能であり、既存の製膜設備への装置設置が容易な点や処理の簡便さからコロナ放電処理が最も好ましいものとして例示できる。
続いて、エンボス加工する方法を以下に例示する。
前述のような方法により製膜したフィルムを、エンボスロールとエンボスロールの間を通してエンボス加工を施し、目的とするフィルムを得る。このとき、ロール温度は20〜150℃が好ましく、ニップ圧力(線圧)は20〜100kg/cmが好ましく、ロール回転速度は0.5〜30m/minが好ましい。エンボス加工は通常1度だけ行うが、必要に応じ2度以上行ってもよい。

(その他用途など)
このようにして得られた本発明のフィルムは、透湿性に優れ、布のような柔らかい風合い、及び布のような心地良い触感を有しており、衛生材に好適に用いることができる。さらに、本発明のフィルムを不織布との積層体とすることも好ましい。また、本発明の衛生材とは、本発明のフィルムを含む衛生材を指す。
以下に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれにより何ら制限を受けるものではない。
[測定および評価方法]
実施例中に示す測定や評価は次に示すような条件で行った。

(1)透湿度
25℃、90%RHに設定した恒温恒湿装置にて、JIS Z0208(1976)に規定された方法に従って測定した。測定は3回行い、その平均値を透湿度(g/(m・day))とた。 なお、透湿度はフィルムのどちら側の面から測定してもよい。

(2)引張弾性率(機械方向/幅方向 MPa)
オリエンテック社製TENSILON(登録商標) UCT−100を用いて、室温23℃、相対湿度65%の雰囲気にて、引張弾性率を測定した。具体的には、測定方向に長さ150mm、幅10mmの短冊状にサンプルを切り出し、初期引張チャック間距離50mm、引張速度200mm/分で、JIS K7127(1999)に規定された方法にしたがって、機械方向、幅方向それぞれについて10回の測定を行い、その平均値を機械方向、幅方向それぞれの引張弾性率とした。
(3)製膜安定性
インフレーション法によりブロー比2.0、フィルム厚み30μmのフィルム製膜を行い、3時間のうちに起こった製膜破れの回数をカウントし、回数に応じて、下記の4段階で評価した。製膜安定性はSが最も優れている。
S:製膜破れの回数 0回
A:製膜破れの回数 1回
B:製膜破れの回数 2回
C:製膜破れの回数 3回以上
なお、製膜破れが起こった時点から、フィルムのつなぎ合わせを行って製膜を再開するまでの時間は、3時間の評価時間から除外した。

(4)フィルムの凹凸部の高さ及び厚さ、エンボス加工性
フィルムサンプルを、ウルトラミクロトームを用い、フィルム面を真上から見た際に凹部または凸部の形状の重心を通る断面が観察面となるように、−100℃で超薄切片を採取した。このフィルム断面の薄膜切片を、走査型電子顕微鏡を用いて、フィルム表面の高さが最も低い部分と、最も高い部分との差にあたる長さが確認できる倍率(例えば200倍)で断面写真を撮影し、凹凸部の高さ(図2のbに相当)、凹凸部の厚さ(図2のdやeに相当する部分のうち最も薄い部分)を測定した。これを、観察する凸部または凹部を変えて5箇所で行い、凹凸部の高さの値の平均値をP(μm)、凹凸部の厚さの値の平均値をP(μm)とし、その値からP/Pの値を算出した。
また、エンボス加工性についてP/Pの値から以下の基準にて評価した。エンボス加工性はSが最も優れている。
S:P/Pの値が15以上
A:P/Pの値が10以上15未満
B:P/Pの値が4以上10未満
C:P/Pの値が4未満

(5)柔らかさ評価
任意に選定した10人に触手試験を実施してもらい、布のような柔らかさを有していると回答した人数により、以下のように判定を行った。柔らかさはSが最も優れている。
S:布のような柔らかさを有していると回答した人が10人
A:布のような柔らかさを有していると回答した人が8人以上9人以下
B:布のような柔らかさを有していると回答した人が6人以上7人以下
C:布のような柔らかさを有していると回答した人が5人以下

(6)触感評価
任意に選定した10人に触手試験を実施してもらい、布のような心地良い触感を有していると回答した人数により、以下のように判定を行った。触感はSが最も優れている。
S:布のような心地良い触感を有していると回答した人が10人
A:布のような心地良い触感を有していると回答した人が8人以上9人以下
B:布のような心地良い触感を有していると回答した人が6人以上7人以下
C:布のような心地良い触感を有していると回答した人が5人以下

[熱可塑性樹脂A]
(A1)
アジペート系熱可塑性ウレタン樹脂(PU、商品名:レザミンP327 、ショアー硬度:85度、軟化温度:187℃、大日精化工業(株)製)使用前には回転式真空乾燥機にて110℃で5時間乾燥した。
(A2)
エチレン−メチルメタクリレート共重合体(商品名:アクリフト WH303;MFR7.0g/10分、DSC融点89℃、溶解度指数9.3、メチルメタクリレート含有量18質量%、住友化学工業(株)製)
(A3)
オレフィン系エラストマー;エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM、商品名:ビスタロンV3708、エクソン化学(株)製)

[熱可塑性樹脂A以外の樹脂]
(B1)
エチレン樹脂(商品名:NUC8506;MI0.8g/10分、密度0.922g/cm3 、日本ユニカー(株)製)

[充填剤(C)]
(C1)
炭酸カルシウム(商品名:“トップフローH200”(登録商標)、平均粒子径1.7μm、三共精粉(株)製)

[エンボスロール]
模様:四角錐台柄、凹凸差:300μm、ピッチ:1,000μm

[フィルムの作製]
(実施例1)
A1、C1を表1に記載の含有量でシリンダー温度220℃のスクリュー径44mmの真空ベント付二軸押出機に供給し、真空ベント部を脱気しながら溶融混練し、均質化した後にペレット化して組成物を得た。
この組成物のペレットを、回転式ドラム型真空乾燥機を用いて、温度110℃で5時間真空乾燥した。
真空乾燥した組成物のペレットをインフレーション法により、シリンダー温度200℃で、スクリュー径60mmの単軸押出機に供給し、直径250mm、リップクリアランス1.0mm、温度を180℃に設定した環状ダイスにより、ブロー比2.0にてバブル状に上向きに押出し、冷却リングにより空冷し、ダイス上方のニップロールで折りたたみながら、引き取りしてロール状に巻き取った。引き取り速度の調整により、厚さ30μmのフィルムを得た。
次いで、上記フィルムを、由利ロール社製電気加熱式エンボス機“HTEM−300型”にセットしたエンボスロール(上段及び下段)の間を、ロール温度120℃(上段、下段両方)、ニップ圧力(線圧)50kg/cm、ロール回転速度5.0m/minの条件で通すことで、エンボス加工した。得られたフィルムの物性を表1に示した。
(実施例2〜13、比較例1、2)
表1、2又は3に記載の通りに、樹脂の種類及び含有量、充填剤の含有量、エンボスロール温度を変更した以外は実施例1と同様にしてフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表1、2又は3に示した。
(実施例14〜18)
樹脂の種類及び含有量、充填剤の含有量を、表2又は3に記載の割合とし、実施例1と同様にして、A層およびB層に用いる組成物のペレットを得た。
そして、表2又は3に記載の積層厚み比で、この組成物のペレットをインフレーション法により、シリンダー温度200℃で、スクリュー径60mmのそれぞれ独立した単軸押出機に供給し、実施例1と同様にして、厚さ30μmのフィルムを得た。得られたフィルムを、エンボスロール温度を変更した以外は実施例1と同様にしてエンボス加工を行い、フィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表2又は3に示した。
(実施例19)
樹脂の種類及び含有量、充填剤の含有量を、表3に記載の割合とし、実施例1と同様にして、A層およびB層に用いる組成物のペレットを得た。
そして、表3に記載の積層厚み比で、この組成物のペレットをインフレーション法により、シリンダー温度200℃で、スクリュー径60mmのそれぞれ独立した単軸押出機に供給し、実施例1と同様にして、厚さ120μmのフィルムを得た。得られたフィルムをロール式延伸機にて機械方向に、フィルム温度90℃で4倍に延伸した。続いて定長下、加熱ロール上で、フィルム温度110℃で1秒間熱処理後、冷却ロール上で冷却し、厚さ30μmのフィルムを得た。
次いで得られたフィルムを、エンボスロール温度を変更した以外は実施例1と同様にしてエンボス加工を行い、フィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表3に示した。
(実施例20)
表3に記載の通りに、樹脂の種類及び含有量、充填剤の含有量、エンボスロール温度を変更し、フィルム温度60℃で延伸し、フィルム温度70℃で熱処理した以外は実施例19と同様にしてフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表3に示した。
(実施例21)
表3に記載の通りに、樹脂の種類及び含有量、充填剤の含有量、エンボスロール温度を変更し、フィルム温度75℃で延伸し、フィルム温度95℃で熱処理した以外は実施例19と同様にしてフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表3に示した。
Figure 2016097575
Figure 2016097575
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熱可塑性樹脂A及び熱可塑性樹脂A以外の樹脂の「質量%」は、樹脂全体を100質量%として算出した。
充填剤の「質量部」は、樹脂全体を100質量部として算出した。
本発明のフィルムを用いることにより、主に透湿性、布のような柔らかい風合い、及び布のような心地良い触感を必要とする用途において、高品質のフィルムを提供することができる。本発明のフィルムは、具体的には、ベッド用シーツ、枕カバー、衛生ナプキンや紙おむつ等の吸収性物品のバックシートといった医療・衛生材料、雨天用衣類、手袋等の衣料材料、ゴミ袋や堆肥袋、あるいは野菜や果物等の食品用袋、各種工業製品の袋などの包装材料、などに好ましく用いることができる。
a:エンボスロール表面の凹凸差
b:フィルムの凹凸部の高さ
c:フィルムの凹凸部のピッチ
d:凸部の厚さ候補
e:凸部の厚さ候補

Claims (9)

  1. A層を有するフィルムであって、
    前記A層は、熱可塑性樹脂A及び充填剤を含み、さらに層中の樹脂100質量%中に熱可塑性樹脂Aを50質量%以上100質量%以下含む層であって、
    フィルムの少なくとも片面に、凸部または凹部を有することを特徴とする、フィルム。
    但し、熱可塑性樹脂Aは、ウレタン樹脂、エチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、及びオレフィン系エラストマーからなる群より選ばれる少なくとも一つの樹脂である。
  2. 前記熱可塑性樹脂Aが、ウレタン樹脂及び/またはエチレン−メチルメタクリレート共重合体であることを特徴とする、請求項1に記載のフィルム。
  3. A層とB層とを有するフィルムであって、
    前記B層は、熱可塑性樹脂Aを含み、さらに層中の樹脂100質量%中に熱可塑性樹脂Aを5質量%以上40質量%以下含む層であることを特徴とする、請求項1または2に記載のフィルム。
  4. A層中の充填剤の含有量をMとし、B層中の充填剤の含有量をMとした際に、M/Mの値が0以上0.6以下であることを特徴とする、請求項3に記載のフィルム。
  5. A層中のオレフィン系樹脂の含有量をNとし、B層中のオレフィン系樹脂の含有量をNとした際に、N/Nの値が0以上0.5以下であることを特徴とする、請求項3または4に記載のフィルム。
  6. A層、B層、及びA層が、この順に直接積層されたことを特徴とする、請求項3〜5のいずれかに記載のフィルム。
  7. 衛生材に用いられることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のフィルム。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のフィルムと不織布との積層体。
  9. 請求項1〜7のいずれかに記載のフィルムを含む衛生材。
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