JP2016097421A - プレス機械の昇降式のガード装置およびそれを用いたプレス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多段式のガードにおいて、確実に支持すると共にスムーズに昇降することのできるプレス機械の昇降式のガード装置およびそれを用いたプレス装置を提供する【解決手段】固定歯列部6と、吊り部材2aと、その吊り部材を引き上げ/送り出す駆動装置2と、前記吊り部材に吊られ、前記フレームに沿って昇降自在にガイドされると共に、両側付近に移動歯列部3aがそれぞれ設けられた下ガード3と、前記固定歯列部および移動歯列部に噛合する歯車4aが、その下端の両側付近にそれぞれ枢支され、前記フレームと下ガードの間に配置された上ガード4とで構成され、前記駆動装置が吊り部材を引っ張ると、下ガードが上昇し、その移動歯列部の上昇に伴って上ガードの歯車が固定歯列部に噛合しながら上向きに転動し、上ガードが下ガードより少ない距離を上昇する、昇降式のガード装置1。【選択図】図1

Description

本発明は、プレス機械に取り付けられる昇降式のガード装置およびそれを用いたプレス装置に関する。さらに詳しくは、2段以上のガードを昇降させるプレス機械の昇降式のガード装置およびそれを用いたプレス装置に関する。
例えば、一枚の安全ガードを昇降させるものとして、特許文献1のシステムがある。このものは、プレス機械に用いられるもので、1枚の安全ガードをチェーンで吊り、そのチェーンを開口部の高さ分、モータなどで巻き取る/送り出すことにより、安全ガードを昇降する、というものである。
その他、ガード板を上下に2分割したものとして、特許文献2の装置がある。このものは、エアシリンダのストロークをリンク機構により増幅させ、このリンク機構にそれぞれ連結された上ガード板を上に下ガード板を下に同時に駆動させるものである。
さらに、図7aに示す、上下に配置した二枚のガードを重ねるようにして上昇させる装置が知られている。この装置100の2枚のガード101、102は、フレーム103に対しそれぞれ昇降自在であり、下降時には上方のガード101と下方のガード102とで開口部を塞いでいる。上方のガード101はフレーム103と下方のガード102の間に配置されている。そして、上下のガード101、102は、その昇降の途中で重ねられ、一体となる。具体的には、上方のガード101の上端には、下方のガード102の昇降経路に交わるようにした引っ掛け部材104が突設されている。また、フレーム103には、引っ掛け部材104の下面に当接し、上方のガード101を下降しないように支持するストッパ105が設けられている。
この装置100は、吊り部材106が引っ張られ、下方のガード102を上昇させると、その下方のガード102の上端面が前記上方のガード101の引っ掛け部材104の下面にぶつかる。そして、上下のガード101、102は一体となって上昇する。反対に、下降する場合には、上下のガード101、102は一体となって下降し、その途中で引っ掛け部材104の下面が前記ストッパ105にぶつかる。これにより、上方のガード101はそこで止まり、そこから先は下方のガード102だけが下降する。
実開平2−22300号公報 特開2000−343298号公報
ダイハイトの大きなプレス機械では金型交換や型調整のためにガードを開いたときの開口寸法を大きくする必要があり、その開口部を塞ぐガードの上下寸法も大きくなる。このような場合一段式のガードでは、ガードを収納する上方のスペースが不足することがある(図7bの二点鎖線参照)。このような問題はガードを上下2段に分割することにより解消される。
特許文献2のガードは上下2段のガードであり、上ガードのみを収納する上方の収納スペースを小さくできるが、開口部の下にも下ガードの収納スペースが必要になり、ガードを開けたときの作業性も低下する。
これに対し、図7aの二段式のガードでは、上下のガードを重ねることができるから、
ダイハイトの大きなプレスでもガードを収納する上方スペースを小さくでき省スペースである。しかし、単独で上昇を開始した下ガードが上昇途中で上ガードと一体となるときに、ガードを上昇させるためのモータなどの駆動装置の負荷が急激に大きくなるから、上昇のスピードが減速してしまうなど、スムーズに昇降させにくい。
また駆動装置を用いずに手動(人力)でガードの昇降(開閉)を行うことを可能にするためには、重いガードを懸垂しその重量を打ち消すバランス装置が必要であるが、図7aの二段式のガードにおいてガードの昇降ストローク全域に亘って安定してガードの重量を打ち消すためには、上ガードと下ガードそれぞれにバランス装置を設けなければならず、コストの増加を招く。
そこで、本発明では、多段式の昇降ガードにおいて、昇降途中での負荷の変動がなく、それによりスムーズに昇降することができ、さらに負荷を減少させうるプレス機械の昇降式のガード装置およびそれを用いたプレス装置を提供することを目的とする。
(1)、(2)本発明のプレス機械の昇降式のガード装置は、プレス機械に設けられ、その開口部を開閉する昇降式のガード装置であって、プレス機械のフレームの両側にそれぞれ設けられた固定歯列部と、ガードを吊り下げる吊り部材と、その吊り部材を引き上げ/送り出す駆動装置または上下のガードを、それらのガードの重量を略バランスさせる力で引っ張るバランス装置と、前記吊り部材に吊られ、前記フレームに沿って昇降自在にガイドされると共に、左右両側付近に移動歯列部がそれぞれ設けられた下ガードと、前記固定歯列部および移動歯列部に噛合する歯車が、その下端の左右両側付近にそれぞれ枢支され、前記フレームと下ガードの間に配置された上ガードとで構成され、下ガードが上昇すると、その移動歯列部の上昇に伴って上ガードの歯車が固定歯列部に噛合しながら上向きに転動し、上ガードが下ガードより少ない距離を上昇する、ことを特徴とする。
(3)このようなプレス機械の昇降式のガード装置においては、前記上ガードの側面にガイド部が設けられており、そのガイド部の昇降方向の移動を案内する案内部がプレス機械のフレーム側に設けられているものが好ましい。
(4)、(5)さらに、前記吊り部材が2本であり、下ガードの両端にそれぞれ連結されており、それらの吊り部材が駆動装置により同期して引っ張り/送り出されているか、またはそれらの吊り部材がそれぞれバランス装置により懸垂されているものが好ましい。
(6)本発明の昇降式のガード装置を用いたプレス装置は、上述の昇降式のガード装置と、その昇降式のガード装置が開口部に設けられるプレス機械とからなることを特徴とする。
(1)、(2)、(6)本発明のプレス機械の昇降式のガード装置およびそれを用いたプレス装置は、ガードが上ガードと下ガードを備えており、それらが上昇端で重なるので、ガードの収納スペースが少なくて済む。
そして、上下のガードは歯車、固定歯列部および移動歯列部からなる倍速機構を介して係合されるとともに、駆動装置またはバランス装置を介してフレームに支持されている。すなわち、下ガードが昇降する間に上ガードはその半分だけ昇降する。このため、吊り部材に加わる荷重、すなわち駆動装置またはバランス装置に加わる負荷を減少することができる。
そして、多段構成にもかかわらず、昇降途中でガードを懸垂する吊り部材の負荷が変化しないので昇降がスムーズであり、バランス装置を設ける場合は吊り部材に対してのみ設ければよい。
さらに、歯車、固定歯列部および移動歯列部は上下のガードの両側にそれぞれ設けられているから、昇降が安定する。
この装置では、下ガードおよび上ガードは同時に昇降する。
(3)このようなプレス機械の昇降式のガード装置において、前記上ガードの側面にガイド部が設けられており、そのガイド部の昇降方向の移動を案内する案内部がプレス機械のフレーム側に設けられている場合は、昇降がさらに安定する。
(4)、(5)そして、前記吊り部材が2本であり、下ガードの両端にそれぞれ連結されており、それらの吊り部材が駆動装置により同期して引っ張り/送り出されている場合またはそれぞれバランス装置により懸垂されている場合は、下ガードをその両側から支持しているので、昇降が一層安定する。
図1は本発明のプレス機械の昇降式のガード装置の一実施形態を模式的に示す概略側面図である。 図2は図1の昇降式のガード装置を用いたプレス装置の一実施形態を示す正面図である。 図2のA−A線断面図である。 図4は本発明のプレス機械の昇降式のガード装置の第2の態様の一実施形態を示す模式図である。 図5は本発明のプレス機械の昇降式のガード装置の第2の態様の他の実施形態を示す模式図である。 図6は本発明の他の実施形態を示す模式図である。 図7は従来技術における二枚のガードを模式的に示す概略側面図である。
(第1実施形態)
図2は、本発明の昇降式のガード装置を用いたプレス装置10を示している。そのプレス装置10は、プレス機械8と、その開口部14(図1参照)を閉じる昇降式のガード装置1とからなる。
そのプレス機械8は、ベッド15、コラム16およびクラウン17を有するフレーム13と、ボルスタ11と、スライド12とからなる従来公知のものである。そのフレーム13に本発明のガード1が取り付けられ、その開口部14を開閉する。これにより、プレス機械8の内部への開口部14を通したアクセスを許容/禁止する。本実施形態において、前記開口部14は、左右のコラム16の間に形成されており、プレス機械8の内部へアクセスするためのスペースである。
また、図2では、ガード1が閉じた状態にあり、その奥にプレス機械8のスライド12が配置されている。そして、図中の符号18、19はそれぞれコンロッドおよびクランク軸を示している。
前記フレーム13には、下ガード3および上ガード4の側面をそれぞれ上下方向に移動するようにガイドするガイド部5が設けられている。そのガイド部5は板状の部材を折り曲げて形成したものであり、プレス機械の左右のフレーム13、13にそれぞれ取り付けられている。
図3に示すように、そのガイド部5は、断面がL字状であり、その長辺の内面に板厚方向に陥没した2つの凹溝5a、5aが並んで形成されている。それらの凹溝5a、5aに下ガード3および上ガード4から突出している後述のローラ(案内部)3b、4bが通される。フレーム側の凹溝5aに下ガード3のローラ3bが通され、他方の凹溝5aに上ガ
ード4のローラ4bが通される。
前記ガイド部5の断面L字状の板材の短辺側の面には、固定歯列部として固定側チェーン6が配置されている。図1に示すように、その固定側チェーン6の歯(ローラ)の列は、上下のガードの昇降方向(上下方向)に延びている。
図1に示すように、前記昇降式のガード装置1は、例えば駆動装置2と、その駆動装置2に引っ張り/送り出される吊り部材2aにより昇降する下ガード3と、その下ガード3と共に、かつ下ガード3より遅い速度で昇降する上ガード4とを備えている。その下ガード3および上ガード4は、左右のフレーム13、13に設けられたガイド部5、5(図2参照)により昇降方向に移動するようガイドされている。
さらに具体的には、図1に示すように、前記昇降式のガード装置1は、フレーム13に取り付けられた、例えば電動チェーンブロックを駆動装置2として備えている。そして、電動チェーンブロックを駆動することにより、そこから繰り出されるチェーン2a(以下、吊りチェーンという)を引き上げ/送り出す。
前記吊りチェーン2aは、下ガード3の上端に連結されている。前記吊りチェーン2aが2本の場合はそれぞれ下ガード3の上端の左右の端部に連結されており、前述したように駆動装置2により同期して引き上げ/送り出される。
なお、この先、右側の構成を詳述する。そして、反対(左方)の側は右方の側とほぼ同じであるから、その説明は基本的に省略し、必要に応じて行うようにする。
図1に示すように、前記下ガード3は、合成樹脂製または金属製の板状の部材である。そして、その下ガード3には3つの透明板が嵌め込まれた窓20が設けられている。その下ガード3の後面(図の右側)には、移動歯列部として移動側チェーン3aが設けられている。そして、そのチェーン3aの歯(ローラ)の列は、昇降方向(図の上下方向)に延びている。
図3に示すように、下ガード3の側面には、案内部としてローラ3bが外向きに突出している。そのローラ3bは円筒状であり、ローラ軸3cの周りに回転する。そのローラ3bの直径は、凹溝5a内を転動するようにその両側面間の距離よりいくらか小さくされている。ローラ3bに代えてスライド部材を採用することもできる。
図1に戻って、前記上ガード4は、板状の部材であり、全体的に前記下ガード3とほぼ同じ形状である。その上ガード4の下端付近(下方)の側面には、歯車としてのスプロケット4aが枢支されている。つまり、このスプロケット4aが枢支された上ガード4は、フレーム13と下ガード3の間に配置されている。そのスプロケット4aは前面側で移動側チェーン3aと噛合っているのに加えて、背面側では固定側チェーン6にも噛合っている。スプロケット4aは移動側チェーン3aと固定側チェーン6に挟まれており、そのため上ガード4の重量は固定側チェーン6および吊りチェーン2aのそれぞれによって半分ずつ支持されている。すなわち、前記上ガード4は、固定側チェーン6を介してフレーム13によって、重量の半分が支持されている。
上下ガードの重量とバランスする、あるいは、平衡する吊りチェーン2aの吊り上げ荷重をWyとし、下ガードの重量をWaとし、上ガードの重量をWbとすると、Wy=Wa+Wb/2の関係が、上下ガードの昇降ストローク全域に亘って成り立つ。
この実施形態では、スプロケット4aのピッチ円半径は、上ガード4の板厚を超えて、その前後面より突出する位置にある。このため、スプロケット4aが移動側チェーン3a
に噛合い、かつ、下ガード3と上ガード4とがぶつかることなく、それらを重ねることができる。
図3に示すように、前記上ガード4の側面には、下ガード3と同様なローラ4bが案内部として設けられている。そのローラ4bはローラ軸4c周りに回転自在である。案内部としてはローラ4b以外にスライド部材を採用することができる。
次に、閉じた状態の昇降式のガード装置1を開ける様子を説明する。図1に示すように、前記電動チェーンブロック2を駆動させると、吊りチェーン2aは引き上げられ、下ガード3が上昇する。
その下ガード3の上昇によって前側が下ガード3の移動側チェーン3aと噛合うスプロケット4aがローラ軸4cの周りを回転する。そのスプロケット4aは、後側がフレーム13に設けられた固定側チェーン6に噛合している。このため、スプロケット4aは固定側チェーン6と噛合って転動しながら上昇する。スプロケット4aと共に上ガード4も上昇する。フレーム13に対するスプロケット4a、すなわち上ガード4の上昇速度はスプロケット4aに対する下ガード3の上昇速度と等しい。したがって、上ガード4の上昇速度は下ガード3の上昇速度の1/2となる。本実施形態では、上ガード4が距離B上昇する間に、下ガード3が距離2B(A)上昇する。すなわち、距離A=2Bである。
一方、ガード1を閉じる際には、前述したのと反対に電動チェーンブロック2から吊りチェーン2aを送り出す。そうすると上下のガード4、3がその自重で一緒に、ただし下ガード3が上ガード4の2倍の速度で降下し、上ガード4と下ガード3とで開口部14を塞ぐ。
また、図4及び図5に示すように、電動チェーンブロック等の駆動装置2を用いず、手動でガードを昇降させる場合は、駆動装置に代え、前記上下ガードの重量と平衡する吊りチェーン2aの吊り上げ荷重Wyと略等しい力で吊りチェーン2aを引っ張るバランス装置21をフレームに取付ければよい。上下ガードの重量とバランス装置21によるチェーン2aの引き上げ力が上下ガードの昇降ストローク全域に亘って平衡するので、手動で容易にガードの昇降を行える。バランス装置21には吊りチェーン2aの引き上げをスプリング力によって行うスプリングバランサ21a(図4)を用いることができる。このとき、スプリングバランサによる引き上げ力は、図7aのような二段式のガードにおける上下ガードを同時に引き上げる時の力よりも軽減されるので、スプリングバランサの容量を小さくすることができる。またカウンタウェイト21b(図5)を用いたバランス装置とすることもできる。この場合吊りチェーン2aをローラチェーンで構成し、その一端を下ガード3の上端に取付け、他端に前記吊り上げ荷重Wyと等しい重量のカウンタウェイト21bを取付ける。そしてこの吊りチェーン2aをフレームに回転自在に取付けたスプロケット21cに噛合せて、ガードとカウンタウェイトを吊り下げればよい。このとき、カウンタウェイトの重量は、図7aのような二段式のガードの場合に比べて軽減でき、その形状を小さくできるから、プレス機械にとって嵩張らずに、コンパクトなバランス装置を実現できる。
(第2実施形態)
前述の実施形態では、上下のガード4、3を重ねるようにして開口部を開けているが、図6に示すガード9のようにさらに別個のガードを増やし、3枚以上のガードを重ねるようにして開口部を開けるようにしてもよい。
この実施形態の昇降式のガード装置9では、上ガード4のさらに上方をガードすべく、その内側に重ねられる3番目の追加ガード7を備えている。その追加ガード7の下端付近には第2スプロケット7aが枢支されており、第2固定側チェーン6に噛合している。また、上ガード4の追加ガード7側の面には、第2移動側チェーン7bが設けられており、追加ガード7のスプロケット7aが噛合している。この実施形態では、3枚のガード4、
3、7が一緒に昇降する。なお、ガードの枚数が4枚以上であってもよい。図中の符号7cは案内部である。
この実施形態においては、各ガードの合成重量と平衡する吊りチェーン2aの吊り上げ荷重をWyとし、下ガードの重量をWaとし、上ガードの重量をWbとし、追加のガード7の重量をWcとすると、Wy=Wa+(Wb+Wc/2)/2の関係が成り立つ。
(他の実施形態)
前述の第1、2実施形態では前記ガード1、9は、上下方向に開閉するものであるが、それを横方向に開閉させてもよい。その場合、多段式であるにもかかわらず、開閉の速度が一定でスムーズであるという効果が得られる。
さらに、前述の実施形態ではスプロケットの回動軸をガードの側面に立設しているが、幅広の面に立設してもよい。その場合、スプロケットをガードの幅広の面に平行に回動させることができ、上下のガード4、3の間にスプロロケット4を配置するのが容易である。
さらに、歯数の異なるスプロケットを同軸に並列に配置し、一方のスプロケットを固定歯列部に噛合させ、他方のスプロケットを移動歯列部に噛合させることにより、上下のガード4、3のそれぞれの移動距離および移動速度を1:2とは異なるようにしてもよい。
前記吊りチェーン2aをワイヤ、ロープ、ベルトなど他の吊り下げ部材にしてもよい。
さらに、吊りチェーン2aなどの吊り部材をガードの中央付近に設けて、1本の吊り部材で前記ガードを昇降させるようにしてもよい。
さらに、前記ローラ3bに代えて、凹溝5a内で摺動するスライド部材の摩擦を小さくする場合には、例えば、案内部をポリブチレンテレフタレート(PBT)またはポリエチレンテレフタレート(PET)などの合成樹脂で成形するのが好ましい。特に、ポリオキシメチレン(POM)のような耐磨耗性の高い材料が好ましい。その際には、凹溝5aの摺動面にも同じ合成樹脂の摺動部材を設けてもよい。
さらに、前記実施形態では、ガイド部が凹形状(凹溝)で、案内部が凸形状(ローラ)であったが、逆に前記ガイド部を凸形状にし、案内部を凹形状としてもよい。
前記上下のガード4、3は、透明あるいは不透明な材質で成形してもよい。さらに、上下のガードで異なる材質にしてもよい、例えば上側を不透明、下側を透明・半透明にするなどである。
前記固定側チェーン6およびスプロケット4aとして、ラック・ピニオンの機構などを用いてもよい。
1 昇降式のガード装置(ガード)
2 駆動装置(電動チェーンブロック)
2a 吊りチェーン(吊り部材)
3 下ガード
3a 移動側チェーン(移動歯列部)
3b ローラ(案内部)
3c ローラ軸
4 上ガード
4a スプロケット(歯車)
4b ローラ(案内部)
4c ローラ軸
5 ガイド
5a 凹部
6 固定側チェーン(固定歯列部)
7 追加ガード
7a スプロケット
7b 移動側チェーン(移動歯列部)
7c ローラ(案内部)
8 プレス機械
9 ガード
10 昇降式のガード装置を用いたプレス装置(ガード付きプレス装置)
11 ボルスタ
12 スライド
13 フレーム
14(A) 開口部
15 ベッド
16 コラム
17 クラウン
18 コンロッド
19 クランク軸
20 窓
21 バランス装置
21a スプリングバランサ
21b カウンタウェイト
21c スプロケット

Claims (6)

  1. プレス機械に設けられ、その開口部を開閉する昇降式のガード装置であって、
    プレス機械のフレームの両側にそれぞれ設けられた固定歯列部と、
    ガードを吊り下げる吊り部材と、
    その吊り部材を引き上げ/送り出す駆動装置と、
    前記吊り部材に吊られ、前記フレームに沿って昇降自在にガイドされると共に、左右両側付近に移動歯列部がそれぞれ設けられた下ガードと、
    前記固定歯列部および移動歯列部に噛合する歯車が、その下方の左右両側付近にそれぞれ枢支され、前記フレームと下ガードの間に配置された上ガードとで構成され、
    前記駆動装置が吊り部材を引っ張ると、下ガードが上昇し、その移動歯列部の上昇に伴って上ガードの歯車が固定歯列部に噛合しながら上向きに転動し、上ガードは下ガードより少ない距離を上昇する、昇降式のガード装置。
  2. プレス機械に設けられ、その開口部を開閉する昇降式のガード装置であって、
    プレス機械のフレームの両側にそれぞれ設けられた固定歯列部と、
    ガードを吊り下げる吊り部材と、
    その吊り部材に吊られ、前記フレームに沿って昇降自在にガイドされると共に、左右両側付近に移動歯列部がそれぞれ設けられた下ガードと、
    前記固定歯列部および移動歯列部に噛合する歯車が、その下方の左右両側付近にそれぞれ枢支され、前記フレームと下ガードの間に配置された上ガードと、
    前記上下のガードを、それらのガードの重量を略バランスさせる力で引っ張るバランス装置とで構成され、
    下ガードが上昇すると、その移動歯列部の上昇に伴って上ガードの歯車が固定歯列部に噛合しながら上向きに転動し、上ガードは下ガードより少ない距離を上昇する、昇降式のガード装置。
  3. 前記上ガードの側面にガイド部が設けられており、
    そのガイド部の昇降方向の移動を案内する案内部がプレス機械のフレーム側に設けられている、請求項1または2記載の昇降式のガード装置。
  4. 前記吊り部材が2本であり、下ガードの両端にそれぞれ連結されており、
    それらの吊り部材が駆動装置により同期して引っ張り/送り出される、請求項1記載の昇降式のガード装置。
  5. 前記吊り部材が2本であり、下ガードの両端にそれぞれ連結されており、
    それらの吊り部材がそれぞれバランス装置により懸垂される、請求項2記載の昇降式のガード装置。
  6. 請求項1乃至6のいずれかに記載の昇降式のガード装置と、
    その昇降式のガード装置が開口部に設けられるプレス機械とからなる、昇降式のガード装置を用いたプレス装置。
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