JP2016096795A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】脱穀排ワラのささり籾を簡素な回収構造によって回収できるコンバインを提供する。
【解決手段】扱室から排出された長ワラ状態の脱穀排ワラを横架姿勢で排ワラ排出口へ向けて搬送する排ワラ搬送路30が備えられている。排ワラ搬送路30を移動している脱穀排ワラに排ワラ搬送路30の上方から風を当てる送風機構50が備えられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンバイン、詳しくは、植立穀稈を刈取る刈取部と、前記刈取部からの刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置とが備えられ、前記脱穀装置に、刈取穀稈の穂先側が供給される扱室と、前記扱室に供給された穂先側に扱き作用する扱胴と、前記脱穀装置の後部に形成された排ワラ排出口と、前記扱室から排出された長ワラ状態の脱穀排ワラを横架姿勢で前記排ワラ排出口へ向けて搬送する排ワラ搬送路とが備えられているコンバインに関する。
従来、たとえば特許文献1に示されるように、ささり籾回収装置を備えられたコンバインがあった。ささり籾回収装置には、扱胴軸の後端部に連動連結された第1輪体、第1輪体に対して所定のストロークで遠近自在に設けた第2輪体、第1輪体と第2輪体とに巻回された突起付きチェーンが備えられている。第1輪体によって回動駆動される突起付きチェーンの突起がフィードチェーンによって搬送される排ワラに上方から作用するよう構成されている。
特開平9−191758号公報
従来の場合、突起付きチェーンが必要になるのみならず、突起付きチェーンを回動駆動する駆動構造が必要になるなど、ささり籾回収構造が複雑になる。
本発明の目的は、脱穀排ワラのささり籾を簡素な回収構造によって回収できるコンバインを提供することにある。
本発明によるコンバインでは、
植立穀稈を刈取る刈取部と、前記刈取部からの刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置とが備えられ、
前記脱穀装置に、刈取穀稈の穂先側が供給される扱室と、前記扱室に供給された穂先側に扱き作用する扱胴と、前記脱穀装置の後部に形成された排ワラ排出口と、前記扱室から排出された長ワラ状態の脱穀排ワラを横架姿勢で前記排ワラ排出口へ向けて搬送する排ワラ搬送路と、前記排ワラ搬送路を移動している脱穀排ワラに前記排ワラ搬送路の上方から風を当てる送風機構とが備えられている。
本構成によると、脱穀排ワラのささり籾が脱穀排ワラに上方から当たる風によって脱穀排ワラから吹き落されるので、突起付きチェーンを回動駆動可能に備える従来の回収装置に比べ、脱穀排ワラに風を当て付ける送風機構を備えるだけの簡素な回収構造によってささり籾を回収できる。
従って、穀粒が脱穀排ワラに付いて排出される穀粒損失を安価に抑制や回避できる。
本発明において、前記脱穀装置に、前記扱室から供給される脱穀処理物を穀粒と塵埃とに選別処理する揺動選別装置と、前記揺動選別装置に選別風を供給する唐箕と、前記排ワラ搬送路の下方に設けられ、選別風を吸引して前記脱穀装置の外部へ排出する排塵ファン装置とが備えられ、前記送風機構は、前記排塵ファン装置から風を導入する導入部と、前記導入部を吐出口に接続する送風路とを備えていると好適である。
本構成によれば、排塵ファン装置を送風機構の送風源に活用するので、送風機構のための特別な送風源を省略できる。排塵ファン装置の他に、送風機構のための送風源を設ける場合でも、排塵ファン装置からの風に風を付加するだけの小型の送風源を採用すればよい。従って、ささり籾の回収構造をより安価に得られる。
本発明において、前記排塵ファン装置は、回転ファンと、前記回転ファンを覆うファンケースとを備え、前記導入部が前記ファンケースに設けられていると好適である。
本構成によれば、回転ファンの回転によって発生した風に対する案内作用をするファンケースから風を導入するので、送風機構に所要量の風を適確に導入できる。
本発明において、前記導入部は、前記ファンケースのうち、前記脱穀装置の横幅方向における中心に対して前記排ワラ搬送路を移動する脱穀排ワラの株元が位置する側の横端の方に偏倚していると好適である。
本構成によれば、ファンケースのうち、脱穀装置の横幅方向における中心に対して排ワラ搬送路を移動する脱穀排ワラの株元が位置する側の横端の方に偏倚している部位から風を導入することになる。揺動選別装置では、選別処理物の分布などにより、脱穀排ワラの穂先側に対応する横端側よりも、脱穀排ワラの株元側に対応する横端側において選別風が流れ易い傾向にあるので、送風機構に所要量の風を効率良く導入できる。
本発明において、前記排ワラ搬送路に沿わせて脱穀排ワラを搬送する排ワラ搬送装置が備えられ、前記送風路が前記排ワラ搬送装置と、前記脱穀装置の天板部との間を通っていると好適である。
本構成によれば、送風路を脱穀装置の内部に直線状に配備しても、送風路と排ワラ搬送装置との干渉を回避できるので、送風路を脱穀装置に内装しつつ、吐出口へ風をスムーズに送れる。
本発明において、前記脱穀装置のうちの脱穀機体の上部側を構成するパイプ状の脱穀フレームが備えられ、前記送風機構が前記脱穀フレームによって構成されていると好適である。
本構成によれば、送風機構の送風路を構成する部材に脱穀フレームを活用するので、送風機構を構成するための専用の部材を少なく済ませて、送風機構を安価に得られる。
コンバインの全体を示す側面図である。 脱穀装置を示す縦断側面図である。 ささり籾回収構造を示す後面図である。 ささり籾回収構造を示す平面図である。 ささり籾回収構造を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係るコンバインの全体を示す側面図である。図1に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下部に左右一対のクローラ走行装置2が装備された走行機体を備えている。走行機体の前部における横一端側の部位に運転部3が設けられている。運転部3には、居住空間を覆うキャビン3aが備えられている。走行機体の前部における横他端側の部位に刈取部4が連結されている。刈取部4の刈取部フレーム4aが走行機体から上下揺動可能に延出されている。刈取部フレーム4aを昇降シリンダ5によって揺動操作することにより、刈取部4を下降作業姿勢と上昇非作業姿勢とにわたって昇降操作できる。走行機体の後部に脱穀装置6及び穀粒タンク7が設けられている。脱穀装置6は、刈取部4の後側に位置し、穀粒タンク7は、運転部3の後側に位置している。穀粒タンク7には、オーガ8が装備されている。脱穀装置6の後部に排ワラ処理装置9が連結されている。運転部3の下方にエンジンEが設けられている。エンジンEの出力がクローラ走行装置2、刈取部4、脱穀装置6及び排ワラ処理装置9に伝達されるよう構成されている。
コンバインは、刈取部4を下降作業姿勢にした状態で走行機体を走行させることで、稲、麦などの収穫作業を行なう。すなわち、下降作業姿勢の刈取部4によって、走行機体の前方に位置する植立穀稈が刈取り対象の植立穀稈と刈取対象外の植立穀稈とに分草され、刈取り対象の植立穀稈の株元が切断されて、植立穀稈の刈取りが行われる。刈取り穀稈が脱穀装置6によって脱穀処理される。脱穀装置6によって得られた穀粒が穀粒タンク7に貯留される。穀粒タンク7に貯留された穀粒をオーガ8によって穀粒タンク7から搬出できる。排ワラ処理装置9を長ワラ排出の処理状態に切換えることにより、脱穀装置6においてできた脱穀排ワラが排ワラ処理装置9から長ワラ状態のままで走行機体の後方に排出される。排ワラ処理装置9を細断排出の処理状態に切換えることにより、脱穀装置6においてできた脱穀排ワラが排ワラ処理装置9によって稈身方向に細断した状態にして走行機体の後方へ排出される。
脱穀装置6について説明する。
図2は、脱穀装置6を示す縦断側面図である。図2に示すように、脱穀装置6には、脱穀機体10が備えられている。脱穀機体10の内部のうちの上側部分に扱室20が形成されている。扱室20に扱胴21が駆動回動可能に設けられている。扱室20の後方に排ワラ搬送路30が設けられている。脱穀機体10の内部のうちの扱室20の下方の部分から扱室20の後方の部分に亘って選別室40が形成されている。選別室40に、揺動選別装置41、唐箕42及び排塵ファン装置43が設けられている。脱穀機体10の横外側に脱穀フィードチェーン22が回動駆動可能に設けられている。脱穀機体10の後部に、排ワラ排出口11及び塵埃排出口12が形成されている。
刈取部4からの刈取穀稈の穂先側が脱穀フィードチェーン22によって扱室20に供給されて扱胴21によって脱穀処理される。穀粒などの脱穀処理物が扱室20から選別室40に供給され、脱穀排ワラが脱穀フィードチェーン22によって扱室20から後方へ長ワラ状態で排出される。
詳述すると、脱穀機体10には、左右一対の側壁部13、前壁部14、扱室後壁部15、天板部16が備えられている。扱室20は、左右の側壁部13、前壁部14、扱室後壁部15及び天板部16によって形成されている。扱室20の下部に受網23が設けられている。扱室20の前部に供給口24が形成されている。扱室20の後部に送塵口25が形成されている。扱胴21の回転支軸21aが前壁部14及び扱室後壁部15に回転可能に支持されている。回転支軸21aの前端部に駆動プーリ26が相対回転不能に設けられている。駆動プーリ26は、エンジンEから駆動力が伝達されて駆動される。扱胴21は、脱穀装置6の前後方向に延びる回転支軸21aの軸芯を回転中心として駆動プーリ26によって回転駆動される。
刈取穀稈の株元側が脱穀フィードチェーン22によって挟持されて脱穀装置6の前側から扱室20の後方まで搬送される。これにより、刈取穀稈の穂先側が扱室20に供給口24から供給される。扱室20に供給された穂先側は、受網23と扱胴21との間に位置し、扱胴21及び受網23によって扱き処理される。刈取穀稈の株元側が脱穀フィードチェーン22によって搬送されることで、かつ、穂先側が扱胴21による搬送作用を受けることで、穂先側が扱き処理されながら送塵口25に向けて搬送される。穂先側が送塵口25に至った後にも株元側が脱穀フィードチェーン22によって搬送されていることで、脱穀排ワラの穂先側が送塵口25を通り抜けて扱室20の後方へ排出される。脱穀処理によって得られた穀粒などの脱穀処理物は、受網23の処理物漏下孔及び送塵口25を介して選別室40へ落下する。
扱室20で発生したワラ屑は、脱穀排ワラと共に扱室20の後方へ送塵口25から排出される。扱室20から排出されたワラ屑は、篩線27によって受け止められて支持される。篩線27は、揺動選別装置41に支持されている。篩線27に支持されているワラ屑に処理胴28の解し爪が作用して、ワラ屑が解される。ワラ屑が解されることで、ワラ屑に混在していた穀粒がワラ屑から出て揺動選別装置41に落下する。
扱室20から排出された脱穀排ワラは、排ワラ搬送路30によって横架姿勢で排ワラ排出口11へ搬送され、排ワラ排出口11から脱穀装置6の外部へ出される。
詳述すると、図2,3,4に示すように、脱穀フィードチェーン22における搬送終端部の上方の箇所から排ワラ排出口11よりも後方に位置する箇所にわたって排ワラ搬送装置31が設けられている。扱室20から排出された脱穀排ワラは、脱穀フィードチェーン22から排ワラ搬送装置31へ送り渡され、排ワラ搬送装置31によって排ワラ搬送路30に沿わせて後方へ搬送され、排ワラ排出口11の後方に位置する排ワラ搬送装置31の搬送終端部まで搬送される。
排ワラ搬送装置31には、株元搬送部32と穂先搬送部33とが備えられている。株元搬送部32は、扱室20から排出された脱穀排ワラの株元側を脱穀フィードチェーン22から受け継ぎ、受け継いだ株元側を挟持して搬送する。穂先搬送部33は、扱室20から排出された脱穀排ワラの穂先側を受け入れ、受け入れた穂先側を係止搬送する。
選別室40に供給された脱穀処理物は、揺動選別装置41による比重選別と、唐箕42からの選別風による風選別とによって穀粒と、切れワラなどの塵埃とに選別処理される。選別された塵埃のうちの粉塵などの小さい塵埃、及び、選別処理後の選別風の一部は、排塵ファン装置43によって吸引されて塵埃排出口12から脱穀装置6の後方の外部へ排出される。選別された塵埃のうち、切れワラなどの大きい塵埃は、選別処理後の選別風の一部によって搬送されて排塵ファン装置43の下方を通して塵埃排出口12から脱穀装置6の後方の外部へ排出される。
詳述すると、揺動選別装置41は、扱室20の下方に揺動駆動可能に設けられている。受網23、送塵口25及び篩線27から落下した処理物は、揺動選別装置41によって受け止められる。揺動選別装置41は、受け止めた処理物を選別処理しながら後方へ搬送する。
唐箕42は、揺動選別装置41の前端側の下方に設けられている。唐箕42は、選別風を選別室40の後方上方へ向けて供給する。唐箕42からの選別風は、揺動選別装置41を下方から上方へ通り抜けて流れる。
排塵ファン装置43は、揺動選別装置41の後端側の上方に、排ワラ搬送路30の下方に位置させて設けられている。排塵ファン装置43には、回転ファン43aと、ファンケース43bとが備えられている。回転ファン43aは、脱穀装置6の横幅方向に延びる軸芯を回転中心として回転駆動される。ファンケース43bは、回転ファン43aの上方を覆っている。
揺動選別装置41を下方から上方に抜け出て排塵ファン装置43の前方に来た選別風が、回転ファン43aの回転による吸引作用及び送風作用によって、ファンケース43bの内面側に吸引され、ファンケース43bに沿わせて塵埃排出口12へ送られ、塵埃排出口12から脱穀装置6の後方の外部へ排出される。
選別された穀粒のうちの清粒は、揺動選別装置41から落下して一番スクリューコンベヤ44に供給される。一番スクリューコンベヤ44は、供給された清粒を脱穀装置6から穀粒タンク7に向けて搬出する。選別された穀粒のうちの未処理粒は、揺動選別装置41から落下して二番スクリューコンベヤ45に供給される。二番スクリューコンベヤ45は、供給された未処理粒を扱室20で再処理されるように扱室20に向けて搬送する。
図3は、ささり籾回収構造を示す後面図である。図4は、ささり籾回収構造を示す平面図である。図5は、ささり籾回収構造を示す側面図である。図3,4,5に示すように、排ワラ搬送路30の上方に送風機構50の吐出口51が設けられている。脱穀排ワラにささり籾がある場合、ささり籾を送風機構50による風によって揺動選別装置41に回収できる。
すなわち、排ワラ搬送路30を移動している脱穀排ワラに送風機構50によって上方から風が当てられ、ささり籾が風によって脱穀排ワラから吹き落される。吹き落された籾は、シュート55の上に落下してシュート55からファンケース43bへ下降し、ファンケース43bの上をファンケース43bの前端まで滑落して前端から揺動選別装置41に落下する。
送風機構50は、具体的には、図3,4,5に示す如く構成されている。
送風機構50は、排塵ファン装置43から風を導入する導入部52と、導入部52を吐出口51に接続して、導入部52によって導入した風を吐出口51に供給する送風路53とを備えている。
導入部52は、具体的には、次の如く構成されている。
導入部52は、ファンケース43bに設けられている。詳述すると、導入部52は、ファンケース43bを貫通している取付孔54に装着されている。導入部52の導入口52aがファンケース43bの内面側の風路に入り込んでいる。回転ファン43aの回転軸芯に沿う方向視での導入口52aの形状は、ファンケース43bのうちの回転ファン43aの外周縁に沿った円弧部分43dを塵埃排出口12の方に延長した形状に形成されている。回転ファン43aの回転によってファンケース43bの内面に沿って塵埃排出口12に向かって流れる風が導入口52aへ流入する。これにより、排塵ファン装置43から導入部52へ風を導入できる。
導入部52は、ファンケース43bのうち、脱穀装置6の横幅方向における中心43cに対して横端43tの方に偏倚している。横端43tは、排ワラ搬送路30を移動する脱穀排ワラの株元が位置する側に対応する方の横端である。揺動選別装置41では、選別処理物の分布などにより、脱穀排ワラの穂先側に対応する横端側よりも、脱穀排ワラの株元側に対応する横端側において選別風が流れ易い傾向にある。これにより、ファンケース43bのうちのより多くの風が流れることになる横端側部分から導入部52に風を導入できる。
ファンケース43bの内面側に、導入口52aの近くに位置する仕切板を立設して実施してもよい。この場合、風を導入口52aに流入し易いように仕切板によって案内でき、風を導入部52に効率良く導入できる。
送風路53は、排ワラ搬送装置31と天板部16との間を通るように配備されている。詳述すると、吐出口51は、排ワラ搬送路30のうち、排ワラ搬送装置31の株元搬送部32と穂先搬送部33との間の部位の上方に位置している。送風路53は、排ワラ搬送装置31の株元搬送部32と、天板部16との間を通っている。
送風機構50は、脱穀機体10の上部側を構成するパイプ状の脱穀フレーム60によって構成されている。
具体的には、図3,4,5に示すように、脱穀フレーム60の一端側が脱穀機体10における上部側のうちの排ワラ搬送路30よりも下方に位置する下方部分10aに連結されている。詳述すると、脱穀フレーム60の一端側と、下方部分10aの後壁部とが連結されている。脱穀フレーム60の他端側は、脱穀機体10における上部側のうちの排ワラ搬送装置31よりも上方に位置する上方部分10bに連結されている。詳述すると、脱穀フレーム60の他端側と、上方部分10bを構成する上部フレーム10cとが連結部材62を介して連結されている。脱穀フレーム60は、脱穀機体10の下方部分10aを反力部材にして、脱穀機体10の上方部分10bを支持している。脱穀フレーム60の一端側のU字状フレーム部61が脱穀機体10における上部側の後端から後方に突出している。脱穀フレーム60は、U字状フレーム部61で排ワラ搬送路30のうちの株元側部分を迂回している。
送風路53には、導入部52をU字状フレーム部61のうちの排ワラ搬送路30よりも下方に位置する部位に接続するファン側風路53aと、U字状フレーム部61のうちの排ワラ搬送装置31よりも上方に位置する部位を吐出口51に接続する吐出側風路53bと、U字状フレーム部61のうち、ファン側風路53aが接続する部位と吐出側風路53bが接続する部位との間に位置する部分とを備えている。送風路53のうちのファン側風路53aと吐出側風路53bとの間の部分がU字状フレーム部61によって構成されている。ファン側風路53a及び吐出側風路53bは、パイプ材によって構成されている。
導入部52によって排塵ファン装置43から導入された風が、ファン側風路53aを経て脱穀フレーム60に流入し、脱穀フレーム60から吐出側風路53bに流入して吐出口51から流出する。つまり、送風機構50は、排塵ファン装置43を送風源とし、排塵ファン装置43から導入部52によって風を導入し、導入した風を脱穀フレーム60によって構成された送風路53によって吐出口51に供給して吐出口51から脱穀排ワラに当て付ける。
〔別実施例〕
(1)上記した実施例では、排塵ファン装置43を送風機構50の送風源に活用した例を示したが、送風機構のための専用のファン装置を設けて実施してもよい。
(2)上記した実施例では、導入部52がファンケース43bのうち、脱穀装置6の横幅方向における中心に対して排ワラ搬送路30を通る脱穀排ワラの株元側が位置する側の横端の方に偏倚している例を示したが、このような部位の他、中心部などファンケース43bの如何なる部位に導入部52を設け実施してもよい。
(3)上記した実施例では、導入口52aがファンケース43bの内側の風路に入り込む状態で導入部52をファンケース43bに設けた例を示したが、ファンケース43bに通気孔を設け、導入部52をファンケース43bの外面側に設け、導入部52の導入口52aがファンケース43bの通気孔を介してファンケース43bの内側の風路に連通するよう構成して実施してもよい。
(4)上記した実施例では、脱穀フレーム60を送風路53に活用した例を示したが、脱穀フレーム60を活用せず、送風路を構成する専用のパイプ材やホースを採用して実施してもよい。
(5)上記した実施例では、ファン側風路53a及び吐出側風路53bがパイプ材によって構成された例を示したが、ホースによって構成してもよい。
(6)上記した実施例では、排ワラ搬送装置31に穂先搬送部33が備えられた例を示したが、穂先搬送部33に代えて、穂先側を下方から受けて支持し、支持する穂先側をスライド移動させる穂先搬送ガイドを採用してもよい。
(5)上記した実施例では、排ワラ処理装置9を設けた例を示したが、排ワラ処理装置9を設けずに実施してもよい。
(7)上記した実施形態では、唐箕42のみが設けた例を示したが、唐箕42に加え、副唐箕など選別風を供給するファン装置を設けて実施してもよい。
本発明は、脱穀装置6の前後向きが走行機体の前後向きとなるコンバインの他、脱穀装置6の前後向きが走行機体の横向きとなるコンバインにも適用できる。
4 刈取部
6 脱穀装置
10 脱穀機体
11 排ワラ排出口
16 天板部
20 扱室
21 扱胴
30 排ワラ搬送路
31 排ワラ搬送装置
41 揺動選別装置
42 唐箕
43 排塵ファン装置
43a 回転ファン
43c 中心
43t 横端
50 送風機構
51 吐出口
52 導入部
53 送風路
60 脱穀フレーム

Claims (6)

  1. 植立穀稈を刈取る刈取部と、前記刈取部からの刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置とが備えられ、
    前記脱穀装置に、刈取穀稈の穂先側が供給される扱室と、前記扱室に供給された穂先側に扱き作用する扱胴と、前記脱穀装置の後部に形成された排ワラ排出口と、前記扱室から排出された長ワラ状態の脱穀排ワラを横架姿勢で前記排ワラ排出口へ向けて搬送する排ワラ搬送路と、前記排ワラ搬送路を移動している脱穀排ワラに前記排ワラ搬送路の上方から風を当てる送風機構とが備えられているコンバイン。
  2. 前記脱穀装置に、前記扱室から供給される脱穀処理物を穀粒と塵埃とに選別処理する揺動選別装置と、前記揺動選別装置に選別風を供給する唐箕と、前記排ワラ搬送路の下方に設けられ、選別風を吸引して前記脱穀装置の外部へ排出する排塵ファン装置とが備えられ、
    前記送風機構は、前記排塵ファン装置から風を導入する導入部と、前記導入部を吐出口に接続する送風路とを備えている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記排塵ファン装置は、回転ファンと、前記回転ファンを覆うファンケースとを備え、
    前記導入部が前記ファンケースに設けられている請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記導入部は、前記ファンケースのうち、前記脱穀装置の横幅方向における中心に対して前記排ワラ搬送路を移動する脱穀排ワラの株元が位置する側の横端の方に偏倚している請求項3に記載のコンバイン。
  5. 前記排ワラ搬送路に沿わせて脱穀排ワラを搬送する排ワラ搬送装置が備えられ、
    前記送風路が前記排ワラ搬送装置と、前記脱穀装置の天板部との間を通っている請求項2〜4のいずれか一項に記載のコンバイン。
  6. 前記脱穀装置のうちの脱穀機体の上部側を構成するパイプ状の脱穀フレームが備えられ、
    前記送風機構が前記脱穀フレームによって構成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載のコンバイン。
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