JP6472349B2 - コンバイン - Google Patents

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本発明は、コンバイン、詳しくは、植立穀稈を刈取る刈取部と、前記刈取部からの刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置とが備えられ、前記脱穀装置に、扱室と、刈取穀稈の穂先側を前記扱室に供給しながら刈取穀稈の株元を挟持搬送する脱穀フィードチェーンと、前記扱室に供給された穂先側に扱き作用する扱胴と、前記扱室の後方に設けられ、脱穀排ワラを前記脱穀フィードチェーンから受け取って排ワラ排出口へ向けて搬送する排ワラ搬送装置とが備えられているコンバインに関する。
従来、たとえば特許文献1に示されるように、ささり籾回収装置を備えられたコンバインがあった。ささり籾回収装置には、扱胴軸の後端部に連動連結された第1輪体、第1輪体に対して所定のストロークで遠近自在に設けた第2輪体、第1輪体と第2輪体とに巻回された突起付きチェーンが備えられている。第1輪体によって回動駆動される突起付きチェーンの突起がフィードチェーンによって搬送される排ワラに上方から作用するよう構成されている。
特開平9−191758号公報
脱穀処理によって穀稈から分離した脱穀粒が、扱室から搬出される脱穀排ワラによる掃出しを受けて扱室から排出されることがあり、扱室から排出された脱穀粒が、脱穀フィードチェーンと排ワラ搬送装置との間で受け渡しされる脱穀排ワラに付着することがある。すなわち、脱穀粒が脱穀排ワラのささり籾になることがある。ささり籾は、脱穀排ワラに付着したままになると、脱穀排ワラと共に排ワラ排出口から脱穀装置外に排出される。このように脱穀粒が脱穀装置外に排出されることを回避したり、抑制したりするように、従来の技術を採用した場合、突起付きチェーンが必要になるのみならず、突起付きチェーンを回動駆動可能に支持する支持構造が必要になるなど、構造が複雑になる。
本発明は、ささり籾を簡素な構造によって脱穀装置外に排出されないように回収できるコンバインを提供する。
本発明によるコンバインでは、植立穀稈を刈取る刈取部と、前記刈取部からの刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置とが備えられ、前記脱穀装置に、扱室と、刈取穀稈の穂先側を前記扱室に供給しながら刈取穀稈の株元を挟持搬送する脱穀フィードチェーンと、前記扱室に供給された穂先側に扱き作用する扱胴と、前記扱室の後方に設けられ、脱穀排ワラを前記脱穀フィードチェーンから受け取って排ワラ排出口へ向けて搬送する排ワラ搬送装置と、前記脱穀フィードチェーンと前記排ワラ搬送装置との脱穀排ワラの受渡し箇所において、脱穀排ワラに上方から風を当てる送風ファンと、が備えられ、前記送風ファンが、前記扱胴に対して前記脱穀フィードチェーンが位置する側とは反対側で、前記扱室の後方、かつ、前記排ワラ搬送装置の前方に位置する箇所に設けられ、前記排ワラ搬送装置の上方を通って、前記送風ファンからの風を前記受渡し箇所の上方へ案内する送風路部材が備えられている。
本構成によると、脱穀フィードチェーンと排ワラ搬送装置との間で受け渡しされる脱穀排ワラに脱穀粒が乗ろうとしても、また乗っても、脱穀排ワラに当てられる風によって吹き飛ばされたり、吹き落されたりするので、従来の構造に比べ、送風機構を備えると共に送風機構による脱穀排ワラへの風の当て付けを可能にするだけの簡素な構造によってささり籾を回収できる。
従って、脱穀粒が脱穀排ワラに付いて排出される穀粒損失を安価に回避したり、抑制したりできる。
また、本構成によれば、扱室と排ワラ搬送装置との間のスペースを送風ファンの設置スペースに活用して、脱穀装置の大型化を回避や抑制しつつ送風ファンを装備し、脱穀粒の吹き飛ばしに適応した風を送風ファンによって発生させて脱穀粒を良好に回収できる。
本発明において、前記送風路部材の終端部に送風口が下向きに形成されていると好適である。
本構成によれば、扱室と排ワラ搬送装置との間のスペースを送風ファンの設置スペースに活用するものでありながら、送風路部材が排ワラ搬送装置によって脱穀排ワラを搬送することの障害になり難くしつつ送風できる。
本発明において、前記排ワラ搬送装置に、前記脱穀フィードチェーンから受け取った脱穀排ワラの株元を挟持搬送する株元挟持搬送部と、脱穀排ワラの穂先側を係止搬送する穂先係止搬送部が備えられ、前記送風ファンからの風が、搬送中の排ワラ杆身方向で、前記株元挟持搬送部と前記穂先係止搬送部との中間箇所に向けて吹き出されるように、前記送風路部材が設けられていると好適である。
本発明において、前記脱穀装置の前方から前記排ワラ搬送装置に動力を伝達する伝動機構の回転伝動軸が、前記扱胴に対して前記脱穀フィードチェーンが位置する側とは反対側に設けられ、前記回転伝動軸の後端部に前記送風ファンが支持され、前記伝動機構への動力が前記送風ファンへ分岐して伝達されるよう構成されていると好適である。
本構成によれば、排ワラ搬送装置に動力を伝達する伝動機構を送風ファン用に活用した簡素な構造の動力伝達装置によって送風ファンを駆動できる。
本発明において、前記扱胴が前部扱胴と後部扱胴とを備える2連扱胴に構成され、前記後部扱胴への動力は、前記後部扱胴の後部から入力され、前記後部扱胴よりも後側において、前記後部扱胴への動力が前記送風ファンへ分岐して伝達されるよう構成されていると好適である。
本構成によれば、送風ファンの前方近くの箇所から送風ファンに動力を伝達するので、伝動距離が短い簡素な構造の動力伝達装置によって送風ファンを駆動できる。
コンバインの全体を示す側面図である。 脱穀装置を示す縦断側面図である。 排ワラ搬送装置及び送風機構を示す平面図である。 送風機構を示す後面図である。 動力伝達装置を示す線図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係るコンバインの全体を示す側面図である。図1に示す[F]は、走行機体の「前」、[R]は、走行機体の「後」、紙面表側は、走行機体の「左」、紙面裏側は、走行機体の「右」と定義する。
図1に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下部に左右一対のクローラ走行装置2が装備された走行機体を備えている。走行機体の前部に運転部3が設けられている。
走行機体の前部に刈取部4が連結されている。本実施例では、運転部3が走行機体の右側に設けられ、刈取部4が走行機体の左側に連結されている。本実施例では、運転部3には、搭乗空間を覆うキャビン3aが設けられている。キャビン3aを設けないで実施してもよい。
刈取部4の刈取部フレーム4aが走行機体に上下揺動可能に支持されている。刈取部フレーム4aを昇降シリンダ5によって揺動操作することで、刈取部4を下降作業姿勢と上昇非作業姿勢とにわたって昇降操作できる。
走行機体の後部に脱穀装置6及び穀粒タンク7が設けられている。脱穀装置6は、刈取部4の後側に配備されている。穀粒タンク7は、運転部3の後側に配備されている。穀粒タンク7には、オーガ8が装備されている。脱穀装置6の後部に排ワラ処理装置9が連結されている。運転部3の下方にエンジンEを有した原動部が設けられている。エンジンEの出力がクローラ走行装置2、刈取部4、脱穀装置6及び排ワラ処理装置9に伝達されるよう構成されている。
このコンバインでは、刈取部4を下降作業姿勢にした状態で走行機体を走行させることで、稲、麦などの収穫作業を行なえる。
すなわち、下降作業姿勢にした刈取部4では、走行機体の前方に位置する植立穀稈が分草具4bによって刈取り対象の植立穀稈と刈取対象外の植立穀稈とに分草される。刈取り対象の植立穀稈の株元をバリカン型の刈取装置4cによって切断する刈取り処理が行われる。刈取穀稈を搬送装置4dによって脱穀装置6へ搬送する搬送処理が行われる。
脱穀装置6では、刈取り穀稈を脱穀する脱穀処理が行われ、かつ、脱穀粒と塵埃とを選別する選別処理が行われる。穀粒タンク7が脱穀粒を脱穀装置6から供給されて貯留する。穀粒タンク7に貯留された穀粒をオーガ8によって取出すことができる。排ワラ処理装置9は、処理形態を長ワラ排出の処理形態と細断排出の処理形態とに選択して設定できるように構成されている。排ワラ処理装置9は、長ワラ排出の処理形態が設定されると、脱穀装置6から排出された脱穀排ワラを長ワラ状態のままで走行機体の後方に排出する。排ワラ処理装置9は、細断排出の処理形態が設定されると、脱穀装置6から排出された脱穀排ワラを稈身方向に細断した状態にして走行機体の後方に排出する。
脱穀装置6について説明する。
図2は、脱穀装置6を示す縦断側面図である。図2に示すように、脱穀装置6は、脱穀フィードチェーン11及び扱室12を有した脱穀部10と、扱室12の下方と後方とにわたって設けられた選別部20と、扱室12の後方に設けられた排ワラ搬送装置30とを備え、刈取穀稈を脱穀部10において脱穀処理し、脱穀排ワラを排ワラ搬送装置30によって排ワラ処理装置9に供給し、脱穀粒とワラ屑などの塵埃とを選別部20において選別する。
脱穀部10は、具体的には、図2に示す如く構成されている。
扱室12は、脱穀機体13の前壁13f、横壁及び天板13t、脱穀機体13の内部に設けられた後壁13r及び受網14によって形成されている。
脱穀フィードチェーン11は、脱穀機体13の横外側に設けられている。脱穀フィードチェーン11は、脱穀機体13の横壁に沿って脱穀機体13の前後方向に回動するように駆動され、刈取穀稈の株元側を搬送装置4dから受け継いで扱室12の後方まで挟持搬送する。すなわち、脱穀フィードチェーン11は、刈取穀稈の穂先側を扱室12に入口12aから供給し、穂先側を扱室12に供給しながら株元側を扱室12の後方まで挟持搬送する。
扱室12に扱胴15が設けられている。扱胴15は、脱穀機体13の前後方向に延びる軸芯Pを有し、この軸芯Pを回転中心として回転するように駆動されて、扱室12に位置する穂先側に扱き作用する。脱穀処理によって得られた脱穀粒が受網14から漏下して選別部20に落ちる。脱穀排ワラは、脱穀フィードチェーン11により、扱室12から送塵口16を介して扱室12の後方へ搬出される。
送塵口16の後方に処理胴17が駆動回転可能に設けられている。送塵口16から排出され、篩線18によって受け止められたワラ屑が処理胴17によって解し処理され、ワラ屑に混在していた穀粒が取り出される。篩線18は、揺動選別装置21に支持されている。
選別部20は、具体的には、図2に示す如く構成されている。
選別部20は、揺動選別装置21、唐箕22、排塵ファン23、前送風ファン29f及び後送風ファン29rを備えている。揺動選別装置21は、扱室12の下方に揺動駆動可能に設けられている。唐箕22は、揺動選別装置21の前端側の下方に設けられ、揺動選別装置21を下方から上方に通り抜けて脱穀機体13の後方に向かう選別風を供給する。排塵ファン23は、揺動選別装置21の後端側の上方に設けられている。
受網14から漏下した脱穀粒及び塵埃、送塵口16から落下した塵埃などが揺動選別装置21によって受け止められる。受け止められた穀粒及び塵埃は、揺動選別装置21によって揺られることによる比重選別と、唐箕22、前送風ファン29f及び後送風ファン29rによって供給される選別風による風選別とによって、穀粒とワラ屑などの塵埃とに選別される。選別された穀粒のうちの単粒化した穀粒が第一スクリューコンベヤ24に落下し、第一スクリューコンベヤ24及び揚穀装置25によって穀粒タンク7へ搬送される。選別された穀粒のうちの単粒化していない穀粒が第二スクリューコンベヤ26に落下し、第二スクリューコンベヤ26及び搬送装置27によって扱室12の前部へ還元される。選別されたワラ屑などの塵埃が選別風と共に塵埃排出口28を介して脱穀機体13の外部へ排出されるか、あるいは選別風と共に排塵ファン23に吸引され、排塵ファン23の排出口23aを介して脱穀機体13の外部へ排出される。
排ワラ搬送装置30について説明する。
排ワラ搬送装置30は、脱穀排ワラを扱室12の後方近くで脱穀フィードチェーン11から受け継いで脱穀機体13の排ワラ排出口13dに向けて搬送し、排ワラ排出口13dを介して排ワラ処理装置9に供給する。
排ワラ搬送装置30は、具体的には、図2及び図3に示す如く構成されている。
排ワラ搬送装置30は、株元挟持搬送部31と穂先係止搬送部32とを備えている。株元挟持搬送部31及び穂先係止搬送部32の夫々の搬送始端部は、脱穀フィードチェーン11による排ワラ搬送路11Aの終端部の上方に位置している。脱穀フィードチェーン11による排ワラ搬送路11Aは、脱穀排ワラのうち、脱穀フィードチェーン11によって挟持される部位が通るものだけに限らず、脱穀フィードチェーン11によって搬送される脱穀排ワラの株元から穂先までの全体が通るものである。株元挟持搬送部31及び穂先係止搬送部32の搬送終端側は、脱穀機体13の排ワラ排出口13dを通り抜けて排ワラ処理装置9の内部に入り込んでいる。株元挟持搬送部31及び穂先係止搬送部32の搬送終端側ほど脱穀フィードチェーン11から穂先側(扱室側)により離れている。
脱穀排ワラが脱穀フィードチェーン11によって扱室12から搬出されて排ワラ搬送路11Aの終端部に到達すると、株元側が株元挟持搬送部31に受け継がれ、穂先側が穂先係止搬送部32に受け継がれる。株元挟持搬送部31及び穂先係止搬送部32に受け継がれた脱穀排ワラは、株元挟持搬送部31と穂先係止搬送部32とによって横倒れ姿勢に保持されつつ、株元挟持搬送部31による挟持搬送、及び穂先係止搬送部32による係止搬送によって脱穀フィードチェーン11が位置する側とは反対側(穂先側)に移動させつつ脱穀機体13の後方へ排ワラ排出口13aを通り超して搬送され、排ワラ処理装置9に至ると、株元挟持搬送部31及び穂先係止搬送部32の搬送が解除されて排ワラ処理装置9に供給される。
図2及び図4に示すように、脱穀装置6のうち、扱室12の後方の部位に送風機構35が設けられている。脱穀フィードチェーン11と排ワラ搬送装置30との脱穀排ワラの受渡し箇所Aにおいて、送風機構35によって脱穀排ワラに上方から風を当てられる。受渡し箇所Aは、平面視において、脱穀フィードチェーン11と株元挟持搬送部31とが重なる箇所だけに限らず、この重なり箇所のまわりに多少の広がりを有する箇所である。扱室12から脱穀排ワラによって掃き出されるなどによって扱室12の後方に位置する脱穀粒が受渡し箇所Aの脱穀排ワラに乗ろうとしても、また乗っても、風によって吹き飛ばされたり、吹き落されたりし、脱穀粒が脱穀排ワラと共に脱穀機体13の外部に排出されることを抑制したり、回避したりできる。
具体的には、送風機構35は、送風ファンによって構成されている。送風ファン35は、扱室12の後方、かつ、排ワラ搬送装置30の前方に位置する箇所に設けられている。
図3及び図4に示すように、送風ファン35の排風口から送風路部材36が延出されている。送風路部材36は、脱穀装置6の内部のうち、排ワラ搬送装置30よりも上方に位置する領域に配備されている。送風路部材36の終端部に送風口37が受渡し箇所Aに向くように下向きに形成されている。本実施例では、送風路部材36は、樹脂ホースによって構成されている。送風路部材36は、樹脂ホースに限らず、樹脂管、金属管などによって構成してもよい。
送風ファン35は、給気口35aを介して空気を吸引して風を発生させ、発生した風を排風口から排出する。送風ファン35から排出された風が送風路部材36によって送風口37へ案内されて送風口37から受渡し箇所Aへ向けて噴き出し、受渡し箇所Aに位置する脱穀排ワラに当たる。
図2に示すように、扱胴15は、扱室12の前部において扱き作用する前部扱胴15fと、扱室12の後部において扱き作用する後部扱胴15rとを備え、2連扱胴に構成されている。前部扱胴15fは、回転支軸15a(図5参照)に相対回転不能に支持されている。後部扱胴15rは、回転支軸15b(図5参照)に相対回転不能に支持されている。
扱胴15、排ワラ搬送装置30及び送風ファン35に駆動力を伝達する動力伝達装置は、図5に示すように、入力分岐機構40、伝動機構45、後部扱胴伝動機構46、排ワラ搬送伝動機構47及びファン伝動機構48を備えている。
入力分岐機構40は、脱穀装置6の前方に設けられている。入力分岐機構40には、エンジンEの出力軸からの動力を入力軸41によって入力ケース42に導入し、導入した動力を第一出力軸43と第二出力軸44とに分岐させて伝達する。第一出力軸43の動力が脱穀フィードチェーン11、唐箕22、排塵ファン23、第一スクリューコンベヤ24及び第二スクリューコンベヤ26の夫々の駆動部に伝動ベルト(図示せず)を介して伝達される。第二出力軸44の動力が伝動ベルト44aを介して前部扱胴15fの回転支軸15aに伝達される。
伝動機構45は、扱胴15に対して脱穀フィードチェーン11が位置する側とは反対側に、脱穀装置6の前方と扱室12の後方とにわたって設けられている。本実施例では、伝動機構45は、回転伝動軸によって構成されている。伝動機構45は、回転伝動軸に限らず、伝動ベルト、伝動チェーンなどによって構成してもよい。伝動機構45の前端側の入力部が伝動ベルト44aを介して第二出力軸44に連動連結されている。本実施例では、伝動機構45の出力側(後側)が脱穀機体13の内部に設けられている。伝動機構45の出力側は、脱穀機体13の内部に限らず、脱穀機体13の外部に設けてもよい。
後部扱胴伝動機構46は、扱室12の後方に設けられている。後部扱胴伝動機構46は、伝動機構45の後端側の出力部と、後部扱胴15rの回転支軸15bの後端部とを連動連結している。本実施例では、後部扱胴伝動機構46は、伝動ベルトによって構成されている。後部扱胴伝動機構46は、伝動ベルトに限らず、伝動チェーン、回転伝動軸などによって構成してもよい。エンジンEから脱穀装置6の前方(入力分岐機構40)へ伝達された動力が伝動機構45及び後部扱胴伝動機構46によって後部扱胴15rの後部の箇所へ伝達され、この箇所から後部扱胴15rへ入力される。
排ワラ搬送伝動機構47は、伝動機構45の後端側の出力部と、排ワラ搬送装置30の入力軸30aとを連動連結している。本実施例では、排ワラ搬送伝動機構47は、伝動ベルトによって構成されている。排ワラ搬送伝動機構47は、伝動ベルトに限らず、伝動チェーン、回転伝動軸などによって構成してもよい。エンジンEから脱穀装置6の前方(入力分岐機構40)へ伝達された動力が伝動機構45及び排ワラ搬送伝動機構47によって排ワラ搬送装置30へ入力される。
ファン伝動機構48は、伝動機構45の後端側の出力部と、送風ファン35の駆動軸とを連動連結している。本実施例では、ファン伝動機構48は、伝動機構45を構成する回転伝動軸と一体的に形成された回転伝動軸によって構成されている。ファン伝動機構48は、回転伝動軸に限らず、伝動ベルト、伝動チェーンなどによって構成してもよい。エンジンEから脱穀装置6の前方の箇所(入力分岐機構40)へ伝達され、この箇所から伝動機構45によって後部扱胴15r及び排ワラ搬送装置30へ伝達される動力が、後部扱胴15rよりも後側、かつ排ワラ搬送装置30の前方においてファン伝動機構48によって送風ファン35へ分岐させて伝達される。
〔別実施例〕
(1)上記した実施例では、脱穀装置6の前方から排ワラ搬送装置30及び送風機構(送風ファン)35へ動力伝達するよう構成した例を示したが、脱穀装置6の前方に限らず、後方から動力伝達するよう構成してもよい。
(2)上記した実施例では、排ワラ搬送装置30及び後部扱胴15rへの動力を送風ファン35へ分岐させて伝達するよう構成した例を示したが、送風ファン35へ動力伝達する専用の伝動機構を設けて実施してもよい。
(3)上記した実施例では、扱胴15を2連扱胴に構成した例を示したが、2連扱胴に限らず、単一の扱胴に構成して実施してもよい。
本発明は、脱穀装置6の前後向きが走行機体の前後向きとなるコンバインの他、脱穀装置6の前後向きが走行機体の横向きとなるコンバインにも適用できる。
4 刈取部
11 脱穀フィードチェーン
13d 排ワラ排出口
15 扱胴
21 扱胴
15f 前部扱胴
15r 後部扱胴
30 排ワラ搬送装置
35 送風機構(送風ファン)
36 送風路部材
37 送風口
45 伝動機構
A 受渡し箇所

Claims (5)

  1. 植立穀稈を刈取る刈取部と、前記刈取部からの刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置とが備えられ、
    前記脱穀装置に、扱室と、刈取穀稈の穂先側を前記扱室に供給しながら刈取穀稈の株元を挟持搬送する脱穀フィードチェーンと、前記扱室に供給された穂先側に扱き作用する扱胴と、前記扱室の後方に設けられ、脱穀排ワラを前記脱穀フィードチェーンから受け取って排ワラ排出口へ向けて搬送する排ワラ搬送装置と、前記脱穀フィードチェーンと前記排ワラ搬送装置との脱穀排ワラの受渡し箇所において、脱穀排ワラに上方から風を当てる送風ファンと、が備えられ、
    前記送風ファンが、前記扱胴に対して前記脱穀フィードチェーンが位置する側とは反対側で、前記扱室の後方、かつ、前記排ワラ搬送装置の前方に位置する箇所に設けられ、
    前記排ワラ搬送装置の上方を通って、前記送風ファンからの風を前記受渡し箇所の上方へ案内する送風路部材が備えられているコンバイン。
  2. 前記送風路部材の終端部に送風口が下向きに形成されている請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記排ワラ搬送装置に、前記脱穀フィードチェーンから受け取った脱穀排ワラの株元を挟持搬送する株元挟持搬送部と、脱穀排ワラの穂先側を係止搬送する穂先係止搬送部が備えられ、
    前記送風ファンからの風が、搬送中の排ワラ杆身方向で、前記株元挟持搬送部と前記穂先係止搬送部との中間箇所に向けて吹き出されるように、前記送風路部材が設けられている請求項1又は2記載のコンバイン。
  4. 前記脱穀装置の前方から前記排ワラ搬送装置に動力を伝達する伝動機構の回転伝動軸が、前記扱胴に対して前記脱穀フィードチェーンが位置する側とは反対側に設けられ、
    前記回転伝動軸の後端部に前記送風ファンが支持され、
    前記伝動機構への動力が前記送風ファンへ分岐して伝達されるよう構成されている請求項1〜3のいずれか一項記載のコンバイン。
  5. 前記扱胴が前部扱胴と後部扱胴とを備える2連扱胴に構成され、
    前記後部扱胴への動力は、前記後部扱胴の後部から入力され、前記後部扱胴よりも後側において、前記後部扱胴への動力が前記送風ファンへ分岐して伝達されるよう構成されている請求項1〜4のいずれか一項記載のコンバイン。
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