JP2016094967A - 環状バネ、並びに、それを用いたトルク検出装置及びロボット関節機構 - Google Patents

環状バネ、並びに、それを用いたトルク検出装置及びロボット関節機構 Download PDF

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    • G01L3/1457Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element is other than a torsionally-flexible shaft involving springs using electrical transducers involving resistance strain gauges

Abstract

【課題】衝撃を吸収しやすく、小型・軽量な環状バネを提供すること。
【解決手段】弾性部13は、一端が内周部12の外周面に結合され、他端が外周部11の内周面に結合された第1弾性部13aと、内周部12の中心点P1及び内周部12と第1弾性部13aとの結合点P2を通る線で第1弾性部13aと線対称になる第2弾性部13bとで構成される。外周部11と内周部12とが相対回転する際に、第1弾性部13a及び第2弾性部13bは、一方が圧縮し、他方が伸長するように弾性変形する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内周部及び外周部の一方に伝達された回転駆動力を他方に伝達する環状バネ、並びに、それを用いたトルク検出装置及びロボット関節機構に関する。
従来、人間と同様に、胴体である基体と、基体の上部に設けられた頭部と、基体の上部左右両側から延設された左右の腕体と、腕体の先端部に設けられた手部と、基体の下部から下方に延設された左右の脚体と、脚体の先端部に取り付けられた足平部とを備えたロボットが知られている。この種のロボットは、人間の肩関節、肘関節、手首関節、股関節、膝関節、足首関節等の関節に相当する複数の関節機構において、腕体や脚体を屈伸運動させることができるようになっている。
そのような屈伸運動を可能とするために用いられる関節機構としては、アクチュエータ等の駆動源と、減速機構から駆動力が伝達される環状バネと、環状バネから駆動力が伝達され、ロボットの各部を屈伸運動させるリンク機構とを備えたものがある。
環状バネとしては、環状の外周部と、外周部の内周側に配置された環状の内周部と、外周部と内周部との間に配置された弾性部とを有するものがある。そのような環状バネの弾性部としては、外周部と内周部とが相対回転して荷重が加えられたときに曲げ応力が生じる片持ちはり状のものや、ねじり応力が生じるトーションバー状のものがある(例えば、特許文献1参照。)。
このようにして構成されている関節機構では、屈伸させる腕体や脚体が障害物等に接触又は衝突した際の衝撃を環状バネの弾性部で吸収することによって、関節機構を保護している。また、そのような関節機構では、環状バネの構成部の変形度合を測定して、その検出値に基づいて伝達されている回転駆動力(トルク)を算出することがある。
特許第4801534号公報
しかし、従来の環状バネは、荷重が加わったときに曲げ応力やねじり応力が生じるものを弾性部として用いている。そのため、外周部と内周部との相対回転方向の変位量の大きさを衝撃を吸収するために十分な値にしようとする場合には、軸方向の長さや半径を大きくしなければならず、小型化や軽量化が難しいという問題があった。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、衝撃を吸収しやすく、小型・軽量な環状バネ、並びに、それを用いたトルク検出装置及びロボット関節機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の環状バネは、環状の外周部と、外周部の内周側に配置された環状の内周部と、外周部と内周部との間に配置された弾性部とを備えた環状バネであって、弾性部は、一端が内周部の外周面に結合され、他端が外周部の内周面に結合された第1弾性部と、一端が内周部の外周面に結合され、他端が外周部の内周面に結合され、内周部の中心点及び内周部と第1弾性部との結合点を通る線で第1弾性部と線対称になる第2弾性部とで構成され、外周部又は内周部の一方が他方に対して相対回転する際に、第1弾性部及び第2弾性部は、その第1弾性部及びその第2弾性部のいずれか一方が圧縮し、他方が伸長するように弾性変形することを特徴とする。
本発明によれば、環状バネの弾性部を構成する第1弾性部及び第2弾性部は、外周部材と内周部材とが相対回転して荷重が加えられると、圧縮応力又は引張応力を生じる。本発明の環状バネは、このような弾性部を備えているので、荷重が加えられた際に曲げ応力やねじり応力が生じる従来の弾性部に比べて、外周部と内周部との相対回転方向の変位量を大きくすることができ、衝撃を吸収しやすい。また、本発明の環状バネは、そのように変位量を大きくしても、従来の環状バネに比べて、軸方向の長さや半径が大きくならず、重量も大きくならない。
また、第1弾性部と第2弾性部とは、線対称となるように配置されている。そして、それらは同一方向の力が加えられた際に逆方向に圧縮・伸長するので、各々に加えられる引張荷重と圧縮荷重とは、弾性部全体として内周部の中心点で点対称になる。そのため、本発明の環状バネは、外周部の中心と内周部の中心との偏差が生じにくく、変形のヒステリシスも生じにくいので、歪みセンサ等を用いてセンシングを行った際には、センシングの信頼性が高いものになる。
また、本発明の環状バネにおいては、外周部又は内周部は、弾性部と結合する結合部を有し、弾性部と外周部又は内周部とが一体的に形成され、結合部の、弾性部と外周部の内周面又は内周部の外周面とに挟まれた部分は、その弾性部とその外周部又はその内周部との結合点側に向かって弧状に凹んだ形状となっていることが好ましい。
このように、弾性部と外周部の内周面又は内周部の外周面とに挟まれた部分を弧状にすれば、環状バネに荷重が加わった際にその結合部分に加わる力が分散され、許容負荷が上がる。すなわち、その部分における破損が生じにくくなるので、環状バネの寿命を長くし、小型化・軽量化することができる。
また、本発明の環状バネにおいては、弾性部を偶数個備えていることが好ましい。
このように複数の弾性部(すなわち、複数組の第1弾性部及び第2弾性部)を備えていれば、環状バネに荷重が加えられた際に、各々の弾性部においてその弾性部の第1弾性部と第2弾性部とでその荷重をキャンセルするだけではなく、弾性部同士でもその荷重をキャンセルできるようになるので、許容負荷が上がる。さらに、弾性部を偶数個設けた場合には、第1弾性部の数と第2弾性部の数とが、環状バネ全体で同一になるので、弾性部に加えられる引張荷重と圧縮荷重のバランスが良くなり、中心の偏差も生じにくくなる。
また、本発明の環状バネにおいては、第1弾性部と外周部との結合点、第2弾性部と外周部との結合点、及び、第1弾性部と第2弾性部と内周部との結合点を通る直線が、その第1弾性部とその内周部との結合点におけるその内周部の外周面の接線に沿って延びていることが好ましい。
このように第1弾性部と第2弾性部とが内周部の外周面の接線に沿うように延びていると、弾性部において衝撃を吸収しやすくなる。
また、本発明の環状バネにおいては、内周部を第1内周部とし、その内周部と外周部との間に配置された弾性部を外周側弾性部とし、第1内周部の内周側に配置された環状の第2内周部と、第1内周部と第2内周部との間に配置された内周側弾性部とを備え、内周側弾性部は、一端が第2内周部の外周面に結合され、他端が第1内周部の内周面に結合された第1弾性部と、一端が第2内周部の外周面に結合され、他端が第1内周部の内周面に結合され、第2内周部の中心点及び第2内周部と第1弾性部との結合点を通る線で第1弾性部と線対称になる第2弾性部とで構成され、第1内周部又は第2内周部の一方が他方に対して相対回転する際に、第1弾性部及び第2弾性部は、その第1弾性部及びその第2弾性部のいずれか一方が圧縮し、他方が伸長するように弾性変形するように構成してもよい。
さらに、本発明の環状バネにおいては、第1内周部及び第2内周部を備えた多段構造にした場合には、第1内周部は、筒状の部材であり、外周部と第2内周部とは、軸方向にずれた位置に設けられているように構成してもよい。
また、本発明の環状バネにおいては、内周部は、筒状の部材であり、内周部の外周側に、軸方向にずれた位置に配置された複数の外周部を有し、内周部と各々の外周部との間に、それぞれ弾性部が設けられているように構成してもよい。
上記目的を達成するために、本発明のトルク検出装置は、上記いずれかの環状バネと、外周部、内周部、弾性部、又は、筒状の内周部の内周面若しくは外周面に貼り付けられ、歪み量を検出するセンサとを備えたことを特徴とする。
このように構成された本発明のトルク検出装置は、従来の環状バネを用いたトルク検出装置に比べて、小型・軽量なものになる。また、環状バネが小型であっても、上記の位置であればセンサを配置するためのスペースが十分に確保することができるので、センサを配置するためのスペースを別途設ける必要がなく、装置が大型化することもない。さらに、上記の位置における環状バネの変位量は、歪み量を検出するために十分な大きさであるので、精度良く歪み量を検出でき、ひいては、精度良くトルクを算出できる。
上記目的を達成するために、本発明のロボット関節機構は、上記いずれかの環状バネと、駆動源と、環状バネの外周部又は内周部に駆動源からの駆動力を減速して伝達する減速機構とを備えることを特徴とする。
このように構成された本発明のロボット関節機構は、従来の環状バネを用いたロボット関節機構に比べて、小型・軽量であり、かつ、衝撃を吸収しやすいものになる。
また、本発明のロボット関節機構としては、減速機構は、内周面に歯部が形成されたサーキュラスプラインと、外周面にサーキュラスプラインの歯部と噛合する歯部が形成されたフレクスプラインとを有する波動歯車装置であり、環状バネの内周部にサーキュラスプラインの歯部が設けられているように構成してもよい。
本発明の第1実施形態に係る環状バネの平面図。 本発明の第2実施形態に係る環状バネの斜視図。 図2の環状バネの平面図。 図2の環状バネを2つ軸方向に重ねて連結した場合を示す側面図。 本発明の第3実施形態に係る環状バネの斜視図。 図5の環状バネの平面図。 本発明の第4実施形態に係る環状バネの斜視図。 図7の環状バネの正面図。 図7の環状バネの背面図。 本発明の第5実施形態に係るトルク検出装置及びロボット関節機構を備えたロボットの構成を示す模式図。 図10のロボットの腕体に内蔵された関節機構の構成を示す斜視図。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態の環状バネ10は、環状の外周部11と、外周部11の内周側に配置された環状の内周部12と、外周部11と内周部12との間に配置された弾性部13とを備えている。環状バネ10は、金属材料により形成されており、各部が一体的に構成されている。
内周部12は、外周面側に径方向外側に延びる内周側結合部14を有し、内周側結合部14の外周部11側の端部で弾性部13と結合している。外周部11は、内周面側に径方向内側に延びる外周側結合部15を有し、外周側結合部15の内周部12側の端部で弾性部13と結合している。
外周部11及び内周部12には、軸方向に貫通する孔11a,12aが複数設けられている。これらの孔11a,12aは、環状バネ10の外周部11又は内周部12を駆動源等にボルト等によって固定する際にも用い得るようになっている。また、これらの孔11a,12aは、肉抜きによる軽量化という効果も奏する。
弾性部13は、第1弾性部13aと、その第1弾性部13aに対応する第2弾性部13bとを6組備えている。そのため、環状バネ10では、環状バネ10に荷重が加えられた際に、各々の弾性部13において第1弾性部13aと第2弾性部13bとでその荷重をキャンセルするだけではなく、弾性部13同士でもその荷重をキャンセルできる。さらに、第1弾性部13aの数と第2弾性部13bの数とが、環状バネ10全体で同一になっているので、弾性部13に加えられる引張荷重と圧縮荷重とのバランスが良く、中心の偏差が生じにくくなっている。
弾性部13の第1弾性部13aは、板状であり、一端が内周部12の外周面の内周側結合部14に結合され、他端が外周部11の内周面の外周側結合部15に結合されている。第1弾性部13aと外周部11とは、内周部12の中心点P1及び内周部12の内周側結合部14と第1弾性部13aとの結合点P2を通る線からずれた位置にある結合点P3で結合されている。
弾性部13の第2弾性部13bは、板状であり、一端が内周部12の外周面の内周側結合部14に結合され、他端が外周部11の内周面の外周側結合部15に結合されている。この第2弾性部13bは、内周部12の中心点P1及び内周部12の内周側結合部14と第1弾性部13aとの結合点P2を通る線で第1弾性部13aと線対称になっている。
このように構成された弾性部13では、外周部11又は内周部12の一方が他方に対して相対回転する際に、第1弾性部13a及び第2弾性部13bは、一方が圧縮し、他方が伸長するように弾性変形する。
また、第1弾性部13aと第2弾性部13bとは、線対称となるように配置されている。そのため、荷重が加えられた際に、各々に加えられる引張荷重と圧縮荷重とは、弾性部13全体として中心点P1で軸対称になる。
また、第1弾性部13aと外周部11との結合点P3、第2弾性部13bと外周部11との結合点(すなわち、隣接する弾性部13の第1弾性部13aと外周部11との結合点)、及び、第1弾性部13aと第2弾性部13bと内周部12との結合点P2を通る直線が、その第1弾性部13aとその内周部12との結合点P2におけるその内周部12の外周面の接線に沿って延びている。
すなわち、第1弾性部13aと第2弾性部13bとが内周部12の外周面の接線に沿うように延びている。そのため、弾性部13に加えられた荷重は、第1弾性部13aと第2弾性部13bとによって、効率よくキャンセルされる。
内周側結合部14の、内周部12と弾性部13とに挟まれた側面部14aは、結合点P2に向かって弧状に凹んだ形状となっている。外周側結合部15の、外周部11と弾性部13とに挟まれた側面部15aは、結合点P3に向かって弧状に凹んだ形状となっている。
このように構成された内周側結合部14及び外周側結合部15では、荷重が加えられたときに側面部14a,15aに加わる力が一点に集中することがないので、その部分における破損が生じにくい。
上記のように構成された本実施形態の環状バネ10は、外周部11と内周部12との相対回転方向の変位量を大きくしても、弾性部13として曲げ応力やねじり応力が生じるものを用いた場合に比べて、軸方向の長さや半径を小さくすることができ、重量も軽減することができる。また、中心の偏差が生じにくく、ヒステリシスも生じにくいので、歪みセンサ等を用いてセンシングを行った際には、その信頼性が高いものになる。
[第2実施形態]
図2に示すように、第2実施形態の環状バネ20は、環状の外周部21と、外周部21の内周側に配置された内周部22と、外周部21と内周部22との間に配置された弾性部23とを備えている。環状バネ20は、金属材料により形成されており、各部が一体的に構成されている。
内周部22は、外周部21の内側に位置する環状の第1環状部22aと、端面が第1環状部22aに接続された筒状部22bと、筒状部22bの第1環状部22aが接続された端面とは反対側の端面に接続された第2環状部22cとを有している。
内周部22は、第1環状部22aの外周面側に径方向外側に延びる内周側結合部24を有し、内周側結合部24の外周部21側の端部で弾性部23と結合している。外周部21は、内周面側に径方向内側に延びる外周側結合部25を有し、外周側結合部25の内周部22側の端部で弾性部23と結合している。
外周部21及び内周部22の第2環状部22cには、軸方向に貫通する孔21a,22dが複数設けられている。これらの孔21a,22dは、環状バネ20の外周部21又は内周部22を駆動源等にボルト等によって固定する際にも用い得るようになっている。また、これらの孔21a,22dは、肉抜きによる軽量化という効果も奏する。
図3に示すように、弾性部23は、第1弾性部23aと、その第1弾性部23aに対応する第2弾性部23bとを6組備えている。そのため、環状バネ20では、環状バネ20に荷重が加えられた際に、各々の弾性部23において第1弾性部23aと第2弾性部23bとでその荷重をキャンセルするだけではなく、弾性部23同士でもその荷重をキャンセルできる。さらに、第1弾性部23aの数と第2弾性部23bの数とが、環状バネ20全体で同一になっているので、弾性部23に加えられる引張荷重と圧縮荷重とのバランスが良く、中心の偏差が生じにくくなっている。
弾性部23の第1弾性部23aは、板状であり、一端が内周部22の第1環状部22aの外周面の内周側結合部24に結合され、他端が外周部21の内周面の外周側結合部25に結合されている。第1弾性部23aと外周部21とは、内周部22の中心点P1及び内周部22の第1環状部22aの内周側結合部24と第1弾性部23aとの結合点P2を通る線からずれた位置にある結合点P3で結合されている。
弾性部23の第2弾性部23bは、板状であり、一端が内周部22の第1環状部22aの外周面の内周側結合部24に結合され、他端が外周部21の内周面の外周側結合部25に結合されている。この第2弾性部23bは、内周部22の中心点P1及び内周部22の第1環状部22aの内周側結合部24と第1弾性部23aとの結合点P2を通る線で第1弾性部23aと線対称になっている。
このように構成された弾性部23では、外周部21又は内周部22の第1環状部22aの一方が他方に対して相対回転する際に、第1弾性部23a及び第2弾性部23bは、一方が圧縮し、他方が伸長するように弾性変形する。
また、第1弾性部23aと第2弾性部23bとは、線対称となるように配置されている。そのため、荷重が加えられた際に、各々に加えられる引張荷重と圧縮荷重とは、弾性部23全体として中心点P1で軸対称になる。
また、第1弾性部23aと外周部21との結合点P3、第2弾性部23bと外周部21との結合点(すなわち、隣接する弾性部23の第1弾性部23aと外周部21との結合点)、及び、第1弾性部23aと第2弾性部23bと内周部22との結合点P2を通る直線が、その第1弾性部23aとその内周部22との結合点P2におけるその内周部22の外周面の接線に沿って延びている。
すなわち、第1弾性部23aと第2弾性部23bとが内周部22の外周面の接線に沿うように延びている。そのため、弾性部23に加えられた荷重は、第1弾性部23aと第2弾性部23bとによって、効率よくキャンセルされる。
内周側結合部24の、内周部22の第1環状部22aと弾性部23とに挟まれた側面部24aは、結合点P2に向かって弧状に凹んだ形状となっている。外周側結合部25の、外周部21と弾性部23とに挟まれた側面部25aは、結合点P3に向かって弧状に凹んだ形状となっている。
このように構成された内周側結合部24及び外周側結合部25では、荷重が加えられたときに側面部24a,25aに加わる力が一点に集中することがないので、その部分における破損が生じにくい。
上記のように構成された本実施形態の環状バネ20は、第1実施形態の環状バネ10と同様に、弾性部として曲げ応力やねじり応力が生じるものを用いた場合に比べて、軸方向の長さや半径を小さくすることができ、重量も軽減することができる。また、中心の偏差が生じにくく、ヒステリシスも生じにくいので、歪みセンサ等を用いてセンシングを行った際には、その信頼性が高いものになる。
また、本実施形態の環状バネ20は、内周部22の筒状部22bをトーションバーとして構成し得る。また、筒状部22bは、周面部分に弾性部や弾性部と結合するための結合部が設けられていないので、歪みセンサ等を容易に貼り付けることができる。
また、図4に示すように、環状バネ20を複数連結する場合には、外周部21を対向するように配置して、環状の連結部材26を外周部21の外周面に嵌合するようにして連結することが好ましい。なお、図4においては、連結部材26は断面のみを示している。このように連結すれば、単体で使用する場合よりも、さらに変位量を大きくすることができる。
また、環状バネ20に歪み量を検出するためのセンサSを貼り付ける場合には、内周部22の筒状部22bの外周面であって、第1環状部22aと第2環状部22cとの略中間となる位置で、周方向に等間隔になるように複数のセンサを貼り付けることが好ましい。さらに、その位置は、隣接する内周側結合部24の略中間となる位置であることが好ましい。この位置は環状バネ20に荷重が加わった際に大きく撓みやすい位置であるので、精度良く歪み量を検出できるためである。
[第3実施形態]
図5に示すように、第3実施形態の環状バネ30は、環状の外周部31と、外周部31の内周側に配置された第1内周部32と、第1内周部32の内周側に配置された環状の第2内周部33と、外周部31と第1内周部32との間に配置された外周側弾性部34と、第1内周部32と第2内周部33との間に配置された内周側弾性部35を備えている。環状バネ30は、金属材料により形成されており、各部が一体的に構成されている。
第1内周部32は、外周部31の内側に位置する環状の第1環状部32aと、端面が第1環状部32aに接続された筒状部32bと、筒状部32bの第1環状部32aが接続された端面とは反対側の端面に接続された第2環状部32cとを有している。
第1内周部32は、第1環状部32aの外周面側に径方向外側に延びる第1内周側結合部36を有し、第1内周側結合部36の外周部31側の端部で外周側弾性部34と結合している。外周部31は、内周面側に径方向内側に延びる第1外周側結合部37を有し、第1外周側結合部37の第1内周部32側の端部で外周側弾性部34と結合している。
また、第2内周部33は、外周面側に径方向外側に延びる第2内周側結合部38を有し、第2内周側結合部38の第1内周部32側の端部で内周側弾性部35と結合している。第1内周部32は、第2環状部32cの内周面側に径方向内側に延びる第2外周側結合部39を有し、第2外周側結合部39の第2内周部33側の端部で内周側弾性部35と結合している。
外周部31及び第2内周部33には、軸方向に貫通する孔31a,33aが複数設けられている。これらの孔31a,33aは、環状バネ30の外周部31又は第2内周部33を駆動源等にボルト等によって固定する際にも用い得るようになっている。また、これらの孔31a,33aは、肉抜きによる軽量化という効果も奏する。
図6に示すように、外周側弾性部34は、第1弾性部34aと、その第1弾性部34aに対応する第2弾性部34bとを6組備えている。そのため、外周部31と第1内周部32との間では、いずれかに荷重が加えられた際に、各々の外周側弾性部34において第1弾性部34aと第2弾性部34bとでその荷重をキャンセルするだけではなく、外周側弾性部34同士でもその荷重をキャンセルできる。さらに、第1弾性部34aの数と第2弾性部34bの数とが、外周部31と第1内周部32との間で同一になっているので、外周側弾性部34に加えられる引張荷重と圧縮荷重とのバランスが良く、中心の偏差が生じにくくなっている。
外周側弾性部34の第1弾性部34aは、板状であり、一端が第1内周部32の第1環状部32aの外周面の第1内周側結合部36に結合され、他端が外周部31の内周面の第1外周側結合部37に結合されている。第1弾性部34aと外周部31とは、第1内周部32の中心点P1及び第1内周部32の第1環状部32aの第1内周側結合部36と第1弾性部34aとの結合点P2を通る線からずれた位置にある結合点P3で結合されている。
外周側弾性部34の第2弾性部34bは、板状であり、一端が第1内周部32の第1環状部32aの外周面の第1内周側結合部36に結合され、他端が外周部31の内周面の第1外周側結合部37に結合されている。この第2弾性部34bは、第1内周部32の中心点P1及び第1内周部32の第1環状部32aの第1内周側結合部36と第1弾性部34aとの結合点P2を通る線で第1弾性部34aと線対称になっている。
このように構成された外周側弾性部34では、外周部31又は第1内周部32の第1環状部32aの一方が他方に対して相対回転する際に、第1弾性部34a及び第2弾性部34bは、一方が圧縮し、他方が伸長するように弾性変形する。
また、第1弾性部34aと第2弾性部34bとは、線対称となるように配置されている。そのため、荷重が加えられた際、各々に加えられる引張荷重と圧縮荷重とは、外周側弾性部34全体として中心点P1で軸対称になる。
また、第1弾性部34aと外周部31との結合点P3、第2弾性部34bと外周部31との結合点(すなわち、隣接する外周側弾性部34の第1弾性部34aと外周部31との結合点)、及び、第1弾性部34aと第2弾性部34bと第1内周部32との結合点P2を通る直線が、その第1弾性部34aとその第1内周部32との結合点P2におけるその第1内周部32の外周面の接線に沿って延びている。
すなわち、第1弾性部34aと第2弾性部34bとが第1内周部32の外周面の接線に沿うように延びている。そのため、外周側弾性部34に加えられた荷重は、第1弾性部34aと第2弾性部34bとによって、効率よくキャンセルされる。
内周側弾性部35は、第1弾性部35aと、その第1弾性部35aに対応する第2弾性部35bとを6組備えている。そのため、第1内周部32と第2内周部33の間では、いずれかに荷重が加えられた際に、各々の内周側弾性部35において第1弾性部35aと第2弾性部35bとでその荷重をキャンセルするだけではなく、内周側弾性部35同士でもその荷重をキャンセルできる。さらに、第1弾性部35aの数と第2弾性部35bの数とが、第1内周部32と第2内周部33との間で同一になっているので、内周側弾性部35に加えられる引張荷重と圧縮荷重とのバランスが良く、中心の偏差が生じにくくなっている。
内周側弾性部35の第1弾性部35aは、板状であり、一端が第2内周部33の外周面の第2内周側結合部38に結合され、他端が第1内周部32の第2環状部32cの内周面の第2外周側結合部39に結合されている。第1弾性部35aと第1内周部32とは、第2内周部33の中心点P1及び第2内周部33の第2内周側結合部38と第1弾性部35aとの結合点P4を通る線からずれた位置にある結合点P5で結合されている。
内周側弾性部35の第2弾性部35bは、板状であり、一端が第2内周部33の外周面の第2内周側結合部38に結合され、他端が第1内周部32の第2環状部32cの内周面の第2外周側結合部39に結合されている。この第2弾性部35bは、第2内周部33の中心点P1及び第2内周部33の第2内周側結合部38と第1弾性部35aとの結合点P4を通る線で第1弾性部35aと線対称になっている。
このように構成された内周側弾性部35では、第1内周部32の第2環状部32c又は第2内周部33の一方が他方に対して相対回転する際に、第1弾性部35a及び第2弾性部35bは、一方が圧縮し、他方が伸長するように弾性変形する。
また、第1弾性部35aと第2弾性部35bとは、線対称となるように配置されている。そのため、荷重が加えられた際、各々に加えられる引張荷重と圧縮荷重とは、内周側弾性部35全体として中心点P1で軸対称になる。
すなわち、環状バネ30は、外周部31と、第1内周部32の第1環状部32aと、外周側弾性部34とによって構成された環状バネを、第1内周部32の第2環状部32cと第2内周部33と、内周側弾性部35とによって構成された環状バネの外周側に配置して構成した多段構造となっている。
また、第1弾性部35aと第1内周部32との結合点P5、第2弾性部35bと第1内周部32との結合点(すなわち、隣接する内周側弾性部35の第1弾性部35aと第1内周部32との結合点)、及び、第1弾性部35aと第2弾性部35bと第2内周部33との結合点P5を通る直線が、その第1弾性部35aとその第2内周部33との結合点P2におけるその第2内周部33の外周面の接線に沿って延びている。
すなわち、第1弾性部35aと第2弾性部35bとが第2内周部33の外周面の接線に沿うように延びている。そのため、内周側弾性部35に加えられた荷重は、第1弾性部35aと第2弾性部35bとによって、効率よくキャンセルされる。
第1内周側結合部36の、第1内周部32の第1環状部32aと外周側弾性部34とに挟まれた側面部36aは、結合点P2に向かって弧状に凹んだ形状となっている。第1外周側結合部37の、外周部31と外周側弾性部34とに挟まれた側面部37aは、結合点P3に向かって弧状に凹んだ形状となっている。
第2内周側結合部38の、第2内周部33と内周側弾性部35とに挟まれた側面部38aは、結合点P4に向かって弧状に凹んだ形状となっている。第2外周側結合部39の、第1内周部32の第2環状部32cと内周側弾性部35とに挟まれた側面部39aは、結合点P5に向かって弧状に凹んだ形状となっている。
このように構成された第1内周側結合部36、第1外周側結合部37、第2内周側結合部38及び第2外周側結合部39では、荷重が加えられたときに側面部36a,37a,38a,39aに加わる力が一点に集中することがないので、その部分における破損が生じにくい。
上記のように構成された本実施形態の環状バネ30は、第1実施形態の環状バネ10及び第2実施形態の環状バネ20と同様に、弾性部として曲げ応力やねじり応力が生じるものを用いた場合に比べて、軸方向の長さや半径を小さくすることができ、重量も軽減することができる。また、中心の偏差が生じにくく、ヒステリシスも生じにくいので、歪みセンサ等を用いてセンシングを行った際には、その信頼性が高いものになる。
また、本実施形態の環状バネ30は、第2実施形態の環状バネ20と同様に、第1内周部32の筒状部32bをトーションバーとして構成し得る。また、筒状部32bは、周面部分に弾性部や弾性部と結合するための結合部が設けられていないので、歪みセンサ等を容易に貼り付けることができる。
さらに、本実施形態の環状バネ30は、2つの環状バネからなる多段構造になっているので、第1実施形態の環状バネ10や第2実施形態の環状バネ20よりも、大きく変位させることができるので、衝撃を吸収しやすい。
なお、本実施形態においては、第1内周部32の筒状部32bを介して、2つの環状バネを軸方向にずれた位置に形成している。しかし、第1内周部を単一の環状の部材とするとともに外周部の内側に位置させて、2つの環状バネを同一平面上に形成するようにしてもよい。
また、環状バネ30に歪み量を検出するためのセンサSを貼り付ける場合には、第1内周部32の筒状部32bの外周面であって、第1環状部32aと第2環状部32cとの略中間となる位置で、周方向に等間隔になるように複数のセンサを貼り付けることが好ましい。さらに、その位置は、隣接する第1内周側結合部36の略中間となる位置であることが好ましい。この位置は環状バネ30に荷重が加わった際に大きく撓みやすい位置であるので、精度良く歪み量を検出できるためである。
[第4実施形態]
図7に示すように、第4実施形態の環状バネ40は、環状の一端側外周部41と、一端側外周部41の内周側に一端部が配置された筒状の内周部42と、内周部42の他端部が内周側に配置された環状の他端側外周部43と、一端側外周部41と内周部42との間に配置された一端側弾性部44と、他端側外周部43と内周部42との間に配置された他端側弾性部45を備えている。環状バネ40は、金属材料により形成されており、各部が一体的に構成されている。
内周部42は、一端部の外周面側に径方向外側に延びる第1内周側結合部46を有し、第1内周側結合部46の一端側外周部41側の端部で一端側弾性部44と結合している。一端側外周部41は、内周面側に径方向内側に延びる第1外周側結合部47を有し、第1外周側結合部47の内周部42側の端部で一端側弾性部44と結合している。
また、内周部42は、他端部の外周面側に径方向外側に延びる第2内周側結合部48を有し、第2内周側結合部48の他端側外周部43側の端部で他端側弾性部45と結合している。他端側外周部43は、内周面側に径方向内側に延びる第2外周側結合部49を有し、第2外周側結合部49の内周部42側の端部で他端側弾性部45と結合している。
一端側外周部41及び他端側外周部43には、軸方向に貫通する孔41a,43aが複数設けられている。これらの孔41a,43aは、環状バネ40の一端側外周部41又は他端側外周部43を駆動源等にボルト等によって固定する際にも用い得るようになっている。また、これらの孔41a,43aは、肉抜きによる軽量化という効果も奏する。
図8に示すように、一端側弾性部44は、第1弾性部44aと、その第1弾性部44aに対応する第2弾性部44bとを6組備えている。そのため、一端側外周部41と内周部42の間では、いずれかに荷重が加えられた際に、各々の一端側弾性部44において第1弾性部44aと第2弾性部44bとでその荷重をキャンセルするだけではなく、一端側弾性部44同士でもその荷重をキャンセルできる。さらに、第1弾性部44aの数と第2弾性部44bの数とが、一端側外周部41と内周部42の間で同一になっているので、一端側弾性部44に加えられる引張荷重と圧縮荷重とのバランスが良く、中心の偏差が生じにくくなっている。
一端側弾性部44の第1弾性部44aは、板状であり、一端が内周部42の一端部の外周面の第1内周側結合部46に結合され、他端が一端側外周部41の内周面の第1外周側結合部47に結合されている。第1弾性部44aと一端側外周部41とは、内周部42の中心点P1及び内周部42の一端部の第1内周側結合部46と第1弾性部44aとの結合点P2を通る線からずれた位置にある結合点P3で結合されている。
一端側弾性部44の第2弾性部44bは、板状であり、一端が内周部42の一端部の外周面の第1内周側結合部46に結合され、他端が一端側外周部41の内周面の第1外周側結合部47に結合されている。この第2弾性部44bは、内周部42の中心点P1及び内周部42の一端部の第1内周側結合部46と第1弾性部44aとの結合点P2を通る線で第1弾性部44aと線対称になっている。
このように構成された一端側弾性部44では、一端側外周部41又は内周部42の一端部の一方が他方に対して相対回転する際に、第1弾性部44a及び第2弾性部44bは、一方が圧縮し、他方が伸長するように弾性変形する。
また、第1弾性部44aと第2弾性部44bとは、線対称となるように配置されている。そのため、荷重が加えられた際、各々に加えられる引張荷重と圧縮荷重とは、一端側弾性部44全体として中心点P1で軸対称になる。
図9に示すように、他端側弾性部45は、第1弾性部45aと、その第1弾性部45aに対応する第2弾性部45bとを6組備えている。そのため、他端側外周部43と内周部42の間では、いずれかに荷重が加えられた際に、各々の他端側弾性部45において第1弾性部45aと第2弾性部45bとでその荷重をキャンセルするだけではなく、他端側弾性部45同士でもその荷重をキャンセルできる。さらに、第1弾性部45aの数と第2弾性部45bの数とが、他端側外周部43と内周部42の間で同一になっているので、他端側弾性部45に加えられる引張荷重と圧縮荷重とのバランスが良く、中心の偏差が生じにくくなっている。
他端側弾性部45の第1弾性部45aは、板状であり、一端が内周部42の他端部の外周面の第2内周側結合部48に結合され、他端が他端側外周部43の内周面の第2外周側結合部49に結合されている。第1弾性部45aと内周部42とは、内周部42の中心点P1及び内周部42の他端部の第2内周側結合部48と第1弾性部45aとの結合点P4を通る線からずれた位置にある結合点P5で結合されている。
他端側弾性部45の第2弾性部45bは、板状であり、一端が内周部42の他端部の外周面の第2内周側結合部48に結合され、他端が他端側外周部43の内周面の第2外周側結合部49に結合されている。この第2弾性部45bは、内周部42の中心点P1及び内周部42の他端側の第2内周側結合部48と第1弾性部45aとの結合点P4を通る線で第1弾性部45aと線対称になっている。
このように構成された他端側弾性部45では、他端側外周部43又は内周部42の他端部の一方が他方に対して相対回転する際に、第1弾性部45a及び第2弾性部45bは、一方が圧縮し、他方が伸長するように弾性変形する。
また、第1弾性部45aと第2弾性部45bとは、線対称となるように配置されている。そのため、荷重が加えられた際、各々に加えられる引張荷重と圧縮荷重とは、他端側弾性部45全体として中心点P1で軸対称になる。
すなわち、環状バネ40は、一端側外周部41と、内周部42の一端部と、一端側弾性部44とによって構成された環状バネ、及び、他端側外周部43と、内周部42の他端部と、他端側弾性部45とによって構成された環状バネとを軸方向に並べて構成した多層構造となっている。
第1内周側結合部46の、内周部42の一端側と一端側弾性部44とに挟まれた側面部46aは、結合点P2に向かって弧状に凹んだ形状となっている。第1外周側結合部47の、一端側外周部41と一端側弾性部44とに挟まれた側面部47aは、結合点P3に向かって弧状に凹んだ形状となっている。
第2内周側結合部48の、内周部42の他端側と他端側弾性部45とに挟まれた側面部48aは、結合点P4に向かって弧状に凹んだ形状となっている。第2外周側結合部49の、他端側外周部43と他端側弾性部45とに挟まれた側面部49aは、結合点P5に向かって弧状に凹んだ形状となっている。
このように構成された第1内周側結合部46、第1外周側結合部47、第2内周側結合部48及び第2外周側結合部49では、荷重が加えられたときに側面部46a,47a,48a,49aに加わる力が一点に集中することがないので、その部分における破損が生じにくい。
上記のように構成された本実施形態の環状バネ40は、第1実施形態の環状バネ10、第2実施形態の環状バネ20及び第3実施形態の環状バネ30と同様に、弾性部として曲げ応力やねじり応力が生じるものを用いた場合に比べて、軸方向の長さや半径を小さくすることができ、重量も軽減することができる。また、中心の偏差が生じにくく、ヒステリシスも生じにくいので、歪みセンサ等を用いてセンシングを行った際には、その信頼性が高いものになる。
また、本実施形態の環状バネ40は、第2実施形態の環状バネ20及び第3実施形態の環状バネ30と同様に、内周部42をトーションバーとして構成し得る。また、内周部42は、内周面に弾性部や弾性部と結合するための結合部が設けられていないので、歪みセンサ等を容易に貼り付けることができる。
また、本実施形態の環状バネ40は、2つの環状バネからなる多層構造になっているので、第1実施形態の環状バネ10や第2実施形態の環状バネ20よりも、大きく変位させることができるので、衝撃を吸収しやすい。
さらに、本実施形態の環状バネ40は、第3実施形態の環状バネ30に比べて、内径を大きくする、又は、外径を小さくすることができる。
なお、環状バネ40に歪み量を検出するためのセンサSを貼り付ける場合には、内周部42の内周面であって、一端側外周部41と他端側外周部43との略中間となる位置で、周方向に等間隔になるように複数のセンサを貼り付けることが好ましい。さらに、その位置は、隣接する第1内周側結合部46の略中間となる位置であることが好ましい。この位置は環状バネ40に荷重が加わった際に大きく撓みやすい位置であるので、精度良く歪み量を検出できるためである。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態として、第1〜第4実施形態の環状バネを用いたトルク検出装置及びロボット関節機構について説明する。本実施形態は、例えば、下記のようなロボットに用いられる。
図10に示すように、ロボットRは、人間と同様に、胴体である基体51と、基体51の上部に設けられた頭部52と、基体51の上部左右両側から延設された左右の腕体53と、腕体53の先端部に設けられた手部54と、基体51の下部から下方に延設された左右の脚体55と、脚体55の先端部に取り付けられた足平部56とを備えている。
ロボットRは、人間の肩関節、肘関節、手首関節、股関節、膝関節、足首関節等の関節に相当する複数の関節機構において、腕体や脚体を屈伸運動させることができるようになっている。
図11に示すように、ロボットRの腕体53に内蔵された関節機構は、腕体53の前腕部の基体となるベースリンク53aと、ベースリンク53aと手部54との間に配置され、手部54を横振り又は縦振りさせるリンク機構53bと、ベースリンク53aの内部に配置されたアクチュエータ53c(駆動源)と、ベースリンク53aの内部に配置され、アクチュエータ53cからの駆動力を減速して伝達する左右一対の波動歯車装置53dと、各々の波動歯車装置53dから延びる駆動アーム53eと、駆動アーム53eとリンク機構53bとに接続された一対のコネクティングロッド53fとを備えている。
このように構成された関節機構によって、ロボットRの手部54は、左右一対のコネクティングロッド53fが、ベースリンク53aの長手方向に沿って、同一方向に移動した場合には縦振りさせられ、相対的に逆方向となるように移動した場合には横振りさせられる。
波動歯車装置53dは、内周面に歯部が形成されたサーキュラスプラインと、外周面にサーキュラスプラインの歯部と噛合する歯部が形成されたフレクスプラインとを有している。サーキュラスプラインの歯部は、上記実施形態において示した環状バネの内周部の内周面に設けられている。また、波動歯車装置53dの駆動アーム53eは、上記実施形態において示した環状バネの外周部に連結されている。
そのため、アクチュエータ53cから波動歯車装置53dに伝達された駆動力は、環状バネを介して駆動アーム53eに伝達され、コネクティングロッド53fを移動させる。
このように構成された関節機構は、従来の環状バネを用いたロボット関節機構に比べて、小型・軽量となっている。また、腕体53や手部54が障害物等にぶつかって衝撃を受けた場合には、環状バネがその衝撃を吸収する。
また、波動歯車装置53dに用いられている環状バネの外周部又は内周部には、その内周面又はその外周面の歪み量を検出するセンサが貼り付けられている。その外周部や内周部の変位量は、歪み量を検出するために十分な大きさであるので、その検出値に基づいて回転駆動力(トルク)を算出することによって、高精度なトルク検出が可能になっている。
なお、センサは、環状バネの外周部又は内周部の他、弾性部に貼り付けるようにしてもよい。また、内周部が筒状の部材である場合には、その内周面又は外周面に貼り付けてもよい。
以上、図示の実施形態について説明したが、本発明はこのような形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態においては、環状バネの各部を一体的に構成しているが、各部を別体として構成し、溶接等によって結合するようにしてもよい。
また、上記第1〜第4実施形態においては、弾性部と外周部及び内周部とが一体的に形成されているが、弾性部と外周部のみとを一体的に形成したり、弾性部と内周部のみとを一体的に形成したりしてもよい。
また、上記第1〜第4実施形態においては、弾性部を板状の部材として形成しているが、弾性部は内周部と外周部との間の梁のようになる形状であればよく、例えば円柱状のものであってもよい。
また、第3実施形態及び第4実施形態として、2つの環状バネを組み合わせた多段構造の環状バネ及び多層構造の環状バネを説明したが、本発明は、さらに多数の環状バネを組み合わせたものであってもよい。
また、上記第5実施形態においては、ロボットRの前腕部の関節機構及びトルク検出装置において、第1〜第4実施形態の環状バネを用いた場合について説明した。しかし、本発明の環状バネを用いたトルク検出装置やロボット関節機構は、手首部の関節機構にのみ用い得るものではなく、ロボットの他の部分の関節機構に適用してもよい。さらに、図示したような二足歩行ロボットの他、自動車等の駆動力伝達系や作業用ロボット等にも用いてもよい。
また、上記第5実施形態においては、減速機構である波動歯車装置53dを環状バネの内周部に連結しているが、外周部に連結するようにしてもよい。
また、第5実施形態では、環状バネと波動歯車装置を組み合わせた構成について説明したが、本発明はこのような形態に限られるものではない。例えば、波動歯車装置に代わり遊星歯車機構等の他の減速機構を用いてもよい。
また、上記実施形態では、弾性部を6組備えているが、本発明はこのような構成に限られるものではなく、少なくとも1組の弾性部を有していればよい。
また、上記第3実施形態及び第4実施形態では、2つの環状バネの弾性部の位置が軸方向から見て同一の位相となるように構成されている。しかし、環状バネを多段構造や多層構造にする場合には、位相がずれていても構わない。
10,20,30,40…環状バネ、11,21,31…外周部、11a,12a,21a,22d,31a,33a,41a,43a…孔、12,22,42…内周部、13,23…弾性部、13a,23a,34a,35a,44a,45a…第1弾性部、13b,23b,34b,35b,44b,45b…第2弾性部、14,24…内周側結合部、14a,15a,24a,25a,36a,37a,38a,39a,46a,47a,48a,49a…側面部、15,25…外周側結合部、22a,32a…第1環状部、22b,32b…筒部、22c,32c…第2環状部、26…連結部材、32…第1内周部、33…第2内周部、34…外周側弾性部、35…内周側弾性部、36,46…第1内周側結合部、37,47…第1外周側結合部、38,48…第2内周側結合部、3,49…第2外周側結合部、41…一端側外周部、43…他端側外周部、44…一端側弾性部、45…他端側弾性部、51…基体、52…頭部、53…腕体、53a…ベースリンク、53b…リンク機構、53c…アクチュエータ(駆動源)、53d…波動歯車装置、53e…駆動アーム、53f…コネクティングロッド、54…手部、55…脚体、56…足平部、P1…中心点、P2,P3,P4,P5…結合点、R…ロボット、S…センサ。

Claims (13)

  1. 環状の外周部と、前記外周部の内周側に配置された環状の内周部と、前記外周部と前記内周部との間に配置された弾性部とを備えた環状バネであって、
    前記弾性部は、一端が前記内周部の外周面に結合され、他端が前記外周部の内周面に結合された第1弾性部と、一端が前記内周部の外周面に結合され、他端が前記外周部の内周面に結合され、前記内周部の中心点及び前記内周部と前記第1弾性部との結合点を通る線で前記第1弾性部と線対称になる第2弾性部とで構成され、
    前記外周部又は前記内周部の一方が他方に対して相対回転する際に、前記第1弾性部及び前記第2弾性部は、該第1弾性部及び該第2弾性部のいずれか一方が圧縮し、他方が伸長するように弾性変形することを特徴とする環状バネ。
  2. 請求項1に記載の環状バネであって、
    前記外周部又は前記内周部は、前記弾性部と結合する結合部を有し、
    前記弾性部と前記外周部又は前記内周部とが一体的に形成され、
    前記結合部の、前記弾性部と前記外周部の内周面又は前記内周部の外周面とに挟まれた部分は、該弾性部と該外周部又は該内周部との結合点側に向かって弧状に凹んだ形状となっていることを特徴とする環状バネ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の環状バネであって、
    前記弾性部を偶数個備えていることを特徴とする環状バネ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の環状バネであって、
    前記第1弾性部と前記外周部との結合点、前記第2弾性部と前記外周部との結合点、及び、前記第1弾性部と前記第2弾性部と前記内周部との結合点を通る直線が、該第1弾性部と該内周部との結合点における該内周部の外周面の接線に沿って延びていることを特徴とする環状バネ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の環状バネであって、
    前記内周部を第1内周部とし、該内周部と前記外周部との間に配置された前記弾性部を外周側弾性部とし、
    前記第1内周部の内周側に配置された環状の第2内周部と、前記第1内周部と前記第2内周部との間に配置された内周側弾性部とを備え、
    前記内周側弾性部は、一端が前記第2内周部の外周面に結合され、他端が前記第1内周部の内周面に結合された第1弾性部と、一端が前記第2内周部の外周面に結合され、他端が前記第1内周部の内周面に結合され、前記第2内周部の中心点及び前記第2内周部と前記第1弾性部との結合点を通る線で前記第1弾性部と線対称になる第2弾性部とで構成され、
    前記第1内周部又は前記第2内周部の一方が他方に対して相対回転する際に、前記第1弾性部及び前記第2弾性部は、該第1弾性部及び該第2弾性部のいずれか一方が圧縮し、他方が伸長するように弾性変形することを特徴とする環状バネ。
  6. 請求項5に記載の環状バネであって、
    前記第1内周部は、筒状の部材であり、
    前記外周部と前記第2内周部とは、軸方向にずれた位置に設けられていることを特徴とする環状バネ。
  7. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の環状バネであって、
    前記内周部は、筒状の部材であり、
    前記内周部の外周側に、軸方向にずれた位置に配置された複数の前記外周部を有し、
    前記内周部と各々の前記外周部との間に、それぞれ前記弾性部が設けられていることを特徴とする環状バネ。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の環状バネと、前記外周部又は前記内周部に貼り付けられ、前記外周部又は前記内周部の歪み量を検出するセンサとを備えたことを特徴とするトルク検出装置。
  9. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の環状バネと、前記弾性部に貼り付けられ、前記弾性部の歪み量を検出するセンサとを備えたことを特徴とするトルク検出装置。
  10. 請求項6に記載の環状バネと、前記第1内周部の外周面又は内周面に貼り付けられ、前記第1内周部の歪み量を検出するセンサとを備えたことを特徴とするトルク検出装置。
  11. 請求項7に記載の環状バネであって、前記内周部の外周面又は内周面に貼り付けられ、前記内周部の歪み量を検出するセンサとを備えたことを特徴とするトルク検出装置。
  12. 請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の環状バネと、駆動源と、前記環状バネの前記外周部又は前記内周部に前記駆動源からの駆動力を減速して伝達する減速機構とを備えることを特徴とするロボット関節機構。
  13. 請求項12に記載のロボット関節機構であって、
    前記減速機構は、内周面に歯部が形成されたサーキュラスプラインと、外周面に前記サーキュラスプラインの歯部と噛合する歯部が形成されたフレクスプラインとを有する波動歯車装置であり、
    前記環状バネの前記内周部に前記サーキュラスプラインの歯部が設けられていることを特徴とするロボット関節機構。
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