JP2016094823A - 支持構造体およびコンクリート壁の構築方法 - Google Patents

支持構造体およびコンクリート壁の構築方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016094823A
JP2016094823A JP2016022015A JP2016022015A JP2016094823A JP 2016094823 A JP2016094823 A JP 2016094823A JP 2016022015 A JP2016022015 A JP 2016022015A JP 2016022015 A JP2016022015 A JP 2016022015A JP 2016094823 A JP2016094823 A JP 2016094823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
male screw
panel
panel material
bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016022015A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6106776B2 (ja
Inventor
義行 早川
Yoshiyuki Hayakawa
義行 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2016022015A priority Critical patent/JP6106776B2/ja
Publication of JP2016094823A publication Critical patent/JP2016094823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6106776B2 publication Critical patent/JP6106776B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Abstract

【課題】型枠材等の被支持体を支持体に効率的に支持させることができる支持構造体と、それを用いたコンクリート壁の構築方法を提供する。
【解決手段】支持構造体は、柱状の支持体11と雄ねじ25とパネル材21とを有する。支持体11の一方の側部には、支持体11が延在する方向に沿ってリニア雌ねじ12が形成されている。リニア雌ねじ12は、雄ねじ25の直径に対応する間隔をもって延在する溝の互いに対向する側壁面に、雄ねじ25のピッチに対応する凹凸部を設ける態様で形成されている。パネル材21には、雄ねじ25が挿通される開口部22が形成されている。開口部22に雄ねじ25を挿通し、リニア雌ねじ12に雄ねじ25を螺合することによって、雄ねじ25の頭部26と支持体11との間にパネル材21が挟み込まれる。
【選択図】図31

Description

本発明は、コンクリート壁の構築部材、支持構造体およびコンクリート壁の構築方法に関し、特に、コンクリート壁を構築するためのコンクリート壁の構築部材と、建築工事や土木工事において用いられる支持構造体と、それらを用いたコンクリート壁の構築方法とに関するものである。
従来より、一対の型枠材を間隔保持具によって所定の間隔を隔てて対向するように配置し、その一対の型枠材の間にコンクリートを打ち込むことによって、コンクリート壁を構築する手法が知られている。たとえば、特許文献1では、型枠材として、断熱部材を備えた断熱型枠材を用いてコンクリート壁を構築する手法が提案されている。
この手法では、まず、所定の長さの間隔保持具の一端側に取り付けられた円柱状のアタッチメントを、断熱型枠材の断熱部材の開口部に挿通し、断熱型枠材の板状部の開口部に圧力分散板の雌ねじ形成部を挿通する。間隔保持具の一端側の雄ねじを雌ねじ形成部の雌ねじに螺合し、アタッチメントと圧力分散板とによって、断熱型枠材の板状部を挟み込むことによって、間隔保持具の一端側に断熱型枠材が固定される。
同様にして、間隔保持具の他端側にも、断熱型枠材が固定される。こうして、間隔保持具の両端に、それぞれ断熱型枠材が固定された、コンクリート壁を構築するための一対の型枠が形成される。その後、一対の断熱型枠材の間にコンクリートが打ち込まれ、そのコンクリートが固まることによって、断熱型枠材を備えた断熱コンクリート壁が完成する。
特開2004−238995号公報
間隔保持具を用いてコンクリート壁を構築する際に、現場では、間隔保持具と型枠材等のパネル材との位置ずれが往々にしてあり、その位置合わせのために作業効率が落ちることがある。また、都市部の過密した地域では、隣地とパネル材と間に、作業者が作業できるスペースを確保できないことが多く、パネル材の組み立て作業に時間を要することがある。このため、コンクリート壁を効率的に構築することが求められている。
本発明は、そのような開発の一環でなされたものであり、一つの目的は、コンクリート壁を効率的に構築するコンクリート壁の構築部材を提供することであり、他の目的は、型枠材等の被支持体を支持体に効率的に支持させることができる支持構造体を提供することであり、さらに他の目的は、それらを用いたコンクリート壁の構築方法を提供することである。
本発明に係るコンクリート壁の構築部材は、棒状セパレータとパネル材と柱状の支持部材と締結部材とを有している。棒状セパレータは一端部と他端部と有する。パネル材は、棒状セパレータの一端部と他端部とにそれぞれ配置される。柱状の支持部材は、パネル材を支持する。締結部材は、パネル材を棒状セパレータの一端部と他端部とにそれぞれ固定する。支持部材は、締結部材が挿通される複数の開口部が形成された側部を備えている。
互いに隣り合う、棒状セパレータとしての一の棒状セパレータおよび他の棒状セパレータの間を繋いで保持する保持部材を備えている。
本発明に係るコンクリート壁の構築部材によれば、パネル材を支持する支持部材が、締結部材が挿通される複数の開口部が形成された側部を備えていることで、締結部材によってパネル材を棒状セパレータに固定する際に、位置ずれを吸収することができる。また、コンクリートを打ち込んだ際の圧力によって隣接するパネル材の間に隙間等ができてしまうのを阻止するのに、隣り合う一の棒状セパレータおよび他の棒状セパレータの間に保持部材を繋ぐように装着すればよい。これによりコンクリート壁の構築作業を効率的に行うことができる。
保持部材は、一方向に延在する延在部と第1係止部と第2係止部とを有し、第1係止部は、延在部の一端側に設けられ、一の棒状セパレータを係止し、第2係止部は、延在部の他端側に設けられ、他の棒状セパレータを係止することが好ましい。
これにより、保持部材を一の棒状セパレータおよび他の棒状セパレータの間に容易に取り付けることができる。
パネル材は断熱部材を含むことが好ましい。これにより、コンクリート壁として断熱部材を有するコンクリート壁を構築することができる。
本発明に係るコンクリート壁の構築方法は、パネル材、支持部材、棒状セパレータ、締結部材および保持部材を用い、棒状セパレータの一端部と他端部とにパネル材および支持部材を締結部材によって固定することで、コンクリート壁を構築するコンクリート壁の構築方法であって、以下の部材と工程を備えている。支持部材として、締結部材が挿通される複数の第1開口部が形成された側部を備えた柱状の支持部材を用いる。保持部材として、互いに隣り合う棒状セパレータの間を繋いで保持する保持部材を用いる。パネル材として、棒状セパレータが挿通される第2開口部が形成されたパネル材を用いる。棒状セパレータの一端部と他端部とにパネル材および支持部材をそれぞれ配置し、締結部材によって、パネル材と支持部材とを一端部と他端部とに固定する。一端部に固定されたパネル材と他端部に固定されたパネル材との間にコンクリートを打ち込む。締結部材および支持部材を取り外す。パネル材および支持部材を、棒状セパレータの一端部に固定する工程は、以下の工程を備えている。支持部材としての一の支持部材および他の支持部材を、互いに間隔を隔てて配置する。パネル材としての一のパネル材を、一の支持部材の側部に対向するように配置し、一のパネル材の第2開口部に、棒状セパレータとしての一の棒状セパレータの一端部を装着する。一の支持部材の側部の第1開口部に、締結部材としての一の締結部材を挿通し、一の締結部材と一の棒状セパレータの一端部とで一のパネル材と一の支持部材とを挟み込む態様で、一の棒状セパレータの一端部に一のパネル材および一の支持部材を固定する。パネル材としての他のパネル材を、一のパネル材に隣接させるとともに他の支持部材の側部に対向するように配置し、他のパネル材の第2開口部に、棒状セパレータとしての他の棒状セパレータの一端部を装着する。他の支持部材の第1開口部に、締結部材としての他の締結部材を挿通し、他の締結部材と他の棒状セパレータの一端部とで他のパネル材と他の支持部材とを挟み込む態様で、他の棒状セパレータの一端部に他のパネル材および他の支持部材を固定する。一の棒状セパレータと他の棒状セパレータとを繋ぐように保持部材を取り付ける。一の支持部材および他の支持部材に交差するように、支持部材としてのさらに他の支持部材を配置して固定する。
本発明に係るコンクリート壁の構築方法によれば、パネル材を支持する支持部材が、締結部材が挿通される複数の第1開口部が形成された側部を備えていることで、締結部材によってパネル材を棒状セパレータに固定する際に、位置ずれを吸収することができる。また、コンクリートを打ち込んだ際の圧力によって隣接するパネル材の間に隙間等ができてしまうのを阻止するのに、隣り合う一の棒状セパレータおよび他の棒状セパレータの間に保持部材を繋ぐように装着すればよい。これによりコンクリート壁の構築作業を効率的に行うことができる。
保持部材として、一方向に延在する延在部と、延在部の一端側に設けられ、一の棒状セパレータを係止する第1係止部と、延在部の他端側に設けられ、他の棒状セパレータを係止する第2係止部とを有する保持部材を用いることが好ましい。
これにより、保持部材を一の棒状セパレータおよび他の棒状セパレータの間に容易に取り付けることができる。
パネル材として、断熱部材を含むパネル材を用いることが好ましい。これにより、コンクリート壁として断熱部材を有するコンクリート壁を構築することができる。
本発明に係る支持構造体は、柱状の支持体と雄ねじ部材と被支持体とを有している。柱状の支持体は、幅と奥行きを有して一方向に延在し、雌ねじが形成されている。雄ねじ部材は、雌ねじに螺合する雄ねじを有する。被支持体は、雄ねじ部材が挿通され、雄ねじ部材の雄ねじを雌ねじに螺合することにより、支持体と雄ねじ部材との間に挟み込まれる態様で支持体に支持される。支持体は、被支持体が当接することになる第1側部と、第1側部と奥行き方向に距離を隔てて対向するフラットな面の第2側部と、溝と、一対の中空部と、中空部分のない中実部とを備えている。溝は、互いに対向する側壁面を有し、互いに対向する側壁面が、雄ねじ部材の雄ねじに基づく所定の間隔をもって一方向に延在するように第1側部に形成されている。一対の中空部は、溝を挟んで幅方向に距離を隔てて配置されている。中実部は、溝の底から第2側部のフラットな面にわたり形成されている。互いに対向する側壁面には、雌ねじとして、雄ねじ部材の雄ねじのピッチに基づく凹凸部が一方向に延在するリニア雌ねじが形成されている。
本発明に係る支持構造体によれば、リニア雌ねじが形成されている側から雄ねじ部材の雄ねじを螺合することによって被支持体を支持体に支持させることができる。また、雄ねじ部材の雄ねじが螺合する雌ねじとして、リニア雌ねじが形成されていることで、一方向の位置ずれを吸収することができる。これにより、被支持体の支持体への支持作業を効率的に行うことができる。
また、一方向に延在する支持体の少なくとも一端側は、溝の断面が露出するように開放されていることが好ましい。
これにより、支持体を、射出成型によって比較的容易に形成することができる。また、開放されていても、被支持体によってリニア雌ねじが形成された第1端部が押さえ付けられるため、リニア雌ねじが開いてしまうのを防止することができる。
さらに、支持体は、幅方向に距離を隔てて対向する第3側部および第4側部を有し、第3側部および第4側部における、互いに対向する部分のそれぞれには、一方向に延在するスリットが形成されていることが好ましい。
これにより、複数の支持体を配置させた際に、幅方向に対向する一方のスリットと他方のスリットとに、たとえば、スリットに対応した厚みを有する板状部材を装着することができる。
また、支持体として、一の支持体と他の支持体とを少なくとも含み、一端部と他端部とを有する連結部材を用いて、その一端部を、一の支持体の中空部に挿入するとともに、他端部を、他の支持体の中空部に挿入することによって、一の支持体と他の支持体とを連結することが好ましい。
これにより、一の支持体に他の支持体を容易に継ぎ足すことができる。
さらに、一対のパネル材と、一対のパネル材を間隔を隔てて配置する棒状セパレータとを有し、一対のパネル材の一方のパネル材が被支持体とされ、雄ねじ部材として、棒状セパレータの一端側に雄ねじが形成され、棒状セパレータの他端側に、一対のパネル材の他方のパネル材が取り付けられていることが好ましい。
これにより、棒状セパレータによって保持された一対のパネル材を支持体に支持させることができ、その一対のパネル材の間にコンクリートを打ち込んでコンクリート壁を構築することができる。
また、パネル材は断熱部材を含むことが好ましい。これにより、コンクリート壁として断熱部材を有するコンクリート壁を構築することができる。
本発明に係るコンクリート壁の構築方法は、幅と奥行きを有して一方向に延在し、雌ねじが形成された柱状の支持体を用い、雄ねじ部材の雄ねじを雌ねじに螺合することによって、複数のパネル材を支持体に支持させてコンクリート壁を構築するコンクリート壁の構築方法である。支持体として、被支持体が当接することになる第1側部と、第1側部と前記奥行き方向に距離を隔てて対向するフラットな面の第2側部と、互いに対向する側壁面を有し、互いに対向する側壁面が、雄ねじに基づく所定の間隔をもって一方向に延在するように第1側部に形成された溝と、溝を挟んで幅方向に距離を隔てて配置された一対の中空部と、溝の底から第2側部のフラットな面にわたり形成された中空部分のない中実部とを備え、互いに対向する側壁面には、雌ねじとして、雄ねじのピッチに基づく凹凸部が一方向に延在するリニア雌ねじが形成された、支持体を用いる。雄ねじ部材として、両端にそれぞれ雄ねじが形成された棒状セパレータを用いる。複数のパネル材として、棒状セパレータが挿通される開口部がそれぞれ形成された複数のパネル材を用いる。複数の支持体を、作業する側にリニア雌ねじを向けた状態で、互いに幅方向に所定の間隔をもって配置する。複数のパネル材のうち、一のパネル材を支持体の第1側部に当接し、棒状セパレータの一端側に形成された雄ねじを、パネル材の開口部に挿通し、支持体のリニア雌ねじに螺合することにより、パネル材を支持体に支持させる。複数のパネル材のうち、他のパネル材を、一のパネル材と間隔を隔てて対向するように棒状セパレータの他端側に配置し、他の雌ねじが形成された締結部材を用いて、締結部材の他の雌ねじに棒状セパレータの他端側に形成された雄ねじを螺合することにより、他のパネルを、一のパネル材と間隔を隔てて対向するように棒状セパレータの他端側に固定する。一のパネル材と他のパネル材との間にコンクリートを打ち込む。
本発明に係るコンクリート壁の構築方法によれば、リニア雌ねじが形成されている側から、棒状セパレータによって保持された一対のパネル材を支持体に支持させて、その一対のパネル材の間にコンクリートを打ち込むことで、効率的にコンクリート壁を構築することができる。
本発明の実施の形態1に係るコンクリート壁の構築部材のうち、パネル材を示す部分斜視図である。 同実施の形態に係るコンクリート壁の構築部材のうち、支持部材を示す部分斜視図である。 同実施の形態において、図2に示す支持部材の上面図である。 同実施の形態に係るコンクリート壁の構築部材のうち、棒状セパレータを示す斜視図である。 同実施の形態に係るコンクリート壁の構築部材のうち、締結部材を示す斜視図である。 同実施の形態に係るコンクリート壁の構築部材のうち、棒状セパレータを保持する保持部材を示す斜視図である。 同実施の形態において、コンクリート壁の構築部材を用いたコンクリート壁の構築方法の一工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図7に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図8に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図9に示す工程の後に行われる、棒状セパレータと支持部材とによって、パネル材を支持部材に支持させる工程を説明するための部分拡大断面斜視図である。 同実施の形態において、図10に示す工程の後に行われる、棒状セパレータと支持部材とによって、パネル材を支持部材に支持させる工程を説明するための部分拡大断面斜視図である。 同実施の形態において、図11に示す工程の後に行われる、棒状セパレータと支持部材とによって、パネル材を支持部材に支持させた状態を示す部分拡大断面斜視図である。 同実施の形態において、図12に示す断面線XIII−XIIIにおける断面図である。 同実施の形態において、図12または図13に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図14に示す工程の後の行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図15に示す工程の後の行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図16に示す工程を支持部材の側から見た斜視図である。 同実施の形態において、図16または図17に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図18に示す断面線XIX−XIXにおける断面図である。 同実施の形態において、図18または図19に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図20に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図21に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図22に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図23に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図24に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図25に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る支持構造体のうち、支持体を示す部分斜視図である。 同実施の形態において、支持体の上面図である。 同実施の形態に係る支持構造体のうち、支持体に支持されるパネル材を示す部分斜視図である。 同実施の形態に係る支持構造体のうち、雄ねじを示す斜視図である。 同実施の形態において、支持体と雄ねじとによってパネル材を支持体に支持させる手順を説明するための部分斜視図である。 同実施の形態において、支持体と雄ねじとによってパネル材を支持体に支持させた状態を示す断面図である。 同実施の形態において、支持構造体の作用効果を説明するための第1の断面図である。 同実施の形態において、支持構造体の作用効果を説明するための第2の断面図である。 本発明の実施の形態3に係るコンクリート壁の構築方法に用いられる棒状セパレータを、長手方向の一方の側から見た斜視図である。 同実施の形態において、コンクリート壁の構築方法に用いられる棒状セパレータを、長手方向の他方の側から見た斜視図である。 同実施の形態において、コンクリート壁の構築方法に用いられる締結部材を示す斜視図である。 同実施の形態において、コンクリート壁の構築方法の一工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図38に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図39に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図40に示す工程の後に行われる、棒状セパレータと支持体とによって、パネル材を支持体に支持させる工程を説明するための部分拡大断面斜視図である。 同実施の形態において、図41に示す工程の後に行われる、棒状セパレータと支持体とによって、パネル材を支持体に支持させる工程を説明するための部分拡大断面斜視図である。 同実施の形態において、図42に示す工程の後に行われる、棒状セパレータと支持体とによって、パネル材を支持体に支持させた状態を示す部分拡大断面斜視図である。 同実施の形態において、図43に示す工程における、棒状セパレータと支持体とによって、パネル材を支持体に支持させた状態を示す部分拡大断面図である。 同実施の形態において、図43または図44に示す工程の後の行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図45に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図46に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図47に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図48に示す工程の後に行われる、棒状セパレータと締結部材とによって、パネル材を棒状セパレータに支持させる工程を説明するための部分拡大断面斜視図である。 同実施の形態において、図49に示す工程の後に行われる、棒状セパレータと締結部材とによって、パネル材を棒状セパレータに支持させる工程を説明するための部分拡大断面斜視図である。 同実施の形態において、図50に示す工程の後に行われる、棒状セパレータと締結部材によって、パネル材を棒状セパレータに支持させた状態を示す部分拡大断面斜視図である。 同実施の形態において、図51に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図52に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、支持体を継ぎ足す手法を説明するための部分斜視図である。 同実施の形態において、図53に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図55に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、コンクリート壁の構築方法の作用効果を説明するための部分上面図である。 同実施の形態において、変形例に係るコンクリート壁の構築方法の一工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図58に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。
実施の形態1
実施の形態1では、コンクリート壁を構築するコンクリート壁の構築部材と、それを用いたコンクリート壁の構築方法について説明する。コンクリート壁の構築部材には、パネル材、支持部材、棒状セパレータ、締結部材および保持部材が含まれる。
まず、パネル材について説明する。図1に示すように、パネル材41では、板材42の一方の面に断熱部材44が貼り付けられている。板材42の材質として、比較的強度が高く硬い材質のものが適用される。断熱部材44には、所定の位置に断熱部材を貫通する開口部45が形成されている。板材42には、その開口部45に連通する開口部43(図10参照)が形成されている。後述するように、開口部43の直径は、開口部45の直径よりも小さく設定されている。また、断熱部材44には、複数のパネル材41を互いに繋げるための、板状の中間部材47(図15参照)が挿入されるスリット46が形成されている。
次に、パネル材41を支持する支持部材について説明する。図2および図3に示すように、支持部材31は、柱状に形成されており、側部31aと、その側部31aの幅方向に間隔を隔てて対向する側部31bおよび31cとを備えている。側部31aと対向する側は開放されている。支持部材31は、一例として、たとえば、ガラス繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)から形成されている。
コンクリート壁を構築する際には、支持部材31の側部31aは、パネル材41(図1)に対向することになる。その側部31aには、複数の開口部32が、支持部材31が延在する方向に互いに間隔を隔てて形成されている。開口部32には、締結部材(図示せず)が挿通されることになる。
次に、パネル材41を互いに対向させて配置する棒状セパレータについて説明する。図4に示すように、棒状セパレータ51の両端には、それぞれ雄ねじ52が形成され、アタッチメント53が取り付けられている。雄ねじ52は、アタッチメント53の筒状部分内に位置している。
次に、パネル材41を棒状セパレータ51に固定する締結部材について説明する。図5に示すように、締結部材61には、つば部62、雌ねじ形成部63および雄ねじ64が形成されている。雌ねじ形成部63の雌ねじに棒状セパレータ51の雄ねじ52が螺合することになる。雄ねじ64には、ナット(図示せず)が螺合することになる。
次に、隣り合う棒状セパレータ51を保持する保持部材について説明する。図6に示すように、保持部材55には、一方向に延在する延在部55aを有し、その延在部55aの一方の端部と他方の端部とに、棒状セパレータ51を係止する係止部55bが形成されている。隣り合う棒状セパレータ51に対して、一方の端部の係止部55bによって一方の棒状セパレータ51が係止され、他方の端部の係止部55bによって他方の棒状セパレータ51が係止されることで、隣り合う棒状セパレータ51が延在部55aを介して繋がれて保持されることになる。保持部材55は、一例として、たとえば、アルミニウムから形成されている。
次に、パネル材41、支持部材31および棒状セパレータ51等を用いて、コンクリート壁を構築する方法について説明する。
図7に示すように、まず、柱状の支持部材31を、所定の間隔を隔てて所定の位置に順次立てる。このとき、開口部32が形成された側部31a(図2参照)が作業面に向けられるように配置される。次に、図8に示すように、パネル材41の板材42が支持部材31に対向する態様で、パネル材41を支持部材31に接近させる。
次に、図9および図10に示すように、パネル材41の開口部43の位置を支持部材31の開口部32の位置に合わせる。次に、開口部45に向けて棒状セパレータ51を接近させて、図11に示すように、棒状セパレータ51のアタッチメント53を開口部45に挿通させる。次に、図12に示すように、アタッチメント53を板材42に当接させた状態で、締結部材61の雌ねじ形成部63を支持部材31の開口部32に挿通させる。
次に、図13に示すように、棒状セパレータ51の雄ねじ52を、締結部材61の雌ねじ形成部63の雌ねじに螺合する。板材42に形成された開口部43の開口径は、アタッチメント53の直径よりも小さい(図11参照)。これにより、棒状セパレータ51のアタッチメント53と締結部材61のつば部62との間に、パネル材41の板材42と支持部材31の側部31aが挟み込まれて、支持部材31にパネル材41と棒状セパレータ51が固定される。つまり、棒状セパレータ51の一端部にパネル材41と支持部材31とが固定されることになる。
以下、同様の作業により、図14に示すように、パネル材41の他の開口部45(図9参照)に対して棒状セパレータ51を挿通し、雄ねじ52を締結部材61の雌ねじ形成部63の雌ねじに螺合することによって、支持部材31にパネル材41と棒状セパレータ51が固定される。
次に、支持部材31に支持されたパネル材41に、新たなパネル材41を繋ぐ作業を行う。図15に示すように、板状の中間部材47を用意し、その中間部材47の幅方向の一端側を、支持体11に支持されたパネル材41のスリット46に嵌め込み、新たなパネル材41を近づけて、他端側を、その新たなパネル材41のスリット46に嵌め込む。
次に、最初のパネル材の場合と同様の作業により、新たなパネル材41の開口部45(図15参照)のそれぞれに棒状セパレータ51を挿通し、雄ねじを締結部材61の雌ねじ形成部63の雌ねじに螺合する。これにより、図16に示すように、新たなパネル材41と棒状セパレータ51が支持部材31に固定される。以下、同様の作業を行うことによって、所定数のパネル材41のそれぞれが、支持部材31に固定されることになる。
次に、立てて配置された支持部材31に対して、横方向に交差するように支持部材31を配置して固定する作業を行う。
図17に示すように、支持部材31が配置されている側では、締結部材61の雄ねじ64が突出している。まず、図18に示すように、立てて配置された支持部材31に対して、横方向に交差するように支持部材31を配置し、支持部材31の開口部32に突出した雄ねじ64を挿通させる。次に、ナット65を雄ねじ64に螺合する。これにより、図19に示すように、立てて配置された支持部材31とナット65との間に、横方向に配置された支持部材31の側部31aが挟み込まれることで、横方向に配置された支持部材31が立てて配置された支持部材31に固定される。
次に、隣り合う棒状セパレータ51に対して、保持部材55を取り付ける作業を行う。図20に示すように、隣り合う棒状セパレータ51のうち、隣接するパネル材41の継ぎ目を挟んで位置する一の棒状セパレータ51と他の棒状セパレータ51の間に保持部材55を装着する。保持部材55の一方の端部の係止部55bによって一の棒状セパレータ51が係止され、他方の端部の係止部55bによって他の棒状セパレータ51が係止されることで、隣り合う棒状セパレータ51が延在部55aを介して繋がれて保持されることになる。その後、コンクリート壁に埋め込まれることになる所定の鉄筋を敷設する。なお、図20等では、図面の煩雑さを避けるために、鉄筋は図示していない。
次に、支持部材31に固定されたパネル材41に対向するように、棒状セパレータ51の他端部にパネル材41を固定する作業を行う。図21に示すように、パネル材41を棒状セパレータ51の他端部へ近づける。次に、パネル材41の断熱部材44に形成された開口部45(図1参照)のそれぞれに、棒状セパレータ51の他端部に設けられたアタッチメント53をそれぞれ挿通する。
次に、図22に示すように、支持部材31をパネル材41に当接し、締結部材61を開口部32に挿通させる。次に、締結部材61の雌ねじ形成部に形成された雌ねじを、棒状セパレータ51の雄ねじに螺合することによって、図13に示すのと同様に、棒状セパレータ51のアタッチメント53と締結部材61のつば部62との間に、パネル材41の板材42と支持部材31の側部31aが挟み込まれて、支持部材31にパネル材41と棒状セパレータ51が固定される。つまり、棒状セパレータ51の他端部にパネル材41と支持部材31とが固定されることになる。
次に、そのパネル材41に、新たなパネル材41を配置し、同様の作業を行うことによって、棒状セパレータ51の他端部にその新たなパネル材41と支持部材31とを固定する。以下、同様の作業を行うことによって、図23に示すように、所定数のパネル材41と支持部材31とが、棒状セパレータ51の他端部に固定されることになる。
次に、図24に示すように、立てて配置された支持部材31に対して、横方向に交差するように支持部材31を配置し、支持部材31の開口部32に突出した雄ねじ64を挿通させて、ナット65を雄ねじ64に螺合する。これにより、図19に示すのと同様に、立てて配置された支持部材31とナット65との間に、横方向に配置された支持部材31の側部31aが挟み込まれることで、横方向に配置された支持部材31が立てて配置された支持部材31に固定される。
次に、図25に示すように、対向するように配置されたパネル材41の間にコンクリート71を打ち込む。コンクリート71が乾燥した後、支持部材31および締結部材61を取り外す。こうして、図26に示すように、パネル材41を備えたコンクリート壁2が構築される。
上述したコンクリート壁の構築方法では、パネル材41を支持する支持部材31では、パネル材41と対向することになる側部31aに、支持部材31が延びる方向に複数の開口部32が形成されている。これにより、締結部材61を支持部材31の開口部32に挿通して、支持部材31とともにパネル材41を棒状セパレータ51に固定する際に、支持部材31と棒状セパレータとの相対的な位置ずれがあったとしても、締結部材61を容易に開口部32に挿通させることができ、コンクリート壁を構築する作業を効率的に行うことができる。
また、隣接するパネル材41の継ぎ目を挟んで位置する一の棒状セパレータ51と他の棒状セパレータ51の間に保持部材55が装着される。これにより、コンクリートを打ち込んだ際の圧力によって、隣接する一のパネル材41と他のパネル材41との間に隙間が生じたりするのを確実に防止することができる。
なお、上述したコンクリート壁の構築方法に用いられる構築部材のうち、支持部材31については、ガラス繊維強化プラスチックから形成された支持部材31を例に挙げて説明した。支持部材としては、ガラス繊維強化プラスチックから形成された支持部材31の他に、たとえば、鉄やアルミニウム等の金属から形成された支持部材を用いてもよい。
また、パネル材として、パネル材を例に挙げて説明したが、パネル材としては、断熱部材を有するものに限られるものではなく、断熱部材を有していない板材のようなパネル材であってもよい。
実施の形態2
実施の形態2では、支持構造体として、支持体と雄ねじとによってパネル材を支持体に支持させる構造について説明する。はじめに、支持体、パネル材および雄ねじのそれぞれについて説明する。図27および図28に支持体を示し、図29にパネル材を示し、図30に雄ねじを示す。
図27および図28に示すように、支持体11は、奥行きDと幅Wを有して柱状に成型された、たとえば、アルミニウム等の金属から形成されている。支持体11における、奥行きD方向に間隔を隔てて対向する一対の側部11a、11bのうち、後述するパネル材が当接することになる一方の側部11a(第1側部)には、支持体11が延在する方向に沿ってリニア雌ねじ12が形成されている。
リニア雌ねじ12は、後述する雄ねじの直径に対応する間隔をもって延在する溝の互いに対向する側壁面に、雄ねじのピッチに対応する凹凸部を設ける態様で形成されている。この場合、一方の側壁面に設けられる凹凸部の位置と、他方の側壁面に設けられる凹凸部の位置とは、雄ねじが螺合する雌ねじとして機能するように、雄ねじのピッチに基づいて互いにずらされている。
一方の側部11aと対向する他方の側部11b(第2側部)には、フラットな面が形成されている。リニア雌ねじ12が形成された溝の底から、他方の側部11bのフラットな面にわたり、中実で比較的肉厚の厚い肉厚部14(中実部)が形成されている。また、リニア雌ねじ12が形成された溝を挟んで、幅W方向に距離を隔てて一対の中空部13が形成されている。
支持体11における、幅W方向に間隔を隔てて対向する一対の側部11c、11d(第3側部および第4側部)のそれぞれでは、支持体11が延在する方向に沿ってスリット15が形成されている。スリット15は、互いに対向する位置(奥行きD方向)に形成されている。
図29に示すように、支持体11によって支持されることになるパネル材21には、雄ねじが挿通される開口部22が形成されている。このパネル材21としては、支持体11と雄ねじとによって挟み込まれた状態で、変形しにくい比較的硬質な材質のものが適用される。図30に示すように、雄ねじ25では、リニア雌ねじ12が形成された溝の深さとパネル材21の厚さに基づいて、支持体11と雄ねじ25の頭部26との間にパネル材21が挟み込まれる長さに設定されている。
次に、支持体11と雄ねじ25とによって、パネル材21を支持体11に支持させる方法(手順)について説明する。図31に示すように、まず、リニア雌ねじ12が形成された支持体11の端部と、パネル材21とを対向させる。次に、パネル材21の開口部22の位置をリニア雌ねじ12の位置に合わせる。次に、開口部22に雄ねじ25を挿通し、リニア雌ねじ12に雄ねじ25を螺合することによって、雄ねじ25の頭部26と支持体11との間にパネル材を挟み込む。こうして、図32に示すように、支持体11と雄ねじ25とによってパネル材21を支持体11に支持させた支持構造体1が完成する。
この支持体11の長手方向の一方の端部と他方の端部では、リニア雌ねじ12が形成された溝によって開放されている。このため、図33に示すように、雄ねじ125をリニア雌ねじ112に螺合することによって、支持体111には、溝の開口端側を広げるように力が作用することになる。また、支持体として、リニア雌ねじ(溝)の底に肉厚部が形成されておらず、中空部に連通しているような支持体(図示せず)では、溝の開口端がより開きやすくなる。
上述した支持構造体1では、図34に示すように、支持体11と雄ねじ25とによってパネル材21が挟み込まれるため、溝の開口端側はパネル材21によって押さえ付けられることになる。また、リニア雌ねじ12の底には肉厚部14が設けられ、この肉厚部14は、リニア雌ねじの底から他方の側部11b(図27参照)まで位置する。これにより、雄ねじ25をリニア雌ねじ12に螺合することによって、溝の開口端側が広げられることなく、パネル材21を支持体11に容易に支持させることができる。
また、雄ねじ25が螺合する雌ねじとして、リニア雌ねじ12が形成されていることで、雌ねじに対する雄ねじ25の位置ずれが許容される範囲を拡大させることができ、支持構造体の組み立て作業の作業効率を上げることができる。
さらに、パネル材が当接する一方の側部11aと対向する、支持体の他方の側部11bは、フラットな面とされる。これにより、支持体11の奥行きDを必要最小限に抑えることができ、支持体11を薄くすることができる。
なお、上述した支持構造体では、支持体11に支持される部材としてパネル材21を例に挙げて説明したが、パネル材以外の部材であっても、被支持部材として、その被支持部材に応じて、支持体11における長手方向の任意の位置に支持させることができる。
実施の形態3
実施の形態3では、前述した支持体(支持構造体)を適用したコンクリート壁の構築方法について説明する。コンクリート壁は、互いに対向する型枠と型枠との間にコンクリートを打ち込むことによって構築される。ここでは、型枠として断熱部材を備えたパネル材を用い、そのパネル材を、雄ねじが形成された棒状セパレータによって支持体に支持させる手法を用いてコンクリート壁を構築する方法について説明する。図35および図36に棒状セパレータを示し、図37に締結部材を示す。なお、パネル材については、実施の形態1において説明した図1に示すパネル材と同様なので、必要である場合を除きその説明を繰り返さないこととする。
図35および図36に示すように、棒状セパレータ51の両端には、それぞれ雄ねじ52が形成され、アタッチメント53が取り付けられている。棒状セパレータ51の一端側の雄ねじ52は、アタッチメント53の筒状部分から突出している。突出した雄ねじ52がリニア雌ねじに螺合することになる。棒状セパレータ51の他端側の雄ねじ52は、アタッチメント53の筒状部分内に位置している。
棒状セパレータ51の他端側にパネル材41を固定するための部材として、図37に示すように、締結部材61が用いられる。締結部材61では、つば部62と雌ねじ形成部63が形成されている。雌ねじ形成部63の雌ねじに棒状セパレータ51の他端側の雄ねじ52が螺合することになる。
次に、支持体、パネル材および棒状セパレータ等を用いて、コンクリート壁を構築する方法について説明する。
図38に示すように、まず、柱状の支持体11を、所定の間隔を隔てて所定の位置に順次立てる。このとき、リニア雌ねじ12が形成されている側部11aが作業面に向けられるように配置される。次に、図39に示すように、パネル材41の板材42が支持体11に対向する態様で、パネル材41を支持体11に接近させる。このとき、幅W方向(図27参照)に対向する支持体11の一方の支持体11のスリット15(図27参照)と他方の支持体11のスリット15とに、スリット15に対応した厚みを有する板材(図示せず)を装着するようにしてもよい。
次に、図40および図41に示すように、次に、パネル材41の開口部43の位置をリニア雌ねじ12の位置に合わせる。次に、雄ねじ52が突出している側を開口部45に向けて棒状セパレータ51を接近させて、図42に示すように、棒状セパレータ51のアタッチメント53を開口部45に挿通させる。次に、雄ねじ52を開口部43に挿通させた後、棒状セパレータ51を所定の向き(右回り)に回転させることによて、図43に示すように、雄ねじ52がリニア雌ねじ12に螺合する。
板材42に形成された、雄ねじ52が挿通される開口部43の開口径は、アタッチメント53の直径よりも小さい(図42参照)。これにより、図44に示すように、アタッチメント53の外側端部と支持体11とによってパネル材41の板材42が挟み込まれて、パネル材41が支持体11に支持されることになる。
以下、同様の作業により、パネル材41の他の開口部45(図40参照)に対して棒状セパレータ51を挿通して、雄ねじをリニア雌ねじに螺合する。これにより、図45に示すように、パネル材41が、アタッチメント53と支持体11とによって板材42が挟み込まる態様(図44参照)で、支持体11に支持される。
次に、支持体11に支持されたパネル材41に、新たなパネル材41を繋ぐ作業を行う。図46に示すように、板状の中間部材47を用意し、その中間部材47の幅方向の一端側を、支持体11に支持されたパネル材41のスリット46に嵌め込み、新たなパネル材41を近づけて、他端側を、その新たなパネル材41のスリット46に嵌め込む。
次に、最初のパネル材の場合と同様の作業により、新たなパネル材41の開口部45(図46参照)のそれぞれに棒状セパレータ51を挿通し、雄ねじをリニア雌ねじに螺合する。これにより、図47に示すように、新たなパネル材41が、アタッチメント53と支持体11とによって板材42が挟み込まる態様(図44参照)で、支持体11に支持される。以下、同様の作業を行うことによって、所定数のパネル材41のそれぞれが、支持体11に支持されることになる。
次に、支持体に支持されたパネル材に対向するように、棒状セパレータの他端側にパネル材を固定する作業を行う。図48に示すように、パネル材41を棒状セパレータ51の他端側へ近づける。次に、図49に示す、断熱部材44に形成された開口部45のそれぞれに、図50に示すように、棒状セパレータ51の他端側に設けられたアタッチメント53をそれぞれ挿通する。次に、雌ねじ形成部63が形成された締結部材61を、パネル材41に近づける。
次に、図51に示すように、棒状セパレータ51の他端側の雄ねじ52に雌ねじ形成部63の雌ねじを螺合することによって、アタッチメント53の端部と締結部材61のつば部62との間にパネル材41の板材42を挟み込む。次に、同様の作業により、残りの棒状セパレータ51の他端側の雄ねじ52に雌ねじ形成部63の雌ねじを順次螺合することによって、図52に示すように、パネル材41が、棒状セパレータ51の他端側に固定される。以下、同様の作業によって、図53に示すように、所定数のパネル材41が、棒状セパレータ51の他端側に固定される。こうして、間隔を隔てて一対のパネル材41が固定される。
なお、構築するコンクリート壁の高さに合わせて、必要に応じて、柱状の支持体11を継ぎ足してもよい。この場合、図54に示すように、支持体11の中空部13の断面形状に対応した連結部材16を用い、この連結部材16を中空部13に挿入することによって、一の支持体11に他の支持体11を継ぎ足すことができる。
次に、図55に示すように、一対のパネル材41の間にコンクリート71を打ち込む。コンクリート71が乾燥した後、締結部材61を取り外す。こうして、図56に示すように、パネル材41を備えたコンクリート壁2が構築される。
上述したコンクリート壁の構築方法では、パネル材41を支持するのに、リニア雌ねじ12を備えた支持体11(図27参照)を用いて、リニア雌ねじ12が形成されている側から棒状セパレータ51の雄ねじ52を螺合することによって、パネル材41を支持体11に支持させることができる。これにより、コンクリート壁を構築する作業を効率的に行うことができる。
また、棒状セパレータ51の雄ねじ52が螺合する雌ねじとして、支持体11にはリニア雌ねじ12が形成されている。これにより、雌ねじに対する雄ねじの位置ずれが許容される範囲を拡大させることができ、コンクリート壁を構築する作業を効率的に行うことができる。
さらに、パネル材41が当接する一方の側部11aと対向する、支持体11の他方の側部11bは、フラットな面とされる。これにより、支持体11の奥行きDを必要最小限に抑えることができ、支持体11を薄くすることができる。これにより、図57に示すように、パネル材41と隣地81との間に作業者91が入り込むスペースがなくても、支持体11の奥行きD(図27参照)程度の隙間を確保できれば作業を行うことができる。その結果、特に、都市部の過密した地域において、限られた敷地を有効的に利用することができる。
なお、上述したコンクリート壁の構築方法では、断熱部材を備えたパネル材41を用いた場合を例に挙げて説明した。コンクリート壁の構築方法としては、支持体11に支持させることができるパネル材であれば、断熱部材を備えていない板材をパネル材または型枠として用いることができ、このようなパネル材等を用いてコンクリート壁を構築することができる。
また、支持体11に支持させる部材として、コンクリート壁を構築するパネル材41を例に挙げて説明した。支持体11に支持させる部材としては、パネル材に限られるものではなく、リニア雌ねじ側の面に当接した状態で雄ねじ部材と支持体との間に挟み込むことができる部材であれば、支持体に支持させることができる。
さらに、上述した支持体11と、前述した支持部材31(図2参照)等とを用いてコンクリート壁を構築してもよい。この場合には、図58に示すように、コンクリート壁の外側に位置することになるパネル材41を支持体11に支持させ、内側に位置することになるパネル材41を支持部材31に支持させればよい。その後、対向するパネル材41の間にコンクリートを打ち込み、乾燥した後、支持部材31等を取り外すことで、図59に示すように、コンクリート壁2が完成する。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、建築工事や土木工事に有効に利用される。
1 支持構造体、2 コンクリート壁、11 支持体、12 リニア雌ねじ、13 中空部、14 肉厚部、15 スリット、16 連結部材、21 パネル材、22 開口部、25 雄ねじ、26 頭部、31 支持部材、31a、31b、31c 側部、32 開口部、41 パネル材、42 板材、43 開口部、44 断熱部材、45 開口部、46 スリット、47 中間部材、51 棒状セパレータ、52 雄ねじ、53 アタッチメント、55 保持部材、55a 延在部、55b 係止部、61 締結部材、62 つば部、63 雌ねじ形成部、71 コンクリート、81 隣地、91 作業者。

Claims (8)

  1. 幅と奥行きを有して一方向に延在し、雌ねじが形成された柱状の支持体と、
    前記雌ねじに螺合する雄ねじを有する雄ねじ部材と、
    前記雄ねじ部材が挿通され、前記雄ねじ部材の前記雄ねじを前記雌ねじに螺合することにより、前記支持体と前記雄ねじ部材との間に挟み込まれる態様で前記支持体に支持される被支持体と
    を有し、
    前記支持体は、
    前記被支持体が当接することになる第1側部と、
    前記第1側部と前記奥行き方向に距離を隔てて対向するフラットな面の第2側部と、
    前記第1側部に形成され、互いに対向する側壁面を有し、前記互いに対向する側壁面が、前記雄ねじ部材の前記雄ねじに基づく所定の間隔をもって前記一方向に延在する溝と、
    前記溝を挟んで前記幅方向に距離を隔てて配置された一対の中空部と、
    前記溝の底から前記第2側部の前記フラットな面にわたり形成された、中空部分のない中実部と
    を備え、
    前記互いに対向する側壁面には、前記雌ねじとして、前記雄ねじ部材の前記雄ねじのピッチに基づく凹凸部が前記一方向に延在するリニア雌ねじが形成された、支持構造体。
  2. 前記一方向に延在する前記支持体の少なくとも一端側は、前記溝の断面が露出するように開放されている、請求項1記載の支持構造体。
  3. 前記支持体は、前記幅方向に距離を隔てて対向する第3側部および第4側部を有し、
    前記第3側部および前記第4側部における、互いに対向する部分のそれぞれには、前記一方向に延在するスリットが形成された、請求項1または2に記載の支持構造体。
  4. 前記支持体として、一の支持体と他の支持体とを少なくとも含み、
    一端部と他端部とを有し、前記一端部を、前記一の支持体の前記中空部に挿入するとともに、前記他端部を、前記他の支持体の前記中空部に挿入することによって、前記一の支持体と前記他の支持体とを連結する連結部材を備えた、請求項1〜3のいずれかに記載の支持構造体。
  5. 一対のパネル材と、
    前記一対のパネル材を間隔を隔てて配置する棒状セパレータと
    を有し、
    前記一対のパネル材の一方のパネル材が前記被支持体とされ、
    前記雄ねじ部材として、前記棒状セパレータの一端側に前記雄ねじが形成され、
    前記棒状セパレータの他端側に、前記一対のパネル材の他方のパネル材が取り付けられた、請求項1〜4のいずれかに記載の支持構造体。
  6. 前記パネル材は断熱部材を含む、請求項5記載の支持構造体。
  7. 幅と奥行きを有して一方向に延在し、雌ねじが形成された柱状の支持体を用い、雄ねじ部材の雄ねじを前記雌ねじに螺合することによって、複数のパネル材を前記支持体に支持させてコンクリート壁を構築するコンクリート壁の構築方法であって、
    前記支持体として、
    前記被支持体が当接することになる第1側部と、
    前記第1側部と前記奥行き方向に距離を隔てて対向するフラットな面の第2側部と、
    前記第1側部に形成され、互いに対向する側壁面を有し、前記互いに対向する側壁面が、前記雄ねじ部材の前記雄ねじに基づく所定の間隔をもって前記一方向に延在する溝と、
    前記溝を挟んで前記幅方向に距離を隔てて配置された一対の中空部と、
    前記溝の底から前記第2側部の前記フラットな面にわたり形成された、中空部分のない中実部と
    を備え、
    前記互いに対向する側壁面には、前記雌ねじとして前記雄ねじのピッチに基づく凹凸部が前記一方向に延在するリニア雌ねじが形成された、支持体を用い、
    前記雄ねじ部材として、両端にそれぞれ雄ねじが形成された棒状セパレータを用い、
    前記複数のパネル材として、前記棒状セパレータが挿通される開口部がそれぞれ形成された複数のパネル材を用い、
    複数の前記支持体を、作業する側に前記リニア雌ねじを向けた状態で、互いに前記幅方向に所定の間隔をもって配置する工程と、
    前記複数のパネル材のうち、一のパネル材を前記支持体の前記第1側部に当接し、前記棒状セパレータの一端側に形成された前記雄ねじを、前記パネル材の前記開口部に挿通し、前記支持体の前記リニア雌ねじに螺合することにより、前記パネル材を前記支持体に支持させる工程と、
    前記複数のパネル材のうち、他のパネル材を、前記一のパネル材と間隔を隔てて対向するように前記棒状セパレータの前記他端側に配置し、他の雌ねじが形成された締結部材を用いて、前記締結部材の前記他の雌ねじに前記棒状セパレータの前記他端側に形成された前記雄ねじを螺合することにより、前記他のパネル材を、前記一のパネル材と間隔を隔てて対向するように前記棒状セパレータの前記他端側に固定する工程と、
    前記一のパネル材と前記他のパネル材との間にコンクリートを打ち込む工程と
    を備えた、コンクリート壁の構築方法。
  8. 前記複数のパネル材には、断熱部材を備えたパネル材が含まれる、請求項7記載のコンクリート壁の構築方法。
JP2016022015A 2016-02-08 2016-02-08 支持構造体およびコンクリート壁の構築方法 Active JP6106776B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016022015A JP6106776B2 (ja) 2016-02-08 2016-02-08 支持構造体およびコンクリート壁の構築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016022015A JP6106776B2 (ja) 2016-02-08 2016-02-08 支持構造体およびコンクリート壁の構築方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014031745A Division JP5959553B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 コンクリート壁の構築部材およびコンクリート壁の構築方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016094823A true JP2016094823A (ja) 2016-05-26
JP6106776B2 JP6106776B2 (ja) 2017-04-05

Family

ID=56071637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016022015A Active JP6106776B2 (ja) 2016-02-08 2016-02-08 支持構造体およびコンクリート壁の構築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6106776B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108086164A (zh) * 2017-12-28 2018-05-29 山东博远重工有限公司 一种箱梁内模宽度调节装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04315659A (ja) * 1990-12-31 1992-11-06 Kyodo Kumiai Kagoshima Kensetsu Gijutsu Kenkyusho 枠組付きのセキ板を使用した打ち込み型枠工法
JP2001348982A (ja) * 2000-06-06 2001-12-21 Remon Engineering:Kk 建築用コンクリート型枠
JP5404283B2 (ja) * 2009-09-30 2014-01-29 理研軽金属工業株式会社 押出形材と他部材との連結構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04315659A (ja) * 1990-12-31 1992-11-06 Kyodo Kumiai Kagoshima Kensetsu Gijutsu Kenkyusho 枠組付きのセキ板を使用した打ち込み型枠工法
JP2001348982A (ja) * 2000-06-06 2001-12-21 Remon Engineering:Kk 建築用コンクリート型枠
JP5404283B2 (ja) * 2009-09-30 2014-01-29 理研軽金属工業株式会社 押出形材と他部材との連結構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108086164A (zh) * 2017-12-28 2018-05-29 山东博远重工有限公司 一种箱梁内模宽度调节装置
CN108086164B (zh) * 2017-12-28 2020-01-24 山东博远重工有限公司 一种箱梁内模宽度调节装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6106776B2 (ja) 2017-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6461498B2 (ja) 建築物のブロック壁体と梁又は基礎の接合構造
JP2016501330A (ja) 鋳型枠及びこれを用いた鋳型設置方法
JP5959553B2 (ja) コンクリート壁の構築部材およびコンクリート壁の構築方法
JP6846322B2 (ja) プレキャストセグメントの製造方法
JP4845226B2 (ja) せき板取付枠及び型枠工法
JP6106776B2 (ja) 支持構造体およびコンクリート壁の構築方法
KR20180031258A (ko) 반도체공장 클린룸 건축물의 골조부 구조와 그의 시공 방법
KR102079030B1 (ko) 트러스형 거푸집 서포트 어셈블리
JP2017133271A (ja) 柱梁接合構造および柱梁接合方法
JP2013002204A (ja) 型枠兼用パネル、及びコンクリート壁体の構築構造
JP2002213193A (ja) コンクリート構造体の改修方法
JP6148697B2 (ja) 型枠
WO2018061075A1 (ja) 型枠
KR101557388B1 (ko) 전단보강용 철근조립 유닛
KR20170090536A (ko) 벽체 거푸집에 사용되는 c형 고정구와 이를 포함하는 벽체용 에코 거푸집
JP5294094B2 (ja) 溝形鋼を用いた鋼製土台
KR20170085789A (ko) 거푸집 패널
JP6415963B2 (ja) 型枠パネル用支持材、及びコンクリート壁体の構築構造
KR101839681B1 (ko) 건축용 조적식 블록세트
JP2008179944A (ja) 梁端rc造の鉄骨梁の柱への施工方法
JP2020197028A (ja) 柱梁接合方法
KR101685632B1 (ko) 강도와 연성을 증가시킬 수 있는 전단 접합부
KR101654979B1 (ko) 건축 마감용 외장재의 결합구조 및 그 시공방법
JP2018115491A (ja) 建物構造
KR101591224B1 (ko) 조립식 플레이트와 정착 채널을 구비한 프리캐스트 콘크리트 부재를 이용한 구조물의 복합화 시공방법

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6106776

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250