JP2016094531A - 熱可塑性樹脂押出発泡断熱板 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]厚さ10〜150mm、見かけ密度20〜50kg/m3の熱可塑性樹脂押出発泡断熱板において、
該押出発泡断熱板を構成する熱可塑性樹脂がポリスチレン系樹脂と、JIS K7122(1987)に基づく融解熱量が5J/g未満であるポリエチレンテレフタレート系共重合体(I)との混合物であり、
該ポリスチレン系樹脂と該共重合体(I)の重量比率が85:15〜50:50であり、
該押出発泡断熱板の気泡膜断面の透過型電子顕微鏡写真において、該気泡膜に沿う方向の長さが5μm以上の筋状の共重合体(I)相が存在し、該気泡膜に沿う方向の長さが5μm以上の筋状の共重合体(I)相の面積の合計が気泡膜断面の全面積の15%以上であることを特徴とする、熱可塑性樹脂押出発泡断熱板。
[2]前記押出発泡断熱板の気泡膜断面の透過型電子顕微鏡写真において、前記気泡膜に沿う方向の長さが5μm以上の筋状の共重合体(I)相が2以上厚み方向に存在している、前記[1]に記載の熱可塑性樹脂押出発泡断熱板。
[3]前記押出発泡断熱板の気泡膜断面の透過型電子顕微鏡写真において、前記気泡膜の厚み方向に引いた直線上に共重合体(I)相が7以上存在している、前記[1]または[2]に記載の熱可塑性樹脂押出発泡断熱板。
[4] 前記押出発泡断熱板の気泡膜断面の透過型電子顕微鏡写真において、前記気泡膜の平均厚みが1〜3μmである、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の熱可塑性樹脂押出発泡断熱板。
本発明の熱可塑性樹脂押出発泡断熱板を構成する基材樹脂は、ポリスチレン系樹脂と、特定のポリエチレンテレフタレート系共重合体(I)とからなるものである。
前記ポリスチレン樹脂の中でも、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−ポリフェニレンエーテル共重合体が好ましく、さらにはポリスチレンがより好ましい。
なお、ポリスチレン樹脂がその他の成分やリサイクル樹脂などを含有する場合には、それらを含むポリスチレン系樹脂組成物が上記の溶融粘度を有することが好ましい。
さらに、ポリスチレン(a)のZ平均分子量(Mz)は70×104以上が好ましく、80×104以上がより好ましく、100×104以上がさらに好ましい。
カラム:昭和電工株式会社製カラム、商品名Shodex GPC KF−806、同KF−805、同KF−803をこの順に直列に連結して使用
カラム温度:40℃
溶媒:THF
流速:1.0mL/分
濃度:0.15w/v%
注入量:0.2ml
検出器:株式会社ジーエルサイエンス製紫外可視検出器、商品名UV702型(測定波
長254nm)
分子量分布の計算に用いた較正曲線の分子量範囲:1.9×107〜5.4×103
また、共重合体(I)相の面積の合計に対する、5μm以上の筋状共重合体(I)相の合計の面積の比率は、40%以上であることが好ましく、50%以上であることがより好ましく、60%以上であることがさらに好ましい。上記範囲であれば、効率的に筋状の共重合体(I)相が形成され、長期断熱性に優れる発泡断熱板となる。
厚み方向の平均気泡径(DTav)、幅方向の平均気泡径(DWav)は、発泡断熱板の幅方向垂直断面の中央部及び両端部付近の計3箇所において、写真中のセル数が200から500個程度になるように拡大倍率を50倍から200倍程度の範囲で調整した拡大写真を得、各々の写真上において、ナノシステム株式会社製の画像処理ソフトNS2K−proを用いて個々の気泡の厚み方向の気泡径及び幅方向の気泡径を計測し、それらの値を各々算術平均することにより求めることができる。
一方、HFO残存量の上限は、発泡断熱板の見かけ密度などとも関連するが、概ね0.8モルであり、好ましくは0.7モルである。なお、HFOの残存量は、製造直後から変動するものであるが、発泡断熱板の使用時に、この範囲内のHFO残存量であればよい。
かかる観点から、該モル比は0.5〜3.5であることがより好ましく、1〜2であることがさらに好ましい。
なお、樹脂1を200℃で溶融混練してペレットとし、このペレットの溶融粘度を測定すると、溶融粘度は(200℃、100s−1)920Pa・sであった。
なお、樹脂2を200℃で溶融混練してペレットとし、このペレットの溶融粘度を測定すると、溶融粘度は(200℃、100s−1)950Pa・sであった。
(2)ポリスチレン2(PS2):DIC社製グレード名HP780、溶融粘度(温度200℃、せん断速度100s−1)=1946Pa・s、溶融張力(200℃)=45cN、Mn=10×104、Mw=50×104、Mz=190×104
(3)ポリスチレン3(PS3):PSジャパン社製グレード名GX154、溶融粘度(温度200℃、せん断速度100s−1)=1625Pa・s、溶融張力(200℃)=25cN、Mn=10×104、Mw=32×104、Mz=76×104
ポリスチレン樹脂をベースレジンとし、タルク(松村産業(株)製、商品名:ハイフィラー#12)60重量%を含有するタルクマスターバッチを用いた。
(i)テトラブロモビスフェノール−A−ビス(2,3−ジブロモ−2−メチルプロピルエーテル)(第一工業製薬製SR130、表中「SR130」と記載する)
(ii)テトラブロモビスフェノール−A−ビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)(第一工業製薬製SR720、表中「SR720」と記載する)
を用いた。
下記(1)〜(4)を物理発泡剤として用いた。
(1)炭素数3〜5の飽和炭化水素:イソブタン(略称「i−Bu」)
(2)HFO:トランス−1,3,3,3−テトラフルオロプロペン(略称「HFO1234ze」)
(3)炭素数1〜5の脂肪族アルコール:エタノール
(4)水
内径65mmの第1押出機と内径90mmの第2押出機が直列に連結されており、発泡剤注入口が第1押出機の終端付近に設けられており、幅方向断面が長方形(間隙1mm×幅115mm)の樹脂排出口(ダイリップ)を備えたフラットダイが第2押出機の出口に連結されており、更にフラットダイの樹脂出口にはこれと平行するように上下一対のポリテトラフルオロエチレン樹脂からなる板が設置された賦形装置(ガイダー)が付設されている製造装置を用いた。
表3、表4中に示すそれぞれの配合量となるように樹脂、難燃剤及び気泡調整剤を、前記第1押出機に供給した。次に、これらを220℃まで加熱し、溶融、混練して樹脂溶融物とし、第1押出機の先端付近に設けられた発泡剤注入口から表2、表3中に示す配合組成の物理発泡剤を表中に示す割合で溶融物に供給し、溶融混練して発泡性樹脂溶融物とした。この発泡性樹脂溶融物を続く第2押出機及び第3押出機に移送して樹脂温度を表中に示すような発泡適性温度(表中では押出樹脂温度と表記した。この発泡温度は押出機とダイとの接合部の位置で測定された発泡性樹脂溶融物の温度である。)に調整した後、吐出量70kg/hrでダイリップからガイダー内に押出し、発泡させながら厚み方向に28mmの間隙で平行に配置されたガイダー内を通過させることにより板状に成形(賦形)し、熱可塑性樹脂押出発泡断熱板を製造した。得られた発泡断熱板の物性、評価結果を表3、表4にまとめて示す。
(溶融粘度)
溶融粘度の測定は、温度200℃、剪断速度100sec−1の条件下において測定するものとし、株式会社東洋精機製作所製のキャピログラフ1Dによって測定される。具体的には、シリンダー径9.55mm、長さ350mmのシリンダーと、ノズル径1.0mm、長さ10.0mmのオリフィスを用い、シリンダー及びオリフィスの設定温度を200℃にし、熱風循環式乾燥機によりガラス転移温度より10℃低い温度で十分に乾燥させた樹脂を該シリンダー内に入れ、4分間放置してから測定し、そこで得られた溶融粘度(Pく、a・s)を採用する。なお、測定の際にオリフィスから押出されるストランドには気泡ができるだけ混入しないようにして測定した。
なお、共重合体(I)の場合、測定前に、80℃の真空オーブンで12時間乾燥を行った。
見かけ密度の測定はJIS K7222:1999に準拠して行った。
本明細書において発泡断熱板の独立気泡率は、前記ASTM−D2856−70の手順Cにより各サンプルの独立気泡率を測定し、それらの測定値を算術平均した値として下記式(1)から求めた。押出発泡断熱板の中央部および幅方向両端部付近の計3箇所からカットサンプルを切り出して各々のカットサンプルを測定試料とし、各々の測定試料について独立気泡率を測定し、3箇所の独立気泡率の算術平均値を採用した。なお、カットサンプルは発泡断熱板から縦25mm×横25mm×厚み20mmの大きさに切断された、発泡断熱板表皮を有しないサンプルとした。
ただし、Vx:前記空気比較式比重計による測定により求められるカットサンプルの真の体積(cm3)(発泡断熱板のカットサンプルを構成する樹脂の容積と、カットサンプル内の独立気泡部分の気泡全容積との和に相当する。)
VA:測定に使用されたカットサンプルの外寸法から算出されたカットサンプルの見かけ上の体積(cm3)
W:測定に使用されたカットサンプル全重量(g)
ρ:発泡断熱板を構成する基材樹脂の密度(g/cm3)
厚み方向の平均気泡径(DTav)については、前記方法により測定した。厚み方向の平均気泡径(DTav)は、押出発泡体の幅方向垂直断面の中央部及び両端部付近の計三箇所の拡大倍率50倍の拡大写真を得、各々の写真上において、ナノシステム株式会社製の画像処理ソフトNS2K−proを用いて個々の気泡の厚み方向の気泡径及び幅方向の気泡径を計測し、それらの値を各々算術平均することにより求めた。
まず、発泡断熱板の中央部分を適当な大きさに切り出した押出発泡体をエポキシ樹脂中に入れ包埋させた。包埋後、ガラスナイフ等で厚み方向に垂直な面を切り出し、ダイヤモンドナイフ等で断面から厚さ約0.1μmの発泡体の超薄型切片を切り出した。切り出した切片(サンプル)をCuメッシュに載せた状態で2%OsO4水溶液数mlと共にシャーレ内に入れ室温で密封し、OsO4蒸気に暴露させ、染色を30分間行った。次にサンプルをNaClO水溶液数mlと小スパチュラ1杯分のRuCl3結晶を使用直前に混合した液とともにシャーレ内に入れ室温で密封し、発生するRuO4蒸気に暴露させて30分間染色した。染色された発泡体の超薄型切片を透過型電子顕微鏡を用いて撮影した。撮影した電子顕微鏡写真において白い部分がポリスチレン樹脂であり、黒い部分が共重合体(I)である。なお、透過型電子顕微鏡としては、日本電子株式会社製透過電子顕微鏡「JEM−1010」を使用した。また、該写真を用いて、相の長さ、厚み方向の平均長さ(厚み)、相数を測定した。なお、本発明において上記測定が行われる気泡膜部は、発泡体断面において気泡膜(セル膜)が3個以上会合する会合部以外の部分である。気泡膜の延伸状態にもよるが、気泡膜部は、一つの気泡膜における膜厚みの最も薄い部分からその1.3倍の膜厚みまでの部分とした。
[撮影条件]
透過型電子顕微鏡:日本電子株式会社製透過電子顕微鏡「JEM−1010」
加速電圧:100kV
染色:四酸化ルテニウム
倍率:20,000倍
前記方法により観察された画像をナノシステム株式会社製の画像処理ソフトNS2K−proを用いて解析し、筋状連続層の面積の測定を行った。撮影された倍率20000倍の画像の気泡膜に沿った方向に6μm以上の範囲を指定し(厚み方向は膜全体が入るように指定)、その範囲の気泡膜中の5μm以上の長さをもつ黒色に観察される筋状相を以下の画像処理条件で、各々の面積を計測した。
(1)モノクロ変換、(2)平滑化フィルタ(処理回数1回)、(3)NS法二値化(鮮明度5、感度5、ノイズ除去、濃度範囲0〜255)、(4)5μm以上の共重合体(I)相の面積(M)を選択し、面積(M)を算出した。一方、気泡膜断面の総面積(N)を算出し、MをNで除することにより、筋状の共重合体(I)相の面積比率を算出した。同様の操作を、計3点以上の箇所の拡大画像について行い、その平均値を採用した。また、同様にして、共重合体(I)相の全てを選択して、共重合体(I)相の面積を測定した。
前記方法により観察された画像上に、気泡膜に沿った方向の中心及び中心から左右2.5μmの点の計3点に気泡膜厚み方向に線分を引き、各線分と交わる5μm以上の長さの筋状の共重合体(I)相の厚みを測定し、それらの値を算術平均することにより、5μm以上の筋状共重合体(I)相の厚みを求めた。同様の操作を、計3点以上の箇所の拡大画像について行い、その平均値を採用した。
前記方法により観察された画像上に、画像の気泡膜に沿う方向の中心及び中心から左右に等間隔に10点、気泡膜厚み方向に線分を引き、各線分と交わる相の数(気泡膜厚み方向に引いた直線上に該共重合体(I)が存在する数)を計測した。相が気泡膜中で分岐、合流していた場合は、線分と交わった地点で分かれているものは複数の相として計測した。これらの10点の相の数を算術平均することにより、厚み方向の共重合体(I)相の数を求めた。同様の操作を、計3点以上の箇所の拡大画像について行い、その平均値を採用した。
前記方法により観察された画像上に、画像の気泡膜に沿った方向の中心及び中心から長手方向左右2.5μmの点の計3点に、気泡膜厚み方向に線分を引き、該線分と交わる、長さが5μm以上の筋状の相の数を計測した。相がセル膜中で分岐、合流していた場合、線分と交わった点で分かれているものは複数の相として計測した。同様の操作を、計3点以上の箇所の拡大画像について行い、その平均値を採用した。
ナノシステム株式会社製の画像処理ソフトNS2K−proを用いて、撮影された倍率20000倍の画像の中心及び中心から気泡膜に沿った方向の左右2.5μmの点の計3点でセル膜の厚みを測定し、これらの値を算術平均することで、平均厚みとした。同様の操作を、計3点以上の箇所について行い、その平均値を採用した。
熱伝導率は、製造後5日、または100日後の発泡断熱板から縦200mm×横200mm×厚み25mmの表皮が存在しない試験片を切り出し、該試験片についてJIS A1412−2(1999年)記載の平板熱流計法(熱流計2枚方式、高温側38℃、低温側8℃、平均温度23℃)に基づいて測定した。
発泡断熱板のHFO残存量は、製造直後の発泡断熱板を、23℃、湿度50%の雰囲気下に5日、または100日保存した後、ガスクロマトグラフを用いて内部標準法により測定した。具体的には、発泡断熱板から、適量のサンプルを切り出し、このサンプルを適量のトルエンと内部標準物質の入った蓋付き試料ビン中に入れ蓋を閉めた後、充分に撹拌し発泡断熱板中のHFOをトルエン中に溶解させて測定用試料とし、ガスクロマトグラフ分析を行って発泡断熱板中のHFO残存量を求めた。
発泡断熱板の気泡内の空気分圧は、製造直後の発泡断熱板を、23℃、湿度50%の雰囲気下に7日、または100日保存した後、次の方法で測定した。
発泡断熱板の中央部より、縦90mm×横25mm×厚み15mmのサンプルを抜き加工により採取した。次に、エタノールを満たした容器中にサンプルを入れ、容器内の空気を排出した。次に、空気が混入しないようにトルエンを容器内に入れ、サンプルをテトラヒドロフランに溶解させ、容器内の空気の体積を測定し、気泡内の空気分圧を求めた。空気分圧が高いほど、気泡内に空気が流入していることを意味する。
発泡状況の評価は、次の基準で行った。
◎:発泡状態がきわめて良好である。
○:発泡状態は良好であるが、表面の一部に凹凸が存在する
得られた発泡断熱板について、JIS A9511(2006R)5・13・1に準拠して、5・13・1の測定方法Aの燃焼性試験を行った。測定は一の発泡断熱板に対して試験片を5個切り出し、下記基準により評価した。
○:全ての試験片において3秒以内で炎が消え、残塵がなく、かつ燃焼限界線を超えて燃焼しない。
×:5個の試験片の平均燃焼時間が3秒を超える。
実施例1、2、比較例1、2の発泡断熱板について、JIS A1486(2014)に準拠して、試験方法Aの熱抵抗の長期変化促進試験を行った。
発泡断熱板から厚さ10mmの試験片を切り出し、該試験片を表5に示す期間状態調節した後、熱伝導率の測定を行った。結果を表5に示す。切り出された試験片の熱伝導率と発泡断熱板の熱伝導率との関係は、例えば、厚さ28mmの発泡断熱板を厚さ10mmにスライスした場合には、切り出した試験片の製造後182日後の熱伝導率の測定値は発泡断熱板(厚さ28mm)の1430日経過後の熱伝導率の測定値に相当し、スライスした試験片の製造後400日後の測定値は発泡断熱板(厚さ28mm)の3140日経過後の熱伝導率の測定値に相当する。表5から、本発明の発泡断熱板は、長期の断熱性に優れることが分かる。
Claims (4)
- 厚さ10〜150mm、見かけ密度20〜50kg/m3の熱可塑性樹脂押出発泡断熱板において、
該押出発泡断熱板を構成する熱可塑性樹脂がポリスチレン系樹脂と、JIS K7122(1987)に基づく融解熱量が5J/g未満であるポリエチレンテレフタレート系共重合体(I)との混合物であり、
該ポリスチレン系樹脂と該共重合体(I)の重量比率が85:15〜50:50であり、
該押出発泡断熱板の気泡膜断面の透過型電子顕微鏡写真において、該気泡膜に沿う方向の長さが5μm以上の筋状の共重合体(I)相が存在し、該気泡膜に沿う方向の長さが5μm以上の筋状の共重合体(I)相の面積の合計が気泡膜断面の全面積の15%以上であることを特徴とする、熱可塑性樹脂押出発泡断熱板。
- 前記押出発泡断熱板の気泡膜断面の透過型電子顕微鏡写真において、前記気泡膜に沿う方向の長さが5μm以上の筋状の共重合体(I)相が2以上厚み方向に存在している、請求項1に記載の熱可塑性樹脂押出発泡断熱板。
- 前記押出発泡断熱板の気泡膜断面の透過型電子顕微鏡写真において、前記気泡膜の厚み方向に引いた直線上に共重合体(I)相が7以上存在している、請求項1または2に記載の熱可塑性樹脂押出発泡断熱板。
- 前記押出発泡断熱板の気泡膜断面の透過型電子顕微鏡写真において、前記気泡膜の平均厚みが1〜3μmである、請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂押出発泡断熱板。
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