JP2016094230A - 缶用キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 径の異なる飲料缶の飲み口側外縁のいくつかに装着可能な缶用キャップを提供することである。
【解決手段】 本発明の缶用キャップ1は、飲み口が形成された巻締部の径が異なる3種類の第1〜第3飲料用缶のそれぞれに装着でき、天壁部2の一面側21から略垂直方向に突出する第1周壁部3及び第2周壁部4と、第2周壁部4の先端部近傍から拡径方向に形成される拡径部6から第2周壁部4と略平行に突出する第3周壁部4とを有し、第2周壁部4及び第3周壁部5が第1周壁部3より拡径側に位置し、第1周壁部3の内周側の第1嵌合部外面31が第1飲料用缶の巻締部の外側に嵌合し、第2周壁部4の内周側の第2嵌合部外面41が第2飲料用缶の巻締部の外側に嵌合し、第3周壁部5の内周側の第3嵌合部外面51が第3飲料用缶の巻締部の外側に嵌合する。
【選択図】図2

Description

本発明は、飲料用缶の飲み口側のある上部に装着できる缶用キャップに関する。
プルタブ(プルトップ)式の飲料用缶は、プルタブを一度開栓すると、再度閉栓することはまず難しい。そこで、飲料用缶の飲み口側の上部を覆うように装着することができる缶用キャップがいくつか開示されている。例えば、特許文献1や特許文献2である。
ところで、飲料用缶は飲み口側の外縁(巻締部)の径がいくつか存在する。そのため、特許文献1や特許文献2の缶用キャップは径の大きさ毎に別々に用意する必要がある。大きさ毎にいくつも缶用キャップが存在すると、どの缶にどの大きさの缶用キャップを使えるか分かりにくく、またいくつも保持するのも煩雑である。
特開2012−245981号公報 特開2000−109107号公報
本発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、飲料用缶の飲み口側の外縁のいくつかの径に装着可能な缶用キャップを提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するための発明の構成上の特徴は、飲み口が形成された巻締部の径が小さい方から第1〜第3の順で少なくとも3種類の飲料用缶のそれぞれについて前記巻締部を押し込むことで密着するように装着できる缶用キャップであって、
前記第1〜第3飲料用缶は外側に向けて巻締された前記巻締部の下側にくびれ部を有しており、
天壁部と、
前記天壁部の一面側から略垂直方向に突出し、前記第1飲料用缶の前記巻締部に外側から嵌合し且つ前記くびれ部に係合する第1嵌合部外面を内側にもち、前記第2飲料用缶の前記巻締部の内周に嵌合する第2嵌合部内面を外側にもち、突出方向の先端が前記第1飲料用缶の前記巻締部の外周の径と前記第2飲料用缶の前記巻締部の内周の径との間の径をもつ第1周壁部と、
前記天壁部の一面側から略垂直方向に突出し、前記第2飲料用缶の前記巻締部の外周に嵌合し且つ前記くびれ部に係合する第2嵌合部外面を内側にもつ前記第1周壁部よりも前記突出方向の長さが短い第2周壁部と、
前記第2周壁部の先端部近傍から外側に向けて形成される拡径部と、
前記第2周壁部と略平行方向に前記拡径部から突出し、前記第3飲料用缶の前記巻締部の外周に嵌合し且つ前記くびれ部に係合する第3嵌合部外面を内側にもつ前記第2周壁部と合わせた前記突出方向の長さが前記第1周壁部よりも長い第3周壁部と、
を有することである。
本願発明の缶用キャップによれば、巻締部の径の異なる少なくとも3種類の飲料用缶の巻締部に装着でき、特に、開缶後は閉栓できない飲み口側を覆い隠せ、風味や炭酸などの損失を抑制し、倒してもこぼれにくい。
実施形態の缶用キャップを装着する飲料缶の断面図である。 実施形態の缶用キャップの横断面図(図5のA−A断面図)である。 図2のBの拡大図である。 実施形態の缶用キャップの平面図である。 実施形態の缶用キャップの底面図である。 実施形態の缶用キャップの斜め上方からの視認図である。 実施形態の缶用キャップの斜め下方からの視認図である。
本発明の代表的な実施形態を図1〜図7を参照して説明する。本実施形態に係る缶用キャップは、図1に示すように、外側に向けて巻締された巻締部91と、巻締部91の下側にくびれ部92とを備える飲料用缶9の巻締部91に装着される。飲料用缶9は、飲み口側の上蓋93のプルタブ94によって閉缶されており、プルタブ94を引き上げることで開缶できる。本発明の缶用キャップは、巻締部の径の大きさが異なる3種類の飲料用缶に装着できる。そのため、必要に応じて説明をしやすくするため、径の小さい飲料用缶から第1飲料用缶9A、第2飲料用缶9B、第3飲料用缶9Cとし、各飲料用缶の各部を区別する場合にも径の大きさに対応した同じ記号を末尾に追加して記載する。
(実施形態1)
本実施形態の缶用キャップ1は、図2に示すように、天壁部2と第1周壁部3と第2周壁部4と第3周壁部5と拡径部6と開缶補助部7とを有し、柔軟性のある樹脂で成形される。
天壁部2は、図2に示すように、飲料用缶9の上蓋93と略平行な板状であり、缶用キャップ1が飲料用缶9に装着された状態で上蓋93に一面側21が対向し、上蓋93より外部に露出する他面側の平坦部22に広告が記載や貼り付けができる。一面側21は、周方向で線状あるいは面状に巻締部91と密着するように真っ直ぐである。
第1周壁部3は、天壁部2の一面側21から略垂直方向に突出し、周方向に連続した円筒状で、縮径側の第1嵌合部外面31と、拡径側の第2嵌合部内面32とを備える。第1嵌合部外面31は第1飲料用缶9Aの巻締部91Aに外側から嵌合し、第1飲料用缶9Aのくびれ部92Aに係合する。第2嵌合部内面32は、第1嵌合部外面31に巻締部91Aが嵌合する第1飲料用缶9Aよりも巻締部91の径が大きい第2飲料用缶9Bの巻締部91Bの内周に嵌合する。つまり、第1周壁部3は内周面側と外周面側とがそれぞれ巻締部91の径の大きさが異なる2種類の第1飲料用缶9A、第2飲料用缶9Bに嵌合する。そのため、第1周壁部3は突出方向の先端33が第1飲料用缶9Aの巻締部91Aの外周の径と第2飲料用缶9Bの巻締部91Bの内周の径との間の径である。先端33は、図3に示すように、第2嵌合部内面32が縮径方向に傾斜するように、一面側21の第1周壁部3の根元の厚さよりg(0.85mm)ほど狭くしたテーパ状である。
第2周壁部4は、天壁部2の一面側21から略垂直方向に突出し、周方向に連続した円筒状で、第2飲料用缶の巻締部91Bの外周に嵌合し、くびれ部92Bに係合する縮径側の第2嵌合部外面41を内側に有する。第2周壁部4は、巻締部91Bに当接する部分が真っ直ぐに形成され、第1周壁部3よりも拡径側に位置し、第1周壁部3よりも突出方向の長さが短い。
第3周壁部5は、第2周壁部4の先端部近傍から拡径方向に形成される拡径部6から、第2周壁部4(第1周壁部3)と略平行に突出し、周方向に連続した円筒状で、第3飲料用缶9Cの巻締部91Cの外周に嵌合し、くびれ部92Cに係合する縮径側の第3嵌合部外面51を内側に有する。第3嵌合部外面51は巻締部91Cに当接する部分が真っ直ぐに形成され、第2周壁部4と第3周壁部5とを合わせた突出方向の長さは第1周壁部3よりも長い。
第1周壁部3の第1嵌合部外面31、第2周壁部4の第2嵌合部外面41、第3周壁部5の第3嵌合部外面51は、天壁部2の中心と同心円状に配置、形成される。そして、第1嵌合部外面31は内径d1が51.7mm、第2嵌合部外面41は内径d2が56.8mm、第3嵌合部外面51は内径d3が59.2mmである。本実施形態の缶用キャップ1は、図6及び図7に示すように、天壁部2と第2周壁部4と第3周壁部5とで一端が閉鎖され他端が開口した円筒状に形成され、開口した他端側に鍔状の開缶補助部7が形成された野球帽状である。
開缶補助部7は、第3周壁部5から拡径方向に拡張形成され、拡径方向端部の先端部71が表裏面の両方共に勾配が形成された先細のくさび状である。開缶補助部7は、天壁部2の平坦部22が紙面に略平行状態の平面図(図4)又は底面図(図5)に示すように、略三角形の鍔状をした基部72の中央に穴73が開口している。そして、図2及び図4に示すように、穴73の外周を取り囲むように基部72から突出し、先端部71に向かってその突出量が少なくなるように形成され、且つ先端部71側が開口した形状の引き起こし部74が形成されている。先端部71は、引き起こし部74の上面を含めて表裏面の両方共に勾配が形成されており、裏面側の傾斜面711が基部72に対して40〜50度、好ましくは約45度で傾斜している(図2参照)。
第2嵌合部外面41は、図5に示すように、縮径方向に突出する3つのリブ42〜44を有する。3つのリブ42〜44は、周方向の長さが同じで周方向等間隔に配置され、第2飲料用缶9Bのくびれ部92Bに係合する。1つのリブ42は、開缶補助部7のある側に位置する。
第1嵌合部外面31は、縮径方向に突出する3つのリブ34〜36を有する。3つのリブ34〜36は、第1飲料用缶9Aのくびれ部92Aに係合し、周方向の長さの異なる短リブ34と長リブ35,36とで、短リブ34よりも長リブ35,36の方が周方向の長さが長く形成されている。また、短リブ34は開缶補助部7が形成されているのとは反対側で、第2嵌合部外面41のリブ42側に突出し、リブ42に対向する位置である。長リブ35,36は、周方向で第2嵌合部外面41のリブ42を挟むように、開缶補助部7側に位置する。
第3嵌合部外面51は、縮径方向に突出する3つのリブ52〜54を有する。3つのリブ52〜54は、第3飲料用缶9Cのくびれ部92Cに係合し、周方向の長さの異なる短リブ52と長リブ53,54とで、短リブ52よりも長リブ53,54の方が周方向の長さが長く形成されている。そして、短リブ52は第1嵌合部外面31の短リブ34の拡径側に位置し、長リブ53は第1嵌合部外面31の長リブ35の拡径側に位置し、長リブ54は第1嵌合部外面31の長リブ36の拡径側に位置する。更に、それぞれ同じ位置のリブの周方向の長さも同一である。
本実施形態の缶用キャップ1は、天壁部2の一面側21を飲料用缶9の飲み口(プルタブ94)のある上蓋93に対向させるようにして、飲料用缶9の巻締部91に押し込む。装着できる飲料用缶9は、上記した各嵌合部外面の内径に対応する3種類の第1飲料用缶9A、第2飲料用缶9B、第3飲料用缶9Cで、3種類の飲料用缶9の何れかであれば、それぞれの大きさを気にすることなく、本実施形態の缶用キャップ1を上蓋93上方から押し込むことで容易に径に対応した嵌合部側面に嵌合して装着することができる。また、本実施形態の缶用キャップ1は、飲料用缶9の開缶・閉缶に限定されずに装着できる。そして、飲料用缶9を開缶する際、開缶補助部7の先端部71を飲料用缶9の上蓋93とプルタブ94との間に挿入して、容易にプルタブ94を引き起こすことができる。その際、缶用キャップ1は天壁部2を上下のどちら向きでもプルタブ94の引き起こしを容易にするが、先端部71をよりプルタブ94の奥側に差し込めるため天壁部2の平坦部22を上側にした状態で挿入する方が好ましい。奥側まで差し込めるのは、先端部71の裏面側に、基部72の面に対して傾斜した傾斜面711が形成されており、上蓋93に形成された凸部などにひっかからず、乗り越えやすいためである(図2参照)。
本実施形態の缶用キャップ1は、飲み口が形成された巻締部91の径が小さい方から第1〜第3の順で少なくとも3種類の飲料用缶9のそれぞれについて巻締部91を押し込むことで密着するように装着できる缶用キャップ1であって、記第1〜第3飲料用缶9A〜9Cは外側に向けて巻締された巻締部91の下側にくびれ部92を有しており、天壁部2と、天壁部2の一面側21から略垂直方向に突出し、第1飲料用缶9Aの巻締部91Aに外側から嵌合し且つくびれ部92Aに係合する第1嵌合部外面31を内側にもち、第2飲料用缶9Bの巻締部91Bの内周に嵌合する第2嵌合部内面32を外側にもち、突出方向の先端が第1飲料用缶9Aの巻締部91Aの外周の径と第2飲料用缶91Bの巻締部91Bの内周の径との間の径をもつ第1周壁部3と、天壁部2の一面側21から略垂直方向に突出し、第2飲料用缶9Bの巻締部91Bの外周に嵌合し且つくびれ部92Bに係合する第2嵌合部外面41を内側にもつ第1周壁部3よりも突出方向の長さが短い第2周壁部4と、第2周壁部4の先端部33近傍から外側に向けて形成される拡径部6と、第2周壁部4と略平行方向に拡径部6から突出し、第3飲料用缶9Cの巻締部91Cの外周に嵌合し且つくびれ部92Cに係合する第3嵌合部外面51を内側にもつ第2周壁部4と合わせた突出方向の長さが第1周壁部3よりも長い第3周壁部5と、を有する。
本実施形態の缶用キャップ1によれば、巻締部91の径の異なる少なくとも3種類の飲料用缶9A,9B,9Cの巻締部91A,91B,91Cに装着でき、特に、開缶後は閉栓できない飲み口側を覆い隠せ、風味や炭酸などの損失を抑制し、倒してもこぼれにくい。そして、第1周壁部3、第2周壁部4、第3周壁部5は、周方向に連続した円筒状に形成されることで、3種類の飲料用缶9A,9B,9Cの巻締部91A,91B,91Cに密着して装着できる。また、本実施形態の缶用キャップ1は、第2周壁部4と第3周壁部5との間に拡径部6を設けて第2周壁部4と第3周壁部5とが階段状に段差のある構造としたことで、1つの部材で径の近い2つの飲料用缶9(第2飲料用缶9Bと第3飲料用缶9C)に対応することができる。この段差の構造は、単に2つの飲料用缶9に対応できるだけでなく、第1周壁部3を長く形成させることができ、第2飲料用缶9Bが第2嵌合部内面32と深く嵌合できる効果がある。第2飲料用缶9Bは、第2周壁部4の第2嵌合部外面41と嵌合できるが、第1周壁部3の第2嵌合部内面32と深く嵌合できるため、第2周壁部4の深さを最低限に設定できる。もし、第2周壁部4を深く設定し、更に第3周壁部5も必要な深さを設定した場合、第2周壁部4と第3周壁部5とを合わせた高さが高くなり、缶用キャップ1が深くてコンパクトではないデザインとなる。しかし、第3飲料用缶9Cを考慮して第3周壁部5の高さを十分確保し、第2周壁部4の高さを最低限にすることで缶用キャップ1がコンパクトにデザインできるが、第1周壁部3が長く形成されているため、第2飲料用缶9Bは第1周壁部3の第2嵌合部内面32と深く嵌合でき、しっかり係合できる。また、本実施形態の缶用キャップ1は、天壁部2の一面側21を飲料用缶9の上蓋93に対向させる構造でありながら1つで3つの飲料用缶9に利用でき、更に小さくまとまり、見た目も野球帽状で外観がすっきりしてデザイン性も高い。
また、本実施形態の缶用キャップ1は、第1嵌合部外面31、第2嵌合部外面41、及び第3嵌合部外面51のうちの少なくとも1つが周方向に断続的に設けられた縮径方向に突出する複数のリブ(34,42,52他)によりくびれ部92に係合する。そのため、本実施形態の缶用キャップ1は、よりくびれ部92と係合できるため装着が外れにくく、開缶状態の飲料用缶9が傾倒した際も装着が外れにくい。また、本実施形態の缶用キャップ1は、複数のリブ(34,42,52他)のうちの一部が複数のリブの残部よりも周方向の長さが短い。リブの長さの一部を短くすることで巻締部91が押し込みやすく、長いリブではしっかりとくびれ部92との係合を維持することができる。あるいは、開缶した状態の炭酸によって缶用キャップ1と飲料用缶9との内圧が上昇した場合、短いリブ部分で缶用キャップ1の嵌合が外れ、いきなり缶用キャップ1が外れ飛ぶのを抑制する。
そして、本実施形態の缶用キャップ1は、第2嵌合部内面32が突出方向に向けて縮径方向に傾斜するように、前記第1周壁部3が先細になる。これにより、第2飲料用缶9Bを押し込む際、第1周壁部3が邪魔になることなく押し込むことができ、第2嵌合部内面32の上方は第2飲料用缶9Bの巻締部91Bの内周面に嵌合することができる。
更に、本実施形態の缶用キャップ1は、第3周壁部5から拡径方向に拡張形成され、飲料用缶9のプルタブ94を開缶する際に飲料用缶9の上蓋93とプルタブ94との間に挿入して、プルタブ94を引き起こす、先端部71の表裏面の両方共に勾配が形成された先細のくさび状になった開缶補助部7をもつ。本実施形態の缶用キャップ1が先端部71を有することで、開缶補助部7は上蓋93とプルタブ94との間に奥深く挿し込むことができる。本実施形態の缶用キャップ1によれば、先端71を奥まで差し込めるため、開缶補助部7が外れることなく開缶しやすい。更に、先端71が奥まで差し込まれると、テーパ状の引き起こし部74の形状によって、プルタブ94が容易に引き起こされ、先端71を上蓋93とプルタブ94との間に挿し込む過程で容易に開缶することができる。
その他に、本実施形態の缶用キャップ1は天壁部2の他面側には広告が記載できる平坦部22をもつ。本実施形態の缶用キャップ1によれば、販売されている飲料用缶9に、例えば社名や宣伝広告を平坦部22に記載や貼り付けした缶用キャップ1を装着することができ、ノベルティに適している。飲料用缶9に装着された缶用キャップ1であっても、飲料用缶が使用済みとなっても再利用できるため、宣伝効果の作用が長い。更に、開缶補助部7の基部72には、穴73が開口しているため、穴73にも宣伝やノベルティグッズを添付することができる。その他、穴73にピンを挿入してどこかに留め置いたり、穴73に紐状部材をつけてその紐状部材をどこかにかけることで、缶用キャップ1が邪魔にならずにストックできるし、平坦部22が見える状態であれば平坦部の宣伝の広告も持続可能である。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1周壁部3、第2周壁部4、第3周壁部5のそれぞれについて必ずしも周方向で連続しておらず、分断した形状を採用することもできる。周壁部が連続する構造は密閉性を確保でき、分断した構造は押し込むのが楽である。また、周壁部の形状は、周壁部のはめ込む方向に対して真っ直ぐな形状に限定されず、天壁部2の一面側21から離れる方向で拡径したり、あるいは縮径したりする構造を採用することができる。拡径する構造は押し込むのが楽であり、縮径する構造は缶との密着性が向上する。
そして、天壁部2の一面側21は、巻締部9に当接する部分が真っ直ぐな形状に限定されず、周方向で断続的に凹凸を有する形状の構造を採用することもできる。
また、各リブの位置は、開缶補助部7を基準として説明した位置に限定されず、各リブの数、大きさも必要に応じて適宜変更可能である。
更に、開缶補助部7の基部72の形状は略三角状に限定されず、先端71が上蓋93とプルタブ94との間に挿入しやすいように突出でき、引き起こし部94をある程度確保・保持できる構造であれば、どのような形状でも良い。
1・・・缶用キャップ
2・・・天壁部 21・・・一面側 22・・・平坦部
3・・・第1周壁部 31・・・第1嵌合部外面 32・・・第2嵌合部内面
33・・・先端 34、52・・・短リブ
35、36、53、54・・・長リブ
4・・・第2周壁部 41・・・第2嵌合部外面 42〜44・・・リブ
5・・・第3周壁部 51・・・第3嵌合部外面
6・・・拡径部
7・・・開缶補助部 71・・・先端部 72・・・基部 73・・・穴
74・・・引き起こし部
9・・・飲料用缶 91・・・巻締部 92・・・くびれ部 93・・・上蓋
94・・・プルタブ

Claims (5)

  1. 飲み口が形成された巻締部の径が小さい方から第1〜第3の順で少なくとも3種類の飲料用缶のそれぞれについて前記巻締部を押し込むことで密着するように装着できる缶用キャップであって、
    前記第1〜第3飲料用缶は外側に向けて巻締された前記巻締部の下側にくびれ部を有しており、
    天壁部と、
    前記天壁部の一面側から略垂直方向に突出し、前記第1飲料用缶の前記巻締部に外側から嵌合し且つ前記くびれ部に係合する第1嵌合部外面を内側にもち、前記第2飲料用缶の前記巻締部の内周に嵌合する第2嵌合部内面を外側にもち、突出方向の先端が前記第1飲料用缶の前記巻締部の外周の径と前記第2飲料用缶の前記巻締部の内周の径との間の径をもつ第1周壁部と、
    前記天壁部の一面側から略垂直方向に突出し、前記第2飲料用缶の前記巻締部の外周に嵌合し且つ前記くびれ部に係合する第2嵌合部外面を内側にもつ前記第1周壁部よりも前記突出方向の長さが短い第2周壁部と、
    前記第2周壁部の先端部近傍から外側に向けて形成される拡径部と、
    前記第2周壁部と略平行方向に前記拡径部から突出し、前記第3飲料用缶の前記巻締部の外周に嵌合し且つ前記くびれ部に係合する第3嵌合部外面を内側にもつ前記第2周壁部と合わせた前記突出方向の長さが前記第1周壁部よりも長い第3周壁部と、
    を有する缶用キャップ。
  2. 前記第1嵌合部外面、前記第2嵌合部外面、及び前記第3嵌合部外面のうちの少なくとも1つは周方向に断続的に設けられた縮径方向に突出する複数のリブにより前記くびれ部に係合する請求項1に記載の缶用キャップ。
  3. 前記複数のリブのうちの一部は前記複数のリブの残部よりも周方向の長さが短い請求項2に記載の缶用キャップ。
  4. 前記第2嵌合部内面が前記突出方向に向けて縮径方向に傾斜するように、前記第1周壁部は先細になる請求項1〜3の何れか1項に記載の缶用キャップ。
  5. 前記第3周壁部から拡径方向に拡張形成され、前記飲料用缶のプルタブを開缶する際に前記飲料用缶の上蓋と前記プルタブとの間に挿入して、前記プルタブを引き起こす、先端部の表裏面の両方共に勾配が形成された先細のくさび状になった開缶補助部をもつ請求項1〜4の何れか1項に記載の缶用キャップ。
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