JP2016093309A - 棚板 - Google Patents
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Abstract
Description
連結材は、隣り合う下フレームを連結しているので、隣り合う下フレームを一体に保持できると共に上フレームにも連結することで、下フレームの保持強度を高めることができる。
図1に示すように、本発明の第1実施の形態にかかる棚板1は、商品を陳列するショーケース3内に配置された棚5に用いられるものであり、棚5はショーケース3の前側と後側とで各々左右に設けた支柱7に取付けたブラケット9に固定してある。棚5は、後側を高く前側を低くして、前後方向に角度Rで傾斜して設けてある。
図1及び図7に示すように、棚5は、左右に配置した2枚の棚板1と、2枚の棚板1を囲む枠11とで構成してあり、枠11は、前面枠材13と、後面枠材15と、左右の側面枠材17とで枠組みしてあり、前面枠材13には前側仕切り受け19が取付けてあり、後面枠材15には後側仕切り受け21が取付けてある。また、後面枠材15の後端には、その左右にストッパキャップ23が設けてある。
ローラ27は樹脂製であり、円筒形状の側面を有するローラ本体27aと、ローラ本体27aの上底及び下底から突出するローラ軸27bとを備えている。尚、本実施の形態では、下フレーム25及び上フレーム29も各々樹脂製である。
図1及び図2に示すように、下フレーム25には、ローラ27を架設する凹み状のローラ受け33が前後方向に間隔をあけて列状に形成されており、図6に示すように、前後方向のローラ受け列35は、左右方向に複数設けてある。図1、図2及び図6に示すように、各ローラ受け33は、その左右端側にローラ軸27bを支持する軸支持部33aが設けてあり、ローラ27を回転自在に支持している。
図2に示すように、下フレーム25には、その前側端部25aと後側端部25bとの下面に溝状の第1被係止部37と第2被係止部39とが下フレーム25の左右方向に亘って形成されている。また、下フレーム25の各ローラ受け33を仕切る仕切り部34には、その上端に係合突起38が上方に向けて突設されている。
図1及び図4に示すように、上フレーム29において、前後のローラ27間に位置する係合部45の上面には、ローラ27の上側面27cの頂点27d(図5参照)と略同一高さの第1突起49が前後方向に亘って突条に設けてあり、図1、図4及び図5に示すように、中間連結材31が位置する部分に対応する中間部43にはローラ27の上側面27cの頂点27dと略同一高さの第2突起51が前後方向に亘って突条に設けてある。また、上フレーム29には、左右に隣り合うローラ27間に対応する位置に前後方向に長い第3突起48が形成してある。この第3突起48も第1突起49及び第2突起51と同様にローラ27の上側面27cの頂点27dと略同一高さである。
また、図3に示すように、棚板1の後端部には、後端部連結材32に設けてあり、後端部連結材32は、断面略コ字形状を成し、下フレーム25の後部に形成してある第1被係止部37に係止する第1係止部52と、第2被係止部39に係止する第2係止部54と、上フレーム29の後端部に形成してあるコ字形状の後端被係止部56に係止する第3係止部58とを備えており、後端部に位置する下フレーム25と上フレーム29との後端部を連結している。
図6及び図7に示すように、棚板1の左右側の一側には、抜け止め部材59が設けてある。この抜け止め部材59は、左右に配置した棚板1、1のうち、右側の棚板1では右側端のみに設けてあり、左側の棚板1では左側端のみに設けてあり、中間連結材31を取付けた後に装着して、側面における中間連結材31の端面を覆っている。
図1及び図6に示すように、下フレーム25の各ローラ受け33にローラ27のローラ軸27bを左右にして挿入することで、そのローラ27を下フレーム25のローラ受けに架設する。ローラ軸27bはローラ受け33の左右に設けてある軸支持部33aに回転自在に支持される。
そして、ローラ27を架設した下フレーム25を前後に隣り合わせに並べて、各下フレームの上に亘って上フレーム29を被せ、上フレーム29の各開口部41からローラ27の上側面27cを露出する。
図4に示すように、中間連結材31は、重ね合わせた下フレーム25と上フレーム29の左右側の一方の側面から挿入することで、第1係止部53を第1被係止部37に係止し、第2係止部55を第2被係止部39に係止すると共にT字係合溝47に上フレーム係合部57を係合して、前後に隣り合う下フレーム25、25と上フレーム29とを同時に連結する。
尚、図3及び図4では、便宜上、中間連結材31及び後端部連結材32は、下フレーム25を下にして、左右方向の一側から挿入しているが、各連結材31、32を挿入するときには、隣り合わせに配置した下フレーム25に上フレーム29を載置した後、上下反転させて、下フレーム25を上にした状態で、中間連結材31を左右一側から挿入することで各フレーム25、29を連結する。
そして、左右方向の一側面に抜け止め部材59を装着する。
中間連結材31は、隣り合う下フレーム25を連結しているので、隣り合う下フレーム25を一体に保持できると共に上フレーム29にも連結することで、下フレーム25の保持強度を高めることができる。
図1、図2及び図4に示すように、上フレーム29において、前後のローラ27、27間に位置する係合部45の上面に設けた第1突起49により、前後のローラ27、27間に間隔をあけた場合でも上フレーム29に載置した商品をローラ27、27間の第1突起49で支持することで、ローラ27、27間に商品が落ち込んだり、前方に移動する商品が上下に波打って移動するのを防止でき、棚板1に載置した商品の移動をスムーズにできる。換言すれば、ローラ27、27の間隔を広くとってローラ27の数を少なくできる。
また、中間連結材31が位置する中間部43の上面に設けた第2突起51では、下フレーム25、25間で前後のローラ27、27間に間隔があくことになるが、この場合にも上フレーム29に載置した商品をローラ27、27間の第2突起51で支持することで、下フレーム25、25間でのローラ27、27間で商品が落ち込んだり、前方に移動する商品が上下に波打って移動するのを防止でき、棚板1に載置した商品の移動をスムーズにできる。
図6及び図7に示すように、棚板1には、中間連結材31を挿入した側面に連結材の抜け止め部材59を設けているので、組み付け後の棚板1がばらけるのを防止できる。
図3に示すように、第1実施の形態では、棚板1の後端部には、後端部連結材32を設けているので、更に、下フレーム25と上フレーム29とを強固に且つ安定に保持することができる。
図8に示すように、左右に配置した棚板1、1間には、前面枠材13と後面枠材15に固定した補助部材61の仕切り壁63により、左右の棚板1、1を仕切ってあるから、左右の棚板1、1の位置決めが容易にできる。
棚板1の組立ては、隣り合わせに配置した下フレーム25に上フレーム29を載置した後、上下反転させて、下フレーム25を上にした状態で、中間連結材31を一側から挿入しているので、中間連結材31及び後端部連結材32を取り付け易い。
上フレーム29の上面には、左右に隣り合うローラ27、27間に対応する位置に前後方向に長い第3突起48を設けているので、棚板1上の商品が左右のローラ27、27に跨って載置した場合や商品が大きい為にローラ27の左右端を越えて載置した場合でも、第3突起48がその商品を左右のローラ27、27間で支持することで、ローラ27の左右端側で商品が落ち込むのを防止して、商品のスムーズな移動を図ることができる。
図9〜図11に、本発明の第2実施の形態にかかる棚板1を示す。図11に示すように、この第2実施の形態にかかる棚板1では、下フレーム25は前後方向に一列にローラ27を配置してあり、左右の各下フレーム25、25と上フレーム29(図10参照)とを中間連結材(連結材)31で連結する構成としている。
即ち、図9及び図10に示すように、下フレーム25には、その左右側端部に各々第1被係止部37のみが形成してあり、第1実施の形態における第2被係止部はない。また、上フレーム29には、左右に隣り合うローラ27、27間に位置する中間部43が設けてある。
中間連結材31には、第1被係止部37に係止する第1係止部53のみが設けてあり、第1実施の形態における第2係止部55はない。
尚、第2実施の形態では、前後のローラ26は前後方向にほとんど間隔をあけないで配置しており、上フレーム29には前後のローラ26、26間の位置に第1突起49を設けていない点が第1実施の形態と異なっていると共に、第2突起48は左右に隣り合うローラ29、29間に設けてあり且つ前後に亘って長く形成している。
中間連結材31は、隣り合う下フレーム25を連結しているので、隣り合う下フレーム25を一体に保持できると共に上フレーム29にも連結することで、下フレーム25の保持強度を高めることができる。
上フレーム29の上面には、左右に隣り合う下フレーム25間のローラ27、27間に対応する位置に前後方向に長い第2突起51を設けているので、棚板1上の商品が左右のローラ27、27に跨って載置した場合や商品が大きい為にローラ27の左右端を越えて載置した場合でも、第2突起51がその商品を左右のローラ間で支持することで、下フレーム25、25間のローラ27の左右端側で商品が落ち込むのを防止して、商品のスムーズな移動を図ることができる。
上フレーム29は樹脂製であり、図1及び図4に示すように、上フレーム29でローラ27の上側面27cを除く部分を覆っているので棚板1に載置する商品に対する摺動性が良く、且つローラ27の上側面27cを除く部分は外部から見えないので意匠性が良い。
棚板1には、中間連結材31を挿入した側面(前面)とその対向面(後面)に中間連結材31の抜け止め部材59を設けているので、組み付け後の棚板1がばらけるのを防止できる。
棚板1の組立ては、隣り合わせに配置した下フレーム25に上フレーム29を載置した後、上下反転させて、下フレーム25を上にした状態で、中間連結材31を一側から挿入しているので、中間連結材31及び後端部連結材32を取り付け易い。
例えば、第1実施の形態において、図2に示すように、下フレーム25に形成した第1被係止部37と第2被係止部39とは、これらの2つを形成することになく、いずれか一方のみの被係止部を形成し、中間連結材31には被係止部37、39に対応して第1係止部53又は第2係止部55のいずれか一方のみを形成するものであっても良い。
また、上フレーム29も複数の下フレーム25に対して一つに限らず複数設けても良く、例えば、第1実施の形態にかかる変形例を図12に示すように、2つの下フレーム25に対して2つの上フレーム29を設けて、隣り合う下フレーム25同士と隣り合う上フレーム29同士を連結すると共に下フレーム25と上フレーム29とを中間連結材31で一緒に連結するものであっても良い。図12に示す変形例では、隣り合う上フレーム29間に形成したT字係合溝47の前側端部と後側端部に各々下向き溝部47aを形成しており、中間連結材31には、T字係合溝47に対応して上フレーム係合部57の前側端部と後側端部に各々下向きの係合突起部57aを形成してある。これにより、隣り合う上フレーム29、29同士と隣り合う下フレーム25、25同士とを連結すると共に各上フレーム29と下フレーム25とを一緒に連結できる。
また、第1及び第2実施の形態において、棚板1を構成する下フレーム25の数は、2つのみであっても良いし、5つ設けるものであってもよく、隣り合わせに配置する下フレーム25の数は制限されない。
第2実施の形態において、上フレーム29の上面には、前後に隣り合うローラ27、27間に、第1実施の形態と同様に第1突起49を設けても良い。
25 下フレーム
27 ローラ
27c 上側面
27d 上側面の頂点
29 上フレーム
31 中間連結材(連結材)
33 ローラ受け
33a 軸支持部
41 開口部
49 第1突起
51 第2突起
Claims (2)
- 隣り合わせに配置した複数の下フレームと、下フレームに架設したローラと、上フレームと、連結材とを備え、下フレームは、ローラを回転自在に支持しており、上フレームは、下フレームに載せてあると共にローラの上側面を露出する開口部を有し、連結材は、下フレームと上フレームを連結すると共に隣り合う下フレーム同士を連結していることを特徴とする棚板。
- ローラは、前後方向に間隔をあけて複数設けてあり、上フレームには、前後で隣り合うローラ間にローラの上側面の頂点と略同一高さの第1突起が設けてあると共に、連結材が位置する部分にローラの上側面の頂点と略同一高さの第2突起が設けてあることを特徴とする請求項1に記載の棚板。
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