JP2016091677A - コネクタ - Google Patents

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】電線カバー内に収容される各電線の回路間での電磁波の相互干渉が発生するのを防止する。
【解決手段】コネクタは、互いに並んで配置される第1、第2ハウジング10、11と、第1ハウジング10に取り付けられ、第1、第2ハウジング10、11から引き出された第1、第2電線21を、第1、第2ハウジング10、11の並び方向に関して第2ハウジング11から第1ハウジング10に向かう側へと屈曲させた状態で収容可能な電線カバー12とを備える。電線カバー12は、第1電線20を収容可能な第1収容室43と、第2電線21を収容可能な第2収容室44と、第1収容室43と第2収容室44とを隔てる隔壁(連結板部39)とを有している。
【選択図】図7

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1には、カバーと一体に形成されたフレームと、フレームに取り付けられ、互いに並んで配置される2つのコネクタとを備えている。両コネクタからはそれぞれ電線が引き出され、引き出された各電線がカバー内に屈曲した状態で一括して収容されるようになっている。
特開平8−50952号公報
ところで、例えば、車載通信システムの通信線等に用いられるシールド電線の場合、電磁波によるノイズの影響を除去するために外周をシールド層で被覆した形態になっている。しかし、シールド層は電線の先端部にまで設けられていないため、該電線が上記コネクタに適用されると、カバー内で両コネクタから引き出された各電線の非シールド部分(シールド層で被覆されない部分)が混在して互いに接触することがあり、カバー内に収容される各電線の回路間で電磁波の相互干渉が発生するおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線カバー内に収容される各電線の回路間での電磁波の相互干渉が発生するのを防止することを目的とする。
本発明のコネクタは、第1電線が引き出される第1ハウジングと、前記第1ハウジングと並んで配置され、第2電線が引き出される第2ハウジングと、前記第1ハウジングに取り付けられ、前記第1、第2ハウジングから引き出された前記第1、第2電線を、前記第1、第2ハウジングの並び方向に関して前記第2ハウジングから前記第1ハウジングに向かう側へと屈曲させた状態で収容可能な電線カバーとを備え、前記電線カバーは、前記第1電線を収容可能な第1収容室と、前記第2電線を収容可能な第2収容室と、前記第1収容室と前記第2収容室とを隔てる隔壁とを有しているところに特徴を有する。
第1、第2ハウジングから引き出された第1、第2電線が第1、第2ハウジングの並び方向に関して第2ハウジングから第1ハウジングと向かう側へと屈曲させられた状態で電線カバー内に収容される場合、電線カバー内で第1、第2電線の回路間の電磁波干渉が発生するおそれがある。しかるに上記構成によれば、電線カバーが第1収容室(第1電線を収容可能な部屋)と第2収容室(第2電線を収容可能な部屋)とを隔てる隔壁を有しているため、第1、第2電線からの電磁波の相互干渉を防止することができる。
本発明の実施例に係るコネクタの平面図である。 図1のA−A線断面図である。 コネクタの背面図である。 相手コネクタと正対して配置された第1、第2ハウジングの斜視図である。 第1ハウジングにロアカバーが取り付けられ、第1収容室が区画された状態を示す断面図である。 さらに、第2ハウジングに被覆カバーが取り付けられ、基端部収容室が区画された状態を示す断面図である。 さらに、ロアカバーにアッパーカバーが取り付けられ、第2収容室が区画された状態を示す断面図である。 ロアカバーの斜視図である。 被覆カバーの斜視図である。 アッパーカバーの斜視図である。
本発明の好ましい実施形態を以下に示す。
前記隔壁は、前記第1、第2ハウジングの並び方向に前記第1電線を屈曲して沿わせることが可能となっている。これによれば、隔壁によって第1電線の配索方向を規定することができる。また、コネクタが第1、第2ハウジングの並び方向と直交する方向に高背になるのを抑えることができる。
前記第2ハウジングには、前記電線カバーとは別体の被覆カバーが取り付けられ、前記被覆カバーは、前記第2ハウジングから引き出された前記第2電線の延出基端部を収容可能な基端部収容室を有している。これによれば、第2電線の延出基端部も被覆カバーによって保護される。また、電線カバーと被覆カバーとが互いに別体であるため、仮に、第1、第2ハウジングの相対位置が変動しても、電線カバーが第1ハウジングに取り付けられ、被覆カバーが第2ハウジングに取り付けられることにより、第1、第2電線を第1、第2収容室に支障なく収容させることができる。
前記第2収容室は、前記第1、第2ハウジングの並び方向と直交する方向に関して前記第1ハウジングに対し前記第1収容室よりも離れた位置に配置され、前記基端部収容室は、前記第1収容室側から前記第2収容室に臨む位置までに亘って配置されている。基端部収容室が第1収容室側から第2収容室に臨む位置までに亘って配置されているため、第2電線の延出基端部の曲げアール(曲げ半径、屈曲半径)を大きくとることができ、第2電線への過大なストレスを低減することができる。その結果、第2電線が太物電線の場合にも対応可能となる。
前記電線カバーは、前記第1ハウジングに取り付けられて前記第1収容室を区画するロアカバーと、前記第1、第2ハウジングの並び方向と直交する方向に関して前記ロアカバーに積み重なるように配置され、前記ロアカバーの背板との間に前記第2収容室を区画するアッパーカバーとからなり、前記ロアカバーの背板が、前記隔壁を構成している。これによれば、第1ハウジングにロアカバーを取り付けることで第1収容室に第1電線を収容させ、ロアカバーに積み重なるようにアッパーカバーを配置することで第2収容室に第2電線を収容させることができるため、第1、第2収容室にそれぞれ第1、第2電線を収容させる作業を順序良く円滑に行うことができる。また、このように隔壁がロアカバーの背板で構成されるものであれば、隔壁として特別な構造を新設する必要もない。
前記アッパーカバーには、前記第2収容室内を覗くことが可能な窓部が開設されている。窓部から第2収容室内を覗き見ることにより、第2電線が適正に収容されているのかどうかを確認することができる。この場合、例えば、第1、第2電線を色分けしておくことにより、第2電線が誤って第1収容室に収容される事態を回避することができる。
<実施例>
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本実施例に係るコネクタは、第1、第2ハウジング10、11と、第1ハウジング10に取り付けられる電線カバー12と、第2ハウジング11に取り付けられる電線カバー12とは別体の被覆カバー13とを備えている。第1、第2ハウジング10、11は、それぞれ幅方向に並んで配置され、相手コネクタ14に嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については、両コネクタが嵌合開始時に互いに向き合う面側を前側とする。また、各図には、前後、上下及び左右の各方向を表示してある。
図4に示すように、相手コネクタ14は、左右(幅方向)に並んで配置され、前方に開口する一対の筒状のフード部15と、両フード部15の後端同士を連結して左右に延出する板状の連結部16とを有している。フード部15及び連結部16は、いずれも合成樹脂製であって互いに一体に構成されている。フード部15の左右両側面(幅方向両側壁の外面)には、一対の略円柱状のカムフォロア17が突出して設けられている。
両フード部15内には、それぞれ複数のピン状の雄端子金具18が突出して配置されている。そして、両フード部15内には、それぞれ第1、第2ハウジング10、11が嵌合され、正規嵌合されるに伴い、第1、第2ハウジング10、11に収容された図示しない雌端子金具が雄端子金具18と電気的に接続されるようになっている。また、相手コネクタ14は、車両に搭載された図示しないECU(電子制御ユニット)の回路基板に実装され、実装された状態で、各雄端子金具18が回路基板と電気的に接続されるようになっている。
第1、第2ハウジング10、11は合成樹脂製であって、図4に示すように、互いに同一の構造を有している。このため、以下では、第1ハウジング10の構造のみを説明し、第2ハウジング11については呼称上の相違点のみを説明する。なお、本実施例においては、第1、第2ハウジング10、11に対しさらに別のハウジングが幅方向(左右方向)に並んで配置され、全体として3つ以上のハウジングが並設されることもある。その場合は、幅方向で互いに隣接する任意の2つのハウジングを、第1、第2ハウジング10、11とすることができる。
図4に示すように、第1ハウジング10は、略角ブロック状をなし、前後方向に貫通する複数のキャビティ19を有している。各キャビティ19には、図示しない雌端子金具が挿入されて収容されている。雌端子金具は、第1電線20(図1〜図3等を参照)の端末部に接続されている。第1電線20はシールド電線であって、第1ハウジング10の後面(電線引出面)から引き出される。第1電線20のうち、第1ハウジング10の後面から引き出されたあとの所定範囲は、外周にシールド層が設けられない図示しない非シールド層とされている。第1電線20の非シールド層は、電線カバー12に覆われて収容されるようになっている。
第2ハウジング11に収容される雌端子金具には、第1電線20とは別回路を構成する第2電線21が接続されている。第2電線21の非シールド層は、被覆カバー13及び電線カバー12に覆われて収容されるようになっている。そして、第2電線21には、第1電線20とは異なる配色が施されている。
第1ハウジング10の左右両側面には、一対の略円柱状の支軸22(図2及び図4を参照)が突出して設けられている。両支軸22には、レバー23が回動可能に支持されている。レバー23は合成樹脂製であって、図3に示すように、全体として門型板状をなし、幅方向に沿った操作部24と、操作部24の両端から互いに略平行に突出する一対のカム部25とを有している。レバー23は第1ハウジング10に跨るようにして装着される。両カム部25には、図2及び図4に示すように、支軸22を受ける軸受孔26が設けられている。
また、図5に示すように、両カム部25の内面には、カム溝27が設けられている。カム溝27の入り口が前方を向いた状態で、第1ハウジング10が相手コネクタ14のフード部15に浅く嵌合されると、カム溝27の入り口に相手コネクタ14のカムフォロア17が進入する。その状態で、操作部24を摘まみながらレバー23の回動操作を行うと、カム溝27の溝面をカムフォロア17が摺動して、レバー23と相手コネクタ14との間にカム作用がはたらき、第1ハウジング10が相手コネクタ14と低嵌合力で嵌合されて行く。そして、カム溝27の奥端部にカムフォロア17が到達すると、第1ハウジング10が相手コネクタ14と正規嵌合された状態となる。
図1、図3及び図4に示すように、レバー23の操作部24には、幅方向略中央部に、レバーロック部28が設けられている。そして、第1ハウジング10の下面には、レバーロック受部29が突設されている。第1ハウジング10が相手コネクタ14と正規嵌合されると、レバーロック部28がレバーロック受部29に弾性的に係止され、これによって第1ハウジング10が相手コネクタ14に離脱規制された状態で保持されるようになっている。
図3及び図4に示すように、第1ハウジング10の上面及び下面の左右両端部には、一対ずつのカバーロック受部30が突設されている。カバーロック受部30は、後方へスリット状に開口する扁平筒状をなし、図1及び図2に示すように、上下方向に撓み変形可能な弾性係止片31を有している。カバーロック受部30内には、後述するロアカバー32及び被覆カバー13にそれぞれ設けられたカバーロック部33が挿入可能とされ、且つ挿入されたカバーロック部33が弾性係止片31によって弾性的に係止可能とされている。
続いて、電線カバー12について説明する。電線カバー12は合成樹脂製であって、ロアカバー32と、ロアカバー32とは別体であって、ロアカバー32の後方に積み重なるように配置されるアッパーカバー34とによって構成されている。
図8に示すように、ロアカバー32は、上下方向で対向して互いに略平行に配置される上下夫々の側板部35、36と、両側板部35、36間に位置して両側板部35、36の内面に一体に連結される連結板部39とを有している。さらに、図5〜図7に示すように、連結板部39は、両側板部35、36の内面の前後方向中間部に連結されて幅方向に沿った背板部40と、両側板部35、36の内面の右端側(幅方向一端側)の前部に連結されて前後方向に沿った端板部41と、背板部40の右端と端板部41の後端との間をつなぐ断面四半円弧状の曲面部42とによって構成されている。なお、図7に示すように、連結板部39は、ロアカバー32内の後述する第1収容室43を、アッパーカバー34内の後述する第2収容室44と被覆カバー13の後述する基端部収容室45とから隔てる隔壁として構成されている。
図8に示すように、下側の側板部35には、前後方向に関して背板部40を挟んだ前後両側のうちの前側に、幅方向に沿った前側板部37が設けられ、後側に、前側板部37よりも大きな幅寸法を有して左右両側に拡張された後側板部38が設けられている。前側板部37の右端(幅方向一端)は、幅方向に関して端板部41の端面とほぼ同一位置に配置されている。一方、上側の側板部36は、前後方向の略全長に亘ってほぼ一定の幅寸法をもった平板状の側板本体部46を有している。
図3及び図8に示すように、上側の側板部36及び前側板部37には、前側の左右両端部(幅方向両端部)に、一対ずつのカバーロック部33が設けられている。各カバーロック部33は、板片状をなし、前側板部37の下面前部からいったん下方へ張り出したあと前方へ突出する一対の下側カバーロック部47(図8を参照)と、側板本体部46の上面前部からいったん上方へ張り出したあと前方へ突出する一対の上側カバーロック部48(図3を参照)とからなる。下側カバーロック部47の下方への張り出し量は、上側カバーロック部48の上方への張り出し量よりも大きくされている。また、両側板部35、36のうち、幅方向で隣接するカバーロック部33間には、前方へ向けて次第に肉厚となるように拡開するスカート部49が設けられている。
図2及び図8に示すように、カバーロック部33の先端部(前方へ突出する部分)には、ロック孔50が貫通して設けられている。カバーロック部33の先端部が対応するカバーロック受部30内に挿入されると、弾性係止片31のロック突起51がロック孔50に弾性的に嵌り込み、もってカバーロック部33とカバーロック受部30との間でロックがかかるようになっている。
図2に示すように、各カバーロック部33と各カバーロック受部30との間でロックがかかると、第1ハウジング10の後面がロアカバー32によって覆われ、第1ハウジング10の後面と連結板部39との間に、第1収容室43が区画される。図5に示すように、第1収容室43には、第1ハウジング10の後面から引き出された第1電線20が覆われるようにして収容される。第1収容室43に収容された各第1電線20は、背板部40によって左側(幅方向他側であって、第1、第2ハウジング10、11の並び方向に関して第2ハウジング11から第1ハウジング10に向かう側(図5のA方向))へ強制的に屈曲させられた状態で背板部40に沿って配置されるようになっている。
図8に示すように、側板本体部46及び後側板部38には、後側の左右両端部に、一対ずつのロアロック部52が設けられている。各ロアロック部52は、側板本体部46の上面及び後側板部38の下面に突設され、前後方向に貫通する係止孔53を有している。図2に示すように、ロアロック部52の係止孔53には、アッパーカバー34の後述するアッパーロック部54が挿入されて係止されるようになっている。なお、側板本体部46のロアロック部52と後側板部38のロアロック部52とは、連結板部39の上下方向中央の軸線を挟んで対称に配置されている。また、下側カバーロック部47と上側カバーロック部48とは、連結板部39の上下方向中央から下側へ寄った軸線を挟んで対称に配置されている(図3を参照)。
図10に示すように、アッパーカバー34は、幅方向に沿った板状のアッパーカバー本体55を有している。アッパーカバー本体55は、上下両端部を幅方向の全長に亘って前方へ屈曲させた形態とされ、断面略門型をなしている。アッパーカバー本体55には、幅方向及び上下方向の中央部に、略矩形の窓部56が開口して設けられている。
図3及び図10に示すように、アッパーカバー本体55の上下両端部には、前側の左右両端部に、一対ずつのアッパーロック部54が設けられている。各アッパーロック部54は、アッパーカバー本体55の前側の上下両面(外側面)に連結され、その連結部分から前方へ突出する板片状をなしている。アッパーロック部54の前端部の上下両面(外側面)には、爪状の係止突起57が設けられている。
図2に示すように、アッパーロック部54が対応するロアロック部52の係止孔53に挿入されると、係止突起57がロアロック部52の後縁に弾性的に係止され、もってアッパーロック部54とロアロック部52との間でロックがかかるようになっている。
図2に示すように、各アッパーロック部54と各ロアロック部52との間でロックがかかると、ロアカバー32の背板部40の後面がアッパーカバー本体55によって覆われ、背板部40とアッパーカバー本体55との間に、第2収容室44が区画される。図7に示すように、第2収容室44には、被覆カバー13の後述する基端部収容室45から延出する各第2電線21の延出部分が覆われるようにして収容される。この場合、第2収容室44に収容された各第2電線21は、第1電線20と同様に、背板部40に沿うようにして左側へ延出して配置されるようになっている。そして、第2収容室44に収容された第2電線21は、窓部56を通してその状態を目視により確認することが可能となっている。
被覆カバー13は合成樹脂製であって、図9に示すように、前方及び左側(取り付け時に電線カバー12の位置する側)に開放された半割腕状の被覆カバー本体58を有している。図7に示すように、被覆カバー13の前後寸法は、電線カバー12(ロアカバー32及びアッパーカバー34)の前後寸法とほぼ同一とされている。被覆カバー本体58は、前端から後端にかけて左側へ次第に寄るように傾斜する閉止板部59を有している。
被覆カバー本体58の上下両端部には、前側の左右両端部に、一対ずつのカバーロック部33が設けられている。各カバーロック部33は、電線カバー12の各カバーロック部33と同様の形態であって、上側カバーロック部48と上側カバーロック部48よりも張り出し量が大きい下側カバーロック部47とからなり、隣接するカバーロック部33間にはスカート部49が設けられ、先端部に、ロック孔50が貫通して設けられている。
各カバーロック部33が各カバーロック受部30に係止されることにより、図6及び図7に示すように、第2ハウジング11の後面が被覆カバー本体58によって覆われ、第2ハウジング11の後面と被覆カバー本体58の閉止板部59との間に、基端部収容室45が区画される。被覆カバー13が第2ハウジング11に取り付けられるとともに、電線カバー12が第1ハウジング10に取り付けられ、電線カバー12と被覆カバー13とが幅方向に並んだ状態では、基端部収容室45が、前後方向に関して第1収容室43から第2収容室44に亘る範囲に形成され、第2収容室44と若干の隙間を介して、第2収容室44と連通して配置される。そして、基端部収容室45には、第2ハウジング11の後面から引き出された第2電線21が覆われるようにして収容される。具体的には、基端部収容室45には、第2電線21のうち、第2ハウジング11の後面から第2収容室44にかけて左側へ向けて緩く湾曲する延出基端部60が収容されるようになっている。
次に、電線カバー12及び被覆カバー13の取り付け手順及び作用について説明する。
電線カバー12及び被覆カバー13の取り付けに先立ち、第1、第2ハウジング10、11が相手コネクタ14のフード部15に正規嵌合される。これにより、第1、第2ハウジング10、11が若干の隙間をあけて幅方向に互いに並んで配置されている。
図5に示すように、幅方向に並んで配置された第1、第2ハウジング10、11のうち、左側に位置する第1ハウジング10に対し、後方からロアカバー32が被せ付けられる。ロアカバー32の各カバーロック部33のうち、上側カバーロック部48が第1ハウジング10の上側のカバーロック受部30に弾性的に係止され、且つ、下側カバーロック部47が第1ハウジング10の下側のカバーロック受部30に弾性的に係止されることにより、スカート部49の前端が第1ハウジング10の後面に当接した状態で(図1及び図3を参照)、第1ハウジング10にロアカバー32が保持される。そして、第1ハウジング10にロアカバー32が取り付けられることにより、第1ハウジング10の後面から引き出された第1電線20が、ロアカバー32の背板部40によって強制的に屈曲させられ、背板部40の前面に沿って左側(図5のA方向)へ向けて延出させられる。
続いて、図6に示すように、右側に位置する第2ハウジング11に対し、後方から被覆カバー13を被せ付けられる。被覆カバー13の各カバーロック部33のうち、上側カバーロック部48が第2ハウジング11の上側のカバーロック受部30に弾性的に係止され、且つ、下側カバーロック部47が第2ハウジング11の下側のカバーロック受部30に弾性的に係止されることにより、スカート部49の前端が第2ハウジング11の後面に当接した状態で(図1及び図3を参照)、第2ハウジング11に被覆カバー13が保持される。そして、第2ハウジング11に被覆カバー13が取り付けられることにより、第2ハウジング11の後面から引き出された第2電線21の延出基端部60が基端部収容室45に収容させられ、第2電線21が基端部収容室45の左側の開口を通して外部へ導出させられる。さらに、第2電線21は、ロアカバー32の背板部40の後面に沿って左側へ配索させられる。
次いで、図7に示すように、ロアカバー32に後方からアッパーカバー34が被せ付けられる。アッパーカバー34の各アッパーロック部54がロアカバー32の各ロアロック部52に弾性的に係止されることにより、アッパーカバー本体55の上下両端部の前端がロアカバー32の両側板部の後端に当接した状態で(図2を参照)、ロアカバー32にアッパーカバー34が前後に積み重ねられた状態で保持される。そして、ロアカバー32にアッパーカバー34が取り付けられることにより、第2電線21の延出部分がロアカバー32とアッパーカバー34との間に区画された第2収容室44に収容される。第2電線21は、さらに第2収容室44の左側の開口を通して外部へ導出させられる。この場合に、電線カバー12(ロアカバー32及びアッパーカバー34)の外面は、被覆カバー13の外面との間に若干の隙間を挟んで面一状に配置される。
上記によって電線カバー12及び被覆カバー13がそれぞれ第1ハウジング10及び第2ハウジング11に取り付けられると、図2及び図7に示すように、第1電線20と第2電線21との間が連結板部39によって仕切られた状態となる。電線カバー12及び被覆カバー13の内部において第1電線20の非シールド層と第2電線21の非シールド層とが互いに接触することがない。したがって、第1電線20の回路と第2電線21の回路との間で電磁波が干渉するのを防止することができる。
以上説明したように本実施例によれば、電線カバー12が第1収容室43と第2収容室44とを隔てる連結板部39を有しているため、第1電線20及び第2電線21からの電磁波の相互干渉を防止することができる。
また、連結板部39の背板部40によって第1電線20が左側へ強制的に屈曲させられるため、第1電線20の配索方向が背板部40によって規定されるとともに、コネクタが前後方向に大型になるのが回避される。
また、電線カバー12と被覆カバー13とが互いに別体であるため、仮に、第1、第2ハウジング10、11の相対位置が前後方向又は幅方向に位置ずれしても、電線カバー12が第1ハウジング10に取り付けられ、それとは別に被覆カバー13が第2ハウジング11に取り付けられることにより、前記位置ずれを吸収することができる。
また、基端部収容室45が第1収容室43側から第2収容室44に臨む位置までに亘って配置されているため、第2電線21の延出基端部60の曲げアール(曲げ半径)を大きくとることができ、第2電線21への過大なストレスを低減することができる。その結果、例えば、第2電線21が第1電線20よりも電線径が大きい太物電線の場合でも対応可能となる。
また、電線カバー12がロアカバー32とロアカバー32に積み重なるように配置されるアッパーカバー34とからなるため、第1ハウジング10にロアカバー32を取り付けたあとロアカバー32にアッパーカバー34を取り付けることで、第1収容室43に第1電線20を収容させる作業と第2収容室44に第2電線21を収容させる作業とを順序良く円滑に行うことができる。
さらに、アッパーカバー34には第2収容室44内を覗くことが可能な窓部56が開設されているため、窓部56から第2収容室44内を覗き見ることにより、第2電線21が適正に収容されているのかどうかを確認することができる。この場合に、第1電線20と第2電線21とが色分けされて区別されているため、第2電線21が誤って第1収容室43に収容される事態を回避することができる。
<他の実施例>
上記実施例を、以下のようにすることも可能である。
(1)電線カバーと被覆カバーとが一体に構成されるようにしてもよい。
(2)被覆カバーを省略してもよい。
(3)アッパーカバーが、第1ハウジングに取り付けられるものであってもよい。
(4)アッパーカバーが、ヒンジを介してロアカバーに一体に連結されるものであってもよい。
(5)アッパーカバーの取り付けは、被覆カバーの取り付けよりも前に行われるものであってもよい。
(6)連結板部から端板部を省略してもよい。
(7)電線として、シールド電線ではない一般電線を用いることも可能である。
10…第1ハウジング
11…第2ハウジング
12…電線カバー
13…被覆カバー
20…第1電線
21…第2電線
32…ロアカバー
34…アッパーカバー
39…連結板部(隔壁)
40…背板部
43…第1収容室
44…第2収容室
45…基端部収容室
56…窓部

Claims (6)

  1. 第1電線が引き出される第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングと並んで配置され、第2電線が引き出される第2ハウジングと、
    前記第1ハウジングに取り付けられ、前記第1、第2ハウジングから引き出された前記第1、第2電線を、前記第1、第2ハウジングの並び方向に関して前記第2ハウジングから前記第1ハウジングに向かう側へと屈曲させた状態で収容可能な電線カバーとを備え、
    前記電線カバーは、前記第1電線を収容可能な第1収容室と、前記第2電線を収容可能な第2収容室と、前記第1収容室と前記第2収容室とを隔てる隔壁とを有していることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記隔壁は、前記第1、第2ハウジングの並び方向に前記第1電線を屈曲して沿わせることが可能となっていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記第2ハウジングには、前記電線カバーとは別体の被覆カバーが取り付けられ、前記被覆カバーは、前記第2ハウジングから引き出された前記第2電線の延出基端部を収容可能な基端部収容室を有していることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 前記第2収容室は、前記第1、第2ハウジングの並び方向と直交する方向に関して前記第1ハウジングに対し前記第1収容室よりも離れた位置に配置され、前記基端部収容室は、前記第1収容室側から前記第2収容室に臨む位置までに亘って配置されていることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記電線カバーは、前記第1ハウジングに取り付けられて前記第1収容室を区画するロアカバーと、前記第1、第2ハウジングの並び方向と直交する方向に関して前記ロアカバーに積み重なるように配置され、前記ロアカバーの背板との間に前記第2収容室を区画するアッパーカバーとからなり、前記ロアカバーの背板が、前記隔壁を構成していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載のコネクタ。
  6. 前記アッパーカバーには、前記第2収容室内を覗くことが可能な窓部が開設されていることを特徴とする請求項5記載のコネクタ。
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