JP2016091415A - パラメータ変更によりncプログラムの起動が可能な数値制御装置 - Google Patents

パラメータ変更によりncプログラムの起動が可能な数値制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】NCプログラムにより、パラメータの組み合わせ等の条件により特定した機械構成に基づいて複数のパラメータを変更できる数値制御装置を提供すること。
【解決手段】数値制御装置1は、作業者によるパラメータ変更操作に基づいてパラメータ記憶部30に記憶されているパラメータを変更するパラメータ変更部12、パラメータ変更部12によるパラメータ変更を監視し、パラメータの変更に基づいてパラメータ変更用NCプログラムの起動をNCプログラム実行部24へと指令するパラメータ変更監視部22とを備える。NCプログラム実行部24では、パラメータ変更用NCプログラムをマクロ文指令処理部26で解析し、解析結果に基づいて生成されたパラメータ書き換え指令をパラメータ書き換え指令処理部28で処理することにより、パラメータ記憶部30に記憶されたパラメータに対して機械構成に適合するパラメータ設定を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、数値制御装置に関し、特にNCプログラムにより、パラメータの組み合わせ等の条件により特定した機械構成に基づいて複数のパラメータを変更できる数値制御装置に関する。
図14は、従来技術におけるパラメータ変更方法を示す概略図である。従来技術においては、あらかじめ数値制御装置の外部にそれぞれ特定の機械構成に合わせて設定されている複数のパラメータファイルを用意しておき、ある機械構成にあった状態にパラメータを変更する場合、作業者が該機械構成にあったパラメータファイルを選択して読み込み、数値制御装置に設定するという手順によりパラメータの変更を行っていた。
しかしながら、従来のパラメータ変更方法には図15に示すような課題があった。すなわち、機械構成のパターンが多い場合、あらかじめ多数のパラメータファイルのパターンを用意する必要があり、また、そのように多くのパラメータファイルの中から現在の機械構成にあったパラメータファイルを選択するために、作業者は多くのパラメータファイルについて1つ1つ内容を確認し、現在の機械構成にあったパラメータファイルを選択して読み込む必要があるため、作業者に大きな負担がかかっていた。
数値制御装置のパラメータを変更する従来技術として、特許文献1では、図16に示すように、ユーザがメモリに設定した複数のパラメータファイルから選択して、選択したパラメータファイルの状態に変更するパラメータ変更方法を提案している。
特許第3424670号公報
しかしながら、特許文献1の方法においては数値制御装置のメモリ内にパラメータファイルを用意することで作業者の操作の負担は幾分軽減されてはいるものの、パラメータファイルを複数準備しなければならない点においては図14に示した従来技術と変わらず、図17に示すように、複数のファイルからオペレータ自身が選択しなければならない上記に挙げた課題を解決していない。
そこで本発明の目的は、NCプログラムにより、パラメータの組み合わせ等の条件により特定した機械構成に基づいて複数のパラメータを変更できる数値制御装置を提供することである。
本願の請求項1に係る発明は、NCプログラムを使用してパラメータを変更可能とする数値制御装置であって、前記数値制御装置に設定されているパラメータを変更するパラメータ書き換え指令を含む前記NCプログラムを記憶するNCプログラム記憶部と、作業者のパラメータ変更操作に基づいてパラメータを変更するパラメータ変更部と、前記パラメータ変更部を監視することにより前記パラメータの変更を検出し、検出した前記パラメータの変更に基づいて前記NCプログラムを起動する指令を出力するパラメータ変更監視部と、前記パラメータ変更監視部からの指令を受けて前記NCプログラムを実行するNCプログラム実行部と、を備えることを特徴とする数値制御装置である。
本願の請求項2に係る発明は、変更されたパラメータ番号と起動する前記NCプログラムのNCプログラム番号を関連付けて記憶する実行プログラム設定手段を更に備え、前記パラメータ変更監視部は、前記実行プログラム設定手段に記憶されている前記パラメータ番号と前記NCプログラム番号とに基づいて、前記パラメータの変更の検出、及び前記NCプログラムの起動指令の出力を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置である。
本願の請求項3に係る発明は、前記NCプログラムには前記数値制御装置のパラメータを変更する条件判定文が含まれており、前記NCプログラム実行部は、前記条件判定文の判定結果に基づいてパラメータの書き換えを制御する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の数値制御装置である。
本願の請求項4に係る発明は、前記条件判定文は、前記数値制御装置に設定されているいずれかのパラメータのパラメータ値、または前記数値制御装置の信号値の少なくともいずれか一方に基づいた条件判定文である、ことを特徴とする請求項3に記載の数値制御装置である。
本発明により、パラメータ変更時にNCプログラムを起動し、そのNCプログラムの中で、オプション構成、他のパラメータまたは信号状態を条件として、他の複数のパラメータを、選択的に適切に変更することが可能となる。また、パラメータ変更のために起動するNCプログラムは通常のNCプログラムであるため、作業者が自由にパラメータ変更のロジックを組むことができ、さまざまな種類の工作機械に対応することができる。
本発明の実施の形態における数値制御装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における起動対象となる機械構成設定用NCプログラムの設定例である。 本発明の第1の実施の形態における機械構成設定用NCプログラムの例を示す図である。 本発明の機械構成設定用NCプログラムに用いられるパラメータ書き換え指令の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるパラメータ書き換えの流れを説明する図である。 本発明の第2の実施の形態における起動対象となる機械構成設定用NCプログラムの設定例である。 本発明の第2の実施の形態における数値制御装置のパラメータを説明する図である。 本発明の第2の実施の形態におけるパラメータ書き換えの流れを説明する図である。 本発明の第3の実施の形態における起動対象となる機械構成設定用NCプログラムの設定例である。 本発明の第3の実施の形態における数値制御装置のパラメータを説明する図である。 本発明の第3の実施の形態におけるパラメータ書き換えの流れを説明する図である。 本発明における複数のパラメータに基づいてパラメータ設定を制御する機械構成設定用NCプログラムの例を示す図である。 本発明におけるパラメータと機械信号に基づいてパラメータ設定を制御する機械構成設定用NCプログラムの例を示す図である。 従来技術1におけるパラメータ設定方法を説明する図である。 従来技術1におけるパラメータ設定方法の問題点を説明する図である。 従来技術2におけるパラメータ設定方法を説明する図である。 従来技術2におけるパラメータ設定方法の問題点を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。なお、従来技術と同一または類似する構成は同じ符号を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における数値制御装置の機能ブロック図である。本実施の形態の数値制御装置1は、数値制御装置操作部10、数値制御装置運転部20、およびパラメータ記憶部30、機械構成設定用NCプログラム記憶部40を備えている。
数値制御装置操作部10は、作業者によるパラメータ変更操作を受け付け、パラメータ記憶部30に記憶されている数値制御装置1のパラメータを書き換える機能を有する。パラメータ変更操作は、数値制御装置1が備えるMDIユニットや操作盤などを作業者が操作することにより行われ、数値制御装置操作部10は当該操作に基づいて変更対象となるパラメータと、変更後のパラメータ値を取得し、パラメータ変更部12に指令することでパラメータ記憶部30に記憶される数値制御装置1のパラメータのパラメータ値を書き換える。パラメータ変更部12は、パラメータ記憶部30に記憶される各パラメータの中から変更対象となるパラメータを特定し、作業者の操作に基づいて取得された変更後のパラメータ値へと書き換える。
数値制御装置運転部20は、数値制御装置1の運転を実行する機能手段であり、パラメータ変更監視部22、NCプログラム実行部24を備える。
パラメータ変更監視部22は、パラメータ変更部12によるパラメータの変更を常時監視し、パラメータの変更を検出したらNCプログラム実行部に対してパラメータ変更用のNCプログラムを実行するように指令する。
NCプログラム実行部24は、パラメータ変更監視部22からの指令を受けて機械構成設定用NCプログラム記憶部40に記憶されているパラメータ変更用の機械構成設定用NCプログラムを読み出して実行する。NCプログラム実行部24は、機械構成設定用NCプログラム内に記述されるマクロ文の解析処理を行いパラメータ書き換え指令を生成するマクロ文指令処理部26と、マクロ文指令処理部26が生成したパラメータ書き換え指令に基づいてパラメータ記憶部30に記憶されるパラメータを書き換えるパラメータ書き換え指令処理部28を備えている。
このような構成を備えた本発明の数値制御装置1において、機械構成設定用NCプログラムにより数値制御装置1のパラメータを変更する実施の形態について以下で説明する。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態では、図2に示すパラメータを導入し、「パラメータが変更されたときに起動するNCプログラム番号」を設定可能とする。例えば、図2の設定例では、パラメータが変更された場合、NCプログラムO8001が起動され、機械構成に合った適切なパラメータに変更される。
このように、数値制御装置操作部10により数値制御装置1の何らかのパラメータが変更されたときにNCプログラム実行部24が実行する機械構成設定用のNCプログラムを指定可能とし、該機械構成設定用NCプログラムに当該パラメータに合わせて複数の適切な他のパラメータを設定する指令を記載することで、作業者は必要最低限のパラメータ設定のみを行うだけで、機械構成にあった適切なパラメータが自動的に設定される。
作業者が数値制御装置操作部10から手作業により設定するパラメータは、例えば機械構成に割り当てられている番号にしてもよいし、作業者が最低限設定する必要がある機械構成のパラメータであってもよい。また、機械構成設定用NCプログラムは機械メーカやエンドユーザが自由に記載できるようにしてもよい。
図3は、パラメータ変更時に起動されるNCプログラムの例である。図に示すように、本実施の形態のNCプログラムは、数値制御装置1のパラメータの値を条件とした条件文で記載される。図のNCプログラムでは、例えば機械構成の番号を示すパラメータであるP14730の値が1の時、数値制御装置1が制御する機械の構成が機械構成1であると判定され、図中3行目から開始される指令により各軸のパラメータが設定されるようになっている。
図3のプログラムにおいて、G10L52〜G11までのブロックに記載された各指令は、本発明で導入するパラメータ書き換え指令であり、それぞれ図4に示す意味を持つ。パラメータ入力モード設定指令と、パラメータ入力モードキャンセル指令の間に、パラメータ入力指令を記載することで、複数のパラメータ番号のパラメータ設定値を一括して設定することができる。
図3に示すNCプログラムO8001によるパラメータ書き換えの流れを図5に基づいて説明する。
●[ステップSA01]作業者は数値制御装置1により制御される機械の機械構成を変更する。
●[ステップSA02]作業者はMDIユニットや操作盤などを操作して、数値制御装置1に設定されているパラメータのパラメータ値を機械構成に合わせて変更する。変更の際には、作業者はすべてのパラメータを変更する必要はなく、必要最低限のパラメータを変更する。
●[ステップSA03]パラメータ変更部12が、作業者の操作に基づいて変更されたパラメータのパラメータ値を設定する。
●[ステップSA04]パラメータ変更監視部22が、パラメータ変更部12によるパラメータ変更を検出し、機械構成設定用NCプログラムO8001を起動する。
●[ステップSA05]機械構成設定用NCプログラムO8001の指令に基づいて、パラメータ記憶部30に記憶されている、数値制御装置1の各パラメータのパラメータ値を設定する。
このように、本実施の形態の数値制御装置1では、機械構成を変更した際に作業者が必要最低限のパラメータを設定するだけで、他のパラメータは機械構成設定用NCプログラムにより自動的に設定される。機械構成設定用NCプログラムは、機械メーカや作業者が自由に作成することができるため、制御対象となる機械の仕様や、実際に制御する機械の動作特性に合わせて、適切なパラメータを設定することが可能となる。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態の数値制御装置1では、図2に示すパラメータを導入して「パラメータが変更されたときに起動するNCプログラム番号」を設定できるようにした上で、パラメータ変更監視部22によりパラメータの変更を監視し、いずれかのパラメータが変更された際に機械構成設定用のNCプログラムを起動させ、必要なパラメータ設定を自動的に行うことを可能としているが、本実施の形態では図6に示すパラメータを導入し、「変更されたパラメータ番号と起動するNCプログラム番号の対応」を設定可能とする。
例えば、図6の設定例では、機械構成1〜nを設定するパラメータであるパラメータ番号14730のパラメータを変更した際に、機械構成設定用NCプログラムO8001を起動するように設定されている。パラメータ番号14730のパラメータのパラメータ値が、例えば図7に示すように機械構成のタイプを意味するものであるとした場合、それぞれの機械構成に合わせたパラメータ書き換え指令を機械構成設定用NCプログラムO8001に記載することにより、パラメータ番号14730が変更された場合、対応するNCプログラムO8001が起動され、変更された機械構成に合わせて適切なパラメータを設定される。
このように設定されている場合において、本実施の形態の数値制御装置1上でのパラメータ書き換えの流れの例を図8に基づいて説明する。
●[ステップSB01]作業者は数値制御装置1により制御される機械の機械構成を変更する。
●[ステップSB02]作業者はMDIユニットや操作盤などを操作して、数値制御装置1に設定されているパラメータ(パラメータ番号14730)のパラメータ値を機械構成に合わせて変更する。
●[ステップSB03]パラメータ変更部12が、作業者の操作に基づいて変更されたパラメータ(パラメータ番号14730)のパラメータ値を設定する。
●[ステップSB04]パラメータ変更監視部22が、パラメータ変更部12により変更されたパラメータが、機械構成設定用NCプログラムを起動するパラメータの変更であるのかを判定する。機械構成設定用NCプログラムの起動用パラメータの変更であった場合にはステップSB05へ進み、そうでない場合にはそうでない場合には本処理を終了する。
●[ステップSB05]機械構成設定用NCプログラムO8001を起動する。
●[ステップSB06]機械構成設定用NCプログラムO8001の指令に基づいて、パラメータ記憶部30に記憶されている、数値制御装置1の各パラメータのパラメータ値を設定する。
このように、本実施の形態の数値制御装置1では、機械構成を変更した際に作業者が特定のパラメータを変更した時に機械構成設定用NCプログラムにより他のパラメータが自動的に設定される。
<第3の実施の形態>
第2の実施の形態の数値制御装置1では、図6に示すパラメータを導入し、「変更されたパラメータ番号と起動するNCプログラム番号の対応」を設定可能とすることで、パラメータ変更監視部22が設定されている特定のパラメータの変更を監視し、当該パラメータが変更された時に機械構成設定用NCプログラム起動できるようにしたが、本実施の形態では図9に示すパラメータを導入し、「変更されたパラメータ番号と起動するNCプログラム番号の対応」を複数組設定することを可能とする。
例えば、パラメータ番号14730〜14732のパラメータの意味を図10に示す表のように定義した場合、図9の設定例では、機械構成のタイプを設定するパラメータであるパラメータ番号14730のパラメータを変更した際に、機械構成設定用NCプログラムO8001を起動し、周辺機器(ローダ)のタイプを設定するパラメータであるパラメータ番号14731のパラメータを変更した際に、機械構成設定用NCプログラムO8002を起動し、周辺機器(パーツキャッチャー)のタイプを設定するパラメータであるパラメータ番号14732のパラメータを変更した際に、機械構成設定用NCプログラムO8003を起動するように設定されている。
このように設定されている場合において、本実施の形態の数値制御装置1上でのパラメータ書き換えの流れの例を図11に基づいて説明する。
●[ステップSC01]作業者は数値制御装置1により制御される機械の機械構成を変更する。
●[ステップSC02]作業者はMDIユニットや操作盤などを操作して、数値制御装置1に設定されているパラメータ(パラメータ番号14730,14731,14732)のパラメータ値を機械構成に合わせて変更する。
●[ステップSC03]パラメータ変更部12が、作業者の操作に基づいて変更されたパラメータ(パラメータ番号14730,14731,14732)のパラメータ値を設定する。
●[ステップSC04]パラメータ変更監視部22が、パラメータ変更部12により変更されたパラメータが、機械構成設定用NCプログラムを起動するパラメータ番号14730のパラメータの変更であるのかを判定する。パラメータ番号14730のパラメータの変更であった場合にはステップSC05へ進み、そうでない場合にはステップSC06へ進む。
●[ステップSC05]機械構成設定用NCプログラムO8001を起動する。
●[ステップSC06]パラメータ変更監視部22が、パラメータ変更部12により変更されたパラメータが、機械構成設定用NCプログラムを起動するパラメータ番号14731のパラメータの変更であるのかを判定する。パラメータ番号14731のパラメータの変更であった場合にはステップSC07へ進み、そうでない場合にはステップSC08へ進む。
●[ステップSC07]機械構成設定用NCプログラムO8002を起動する。
●[ステップSC08]パラメータ変更監視部22が、パラメータ変更部12により変更されたパラメータが、機械構成設定用NCプログラムを起動するパラメータ番号14732のパラメータの変更であるのかを判定する。パラメータ番号14732のパラメータの変更であった場合にはステップSC09へ進み、そうでない場合には本処理を終了する。
●[ステップSC09]機械構成設定用NCプログラムO8003を起動する。
●[ステップSC10]機械構成設定用NCプログラムO8001〜O8003の指令に基づいて、パラメータ記憶部30に記憶されている、数値制御装置1の各パラメータのパラメータ値を設定する。
このように、本実施の形態の数値制御装置1では、機械構成、周辺機器等のタイプによって設定するべきパラメータが異なる場合であった場合でも、パラメータの変更にあった適切な機械構成設定用NCプログラムを起動することによるパラメータ書き換えが可能となる。
<他の実施の形態>
上述した各実施の形態の数値制御装置1では、単一のパラメータのパラメータ値を分岐条件として、その他のパラメータを設定する機械構成設定用NCプログラムの例を示してきたが、本発明における機械構成設定用NCプログラムはこのような例に限定されるものではなく、例えば複数のパラメータの組み合わせを条件として、各パラメータを適切なパラメータに変更できる機械構成設定用NCプログラムを作成して利用することもできる。
例えば、図12に示すように、IF−THEN文によるパラメータ番号14730(機械構成のタイプ)のパラメータ値による判定と、IF−THEN文によるパラメータ番号14801(バックドリルの有無)のパラメータ値による判定を入れ子状態にすることにより、機械構成が1である場合であっても、バックドリルがある場合と無い場合とで異なる設定値とする必要があるパラメータのパラメータ値を正しく設定できる機械構成設定用NCプログラムを作成することができる。
また、上述した各実施の形態の数値制御装置1では、パラメータ値を分岐条件としてその他のパラメータを設定する機械構成設定用NCプログラムの例を示してきたが、本発明における機械構成設定用NCプログラムはこのような例に限定されるものではなく、例えばインターフェースなどから取得される各信号を分岐条件として各パラメータを適切なパラメータに変更できる機械構成設定用NCプログラムを作成して利用することもできる。
例えば、図13に示すように、IF−THEN文によるパラメータ番号14730(機械構成のタイプ)のパラメータ値による判定と、IF−THEN文によるインターフェース信号#1032(バーフィーダ接続の有無)の信号値による判定を入れ子状態にすることにより、機械構成が1である場合であっても、バーフィーダ接続の有無により異なる設定値とする必要があるパラメータのパラメータ値を正しく設定できる機械構成設定用NCプログラムを作成することができる、そのときの機械状態にあったパラメータ書き換えが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態の例に限定されることなく、適宜の変更を加えることにより、その他の態様で実施することができる。
1 数値制御装置
10 数値制御装置操作部
12 パラメータ変更部
20 数値制御装置運転部
22 パラメータ変更監視部
24 NCプログラム実行部
26 マクロ文指令処理部
28 パラメータ書き換え指令処理部
30 パラメータ記憶部
40 機械構成設定用NCプログラム記憶部
本発明は、数値制御装置に関し、特にNCプログラムにより、パラメータの組み合わせ等の条件により特定した機械構成に基づいて複数のパラメータを変更できる数値制御装置に関する。
図14は、従来技術におけるパラメータ変更方法を示す概略図である。従来技術においては、あらかじめ数値制御装置の外部にそれぞれ特定の機械構成に合わせて設定されている複数のパラメータファイルを用意しておき、ある機械構成にあった状態にパラメータを変更する場合、作業者が該機械構成にあったパラメータファイルを選択して読み込み、数値制御装置に設定するという手順によりパラメータの変更を行っていた。
しかしながら、従来のパラメータ変更方法には図15に示すような課題があった。すなわち、機械構成のパターンが多い場合、あらかじめ多数のパラメータファイルのパターンを用意する必要があり、また、そのように多くのパラメータファイルの中から現在の機械構成にあったパラメータファイルを選択するために、作業者は多くのパラメータファイルについて1つ1つ内容を確認し、現在の機械構成にあったパラメータファイルを選択して読み込む必要があるため、作業者に大きな負担がかかっていた。
数値制御装置のパラメータを変更する従来技術として、特許文献1では、図16に示すように、ユーザがメモリに設定した複数のパラメータファイルから選択して、選択したパラメータファイルの状態に変更するパラメータ変更方法を提案している。
特許第3424670号公報
しかしながら、特許文献1の方法においては数値制御装置のメモリ内にパラメータファイルを用意することで作業者の操作の負担は幾分軽減されてはいるものの、パラメータファイルを複数準備しなければならない点においては図14に示した従来技術と変わらず、図17に示すように、複数のファイルからオペレータ自身が選択しなければならない上記に挙げた課題を解決していない。
そこで本発明の目的は、NCプログラムにより、パラメータの組み合わせ等の条件により特定した機械構成に基づいて複数のパラメータを変更できる数値制御装置を提供することである。
本願の請求項1に係る発明は、NCプログラムを使用してパラメータを変更可能とする数値制御装置であって、前記数値制御装置に設定されているパラメータを変更するパラメータ書き換え指令を含む前記NCプログラムを記憶するNCプログラム記憶部と、作業者のパラメータ変更操作に基づいてパラメータを変更するパラメータ変更部と、前記パラメータ変更部を監視することにより前記パラメータの変更を検出し、検出した前記パラメータの変更に基づいて前記NCプログラムを起動する指令を出力するパラメータ変更監視部と、前記パラメータ変更監視部からの指令を受けて前記NCプログラムを実行するNCプログラム実行部と、を備えることを特徴とする数値制御装置である。
本願の請求項2に係る発明は、変更されたパラメータ番号と起動する前記NCプログラムのNCプログラム番号を関連付けて記憶する実行プログラム設定手段を更に備え、前記パラメータ変更監視部は、前記実行プログラム設定手段に記憶されている前記パラメータ番号と前記NCプログラム番号とに基づいて、前記パラメータの変更の検出、及び前記NCプログラムの起動指令の出力を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置である。
本願の請求項3に係る発明は、前記NCプログラムには前記数値制御装置のパラメータを変更する条件判定文が含まれており、前記NCプログラム実行部は、前記条件判定文の判定結果に基づいてパラメータの書き換えを制御する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の数値制御装置である。
本願の請求項4に係る発明は、前記条件判定文は、前記数値制御装置に設定されているいずれかのパラメータのパラメータ値、または前記数値制御装置の信号値の少なくともいずれか一方に基づいた条件判定文である、ことを特徴とする請求項3に記載の数値制御装置である。
本発明により、パラメータ変更時にNCプログラムを起動し、そのNCプログラムの中で、オプション構成、他のパラメータまたは信号状態を条件として、他の複数のパラメータを、選択的に適切に変更することが可能となる。また、パラメータ変更のために起動するNCプログラムは通常のNCプログラムであるため、作業者が自由にパラメータ変更のロジックを組むことができ、さまざまな種類の工作機械に対応することができる。
本発明の実施の形態における数値制御装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における起動対象となるパラメータ変更用NCプログラムの設定例である。 本発明の第1の実施の形態におけるパラメータ変更用NCプログラムの例を示す図である。 本発明のパラメータ変更用NCプログラムに用いられるパラメータ書き換え指令の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるパラメータ書き換えの流れを説明する図である。 本発明の第2の実施の形態における起動対象となるパラメータ変更用NCプログラムの設定例である。 本発明の第2の実施の形態における数値制御装置のパラメータを説明する図である。 本発明の第2の実施の形態におけるパラメータ書き換えの流れを説明する図である。 本発明の第3の実施の形態における起動対象となるパラメータ変更用NCプログラムの設定例である。 本発明の第3の実施の形態における数値制御装置のパラメータを説明する図である。 本発明の第3の実施の形態におけるパラメータ書き換えの流れを説明する図である。 本発明における複数のパラメータに基づいてパラメータ設定を制御するパラメータ変更用NCプログラムの例を示す図である。 本発明におけるパラメータと機械信号に基づいてパラメータ設定を制御するパラメータ変更用NCプログラムの例を示す図である。 従来技術1におけるパラメータ設定方法を説明する図である。 従来技術1におけるパラメータ設定方法の問題点を説明する図である。 従来技術2におけるパラメータ設定方法を説明する図である。 従来技術2におけるパラメータ設定方法の問題点を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。なお、従来技術と同一または類似する構成は同じ符号を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における数値制御装置の機能ブロック図である。本実施の形態の数値制御装置1は、数値制御装置操作部10、数値制御装置運転部20、およびパラメータ記憶部30、NCプログラム記憶部40を備えている。
数値制御装置操作部10は、作業者によるパラメータ変更操作を受け付け、パラメータ記憶部30に記憶されている数値制御装置1のパラメータを書き換える機能を有する。パラメータ変更操作は、数値制御装置1が備えるMDIユニットや操作盤などを作業者が操作することにより行われ、数値制御装置操作部10は当該操作に基づいて変更対象となるパラメータと、変更後のパラメータ値を取得し、パラメータ変更部12に指令することでパラメータ記憶部30に記憶される数値制御装置1のパラメータのパラメータ値を書き換える。パラメータ変更部12は、パラメータ記憶部30に記憶される各パラメータの中から変更対象となるパラメータを特定し、作業者の操作に基づいて取得された変更後のパラメータ値へと書き換える。
数値制御装置運転部20は、数値制御装置1の運転を実行する機能手段であり、パラメータ変更監視部22、NCプログラム実行部24を備える。
パラメータ変更監視部22は、パラメータ変更部12によるパラメータの変更を常時監視し、パラメータの変更を検出したらNCプログラム実行部に対してパラメータ変更用のNCプログラムを実行するように指令する。
NCプログラム実行部24は、パラメータ変更監視部22からの指令を受けてNCプログラム記憶部40に記憶されているパラメータ変更用NCプログラムを読み出して実行する。NCプログラム実行部24は、パラメータ変更用NCプログラム内に記述されるマクロ文の解析処理を行いパラメータ書き換え指令を生成するマクロ文指令処理部26と、マクロ文指令処理部26が生成したパラメータ書き換え指令に基づいてパラメータ記憶部30に記憶されるパラメータを書き換えるパラメータ書き換え指令処理部28を備えている。
このような構成を備えた本発明の数値制御装置1において、パラメータ変更用NCプログラムにより数値制御装置1のパラメータを変更する実施の形態について以下で説明する。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態では、図2に示すパラメータを導入し、「パラメータが変更されたときに起動するNCプログラム番号」を設定可能とする。例えば、図2の設定例では、パラメータが変更された場合、NCプログラムO8001が起動され、機械構成に合った適切なパラメータに変更される。
このように、数値制御装置操作部10により数値制御装置1の何らかのパラメータが変更されたときにNCプログラム実行部24が実行するパラメータ変更用のNCプログラムを指定可能とし、該パラメータ変更用NCプログラムに当該パラメータに合わせて複数の適切な他のパラメータを設定する指令を記載することで、作業者は必要最低限のパラメータ設定のみを行うだけで、機械構成にあった適切なパラメータが自動的に設定される。
作業者が数値制御装置操作部10から手作業により設定するパラメータは、例えば機械構成に割り当てられている番号にしてもよいし、作業者が最低限設定する必要がある機械構成のパラメータであってもよい。また、パラメータ変更用NCプログラムは機械メーカやエンドユーザが自由に記載できるようにしてもよい。
図3は、パラメータ変更時に起動されるNCプログラムの例である。図に示すように、本実施の形態のNCプログラムは、数値制御装置1のパラメータの値を条件とした条件文で記載される。図のNCプログラムでは、例えば機械構成の番号を示すパラメータであるP14730の値が1の時、数値制御装置1が制御する機械の構成が機械構成1であると判定され、図中3行目から開始される指令により各軸のパラメータが設定されるようになっている。
図3のプログラムにおいて、G10L52〜G11までのブロックに記載された各指令は、本発明で導入するパラメータ書き換え指令であり、それぞれ図4に示す意味を持つ。パラメータ入力モード設定指令と、パラメータ入力モードキャンセル指令の間に、パラメータ入力指令を記載することで、複数のパラメータ番号のパラメータ設定値を一括して設定することができる。
図3に示すNCプログラムO8001によるパラメータ書き換えの流れを図5に基づいて説明する。
●[ステップSA01]作業者は数値制御装置1により制御される機械の機械構成を変更する。
●[ステップSA02]作業者はMDIユニットや操作盤などを操作して、数値制御装置1に設定されているパラメータのパラメータ値を機械構成に合わせて変更する。変更の際には、作業者はすべてのパラメータを変更する必要はなく、必要最低限のパラメータを変更する。
●[ステップSA03]パラメータ変更部12が、作業者の操作に基づいて変更されたパラメータのパラメータ値を設定する。
●[ステップSA04]パラメータ変更監視部22が、パラメータ変更部12によるパラメータ変更を検出し、パラメータ変更用NCプログラムO8001を起動する。
●[ステップSA05]パラメータ変更用NCプログラムO8001の指令に基づいて、パラメータ記憶部30に記憶されている、数値制御装置1の各パラメータのパラメータ値を設定する。
このように、本実施の形態の数値制御装置1では、機械構成を変更した際に作業者が必要最低限のパラメータを設定するだけで、他のパラメータはパラメータ変更用NCプログラムにより自動的に設定される。パラメータ変更用NCプログラムは、機械メーカや作業者が自由に作成することができるため、制御対象となる機械の仕様や、実際に制御する機械の動作特性に合わせて、適切なパラメータを設定することが可能となる。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態の数値制御装置1では、図2に示すパラメータを導入して「パラメータが変更されたときに起動するNCプログラム番号」を設定できるようにした上で、パラメータ変更監視部22によりパラメータの変更を監視し、いずれかのパラメータが変更された際にパラメータ変更用のNCプログラムを起動させ、必要なパラメータ設定を自動的に行うことを可能としているが、本実施の形態では図6に示すパラメータを導入し、「変更されたパラメータ番号と起動するNCプログラム番号の対応」を設定可能とする。
例えば、図6の設定例では、機械構成1〜nを設定するパラメータであるパラメータ番号14730のパラメータを変更した際に、パラメータ変更用NCプログラムO8001を起動するように設定されている。パラメータ番号14730のパラメータ値が、例えば図7に示すように機械構成のタイプを意味するものであるとした場合、それぞれの機械構成に合わせたパラメータ書き換え指令をパラメータ変更用NCプログラムO8001に記載することにより、パラメータ番号14730が変更された場合、対応するNCプログラムO8001が起動され、変更された機械構成に合わせて適切なパラメータを設定される。
このように設定されている場合において、本実施の形態の数値制御装置1上でのパラメータ書き換えの流れの例を図8に基づいて説明する。
●[ステップSB01]作業者は数値制御装置1により制御される機械の機械構成を変更する。
●[ステップSB02]作業者はMDIユニットや操作盤などを操作して、数値制御装置1に設定されているパラメータ(パラメータ番号14730)のパラメータ値を機械構成に合わせて変更する。
●[ステップSB03]パラメータ変更部12が、作業者の操作に基づいて変更されたパラメータ(パラメータ番号14730)のパラメータ値を設定する。
●[ステップSB04]パラメータ変更監視部22が、パラメータ変更部12により変更されたパラメータが、パラメータ変更用NCプログラムを起動するパラメータの変更であるのかを判定する。パラメータ変更用NCプログラムの起動用パラメータの変更であった場合にはステップSB05へ進み、そうでない場合にはそうでない場合には本処理を終了する。
●[ステップSB05]機械構成設定用NCプログラムO8001を起動する。
●[ステップSB06]機械構成設定用NCプログラムO8001の指令に基づいて、パラメータ記憶部30に記憶されている、数値制御装置1の各パラメータのパラメータ値を設定する。
このように、本実施の形態の数値制御装置1では、機械構成を変更した際に作業者が特定のパラメータを変更した時にパラメータ変更用NCプログラムにより他のパラメータが自動的に設定される。
<第3の実施の形態>
第2の実施の形態の数値制御装置1では、図6に示すパラメータを導入し、「変更されたパラメータ番号と起動するNCプログラム番号の対応」を設定可能とすることで、パラメータ変更監視部22が設定されている特定のパラメータの変更を監視し、当該パラメータが変更された時にパラメータ変更用NCプログラム起動できるようにしたが、本実施の形態では図9に示すパラメータを導入し、「変更されたパラメータ番号と起動するNCプログラム番号の対応」を複数組設定することを可能とする。
例えば、パラメータ番号14730〜14732のパラメータの意味を図10に示す表のように定義した場合、図9の設定例では、機械構成のタイプを設定するパラメータであるパラメータ番号14730のパラメータを変更した際に、機械構成のパラメータ変更用NCプログラムO8001を起動し、周辺機器(ローダ)のタイプを設定するパラメータであるパラメータ番号14731のパラメータを変更した際に、周辺機器(ローダ)のパラメータ変更用NCプログラムO8002を起動し、周辺機器(パーツキャッチャー)のタイプを設定するパラメータであるパラメータ番号14732のパラメータを変更した際に、周辺機器(パーツキャッチャー)のパラメータ変更用NCプログラムO8003を起動するように設定されている。
このように設定されている場合において、本実施の形態の数値制御装置1上でのパラメータ書き換えの流れの例を図11に基づいて説明する。
●[ステップSC01]作業者は数値制御装置1により制御される機械の機械構成を変更する。
●[ステップSC02]作業者はMDIユニットや操作盤などを操作して、数値制御装置1に設定されているパラメータ(パラメータ番号14730,14731,14732)のパラメータ値を機械構成に合わせて変更する。
●[ステップSC03]パラメータ変更部12が、作業者の操作に基づいて変更されたパラメータ(パラメータ番号14730,14731,14732)のパラメータ値を設定する。
●[ステップSC04]パラメータ変更監視部22が、パラメータ変更部12により変更されたパラメータが、パラメータ変更用NCプログラムを起動するパラメータ番号14730のパラメータの変更であるのかを判定する。パラメータ番号14730のパラメータの変更であった場合にはステップSC05へ進み、そうでない場合にはステップSC06へ進む。
●[ステップSC05]パラメータ変更用NCプログラムO8001を起動する。
●[ステップSC06]パラメータ変更監視部22が、パラメータ変更部12により変更されたパラメータが、パラメータ変更用NCプログラムを起動するパラメータ番号14731のパラメータの変更であるのかを判定する。パラメータ番号14731のパラメータの変更であった場合にはステップSC07へ進み、そうでない場合にはステップSC08へ進む。
●[ステップSC07]パラメータ変更用NCプログラムO8002を起動する。
●[ステップSC08]パラメータ変更監視部22が、パラメータ変更部12により変更されたパラメータが、パラメータ変更用NCプログラムを起動するパラメータ番号14732のパラメータの変更であるのかを判定する。パラメータ番号14732のパラメータの変更であった場合にはステップSC09へ進み、そうでない場合には本処理を終了する。
●[ステップSC09]パラメータ変更用NCプログラムO8003を起動する。
●[ステップSC10]パラメータ変更用NCプログラムO8001〜O8003の指令に基づいて、パラメータ記憶部30に記憶されている、数値制御装置1の各パラメータのパラメータ値を設定する。
このように、本実施の形態の数値制御装置1では、機械構成、周辺機器等のタイプによって設定するべきパラメータが異なる場合でも、パラメータの変更にあった適切なパラメータ変更用NCプログラムを起動することによるパラメータ書き換えが可能となる。
<他の実施の形態>
上述した各実施の形態の数値制御装置1では、単一のパラメータのパラメータ値を分岐条件として、その他のパラメータを設定するパラメータ変更用NCプログラムの例を示してきたが、本発明におけるパラメータ変更用NCプログラムはこのような例に限定されるものではなく、例えば複数のパラメータの組み合わせを条件として、各パラメータを適切なパラメータに変更できるパラメータ変更用NCプログラムを作成して利用することもできる。
例えば、図12に示すように、IF−THEN文によるパラメータ番号14730(機械構成のタイプ)のパラメータ値による判定と、IF−THEN文によるパラメータ番号14801(バックドリルの有無)のパラメータ値による判定を入れ子状態にすることにより、機械構成が1である場合であっても、バックドリルがある場合と無い場合とで異なる設定値とする必要があるパラメータのパラメータ値を正しく設定できるパラメータ変更用NCプログラムを作成することができる。
また、上述した各実施の形態の数値制御装置1では、パラメータ値を分岐条件としてその他のパラメータを設定するパラメータ変更用NCプログラムの例を示してきたが、本発明におけるパラメータ変更用NCプログラムはこのような例に限定されるものではなく、例えばインターフェースなどから取得される各信号を分岐条件として各パラメータを適切なパラメータに変更できるパラメータ変更用NCプログラムを作成して利用することもできる。
例えば、図13に示すように、IF−THEN文によるパラメータ番号14730(機械構成のタイプ)のパラメータ値による判定と、IF−THEN文によるインターフェース信号#1032(バーフィーダ接続の有無)の信号値による判定を入れ子状態にすることにより、機械構成が1である場合であっても、バーフィーダ接続の有無により異なる設定値とする必要があるパラメータのパラメータ値を正しく設定できるパラメータ変更用NCプログラムを作成することができる、そのときの機械状態にあったパラメータ書き換えが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態の例に限定されることなく、適宜の変更を加えることにより、その他の態様で実施することができる。
1 数値制御装置
10 数値制御装置操作部
12 パラメータ変更部
20 数値制御装置運転部
22 パラメータ変更監視部
24 NCプログラム実行部
26 マクロ文指令処理部
28 パラメータ書き換え指令処理部
30 パラメータ記憶部
40 Cプログラム記憶部

Claims (4)

  1. NCプログラムを使用してパラメータを変更可能とする数値制御装置であって、
    前記数値制御装置に設定されているパラメータを変更するパラメータ書き換え指令を含む前記NCプログラムを記憶するNCプログラム記憶部と、
    作業者のパラメータ変更操作に基づいてパラメータを変更するパラメータ変更部と、
    前記パラメータ変更部を監視することにより前記パラメータの変更を検出し、検出した前記パラメータの変更に基づいて前記NCプログラムを起動する指令を出力するパラメータ変更監視部と、
    前記パラメータ変更監視部からの指令を受けて前記NCプログラムを実行するNCプログラム実行部と、
    を備えることを特徴とする数値制御装置。
  2. 変更されたパラメータ番号と起動する前記NCプログラムのNCプログラム番号を関連付けて記憶する実行プログラム設定手段を更に備え、
    前記パラメータ変更監視部は、前記実行プログラム設定手段に記憶されている前記パラメータ番号と前記NCプログラム番号とに基づいて、前記パラメータの変更の検出、及び前記NCプログラムの起動指令の出力を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 前記NCプログラムには前記数値制御装置のパラメータを変更する条件判定文が含まれており、
    前記NCプログラム実行部は、前記条件判定文の判定結果に基づいてパラメータの書き換えを制御する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の数値制御装置。
  4. 前記条件判定文は、前記数値制御装置に設定されているいずれかのパラメータのパラメータ値、または前記数値制御装置の信号値の少なくともいずれか一方に基づいた条件判定文である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の数値制御装置。
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