JP2016090956A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】現像部の累積の使用度合いが高い場合に、画質不良の発生を抑制しつつ画像形成を行う判断の技術を開示すること。【解決手段】前記制御部は、前記現像部の累積の使用度合いが前記使用閾値以下と判断した場合には、前記画像形成動作を行い、前記累積の使用度合いが前記使用閾値よりも高いと判断した場合には、前記第2判断処理において前記補正処理後の前記所定の現像バイアスの絶対値が前記バイアス閾値以上であると判断した際に、前記画像形成動作を行う画像形成処理を実行することを特徴とする。【選択図】 図6

Description

現像部の累積の使用度合いが高い場合に画像形成を行うか否かを判断する技術に関する。
従来から、現像部の累積の使用度合いが高い場合の技術として、例えば特許文献1が開示されている。特許文献1においては、トナーの残量が所定以下となった場合、つまり、現像部の累積の使用度合いが高い場合に、トナーの交換が行われるまで画像形成を行わない構成が開示されている。
特開平4‐16865号公報
しかしながら、上記の従来技術においては、現像部の累積の使用度合いが高い場合には画像形成が行われないため、ユーザの利便性が低下する。
一方で、現像部の累積の使用度合いが高い場合に画像形成を行うと、感光体上の静電潜像外にトナーが付着する画質不良が発生する可能性があった。
そこで本明細書では、現像部の累積の使用度合いが高い場合に、画質不良の発生を抑制しつつ画像形成を行う判断の技術を開示する。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は、画像形成動作を行う画像形成部と、画像形成した画像の濃度を検知する濃度検知部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記画像形成部の一部を構成する現像部であって、前記画像形成部の一部を構成する感光体上の静電潜像を現像する前記現像部の累積の使用度合いが、使用閾値以下か否かを判断する第1判断処理と、前記画像形成部によって所定の現像バイアスでマークを形成するマーク形成処理と、前記所定の現像バイアスを、前記濃度検知部によって検知した前記マークの濃度を目標の濃度とする現像バイアスに補正する補正処理と、前記補正処理後の前記所定の現像バイアスの絶対値が、バイアス閾値以上であるか否かを判断する第2判断処理と、前記第1判断処理において、前記累積の使用度合いが前記使用閾値以下と判断した場合には、前記画像形成動作を行い、前記累積の使用度合いが前記使用閾値よりも高いと判断した場合には、前記第2判断処理において前記補正処理後の前記所定の現像バイアスの絶対値が前記バイアス閾値以上であると判断した際に、前記画像形成動作を行う画像形成処理と、を実行することを特徴としている。
このようにすれば、現像部の累積の使用度合いが高い場合に、目標の濃度を出すための現像バイアスに基づき画像形成を行うか否かを判断することで、画質不良の発生を抑制しつつ画像形成を行うことができる。
また、前記現像部の温度に対応する温度を検知する温度検知部を備え、前記バイアス閾値は、前記温度検知部で検知した前記温度によって異なる値であってもよい。
このようにすれば、現像部の累積の使用度合いが高い場合に、トナーの帯電量に影響する温度を加味して画像形成を行うか否かを判断することで、加味しない場合に比べてより精度よく画質不良の発生を抑制しつつ画像形成を行うことができる。
また、前記バイアス閾値は、前記温度検知部で検知した前記温度が高いほど大きいものであってもよい。
このようにすれば、特に、温度が高いほど起こり易い画質不良の発生を抑制しつつ画像形成を行うことができる。
また、前記制御部は、前記第2判断処理において、前記温度が、前記補正処理後の前記所定の現像バイアスの絶対値が大きいほど大きい温度閾値以下であるか否かを判断することにより、前記補正処理後の前記所定の現像バイアスの絶対値が、前記バイアス閾値以上であるか否かを判断するものであってもよい。
また、前記バイアス閾値は、前記画像形成される用紙種に応じて異なるものであってもよい。
このようにすれば、用紙種によって異なるトナーののりやすさを考慮して、用紙種によって異なるトナーののりやすさを考慮しない場合よりもより精度よく画像形成を行うか否かを判断できる。
また、前記画像形成部は、複数の前記感光体と前記現像部の組を有し、各現像部における前記バイアス閾値は、前記現像部に対応する前記感光体の他の前記感光体に対する配置順序に応じて異なるものであってもよい。
このようにすれば、対応する感光体の配置順序によって異なる、紙粉等による画質不良の発生のしやすさを考慮して、対応する感光体の配置順序を考慮しない場合よりもより精度よく画像形成を行うか否かを判断できる。
また、前記画像形成部は、対応するトナーの成分の異なる複数の前記感光体と前記現像部の組を有し、各現像部における前記バイアス閾値は、対応するトナーの成分に応じて異なるものであってもよい。
このようにすれば、現像するトナーの成分によって異なる、画質不良の発生傾向を考慮して、現像するトナーの成分を考慮しない場合よりもより精度よく画像形成を行うか否かを判断できる。
また、前記画像形成動作を行う指示を受付ける受付部を備え、前記制御部は、前記第1判断処理において前記累積の使用度合いが前記使用度合い閾値よりも高いと判断した後であって、前記受付部で前記画像形成指示を受付けた後、かつ、前記第2判断処理の前に、前記マーク形成処理及び当該マーク形成処理で画像形成した前記マークに基づいて前記補正処理を行い、当該補正処理で補正した前記所定の現像バイアスに基づいて、前記第2判断処理を行うものであってもよい。
このようにすれば、現状に近くない現像バイアスに基づいて画像形成を行うか否かを判断する場合に比べて、より精度良く判断を行うことができる。
できる。
また、前記現像部の湿度に対応する湿度を検知する湿度検知部を備え、前記バイアス閾値は、前記温度、及び前記湿度検知部で検知した前記湿度によって、異なる値であってもよい。
このようにすれば、トナーの帯電量に影響する湿度に応じて画像形成を行うか否かを判断しない場合に比べて、より精度よく画像形成を行うか否か判断できる。
また、この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は、画像形成動作を行う画像形成部と、画像形成した画像の濃度を検知する濃度検知部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記画像形成部の一部を構成する現像部であって、前記画像形成部の一部を構成する感光体上の静電潜像を現像する前記現像部の累積の使用度合いが、使用閾値以下か否かを判断する第1判断処理と、前記画像形成部によって所定の現像バイアスでマークを形成するマーク形成処理と、前記濃度検知部で検知した前記所定の現像バイアスで形成した前記マークの濃度が、濃度閾値以上であるか否かを判断する第2判断処理と、前記第1判断処理において、前記累積の使用度合いが前記使用閾値以下と判断した場合には、前記画像形成動作を行い、前記累積の使用度合いが前記使用閾値よりも高いと判断した場合には、前記第2判断処理において前記所定の現像バイアスで形成した前記マークの濃度が、前記濃度閾値以上であると判断した際に、前記画像形成動作を行う画像形成処理と、を実行することを特徴とする。
このようにすれば、現像部の累積の使用度合いが高い場合に、所定の現像バイアスでのマークの濃度に基づき画像形成を行うか否かを判断することで、画質不良の発生を抑制しつつ画像形成を行うことができる。
上記画像形成装置の機能を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本発明によれば、現像部の累積の使用度合いが高い場合に、画質不良の発生を抑制しつつ画像形成を行う判断ができる。
実施の形態にかかるプリンタの内部構成を示す断面図である。 図1に示したプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 プリンタが実行する現像バイアス補正処理の手順を示すフローチャートである。 マークセンサの配置を示す図である。 (a)は現像バイアスVbと温度Tとの関係を示す特性C1を表す図である。(b)はシートの種類Xが普通紙の場合の現像バイアスVbと温度Tとの関係を示す特性C1と、光沢紙の場合の現像バイアスVbと温度Tとの関係を示す特性C2を表す図である。 プリンタが実行する画像形成処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明にかかる画像形成装置を具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、電子写真方式によって画像を形成するプリンタに本発明を適用したものである。
本形態のプリンタ100は、給紙部10と、画像形成部20と、排紙部30を主に備えている。
給紙部10は、給紙トレイ11と、給紙ローラ12と、レジストローラ13と、を備えている。
給紙トレイ11は、プリンタ100の下部に位置し、画像転写前のシートを収容している。給紙トレイ11に収容されているシートは、給紙ローラ12、レジストローラ13が駆動されることにより、給紙され画像形成部20に向かって搬送される。
画像形成部20は、電子写真方式によってトナー像を形成し、そのトナー像をシートに転写するプロセス部21と、プロセス部21に光を照射する露光装置22と、シート上の未定着のトナーを定着させる定着装置23と、プロセス部21の転写位置にシートを搬送する搬送ベルト24とを主に備えている。
プロセス部21は、カラー画像の形成が可能であり、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色に対応して並列に配されている。具体的には、C色のトナーによって画像を形成するプロセス部21Cと、M色のトナーによって画像を形成するプロセス部21Mと、Y色のトナーによって画像を形成するプロセス部21Yと、K色のトナーによって画像を形成するプロセス部21Kとを備えている。そして、給紙部10から排紙部30に向かうシートの搬送方向において、下流側からプロセス部21C、21M、21Y、21Kの順に等間隔に配置されている。なお、プロセス部の順番はこれに限定するものではない。また、各色のトナーはそれぞれ成分が異なるトナーである。
プロセス部21Kは、ドラム状の感光体1と、感光体1の表面を一様に帯電する帯電装置2と、感光体1上の静電潜像に対してトナーによる現像を行う現像装置4と、感光体1上のトナー像をシートあるいは搬送ベルト24に転写させる転写装置5とを有している。感光体1および転写装置5は、搬送ベルト24に対して接触配置されている。そして、感光体1は、転写装置5に対して搬送ベルト24を挟んで対向している。現像装置4は、現像器4Aと、トナー収容部4Bを有し、トナー収容部4B内のトナーを、現像バイアスVbを印加された現像器4Aによって感光体1に供給する。なお、現像装置4は、プリンタ100の筐体に設けられた図示しないカバーを開けた際の開口を介して交換可能である。他のプロセス部21C、21M、21Yについても、プロセス部21Kと同様の構成である。
各プロセス部21C、21M、21Y、21Kでは、感光体1の表面がバイアスを印加される帯電装置2によって一様に帯電される。その後、露光装置22からの発光により露光され、形成すべき画像の静電潜像が感光体1上に形成される。次いで、現像バイアスVbが印加される現像器4Aを介してトナーが感光体1に供給される。これにより、感光体1上の静電潜像は、トナー像として可視像化される。この可視像化されたトナー像は、感光体1と、バイアスを印加された転写装置5との接触位置を通過することにより、搬送ベルト24または搬送ベルト24が搬送するシート上に転写される。特にシート上の可視像化されたトナー像は、シートが定着装置23を通過することで熱定着される。この帯電から現像までの動作は画像形成動作の一例であり、画像形成部20は、画像形成部の一例であり、感光体1は、感光体の一例であり、現像装置4は、現像部の一例である。なお、本実施形態において、帯電装置2に印加されるバイアス、及び現像バイアスVbは、正のバイアスであるとする。なお、帯電装置2に印加されるバイアス、及び現像バイアスVbは、負のバイアスであってもよい。
排紙部30は、排紙ローラ31と、排紙トレイ32と、を備えている。排紙ローラ31は、画像形成部20から搬送されてきたシートを排紙トレイ32へ向かって搬送する。排紙トレイ32は、プリンタ100の上部に設けられ、排紙ローラ31によって搬送されたシートは、排紙トレイ32に保持される。
以上から、プリンタ100の下部に位置する給紙トレイ11に収容されたシートは、給紙ローラ12、レジストローラ13、プロセス部21、定着装置23を通り、排紙ローラ31を介して上部の排紙トレイ32へ導かれる(図1中の一点鎖線)。より詳細に、給紙部10は、給紙トレイ11に収容されているシートを1枚ずつ取り出し、そのシートを搬送ベルト24上に搬送する。そして、画像形成部20は、プロセス部21にて形成されたトナー像をそのシートに転写する。その後は、トナー像が転写されたシートを定着装置23に搬送し、トナー像をそのシートに熱定着させる。そして、排紙部30は、定着後のシートを排紙トレイ32に排出する。
本形態のプリンタ100は、図2に示すように、CPU41と、ROM42と、RAM43と、NVRAM(Non Volatile RAM)44と、ASIC45とを有するコントローラ40を備えている。また、プリンタ100は、給紙部10と、電子写真方式によって画像を形成する画像形成部20と、排紙部30と、ユーザからの入力操作を受け付ける操作部50と、温度センサ61と、湿度センサ62と、マークセンサ63と、外部デバイスと接続するための通信インターフェース71とを備え、これらがCPU41によって制御される。なお、図2中のコントローラ40は、CPU41等、プリンタ100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって、実際にプリンタ100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ROM42には、プリンタ100を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定、初期値等が記憶されている。RAM43は、各種制御プログラムが読み出される作業領域として、あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
CPU41は、ROM42から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って、その処理結果をRAM43またはNVRAM44に記憶させながら、プリンタ100の各構成要素を制御する。例えば、給紙部10、排紙部30への駆動伝達や、画像形成部20の各要素への駆動伝達及びバイアス印加等である。CPU41は、制御部の一例である。なお、コントローラ40が制御部であってもよいし、ASIC45が制御部であってもよい。
操作部50は、プリンタ100の外装に設けられ、ユーザからの入力操作を受け付ける各種のボタンや、メッセージや設定内容を表示するタッチパネルを有している。各種のボタンとしては、例えば、画像形成部20に画像形成を指示する指示ボタンがある。また、操作部50は、ユーザがタッチパネルに指を接触させることによっても、各種の入力を受け付ける。操作部50は、受付部の一例である。
温度センサ61及び湿度センサ62は、トナー収容部4Bの近くに設けられ、湿度及び湿度に応じた信号をそれぞれCPU41等に伝達する。なお、温度センサ61及び湿度センサ62は、トナー収容部4B内のトナーの温度及び湿度に対応していれば、すなわちトナー収容部4B内のトナーの温度及び湿度の傾向や値を推測や予測可能であれば、トナー収容部4Bの近くに設けられていなくてもよい。温度センサ61は、温度検知部の一例であり、湿度センサ62は、湿度検知部の一例である。
通信インターフェース71は、他の装置との通信を可能にするハードウェアである。プリンタ100は、画像形成部20に画像形成させるジョブの画像形成指示や、画像形成させるジョブのデータを、通信インターフェース71を介して図示しない外部デバイスから受信できる。
マークセンサ63は、光センサであって、受光量に応じた信号をCPU41に伝達する。マークセンサ63は、シートの搬送方向におけるプロセス部21Y、21M、21C、21Kよりも下流であって定着装置23よりも上流の位置に配置される。以下、このマークセンサ63を用いて行う現像バイアス補正処理について、図3及び図4を用いて説明する。
現像バイアス補正処理とは、プリンタ100が規定する理想濃度と実際に形成したマークの濃度とのずれを取得し、プリンタ100が規定する理想濃度となる現像バイアスVbを決定する処理である。現像バイアス補正処理の手順としては、CPU41は先ず、各プロセス部21C、21M、21Y、21Kに所定濃度(例えば100%)のマーク66を形成させ、当該各マーク66を搬送ベルト24上に転写させる(S201)。そしてCPU41は、転写させた各マーク66をマークセンサ63で検出する(S203)。具体的に、マークセンサ63は、図4に示すように、LED等の発光素子64と、フォトトランジスタ等の受光素子65とが一対となる反射型の光学センサである。マークセンサ63は、発光素子64にて搬送ベルト24の表面のうち、図4中の点線枠Eに対して斜め方向から光を照射し、その光を受光素子65が受光する構成になっている。そして、補正用のマーク66が通過する際の受光量と搬送ベルト24から直接受ける受光量との違いによって、補正用のマーク及びその濃度を検知できる。マークセンサ63は、濃度検知部の一例である。CPU41は、S203の後は、マーク66の受光量すなわち濃度と、プリンタ100が規定する理想濃度とのずれを取得し、このずれ量を埋める現像バイアスVbを各プロセス部21C、21M、21Y、21Kについて決定する(S205)。
プリンタ100は、画像形成ジョブの実行時、現像バイアス補正処理用のマーク66を形成する形成条件を満たしているか否かを判断する。形成条件としては、例えば、ユーザ指示の入力、新品検知、所定枚数以上の画像形成、連続稼働時間が閾値以上、湿度や温度等の環境変化が規定量以上、あるいはこれらの組合せが該当する。そして、形成条件を満たしている場合には、例えば、画像形成ジョブの実行に先立って、マーク66を形成し、現像バイアス補正処理を行う。そして、現像バイアス補正処理で補正したプリンタ100が規定する理想濃度を出すための現像バイアスVbによって画像形成を行う。
図5(a)は、上述したプリンタ100が規定する理想濃度を出すための現像バイアスVbの絶対値の、温度センサ61で検知した温度Tに対する特性(以下、特性Cとする)を示すグラフである。本実施形態においては、現像バイアスVbは正のバイアスであるから、図5(a)においては、現像バイアスVbの絶対値として現像バイアスVbと表現している。この特性Cは、温度Tもしくは現像バイアスVbのいずれかが定まると、もう一方も定まる。特性Cは、領域Aと領域Bとを分ける。領域Aは、画像形成を行った場合には、画質不良が生じる可能性の低い領域である。すなわち、この領域A内の現像バイアスVbかつ温度Tの条件で画像形成を行った場合には、画質不良が生じる可能性が低い。一方、領域Bは、画像形成を行った場合には、画質不良が生じる可能性が高い領域である。すなわち、この領域B内の現像バイアスVbかつ温度Tの条件で画像形成を行った場合には、画質不良が生じる可能性が高い。これらの領域A、Bを分ける特性Cは、実験によって定められるものである。例えば、図5(a)に示す特性Cによれば、現像バイアスVbの絶対値が低いほど、また、温度Tが高いほど、画質不良が生じる可能性が高い。これは、逆極性に帯電したトナーが静電潜像以外の部分に供給されてしまう画質不良を想定した場合に、現像バイアスVbの絶対値が低いほどトナーがこの逆極性に帯電しやすくなるためである。また、温度Tが高いほど、湿度が高い可能性が高いため、トナーの帯電量が低下しやすい、すなわち、トナーが逆極性に帯電しやすくなると考えられるためである。また、前述の現像バイアス補正処理によれば、現像バイアスVbは、トナー収容部4B内のトナーが劣化するほど、絶対値が小さく決定される。これは、トナーが劣化するほど、トナーが帯電し難くなる、すなわち、濃度が出難くなるため、プリンタ100が規定する理想濃度とするのに現像バイアスVbを、濃度を出易くする値、すなわち絶対値が小さい値に決定する必要があるためである。また、図5(b)に示すように、シートの種類が普通紙であれば特性C1、シートの種類が光沢紙であれば特性C2である。すなわち特性Cは、シートの種類Xによって異なる。これは、シートの厚さや表面加工等によって、同じ現像バイアスVbの絶対値と温度Tの条件であっても、逆極性に帯電したトナーのシートへの転写のされやすさが異なるためである。ここでは一例として、シートの種類Xが普通紙の場合と光沢紙の場合とを挙げている。
以上から、温度T及びシートの種類Xを定めることによって定まる、特性C1またはC2上の現像バイアスVbの絶対値を、Th(T,X)とする。この特性C1またはC2によれば、Th(T,X)よりも現像バイアスVbの絶対値が大きければ、(Vb,T)は領域Aの点となり、ジョブの画像形成結果の画質不良が生じる可能性が低いと考えられる。一方、Th(T,X)よりも現像バイアスVbの絶対値が小さければ、(Vb,T)は領域Bの点となり、ジョブの画像形成結果の画質不良が生じる可能性が高いと考えられる。
続いて、前述した現像バイアス補正処理を含む、プリンタ100の画像形成処理について説明する。図6は、プリンタ100が実行する画像形成処理の手順を示している。画像形成処理は、プリンタ100の電源ON後、CPU41によって実行される。
画像形成処理では、CPU41は先ず、通信インターフェース71を介してあるいは操作部50から、ジョブの画像形成指示を受付けたか否かを判断する(S101)。ジョブの画像形成指示を受付けたと判断するまで(S101:NO)、S101の判断を続ける。
CPU41は、ジョブの画像形成指示を受付けたと判断する場合には(S101:YES)、ジョブで使用する少なくとも1つの現像装置4において、現像装置4が新品に交換された時からの現像器4Aの回転数rがR以上であるか否かを判断する(S103)。すなわち、少なくとも1つの現像装置4において、現像器4Aの累積の回転数rが、多いか否かを判断する。
CPU41は、ジョブで使用する少なくとも1つの現像装置4において、現像装置4が新品に交換された時からの現像器4Aの回転数rがR以上であると判断する場合には(S103:YES)、現像器4Aの累積の回転数rが多い、すなわち、トナー収容部4B内のトナーが劣化している可能性があるとして、S101で画像形成指示を受付けたジョブを実行するか否かを判断するために、S101で画像形成指示を受付けたジョブにおいて使用するシートの種類Xの情報を、通信インターフェース71を介する受信あるいは操作部50からの操作等によって、取得する(S105)。シートの種類Xとしては、本実施例では例えば、普通紙と光沢紙のいずれかであるとするが、このようでなくてもよい。例えば普通紙と厚紙等であってもよい。すなわち、厚さや表面加工等に関する情報であればよい。CPU41は、S105で、使用するシートの種類Xの情報を取得した後、上述の現像バイアス補正処理(S107)を行い、現像バイアスVbを補正する。
CPU41は、S107の現像バイアス補正処理の後、温度センサ61の伝達する信号によって、温度Tを取得する(S109)。
CPU41は、S109の後、S107の現像バイアス補正処理で補正した現像バイアスVbの絶対値が、Th(T,X)以上か否かを判断する(S111)。すなわち、S103でジョブで使用する少なくとも1つの現像装置4において現像器4Aの累積の回転数rが多いと判断したあと、取得したシートの種類Xや温度T、及び補正した現像バイアスVbの絶対値に応じて、S101で画像形成指示を受付けたジョブを実行するか否かを判断する。
CPU41は、S107の現像バイアス補正処理で補正した現像バイアスVbの絶対値がTh(T,X)以上であると判断する場合(S111:YES)、S101で画像形成指示を受付けたジョブのデータを受付けて、給紙部10、画像形成部20、排紙部30等を制御しシートに画像形成を行う(S113)。これは、S111:YESの場合には、S101で指示を受付けたジョブを実行しても、前述のようにジョブの画像形成結果に画質不良が生じる可能性が低いと考えられるためである。S113の後、画像形成処理を終了する。
CPU41は、S107の現像バイアス補正処理で補正した現像バイアスVbの絶対値がTh(T,X)以上でないと判断する場合(S111:NO)、S101で画像形成指示を受付けたジョブのデータを受付けない、すなわち、S101で画像形成指示を受付けたジョブを画像形成しないとともに、例えば、通信インターフェース71を介して外部デバイスへジョブが画像形成不可であることを伝達したり、操作部50のディスプレイ等へ画像形成不可であることを表示したりする(S115)。これは、S111:NOの場合には、S101で画像形成指示を受付けたジョブの画像形成を実行すると、ジョブの画像形成結果に画質不良が生じる可能性が高いと考えられるためである。S115の後、画像形成処理を終了する。
一方、CPU41は、ジョブで使用する少なくとも1つの現像装置4が新品に交換された時からの現像器4Aの回転数rがR以上でないとして、ジョブで使用するすべての現像器4Aについて、回転数rが少ないと判断する場合には(S103:NO)、トナー収容部4B内のトナーが劣化している可能性が低いとして、S113の処理に進み、上述のようにS101で画像形成指示を受付けたジョブのデータを受付けてシートに画像形成を行った後、画像形成処理を終了する。
S107の現像バイアス補正処理において、プリンタ100が規定する理想濃度を出すための現像バイアスVbでマーク66を形成するS201の処理は、マーク形成処理の一例である。また、マーク66を形成する際のプリンタ100が規定する理想濃度を出すための現像バイアスVbは所定の現像バイアスの一例である。
S107の現像バイアス補正処理において、マーク66形成時の現像バイアスを、プリンタ100が規定する理想濃度を出すための現像バイアスVbに補正するS205の処理は、補正処理の一例である。理想濃度は、目標の濃度の一例である。
また、現像装置4の交換時からの現像器4Aの回転数rは、現像部の累積の使用度合いの一例であり、Rは、使用閾値の一例である。また、現像装置4の交換時からの現像器4Aの回転数rがR以上か否かを判断するS103の処理は、第1判断処理の一例である。
また、S111で、S107の現像バイアス補正処理で補正した現像バイアスVbの絶対値がTh(T,X)以上であるか否かを判断する処理は、第2判断処理の一例である。特にTh(T,X)は、バイアス閾値の一例である。
また、S103の処理で現像装置4の交換時からの現像器4Aの回転数rがR以上でないと判断した場合に(S103:NO)、S113で画像形成を行い、現像装置4の交換時からの現像器4Aの回転数rがR以上であると判断した場合に(S103:YES)、S107の現像バイアス補正処理で補正した現像バイアスVbの絶対値がTh(T,X)以下であれば(S111:YES)、S113で画像形成を行う一連の処理は、画像形成処理の一例である。
現像器4Aの累積の回転数rが多いほどトナーは劣化し、感光体1上の静電潜像へのトナー付着、すなわち画質不良を起こす可能性があるが、マーク66の濃度を検知して補正した現像バイアスVbの絶対値が高い場合にはトナー付着がおこりにくい。したがって現像器4Aの累積の回転数rが多い場合であっても、マーク66の濃度を検知して補正した現像バイアスVbの絶対値が大きい場合には、画質不良の発生を抑制しつつ、画像形成を行うことができる。
また、画質不良を起こすような、S107の現像バイアス補正処理で補正した現像バイアスVbの絶対値は、トナーの帯電量を左右する温度Tによって変動するから、S111で画像形成を行うか否かを判断する場合に温度Tを考慮することで、S111の判断をより精度良く行うことができる。
また、特にトナーの帯電量を左右する温度が高いほど、劣化度合いが低くてもトナー付着が起こりやすい、すなわちS107の現像バイアス補正処理で補正した現像バイアスVbの絶対値が大きくてもトナー付着が起こりやすいから、S111で画像形成を行うか否かを判断する場合に、画像形成を行える条件を温度Tが高いほど現像バイアスVbの絶対値が大きくなる条件とすることで、画像形成を行うS111の判断をより精度良く行うことができる。
S105で取得したシートの種類Xによって異なるTh(T、X)で、画像形成を行うか否かを判断することで(S111)、厚さや表面加工等のシートの種類Xによって異なるトナーののりやすさを考慮してより精度よく画像形成を行うか否かを判断できる。
S101で画像形成指示を受付けた後、かつ、S111の画像形成を行うか否かの判断処理の前、すなわち直前に補正された現像バイアスVbにより、S111で画像形成を行うか否かの判断を行うことで、より現状に近い現像バイアスVbでより精度良く判断を行うことができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
(1)画像形成装置は、プリンタに限らず、コピー機、FAX装置、複合機等、印刷機能を備えるものであれば適用可能である。また、実施の形態のプリンタ100は、カラープリンタであり、各色に対応するプロセス部21C、21M、21Y、21Kを有しているが、プロセス部を1つ備えるモノクロプリンタであってもよい。
(2)上記実施の形態においては、シートの種類Xによって異なる特性C、すなわちTh(T、X)に応じて画像形成を行うか否かを判断したが、このようでなくてもよい。例えば、プロセス部21が、他のプロセス部に対してシート搬送方向上流にあるか下流にあるかの配置順序に応じて異なる特性C、すなわちTh(T、X)に応じて画像形成を行うか否かを判断してもよい。このようにすれば、感光体1の他の感光体1に対するシート搬送方向における位置によって異なる紙粉等の影響を考慮してより精度よく画像形成を行うか否かを判断できる。あるいは、プロセス部21のトナー成分の違いに応じて異なる特性C、すなわちThに応じて画像形成を行うか否かを判断してもよい。このようにすれば、トナー成分によって異なる帯電特性を考慮して、より精度よく画像形成を行うか否かを判断できる。これによれば例えば、プロセス部21のトナー収容部4A内のトナーの色によって異なる特性C、すなわちThに応じて画像形成を行うか否かを判断してもよい。また、その際、シートの種類Xの違いも考慮しても良い。
(3)上記実施の形態においては、温度Tと現像バイアスVbの絶対値に応じて異なる特性Cに応じて画像形成を行うか否かを判断したが、温度Tと現像バイアスVbの絶対値に加えて、湿度センサ62で検知した湿度Hに応じても異なる特性Cに応じて画像形成を行うか否かを判断する構成であってもよい。例えば、温度Tと湿度Hにより求められる絶対水分量と現像バイアスVbの絶対値に応じて異なる特性Cに応じて画像形成を行うか否かを判断してもよい。このようにすれば、湿度Hに応じて画像形成を行うか否かを判断しない場合に比べて、より精度よくトナーの帯電量を判断することができる、すなわち、より精度よく画像形成を行うか否か判断できる。
(4)上記の実施形態では、S103で現像器4Aの回転数rが多いと判断する場合に、すぐに画像形成を行うか否かを判断するための処理S105等を行ったが、例えば、S103で現像器4Aの回転数rが多いと判断する場合に、操作部50によって、現像器4Aの回転数rが多い旨を報知しても良い。現像器4Aの回転数rが多い旨とは、例えば、交換時から十分使用されたとして、現像装置4の交換が必要である旨である。このようにすれば、十分使用されていない現像装置4への交換を促し、S111で画像形成不可であると判断されることなく、S113で画像形成が行われる可能性を高めることができる。
(5)上記の実施形態では、S115で画像形成不可とする処理を行った後、現像装置4が交換されないまま再度画像形成指示を受信した場合であっても(S101、S103:YES)、S111で現像バイアスVbの絶対値がTh以上と判断された場合には(S111:YES)、画像形成を行っていたが、このようでなくてもよい。例えば、S115で画像形成不可とする処理を行った後は、現像装置4が交換されるまで、現像バイアスVbの絶対値がTh以上であっても画像形成不可としてもよい。このようにすれば、画像形成不可とした後も条件によっては画像形成可とする場合よりも画像形成可否の結果が複雑になることを抑制することが出来る。
(6)上記の実施の形態では、S107の現像バイアス補正処理を、すべてのプロセス部21について行っていたが、このようでなくてもよい。例えば、S101で画像形成指示を受付けたジョブで画像を形成するプロセス部21であって、S103で、現像器4Aの回転数rがR以上と判断された(S103:YES)プロセス部21のみ、現像バイアスVbを補正してもよい。このようにすれば、画像形成を行うか否かの判断に係らないプロセス部21のトナーの消費等を抑制することができる。
(7)上記の実施の形態では、S111において、現像バイアスVbの絶対値が、温度T及びシートの種類Xによって異なるTh以上か否かを判断していたが、温度Tが、現像バイアスVbの絶対値及びシートの種類Xによって異なるTh以上か否かを判断してもよい。この処理も第2の判断処理の一例である。
(8)上記の実施の形態では、S103において、現像器4Aの回転数rが多いか否かを判断していたが、このようでなくてもよい。例えば、残量センサ等を用いて、トナー収容部4B内のトナーの残量が所定量より少ないか否かを判断してもよい。この場合、トナー収容部4B内のトナーの残量は現像部の累積の使用度合いの一例であり、現像装置4交換時の全量から上記所定量をひいたものは、使用度合い閾値の一例である。なお、この場合は、トナーの残量が所定量より少ない場合に、使用度合い閾値が高いと判断する。
(9)上記の実施の形態では、S111において、画像形成を行うか否かを判断するために補正した現像バイアスVbの絶対値と温度Tの組が領域Aに含まれるか否かを判断していたが、このようでなくてもよい。例えば、固定の現像バイアスVbで形成したマーク66の濃度が、濃度閾値以上か否かを判断することにより、画像形成を行うか否かを判断してもよい。これは、トナーが劣化するほど、固定の現像バイアスVbで形成したマーク66の濃度が低くなるためである。これは、トナーが劣化するほど、現像バイアス補正処理での補正後の現像バイアスVbの絶対値が低くなることと根本的には同じである。固定の現像バイアスVbは、所定の現像バイアスの一例である。
(10)また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 感光体
2 帯電装置
4 現像装置
20 画像形成部
63 マークセンサ
41 CPU
100 プリンタ

Claims (12)

  1. 画像形成動作を行う画像形成部と、
    画像形成した画像の濃度を検知する濃度検知部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記画像形成部の一部を構成する現像部であって、前記画像形成部の一部を構成する感光体上の静電潜像を現像する前記現像部の累積の使用度合いが、使用閾値以下か否かを判断する第1判断処理と、
    前記画像形成部によって所定の現像バイアスでマークを形成するマーク形成処理と、
    前記所定の現像バイアスを、前記濃度検知部によって検知した前記マークの濃度を目標の濃度とする現像バイアスに補正する補正処理と、
    前記補正処理後の前記所定の現像バイアスの絶対値が、バイアス閾値以上であるか否かを判断する第2判断処理と、
    前記第1判断処理において、前記累積の使用度合いが前記使用閾値以下と判断した場合には、前記画像形成動作を行い、
    前記累積の使用度合いが前記使用閾値よりも高いと判断した場合には、前記第2判断処理において前記補正処理後の前記所定の現像バイアスの絶対値が前記バイアス閾値以上であると判断した際に、前記画像形成動作を行う画像形成処理と、を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記現像部の温度に対応する温度を検知する温度検知部を備え、
    前記バイアス閾値は、前記温度検知部で検知した前記温度によって異なる値であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記バイアス閾値は、前記温度検知部で検知した前記温度が高いほど大きいことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記第2判断処理において、前記温度が、前記補正処理後の前記所定の現像バイアスの絶対値が大きいほど大きい温度閾値以下であるか否かを判断することにより、前記補正処理後の前記所定の現像バイアスの絶対値が、前記バイアス閾値以上であるか否かを判断することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記バイアス閾値は、前記画像形成される用紙種に応じて異なることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記画像形成部は、複数の前記感光体と前記現像部の組を有し、
    各現像部における前記バイアス閾値は、前記現像部に対応する前記感光体の他の前記感光体に対する配置順序に応じて異なることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記画像形成部は、対応するトナーの成分の異なる複数の前記感光体と前記現像部の組を有し、
    各現像部における前記バイアス閾値は、対応するトナーの成分に応じて異なることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置であって、
    前記画像形成動作を行う指示を受付ける受付部を備え、
    前記制御部は、
    前記第1判断処理において前記累積の使用度合いが前記使用度合い閾値よりも高いと判断した後であって、前記受付部で前記画像形成指示を受付けた後、かつ、前記第2判断処理の前に、前記マーク形成処理及び当該マーク形成処理で画像形成した前記マークに基づいて前記補正処理を行い、当該補正処理で補正した前記所定の現像バイアスに基づいて、前記第2判断処理を行うことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記現像部の湿度に対応する湿度を検知する湿度検知部を備え、
    前記バイアス閾値は、前記温度、及び前記湿度検知部で検知した前記湿度によって、異なる値であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 画像形成動作を行う画像形成部と、
    画像形成した画像の濃度を検知する濃度検知部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記画像形成部の一部を構成する現像部であって、前記画像形成部の一部を構成する感光体上の静電潜像を現像する前記現像部の累積の使用度合いが、使用閾値以下か否かを判断する第1判断処理と、
    前記画像形成部によって所定の現像バイアスでマークを形成するマーク形成処理と、
    前記濃度検知部で検知した前記所定の現像バイアスで形成した前記マークの濃度が、濃度閾値以上であるか否かを判断する第2判断処理と、
    前記第1判断処理において、前記累積の使用度合いが前記使用閾値以下と判断した場合には、前記画像形成動作を行い、
    前記累積の使用度合いが前記使用閾値よりも高いと判断した場合には、前記第2判断処理において前記所定の現像バイアスで形成した前記マークの濃度が、前記濃度閾値以上であると判断した際に、前記画像形成動作を行う画像形成処理と、を実行することを特徴とする画像形成装置。
  11. 画像形成部の一部を構成する現像部であって、前記画像形成部の一部を構成する感光体上の静電潜像を現像する前記現像部の累積の使用度合いが、使用閾値以下か否かを判断する第1判断工程と、
    前記画像形成部によって所定の現像バイアスでマークを形成するマーク形成工程と、
    前記所定の現像バイアスを、濃度検知部によって検知した前記マークの濃度を目標の濃度とする現像バイアスに補正する補正工程と、
    前記補正工程後の前記所定の現像バイアスの絶対値が、バイアス閾値以上であるか否かを判断する第2判断工程と、
    前記第1判断工程において、前記累積の使用度合いが前記使用閾値以下と判断した場合には、画像形成動作を行い、前記累積の使用度合いが前記使用閾値よりも高いと判断した場合には、前記第2判断工程において前記補正工程後の前記所定の現像バイアスの絶対値が前記バイアス閾値以上であると判断した際に、前記画像形成動作を行う画像形成工程と、を実行することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  12. 画像形成動作を行う画像形成部と、
    画像形成した画像の濃度を検知する濃度検知部と、
    制御部と、を備えた画像形成装置に、
    前記画像形成部の一部を構成する現像部であって、前記画像形成部の一部を構成する感光体上の静電潜像を現像する前記現像部の累積の使用度合いが、使用閾値以下か否かを判断する第1判断処理と、
    前記画像形成部によって所定の現像バイアスでマークを形成するマーク形成処理と、
    前記所定の現像バイアスを、前記濃度検知部によって検知した前記マークの濃度を目標の濃度とする現像バイアスに補正する補正処理と、
    前記補正処理後の前記所定の現像バイアスの絶対値が、バイアス閾値以上であるか否かを判断する第2判断処理と、
    前記第1判断処理において、前記累積の使用度合いが前記使用度合い閾値以下と判断した場合には、前記画像形成動作を行い、前記累積の使用度合いが前記使用度合い閾値よりも高いと判断した場合には、前記第2判断処理において前記補正処理後の前記所定の現像バイアスの絶対値が前記バイアス閾値以上であると判断した際に、前記画像形成動作を行う画像形成処理と、を実行させることを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。
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