JP2016090935A - 現像剤の補給容器及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、現像剤の補給容器の貯留部に現像剤が凝集するのを抑制し、画像形成装置の本体に現像剤を安定して供給することができる現像剤の補給容器を提供する。
【解決手段】 現像剤の補給容器1内の圧力を周期的に変化させることで、該現像剤の補給容器1内の現像剤を排出するポンプ部54と、回転駆動力を受ける駆動受け部30cと、該駆動受け部30cが受ける回転駆動力をポンプ部54を往復動作させる力に変換する往復部材51と、該往復部材51の往復動作を規制する規制部材70と、を有し、規制部材70は、往復部材51の往復動作を規制する規制位置と、該往復部材51の往復動作を可能にする解除位置とに移動可能に構成されることを特徴とする。
【選択図】 図18
【解決手段】 現像剤の補給容器1内の圧力を周期的に変化させることで、該現像剤の補給容器1内の現像剤を排出するポンプ部54と、回転駆動力を受ける駆動受け部30cと、該駆動受け部30cが受ける回転駆動力をポンプ部54を往復動作させる力に変換する往復部材51と、該往復部材51の往復動作を規制する規制部材70と、を有し、規制部材70は、往復部材51の往復動作を規制する規制位置と、該往復部材51の往復動作を可能にする解除位置とに移動可能に構成されることを特徴とする。
【選択図】 図18
Description
本発明は、電子写真方式や静電方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に用いられる現像剤の補給容器に関する。
従来、複写機等の電子写真方式の画像形成装置には微粉末の現像剤が使用されている。このような画像形成装置では、画像形成に伴い消費されてしまう現像剤を現像剤の補給容器から補給する構成となっている。
現像剤の補給については様々な方式が実用化されており、画像形成装置の本体に設けられる受け入れ部から回転駆動力を与えて現像剤の補給容器を周方向に回転させることで現像剤を補給する方式が多く採用されている。
現像剤の補給容器内の現像剤を排出する手段として、例えば、特許文献1に記載されたようなポンプを利用して排出する方法がある。
特許文献1の現像剤の補給容器では、先ず、略円筒状の現像剤の補給容器の外周に設けられた駆動受け部に画像形成装置の本体から回転駆動力を与える。これにより非回転部であるポンプユニットに対して、回転部である現像剤の補給容器本体が周方向に回転し、その回転を利用してポンプを往復移動させる。これにより現像剤を排出する構成となっている。
図35(a),(b)は比較例の現像剤の補給容器1の構成を示す斜視図及び断面図である。図35(a),(b)に示す現像剤の補給容器1は、非回転部であるポンプユニット60と、回転軸Qを中心に図35(a)の矢印R方向に回転する容器本体1Aとを備えている。現像剤の補給容器1内に充填された現像剤は、容器本体1Aの回転により図35(b)の矢印A方向に搬送され、図35(b)に示す貯留部41fに一時的に貯められた後、最終的に図35(a)に示す排出口52hから排出される。
図35(a),(b)に示す比較例の現像剤の補給容器1では、該現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体に装着していない状態において、ユーザが回転部として構成される容器本体1Aを回転させることができる。
また、現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体に装着しない状態では、シャッタ52がスライド移動していない。このため図35(b)に示す貯留部41fと、図35(a)に示す排出口52hとが連通していない状態となっている。その状態でユーザが回転部として構成される容器本体1Aを回転軸Qを中心に図35(a)の矢印R方向に不用意に回してしまう場合がある。
すると、貯留部41fと排出口52hとが連通していない状態であるため貯留部41fに溜め込まれた現像剤は排出口52hから排出されずに貯留部41fに留まる。その状態で、ユーザが更に回転部として構成される容器本体1Aを回転軸Qを中心に図35(a)の矢印R方向に回転し続けると、やがて貯留部41f内の現像剤が凝集し、画像形成装置100本体への初期の現像剤の供給不良が発生してしまう可能性がある。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、現像剤の補給容器の貯留部に現像剤が凝集するのを抑制し、画像形成装置の本体に現像剤を安定して供給することができる現像剤の補給容器を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係る現像剤の補給容器の代表的な構成は、受け入れ部に対して着脱可能に設けられ、現像剤を補給する現像剤の補給容器であって、前記現像剤の補給容器内の圧力を周期的に変化させることで、該現像剤の補給容器内の現像剤を排出するポンプ部と、回転駆動力を受ける駆動受け部と、前記駆動受け部が受ける回転駆動力を前記ポンプ部を往復動作させる力に変換する往復部材と、前記往復部材の往復動作を規制する規制部材と、を有し、前記規制部材は、前記往復部材の往復動作を規制する規制位置と、前記往復部材の往復動作を可能にする解除位置とに移動可能に構成されることを特徴とする。
上記構成によれば、現像剤の補給容器の貯留部に現像剤が凝集するのを抑制し、画像形成装置の本体に現像剤を安定して供給することができる。
図により本発明に係る現像剤の補給容器を備えた画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。
先ず、図1〜図25を用いて本発明に係る現像剤の補給容器を備えた画像形成装置の第1実施形態の構成について説明する。
<画像形成装置>
先ず、図1を用いて本発明に係る現像剤の補給容器1が装着される電子写真方式の複写機からなる画像形成装置100の構成について説明する。図1に示す画像形成装置100において、原稿101が原稿台ガラス102の上に置かれる。すると、原稿101の画像情報に応じた光像が光学部103の複数のミラーMとレンズLnにより、像担持体としての電子写真感光体からなる感光ドラム104の表面上に結像する。
先ず、図1を用いて本発明に係る現像剤の補給容器1が装着される電子写真方式の複写機からなる画像形成装置100の構成について説明する。図1に示す画像形成装置100において、原稿101が原稿台ガラス102の上に置かれる。すると、原稿101の画像情報に応じた光像が光学部103の複数のミラーMとレンズLnにより、像担持体としての電子写真感光体からなる感光ドラム104の表面上に結像する。
給送カセット105〜108に収容された記録媒体となるシートPのうち、図2に示す操作部100aからユーザが入力した情報、或いは、原稿101のシートサイズから最適なシートPを給送カセット105〜108のシートサイズ情報から選択する。ここで、記録媒体としては紙等のシートPに限定されない。例えば、OHP(Over Head Projector)に使用される透明なシートからなるOHT(Over Head Transparency)シート等が適宜選択できる。
各給送カセット105〜108から給送ローラ105A〜108AによりそれぞれシートPが給送される。そして、分離ローラ105B〜108Bによりそれぞれ分離搬送された一枚のシートPを搬送パス109を経由してレジストローラ110まで搬送する。更に、レジストローラ110によりシートPを感光ドラム104の回転と、光学部103のスキャンのタイミングとを同期させて転写放電器からなる転写装置111が設けられた転写部に搬送する。
転写部では、転写装置111によって、感光ドラム104の表面上に形成された現像剤像(トナー像)をシートPに転写する。そして、分離放電器からなる分離装置112によって、現像剤像が転写されたシートPを感光ドラム104から分離する。
この後、搬送ベルト113により定着手段となる定着装置114へ搬送されたシートPは、該定着装置114において加熱及び加圧されてシートP上のトナー像が定着される。その後、片面コピーの場合には、排出反転部115を通過し、排出ローラ116により排出トレイ117上へ排出される。
また、多重コピーの場合には、排出反転部115のフラッパ118の制御により、再給送パス119,120を経由してレジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって排出トレイ117へ排出される。
また、両面コピーの場合には、シートPは排出反転部115を通り、一度、排出ローラ116により一部が画像形成装置100本体外へ排出される。そして、この後、シートPの終端がフラッパ118を通過し、排出ローラ116により挟持されているタイミングでフラッパ118を制御すると共に排出ローラ116を逆回転させる。これによりシートPは、再度、画像形成装置100本体内へ搬送される。更に、この後、再給送パス119,120を経由してレジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって排出トレイ117へ排出される。
感光ドラム104の回りには、現像手段となる現像装置201、クリーニング手段となるクリーナ装置202、帯電手段となる帯電装置203等が配置されている。現像装置201は、原稿101の画像情報に基づいて一様に帯電された感光ドラム104の表面上を光学部103により露光して形成された静電潜像を現像剤(トナー)を用いて現像する。
現像装置201に対して現像剤としてのトナーを補給するための現像剤の補給容器1がユーザによって画像形成装置100本体に設けられた図2に示す受け入れ部100hに対して着脱可能に設けられている。尚、現像剤の補給容器1からトナーのみを画像形成装置100本体側へ補給する場合や、トナー及びキャリアを補給する場合であっても本発明を適用できる。本実施形態では後者の一例について説明する。
現像装置201は、現像剤収容手段としての現像剤ホッパ部201aと現像器201bとを有している。現像剤ホッパ部201aは、現像剤の補給容器1から補給された現像剤を撹拌するための撹拌部材201cを有している。撹拌部材201cにより撹拌された現像剤は、マグネットローラ201dにより現像器201bに送られる。
現像器201bは、現像ローラ201fと、搬送部材201eとを有している。そして、マグネットローラ201dにより現像剤ホッパ部201aから送られた現像剤は、搬送部材201eにより現像ローラ201fに送られて、該現像ローラ201fにより感光ドラム104に供給される。
尚、クリーナ装置202は、感光ドラム104の表面上に残留している現像剤を除去するためのものである。また、帯電装置203は、感光ドラム104の表面を帯電するためのものである。
図2に示す画像形成装置100の外装カバーの一部であって現像剤の補給容器1を交換するための前カバー15をユーザが開けると、受け入れ部100hが図示しない駆動手段によって所定の位置まで引き出される。そして、該受け入れ部100h上に現像剤の補給容器1を載置する。ユーザが現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体から取り出す際には、受け入れ部100hを引き出し、該受け入れ部100h上に載っている現像剤の補給容器1を取り出す。
図2に示す前カバー15は現像剤の補給容器1を着脱して交換するための専用カバーであり、現像剤の補給容器1を着脱するためだけに開閉される。尚、画像形成装置100本体のメンテナンスは、図2に示す前面カバー100cを開閉することによって行なわれる。
<現像剤の補給容器>
次に図3を用いて現像剤の補給容器1の構成について説明する。図3は現像剤の補給容器1の構成を示す断面斜視図である。図3に示すように、現像剤の補給容器1は、現像剤を収容する容器本体1Aと、図12(a),(b)に示す該現像剤の補給容器1内(現像剤の補給容器内)の現像剤を排出する排出口52hを備えたシャッタ52とを有する。
次に図3を用いて現像剤の補給容器1の構成について説明する。図3は現像剤の補給容器1の構成を示す断面斜視図である。図3に示すように、現像剤の補給容器1は、現像剤を収容する容器本体1Aと、図12(a),(b)に示す該現像剤の補給容器1内(現像剤の補給容器内)の現像剤を排出する排出口52hを備えたシャッタ52とを有する。
更に、現像剤の補給容器1は、図22(a),(b)に示すように、該シャッタ52を図22(a),(b)の矢印A,B方向に移動可能に支持するフランジ部材41と、開口シール41gと、図3に示すバッフル部材40とを有する。
更に、現像剤の補給容器1は、現像剤の補給容器1内の圧力を周期的に変化させることで、該現像剤の補給容器1内の現像剤を排出するポンプ部54を有する。
更に、現像剤の補給容器1は、図3に示す制御手段となる制御部600により駆動制御される駆動源となるモータ500により回転駆動されるギア25に噛合して回転駆動力を受けるギアからなる駆動受け部30cを有する。
更に、現像剤の補給容器1は、駆動受け部30cが受ける回転駆動力をポンプ部54を図3の矢印A,B方向に往復動作させる力に変換する往復部材51を有する。更に、図18(a)に示すように、往復部材51の往復動作を規制する規制部材70とを有する。
規制部材70は、図18(a)に示すように、往復部材51の往復動作を規制する規制位置と、図18(b)に示すように、往復部材51の往復動作を可能にする解除位置とに移動可能に構成される。
更に、現像剤の補給容器1は、図3に示すように、ポンプ部54と往復部材51と規制部材70とを覆うカバー部材53を有する。更に、図4に示すカムギアリング30を有する。
更に、現像剤の補給容器1は、図19(a),(b)に示すように、現像剤の補給容器1が受け入れ部100hの図19(c)に示す装着位置(所定位置)に装着されていない場合がある。そのとき、規制部材70を往復部材51の往復動作を規制する規制位置に付勢する付勢手段となるコイルバネからなる弾性部材43a等を有して構成される。
画像形成装置100本体の受け入れ部100hに装着された現像剤の補給容器1は、詳しくは後述する現像剤補給手段により該現像剤の補給容器1内の現像剤が図1に示す現像剤ホッパ部201a内に補給される。
以下に、現像剤の補給容器1を構成する各要素について詳細に説明する。尚、図3に示すポンプ部54、フランジ部材41、シャッタ52、容器本体1Aで囲まれた内部空間を現像剤の補給容器1の内部空間とする。
<容器本体>
次に図5を用いて現像剤の補給容器1の容器本体1Aの構成について説明する。図5は容器本体1Aの断面斜視図である。容器本体1Aは、内部に現像剤を収容する現像剤収容部1A2を有する。容器本体1Aは図示しないボトル受けローラと当接する。これにより容器本体1Aが円筒部の中心と略一致する回転軸Qを中心に図5の矢印R方向に回転する。
次に図5を用いて現像剤の補給容器1の容器本体1Aの構成について説明する。図5は容器本体1Aの断面斜視図である。容器本体1Aは、内部に現像剤を収容する現像剤収容部1A2を有する。容器本体1Aは図示しないボトル受けローラと当接する。これにより容器本体1Aが円筒部の中心と略一致する回転軸Qを中心に図5の矢印R方向に回転する。
現像剤収容部1A2内には、現像剤を搬送する螺旋状に形成された突起部1A1を備えている。容器本体1Aは図6に示すバッフル部材40の係合部40cと係合する係合部1A7を備えている。更に、図7(b)に示すカムギアリング30の係合部30eと係合する係合部1A8を備えている。
<バッフル部材>
次に図6を用いてバッフル部材40の構成について説明する。図6はバッフル部材40の構成を示す斜視図である。バッフル部材40は、図5に示す現像剤収容部1A2から図9(b)に示す貯留部41fへ向かって現像剤を搬送する傾斜突起40a1を備えている。
次に図6を用いてバッフル部材40の構成について説明する。図6はバッフル部材40の構成を示す斜視図である。バッフル部材40は、図5に示す現像剤収容部1A2から図9(b)に示す貯留部41fへ向かって現像剤を搬送する傾斜突起40a1を備えている。
更に、容器本体1Aにバッフル部材40を図3の矢印B方向に挿入する際に弾性変形する傾斜突起40a2を備えている。その他にも、図5に示す容器本体1Aの係合部1A7と係合する係合部40c、現像剤を撹拌・搬送する仕切り板40dを備えている。
バッフル部材40は容器本体1A内の現像剤を撹拌・搬送する役割があり、容器本体1Aと一体的に図3の矢印R方向に回転する。これにより現像剤収容部1A2内の現像剤は、傾斜突起40a2と傾斜突起40a1を滑り落ちるように図9(b)に示す貯留部41fへ搬送される。
<カムギアリング>
次に図7を用いてカムギアリング30の構成について説明する。図7(a),(b)はカムギアリング30の構成を示す斜視図である。カムギアリング30は、図7(a)に示すように、全周に渡って連続的に形成されたカム溝30aを備えている。更に、全周に渡って形成され、現像剤の補給容器1の回転振れを規制する回転振れ規制部30bを備えている。
次に図7を用いてカムギアリング30の構成について説明する。図7(a),(b)はカムギアリング30の構成を示す斜視図である。カムギアリング30は、図7(a)に示すように、全周に渡って連続的に形成されたカム溝30aを備えている。更に、全周に渡って形成され、現像剤の補給容器1の回転振れを規制する回転振れ規制部30bを備えている。
更に、カムギアリング30は、図3に示す画像形成装置100本体に設けられたモータ500により回転駆動されるギア25に噛合して回転駆動力を受けるギアからなる駆動受け部30cを備えている。更に、カムギアリング30は、図25に示して後述する位相検知フラグ62と、位相検知センサ61とによって現像剤の補給容器1の回転位相を検知する位相検知部30dを有する。更に、図5に示す容器本体1Aに設けられた係合部1A8と係合する係合部30eを備えている。
<ポンプユニット>
次に図3及び図4を用いてポンプユニット60の構成について説明する。図3は現像剤の補給容器1の構成を示す断面斜視図である。図4はポンプユニット60のカバー部材53を省略した内部構成を示す斜視図である。図3に示すように、ポンプユニット60は、フランジ部材41、往復部材51、ポンプ部54、カバー部材53、開口シール41g、シャッタ52、規制部材70、弾性部材43a等を有して構成される。
次に図3及び図4を用いてポンプユニット60の構成について説明する。図3は現像剤の補給容器1の構成を示す断面斜視図である。図4はポンプユニット60のカバー部材53を省略した内部構成を示す斜視図である。図3に示すように、ポンプユニット60は、フランジ部材41、往復部材51、ポンプ部54、カバー部材53、開口シール41g、シャッタ52、規制部材70、弾性部材43a等を有して構成される。
ポンプユニット60は、容器本体1Aと相対的に回転可能に取り付けられる。現像剤の補給容器1が画像形成装置100本体の受け入れ部100hに装着される。すると、該画像形成装置100本体に対してポンプユニット60は、図3に示す回転軸Qを中心とした周方向の回転が規制された状態で保持される。
フランジ部材41の一端部にはポンプ部54がネジ接合され、他端には容器本体1Aが接合される。また、ポンプ部54を挟み込むようにして、往復部材51が図4に示すように配置され、該往復部材51に設けられた図14(a)に示す係合突起51bが図7(a)に示すカムギアリング30のカム溝30aに摺動自在に嵌め込まれる。
更に、図8(a)に示すフランジ部材41のシャッタ挿入部41cには、図12(a),(b)に示すシャッタ52が摺動自在に挿入された状態で組み込まれる。また、往復部材51とポンプ部54と規制部材70の保護とユーザのアクセスを規制することを目的として、該往復部材51とポンプ部54と規制部材70とを覆うように図16(a),(b)に示すカバー部材53が設けられている。
<フランジ部材>
次に図8〜図11を用いてフランジ部材41の構成について説明する。図8(a),(b)はフランジ部材41の構成を示す斜視図である。図9(a)はフランジ部材41の構成を示す正面図である。図9(b)は図9(a)のC−C断面図である。図10(a)はフランジ部材41の構成を示す側面図である。図10(b)は図10(a)のD−D断面図である。図10(c)は図10(a)に示すW部の拡大図である。図11(a)はフランジ部材41に開口シール41gを貼りつけた様子を示す斜視図である。図11(b)は開口シール41gの構成を示す斜視図である。
次に図8〜図11を用いてフランジ部材41の構成について説明する。図8(a),(b)はフランジ部材41の構成を示す斜視図である。図9(a)はフランジ部材41の構成を示す正面図である。図9(b)は図9(a)のC−C断面図である。図10(a)はフランジ部材41の構成を示す側面図である。図10(b)は図10(a)のD−D断面図である。図10(c)は図10(a)に示すW部の拡大図である。図11(a)はフランジ部材41に開口シール41gを貼りつけた様子を示す斜視図である。図11(b)は開口シール41gの構成を示す斜視図である。
図8〜図11に示すように、フランジ部材41は、シャッタ挿入部41c、接合部41d、接合爪41e、貯留部41f、カバー係合部41k、カバー係合爪41lを有する。更に、保護部41h、開口シール貼付け面41m、シャッタ係合部41n、シャッタ開面41o、シャッタ閉面41p等を有して構成される。
フランジ部材41は、図21に示すシャッタロック解除リブ100iと係合することにより、シャッタ係合部41nを図10(c)の矢印J,K方向に弾性変形可能なシャッタロック支持部41rを備えている。
更に、フランジ部材41は、図9(b)に示す貯留部41f内の現像剤を排出する図11(a),(b)に示す円形の貫通穴からなるシール穴41jを形成した開口シール41gを備えている。
図11(a),(b)に示す開口シール41gは、両面テープ等により図8(b)に示すフランジ部材41の開口シール貼付け面41mに貼り付けられ、詳しくは後述するシャッタ52とフランジ部材41とにより圧縮された状態で挟持されている。
図12(a),(b)に示すシャッタ52は、図10(c)に示すシャッタ係合部41nと、図12(b)に示す摺動面52iとの接触により図3の矢印A,B方向の移動が規制されている。更に、図12(b)に示すカバー突き当て部52eと、図16(b)に示して後述するカバー部材53のシャッタ突き当て部53fとの接触により図3の矢印A,B方向の移動が規制されている。
<貯留部>
次に図9(a),(b)を用いて貯留部41fの構成について説明する。フランジ部材41には、図9(b)に示す貯留部41fが設けられる。図3に示すように、現像剤収容部1A2とバッフル部材40とが回転軸Qを中心に図3の矢印R方向に回転する。これにより図3の矢印A方向へ搬送された現像剤は、やがて図9(b)に示す貯留部41fに到達する。
次に図9(a),(b)を用いて貯留部41fの構成について説明する。フランジ部材41には、図9(b)に示す貯留部41fが設けられる。図3に示すように、現像剤収容部1A2とバッフル部材40とが回転軸Qを中心に図3の矢印R方向に回転する。これにより図3の矢印A方向へ搬送された現像剤は、やがて図9(b)に示す貯留部41fに到達する。
図9(b)に示す貯留部41fへ到達した現像剤は、該現像剤の自重だけでは、図12(a),(b)に示す排出口52hから排出されずに該貯留部41f内に所定量だけ留まる。
本実施形態では、図9(b)に示すように、貯留部41fは断面方形状で構成した。他に該貯留部41fの断面は、他の多角形や円形等でも良く、該貯留部41f内に所定量の現像剤を貯留することが可能であれば該貯留部41fの断面形状は任意の形状に設定できる。
<シャッタ>
次に図12(a),(b)を用いてシャッタ52の構成について説明する。図12(a)はシャッタ52の構成を示す正面図、図12(b)はシャッタ52の構成を示す斜視図である。シャッタ52は、図3に示す現像剤の補給容器1のフランジ部材41に対して図3の矢印A,B方向に相対的に移動可能に設けられている。
次に図12(a),(b)を用いてシャッタ52の構成について説明する。図12(a)はシャッタ52の構成を示す正面図、図12(b)はシャッタ52の構成を示す斜視図である。シャッタ52は、図3に示す現像剤の補給容器1のフランジ部材41に対して図3の矢印A,B方向に相対的に移動可能に設けられている。
そして、画像形成装置100本体の受け入れ部100hに対して該現像剤の補給容器1を挿入して着脱する動作に伴って、図12(a),(b)に示す排出口52hと、図19(a)〜(c)に示すシール穴41jとを連通させるか、或いは、非連通とする。
現像剤の補給容器1が画像形成装置100本体の受け入れ部100hに装着されていない場合がある。そのときに、図11(a),(b)に示す開口シール41gのシール穴41jからの現像剤の漏れを防ぐ現像剤封止部52aがシャッタ52に設けられている。
更に、シャッタ52には、図16(b)に示すカバー部材53のシャッタ突き当て部53fと接触することで、該シャッタ52が図8(a)に示すシャッタ挿入部41cから脱落するのを防止するカバー突き当て部52eやフランジ係合部52j等を備えている。
更に、シャッタ52には、図12(b)に示すように、現像剤封止部52aの背面側に図8(a)に示すフランジ部材41のシャッタ挿入部41c上を摺動する摺動面52iが設けられている。シャッタ52は、図12(a),(b)に示すように、現像剤の補給容器1がシャッタ52に対して相対移動することが可能である。
シャッタ52には、ストッパ部52b,52cが設けられている。ストッパ部52b,52cは、画像形成装置100本体の受け入れ部100hに対する現像剤の補給容器1の着脱動作に伴って、図21に示す画像形成装置100本体の受け入れ部100hに設けられたシャッタストッパ部100d,100eに保持される。
更に、シャッタ52には、ストッパ部52b,52cが変位可能となるように支持する支持部52dを有しており、該支持部52dは、現像剤封止部52aから延設されて弾性変形可能に設けられている。
図12(a),(b)に示すシャッタ52の現像剤封止部52aに設けられる排出口52hは、現像剤の重力により不用意に現像剤が排出されないように極力小さくすることが望ましい。本実施形態では、丸穴からなる排出口52hの直径を約2mmに設定している。
これにより現像剤の補給容器1を図20(a),(b)に示す受け入れ部100hへ着脱する際のシャッタ52の開閉動作に伴って現像剤が排出口52hから不用意に排出されてしまい、その周辺が現像剤で汚れてしまうのを可及的に防止する。
本実施形態では、現像剤の補給容器1の下面側となる図8(b)に示す開口シール貼付け面41mに貼り付ける図11(a)に示す開口シール41gにシール穴41jを設け、更に、図12(a),(b)に示すシャッタ52に排出口52hを設けた。これに限らず、開口シール41gのシール穴41jとシャッタ52の排出口52hとは、現像剤の補給容器1に対して任意の位置に設定することができる。
<ポンプ部>
次に図13を用いてポンプ部54の構成について説明する。図13はポンプ部54の構成を示す正面図である。図13に示すポンプ部54は、現像剤の補給容器1の内圧を周期的に変化させるように図13の矢印A,B方向に往復動作する。ポンプ部54は、図3に示すモータ500により回転駆動されるギア25に噛合する図7(a)に示すギアからなる駆動受け部30cが受けた回転駆動力により図13の矢印A,B方向に往復動作する。
次に図13を用いてポンプ部54の構成について説明する。図13はポンプ部54の構成を示す正面図である。図13に示すポンプ部54は、現像剤の補給容器1の内圧を周期的に変化させるように図13の矢印A,B方向に往復動作する。ポンプ部54は、図3に示すモータ500により回転駆動されるギア25に噛合する図7(a)に示すギアからなる駆動受け部30cが受けた回転駆動力により図13の矢印A,B方向に往復動作する。
図13に示すポンプ部54の開口端側(図13の右側)には、図8(a)に示すフランジ部材41に設けれらた接合部41dと接合可能なように接合部54bが設けられている。本実施形態では、図13に示すポンプ部54の接合部54bとしてネジ部が形成された構成を例示している。
図8(a)に示すフランジ部材41に設けれらた接合部41dは、ポンプ部54の接合部54bとして構成されるネジ部に螺合し得るネジ部が形成されている。更に、図13に示すポンプ部54の他端側(図13の左側)には、詳しくは図4及び図14(a),(b)に示して後述する往復部材51と同期して変位するために該往復部材51と係合する係合部54cを備えている。
本実施形態では、図12(a),(b)に示すシャッタ52の現像剤封止部52aに設けられる比較的小径を有する排出口52hから現像剤を安定的に排出させる。そのために図3に示すように、現像剤の補給容器1の現像剤収容部1A2に連通されたポンプ部54を設けている。
本実施形態のポンプ部54は、その容積が可変である容積可変型ポンプにより構成されている。このポンプ部54の伸縮動作により現像剤の補給容器1内の圧力を変化させ、その圧力を利用して現像剤の排出を行なっている。
本実施形態のポンプ部54は、図13に示すように、山折り部と谷折り部とが周期的に形成された蛇腹状の伸縮部54aが設けられている。その折り目を基点として、伸縮部54aは折り畳まれたり、伸びたりすることができる。
本実施形態のポンプ部54の材料としては、ポリエチレン(Polyethylene;PE)樹脂を採用したが、これに限定されるものではない。ポンプ部54の材料に関しては、伸縮機能を発揮し容積変化によって図3に示す現像剤の補給容器1の内圧を変化させることができる材料であれば何でも良い。
例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)、ポリスチレン、ポリエステル、ポリプロピレン等を薄肉で形成したものでも構わない。また、ゴムやその他の伸縮性材料等を使用することも可能である。更に、ポンプ部54の役割は、図5に示す現像剤収容部1A2の内圧を変化させることである。そのためポンプの代わりにピストン等を使用することも可能である。
<往復部材>
次に図14を用いて往復部材51の構成について説明する。図14(a),(b)は往復部材51の構成を示す斜視図である。往復部材51は、図19(a)〜(c)に示すように、ポンプ部54の容積を変化させるために図13に示す該ポンプ部54に設けられた係合部54cに係合する図14(b)に示す係合部51aを備えている。
次に図14を用いて往復部材51の構成について説明する。図14(a),(b)は往復部材51の構成を示す斜視図である。往復部材51は、図19(a)〜(c)に示すように、ポンプ部54の容積を変化させるために図13に示す該ポンプ部54に設けられた係合部54cに係合する図14(b)に示す係合部51aを備えている。
更に、往復部材51は、図3に示すように、容器本体1Aに組み立てられた際に、図7(a)に示すカム溝30aに摺動自在に嵌め込まれる係合突起51bを備えている。図14(a),(b)に示すように、係合突起51bは、図13に示すポンプ部54の係合部54cに係合する係合部51aの近傍から延在するアーム51cの先端部に設けられている。また、往復部材51は、図16(b)に示すカバー部材53の往復部材51を摺動自在に保持する保持部53bによって図16(a)の矢印A,B方向にのみスライド可能に保持される。
<駆動部>
次に図3及び図7を用いて駆動部の構成について説明する。図3に示す画像形成装置100内に設けられた制御部600により駆動源となるモータ500が回転制御され、ギア25を回転駆動する。該ギア25は、図7(a),(b)に示されたギアからなる駆動受け部30cに噛合されている。これにより駆動受け部30cはギア25から回転駆動力を受けてカム溝30aと一体的に容器本体1Aも回転軸Qを中心に図3の矢印R方向に回転する。
次に図3及び図7を用いて駆動部の構成について説明する。図3に示す画像形成装置100内に設けられた制御部600により駆動源となるモータ500が回転制御され、ギア25を回転駆動する。該ギア25は、図7(a),(b)に示されたギアからなる駆動受け部30cに噛合されている。これにより駆動受け部30cはギア25から回転駆動力を受けてカム溝30aと一体的に容器本体1Aも回転軸Qを中心に図3の矢印R方向に回転する。
図4に示すカム溝30aの回転に伴って往復部材51は、図3の矢印A,B方向へ往復運動する。往復部材51は、該カム溝30aに沿って摺動自在に嵌め込まれた係合突起51bのカム作用と、図16(b)に示すように、往復部材51のアーム51cを摺動自在に保持するカバー部材53の保持部53bの作用とにより図3の矢印A,B方向へ往復運動する。往復部材51の往復運動に同期して図19(a)〜(c)に示すように、ポンプ部54が図19(a)〜(c)の矢印A,B方向に伸縮動作する。
<弾性部材>
次に図19(a)〜(c)を用いて弾性部材43aの構成について説明する。図19(a)は画像形成装置100本体の受け入れ部100hに対して現像剤の補給容器1を図19(a)の矢印A方向へ装着開始したときの様子を表した断面図である。
次に図19(a)〜(c)を用いて弾性部材43aの構成について説明する。図19(a)は画像形成装置100本体の受け入れ部100hに対して現像剤の補給容器1を図19(a)の矢印A方向へ装着開始したときの様子を表した断面図である。
図19(a)〜(c)に示す弾性部材43aは、一端部が図15(b)に示す規制部材70の係合部70dと係合し、他端部が図16(b)に示すカバー部材53の係合部53eと係合する。弾性部材43aは、自身の伸長力(弾性力)により規制部材70を図19(a)〜(c)の矢印K方向に付勢する。
<規制部材>
次に図15を用いて規制部材70の構成について説明する。図15(a),(b)は規制部材70の構成を示す斜視図である。図15(a),(b)に示す規制部材70は、図4に示すように、往復部材51に接触して該往復部材51の往復移動を規制する規制部70aを有する。更に、図17及び図19(a)〜(c)に示す解除部材となるトグル部材71と係合する係合部70bを有する。更に、図18(a)に示すように、カバー部材53と摺動する摺動部70cを備えている。
次に図15を用いて規制部材70の構成について説明する。図15(a),(b)は規制部材70の構成を示す斜視図である。図15(a),(b)に示す規制部材70は、図4に示すように、往復部材51に接触して該往復部材51の往復移動を規制する規制部70aを有する。更に、図17及び図19(a)〜(c)に示す解除部材となるトグル部材71と係合する係合部70bを有する。更に、図18(a)に示すように、カバー部材53と摺動する摺動部70cを備えている。
更に、規制部材70は、図15(b)に示すように、図3に示す弾性部材43aと係合する係合部70dを有する。図17に示すトグル部材71の押圧部71bにより図15(a),(b)に示す規制部材70の係合部70bを押圧する。
図15(a),(b)に示す規制部材70の係合部70bが図17に示すトグル部材71の押圧部71bにより押圧される。すると、トグル部材71は回動中心Tを中心に図17の矢印U方向に回動する。
本実施形態の解除部材となるトグル部材71は、画像形成装置100本体(画像形成装置の本体)の受け入れ部100hに対して回動中心Tを中心に回動可能に設けられている。そして、現像剤の補給容器1を画像形成装置100の受け入れ部100hの装着位置(所定位置)に装着する。その動作に伴なって、付勢手段となる弾性部材43aの伸長力(弾性力)に抗して規制部材70を往復部材51の往復移動を可能にする図18(b)に示す解除位置に移動する。
図18(b)に示すように、トグル部材71が回動中心Tを中心に図18(b)の矢印U方向に回動する。これによりトグル部材71の係合部71cが規制部材70の係合部70bを図19(a)〜(c)に示す付勢手段となる弾性部材43aの伸長力(弾性力)に抗して押圧する。これにより図18(b)に示すように、規制部材70の規制部70aが往復部材51の係合部51dから退避して往復部材51の往復移動を可能にする。
現像剤の補給容器1を画像形成装置100の受け入れ部100hから取り外す。その動作に伴なって、規制部材70は、図18(a)に示すように、トグル部材71が回動中心Tを中心に図18(b)の矢印U方向と反対方向に回動して係合部71cが規制部材70の係合部70bから退避する。そして、図19(a)〜(c)に示す弾性部材43aの伸長力(復元力)により図18(a)に示すように、規制部材70の規制部70aが往復部材51の係合部51dに嵌合されて該往復部材51が係止される。これにより往復部材51の往復移動を抑制する。
<カバー部材>
次に図16を用いてカバー部材53の構成について説明する。図16(a),(b)はカバー部材53の構成を示す斜視図である。図16(a),(b)に示すカバー部材53は、部品の保護と、ユーザのアクセス防止を目的として、往復部材51と、ポンプ部54と、規制部材70との全体を覆うように構成される。カバー部材53は、図3に示すように、フランジ部材41と一体的に設けられている。
次に図16を用いてカバー部材53の構成について説明する。図16(a),(b)はカバー部材53の構成を示す斜視図である。図16(a),(b)に示すカバー部材53は、部品の保護と、ユーザのアクセス防止を目的として、往復部材51と、ポンプ部54と、規制部材70との全体を覆うように構成される。カバー部材53は、図3に示すように、フランジ部材41と一体的に設けられている。
図16(a)に示すように、カバー部材53には、ガイド溝53aが設けられている。ガイド溝53aは、図21に示す画像形成装置100本体の受け入れ部100hに設けられた挿入ガイド100fと係合する。これにより現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体に設けられた受け入れ部100hに装着する際に挿入ガイド100fに沿って図16(a)に示すカバー部材53のガイド溝53aを嵌合して摺動させることが出来る。
更に、カバー部材53には、図16(b)に示すように、往復部材51を摺動自在に保持する保持部53bが設けられている。これにより図3に示す現像剤の補給容器1の回転軸Qに対して往復部材51の回転変位を規制する。
更に、カバー部材53には、図16(a)に示すように、突き当て部53cが設けられている。現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体の受け入れ部100hに装着する際にカバー部材53の突き当て部53cが図21に示す画像形成装置100本体の受け入れ部100hに設けられた突き当て部100gと当接する。これにより画像形成装置100本体に設けられる受け入れ部100h内の所定位置(装着位置)に現像剤の補給容器1を挿入して装着することが出来る。
更に、カバー部材53には、図18(a)に示す規制部材70の摺動部70cと当接して摺動する摺動部53dが設けられている。更に、図3に示すコイルバネからなる弾性部材43aの一端部が嵌装されて係合する係合部53eを備えている。
本実施形態の現像剤の補給容器1は、図18(a)に示すように、規制部材70の規制部70aが往復部材51の係合部51dと接触する構成である。更に、図4に示すように、カムギアリング30のカム溝30a内に往復部材51の係合突起51bが摺動可能に嵌入されて接触する構成である。
そのため図3及び図4に示すように、ユーザがポンプユニット60に対して図3に示す回転軸Qを中心に容器本体1Aを周方向に回転し難いようになっている。
<現像剤の補給容器の受け入れ部>
次に図20及び図21を用いて現像剤の補給容器1を受け入れる受け入れ部100hの構成について説明する。図20(a)は現像剤の補給容器1を受け入れる受け入れ部100hの構成を示す斜視図である。図20(b)は現像剤の補給容器1を受け入れる受け入れ部100hの装着位置に現像剤の補給容器1を装着した様子を示す斜視図である。図21は画像形成装置100本体に設けられる受け入れ部100hの構成を示す斜視図である。
次に図20及び図21を用いて現像剤の補給容器1を受け入れる受け入れ部100hの構成について説明する。図20(a)は現像剤の補給容器1を受け入れる受け入れ部100hの構成を示す斜視図である。図20(b)は現像剤の補給容器1を受け入れる受け入れ部100hの装着位置に現像剤の補給容器1を装着した様子を示す斜視図である。図21は画像形成装置100本体に設けられる受け入れ部100hの構成を示す斜視図である。
図21に示すように、現像剤の補給容器1を受け入れる受け入れ部100hは、シャッタストッパ部100d,100e、挿入ガイド100f、突き当て部100gを有する。更に、シャッタロック解除リブ100i、現像剤排出部100j、弾性部材43b、トグル部材71等を有して構成される。図21に示す現像剤排出部100jは、図1に示す現像剤ホッパ部201aに繋がっている。
<トグル部材>
次に図17及び図19を用いて解除部材となるトグル部材71の構成について説明する。図17はトグル部材71の構成を示す斜視図である。図17に示すように、トグル部材71は、図21に示すコイルバネからなる弾性部材43bの一端部と係合する係合部71aを備えている。
次に図17及び図19を用いて解除部材となるトグル部材71の構成について説明する。図17はトグル部材71の構成を示す斜視図である。図17に示すように、トグル部材71は、図21に示すコイルバネからなる弾性部材43bの一端部と係合する係合部71aを備えている。
更に、トグル部材71は、現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体の受け入れ部100hに装着する際に、図18(a),(b)に示すカバー部材53の突き当て部53cにより押圧される押圧部71bを備えている。
現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体の受け入れ部100hに装着する際に、該現像剤の補給容器1の挿入方向の先端部に設けられたカバー部材53の突き当て部53cによりトグル部材71の押圧部71bが押圧される。これによりトグル部材71は図17に示す回動中心Tを中心に図17の矢印U方向に回動される。
図17に示すように、トグル部材71は、図15(a),(b)に示す規制部材70の係合部70bと係合し得る係合部71cを備えている。図18(b)に示すように、画像形成装置100本体の受け入れ部100hに対する現像剤の補給容器1の装着が完了した際にトグル部材71の係合部71cが規制部材70の係合部70bと係合する。
本実施形態のトグル部材71は、図18(b)に示す回動中心Tを中心に図18(b)の矢印U方向に回動して該トグル部材71の係合部71cが規制部材70の係合部70bと係合する。これにより現像剤の補給容器1が画像形成装置100本体の受け入れ部100hにロックされる。
また、トグル部材71が図18(b)に示す回動中心Tを中心に図18(b)の矢印U方向と反対方向に回動して該トグル部材71の係合部71cが規制部材70の係合部70bから退避する。これにより現像剤の補給容器1の画像形成装置100本体の受け入れ部100hに対するロックが解除される。これによりトグル部材71は現像剤の補給容器1の画像形成装置100本体の受け入れ部100hに対するロックを解除する解除部材として構成される。
更に、トグル部材71は、図17に示すように、突き当て部71dを備えている。現像剤の補給容器1が画像形成装置100本体の受け入れ部100hに装着されていない場合がある。その場合は、図21に示すコイルバネからなる弾性部材43bの引っ張り力(付勢力)に抗して突き当て部71dが画像形成装置100本体に設けられた図示しない装置フレームに突き当てられてトグル部材71の回動中心Tを中心とする回動を規制する。
更に、トグル部材71は、図17に示すように、回動軸71eを備えている。回動軸71eは、図21に示す画像形成装置100本体の受け入れ部100hに設けられた図示しない軸受部により軸支されて回動中心Tを中心に回動可能に構成される。
<現像剤排出原理>
次に図3、図9及び図12を用いて画像形成装置100本体の受け入れ部100hに装着された現像剤の補給容器1からの現像剤の排出動作について説明する。図3に示す現像剤の補給容器1が回転軸Qを中心として矢印R方向に回転する。これにより容器本体1Aの内壁面に形成された螺旋状の突起部1A1の回転に伴って現像剤が容器本体1A内を図3の矢印A方向へ搬送される。
次に図3、図9及び図12を用いて画像形成装置100本体の受け入れ部100hに装着された現像剤の補給容器1からの現像剤の排出動作について説明する。図3に示す現像剤の補給容器1が回転軸Qを中心として矢印R方向に回転する。これにより容器本体1Aの内壁面に形成された螺旋状の突起部1A1の回転に伴って現像剤が容器本体1A内を図3の矢印A方向へ搬送される。
図3に示す螺旋状の突起部1A1に沿って容器本体1A内を図3の矢印A方向へ搬送された現像剤は、やがてバッフル部材40に到達する。次に現像剤の補給容器1と一体的に回転するバッフル部材40により掻き揚げられた現像剤が該バッフル部材40の傾斜突起40a1,40a2の表面上を滑り落ちる。そして、該傾斜突起40a1,40a2によって図9(b)に示すフランジ部材41の貯留部41f内へ搬送される。この動作を繰り返すことによって、現像剤の補給容器1内部の現像剤は順次、撹拌しながら搬送されてフランジ部材41の貯留部41f内へ一定量貯留される。
一方、図4に示すように、現像剤の補給容器1と一体的に回転するカム溝30a内に往復部材51の係合突起51bが摺動自在に嵌合されている。これにより現像剤の補給容器1と一体的に回転するカム溝30aに沿って往復部材51の係合突起51bが図3の矢印A,B方向に移動する。これにより図16(b)に示すカバー部材53に設けられた保持部53b内を摺動して移動自在に設けられた往復部材51が図3の矢印A,B方向に往復移動する。
そして、往復部材51の往復移動と同期してポンプ部54は、図19(a)〜(c)に示すように伸縮動作を繰り返し行う。ポンプ部54が圧縮されると、現像剤の補給容器1の内部が加圧状態となる。そして、その圧力により押し出される形で貯留部41fに一定量貯留された現像剤が図12(a)に示すシャッタ52の排出口52hから一定量排出される。
ポンプ部54を伸長させたときには、現像剤の補給容器1の内部が減圧状態になる。これにより外部からシャッタ52の排出口52hを介して現像剤の補給容器1の内部にエアーが取り込まれる。この取り込まれたエアーにより排出口52hや貯留部41f付近の現像剤が解れ、次の現像剤の排出がスムーズに行なわれる。ポンプ部54が伸縮動作を繰り返し行うことで現像剤の補給容器1の内部から現像剤の排出が行なわれる。
<現像剤の補給容器の装着動作>
次に図18〜図22を用いて画像形成装置100本体に設けられた受け入れ部100hに対する現像剤の補給容器1の装着動作について説明する。図18(a)は現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体に設けられた受け入れ部100hに対して図18(a)の矢印A方向へ装着する途中の様子を示す断面斜視図である。図18(b)は現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体に設けられた受け入れ部100hに対して図18(b)の矢印A方向へ挿入して装着位置(所定位置)に装着が完了した様子を示す断面斜視図である。
次に図18〜図22を用いて画像形成装置100本体に設けられた受け入れ部100hに対する現像剤の補給容器1の装着動作について説明する。図18(a)は現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体に設けられた受け入れ部100hに対して図18(a)の矢印A方向へ装着する途中の様子を示す断面斜視図である。図18(b)は現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体に設けられた受け入れ部100hに対して図18(b)の矢印A方向へ挿入して装着位置(所定位置)に装着が完了した様子を示す断面斜視図である。
図19(a)は現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体に設けられた受け入れ部100hに対して図19(a)の矢印A方向へ装着する途中の様子を示す断面図である。図19(b)は図19(a)に示す挿入状態よりも更に現像剤の補給容器1を図19(b)の矢印A方向へ移動させた様子を示す断面図である。
図19(b)に示すように、現像剤の補給容器1の図19(b)の左側端部に設けられたカバー部材53の突き当て部53cがトグル部材71の押圧部71bを押圧する。トグル部材71は、画像形成装置100本体に設けられた受け入れ部100hに回動中心Tを中心に回動可能に設けられている。これにより該トグル部材71が回動軸71eを中心に図19(b)の矢印U方向へ回転し始める。
図19(c)は図19(b)の状態よりも更に現像剤の補給容器1を図19(c)の矢印A方向へ移動させて該現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体に設けられた受け入れ部100hの装着位置に対して装着を完了した様子を示す断面図である。
図20(a)は画像形成装置100本体に設けられる受け入れ部100hの構成を示す斜視図である。図20(b)は画像形成装置100本体に設けられる受け入れ部100hの装着位置に現像剤の補給容器1を挿入して装着を完了した様子を示す斜視図である。図21は画像形成装置100本体に設けられる受け入れ部100hの構成を示す斜視図である。図22(a)は図19(b)のX−X断面図である。図22(b)は図19(c)のZ−Z断面図である。
先ず、図19(a)に示すように、画像形成装置100本体に設けられる受け入れ部100hに対して現像剤の補給容器1を図19(a)の矢印A方向へ挿入して装着を開始する。すると、受け入れ部100hに設けられた図21に示す挿入ガイド100fと、ポンプユニット60のカバー部材53に設けられたガイド溝53aとが係合する。
これによりポンプユニット60は、受け入れ部100hに対して図18(a)に示す回転軸Qに対して回転が不可となるように保持される。このとき、図22(a)に示す開口シール41gに設けられた貫通穴からなるシール穴41jはシャッタ52の現像剤封止部52aによって封止された状態にある。
更に、画像形成装置100本体に設けられる受け入れ部100hに対して現像剤の補給容器1を図22(a)の矢印A方向に挿入する。すると、シャッタ52は支持部52dの先端部に設けられたストッパ部52bが画像形成装置100本体の受け入れ部100hに設けられたシャッタストッパ部100dに係止される。
これによりシャッタ52は、これ以上、図22(a)の矢印A方向に変位不可となる。そして、シャッタ52を除いた現像剤の補給容器1のみが図22(b)の矢印A方向へ移動する。このためシャッタ52は現像剤の補給容器1に対して相対的に図22(b)の矢印B方向にスライド移動する。
このとき、現像剤の補給容器1と、トグル部材71との位置関係は、図19(b)に示す状態である。図19(b)に示すように、現像剤の補給容器1の先端部に設けられたカバー部材53の突き当て部53cがトグル部材71の押圧部71bに当接する。更に、現像剤の補給容器1を図19(b)の矢印A方向に挿入して押圧することで該トグル部材71は回動軸71eを中心に図19(b)の矢印U方向へ回動し始める。
更に、現像剤の補給容器1を図19(c)の矢印A方向に挿入してスライド移動させて該現像剤の補給容器1の先端部に設けられたカバー部材53の突き当て部53cを、図21に示す受け入れ部100hに設けられた突き当て部100gに突き当てる。これにより図19(c)に示すように、画像形成装置100本体の受け入れ部100hの装着位置(所定位置)に対する現像剤の補給容器1の装着動作が完了する。
このとき、図22(b)に示すように、フランジ部材41の開口シール41gに設けられた貫通穴からなるシール穴41jが、シャッタ52の現像剤封止部52aに設けられた貫通穴からなる排出口52hと重なる。これによりシール穴41jと排出口52hとが連通して現像剤の補給が可能となる。
図19(c)に示すように、画像形成装置100本体の受け入れ部100hに対する現像剤の補給容器1の装着動作の完了に伴い、トグル部材71は回動軸71eを中心に図19(c)の矢印U方向へ更に回転する。これにより図18(b)及び図19(c)に示すように、トグル部材71の係合部71cが規制部材70の係合部70bに当接摺動する。そして、該規制部材70を弾性部材43aの伸長力(弾性力)に抗して図18(b)及び図19(c)の矢印J方向へスライド移動させる。
そして、図18(b)及び図19(c)に示すように、往復部材51の係合部51dは、規制部材70の規制部70aによる規制が解除されて非接触となる。これにより該往復部材51のロックが解除され、該往復部材51は、図18(b)及び図19(c)の矢印A,B方向に往復移動可能な状態となる。
<現像剤の補給容器の交換操作>
次に、図18〜図22を用いて本実施形態における現像剤の補給容器1の交換操作について説明する。画像形成装置100における画像形成プロセスに伴い、現像剤の補給容器1内の現像剤が略全量消費される。すると、画像形成装置100本体に設けられた図示しない現像剤の補給容器1内の現像剤量を検知する現像剤検知手段によって現像剤の補給容器1内の現像剤が無くなったことが検知される。そして、その旨が図2に示す液晶表示パネル等からなる表示手段となる表示部100bによりユーザに知らされる。
次に、図18〜図22を用いて本実施形態における現像剤の補給容器1の交換操作について説明する。画像形成装置100における画像形成プロセスに伴い、現像剤の補給容器1内の現像剤が略全量消費される。すると、画像形成装置100本体に設けられた図示しない現像剤の補給容器1内の現像剤量を検知する現像剤検知手段によって現像剤の補給容器1内の現像剤が無くなったことが検知される。そして、その旨が図2に示す液晶表示パネル等からなる表示手段となる表示部100bによりユーザに知らされる。
現像剤の補給容器1の交換操作は、以下の手順でユーザ自身が行なう。先ず、図2に示す前カバー15が閉じられた状態から図2に示すように前カバー15を開く。このとき、図22(b)に示すように、フランジ部材41の開口シール41gに設けられたシール穴41jが、シャッタ52の現像剤封止部52aに設けられた排出口52hと重なることで連通している。これにより現像剤の補給容器1から画像形成装置100本体の現像剤ホッパ部201aに現像剤の補給が可能な状態である。
更に、現像剤の補給容器1と、画像形成装置100本体の受け入れ部100hに回動可能に設けられたトグル部材71とは、図18(b)及び図19(c)に示す位置関係になっている。これにより往復部材51の係合部51dが規制部材70の規制部70aによる規制から解除されて非接触となっている。このため往復部材51は、図18(b)及び図19(c)に示す矢印A,B方向に往復移動可能な状態である。
更に、現像剤の補給容器1を図18(b)及び図19(c)に示す矢印B方向にスライド移動させる。すると、やがて図16(b)に示すカバー部材53のシャッタ突き当て部53fが、図22(a)に示すシャッタ52のカバー突き当て部52eを図22(a)の矢印B方向へ押し始める。
このとき、図18(b)及び図19(c)に示す規制部材70の係合部70bがトグル部材71の係合部71cを図18(b)及び図19(c)の矢印B方向に押圧する。これにより該トグル部材71は回動軸71eを中心に図18(b)及び図19(c)の矢印U方向とは逆方向に回動し始める。
そして、弾性部材43aの伸長力(弾性力)により規制部材70は、図18(b)及び図19(c)の矢印K方向へ移動する。そして、トグル部材71は、図21に示すコイルバネからなる弾性部材43bの引っ張り力(弾性力)により回動軸71eを中心に図18(b)及び図19(c)の矢印U方向とは反対方向に回動する。
これにより現像剤の補給容器1と、トグル部材71とは、図19(b)に示す位置関係になる。このとき、図18(a)及び図19(b)に示すように、往復部材51の係合部51dが規制部材70の規制部70aにより規制されて接触している。このため往復部材51は、図18(a)及び図19(b)に示す矢印A,B方向の往復移動が規制された状態となる。
更に、現像剤の補給容器1を図18(a)及び図19(b)に示す矢印B方向へスライド移動させていく。すると、図21及び図22(a)に示す受け入れ部100hのシャッタストッパ部100eと、シャッタ52のストッパ部52cとが当接摺動する。そして、シャッタ52のストッパ部52b,52cは支持部52dの回動基点52d1を中心に図22(a)の矢印H方向に撓む。
これにより支持部52dの先端部に設けられた係合爪52gが受け入れ部100hに設けられた係合溝100kから外れてシャッタ52は現像剤の補給容器1と一体的に図22(a)の矢印B方向へ進むことが可能になる。
更に、現像剤の補給容器1を図22(a)の矢印B方向にスライド移動すると、シャッタの支持部52dは自らの弾性力によって復元する。そして、開口シール41gに設けられたシール穴41jと、シャッタ52の現像剤封止部52aとが重なることで該シール穴41jが封鎖される。更に、ユーザは、空の現像剤の補給容器1を図19(a)の矢印B方向に引き出し、画像形成装置100本体の受け入れ部100hから取り出す。
その後、ユーザは、新しい現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体の受け入れ部100hに対して図20(b)の矢印A方向へ挿入して該受け入れ部100hに装着した後、図2に示す前カバー15を閉じる。
そして、図22(b)に示して前述したように、開口シール41gに設けられたシール穴41jと、シャッタ52の現像剤封止部52aに設けられた排出口52hとが重なる。これによりシール穴41jと排出口52hとが連通し、再び、現像剤の補給容器1から現像剤ホッパ部201aへ現像剤の補給が可能な状態となる。
<現像剤補給動作>
次に図23〜図25を用いて本実施形態の画像形成装置100における現像剤の補給動作について説明する。図23は画像形成装置100における現像剤の補給動作を行なう制御系の構成を示すブロック図である。図24は画像形成装置100における現像剤の補給動作を説明するフローチャートである。図25は位相検知フラグ62と、位相検知センサ61と、カムギアリング30の位相検知部30dとを用いて現像剤の補給を行なう様子を示す斜視図である。
次に図23〜図25を用いて本実施形態の画像形成装置100における現像剤の補給動作について説明する。図23は画像形成装置100における現像剤の補給動作を行なう制御系の構成を示すブロック図である。図24は画像形成装置100における現像剤の補給動作を説明するフローチャートである。図25は位相検知フラグ62と、位相検知センサ61と、カムギアリング30の位相検知部30dとを用いて現像剤の補給を行なう様子を示す斜視図である。
本実施形態では、図25に示すように、回転軸Qを中心に現像剤の補給容器1と一体的に回転する位相検知部30dに対して、画像形成装置100本体に設けた位相検知フラグ62を当接させる。そして、位相検知フラグ62が位相検知センサ61を通過することで該現像剤の補給容器1の位相(回転数)を検知している。
位相検知センサ61の出力信号に応じて図3及び図23に示す制御部600がモータ500の回転駆動(作動/非作動)制御を行う。これにより現像剤の補給容器1内の現像剤を定量的に図1に示す現像剤ホッパ部201a内に補給する。
本実施形態では、現像剤ホッパ部201a内に一時的に貯留される現像剤の量(現像剤面の高さ)を制限する。そこで、図23に示すように、現像剤ホッパ部201a内に収容されている現像剤の量を検知する現像剤残量検知センサ24kを設けている。
そして、該現像剤残量検知センサ24kの検知信号に応じて制御部600がモータ500の回転駆動(作動/非作動)制御を行う。これにより図1に示す現像剤ホッパ部201a内に一定量以上の現像剤が収容されないように構成している。
次に、図24を用いて本実施形態における現像剤の補給動作について説明する。先ず、図24のステップS100において、図23に示す現像剤残量検知センサ24kにより現像剤ホッパ部201a内の現像剤残量を検知する。
前記ステップS100において、現像剤残量検知センサ24kにより検知された現像剤ホッパ部201a内に収容されている現像剤量が所定の残量未満であると制御部600により判断される。その場合は、ステップS101に進んで、モータ500を回転駆動してギア25を回転させ、該ギア25に噛合するギアからなる現像剤の補給容器1の駆動受け部30cを回転させる。これにより前述したように現像剤の補給を行なう。
次に、ステップS102において、制御部600は、図25に示す位相検知センサ61の検知信号に基づいて、図25に示す位相検知フラグ62が位相検知センサ61を通過したか否かを判断する。位相検知フラグ62が位相検知センサ61を通過していない場合は、ステップS103に進んでモータ500の回転駆動が継続され、ギア25に噛合する現像剤の補給容器1の駆動受け部30cを回転させて現像剤の補給が継続される。
前記ステップS102において、位相検知フラグ62が位相検知センサ61を通過した場合は、ステップS104に進んでモータ500の回転駆動を停止する。そして、前記ステップS100に進んで、再度、図23に示す現像剤残量検知センサ24kにより現像剤ホッパ部201a内の現像剤残量を検知する。
このように、現像剤の補給容器1の位相(回転)を検知して現像剤の補給動作を作動/非作動制御する。これにより定量的に現像剤の補給を行なうことができる。更に、現像剤の補給容器1の位相(回転)を検知することで、現像剤の補給容器1内の現像剤残量をある程度予測することもできる。
次に、前記ステップS100において、図23に示す現像剤残量検知センサ24kにより検知された現像剤ホッパ部201a内の現像剤量が所定残量に達したと判断される。その場合は、ステップS105に進んで、モータ500の回転駆動を停止して現像剤の補給動作を停止する。
図24のステップS100〜S105に示す現像剤補給動作は、画像形成装置100による画像形成プロセスに伴って現像剤が消費されて現像剤ホッパ部201a内の現像剤量が所定残量未満になると、繰り返し実行される。
<初期の現像剤供給不良の低減効果>
次に本実施形態による初期の現像剤供給不良の低減効果について説明する。図35(a),(b)に示すように規制部材70を有さない比較例と、規制部材70を有する本実施形態とで、初期の現像剤供給不良の低減効果を比較した。
次に本実施形態による初期の現像剤供給不良の低減効果について説明する。図35(a),(b)に示すように規制部材70を有さない比較例と、規制部材70を有する本実施形態とで、初期の現像剤供給不良の低減効果を比較した。
図3は画像形成装置100本体の受け入れ部100hに装着する前の本実施形態の現像剤の補給容器1の断面斜視図である。図4は画像形成装置100本体の受け入れ部100hに装着する前の本実施形態の現像剤の補給容器1においてカバー部材53を省略した部分斜視図である。
<比較例>
図35(a),(b)を用いて規制部材70を有さない比較例としての現像剤の補給容器1の構成について説明する。図35(a)は比較例の現像剤の補給容器1のカバー部材53を省略した部分斜視図である。図35(b)は比較例の現像剤の補給容器1の構成を示す部分断面図である。
図35(a),(b)を用いて規制部材70を有さない比較例としての現像剤の補給容器1の構成について説明する。図35(a)は比較例の現像剤の補給容器1のカバー部材53を省略した部分斜視図である。図35(b)は比較例の現像剤の補給容器1の構成を示す部分断面図である。
図35(a),(b)に示す比較例は、規制部材70と、弾性部材43aとを有さない構成である。これにより非回転部であるポンプユニット60と、該ポンプユニット60に対して回転軸Qを中心に相対的に回転する容器本体1Aとの間に規制部材70と弾性部材43aとからなる往復部材51のロック機構を設けていない。
図35(a),(b)に示す比較例は、フランジ部材41、カバー部材53、往復部材51の構成が、本実施形態とは一部異なっている。更に、本実施形態のような規制部材70と、弾性部材43aとを有さない点が異なる。その他の構成については、本実施形態と同様な構成であるため重複する説明は省略する。
図35(a),(b)に示す比較例では、規制部材70と、弾性部材43aとからなる往復部材51のロック機構を設けていない。このためユーザが現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体の受け入れ部100hに装着する前にポンプユニット60に対して図35(a)に示す回転軸Qを中心に容器本体1Aを周方向(図35(a)の矢印R方向)に回転させることができてしまう。
そして、イレギュラー操作が行われた場合に、前述した初期の現像剤排出不良のメカニズムにより図35(b)の貯留部41fに搬送された現像剤が凝集して該現像剤の現像剤ホッパ部201aへの供給の能力が不十分になる可能性がある。
本実施形態では、規制部材70と、弾性部材43aとからなる往復部材51のロック機構を有する。これにより現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体の受け入れ部100hに装着していない状態において、非回転部となるポンプユニット60に対して、回転部となる容器本体1Aが不容易に回転しないロック機構として作用する。
これにより貯留部41fに現像剤が凝集するのを抑制し、画像形成装置100本体に現像剤を安定して供給することができる。
次に、図26〜図28を用いて本発明に係る現像剤の補給容器を備えた画像形成装置の第2実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
前記第1実施形態では、規制部材70と、弾性部材43aとを有して構成したロック機構により容器本体1Aの周方向の回転をロックした。本実施形態では、そのロック機構の解除方法が前記第1実施形態と異なるものである。
図26(a),(b)は本実施形態のカバー部材53の構成を示す斜視図である。図27(a)は本実施形態の現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体の受け入れ部100hに装着する前の様子を示す断面斜視図である。図27(b)は本実施形態の現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体の受け入れ部100hの装着位置(所定位置)に装着した様子を示す断面斜視図である。図28(a)〜(c)は本実施形態の現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体の受け入れ部100hに装着する様子を段階的に示した断面図である。
本実施形態では、非回転部であるポンプユニット60と、該ポンプユニット60に対して図27(a)に示す回転軸Qを中心に回転する容器本体1Aとの間に規制部材70と、弾性部材43aとを有して構成したロック機構を設けた。その構成は、前記第1実施形態と同様である。
本実施形態が前記第1実施形態と異なるのは、図26(a),(b)に示すカバー部材53の形状と、規制部材70と、弾性部材43aとを有して構成したロック機構の解除方法である。本実施形態では、図27(a),(b)及び図28(a)〜(c)に示すように、画像形成装置100本体側に解除部材となる解除リブ55が設けられている。更に、図26(a),(b)及び図27(a),(b)に示すように、カバー部材53の突き当て部53cを貫通する貫通穴53gが設けられている。
図27(a)及び図28(a)に示すように、画像形成装置100本体の受け入れ部100hに対して現像剤の補給容器1を図27(a)及び図28(a)の矢印A方向に挿入する。すると、図28(b)に示すように、カバー部材53の突き当て部53cに設けられた貫通穴53g内に解除リブ55が進入する。そして、該解除リブ55の先端部に設けられた傾斜面55aが規制部材70の係合部70bに当接摺動して該規制部材70をコイルバネからなる弾性部材43aの伸長力(付勢力)に抗して図28(b)の矢印J方向に押し下げる。
その後、更に、画像形成装置100本体の受け入れ部100hに対して現像剤の補給容器1を図27(b)及び図28(c)の矢印A方向に挿入する。すると、解除リブ55の係止面55bが規制部材70の係合部70bに当接摺動して該規制部材70をコイルバネからなる弾性部材43aの伸長力(付勢力)に抗して図27(b)及び図28(c)の矢印J方向に押し下げたたま保持する。これにより往復部材51の係合部51dが規制部材70の規制部70aから離間してロック解除される。
即ち、本実施形態の解除部材となる解除リブ55は、画像形成装置100本体に設けられる図示しない装置フレームに設けられる。そして、現像剤の補給容器1が画像形成装置100本体の受け入れ部100hの装着位置(所定位置)に装着される。そのとき、付勢手段となる弾性部材43aの付勢力に抗して規制部材70を往復部材51の往復動作を可能にする解除位置に現像剤の補給容器1に対して相対的に移動する。
本実施形態では、規制部材70による往復部材51のロックを解除する方法として、前記第1実施形態のように回動可能なトグル部材71を使用する構成ではない。本実施形態では、画像形成装置100本体側に設けられた解除リブ55が現像剤の補給容器1の装着操作に伴って規制部材70の係合部70bと接触して該規制部材70をスライド移動させることによりロック解除する構成である。
図28(a)に示すように、画像形成装置100本体の受け入れ部100hに対して現像剤の補給容器1を図28(a)の矢印A方向へ挿入して装着を開始する。このとき、規制部材70の規制部70aと、往復部材51の係合部51dとは接触している。このため往復部材51は、図28(a)の矢印A,B方向の往復移動が規制されている状態である。
現像剤の補給容器1を更に図28(a)の矢印A方向へ挿入して装着操作を続ける。すると、やがて図28(b)に示すように、カバー部材53の突き当て部53cを貫通する貫通穴53gから解除リブ55が進入する。そして、該解除リブ55の傾斜面55aが規制部材70の係合部70bと接触摺動して該規制部材70を弾性部材43aの伸長力(弾性力)に抗して図28(b)の矢印J方向へスライド移動させる。
画像形成装置100本体の受け入れ部100hの装着位置(所定位置)に現像剤の補給容器1の装着が完了すると、解除リブ55と規制部材70とは、図28(c)に示す位置関係になる。このとき、規制部材70の規制部70aと、往復部材51の係合部51dとは接触していない。このため往復部材51は図28(c)の矢印A,B方向に往復移動可能な状態である。
画像形成装置100本体の受け入れ部100hから現像剤の補給容器1を取り外す操作と連動して規制部材70により往復部材51の往復移動を再び規制する。図28(c)に示す状態から図28(c)の矢印B方向へ現像剤の補給容器1を引き抜いて該現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体の受け入れ部100hから取り外す。
すると、解除リブ55が規制部材70の係合部70bと非接触となり、弾性部材43aの伸長力(弾性力)によって規制部材70は図28(a)の矢印K方向へスライド移動する。そして、規制部材70の規制部70aと、往復部材51の係合部51dとが接触する。これにより往復部材51は規制部材70により図28(a)の矢印A,B方向の往復移動が再び規制された状態となる。
本実施形態の現像剤の補給容器1は、前記第1実施形態と同じ規制部材70と弾性部材43aとを有するロック機構を設けている。このためユーザがポンプユニット60に対して図27(a)に示す回転軸Qを中心に容器本体1Aを周方向に回転し難いようになっている。
また、規制部材70と弾性部材43aとを有するロック構成を設けることにより、図35(a),(b)に示す比較例よりも本実施形態の方が、初期の現像剤排出不良の改善効果が期待できる。本実施形態と、前記第1実施形態における初期の現像剤排出不良の改善効果は同等である。
前記第1実施形態では、図18(b)及び図19(c)に示して前述したように、ユーザによる現像剤の補給容器1の装着操作に伴って画像形成装置100本体側に回動可能に設けられたトグル部材71が回動する。これにより規制部材70による往復部材51の規制を解除する構成とした。
本実施形態では、図27(b)及び図28(c)に示すように、ユーザによる現像剤の補給容器1の装着操作に伴って画像形成装置100本体側に設けた解除リブ55がカバー部材53の突き当て部53cを貫通する貫通穴53gから進入する。これにより規制部材70による往復部材51の規制を解除する構成である。
このため本実施形態の方が前記第1実施形態よりも画像形成装置100本体側の構成が簡単である。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
次に、図29〜図34を用いて本発明に係る現像剤の補給容器を備えた画像形成装置の第3実施形態の構成について説明する。尚、前記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
図29(a),(b)は本実施形態のカバー部材53の構成を示す斜視図である。図30は本実施形態のシャッタ52の構成を示す斜視図である。図31(a),(b)は本実施形態の規制部材70の構成を示す斜視図である。図32は本実施形態のフランジ部材41の構成を示す斜視図である。
図33(a)は本実施形態の現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体の受け入れ部100hに装着する前の様子を示す断面斜視図である。図33(b)は本実施形態の現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体に対して装着が完了した様子を示す断面斜視図である。また、図34(a)〜(c)は本実施形態の現像剤の補給容器1を画像形成装置100本体の受け入れ部100hに装着する様子を段階的に示した断面説明図である。
前記各実施形態では、規制部材70による往復部材51の規制を解除する解除部材となるトグル部材71や解除リブ55を画像形成装置100本体側に設けた一例を示した。本実施形態では、現像剤の補給容器1に設けられたシャッタ52の一部に解除部材となる係合リブ52fを設けた。更に、規制部材70を付勢する付勢手段となるコイルバネからなる弾性部材43aとを設けた。これにより規制部材70による往復部材51の規制を解除する構成としたものである。
本実施形態では、非回転部であるポンプユニット60と、該ポンプユニット60に対して図33(a),(b)に示す回転軸Qを中心に回転する容器本体1Aとの間に規制部材70と付勢手段となる弾性部材43aとを有するロック機構を設けている。その点は前記各実施形態と同様である。
本実施形態の弾性部材43aは、コイルバネからなり、一端部が図31(a),(b)に示す規制部材70に設けられた係合部70dに嵌装して係止され、他端部が図29(a)に示すカバー部材53の内側に設けられた係合部53eに嵌装して係止される。
前記第1実施形態と構成が異なるのは、図29(a),(b)に示すカバー部材53、図30に示すシャッタ52、図31(a),(b)に示す規制部材70である。更に、図32に示すフランジ部材41と、規制部材70と弾性部材43aとを有するロック機構の解除手段である。
本実施形態では、図29(a)に示すように、カバー部材53の内側に弾性部材43aの一端を係止する係合部53eが設けられている。更に、図31(b)に示す規制部材70に設けられた摺動部70cの下端部が突き当たる突き当てリブ53hが設けられている。更に、図30に示すシャッタ52に設けられた係合リブ52fが図33(a)に示す規制部材70に設けられた係合部70gと当接して摺動可能に設けられている。
更に、図31(a),(b)に示すように、規制部材70には、弾性部材43aの他端部を係止する係合部70dが設けられている。更に、規制部材70には、図33(a)に示すシャッタ52に設けられた係合リブ52fに当接摺動する係合部70gが設けられている。更に、図32に示すフランジ部材41には、図30に示すシャッタ52に設けられた係合リブ52fが収納される収納溝41qが設けられている。
本実施形態において、規制部材70と弾性部材43aとを有するロック機構を解除する構成は、現像剤の補給容器1が画像形成装置100本体の受け入れ部100hの装着位置(所定位置)に装着される。その装着動作に連動して、図33(a),(b)に示すように、シャッタ52が図34(b)の矢印B方向に移動する。
そのシャッタ52の移動動作に連動して該シャッタ52に設けられた係合リブ25fが規制部材70の係合部70gから退避する。これにより付勢手段となる弾性部材43aの伸長力(付勢力)により規制部材70が図34(b)の矢印J方向に移動して図33(b)及び図34(c)に示すように規制部材70を往復部材51の往復動作を可能にする解除位置に移動する。
一方、図33(a)及び図34(b)に示すように、現像剤の補給容器1が画像形成装置100本体の受け入れ部100hの装着位置(所定位置)に装着されていない場合がある。そのとき、付勢手段となる弾性部材43aの伸長力(付勢力)に抗してシャッタ52に設けられた係合リブ25fが規制部材70の係合部70gに当接係合して規制部材70を往復部材51の往復動作を規制する規制位置に保持する。
先ず、図34(a)に示すように、画像形成装置100本体の受け入れ部100hに対して現像剤の補給容器1を図34(a)の矢印A方向へ挿入して装着を開始する。このとき、付勢手段となる弾性部材43aの伸長力(付勢力)に抗して規制部材70の規制部70aと、往復部材51の係合部51dとが接触して該往復部材51は規制されている。このため往復部材51は、図34(a)の矢印A,B方向の往復移動が規制されている状態である。
更に、現像剤の補給容器1を図34(b)の矢印A方向へ挿入して装着動作を続ける。すると、やがて現像剤の補給容器1に対してシャッタ52は相対的に図33(b)及び図34(b),(c)の矢印B方向へ移動する。そして、該シャッタ52に設けられた係合リブ52fが規制部材70の係合部70gから退避し、弾性部材43aの伸長力(弾性力)により規制部材70は図33(b)及び図34(b),(c)の矢印J方向へ移動する。
そして、図33(b)及び図34(c)に示すように、現像剤の補給容器1の装着が完了すると、規制部材70の規制部70aは往復部材51の係合部51dから退避して接触していない。このため往復部材51は図34(c)の矢印A,B方向に往復移動可能な状態となる。
画像形成装置100本体の受け入れ部100hから現像剤の補給容器1を図34(c)の矢印B方向に引き出して取り外す動作と連動してシャッタ52が図34(a),(b)の矢印A方向に移動する。これにより該シャッタ52に設けられた係合リブ52fが規制部材70の係合部70gに係合し、弾性部材43aの伸長力(弾性力)に抗して該規制部材70を図34(a),(b)の矢印K方向にスライド移動させる。これにより規制部材70の規制部70aが往復部材51の係合部51dに接触して該往復部材51の往復移動を再び規制する。
図34(c)に示す状態から図34(c)の矢印B方向へ現像剤の補給容器1を引き出して画像形成装置100本体の受け入れ部100hから取り外すと、図34(a)に示す状態となる。このとき、現像剤の補給容器1に対してシャッタ52が相対的に図34(a)の矢印A方向へ移動する。そして、該シャッタ52に設けられた係合リブ52fの傾斜面52f1と、規制部材70に設けられた係合部70gの傾斜面70g1とが接触して当接摺動する。
これにより規制部材70は弾性部材43aの伸長力(付勢力)に抗して図34(b)の矢印K方向へスライド移動する。そして、規制部材70の規制部70aと、往復部材51の係合部51dとが接触して該往復部材51が規制される。これにより往復部材51は図34(a)の矢印A,B方向の往復移動を再び規制する状態となる。
本実施形態の現像剤の補給容器1は、前記第1実施形態と同様に規制部材70と弾性部材43aとを有するロック機構を設けている。このためユーザがポンプユニット60に対して図33(a),(b)に示す回転軸Qを中心に容器本体1Aを不用意に周方向に回転し難いようになっている。
図35(a),(b)に示す比較例と、前記第1〜第3実施形態とを比較した結果、比較例に対して前記各実施形態では、初期の現像剤排出不良の低減効果が大きいことが判明した。従って、各実施形態のように、非回転部であるポンプユニット60と、該ポンプユニット60に対して回転軸Qを中心に周方向に回転する容器本体1Aとの間に規制部材70と弾性部材43aとを有するロック機構を設けている構成が望ましい。
規制部材70と弾性部材43aとを有するロック構成を設けることにより図35(a),(b)に示す比較例よりも各実施形態の方が初期の現像剤排出不良の改善効果が期待できる。尚、本実施形態と、前記第1、第2実施形態の初期の現像剤排出不良の改善効果は同等である。
前記第1実施形態では、図18(b)及び図19(c)に示すように、ユーザによる現像剤の補給容器1の装着操作に伴って画像形成装置100本体側に回動可能に設けられたトグル部材71の回動により規制部材70を解除する構成である。
前記第2実施形態では、図27(b)及び図28(c)に示すように、ユーザによる現像剤の補給容器1の装着操作に伴って画像形成装置100本体側に設けられた解除リブ55がカバー部材53の突き当て部53cを貫通する貫通穴53gから進入する。これにより規制部材70を解除する構成である。
このため前記第1、第2実施形態では、画像形成装置100本体側に規制部材70を解除する解除部材を設ける必要がある。
一方、本実施形態では、図33(b)及び図34(c)に示すように、現像剤の補給容器1側に設けられるシャッタ52をスライド移動させることにより規制部材70を解除する構成である。このため画像形成装置100本体側に規制部材70を解除する解除部材を設けなくても良い。現像剤の補給容器1のみの設計変更で良く、画像形成装置100本体は従前の構成のまま使用できるという利点がある。他の構成は前記各実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
1 …現像剤の補給容器
30c …駆動受け部
51 …往復部材
54 …ポンプ部
70 …規制部材
30c …駆動受け部
51 …往復部材
54 …ポンプ部
70 …規制部材
Claims (4)
- 受け入れ部に対して着脱可能に設けられ、現像剤を補給する現像剤の補給容器であって、
前記現像剤の補給容器内の圧力を周期的に変化させることで、該現像剤の補給容器内の現像剤を排出するポンプ部と、
回転駆動力を受ける駆動受け部と、
前記駆動受け部が受ける回転駆動力を前記ポンプ部を往復動作させる力に変換する往復部材と、
前記往復部材の往復動作を規制する規制部材と、
を有し、
前記規制部材は、前記往復部材の往復動作を規制する規制位置と、前記往復部材の往復動作を可能にする解除位置とに移動可能に構成されることを特徴とする現像剤の補給容器。 - 前記現像剤の補給容器が前記受け入れ部の所定位置に装着されていないとき、前記規制部材を前記往復部材の往復動作を規制する規制位置に付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項1に記載の現像剤の補給容器。
- 前記現像剤の補給容器内の現像剤を排出する排出口を備えたシャッタと、
前記シャッタを移動可能に支持するフランジ部材と、
前記現像剤の補給容器が前記受け入れ部の所定位置に装着されていないとき、前記規制部材を前記往復部材の往復動作を規制する規制位置に保持し、
前記現像剤の補給容器が前記受け入れ部の所定位置に装着されたとき、前記シャッタの移動動作に連動して前記規制部材を前記往復部材の往復動作を可能にする解除位置に移動する解除部材と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の現像剤の補給容器。 - 請求項2に記載の現像剤の補給容器と、
画像形成装置の本体に設けられ、前記現像剤の補給容器が前記受け入れ部の所定位置に装着されたとき、前記付勢手段の付勢力に抗して前記規制部材を前記往復部材の往復動作を可能にする解除位置に移動する解除部材と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014228139A JP2016090935A (ja) | 2014-11-10 | 2014-11-10 | 現像剤の補給容器及び画像形成装置 |
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JP2014228139A JP2016090935A (ja) | 2014-11-10 | 2014-11-10 | 現像剤の補給容器及び画像形成装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020042180A (ja) * | 2018-09-11 | 2020-03-19 | コニカミノルタ株式会社 | 現像剤補給容器 |
JP2021071590A (ja) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | キヤノン株式会社 | 現像剤補給容器 |
CN113238467A (zh) * | 2021-04-02 | 2021-08-10 | 珠海天威飞马打印耗材有限公司 | 碳粉筒 |
-
2014
- 2014-11-10 JP JP2014228139A patent/JP2016090935A/ja active Pending
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JP7078898B2 (ja) | 2018-09-11 | 2022-06-01 | コニカミノルタ株式会社 | 現像剤補給容器 |
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