JP2016090400A - 燃料貯蔵設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料プールの内壁面を保護する構造を容易に設置または交換すること。
【解決手段】燃料プール132と、燃料を鉛直方向に沿って上方から挿入可能な収納部133aを有して燃料プール132内の床面132aに載置される燃料貯蔵ラック133と、燃料プール132に上端部1aが支持されて吊り下げられ、燃料プール132の内壁面132bに沿って下方に延在する下端部1bが燃料プール132の床面132aと間隔をおくとともに、燃料プール132の内壁面132bから離れる方向で燃料貯蔵ラック133と間隔をおいて設けられ、かつ水平方向で複数に分割して配置される保護部材1と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、原子炉から取り出された使用済の燃料、または原子炉に設置される未使用の燃料を一時的に貯蔵するための燃料貯蔵設備に関する。
原子力発電プラントの一つとして、加圧水型原子炉があり、この加圧水型原子炉では、軽水を原子炉冷却材および中性子減速材として使用し、一次系全体にわたって沸騰しない高温高圧水とし、この高温高圧水を蒸気発生器に送って熱交換により蒸気を発生させ、この蒸気をタービン発電機へ送って発電している。
このような原子力発電プラントでは、加圧水型原子炉から取り出された使用済燃料や、これから加圧水型原子炉に設置される未使用燃料を一時的に貯蔵する燃料貯蔵設備が原子炉建屋に設けられている。燃料貯蔵設備は、燃料プールの水中に、棒状の燃料を立てた状態で支持する燃料貯蔵ラックが設置される。
燃料貯蔵ラックは、一般的に、ベースプレートを介して燃料プールの床面に固定されるが、地震発生時などにベースプレートに大きな荷重が作用することから、燃料貯蔵ラックを支持しきれなくなるおそれがある。そこで、近年では、燃料貯蔵ラックを燃料プールに固定せずに、地震発生時に作用する水平力を、水の流体付加減衰効果によって吸収するもの(フリースタンディングラック)が提案されている。このフリースタンディングラックとして、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1においては、燃料貯蔵ラックがフリースタンディングラックであるとともに、燃料プール(ピット)の内壁面全面に平板が設けられている。かかる平板は、燃料プールの床面との間に隙間が設けられ、より大きな流体付加減衰効果を得るものである。また、平板を支持する梁の強度を燃料プールの内壁の強度よりも弱くしておくことで、仮に燃料貯蔵ラックが平板に衝突したとしても燃料プールの内壁面が損傷してしまうことを防止する。
特開2006−162595号公報
上述した特許文献1において、平板は、燃料プールの内壁面全面に連続して設けられている(特許文献1:図24(b)参照)。そのため、燃料プールに平板を設置する際に、重量物を移送しなければならず設置作業に手間がかかり、しかも燃料貯蔵ラックが平板に衝突した場合、全ての平板を交換しなければならない問題が生じる。
本発明は上述した課題を解決するものであり、燃料プールの内壁面を保護する構造を容易に設置または交換することのできる燃料貯蔵設備を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、第1の発明の燃料貯蔵設備は、燃料プールと、燃料を鉛直方向に沿って上方から挿入可能な収納部を有して前記燃料プール内の床面に載置される燃料貯蔵ラックと、前記燃料プールに上端部が支持されて吊り下げられ、前記燃料プールの内壁面に沿って下方に延在する下端部が前記燃料プールの床面と間隔をおくとともに、前記燃料プールの内壁面から離れる方向で前記燃料貯蔵ラックと間隔をおいて設けられ、かつ水平方向で複数に分割して配置される保護部材と、を備えることを特徴とする。
この燃料貯蔵設備によれば、燃料貯蔵ラックが想定以上に水平方向に移動した場合、保護部材に衝突することになる。このため、燃料貯蔵ラックが燃料プールの内壁面に衝突する事態を防ぐことができる。しかも、保護部材が水平方向で複数に分割して配置されているため、燃料プールに保護部材を設置する際に、重量物を分割して移送することができ、かつ燃料貯蔵ラックが保護部材に衝突した場合、衝突した保護部材のみ交換することができる。この結果、燃料プールの内壁面を保護する構造を容易に設置または交換することができる。
また、第2の発明の燃料貯蔵設備は、第1の発明において、前記燃料プールの内壁面から突出する支持部材を設け、当該支持部材に前記保護部材を掛けて吊り下げることを特徴とする。
この燃料貯蔵設備によれば、燃料プールの内壁面から突出する支持部材に保護部材を掛けて吊り下げることで、保護部材を容易に設置または交換することができる。
また、第3の発明の燃料貯蔵設備は、第2の発明において、前記保護部材は、その上端部に、前記燃料プールの内壁面に沿って水平方向に延在する棒状部材を有し、当該棒状部材を前記支持部材に掛けて吊り下げられることを特徴とする。
この燃料貯蔵設備によれば、棒状部材を支持部材に掛けるだけで保護部材を取り付けることができ、保護部材を容易に設置または交換することができる。
また、第4の発明の燃料貯蔵設備は、第3の発明において、前記保護部材は、前記棒状部材から着脱可能に設けられることを特徴とする。
この燃料貯蔵設備によれば、棒状部材を再利用して保護部材を交換することができる。
また、第5の発明の燃料貯蔵設備は、第3または第4の発明において、前記支持部材は、前記燃料プールの内壁面から離れる方向に延在する先端が上方に折り曲げられて鉤状に形成されることを特徴とする。
この燃料貯蔵設備によれば、鉤状部分に棒状部材が引っかかることで、保護部材が支持部材から落下する事態を防ぐことができる。
また、第6の発明の燃料貯蔵設備は、第3〜第5のいずれか一つの発明において、前記保護部材は、前記棒状部材に、前記燃料プールの内壁面側に延在して前記支持部材の上に当接される係止部材を有することを特徴とする。
この燃料貯蔵設備によれば、係止部材が支持部材の上に当接することで、棒状部材を中心として保護部材の下端部が燃料プールの内壁面から離れる方向、すなわち燃料貯蔵ラックに近づく方向に揺動することを防ぐ。この結果、地震発生時に保護部材が燃料貯蔵ラック側に揺動することを規制し、保護部材と燃料貯蔵ラックとの必要のない衝突を防ぐことができる。
また、第7の発明の燃料貯蔵設備は、第1の発明において、前記燃料プールの上縁部から垂下する支持部材を設け、当該支持部材により前記保護部材を吊り下げることを特徴とする。
この燃料貯蔵設備によれば、燃料プールの上縁部から垂下する支持部材により保護部材を吊り下げることにより、保護部材の設置や交換を燃料プールの上縁部で行える。この結果、保護部材を容易に設置または交換することができる。
また、第8の発明の燃料貯蔵設備は、第1〜第7のいずれか一つの発明において、前記保護部材は、その上端部が前記燃料プールの内壁面に間隔をおいて前記支持部材に支持されており、かつその下端部に、前記燃料プールの内壁面に近づく方向に延在して当該内壁面に当接するように設けられた下端支持部材を有することを特徴とする。
この燃料貯蔵設備によれば、保護部材は、上端部が支持部材に支持され、下端部が下端支持部材に支持される形態で、燃料プールの内壁面から間隔をおいて配置される。このため、燃料貯蔵ラックが想定以上に水平方向に移動して保護部材に衝突した場合、保護部材の中程が撓むことで燃料プールの内壁面に伝わる衝撃を吸収することができる。
また、第9の発明の燃料貯蔵設備は、第1〜第8のいずれか一つの発明において、前記保護部材は、前記燃料プールの内壁面に沿う板状に形成され、板面を貫通する貫通孔を有することを特徴とする。
この燃料貯蔵設備によれば、貫通孔により保護部材の軽量化を図ることができ、かつ燃料プールにおいて燃料を冷却するための水の循環に寄与することができる。
また、第10の発明の燃料貯蔵設備は、第1〜第9のいずれか一つの発明において、前記保護部材は、前記燃料プールの内壁面に近づく方向に突出する突出部材を有することを特徴とする。
この燃料貯蔵設備によれば、燃料貯蔵ラックが想定以上に水平方向に移動して保護部材に衝突した場合、保護部材と内壁面との間で突出部材が変形することで燃料プールの内壁面に伝わる衝撃を吸収することができる。
本発明によれば、燃料プールの内壁面を保護する構造を容易に設置または交換することができる。
図1は、本発明の実施形態1に係る燃料貯蔵設備の側断面図である。 図2は、本発明の実施形態1に係る燃料貯蔵設備の平断面図である。 図3は、本発明の実施形態1に係る燃料貯蔵設備の平断面図である。 図4は、本発明の実施形態1に係る燃料貯蔵設備の保護部材を示す斜視図である。 図5は、本発明の実施形態1に係る燃料貯蔵設備の保護部材を示す斜視図である。 図6は、本発明の実施形態1に係る燃料貯蔵設備の保護部材を示す斜視図である。 図7は、本発明の実施形態1に係る燃料貯蔵設備の保護部材を示す斜視図である。 図8は、本発明の実施形態1に係る燃料貯蔵設備の保護部材を示す斜視図である。 図9は、本発明の実施形態1に係る燃料貯蔵設備の保護部材を示す斜視図である。 図10は、本発明の実施形態1に係る燃料貯蔵設備の保護部材を示す側面図である。 図11は、本発明の実施形態1に係る燃料貯蔵設備の保護部材を示す斜視図である。 図12は、本発明の実施形態1に係る燃料貯蔵設備の保護部材を示す斜視図である。 図13は、本発明の実施形態1に係る燃料貯蔵設備の保護部材を示す側面図である。 図14は、本発明の実施形態2に係る燃料貯蔵設備の側断面図である。 図15は、本発明の実施形態2に係る燃料貯蔵設備の保護部材を示す正面図である。 図16は、原子力発電プラントを示す概略構成図である。 図17は、原子炉格納容器を示す概略図である。 図18は、燃料貯蔵ラックを示す斜視図である。 図19は、燃料貯蔵設備を示す斜視図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本実施形態の燃料貯蔵設備は、原子力発電プラントにおいて適用される。図16は、原子力発電プラントを示す概略構成図であり、図17は、原子炉格納容器を示す概略図であり、図18は、燃料貯蔵ラックを示す斜視図であり、図19は、燃料貯蔵設備を示す斜視図である。
本実施形態において、原子力発電プラントは、例えば、図16に示すように、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)112が適用される。加圧水型原子炉112は、軽水を原子炉冷却材および中性子減速材として使用し、一次系全体にわたって沸騰しない高温高圧水とし、この高温高圧水を蒸気発生器に送って熱交換により蒸気を発生させ、この蒸気をタービン発電機へ送って発電する。
この加圧水型原子炉112を有する原子力発電プラントにおいて、原子炉格納容器111の内部に、加圧水型原子炉112および蒸気発生器113が格納されている。加圧水型原子炉112と蒸気発生器113とは、冷却水配管114,115を介して連結されている。冷却水配管114は、加圧器116が設けられ、冷却水配管115は、冷却水ポンプ117が設けられている。この場合、減速材および一次冷却水として軽水を用い、炉心部における一次冷却水の沸騰を抑制するために、一次冷却系統は加圧器116により160気圧程度の高圧状態を維持するように制御している。従って、加圧水型原子炉112にて、燃料として低濃縮ウランまたはMOXにより一次冷却水として軽水が加熱され、高温の一次冷却水が加圧器116により所定の高圧に維持された状態で冷却水配管114を通して蒸気発生器113に送られる。この蒸気発生器113では、高圧高温の一次冷却水と二次冷却水との間で熱交換が行われ、冷やされた一次冷却水は冷却水配管115を通して加圧水型原子炉112に戻される。
蒸気発生器113は、原子炉格納容器111の外部に設けられたタービン118および復水器119と冷却水配管120,121を介して連結されており、冷却水配管121に給水ポンプ122が設けられている。また、タービン118は、発電機123が接続され、復水器119は、冷却水(例えば、海水)を給排する取水管124および排水管125が連結されている。従って、蒸気発生器113にて、高圧高温の一次冷却水と熱交換を行って生成された蒸気は、冷却水配管120を通してタービン118に送られ、この蒸気によりタービン118を駆動して発電機123により発電を行う。タービン118を駆動した蒸気は、復水器119で冷却された後、冷却水配管121を通して蒸気発生器113に戻される。
このように構成された原子力発電プラントにおいて、原子炉格納容器111は、図17に示すように、その内部に、上述した加圧水型原子炉112、蒸気発生器113、加圧器116などが収容されている。また、原子炉格納容器111に隣接して燃料取扱建屋130が設置され、この燃料取扱建屋130に燃料貯蔵設備131が設けられている。
燃料貯蔵設備131は、コンクリート製で床面132aおよび内壁面132bがステンレス製のライニング板で防水被覆された燃料プール132を有している。燃料プール132は、平面視で矩形状の床面132aの4辺に、内壁面132bが垂直に立設するように形成されている。この燃料プール132の内部に燃料貯蔵ラック133が設置される。燃料貯蔵ラック133は、加圧水型原子炉112で使用された使用済または未使用の燃料134(図18参照)を一時的に貯蔵するものである。
燃料貯蔵ラック133は、図18に示すように、鋼製または非鉄金属からなる底付の四角筒形状をなして上方が開口する収納部133aを有する。収納部133aは、その内部に、ボロンを添加したステンレス鋼またはアルミニウムからなる四角管形状のセル133bが均等間隔で複数配置され、溶接により固定されている。そして、各セル133bの内部に、燃料134が鉛直方向に沿って上方から挿入される。また、燃料貯蔵ラック133は、収納部133aの下部に複数の脚部133cが装着されており、この各脚部133cにより燃料プール132の床面132aに載置される。なお、燃料134は、図18に示すように、複数の燃料棒134aが支持格子134bにより纏められた状態で支持された燃料集合体として構成されている。
この燃料貯蔵設備131では、燃料134が収容された燃料貯蔵ラック133は、燃料プール132の内部に満たされた水の中で保管される。このため、燃料134は、水中で燃料棒134aの崩壊熱が除去されて冷却されるとともに、燃料棒134aから放射される放射線が水によって遮蔽されながら貯蔵される。また、燃料棒134aから中性子が放出されるが、燃料貯蔵ラック133は、セル133bがボロンを添加したステンレス鋼またはアルミニウムにより形成されているため、燃料棒134aから放出される中性子は、燃料貯蔵ラック133によって吸収される。さらに、燃料棒134aからガンマ線が放射されるが、燃料貯蔵ラック133が配設される燃料プール132は、コンクリート製であるため、燃料棒134aから放射されたガンマ線は、燃料プール132によって遮蔽される。
また、燃料貯蔵設備131では、燃料134が収容された燃料貯蔵ラック133は、燃料プール132の内部にて、燃料プール132の内壁面132bとの間に所定の隙間が確保された形態で、所定の隙間をもって複数配置される。この燃料貯蔵ラック133は、燃料プール132の床面132aに対して固定されることなく載置され、いわゆるフリースタンディングラックとして設けられている。このため、地震発生時に作用する水平力を水の流体付加減衰効果とともに、燃料貯蔵ラック133の滑動によって吸収するため、燃料貯蔵ラック133が燃料プール132の内壁面132bに衝突することを抑制し、燃料プール132の内壁面132bに設けられたライニング板が損傷する事態や、燃料プール132の躯体が損傷する事態を防ぐことが可能である。なお、図には明示しないが、連結装置により各燃料貯蔵ラック133を連結すれば、地震発生時に燃料貯蔵ラック133が個別に移動することがなく、燃料貯蔵ラック133同士が衝突することがない。
[実施形態1]
図1は、本実施形態に係る燃料貯蔵設備の側断面図であり、図2は、本実施形態に係る燃料貯蔵設備の平断面図であり、図3は、本実施形態に係る燃料貯蔵設備の平断面図であり、図4〜図9、図11および図12は、本実施形態に係る燃料貯蔵設備の保護部材を示す斜視図であり、図10および図13は、本実施形態に係る燃料貯蔵設備の保護部材を示す側面図である。
本実施形態の燃料貯蔵設備131は、上述したように、燃料プール132の床面132aに、燃料プール132の内壁面132bとの間に所定の隙間が確保された形態で、所定の隙間をもって燃料貯蔵ラック133が複数配置される。そして、本実施形態の燃料貯蔵設備131は、保護部材1を備えている。
保護部材1は、図1に示すように、燃料プール132に上端部1aが支持されて吊り下げられて、燃料プール132の内壁面132bに沿って下方に延在する下端部1bが燃料プール132の床面132aと間隔をおいて設けられている。また、保護部材1は、燃料プール132の内壁面132bから離れる水平方向で燃料貯蔵ラック133と間隔をおいて設けられている。すなわち、保護部材1は、燃料プール132の内壁面132bと燃料貯蔵ラック133との間に介在されている。また、保護部材1が吊り下げられる上下方向の範囲は、燃料貯蔵ラック133が燃料プール132の内壁面132bに向けて移動した場合に、燃料貯蔵ラック133が燃料プール132の内壁面132bに衝突し得る範囲を覆うように設けられていればよい。さらに、保護部材1は、図2および図3に示すように、水平方向で複数に分割して配置されている。図2では、矩形状に形成された燃料プール132の4方の内壁面132bごとに保護部材1がそれぞれ設けられている形態を示している。また、図3では、各燃料貯蔵ラック133の側面に対応するように燃料貯蔵ラック133ごとに保護部材1がそれぞれ設けられている形態を示している。また、図には明示しないが、保護部材1は、燃料貯蔵ラック133の側面で図3に示す形態よりもさらに細かく分割して配置されていてもよい。
このように、本実施形態の燃料貯蔵設備131は、燃料プール132と、燃料134を鉛直方向に沿って上方から挿入可能な収納部133aを有して燃料プール132内の床面132aに載置される燃料貯蔵ラック133と、燃料プール132に上端部1aが支持されて吊り下げられ、燃料プール132の内壁面132bに沿って下方に延在する下端部1bが燃料プール132の床面132aと間隔をおくとともに、燃料プール132の内壁面132bから離れる方向で燃料貯蔵ラック133と間隔をおいて設けられ、かつ水平方向で複数に分割して配置される保護部材1と、を備える。
この燃料貯蔵設備131によれば、燃料貯蔵ラック133が想定以上に水平方向に移動した場合、保護部材1に衝突することになる。このため、燃料貯蔵ラック133が燃料プール132の内壁面132bに衝突する事態を防ぐことが可能になる。しかも、保護部材1が水平方向で複数に分割して配置されているため、燃料プール132に保護部材1を設置する際に、重量物を分割して移送することができ、かつ燃料貯蔵ラック133が保護部材1に衝突した場合、衝突した保護部材1のみ交換することができる。この結果、燃料プール132の内壁面132bを保護する構造を容易に設置または交換することが可能になる。
なお、保護部材1は、燃料プール132の内壁面132bに沿う板状に形成されていることが好ましい。板状に形成することで、燃料プール132の内壁面132bの面を効率よく保護することが可能である。しかも、板状に形成することで、燃料プール132の内壁面132bと燃料貯蔵ラック133との間の間隔を極力大きくすることで、燃料貯蔵ラック133の水平方向の移動距離を極力長くする、すなわち燃料貯蔵ラック133と保護部材1との間隔を大きく取って、燃料貯蔵ラック133のフリースタンディングラックとしての効果を顕著に得ることが可能になる。
図1〜図3に示すように、上述した保護部材1は、その上端部1aが支持部材2により支持されている。支持部材2は、燃料プール132の内壁面132bから突出するように設けられたものである。この支持部材2は、従前に燃料貯蔵ラック133を燃料プール132内で固定するための固定手段を利用することが可能である。
図4に示すように、固定手段としての支持部材2は、埋込金具21と、筒状金具22と、連結金具23とを有している。埋込金具21は、平板状に形成され燃料プール132の内壁面132bに一部が埋設されて当該内壁面132bから突出され、水平方向に複数並設されている。筒状金具22は、内壁面132bに沿って貫通する矩形筒状に形成され各埋込金具21の下面に固定されている。連結金具23は、各筒状金具22に挿通されて内壁面132bに沿って水平方向に延在して設けられている。連結金具23は、燃料貯蔵ラック133の収納部133a側と連結されるように、埋込金具21の間で内壁面132bから遠ざかる方向に延在する連結片23aが設けられている。本実施形態の支持部材2は、連結金具23の連結片23aを燃料貯蔵ラック133から切り離し、この連結金具23に対して保護部材1を掛けて取り付ける。なお、連結金具23の連結片23aは、燃料貯蔵ラック133の収納部133a側に設けられた連結片(図示せず)とボルトなどにより締結されている。そして、連結金具23の連結片23aを燃料貯蔵ラック133から切り離すにあたり、ボルトを外し、燃料貯蔵ラック133の水平方向の移動距離を極力長くするため、すなわち燃料貯蔵ラック133と保護部材1との間隔を大きく取るために、連結片23aおよび燃料貯蔵ラック133側の連結片を切断することが好ましい。
このように、本実施形態の燃料貯蔵設備131は、燃料プール132の内壁面132bから突出する支持部材2を設け、支持部材2に保護部材1を掛けて吊り下げることで、保護部材1を容易に設置または交換することが可能になる。
なお、支持部材2は、従前に燃料貯蔵ラック133を燃料プール132内で固定するための固定手段を利用する以外に、燃料プール132の内壁面132bに対して新たに設置するものであってもよく、この場合、連結金具23と同等の部材のみを内壁面132bに取り付ければよい。
また、図4に示すように、保護部材1は、その上端部1aに、燃料プール132の内壁面132bに沿って水平方向に延在する棒状部材11を有し、当該棒状部材11を支持部材2に掛けて吊り下げられることがより好ましい。
この燃料貯蔵設備131によれば、棒状部材11を支持部材2に掛けるだけで保護部材1を取り付けることができ、保護部材1を容易に設置または交換することが可能になる。
なお、図4において、複数の保護部材1の上端部1aに1つの棒状部材11を取り付けた構成を示しているが、保護部材1ごとに1つの棒状部材11を取り付けた構成としてもよい。また、棒状部材11は断面円形として図示しているが、断面形状に限定はない。
また、図5に示すように、保護部材1は、棒状部材11から着脱可能に設けられることが好ましい。具体的には、図5に示すように、保護部材1は、その上端部1aに環状の挿入部1cが設けられ、この挿入部1cに棒状部材11を挿入するように構成されている。
この燃料貯蔵設備131によれば、棒状部材11を再利用して保護部材1を交換することが可能になる。
また、図6に示すように、支持部材2は、燃料プール132の内壁面132bから離れる方向に延在する先端が上方に折り曲げられて鉤状に形成されることが好ましい。具体的には、図6に示すように、支持部材2としての連結金具23は、その連結片23aの延在端が上方に折り曲げられて鉤状部23bが形成されている。
この燃料貯蔵設備131によれば、鉤状部23bに棒状部材11が引っかかることで、保護部材1が支持部材2から落下する事態を防ぐことが可能になる。
また、図7に示すように、保護部材1は、棒状部材11に、燃料プール132の内壁面132b側に延在して支持部材2の上に当接される係止部材11aを有することが好ましい。
この燃料貯蔵設備131によれば、係止部材11aが支持部材2の上に当接することで、棒状部材11を中心として保護部材1の下端部1bが燃料プール132の内壁面132bから離れる方向、すなわち燃料貯蔵ラック133に近づく方向に揺動することを防ぐ。この結果、地震発生時に保護部材1が燃料貯蔵ラック133側に揺動することを規制し、保護部材1と燃料貯蔵ラック133との必要のない衝突を防ぐことが可能になる。
なお、係止部材11aは、棒状部材11の断面形状を板状に形成し、棒状部材11の長手方向全体に設けられる構成を含む。
ところで、図8および図9に示すように、保護部材1は、支持部材2に棒状部材11を介さずに直接取り付けられる構成であってもよい。図8では、保護部材1の上端部1aを燃料プール132の内壁面132bから離れる方向に折り曲げ、この折り曲げた部分を支持部材2としての連結金具23にボルトなどにより取り付ける形態を示している。図9では、保護部材1の上端部1aを燃料プール132の内壁面132bに向けて折り曲げ、この折り曲げた部分を支持部材2としての連結金具23にボルトなどにより取り付ける形態を示している。
また、図10に示すように、上述した保護部材1は、その上端部1aが燃料プール132の内壁面132bに間隔をおいて支持部材2に支持されており、かつその下端部1bに、燃料プール132の内壁面132bに近づく方向に延在して当該内壁面132bに当接するように設けられた下端支持部材1dを有することが好ましい。下端支持部材1dは、内壁面132b側に延在する棒状体または板状体であり、内壁面132bに当接する先端に内壁面132bと面で当接する当接面部1eを有する。
この燃料貯蔵設備131によれば、保護部材1は、上端部1aが支持部材2に支持され、下端部1bが下端支持部材1dに支持される形態で、燃料プール132の内壁面132bから間隔をおいて配置される。このため、燃料貯蔵ラック133が想定以上に水平方向に移動して保護部材1に衝突した場合、保護部材1の中程が撓むことで燃料プール132の内壁面132bに伝わる衝撃を吸収することが可能になる。また、下端支持部材1dは、内壁面132bに当接する先端に内壁面132bと面で当接する当接面部1eを有することで、下端支持部材1d自身により燃料プール132の内壁面132bのライニング板を傷つける事態を防ぐことが可能になる。
また、図11に示すように、上述した保護部材1は、燃料プール132の内壁面132bに沿う板状に形成され、板面を貫通する貫通孔1fを有することが好ましい。
この燃料貯蔵設備131によれば、貫通孔1fにより保護部材1の軽量化を図ることが可能になり、かつ燃料プール132において燃料134を冷却するための水の循環に寄与することが可能になる。
また、図12および図13に示すように、上述した保護部材1は、燃料プール132の内壁面132bに近づく方向に突出する突出部材1gを有することが好ましい。具体的に、突出部材1gは、図12および図13に示すように、筒状に形成され、筒状の開口部を燃料プール132の内壁面132bに沿うように設けられている。図12および図13において、突出部材1gは、円筒状を半割として形成され、その半割側が、板状に形成された保護部材1の内壁面132b側の板面に取り付けられ、円弧側を内壁面132b側に向けて設けられている。この突出部材1gは、保護部材1に対して複数設けられていても、1つ設けられていてもよい。また、突出部材1gは、筒状の開口部を水平方向に向けても、上下方向に向けてもよい。
この燃料貯蔵設備131によれば、燃料貯蔵ラック133が想定以上に水平方向に移動して保護部材1に衝突した場合、保護部材1と内壁面132bとの間で突出部材1gが変形することで燃料プール132の内壁面132bに伝わる衝撃を吸収することが可能になる。また、突出部材1gは、円筒状を半割として円弧側を内壁面132b側に向けて設けられているため、内壁面132bに当接しても燃料プール132の内壁面132bのライニング板を傷つける事態を防ぐことが可能になる。
なお、突出部材1gは、燃料貯蔵ラック133が保護部材1に衝突した場合に、保護部材1と内壁面132bとの間で変形する構成であり、図には明示しないが、半割円筒状に限らず、様々な形状の筒状であってもよく、または筒状に限らず、変形しやすいように湾曲や屈曲された板材であってもよい。
[実施形態2]
図14は、本実施形態に係る燃料貯蔵設備の側断面図であり、図15は、本実施形態に係る燃料貯蔵設備の保護部材を示す正面図である。本実施形態の燃料貯蔵設備131は、上述した実施形態1の燃料貯蔵設備131に対し、保護部材1の設置形態が異なり、その他は同様である。従って、以下に説明する実施形態において、実施形態1と同等部分には同一の符号を付して説明を省略する。
保護部材1は、図14に示すように、燃料プール132に上端部1aが支持されて吊り下げられて、燃料プール132の内壁面132bに沿って下方に延在する下端部1bが燃料プール132の床面132aと間隔をおいて設けられている。また、保護部材1は、燃料プール132の内壁面132bから離れる水平方向で燃料貯蔵ラック133と間隔をおいて設けられている。すなわち、保護部材1は、燃料プール132の内壁面132bと燃料貯蔵ラック133との間に介在されている。また、保護部材1が吊り下げられる上下方向の範囲は、燃料貯蔵ラック133が燃料プール132の内壁面132bに向けて移動した場合に、燃料貯蔵ラック133が燃料プール132の内壁面132bに衝突し得る範囲を覆うように設けられていればよい。さらに、保護部材1は、図2および図3に示すように、水平方向で複数に分割して配置されている。図2では、矩形状に形成された燃料プール132の4方の内壁面132bごとに保護部材1がそれぞれ設けられている形態を示している。また、図3では、各燃料貯蔵ラック133の側面に対応するように燃料貯蔵ラック133ごとに保護部材1がそれぞれ設けられている形態を示している。また、図には明示しないが、保護部材1は、燃料貯蔵ラック133の側面で図3に示す形態よりもさらに細かく分割して配置されていてもよい。
このように、本実施形態の燃料貯蔵設備131は、燃料プール132と、燃料134を鉛直方向に沿って上方から挿入可能な収納部133aを有して燃料プール132内の床面132aに載置される燃料貯蔵ラック133と、燃料プール132に上端部1aが支持されて吊り下げられ、燃料プール132の内壁面132bに沿って下方に延在する下端部1bが燃料プール132の床面132aと間隔をおくとともに、燃料プール132の内壁面132bから離れる方向で燃料貯蔵ラック133と間隔をおいて設けられ、かつ水平方向で複数に分割して配置される保護部材1と、を備える。
この燃料貯蔵設備131によれば、燃料貯蔵ラック133が想定以上に水平方向に移動した場合、保護部材1に衝突することになる。このため、燃料貯蔵ラック133が燃料プール132の内壁面132bに衝突する事態を防ぐことが可能になる。しかも、保護部材1が水平方向で複数に分割して配置されているため、燃料プール132に保護部材1を設置する際に、重量物を分割して移送することができ、かつ燃料貯蔵ラック133が保護部材1に衝突した場合、衝突した保護部材1のみ交換することができる。この結果、燃料プール132の内壁面132bを保護する構造を容易に設置または交換することが可能になる。
なお、保護部材1は、燃料プール132の内壁面132bに沿う板状に形成されていることが好ましい。板状に形成することで、燃料プール132の内壁面132bの面を効率よく保護することが可能である。しかも、板状に形成することで、燃料プール132の内壁面132bと燃料貯蔵ラック133との間の間隔を極力大きくすることで、燃料貯蔵ラック133の水平方向の移動距離を極力長くする、すなわち燃料貯蔵ラック133と保護部材1との間隔を大きく取って、燃料貯蔵ラック133のフリースタンディングラックとしての効果を顕著に得ることが可能になる。
図14および図15に示すように、上述した保護部材1は、その上端部1aが支持部材3により支持されている。支持部材3は、燃料プール132の上縁部132cから垂下するように設けられたものである。支持部材3は、上下に長い板材、ワイヤ、チェーン、ネットなどからなり、その上端部3aが、燃料プール132の上縁部132cに対してアンカーボルトなどで取り付けられたもので、下端部3bに保護部材1の上端部1aが取り付けられている。図15では、板状の保護部材1の上端部1aの両側部を、細長い2つの支持部材3により吊り下げた形態を示している。支持部材3の数は、保護部材1を安定して吊り下げることができればよく、限定はない。
このように、燃料プール132の上縁部132cから垂下する支持部材3を設け、当該支持部材3により保護部材1を吊り下げることにより、保護部材1の設置や交換を燃料プール132の上縁部132cで行える。この結果、保護部材1を容易に設置または交換することが可能になる。
また、本実施形態の保護部材1は、実施形態1と同様であり、図10に示すように、下端支持部材1dを有することが好ましい。下端支持部材1dは、内壁面132b側に延在する棒状体または板状体であり、内壁面132bに当接する先端に内壁面132bと面で当接する当接面部1eを有する。
この燃料貯蔵設備131によれば、保護部材1は、上端部1aが支持部材3に支持され、下端部1bが下端支持部材1dに支持される形態で、燃料プール132の内壁面132bから間隔をおいて配置される。このため、燃料貯蔵ラック133が想定以上に水平方向に移動して保護部材1に衝突した場合、保護部材1の中程が撓むことで燃料プール132の内壁面132bに伝わる衝撃を吸収することが可能になる。また、下端支持部材1dは、内壁面132bに当接する先端に内壁面132bと面で当接する当接面部1eを有することで、下端支持部材1d自身により燃料プール132の内壁面132bのライニング板を傷つける事態を防ぐことが可能になる。
また、本実施形態の保護部材1は、実施形態1と同様であり、図11に示すように、燃料プール132の内壁面132bに沿う板状に形成され、板面を貫通する貫通孔1fを有することが好ましい。
この燃料貯蔵設備131によれば、貫通孔1fにより保護部材1の軽量化を図ることが可能になり、かつ燃料プール132において燃料134を冷却するための水の循環に寄与することが可能になる。
また、本実施形態の保護部材1は、実施形態1と同様であり、図12および図13に示すように、突出部材1gを有することが好ましい。
この燃料貯蔵設備131によれば、燃料貯蔵ラック133が想定以上に水平方向に移動して保護部材1に衝突した場合、保護部材1と内壁面132bとの間で突出部材1gが変形することで燃料プール132の内壁面132bに伝わる衝撃を吸収することが可能になる。また、突出部材1gは、円筒状を半割として円弧側を内壁面132b側に向けて設けられているため、内壁面132bに当接しても燃料プール132の内壁面132bのライニング板を傷つける事態を防ぐことが可能になる。
1 保護部材
1a 上端部
1b 下端部
1c 挿入部
1d 下端支持部材
1e 当接面部
1f 貫通孔
1g 突出部材
11 棒状部材
11a 係止部材
2 支持部材
21 埋込金具
22 筒状金具
23 連結金具
23a 連結片
23b 鉤状部
3 支持部材
3a 上端部
3b 下端部
131 燃料貯蔵設備
132 燃料プール
132a 床面
132b 内壁面
132c 上縁部
133 燃料貯蔵ラック
133a 収納部
133b セル
133c 脚部
134 燃料
134a 燃料棒
134b 支持格子

Claims (10)

  1. 燃料プールと、
    燃料を鉛直方向に沿って上方から挿入可能な収納部を有して前記燃料プール内の床面に載置される燃料貯蔵ラックと、
    前記燃料プールに上端部が支持されて吊り下げられ、前記燃料プールの内壁面に沿って下方に延在する下端部が前記燃料プールの床面と間隔をおくとともに、前記燃料プールの内壁面から離れる方向で前記燃料貯蔵ラックと間隔をおいて設けられ、かつ水平方向で複数に分割して配置される保護部材と、
    を備えることを特徴とする燃料貯蔵設備。
  2. 前記燃料プールの内壁面から突出する支持部材を設け、当該支持部材に前記保護部材を掛けて吊り下げることを特徴とする請求項1に記載の燃料貯蔵設備。
  3. 前記保護部材は、その上端部に、前記燃料プールの内壁面に沿って水平方向に延在する棒状部材を有し、当該棒状部材を前記支持部材に掛けて吊り下げられることを特徴とする請求項2に記載の燃料貯蔵設備。
  4. 前記保護部材は、前記棒状部材から着脱可能に設けられることを特徴とする請求項3に記載の燃料貯蔵設備。
  5. 前記支持部材は、前記燃料プールの内壁面から離れる方向に延在する先端が上方に折り曲げられて鉤状に形成されることを特徴とする請求項3または4に記載の燃料貯蔵設備。
  6. 前記保護部材は、前記棒状部材に、前記燃料プールの内壁面側に延在して前記支持部材の上に当接される係止部材を有することを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の燃料貯蔵設備。
  7. 前記燃料プールの上縁部から垂下する支持部材を設け、当該支持部材により前記保護部材を吊り下げることを特徴とする請求項1に記載の燃料貯蔵設備。
  8. 前記保護部材は、その上端部が前記燃料プールの内壁面に間隔をおいて前記支持部材に支持されており、かつその下端部に、前記燃料プールの内壁面に近づく方向に延在して当該内壁面に当接するように設けられた下端支持部材を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の燃料貯蔵設備。
  9. 前記保護部材は、前記燃料プールの内壁面に沿う板状に形成され、板面を貫通する貫通孔を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の燃料貯蔵設備。
  10. 前記保護部材は、前記燃料プールの内壁面に近づく方向に突出する突出部材を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の燃料貯蔵設備。
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