JP2016090246A - 標準信号発生器、電磁流量計の変換器および校正システム - Google Patents

標準信号発生器、電磁流量計の変換器および校正システム Download PDF

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Abstract

【課題】校正作業の誤りを低減し、電磁流量計の変換器と標準信号発生器との間の接続を簡略化する。
【解決手段】標準信号発生器の入力回路(30a)は、励磁電流入力端子(X,Y)に入力される励磁電流を整流する整流回路(D1〜D4)と、電源電圧(VCC)が一定となるように制御する定電圧回路(U1,Q1,D7,R2〜R4,C1)と、変換器から励磁電流の変化として送信される信号を整流回路の出力から取り出し、標準信号発生器の通信インタフェース回路に出力する受信回路(C10)と、変換器へ送信すべき信号を標準信号発生器の制御回路から通信インタフェース回路を介して受け取り、受け取った信号に応じて励磁電流入力端子(X,Y)の端子間電圧を変化させることにより、変換器へ信号を送信する送信回路(C11)とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電磁流量計の変換器を校正するための標準信号発生器と、変換器と、標準信号発生器を用いて変換器を校正する校正システムとに関するものである。
図8(A)は従来の電磁流量計の構成を示すブロック図である。電磁流量計は、検出器1と、変換器2とから構成される。検出器1は、磁界を発生する励磁コイル10と、励磁コイル10から発生する磁界中に配置され、測定対象の流体がこの磁界中を流れることにより発生する起電力を検出してその流速に比例した流量信号を出力する測定管11とから構成される。変換器2は、検出器1の励磁コイル10に図8(B)に示すような励磁電流を供給し、検出器1から入力される図8(C)のような流量信号を流体の流量や流速を示すアナログ信号またはデジタル信号に変換する。
検出器1から変換器2に入力される流量信号はμVオーダーの微小信号のため、変換器2に使用している電気部品の経年変化により計測精度が悪化する恐れがある。このため、電磁流量計が設置されている現場にて標準信号発生器(以下、キャリブレータ)を使用して定期的に校正作業を行っている(特許文献1参照)。また、変換器2の製造時の調整・検査工程においても、校正作業を行う必要がある。
校正作業では、まず検出器1の代わりに、図9(A)に示すような構成のキャリブレータ3を変換器2に接続する。変換器2は、図9(B)のような励磁電流を出力する励磁回路20と、入力された流量信号を増幅する入力信号増幅回路21と、増幅した流量信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路22と、A/D変換回路22から入力された流量信号を流量値や流速値に変換するCPU(Central Processing Unit)からなる制御回路23と、変換器2の設定や電磁流量計のユーザへの情報表示のための設定・表示器24と、流量値や流速値を示すアナログ信号を出力するアナログ出力回路25と、流量値や流速値を示すデジタル信号を出力するデジタル出力回路26と、電源回路27と、外部との通信のための通信インタフェース回路(以下、通信I/F)28とから構成される。
キャリブレータ3は、変換器2から出力される励磁電流を受ける入力回路30と、基準流量信号を発生するCPUからなる制御回路31と、制御回路31で発生した基準流量信号を出力する出力回路32と、キャリブレータ3の設定や校正作業者への情報表示のための設定・表示器33と、電源回路34と、電池35と、外部との通信のための通信I/F36とから構成される。
変換器2の製造時の調整・検査工程では、さらに通信I/F5を介してキャリブレータ3とPC(Personal Computer)4とを接続し、通信I/F6を介して変換器2とPC4とを接続する。校正作業者は、設定・表示器33を用いてキャリブレータ3の制御回路31に、変換器2の機種情報および校正ポイントの流速値を設定する。また、自動設定を行う場合、PC4は、通信I/F5,36を介して、制御回路31に変換器2の機種情報および校正ポイントの流速値を設定する。
制御回路31は、変換器2のXY端子から入力回路30を介して入力される励磁電流に同期して、設定された流速値に相当する基準流量信号を出力する。この基準流量信号は、出力回路32を介して、図9(C)に示すような信号として変換器2に入力される。校正作業者は、基準流量信号に応じて変換器2から出力される流量値や流速値のデータを確認して、変換器2の計測精度が許容範囲内であるかどうかを確認する。この確認結果に応じて、必要であれば、変換器2の再調整を実施することになる。また、自動設定を行う場合、PC4は、通信I/F28,6を介して変換器2の制御回路23から流量値や流速値のデータを取得する。
キャリブレータ3は、設置現場で作業しやすいよう小形軽量である必要があるため、検出器1の励磁コイルのような大きな部品を内蔵することはできない。このため、キャリブレータ3の入力回路30は、図10に示すような非常に簡単な回路となっている。すなわち、検出器1の励磁コイルの代わりとなる部品は、逆方向で並列接続されたダイオードD100,D101および並列抵抗R100であり、これらの部品に励磁電流Iexを流している。これらの部品の両端電圧(XY端子間電圧)Vxyに、抵抗R101,R102とコンデンサC100とによってオフセット電圧を加算して単一極性化した電圧VADを、制御回路31に内蔵されたA/Dコンバータに入力し、励磁電流Iexの極性変化および励磁休止期間を検出するようにしている。
特開平7−146165号公報
電磁流量計の設置場所は高所など、PCの操作が困難な場所の場合もあるため、作業者が変換器2およびキャリブレータ3をそれぞれ手動操作して校正作業を行っている。この場合、作業者が操作を誤ると、電磁流量計の計測精度を悪化させてしまう恐れがある。
また、変換器2とキャリブレータ3のそれぞれの通信I/F間を直接接続してPCを仲介せずに校正ができるようにしたとしても、キャリブレータ3の出力回路32と変換器2の入力信号増幅回路21とを接続する流量信号ケーブルと、変換器2の励磁回路20とキャリブレータ3の入力回路30とを接続する励磁ケーブルと、変換器2の通信I/F28とキャリブレータ3の通信I/F36とを接続する通信ケーブルの3種類のケーブルを使う必要があり、作業が煩わしいという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、校正作業の誤りを低減することができ、変換器と標準信号発生器との間の接続を簡略化することができる標準信号発生器、電磁流量計の変換器および校正システムを提供することを目的とする。
本発明は、電磁流量計の校正のための基準流量信号を発生する標準信号発生器において、前記電磁流量計の変換器からの励磁電流を受ける入力回路と、前記励磁電流に同期した基準流量信号を発生して前記変換器に出力する制御手段と、この制御手段と接続された通信インタフェース回路とを備え、前記入力回路は、前記変換器から励磁電流入力端子に入力される前記励磁電流を整流する整流回路と、この整流回路の出力を入力とし、電源電圧出力端子から出力される電源電圧が一定となるように制御する定電圧回路と、前記変換器から前記励磁電流の変化として送信される信号を前記整流回路の出力から取り出し、取り出した信号を前記制御手段に渡すべき信号として前記通信インタフェース回路に出力する受信回路と、前記変換器へ送信すべき信号を前記制御手段から前記通信インタフェース回路を介して受け取り、受け取った信号に応じて前記励磁電流入力端子の端子間電圧を変化させることにより、前記変換器へ信号を送信する送信回路とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の標準信号発生器の1構成例において、前記定電圧回路は、前記整流回路の出力端子間に設けられるトランジスタと、前記電源電圧出力端子から出力される電源電圧を分圧した電圧を基準入力として、前記トランジスタのゲート電圧を制御するシャント・レギュレータとを備え、前記受信回路は、前記変換器から前記励磁電流の変化として送信される信号を前記整流回路の出力端子から取り出す第1のコンデンサであり、前記送信回路は、前記変換器へ送信すべき信号を前記シャント・レギュレータの基準入力に加える第2のコンデンサであることを特徴とするものである。
また、本発明の標準信号発生器の1構成例において、前記定電圧回路は、前記整流回路の出力端子間に設けられる第1のトランジスタと、前記電源電圧出力端子から出力される電源電圧を分圧した電圧を基準入力として、前記第1のトランジスタのゲート電圧を制御する第1のシャント・レギュレータとを備え、前記受信回路は、前記整流回路の出力端子間に前記第1のトランジスタと直列に設けられる抵抗と、この抵抗の両端電圧の交流成分を増幅する増幅回路と、前記変換器から前記励磁電流の変化として送信される信号を前記増幅回路の出力から取り出す第1のコンデンサとを備え、前記送信回路は、前記整流回路の出力端子間に前記第1のトランジスタおよび前記抵抗と直列に設けられる第2のトランジスタと、前記整流回路の正側の出力端子の電圧を分圧した電圧を基準入力として、前記第2のトランジスタのゲート電圧を制御する第2のシャント・レギュレータと、前記変換器へ送信すべき信号を前記第2のシャント・レギュレータの基準入力に加える第2のコンデンサとを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の電磁流量計の変換器は、電磁流量計の検出器に出力する励磁電流を生成する励磁回路と、前記検出器から入力される流量信号を流速値に変換する制御手段と、この制御手段と接続された通信インタフェース回路とを備え、前記励磁回路は、電流入力端子が第1の電源電圧に接続され、前記電流入力端子から励磁電流出力端子間に前記励磁電流を流し、この励磁電流出力端子間に流れる励磁電流の向きを周期的に切り替える励磁電流出力回路と、前記励磁電流出力端子間を経由した励磁電流が流出する前記励磁電流出力回路の電流出力端子と前記第1の電源電圧よりも低い第2の電源電圧との間に設けられ、前記励磁電流を一定に制御する定電流制御回路と、電磁流量計の校正のために前記検出器の代わりに接続される標準信号発生器から前記励磁電流出力端子の端子間電圧の変化として送信される信号を、前記電流出力端子から取り出し、取り出した信号を前記制御手段に渡すべき信号として前記通信インタフェース回路に出力する受信回路と、前記標準信号発生器へ送信すべき信号を前記制御手段から前記通信インタフェース回路を介して受け取り、受け取った信号に応じて前記励磁電流を変化させることにより、前記標準信号発生器へ信号を送信する送信回路とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の電磁流量計の変換器の1構成例において、前記定電流制御回路は、前記励磁電流出力回路の電流出力端子と前記第2の電源電圧との間に設けられたトランジスタと、基準入力と前記トランジスタの出力電圧との差に応じた電圧を前記トランジスタのゲートに印加するオペアンプとを備え、前記受信回路は、前記標準信号発生器から前記励磁電流出力端子の端子間電圧の変化として送信される信号を前記電流出力端子から取り出す第1のコンデンサであり、前記送信回路は、前記標準信号発生器へ送信すべき信号を前記オペアンプの基準入力に加える第2のコンデンサであることを特徴とするものである。
また、本発明の校正システムは、標準信号発生器と、電磁流量計の変換器とを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、標準信号発生器と電磁流量計の変換器とがPCを仲介せずに直接通信できるようにしたことにより、変換器の校正作業の少なくとも一部を自動化することができる。その結果、本発明では、作業者の操作の誤りによる校正作業の誤りを低減することができ、操作の誤りにより電磁流量計の計測精度を悪化させてしまう可能性を低減することができる。また、本発明では、標準信号発生器と変換器とを接続する通信ケーブルが不要となるので、流量信号ケーブルと励磁ケーブルの2本を接続するだけでよく、変換器の校正を簡単な接続作業で実現することができる。また、本発明では、高所作業や狭い場所での作業など、作業しづらい場所での作業時間も短縮することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る校正システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るキャリブレータの入力回路の構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係る変換器の励磁回路の構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係るキャリブレータの入力回路の動作波形の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るキャリブレータの機種設定処理を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係るキャリブレータの流量信号出力処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るキャリブレータの入力回路の構成を示す回路図である。 従来の電磁流量計の構成を示すブロック図および電磁流量計の各部の信号波形を示す図である。 従来のキャリブレータの構成を示すブロック図およびキャリブレータの各部の信号波形を示す図である。 従来のキャリブレータの入力回路の構成を示す回路図である。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る校正システムの構成を示すブロック図であり、図9と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態の変換器2aは、励磁電流を出力する励磁回路20aと、入力された流量信号を増幅する入力信号増幅回路21と、増幅した流量信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路22と、A/D変換回路22から入力された流量信号を流量値や流速値に変換するCPUからなる制御回路23a(制御手段)と、変換器2aの設定や電磁流量計のユーザへの情報表示のための設定・表示器24と、流量値や流速値を示すアナログ信号を出力するアナログ出力回路25と、流量値や流速値を示すデジタル信号を出力するデジタル出力回路26と、電源回路27と、外部との通信のための通信I/F28と、励磁回路20aと制御回路23aとを接続する通信I/F29とから構成される。
本実施の形態のキャリブレータ3aは、変換器2aから入力される励磁電流を受ける入力回路30aと、励磁電流に同期した基準流量信号を発生するCPUからなる制御回路31a(制御手段)と、制御回路31aから出力された基準流量信号を差動信号に変換して変換器2aに出力する出力回路32と、キャリブレータ3aの設定や校正作業者への情報表示のための設定・表示器33と、電源回路34aと、外部との通信のための通信I/F36と、入力回路30aと制御回路31aとを接続する通信I/F37とから構成される。
図2は本実施の形態のキャリブレータ3aの入力回路30aの構成を示す回路図である。入力回路30aは、アノードが入力回路30aの励磁電流入力端子Xに接続されたダイオードD1と、アノードが入力回路30aの励磁電流入力端子Yに接続され、カソードがダイオードD1のカソードに接続されたダイオードD2と、カソードが励磁電流入力端子Xに接続され、アノードが接地されたダイオードD3と、カソードが励磁電流入力端子Yに接続され、アノードが接地されたダイオードD4と、アノードが励磁電流入力端子Xに接続されたダイオードD5と、アノードが励磁電流入力端子Yに接続されたダイオードD6と、一端がダイオードD1,D2のカソードに接続された抵抗R1と、一端が抵抗R1の他端に接続された抵抗R2と、アノードが抵抗R1の他端に接続され、カソードが入力回路30aの電源電圧出力端子に接続されたダイオードD7と、一端が電源電圧出力端子に接続された抵抗R3と、一端が抵抗R3の他端に接続され、他端が接地された抵抗R4と、基準入力端子が抵抗R3とR4の接続点に接続され、アノードが接地され、カソードが抵抗R2の他端に接続されたシャント・レギュレータU1と、ゲートが抵抗R2の他端およびシャント・レギュレータU1のカソードに接続され、ソースが抵抗R1の他端に接続され、ドレインが接地されたPチャネルパワーMOSトランジスタQ1と、一端がダイオードD1,D2のカソードに接続された抵抗R5と、一端が抵抗R5の他端に接続され、他端が接地された抵抗R6と、一端が抵抗R1の他端に接続された抵抗R7と、電源入力端子に電源電圧VCCが供給され、非反転入力端子が抵抗R5とR6の接続点に接続され、反転入力端子が抵抗R7の他端に接続されたオペアンプU2と、一端がオペアンプU2の反転入力端子に接続され、他端がオペアンプU2の出力端子に接続された抵抗R8と、一端がオペアンプU2の出力端子に接続され、他端が入力回路30aの第1の信号出力端子に接続された抵抗R9と、一端がダイオードD5のカソードに接続され、他端が接地された抵抗R10と、一端がダイオードD5のカソードに接続された抵抗R11と、ゲートが抵抗R11の他端に接続され、ドレインが入力回路30aの第2の信号出力端子に接続され、ソースが接地されたNチャネルパワーMOSトランジスタQ2と、一端が電源電圧出力端子に接続され、他端がNチャネルパワーMOSトランジスタQ2のドレインに接続された抵抗R12と、一端がダイオードD6のカソードに接続され、他端が接地された抵抗R13と、一端がダイオードD6のカソードに接続された抵抗R14と、ゲートが抵抗R14の他端に接続され、ドレインが入力回路30aの第3の信号出力端子に接続され、ソースが接地されたNチャネルパワーMOSトランジスタQ3と、一端が電源電圧出力端子に接続され、他端がNチャネルパワーMOSトランジスタQ3のドレインに接続された抵抗R15と、一端が電源電圧出力端子に接続され、他端が接地されたコンデンサC1と、一端が抵抗R9の他端に接続され、他端が接地されたコンデンサC2と、一端が抵抗R11の他端に接続され、他端が接地されたコンデンサC3と、一端が抵抗R14の他端に接続され、他端が接地されたコンデンサC4と、一端が入力回路30aの受信信号出力端子に接続され、他端がダイオードD1,D2のカソードに接続されたコンデンサC10と、一端が入力回路30aの送信信号入力端子に接続され、他端が抵抗R3とR4の接続点に接続されたコンデンサC11とから構成される。
図3は本実施の形態の変換器2aの励磁回路20aの構成を示す回路図である。励磁回路20aは、一端が電源電圧Vex−HL(第1の電源電圧)に接続され、他端が励磁回路20aの励磁電流出力端子Xに接続され、制御信号EXD1を制御入力とするスイッチSW1と、一端が励磁電流出力端子Xに接続され、制御信号EXD2を制御入力とするスイッチSW2と、一端が電源電圧Vex−HLに接続され、他端が励磁回路20aの励磁電流出力端子Yに接続され、制御信号EXD2を制御入力とするスイッチSW3と、一端が励磁電流出力端子Yに接続され、制御信号EXD1を制御入力とするスイッチSW4と、一端が電源電圧Vex−CCに接続された抵抗R30と、一端が抵抗R30の他端に接続され、他端が接地電位(第2の電源電圧)に接続された抵抗R31と、電源入力端子に電源電圧Vex−CCが供給され、非反転入力端子が抵抗R30とR31の接続点に接続されたオペアンプU30と、ゲートがオペアンプU30の出力端子に接続され、ドレインがスイッチSW2,SW4の他端に接続され、ソースがオペアンプU30の反転入力端子に接続されたNチャネルパワーMOSトランジスタQ30と、一端がNチャネルパワーMOSトランジスタQ30のソースに接続され、他端が接地電位に接続された抵抗R32と、スイッチSW2と並列に設けられたコンデンサC30と、スイッチSW4と並列に設けられたコンデンサC31と、一端が励磁回路20aの送信信号入力端子に接続され、他端が抵抗R30とR31の接続点に接続されたコンデンサC32と、一端が励磁回路20aの受信信号出力端子に接続され、他端がNチャネルパワーMOSトランジスタQ30のドレインに接続されたコンデンサC33とから構成される。励磁回路20aの電源電圧Vex−HL,Vex−CCと、変換器2a内の他の構成に必要な電源電圧とは、電源回路27から供給される。
本実施の形態では、変換器2aの励磁回路20aとキャリブレータ3aの入力回路30aとを接続する励磁ケーブルに流れる励磁電流Iexに、周波数シフト・キーイングされた(FSK:Frequency Shift Keying)信号を重畳し、キャリブレータ3aと変換器2aとがPCを仲介せずに直接通信(半二重通信)できるようにしている。また、励磁ケーブルに通信ケーブルとしての機能も兼ねさせることにより、通信専用にケーブルを用意する必要がなくなっている。
励磁電流Iexに重畳するFSK信号の周波数は、例えばデータ“0”が1200Hz、データ“1”が2200Hzとして、励磁周波数(通常30Hz未満)とは桁違いに高い周波数帯域を使用することで、励磁電流IexとFSK信号とが互いに干渉することはない。
また、従来のキャリブレータ3では、入力回路30の1出力のみを制御回路31のA/Dコンバータに入力して励磁電流Iexの極性とおよその電流値を計測していたが、本実施の形態では、入力回路30aの出力を3つに分けて制御回路31aのA/Dコンバータと入力ポートに入力している。また、本実施の形態では、変換器2aからの励磁電流Iexを利用してキャリブレータ3aで使用する電源電圧を生成している。
キャリブレータ3aの入力回路30aのダイオードD1〜D4とオペアンプU2と抵抗R1,R5〜R9とコンデンサC2とは、電流値計測用入力回路を構成している。電流値計測用入力回路では、ダイオードD1〜D4からなる単相全波整流回路によって交流の励磁電流Iexを整流し、単相全波整流回路の出力端子(ダイオードD1,D2のカソード)と電源電圧出力端子(VCC)との間に設けた抵抗R1によって整流後の電流を電圧に変換する。この抵抗R1は低抵抗(例えば1Ω)にしておく。これにより、4線式流体ノイズ対応タイプの電磁流量計の変換器2aをキャリブレータ3aに接続したときのように大きな励磁電流Iexが流れる場合でも、抵抗R1の発熱を抑えることができる。
抵抗R1を小さくした分、電圧レベルも小さくなるので、抵抗R1の両端電圧をオペアンプU2と抵抗R5〜R8とからなる差動増幅回路によって後段のA/Dコンバータで必要な分解能が得られるレベルまで増幅する。オペアンプU2と抵抗R1,R5〜R8には、高精度で温度特性の小さいタイプを使用することで、流量計測精度を向上させることができる。
抵抗R9とコンデンサC2とからなるローパスフィルタ回路は、オペアンプU2の出力電圧を低域濾波して出力電圧VADを出力する。抵抗R9とコンデンサC2とは、外部からのノイズにより後段のA/Dコンバータが誤った計測をしないよう適当な時定数とする。
こうして、電流値計測用入力回路は、変換器2aから入力される励磁電流Iexを電圧に変換して、変換後の出力電圧VADを制御回路31aのA/Dコンバータに入力する。この出力電圧VADで励磁電流Iexの極性を検出することはできないが、励磁電流Iexの大きさに比例した高精度な出力電圧VADが出力されるので、制御回路31a側で励磁電流値の高精度な計測が可能となる。なお、電流値計測用入力回路では、抵抗R1の両端電圧を増幅して出力電圧VADとして出力するので、ダイオードD1〜D4のVF(順電圧)特性は計測値の精度に影響しない。また、抵抗R9とコンデンサC2とからなるローパスフィルタ回路は必須の構成ではなく、オペアンプU2の出力電圧を出力電圧VAD1としてもよい。
入力回路30aのダイオードD5とNチャネルパワーMOSトランジスタQ2と抵抗R10〜R12とコンデンサC3とは、正極性検出用入力回路を構成している。正極性検出用入力回路では、ダイオードD5からなる単相半波整流回路によって交流の励磁電流Iexの正極性側のみを整流し、整流後の電流を抵抗R10によって電圧に変換する。
抵抗R11とコンデンサC3とからなるローパスフィルタ回路は、抵抗R10の両端電圧を低域濾波する。このローパスフィルタ回路を通過した電圧は、NチャネルパワーMOSトランジスタQ2によってHighレベル(VCC)またはLowレベル(0V)の出力電圧VO1に変換される。すなわち、励磁電流Iexが正極性の場合は出力電圧VO1がLowレベルとなり、励磁電流Iexが負極性の場合は出力電圧VO1がHighレベルとなる。
こうして、正極性検出用入力回路は、励磁電流Iexを電圧に変換して、変換後の出力電圧VO1を制御回路31aの入力ポートDI1に入力する。制御回路31a側では、出力電圧VO1を励磁電流Iexの正極性の判定のみに使用する。抵抗R11とコンデンサC3とは、外部からのノイズにより後段の入力ポートDI1が誤った計測をしないよう適当な時定数とする。なお、抵抗R11とコンデンサC3とからなるローパスフィルタ回路は必須の構成ではない。
入力回路30aのダイオードD6とNチャネルパワーMOSトランジスタQ3と抵抗R13〜R15とコンデンサC4とは、負極性検出用入力回路を構成している。負極性検出用入力回路では、ダイオードD6からなる単相半波整流回路によって交流の励磁電流Iexの負極性側のみを整流し、整流後の電流を抵抗R13によって電圧に変換する。
抵抗R14とコンデンサC4とからなるローパスフィルタ回路は、抵抗R13の両端電圧を低域濾波する。このローパスフィルタ回路を通過した電圧は、NチャネルパワーMOSトランジスタQ3によってHighレベル(VCC)またはLowレベル(0V)の出力電圧VO2に変換される。すなわち、励磁電流Iexが負極性の場合は出力電圧VO2がLowレベルとなり、励磁電流Iexが正極性の場合は出力電圧VO2がHighレベルとなる。
こうして、負極性検出用入力回路は、励磁電流Iexを電圧に変換して、変換後の出力電圧VO2を制御回路31aの入力ポートDI2に入力する。制御回路31a側では、出力電圧VO2を励磁電流Iexの負極性の判定のみに使用する。抵抗R14とコンデンサC4とは、外部からのノイズにより後段の入力ポートDI2が誤った計測をしないよう適当な時定数とする。なお、抵抗R14とコンデンサC4とからなるローパスフィルタ回路は必須の構成ではない。
プルダウン抵抗R10,R13は高抵抗(例えば100kΩ)とする。これにより、抵抗R1を通らず抵抗R10,R13を通して流れる励磁電流Iexを無視できる。出力電圧VO1,VO2の立下がり速度(トランジスタQ2,Q3がOFFからONに切り換わる速度)が遅れると、励磁電流Iexの極性切り替えの検出が遅れてしまうが、出力電圧VO1,VO2の立上がり速度は遅れても良いため、抵抗R10,R13は大きな抵抗値でも問題にならない。
入力回路30aのシャント・レギュレータU1とPチャネルパワーMOSトランジスタQ1とダイオードD7と抵抗R2〜R4とコンデンサC1とは、励磁電流Iexから直流電源電圧VCCを生成する定電圧回路を構成している。定電圧回路では、電源電圧出力端子(ダイオードD7のカソード)の電圧VCCを分圧抵抗R3,R4で分圧して、この分圧した電圧をシャント・レギュレータU1の基準入力端子に入力する。
シャント・レギュレータU1は、基準入力端子に入力される電圧と内部基準電圧とが同一になるようにPチャネルパワーMOSトランジスタQ1のゲート電圧を制御する。こうして、電源電圧VCCが設定電圧(例えば3.0V)となるように制御される。また、電源電圧出力端子と接地との間には、平滑用のコンデンサC1が設けられている。定電圧回路で生成される電源電圧VCCは、入力回路30a内で利用されると共に、電源回路34aに供給される。
励磁電流Iexの休止期間では電流供給がなくなってしまうが(=0mA)、休止期間は通常数百ms以下なので、この間の電源はコンデンサC1に蓄積した電荷で保持させれば問題ない。
電源回路34aは、入力回路30aで生成された電源電圧VCCから制御回路31aと出力回路32と設定・表示器33と通信I/F36,37とに必要な電源電圧を生成する。
次に、キャリブレータ3aの受信動作について説明する。入力回路30aのカップリングコンデンサC10は、変換器2aからの受信信号RX1を、単相全波整流回路の出力端子(ダイオードD1,D2のカソード)から取り出す受信回路を構成している。励磁電流Iexを単相全波整流回路によって全波整流した後で受信信号RX1を取り出しているので、励磁電流Iexの極性が反転しても受信信号RX1を問題なく取り出すことができる。
受信動作中においても、上記と同様に入力回路30aの定電圧回路により、電源電圧VCCが一定値(例えば3V)となるよう定電圧制御が行われている。変換器2a側からの通信データは励磁電流値の変化となって伝送されるので、取り出した受信信号RX1をカップリングコンデンサC10を通して通信I/F37に入力する。通信I/F37は、受信信号RX1(FSK信号)を“0”,“1”の受信データに変換して制御回路31aに入力する。
なお、入力回路30aの定電圧回路の電圧検出用抵抗R3,R4は、ダイオードD7により整流回路と分離されているので、受信信号RX1による励磁電流Iexの変化が定電圧回路の定電圧制御により打ち消されてしまうことはない。
次に、キャリブレータ3aの送信動作について説明する。キャリブレータ3aが信号を送信しないとき、励磁電流Iexは変換器2a側の後述する定電流制御回路により、一定電流に制御されている。通信I/F37は、制御回路31aからの“0”,“1”の送信データを送信信号TX1(FSK信号)に変換する。送信信号TX1は、送信回路を構成するカップリングコンデンサC11によってシャント・レギュレータU1の基準入力端子に印加される。
シャント・レギュレータU1は、送信信号TX1に応じてPチャネルパワーMOSトランジスタQ1のゲートに印加する電圧を変化させるので、PチャネルパワーMOSトランジスタQ1の抵抗値が変化し、通信ライン間(XY端子間)の抵抗値が変化する。これにより、励磁電流Iexは一定値のまま通信ライン間の電圧Vxyが変化し、変換器2aに信号が伝送される。
次に、変換器2aの励磁回路20aの動作について説明する。スイッチSW1〜SW4とコンデンサC30,C31とは、励磁電流出力回路を構成している。励磁電流出力回路の電流入力端子(スイッチSW1,SW3の接続点)は電源電圧Vex−HLに接続され、励磁電流出力回路の電流出力端子(スイッチSW2,SW4の接続点)はNチャネルパワーMOSトランジスタQ30のドレインに接続されている。
変換器2aの制御回路23aからのHighレベルの制御信号EXD1に応じてスイッチSW1,SW4がオンすると同時に、制御回路23aからのLowレベルの制御信号EXD2に応じてスイッチSW2,SW3がオフする。これにより、励磁回路20aの励磁電流出力端子Xに電源電圧Vex−HLが出力されるので、正極性の励磁電流Iexがキャリブレータ3aに供給される。
一方、制御回路23aからのLowレベルの制御信号EXD1に応じてスイッチSW1,SW4がオフすると同時に、制御回路23aからのHighレベルの制御信号EXD2に応じてスイッチSW2,SW3がオンする。これにより、励磁回路20aの励磁電流出力端子Yに電源電圧Vex−HLが出力されるので、負極性の励磁電流Iexがキャリブレータ3aに供給される。
こうして、励磁電流出力回路は、制御回路23aからの制御信号EXD1,EXD2に応じて励磁電流Iexの極性を周期的に切り替える。なお、励磁電流Iexの極性切替時にスイッチSW2とSW4が同時にオフしても、後述する送信信号TX2および受信信号RX2が途切れないようにコンデンサC30,C31が追加されている。
続いて、変換器2aの受信動作について説明する。励磁回路20aのオペアンプU30とNチャネルパワーMOSトランジスタQ30と抵抗R30〜R32とコンデンサC32,C33とは、定電流制御回路を構成している。変換器2aが信号を送信しないとき、オペアンプU30は、非反転入力端子の電圧(抵抗R30とR31の接続点の電圧)と反転入力端子の電圧(NチャネルパワーMOSトランジスタQ30のソース電圧)との差に応じた電圧をNチャネルパワーMOSトランジスタQ30のゲートに印加するようになっている。これにより、NチャネルパワーMOSトランジスタQ30と抵抗R32とに一定電流が流れる。こうして、励磁電流Iexが定電流制御回路により一定電流に制御されている。
キャリブレータ3aからの信号は通信ライン間(XY端子間)の抵抗値変化として伝送されるので、キャリブレータ3aから信号が送信されると、NチャネルパワーMOSトランジスタQ30のドレイン電位が変化する。励磁回路20aのカップリングコンデンサC33は、キャリブレータ3aからの受信信号RX2を、励磁電流出力回路の電流出力端子(NチャネルパワーMOSトランジスタQ30のドレイン)から取り出す受信回路を構成している。通信I/F29は、カップリングコンデンサC33を介して受け取った受信信号RX2(FSK信号)を“0”,“1”の受信データに変換して制御回路23aに入力する。
次に、変換器2aの送信動作について説明する。通信I/F29は、制御回路23aからの“0”,“1”の送信データを送信信号TX2(FSK信号)に変換する。送信信号TX2は、送信回路を構成するカップリングコンデンサC32によって定電流制御回路の基準入力端子(分圧抵抗R30,R31の接続点)に入力される。これにより、送信信号TX2に応じてオペアンプU30の出力電圧が変化するので、NチャネルパワーMOSトランジスタQ30と抵抗R32とに流れる電流が変化することになる。こうして、送信信号TX2に応じて励磁電流Iexを変化させることができる。
本実施の形態の入力回路30aの動作波形の例を図4(A)〜図4(G)に示す。図4(A)は励磁電流Iex、図4(B)はXY端子間電圧Vxy、図4(C)は電源電圧VCC、図4(D)は電源電流ICC、図4(E)は出力電圧VAD、図4(F)は出力電圧VO1、図4(G)は出力電圧VO2を示している。ここでは、励磁電流Iex=±150mA、電源電流ICC=3mAとしている。
図4(A)〜図4(G)において、キャリブレータ3aが送信中のT1の期間では、図4(A)および図4(A)を拡大した40の波形で示すように励磁電流Iexは一定であり、図4(B)を拡大した41の波形で示すようにXY端子間電圧Vxyが送信信号TX1に応じて変化する。
一方、変換器2aが送信中のT2の期間では、図4(A)を拡大した42の波形および図4(B)を拡大した43の波形で示すように励磁電流IexおよびXY端子間電圧Vxyが送信信号TX2に応じて変化する。
次に、本実施の形態の変換器2aの制御回路23aおよびキャリブレータ3aの制御回路31aの動作について説明する。制御回路23aは、制御回路23aの内部または外部に配置されるメモリ(不図示)に格納されたプログラムに従って以下の処理を実行する。同様に、制御回路31aは、制御回路31aの内部または外部に配置されるメモリ(不図示)に格納されたプログラムに従って以下の処理を実行する。
まず、キャリブレータ3aにおける機種設定処理を図5のフローチャートを用いて説明する。キャリブレータ3aの制御回路31aは、変換器2aの機種を自動的に判別して設定する自動設定モードである場合(図5ステップS100においてY)、入力回路30aからの出力電圧VADをA/Dコンバータを介して取り込む(図5ステップS101)。自動設定モードとするか否かは、校正作業者が予め設定・表示器33を用いて決定しておくことができる。自動設定モードとしない場合は、校正作業者が設定・表示器33を用いて変換器2aの機種情報を入力することになる(図5ステップS102)。
自動設定モードの場合、制御回路31aは、A/Dコンバータを介して取り込んだ出力電圧VADのレベルを判定する(図5ステップS103)。制御回路31aは、出力電圧VADが4線式電磁流量計の変換器2aに対応する最低レベル以上で、かつ4線式標準タイプの電磁流量計の変換器2aに対応する範囲の場合(図5ステップS104においてY)、キャリブレータ3aに接続されている変換器2aを、4線式標準タイプの電磁流量計の変換器2aと判定する(図5ステップS105)。ステップS104において判定Yとなることは、出力電圧VADが示す励磁電流の値が4線式標準タイプの電磁流量計の変換器2aから出力される励磁電流Iexの範囲にあることを示している。
また、制御回路31aは、出力電圧VADが4線式電磁流量計の変換器2aに対応する最低レベル以上で、かつ4線式流体ノイズ対応タイプの電磁流量計の変換器2aに対応する範囲の場合(図5ステップS104においてN)、キャリブレータ3aに接続されている変換器2aを、4線式流体ノイズ対応タイプの電磁流量計の変換器2aと判定する(図5ステップS106)。ステップS104において判定Nとなることは、出力電圧VADが示す励磁電流の値が4線式流体ノイズ対応タイプの電磁流量計の変換器2aから出力される励磁電流Iexの範囲にあることを示している。
また、制御回路31aは、出力電圧VADが4線式電磁流量計の変換器2aに対応する最低レベル未満で、かつ2線式電磁流量計の変換器2aに対応する範囲の場合(図5ステップS107においてY)、キャリブレータ3aに接続されている変換器2aを、2線式電磁流量計の変換器2aと判定する(図5ステップS108)。ステップS107において判定Yとなることは、出力電圧VADが示す励磁電流の値が2線式電磁流量計の変換器2aから出力される励磁電流Iexの範囲にあることを示している。
制御回路31aは、出力電圧VADが4線式電磁流量計の変換器2aに対応する最低レベル未満で、かつ2線式電磁流量計の変換器2aに対応する最低レベル未満の場合(図5ステップS107においてN)、異常処理を実施する(図5ステップS109)。この異常処理では、設定・表示器33を通じて校正作業者に設定不可であることを通知する。以上で、機種設定処理が終了する。なお、後述のように変換器2aから機種情報を送信する場合には、図5の機種設定処理は不要となる。
次に、キャリブレータ3aにおける流量信号出力処理を図6のフローチャートを用いて説明する。まず、制御回路31aは、入力回路30aからの出力電圧VADをA/Dコンバータを介して取り込む(図6ステップS200)。そして、制御回路31aは、A/Dコンバータを介して取り込んだ出力電圧VADのレベルを判定する(図6ステップS201)。制御回路31aは、出力電圧VADが所定の休止レベルより高い場合、入力ポートDI1を介して取り込んだ出力電圧VO1のレベルを判定する(図6ステップS202)。
制御回路31aは、出力電圧VO1がLowレベルの場合(変換器2aから出力される励磁電流Iexが正極性である場合)、変換器2aの機種と設定された流速値とに対応する正極性の基準流量信号を出力する(図6ステップS203)。この基準流量信号は、制御回路31aのD/Aコンバータおよび出力回路32を介して変換器2aに入力される。
制御回路31aは、出力電圧VO1がLowレベルでなく、Highレベルの場合、入力ポートDI2を介して取り込んだ出力電圧VO2のレベルを判定する(図6ステップS204)。制御回路31aは、出力電圧VO2がLowレベルの場合(変換器2aから出力される励磁電流Iexが負極性である場合)、図5の機種設定処理で決定した変換器2aの機種と設定された流速値とに対応する負極性の基準流量信号を出力する(図6ステップS205)。
なお、キャリブレータ3aに接続されている変換器2aが2線式電磁流量計の変換器2aの場合、同じ流速設定値であっても、励磁電流Iexの値に応じて基準流量信号を変える必要がある(特開2004−61450号公報参照)。したがって、制御回路31aは、キャリブレータ3aに接続されている変換器2aが2線式電磁流量計の変換器2aで、変換器2aから出力される励磁電流Iexが正極性の場合、変換器2aの機種と出力電圧VAD1が示す励磁電流Iexの値と設定された流速値とに対応する正極性の基準流量信号を出力し(ステップS203)、変換器2aから出力される励磁電流Iexが負極性の場合、変換器2aの機種と出力電圧VAD1が示す励磁電流Iexの値と設定された流速値とに対応する負極性の基準流量信号を出力することになる(ステップS205)。
制御回路31aは、出力電圧VO2がLowレベルでなく、Highレベルの場合、基準流量信号を0Vとする(図6ステップS206)。また、制御回路31aは、出力電圧VADが休止レベル以下の場合も、基準流量信号を0Vとする(ステップS206)。制御回路31aは、以上のような流量信号出力処理を変換器2aからの励磁電流Iex(入力回路30aから入力される出力電圧VAD,VO1,VO2)と同期して行う。
次に、変換器2aの制御回路23aがキャリブレータ3aに送信する送信データ(送信信号TX2)について説明する。キャリブレータ3aに送信する情報としては、例えばキャリブレータ3aに対して所望の流速の基準流量信号を要求する要求情報、基準流量信号の取り込みが終了したことを示す取込終了情報、変換器2aの機種情報などがある。
一方、キャリブレータ3aの制御回路31aが変換器2aに送信する送信データ(送信信号TX1)の例としては、制御回路31aが基準流量信号を送出したことを示す送信タイミング情報などがある。
変換器2aとキャリブレータ3aとの間では、以上のような情報のやり取りを行うことで、校正作業を自動的に行う。例えば、変換器2aの制御回路23aがキャリブレータ3aに要求情報を送信すると、キャリブレータ3aの制御回路31aは、要求情報で要求された流速値に対応する基準流量信号を出力すると同時に、変換器2aに対して送信タイミング情報を送信する。
変換器2aの制御回路23aは、送信タイミング情報を受信したことにより、所望の基準流量信号が出力されたことを認識すると、A/D変換回路22を介して基準流量信号を取り込み、基準流量信号を流量値や流速値に変換する。制御回路23aは、基準流量信号の取り込みが終了すると、キャリブレータ3aに対して取込終了情報を送信する。キャリブレータ3aの制御回路31aは、取込終了情報を受信すると、基準流量信号の出力を停止する。複数の流速値について校正を行う場合には、要求情報の送信を繰り返すことになる。
また、校正作業の前に機種設定を自動的に行う場合には、変換器2aの機種情報を制御回路23aからキャリブレータ3aに送信することで、制御回路31aに変換器2aの機種情報を設定する。
なお、本実施の形態の場合、変換器2aの再調整を実施する機能については設けられていないので、校正作業者が、基準流量信号に応じて変換器2aから出力される流量値や流速値のデータを確認して、変換器2の計測精度が許容範囲内であるかどうかを確認し、必要であれば、変換器2aの制御回路23aに対してゼロ調整やゲイン調整等の再調整を実施することになる。
以上のように、本実施の形態では、キャリブレータ3aと変換器2aとがPCを仲介せずに直接通信できるようにしたことにより、変換器2aの校正作業の少なくとも一部を自動化することができる。その結果、本実施の形態では、作業者の操作の誤りによる校正作業の誤りを低減することができ、操作の誤りにより電磁流量計の計測精度を悪化させてしまう可能性を低減することができる。
また、本実施の形態では、変換器2aの通信I/Fとキャリブレータ3aの通信I/Fとを接続する通信ケーブルが不要となるので、キャリブレータ3aの出力回路32と変換器2aの入力信号増幅回路21との間の流量信号ケーブルと、変換器2aの励磁回路20aとキャリブレータ3aの入力回路30aとの間の励磁ケーブルの2本を接続するだけでよく、変換器2aの校正を簡単な接続作業で実現することができる。また、本実施の形態によれば、作業時間も短縮することができる。
また、本実施の形態では、変換器2aから供給される励磁電流Iexを利用して電源電圧VCCを生成することにより、電池無しでのキャリブレータ3aの駆動が可能となる。したがって、電池切れのために校正作業ができないということがなくなる。
また、本実施の形態では、入力回路30aに電流値計測用入力回路を設けることにより、制御回路31a側で励磁電流Iexを正確に計測できるので、変換器2aとキャリブレータ3aとの間の通信に依らずに、変換器2aの機種設定の自動化が可能となる。また、本実施の形態では、励磁電流Iexの大きさに比例した高精度な出力電圧VAD1を出力することができ、上記のとおり励磁電流Iexを正確に計測できるので、励磁電流Iexの値に応じた基準流量信号を発生して変換器2aに出力することができ、2線式電磁流量計の変換器2aの校正を全流量計測範囲で実現することができる。
また、本実施の形態では、入力回路30aに正極性検出用入力回路と負極性検出用入力回路を設けることにより、励磁電流の極性を正確に検出することができる。本実施の形態では、正極性検出用入力回路および負極性検出用入力回路の出力にローパスフィルタ回路を設けた場合でも、励磁電流Iexの極性検出に最適化したローパスフィルタ回路の時定数設定が可能となるので、出力電圧VO1,VO2の立上がり、立ち下がりの遅れを小さくすることができ、従来よりも励磁電流Iexの極性変化の検出速度を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、励磁電流Iexの極性切替時に通信を行うと、通信波形が乱れて通信データが正常に伝送できない可能性がある。したがって、励磁電流Iexの極性が切り替わるときには通信しないようにすることが好ましい。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図7は本実施の形態に係るキャリブレータの入力回路の構成を示す回路図であり、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態の入力回路30bは、ダイオードD1〜D6と、シャント・レギュレータU1と、オペアンプU2と、PチャネルパワーMOSトランジスタQ1と、NチャネルパワーMOSトランジスタQ2,Q3と、抵抗R1〜R15と、コンデンサC1〜C4,C10,C11と、一端がダイオードD1,D2のカソードに接続された抵抗R20,R21と、一端が抵抗R21の他端に接続され、他端が抵抗R1の一端に接続された抵抗R22と、基準入力端子が抵抗R21とR22の接続点に接続され、アノードが抵抗R1の一端に接続され、カソードが抵抗R20の他端に接続されたシャント・レギュレータU3と、ゲートが抵抗R20の他端およびシャント・レギュレータU3のカソードに接続され、ソースがダイオードD1,D2のカソードに接続され、ドレインが抵抗R1の一端に接続されたPチャネルパワーMOSトランジスタQ4と、一端が抵抗R1の一端に接続されたコンデンサC5と、一端が抵抗R1の他端に接続されたコンデンサC6と、一端がコンデンサC5の他端に接続された抵抗R23と、一端が抵抗R23の他端に接続され、他端が電源電圧V1に接続された抵抗R24と、一端がコンデンサC6の他端に接続された抵抗R25と、電源入力端子に電源電圧VCCが供給され、非反転入力端子が抵抗R23とR24の接続点に接続され、反転入力端子が抵抗R25の他端に接続され、出力端子がコンデンサC10の他端に接続されたオペアンプU4と、一端がオペアンプU4の反転入力端子に接続され、他端がオペアンプU4の出力端子に接続された抵抗R26とから構成される。
本実施の形態は、第1の実施の形態において入力回路30aの代わりに入力回路30bを用いるものである。入力回路30b以外のキャリブレータ3aの構成および変換器2aの構成については第1の実施の形態で説明したとおりである。
以下、第1の実施の形態の入力回路30aとの違いについて説明する。シャント・レギュレータU3とPチャネルパワーMOSトランジスタQ4と抵抗R20〜R22とコンデンサC11とは、送信回路を構成している。第1の実施の形態では、励磁電流検出用の抵抗R1の一端を単相全波整流回路の出力端子(ダイオードD1,D2のカソード)に接続していたが、本実施の形態では、整流回路の出力端子と抵抗R1との間に送信回路を設けている。コンデンサC11の他端はシャント・レギュレータU3の基準入力端子に接続されている。
オペアンプU4と抵抗R23〜26とコンデンサC5,C6,C10とは、受信回路を構成している。第1の実施の形態では、コンデンサC10の他端を単相全波整流回路の出力端子(ダイオードD1,D2のカソード)に接続していたが、本実施の形態では、コンデンサC10の他端をオペアンプU4の出力端子に接続している。
次に、本実施の形態の入力回路30bの受信動作について説明する。変換器2aからの信号は励磁電流Iexの変化となって伝送されるので、この励磁電流Iexの変化は励磁電流検出用の抵抗R1の両端電圧の変化となって現れる。カップリングコンデンサC5,C6を通して抵抗R1の両端電圧の交流成分(通信信号成分)のみをオペアンプU4と抵抗R23〜R26とからなる差動増幅回路で必要な信号レベルまで増幅して、増幅した信号を受信信号RX1として取り出す。この受信信号RX1をカップリングコンデンサC10を通してキャリブレータ3aの通信I/F37に入力する。通信I/F37は、受信信号RX1(FSK信号)を“0”,“1”の受信データに変換して制御回路31aに入力する。なお、電源電圧V1は、オペアンプU4の非反転入力端子にオフセットを与えるための電圧であり、電源回路34aによって適宜生成すればよい。
次に、入力回路30bの送信動作について説明する。通信I/F37は、制御回路31aからの“0”,“1”の送信データを送信信号TX1(FSK信号)に変換する。この送信信号TX1は、カップリングコンデンサC11を通してシャント・レギュレータU3の基準入力端子に印加される。
シャント・レギュレータU3は、送信信号TX1に応じてPチャネルパワーMOSトランジスタQ4のゲートに印加する電圧を変化させるので、PチャネルパワーMOSトランジスタQ4の抵抗値が変化し、通信ライン間(XY端子間)の抵抗値が変化する。これにより、励磁電流Iexは一定値のまま通信ライン間の電圧Vxyが変化し、変換器2aに信号が伝送される。
第1の実施の形態では、入力回路30aの定電圧回路を送信回路および受信回路としても使用していたが、本実施の形態では、定電圧回路と送信回路および受信回路とを明確に分離したので、定電圧回路と送信回路および受信回路とが互いが干渉することはない。回路を分離したことにより、第1の実施の形態におけるダイオードD7が不要となるので、本実施の形態では、抵抗R1と入力回路30bの電源電圧出力端子(VCC)とを直接接続している。
本発明は、電磁流量計の変換器を校正する技術に適用することができる。
2a…変換器、3a…キャリブレータ、20a…励磁回路、21…入力信号増幅回路、22…A/D変換回路、23a,31a…制御回路、24,33…設定・表示器、25…アナログ出力回路、26…デジタル出力回路、27,34a…電源回路、28,29,36,37…通信インタフェース回路、30a…入力回路、32…出力回路、D1〜D7…ダイオード、U1,U3…シャント・レギュレータ、U2,U4,U30…オペアンプ、Q1,Q4…PチャネルパワーMOSトランジスタ、Q2,Q3,Q30…NチャネルパワーMOSトランジスタ、R1〜R15,R20〜R26,R30〜R32…抵抗、C1〜C6,C10,C11,C31〜C33…コンデンサ、SW1〜SW4…スイッチ。

Claims (6)

  1. 電磁流量計の校正のための基準流量信号を発生する標準信号発生器において、
    前記電磁流量計の変換器からの励磁電流を受ける入力回路と、
    前記励磁電流に同期した基準流量信号を発生して前記変換器に出力する制御手段と、
    この制御手段と接続された通信インタフェース回路とを備え、
    前記入力回路は、
    前記変換器から励磁電流入力端子に入力される前記励磁電流を整流する整流回路と、
    この整流回路の出力を入力とし、電源電圧出力端子から出力される電源電圧が一定となるように制御する定電圧回路と、
    前記変換器から前記励磁電流の変化として送信される信号を前記整流回路の出力から取り出し、取り出した信号を前記制御手段に渡すべき信号として前記通信インタフェース回路に出力する受信回路と、
    前記変換器へ送信すべき信号を前記制御手段から前記通信インタフェース回路を介して受け取り、受け取った信号に応じて前記励磁電流入力端子の端子間電圧を変化させることにより、前記変換器へ信号を送信する送信回路とを備えることを特徴とする標準信号発生器。
  2. 請求項1記載の標準信号発生器において、
    前記定電圧回路は、
    前記整流回路の出力端子間に設けられるトランジスタと、
    前記電源電圧出力端子から出力される電源電圧を分圧した電圧を基準入力として、前記トランジスタのゲート電圧を制御するシャント・レギュレータとを備え、
    前記受信回路は、前記変換器から前記励磁電流の変化として送信される信号を前記整流回路の出力端子から取り出す第1のコンデンサであり、
    前記送信回路は、前記変換器へ送信すべき信号を前記シャント・レギュレータの基準入力に加える第2のコンデンサであることを特徴とする標準信号発生器。
  3. 請求項1記載の標準信号発生器において、
    前記定電圧回路は、
    前記整流回路の出力端子間に設けられる第1のトランジスタと、
    前記電源電圧出力端子から出力される電源電圧を分圧した電圧を基準入力として、前記第1のトランジスタのゲート電圧を制御する第1のシャント・レギュレータとを備え、
    前記受信回路は、
    前記整流回路の出力端子間に前記第1のトランジスタと直列に設けられる抵抗と、
    この抵抗の両端電圧の交流成分を増幅する増幅回路と、
    前記変換器から前記励磁電流の変化として送信される信号を前記増幅回路の出力から取り出す第1のコンデンサとを備え、
    前記送信回路は、
    前記整流回路の出力端子間に前記第1のトランジスタおよび前記抵抗と直列に設けられる第2のトランジスタと、
    前記整流回路の正側の出力端子の電圧を分圧した電圧を基準入力として、前記第2のトランジスタのゲート電圧を制御する第2のシャント・レギュレータと、
    前記変換器へ送信すべき信号を前記第2のシャント・レギュレータの基準入力に加える第2のコンデンサとを備えることを特徴とする標準信号発生器。
  4. 電磁流量計の検出器に出力する励磁電流を生成する励磁回路と、
    前記検出器から入力される流量信号を流速値に変換する制御手段と、
    この制御手段と接続された通信インタフェース回路とを備え、
    前記励磁回路は、
    電流入力端子が第1の電源電圧に接続され、前記電流入力端子から励磁電流出力端子間に前記励磁電流を流し、この励磁電流出力端子間に流れる励磁電流の向きを周期的に切り替える励磁電流出力回路と、
    前記励磁電流出力端子間を経由した励磁電流が流出する前記励磁電流出力回路の電流出力端子と前記第1の電源電圧よりも低い第2の電源電圧との間に設けられ、前記励磁電流を一定に制御する定電流制御回路と、
    電磁流量計の校正のために前記検出器の代わりに接続される標準信号発生器から前記励磁電流出力端子の端子間電圧の変化として送信される信号を、前記電流出力端子から取り出し、取り出した信号を前記制御手段に渡すべき信号として前記通信インタフェース回路に出力する受信回路と、
    前記標準信号発生器へ送信すべき信号を前記制御手段から前記通信インタフェース回路を介して受け取り、受け取った信号に応じて前記励磁電流を変化させることにより、前記標準信号発生器へ信号を送信する送信回路とを備えることを特徴とする電磁流量計の変換器。
  5. 請求項4記載の電磁流量計の変換器において、
    前記定電流制御回路は、
    前記励磁電流出力回路の電流出力端子と前記第2の電源電圧との間に設けられたトランジスタと、
    基準入力と前記トランジスタの出力電圧との差に応じた電圧を前記トランジスタのゲートに印加するオペアンプとを備え、
    前記受信回路は、前記標準信号発生器から前記励磁電流出力端子の端子間電圧の変化として送信される信号を前記電流出力端子から取り出す第1のコンデンサであり、
    前記送信回路は、前記標準信号発生器へ送信すべき信号を前記オペアンプの基準入力に加える第2のコンデンサであることを特徴とする電磁流量計の変換器。
  6. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の標準信号発生器と、
    請求項4または5記載の電磁流量計の変換器とを備えることを特徴とする校正システム。
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