JP5820303B2 - 2線式電磁流量計 - Google Patents

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Description

本発明は、各種プロセス系において導電性を有する流体の流量を測定する2線式電磁流量計に関するものである。
一般に、導電性を有する流体の流量を測定する電磁流量計では、測定管内を流れる流体の流れ方向に対して磁界発生方向が垂直となるよう配置された励磁コイルへ、極性が交互に切り替われる励磁電流を供給し、励磁コイルからの発生磁界と直交して測定管内に配置された一対の電極間に生じる起電力を検出し、この電極間に生じる起電力を増幅した後、サンプリングして信号処理することにより、測定管内を流れる流体の流量を測定している。
この電磁流量計には、電磁流量計と上位装置とを結ぶ信号線として2線(1対)の信号線を用い、この信号線を流れる直流電流により上位装置から電磁流量計に対して電源供給を行うとともに、その直流電流値に基づき計測流量値を上位装置へ伝送する2線式電磁流量計が広く使用されている。
このような2線式電磁流量計では、4〜20mAのアナログ直流電流値に基づき計測流量値を伝送するアナログ伝送方式が普及している。この伝送方式によれば、最低4mAという極めて少ない電流で、流体を励磁するための励磁回路や、流体から検出した起電力を信号処理して計測流量値を得るための信号処理回路などの内部回路を、動作させる必要がある。
図9は、従来のフィールド機器の回路構成を示すフロック図である。従来、2線式電磁流量計などのフィールド機器として、図9に示すように、計測流量値に応じて出力電流を制御する出力電流制御回路51と内部回路55に対して電源供給を行う電源回路52とを、上位装置1からの信号線LA,LBに対して並列に接続した構成が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
この構成によれば、出力電流ILから内部回路55側で使用する電源入力電流Ipを差し引いた残りの余剰電流Irを、出力電流制御回路51で流せばよい。このため、出力電流ILが最低4mAの場合でも、その大部分を電源入力電流Ipとして内部回路55側で利用することができる。したがって、励磁電流の低減によるS/N比の低下を回避できる。
また、図9の構成によれば、電源回路52に、定電圧回路53とDC/DCコンバータ54を設け、信号線LA,LBを接続する端子TA,TB間の端子間電圧Vtから定電圧回路53で入力電圧Vinを生成した後、DC/DCコンバータ54でこの入力電圧Vinから出力電圧Voutを生成して、内部回路55へ供給している。さらに、図9の構成では、内部回路55から出力電流制御回路51へ出力している出力電流指示信号ISETに基づき、定電圧回路53から出力される入力電圧Vinの電圧値を変化させることにより、信号線LA,LBから供給された電力を効率よく内部回路55へ出力している。
一般に、2線式電磁流量計を用いた場合、出力電流ILの電流値に応じて、信号線LA,LBを接続する端子TA,TB間の端子間電圧Vtが大きく変化する。例えば、図9において、上位装置1の直流電圧V0や負荷抵抗RLの許容範囲について最悪条件を考慮すると、出力電流ILが4mAの場合、端子間電圧Vtは17V程度となり、出力電流ILが20mAの場合、端子間電圧Vtは13V程度となるとされている。したがって、IL=4mAの場合、4mA×17V=68mWの電力を利用でき、IL=20mAの場合、20mA×13V=260mWの電力を利用できる。
ここで、最も端子間電圧Vtが低くなるIL=20mAの場合を基準として、定電圧回路53で入力電圧Vinを13Vに固定した場合、IL=4mAの場合にもVt=13Vとなるため、IL=4mAの場合、4mA×13V=52mWの電力しか利用できなくなる。
一方、図9のように、出力電流ILの電流値に応じて、定電圧回路53からDC/DCコンバータ54へ供給される入力電圧Vinの電圧値を制御すれば、IL=4mAの場合、Vin=17Vとすることができるため、4mA×17V=68mWの電力を利用できることになる。このため、出力電流ILが少ない場合でも、DC/DCコンバータ54から内部回路55に対して効率よく電力を供給することができ、内部回路55内で用いる励磁電流を増やすことができる。
特表2011−513877号公報
しかしながら、このような従来技術によれば、信号線LA,LBに対して出力電流制御回路51と電源回路52とを並列に接続した構成を用いているため、上位装置1との間でHART(Highway Addressable Remote Transducer)通信を行う場合、内部回路55へ供給できる電力が削減されてしまうという問題点があった。
HART通信は、出力電流ILにデジタル信号を重畳することにより、上位装置1へデジタルデータを送信する方式である。この場合、デジタル信号を出力電流制御回路51で発生させるため、出力電流制御回路51で出力電流ILの一部を使用する必要がある。
図10は、従来のHART通信時における各部の電流波形を示す信号波形図であり、図10(a)は出力電流IL、図10(b)は余剰電流Ir、図10(c)は電源電流Ipを示している。例えば、条件が厳しいIL=4mAの際、振幅±0.5mAのデジタル信号を出力電流ILに重畳させる場合、図10(a)に示すように、出力電流ILについて、4mAを中心として3.5mA〜4.5mAで変化させることになる。
この際、従来技術において、このような出力電流ILを生成するには、出力電流制御回路51と電源回路52とが並列接続されているため、出力電流制御回路51において、図10(b)に示すように、余剰電流Irとして振幅1mAのデジタル信号を発生させて、内部回路55側で消費される電源電流Ipと合成する必要がある。このため、内部回路55側で利用できる電源電流Ipは、図10(c)に示すように、最大3.5mA(=4mA−0.5mA)となり、結果として、内部回路55側へ供給可能な供給電力は、出力電流ILのすべてを電源電流Ipとして使用できる場合と比較して、12.5%も低下する。
図11は、従来の出力電流と供給電力との関係を示す特性図である。図11において、特性61Aは、従来技術においてHART通信を行った場合の特性であり、特性61Bは、従来技術においてHART通信を行わない場合の特性である。なお、特性61A,61Bは、共にDC/DCコンバータ54の入力電圧Vinを出力電流ILの電流値に基づき制御した場合の特性を示している。なお、特性61Cは、従来技術においてHART通信を行わない場合であって、かつDC/DCコンバータ54の入力電圧Vinを出力電流ILの電流値に基づき制御しない場合の特性である。これら特性61A,61B,61Cは、DC/DCコンバータ54からの出力電圧Voutが6V固定であることを前提としている。また、図11の供給電力Pは、電源回路52から供給可能な電力を示している。
まず、特性61Aおよび特性61Bと特性61Cとを比較すると、特性61Cより特性61Aおよび特性61Bの方が、内部回路55側への供給電力Pが大幅に増大しており、DC/DCコンバータ54の入力電圧Vinを制御したことによる効果が示されている。
一方、特性61Aと特性61Bとを比較すると、出力電流ILが同じ電流値であっても、特性61Aの方が特性61Bより供給電力Pが少なくなっている。このことは、DC/DCコンバータ54の入力電圧Vinを制御したことによる効果が、HART通信で用いるデジタル信号を出力電流制御回路51で発生させるための電流相当分だけ、低減してしまうことを示しており、信号線LA,LBから供給された電力を有効に利用できていないことになる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、HART通信を行う場合でも、DC/DCコンバータへの入力電圧を制御したことによる効果を低減させることなく、信号線LA,LBから供給された電力を有効利用できる2線式電磁流量計を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる2線式電磁流量計は、上位装置と接続された2つの信号線を流れる出力電流から得た電力を励磁回路へ供給する励磁電源回路と、測定管内を流れる流体から前記励磁回路による励磁で発生した起電力を検出し、この起電力に基づき当該流体の流量値を計測する信号処理回路と、前記信号処理回路から出力された、前記流量値に応じた出力電流値を示す出力電流指示信号に応じて前記出力電流の電流値を制御することにより、前記流量値を前記上位装置へ送信する出力電流制御回路とを備える2線式電磁流量計であって、前記出力電流制御回路および前記励磁電源回路は、前記出力電流の電流経路を形成するよう、前記信号線間に対して直列に接続されており、前記出力電流制御回路は、前記信号処理回路から出力された送信データ信号に基づいて、前記出力電流の電流値を高速に変化させることにより、HART(Highway Addressable Remote Transducer)通信で用いるデジタル信号を前記出力電流に重畳させて前記上位装置へ送信し、前記励磁電源回路は、前記電流経路上に接続されて前記出力電流の一部またはすべてを励磁電源入力電流として前記励磁回路へ供給する励磁電源を生成するDC/DCコンバータと、前記電流経路に対して前記DC/DCコンバータと並列に接続されて、前記出力電流のうち前記DC/DCコンバータへ入力される前記励磁電源入力電流以外の残りの調整電流を流すとともに、前記出力電流指示信号に応じて前記DC/DCコンバータへの励磁電源入力電圧を制御する電流調整回路とを含むようにしたものである。
また、本発明にかかる上記2線式電磁流量計の一構成例は、前記電流調整回路が、前記電流経路上に接続されたトランジスタと、前記トランジスタのうち前記出力電流が入力される入力端子の電圧値と、前記出力電流指示信号に応じた指示電圧値とを比較し、その比較結果に応じて前記トランジスタを制御する電圧比較回路とを含むようにしたものである。
また、本発明にかかる上記2線式電磁流量計の一構成例は、前記励磁電源回路で生成された励磁電源から前記信号処理回路へ供給する動作電源を生成する動作電源回路をさらに備えている。
また、本発明にかかる上記2線式電磁流量計の一構成例は、前記電流経路に対して前記出力電流制御回路と並列に接続されて、前記出力電流の一部を動作電源入力電流として前記信号処理回路へ供給する動作電源を生成する動作電源回路をさらに備え、前記出力電流制御回路は、前記出力電流のうち前記信号処理回路へ入力される前記動作電源入力電流以外の余剰電流を流すようにしたものである。
本発明によれば、HART通信を行う場合でも、DC/DCコンバータへの励磁電源入力電圧を制御したことによる効果を低減させることなく、信号線から供給された電力を有効利用することができる。
第1の実施の形態にかかる2線式電磁流量計の構成を示すブロック図である。 出力電流制御回路の構成例である。 電流調整回路の構成例である。 本発明にかかるHART通信時における各部の電流波形を示す信号波形図である。 本発明にかかる出力電流と供給電力との関係を示す特性図である。 本発明にかかる出力電流と励磁電源入力電圧との関係を示す特性図である。 計測出力と励磁電流との関係を示す特性図である。 第2の実施の形態にかかる2線式電磁流量計の構成を示すブロック図である。 従来のフィールド機器の回路構成を示すフロック図である。 従来のHART通信時における各部の電流波形を示す信号波形図である。 従来の出力電流と供給電力との関係を示す特性図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる2線式電磁流量計10について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる2線式電磁流量計の構成を示すブロック図である。
この2線式電磁流量計10は、端子TA,TBに接続された2つ(1対)の信号線LA,LBを介してコントローラなどの上位装置(図示せず)と接続し、この信号線LA,LBを流れる4〜20mAのアナログ直流電流からなる出力電流ILから電力を得て、測定管内を流れる流体の流量値を計測する機能と、この出力電流ILの電流値を制御することにより、得られた流量値を上位装置へ送信する機能とを有している。なお、上位装置については、前述の図9に示したように、信号線LA,LB間に、直流電源と負荷抵抗とが直列接続された構成を有しているものとする。
図1に示すように、2線式電磁流量計10には、主な回路部として、出力電流制御回路11、励磁電源回路12、励磁回路15、動作電源回路16、および信号処理回路18が設けられている。
本実施の形態は、出力電流制御回路11および励磁電源回路12を、出力電流ILの電流経路LPを形成するよう、信号線LA,LB間に対して直列に接続し、励磁電源回路12を、DC/DCコンバータ13と電流調整回路14の並列接続から構成したものである。
出力電流制御回路11は、電流経路LP上に直列接続されて、信号処理回路18から出力された、流量値に応じた出力電流値を示す出力電流指示信号ISETに応じて、出力電流ILの電流値を制御することにより、流量値を上位装置へ送信する機能と、信号処理回路18から出力された送信データ信号DTに基づいて、出力電流ILの電流値を高速に変化させることにより、HART通信で用いるデジタル信号を出力電流ILに重畳させて上位装置へ送信する機能とを有している。出力電流制御回路11において、端子T11は、電流経路LP(図1では端子TA)に接続されて出力電流ILが入力される入力端子である。端子T12は、電流経路LP(図1では端子T21)に接続されて出力電流ILが出力される出力端子である。
励磁電源回路12は、電流経路LP上に直列接続されて、出力電流ILから得た電力を励磁回路へ供給する機能を有している。この励磁電源回路12には、主な回路部として、DC/DCコンバータ13と電流調整回路14とが設けられている。励磁電源回路12において、端子T21は、電流経路LP(図1では端子T12)に接続されて出力電流ILが入力される入力端子であり、T21から入力された出力電流ILの一部またはすべてが励磁電源入力電流IinとしてDC/DCコンバータ13へ供給され、出力電流ILのうち励磁電源入力電流Iin以外の残りの調整電流Isが電流調整回路14へ引き込まれる。
また、励磁電源回路12において、端子T22は、電流経路LP(図1では端子TB)に接続されて、DC/DCコンバータ13からの励磁電源入力電流Iinと電流調整回路14からの調整電流Isとが合成されて、元の出力電流ILとして出力される出力端子である。端子T23は、DC/DCコンバータ13で生成された励磁電源出力電圧(電源電位)Voutが出力される出力端子である。端子T24は、DC/DCコンバータ13で生成された励磁電源の接地電位AGが出力される出力端子である。
DC/DCコンバータ13は、T21,T22を介して電流経路LP上に直列接続されて、出力電流ILの一部またはすべてを励磁電源入力電流Iinとして、励磁電源入力電圧Vinを励磁電源出力電圧Voutへ直流電圧変換することにより、励磁回路15へ供給する励磁電源を生成する機能を有している。
電流調整回路14は、T21,T22を介して、電流経路LPに対してDC/DCコンバータ13と並列に接続されて、出力電流ILのうちDC/DCコンバータ13へ入力される励磁電源入力電流Iin以外の残りの調整電流Isを流す機能と、信号処理回路18からの出力電流指示信号ISETに応じて、DC/DCコンバータ13への励磁電源入力電圧Vinの電圧値を制御する機能とを有している。
電流調整回路14において、端子T31は、T21に接続されて、電流経路LPから調整電流Isが入力される入力端子であり、端子T32は、T22に接続されて、調整電流Isが出力される出力端子である。
励磁回路15は、励磁電源回路12で生成された励磁電源を、測定管の周部に配置された励磁コイルへ供給することにより、測定管内を流れる流体を励磁する機能を有している。
動作電源回路16は、励磁電源回路12で生成された励磁電源から、信号処理回路18へ供給する動作電源を生成する機能を有している。この動作電源回路16には、主な回路部として、定電圧回路17が設けられている。動作電源回路16において、端子T41は、T23に接続されて、DC/DCコンバータ13で生成された励磁電源出力電圧(電源電位)Voutが供給される入力端子である。端子T42は、T24に接続されて、DC/DCコンバータ13で生成された励磁電源の接地電位AGが供給される入力端子である。端子T41は、動作電源回路16で生成した動作電源の動作電源電位Vpが出力される出力端子である。端子T42は、動作電源回路16で生成した動作電源の接地電位AGが出力される出力端子である。
定電圧回路17は、3端子レギュレータやシリーズレギュレータなどのレギュレータ回路からなり、励磁電源回路12で生成された励磁電源を定電圧化することにより、一定の動作電源電位Vpからなる動作電源を生成する機能を有している。定電圧回路17の入力端子がT41に接続され、定電圧回路17の出力端子がT43に接続され、定電圧回路17の接地端子がT42,T44に接続されている。
信号処理回路18は、動作電源回路16で生成された動作電源により動作し、励磁回路15で励磁された測定管内を流れる流体から検出された起電力に基づいて、当該流体の流量値を計測する機能と、流量値に応じた出力電流値を示す出力電流指示信号ISETを出力する機能と、上位装置へ送信する送信データ信号DTを出力する機能とを有している。
次に、図2および図3を参照して、本実施の形態にかかる2線式電磁流量計の要部について説明する。図2は、出力電流制御回路の構成例である。図3は、電流調整回路の構成例である。
図2に示すように、出力電流制御回路11は、主な回路要素として、トランジスタQ1および電流制御回路11Aを有している。
Q1は、NPNトランジスタからなり、コレクタ端子がT11に接続され、エミッタ端子がT12に接続されている。なお、Q1は、PNPトランジスタでもよく、NMOSFETまたはPMOSFETでもよい。
電流制御回路11Aは、オペアンプなどの信号演算回路からなり、信号処理回路18からの出力電流指示信号ISETに基づいて、Q1をアナログ制御するための制御信号S1をQ1のベース端子へ出力することにより、出力電流ILの電流値を制御する機能と、信号処理回路18からの送信データ信号DTに基づいて、制御信号S1を高速で変化させることにより、HART通信で用いるデジタル信号を出力電流ILに重畳させる機能とを有している。
電流調整回路14には、主な回路要素として、端子T31,T32、トランジスタQ2、ダイオードD1,抵抗素子R1、および電圧比較回路14Aが設けられている。
Q2は、NPNトランジスタからなり、コレクタ端子がT31に接続され、エミッタ端子がD1のアノード端子に接続されている。なお、Q2は、PNPトランジスタでもよく、NMOSFETまたはPMOSFETでもよい。D1は、逆流防止用のダイオードからなり、カソード端子がR1を介してT32に接続されている。
電圧比較回路14Aは、DC/DCコンバータ13の励磁電源入力電圧Vinと出力電流指示信号ISETの指示電圧値Vsetとを比較することにより、Q2をオン/オフ制御するための制御信号S2をQ2のベース端子へ出力する回路部である。
図3に示すように、電圧比較回路14Aには、主な回路要素として、オペアンプU11,U12、抵抗素子R11,R12,R13,R14,R15、および容量素子C11が設けられている。
U11は、R11とR12との抵抗比に基づいて、基準電圧Vrefと出力電流指示信号ISETの指示電圧値Vsetとを信号演算処理することにより、指示電圧値Vsetを信号変換した指示電圧Vxを出力する機能を有している。
U12は、T31の励磁電源入力電圧VinをR13とR14で抵抗分割して得られた検出電圧Vyと、出力電流指示信号ISETに応じたU11からの指示電圧Vxとを比較することにより、指示電圧Vxと検出電圧Vyとの差分を示す制御信号S2を生成し、抵抗R15を介してQ2のベース端子へ出力する機能を有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図1〜図3を参照して、本実施の形態にかかる2線式電磁流量計10の動作について説明する。
出力電流制御回路11は、信号処理回路18から出力された4〜20mAのいずれかを示す出力電流指示信号ISETに応じて、電流経路LPに沿って端子TAから端子T11を介して入力された出力電流ILの電流値を制御する。また、出力電流制御回路11は、信号処理回路18から出力された送信データ信号DTに基づいて、出力電流ILの電流値を高速制御して、HART通信で用いるデジタル信号を出力電流ILに重畳させる。
一方、この出力電流ILは、出力電流制御回路11のT12から出力されて、電流経路LPに沿って、そのすべてが励磁電源回路12のT21へ入力され、この出力電流ILの一部またはすべてが、励磁電源入力電流IinとしてDC/DCコンバータ13へ供給される。
図4は、本発明のHART通信時における各部の電流波形を示す信号波形図であり、図4(a)は出力電流IL、図4(b)は励磁電源入力電流Iin、図4(c)は調整電流Isを示している。例えば、条件が厳しいIL=4mAの際、振幅±0.5mAのデジタル信号を出力電流ILに重畳させる場合、図4(a)に示すように、出力電流ILについて、4mAを中心として3.5mA〜4.5mAで変化させることになる。
この際、本発明において、このような出力電流ILを生成するには、出力電流制御回路11と励磁電源回路12とが直列接続されているため、出力電流制御回路11には、常時、4mAのバイアス直流電流が供給されていることになり、図4(a)に示すように、出力電流ILについて、4mAを中心として±0.5mAの範囲で制御すればよい。
このため、励磁電源回路12において、図4(b)に示すように、出力電流ILのすべてを励磁電源入力電流Iinとして利用することができる。また、このとき調整電流Isは流れず、図4(c)に示すように、0mA一定となる。
ここで、DC/DCコンバータ13の出力側(T23−T24)には、通常、電源コンデンサなどの容量成分が存在するため、+0.5mAのタイミングで容量成分に充電された電流が、−0.5mAのタイミングで容量成分から放電されるため、励磁電源入力電流Iinの振幅±0.5mAが平滑化される。このため、平均して4mAの励磁電源入力電流IinがDC/DCコンバータ13へ入力されることになる。
したがって、出力電流制御回路11と励磁電源回路12の両方に、出力電流ILが等しく供給されることになり、HART通信で用いるデジタル信号を出力電流制御回路11で発生させるための電流相当分も、励磁電源回路12へ供給される。このため、HART通信を行う場合でも、DC/DCコンバータ13への励磁電源入力電圧Vinを制御したことによる効果を低減させることなく、信号線LA,LBから供給された電力を有効利用できる。
図5は、本発明にかかる出力電流と供給電力との関係を示す特性図である。図5において、特性31Aは、本実施の形態においてHART通信を行った場合の特性であり、特性31Bは、従来技術においてHART通信を行った場合の特性である。なお、特性31Aと31Bは、共にDC/DCコンバータ13の入力電圧を出力電流ILの電流値に基づき制御した場合の特性を示している。なお、特性31Cは、本実施の形態においてHART通信を行わない場合であって、かつDC/DCコンバータ13の入力電圧を出力電流ILの電流値に基づき制御しない場合の特性である。これら特性31A,31B,31Cは、DC/DCコンバータ13からの励磁電源出力電圧Voutが6V固定であることを前提としている。また、図5の供給電力Pは、励磁電源回路12から供給可能な電力を示している。
まず、特性31Aと特性31Cとを比較すると、特性31Aの方が、特性31Cから大幅に供給電力Pが増大しており、DC/DCコンバータ13の励磁電源入力電圧Vinを制御したことによる効果が示されている。
一方、特性31Aと特性31Bとを比較すると、出力電流ILが同じ電流値であっても、特性31Aの方が特性31Bより供給電力Pが大きくなっている。このため、HART通信で用いるデジタル信号を出力電流制御回路11で発生させても、本実施の形態によれば、供給電力Pが削減されていないことが示されている。
したがって、本実施の形態によれば、HART通信を行う場合でも、DC/DCコンバータ13への励磁電源入力電圧Vinを制御したことによる効果を低減させることなく、信号線LA,LBから供給された電力を有効利用できていることがわかる。
一方、励磁電源回路12において、DC/DCコンバータ13により励磁電源を生成する場合、DC/DCコンバータ13は、励磁回路15などの負荷側の励磁電源出力電流Ioutが変化しない限り、DC/DCコンバータ13へ入力される励磁電源入力電流Iinの電流値は変化しない。このことは、従来技術の定電圧回路53においても、同様の特徴を有している。従来技術によれば、定電圧化の動作以外に無駄な電流を消費させないため、定電圧回路53として3端子レギュレータやシリーズレギュレータを使用する必要があるからである。
しかしながら、本実施の形態によれば、励磁電源回路12がDC/DCコンバータ13と電流調整回路14の並列接続から構成されていることから、励磁電源回路12のT21から入力された出力電流ILは、その一部またはすべてが、励磁電源入力電流IinとしてDC/DCコンバータ13へ供給され、残りの調整電流IsがT31から電流調整回路14へ引き込まれてT32へ出力される。
例えば、図3に示したように、出力電流ILを低下させた場合、ISET信号の指示電圧値Vsetが上昇するため、指示電圧Vxが低下して検出電圧Vyとの差分が大きくなる。これにより、電圧比較回路14Aからの制御信号S2の電圧が上昇するため、Q2で発生する電圧、すなわち励磁電源入力電圧Vinを高くすることができる。また、Q2で発生する励磁電源入力電圧Vinは、定電圧に維持されるため、出力電流ILから励磁電源入力電流Iinを差し引いた残りの電流は、調整電流IsとしてQ2に流れる。
一方、出力電流ILを増加させた場合、ISET信号の指示電圧値Vsetが低下するため、指示電圧Vxが上昇して検出電圧Vyとの差分が小さくなる。これにより、電圧比較回路14Aからの制御信号S2の電圧が低下するため、Q2で発生する電圧、すなわち励磁電源入力電圧Vinを低くすることができる。また、Q2で発生する励磁電源入力電圧Vinは、定電圧に維持されるため、出力電流ILから励磁電源入力電流Iinを差し引いた残りの電流は、調整電流IsとしてQ2に流れる。
このため、DC/DCコンバータ13を用いて励磁電源を生成した場合でも、励磁電源回路12全体に流れる出力電流ILの電流値を、電流経路LPに沿って流すことができる。したがって、励磁電源回路12をDC/DCコンバータ13や定電圧回路53のみで構成した場合のように、出力電流ILの電流値を固定化してしまうことにはならない。
また、図3に対する上記説明のとおり、電流調整回路14において、信号処理回路18から出力された4〜20mAのいずれかを示す出力電流指示信号ISETに応じて、電流調整回路14のT31,T32間の電圧値、すなわちDC/DCコンバータ13へ入力される励磁電源入力電圧Vinの電圧値が制御される。
したがって、出力電流ILの変化に応じて、励磁電源入力電圧Vinの電圧値を制御することができ、信号線LA,LBから供給された電力を効率よく励磁電源として供給することができる。
図6は、本発明にかかる出力電流と励磁電源入力電圧との関係を示す特性図である。図6において、特性32Aは、本実施の形態かかる特性であり、特性32Bは、励磁電源入力電圧Vinが固定の場合の特性である。
特性32Bでは、出力電流ILが変化しても、励磁電源入力電圧Vinが13V程度に固定されているが、特性32Aでは、出力電流ILが4〜20mAで変化した場合、励磁電源入力電圧Vinが17V〜13.6V程度の範囲で変化していることがわかる。
このため、図5で前述したように、特性31Aと特性31Cとを比較すると、特性31Aの方が、特性31Cから大幅に供給電力Pが増大しており、DC/DCコンバータ13の励磁電源入力電圧Vinを制御したことによる効果が示されている。
図7は、計測出力と励磁電流との関係を示す特性図である。図7において、特性33A,33B,33Cは、それぞれ図5の特性31A,31B,31Cで示されている励磁電源回路12で供給可能な供給電力Pと、実際の電磁流量計における各種の諸条件とを考慮して算出した、励磁コイルへ供給可能な励磁電流Iexの一設定例である。ここでは、計測出力Wが0%〜15%のレンジと、15%〜30%のレンジと、30%以上のレンジの3つのレンジで、励磁電流Iexが切り替えられている。
これら特性33A,33B,33Cを比較すると、励磁電源回路12で供給可能な供給電力Pが最も大きい特性33Aが、最も大きな励磁電流Iexを供給可能なことが示されている。
したがって、本実施の形態によれば、HART通信を行う場合でも、DC/DCコンバータ13への励磁電源入力電流Iinを制御したことによる効果を低減させることなく、信号線LA,LBから供給された電力を励磁電流Iexとして有効利用でき、流量値に対するS/N比を大幅に向上させることができる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態によれば、出力電流制御回路11および励磁電源回路12を、出力電流ILの電流経路LPを形成するよう、信号線LA,LB間に対して直列に接続し、励磁電源回路12を、DC/DCコンバータ13と電流調整回路14の並列接続から構成したので、HART通信を行う場合でも、DC/DCコンバータ13への励磁電源入力電圧Vinを制御したことによる効果を低減させることなく、信号線LA,LBから供給された電力を有効利用できる。
また、本実施の形態では、電流調整回路14の電圧比較回路14Aにおいて、DC/DCコンバータ13への励磁電源入力電圧Vinと出力電流指示信号ISETに応じた指示電圧値Vsetとを比較し、その比較結果に応じて電流経路LP上に接続されたトランジスタQ2を制御するようにしたので、出力電流ILの電流値に応じたDC/DCコンバータ13への励磁電源入力電圧Vinを制御する機能と、出力電流ILのうちDC/DCコンバータ13への励磁電源入力電流Iinの残りの電流を調整電流Irとして調整する機能とを、同じ電流調整回路14において実現することができ、回路構成を簡素化することができる。
また、本実施の形態では、信号線LA,LB間に対して、出力電流制御回路11と励磁電源回路12とを直列接続する場合、信号線LAの端子TA側、すなわち出力電流ILの上流側に出力電流制御回路11を接続し、信号線LBの端子TB側、すなわち出力電流ILの下流側に励磁電源回路12を接続した場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、これとは逆に、信号線LAの端子TA側、すなわち出力電流ILの上流側に励磁電源回路12を接続し、信号線LBの端子TB側、すなわち出力電流ILの下流側に出力電流制御回路11を接続した場合でも、前述と同様の作用効果を得ることができる。
[第2の実施の形態]
次に、図8を参照して、本発明の第2の実施にかかる2線式電磁流量計10について説明する。図8は、第2の実施の形態にかかる2線式電磁流量計の構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態では、動作電源回路16において、励磁電源回路12で生成された励磁電源から、信号処理回路用の動作電源を生成する場合を例として説明した。本実施の形態では、動作電源回路16において、出力電流制御回路11の両端電圧から、信号処理回路用の動作電源を生成する場合を例として説明する。
図8に示すように、本実施の形態において、動作電源回路16が、出力電流制御回路11と並列に接続されている。具体的には、動作電源回路16のT41が出力電流制御回路11のT11と接続され、動作電源回路16のT42,T44が出力電流制御回路11のT12と接続され、動作電源回路16のT43とT44との間に、信号処理回路18が接続されている。
これにより、励磁電源回路12で生成した励磁電源のすべてが励磁回路15に供給され、信号処理回路18に対して動作電源は、出力電流制御回路11の両端電圧から別個に生成されることになる。このため、第1の実施の形態のように、励磁電源回路12で生成した励磁電源を、励磁回路15と信号処理回路18との両方に供給する構成と比較して、動作電源相当分だけ、励磁回路15へ供給できる励磁電源を増やすことができる。
また、本実施の形態において、出力電流制御回路11は、出力電流ILのうち信号処理回路18へ入力される動作電源入力電流Ip以外の余剰電流Irを流す機能を有している。これについては、例えば、動作電源入力電流Ipが固定的な場合、この動作電源入力電流Ipだけ出力電流ILから差し引いた余剰電流Irを、出力電流制御回路11で流せばよい。
また、例えば、電流経路LP上に、実際に流れている出力電流ILの電流値を検出する電流検出回路を別途設け、この電流検出回路で検出した電流値を示す電流検出信号を、図3に示した電流制御回路11Aへ入力し、この電流検出信号に応じて、余剰電流Irの電流値を制御してもよい。これにより、動作電源入力電流Ipが変動する場合にも対応できる。
したがって、出力電流制御回路11と並列して動作電源回路16を接続した構成を採用しても、信号処理回路18から出力された出力電流指示信号ISETに応じて、出力電流ILを正確に制御することができる。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、動作電源回路16を、電流経路LPに対して出力電流制御回路11と並列に接続し、出力電流制御回路11において、出力電流ILのうち信号処理回路18へ入力される動作電源入力電流Ip以外の残りの余剰電流Irを電流経路LPへ流すようにしたものである。
これにより、第1の実施の形態と同様に、HART通信を行う場合でも、DC/DCコンバータへの入力電圧を制御したことによる効果を低減させることなく、信号線LA,LBから供給された電力を有効利用できる。
また、これに加えて、動作電源相当分だけ、励磁電源回路12から励磁回路15へ供給できる励磁電源を増やすことができ、流量値に対するS/N比を大幅に向上させることができる。
また、本実施の形態では、信号線LA,LB間に対して、出力電流制御回路11と励磁電源回路12とを直列接続する場合、信号線LAの端子TA側、すなわち出力電流ILの上流側に励磁電源回路12を接続し、信号線LBの端子TB側、すなわち出力電流ILの下流側に出力電流制御回路11を接続した場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、これとは逆に、信号線LAの端子TA側、すなわち出力電流ILの上流側に出力電流制御回路11を接続し、信号線LBの端子TB側、すなわち出力電流ILの下流側に励磁電源回路12を接続した場合でも、前述と同様の作用効果を得ることができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
10…2線式電磁流量計、11…出力電流制御回路、12…励磁電源回路、13…DC/DCコンバータ、14…電流調整回路、14A…電圧比較回路、15…励磁回路、16…動作電源回路、17…定電圧回路、18…信号処理回路、LA,LB…信号線、IL…出力電流、LP…電流経路、ISET…出力電流指示信号、DT…送信データ信号、Iin…励磁電源入力電流、Vin…励磁電源入力電圧、Iout…励磁電源出力電流、Vout…励磁電源入力電圧、Is…調整電流、Ir…余剰電流、Ip…動作電源入力電流、Vp…動作電源電位、Vx…指示電圧、Vy…検出電圧、Vset…指示電圧値、S1,S2…制御信号、Iex…励磁電流、Vref…基準電圧。

Claims (4)

  1. 上位装置と接続された2つの信号線を流れる出力電流から得た電力を励磁回路へ供給する励磁電源回路と、測定管内を流れる流体から前記励磁回路による励磁で発生した起電力を検出し、この起電力に基づき当該流体の流量値を計測する信号処理回路と、前記信号処理回路から出力された、前記流量値に応じた出力電流値を示す出力電流指示信号に応じて前記出力電流の電流値を制御することにより、前記流量値を前記上位装置へ送信する出力電流制御回路とを備える2線式電磁流量計であって、
    前記出力電流制御回路および前記励磁電源回路は、前記出力電流の電流経路を形成するよう、前記信号線間に対して直列に接続されており、
    前記出力電流制御回路は、前記信号処理回路から出力された送信データ信号に基づいて、前記出力電流の電流値を高速に変化させることにより、HART(Highway Addressable Remote Transducer)通信で用いるデジタル信号を前記出力電流に重畳させて前記上位装置へ送信し、
    前記励磁電源回路は、前記電流経路上に接続されて前記出力電流の一部またはすべてを励磁電源入力電流として前記励磁回路へ供給する励磁電源を生成するDC/DCコンバータと、前記電流経路に対して前記DC/DCコンバータと並列に接続されて、前記出力電流のうち前記DC/DCコンバータへ入力される前記励磁電源入力電流以外の残りの調整電流を流すとともに、前記出力電流指示信号に応じて前記DC/DCコンバータへの励磁電源入力電圧を制御する電流調整回路とを含む
    ことを特徴とする2線式電磁流量計。
  2. 請求項1に記載の2線式電磁流量計において、
    前記電流調整回路は、前記電流経路上に接続されたトランジスタと、前記励磁電源入力電圧と前記出力電流指示信号に応じた指示電圧値とを比較し、その比較結果に応じて前記トランジスタを制御する電圧比較回路とを含むことを特徴とする2線式電磁流量計。
  3. 請求項1または請求項2に記載の2線式電磁流量計において、
    前記励磁電源回路で生成された励磁電源から前記信号処理回路へ供給する動作電源を生成する動作電源回路をさらに備えることを特徴とする2線式電磁流量計。
  4. 請求項1または請求項2に記載の2線式電磁流量計において、
    前記電流経路に対して前記出力電流制御回路と並列に接続されて、前記出力電流の一部を動作電源入力電流として前記信号処理回路へ供給する動作電源を生成する動作電源回路をさらに備え、
    前記出力電流制御回路は、前記出力電流のうち前記信号処理回路へ入力される前記動作電源入力電流以外の余剰電流を流す
    ことを特徴とする2線式電磁流量計。
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