JP2016089810A - 燃料供給装置 - Google Patents

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能成 ▲高▼山
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Abstract

【課題】耐久性及び生産性を高めると共に、燃料蒸気漏れを抑制し且つ装置特性を保証する燃料供給装置の提供。
【解決手段】燃料タンク2のタンク壁3において貫通孔4bを閉塞するタンク蓋10を備え、タンク壁3と固定部材6との間にタンク蓋10が介装されることで燃料タンク2に固定され、燃料タンク2内から燃料タンク2外へ向かって燃料を供給する燃料供給装置1において、タンク蓋10は、その外周縁部112に沿ってタンク壁3に螺着される固定部材6の下面6cと接触する外周上面部110aを、燃料タンク2外に露出する露出外面110,131において有し、当該外周上面部110aには、固定部材6の下面6cとは異なる表面自由エネルギーを設定する耐酸性塗膜15が、設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料タンク内から燃料タンク外へ向かって燃料を供給する燃料供給装置に、関する。
従来、燃料タンクのタンク壁において貫通孔を閉塞するタンク蓋を備えた燃料供給装置は、広く利用されている。
このような燃料供給装置の一種として特許文献1に開示のものは、タンク壁と固定部材との間にタンク蓋が介装されることで、燃料タンクに対して固定されている。ここで特にタンク蓋では、燃料タンク外に露出する露出外面が耐酸性樹脂により形成されることで、耐久性の向上が図られている。
米国特許7255092号明細書
しかし、特許文献1に開示の燃料供給装置では、二ショット成形により耐酸性樹脂がベース樹脂に積層されることで、タンク蓋が形成されている。しかし、こうしたタンク蓋の形成方法では、例えばタンク蓋の構造が燃料供給管や燃料コネクタの形成により複雑になる場合等、二次成形時に一次成形品が破壊され易くなる。そのため、二次成形時における樹脂の射出圧管理や収縮圧管理が難しくなり、生産性が低下してしまう。
そこで、本発明者らは、塗料の付着という比較的簡単な方法により、耐酸性塗膜をタンク蓋の露出外面に設けることで、耐久性だけでなく、生産性をも向上させる技術を研究してきた。また、それに併せて本発明者らは、固定部材をタンク蓋の外周縁部に沿ってタンク壁に螺着させることで、タンク蓋の固定作業を容易にして、生産性の向上効果をさらに高める技術も研究してきた。
こうした鋭意研究の結果、露出外面に耐酸性塗膜を設けたタンク蓋の外周縁部に沿って固定部材をタンク壁に螺着させる場合には、次の問題を招来することが判明した。その問題は、固定部材及び耐酸性塗膜の形成材料によっては、螺着時に耐酸性塗膜が固定部材と固着することで、タンク蓋が固定部材と共に連れ回ってしまうことに起因する。かかる連れ回りが生じると、タンク壁と固定部材との間にてタンク蓋の締め付け力が不足したり、周方向及び上下方向にてタンク蓋の位置が定まり難くなる。ここで、タンク蓋の締め付け力が不足すると、タンク壁に対して固定部材が緩むことになるため、その場合には、傾いたタンク蓋と貫通孔との間から燃料蒸気の漏れを生じさせるおそれがあった。また、タンク蓋の位置が定まり難いと、燃料供給装置の他の構成要素が位置ずれすることになるため、その場合には、所期の装置特性が損なわれるおそれがあった。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、耐久性及び生産性を高めると共に、燃料蒸気漏れを抑制し且つ装置特性を保証する燃料供給装置の提供にある。
上述した課題を解決するために開示された第一発明は、燃料タンク(2)のタンク壁(3)において貫通孔(4b)を閉塞するタンク蓋(10)を備え、タンク壁と固定部材(6)との間にタンク蓋が介装されることにより燃料タンクに対して固定され、燃料タンク内から燃料タンク外へ向かって燃料を供給する燃料供給装置(1)であって、タンク蓋は、タンク蓋の外周縁部(112)に沿ってタンク壁に螺着される固定部材の固定側接触面部(6c)と接触する蓋側接触面部(110a)を、燃料タンク外に露出する露出外面(110,131,141)において有し、蓋側接触面部には、固定側接触面部とは異なる表面自由エネルギーを設定する耐酸性塗膜(15)が、設けられることを特徴とする。
第一発明によると、タンク蓋において燃料タンク外に露出する露出外面のうち蓋側接触面部には、耐酸性塗膜が設けられることから、高い生産性にて高い耐久性を確保可能となる。さらに、耐酸性塗膜の設けられる蓋側接触面部は、タンク蓋の外周縁部に沿ってタンク壁に螺着される固定部材の固定側接触面部と接触することから、当該耐酸性塗膜には、固定側接触面部と異なる表面自由エネルギーが設定される。このような表面自由エネルギーの設定によれば、固定部材の螺着時に蓋側接触面部の耐酸性塗膜が固定側接触面部と固着するのを抑制して、タンク蓋が固定部材と共に連れ回る事態を回避し得る。故に、タンク壁と固定部材との間ではタンク蓋の締め付け力を確保して、タンク蓋と貫通孔との間から燃料蒸気が漏れるのを抑制することができる。それと共に、周方向及び上下方向にてタンク蓋を適正な位置に固定して、燃料供給装置の他の構成要素が位置ずれするのを抑制することで、所期の装置特性を保証することができる。
また、開示された第二発明による耐酸性塗膜は、タンク蓋においてタンク壁と固定部材との間に介装される介装箇所(S)の蓋側接触面部に、設けられることを特徴とする。
第二発明によると、タンク蓋においてタンク壁と固定部材との間に介装される介装箇所には、タンク蓋の締め付け力が直接的に作用する。これによれば、介装箇所の蓋側接触面部に設けられた耐酸性塗膜は、固定部材の螺着時に発生する締め付け力により、固定側接触面へと押し付けられる。しかし、耐酸性塗膜は、表面自由エネルギーの異なる固定側接触面に押し付けられても、当該固定側接触面には固着し難いので、固定部材とタンク蓋との連れ回りを回避し得る。故に、タンク蓋と貫通孔との間からの燃料蒸気漏れを抑制すると共に、燃料供給装置の構成要素を適正に位置決めして所期の装置特性を保証することができる。
一実施形態による燃料供給装置を示す部分断面斜視図である。 図1のタンク蓋を示す断面図である。 図2を拡大して示す拡大断面図である。 図2の変形例を示す断面図である。 図2の変形例を示す断面図である。 図2の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態による燃料供給装置1は、車両の燃料タンク2に搭載される。燃料供給装置1は、車両において燃料タンク2内から同タンク2外の内燃機関へと向かって、燃料を供給する。尚、燃料供給装置1から燃料を供給する内燃機関としては、ガソリンエンジンであってもよいし、ディーゼルエンジンであってもよい。
燃料供給装置1の搭載される燃料タンク2は、樹脂材料又は金属材料から中空状に形成されることで、内燃機関に供給する燃料を貯留する。ここで、燃料タンク2のタンク壁3のうち燃料の上方に位置することになる天井壁3aは、図2に示すように、上方に向かって円筒状に突出する固定座部4を、有している。固定座部4の外周面は、雄螺子状のタンク側螺着部4aを形成している。固定座部4の内周面は、上下方向に貫通する貫通孔4bを形成している。固定座部4の上面には、タンク側螺着部4a及び貫通孔4bと同軸上に、円環溝状の保持凹部4cが設けられている。保持凹部4cは、ゴム材料から円形リング状に形成された弾性部材5を、内側に保持している。
こうした燃料タンク2に対して燃料供給装置1は、図1,2に示す固定部材6により、固定されている。固定部材6は、樹脂材料から円筒状に形成されている。図2に示すように固定部材6の内周面は、タンク側螺着部4aに対して同軸上に螺着される固定側螺着部6aを、雌螺子状に形成している。固定部材6の上面には、内周側へ突出するように、円環平板状の内フランジ部6bが設けられている。
(基本構成)
以下、燃料供給装置1の基本構成につき、説明する。図1に示すように燃料供給装置1は、タンク蓋10、サブタンク20、調整機構30及びポンプユニット40を備えている。ここで、燃料供給装置1のうちタンク蓋10以外の要素20,30,40は、燃料タンク2内に収容される。
図1,2に示すようにタンク蓋10は、蓋本体11、補強リブ12、燃料供給管13及び電気コネクタ14を有している。蓋本体11は、樹脂材料から円板状に形成されている。蓋本体11は、図1に示す補強リブ12よりも外周側にて、固定座部4と内フランジ部6bとの間に介装されている。かかる介装形態により蓋本体11は、固定座部4に対して固定されることで、貫通孔4bの全体を上方から閉塞している。それと共に蓋本体11は、「露出外面」として燃料タンク2外に露出する上面110を、内フランジ部6bと接触させている。さらに蓋本体11は、内フランジ部6bとは反対側にて下面111を弾性部材5と接触させることで、固定座部4との間が弾性変形状態の当該弾性部材5によりシールされている。
補強リブ12は、蓋本体11と一体に樹脂材料から形成されている。補強リブ12は、蓋本体11から下方へ向かって円筒状に突出することで、当該蓋本体11を補強している。補強リブ12は、貫通孔4bに対して上方から同軸上に嵌入されることで、固定座部4に対して蓋本体11を位置決めしている。
図1,2に示すように燃料供給管13は、蓋本体11と一体に樹脂材料から形成されている。燃料供給管13は、蓋本体11から下方へ円筒状に張り出すことで、ポンプユニット40のうち燃料フィルタ43と連結されている。燃料供給管13は、蓋本体11から上方へ逆L字形の円筒状に張り出すことで、内燃機関との連結に供される。ここで、燃料供給管13のうち上方への張り出し部分は、内燃機関との連結コネクタ7により先端側の外周面130を覆われる一方、基端側の外周面131を「露出外面」として燃料タンク2外に露出させている。
図1に示すように電気コネクタ14は、蓋本体11と一体に樹脂材料から形成されている。電気コネクタ14には、インサート樹脂成形により複数の金属ターミナル140が埋設されている。電気コネクタ14は、蓋本体11から下方へ矩形筒状に張り出すことで、ポンプユニット40のうち燃料ポンプ42及び液面センサ45と電気接続可能に各金属ターミナル140を保持している。電気コネクタ14は、蓋本体11から上方へ矩形筒状に張り出すことで、各金属ターミナル140を外部制御回路と電気接続可能に保持している。ここで、電気コネクタ14のうち上方への張り出し部分は、外周面141を「露出外面」として燃料タンク2外に露出させている。
サブタンク20は、タンク本体21及びポンプリテーナ22を有している。タンク本体21は、樹脂材料から有底円筒状に形成されている。タンク本体21は、燃料タンク2内に配置され、タンク壁3のうち底壁3b上に配置されている。タンク本体21は、燃料タンク2内から移送される燃料を、貯留する。ポンプリテーナ22は、樹脂材料からフレーム状に形成されている。ポンプリテーナ22は、タンク本体21の開口部に装着されている。
調整機構30は、支柱31及び付勢部材32を有している。支柱31は、金属材料から円筒状に形成されている。支柱31は、上端にて蓋本体11に装着されている。支柱31は、上端よりも下方のタンク本体21により、上下方向に摺動支持されている。付勢部材32は、金属材料からコイルスプリング状に形成されている。付勢部材32は、支柱31の外周側に同軸上に配置されて、蓋本体11とタンク本体21との間に介装されている。かかる介装形態の付勢部材32は、サブタンク20へと向かって付勢することで、タンク本体21の底壁210を燃料タンク2の底壁3bに押し付ける。
ポンプユニット40は、サクションフィルタ41、燃料ポンプ42、燃料フィルタ43、プレッシャレギュレータ44及び液面センサ45を有している。サクションフィルタ41は、タンク本体21内の底壁210上に配置されている。サクションフィルタ41は、燃料ポンプ42の吸入口に連結されている。サクションフィルタ41は、サブタンク20内から燃料ポンプ42へと吸入される燃料を濾過することで、当該燃料中の大きな異物を除去する。
燃料ポンプ42は、タンク本体21内に配置され、サクションフィルタ41の上方に位置している。燃料ポンプ42は、湾曲自在なフレキシブル配線を介して、電気コネクタ14の金属ターミナル140と電気接続されている。かかる電気接続形態の燃料ポンプ42は、外部制御回路からの制御に従って作動することで、サクションフィルタ41からの吸入燃料を加圧状態にて吐出する。
燃料フィルタ43は、タンク本体21の内外に跨って配置され、燃料ポンプ42の外周側に位置している。燃料フィルタ43は、ハニカム状濾材等のフィルタエレメント431を、フィルタケース430内に収容してなる。フィルタケース430は、ポンプリテーナ22により保持されている。フィルタケース430は、上流側では燃料ポンプ42の吐出口に連結されている一方、下流側では湾曲自在なフレキシブルチューブを介して燃料供給管13に連結されている。かかる連結形態により燃料フィルタ43は、燃料ポンプ42からフィルタケース430内へと吐出されて燃料供給管13に向かう燃料をフィルタエレメント431により濾過することで、当該燃料中の微細な異物を除去する。こうして濾過された燃料は、燃料供給管13を通じて内燃機関に供給される。
プレッシャレギュレータ44は、タンク本体21内に配置され、燃料ポンプ42の側方に位置している。プレッシャレギュレータ44は、フィルタケース430のうち燃料供給管13へと向かう燃料経路の形成部位に、連結されている。プレッシャレギュレータ44は、燃料フィルタ43から燃料供給管13へと吐出される燃料の圧力を、調整する。液面センサ45は、タンク本体21の外周部に装着されている。液面センサ45は、湾曲自在なフレキシブル配線を介して、電気コネクタ14の金属ターミナル140と電気接続されている。かかる電気接続形態の液面センサ45は、燃料タンク2内の燃料に浮かぶフロート450の上下動に従うアーム451の回転角度に応じて、同タンク2内での液面レベルの検出信号を外部制御回路へ出力する。
(タンク蓋の詳細構成)
次に、詳細構成につき、説明する。図2,3に示すタンク蓋10は、蓋本体11の外周縁部112に沿って固定側螺着部6aをタンク側螺着部4aに螺着させることで、内フランジ部6bと固定座部4との間に介装されている。かかる介装形態下、内フランジ部6bにおける「固定側接触面部」としての下面6cは、蓋本体11の上面110のうち、外周縁部112から内周側に所定範囲の外周上面部110aと接触している。換言すれば、外周上面部110aは、固定部材6とタンク壁3との間の介装箇所Sに設けられる「蓋側接触面部」として、内フランジ部6bの下面6cと接触している。ここで、蓋本体11のうち外周上面部110aが設けられる介装箇所Sは、蓋本体11のうち補強リブ12の突出箇所P周辺に設定されることで、当該外周上面部110aとは反対側から弾性部材5が下面111に接触する箇所となっている。
図1,2に示すタンク蓋10の表面のうち、外周上面部110aを含む蓋本体11の上面110と、燃料供給管13の基端側外周面131と、電気コネクタ14の外周面141とは、図2,3に示す如き耐酸性塗膜15により形成されている。即ち、本実施形態の耐酸性塗膜15は、面110,131,141から構成される「露出外面」の全体に設けられることで、少なくとも外周上面部110aには設けられている。
図3に示すように耐酸性塗膜15は、二種類の塗料を順次薄膜状に塗布することで、下層のプライマ膜150と上層の主膜151とを積層してなる。ここで、タンク蓋10の要素11,13,14において耐酸性塗膜15の下地部分(以下、単に「下地部分」という)と、固定部材6は、それぞれポリアセタール樹脂(以下、「POM」という)から形成されている。また、それに合わせて本実施形態では、プライマ膜150がポリエステル樹脂系又はアルキッド樹脂系の塗料により形成されるのに対し、主膜151がフッ素樹脂系の塗料により形成されている。かかる形成樹脂材料の選択により、要素11,13,14の下地部分に対する主膜151の付着強度は、それら下地部分と主膜151との間のプライマ膜150により高められている。それと共に、耐酸性塗膜15のうち主膜151が形成する外周上面部110aを含んだ面110,131,141には、固定部材6の下面6cとは異なる表面自由エネルギーが設定されている。例えば、固定部材6における下面6cの表面自由エネルギーは、21.5mJ/mに設定されるのに対し、主膜151における外周上面部110aの表面自由エネルギーは、例えば44.6mJ/mに設定される。
尚、燃料タンク2外に露出する主膜151は、要素11,13,14の下地部分にてPOMの分子鎖が同タンク2外の酸性物質により分解されるのを抑制するように、耐酸性が付与される。また、耐酸性や付着強度等を考慮して、プライマ膜150の膜厚は、例えば5μm程度に設定されるのに対し、主膜151の膜厚は、例えば25μm程度のに設定される。さらに、主膜151の外周縁部151aは、要素11,13,14の下地部分には直に接しないように、プライマ膜150の外周縁部150aよりも内周側にて同膜150に積層される。
(作用効果)
ここまで説明した燃料供給装置1の作用効果を、以下に説明する。
燃料供給装置1によると、タンク蓋10において燃料タンク2外に露出する「露出外面」としての面110,131,141のうち少なくとも外周上面部110aには、耐酸性塗膜15が設けられることから、高い生産性にて高い耐久性を確保可能となる。さらに、耐酸性塗膜15の設けられる外周上面部110aは、タンク蓋10の外周縁部112に沿ってタンク壁3に螺着される固定部材6の下面6cと接触することから、当該耐酸性塗膜15には、下面6cと異なる表面自由エネルギーが設定される。このような表面自由エネルギーの設定によれば、固定部材6の螺着時に外周上面部110aの耐酸性塗膜15が下面6cと固着するのを抑制して、タンク蓋10が固定部材6と共に連れ回る事態を回避し得る。故に、タンク壁3と固定部材6との間ではタンク蓋10の締め付け力を確保して、タンク蓋10と貫通孔4bとの間から燃料蒸気が漏れるのを抑制することができる。それと共に、周方向及び上下方向にてタンク蓋10を適正な位置に固定して、燃料供給装置1の他の構成要素20,30,40が位置ずれするのを抑制することで、所期の装置特性を保証することができる。ここで例えば、ポンプユニット40のうち液面センサ45の位置ずれを抑制することで、燃料タンク2内での液面レベルの検出特性を保証することができる。
また、燃料供給装置1によると、タンク蓋10においてタンク壁3と固定部材6との間に介装される介装箇所Sには、タンク蓋10の締め付け力が直接的に作用する。これによれば、介装箇所Sの外周上面部110aに設けられた耐酸性塗膜15は、固定部材6の螺着時に発生する締め付け力により、固定部材6の下面6cへと押し付けられる。しかし、耐酸性塗膜15は、表面自由エネルギーの異なる下面6cに押し付けられても、当該下面6cには固着し難いので、固定部材6とタンク蓋10との連れ回りを回避し得る。故に、タンク蓋10と貫通孔4bとの間からの燃料蒸気漏れを抑制すると共に、燃料供給装置1の構成要素10,20,30,40を適正に位置決めして所期の装置特性を保証することができる。
さらに、燃料供給装置1によると、一般に弾性率の小さな樹脂材料から形成されたタンク蓋10は、タンク壁3と固定部材6との間の介装箇所Sにて弾性変形することで、弾性復原力を発生する。ここで特に、タンク蓋10において燃料タンク2の貫通孔4bを閉塞する板状の蓋本体11のうち、補強リブ12の突出箇所P周辺となる介装箇所Sでは、当該突出箇所Pを支点とする弾性変形により弾性復原力が発生し易くなる。こうしたことから、介装箇所Sの外周上面部110aに設けられた耐酸性塗膜15は、固定部材6の螺着時に発生する締め付け力と、タンク蓋10の発生する弾性復原力とにより、固定部材6の下面6cへと強く押し付けられる。しかし、耐酸性塗膜15は、表面自由エネルギーの異なる下面6cに強く押し付けられても、当該下面6cへの固着抑制機能を確実に発揮して、固定部材6とタンク蓋10との連れ回りを回避し得る。故に、タンク蓋10と貫通孔4bとの間からの燃料蒸気漏れを抑制すると共に、燃料供給装置1の構成要素10,20,30,40を適正に位置決めして所期の装置特性を保証することができる。
またさらに、燃料供給装置1のタンク蓋10においてタンク壁3と固定部材6との間の介装箇所Sでは、タンク蓋10とタンク壁3との間をシールする弾性部材5が外周上面部110aとは反対側から接触することで、当該弾性部材5の弾性変形により弾性復原力が発生する。これによれば、介装箇所Sの外周上面部110aに設けられた耐酸性塗膜15は、固定部材6の螺着時に発生する締め付け力と、弾性部材5の発生する弾性復原力とにより、固定部材6の下面6cへと強く押し付けられる。しかし、耐酸性塗膜15は、表面自由エネルギーの異なる下面6cに強く押し付けられても、当該下面6cへの固着抑制機能を確実に発揮して、固定部材6とタンク蓋10との連れ回りを回避し得る。故に、タンク蓋10と貫通孔4bとの間からの燃料蒸気漏れを抑制すると共に、燃料供給装置1の構成要素10,20,30,40を適正に位置決めして所期の装置特性を保証することができる。
加えて、燃料供給装置1の耐酸性塗膜15は、タンク蓋10の表面のうち外周上面部110aを含んだ「露出外面」としての面110,131,141の全体に、設けられる。これによれば、タンク蓋10において燃料タンク2外に露出する部分の全域を、耐酸性塗膜15により被覆し得る。故に、高い生産性にて耐久性を確実に高めつつ、タンク蓋10と貫通孔4bとの間からの燃料蒸気漏れを抑制すると共に、燃料供給装置1の構成要素10,20,30,40を適正に位置決めして所期の装置特性を保証することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
具体的に変形例1では、要素11,13,14の下地部分につき、少なくとも一部分をPOM以外の樹脂材料又は金属材料から形成してもよい。また、変形例2では、「固定側接触面部」としての下面6cの表面自由エネルギーが「蓋側接触面部」としての外周上面部110aと異なる限りにおいて、固定部材6における少なくとも一部分をPOM以外の樹脂材料又は金属材料から形成してもよい。
変形例3では、「蓋側接触面部」としての外周上面部110aの表面自由エネルギーが「固定側接触面部」としての下面6cと異なる限りにおいて、耐酸性塗膜15のうち主膜151をフッ素樹脂系以外の樹脂系塗料から形成してもよい。また、変形例4では、耐酸性塗膜15のうちプライマ膜150を、ポリエステル樹脂系及びアルキッド樹脂系とは異なる樹脂系塗料から形成してもよい。さらにまた、変形例5では、「蓋側接触面部」としての外周上面部110aの表面自由エネルギーが「固定側接触面部」としての下面6cと異なる限りにおいて、要素11,13,14の下地部分に対して付着強度の高い主膜151のみから、耐酸性塗膜15を形成してもよい。
変形例6では、弾性部材5を燃料タンク2に設けなくてもよい。また、変形例7では、補強リブ12をタンク蓋10に設けなくてもよい。さらにまた、変形例8では、蓋本体11のうち、「蓋側接触面部」としての外周上面部110aが設けられる介装箇所Sを、補強リブ12の突出箇所Pから大きく離間した離間箇所に設定してもよい。
変形例9では、タンク蓋10の表面のうち少なくとも、「蓋側接触面部」としての外周上面部110aに耐酸性塗膜15を設ければよい。例えば図4に例示するように、耐酸性塗膜15を設ける面を、「露出外面」のうち外周上面部110aのみに限定してもよい。あるいは図5,6に例示するように、「露出外面」を構成する面110,131,141に加えて、燃料供給管13の先端側外周面130にも耐酸性塗膜15を設けてもよい。ここで、特に図6の例では、「露出外面」を構成する面110,131,141と共に先端側外周面130及び下面111を含むタンク蓋10の表面全体に、耐酸性塗膜15を設けている。
1 燃料供給装置、2 燃料タンク、3 タンク壁、4b 貫通孔、5 弾性部材、6 固定部材、6c 下面、10 タンク蓋、11 蓋本体、12 補強リブ、15 耐酸性塗膜、110 上面、110a 外周上面部、112 外周縁部、130,131,141 外周面、150 プライマ膜、151 主膜、P 突出箇所、S 介装箇所

Claims (6)

  1. 燃料タンク(2)のタンク壁(3)において貫通孔(4b)を閉塞するタンク蓋(10)を備え、前記タンク壁と固定部材(6)との間に前記タンク蓋が介装されることにより前記燃料タンクに対して固定され、前記燃料タンク内から前記燃料タンク外へ向かって燃料を供給する燃料供給装置(1)であって、
    前記タンク蓋は、
    前記タンク蓋の外周縁部(112)に沿って前記タンク壁に螺着される前記固定部材の固定側接触面部(6c)と接触する蓋側接触面部(110a)を、前記燃料タンク外に露出する露出外面(110,131,141)において有し、
    前記蓋側接触面部には、前記固定側接触面部とは異なる表面自由エネルギーを設定する耐酸性塗膜(15)が、設けられることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記耐酸性塗膜は、前記タンク蓋において前記タンク壁と前記固定部材との間に介装される介装箇所(S)の前記蓋側接触面部に、設けられることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記耐酸性塗膜は、樹脂材料から形成された前記タンク蓋において前記介装箇所の前記蓋側接触面部に、設けられることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記タンク蓋は、
    前記貫通孔を閉塞する板状の蓋本体(11)と、
    前記蓋本体から突出して前記蓋本体を補強する補強リブ(12)とを、有し、
    前記耐酸性塗膜は、前記蓋本体のうち前記補強リブの突出箇所(P)周辺において前記介装箇所の前記蓋側接触面部に、設けられることを特徴とする請求項3に記載の燃料供給装置。
  5. 前記介装箇所において前記蓋側接触面部とは反対側から前記タンク蓋に接触することにより、前記タンク蓋と前記タンク壁との間を弾性変形状態にてシールする弾性部材(5)を、備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
  6. 前記耐酸性塗膜は、前記タンク蓋の表面のうち前記蓋側接触面部を含む前記露出外面の全体に、設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
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