JP2016088586A - 包装容器 - Google Patents

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齋藤 剛史
Takashi Saito
剛史 齋藤
光彦 林
Mitsuhiko Hayashi
光彦 林
藤原 崇
Takashi Fujiwara
崇 藤原
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【課題】水分等の染み込みが起こりにくい、紙を主材料とする筒形状の包装容器を提供する。【解決手段】包装容器は、第1のシート材を丸め、両側縁を互いに重ね、重なり部分を接着して筒状とした内管と、内管の下端を封止する内管底部とを有する内管部と、第2のシート材を丸め、両側縁を互いに重ね、重なり部分を接着して筒状とした外管と、外管の下端を封止する外管底部とを有し、内管底部が外管底部に重なるように内管部を収容する外管部と、内管の上端を封止する蓋部とを備え、外管の下端は、端縁が内側にカールされて潰された平坦形状を有する内カール部が形成され、内カール部は、外管内に配置された外管底部の周縁部全周とシールされ、蓋部は、環状の口パーツを有し、口パーツは、内管の上端の全周にわたってシールされるとともに、周縁に形成された環状溝に外管の上端を収容する。【選択図】図2

Description

本発明は、包装容器に関するものである。
近年、金属缶等に代わる、紙を主材料とするシート材を筒形状に成形したストレート型の包装容器が提案されている。
図9に、このような包装容器900の一例の断面図を示す。包装容器は内管911とこれを収容する外管921との二重紙管構造となっている。内管911および外管921とは、シート材を丸め、両側縁を互いに重ね、重なり部分を接着して筒状とすることで成形される。内管911は、上下の各端縁が外カールされ、外管921は、上下の各端縁が内カールされている。各管の上端縁の間に口パーツ931の周縁が挟まれており、各管の下端縁の間に底部941の周縁が挟まれている。内管911の上下の各端縁は、それぞれ樹脂製の口パーツ931および紙を主材料とする底部941と全周にわたってシールされる。外管921の上下の各端縁は、例えば内カールされた部分に接着剤951を流し込んで、少なくとも部分的に口パーツ931および底部941と接着される。口パーツ931は、中央に内容物の取り出し口が設けられており、取り出し口は例えばキャップ932によって覆われる。
上述の包装容器の例では、外管921の上端の内カールされた部分と口パーツ931との間に、こぼれた内容物等が入り込むと除去が困難であった。また、上端および下端の内カールされた部分において、外管921のシート材の端縁の保護が不充分で、こぼれた内容物に含まれる水分や、外部の水が染み込む場合があった。このように、内容物や水による汚れが生じやすく、また、そのため、レトルトによる高温水による殺菌処理が不可能であった。
それ故に、本発明の目的は、水分等の染み込みが起こりにくい、紙を主材料とする筒形状の包装容器を提供することである。
本発明の一局面は、第1のシート材を丸め、両側縁を互いに重ね、重なり部分を接着して筒状とした内管と、内管の下端を封止する内管底部とを有する内管部と、第2のシート材を丸め、両側縁を互いに重ね、重なり部分を接着して筒状とした外管と、外管の下端を封止する外管底部とを有し、内管底部が外管底部に重なるように内管部を収容する外管部と、内管の上端を封止する蓋部とを備え、外管の下端は、端縁が内側にカールされて潰された平坦形状を有する内カール部が形成され、内カール部は、外管内に配置された外管底部の周縁部全周とシールされ、蓋部は、環状の口パーツを有し、口パーツは、内管の上端の全周にわたってシールされるとともに、周縁に形成された環状溝に外管の上端を収容する、包装容器である。
また、内管の上端および下端は外側にカールされてそれぞれ外カール部が形成され、内管底部は、内管の下端の外カール部にシールされてもよい。
また、外管と内管との間の空間は、外管と口パーツとの間を介して包装容器の外部の空間と通気可能であってもよい。
また、第2のシート材の両側縁のうち、外管の外周面側に重ねられるほうの側縁は、端縁が折り返されるか、エッジプロテクトされたのち重ねられてもよい。
本発明によれば、水分等の染み込みが起こりにくい、紙を主材料とする筒形状の包装容器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る包装容器の斜視図 本発明の一実施形態に係る包装容器の縦断面を示す模式図 本発明の一実施形態に係る包装容器の製造方法を示す図 本発明の一実施形態に係る包装容器の製造方法を示す図 本発明の一実施形態に係る包装容器の製造方法を示す図 本発明の一実施形態に係る包装容器の製造方法を示す図 本発明の一実施形態に係る包装容器の製造方法を示す図 本発明の一実施形態に係る包装容器の口パーツの拡大断面図 従来の包装容器の縦断面を示す模式図
(実施形態)
図1は本発明の一実施形態に係る包装容器100の斜視図である。図2は、包装容器100の縦断面を模式的に示す図である。包装容器100は、内管部110と外管部120と、蓋部130とを備える。
内管部110は、第1のシート材を丸め、両側縁を互いに重ね、重なり部分を接着して筒状とした内管111と、内管111の下端を封止する内管底部112とを有する。第1のシート材および内管底部112は、例えば、少なくとも包装容器内部側となる面にポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂層を積層した紙材である。
外管部120は、第2のシート材を丸め、両側縁を互いに重ね、重なり部分を接着して筒状とした外管121と、外管121の下端を封止する外管底部122とを有する。外管部120は、内管底部112が外管底部122に重なるように内管部110を収容する。第2のシート材および外管底部122は、例えば、少なくとも包装容器外部側となる面にポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂層を積層した紙材である。
蓋部130は、一例として、ポリプロピレン等の樹脂で形成された、環状の口パーツ131および、内容物の取り出し口である口パーツ131中央の穴をふさぐキャップ132を備える。口パーツ131およびキャップ132は、たとえばネジ山が形成され、取り出し口が、キャップ132の回転によって開閉自在になっている。あるいは、口パーツ131にネジ山を形成せず、キャップ132の代わりに、取り出し口をフィルム材で覆いフィルム材の周縁を口パーツ131にシールしてもよい。
外管121の下端は、端縁が内側にカールされて端縁が露出しないよう巻き込まれた状態で当該カールが潰された平坦面形状を有する内カール部123が形成されている。内カール部123は、外管121内に配置された外管底部122の周縁部全周とシールされている。
内管111の上端および下端は外側にカールされてそれぞれ外カール部113、114が形成され、内管底部112は、内管111の下端の外カール部114にシールされている。
口パーツ131は、少なくとも内管111の上端の全周にわたってシールされるとともに、周縁に形成された環状溝133に外管120の上端を収容する。
以下に包装容器100の製造方法を説明する。
(内管部110)
矩形の第1のシート材を用意する。図3の(a)にその平面図を示す。第1のシート材を筒状に丸めて一側縁とこれに対向する側縁とを互いに重ね、重なり部分を接着し、内管111を形成する。第1のシート材の側縁のうち、内管111の内部側の周面に重ねられるほうの側縁は、図3の(b)、(c)、(d)にそれぞれ示す内管111の上面図のように、端縁を折り返すか、エッジプロテクトテープを貼ったり、スカイブヘミング加工を行ったりしてエッジプロテクトを行った後、重ねられる。
次に、図4の(a)に示すように、内管111の下端側の端縁を内管111の外側にカールさせ、外カール部114を形成し、外カール部114と内管底部112の周縁部とを全周にわたってシールする。
次に、図4の(b)に示すように、内管111の上端側の端縁を内管111の外側にカールさせ、外カール部113を形成する。外カール部113と口パーツ131の周縁部とを全周にわたってシールする。口パーツ131は、図4の(b)に示すように、内管111の内周面に接するリング135を備えてもよく、口パーツ131は、外カール部113に加えて、あるいはこれに代えて、内管111の内周面とリング135とをシールしてもよい。
(外管部120)
矩形の第2のシート材を用意する。図5の(a)にその平面図を示す。第2のシート材を筒状に丸めて一側縁とこれに対向する側縁とを互いに重ね、重なり部分を接着し、外管121を形成する。第2のシート材の側縁のうち、外管121の外部側の周面に重ねられるほうの側縁は、図5の(b)、(c)、(d)にそれぞれ示す外管121の上面図のように、端縁を折り返すか、エッジプロテクトテープを貼ったり、スカイブヘミング加工を行ったりしてエッジプロテクトを行った後、重ねられる。なお、例えば、端縁を折り返す場合、第2のシート材は、図5の(e)に示すように、コーナー部のうち、包装容器100の底部側となる箇所を1箇所あるいは2箇所切り欠いて、切欠きを形成しておくのが好ましい。切欠きを形成して、外管121の下端において側縁の重なりを無くするか減らすことにより、後述する内カール部123の形成の際、カールさせやすくすることができる。
次に、図6の(a)に示すように、外管121の下端側の端縁を外管121の外側にカールさせ、内カール部123を形成する。
次に、図6の(b)に示すように、外管121の上方から外管底部122を挿入し、図6の(c)に示すように、内カール部123と外管底部122の周縁部とを全周にわたってシールする。シールは例えば、アンビル501、ホーン502等の治具で挟み込み圧着することで行う。外カール部114は、端縁が露出しないよう巻き込まれた状態で押し潰された平坦形状となる。なお、外カールの押し潰しは、シール処理と同時に行ってもよいし、シール処理に先立って行ってもよい。
(包装容器100)
図7の(a)に示すように、内管部110の内管底部112の外面に接着剤を塗布する。図7の(b)に示すように、内管底部112が外管底部122に重なる向きに挿入し、内管底部112を外管部120の外管底部122に接着するとともに、口パーツ131の環状溝133に外管121の上端を挿入する。その後、キャップ132を口パーツに螺合する。
以上により、包装容器100を製造することができるが、各工程は適宜順序を変更しても構わない。また、各シール処理の方法は限定されず、シート材に積層された樹脂を、ヒーター、超音波、高周波等の各種方法を用いて溶着してもよく、各種の接着剤を用いてもよい。
包装容器100は、外管121の上端が口パーツ131によって全周にわたって覆われている。また、外管121の下端が、押し潰された平坦形状となっている。このように、外管121の上下端において、外管121を構成する第2のシート材の端縁が露出しないように保護されているため、紙層に水分等が染み込まないようになっている。また、図5の(b)、(c)、(d)に示したように、外管121の外側面部分においても、第2のシート材の端縁が露出しないようになっている。そのため、包装容器100は、こぼれた内容物や外部からの水分等が染み込みにくくなっており、汚れにくく、美観が損なわれにくくなっている。
また、口パーツ131の環状溝133は、例えば幅を外管121の上端の厚さの略同等とすることによって、外管121と環状溝133との間の隙間を略なくし、隙間を液体が移動できないようにする一方で、外管121および内管111の間の空間と包装容器100外部の空間との一定の圧力差によって、気体が移動できるようにすることが好ましい。これにより、高圧下での高温水によるレトルトによる殺菌処理を行っても、外管121および内管111の間の空間は、水が入り込むことがなく、気体のみが通過して外部との圧力差を緩和するため、外管121が汚れたり凹むことがなく、包装容器100の形状、美観が損なわれないようにすることができる。
口パーツ131は、外管121と接着してもよいが、上述のように通気可能とするため、接着しない箇所を、部分的に設けることが好ましい。口パーツ131は、外管121の上端部を直立した状態で収容するため、従来例のように内カールさせる必要がなく、工程を簡略化することができる。図8の(a)および(b)にそれぞれ口パーツ131およびその変形例の口パーツ134を設けた包装容器100の拡大断面図を示す。口パーツは、外管121および内管111の上端部分の大きさ、形状等に応じて、適宜設計すればよく、図8の(a)に示すように、外管121および内管111を覆う肩部分にテーパーを設けてもよく、図8の(b)に示すように、平坦面にして汚れをふき取りやすくしてもよい。
なお、内管底部112は、外管底部122によって保護されるため、紙を含む高い剛性を有するシート材を用いる代わりに、紙を含まないバリア性を有する樹脂フィルムを用いてコストを低減することも可能である。
本発明は、多様なサイズ、形状の包装容器として実施可能である。また、各構成要素の材質や製造方法も上述したものに限定されず、適宜変更可能であり、とくに紙を主材料としていなくても適用可能である。
本発明は、包装容器等に有用である。
100 包装容器
110 内管部
111 内管
112 内管底部
113、114 外カール部
120 外管部
121 外管
122 外管底部
130 蓋部
131、134 口パーツ
132 キャップ
133 環状溝
135 リング
900 包装容器
911 内管
921 外管
931 口パーツ
932 キャップ
941 底部
951 接着剤

Claims (4)

  1. 第1のシート材を丸め、両側縁を互いに重ね、重なり部分を接着して筒状とした内管と、前記内管の下端を封止する内管底部とを有する内管部と、
    第2のシート材を丸め、両側縁を互いに重ね、重なり部分を接着して筒状とした外管と、前記外管の下端を封止する外管底部とを有し、前記内管底部が前記外管底部に重なるように前記内管部を収容する外管部と、
    前記内管の上端を封止する蓋部とを備え、
    前記外管の下端は、端縁が内側にカールされて潰された平坦形状を有する内カール部が形成され、前記内カール部は、前記外管内に配置された前記外管底部の周縁部全周とシールされ、
    前記蓋部は、環状の口パーツを有し、前記口パーツは、前記内管の上端の全周にわたってシールされるとともに、周縁に形成された環状溝に前記外管の上端を収容する、包装容器。
  2. 前記内管の上端および下端は外側にカールされてそれぞれ外カール部が形成され、
    前記内管底部は、前記内管の下端の前記外カール部にシールされる、請求項1に記載の包装容器。
  3. 前記外管と前記内管との間の空間は、前記外管と前記口パーツとの間を介して前記包装容器の外部の空間と通気可能である、請求項1または2に記載の包装容器。
  4. 前記第2のシート材の両側縁のうち、前記外管の外周面側に重ねられるほうの側縁は、端縁が折り返されるか、エッジプロテクトされたのち重ねられる、請求項1〜3のいずれかに記載の包装容器。
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