JP2016088430A - 車両用サッシュレスドア - Google Patents

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Abstract

【課題】窓パネルの上端部を車室側に押し込むことができ、かつ、窓パネルに傷が付くことを抑えることができる車両用サッシュレスドアを提供する。
【解決手段】車両用サッシュレスドア20は、窓ガラス23に対向するようにアウタパネル33側に設けられる前当接部74および後当接部75と、前当接部74および後当接部75に当接可能に窓ガラス23に設けられる前ホルダ76および後ホルダ77と、窓ガラス23の下端部23aに連結される昇降手段24とを備えている。窓ガラス23の下端部23aが前ホルダ76および後ホルダ77よりも下方に位置し、下端部23aが昇降手段24で車外31側に付勢される。
【選択図】図9

Description

本発明は、ドア本体の内部空間に窓パネルが昇降可能に収容され、窓パネルの全閉時に窓パネルの上端部がウェザストリップに弾接する車両用サッシュレスドアに関する。
車両用サッシュレスドアのなかには、サッシュレスドアのドア本体に窓ガラスが昇降自在に設けられ、窓ガラス(以下、窓パネルという)を挟み込む一対のスタビライザがドア本体に設けられ、窓パネルの下端部に摺動子が設けられ、摺動子を車外側に押し出す拘束子がドア本体に設けられたものが知られている。
この車両用サッシュレスドアによれば、窓パネルが上昇する際に、窓パネルが一対のスタビライザで案内される。さらに、窓パネルが全閉位置に到達したとき、窓パネルの摺動子が拘束子で車外側に押し出される。
よって、窓パネルが一対のスタビライザを支点にして回動し、窓パネルの上端部が車室側に押し込まれる(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭58−33518号公報
ここで、窓パネルの上端部を車室側に押し込む際に、上端部を押込み位置に精度よく押し込むことが要求される。この要求に対応させるためには、一対のスタビライザの剛性を高め、一対のスタビライザの弾性変形を抑えて窓ガラスを一対のスタビライザで精度よく支持する必要がある。
しかし、一対のスタビライザは、窓パネルを昇降する際に、窓パネルに接触されている。このため、窓パネルとスタビライザとの間に微少な塵埃(例えば、石のかけらなど)が挟まった場合に、窓パネルに傷が付いてしまうことが考えられる。
本発明は、窓パネルの上端部を車室側に押し込むことができ、かつ、窓パネルに傷が付くことを抑えることができる車両用サッシュレスドアを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、アウタパネルおよびインナパネルでドア本体が形成され、該ドア本体の内部空間に窓パネルが昇降可能に収容され、前記窓パネルの全閉時に、該窓パネルの上端部がウェザストリップに弾接する車両用サッシュレスドアにおいて、前記車両用サッシュレスドアは、前記アウタパネル側に設けられ、かつ、前記窓パネルに対向するように配置される当接部と、前記窓パネルに設けられ、前記当接部に当接可能なホルダと、前記窓パネルのうち前記ホルダよりも下方に連結され、連結された部位を車外側に付勢する付勢部材と、を備え、前記窓パネルの全閉時のみに前記ホルダが前記当接部に当接することを特徴とする。
請求項2は、前記インナパネル側に設けられ、かつ、前記窓パネルに対向するように配置される位置規制部と、前記窓パネルに設けられ、該窓パネルが全閉位置に配置された状態において前記位置規制部に当接するストッパと、を備え、前記ストッパは、前記ホルダと同じ位置に設けられることを特徴とする。
請求項3は、前記ホルダおよび前記ストッパは、単一のボルトで締結されることを特徴とする。
請求項4は、前記ホルダに、前記ボルトが締結されるナットが埋設されることを特徴とする。
請求項5は、前記ナットの先端部が前記ホルダの頂部に隣接して配置されることを特徴とする。
請求項6は、前記ホルダは、前記ナットの先端部から前記ホルダの周縁部に向かうにつれて前記窓パネルに近づくように傾斜するリブを備えることを特徴とする。
請求項7は、前記車両用サッシュレスドアのベルトラインに沿って車体前後方向に延びるように前記インナパネルに設けられ、前記車室側に向けて凹み、かつ、車体前後方向に延びる凹部を有する補強部材と、該補強部材に設けられ、前記凹部に跨るように配置される保持プレートと、を備え、該保持プレートに前記位置規制部が取り付けられることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、アウタパネル側に当接部を設け、窓パネルにホルダを設けた。そして、窓パネルの全閉時のみにホルダが当接部に当接するようにした。さらに、窓パネルのうちホルダよりも下方に付勢部材を連結し、連結した窓パネルの下端部を付勢部材で車外側に付勢するようにした。
よって、窓パネルの全閉時に下端部を付勢部材で車外側に付勢することにより、ホルダおよび当接部の当接部を支点にして窓パネルを回動させることができる。窓パネルを回動させることにより、窓パネルの上端部を車室側に押し込むことができる。これにより、窓パネルの上端部でウェザストリップを車室側へ向けて良好に押圧し、窓パネルの上端部をウェザストリップに好適に弾接させることができる。
また、窓パネルの全閉時のみにホルダが当接部に当接するようにした。よって、窓パネルの昇降の際には、ホルダや窓パネルを当接部から離した状態に配置できる。すなわち、窓パネルおよび当接部間に隙間を形成できる。
これにより、窓パネルを昇降する際に、窓パネルと当接部との間に微少な塵埃(例えば、石のかけらなど)が挟まることを防いで、窓パネルに傷が付くこと抑えることができる。
請求項2に係る発明では、インナパネル側に位置規制部を設け、窓パネルにストッパを設けた。この窓パネルが全閉位置(すなわち、上限位置)に配置された状態において、ストッパを位置規制部に当接するようにした。さらに、さらに、ストッパをホルダと同じ位置に設けた。
よって、ストッパが位置規制部に当接して窓パネルが全閉位置に配置された状態において、ホルダを当接部に一層正確に当接させることができる。これにより、窓パネルが全閉位置に配置された状態において、窓パネルの上端部を車室側に一層好適に押し込むことができる。
請求項3に係る発明では、ホルダおよびストッパを単一のボルトで締結するようにした。よって、ホルダやストッパを窓パネルに締結する部材を個別に用意する必要がない。これにより、ホルダやストッパを締結する部材を削減することができ、コストダウンを図ることができる。
さらに、ホルダおよびストッパを単一のボルトで締結することにより、ホルダおよびストッパを取付位置に精度よく取り付けることができる。
請求項4に係る発明では、ホルダにナットを埋設し、ホルダのナットにボルトを締結するようにした。
ここで、ホルダがアウタパネル側に設けられ、ストッパがインナパネル側に設けられている。アウタパネルは、ドアの厚み方向において、インナパネルより窓パネルからの膨出量が小さく抑えられている。すなわち、ホルダを比較的狭い空間に配置する必要がある。
そこで、請求項4において、ホルダにナットを埋設するようにした。これにより、ホルダからボルトをアウタパネル側に突出させる必要がなく、ホルダを比較的狭い空間に好適に配置できる。
さらに、ホルダにナットを埋設することにより、ホルダをアウタパネル側に寄せる(近づける)ことができる。よって、窓パネルおよびインナパネル間の空間を比較的広く確保できる。窓パネルおよびインナパネル間の空間に付勢部材が配置される。
これにより、付勢部材を配置する空間を容易に確保できる。
加えて、ホルダにナットを埋設することにより、ホルダにナットが一体に設けられる。これにより、ホルダの剛性を高めることができる。
ところで、ストッパは、位置規制部に上下方向において当接する部材である。よって、位置規制部にストッパを好適に当接させるために、ストッパを窓パネルからインナパネル側に比較的大きく突出させることが好ましい。
これにより、ストッパに凹部を形成して、凹部にボルトの頭部を収納することにより、ストッパからボルトの頭部がインナパネル側に突出することを抑えることができる。
請求項5に係る発明では、ナットの先端部をホルダの頂部に隣接して配置した。ナットはホルダに埋設されている。よって、ホルダの突出量をナットの高さ寸法に合わせて小さく抑えることができる。また、ナットの先端部がホルダの頂部から突出した場合でも、ナットの先端部の突出量を小さく抑えることができる。
これにより、ホルダを窓パネルおよびアウタパネル間の比較的狭い空間に好適に配置できる。
さらに、ナットがホルダに埋設され、ナットの先端部がホルダの頂部に隣接して配置されている。よって、ホルダが当接部に接触した状態において、当接部から作用する荷重をナットで効率よく受けることができる。
これにより、当接部から作用する荷重でホルダが変形することを防止でき、ホルダの耐久性を高めることができる。
請求項6に係る発明では、ホルダにリブを設け、リブをナットの先端部からホルダの周縁部に向かうにつれて窓パネルに近づくように傾斜させた。
これにより、ホルダが当接部に接触する際や、ホルダが当接部から離れる際に、リブを当接部に沿って滑らかに移動させて、窓パネルを円滑に昇降させることができる。
さらに、ナットにボルトを締結する際に、リブを治具などで支持してホルダ(すなわち、ナット)の回転を防止できる。これにより、ナットにボルトを締結する作業を手間をかけないで容易におこなうことができる。
請求項7に係る発明では、車両用サッシュレスドアのベルトラインに沿って補強部材が車体前後方向に延び、補強部材に凹部が形成されている。凹部は、車室側に向けて凹み、かつ、車体前後方向に延出されている。
この補強部材に保持プレートを設け、保持プレートを凹部に跨るように配置した。さらに、保持プレートに位置規制部を取り付けた。
ここで、位置規制部は、窓パネルが全閉位置に配置された状態において、ストッパに当接するように配置される。よって、位置規制部を上下方向においてベルトラインに近づけて配置することが好ましい。このため、位置規制部を補強部材に取り付けることが考えられる。
ところで、補強部材には剛性を確保するために凹部が形成されている。凹部は、車室側(すなわち、窓パネルから離れる側)に向けて凹むように形成されている。よって、補強部材に位置規制部を取り付けるために、凹部の一部を窓パネル側に突出させ、突出させた部位に位置規制部を取り付けることが考えられる。
しかし、凹部の一部を窓パネル側に突出させた場合、補強部材の断面積が小さくなるため、補強部材の剛性を凹部で確保することが難しい。
そこで、請求項7において、凹部に保持プレートを跨るように配置し、保持プレートに位置規制部を取り付けるようにした。よって、補強部材に凹部を確保した状態で、位置規制部を取り付けることができる。
これにより、補強部材の剛性を確保した状態で、位置規制部をベルトラインに近づけて配置できる。
また、凹部に保持プレートを跨るように配置することで、凹部の開口部が開く方向や、閉じる方向に変形することを保持プレートで防ぐことができる。これにより、補強部材の剛性を一層高めることができる。
本発明に係る車両用サッシュレスドアを備えた車両を示す側面図である。 図1の2−2線断面図である。 図2の3部拡大図である。 図1の車両用サッシュレスドアを示す分解側面図である。 図1の車両用サッシュレスドアからアウタパネルおよびアウタ補強部材を外した状態を示す側面図である。 図1の6−6線断面図である。 図5の7部拡大図である。 図1の車両用サッシュレスドアからインナパネル、インナ補強部材および窓ガラスを外して車室側から見た状態を示す側面図である。 図2の9部拡大図である。 図7の後ホルダを示す斜視図である。 図8の車両用サッシュレスドアに窓ガラスを取り付けた状態を示す側面図である。 図5の車両用サッシュレスドアから窓ガラスを外した状態を示す側面図である。 図12の13部拡大図である。 本発明に係る車両用サッシュレスドアの窓ガラスを後インナスタビライザおよび後アウタスタビライザで教示した状態で上昇する例を説明する図である。 本発明に係る昇降手段で窓ガラスの下端部を車外側に押し出す例を説明する図である。 本発明に係る昇降手段で窓ガラスの上端部をウェザストリップに好適に弾接させる例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例に係る車両用サッシュレスドア20について説明する。以下、車両用サッシュレスドア20をサッシュレスドア20と略記する。
図1、図2に示すように、車両10は、車体側部11に形成されたドア開口部12と、ドア開口部12に開閉自在に設けられたサッシュレスドア20とを備えている。
図3に示すように、ドア開口部12のルーフ部13にはウェザストリップ15が設けられている。サッシュレスドア20の窓ガラス(窓パネル)23が全閉位置(すなわち、上限位置)H1に配置された状態で、ウェザストリップ15のシール部16に窓ガラス23の上端部23fが当接する。
図2、図4に示すように、サッシュレスドア20は、ドア開口部12(図1参照)に開閉自在に支持されたドア本体22と、ドア本体22に上下方向へ移動自在に支持された窓ガラス(窓パネル)23と、窓ガラス23を昇降させる昇降手段(付勢部材)24と、窓ガラス23を上下方向に案内可能に挟持する挟持手段26と、窓ガラス23の回動を許容する回動許容手段28とを備えている。
ここで、サッシュレスドアとは、ドア本体22の上方に窓ガラス23を支える窓枠を備えていないドアをいう。
ドア本体22は、ドア開口部12の前部14(図1参照)にドアヒンジ21(図5参照)を介して開閉自在に支持されている。ドア本体22は、車外31側に配置されるアウタパネル33と、車室32側に配置されるインナパネル34と、アウタパネル33およびインナパネル34間の内部空間35に収容されるアウタ補強部材36およびインナ補強部材37とを備えている。
アウタ補強部材36は、アウタパネル33に接合され、ドア本体22のベルトライン39に沿って車体前後方向に延出されている。アウタ補強部材36は、車外31側に向けて凹み、かつ、車体前後方向に延びる凹部41を有する。
ベルトライン39とは、ドア本体22の上縁に相当する部位である。
インナ補強部材37は、インナパネル34に接合され、ドア本体22のベルトライン39に沿って車体前後方向に延出されている。インナ補強部材37は、車室32側に向けて凹み、かつ、車体前後方向に延びる凹部42を有する。
ドア本体22の内部空間35に窓ガラス23が昇降可能に収容されている。
図5に示すように、昇降手段24は、インナ補強部材37の前端部37aに設けられた前ガイド部44と、インナ補強部材37の後端部37bに設けられた後ガイド部45と、窓ガラス23の下端部23aに取り付けられるウインドレギュレータ46とを備えている。
前ガイド部44に窓ガラス23の前縁23bが昇降自在に支持されている。また、後ガイド部45に窓ガラス23の後下部23cがガイド連結部55を介して昇降自在に連結されている。
ウインドレギュレータ46は、窓ガラス23の下端部(連結された部位)23aに連結される上ガイドフレーム47と、上ガイドに連結されるリフトアーム48と、リフトアーム48に連結されるイコライザアーム49と、イコライザアーム49の下端部49aに連結される下ガイドフレーム51と、リフトアーム48を支軸52を中心にして上下方向に揺動させる駆動モータ53とを備えている。
上ガイドフレーム47が窓ガラス23の下端部23aに前保持部材56および後保持部材57を介して連結されている。窓ガラス23の下端部23aは、後述する前ホルダ76および後ホルダ77よりも下方に位置する。
駆動モータ53でリフトアーム48を上下方向に揺動させることにより窓ガラス23が前ガイド部44および後ガイド部45に沿って昇降する。
ここで、窓ガラス23が上下方向において車幅方向外側に膨出するように湾曲されている。よって、窓ガラス23に合わせて前ガイド部44や後ガイド部45が車幅方向外側に膨出するように湾曲されている。
このため、窓ガラス23が全閉位置H1まで上昇した際に、リフトアーム48の先端部48aが上方に位置し、かつ、車幅方向内側に僅かに弾性変形する。これにより、リフトアーム48の復元力が窓ガラス23の下端部23aに、上ガイドフレーム47、前保持部材56および後保持部材57を介して車幅方向外側へ向けて作用する。
すなわち、窓ガラス23の下端部23aに車外31側に向けて付勢する付勢力(すなわち、押出力)F1(図4参照)が作用する。
図4、図6に示すように、ドア本体22の内部空間35に挟持手段26が収容されている。挟持手段26は、インナ補強部材37の後端部37bに取り付けられた後インナスタビライザ61と、インナ補強部材37の前端部37aに取り付けられた前インナスタビライザ62と、アウタ補強部材36の後端部36bに取り付けられた後アウタスタビライザ63と、アウタ補強部材36の前端部36aに取り付けられた前アウタスタビライザ64とを備えている。
図6、図7に示すように、後インナスタビライザ61は、インナ補強部材37の後端部37bにボルト66・ナット67で取り付けられるスタビライザブラケット68と、スタビライザブラケット68の支持片68aに取り付けられた植毛部69とを備えている。
前インナスタビライザ62(図4、図12参照)は、後インナスタビライザ61と同様の構成なので各構成部に後インナスタビライザ61と同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
図6、図8に示すように、後アウタスタビライザ63は、アウタ補強部材36の後端部36bに取り付けられるスタビライザブラケット71と、スタビライザブラケット71の支持片71aに取り付けられた植毛部72とを備えている。
前アウタスタビライザ64は、後アウタスタビライザ63と同様の構成なので各構成部に後アウタスタビライザ63と同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
後インナスタビライザ61の植毛部69および後アウタスタビライザ63の植毛部72で窓ガラス23の後端部23dが上下方向に移動自在に挟持されている。同様に、前インナスタビライザ62の植毛部69(図4参照)および前アウタスタビライザ64の植毛部72で窓ガラス23の前端部23eが上下方向に移動自在に挟持されている。
植毛部69や植毛部72は柔軟性を備えた部材である。よって、窓ガラス23と植毛部69との間や、窓ガラス23と植毛部72との間に微少な塵埃(例えば、石のかけらなど)が挟まった場合でも、窓ガラス23に傷が付くことを抑制できる。
図4に戻って、ドア本体22の内部空間35に回動許容手段28が収容されている。回動許容手段28は、アウタパネル33側に設けられる前当接部74および後当接部75と、前当接部74に当接可能な前ホルダ76と、後当接部75に当接可能な後ホルダ77と、インナパネル34側に設けられる前位置規制部78および後位置規制部79と、前位置規制部78に当接可能な前ストッパ81(図11参照)と、後位置規制部79に当接可能な後ストッパ82とを備えている。
図8、図9に示すように、後当接部75は、樹脂製の部材であり、アウタ補強部材36の後端部36bにボルト84・ナット85で取り付けられている。この状態において、窓ガラス23の昇降方向に合わせて、後当接部75が車体後方に向けて上り勾配に傾斜されている。
後当接部75は、アウタ補強部材36の後端部36bから車幅方向内側に向けて膨出されるように形成され、窓ガラス23に対向するように配置されている。この後当接部75は、略中央に形成されて後ホルダ77を支える支え部75aと、支え部75aの下方に形成される傾斜部75bとを有する。
支える支え部75aは、後ホルダ77を安定させた状態に支えるために窓ガラス23と略平行になるように平坦に形成されている。傾斜部75bは、下縁75cから支え部75aまで窓ガラス23に向けて上り勾配となるように傾斜状に形成されている。
前当接部74は、後当接部75と同様の構成なので各構成部に後当接部75と同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
図9、図10に示すように、後ホルダ77は、樹脂製の部材でドーム状(円屋根形状)に形成されている。後ホルダ77の内部にはナット87が同軸上に埋設されている。ナット87にボルト88を締結することにより後ホルダ77が窓ガラス23の後下部23cに後ストッパ82とともに取り付けられている。
すなわち、後ホルダ77および後ストッパ82が窓ガラス23の後下部23cに単一のボルト88・ナット87で取り付けられている。
この後ホルダ77は、ドーム状に形成されていることにより、円形状に形成された周縁部91と、周縁部91より車幅方向外側に円形状に形成される頂部92と、頂部92に形成される開口部93と、頂部92から周縁部91まで傾斜状に延びる複数のリブ94とを有する。
頂部92の開口部93にナット87の先端部87aが露出され、かつ、露出したナット87の先端部87aが後ホルダ77の頂部92に隣接して配置されている。
ここで、後ホルダ77はアウタパネル33側に設けられている。サッシュレスドア20の厚み方向(矢印A方向)において、アウタパネル33(具体的には、アウタ補強部材36)は、インナパネル34(具体的には、インナ補強部材37)より窓ガラス23からの膨出量が小さく抑えられている。すなわち、後ホルダ77を比較的狭い空間35aに配置する必要がある。
そこで、後ホルダ77にナット87を埋設するようにした。よって、ナット87に螺合させたボルト87が後ホルダ77からアウタパネル33側に突出することを抑制できる。これにより、後ホルダ77を比較的狭い空間35aに容易に配置することができる。
さらに、後ホルダ77にナット87を埋設することにより、後ホルダ77をアウタパネル33側に寄せる(近づける)ことができる。よって、窓ガラス23およびインナパネル34間の空間35bを比較的広く確保できる。窓ガラス23およびインナパネル34間の空間35bに昇降手段24を配置することができる。
すなわち、アウタパネル33およびインナパネル34間の内部空間35に、昇降手段24を配置する空間35bを容易に確保できる。
加えて、後ホルダ77にナット87を埋設することにより、後ホルダ77にナット87が一体に設けられる。これにより、後ホルダ77の剛性をナット87で高めることができる。
また、ナット87の先端部87aが後ホルダ77の頂部92に隣接して配置されている。さらに、ナット87が後ホルダ77に埋設されている。よって、後ホルダ77の突出量L1をナット87の高さ寸法に合わせて小さく抑えることができる。また、ナット87の先端部87aが後ホルダ77の頂部92から突出した場合でも、ナット87の先端部87aの突出量を小さく抑えることができる。
これにより、後ホルダ77を窓ガラス23およびアウタパネル33間の比較的狭い空間35aに好適に配置できる。
さらに、ナット87が後ホルダ77に埋設され、ナット87の先端部87aが後ホルダ77の頂部92に隣接して配置されている。よって、後ホルダ77が後当接部75(特に、支え部75a)に接触した状態において、後当接部75から作用する荷重F2をナット87で効率よく受けることができる。
これにより、後当接部75から作用する荷重F2で後ホルダ77が変形することを防止でき、後ホルダ77の耐久性を高めることができる。
また、後ホルダ77は、リブ94が頂部92から周縁部91まで傾斜状に延出されている。すなわち、リブ94は、ナット87の先端部87a(すなわち、頂部92)から周縁部91に向かうにつれて窓ガラス23に近づくように傾斜するように形成されている。
これにより、後ホルダ77が後当接部75に当接する際や、後ホルダ77が後当接部75から離れる際に、リブ94を後当接部75に沿って滑らかに移動させて、窓ガラス23を円滑に昇降させることができる。
さらに、ナット87にボルト88を締結する際に、複数のリブ94を治具などで支持し、後ホルダ77(すなわち、ナット87)の回転を防止できる。これにより、ナット87にボルト88を締結する作業を手間をかけないで容易におこなうことができる。
この後ホルダ77は、窓ガラス23が全閉位置H1(図5参照)に配置された状態においてのみ後当接部75の支え部75aに当接する。
前ホルダ76は、後ホルダ77と同様の構成なので各構成部に後ホルダ77と同じ符号を付して詳しい説明を省略する。前ホルダ76は、後ホルダ77が後当接部75に当接する際に、前当接部74(図8参照)に当接するように配置されている。
図4、図9に示すように、アウタパネル33側に前当接部74および後当接部75を設け、窓ガラス23に前ホルダ76および後ホルダ77を設けた。そして、窓ガラス23が全閉位置H1に配置された状態において、前ホルダ76が前当接部74に当接し、後ホルダ77が後当接部75に当接するようにした。
さらに、窓ガラス23のうち前ホルダ76や後ホルダ77よりも下方に昇降手段24を連結し、連結した下端部23aを昇降手段24で車外31側に付勢力F1で付勢するようにした。
よって、前ホルダ76および前当接部74が当接する当接部89(図9参照)を支点にして窓ガラス23を車幅方向に回動させることができる。窓ガラス23を回動させることにより、窓ガラス23の上端部23fを車室32側に押し込むことができる。
これにより、窓ガラス23の上端部23fでウェザストリップ15(図3参照)を車室32側へ向けて良好に押圧し、窓ガラス23の上端部23fをウェザストリップ15に好適に弾接させることができる。
また、窓ガラス23が全閉位置H1に配置された状態においてのみ、前ホルダ76が前当接部74に当接し、後ホルダ77が後当接部75に当接する。よって、窓ガラス23の昇降の際には、前ホルダ76および後ホルダ77が前当接部74および後当接部75からそれぞれ離した状態に配置され、さらに、窓ガラス23が前当接部74や後当接部75から離した状態に配置される。
すなわち、窓ガラス23の昇降の際には、窓ガラス23および前当接部74間や、窓ガラス23および後当接部75間に隙間が形成される。
これにより、窓ガラス23を昇降する際に、窓ガラス23と前当接部74との間や、窓ガラス23と後当接部75との間に微少な塵埃(例えば、石のかけらなど)が挟まることを防いで、窓ガラス23に傷が付くこと抑えることができる。
図9、図11に示すように、後ホルダ77および後ストッパ82が窓ガラス23の後下部23cに単一のボルト88・ナット87で取り付けられることにより、後ストッパ82が後ホルダと同じ位置(特に、高さ位置)に設けられている。
後ホルダ77および後ストッパ82が単一のボルト88・ナット87で締結されることにより、後ホルダ77や後ストッパ82を窓ガラス23に締結する部材を個別に用意する必要がない。これにより、後ホルダ77や後ストッパ82を締結する部材を削減することができ、コストダウンを図ることができる。
さらに、後ホルダ77および後ストッパ82を単一のボルト88・ナット87で締結することにより、後ホルダ77および後ストッパ82が取付位置に精度よく取り付けられる。
後ストッパ82は、基端部82aから先周縁部82bに向けて末広がりとなるように略円錐台状に形成されている。この後ストッパ82は、先周縁部82bに開口するストッパ凹部97が形成され、基端部82aに貫通孔98が形成されている。ストッパ凹部97が窓ガラス23側に向けて凹むように形成され、ストッパ凹部97にボルト88の頭部88aが収容されている。
貫通孔98が窓ガラス23の取付孔25と同軸上に配置され、貫通孔98および取付孔25に差し込まれたボルト88のねじ部88bがナット87にねじ結合されている。
これにより、後ホルダ77および後ストッパ82が窓ガラス23の後下部23cに単一のボルト88・ナット87で取り付けられている。
この状態において、窓ガラス23が全閉位置H1(図5参照)に配置された状態において、後ストッパ82が後位置規制部79に当接する。
ところで、後ストッパ82は、後位置規制部79に上下方向において当接する部材である。よって、後位置規制部79に後ストッパ82を好適に当接させるために、後ストッパ82を窓ガラス23からインナパネル34側に比較的大きく突出させることが好ましい。
後ストッパ82を比較的大きく突出させることより、後ストッパ82にストッパ凹部97を形成する部位を確保できる。
後ストッパ82にストッパ凹部97を形成することにより、ストッパ凹部97にボルト88の頭部88aを収納することができる。これにより、後ストッパ82からボルト88の頭部88aがインナパネル34側に突出することを抑えることができる。
前ストッパ81は、後ストッパ82と同様の構成なので各構成部に後ストッパ82と同じ符号を付して詳しい説明を省略する。前ストッパ81は、後ストッパ82が後位置規制部79に当接する際に、前位置規制部78(図12参照)に当接するように配置されている。
図9、図12に示すように、後位置規制部79は、窓ガラス23が全閉位置H1(図5参照)に配置された状態において、後ストッパ82に当接するように配置される。よって、後位置規制部79を上下方向においてベルトライン39に近づけて配置することが好ましい。このため、後位置規制部79をインナ補強部材37に取り付けることが考えられる。
ところで、インナ補強部材37には剛性を確保するために凹部42が形成されている。凹部42は、車室32側(すなわち、窓パネルから離れる側)に向けて凹むように形成されている。よって、インナ補強部材37に後位置規制部79を取り付けるために、凹部42の一部を窓ガラス23側に突出させ、突出させた部位に後位置規制部79を取り付けることが考えられる。
しかし、凹部42の一部を窓ガラス23側に突出させた場合、インナ補強部材37の断面積が小さくなるため、インナ補強部材37の剛性を凹部42で確保することが難しい。
そこで、凹部42に保持プレート101を跨るように配置し、保持プレート101に後位置規制部79を取り付けるようにした。
すなわち、後位置規制部79は、インナ補強部材37に保持プレート101を介して取り付けられている。保持プレート101が窓ガラス23に対向するように配置されている。
後位置規制部79は、保持プレート101にボルト102・ナット103で取り付けられる基部105と、基部105から窓ガラス23向けて張り出された張出部106とを備えている。張出部106は樹脂材107で覆われている。
後位置規制部79が保持プレート101に取り付けられた状態において、後位置規制部79が窓ガラス23に対向するように配置され、かつ、張出部106が後ストッパ82の先周縁部82bを超えるように窓ガラス23へ向けて張り出されている。
張出部106は、窓ガラス23の昇降方向に合わせて、車両後方に向けて下り勾配になるように傾斜されている。
図9、図13に示すように、保持プレート101は、インナ補強部材37の後端部37bにおいて、上端37cに上端部101aが接合され、下端寄りの部位37dに下端部101bが接合されている。
インナ補強部材37の上端37cおよび下端寄りの部位37d間に凹部42が形成されている。凹部42はインナパネル34に向けて膨出され、窓ガラス23側に開口されている。
よって、保持プレート101の上端部101aが上端37cに接合され、下端部101bが下端寄りの部位37dに接合されることにより、保持プレート101がインナ補強部材37の凹部42に跨るように配置されている。これにより、インナ補強部材37に凹部42を確保した状態で、後位置規制部79を取り付けることができる。
インナ補強部材37に凹部42を確保することにより、インナ補強部材37の剛性を確保した状態で、後位置規制部79をベルトライン39に近づけて配置できる。
また、凹部42に保持プレート101を跨るように配置することで、凹部42の開口が開く方向や、閉じる方向に変形することを保持プレート101で防ぐことができる。これにより、インナ補強部材37の剛性を一層高めることができる。
図12に戻って、前位置規制部78は、後位置規制部79と同様の構成なので各構成部に後位置規制部79と同じ符号を付して詳しい説明を省略する。前位置規制部78は、後ストッパ82が後位置規制部79に当接する際に、前ストッパ81(図11参照)が当接するように配置されている。
図4、図9に示すように、インナパネル34側に前位置規制部78および後位置規制部79が設けられ、窓ガラス23に前ストッパ81(図11参照)および後ストッパ82が設けられている。窓ガラス23が全閉位置H1に配置された状態において、前ストッパ81が前位置規制部78に当接し、かつ、後ストッパ82が後位置規制部79に当接する。
前ストッパ81が前ホルダ76と同じ位置(詳しくは、同じ高さ位置)に設けられ、後ストッパ82が後ホルダ77と同じ位置(詳しくは、同じ高さ位置)に設けられている。よって、窓ガラス23が全閉位置H1に配置された状態において、前ホルダ76が前当接部74に正確に当接され、後ホルダ77が後当接部75に正確に当接される。
これにより、窓ガラス23が全閉位置H1に配置された状態において、窓ガラス23の上端部23fを車室32側に一層好適に押し込むことができる。
つぎに、サッシュレスドア20で窓ガラス23の上端部23fをルーフ部13のウェザストリップ15に好適に弾接させる例を図14〜図16に基づいて説明する。なお、サッシュレスドア20の作用の理解を容易にするために図14〜図16では後側の構成について説明して前側の構成の説明を省略する。
図14(a)に示すように、昇降手段24の駆動モータ53でリフトアーム48を上方向に揺動させることにより窓ガラス23が前ガイド部44および後ガイド部45に沿って矢印Bの如く上昇する。
図14(b)に示すように、窓ガラス23が後インナスタビライザ61の植毛部69および後アウタスタビライザ63の植毛部72で挟持されている。よって、後インナスタビライザ61の植毛部69および後アウタスタビライザ63の植毛部72により窓ガラス23が矢印Bの如く安定させた状態で上昇する。
図15(a)に示すように、窓ガラス23が上昇することにより、後ホルダ77のリブ94が後当接部75の傾斜部75bに当接する。
ここで、傾斜部75bが下縁75cから支え部75aまで窓ガラス23に向けて上り勾配となるように傾斜状に形成されている。また、リブ94が後ホルダ77の頂部92から後ホルダ77の周縁部91に向かうにつれて窓ガラス23に近づくように傾斜されている。
よって、リブ94を後当接部75の傾斜部75bに沿って滑らかに上昇させて、窓ガラス23を円滑に矢印Bの如く上昇させることができる。
図15(b)に示すように、後ホルダ77の頂部92が後当接部75の支え部75aに乗り上げる。このとき、窓ガラス23が全閉位置H1(図16(a)参照)に到達し、後ストッパ82が後位置規制部79の張出部106に樹脂材107を介して当接する。後ストッパ82が張出部106に当接することにより窓ガラス23の上昇が停止する。
この状態において、窓ガラス23の下端部23aが昇降手段24により付勢力F1で車外31側に付勢されている。よって、窓ガラス23の下端部23aが車外31側に押し出される。
図16(a)に示すように、窓ガラス23の下端部23aが車外31側に押し出されることにより、後ホルダ77の頂部92(図15(b)参照)および後当接部75の支え部75a(図15(b)参照)が当接する当接部89を支点にして窓ガラス23が矢印Cの如く回動する。
窓ガラス23が当接部89を支点にして回動することにより、窓ガラス23の上端部23fが車室32側に矢印Dの如く押し込まれる。
図16(b)に示すように、窓ガラス23の上端部23fを車室32側に押し込むことにより、窓ガラス23の上端部23fでウェザストリップ15を車室32側へ向けて良好に押圧する。
これにより、窓ガラス23の全閉時に、窓ガラス23の上端部23fをウェザストリップ15のシール部16に好適に弾接させることができる。
なお、本発明に係る車両用サッシュレスドアは、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例で示した車両、ウェザストリップ、サッシュレスドア、ドア本体、窓ガラス、昇降手段、アウタパネル、インナパネル、インナ補強部材、ベルトライン、凹部、前後の当接部、前後のホルダ、前後の位置規制部、前後のストッパおよび保持プレートなどの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、ドア本体に窓パネルが昇降可能に支持され、窓パネルの全閉時に上端部がウェザストリップに弾接する車両用サッシュレスドアを備えた自動車への適用に好適である。
10 車両
15 ウェザストリップ
20 サッシュレスドア(車両用サッシュレスドア)
22 ドア本体
23 窓ガラス(窓パネル)
23a 窓ガラスの下端部(連結された部位)
23f 窓ガラスの上端部
24 昇降手段(付勢部材)
31 車外
32 車室
33 アウタパネル
34 インナパネル
35 内部空間
37 インナ補強部材(補強部材)
39 ベルトライン
42 凹部
74,75 前後の当接部(当接部)
76,77 前後のホルダ(ホルダ)
78,79 前後の位置規制部(位置規制部)
81,82 前後のストッパ(ストッパ)
87 ナット
87a ナットの先端部
88 ボルト
91 ホルダの周縁部
92 ホルダの頂部
94 ホルダのリブ
101 保持プレート
H1 全閉位置

Claims (7)

  1. アウタパネルおよびインナパネルでドア本体が形成され、該ドア本体の内部空間に窓パネルが昇降可能に収容され、
    前記窓パネルの全閉時に、該窓パネルの上端部がウェザストリップに弾接する車両用サッシュレスドアにおいて、
    前記車両用サッシュレスドアは、
    前記アウタパネル側に設けられ、かつ、前記窓パネルに対向するように配置される当接部と、
    前記窓パネルに設けられ、前記当接部に当接可能なホルダと、
    前記窓パネルのうち前記ホルダよりも下方に連結され、連結された部位を車外側に付勢する付勢部材と、を備え、
    前記窓パネルの全閉時のみに前記ホルダが前記当接部に当接することを特徴とする車両用サッシュレスドア。
  2. 前記インナパネル側に設けられ、かつ、前記窓パネルに対向するように配置される位置規制部と、
    前記窓パネルに設けられ、該窓パネルが全閉位置に配置された状態において前記位置規制部に当接するストッパと、を備え、
    前記ストッパは、前記ホルダと同じ位置に設けられることを特徴とする請求項1記載の車両用サッシュレスドア。
  3. 前記ホルダおよび前記ストッパは、単一のボルトで締結されることを特徴とする請求項2記載の車両用サッシュレスドア。
  4. 前記ホルダに、前記ボルトが締結されるナットが埋設されることを特徴とする請求項3記載の車両用サッシュレスドア。
  5. 前記ナットの先端部が前記ホルダの頂部に隣接して配置されることを特徴とする請求項4記載の車両用サッシュレスドア。
  6. 前記ホルダは、
    前記ナットの先端部から前記ホルダの周縁部に向かうにつれて前記窓パネルに近づくように傾斜するリブを備えることを特徴とする請求項5記載の車両用サッシュレスドア。
  7. 前記車両用サッシュレスドアのベルトラインに沿って車体前後方向に延びるように前記インナパネルに設けられ、前記車室側に向けて凹み、かつ、車体前後方向に延びる凹部を有する補強部材と、
    該補強部材に設けられ、前記凹部に跨るように配置される保持プレートと、を備え、
    該保持プレートに前記位置規制部が取り付けられることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項記載の車両用サッシュレスドア。
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