JP2016087529A - 貼合機用液剤塗布装置及び貼合機用液剤塗布方法 - Google Patents

貼合機用液剤塗布装置及び貼合機用液剤塗布方法 Download PDF

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Abstract

【課題】品種替えに伴ってダムの内部空間の開口幅がサイズ変更されても、機械的な交換作業を行うことなく簡単にダムの内部空間をフィル材で満す。【解決手段】品種替えによりサイズ変更されたダムDaの内部空間Dsの開口幅Dx,Dyに対し、複数のフィル材用ディスペンサ1,2のいずれか一方又は両方の作動によりフィル材Fとして、帯状フィル材F1,F2の一方のみを塗布するか、若しくは帯幅が異なる複数の帯状フィル材F1,F2を複数それぞれ組み合わせて塗布する。それにより、ダムDaの内部空間Dsがフィル材Fで満たされる。【選択図】図4

Description

本発明は、例えばフラットパネルディスプレイ(FPD)やタッチパネルや3D(3次元)ディスプレイや電子書籍などのようなFPDなどの板状ワーク(基板)に対し、光学樹脂(OCR)などの液剤を塗布し、カバーガラスやFPDなどのもう一枚の板状ワークが貼り合わされて貼合デバイスを製造するワーク貼合機に用いられる貼合機用液剤塗布装置、及び、貼合機用液剤塗布方法に関する。
詳しくは、ダム材の内部空間に前記液剤としてフィル材を塗布し、前記板状ワークの貼り合わせによって、ダム材の内部空間にフィル材が封止される貼合機用液剤塗布装置及び貼合機用液剤塗布方法に関する。
従来、この種の貼合機用液剤塗布装置として、テーブルの上面に載置された塗布対象物となる基板の表面に沿って水平方向に相対的に移動自在な塗布機構部に対し、塗布ヘッドを昇降自在に備え、前記塗布ヘッドの下端ノズル部から吐出される塗布液を、前記塗布機構部及び前記塗布ヘッドの走行とともに、前記基板上にその塗布始端部から終端部に至るまで満遍なく、一様な膜厚で塗布する液体塗布装置がある(例えば、特許文献1参照)。
さらに、前記塗布ヘッドは、2つの分割ヘッドと、これら2つの分割ヘッドの間に挟み付けられるシムが備えられ、一方の分割ヘッドには、塗布液の液注入口が形成されるとともに、液注入口から注入された塗布液を幅方向に拡散させるための空洞部が形成され、シムはコの字形状の凹部を有する。前記分割ヘッドの間に前記シムが挟み付けられたとき、これら2つの分割ヘッドの間にスリット状のスロットを形成し、シムの厚さがスロットの隙間の大きさを決定し、凹部の長さがスロットの長さ、すなわち塗布液の塗布幅を決定する。
特開2003−211053号公報
このようなシム交換式の液体塗布装置によれば、多品種の塗布対象物や塗布液体に合わせたスロットの塗布幅変更や厚さ変更に対し、塗布ヘッドを分解して内部のシムを適切なものに交換することにより、簡単に対応することができる。
しかし乍ら、シム交換式の液体塗布装置を用いて、額縁状に塗布されたダム材の内部空間にフィル材を帯状に塗布した場合には、次のような問題がある。
・多種のサイズに対応して、凹部の長さが異なるシムを多数用意する必要があるため、コスト高になる。
・シムの交換時には、交換作業に手間がかかるだけでなく、装置全体を停止させる必要があるため、稼働率及び生産性が低下する。
・シムの交換時には、シムの近くに残った装置内のフィル材を排出する必要があるとともに、シムの交換後に装置内に供給したフィル材の中から気泡を抜くためにフィル材を排出する必要があるため、フィル材が無駄に廃棄されてしまい、コスト高になる。
・シムの交換時には、シムに接する部材を洗浄する必要があるため、洗浄液などの消費でコスト高になる。特に洗浄液として有機溶剤を用いる場合には、一般排水に流すことができないので、専用の処理設備で廃棄処理する必要があり、このために汚染有機溶剤の処理にも費用がかかる。
本発明は、このような問題に対処することを課題とするものであり、品種替えに伴ってダムの内部空間の開口幅がサイズ変更されても、機械的な交換作業を行うことなく簡単にダムの内部空間をフィル材で満すことが可能な貼合機用液剤塗布装置及び貼合機用液剤塗布方法を提供すること、などを目的とするものである。
このような目的を達成するために本発明による貼合機用液剤塗布装置は、板状ワークの表面にダムが額縁状に形成され、前記ダムの内部空間にフィル材を帯状に塗布し、別の板状ワークとの貼り合わせにより前記ダムの前記内部空間に前記フィル材が封止される貼合機用液剤塗布装置であって、前記ダムの前記内部空間に向け前記フィル材を吐出して帯幅が異なる複数の帯状フィル材を別々に塗布する複数のフィル材用ディスペンサと、前記フィル材用ディスペンサを別々に作動制御する制御部と、を備え、前記フィル材用ディスペンサは、吐出幅が異なるノズルをそれぞれ有し、前記制御部は、前記フィル材用ディスペンサのいずれか一方又は両方を、前記ダムの前記内部空間の開口幅と対応するように、前記ノズルのいずれか一方又は両方から前記帯状フィル材が単数又は複数塗布されるように作動させることを特徴とする。
また本発明による貼合機用液剤塗布方法は、板状ワークの表面にダムが額縁状に形成され、前記ダムの内部空間にフィル材を帯状に塗布し、別の板状ワークとの貼り合わせにより前記ダムの前記内部空間に前記フィル材が封止される貼合機用液剤塗布方法であって、前記ダムの前記内部空間に対し、複数のフィル材用ディスペンサのいずれか一方又は両方を作動させ、それぞれの吐出幅が異なるノズルから前記フィル材を吐出して、帯幅が異なる複数の帯状フィル材を単数又は複数塗布させることを特徴とする。
前述した特徴を有する本発明による貼合機用液剤塗布装置及び貼合機用液剤塗布方法は、品種替えによりサイズ変更されたダムの内部空間の開口幅に対し、複数のフィル材用ディスペンサのいずれか一方又は両方の作動によりフィル材として、帯状フィル材の一方のみを塗布するか、若しくは帯幅が異なる複数の帯状フィル材を複数それぞれ組み合わせて塗布することにより、ダムの内部空間がフィル材で満たされる。
したがって、品種替えに伴ってダムの内部空間の開口幅がサイズ変更されても、機械的な交換作業を行うことなく簡単にダムの内部空間をフィル材で満すことができる。
その結果、サイズ変更に対応して塗布ヘッドを分解してシムの交換が必要な従来のものに比べ、シムなどの交換部品を多数用意する必要がなく、部品交換のために装置全体を停止させる必要がなく、シムの交換に伴ってフィル材の無駄な廃棄や洗浄の必要がない。それにより、コストの低減化と稼働率及び生産性の向上が図れる。
さらに、塗布幅が異なる複数のフィル材用ディスペンサを用いることで、ダムの開口幅が、シムの開口部による塗布幅の整数倍に制約されないため、フィル材全体の充填幅をきめ細やかに調整できる。それにより、ダムの内部空間をフィル材で確実に満すことができる。
その結果、板状ワーク同士の貼り合わせによって無気泡の貼合デバイスを確実に製造することができる。
本発明の実施形態に係る貼合機用液剤塗布装置及び貼合機用液剤塗布方法の説明図で、ダム材の塗布工程を示しており、(a)が貼合機用液剤塗布装置の一部切欠正面図、(b)が板状ワークの拡大平面図である。 ノズル(第一フィルノズル)による塗布工程を示しており、(a)が貼合機用液剤塗布装置の一部切欠正面図、(b)が板状ワークの拡大平面図である。 ノズル(第二フィルノズル)の移動途中を示しており、(a)が貼合機用液剤塗布装置の一部切欠正面図、(b)が板状ワークの拡大平面図である。 ノズル(第二フィルノズル)による塗布工程を示しており、(a)が貼合機用液剤塗布装置の一部切欠正面図、(b)が板状ワークの拡大平面図である。 本発明の実施形態に係る貼合機用液剤塗布装置及び貼合機用液剤塗布方法の変形例の説明図で、ダム材の塗布工程を示しており、(a)が貼合機用液剤塗布装置の一部切欠正面図、(b)が板状ワークの拡大平面図である。 ノズル(第二フィルノズル)による塗布工程を示しており、(a)が貼合機用液剤塗布装置の一部切欠正面図、(b)が板状ワークの拡大平面図である。 ノズル(第一フィルノズル)の移動途中を示しており、(a)が貼合機用液剤塗布装置の一部切欠正面図、(b)が板状ワークの拡大平面図である。 ノズル(第一フィルノズル)による塗布工程を示しており、(a)が貼合機用液剤塗布装置の一部切欠正面図、(b)が板状ワークの拡大平面図である。 本発明の実施形態に係る貼合機用液剤塗布装置及び貼合機用液剤塗布方法の変形例の説明図で、ノズル(第一フィルノズル)による塗布工程を示しており、(a)が貼合機用液剤塗布装置の一部切欠正面図、(b)が板状ワークの拡大平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る貼合機用液剤塗布装置Aは、図1〜図9に示すように、板状ワークWの表面W1にダム材Dを塗布し仮硬化されることでダムDaが額縁状に形成され、ダムDaの内部空間Dsにフィル材Fを帯状に塗布するものである。その後、ダムDa及びフィル材Fを挟んで板状ワークWに対し、それとは別の板状ワーク(図示しない)が貼り合わされることにより、ダムDaの内部空間Dsにフィル材Fを封止した貼合デバイス(図示しない)が製造される。
詳しく説明すると、本発明の実施形態に係る貼合機用液剤塗布装置Aは、ダムDaの内部空間Dsに向けフィル材Fを吐出して、帯幅が異なる複数の帯状フィル材F1,F2を別々に塗布するために設けられる複数のフィル材用ディスペンサ1,2と、フィル材用ディスペンサ1,2を別々に作動制御するために設けられる制御部9と、を主要な構成要素として備えている。
ダムDaは、品種替えに伴うサイズ変更によって内部空間Dsの開口幅が異なるものが多種類形成される。
ダムDaの形成方法としては、ダム材用ディスペンサ3を用い、紫外線を含む光硬化性の透明な光学樹脂(OCR)などからなるダム材Dが、板状ワークWの表面W1に所定サイズの額縁状に塗布され、その後にダム材Dを光照射により半硬化させるのが一般的である。
ダム材用ディスペンサ3は、ダム材Dを所定幅で且つ所定厚みの線状に吐出するダムノズル3aを有している。ダムノズル3aと板状ワークWの表面W1を、板状ワークWの表面W1と交差するZ方向へ接近させた状態で、ダムノズル3a又は板状ワークWのいずれか一方若しくは両方を相対的に、Z方向と交差するXY方向へ移動させることにより、所定の開口幅の額縁状に塗布される。
ダム材用ディスペンサ3の具体例としては、図1(a)及び図5(a)に示されるように、針状のダムノズル3a及びポンプ3bを具備したニードルディスペンサが用いられている。ダム材用ディスペンサ3の塗布制御は、ポンプ3bを後述する制御部9で作動制御することにより、ダム材Dの塗布時にダム材Dを供給して針状のダムノズル3aから吐出させることが好ましい。
ダムDaの具体例としては、図1(b)、図5(b)及び図9(b)に示されるように、矩形の内部空間Dsの開口幅として、X方向開口幅DxとY方向開口幅Dyの寸法や寸法比率がそれぞれ違うものを多種類形成している。
また、その他の例として図示しないが、ダム材用ディスペンサ3としてニードルディスペンサ以外のものを用いたり、ポンプ3b以外の供給機構に代えたり、ダム材用ディスペンサ3を用いずに印刷法などでダムDaを形成したり変更することも可能である。
複数のフィル材用ディスペンサ1,2は、吐出幅が異なるノズル1a,2aをそれぞれ有している。ノズル1a,2aは、それぞれの吐出口の幅寸法をダムDaの内部空間Dsの短辺方向又は長辺方向へ向けて大小異なるサイズに形成した平ノズル(スリットノズル)である。ノズル1a,2aのうち吐出幅が小さい方は、内部空間Dsの最小開口幅(X方向開口幅Dx、Y方向開口幅Dy)よりも小さく形成されている。ノズル1a,2aのうち吐出幅が大きい方は、その整数倍の長さが、内部空間Dsの最大開口幅(X方向開口幅Dx、Y方向開口幅Dy)よりも小さくなるように設定されている。
さらに、フィル材用ディスペンサ1,2には、ノズル1a,2aへフィル材Fを供給する供給機構10がそれぞれ設けられている。
フィル材用ディスペンサ1,2の具体例としては、図2(a)〜図4(a)及び図6(a)〜図8(a)に示されるように、幅広な矩形の吐出口が形成された第一フィルノズル1a及び第一ポンプ1bを具備した第一フィル材用ディスペンサ1と、幅狭な矩形の吐出口が形成された第二フィルノズル2a及び第二ポンプ2bを具備した第二フィル材用ディスペンサ2が合計二つ用いられている。
第一フィル材用ディスペンサ1の第一ポンプ1bと、第二フィル材用ディスペンサ2の第二ポンプ2bには、フィル材Fの供給機構10として、フィル材Fの供給源10aに通じる第一供給路11と第二供給路12がそれぞれ配管接続されている。フィル材Fの供給源10aとしては、加圧タンクなどが用いられ、その下流側の第一供給路11と第二供給路12供給路11,12には第一開閉弁11aと第二開閉弁12aを設けている。
第一フィル材用ディスペンサ1及び第二フィル材用ディスペンサ2の塗布制御は、第一フィル材用ディスペンサ1の第一ポンプ1b又は第一開閉弁11aのいずれか一方又は両方と、第二フィル材用ディスペンサ2の第二ポンプ2b又は第二開閉弁12aのいずれか一方又は両方を、後述する制御部9で作動制御する。それにより、フィル材Fの塗布時には、供給源10aからフィル材Fを第一フィルノズル1a又は第二フィルノズル2aのいずれか一方に供給して、第一フィルノズル1a若しくは第二フィルノズル2aから吐出させるように構成されている。
すなわち、一つの供給源10aから第一フィル材用ディスペンサ1及び第二フィル材用ディスペンサ2の両方にフィル材Fが供給され、第一フィルノズル1a又は第二フィルノズル2aからの吐出を切り替えるようになっている。それによって、図2(b)〜図4(b)及び図6(b)〜図8(b)に示されるように、第一フィル材用ディスペンサ1の第一フィルノズル1aから吐出されたフィル材Fは、幅広な第一帯状フィル材F1となり、第二フィル材用ディスペンサ2の第二フィルノズル2aから吐出されたフィル材Fは、幅狭な第二帯状フィル材F2となる。
また、その他の例として図示しないが、複数のフィル材用ディスペンサ1,2として合計三つ以上のフィル材用ディスペンサを用いて帯幅が異なる三つ以上の帯状フィル材Fを塗布したり、フィル材Fの供給源10aをフィル材用ディスペンサの数に合わせて複数設けたり、第一ポンプ1bや第二ポンプ2bを備えずに加圧タンクなどの供給源10aから直接的に第一フィルノズル1aや第二フィルノズル2aへフィル材Fを供給したり変更することも可能である。
そして、本発明の実施形態に係る貼合機用液剤塗布装置Aは、複数のフィル材用ディスペンサ1,2がそれぞれ取り付けられる支持部材4と、支持部材4を板状ワークWの表面W1に向かうZ方向へ相対的に移動させるために設けられるZ軸駆動部5と、支持部材4を板状ワークWの表面W1に沿ったXY方向へ相対的に移動させるために設けられるXY軸駆動部6と、フィル材用ディスペンサ1,2のうち少なくとも一方を支持部材4に対してZ方向へ移動させるために設けられる昇降機構部7と、複数のフィル材用ディスペンサ1,2の塗布制御とZ軸駆動部5,XY軸駆動部6及び昇降機構部7の作動制御をそれぞれ行うために設けられる制御部9と、を備えることが好ましい。
さらに、板状ワークWの表面W1にダムDaのダム材Dを塗布するために設けられるダム材用ディスペンサ3と、複数のフィル材用ディスペンサ1,2及びダム材用ディスペンサ3がそれぞれ取り付けられる支持部材4と、ダム材用ディスペンサ3を支持部材4に対してZ方向へ移動させるために設けられるダム材用昇降機構部8と、ダム材用ディスペンサ3が含まれた塗布制御とダム材用昇降機構部8が含まれた作動制御をそれぞれ行う制御部9と、を備えることが好ましい。
支持部材4の具体例としては、図1(a)〜図8(a)や図9(a)に示されるように、板状ワークWの表面W1と略平行に配置されるビーム4aを有するガントリが用いられている。支持部材4となるガントリのビーム4aは、板状ワークWが移動不能に載置される定盤Bに対して、少なくともビーム4aをZ方向及びXY方向へ移動自在に支持されている。
ビーム4aの所定位置には、複数のフィル材用ディスペンサ1,2として第一フィル材用ディスペンサ1と第二フィル材用ディスペンサ2を、それぞれの第一フィルノズル1a及び第二フィルノズル2aが板状ワークWの表面W1とZ方向へ対向するように取り付けている。
さらに、ダム材用ディスペンサ3を含めて支持部材4に取り付けられる場合には、支持部材4のビーム4aの所定位置にダム材用ディスペンサ3を、針状のダムノズル3aが板状ワークWの表面W1とZ方向へ対向するように取り付けている。
Z軸駆動部5及びXY軸駆動部6の具体例としては、図1(a)〜図8(a)や図9(a)に示されるように、支持部材4において少なくともビーム4aを板状ワークWの表面W1に沿ってZ方向又はXY方向のいずれかに往復移動させるサーボモータやエアシリンダなどのアクチュエータ5a,6aが用いられている。Z軸駆動部5及びXY軸駆動部6は、後述する制御部9で作動制御している。
また、その他の例として図示しないが、Z軸駆動部5のアクチュエータ5aやXY軸駆動部6のアクチュエータ6aとして、サーボモータやエアシリンダ以外のものに変更することも可能である。
昇降機構部7の具体例としては、図2(a)〜図4(a)及び図6(a)〜図8(a)や図9(a)に示されるように、支持部材4のビーム4aに対してZ方向へ移動自在に支持されるスライド板7aと、スライド板7aを支持部材4のビーム4aに対してZ方向へ往復移動させるサーボモータやエアシリンダなどのアクチュエータ7bが具備されている。昇降機構部7は、後述する制御部9で作動制御している。
図1(a)〜図9(a)に示される例では、昇降機構部7のスライド板7aを第二フィル材用ディスペンサ2と支持部材4のビーム4aに亘って配置することで、支持部材4に対して第二フィル材用ディスペンサ2のみをZ方向へ移動させている。
さらに、ダム材用昇降機構部8が設けられる場合には、図1(a)及び図5(a)や図9(a)に示されるように、支持部材4のビーム4aにZ方向へ移動自在に支持されるスライド板8aと、スライド板8aを支持部材4のビーム4aに対してZ方向へ往復移動させるサーボモータやエアシリンダなどのアクチュエータ8bが具備されている。ダム材用昇降機構部8及びダム材用ディスペンサ3も、後述する制御部9で作動制御することが好ましい。
また、その他の例として図示しないが、昇降機構部7のアクチュエータ7bとしてサーボモータやエアシリンダ以外のものを用いたり、昇降機構部7をスライド板7a以外のスライド構造に代えたり、昇降機構部7を第一フィル材用ディスペンサ1のみ又は第一フィル材用ディスペンサ1及び第二フィル材用ディスペンサ2の両方に設けたり、ダム材用昇降機構部8をスライド板8a以外のスライド構造に代えたり変更することも可能である。
制御部9は、複数のフィル材用ディスペンサ1,2(第一フィル材用ディスペンサ1の第一ポンプ1bや第二フィル材用ディスペンサ2の第二ポンプ2bなど)に電気的に接続するだけでなく、Z軸駆動部5(アクチュエータ5a)及びXY軸駆動部6(アクチュエータ6a)、昇降機構部7(アクチュエータ7b)などともそれぞれ電気的に接続した制御回路(図示しない)を有するコントローラーである。
また、ダム材用ディスペンサ3及びダム材用昇降機構部8が設けられる場合には、ダム材用ディスペンサ3のポンプ3b及びダム材用昇降機構部8のアクチュエータ8bに、制御部9の前記制御回路が電気的に接続している。
制御部9となるコントローラーは、前記制御回路に予め設定された塗布プログラムに従って、複数のフィル材用ディスペンサ1,2などを順次それぞれ作動制御している。
制御部9の前記制御回路に設定される前記塗布プログラムは、品種替えによってダムDaがサイズ変更される度に、サイズ変更されたダムDaに対応して切り替え可能に構成されている。
前記塗布プログラムにおいて切り替え可能な情報としては、サイズ変更されたダムDaに対する塗布開始位置及び塗布終了位置などの位置情報、サイズ変更されたダムDaに対する複数の帯状フィル材F1,F2(第一帯状フィル材F1,第二帯状フィル材F2など)の組み合わせパターンなどが挙げられる。
前記塗布プログラムの切り替え方法としては、キーパッドなどの入力装置(図示しない)による手動的な切り替え操作が好ましい。また、その他の切り替え方法としては、内蔵したカメラなどでダムDaを撮影するなどして得た情報に基づき、前記塗布プログラムを自動的に切り替えることも可能である。
制御部9は、複数のフィル材用ディスペンサ1,2のいずれか一方又は両方を、ダムDaの内部空間Dsの開口幅(X方向開口幅Dx、Y方向開口幅Dy)と対応するように、塗布幅が異なるノズル1a,2aのいずれか一方又は両方から、塗布幅が異なる帯状フィル材F1,F2が単数又は複数塗布して、ダムDaの内部空間Dsがフィル材Fで満たされるように作動させている。
さらに、制御部9は、複数のフィル材用ディスペンサ1,2の作動により、ダムDaの内部空間Dsに帯状フィル材F1,F2の両方がY方向又はX方向へ互いに接近して塗布される際に、昇降機構部7の作動でフィル材用ディスペンサ1,2を、塗布する(塗布予定又は塗布中の)ノズル1a,2aのいずれか一方が他方よりも相対的に、板状ワークWの表面W1から離れるようにZ方向へ移動させて保持するとともに、Z軸駆動部5及びXY軸駆動部6の作動でZ方向及びXY方向へ移動させることが好ましい。
また、制御部9は、ダム材用ディスペンサ3の作動により板状ワークWの表面W1にダム材Dが額縁状に塗布された後、フィル材用ディスペンサ1,2のいずれか一方又は両方を作動させて、帯状フィル材F1,F2のいずれか一方又は両方が塗布される際に、ダム材用昇降機構部8の作動でダム材用ディスペンサ3のダムノズル3aを、塗布する(塗布予定又は塗布中の)フィル材用ディスペンサ1,2のノズル1a,2aよりも相対的に、板状ワークWの表面W1から離れるようにZ方向へ移動させて保持することが好ましい。
以下、制御部9の前記制御回路に設定された前記塗布プログラムを、前記貼合デバイスを製造するための貼合機用液剤塗布方法として説明する。
本発明の実施形態に係る貼合機用液剤塗布方法は、複数のフィル材用ディスペンサ1,2のどちらか一方がダムDaに向け移動してノズル1a,2aの一方をダムDaの内部空間Dsに接近させる移動工程と、この接近したノズル1a,2aの一方からフィル材FがダムDaの内部空間Dsに吐出されて帯状フィル材F1,F2の一方を塗布する塗布工程
と、ダムDaの内部空間Dsの開口幅(X方向開口幅Dx、Y方向開口幅Dy)に対応してこの時点で完了させるか又は前述した移動工程及び塗布工程を繰り返すか若しくはフィル材用ディスペンサ1,2の他方による移動工程及び塗布工程を単数或いは複数回繰り返すかを選択するようになっている。
その具体例として図1(a)(b)〜図8(a)(b)に示されるように、ダムDaの内部空間Dsの開口幅(X方向開口幅Dx、Y方向開口幅Dy)が比較的に広い時には、制御部9で複数のフィル材用ディスペンサ1,2の両方を複数回作動させて、吐出幅が異なるノズル1a,2aから、塗布幅が異なる帯状フィル材F1,F2の両方を組み合わせて塗布している。
また、図9(a)(b)に示されるように、ダムDaの内部空間Dsの開口幅(X方向開口幅Dx、Y方向開口幅Dy)が比較的に狭い時には、制御部9で複数のフィル材用ディスペンサ1,2のいずれか一方を単数回又は複数回作動させて、ノズル1a,2aの一方から帯状フィル材F1,F2の一方を単数若しくは複数組み合わせて塗布している。
なお、必要に応じて、図1(a)(b)〜図8(a)(b)に示されるように、XY方向へ隣り合う複数の帯状フィル材F1,F2の間や帯状フィル材F1,F2とダムDaの間に不塗布隙間Dcを追加形成したり、図9(a)(b)に示されるように、複数の帯状フィル材F1,F2の幅方向端部同士が重なり合う凸部F3を追加形成したりすることも可能である。
[ダム材の塗布・ダムの形成]
詳しく説明すると、先ずダム材用ディスペンサ3及びダム材用昇降機構部8が設けられる場合には、図1(a)(b)及び図5(a)(b)に示されるように、Z軸駆動部5やダム材用昇降機構部8の作動により、ダム材用ディスペンサ3をその待機位置から板状ワークWの表面W1に向けZ方向へ接近移動(下降)させる。
これに続いて、ダム材用ディスペンサ3のポンプ3bの作動により、針状のダムノズル3aから板状ワークWの表面W1に向けダム材Dを線状に吐出しながら、XY軸駆動部6の作動により、板状ワークWの表面W1に沿ってX方向及びY方向へ移動して、ダム材Dが品種替えによりサイズ変更された額縁状に塗布される。
ダム材Dの塗布後は、光照射によりダム材Dを半硬化させることでダムDaが形成され、ダム材用ディスペンサ3のダムノズル3aをダム材用昇降機構部8の作動で板状ワークWの表面W1からZ方向へ離隔移動(上昇)させて待機位置に戻す。
[帯状フィル材の一方の塗布]
その後は、図2(a)(b)及び図6(a)(b)や図9(a)(b)に示されるように、Z軸駆動部5及びXY軸駆動部6や昇降機構部7の作動により、品種替えによりサイズ変更されたダムDaの内部空間Dsに対し、複数のフィル材用ディスペンサ1,2のいずれか一方をその待機位置から板状ワークWの表面W1に向けZ方向へ接近移動(下降)させて、ノズル1a,2aの一方から帯状フィル材F1,F2の一方を塗布する。
図2(a)(b)や図9(a)(b)に示される例では、先に第一フィル材用ディスペンサ1の第一フィルノズル1aをZ軸駆動部5の作動で板状ワークWの表面W1に接近させている。
これに続いて、第一フィル材用ディスペンサ1の第一ポンプ1bの作動により、幅広な第一フィルノズル1aからダムDaの内部空間Dsに向け幅広な第一帯状フィル材F1を吐出しながら、XY軸駆動部6の作動により、板状ワークWの表面W1に沿ってY方向及びX方向へ順次移動して、第一帯状フィル材F1がダムDaの内部空間Dsに塗布される。
この際、第二フィル材用ディスペンサ2の第二フィルノズル2aは、Z軸駆動部5や昇降機構部7の作動により、第一フィル材用ディスペンサ1の第一フィルノズル1aよりも相対的に板状ワークWの表面W1からZ方向へ離隔移動(上昇)させ待機位置に戻している。
また、図6(a)(b)に示される例では、先に第二フィル材用ディスペンサ2の第二フィルノズル2aをZ軸駆動部5及び昇降機構部7の作動で板状ワークWの表面W1に接近させている。
これに続いて、第二フィル材用ディスペンサ2の第二ポンプ2bの作動により、幅狭な第二フィルノズル2aからダムDaの内部空間Dsに向け幅狭な第二帯状フィル材F2を吐出しながら、XY軸駆動部6の作動により、板状ワークWの表面W1に沿ってY方向及びX方向へ順次移動して、第二帯状フィル材F2がダムDaの内部空間Dsに塗布される。
この際、第一フィル材用ディスペンサ1の第一フィルノズル1aは、Z軸駆動部5や昇降機構部7の作動により、第二フィル材用ディスペンサ2の第二フィルノズル2aよりも相対的に板状ワークWの表面W1からZ方向へ離隔移動(上昇)させ待機位置に戻している。
その後は、図3(a)(b)及び図7(a)(b)に示されるように、Z軸駆動部5及びXY軸駆動部6や昇降機構部7の作動により、複数のフィル材用ディスペンサ1,2の一方を待機位置に戻し、XY軸駆動部6の作動により、複数のフィル材用ディスペンサ1,2の他方をその塗布位置へ移動させる。
図3(a)(b)に示される例では、第一帯状フィル材F1の塗布後に、Z軸駆動部5の作動で第一フィル材用ディスペンサ1の第一フィルノズル1aが待機位置に戻り、XY軸駆動部6や昇降機構部7の作動で第二フィル材用ディスペンサ2の第二フィルノズル2aが塗布位置に移動する。
図7(a)(b)に示される例では、第二帯状フィル材F2の塗布後に、Z軸駆動部5や昇降機構部7の作動で第二フィル材用ディスペンサ2の第二フィルノズル2aが待機位置に戻り、XY軸駆動部6の作動で第一フィル材用ディスペンサ1の第一フィルノズル1aが塗布位置に移動する。
[帯状フィル材の他方の塗布]
その後は、図4(a)(b)及び図8(a)(b)に示されるように、Z軸駆動部5及びXY軸駆動部6や昇降機構部7の作動により、複数のフィル材用ディスペンサ1,2の他方をダムDaの内部空間Dsに向けZ方向へ接近移動(下降)させて、ノズル1a,2aの他方から帯状フィル材F1,F2の他方を塗布する。
図4(a)(b)に示される例では、後から第二フィル材用ディスペンサ2の第二フィルノズル2aをZ軸駆動部5や昇降機構部7の作動でZ軸駆動部5の作動で板状ワークWの表面W1に接近させている。
これに続いて、第二フィル材用ディスペンサ2の第二ポンプ2bの作動により、幅狭な第二フィルノズル2aからダムDaの内部空間Dsに向け幅狭な第二帯状フィル材F2を吐出しながら、XY軸駆動部6の作動により、板状ワークWの表面W1に沿ってY方向及びX方向へ順次移動して、第二帯状フィル材F2がダムDaの内部空間Dsに塗布される。
この際、第一フィル材用ディスペンサ1の第一フィルノズル1aは、Z軸駆動部5や昇降機構部7の作動により、第二フィル材用ディスペンサ2の第二フィルノズル2aよりも相対的に板状ワークWの表面W1からZ方向へ離隔移動(上昇)させ待機位置に戻している。
また、図8(a)(b)に示される例では、後から第一フィル材用ディスペンサ1の第一フィルノズル1aをZ軸駆動部5の作動で板状ワークWの表面W1に接近させている。
これに続いて、第一フィル材用ディスペンサ1の第一ポンプ1bの作動により、幅広な第一フィルノズル1aからダムDaの内部空間Dsに向け幅広な第一帯状フィル材F1を吐出しながら、XY軸駆動部6の作動により、板状ワークWの表面W1に沿ってY方向及びX方向へ順次移動して、第一帯状フィル材F1がダムDaの内部空間Dsに塗布される。
この際、第二フィル材用ディスペンサ2の第二フィルノズル2aは、Z軸駆動部5や昇降機構部7の作動により、第一フィル材用ディスペンサ1の第一フィルノズル1aよりも相対的に板状ワークWの表面W1からZ方向へ離隔移動(上昇)させ待機位置に戻している。
このような本発明の実施形態に係る貼合機用液剤塗布装置A及び貼合機用液剤塗布方法によると、品種替えによりサイズ変更されたダムDaの内部空間Dsの開口幅(X方向開口幅Dx、Y方向開口幅Dy)に対し、複数のフィル材用ディスペンサ1,2のいずれか一方又は両方の作動によりフィル材Fとして、帯状フィル材F1,F2の一方のみを塗布するか、若しくは帯幅が異なる複数の帯状フィル材F1,F2を複数それぞれ組み合わせて塗布する。それにより、ダムDaの内部空間Dsがフィル材Fで満たされる。
したがって、品種替えに伴ってダムDaの内部空間Dsの開口幅(X方向開口幅Dx、Y方向開口幅Dy)がサイズ変更されても、塗布プログラムの切り替え作業などの段取り作業のみで、塗布幅が異なる複数のフィル材用ディスペンサ1,2を使い分けることにより、機械的な交換作業を行うことなく簡単にダムDaの内部空間Dsをフィル材Fで満すことができる。
その結果、シムなどの交換部品を多数用意する必要がなく、部品交換のために装置全体を停止させる必要がなく、シムの交換に伴ってフィル材Fの無駄な廃棄や洗浄の必要がない。それにより、コストの低減化と稼働率及び生産性の向上が図れる。
さらに、塗布幅が異なる複数のフィル材用ディスペンサ1,2を用いることで、ダムDaの開口幅(X方向開口幅Dx、Y方向開口幅Dy)が、シムの開口部による塗布幅の整数倍に制約されないため、フィル材F全体の充填幅をきめ細やかに調整できる。それにより、ダムDaの内部空間Dsをフィル材Fで確実に満すことができる。
その結果、板状ワーク同士の貼り合わせによって無気泡の貼合デバイスを確実に製造することができる。
特に、制御部9は、ダムDaの内部空間Dsに帯状フィル材F1,F2の両方が互いに接近して塗布される際に、昇降機構部7の作動でフィル材用ディスペンサ1,2を、塗布するノズル1a,2aのいずれか一方が他方よりも相対的に、板状ワークWの表面W1から離れるようにZ方向へ移動させて保持するとともに、Z軸駆動部5及びXY軸駆動部6の作動でZ方向及びXY方向へ移動させることが好ましい。
この場合には、Z軸駆動部5及びXY軸駆動部6の作動により、支持部材4にそれぞれ取り付けられたフィル材用ディスペンサ1,2において、塗布するノズル1a,2aの一方と、塗布待機しているノズル1a,2aの他方を共にZ方向及びXY方向へ移動させても、塗布待機しているノズル1a,2aの他方が、塗布するノズル1a,2aの一方よりも板状ワークWの表面W1から離れた状態(位置ズレ)を確保して接近することはない。
したがって、塗布待機しているノズル1a,2aの他方が、板状ワークWの表面W1や先塗りされた帯状フィル材F1,F2の一方に接触することを防止することができる。
その結果、先塗布された帯状フィル材F1,F2の一方が減少せず、ダムDaの内部空間Dsをフィル材Fで確実に満すことができる。それにより、板状ワークWの貼り合わせ時に帯状フィル材F1,F2を気泡なしで封止され、無気泡の貼合デバイスを確実に製造することができる。
さらに、制御部9は、ダム材用ディスペンサ3の作動によるダム材Dの塗布後に、帯状フィル材F1,F2のいずれか一方又は両方が塗布される際、又は帯状フィル材F1,F2のいずれか一方又は両方の塗布後にダム材Dを塗布する際に、ダム材用昇降機構部8の作動でダム材用ディスペンサ3のダムノズル3aを、塗布するフィル材用ディスペンサ1,2のノズル1a,2aよりも相対的に、板状ワークWの表面W1から離れるようにZ方向へ移動させて保持することが好ましい。
この場合には、Z軸駆動部5及びXY軸駆動部6の作動により、支持部材4にそれぞれ取り付けられたフィル材用ディスペンサ1,2及びダム材用ディスペンサ3において、塗布するノズル1a,2aの一方と、塗布終了したダムノズル3aを共にZ方向及びXY方向へ移動させても、塗布終了したダムノズル3aが、塗布するノズル1a,2aの一方よりも板状ワークWの表面W1に接近しない。
したがって、塗布終了したダムノズル3aが、板状ワークWの表面W1や後塗りされた帯状フィル材F1,F2に接触することを防止することができる。
その結果、先塗布された帯状フィル材F1,F2の一方が減少せず、ダムDaの内部空間Dsをフィル材Fで確実に満すことができる。そのため、板状ワークWの貼り合わせ時に帯状フィル材F1,F2を気泡なしで封止され、無気泡の貼合デバイスを確実に製造することができる。
次に、本発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例1は、図1(a)(b)〜図8(a)(b)に示すように、複数のフィル材用ディスペンサ1,2のノズル1a,2aのいずれか一方又は両方から帯状フィル材F1,F2の一方又は両方を、それとXY方向へ隣り合うダムDa若しくはダムDa及び既に塗布された別の帯状フィル材F1,F2との間に不塗布隙間Dcが形成されるように塗布し、この塗布後の時間経過による帯状フィル材F1,F2の伸展で不塗布隙間Dcを消滅させるものである。
詳しく説明すると、ノズル1a,2aのいずれか一方から帯状フィル材F1,F2の一方を塗布する際には、帯状フィル材F1,F2の一方とX方向及びY方向へ隣り合うダムDaとの間に不塗布隙間Dcが形成されるようにする。ノズル1a,2aの両方から帯状フィル材F1,F2の両方を塗布する際には、帯状フィル材F1,F2の一方とX方向及びY方向へ隣り合うダムDaとの間に不塗布隙間Dcが形成されると同時に、既に塗布された別の帯状フィル材F1,F2との間に不塗布隙間Dcが形成されるようにする。
その具体例として図1(a)(b)〜図4(a)(b)に示される例では、ダムDaの内部空間Dsの短辺方向へ向けて、第一フィル材用ディスペンサ1の第一フィルノズル1aから幅広な第一帯状フィル材F1を複数本それぞれ平行に塗布するとともに、第二フィル材用ディスペンサ2の第二フィルノズル2aから幅狭な第二帯状フィル材F2を複数本それぞれ平行に塗布している。不塗布隙間Dcは、帯状フィル材F1,F2の間に複数それぞれ平行に形成され、更にダムDaとの間にも額縁状に形成されている。
図示例の場合には、画角比が16:9で14インチの板状ワークWの表面W1に形成されたダムDa(塗布厚みが350〜400μm)に対し、塗布幅40mm(塗布厚みが300μm)の第一帯状フィル材F1を7本塗布するとともに、塗布幅5mm(塗布厚みが300μm)の第二帯状フィル材F2を4本塗布し、不塗布隙間Dcを約0.7mmに設定した。
また、図5(a)(b)〜図8(a)(b)に示される例では、ダムDaの内部空間Dsの長辺方向へ向けて、第二フィル材用ディスペンサ2の第二フィルノズル2aから幅狭な第二帯状フィル材F2を塗布するとともに、第一フィル材用ディスペンサ1の第一フィルノズル1aから幅広な第一帯状フィル材F1を複数本それぞれ平行に塗布している。不塗布隙間Dcは、帯状フィル材F1,F2の間に複数それぞれ平行に形成され、それらの長手方向端縁ダムDaとの間にも形成されている。
図示例の場合には、画角比が4:3で11インチの板状ワークWの表面W1に形成されたダムDa(塗布厚みが350〜400μm)に対し、塗布幅40mm(塗布厚みが300μm)の第一帯状フィル材F1を4本塗布するとともに、塗布幅5mm(塗布厚みが300μm)の第二帯状フィル材F2を1本塗布し、不塗布隙間Dcの幅を約0.08mmに設定した。
また、その他の例として図示しないが、板状ワークWを図示例以外にサイズ変更したり、ダムDaの内部空間Ds対する第一帯状フィル材F1や第二帯状フィル材F2の塗布方向を図示例以外に変更したり、不塗布隙間Dcの幅や配置を図示例のもの以外に変更したりすることも可能である。
このような塗布方法を採用することで、第一帯状フィル材F1及び第二帯状フィル材F2は、それらの塗布後に放置して時間を経過させることで、第一帯状フィル材F1及び第二帯状フィル材F2の自重や流動性によりXY方向へ拡がって全体的に平滑化される。
図示例のもので実験したところ、第一帯状フィル材F1及び第二帯状フィル材F2を塗布してから数分間の放置で、不塗布隙間Dcが完全に埋められて消滅した。
また図示例以外の画角比や塗布幅でも、同様な塗布方法を採用すれば、図示例のものと同様な実験結果が得られる。
このような本発明の実施例1に係る貼合機用液剤塗布装置A及び貼合機用液剤塗布方法によると、塗布された帯状フィル材F1,F2がその自重や流動性により伸展して、不塗布隙間Dcが消滅した時点で別の板状ワークを貼り合わせるにより、ダム材Dの内部空間Dsに帯状フィル材F1,F2が気泡なしで封止される。
したがって、板状ワーク同士の貼り合わせによってダムDaの内部空間Dsに空気が残らず、無気泡の貼合デバイスを製造することができるという利点がある。
さらに、不塗布隙間Dcの間隔を調整することで、帯幅が異なる小数の帯状フィル材F1,F2であってもその伸展により、品種替えに伴ってサイズ変更された多種類のダム材Dの内部空間Dsをフィル材Fで満すことができるという利点もある。
この実施例2は、図9(a)(b)に示すように、複数のフィル材用ディスペンサ1,2のノズル1a,2aのいずれか一方又は両方から帯状フィル材F1,F2の一方又は両方を複数、それらの幅方向端部同士が重なり合って凸部F3が形成されるように塗布し、この塗布後の時間経過による帯状フィル材F1,F2の一方又は両方の伸展で凸部F3をその他の部分と平滑化させるものである。
詳しく説明すると、ノズル1a,2aのいずれか一方又は両方から帯状フィル材F1,F2の一方又は両方を複数並べて塗布する際には、先塗りされた帯状フィル材F1,F2の幅方向端部に対し、それとX方向又はY方向へ隣り合う後塗りする帯状フィル材F1,F2の幅方向端部が重なり合って、凸部F3を形成するようにする。
その具体例として図9(a)(b)に示される例では、ダムDaの内部空間Dsの長辺方向へ向けて、第一フィル材用ディスペンサ1の第一フィルノズル1aから幅広な第一帯状フィル材F1を複数本それぞれ平行に塗布し、これらX方向へ隣り合う第一帯状フィル材F1の幅方向端部同士を重ね合わせて凸部F3が形成されている。帯状フィル材F1,F2の長手方向端縁とダムDaとの間には、不塗布隙間Dcが形成されている。
図示例の場合には、画角比が4:3で10インチの板状ワークWの表面W1に形成されたダムDa(塗布厚みが350〜400μm)に対し、塗布幅40mm(塗布厚みが300μm)の第一帯状フィル材F1を4本塗布するとともに、第一帯状フィル材F1の幅方向端部同士が重なり合うことで形成された凸部F3の幅を3.27mm(厚みが約400μm)に設定した。
また、その他の例として図示しないが、板状ワークWを図示例以外にサイズ変更したり、第一帯状フィル材F1のみではなく第一帯状フィル材F1と第二帯状フィル材F2を組み合わせて塗布したり、ダムDaの内部空間Ds対する第一帯状フィル材F1や第二帯状フィル材F2の塗布方向を図示例以外に変更したり、凸部F3の幅や厚みや配置を図示例のもの以外に変更したり、帯状フィル材F1,F2の長手方向端縁とダムDaとの間に不塗布隙間Dcを形成せず接触するように変更することも可能である。
このような塗布方法を採用することで、凸部F3は、第一帯状フィル材F1の塗布後に放置して時間を経過させることで、第一帯状フィル材F1の自重や流動性によりX方向へ拡がって全体的に平滑化される。
図示例のもので実験したところ、第一帯状フィル材F1及び第二帯状フィル材F2を塗布してから数分間の放置で、不塗布隙間Dcが完全に埋められて消滅した。
また図示例以外の画角比や塗布幅でも、同様な塗布方法を採用すれば、図示例のものと同様な実験結果が得られる。
このような本発明の実施例2に係る貼合機用液剤塗布装置A及び貼合機用液剤塗布方法によると、塗布された帯状フィル材F1,F2がその自重や流動性により伸展して、凸部F3がその他の部分と平滑化された時点で別の板状ワークを貼り合わせるにより、ダム材Dの内部空間Dsに帯状フィル材F1,F2が気泡なしで封止される。
したがって、板状ワーク同士の貼り合わせによってダムDaの内部空間Dsに空気が残らず、無気泡の貼合デバイスを製造することができるという利点がある。
さらに、凸部F3の重なり幅を調整することで、帯幅が異なる小数の帯状フィル材F1,F2であってもその伸展により全体的に塗布厚みが平滑化されるため、品種替えに伴ってサイズ変更された多種類のダム材Dの内部空間Dsをフィル材Fで均一に満すことができるという利点もある。
なお、前示実施例では、不塗布隙間Dcや凸部F3が形成される場合を示したが、これに限定されず、不塗布隙間Dcや凸部F3が形成されず、帯状フィル材F1,F2の一方又は両方を塗布した時点で伸展させることなく、ダムDaの内部空間Dsが満たされるように変更しても良い。
1 フィル材用ディスペンサ(第一フィル材用ディスペンサ)
1a ノズル(第一フィルノズル) 1b ポンプ(第一ポンプ)
2 フィル材用ディスペンサ(第二フィル材用ディスペンサ)
2a ノズル(第二フィルノズル) 2b ポンプ(第二ポンプ)
3 ダム材用ディスペンサ 3a ダムノズル
4 支持部材 5 Z軸駆動部
6 XY軸駆動部 7 昇降機構部
8 ダム材用昇降機構部 9 制御部
D ダム材 Da ダム
Ds 内部空間 Dc 不塗布隙間
Dx 開口幅(X方向開口幅) Dy 開口幅(Y方向開口幅)
F フィル材 F1 帯状フィル材(第一帯状フィル材)
F2 帯状フィル材(第二帯状フィル材) F3 凸部
W 板状ワーク W1 表面
このような目的を達成するために本発明による貼合機用液剤塗布装置は、板状ワークの表面にダムが額縁状に形成され、前記ダムの内部空間にフィル材を帯状に塗布し、別の板状ワークとの貼り合わせにより前記ダムの前記内部空間に前記フィル材が封止される貼合機用液剤塗布装置であって、前記ダムの前記内部空間に向け前記フィル材を吐出して帯幅が異なる複数の帯状フィル材を別々に塗布する複数のフィル材用ディスペンサと、前記複数のフィル材用ディスペンサの別々な塗布制御と、前記板状ワークの前記表面に対して前記複数のフィル材用ディスペンサを前記板状ワークの前記表面に向かうZ方向及び前記板状ワークの前記表面に沿ったXY方向へそれぞれ相対的に移動させる制御をそれぞれ行う制御部と、を備え、前記複数のフィル材用ディスペンサは、吐出幅が異なるノズルをそれぞれ有し、前記制御部は、前記複数のフィル材用ディスペンサのいずれか一つ又は二つ若しくは三つ以上を、前記ダムに向けZ方向及びXY方向へ移動して、前記複数のノズルのいずれか一つ又は二つ若しくは三つ以上を前記内部空間と接近させ、前記ダムの前記内部空間の開口幅と対応するように、前記複数のノズルのいずれか一つ又は二つ若しくは三つ以上から前記複数の帯状フィル材が単数又は複数塗布されるように作動させることを特徴とする。
また本発明による貼合機用液剤塗布方法は、板状ワークの表面に形成される額縁状のダムに対し、複数のフィル材用ディスペンサを前記板状ワークの前記表面に向かうZ方向及び前記板状ワークの前記表面に沿ったXY方向へそれぞれ相対的に移動自在に備え、前記複数のフィル材用ディスペンサが、吐出幅が異なるノズルをそれぞれ有し、前記ダムの内部空間にフィル材を帯状に塗布し、別の板状ワークとの貼り合わせにより前記ダムの前記内部空間に前記フィル材が封止される貼合機用液剤塗布方法であって、前記複数のフィル材用ディスペンサのいずれか一つ又は二つ若しくは三つ以上を前記ダムに向け移動して、前記複数のノズルの一つ又は二つ若しくは三つ以上を前記ダムの前記内部空間に接近させる移動工程と、前記ダムの前記内部空間に接近した前記複数のノズルの一つ又は二つ若しくは三つ以上から前記フィル材を前記内部空間に吐出して、帯幅が異なる複数の帯状フィル材の一つ又は二つ若しくは三つ以上を塗布させる塗布工程と、を含み、前記ダムの前記内部空間の開口幅に対応して、前記複数のノズルの一つにより前記移動工程及び前記塗布工程を単数回或いは複数回繰り返すか、又は前記複数のノズルの二つにより前記移動工程及び前記塗布工程を単数回或いは複数回繰り返すか、若しくは前記複数のノズルの三つ以上により前記移動工程及び前記塗布工程を単数回或いは複数回繰り返すかを選択することを特徴とする。

Claims (6)

  1. 板状ワークの表面にダムが額縁状に形成され、前記ダムの内部空間にフィル材を帯状に塗布し、別の板状ワークとの貼り合わせにより前記ダムの前記内部空間に前記フィル材が封止される貼合機用液剤塗布装置であって、
    前記ダムの前記内部空間に向け前記フィル材を吐出して帯幅が異なる複数の帯状フィル材を別々に塗布する複数のフィル材用ディスペンサと、
    前記フィル材用ディスペンサを別々に作動制御する制御部と、を備え、
    前記フィル材用ディスペンサは、吐出幅が異なるノズルをそれぞれ有し、
    前記制御部は、前記フィル材用ディスペンサのいずれか一方又は両方を、前記ダムの前記内部空間の開口幅と対応するように、前記ノズルのいずれか一方又は両方から前記帯状フィル材が単数又は複数塗布されるように作動させることを特徴とする貼合機用液剤塗布装置。
  2. 前記フィル材用ディスペンサがそれぞれ取り付けられる支持部材と、
    前記支持部材を前記板状ワークの前記表面に向かうZ方向へ相対的に移動させるZ軸駆動部と、
    前記支持部材を前記板状ワークの前記表面に沿ったXY方向へ相対的に移動させるXY軸駆動部と、
    前記フィル材用ディスペンサのうち少なくとも一方を前記支持部材に対してZ方向へ移動させる昇降機構部と、
    前記フィル材用ディスペンサの塗布制御と前記Z軸駆動部,前記XY軸駆動部及び前記昇降機構部の作動制御をそれぞれ行う前記制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記ダムの前記内部空間に前記帯状フィル材の両方が互いに接近して塗布される際に、前記昇降機構部の作動で前記フィル材用ディスペンサを、塗布する前記ノズルのいずれか一方が他方よりも相対的に、前記板状ワークの前記表面から離れるようにZ方向へ移動させて保持するとともに、前記Z軸駆動部及び前記XY軸駆動部の作動でZ方向及びXY方向へ移動させることを特徴とする請求項1記載の貼合機用液剤塗布装置。
  3. 前記板状ワークの前記表面に前記ダムのダム材を塗布するダム材用ディスペンサと、
    前記フィル材用ディスペンサ及び前記ダム材用ディスペンサがそれぞれ前記ダム材用ディスペンサを含めて取り付けられる支持部材と、
    前記ダム材用ディスペンサを前記支持部材に対してZ方向へ移動させるダム材用昇降機構部と、
    前記ダム材用ディスペンサが含まれた塗布制御と前記ダム材用昇降機構部が含まれた作動制御をそれぞれ行う前記制御部と、を備え、
    前記ダム材用ディスペンサは、前記板状ワークの前記表面に前記ダム材を線状に吐出するダムノズルを有し、
    前記制御部は、前記帯状フィル材のいずれか一方又は両方が塗布される際に、前記ダム材用昇降機構部の作動で前記ダム材用ディスペンサの前記ダムノズルを、塗布する前記フィル材用ディスペンサの前記ノズルよりも相対的に、前記板状ワークの前記表面から離れるようにZ方向へ移動させて保持することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の貼合機用液剤塗布装置。
  4. 板状ワークの表面にダムが額縁状に形成され、前記ダムの内部空間にフィル材を帯状に塗布し、別の板状ワークとの貼り合わせにより前記ダムの前記内部空間に前記フィル材が封止される貼合機用液剤塗布方法であって、
    前記ダムの前記内部空間に対し、複数のフィル材用ディスペンサのいずれか一方又は両方を作動させ、それぞれの吐出幅が異なるノズルから前記フィル材を吐出して、帯幅が異なる複数の帯状フィル材を単数又は複数塗布させることを特徴とする貼合機用液剤塗布方法。
  5. 前記ノズルのいずれか一方又は両方から前記帯状フィル材の一方又は両方を、XY方向へ隣り合う前記ダム若しくは前記ダム及び別の前記帯状フィル材との間に不塗布隙間が形成されるように塗布し、塗布後の時間経過による前記帯状フィル材の伸展で前記不塗布隙間を消滅させることを特徴とする請求項4記載の貼合機用液剤塗布方法。
  6. 前記ノズルのいずれか一方又は両方から前記帯状フィル材の一方又は両方を複数、それらの幅方向端部同士が重なり合って凸部が形成されるように塗布し、塗布後の時間経過による前記帯状フィル材の一方又は両方の伸展で前記凸部をその他の部分と平滑化させることを特徴とする請求項4記載の貼合機用液剤塗布方法。
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