JP2016085792A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この発明は、レンズ2と、半導体型光源3と、リフレクタ6と、を備える。レンズ2は、基本レンズ200の周辺部分を除いたレンズである。リフレクタ6は、レンズ2と半導体型光源3との間に配置されている。リフレクタ6には、半導体型光源3から基本レンズ200の除かれた部分に入射する光L2をレンズ2に入射させる反射面60が、設けられている。この結果、この発明は、レンズ2のコンパクト化ができ、レンズ2の正面視形状の自由度を上げ、レンズ2のコンパクト化に伴なう配光パターンの光の不足に対する十分な補充ができる。
【選択図】 図1
Description
以下、図1〜図13を参照して、この実施形態にかかる車両用灯具の構成について説明する。図中、符号1は、この実施形態にかかる車両用灯具(たとえば、車両用前照灯、ロービーム用ヘッドランプなど)である。前記車両用灯具1は、車両(図示せず)の前部の左右両端部に搭載されている。前記車両用灯具1は、左側通行用の車両用灯具である。従って、走行車線側が左側であり、対向車線側が右側である。
前記車両用灯具1は、ランプハウジング(図示せず)と、ランプレンズ(図示せず)と、レンズ(投影レンズ)2と、半導体型光源3と、リフレクタ6と、ヒートシンク部材7と、フレーム部材(レンズホルダ)8と、を備えるものである。前記ヒートシンク部材7および前記フレーム部材(レンズホルダ)8は、前記レンズ2および前記半導体型光源3および前記リフレクタ6を取り付ける取付部材と兼用している。
前記半導体型光源3は、図1〜図5、図8に示すように、この例では、たとえば、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記半導体型光源3は、発光チップ(LEDチップ)30から構成されている。前記パッケージは、基板31に実装されている。前記基板31に取り付けられているコネクタ(図示せず)を介して前記発光チップ30には、点灯回路(図示せず)からの電流が供給される。前記半導体型光源3は、スクリューなど(図示せず)を介して前記ヒートシンク部材7に取り付けられている。
以下、前記レンズ2を構成する基本レンズ200について説明する。前記基本レンズ200は、図8、図9に示すように、入射面20と、出射面21、22、23U、23D、24、25(以下、「出射面21〜25」と記載する場合がある)と、から構成されている。前記基本レンズ200の正面視形状は、横長の楕円形状をなす。なお、前記レンズ2を構成する基本レンズとしては、図8、図9に示す前記基本レンズ200以外の既存のレンズであっても良い。すなわち、基本レンズは、入射面と出射面とから構成されていて、所定の配光パターンを形成するレンズであれば良い。
前記入射面20は、1個の面から構成されている。前記入射面20は、前記半導体型光源3と対向する面であって、この例では2次曲面または複合2次曲面または自由曲面により連続的に形成されている。前記入射面20は、前記半導体型光源3からの光(直射光)L1を前記基本レンズ200中に入射させるものである。
前記出射面21〜25は、前記半導体型光源3と対向する面と反対側の面であって、この例では自由曲面または複合2次曲面または2次曲面からそれぞれ独立して形成されている。前記出射面21〜25は、前記入射面20から前記基本レンズ200中に入射した前記半導体型光源3からの光を、外部(前記車両の前方)に、所定の配光パターンP1、P2、P3、P4、P5、LP0(図12、図13を参照)として出射(照射)させるものである。
前記基本レンズ200の下辺には、補助レンズ部400が一体に設けられている。前記補助レンズ部400は、入射面40と、全反射面41と、出射面42と、から構成されている。前記補助レンズ部400は、前記半導体型光源3からの光を前記入射面40から入射して、その入射光を前記全反射面41で全反射させ、その全反射光を前記出射面42から出射させ、その出射光により、図12(F)、図13(A)に示すオーバーヘッドサイン配光パターンP6として照射する。
前記基本レンズ200および前記補助レンズ部400の周囲には、フランジ部500が一体に設けられている。前記フランジ部500は、取付部材(前記ヒートシンク部材7、前記フレーム部材8)に取り付けるためのものである。前記フランジ部500を介して前記基本レンズ200および前記補助レンズ部400は、前記取付部材に取り付けられる。
前記レンズ2は、図8、図9中の太線の破線に示すように、前記基本レンズ200の周辺部分(上側部分、下側部分、右側部分、左側部分)を除いたレンズである。すなわち、前記レンズ2は、前記基本レンズ200のうち、上段の前記出射面21および右側の中段の前記出射面22および左側の中段の前記出射面24および下段の前記出射面25の一部と、前記補助レンズ部400の全部と、前記フランジ部500の大部分と、を除いたレンズである。これにより、前記レンズ2の上部および下部には、平坦もしくはほぼ平坦な平坦面26U、26Dがそれぞれ形成されている。
前記リフレクタ6は、この例では、金属板をプレス加工してなるものである。前記リフレクタ6は、前部と後部と下部とが開口していて、かつ、上部と左右両側部とが閉塞している筒形状をなす。前記リフレクタ6は、取付手段(図示せず)を介して、前記ヒートシンク部材7に取り付けられている。
前記ヒートシンク部材7は、熱伝達(熱伝導)が良い部材(熱抵抗が小さい部材)から構成されている。前記ヒートシンク部材7は、図1〜図3に示すように、取付部70と、複数枚のフィン部71と、複数本の取付ボス部72と、複数個この例では3個の取付片部73と、コネクタ部(図示せず)と、から構成されている。
前記フレーム部材8は、光不透過性の部材から構成されている。前記フレーム部材8は、正面視形状が前記レンズ2の正面視形状よりも一回り大きくかつ前記取付部70の正面視形状よりも一回り小さい横長の長方形形状をなす。前記フレーム部材8は、正面(前面)が壁部80により閉塞されかつ背面(後面)が開口された四角筒形状をなす。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態においては、車両用前照灯、ロービーム用ヘッドランプについて説明するものである。ところが、この発明においては、車両用前照灯、ロービーム用ヘッドランプ以外の車両用灯具たとえばフォグランプ、ハイビーム用ヘッドランプなどであっても良い。
2 レンズ
2L、2R 垂直分割段差面
2U、2D 水平分割段差面
20 入射面
21、22、23U、23D、24、25 出射面
23 段差面
26U、26D 平坦面
200 基本レンズ
3 半導体型光源
30 発光チップ
31 基板
40 入射面
41 全反射面
42 出射面
400 補助レンズ部
5 フランジ部
50 凸部
51 孔
500 フランジ部
6 リフレクタ
60 反射面
61 切欠
600 リフレクタ
7 ヒートシンク部材
70 取付部
71 フィン部
72 取付ボス部
73 取付片部
8 フレーム部材
80 壁部
81 開口部
82 レンズ取付部
83 レンズ取付ピン部
84 取付板部
85 取付孔
CL1 下水平カットオフライン
CL2 斜めカットオフライン
CL3 上水平カットオフライン
F 基準焦点
HL−HR スクリーンの左右の水平線
L1、L2、L3、L4 光
LP ロービーム配光パターン
LP0 ロービーム配光パターン
O 中心
P1 第1配光パターン
P2 第2配光パターン
P3 第3配光パターン
P4 第4配光パターン
P5 第5配光パターン
P6 オーバーヘッドサイン配光パターン
P7 補充配光パターン
P8 配光パターンの下部分
S 影
VU−VD スクリーンの上下の垂直線
X X軸
Y Y軸
Z 基準光軸(Z軸)
Claims (5)
- レンズと、半導体型光源と、リフレクタと、を備え、
前記レンズは、上部および下部に平坦もしくはほぼ平坦な平坦面を有するレンズであり、
前記リフレクタは、前記レンズと前記半導体型光源との間に配置されていて、
前記リフレクタには、前記半導体型光源から前記レンズの入射面以外に進む光を前記レンズの前記入射面に入射させる反射面が、設けられている、
ことを特徴とする車両用灯具。 - 開口部を有するフレーム部材を備え、
前記レンズの左右両側部には、フランジ部が設けられていて、
前記フランジ部は、前記フレーム部材の前記開口部の縁に配置されていて、
前記リフレクタは、前記半導体型光源からの光のうち前記レンズの前記入射面以外に入射する光を遮蔽する遮光機能を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。 - 前記リフレクタには、切欠が設けられている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。 - 前記レンズは、正面視形状が横長の長方形状をなす、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用灯具。 - 前記リフレクタは、前記レンズの周辺よりも内側に配置されていて、かつ、前記半導体型光源の上側から左右両側にかけて配置されている、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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WO2023127540A1 (ja) * | 2021-12-28 | 2023-07-06 | 株式会社小糸製作所 | 車両用灯具 |
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2014
- 2014-10-23 JP JP2014216208A patent/JP6471457B2/ja active Active
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