JP2016085709A - 電子機器およびデータ管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ジョブの実行時間を短縮することができる電子機器およびデータ管理プログラムを提供する。
【解決手段】 MFPは、アプリケーション側プロセスが使用するデータを入れるためのデータ構造を生成するデータ構造生成手段と、アプリケーション側プロセスからのデータ構造に対するアクセスを管理するアクセス管理手段とを備え、データ構造生成手段は、アプリケーション側プロセスによるジョブの実行前にデータ構造を生成する(S52)ことを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、アプリケーションソフトウェアのプロセスが使用するデータを入れるためのデータ構造を管理する電子機器およびデータ管理プログラムに関する。
従来、アプリケーションソフトウェアのプロセスが使用するデータを入れるためのデータ構造を管理する電子機器として、アプリケーションソフトウェアのプロセスによるジョブを実行する度にデータ構造を生成するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−316588号公報
しかしながら、従来の電子機器おいては、ジョブを実行する度にデータ構造を生成するので、ジョブを実行する度にデータ構造の生成時間が必要であるという問題がある。
そこで、本発明は、ジョブの実行時間を短縮することができる電子機器およびデータ管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、アプリケーションソフトウェアのプロセスが使用するデータを入れるためのデータ構造を生成するデータ構造生成手段と、前記アプリケーションソフトウェアのプロセスからの前記データ構造に対するアクセスを管理するアクセス管理手段とを備え、前記データ構造生成手段は、前記アプリケーションソフトウェアのプロセスによるジョブの実行前に前記データ構造を生成することを特徴とする。
この構成により、本発明の電子機器は、アプリケーションソフトウェアのプロセスによるジョブの実行前にデータ構造を生成するので、ジョブの実行の際にデータ構造の生成時間が必要ない分、ジョブの実行時間を短縮することができる。
また、本発明の電子機器において、前記アプリケーションソフトウェアのプロセスは、前記アプリケーションソフトウェアの起動後に実行可能であり、前記データ構造生成手段は、前記アプリケーションソフトウェアが起動されるソフトウェア起動処理の実行時に前記データ構造を生成し、前記データ構造生成手段は、前記ソフトウェア起動処理を実行するスレッドとは別のスレッドによって実行されても良い。
この構成により、本発明の電子機器は、データ構造の生成と、ソフトウェア起動処理とが別のスレッドによって実行されるので、ソフトウェア起動処理の実行時にデータ構造が生成されたとしても、アプリケーションソフトウェアの起動が遅延することを抑えることができる。
本発明のデータ管理プログラムは、アプリケーションソフトウェアのプロセスが使用するデータを入れるためのデータ構造を生成するデータ構造生成手段、および、前記アプリケーションソフトウェアのプロセスからの前記データ構造に対するアクセスを管理するアクセス管理手段として電子機器を機能させ、前記データ構造生成手段は、前記アプリケーションソフトウェアのプロセスによるジョブの実行前に前記データ構造を生成することを特徴とする。
この構成により、本発明のデータ管理プログラムは、アプリケーションソフトウェアのプロセスによるジョブの実行前にデータ構造を生成するので、ジョブの実行の際にデータ構造の生成時間が必要ない分、ジョブの実行時間を短縮することができる。
本発明の電子機器およびデータ管理プログラムは、ジョブの実行時間を短縮することができる。
本発明の一実施の形態に係るMFPのブロック図である。 図1に示すデータ構造の各領域を示す図である。 システム起動処理が実行される場合の図1に示すMFPの動作のフローチャートである。 (a)図1に示すMFPによって実行されるアプリケーション側プロセスの処理の順序を説明する図である。 (b)図1に示すMFPによって実行されるプラットフォーム側プロセスの処理の順序を説明する図である。 データ構造に対するアクセスの希望がアプリケーション側プロセスから通知された場合の図1に示すアクセス管理手段の動作のフローチャートである。 データ構造に対するアクセスの希望がプラットフォーム側プロセスから通知された場合の図1に示すアクセス管理手段の動作のフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係る電子機器としてのMFP(Multifunction Peripheral)の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るMFP10のブロック図である。
図1に示すように、MFP10は、利用者による種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部11と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部12と、原稿から画像データを読み取る読取デバイスであるスキャナー13と、用紙などの記録媒体に印刷を実行する印刷デバイスであるプリンター14と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線などの通信回線経由でファックス通信を行うファックスデバイスであるファックス通信部15と、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワーク経由で外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部16と、各種のデータを記憶しているEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶デバイスである記憶部20と、MFP10全体を制御する制御部30とを備えている。
記憶部20は、プラットフォームソフトウェア21と、プラットフォームソフトウェア21上で動作する複数のアプリケーションソフトウェア22とを記憶している。プラットフォームソフトウェア21およびアプリケーションソフトウェア22は、MFP10の製造段階でMFP10にインストールされている。
プラットフォームソフトウェア21は、MFP10を含む複数の機種から構成されるMFPの製品シリーズに共通するソフトウェアである。プラットフォームソフトウェア21は、製品シリーズの個々の機種が製造される前に製造されることが可能である。プラットフォームソフトウェア21は、複数の機種が製造されることが可能であるように、製品シリーズの個々の機種のみに依存する機能を備えていない。
アプリケーションソフトウェア22は、製品シリーズの個々の機種のうちMFP10が所属している機種のみのために製造されることが可能である。アプリケーションソフトウェア22は、製品シリーズの個々の機種のうちMFP10が所属している機種に依存する機能を備えている。
複数のアプリケーションソフトウェア22の1つは、例えば、表示のジョブ、すなわち、表示部12による画面の表示のジョブを実行するための表示アプリケーションソフトウェアである。また、複数のアプリケーションソフトウェア22の1つは、例えば、スキャンのジョブ、すなわち、スキャナー13による画像データの読み取りのジョブを実行するためのスキャンアプリケーションソフトウェアである。また、複数のアプリケーションソフトウェア22の1つは、例えば、プリントのジョブ、すなわち、ネットワーク通信部16を介して受信した印刷データに基づいたプリンター14による印刷のジョブを実行するためのプリントアプリケーションソフトウェアである。また、複数のアプリケーションソフトウェア22の1つは、例えば、コピーのジョブ、すなわち、スキャナー13によって読み取られた画像データに基づいたプリンター14による印刷のジョブを実行するためのコピーアプリケーションソフトウェアである。また、複数のアプリケーションソフトウェア22の1つは、例えば、ファックスのジョブ、すなわち、ファックス通信部15を介したファックスのジョブを実行するためのファックスアプリケーションソフトウェアである。
記憶部20は、プラットフォームソフトウェア21のプロセス(以下「プラットフォーム側プロセス」という。)が使用するデータと、アプリケーションソフトウェア22のプロセス(以下「アプリケーション側プロセス」という。)が使用するデータとを入れるためのデータ構造23を記憶することが可能である。データ構造23は、アプリケーションソフトウェア22毎に用意される領域である。
なお、プラットフォーム側プロセスは、プラットフォームソフトウェア21の起動後に実行可能である。同様に、アプリケーション側プロセスは、アプリケーションソフトウェア22の起動後に実行可能である。
図2は、データ構造23の各領域を示す図である。
図2に示すように、データ構造23は、プラットフォーム側プロセスおよびアプリケーション側プロセスのうちプラットフォーム側プロセスのみが使用するデータのための独自領域23aと、プラットフォーム側プロセスおよびアプリケーション側プロセスの両方が使用するデータのための共用領域としての共有領域23bと、プラットフォーム側プロセスおよびアプリケーション側プロセスのうちアプリケーション側プロセスのみが使用するデータのための拡張領域23cとに区分されている。
独自領域23aは、利用者が使用しているプロセス、すなわち、アプリケーション側プロセスから切り離されている必要がある動作パラメーターなど、利用者に対して隠蔽する必要がある機密のデータのための領域である。
共有領域23bは、プラットフォーム側プロセスと、アプリケーション側プロセスとによってデータを共有することができる領域である。
拡張領域23cは、アプリケーションソフトウェア22に応じて自由に変更されることができる領域である。
図1に示すように、記憶部20は、データ構造23を管理するデータ管理プログラム24を記憶している。データ管理プログラム24は、MFP10の製造段階でMFP10にインストールされていても良いし、SDカード、USB(Universal Serial Bus)メモリーなどの記憶媒体からMFP10に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上からMFP10に追加でインストールされても良い。
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部20に記憶されているプログラムを実行する。
制御部30は、記憶部20に記憶されているデータ管理プログラム24を実行することによって、データ構造23を生成するデータ構造生成手段31、および、データ構造23に対するアクセスを管理するアクセス管理手段32として機能する。
次に、MFP10の動作について説明する。
まず、プラットフォームソフトウェア21およびアプリケーションソフトウェア22が起動されるソフトウェア起動処理としてのシステム起動処理が実行される場合のMFP10の動作について説明する。
図3は、システム起動処理が実行される場合のMFP10の動作のフローチャートである。
MFP10が起動される場合や、省エネ状態であったMFP10が通常の状態に復帰させられる場合など、特定の場合に、MFP10は、図3に示す動作を実行する。
図3に示すように、MFP10の制御部30は、システム起動処理の実行を開始する(S51)。ここで、システム起動処理は、プラットフォームソフトウェア21、アプリケーションソフトウェア22の順で起動する処理である。
次いで、データ構造生成手段31は、データ構造23を生成する(S52)。ここで、データ構造生成手段31は、システム起動処理によってアプリケーションソフトウェア22が起動される度に、起動されたアプリケーションソフトウェア22に対応するデータ構造23を生成する。なお、データ構造生成手段31は、システム起動処理を実行するスレッドとは別のスレッドによって実行される。
次いで、制御部30は、システム起動処理の実行が終了したと判断するまで、システム起動処理の実行が終了したか否かを判断する(S53)。
制御部30は、システム起動処理の実行が終了したとS53において判断すると、図3に示す動作を終了する。
次に、ジョブが実行される場合のMFP10の動作について説明する。
MFP10は、図3に示すシステム起動処理の実行が終了した後、システム起動処理において起動されたアプリケーションソフトウェア22のアプリケーション側プロセスによるジョブを、例えば、操作部11を介した指示に応じて何度も実行することができる。
なお、以下においては、本発明に対する理解を容易にするために、表示のジョブを例に説明する。表示のジョブは、複数のアプリケーションソフトウェア22のうち表示アプリケーションソフトウェアのアプリケーション側プロセスによって実行される。アプリケーションソフトウェア22が表示アプリケーションソフトウェアである場合に、プロセスによって使用されるデータの項目としては、例えば、表示部12に表示する画像の圧縮方法のデータ、表示部12を制御するためのデータ、表示部12に表示される画面のレイアウトのデータなどの項目が存在する。表示部12に表示する画像の圧縮方法のデータは、例えば、独自領域23aに含まれている。表示部12を制御するためのデータは、例えば、共有領域23bに含まれている。表示部12に表示される画面のレイアウトのデータは、例えば、拡張領域23cに含まれている。
図4(a)は、アプリケーション側プロセス34の処理の順序を説明する図である。図4(b)は、プラットフォーム側プロセス33の処理の順序を説明する図である。
図4(a)に示すように、制御部30(図1参照。)は、アプリケーションソフトウェア22(図1参照。)を実行することによってアプリケーション側プロセス34を生成する。また、図4(b)に示すように、制御部30は、プラットフォームソフトウェア21(図1参照。)を実行することによってプラットフォーム側プロセス33を生成する。
制御部30がアプリケーションソフトウェア22を実行する場合、アプリケーション側プロセス34がプラットフォーム側プロセス33を利用するように処理が流れる。
図4(a)に示すように、アプリケーション側プロセス34は、処理を実行する場合に、データ構造23上にデータを設定したり、データ構造23上のデータを取得したりするとき、データ構造23に対するアクセスの希望をアクセス管理手段32に通知する。ここで、アクセス管理手段32は、データ構造23に対するアクセスの希望がアプリケーション側プロセス34から通知された場合、データ構造23上の領域のうち共有領域23bおよび拡張領域23cのみを制御部30のRAMにマップする。したがって、アプリケーション側プロセス34は、データ構造23上の領域のうち共有領域23bおよび拡張領域23cのみにアクセスすることができる。アクセス管理手段32は、データ構造23に対するアクセスの希望がアプリケーション側プロセス34から通知されると、図5に示す動作を実行する。
図5は、データ構造23に対するアクセスの希望がアプリケーション側プロセス34から通知された場合のアクセス管理手段32の動作のフローチャートである。
図5に示すように、アクセス管理手段32は、アプリケーション側プロセス34から通知されたアクセスの対象のデータの項目が含まれる領域が独自領域23a、共有領域23bおよび拡張領域23cの何れであるかを判断する(S71)。
アクセス管理手段32は、アプリケーション側プロセス34から通知されたアクセスの対象のデータの項目が例えば「表示部12に表示する画像の圧縮方法のデータ」である場合、自身が管理している共有領域23bおよび拡張領域23cにおけるデータの項目に「表示部12に表示する画像の圧縮方法のデータ」が含まれていないので、独自領域23aであるとS71において判断し、アプリケーション側プロセス34にエラーを返して(S72)、図5に示す動作を終了する。アプリケーション側プロセス34は、アクセス管理手段32からエラーが返されると、エラーの場合の特定の振る舞いを実行する。
アクセス管理手段32は、アプリケーション側プロセス34から通知されたアクセスの対象のデータの項目が例えば「表示部12を制御するためのデータ」である場合、自身が管理している共有領域23bにおけるデータの項目に「表示部12を制御するためのデータ」が含まれているので、共有領域23bであるとS71において判断し、アプリケーション側プロセス34から通知されたアクセスの方法が設定および取得の何れであるかを判断する(S73)。
アクセス管理手段32は、設定であるとS73において判断すると、アプリケーション側プロセス34にデータを共有領域23bに設定させて(S74)、図5に示す動作を終了する。
アクセス管理手段32は、取得であるとS73において判断すると、アプリケーション側プロセス34にデータを共有領域23bから取得させて(S75)、図5に示す動作を終了する。
アクセス管理手段32は、アプリケーション側プロセス34から通知されたアクセスの対象のデータの項目が例えば「表示部12に表示される画面のレイアウトのデータ」である場合、自身が管理している拡張領域23cにおけるデータの項目に「表示部12に表示される画面のレイアウトのデータ」が含まれているので、拡張領域23cであるとS71において判断し、アプリケーション側プロセス34から通知されたアクセスの方法が設定および取得の何れであるかを判断する(S76)。
アクセス管理手段32は、設定であるとS76において判断すると、アプリケーション側プロセス34にデータを拡張領域23cに設定させて(S77)、図5に示す動作を終了する。
アクセス管理手段32は、取得であるとS76において判断すると、アプリケーション側プロセス34にデータを拡張領域23cから取得させて(S78)、図5に示す動作を終了する。
図4(b)に示すように、プラットフォーム側プロセス33は、処理を実行する場合に、データ構造23上にデータを設定したり、データ構造23上のデータを取得したりするとき、データ構造23に対するアクセスの希望をアクセス管理手段32に通知する。ここで、アクセス管理手段32は、データ構造23に対するアクセスの希望がプラットフォーム側プロセス33から通知された場合、データ構造23上の領域のうち独自領域23aおよび共有領域23bのみを制御部30のRAMにマップする。したがって、プラットフォーム側プロセス33は、データ構造23上の領域のうち独自領域23aおよび共有領域23bのみにアクセスすることができる。アクセス管理手段32は、データ構造23に対するアクセスの希望がプラットフォーム側プロセス33から通知されると、図6に示す動作を実行する。
図6は、データ構造23に対するアクセスの希望がプラットフォーム側プロセス33から通知された場合のアクセス管理手段32の動作のフローチャートである。
図6に示すように、アクセス管理手段32は、プラットフォーム側プロセス33から通知されたアクセスの対象のデータの項目が含まれる領域が独自領域23a、共有領域23bおよび拡張領域23cの何れであるかを判断する(S91)。
アクセス管理手段32は、プラットフォーム側プロセス33から通知されたアクセスの対象のデータの項目が例えば「表示部12に表示する画像の圧縮方法のデータ」である場合、自身が管理している独自領域23aにおけるデータの項目に「表示部12に表示する画像の圧縮方法のデータ」が含まれているので、独自領域23aであるとS91において判断し、プラットフォーム側プロセス33から通知されたアクセスの方法が設定および取得の何れであるかを判断する(S92)。
アクセス管理手段32は、設定であるとS92において判断すると、プラットフォーム側プロセス33にデータを独自領域23aに設定させて(S93)、図6に示す動作を終了する。
アクセス管理手段32は、取得であるとS92において判断すると、プラットフォーム側プロセス33にデータを独自領域23aから取得させて(S94)、図6に示す動作を終了する。
アクセス管理手段32は、プラットフォーム側プロセス33から通知されたアクセスの対象のデータの項目が例えば「表示部12を制御するためのデータ」である場合、自身が管理している共有領域23bにおけるデータの項目に「表示部12を制御するためのデータ」が含まれているので、共有領域23bであるとS91において判断し、プラットフォーム側プロセス33から通知されたアクセスの方法が設定および取得の何れであるかを判断する(S95)。
アクセス管理手段32は、設定であるとS95において判断すると、プラットフォーム側プロセス33にデータを共有領域23bに設定させて(S96)、図6に示す動作を終了する。
アクセス管理手段32は、取得であるとS95において判断すると、プラットフォーム側プロセス33にデータを共有領域23bから取得させて(S97)、図6に示す動作を終了する。
アクセス管理手段32は、プラットフォーム側プロセス33から通知されたアクセスの対象のデータの項目が例えば「表示部12に表示される画面のレイアウトのデータ」である場合、自身が管理している独自領域23aおよび共有領域23bにおけるデータの項目に「表示部12に表示される画面のレイアウトのデータ」が含まれていないので、拡張領域23cであるとS91において判断し、プラットフォーム側プロセス33にエラーを返して(S98)、図6に示す動作を終了する。プラットフォーム側プロセス33は、アクセス管理手段32からエラーが返されると、エラーの場合の特定の振る舞いを実行する。
以上に説明したように、MFP10は、システム起動処理の実行時、すなわち、アプリケーション側プロセス34によるジョブの実行前にデータ構造23を生成する(S52)ので、ジョブの実行の際にデータ構造23の生成時間が必要ない分、ジョブの実行時間を短縮することができる。
また、MFP10は、データ構造23の生成と、システム起動処理とが別のスレッドによって実行されるので、システム起動処理の実行時にデータ構造23が生成されたとしても、アプリケーションソフトウェア22の起動が遅延することを抑えることができる。
なお、MFP10は、データ構造23の生成と、システム起動処理とが同一のスレッドによって実行されても良い。
また、MFP10は、アプリケーション側プロセス34によるジョブの実行前であれば、システム起動処理の実行時以外のタイミングでデータ構造23を生成しても良い。
MFP10は、独自領域23aに対するアクセスをプラットフォーム側プロセス33からのみ許可する(S93およびS94)ので、独自領域23a上のデータをアプリケーション側プロセス34に対して隠蔽することができる。すなわち、MFP10は、プロセスの種類に応じてデータを隠蔽することができる。
特に、MFP10は、プラットフォームソフトウェア21およびアプリケーションソフトウェア22のうちプラットフォームソフトウェア21のプロセス、すなわち、プラットフォーム側プロセス33のみが使用するデータを、利用者によって直接使用されるアプリケーションソフトウェア22のプロセス、すなわち、アプリケーション側プロセス34に対して隠蔽することができるので、機密のデータを利用者に対して隠蔽することができる。例えば、MFP10の製造業者は、表示部12に表示する画像の圧縮方法のデータが利用者に対して秘密にしたい重要なデータである場合に、MFP10を含む複数の機種から構成されるMFPの製品シリーズにおいて、表示部12に表示する画像の圧縮方法のデータを独自領域23aに配置するように設計することによって、表示部12に表示する画像の圧縮方法のデータを利用者に対して隠蔽することができる。
MFP10は、拡張領域23cに対するアクセスをアプリケーションソフトウェア22のプロセス、すなわち、アプリケーション側プロセス34からのみ許可するので、拡張領域23c上に記憶されるデータの定義としてプラットフォームソフトウェア21に関わらずアプリケーションソフトウェア22独自のものを採用することができる。すなわち、MFP10は、プロセスによって使用するデータの定義をアプリケーションソフトウェア22に応じて拡張することができる。例えば、MFP10の製造業者は、表示部12に表示される画面のレイアウトのデータを、MFP10を含む複数の機種から構成されるMFPの製品シリーズのうち、MFP10が所属している機種の独自のデータに変更することができる。また、MFP10の製造業者は、整数型、文字型などのデータ型を、プラットフォーム側プロセス33のみが使用する独自領域23aにおけるデータや、アプリケーション側プロセス34だけではなくプラットフォーム側プロセス33も使用する共有領域23bにおけるデータに関しては変更することができないが、アプリケーション側プロセス34のみが使用する拡張領域23cにおけるデータに関しては、アプリケーションソフトウェア22に応じて変更することができる。
MFP10は、データ構造23上に共有領域23bを設けているので、アプリケーション側プロセス34からプラットフォーム側プロセス33に処理を依頼する場合に必要なデータをアプリケーション側プロセス34からプラットフォーム側プロセス33に共有領域23bを介して円滑に渡せるだけでなく、プラットフォーム側プロセス33によって変更した共有領域23b上のデータをアプリケーション側プロセス34から参照することができる。
本発明の電子機器は、本実施の形態においてMFPであるが、データ構造に対するアクセスを実行する電子機器であれば、プリンター専用機、コピー専用機、FAX専用機など、MFP以外の画像形成装置であっても良いし、PC(Personal Computer)など、画像形成装置以外の電子機器であっても良い。
10 MFP(電子機器)
22 アプリケーションソフトウェア
23 データ構造
24 データ管理プログラム
31 データ構造生成手段
32 アクセス管理手段
34 アプリケーション側プロセス(アプリケーションソフトウェアのプロセス)

Claims (3)

  1. アプリケーションソフトウェアのプロセスが使用するデータを入れるためのデータ構造を生成するデータ構造生成手段と、
    前記アプリケーションソフトウェアのプロセスからの前記データ構造に対するアクセスを管理するアクセス管理手段とを備え、
    前記データ構造生成手段は、前記アプリケーションソフトウェアのプロセスによるジョブの実行前に前記データ構造を生成することを特徴とする電子機器。
  2. 前記アプリケーションソフトウェアのプロセスは、前記アプリケーションソフトウェアの起動後に実行可能であり、
    前記データ構造生成手段は、前記アプリケーションソフトウェアが起動されるソフトウェア起動処理の実行時に前記データ構造を生成し、
    前記データ構造生成手段は、前記ソフトウェア起動処理を実行するスレッドとは別のスレッドによって実行されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. アプリケーションソフトウェアのプロセスが使用するデータを入れるためのデータ構造を生成するデータ構造生成手段、および、
    前記アプリケーションソフトウェアのプロセスからの前記データ構造に対するアクセスを管理するアクセス管理手段として電子機器を機能させ、
    前記データ構造生成手段は、前記アプリケーションソフトウェアのプロセスによるジョブの実行前に前記データ構造を生成することを特徴とするデータ管理プログラム。
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