JP2016085427A - 画像表示装置、及び装着型画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置、及び装着型画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016085427A
JP2016085427A JP2014220036A JP2014220036A JP2016085427A JP 2016085427 A JP2016085427 A JP 2016085427A JP 2014220036 A JP2014220036 A JP 2014220036A JP 2014220036 A JP2014220036 A JP 2014220036A JP 2016085427 A JP2016085427 A JP 2016085427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image display
light
display device
diffractive optical
optical element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014220036A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6507566B2 (ja
Inventor
文香 山田
Fumika Yamada
文香 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2014220036A priority Critical patent/JP6507566B2/ja
Publication of JP2016085427A publication Critical patent/JP2016085427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6507566B2 publication Critical patent/JP6507566B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】シースルー性を確保しながらセキュリティーを維持し、外部から表示画像の観察を防ぐことができる画像表示装置、及び装着型画像表示装置を提供する。【解決手段】光源10と、光源10からの光の向きを正反射とは異なる向きに変える偏向素子32と、偏向素子32における光源10とは反対側に配置された減光素子33と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、画像表示装置、及び装着型画像表示装置に関する。
上記装着型画像表示装置として、例えば、図7に示すように、光を出射する半導体レーザー光などの光源510と、光源510からの光を反射ミラー530側に反射させるMEMSなどからなる走査ミラー520と、走査ミラー520からの光を1次回折光として観察するための反射ミラー530と、を含む画像表示装置を備えたヘッドマウントディスプレイ(HMD)が知られている。ヘッドマウントディスプレイの一つとして、シースルー性を利用して、背景を見ながら映像も同時に見ることができるものが提供されている。
最近では、反射ミラーに代えて、走査ミラー520からの光を入射方向とは異なる方向に回折させて偏向する反射型の偏向素子が用いられている。偏向素子(反射ミラー)としては、例えば、特許文献1に記載のように、小型で光の操作自由度が高い体積ホログラム(反射型体積ホログラム回折格子)が用いられている。
特開2007−094175号公報
しかしながら、図7に示すように、偏向素子(反射ミラー530)に光が入射した際、回折せずに透過する0次光によって、観察者が見ている画像を他人に観察されるという問題がある。これら0次光を無くすことは困難である。その結果、セキュリティーの確保が低下するという課題がある。
本発明の態様は、上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る画像表示装置は、光源と、前記光源からの光が入射する位置に配置され、入射した前記光の少なくとも一部を正反射とは異なる向きに偏向する回折光学素子と、前記回折光学素子の前記光源とは反対側に配置され、前記回折光学素子で偏向されずに前記回折光学素子を透過した光の出射を抑制する減光素子と、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、回折光学素子が配置されているので、光源からの光の向きを所望の方向に変えることができる。更に、回折光学素子の光源とは反対側に減光素子が配置されているので、光源からの光のうち回折光学素子を透過した0次光を反射させることができる。よって、外部に0次光が透過した場合のように、例えば、他人に画像が見られることを抑えることができる。
[適用例2]上記適用例に係る画像表示装置において、前記回折光学素子は、体積ホログラムであることが好ましい。
本適用例によれば、体積ホログラムを用いるので、比較的高い効率で回折させることができる。
[適用例3]上記適用例に係る画像表示装置において、前記回折光学素子は、表面レリーフホログラムまたはブレーズ回折格子であることが好ましい。
本適用例によれば、例えば、表面レリーフホログラムを用いる場合には、量産性に優れており、製造コストを低減させることができる。
[適用例4]上記適用例に係る画像表示装置において、前記減光素子は、所定の波長の光を反射するダイクロイックミラーであることが好ましい。
本適用例によれば、減光素子としてダイクロイックミラーを用いるので、光源からの光のうち回折光学素子を透過した0次光を反射させることが可能となり、0次光が外部に漏れることを抑えることができる。よって、例えば、他人に画像が見られることを抑えることができる。
[適用例5]上記適用例に係る画像表示装置において、前記減光素子は、所定の偏光方向以外の光の透過を抑制する偏光板であることが好ましい。
本適用例によれば、減光素子として偏光板を用いるので、光源からの光のうち回折光学素子を透過した0次光を反射させることが可能となり、0次光が外部に漏れることを抑えることができる。よって、例えば、他人に画像が見られることを抑えることができる。
[適用例6]上記適用例に係る画像表示装置において、前記回折光学素子及び前記減光素子は、湾曲していることが好ましい。
本適用例によれば、画像光を回折光学素子及び減光素子の湾曲によって補正することができるので解像度の高い画像光を得ることができる。
[適用例7]上記適用例に係る画像表示装置において、前記光源からの光に含まれるピーク波長は、前記ダイクロイックミラーの反射率のピーク波長と同じ波長であることが好ましい。
本適用例によれば、光源の光に含まれるピーク波長と、ダイクロイックミラーの反射率のピーク波長と、が同じ波長であるので、光が画像表示装置から漏れることを抑えることができる。
[適用例8]本適用例に係る装着型画像表示装置は、上記に記載の画像表示装置を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、上記画像表示装置を備えているので、他人に画像を観察されることを抑えることが可能となり、セキュリティーを向上させることができる。更に、明るい画像光を得ることができる。
第1実施形態の装着型画像表示装置としてのヘッドマウントディスプレイ(HMD)の全体像を示す概略斜視図。 ヘッドマウントディスプレイを上方から見た模式平面図。 図2に示すヘッドマウントディスプレイのA部の画像表示装置の構成を拡大して示す概略図。 ダイクロイックミラーの特性を示すグラフ。 第2実施形態の画像表示装置の構成を示す概略図。 第3実施形態の画像表示装置の構成を示す模式図。 従来の画像表示装置の構成を示す模式図。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。なお、使用する図面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大または縮小して表示している。
(第1実施形態)
<装着型画像表示装置の構成>
図1は、装着型画像表示装置としてのヘッドマウントディスプレイ(HMD)の全体像を示す概略斜視図である。図2は、ヘッドマウントディスプレイを上方から見た模式平面図である。以下、ヘッドマウントディスプレイの構成を、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1に示すように、ヘッドマウントディスプレイ1000は、眼鏡のような形状を有する本体部100と、使用者の手で持つことが可能な程度の大きさを有する制御部200と、を備える。
本体部100と制御部200とは、有線または無線で、通信可能に接続される。本実施形態では、本体部100と制御部200とがケーブル300で通信可能に接続されている。そして、本体部100と制御部200とは、このケーブル300を介して、画像信号や制御信号を通信する。
本体部100は、右目用表示部110Aと、左目用表示部110Bとを備えている。右目用表示部110Aは、右目用画像の画像光を形成する画像形成部120Aを備える。左目用表示部110Bは、左目用画像の画像光を形成する画像形成部120Bを備える。
画像形成部120Aは、眼鏡型の本体部100において眼鏡のつる部分(右側)に収容されている。一方、画像形成部120Bは、眼鏡型の本体部100において眼鏡のつる部分(左側)に収容されている。
本体部100には、光透過性を有する視認部131Aが設けられている。視認部131Aは、右目用画像の画像光を使用者の右目に向けて射出する。また、ヘッドマウントディスプレイ1000においては、視認部131Aが光透過性を有し、視認部131Aを介して周囲を視認可能となっている。
また、本体部100には、光透過性を有する視認部131Bが設けられている。視認部131Bは、左目用画像の画像光を使用者の左目に向けて射出する。また、ヘッドマウントディスプレイ1000においては、視認部131Bが光透過性を有し、視認部131Bを介して周囲を視認可能となっている。
制御部200は、操作部210と、操作ボタン部220、を備える。使用者は、制御部200の操作部210や操作ボタン部220に対して操作入力を行い、本体部100に対する指示を行う。
また、図2に示すように、ヘッドマウントディスプレイ1000は、フレーム140部分に光源10、走査ミラー20などが配置されている。なお、フレーム140の右側部分にのみ符号を付しているが、左側のフレームも同様である。
光源10は、半導体レーザー光であり、赤色レーザー光源と、青色レーザー光源と、緑色レーザー光源とから出力される各レーザー光を合波したレーザー光である。そして、各色レーザー光源からの出力を適切に変調することで、任意の色のレーザー光を出力することができる。さらに、後述する走査ミラー20などと連動させて変調することで、使用者の目の網膜上に映像を表示することができる。
また、フレーム140には、使用者の目の網膜上に映像を表示させるための、反射型回折光学素子30が右目と左目とに対応して配置されている。なお、少なくとも光源10、走査ミラー20、及び反射型回折光学素子30を含めて画像表示装置50(図3参照)と称する。次に、画像表示装置50について説明する。
<画像表示装置の構成>
図3は、図2に示すヘッドマウントディスプレイのA部の画像表示装置の構成を拡大して示す概略図である。図4は、減光素子を構成するダイクロイックミラーの特性を示すグラフである。以下、画像表示装置の構成を、図3及び図4を参照しながら説明する。
図3に示すように、画像表示装置50は、光源10と、光源10からの光を反射させる走査ミラー20と、走査ミラー20で反射させた光を回折させて観察者に表示させる反射型回折光学素子30と、を備えている。
光源10は、上記したように、赤色レーザー光源(例えば、ピーク波長が640nm)と、青色レーザー光源(例えば、ピーク波長が460nm)と、緑色レーザー光源(例えば、ピーク波長が532nm)とから出力される各レーザー光を合波したレーザー光である。
走査ミラー20は、例えば、MEMSによって構成されている。具体的には、ミラーをある周波数で振動制御するものであり、小型化が実現されている。
反射型回折光学素子30は、平坦な材料で構成されており、光源10側から、基板31と、偏向素子32と、減光素子33と、を備えている。基板31としては、例えば、ガラス、アクリル、ポリカーボネートなどが用いられる。
偏向素子32としては、回折光学素子が挙げられ、その中でも体積ホログラム、表面レリーフホログラム、ブレーズ回折格子などを用いることができる。体積ホログラムを用いる場合には、比較的高い効率で回折させることができる。表面レリーフホログラムを用いる場合には、量産性に優れており、製造コストを低減させることができる。
本実施形態では、体積ホログラムを用いるものとする。体積ホログラムは、例えば、低屈折率層と高屈折率層とが交互に積層されて構成されている。体積ホログラムの形成方法としては、例えば、干渉露光で形成することができる。
このような偏向素子32(回折光学素子)を用いることにより、一般的なミラーだと光を正反射しか進行させられないのに対して、正反射ではない方向に光の向きを変えることが可能となる。また、一般的なミラーに対して、偏向素子32を小型化することができる。
減光素子33としては、例えば、ダイクロイックミラーを用いることができる。ダイクロイックミラーは、0次透過光(光源10からの光が偏向素子32で回折されずに(方向を変えずに)透過した光)を反射させ、減光素子33の外側に画像光が出ていくことを防ぐ。これにより、セキュリティー性を確保することができる。
また、反射型回折光学素子30は、ヘッドマウントディスプレイ1000の外側から入射する外光を透過させて、観察者が景色(背景)を観察することが可能となっている。具体的には、光源10のレーザー光は狭帯域であり、外光は広帯域である。よって、光源10波長を反射させるダイクロイックミラーを通して外光を観察することが可能となる。
つまり、本実施形態のヘッドマウントディスプレイ1000は、シースルー性を有し、背景と同時に画像を見ることができる。次に、図4を参照しながら、ダイクロイックミラーの分光特性の一例について説明する。
図4に示すように、ヘッドマウントディスプレイ1000(画像表示装置50)に用いられるダイクロイックミラーは、反射率が最大となる波長(反射波長)が、青色で460nm、緑色で532nm、赤色で640nmになるように仕様が設定されている。更に、上記波長以外の波長では、ダイクロイックミラーの反射率が低くなるように設定されている。
図4に示すダイクロイックミラーがレーザー光を反射する波長範囲Wは、5nm〜20nm程度に設定されていることが好ましい。なお、レーザー光のスペクトル幅は、ピーク波長に対して、±1nm程度である。
レーザー光のピーク波長(光源波長)と、ダイクロイックミラーの反射率特性(反射波長)と、を合致させることにより、背景を透過して見ることができると共に、画像光を反射させて見ることができる。
また、レーザー光は、ピーク波長(光の発光強度が最大となる波長)がばらつく(シフトする)恐れがある。特に、変調する速度を速くする高速変調を行うと波長シフトが発生しやすい。しかしながら、ダイクロイックミラーを用いることにより、ピーク波長がシフトした場合でも0次透過光が出ていくことを抑えることができる。
以上詳述したように、第1実施形態の画像表示装置50、及びヘッドマウントディスプレイ1000によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)第1実施形態の画像表示装置50によれば、偏向素子32として体積ホログラムが配置されているので、光源10からの光の向きを所望の方向(観察者)が視認可能な方向に変えることができる。更に、偏向素子32の光源10とは反対側に減光素子33としてダイクロイックミラーが配置されているので、光源10からの光のうち、偏向素子32を透過した0次光を反射させることができる。よって、0次光が反射型回折光学素子30を透過した場合のように、例えば、他人に画像光が見られることを抑えることができる。
(2)第1実施形態の画像表示装置50によれば、減光素子33としてのダイクロイックミラーの光学特性を、光源10のピーク波長(R、G、B)と、ダイクロイックミラーの反射率がピークとなる波長(R、G、B)と、が合致するように設定することにより、画像光が画像表示装置50(ヘッドマウントディスプレイ1000)から外部に漏れることを抑えることができる。
(3)第1実施形態のヘッドマウントディスプレイ1000によれば、上記画像表示装置50を備えているので、他人に画像光を観察されることを抑えることが可能となり、セキュリティーの高いヘッドマウントディスプレイ1000を提供することができる。更に、明るい画像光を提供することができる。
(第2実施形態)
<画像表示装置の構成>
図5は、第2実施形態の画像表示装置の構成を示す概略図である。以下、画像表示装置の構成を、図5を参照しながら説明する。
第2実施形態の画像表示装置150は、上述の第1実施形態の画像表示装置50と比べて、減光素子133としてダイクロイックミラーから偏光板に代えている部分が異なり、その他の部分については概ね同様である。このため第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、その他の重複する部分については適宜説明を省略する。
図5に示すように、第2実施形態の画像表示装置150は、第1実施形態と同様に、光源10と、光源10からの光を反射させる走査ミラー20と、走査ミラー20で反射させた光を回折させて観察者に表示させる反射型回折光学素子130と、を備えている。
反射型回折光学素子130は、平坦な材料で構成されており、光源10側から、基板31と、偏向素子32と、減光素子133と、を備えている。第2実施形態の減光素子133としては、偏光板である。
偏光板は、光源10の偏光と直交するように向きが設定されている。よって、偏光板を配置することにより、基板31及び偏向素子32を透過した光が遮断される。つまり、反射型回折光学素子130から外側に画像光が漏れることを抑えることができる。一方、外光は自然偏光のため、偏光板が配置されている場合でも、全ての光が遮られることはなく、外光の観察が可能となる。
なお、偏光板の中でも、ワイヤーグリッド偏光板を用いることが好ましい。この場合、用いる光源10の波長は仕様が定められていることがより好ましい。このような波長の光源10を用いることにより、ワイヤーグリッド偏光板を透過する光をほぼ無くすことができる。
しかしながら、定められた波長から数nmずれると、消光比が大きく低下(例えば、1/10程度)する恐れがある。つまり、反射型回折光学素子130を透過する画像光が増える。
このように、ワイヤーグリッド偏光板を用いることにより、設定波長がしっかり合っていれば、一般的な偏光板(例えば、消光比:1/100程度)と比較して、反射型回折光学素子130を透過する画像光をほぼ無くすことが可能となる。
また、減光素子133として偏光板を用いることにより、第1実施形態のダイクロイックミラーと比較して、かかるコストを抑えることができる。つまり、ダイクロイックミラーと比較して、偏光板の方が安く調達することができる。
以上詳述したように、第2実施形態の画像表示装置150によれば、以下に示す効果が得られる。
(4)第2実施形態の画像表示装置150によれば、減光素子133として偏光板を用いるので、光源10からの光のうち偏向素子32を透過した0次光を反射や吸収させることが可能となり、0次光がヘッドマウントディスプレイ1000の外側に漏れることを抑えることができる。よって、例えば、他人に画像光が見られることを抑えることができる。また、ワイヤーグリッド偏光板を用いることにより、ワイヤーグリッド偏光板を透過する光をほぼ無くすことができる。加えて、ダイクロイックミラーと比較して、偏光板の方が安く調達することができる。
(第3実施形態)
<画像表示装置の構成>
図6は、第3実施形態の画像表示装置の構成を示す模式図である。以下、画像表示装置の構成を、図6を参照しながら説明する。
第3実施形態の画像表示装置250は、上述の第1実施形態と比較して、反射型回折光学素子230の形状が湾曲形状になっている部分が異なり、その他の部分については概ね同様である。このため第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、その他の重複する部分については適宜説明を省略する。
図6に示すように、第3実施形態の画像表示装置250は、第1実施形態と同様に、光源10と、光源10からの光を反射させる走査ミラー20と、走査ミラー20で反射させた画像光を回折させて観察者に表示させる反射型回折光学素子230と、を備えている。
第3実施形態の特徴としては、反射型回折光学素子230を構成する偏向素子232及び減光素子233が湾曲している。具体的には、光源10側から偏向素子232としての体積ホログラムと、体積ホログラムを覆うように減光素子233として、例えば、ダイクロイックミラーとが配置されている。これらで構成された反射型回折光学素子230は、反射型回折光学素子230の端部230aが光源10側に曲がった湾曲形状をしている。
このように、反射型回折光学素子230を形成することにより、画像光による像面の形状歪みや非点収差の補正を偏向素子232及び減光素子233の湾曲により行うことができる。
また、偏向素子232に体積ホログラムを用いることにより、多層化と曲面形状とを組み合わせることが可能となり、回折効率を向上させることができる。よって、ノイズの少ない明るい画像を得ることができる。
以上詳述したように、第3実施形態の画像表示装置250によれば、以下に示す効果が得られる。
(5)第3実施形態の画像表示装置250によれば、偏向素子232及び減光素子233が湾曲しているので、偏向素子32及び減光素子33が平坦な場合と比較して、画像光による像面の形状歪みや非点収差の補正を偏向素子232及び減光素子233の湾曲により行うことができ、解像度の高い画像光を得ることができる。
なお、本発明の態様は、上記した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、本発明の態様の技術範囲に含まれるものである。また、以下のような形態で実施することもできる。
(変形例1)
上記したように、偏向素子32として回折光学素子(体積ホログラム)を用いることに限定されず、例えば、ハーフミラーを用いるようにしてもよい。また、第2実施形態のように、減光素子33に偏光板を用いる場合にも偏向素子32としてハーフミラーを用いるようにしてもよい。
10…光源、20…走査ミラー、30…反射型回折光学素子、31…基板、32…偏向素子、33…減光素子、50…画像表示装置、100…本体部、110A…右目用表示部、110B…左目用表示部、120A,120B…画像形成部、130…反射型回折光学素子、131A,131B…視認部、133…減光素子、140…フレーム、150…画像表示装置、200…制御部、210…操作部、230…反射型回折光学素子、230a…端部、232…偏向素子、233…減光素子、220…操作ボタン部、300…ケーブル、1000…ヘッドマウントディスプレイ。

Claims (8)

  1. 光源と、
    前記光源からの光が入射する位置に配置され、入射した前記光の少なくとも一部を正反射とは異なる向きに偏向する回折光学素子と、
    前記回折光学素子の前記光源とは反対側に配置され、前記回折光学素子で偏向されずに前記回折光学素子を透過した光の出射を抑制する減光素子と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置において、
    前記回折光学素子は、体積ホログラムであることを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1に記載の画像表示装置において、
    前記回折光学素子は、表面レリーフホログラムまたはブレーズ回折格子であることを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像表示装置において、
    前記減光素子は、所定の波長の光を反射するダイクロイックミラーであることを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像表示装置において、
    前記減光素子は、所定の偏光方向以外の光の透過を抑制する偏光板であることを特徴とする画像表示装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像表示装置において、
    前記回折光学素子及び前記減光素子は、湾曲していることを特徴とする画像表示装置。
  7. 請求項4に記載の画像表示装置において、
    前記光源からの光に含まれるピーク波長は、前記ダイクロイックミラーの反射率のピーク波長と同じ波長であることを特徴とする画像表示装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像表示装置を備えることを特徴とする装着型画像表示装置。
JP2014220036A 2014-10-29 2014-10-29 画像表示装置、及び装着型画像表示装置 Active JP6507566B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014220036A JP6507566B2 (ja) 2014-10-29 2014-10-29 画像表示装置、及び装着型画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014220036A JP6507566B2 (ja) 2014-10-29 2014-10-29 画像表示装置、及び装着型画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016085427A true JP2016085427A (ja) 2016-05-19
JP6507566B2 JP6507566B2 (ja) 2019-05-08

Family

ID=55972578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014220036A Active JP6507566B2 (ja) 2014-10-29 2014-10-29 画像表示装置、及び装着型画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6507566B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019002977A (ja) * 2017-06-13 2019-01-10 義一 澁谷 眼鏡

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01147421A (ja) * 1987-12-03 1989-06-09 Canon Inc 表示システム
JPH08201718A (ja) * 1995-01-31 1996-08-09 Nippondenso Co Ltd ディスプレイ装置
JPH1195160A (ja) * 1997-09-19 1999-04-09 Seiko Epson Corp 頭部装着型表示装置
JP2013127489A (ja) * 2010-03-29 2013-06-27 Panasonic Corp シースルーディスプレイ
US20130229712A1 (en) * 2012-03-02 2013-09-05 Google Inc. Sandwiched diffractive optical combiner

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01147421A (ja) * 1987-12-03 1989-06-09 Canon Inc 表示システム
JPH08201718A (ja) * 1995-01-31 1996-08-09 Nippondenso Co Ltd ディスプレイ装置
JPH1195160A (ja) * 1997-09-19 1999-04-09 Seiko Epson Corp 頭部装着型表示装置
JP2013127489A (ja) * 2010-03-29 2013-06-27 Panasonic Corp シースルーディスプレイ
US20130229712A1 (en) * 2012-03-02 2013-09-05 Google Inc. Sandwiched diffractive optical combiner

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019002977A (ja) * 2017-06-13 2019-01-10 義一 澁谷 眼鏡
JP7026925B2 (ja) 2017-06-13 2022-03-01 株式会社エルシオ 眼鏡
JP2022058891A (ja) * 2017-06-13 2022-04-12 株式会社エルシオ 眼鏡および光学素子
JP7436059B2 (ja) 2017-06-13 2024-02-21 株式会社エルシオ 眼鏡および光学素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP6507566B2 (ja) 2019-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6804522B2 (ja) 回折バックライトディスプレイおよびシステム
JP6417589B2 (ja) 光学素子、電気光学装置、装着型表示装置および光学素子の製造方法
JP6287487B2 (ja) 光学デバイス、画像投影装置及び電子機器
CN105929535B (zh) 图像显示装置
US11598968B2 (en) Image display device having maximum emission angle of image light smaller than maximum viewing angle of virtual image
EP3278169B1 (en) Freeform nanostructured surface for virtual and augmented reality near eye display
JP6197295B2 (ja) 光学デバイス及び画像表示装置
JP6439453B2 (ja) 画像表示装置、及び画像表示装置の製造方法
JP6337656B2 (ja) 画像表示装置
TW201621395A (zh) 圖像顯示裝置
US20160252726A1 (en) Image display device
JP2015099238A (ja) 光学デバイス及び電子機器
JP2015194549A (ja) 光学デバイス、画像投影装置及び電子機器
WO2020183887A1 (ja) 複合型回折素子、器具、及び映像投射システム
KR102162994B1 (ko) 근안 디스플레이를 위한 파장 통과 제어용 편광 시스템 및 방법
JP2015194654A (ja) 光学デバイス、画像投影装置及び電子機器
JP2015194550A (ja) 光学デバイス、画像投影装置及び電子機器
KR20170024443A (ko) 헤드 마운티드 디스플레이
JP6507566B2 (ja) 画像表示装置、及び装着型画像表示装置
JP2017058388A (ja) 虚像表示装置
JP2010243787A (ja) 映像表示装置、およびヘッドマウントディスプレイ
WO2017077965A1 (ja) 映像表示装置
JPWO2017090289A1 (ja) 調光手段を備える画像表示装置
JP2009157026A (ja) 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ
US11592673B2 (en) Transmissive image display device

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160623

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180807

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20180919

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180923

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6507566

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150