JP2016083594A - 太陽電池モジュールの清掃装置 - Google Patents

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彰人 近藤
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Abstract

【課題】 設置された太陽電池モジュールに対して良好に移動可能な太陽電池モジュールの清掃装置を提供することを目的とする。【解決手段】 太陽電池モジュールの被清掃面を清掃する清掃部と、被清掃体の太陽電池モジュール上で清掃部を移動させる移動部と、被清掃体の太陽電池モジュールの第1端辺に沿って移動するように回転可能な第1回転体32と、清掃部に対して第1回転体32を取り付ける取付部材31と、取付部材31に対して第1回転体32を可動とする可動部35,36と、可動部35,36による第1回転体32の動きを制限する弾性部材37とを備える太陽電池モジュールの清掃装置の構成とする。【選択図】 図6

Description

本発明は、太陽電池モジュールの清掃装置に関する。
近年、環境保護の観点から、太陽光を電力に変換する太陽電池パネルを屋根に設置する家庭が増加している。また、世界規模で石油/原子力の代替エネルギーについての議論が行われており、太陽光発電などの再生可能エネルギーの固定価格買取制度の施策が実施され、企業、自治体、電力会社などにおいては、より大型な太陽光発電所を経営し、発電した電力の自社活用、売電による電力事業が行われるようになってきている。
これまで、太陽電池パネルは、雨などで表面上の汚れが取れるなど、メンテナンスフリーで発電できるとされていた。しかしながら、太陽電池パネルは、太陽光により発電するため、表面に枯れ葉やほこり等の汚れが付着すると、発電する電力量が急激に低下する。特に、砂漠/乾燥地帯などの降雨量の少ない地域、火山灰、黄砂、雪などの堆積物が多い地域では、年間を通して効率よく発電するために太陽電池パネル表面の汚れを清掃する必要があるとして、清掃作業を行っている。
特許文献1に記載の清掃装置は、太陽電池モジュールのフレーム上に接触するように設けられたタイヤと、太陽電池モジュールの上下端に接触するように設けられたガイドとを備える。そして、モータでタイヤを駆動して、清掃装置が太陽電池モジュール上を進行する際に、ガイドにより太陽電池モジュールからの清掃装置の脱落・落下が防止される。
特開2014−121680号公報
しかしながら、実際に設置された太陽電池モジュールは、サイズに個体差があったり、設置によるずれが生じることがある。このような太陽電池モジュールの清掃に用いる清掃装置において、十分に実用的な移動機構の具体的な構成が提案されていないのが現状である。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、設置された太陽電池モジュールに対して良好に移動可能な太陽電池モジュールの清掃装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、太陽電池モジュールの被清掃面を清掃する清掃部と、被清掃体の太陽電池モジュール上で前記清掃部を移動させる移動部と、被清掃体の太陽電池モジュールの第1端辺に沿って移動するように回転可能な第1回転体と、前記清掃部に対して前記第1回転体を取り付ける取付部材と、前記取付部材に対して前記第1回転体を可動とする可動部と、前記可動部による前記第1回転体の動きを制限する弾性部材とを備える太陽電池モジュールの清掃装置の構成としている。
また、本発明は、太陽電池モジュールの被清掃面を清掃する清掃部と、被清掃体の太陽電池モジュール上で前記清掃部を移動させる移動部と、被清掃体の太陽電池モジュールの第1端辺に沿って移動するように回転可能な第1回転体と、被清掃体の太陽電池モジュールの端辺であって前記第1端辺とは反対側に位置する第2端辺に沿って移動するように回転可能であり、前記第1回転体との距離が可変である第2回転体とを備える太陽モジュールの清掃装置の構成としている。
本発明によれば、設置された太陽電池モジュールに対して良好に移動可能な太陽電池モジュールの清掃装置を実現することが可能となる。
太陽光発電装置の設置状態を説明する平面図及び側面図である。 実施形態1の清掃ユニット及びガイドユニットの概略構成を示す平面図である。 実施形態1の清掃ユニットの概略構成を示す側面図である。 実施形態1の清掃装置を2段N列の太陽電池モジュールに設置した状態を示す斜視図である。 設置後の太陽電池モジュールの寸法上のばらつきを説明するための平面図であり、(a)は正常に設置された場合の様子を示す平面図であり、(b),(c),(d)は寸法上のばらつきが発生した場合の様子を示す平面図である。 実施形態1のガイドユニットの概略構成を示す斜視図である。 実施形態1のガイドユニットの概略構成を示す断面図である。 実施形態1のガイドユニットの概略構成を示す断面図である。 実施形態2のガイドユニットの概略構成を示す断面図である。 実施形態3のガイドユニットの概略構成を示す断面図である。 実施形態3の変形例1のガイドユニットの概略構成を示す断面図である。 実施形態3の変形例2のガイドユニットの概略構成を示す断面図である。 実施形態4のガイドユニットの概略構成を示す断面図である。 実施形態4の変形例のガイドユニットの概略構成を示す断面図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、これらの図面において、同一の参照符号は同一部分または相当部分を表すものとする。なお、実施形態の説明において、説明の便宜上、上、下、左、右の表現を用いるが、これらの表現は示した図に基づくものであって発明の構成を限定するものではない。
<実施形態1>
図1は、太陽光発電装置100の設置状態を説明する図である。図1(a)は、太陽光発電装置100の正面図であり、図1(b)は、太陽光発電装置100の側面図である。太陽光発電装置100は、太陽電池モジュール101と太陽電池モジュール101を保持するための架台102と固定部材103とで構成される。固定部材103は、太陽電池モジュール101を架台102に固定する。太陽電池モジュール101には、太陽電池モジュール101の周辺を保護するための枠部材104が設けられている。太陽電池モジュール101と設置基準面Gとの設置角度及び高さは設置状態により適宜選択される。設置角度については、発電量等を考慮して10〜30°程度に設定される。設置基準面G自体は、屋根のように傾いている場合もあり得る。なお、ここでは、太陽電池モジュールとして、枠部材104が設けられたものについて説明するが、枠部材104が設けられない所謂フレームレスタイプの太陽電池モジュールとしても良い。
また、太陽電池モジュールは各辺がおよそ1m〜2mの矩形状のパネルであり、特にメガソーラー等の陸上に設置されるものは、よりサイズの大きいものが用いられる傾向がある。
(清掃ユニット(清掃部)10及びガイドユニット30の構成)
図2は、本実施形態に係る清掃装置を構成する清掃部である清掃ユニット10及びガイドユニット30の概略構成を示す平面図である。図2に示すように、清掃ユニット10は、清掃体であるブレード11、ブレード11を保持する保持部材が固定されるフレーム12、モータ13、車輪やクローラー等の移動手段である移動部14、タンク15、ポンプ16、液体供給部である配管17及びノズル18、バッテリー19、連結部40を備えており、ガイドユニット30は、取付部材であるガイドユニットホルダ31と、ガイドユニットホルダ31を用いて清掃ユニット10に対して取り付けられる回転体であるガイド輪32を備えている。また、清掃ユニット10の移動方向をXとし、太陽電池モジュール101の受光面と平行かつX方向と直交する方向をYとする。ブレード11は、清掃ユニット10と共にX方向に移動できる。
そして、清掃ユニット10は、太陽電池モジュール101の被清掃面である受光面に洗浄液を噴き付け、ブレード11を太陽電池モジュールの受光面に押圧しつつ移動させて洗浄液を拭うことで、太陽電池モジュールの受光面を清掃することができる。
1つの清掃ユニット10が太陽電池モジュールの1枚に対応している。したがって、清掃ユニットを太陽電池モジュールの段数分連結させることにより、効率的に被清掃面全面を洗浄することができる。
1つの清掃ユニットが太陽電池モジュール1枚に対応するので、ブレード11のサイズは、対象となる太陽電池モジュールのサイズに合わせ、全体として1m〜2mほどになる。したがって、清掃ユニット10のサイズも1m〜2mほどになる。
清掃ユニット10に備えられた移動部14は、太陽電池モジュール101上に接触して移動する。この移動部14により、太陽電池モジュール101と清掃ユニット10との間の距離が一定に保たれる。
清掃装置の上端と下端に位置する清掃ユニット10の端部には、ガイドユニット30が設けられる。ガイドユニット30は、ガイド輪32が太陽電池モジュール101の一端辺に接触するようにガイドユニットホルダ31に取り付けられている。このガイド輪32により、設置基準面に対して傾斜している太陽電池モジュール101からの清掃装置の脱落・落下が防止され、かつ清掃装置が太陽電池モジュール101の上下端に沿って直線的に移動する際の安定性が高められる。
ブレード11の延びる方向は、清掃ユニット10の移動方向と垂直なY方向に対し、わずかに傾いていることが望ましい。本実施形態ではブレード11の延びる方向は、Y方向に対して1〜5°程度傾いている。これにより、清掃ユニット10が進行する際、ブレード11が拭き取る太陽電池モジュール101上の汚水をブレード11の傾斜方向に押し出す力が働き、太陽電池モジュール101の受光面から汚水をスムーズに排出することができる。また、ブレード11をわずかに傾けることで、ブレード11が太陽電池モジュール101の周囲の枠部材104の段差を乗り越える際、先に当たった箇所から徐々に乗り越えるようになるため、乗り越え時の負荷を大幅に低減することができる。なお、ブレード11の傾きが1〜5°とわずかな量となっているのは、傾きが大きくなるほど、ブレード11を収納するフレーム12の幅が増大するためである。
本実施形態では、清掃体として弾性のあるブレードを用いているが、清掃体はブレードに限定されず、ブラシや回転ブラシ・スポンジ等を替わりに用いても良い。
清掃ユニット10の動作は、モータ13が移動部14を駆動させることで行われる。本実施形態では、モータの回転軸を直近の移動部14に直接連結する1輪駆動形態となっているが、モータの駆動力をシャフト・軸受け・タイミングベルト等で各車輪に伝達し、2輪駆動や4輪駆動にしても良い。また、本実施形態では移動部14として、太陽電池モジュール上を走行するための車輪を用いているが、クローラー等、清掃ユニットが太陽電池モジュール上を移動できる他の構造を用いることもできる。ただし、車輪やクローラーなど、太陽電池モジュール上で部材を回転させて清掃ユニットを移動させるものであれば、安定した移動が可能であるので好ましい。
配管17は、チューブ21によってポンプ16に接続されている。また、配管17には太陽電池モジュール101の方向に水等の液体を噴射するためのノズル18が取り付けられており、上記モータ13の駆動と同時に、ポンプ16がタンク15に蓄えられた水を配管17に流し込み、上記ノズル18を経て太陽電池モジュール101上に水を噴射する。
なお、本実施形態では水を勢いよく噴射して太陽電池モジュール101上の汚れを浮かせるために配管17にノズル18を取り付けているが、直接配管17に穴をあけて噴射口としても良い。配管17及びノズル18は、被清掃面に洗浄のための液体を供給する液体供給部である。
また、本実施形態ではタンク15に蓄えられた水を太陽電池モジュール101に噴射する構成としているが、水が足りない場合に、タンク15以外にもホースを接続して水を供給する構成であってもよい。また、タンク15及びポンプ16を備えることなく、配管を施して外部から水を供給する構成であってもよい。これにより、大容量のタンクやポンプを清掃ユニット10に備える必要がなく、軽量化を図ることができる。
本実施形態ではモータ13とポンプ16とはバッテリー19から給電されることで動作するが、外部電源を用いてモータ13とポンプ16とに直接給電してもよい。外部電源からモータ13及びポンプ16に直接給電する場合は、電源コードを清掃ユニット10から外部電源に配線する必要がある。このような場合、太陽電池モジュール101ならびにその周辺にある障害物に電源コードが引っかかり、清掃装置の駆動を妨げる恐れがあるため、バッテリーを搭載することが好ましいといえる。さらに、ポンプ16を備えることなく配管を施して外部から水を供給するように構成し、モータ13を備えることなく手動で清掃装置を移動(走行)させるようにしてもよい。
本実施形態に係る清掃ユニット10及びガイドユニット30に備えられた各種部品について、さらに詳細に説明する。図3は、本実施の形態における清掃ユニット10にガイドユニット30が接続された状態の概略構成を示す側面図である。
ブレード11は、太陽電池モジュール101の表面(受光面)とブレード11のエッジが平行になるように配置されている。また、ブレード11は、太陽電池モジュール101の平面の法線方向から清掃ユニット10の移動方向に30〜45°程度傾いて固定されている。
ブレードを傾けて固定する理由は、太陽電池モジュール101の洗浄に使用する水の拭き払い性を高くするためである。ブレード11の材料は、水、汚れの拭き取り性能および耐候性を考慮し、弾性のある材料(緩衝部材)を用いるのが好ましい。例えば、ブレード11として、EPTゴム、ウレタンゴムなどを用いたゴムブレードを用いることが好ましい。
配管17及び配管17に配置されるノズル18又は穴等の噴射口は、ブレード11又は太陽電池モジュール101に水を吹き付けられるように配置されている。噴射口の個数や噴射量については、清掃ユニット10の進行速度やポンプの最大圧力・最大流量によって最適な値が異なることから、モータ13及びポンプ16の性能から必要量を算出すると良い。
清掃ユニット10の全ての構成要素は、直接又は間接的にフレーム12に固定されている。フレーム12は、清掃ユニット10が屋外で使用され、さらに水を使用しての清掃を行うことから、耐候性に優れた材料で構成されることが好ましい。また、清掃ユニット10のフレーム12は、太陽電池モジュール101の長手方向を覆う形状であり、清掃装置のサイズはユニット連結数により長いもので数mになることから、フレーム12には高剛性・低重量であることが求められる。本実施形態ではフレーム12には軽量で耐候性(特に防錆性)に優れた金属部材を用い、トラス構造などの剛性に優れたフレーム構造とすることにより、軽量化を図っている。その金属部材として、具体的にはアルミニウム部材、ステンレス部材、亜鉛めっき鋼板の部材等を用いることができる。
図4は、本実施形態で清掃対象とする縦2段で横N列の太陽電池モジュールと、それに設置された清掃装置を示す。なお、図4ではY軸方向が水平方向となるように太陽電池モジュールが設置されているような状態を示しているが、通常の実際の設置状態においてはY軸方向が水平方向に対して傾斜した状態となる。
本実施形態の清掃装置は、2段太陽電池モジュール用の清掃装置であり、複数の清掃ユニット10が移動部の移動方向と交差する方向に連結部40で連結され、複数の清掃ユニット10の両端にはガイドユニット30が設けられている。
連結部40は、連結部材43を用いて複数の清掃ユニット10のフレーム12を互いに移動部14の移動方向と交差する方向に連結するものであり、好ましくは連結部材43として蝶番等を用いて太陽電池モジュール101の被清掃面に対して少なくとも上下方向に屈曲可能なものとする。
図4に示すように、本実施形態では、清掃装置の両端にそれぞれ2つずつで合計4つのガイドユニット30が連結されている。これらガイドユニット30は、ガイド輪32が太陽電池モジュール101の一端辺に沿って回転し、清掃装置を両側から押さえることが可能なようにして誘導する。これにより、清掃装置は太陽電池モジュール101から脱落・落下することを防止され、かつ太陽電池モジュール101のY軸方向両端に沿って直線的に進行する際の安定性が高められる。
なお、清掃ユニット10を連結する構成では、各清掃ユニット10が、上述した構成要素を全て備えている必要はない。例えば、バッテリー19は2つの清掃ユニット10のどちらか一方に備えられていれば清掃装置を稼動させられる。同様の理由で、モータ13やポンプ16、タンク15も清掃ユニットのいずれか片方に備えられていれば良い。なお、ポンプ16が片方の清掃ユニットだけの搭載になった場合、ポンプ16を搭載していない側の清掃ユニット10の配管17に洗浄液を供給するため、双方の配管17を柔軟性のあるチューブ等で連結する。
ここで、設置された太陽電池モジュールに生じる寸法上のばらつきについて説明する。各太陽電池モジュールには個体差があるため各々でサイズがばらつくが、これ以外に、設置に起因する寸法上のばらつきも発生する。
太陽電池モジュールの設置に起因する寸法上のばらつきの代表的な例を図5に示す。図5は縦2段かつ横3列で設置した太陽電池モジュール6枚を受光面側から見た様子を示す平面図であり、図5(a)が正常に設置された様子を示し、図5(b)〜(d)が設置によるばらつきが発生した様子を示している。
図5(b)に示すものでは、図面左右方向で中央の列の2枚の太陽電池モジュールが図面上方向にずれることにより、寸法ばらつきが生じている。
図5(c)に示すものでは、図面左右方向で中央の列の2枚の太陽電池モジュールのうちの図面上側の上段の太陽電池モジュールが図面上方向にずれることにより、寸法ばらつきが生じている。
図5(d)に示すものでは、図面上側の上段3枚の太陽電池モジュールが反時計回りに回転するようにずれることにより、寸法ばらつきが生じている。
実際に設置された太陽電池モジュールにおいては、図5(b)〜(d)に例示したような設置に起因する太陽電池モジュールの位置ずれが組み合わさって、様々な寸法上のばらつきが生じてしまう。
したがって、例えば図5の太陽電池モジュールの上下端辺のうちの少なくとも一方に沿うラインが直線状にならず、段差を含んだ形状となってしまう。なお、これ以外にも、例えば枠部材を備える太陽電池モジュールにおいては、枠部材を止めるボルトなどの突起物による凹凸が生じる場合もある。
本実施形態のガイドユニットは、このような設置後の太陽電池モジュールに寸法上のばらつきが発生しても、清掃装置を良好に移動可能とするものである。
以下に、本実施形態のガイドユニット30の構成について詳細に説明する。図6は、本実施形態のガイドユニット30の概略構成を示す斜視図である。図7は、図6に示すガイドユニットホルダ31,ガイド輪32,ガイド輪軸33,ガイド輪用ブラケット34,ガイド輪用ブラケット軸35,ブラケット保持具36,板バネ37を切断するような切断面で切断し、図6の上方から見た様子の本実施形態のガイドユニット30の概略構成を示す断面図である。
図6,7に示すように、本実施形態のガイドユニット30は、太陽電池モジュール101の一端辺に沿って移動するようにガイド輪軸33を回転軸として回転可能な回転体であるガイド輪32と、清掃ユニット10に対してガイド輪32を取り付ける取付部材であるガイドユニットホルダ31と、ガイド輪軸33を受けてガイド輪32を保持するガイド輪用ブラケット34とを備える。ガイド輪用ブラケット34は、ガイド輪用ブラケット軸35を回転軸として回転可能となっており、上板部34aと下板部34bとこれら上板部34aと下板部34bを連結する側板部とを備える。
本実施形態のガイドユニット30は、ガイド輪用ブラケット軸35を受けてガイド輪用ブラケット34を保持するブラケット保持具36を更に備える。ブラケット保持具36は、上板部と下板部とこれら上板部と下板部を連結する側板部とを備える。
ガイド輪用ブラケット軸35及びブラケット保持具36が、ガイドユニットホルダ31に対してガイド輪32を可動とする可動部の少なくとも一部となる。
本実施形態のガイドユニット30は、ガイド輪用ブラケット軸35及びブラケット保持具36によるガイド輪32の動きを制限する弾性部材の板状弾性体である板バネ37を更に備える。ブラケット保持具36及び板バネ37は、ネジ38を用いてガイドユニットホルダ31に固定されている。なお、ネジ38による固定には、ブラケット保持具36及び板バネ37にネジ38が通る穴部を形成しておき、ガイドユニットホルダ31の穴部にネジ山を形成して雌ネジとしても固定しても良いし、図示しないナットを用いても固定しても良い。また、ネジ38は、図6の縦方向に複数設ければ、安定して固定できるので好ましい。
ここで、板バネ37は、板状弾性体であって、安定した状態からこれを曲げようとする力に対して弾性により復元しようとするものである。
本実施形態の清掃装置の移動に伴うガイドユニット30の動作について、図6の上方から見た概略構成を示す断面図である図8を用いて説明する。
図8に示すように、本実施形態のガイドユニット30では、例えば図中の矢印Aの方向に清掃装置が移動した場合、ガイド輪32がガイド輪軸33を回転軸として回転して太陽電池モジュール101の一端辺に沿って移動する。そして、図8の図中の矢印Bの方向にガイド輪32を押すような力が働くと、ガイド輪32、ガイド輪軸33及びガイド輪用ブラケット34が、ガイド輪用ブラケット軸35を回転軸として回転して図面下側に押し下げられるように動くことができる。この際、ガイド輪32を押す力と板バネ37の弾性による力とに応じて、ガイド輪32、ガイド輪軸33及びガイド輪用ブラケット34の動きが抑制されることになる。このようにして、これらガイド輪32、ガイド輪軸33及びガイド輪用ブラケット34の動きは、板バネ37により制限される。
なお、図8において破線は、図7に示す状態であって、回転していない状態のガイド輪32、ガイド輪軸33及びガイド輪用ブラケット34を示す。
このようなガイド輪32の動きにより、ガイドユニットホルダ31に対するガイド輪32の位置が変化するので、清掃装置におけるガイド輪32の位置が変化して、前述の図5を用いて説明した例を含むような設置後の太陽電池モジュールに寸法上のばらつきが発生しても、清掃装置を良好に移動可能とすることができる。
なお、図6〜8に示す構造では、ガイド輪用ブラケット34と板バネ37とが常に接触しているように示しているが、ガイド輪用ブラケット34と板バネ37とは常に接触していなくても良く、少なくともガイド輪32の動きを板バネ37により制限する際に、ガイド輪用ブラケット34と板バネ37とが接触することになる。ただし、なるべくガイド輪用ブラケット34と板バネ37とが接触している方が、ガイド輪32の動きが滑らかになり好ましい。
また、ガイド輪用ブラケット34の図7の図面縦方向の長さやガイドユニットホルダ31の図7の図面横方向の長さ等のガイド輪用ブラケット34やガイドユニットホルダ31のサイズと、板バネ37の形状及びサイズとに応じて、図8に示すようなガイド輪32の傾き量(ガイド輪用ブラケット軸35を回転軸とするガイド輪32、ガイド輪軸33及びガイド輪用ブラケット34の回転角度)を制限することもできる。より詳細に説明すれば、例えば、ガイド輪用ブラケット軸35を回転軸とするガイド輪32、ガイド輪軸33及びガイド輪用ブラケット34の回転により、図7の構成では板バネ37又はガイド輪用ブラケット34がガイドユニットホルダ31に当接し、後述の図8の構成ではガイド輪用ブラケット34がガイドユニットホルダ31に当接し、後述の図10,11,12,13,14では板バネ37又はガイド輪用ブラケット34がガイドユニットホルダ31に当接し、ガイド輪32の動きを止めて制限することになる。
本実施形態の清掃装置が、清掃時において図4のX軸方向に移動した場合、太陽電池モジュール101の端辺に沿って移動するように、ガイド輪32がガイド輪軸33を回転軸として回転する。そして、図5の太陽電池モジュールの端辺に沿うラインのように直線状にならず段差を含んだ形状となってしまっても、図8に示したように、ガイド輪32がガイドユニットホルダ31に対して可動であり、このガイド輪32の動きを板バネ37で制限する構成としているので、清掃装置が移動の途中で停止し難く、安定した良好な移動することができる。
なお、図4に合計4つ図示したガイドユニット30の全てを図6〜8に示したようなガイド輪32がガイドユニットホルダ31に対して可動とする構成としてもよいが、これに限定されない。図4のY軸方向の図面左右いずれか一方の太陽電池モジュールの端辺に対応する2つのガイドユニット30を図6〜8に示したような構成とし、他方の端辺に対応する2つのガイドユニット30を、図6においてガイド輪用ブラケット34を直接又は介在物を介してガイドユニットホルダ31に固定して、ガイド輪32の回転軸であるガイド輪軸33がガイドユニットホルダ31に対して固定された構成としても良い。例えば、図4ではY軸方向において水平となるように太陽電池モジュールを設置したように示しているが、図4のY軸方向の図面左右いずれか一方の太陽電池モジュールの端辺を上側にするように傾斜させて設置した場合には、上側に位置する2つのガイドユニット30を図6〜8に示したような構成として、下側に位置するガイドユニット30をガイド輪32の回転軸であるガイド輪軸33ガイドユニットホルダ31に対された固定した構成としても良い。また、この場合、清掃装置を十分に良好に移動できるのであれば、下側のガイドユニット30にガイド輪等の回転体を用いなくても構わなく、例えば太陽電池モジュールの下側端部の上面と下面とを挟んでスライドするような部材を用いても良い。また、図4のY軸方向の図面左右いずれか一方の太陽電池モジュールの端辺に対応する2つのガイドユニット30を連結し、他方の端辺に対応する2つのガイドユニット30を連結しても良い。さらに、ガイドユニット30の数について、図4のY軸方向の図面左右いずれか一方の太陽電池モジュールの端辺を上側にするように傾斜させて設置した場合に、上側に位置するガイドユニット30を3つとして、下側に位置するガイドユニット30を1つにするなど、任意に変更しても良い。
本実施形態の清掃装置は、図4のY軸方向の図面左右いずれか一方の太陽電池モジュールの端辺に対応するガイド輪32と、他方の端辺に対応するガイド輪32との距離が可変となる構成とも表現できる。
以上のように、本実施形態の清掃装置は、太陽電池モジュール101の被清掃面を清掃する清掃部である清掃ユニット10と、太陽電池モジュール101上で清掃ユニット10を移動させる移動部14と、太陽電池モジュール101の一端辺に沿って移動するように回転可能な回転体であるガイド輪32と、清掃ユニット10に対してガイド輪32を取り付ける取付部材であるガイドユニットホルダ31とガイドユニットホルダ31に対してガイド輪32を可動とする可動部であるガイド輪用ブラケット軸35及びブラケット保持具36と、ガイド輪用ブラケット軸35及びブラケット保持具36によるガイド輪32の動きを制限する弾性部材である板状弾性体の板バネ37とを備える構成である。
これによれば、ガイド輪32がガイドユニットホルダ31に対して可動であり、このガイド輪32の動きを板バネ37で制限する構成としているので、清掃装置が移動の途中で停止し難く、安定した良好な移動を実現することができる。
また、本実施形態の清掃装置は、太陽電池モジュール101の被清掃面を清掃する清掃部である清掃ユニット10と、太陽電池モジュール101上で清掃ユニット10を移動させる移動部14と、太陽電池モジュール101の端辺に沿って移動するように回転可能な第1のガイド輪32と、太陽電池モジュール101の端部であって端辺とは反対側に位置する端部に沿って移動可能なように配置されると共に、第1のガイド輪32との距離が可変である部分とを備える構成である。
これによれば、太陽電池モジュールの端辺に対応するガイド輪32と端辺とは反対側に位置する端部に対応する部分との距離が可変となる構成としているので、清掃装置が移動の途中で停止し難く、安定した良好な移動を実現することができる。
<実施形態2>
実施形態2として、上記実施形態1における回転体であるガイド輪32の動きを制限する弾性部材である板状弾性体の板バネ37を変更した構成について説明する。
図9は、上記実施形態1の図7に対応する本実施形態2のガイドユニット30の概略構成を示す断面図である。
図9に示すように、本実施形態では、回転体であるガイド輪32の動きを制限する弾性部材である板状弾性体の板バネ37として、2つの部材からなり、これらの部材のそれぞれがガイド輪用ブラケット34のガイドユニットホルダ31側の壁部が接する曲線状部を備えた構成としたものである。
さらに、本実施形態では、この板バネ37の変更に伴い、上記実施形態1と比べて、ブラケット保持具36の図9の図面縦方向の長さを長くし、ネジ38を図9の図面縦方向に2つ配置するように変更している。これらの変更以外については、上記実施形態1と同様であるので、説明を繰り返さない。
本実施形態2によっても、清掃装置が移動の途中で停止し難く、安定した良好な移動を実現することができる。
<実施形態3>
実施形態3として、上記実施形態1における回転体であるガイド輪32の動きを制限する弾性部材である板状弾性体の板バネ37を変更した構成について説明する。
図10は、上記実施形態1の図7に対応する本実施形態3のガイドユニット30の概略構成を示す断面図である。
図10に示すように、本実施形態では、回転体であるガイド輪32の動きを制限する弾性部材である板状弾性体の板バネ37として、ガイド輪用ブラケット34の上板部34a、下板部34b及び側板部34c(図6参照)の側方に接触可能なようにガイド輪用ブラケット34を挟む一対の直線状部37aと、これら直線状部37aよりもガイド輪32側で互いの距離を広げるように曲げられた一対の先端部37bと、ネジ38を用いてガイドユニットホルダ31に固定される固定部37cと、一対の直線状部37aと固定部37cとを連結する一対の曲線状部37dとを備える構成としたものである。
さらに、本実施形態では、この板バネ37の変更に伴い、上記実施形態1と比べて、板バネ37を安定してガイドユニットホルダ31に固定できるように、ネジ38を図10の図面縦方向に2つ配置するように変更している。これらの変更以外については、上記実施形態1と同様であるので、説明を繰り返さない。
本実施形態3によっても、清掃装置が移動の途中で停止し難く、安定した良好な移動を実現することができる。
図10に示すような板バネ37の形状では、ネジ38を用いてガイドユニットホルダ31に対して固定する際に一対の先端部37bの互いの距離が大きくなるように板バネ37が変形したり、比較的早く板バネ37が劣化するなどの不具合が発生する場合がある。このような不具合を抑えることができる変形例1,2について、以下に説明する。
図11は、上記実施形態1の図7に対応する実施形態3の変形例1のガイドユニット30の概略構成を示す断面図である。
図11に示すように、本変形例1では、板バネ37の図10の図面縦方向での長さが最大になる部分を一対の直線状部37aと固定部37cとを連結する連結部分近傍とし、その長さをガイド輪用ブラケット34の図10の図面縦方向での長さよりも長くしている。そして、ガイド輪32、ガイド輪軸33及びガイド輪用ブラケット34がガイド輪用ブラケット軸35を回転軸として回転していない状態において、図10の図面上下の直線状部37aと先端部37bの連結部分近傍の2箇所で、ガイド輪用ブラケット34の上板部34a及び下板部34b(図6参照)の側方に接触して、板バネ37がガイド輪用ブラケット34を挟むような構成としている。
図12は、上記実施形態1の図7に対応する実施形態3の変形例2のガイドユニット30の概略構成を示す断面図である。
図12に示すように、本変形例2では、図10に示した構成で板バネ37の固定部37cが直線状であったのに対して、固定部37の図10の図面縦方向の中央部(2つのネジ38の間の部分)がガイド輪32側に位置するように湾曲されている。
さらに、本変形例2では、ガイドユニットホルダ31に対するブラケット保持具36と板バネ37との位置を入れ替えて、ネジ38による固定部分において図12の図面左側からガイドユニットホルダ31、板バネ37、ブラケット保持具36の順番となるようにしている。そして、ブラケット保持具36の穴部にネジ山を形成して雌ネジとして、ネジ38をガイドユニットホルダ31から挿入して固定するようにしている。このようにネジ38をガイドユニットホルダ31から挿入して固定するようにすれば、固定のためにネジ38を回転させるスペースを確保できて、ネジ38による固定が容易となる。
これら変形例1,2によれば、ネジ38を用いてガイドユニットホルダ31に対して固定する際に一対の先端部37bの互いの距離が大きくなるように板バネ37が変形したり、比較的早く板バネ37が劣化するなどの不具合の影響を抑えることができる。
なお、板バネ37を、図11に示した変形例1と図12に示した変形例2とを組合せるような構成としても良い。
<実施形態4>
実施形態4として、回転体であるガイド輪32の動きを制限する弾性部材として、安定した状態から圧縮しようとする力に対して弾性により復元しようとする立体状弾性体を用いた構成について説明する。
図13は、上記実施形態1の図7に対応する本実施形態4のガイドユニット30の概略構成を示す断面図である。
図13に示すように、本実施形態4のガイドユニット30は、上記実施形態3の図10に示した構成に、立体状弾性体である2つのクッション材39aを追加した構成である。図13の図面上下の2箇所において、これらクッション材39aを、板バネ37の直線状部37aの側方とガイドユニットホルダ31の内面とに接触させるように、板バネ37の直線状部37aとガイドユニットホルダ31との間に配置している。
クッション材39aは、緩衝部材でもあり、例えばEPTゴム、ウレタンゴム等のゴムやつるまきバネなどを用いることができる。
また、クッション材39aとして板状弾性体を用いることもでき、例えば中央部で折れ曲がった形状の板状弾性体を用いて、その中央部とその両端部とのいずれか一方を板バネ37の直線状部37aの側方に接触させ、他方をガイドユニットホルダ31の内面に接触させるように配置しても良い。
本実施形態4によっても、清掃装置が移動の途中で停止し難く、安定した良好な移動を実現することができる。さらに、クッション材39aが板バネ37の弾性を補強するように働くので、上記実施形態3の図10の構成について説明したような板バネ37の変形や板バネ37の早期劣化などの不具合の影響を抑えることができる。
本実施形態4の変形例として、更に立体状弾性体であるクッション材39bを、ブラケット保持具36の側板部とガイドユニットホルダ31との間に追加した構成について説明する。
図14は、上記実施形態1の図7に対応する本実施形態4の変形例のガイドユニット30の概略構成を示す断面図である。
図14に示すように、本実施形態4の変形例のガイドユニット30は、図13に示した構成に、立体状弾性体であるクッション材39bを追加した構成である。クッション材39bを、ブラケット保持具36の側板部の外面とガイドユニットホルダ31の内面とに接触させるように、ブラケット保持具36とガイドユニットホルダ31との間に配置している。
クッション材39bは、緩衝部材でもあり、例えばEPTゴム、ウレタンゴム等のゴムやつるまきバネなどを用いることができる。
また、クッション材39bとしても板状弾性体を用いることもでき、例えば中央部で折れ曲がった形状の板状弾性体を用いて、その中央部とその両端部とのいずれか一方をブラケット保持具36の側板部の外面に接触させ、他方をガイドユニットホルダ31の内面に接触させるように配置しても良い。
本変形例によっても、清掃装置が移動の途中で停止し難く、安定した良好な移動を実現することができ、さらに、クッション材39bが板バネ37の弾性を補強するように働くので、上記実施形態3の図10の構成について説明したような板バネ37の変形や板バネ37の早期劣化などの不具合の影響をより抑えることができる。
また、本変形例において、クッション材39bをより効果的に機能させるには、図14においては図面縦方向に2つのネジ38で固定しているが、完全に固定せずに、ガイドユニットホルダ31に対してブラケット保持具36及び板バネ37が動きやすいように構成することが好ましい。これは、ガイド輪32が傾く(ガイド輪用ブラケット軸35を回転軸にしてガイド輪32、ガイド輪軸33及びガイド輪用ブラケット34が回転する)際にクッション材39bの図14の図面上下の一方がつぶれるように圧縮され、板バネ37の一対の先端部が互いに遠ざかるように開くような板バネ37の変形量を少なく抑えられるからである。このように固定するには、例えば、図7に示すように図面縦方向に1つのネジ38で固定する方法を用いることができる。
以上のように各実施形態について説明を行なったが、上述の各実施形態の構成を適宜組み合わせることも当初から想定している。
例えば、上記実施形態4の図13,14の構成において板バネ37を上記実施形態3の図11,12のような構成としても良いし、上記実施形態1,2の構成において上記実施形態4の立体状弾性体であるクッション材39a,39bを追加する構成としても良い。また、上記実施形態1の図7の構成、上記実施形態2の図9の構成、上記実施形態3の図11の構成、上記実施形態4の図13,14の構成おいても、上記実施形態3の図12の構成と同様に、ガイドユニットホルダ31に対するブラケット保持具36と板バネ37との位置を入れ替えて、ネジ38による固定部分において図面左側からガイドユニットホルダ31、板バネ37、ブラケット保持具36の順番となるようにし、ブラケット保持具36の穴部にネジ山を形成して雌ネジとして、ネジ38をガイドユニットホルダ31から挿入して固定するようにしても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 清掃ユニット(清掃部)
14 移動部
30 ガイドユニット
31 ガイドユニットホルダ(取付部材)
32 ガイド輪(回転体)
33 ガイド輪軸(回転軸)
34 ガイド輪用ブラケット
35 ガイド輪用ブラケット軸(可動部)
36 ブラケット保持具(可動部)
37 板バネ(弾性部材,板状弾性体)
39a,39b クッション材(弾性部材,立体状弾性体)
101 太陽電池モジュール

Claims (5)

  1. 太陽電池モジュールの被清掃面を清掃する清掃部と、
    被清掃体の太陽電池モジュール上で前記清掃部を移動させる移動部と、
    被清掃体の太陽電池モジュールの第1端辺に沿って移動するように回転可能な第1回転体と、
    前記清掃部に対して前記第1回転体を取り付ける取付部材と、
    前記取付部材に対して前記第1回転体を可動とする可動部と、
    前記可動部による前記第1回転体の動きを制限する弾性部材とを備える太陽電池モジュールの清掃装置。
  2. 前記弾性部材は、板状弾性体と立体状弾性体との少なくとも一方を含む請求項1に記載の太陽電池モジュールの清掃装置。
  3. 前記可動部は、前記第1回転体の回転軸を前記取付部材に対して可動とする請求項1又は2に記載の太陽電池モジュールの清掃装置。
  4. 被清掃体の太陽電池モジュールの端辺であって前記第1端辺とは反対側に位置する第2端辺に沿って移動するように回転可能な第2回転体を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの清掃装置。
  5. 太陽電池モジュールの被清掃面を清掃する清掃部と、
    被清掃体の太陽電池モジュール上で前記清掃部を移動させる移動部と、
    被清掃体の太陽電池モジュールの端辺に沿って移動するように回転可能な回転体と、
    被清掃体の太陽電池モジュールの端部であって前記端辺とは反対側に位置する端部に沿って移動可能なように配置される共に、前記回転体との距離が可変である部分とを備える太陽モジュールの清掃装置。
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